【ガンダム】ザフト四人組のマターリとした日常【SEED】
「あっ・・・・ああっ・・・・」
意識せずとも、声が漏れてしまう・・・・・
さきほどからその両手は、休むこともなくアスランの白い肌を蹂躙し続けていた。
両方の手の指の腹で丹念にもみ続けたかと思えば、その肌を引っ張ったりつまんだりする。
その快感に、思わずアスランは意識を手放しそうになり、あわてて彼はかぶりを振った。
指はしばらく肌を蹂躙し続けると、ふと動きを止め、独特のぬめりのある液体をその肌に垂らした・・・。
それを、肌にくすぐるように優しく塗り広げると、
今度は剣山に似た道具で、アスランの肌を容赦なくたたき始めた。
何度も何度も・・・、隅から隅まで。アスランをその苦痛から休めることなくしつこいくらいに・・・・。
先ほどの快感と違い、そのしつこい打撃の苦痛にアスランは軽いうめき声を上げて、眉間にしわを寄せ、
苦痛に耐えるため、そのこめかみに指を当てた。
そう、彼は拘束されているわけではない。
しかし彼はその仕打ちを、止めることも、和らげることも頼んだりしなかった。
あえて自分の意志で、その仕打ちに甘んじているのだ・・・・。
(こんなみっともない姿、他の3人には見せられないな・・・・・。)
彼は自分の蹂躙されているその姿を想像し、ふふっ・・・と、自嘲的な笑みを漏らした。
アスランを責める指先は、再びその指の腹で彼の肌を揉みしだいていた・・・・。
快感と苦痛・・・・その両方が交互に繰り返され、
彼の自我が意識の深淵に消えかかった頃、ようやっとその蹂躙は収まった。
アスランを座らせたイスがキュッと後ろに向けられる。
正面には、彼を責め続けた指先の持ち主である若い女が一人、彼を見下ろしながら立っていた。
彼女は真っ赤な口紅が塗られたその唇をゆがめ、にやりと微笑むとこう言った。
「お疲れさまです。育毛促進マッサージコース、終了いたしましたー」