SEED　キャラクターCD

>>488-490の続き。

オカピー故障音。
ラクス「まぁ、オカピ！」
アスラン「ん？」
ラクス「どうしましたか？オカピ、しっかりなさい！」
（って、機械にそう言ったって…）
アスラン「調子が悪いようですねぇ…」
ラクス「ええ…。先日わたくしが乗りましてから、どうもよくないみたいで…」
アスラン「…は？乗ったんですか？これに？あなたが？」
ラクス「はい…。一緒にお散歩をしていたのですけど、
　　　　オカピは足が遅いので、わたくしつまらなくなってしまって…。
　　　　で、小さい頃のようにオカピの背中に乗せてもらったら楽しいかなぁ、と」
（はぁ…。どう見ても耐過重10�`の、これに…）
ラクス「昔はわたくしを乗せてもトコトコ歩きましたのに…」
（そりゃあね…）
ラクス「一時はぎっちょんぎっちょん言うだけで、動かなくなってしまったのですけれど、
　　　　アリスさんが診て下さって、…でもまだ時々こうなってしまいますの…。
　　　　小さい時からのお友達なので、早く良くなってもらいたいのですが…」
（って言ったって、ほっといて機械は直りませんってば）
アスラン「良かったら、僕が診て見ましょうか？」
ラクス「え？」
アスラン「機械いじりは好きな方なので、工具をお貸していただければ」
ラクス「まぁ！ありがとうございます」

アスランが機械をいじる音。
ラクス「まぁぁ…」
アスラン「だいぶ磨耗しているパーツが多いですけど、そう複雑な機構でもありませんし。
　　　　　ちゃんとメンテナンスしてやればまだ動きますよ。
　　　　　あまり重い…じゃあなくてっ、そのっ、人が乗ったりしてはダメですけど」
ラクス「まぁ！直りましたの？」
アスラン「ええ、まぁ…とりあえず」
ラクス「あぁ…ありがとうございますアスラン！凄いですわぁ！」
アスラン「いやぁ、そこまで感動されるほどのことでは…」
ラクス「いいえ！赤ちゃんの時から一緒のお友達ですもの。
　　　　本当に嬉しいですわ。良かったこと！オカピ！」
うふふふ、あははは。うふふふ。
（だったら早く修理に出せばいいのに…）
ラクス「ん？何か？」
アスラン「い、いいえ！」
オカピ機動。
ラクス「きゃー素敵素敵！お散歩しましょうオカピ！」
ほら、おいでオカピ！ほら、うふふふ、あはは！オカピー！
アスラーン！オカピー！おいでおいで、うふふふ、うふふふ、うふふふふ！
（はぁ…。ピンクの妖精…なんて言われる彼女だけど、
確かに人間離れしているような気がする。でも、まぁ…）

ハロ「ハロゲンキ！」
ラクス「まぁ…！」
ハロ「ハロハロ！」
ラクス「この子はなんですの？」
アスラン「えっと、…ハロです」
ハロ「アーソーボー？」
ラクス「え、わたくしと？」
アスラン「簡単な単語を登録してあるんです。まだ増やすこともできますよ」
ハロ「ハロ！ラクス！ハロ！」
ラクス「まぁ！わたくしを呼びましたわ！」
アスラン「ええ、まぁ…。登録してあるので…」
ラクス「アスランがお作りになったのですか？」
アスラン「もしかして、こういったもの、お好きかなと思いまして…」
ラクス「すごく可愛いですわぁ！まぁ…どうしましょう…」
アスラン「あ、いや、そこまで言われるほどのものでは…」
ハロ「ハロゲンキ！」
ラクス「はい、ラクスも元気ですわ」
ハロ「アーソーボー？」
ラクス「はい！遊びましょう！」
ハロ「ハロ！ハロ！」
ラクス「わたくしはラクスですわ。ラークース。ハロはお散歩好きですか？」
ハロ「ハロハロ！」
ラクス「まぁ、そうですか…それは良かったですわ」
ハロラクスー
うふふ。ほらー、こっちおいで。うふふふ。まぁー！うふふ。
（はぁ…。ますます人間離れしてしまったような気もする。でもまぁ、いっか）

ラクス「この子が婚約の贈りものですのね？アスラン」
アスラン「っ、えぇ…！？」
ラクス「あら、違いますの？」
アスラン「え、いやぁ、あの…その件に関しましては（声を細めて）また後ほど…」
ラクス「んふふ」
アスラン「んぉ？」
ラクス「そうですわね。まだちょっと早すぎますものね。わたくしたち、色々と…」
アスラン「え？」
ラクス「これからゆっくりとお話していきましょう。ね、ハロちゃんも」
ハロ「ハロ！ゲンキ！」
アスラン「…っ、そうですね（微笑）」

〜静かな夜に〜




一応第四段が出る前に文字起こししておいた。