保守
寝室は、仄かに酒のにおいがした。セイラは動揺する。
(どういうことなの……何故、イセリナがここで眠っているの……?)
その時、イセリナが寝返りを打って小さく微笑んだ。
「ん……ガルマさま……」
セイラはビクッと肩を震わせる。そして何かを否定するように頭を振った。
こめかみから冷や汗が流れる。
(ガルマとイセリナが!? そんなまさか……!)
最悪の想像を打ち消せず、セイラはガルマの姿を探した。
ベッドにはイセリナしかいない。
寝室から出て扉をそっと閉めると、早足でリビングへと向かう。
だが、リビングにも人の気配がしない。シャワーを浴びているのかもと
浴室へ向かうも、水音すらしない。
「いない……どこへ行ったの……」
昨晩の出来事は、もはやセイラの頭にはなかった。
今はガルマがどこにいて、何をしているのか……
それだけしか考えられなかった。
「……あら、アルテイシアじゃない。こんな早朝に何か御用?」
驚いて振り返ると、気だるそうに壁にもたれかかっているイセリナがいた。
「イセリナ! あなた、どうして……」
「ここにいるの? ガルマさまはどこ?って続くのかしら……ふふ」
不敵に薄笑うイセリナに、セイラは少なからず恐怖を覚えた。
「ガルマはどこにいるの?」
恐怖をはねのけるように、セイラはイセリナを強く見つめた。
「それよりもアルテイシア。昨晩、わたくしとガルマさまの間で
何があったのか……知りたくない?」
セイラはハッと息をのんだ。鼓動が次第に早くなっていくのが、自分でもわかった。
ぎゅっと胸元を掴んで、ごくりと唾液を飲み込む。
(怖い……ガルマのことは信じているけど……怖い!)
セイラは押し黙る。イセリナはセイラの返事を愉しげに待った。
そして、双方の沈黙を破るように玄関の扉が開く音がした。
「……ガルマさまが帰ってきたみたいね……」
余裕綽々で微笑むイセリナに、セイラの心は乱れるばかりだった。
イセリナの独り芝居かと思ってたけどこの余裕!
まぁ、ガルマも男だし、こんなベッピンさんだとなーw
うわーー、久々に続き!!嬉しい!!!
でもガルマ・・・・信じてたのにぃ〜、本当に何かあったんだったらどうしよう!!!
最高潮に緊迫してきましたね〜!
ガルマがなんと言うか楽しみです。
age
保全あげ
保守!
ガルマ、言い訳、考え中か?(w
保全
やっぱ金髪キャラは得してるよな。
金髪さんってだけで抜けるもんな、オレら。
シャア専用におけるベルトーチカ人気も
結局ベルがプラチナブロンド娘だからだろ?
そのとーり!
だって金髪のマン毛っていいもん
金髪は色素が薄いからマンコもピンク
んだけど、年取るとシミだらけの斑肌の罠・・・
297 :
山崎渉:03/04/19 23:43 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
age
299 :
山崎渉:03/04/20 01:04 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
300 :
山崎渉:03/04/20 01:53 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
301 :
山崎渉:03/04/20 06:57 ID:???
(^^)
保全上げ!
| あなた達は愚行の数々を繰り広げる低脳で無知で強欲な生物です(^^; . |
| しかしこのFLASHを見ればきっと神は御救いになられるでしょう(^^) |
\ (^^)
http://f2.aaacafe.ne.jp/~eagle/flash/flash.htm (^^) /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ^^ )
(っ) ,,,,l ` γ l,,,,,
\ \/~~.... |。 ~~ヽ
\,,/ | |。田}}\ \
| |。 | ヽ_ヽ
_ | |。 | ゝつ
|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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< 山 崎 ! 山 崎 ! 山 崎 ! >
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/っノ /っノ /っノ /っノ /っノ
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ほしゅ
ほしゆっ!
がんがれ!
玄関からリビングに通じるドアがそっと開いた。ガルマは音を立てないように静かに
ドアを閉めると、ようやく自分を凝視するふたりの存在に気が付くのだった。
(アルテイシア!?)
何故、ここにいるんだ?ガルマは自分の眼を疑った。訳が分からず、立ち尽くす
だけのガルマに、セイラは苛立ちと不安を感じるのだった。
(ガルマ、お願い。誤解だといって!)
張り詰めた空気が流れる中、最初に口を開いたのはイセリナであった。
「おかえりなさい、ガルマ様。起きたら隣にいないのですもの・・心配しましたわ」
イセリナはガルマに歩み寄ると、べったりと寄り添うのだった。
「・・ガルマ、どういうことなの?」
セイラは余裕で微笑むイセリナを横目にガルマの眼をみながら問いかける。
ガルマはセイラの真直ぐな視線を避けるかのように伏せ目がちになる。
「いや、これは・・」
ガルマは続く言葉をみつけられずにいた。
「わたし、帰ります・・」
セイラはふたりの横をすり抜け、玄関へ向かって歩き出す。ものいわぬガルマに
セイラは答えを聞くのが怖くなった。その場から、一刻でも早く立ち去りたく
なったのだ。
「アルテイシア・・」
追い掛けようとするガルマの腕を、イセリナは必死に掴んで離さない。
「ガルマ様、いかないで・・・」
大きな瞳を潤ませて懇願するイセリナに、ガルマは彼女を突き放す事が
出来ないでいた。
バタン、と玄関の閉まる音が大きく響く。
(アルテイシア、すまない!)
ガルマは、今すぐにでもセイラを追い掛けたかった。そして『誤解だ、僕には君だけだ』といって抱き締めたかったが、それが出来ない理由があった。ガルマ自身、昨夜
の記憶が曖昧であったのだ。まずは、イセリナと話すのが先決だと考えたのだ。しかし、こうしている間にセイラを悲しませていることがガルマの心を苦しめるのだった。
うまい!
age
ほしゅ
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
ガルマ、記憶が曖昧って・・・
イセリナに一服盛られでもしたんだろうか(w
いずれにしろ続きが楽しみです!
この人有名みたいだね。イタリア人かフランス人とおもたけど。
以前世界丸見えで紹介されてた。
保守しまーす!
ほしゅ
セイラはまだ、薄暗い街をあても無く走っていた。走り続け、疲れたセイラは足を止める。
(ガルマ、追い掛けてきてもくれないの・・・?)
セイラは後ろを振り返ると、いるはずの無いガルマの姿を探してしまう。それでも、通りの向こうからガルマが来てくれるのでは・・と、僅かな期待を抱いてしまう。
(来てくれない、か・・・)
セイラは自嘲する。急に孤独感に苛まれ、俯きながらただ静かに泣いていた。やがてセイラは、諦めたようにゆっくりと人気のない街を歩き出していた。
「危ない!」
急に腕を掴まれ引き戻された衝撃と、けたたましい車のクラクションにセイラは我に帰る。
信号の赤に気付かずに、車道を渡ろうとしていたのだった。
後ろから自分を抱く様に支えているこの人・・・セイラは懐かしい感覚を思い出していた。
「ボーッと歩いてるんじゃない。死にたいのか?」
聞き覚えのある声にセイラは確信しながら首を振る。
「やっぱり・・・先輩・・」
「やっぱり?やっぱりってなんだよ?それより、こんな時間に何して・・」
スレッガーはセイラの涙に気付き、一瞬戸惑うがすぐにいつもの口調で続ける。
「どうした?彼氏と喧嘩でもしたかい」
「まぁ、そんなところかしらね。それに先輩こそ、こんな時間になにしていたの?」
セイラは薄く笑いながら涙を拭う。スレッガーは相変わらず勝ち気なセイラを懐かしんでいた。
「この格好をみりゃわかるだろ?ロードワーク中だよ!」
トレーニングウェア姿のスレッガーは、かぶっていたパーカーを取る。
「先輩が?」
呆気に取られたセイラにスレッガーはふてるように言う。
「演奏するのも結構、体力いるんだよ。しかし、みっともないとこ見られたもんだ」
「ふふ、内緒にしておいてあげるわ」
セイラは悪戯っぽく笑ってみせるが、スレッガーはセイラの蒼い瞳が深く悲しみに沈んでいるのが分かるのだった。
「何があったかは知らないけどさ・・泣きたい時は泣けばいいんじゃない?」
「えっ?」
スレッガーの優しい眼差しに、セイラはまた泣き出しそうになるのを必死で堪えた。
「俺の胸でよかったら、いつでも貸すぜ?って、ちょっとキザだな。第一、いらねーよな」
頭をポリポリと掻きながらスレッガーは少し、照れくさそうに笑う。
「先輩ったら・・・」
つられてセイラも笑うが、その瞳は涙に濡れていた。
「いやだ・・」
セイラは顔を背けた。
あくまでも涙を見せまいとするその様子をスレッガーは頭を掻きながら
見つめていたが、やがてセイラの手を取って言う。
「来なよ」
「え?」
「いいからさ」
強引に引っ張って行かれた先は少し先のライブハウス「Pegasus」。
入り口にはバイクが止めてある。
「久々にさ、飛ばしてみたくなったんだ。付き合ってよ」
「でも・・」
「弱ってる女の子に手ぇ出すようなケチな真似しませんって。さ、乗った
乗った!」
無理やりヘルメットをかぶせるとひょいと抱き上げ後部に座らせる。
「ちょ、ちょっと!」
「しっかり?まってな!」
スレッガーはエンジンを派手に噴かせると、勢いよくバイクを発進させた。
やがてバイクはハイウェイに入り、ますます速度を速める。
「どこへ行くつもりなの!?」
「さてね、気の向くままってとこ?」
のんきな返答にセイラは諦めの溜息をつく。
予想外の行動で人を戸惑わせるのは昔と変わっていないのね・・。
ふと目を上げると随分強くなってきた朝の光がまぶしい。
後ろへ飛ぶように流れてゆく中央分離帯の緑。遠く天に見える集合住宅。
ふと、ほんの1時間ほど前にも同じ光景を見たことを思い出す。
あの時はまさかこんなことになるなんて夢にも思わなかったけど・・。
ふいに風景が滲んだ。
慌ててぬぐおうとするが両手はふさがっていてどうしようもない。
再びこぼれ始めた涙は後から後から溢れてきて、やがて・・。
・・・スレッガーが気づかぬはずはないと思う。しかし彼は何も言わず一段と
速度を上げただけだった。
こらえようとしても漏れてしまう嗚咽を、エンジンと風の音がかき消してゆく。
スレッガーの広い背に、顔を押し付けるようにしてセイラは号泣した。
322 :
320:03/05/05 16:11 ID:???
あれ、文字化けしちゃいました。
>320のスレッガー最後の台詞は「しっかりつかまってな!」です。
すいません・・・
スレッガー、カコイイッ!
>>「弱ってる女の子に手ぇ出すようなケチな真似しませんって。さ、乗った
乗った!」
さすが大人!!口とは裏腹にもうしてるよ(w
少女漫画的展開に (;´Д`)ハァハァ
セイラにとって、王子はガルマなのかスレッガーなのか…
新しい王子があらわれるのもイイかなーと・・
駄目?
>326
たとえばだれ?
兄貴がクワトロに化けるとか。ヤザンが出てくるとか、マシュマーとか。
スマソ。
329 :
326:03/05/07 23:20 ID:???
個人的にアムロだけど無理ですよね〜。
>兄貴がクワトロに化けるとか。
ヘタレになっていく兄さん・・・ (ノД`)・゚・。
そう言えばアムロの方はどうなったんだ!?
ベルトーチカと絡んでいくのかなーと思ってましたが。
そっちの方も続きキボン!
ベルって直情型でなんとなく好き。
出来たら幸せになって欲しいなー。