555ファイルを買って来た。気になったところ、面白いと思ったのをインタビューから抜粋してみる。
脚本家・井上敏樹
「ライダーになるって事はたぶんある種の力を持つって事なんだよね。でもそれは正義とは
関係ないし、考えたってしょうがない。だいたい正義なんてどこにもないんだもん。……と
いうか、ライダーの脚本書いていていうのもなんだけど、実は俺、正義なんてものには全く
興味がないんだよな。
ただね、力というものは確かにこの世のどこかにあるわけよ。その力をどう使うとか、その力
によって人間がどう変わるかは興味があるし、ドラマになると思うんだ」
琢磨逸郎役・山崎潤
「オルフェノクの力っていうのはカッコイイとか背が高いといった身体的優位と同じだと思っている
んです。話がちょっとそれちゃうんですが、ただ持って生まれた、そこだけが長けているだけなのに
そこに溺れている人間がどれだけ多い事かと思うんですよね。そういう人を見ると、腹が立つより情け
なくなっちゃうんですよ。
そういう意味で、僕にとっては琢磨ってオルフェノクとしての力にしか拠り所のない凄く可哀想な奴なん
です。そういう愚かさみたいなものも出していきたい」