ユウ「ジョナサン!貴様はアノーア艦長に、おふくろさんに復讐するためにリクレイマー
になったんだろ! おふくろさんは・・・アノーア艦長は責任を感じていた。
だからプレートと一緒に海に消えた。いなくなったんだよ!
もう他人を巻き込む必要はないんだ!」
ジョナサン「もうあんな女のことにこだわっちゃいない。自分のプライドのことしか
考えられない女のことなどで、誰が思い悩むか!」
ユウ「ウソをつけぇ!親子の情をそんな簡単に断ち切れるものか!」
ジョナサン「アヒャヒャヒャ!覚悟が足らないからそういうことを言うんだよ、
意気地無しめ!男じゃないんだよ!」
ユウ「意気地無し?覚悟が無い?」
ジョナサン「本当の覚悟があれば親殺しだってできる。キレてやるんじゃない、逆上しなくたって
正義の確信があり、信念を通そうという確固たるものがあればできるもんだ」
ユウ「事情があった!事情が!」
ジョナサン「アヒャヒャヒャ!覚悟が無いからオルファンだって沈められないんだ!」
ユウ「な、なにィ・・・?」
ジョナサン「本気でオルファンを沈めるつもりがあれば、お前が来た時に原爆なり
水爆なりを持ち込めたはずだろ。」
ユウ「その程度のことではオルファンは沈まない!」
ジョナサン「沈むなぁ。20、30の核を体内で爆発させてみろ、オルファンだって沈む。」
ユウ「沈まない!」
ジョナサン「ユウよぉ・・・おかしかないか?なら、なんでオルファンを沈めようなんて言ってんだ?」
ユウ「そりゃ、マイクロウェーブとかビープレートとかの可能性はあった。」
ジョナサン「二親と姉さんのいるオルファンなんか最初から沈める気はないんだ。
それがお前の本当の気持ちだから、アンチボディ戦なんかやってみせて
ノヴィス・ノアから食い扶持をもらうためかっこだけはつけてんだぁ!」
ユウ「ちがう!あいつらはオルファンもろとも消えてなくなれば良い!」
ジョナサン「本当にそう思えるか? 俺さぁ…クインシィ・イッサーと愛し合ったなぁ。」
ユウ「俺の知った事か!」
ジョナサン「粉をかけたら、すぐ寄ってきたんだ…」
ユウ「男と女のやること、珍しくもない。」
ジョナサン「ドクター・翠 伊佐美もなんだ…」
ユウ「な、何を言っているんだ…?」
ジョナサン「いやさぁ、ババアだなんて馬鹿にしてたさ…
がね?いや、味わい深かったって感動したぁ。」
ユウ「くぅ…!」
ジョナサン「アヒャヒャヒャヒャ!怒れよ!普通こういう話は面白がるんだぜ。怒るってことの
意味はわかるよなぁ?お前にはオルファンを沈めることはできない!」
ユウ「ウソだぁーー!ジョナサン流の強がりだぁーー!!」
ジョナサン「なら、お母ちゃんに聞いてみなよ? …情熱を秘めた肉体。」
ユウ「貴様ぁぁああ!」
ジョナサン「すまない、言いすぎたなぁ。しかし、もうひとつ現状報告をしておくと女房の態度が
変わっても、それに気付かないのがお前のお父ちゃんってことだ!お前はそういう
男と女の間に産まれた子供なんだ! かわいそうになぁ…生きてたって辛いだろう
楽にしてやるよ。心配するな、クインシィだってたっぷりかわいがってやる。
俺、包容力ってのあるつもりだからさぁ。」
ユウ「言うなぁああああ!!」
ジョナサン「アヒャヒャヒャ!そういう風に怒るお前には、俺一人落とせやしない!」
ユウ「貴様のやったこと…どんな理由があろうと犬畜生以下だ、鬼だ、外道の極みだぁ!
ぐわぁああああああああああ!!」
ヒメ「ユウ、どうしたの?泣いてるの?ユウ、なんで泣いてるの?」
ユウ「ほっどいでぐれぇえええええええ!!」