―あらためてスタッフに望むことはなんでしょうか。
「若いスタッフには、”ガンダムだから”という理由で鬱屈してつくらないでいって欲しいと願っています。
むしろ”プログラムピクチャーにはこういう良い所もあるぞ!”
”まさにこういうものがあるから、飽きずに次をつくっていけるんだ!”と
意識して欲しいのです。そういう気持ちを持っていれば、「SEED」は1年間しっかり保つでしょうし、
継続だってあり得る話だと思っています。
ですが、僕の立場を考えるとこれ以上のことは言えませんし、
これ以上のことは言ってはいけないとも思っています。
「SEED」をベースにして、3〜5年後にはどういう仕事をしたいか、
スタッフにはそういうことをぜひ考えて欲しいのです。
先ほど申し上げたように、時代が変わってきていますから、
来るべきときに対応できるよう、ここで体力をつけておくべきなのです」