ガンダムエース5月号トミノインタビュー
「ガンダムSEED」をめぐって
―ここで話題を変えまして、ガンダムシリーズの最新作である
「機動戦士ガンダムSEED」について、原作者の立場からお話をいただきたいと思います。
「僕の見たところ、「SEED」のスタッフは、かなり「キンゲ」を意識しているのではないでしょうか。
それも、1プロデューサーや1ディレクターのレベルではなく、スタジオ全体としてです。
基本的にこの作品を支持する立場になったことについて、僕はとても嬉しく思っています。
もしかしたら半分は悪口と取られるかもしれませんが、僕は「SEED」を
プログラムピクチャーだと思っています。それがいけないという意味ではありません。
その土壌があるから、スタッフも食べて育っていけるし、そのためにプログラム化した
システムがあるのは、とてもよいことだと思います」
>>218 ×オリーブの木ので
○オリーブの木の下で
―プログラムピクチャーという例示は、若い世代にわかりにくいと思いますので、
もう少しご説明をいただけますか。
(編注:TVが台頭してくる'60年代までの日本映画は娯楽の王者の地位にあり、
その量産システムの中で、効率よく大衆向けにパターンの決まったジャンル・ムービーが
量産された。その総称を”プログラムピクチャー”という)
「プログラムピクチャーの自体には、会社が人材を丸抱えしていましたから、
スタッフが連続して映画を取れる土壌がありました。そこではそれなりの作品も
できていました。そういう体力もあったし、だからこそ世界に巣立つこともできたのだと思います。
昭和20年代後半では、それなりの監督であれば、年に5本とか10本の映画を消化していたものです。
もちろん、"プログラムピクチャーしかとれない無能な映画監督"という言い方もありましたが、
本数をこなせば間違いなくスキルは上がるのです。
でも、ここ最近の日本映画は、具体的に映画監督という職業自体を成立させていません。
監督業を名乗って成立させている方でも、年に1本撮れたら御の字でしょう。
その本数では何も試せないし、何も覚えられません。
だから僕は昔の監督のほうがスキルがあると思うし、尊敬もしています。
しかしWとかXとかホントガンダムが多いな。
どうしてこういう駄目なところだけ真似るんだか
―確かに日本映画界も、その時代は黒澤明、小津安二郎と世界的に
評価された監督を輩出していましたね。
「ですから、今のように後生大事に"映画を撮るぞ、撮らせるぞ"と
3〜4年も企画を寝かせていることは、まずいと思います。
そういう状況下では、たとえプログラムピクチャーかもしれないといわれても、
決して卑下することはないのです。実際、「ガンダムSEED」でも、
プログラムピクチャーとは言い切れないものを見せてくれるかもしれないわけですから。
今回の場合はガンダムのかんばんを背負っているからこそ、
そういったことをプロデューサーにしてもディレクターにしても、
スタッフ全員が意識してると思うし、何度も話し合いをして、
それを承知した上で何をつくるかということを積み重ねていると思います。
きっとそのおかげでしょうね、"初めこそ嫌悪感があったけど、面白くなったね"というファンも
たくさんいることを知っています。なによりも、キャラクター人気が上がってきましたよね。
それを含めて、TVアニメ番組としてきちんと成立してきたと思っています。
スタッフがそういう土壌を作ってこられたのは、間違いないでしょう。
あとは好き嫌いは誰でもありますから、全員が好きになるかどうかはなんとも言えませんが、
スタジオワークとしては、かなり良くなってきているのではないでしょうか」
>>232 御大、かなり温和になったな。
物語の内容には一切触れていないところがなんとも…(; ´Д`)
キンゲやってなかったらなんて言ってただろうw
よーし、種が消し飛ぶまで叩きまくるぞー!
みんなももう燃料満タンだよね?
>>227 ライト層や消防はガンダムしか買わない、俺も消防の時そうだった
一人ではどうにもならないがわかってるが
消防の時量産型も買っておけば・・・・
SEEDってキンゲ意識してるのか・・・
>>240 俺、初めて買ったガンプラがハイゴッグだった。
あれはいいものだ。
このスレなかなか下がらないな
こんな燃料だからこそさげて欲しいんだが
御大、種と関わりたくないってのがバレバレ
何言うかと思ったらけっこう普通だな
種の事なんてどうでもいいんだろうな・・・
たしかに中枢の連中はともかく、下部の人間は『こんなクズでも監督になれる』
と奮い立ったかも知れない。
>>238 『ガンダムとはこうあるべきだと言う概念をうち砕いた意欲的な作品だと思います。
エンターテイメントとしては箸にも棒にもかからない作品ですが』
黒富野のかけらすらないな。
種を、良いスタッフを育てる為のタタキ台として見てるんだね>御大
しかし、結果が残せなかった時はどう出るかね。
>>248 >ガンダムとはこうあるべきだと言う概念をうち砕いた意欲的な作品だと思います。
それはもうGがすでにやってるのでわ…?
もしかしてこのインタビュー、種1クール中に収録されたものだったりして‥‥
考え過ぎだろうか‥‥
一般の視聴者や読者に聞かせるコメントではないな。
現場にハッパをかけてるだけだ。
>TVアニメ番組としてきちんと成立してきたと思っています。
>「ガンダムSEED」でも、プログラムピクチャーとは言い切れないものを見せてくれるかもしれないわけですから。
>スタジオワークとしては、かなり良くなってきているのではないでしょうか
なんだこの限定的な賛辞は
―あらためてスタッフに望むことはなんでしょうか。
「若いスタッフには、”ガンダムだから”という理由で鬱屈してつくらないでいって欲しいと願っています。
むしろ”プログラムピクチャーにはこういう良い所もあるぞ!”
”まさにこういうものがあるから、飽きずに次をつくっていけるんだ!”と
意識して欲しいのです。そういう気持ちを持っていれば、「SEED」は1年間しっかり保つでしょうし、
継続だってあり得る話だと思っています。
ですが、僕の立場を考えるとこれ以上のことは言えませんし、
これ以上のことは言ってはいけないとも思っています。
「SEED」をベースにして、3〜5年後にはどういう仕事をしたいか、
スタッフにはそういうことをぜひ考えて欲しいのです。
先ほど申し上げたように、時代が変わってきていますから、
来るべきときに対応できるよう、ここで体力をつけておくべきなのです」
―作品として、トミノ監督からごらんになるとどうでしょうか。
「あえて「SEED」で気になる事を挙げれば、物語は良いと思いますが、
キャラクターや作画が少し時代に迎合し過ぎているかな・・・・・・
そのままで突破口は見えるのだろうか、という多少の心配はあります。
とは言うものの、それで人気を得ているのですから、
もっときれいにつくって欲しい、そういう心掛けを忘れないで欲しいと思っています」
―”きれにつくる”というのは、絵柄のことですか?
「いえ、とてもわかりにくいんですが・・・・・・作画のこととかそういうことでなく、
簡単に言うと”もっとメジャーを意識しろ”ということです。
「ガンダムSEED」としての”きれいにつくる”ということを発見できれば、
完璧にメジャーになれますよ。そのためには、単なるメカ好き、キャラ好きだけではダメです。
それが乗り越えられれば、宮崎(パヤオ)さんの後釜だって狙えると思っています」
禿の中の人も大変だな
―今後気をつけなければならないようなアドバイスがありますか?
「ファン投票でキャラクター人気が上がったからといって、ファンに媚びたりしないで欲しいですね。
そうなる可能性もあると思っています。でも、ファンというのはとても恐ろしい存在ですから、
そうなると必ず見放します。これだけは、スタッフ全員自覚して欲しいことです」
―次回作の構想などがあれば、ぜひお聞かせください。
「僕は失業状態ですよ(笑)。また、時期が来たら聞いてください」
種=効率よく大衆向けにパターンの決まったジャンル・ムービー
なるほど(藁
ある程度決まった枠の中で、細かい事にのみ集中すれば良い、と。
21世紀のファーストガンダムだの福田の言い分だのを完全黙殺ですな、御大(藁
とみのって10秒くらいしか見てないんじゃないか?
プログラムピクチャーなんだから、どんな糞でもとにかく数をこなせってことだろう
物は言いようだな
>232 >234 >236 >255 >256 >258
以上です。飛び飛びでスミマセソ。