歴代主人公が兄弟だったらpart3【ﾌﾞﾗｻﾞｰ】

日曜日の朝6時、シロー以下の弟達が居間に集められた。
既に起きて働いていたロランと畑仕事をしていたウッソも呼ばれ、１１人がそれぞれテーブルにつく。

ジュドー「ふぁ、あ〜ぁあ〜。むにゃむにゃ。」
アムロ「そこっ！寝るなよ。」
ガロード「なんだよ兄ちゃん、せっかくの日曜日にこんな朝早くから起こしてさぁ。」
アムロ「今から家族会議をはじめる。議題は『アル』だ。」
ロラン「ええっ、何かしちゃったんですかアル！」
ガロード「泥棒？」
ジュドー「もしかして万引き？」
ウッソ「ま、まさか盗撮りとか…。」
キラ「学校でイジメにあってるとか…？うっ、あﾞぁぁ」
ドモン「お前が泣いてどうするキラァ！」
シロー「そ、そうだぞ。男の子なんだからあんまり泣いちゃあ駄目だろ。」
ウッソ「はい兄さん、鼻紙。」
キラ「ぅﾞう、ありがどう…(ブゥーン)」
アムロ「それにしてもお前ら、随分スラスラ具体例が挙がったが…。(ジロッ)」
ガロード･ジュドー･ウッソ(ギクッ)
アムロ「フーン…そのことについてもじっくり話し合う必要がありそうだな。」
カミーユ「それよりアルがなんなんですかっ！早く言ってくださいよ。(イライラ)」
アムロ「あ、ああ…。(カミーユの奴カルシウム不足か？)」

アムロ「じゃあ単刀直入に言おう。お前らはアルを甘やかしすぎだ！」
年長組「ぎくぅ！」
年少組「……！」
アムロの言葉に一同シーンとなる。それぞれ心当たりがあるようだ。
シーブック「でも、一番アルを甘やかしてるのはアムロ兄さんじゃないの？」
一同「そう言えばそうだ！」
「この間、こっそりお小遣いあげてるの見ちゃったもんねー。」
「アルだけ連れて遊園地に行ったこと、知ってるよ。」
「そう言えばあの時も…

兄弟達がアムロを弾劾し始める。そのうちお互いの罪についても言い合いはじめ、居間はは騒然となる。

アムロ「えーい静まれ！…これは決定したことだ。とにかく皆、アルを甘やかさないこと。少し厳しくするように。」
ウッソ「こんなのおかしいですよ、アムロ兄さん。家族会議になってない！」
アムロ「じゃあ家長命令だ。勅令である！守れなかった奴はトイレ掃除一ヶ月の刑だ。」
ヒイロ「任務了解。」
一同「ふぁーい。(なんて横暴な…)」

そして誰も、コウを起こしていないことに気が付かない。
コウ･アル「ＺＺＺ…」

君は超末っ子を甘やかさないでいることが出来るか！？