歴代主人公が兄弟だったらpart7【ブラザー】
>>375-382 謙遜でもなんでもなくて、落ちが弱い(もしくは無いに等しい)んで
このネタは書きかけたまま、改定するまで暫く放っておいたんですが
少し前までほぼ一人でネタ投下して奮闘していた
>>337さんが
>他の方のネタが単純に読みたいです。
のような事を言われているのでそれじゃ、小生の不粋なのでも良ければと
投下させて貰った訳です。今週の土曜日の鯖負荷の結果次第で
どうなるのか?先行き不明な板の未来を思うと、君は!
最近、富野過ぎて困ります。
おかしい、何かが変だ。
悩み多き青年、コウ・ウラキは今日も悩んでいた。
しかし今日は「MGシリーズを全て集めるにはあとこれだけの資金が・・・・・」とか
「俺にも(まともな)彼女が欲しい」とか「もう少し兄弟達にまともになって欲しい」などといった何時もの悩みではなかった。
何故か縁の多い変な女性(ニナ、シーマ、ドロシー等)に追い回される可能性が低く、
兄弟達のゴタゴタに巻き込まれる心配の無い、コウの心のオアシス、アルビオン大学が変なのだ。
コウはラグビー部に所属している、全国でも有名な強豪でその分、練習は厳しい。
普段ならちょっとしたミスや遅刻に対しても罵声は勿論、竹刀が飛ぶことすらある。
しかし数日前から何故かそのしごきが無くなってしまったのだ。
それが部員全員というのならまだ理解できる、しかし明らかにコウだけが特別扱いされているのだ。
(まぁモンシア先輩やバニング監督と言った扱いの変わらない人も一部いたが)
お陰で同じラグビー部の一年からは白い目で見られているし・・・・・・・
それだけならまだ良い、しかし講師の態度も明らかに数日前とは豹変している。
コウは自分の興味のある、工学系、特にMS系の講義の受講態度はとても良く、
テストもトップクラスを常にキープしているが、外国語など、自分の興味無い分野は
お世辞にも良い学生とは言い難い、よって講師にどやされるなど日常茶飯事なのだが・・・・・
それがパタッとやんでしまったのだ、コウの態度はまるで改まっていないにも関らずである。
「なぁ、キースはどう思う?」
コウは兄弟達に相談すると何を起こすかわからないので、一番の親友、チャック・キースに相談してみた。
「そうだなぁ・・・・お前のところの兄弟はVIPと付き合いあるのが多いし、
お前にゴマすって覚えを良くしてもらおう、なんて可能性は?」
「それは違うと思うな、だってここ数日でいきなり豹変したんだぜ?」
「そっか」
「それに・・・・・僕に対してゴマをすってるというより腫れ物を障るような扱いのような気がするんだ」
「確かに、ゴマするんなら積極的に近寄るよな、けど離れたがってるって感じだし」
しばし悩んでいた二人だったが答えが出る筈も無い。
「まぁ悩んでてもしょうがないさ、そろそろ講堂に行こうぜ」
「人事だからって・・・・・でも確かにもう直ぐ時間だな。新理事長の挨拶だっけ?」
「そう、何でも財界の有名人で、かなりの金を使ったらしいぜ」
「何でわざわざ大学の理事長なんかに・・・・・・」
「さぁ?金は得たから社会的地位でも欲しくなったんじゃねーの?」
「では本日よりこの大学の理事長に就任されたシーマ・ガラハウ氏に就任のご挨拶を・・・・・」
その日の新理事長のお披露目は滞りなく行われたそうな。
「お前が原因かぁぁぁぁぁ!!」と学生の一人が叫んで、
新理事長お付きの黒服の男たちに取り押さえられ連れて行かれた以外は。
(続く)
でもシーマってそういうの似合いそうな顔だw
>>374 カムランが体操のやつ着てバク転するの想像しました。
>>383 ウカツにも笑った?ええ、笑ってしまいましたよ。
マーベットさんという方、彼女、なかなか出てこないし、そこもよかったかな、と。
結局何が言いたいか、というとね、これからもネタ頑張りなさいよ、と、言うことです。
で、あの『富野過ぎる』スレ?ですか?僭越ながら小生も覗かせていただいているんですが、
実際やるのは小生には無理、レスがやたら長くなっちゃうし、これじゃ長島さんじゃないの!と!
>>384 続き期待。ネタのタイトルつけてくれると助かります。
おかしい、何かが変だ。
悩み多き青年、コウ・ウラキは今日も悩んでいた。
しかし今日は「ガンプラコンテストに出す改造のアイディアが浮かばない・・・・」とか
「俺は何時までチェリーと言われるんだろう」とか
「アルは何でガンダムを好きにならないんだ」などといった何時もの悩みではなかった。
講師達の態度が変化したことにも大分なれ、
理事長・シーマ&黒服部隊の執拗なモーション&追跡にもなれてきて、
問題が無くなった(?)かと思われた大学生活にまたしても異変が起こったのだ。
前回態度が豹変したのは講師が殆どだった(クラブの先輩など、一部学生が含まれていたが)
しかし今回は学生が中心でしかも前回のように腫れ物を触るような態度ではなく、
何か不穏な視線を、簡単に言えば殺気を感じるのだ。
「なぁ、キースはどう思う?」
殺気なんて物が絡むと、前よりもっと兄弟達が何を起こすかわからないので、
やっぱりここは一番の親友、チャック・キースに相談してみた。
「すまないけどコウ、今回は俺は何も言えないんだ」
「何だって!?ということは原因は知ってるんだな!?」
「俺は口止めをされているし、奴らを敵に回したくない、だからすまいない・・・・・・
だけど少し忠告させてくれ」
「・・・・・何だ?」
「奴らは既に学生の6割以上を取り込んでいる、誰も味方だとは思うな。
そして常に警戒を怠るなよ、何をするかわからない、恐ろしい奴らだ・・・・・・・」
キースの言う「奴ら」の正体が掴めないまま三日が過ぎた。
学生の6割以上・・・・・・このキースの言葉が正しいとするなら大学の半分以上が敵になったことになる。
しかしわからないのは敵の目的だ、コウはアルビオン大学でもどちらかというと有名人だが、
他の兄弟のように抱かれたい女でトップになったり、VIPと深い付き合いがあったり、そういった特別なことは何も無い。
ラグビー部では期待の新人ではあるがまだ一年、
練習試合で実験的にスタメンになることはあってもレギュラーにすらなっていない。
(だけど6割ともなれば何か強烈な理由があるはずだ・・・・・・・)
ガラに合わず考え込んでいたのが拙かったのだろうか?気付いた時には既に遅かった。
(!?囲まれている!?この駆動音はおそらくGM系・・・・・それもGMカスタムとGMキャノン!!
これは・・・・・・大学の教習用MSか!!?しかも予備のザク改やドムトローベンまで!)
『コウ・ウラキ!!お前は既に完全に包囲されている!!
生身の人間にこのMSの大隊から逃れる術は無い!!
しかもMSだけでなく、その周りは武装した歩兵で囲まれている、大人しく投降しろ!!』
「くっ・・・・・お前達は何だ!!何故こんなことをする!!」
『ふっふっふ・・・・自分を殺す者の正体ぐらいは知っておきたいか・・・・・・
ならば心して聞くが良い!!』
『コウ・ウラキ、ならびにアルビオン大学の学生に告ぐ。我々はシーマ様親衛隊!
シーマ様を崇拝し、愛するものである。
コウはシーマ様親衛隊の最大の禁忌であるシーマ様の独占を、
兄弟の軍事力を行使してささやかなるその鉄則を破り取ろうとしている。
栄光あるシーマ様親衛隊の法を守らねば我らシーマ様の奴隷に永遠に光がもたらされる事はない。
愛の業火に焼かれていった同胞達の気高き魂を我が魂として、
今ここに改めて私はコウ・ウラキに対し、宣戦を布告するものである!』
その日、アルビオン大学は一人の青年の指パッチンと呼びかけ一つで何故か現われた
GP-03デンドロビウムとMS大隊の戦闘の炎に包まれた。
世に言う『人の屑』事件である。
この事件に対する理事長のお言葉。
「魅力があり過ぎるってのも罪だねぇ・・・・・あたしはそりゃ、恋の相手としちゃ難しいかもしれないよ?
奴隷根性ってのはどんな男も大なり小な(以下自主規制)
392 :
384:03/05/02 12:42 ID:???
感覚が開きましたが一発ネタのつもりなのでタイトルは無しということで、
この設定を使いたければお好きにどうぞ、嫌ならパラレルで。
まぁようするにこのスレの何時ものやりかたで処理してください(w
私自身は望まれたらこの設定でまた書くかも・・・・・・
>>392 乙かれ。コウもシーマが出てきてから出番が増えたね〜。
次も書いて欲しいと思ってます。
さげ
ホッシュ
(シャア板黄泉帰りマンセーage)
ハイム家邸宅表玄関。
アムロ、ロラン、アルの3人をソシエ・ハイムが迎えに出た事で一騒動起きてしまった。
ソシエ「ちょっとなによロラン、女装はまだしもその大きな胸!?一体どういうつもり?」
ロラン「ソシエお嬢様、これには訳が…」
ソシエ「一使用人が、偽物とはいえ主人より胸大きくしてどうするのよ、取りなさい!」
何も知らずにロランの乳房を乱暴に鷲掴みするソシエ。
ロラン「痛ーっ!!!」
道中、胸が張って張って苦しんでいたロランは、今まで味わった事のない痛みを見舞われ、そのまま悶えて気絶した。
アル「ローラお姉ちゃんしっかりしてっ!」
ソシエ「え、やだ・・・本物・・・」
アムロ「ロランを介抱したい。色々込み入った事情がありまして、説明するにもここでは何ですので早く中にいれて頂きたい!」
ソシエ「・・・え、あ、はい!」
何が起きたか解らぬ体たらくのソシエだったが、アムロに強く促されるとすぐ、3人を応接間に通して姉達を呼びにいった。
ロランはアムロにお姫様抱っこで運ばれてソファに寝かされた。
やがてキエルにディアナも駆けつけて、気を失っているロランをくるりと囲んで一同に介した。
キエル「妹が大変な粗相を致しまして本当に申し訳ありません。深くお詫び致します。」
アムロ「故意ではないのです、そうお気になさらずに…」
ディアナ「女性にしかわからない痛みですので、気にせずにはおられませんわ。」
ソシエ「本当にごめんなさい。ご免ね、ロラン。」
ソシエなどはすっかりしょげてしまい、寝ているロランに何度も謝っていた。
アムロ「とにかく、事の起こりと現状については更に深く説明したいと思いますので、聞いていただきたい。できれば御協力もお願いしたくはせ参じましたもので・・」
キエル「解りました。ロランの事で、私どもにできることでしたら尽力惜しまぬつもりですので、どうぞお聞かせ下さい。」
その後、場所を接見室に変えてアムロ、ディアナ、キエルの三者の間で話し合いが持たれ、ロランはしばらくハイム家で面倒を見てもらうことに決まった。
彼女の今後の身の振り方、ロランを狙う不貞な輩への対応が議論される中、ロランを看ているソシエがアルを巻き込んで又もやプチ騒動を起こすのだが、これは、
別の講釈にて。
鉄仮面目覚まし「フハハハハ怖かろう!怖かろう?フハハハハ怖かろう!怖かろう?」
今日も気だるい朝が始まると思うと・・・「いや 今日も美味しいパンを作ってすっきりさせんとな」
着け始めて何年経っただろうか?所々錆始めた鉄仮面を被りながら
カ口ッゾ・口ナはベッドを抜け出し、工房へ足を進めた、
工房の扉に手をかけた瞬間 中から妙な気配が・・
「化け物か!?」
おっかなびっくり扉を開けると そこには薄汚れたジオンの制服を着た一人の男が
パンを貪っていた!
「誰だ!貴様は!」すっとんきょうな声で叫ぶカ口ッゾ
男は その声に振り返り叫んだ
「このパンは貰って逝く!空腹を満たす為に!」
「プライドを捨てたソロモンの悪夢とでも言うのか!」叫ぶが早いか飛び掛るカ口ッゾ
しかし男の方が一枚上手だった、猫騙し→諸手狩り→ジャイアントスウィングの三連コンボを受け
窓を突き破り 店外の道路まで投げ出されるカ口ッゾ
道路の真ん中で意識朦朧となっている所にすごい勢いでフリーデンが!
男「 あ 」 ど ぐ し ゃ !
・・・と言う事があったのだよ、フハハハハ怖かったろう?
セシリー「・・・・・(機械のいう事か)」
アムロとカミーユは穴兄弟(かもしれない)
サイ・サイシーとディアッカは、ストリートチャーハンファイトの三番勝負を繰り広げていた。
通行人を適当に捕まえて二人のチャーハンを試食させ、評価してもらうこの勝負、
初戦では、ディアッカのチャーハンが食通で知られるアルビオン大学のシナプス教授をうならせた。
普段は徹底的に欠点をこき下ろすシナプス教授が何も言えなかったのだ。
第二戦では、シローの上司でこれまたグルメのコジマ警部がサイシーのチャーハンを食べて、
「う・ま・い・ぞぉぉぉ!!」と叫んだ。二人はしょぼくれたおっさん風情のコジマ警部が巨大化してボストニア城を破壊し、
口からビームを発射する幻影を見た気がした。
ドモンが第三戦はどうなっただろうと二人を見に行くと、二人とも打ちひしがれた様子で慟哭していた。
ドモン「お前ら、男がいい年して何を泣いているんだ?」
サイシー「うっさいやい、ドモンの兄貴みたいな泣き虫に言われたくないや!」
ディアッカ「落ち着けブラザー。とにかく今日はグゥレイトにサッドでメランコリックだぜ」
ドモン「だから何があったっていうんだ?」
サイシー「実は今日は女の人にも判定してもらおうとしたんだ。そしたらカガリってのが来て…」
(続く)
とりあえずチリソースで・・・・・・・・
ドモン「カガリ?…それで?」
キラの友達にそんな名前のがいたなと思いつつ、ドモンは続きをうながした。
ディアッカ「違いのわかる奴には見えなかったから、頼みたくなかったんだけどね…」
(以下回想シーン)
カガリは二人のチャーハンを一口ずつ食べた。
カガリ「何だよコレ、全然味がついてないじゃないか。食えたモンじゃない」
二人ともチャーハンの調理に手抜きはしない。完全な手順で作って味がついていないはずがない。
しかしカガリは、
カガリ「やっぱりMyチリソースがないとな」
ふところから赤いチューブを取り出すと、中身をドボドボとチャーハンにぶちまけ、グジャグジャとかき混ぜた。
サイシー「俺のチャーハンに何すんだよ。せっかくの味が台無しじゃないか!」
ディアッカ「Nooooo!!!」
もはや皿の中身は「チリソースで味にアクセントを加えたチャーハン」ではなく「チリソースのチャーハン和え」と化していた。
それを口に入れ、
カガリ「やっぱ、んめぇぇぇ!!」
(回想終了)
ドモン「…そりゃ、つまり何だ、画家だとしたら自信作の油絵にいきなり赤いペンキをぶちまけられて、
前衛芸術だって言い張られるようなものか」
ディアッカ「グゥレイトに当たってる表現だぜ」
サイシー「もう自信なくなっちゃったよ…。いくら頑張っても理解する人がいないんじゃ無意味だ」
ドモンは二人に鉄拳を叩き込んだ。
ドモン「この馬鹿が!そんなことでへこたれてどうする!男なら信念を貫いてみせろぉぉ!」
ディアッカ「それ、「こけの一念、岩をも通す」ってやつ?グゥレイト!HAHAHA」
ドモンはディアッカにもう一つ鉄拳をプレゼントしてやった。
虎呼んでください。虎を。
エレガントなたたずまいの高級フランス料理店にて。
カガリとウズミのアスハ親子がディナーをとっていた。
給仕「こちら、前菜の帆立貝のカルパッチョでございます」
ウズミ「うむ」
そして二人は給仕の目の前でふところからMyチリソースのチューブを取り出し、中身をドボドボぶちまけた。
給仕「Non,Noooonnnn!!!」
ウズミ「うんまぁぁぁい!!」
カガリ「んめぇぇぇぇぇ!!」
それからアスハ親子はスープ、魚料理、肉料理、サラダにデザートと、
全ての料理にチリソースをまんべんなくぶちまけて食したのだった。
トレーズ(副業)「…エレガントから程遠いな。いや、あれはもはや外道と言うべきか…。
来る者はばまずと行きたかったが、あちらの客は次からは予約があっても断りたまえ。
ただし断るにしてもエレガントに」
>>396 もんでみたいハァハァ
ヾ#゚ー゚ノ≡⊃))Д▼;)
>>397 素顔の鉄仮面!?
>>400 誰で穴兄弟になるんです?
>>403 「我が夫となる者は更におぞましいモノを食わされるだろう」なカガリ?
キラの女装ぐらいしか絡みが無かったカガリのキャラがいきなり立ちまくってますねw
じゃあ今日からカガリ一家の苗字はチリソースってことで(w
一方、ガンダム家宅。
時刻が正午に近づくにつれ、兄弟たちの緊張は高まっていた。
あのシャクティの初のまかないである昼食を食べる嵌めとなったのだ。
何を食わされるのか…
彼等の心配は募る。
カミーユ「ほら皆、胃薬だ、今のうちに飲んでおけ。」
シロー「いいか、絶対に無理はするな。腹が痛かったら、シャクティに気を使わずに正直に言うんだ。」
ガロード「ドモン兄さん、あんただけが頼りだ、兄さんの強靭な胃袋が・・・」
ドモン「俺一人でシャクティの大皿料理を平らげるのは無理だぞ!」
シーブック「でもこれからずっと俺達の食事をまかなってくれるわけだから、
いつまでも逃げるわけにはいかないよ。」
コウ「ドブ川のカラス貝を美味い美味いと言って食ってる人間の料理だしな…」
キラ「フレイに怪しい薬入りのチョコを食べさせられそうになるは、カガリにはチリソースまみれの
ピタサンドを食わされるは、そして今シャクティに得体の知れない食物を食べさせられそうになるは・・・」
ジュドー「ラクスさんに何とかして貰えよ、ったく!・・・あれ、ウッソは?」
ウッソ「兄さん達、用意ができました、台所に来て下さい。」
シャクティの手伝いをしていたウッソが血の間、もとい茶のまでたむろする兄達を呼びに来たが、
何故か彼の表情は明るかった。
一同「こ、これは!」
恐る恐る台所に来て皆驚いた。テーブルの上に並べてあるのは、誰もが思いもしなかった、実に
まともな料理が並べてあった。
チシャに玉ねぎのスライスのサラダ、おからの小鉢、身欠き鰊の甘辛煮、豆腐ステーキ、
ワカメと麩の味噌汁。メニュー自体は地味なのだが、シャクティの知られざるオーバースキルにより
盛り付け、彩りが端整で゙美しく、その沸き立つ香りが彼等の食欲を刺激せずにはいられぬ、
正に逸品ぞろいの食卓であった。
一同「シャクティ・・・」
彼等の瞳が彼女に対して感謝と友愛のまなざしを放ち、シャクティの笑顔がこの時は天使の微笑みに
映って見えた。
30分後。
ウッソ「ちょっとドモン兄さん、そんなに食べないで下さい、もうご飯のお代わりないですよ!ちょっと、
シーブック兄さん、人のおかず取らないで、あ、コウ兄さん僕のをあげるからしょげないで・・・
キラ兄さん嬉しいからって食事しながら泣かないで、ガロード兄さんジュドー兄さん茶碗を箸で叩くの止めて!
恥ずかしいでしょもう・…シャクティ、くせになるからもうこれ以上何か作らなくて良いよ、君が食事できない。
お願い兄さん達、美味しいのはわかりましたから静かに食べて。」
>ガロード兄さんジュドー兄さん茶碗を箸で叩くの止めて!
なんとなく光景が目に浮かんでワロタw
所変わってハイム家邸宅。
協議を終え、ロランとアルを3人の女性に預けると、昼食の誘いを丁重に断り、
一人邸宅を後にした。向かう先はシャアの勤めるジオニック社。
程なくして本社ビルに到着、地下駐車場に誘導され、停車するとそこには
妙齢の美しい女性が待っていた。
「ラーカイラム社からお越しのアムロさんでいらっしゃいますわね。私、秘書の
ナナイと申します。お迎えに参りました、こちらへ。」
アムロ「シャアは今…」
ナナイ「社長はラボにてアムロさんをお待ちです。さ、どうぞ。」
ナナイに促されエレベータに乗りこむアムロ。彼女のボタン操作から、向かう研究所は
この更に地階であることを知った。
エレベーターの中で美人と2人きり。だからといってどきどきするような彼でもないが、
さりとて悪い気はしない。
噂でも良く耳にするシャアの美人専属秘書、ナナイ。
何か心に悪戯にも似たうずきが沸く。
アムロ「聞いちゃ失礼だろうけど君は、奴とは長いのか。」
ナナイ「もう4年ほど、公私に渡りまして・・・」
アムロ「おせっかいだろうけど、奴と付き合う女性は必ず不幸になる。」
ナナイ「彼が私を不幸にするなら、私が彼と幸せになるようにすればいいのですわ。」
アムロ「自信だね。まぁ、奴の幸せは兎も角、君が奴を繋ぎ止めてくれれば、僕としても
非常にありがたい。」
ナナイ「ですから今回の貴社への技術の提供と公開は、わが社として本来はしたくもない事でしたが
社長のたっての要望でありますし、私としても社長に余所見などしないで戴きたいものですから。」
アムロは彼女の言に、自分に対して刺があることを感知した。
アムロ「ひょっとして、僕が少なからず憎いかい?ロランの兄だから。」
ナナイ「男のままだったら、それでも何とかなっていたのに…
何で女になるんです!しかもララァ・スンに良く似た!」
さすがにアムロもドキッとした。心の中でわだかまっていた、言葉にしまいと
無理に忘却していたこの一言・・・
アムロは息苦しさを覚えてネクタイを緩めた。
ナナイ「彼女の名前を寝言で何度も聞きました。でも耐えたわ。シャアの目の前にいるのは
結局私だけなのだから…彼が手を伸ばして届くのは私だけだから・・・」
アムロ「・・・」
ナナイ「この頃やっとあの名前を聞かなくなって、時折遠くを見る癖も治っていたのに・・・
彼はまた4年前に戻ってしまったんです、ローラ・ローラのせいで!
彼は臆面もなく私に言ったわ、『彼女は私の母ともなれる女性だ』って・・・」
アムロ「シャアは・・・まだそんな事を・・・」
ナナイはアムロをきつく見据えて涙ぐんでいた。今にも胸にむしゃぶりついて
慟哭するのではないかとさえ思えた。
ナナイ「でも、私は彼の目を覚ましてやるんです、絶対に!どんな事をしても・・・」
アムロ「僕がシャアとやろうとしている事は、結果として君にもプラスになる。
第一僕は弟を、普通の男の子の生活に戻したいだけだし、たとえ性別を無視してでも
シャアがロランを我が物にしようなどと黙認など到底できない!
君は僕が、シャアとロランが仲睦まじくする姿を見て喜ぶ兄だとでも思っているのか!」
ナナイ「・・・」
アムロ「君がこんな馬鹿げた事で心配する事などないようきっちりかたをつけてやる。
だがそこからは君と奴との事だから知らないが、ここまで僕に公言したからには
シャアのしつけをしっかりやれ!ロランにこれ以上迷惑かけないように!」
ナナイ「・・・ええ、言われなくとも。」
アムロ「・・・」
俯いて黙り込む2人。微かな機械の音が耳障りに響く。
女性を面と向かって罵倒するなど早々した事もなかったアムロには、
とても悲しかった。
ナナイ「・・・すみません、遂感情的になってしまって・・・」
アムロ「いや、こちらこそひどく言いすぎた。元はこちらに非があるのだし・・・」
ナナイ「実は誰かに自分の気持ちを聞いてほしかったんです。鬱屈した気分を払いたくて・・・
でも、事が事ですし誰にも言えなくて・・・それに私、これといって信頼できる友人もいなくて。」
アムロ「胸の痞えはとれたかい?」
ナナイ「ええ、おかげさまで。あの、あんなひどい事を言った後では信じてもらえないかも知れませんけど
損得抜きでロラン君を男の子に戻してあげたいと本気で思っているんです。だって、もし彼を
好きな女の子がいたらと思うと、とても可愛そうで・・・勿論、彼自身も。」
アムロ「それは僕も気がつかなかった・・・確かに、その通りですよ、ミス・ナナイ。」
ナナイ「私みたいな気持ちを味わうのは私だけで充分です。今この時、これからずっと・・・」
アムロはこの麗人に激しく好意を抱いた。それは恋愛でなく、全くの友情であった。
アムロ「ミス・ナナイ、先ほどの無礼をお詫びします。そしてお願いします。ロランの為に力を貸してください。」
ナナイ「ナナイで結構です。こちらこそ、よろしくお願いします。」
アムロは戸惑った。ナナイが右手を差し出してきたのだ。だがしっかりと我が手に取り、握手した。
ナナイがふと微笑んだ。そしてこう言った。
「やはり2人は友人ですのね。どことなくシャアに雰囲気が似てますわ。」
むっとするアムロ。
「あんな奴と似ているなんて、いつぞやの貴社とのプレゼンに負けたときより不愉快ですよ。」
その顔を見てくすくす笑うナナイ。そんな姿を見て、何か言い返す事ができず、
又むくれるアムロ。そしてエレベーターはいつ止まったかわからぬうちにドアを開いた。
415 :
通常の名無しさんの三倍:03/05/06 23:39 ID:7eORiOil
ナナイがいい!こういう微妙な関係がたまらなく好きだ!
続きを期待してます。
うむ、オモロイ。
オソレスだけど
>>384-385 >>389-391 グッジョブ!!
上のSSを見てたら、なんかダムAのトニーたけざき漫画を
想像してしまって、思い切りワロタヨ!
で、思わず下のような事を考えてしまった(w
(ホムーランスレからテンプレ流用しますた。すまそ)
_, - ,ヘ ←コウと(ryな関係になったシーマ様
TL |_ ) ___ r'⌒ヽ_
`レ>〈 / l、__,/}::\ ← シーマ様親衛隊の方々
⊂イノ) (T´ | ゝ_ィ>};;_」
ゝ、ノニ7 ! `''ァ、. \__}
_〉{ 〈`^`¬ノ . :〔 シーマ様に精気を吸い取られたコウ
 ̄ . __,,,... -- |__イ-、_j|_: . ヽ、 -- ...,,,__ ↓
_,, -‐ ´ rニト, フ ゝ __ 〉 ` ‐- ,,_ ⊂(。Д。⊂⌒`つ
rー、
」´ ̄`lー) \ 逃げるコウ
T¨L |_/⌒/ ← 「なんで俺ばっかりこんな目にー!!」
`レ ̄`ヽ〈
| i__1 」´ ̄`l 三 二 ─ ── ───
_ゝ_/ ノ T¨L | ←シーマ様親衛隊
L__jイ´_ ) `レ ̄`ヽ 「コウ・ウラキ 許さん!!!」
| イ | i |
| ノ--、 _ゝ_/ ノ |. 三 二 ─ ── ───
ゝ、___ノ二7 ∠工工工lL_j=イ´_ )工工工工工 ── ───
|ーi | l_/ | イ
__〉 { | ノ--、 三 二 ─ ─── (´´
'ー‐┘ ゝ、___ノ二7 三 二 ─ ─── (´´
|ーi | l_/ (´⌒(´⌒;;
__〉 { 三 二 ─ (´⌒(´⌒;;
'ー‐┘
419 :
同じく:03/05/07 07:11 ID:???
_, - ,ヘ ←キラと(ryな関係になったラクス
TL |_ ) ___ r'⌒ヽ_
`レ>〈 / l、__,/}::\ ← 捨てられたフレイとラクス寝取られたアスラン
⊂イノ) (T´ | ゝ_ィ>};;_」
ゝ、ノニ7 ! `''ァ、. \__}
_〉{ 〈`^`¬ノ . :〔 腹いせでフレイに強姦されたキラ
 ̄ . __,,,... -- |__イ-、_j|_: . ヽ、 -- ...,,,__ ↓
_,, -‐ ´ rニト, フ ゝ __ 〉 ` ‐- ,,_ ⊂(。Д。⊂⌒`つ
420 :
同じく:03/05/07 07:13 ID:???
rー、
」´ ̄`lー) \ 逃げるキラ
T¨L |_/⌒/ ← 「いくらサイ相手でも武器は厳しいよ、武器は!ー!!」
`レ ̄`ヽ〈
| i__1 」´ ̄`l 三 二 ─ ── ───
_ゝ_/ ノ T¨L | ←サイ
L__jイ´_ ) `レ ̄`ヽ 「キラ・ヤマト 許さん!!!」
| イ | i |
| ノ--、 _ゝ_/ ノ |. 三 二 ─ ── ───
ゝ、___ノ二7 ∠工工工lL_j=イ´_ )工工工工工 ── ───
|ーi | l_/ | イ
__〉 { | ノ--、 三 二 ─ ─── (´´
'ー‐┘ ゝ、___ノ二7 三 二 ─ ─── (´´
|ーi | l_/ (´⌒(´⌒;;
__〉 { 三 二 ─ (´⌒(´⌒;;
'ー‐┘
ロランが片足で飛び上がっていると、キエルが道の向こうから走ってくるのが見えた。
長い金髪を
揺らして走る姿に、何か急ぎの用事でもあるのだろうか、と頭を傾げたロランの横に滑り込んでくる
なり、キエルは少し荒い息のままささやいた。
「ロラン、ディアナ様に会ってきなさい」
「ディアナ様、にですか!?」
つい大声で応じてしまったロランに、キエルがハリーと一緒にディアナもこの場に来ていることを
教えてくれた。ロランはディアナの来訪を知って心躍らせたが、キエルの表情を見ると、良い知らせ
を持ってきたというわけでもないようだ。ロランが疑問に思っていると、
「ディアナ様に何かあったのか!?」
と、ハリーが二人の間に割って入った。
「少し憂鬱になられてしまって。いえ、少しではなくてかなり……だから、ロランがそばにいてあげ
たら少しでも良くなられるのでは、と思って、呼びに来たのです」
キエルが声をひそめて言う。ロランは少し前の喜びもかき消えて、心配の黒雲が胸を覆うのを感じた。
すぐにでもディアナのもとに駆けつけたい衝動がロランを襲ったが、キースに店を任されてもいる。
どうしたらよいのだろう、と頭を抱えると、キエルがロランに提案してくれた。
「私がこのお店を手伝うから、あなたはすぐにディアナ様のそばに行きなさい。あなたの力が必要
なのです」
キエルの凛とした声につき動かされるまま、ロランがディアナのもとへ走り出そうとしたそのとき、
ロランは不意に左腕を掴まれた。
「ローラは私と来るんだ!」
瞳を妄執に輝かせたグエンが強い力でロランを引き寄せようとする。ロランは無理やり振り切ろう
としたが、なかなか離れない。
遊んでいるヒマはないのに。そう念じてロランがもう一度強く引っ張ったとき、ハリーが
加勢して
くれた。素早くグエンの手をロランの腕から切り離す。
「ディアナの犬が!」
「悪いか!早く行け、ロラン君」
取っ組み合う二人の声を背中に聞きながら、ロランは駆けた。もはや踏まれた足の痛みなど感じない。
一刻も早くディアナ様のそばに、ということだけがロランの頭にある。
その思いを止めたかったのか、それともつい口からこぼれたのか、ロランを呼び止めるようなソシエ
の声が、ロランの背中を打った。
「ロラン、行っちゃうの」
ソシエの声が後ろ髪を引く力は決して弱くなかったが、それでもロランは振り返らなかった。
キエルの目の前で、ハリーはグエンを押さえ込んだ。貴族のたしなみとしてグエンもそれなりに体を
鍛えているが、ディアナの親衛隊長であるハリーには、もちろんかなうわけがない。
「放したまえ、ハリー大尉」
「ええ、もうかまいません。ロラン君はいってしまいましたから」
ハリーは余裕を見せて微笑んだ。
その顔からは眼鏡が外れている。先ほどのもみ合いの中で落として、壊してしまったらしい。眼鏡も
ゴーグルもしていないハリーは、キエルにとっても珍しい光景だ。素顔を見られるのを嫌ったのか、
ハリーはすぐにいつもの赤いゴーグルをかけた。予備として持ってきていたようだ。もともと珍妙
だった服装が、さらにおかしくなる。
もっともハリー自身は何も気にしていない様子で、キエルに話を向けた。
「ディアナ様は、どのようなご様子でしたか?」
「とても憂鬱になられてしまって、ウィルさんのことを思い出していらっしゃいました」
「そうですか。ディアナ様はこの頃、そのほかにもなにか思われることがあったようでした。それも
あるのかもしれません」
「ディアナ様が、ほかに気になされていたことがあるのですか?」
キエルの質問にハリーは頷いたが、その理由まではわからない、と首を振った。
「なんだっていいわよ、そんなもの」
ロランを盗られてしまったソシエが、横から割って入り、唇を尖らせる。
「私も深刻に悩んでいるふりでもしてみようかしら」
「ソシエ!」
キエルは妹の無礼を嗜めたが、ソシエは顔を背けて、完全にすねてしまった。もっとも
そう振舞う
ソシエの気持ちはキエルにもわかる。ハリーも同様なのか、ソシエを責めるような言葉も口にせず、
ただ黙ってくれていた。
トレーズはカロッゾパンの全てのパンを売りきったが、それでも当然トレーズ目当ての人だかりは
消えることがない。シーブックはもはや、もうどうにでもしてくれ、という気分になってしまって
いた。
そんな中、トレーズは人だかりの向こうをみて、愕然とした様子を見せた。
「あちらのパン屋のあの女性は……」
シーブックがその視線を追うと、ドンキーベーカリーの売店に、ハイム家の長女であるキエルがいた。
トレーズが気を引かれたのは、彼女らしい。
「長く美しい金の髪を、縦ロールに巻いている。なんというエレガントな……」
トレーズにとってキエルの姿はすさまじい衝撃だったようだ。傍らのレディ・アンも目を見張って
いる。
「あの者、ただ者とは思えません」
「レディ、隣の男を見てみるんだ」
トレーズはキエルの隣にいるハリーを指し示した。シーブックもハリーを観察してみる。この二人は
あれもエレガントだというのだろうか。まあ、個性的な格好ではあるが。
「アイビースタイルの服装のうえに、縦じまの野球ユニフォーム。そして爬虫類を思わせる真っ赤な
ゴーグルの、あの男ですか」
「ああ。あの男の格好はまさに道化。昔、高貴なる身分のものはその身辺に道化を置いたという。彼女
はそれをしているのだよ」
トレーズは低く感嘆の声を漏らしたあと、「彼女が何者だか知っているかね」とシーブックに訊いた。
「キエル・ハイムさんですよ。俺の兄弟が使用人として勤めているハイム家のお嬢さんです」
シーブックの答えを聞くと、トレーズは静かに立ち上がった。そして隣のレディ・アンに語った。
「良家の息女とはいえ、あのキエルという女性は一介の市井の人にすぎない。その彼女があれほどの
エレガントを誇っている。……レディ、私はまだまだ修行が足りなかったようだ」
「トレーズ様……」
「『エレガント道』を極めるには、私はすこし浮つきすぎていた。急ぎ帰り、道を究めるための鍛錬に
望みたい。レディ、付き合ってくれるか」
「はい。喜んで」
その会話を最後に、トレーズとレディ・アンはカロッゾパンを去っていった。
ロランがハイム家のお花見の場へ駆けつけると、頬をほんのり赤く染めたディアナがそれを迎えた。
「あら、ロランじゃないですか」
「ディアナ様、お酒をいただかれているんですか」
「いけませんか」
ディアナはふふっと微笑んだ。ロランは、その微笑みに色気を感じて頬を赤く染めながらも、そばに
いるジェシカに目で尋ねた。
「落ち込まれているようだから、少し差し上げたら……」
独特のなまりのある声でジェシカが答えた。キエルの様子から考えて、大ごとかと心配して走って
きたロランは、ほっとしながらも、妙に釈然と行かない気分だ。と、急に何かを思い出したかのよう
に、ディアナがロランの袖を引っ張った。
「そうです。わたくしはロランに話があったのです」
酒が回っているのかケラケラした感じの軽い声で、ディアナがロランをすこし離れたところにある
ベンチへと誘った。
「でも、まだハイムのだんな様にも挨拶していませんし……」
「わたくしの誘いを断るのですか」
心底尊敬し、慕っているディアナにそう言われてしまうと、ロランとしてはついていかざるを得ない。
いつもの、ロランが知っているディアナとは違う雰囲気がするが、それはたんにお酒だけのせいなの
だろうか。ロランがちらりと盗み見たディアナの顔は、美しくもどこか不穏なものを感じさせる。
ロランがディアナと並んでベンチに腰を下ろすと、ディアナはロランの目をじっと見つめてきた。
「な、なんで、しょう、ディアナ、様」
神秘的な青い瞳に見つめられて、ロランは声がギクシャクとしかでてこない。
「ロラン、いえ、《シルバークィーン ローラ・ローラ》、よくもわたくしのひそかな自慢を打ち砕いて
くれましたね」
ディアナは常に無いきつい口調でロランに詰め寄った。しかしロランは、すぐには何を言われたのか
分からなかった。
「あの、ディアナ様、しるばーくぃーん? ってなんですか」
「とぼけるとはなんです、ロラン! あなたがローラ・ローラとして、『ランラン』の恋人にしたい女性
と抱いてみたい女性の一位を、わたくしから取り上げたことです!」
ディアナに怒鳴りつけられた衝撃の中、ロランは、自分が架空のアイドルとして、望んではいない
人気を得ていることを思い出した。
「わたくしはいつも『ランラン』の女性ランキングでは3冠だったのです。それがロラン、今年はあなた
のせいで、好感度の高い女性でしか一番になれなかったじゃないですか!それはわたくしだって、
抱いてみたい女性で一位は恥ずかしくて、嫌でした。でも恋人にしたい女性まで失うなど、ロラン
は男の子なのにこれではひどすぎます」
ロランは男の子なのにこれではひどすぎます。ハリーはロランに、ディアナ様がそう心配していら
した、と教えてくれた。それはよく覚えている。しかし、どうやらそれはハリーの読み間違いだった
ようだ。
ロランは、軽いめまいと共に真実に突き当たった。
憧れのディアナ様はロランのことを心配してくださったのではなく、男のロランがディアナ様を下
して『ランラン』のランキングで一位になったことを、ひどすぎる、と言ったのだ。
「ソシエお嬢さんに失礼をしてまで駆けつけたのに……こんなのって……」
ロランは天を仰いだ。美しい桜の花びらが、風に揺れて散った。それがひどく、悲しかった。
ほんと、長くしまって申し訳ございません。
一応続きます。次で終わると思うので。
ランラン・・・・・雑誌の属性なのかランキング上位が偏ってるな(w
なんかワロタ。ディアナひでえw
ディアナ様さりげに悪魔だな(w
ていうか、酷い人すぎだ
ここはひどくロランが乙女で801なインタネッツですね
キラ「ロラン兄さん」
ロラン「なんです?夕飯にはまだ早いですよ」
キラ「後で用事があるから来るって、ディア(ロランの声でかき消される)」
ロラン「ディアナ様クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」
キラ「いや、そうじゃなくて・・・」
ロラン「さっそく居間の掃除!ほらそこどいて下さい!」
アムロ「ありゃ−、こうなったら事が収まるまで元には戻らないぞ。」
キラ「実は(ゴニョゴニョ」
アムロ「む、それは精神ダメージが強いな・・・」
30分後
ピンポーン
ロラン「お待ちしてました・・・って、珍しい格好ですねグエン様」
ディアッカ「NO!俺はディアッカ。
キラの兄貴がグゥレイトな料理を作るって噂を聞いたんでコツを教えて貰いきたぜ。
毎日チャーハンじゃ流石に飽きるんでね、HAHAHA」
ロラン「・・・ユニヴァぁぁぁぁぁぁぁス!」
>>431 ワロタワロタ。ディアッカは確かにグエンまんまだしな。
しかし、こういうロランも良いな。