>>75 こんな感じか?
「機動戦士ガンダム・スペシャルサウンドバージョン」発売に関して
言い訳はしない。
かつて僕は20数年前に作られた機動戦士ガンダム劇場版のDVDリリースの際に、
新しい世代に向けて、そこに流れる音楽、キャラクターのセリフを最新の技術を
用いて、再構築を試みた。今でもその事は間違っていなかったと思うし、実際、
ビジネス面ではそれは成功したと思っている。
そしてそれが当時のままの姿を望む、熱心なファンたちから非難を浴びたのも承知
している。
だからだ。「キングゲイナー」の失敗を繰り返さない為にも、僕は今一度、機動戦士ガンダムと
いう僕の古典に向かい合い、生みの親としての責任を果たさねばならないと思った。
それがこの「機動戦士ガンダム・スペシャルサウンドバージョン」である。
劇中の伴奏、効果音、キャラクターのボイス、全てに満足がいくまでこだわった。
その結果、アムロ役の古谷くんには申し訳ないけど、彼の声はもう若くはないから
アムロ・レイは伊集院光氏にお願いした。
シャアも同じ理由で、池田秀一氏から子安武人氏にバトンを引き継いでもらった。
このキャスティングに違和感を覚える貴兄もいるだろうが、25年経って悩んだ末に
至ったこの結論はベストだと思っている。
このように今回の「機動戦士ガンダム」もオリジナルそのままというわけにはいかなかった。
しかし、それは生みの親の僕が必然として判断した事で、その心境も含めて1st世代の
ファンには理解願いたいと思う次第である。
−君は、生き延びることができるか?−