>>45 お前あのスレの1か?お前が死にな。
だいたいあんなんで次スレになると思ってんのか!
50 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/02 22:30 ID:AbUwTfTI
45が削除依頼出した香具師か。藁
45は死んだほうが良いよ。
>>45 >これ本スレだと騒いで
騒ぐもなにも、あんなふざけたタイトルのスレのどこが前スレ
の続きなんだよ
おまいが死ね
以上
52 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/02 23:58 ID:jrfujVvV
ひさびさに0080をみたよ。
さいごのバーニィのことば、、、なける(つД`)・゚・
小説では死ななくて良かったねバーニィ…
うひ、今頃作者さんは次の内容を考えてるんでしょうね。
次の話を楽しみにしてます☆
>>45 ブヒッ
56 :
般若の面:02/11/04 03:09 ID:???
>>38>>39>>40 小説読みながら、0080のラスト思い出してました。
くぅ〜(つД`)・゚・せつねぇ〜なぁ・・・
酒でも飲まねぇ〜とやってらんね〜ぜ、
ちきしょう!酒や!酒もてこい!って
言うぐらいせつねぇ〜。次回も期待してます!
機動戦士ガンダム0080〜ポケットの中の真実〜
第8話
「バーニィはね・・・ジオンの・・・。」
アルは「真実」を話す決意をした。
「ジオンの・・・ザクのパイロットだったんだ・・・。」
アルはすべてを話した。
最初のバーニィとの出会い、サイクロプス隊との出会い、傷ついたザクの修理、
そして、最後の作戦。
サイド6を守るため、命を賭けたバーニィの戦いを、今初めて人に話した。
「そう・・・わかってはいたわ・・・ビデオで・・・」
クリスは目を逸らして言った。
「クリス・・・やっぱり、僕は死刑・・・かな・・・」
アルは下を向きながら尋ねた。
「いいえ、あなたは悪くないわ・・・もし騒ぎでもしたら、殺されてたわよ。
最後の修理だってサイド6を救うためでしょう?・・・悪くなんかないわ。」
クリスは両手でアルの顔を包みながら答えた。
「でも・・・この事は、誰にも言っちゃダメよ。私達だけの秘密、いいわね?」
「うん・・・わかった・・・。」
アルはクリスの目を見ながら言った。
「そう・・・ねぇアル、私なんだか疲れちゃった・・・一緒に寝ましょう。」
ベッドを下げながら、サラっと言う。
「えぇ!・・・それは・・・うん・・・べ、別にいいけど・・・。」
一瞬ビックリしたが、今のクリスの心境を思うと断る事ができなかった。
もそもそ、と二人がベッドの中に入る。アルは壁のほうを向いていた。
クリスはアルの後ろから、抱きかかえるようにして横になっていた。
「私ね・・・バーニィが初めて好きになった人だったんだ・・・。」
「・・・・。」
アルは何も答えず、ただ壁のほうを見ていた。
「前にも、ちょっといいなって思った人は何人かいたけど・・・本気で
好きになった人は、バーニィだけよ・・・。」
「・・・・。」
アルはまだ、何も答えない。
「それが・・・どうしてこんな事に・・・ごめんなさい、あなた一人に
つらい思いをさせて・・・ごめんなさい・・・」
クリスはアルの手を握り、体を震わせ、ただ泣いていた。
「・・・・。」
アルは終始無言だった。自分には何もできない事を知っていたからであった。
そうしているうちに睡魔に襲われ、アルは寝てしまった。
今日は色々な事が起こり過ぎて、疲労は極限に達していた。
「あ・・・寝ちゃった・・・何時だ?」
時計の針は八時を指していた。
「う〜ん二時間以上寝ちゃったのか・・・クリス?」
「がば!!」
アルは布団を跳ね飛ばして、部屋を見回した。・・・・・クリスがいない。
「バタン!!」
部屋のドアを開け、家中を探し回った。
「クリスー!おーい、クリス!」
「・・・・・。」
返事が無い。急いで玄関に向かった・・・靴が無い。
「外に・・・出た?・・・マズイ!!」
アルは物凄い勢いで外に出て、自転車に乗り、走り出した。
(クリスの行った場所は大体見当がついてる・・・森だ・・・
バーニィの所に行ったんだ・・・。)
「まさか・・・自殺・・・なんてしないよな・・・。」
アルが「マズイ!!」と思った理由がこれであった。
今のクリスの精神状態では、充分考えられる事だとアルは思っていた。
「と、とにかく急がなきゃ・・・。」
全速力で自転車をこぎ続けるアルの視界に、緑の大きな物体が通った。
「ザク!?・・・そんな・・・どうしてザクが・・・まさか・・・。」
それを目にしたクリスは、連邦の地下基地に走っていた。
つづく・・・お待たせです。ちょっと今回は急展開です。ビックリした方も
いるかと思います。予定では後1話か2話で最終話です。
アル、いいかい?よく聞いてくれ。
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。
このコロニーが核ミサイルの目標になった訳を知る限り喋った。
もし、俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。
大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。
俺が直接警察に自首しようかと思ったんだがなんていうか、そうするのは逃げるみたいに思えて。
ここで戦うのをやめると自分が自分で無くなるような。
連邦が憎いとか、隊長達の仇を討ちたいとかいうんじゃないんだ。
うまく言えないけど、あいつと、ガンダムと戦いたくなってみたくなったんだ。
俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよくわからない。
アル、俺はたぶん死ぬだろうな。
その事で連邦軍の兵士やガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。
彼らだって、俺と同じで自分がやるべきだと思った事をやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分の事を責めたりしないでくれ。
これは俺の最後の頼みだ。
もし、運良く生き延びて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。
会いにくる。約束だ。
これでお別れだ。じゃあなアル、元気で暮らせよ。
クリスによろしくな!
>>57-59 あぁスレが落ち気味だったからついでにあげてみたら、
続きを書いてたんですね。すんません。
クリスが切ない・・・泣ける(ノД`)・゚・
作者さんお疲れ!
非常に(・∀・)イイ!っす!
そして、振り返って
>>60 のビデオレター。やっぱり、泣ける・・・・。
63 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/05 00:55 ID:nXmmFKRR
最高です。
本当に泣けます。誰か書いてくれないかなとずっと思ってました。
作者様、せめてHNをくだされ。
他に類を見ない無い稀代の名スレだ…
漏れ…2ちゃんねらーでよかった…
,. -- 、
,:',ィ;ノ、!;::':,
i::l'O Oi::i
l::ト、.ヮ,.ノ::!
>ポケットの中の作者様
クリス、バーニィ、アルへの愛がひしひしと伝わってきます〜
それにしても、引き(次回へ続く部分)の見事さは、匠の業やいび〜ん!
クリスに毎日会うために、GジェネDA買ってみたで〜
うちのデスクトップにはクリス常駐やいび〜ん!
>>53-54タン そのとおりやで〜故に評価も二分やけどな〜
┌─────────────────────────┐
| │
| ___ │
| ,,..r'''"::::::::::::::::::``''ヽ、, / / |
| や .え や ク . / .......::..:;、::::;:::::::::::::::::::::::\ / │
| ○ え っ リ /..:::::::::::/!:/ ';:::i`;:::::;:::::::::::::::::::`、 │
| .9 も ぱ ス /:::::::/:::/_|/ ';::i__;;;;_';::::::::::::::::::::`、. |
| 点 ん り. は. .,':::::::/'''ナ_l` '_L.ヽ_i`、:::::::::::::::::::', |
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| .!:::::::', | io;;;;;i io;;;;;;i. | |:::::::::::::::::::i . |
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| |:::::::::::`ヽ、 '、:::::::::ノ ,,.r'|:::::::::::::::::::::i. |
| i:::::::::::i::i::::::`'ヽ、,'''''",,..r''" |::::::::::;;:::::::::i. |
| ';:::::::::i';:|';:::::;;rイ  ̄,,i i::::::::/ `ヽ;;;i_ . │
| '、::::::! ヽr'"/.i' ! ' i:::::;/ /,,-ヽ│
| `、::レ' l. | iヽ ,r'''"レ' ,r',r'" . |
| / 'i ーァ !ヽ-‐/ / / │
└─────────────────────────┘
/⌒ヽ
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l .l
l {
.__l__,.. ヽ
/ `ー、 ヽ_ __
/`-、 ×. `) _,..-‐  ̄  ̄`ー-、_
〉 \_(ヽJ,.-/ / \
(`ー-、_,~ ̄._/ / ∧ \
ヽ__ノ ` ノ/) ./ ∧ /| / l ヽ
>-、 _./__ノ/ 〉/ / l / | ./ | .∧ l
ヽヽ-‐―' ./ /Y //~VヽV V l , |
(-‐'二ニ-‐' 〉 // l l /⌒ヽ|Vヽ l
ヽ~ / .l l |〇 / / lヽ .〉 /
ヽ l | `ー―' l 〇 / .|./ /
\ | ! i ヽ_/_ノ/ / 保全あげやいび〜ん!
< | \ ┌――┐ / ./
ヽ l. |\ ヽ、__ノ ノ /l
) l l> |`ー-、____,..-‐'/ K/
/ ) /\ .| / ._/ / ヽ
/ レ ヽl/ ,..-^ / / |
ヽ 只 ̄ ̄ レ' |
〉 / | // |
/ヽ_ /|~⌒ヽ-‐'二〉、
~ヽ し-‐'⌒ヽ、,--、/ | `i~~ /
ヽ-‐、_,、_,、__,..-‐'~ `〜ー'
>-、ノ|,.-、/
/ー-|.|ー-.l
lー_/ l..._|
 ̄ `ー '
バーニィはカコ(・∀・)イイね!
普通の強さで強敵に立ち向かっていくところとか
ある意味最も人間らしいキャラクターだと思う!
>>69 ,,. - ''" '' - .,
,,. - ''" "'' - .,
,,. - ''" "'' - .,
<., >
/ "'' - ., ,,. - ''" |
/_,. -─- 、"'' - ., ,,. - ''" |
/ \ "'' =''" \
/ /| /| ヽ _)
| /⌒レ | ∧ | | ,.-''"
,. -''"./ |\ レ⌒\_ ! \_. | ,.-''"
/∠))/ 〈 -─ | | ヽ i ! ,.-''"
/ ヽ、ー / 人_ }\_ _/
l ノ "ー─ / 、/ ) "''''''"
>>60にバーニィのビデオレターあるから、それ見て泣いとき〜
ノ < ))ノ あと、このスレのSSは泣けるんでせっかくやから見ていきや〜!
 ̄  ̄
>>70 小説版でほんとにないた!
ガンダムで泣いたのは多分アレだけだと思う!
んがんぐ!
>70
チェーンのSS書いて、クリスのは人任せなんだな
>>65 >雄男叉華タン
クリスの壁紙うpきぼん。
,. -──- 、
/ , \
. / ,.ィ /ヽ i、 ヽ
i ,イ+|/ ヽl'ヽト、 .i
. i /!r;=. r ;=:.、ヽ l
| l { h;」 h;;} ! | .| うわぁっ!青いで〜
|. } 、 | |
| ヽ. ー-‐' | | かっこええな〜
| ` 、. ___,. '´| │
| | ト、 } .| .|
! !!. |i‐ラ'' ´ .| ,ィ |
>>71 賛否分かれる小説版やけど、うちは結構好きやで〜!
,.ヽ| ヽ! ├‐-、 /|ノノ \リ
>>72 ここには神がおられるので、うちのような厨房の出番はあらへんねん
/ ヽ. ヽ. __..二ニ=- '´):、
>>73 探してくるんで、待っててナー
, ' |' ` ー-------一 '´ ヽ ちなみに、GジェネDAのポケ戦の壁紙は、
, ' ヽ.| ヽ MSだけでクリスおらへんかった・・・鬱
/ ヽ.! i
. / {:/| ./ ヽl,/ ゙、
{ ー=k !/  ̄!V. 、 ヽ
\ { | ヽ/ ヽ
. \ │ ー- ニ._」 ‘y=ニ:ー !
\! ___...二{ / シ
}_________,}'´ , ‐'
ナイス!
そうかDAはクリスの壁紙は無しかぁ。回避ケテーイ?
>76タン
,. -- 、
,:',ィ;ノ、!;::':,
i::l'O Oi::i < カテ公はセクシー壁紙あるのにナーでも、クリスの声を
l::ト、.ヮ,.ノ::! システムヴォイスにできるでー!・・・まあ、安いし
>>60 (TДT)・・・・・・バーニィはミソチになった・・・・・・・と見せかけて実は生きている、と脳内補完
>>77 >カテ公はセクシー壁紙
……………買おうかな?w
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::/| /ヽ::::::::::::::::::::ヽ
|::::/|/‐|/ ヽ|‐\:::::::::::|
.|:::::| /i´!' '|´ |ヽ |:::::::.::|
|:::::.| ! !;;;! !;;;,! .l |:::::::::::|
|:::::| _ |:::::::::::|
|:::::ヽ ヽ 丿 _,, |::::::::::|
|::::_:::` ──/| _:::::::::.:|
ヽ:__,,.ニ /= `'-‐''/:/
⊂ニニ/ ι ニヽ /´
( \ __ /ヽ
>>78 あ、お久〜!
/ \ /'! !ニ__| ̄_丿 小説版では死んだと思われてたけど、
| ``´.  ̄| |~ 実は生きてたとブン屋の話で語られてるで〜
//ヽ /|ノ|
>>79 ただの胸開きノーマルスーツやけどなー
//| ̄| |.| ・・・・さて、バンダイと
>>79タンを頃しに逝くか・・・
!'|_|__|__|_|_|
| | | |
| |. | |
|__| |__|
/二| |─\
機動戦士ガンダム0080〜ポケットの中の真実〜
第9話
「ザク!?・・・そんな・・・どうして・・・まさか・・・。」
ジオンがサイド6に襲撃に来る理由など、一つしか考えられなかった。
そう、アレックスである。
「ガ、ガンダムがまだこのコロニーに置いてあるのか・・・?」
アルは急遽進路を変え、連邦の地下基地に自転車を走らせた。
アルの予想どうり、クリスは森へ足を運ぼうとしていた。今は町の中である。
そこに突如、三機のザクが上空を駆け抜けた。
「ジオンの残党・・・!アレックスを奪いに来たんだわ・・・。」
息を切らせながら、クリスはパニックになっている町の中を走り抜ける。
「でも・・・どうして?アレックスは修理した後、連邦のコロニーに
輸送する事になってたはず・・・クッ!連邦議会のやりそうな事ね!」
連邦はサイド6の市長を抱え込んでいた。
メディアをを操作し、警察を押さえ込み、市民に偽りの情報を流していた。
サイド6にある、研究施設、優秀な研究者、そして中立という立場。
どれも連邦にとって魅力的なモノであり、引き下がるワケにはいかなかった。
新兵器の開発にはこれ以上ない、という環境だったのだ。
「大人しくガンダムタイプを渡せ。さもなくば、コロニーを撃破する。」
ジオンからの通信が連邦に入っていた。
ジオン側にはザクが三機、コロニー破壊には充分すぎる戦力がある。
「待て!サイド6は中立だ、そんな事が許されると思っているのか!?」
「ふざけるな。その中立の立場を利用して、新MSを開発していたのは
貴様ら連邦じゃないか。どうせ市長も連邦の人間だろう?
もうこのコロニーは中立などではない、連邦のコロニーだ。」
これが彼らの正義であった。少なからずとはいえ、一理はあった。
「ぐう・・・・・おのれジオンめ・・・!」
連邦軍少佐の顔が怒りに歪んだ。
「・・・アレックスは最重要機密だ。ジオンに渡すわけにはいかん、応戦だ。」
決意したかのように、少佐が口を開く。
「しかし・・・アレックスのパイロットがいません!
他の兵器ではMSに対抗する事は不可能です。コロニーを撃破されます。」
オペレーターが後ろを向きながら、少佐に答えた。
「ぬう・・・・・どうするか・・・・・。」
「渡してください!」
突然、女性の声がブリッジに響き渡った。
「マッケンジー中尉!?ど、どうしてここに?確か地球に転任したはずでは?」
少佐はクリスが現れた事に、驚きを隠しきれなかった。
「細かい事は後です!とにかく早くアレックスをジオンに渡してください!」
クリスも何故アレックスがここにあるのか?など聞きたい事は山ほどあった。
しかし、今はそんな事を聞いている状況ではない事も、よくわかっていた。
「何をバカな事を!アレックスは渡せない!それよりもパイロットがいない、
マッケンジー中尉、アレックスで出撃してくれないか?」
アレックスを渡す事など微塵も考えてない少佐は、クリスに出撃を依頼した。
「できません。これ以上サイド6の住民に迷惑はかけられません。」
以前はクリスもどちらかと言えば、少佐の考え方に近い思考をもっていた。
刑事に職務質問された時など、その思考が垣間見える。
しかし今は違う。サイド6救うため、打算など働かなかった。
それはバーニィに教えてもらった事だったのだ。
「ハァ、ハァ、」
アルは連邦の地下基地に向かうため、町の中を自転車で走っていた。
「止まりなさい!」
突然、バーテンの格好をした老人がアルに声をかけた。
「なんだよ、おじいさん。僕、今急いでるんだ!」
急ブレーキをかけ、老人の前に止まった。
「君、・・・確かアルフレッド君だったね?こんな所で何をしてるんだ?」
「ちょっちょっと待って、おじいさん誰だっけ?」
アルには見覚えない顔だったようだ。
「私かい?私はチャーリー。君の事はバーニィから聞いているよ。」
チャーリー。ピンクエレファントの店主で、シュタイナーの親友。
そして、ジオンのスパイでもある人物。
「え!?おじいさん、バーニィの事知ってるの?」
今の状況ならたいていの返答は無視して進むのだが、
バーニィの事を知っているとなれば話は別だった。
「あぁ、知っているとも。私はジオンのスパイだからね。
他にもシュタイナー、ガルシア、ミーシャも知っているよ。」
「スパイ!?・・・・じゃあ、どうしてザクがサイド6に!?」
ここまで知っているのだ。チャーリーは本物のスパイだと、アルは確信した。
「連邦が懲りずに新MSの開発をしているからさ。ガンダムもまだ残ってる。」
「やっぱり・・・僕、今それを確かめに行こうと思ってたんだ。」
「無茶をする子だ・・・・・アルフレッド君、今すぐ宇宙船でこのコロニー
から脱出しなさい。奴らはアレックスを渡せば、大人しく引き下がると
言っているが、どう転んでも奴らはサイド6を破壊するつもりだ。」
チャーリーはアルの肩を抱き、真剣な眼差しで言った。
「えぇ!?どういう事!?」
アルは物凄い勢いでチャーリーに食いかかった。
「奴らはサイド6そのモノが邪魔なのさ。今アレックスを奪取しても、
またここで新兵器の開発がされてしまっては意味が無い。
ここで、元を断っとこういう事なのさ・・・・。
戦争はもう終わった事なのに・・・・・バカな奴らだ。」
チャーリーは遠くにいるザクを見ながら言った。
「で、でも・・・チャーリーは逃げないの・・・・?」
不思議そうにアルは尋ねた。
「このコロニーが好きだからな・・・・。とにかく、君は逃げなさい。
今ならまだ間に合うだろう。」
港を指差し、チャーリーはアルに指示した。
「ありがとう・・・・・でもね、逃げる事も一つの生き方だけど、
戦う事も一つの生き方だって、教えてくれた人が二人いるんだ。
きっとクリスは基地にいる。この事を知らせにいかなくちゃ。」
アルは自転車に乗って、もう一度基地に向かい始めた。
「・・・・・シュタイナー、バーニィ、このコロニーはいい所だな。」
チャーリーは空を見上げていた。
「ねぇ!クリスチーナ・マッケンジーはここに来た!?」
アルは門にいる兵士に話し掛けた。
「マッケンジー中尉?あぁ、さっき走っていったぞ、そんな事より
早く避難しろ!ここはもうすぐ戦場になるかもしれない!」
「僕はアルフレッド・イズルハ。クリスにどうしても伝えなきゃならない事が
あるんだ!お願い、中に入れて!」
アルは大人に何を言っても、信じてもらえない事を知っていた。
しかし、クリスだったら信じてもらえる。そう信じて、兵士に訴えた。
「・・・・・チッ、ここからシェルターはかなり離れているな・・・・。
しかたない、基地に入れ。マッケンジー中尉に言う事もあるんだろ?」
兵士は門を開けた。
「ありがとう!」
そう言って、凄い勢いでアルはブリッジに向かった。
「まだそんな事を言うつもりかね!マッケンジー中尉!」
怒りに震えた少佐が怒鳴った。
「誰がなんと言おうと私は絶対に出撃しません。
アレックスを渡せばジオンの連中は引き下がると
言っているんだから、大人しくそれに従うべきです。」
クリスの決意は硬く、テコでも動きそうになかった。
「クリス!」
アルが叫んだ。
「アル!?どうしたの?」
ブリッジが少しザワめく。
「いいから!ちょっと来て!」
無理矢理クリスをブリッジの外に出し、二人だけになったのを確認してから、
チャーリーの事をクリスに説明した。
「本当・・・・・なのね?」
クリスはあるの目を見ながら、言った。
「本当だよ!ザクを倒さなきゃ、このコロニーは壊されちゃう!
クリス、偉い人に説明してよ!」
「わかったわ・・・・・私が何とかする。アルはここで待ってて。」
クリスはブリッジに歩き出した。
「少佐、クリスチーナ・マッケンジー出撃します。」
敬礼をしながら、クリスは言った。
「おぉ、出撃してくれるか!・・・・しかし、どういう風の吹き回しだね?
それに、さっきの子供は・・・・?」
「・・・・・・・。」
クリスは敬礼したまま、何も答えない。
「・・・・・まぁいい。マッケンジー中尉、出撃だ!」
少佐としても波風は立てたくないので、深くは追求しなかった。
「はっ!了解しました!」
そういってクリスはブリッジの外に出た。
「クリス・・・・・出撃するの?」
ブリッジのドアに隠れて話を聞いていたアルは、恐る恐る尋ねた。
「ええ、でも大丈夫よ。アルはここで待っててね。
・・・・・終わったら、パーティをしましょうね。
私とアルの新しい門出を祝って乾杯よ!せっかく材料も買ったんだし!」
クリスは空元気を出して、最高の笑顔でアルに答えた。
「うん・・・・きっと帰ってきてよ!あんな思いはもう、したくないよ。」
アルの心の底からの願いだった。
「大丈夫よ・・・・必ず帰ってくるわ・・・・。」
クリスはアルを抱きしめ、言った。
そしてアルから離れると、MSデッキに走っていった。
「スタンバイ、出来てる!?」
「いつでもいけます!」
その言葉を聞いて、アレックスに乗り込もうとした、その時。
「うぇ、えぇ」
クリスは突然嘔吐した。バーニィの命を奪ってしまった機体に乗る事を、
体が無意識に拒否したのであった。
「ゴホ、ゲホ!・・・・こんな事で・・・・泣き言は言ってられない・・・!」
そう言って、アレックスに乗り込んだ。
「いいですか?直結のレーンがあります。先の襲撃で建設したものです。
これを使えばスムーズに外に出られます。外には三機のザクがいます。
これを撃破して下さい。」
オペレーターの指示を聞き、アレックスを起動させ、レーンの入り口に立った。
(バーニィ・・・・あなたが守ろうとしたサイド6、絶対に守ってみせる!)
「クリスチーナ・マッケンジー、ガンダムアレックス、行きます!」
サイド6の大地に、再びアレックスが立った。
つづく・・・・どうだったでしょうか?たぶん次で最終回です、たぶん(w
,,. -‐,''';;" ̄;゙;''',、,,
/;;;;;;;;;;wi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
,/;;;;;;;;;;/ .i;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
i/!;;/|/,,__ i_|ヽ_|ヽ;;i;;;;;;;;;;|
i;/r─‐、-r─‐-、i |i;;;_;;;i
|;;i、,,__,,ノ !,,__,ノ" i/< i
,, -‐──-、,, .i;;i _;ノ
/,,, -──- 、,,`ヽ|;;ヽ、 __ /;;;;;;| 乙〜!リアルタイム、感動やいび〜ん!
,,/''"- '' 二二 '' ー-`''|;;;;;;;;;ヽ`ー-',,,, イ;;;;;;;;;;;;! 急展開にビックリや〜!
r ''" .r'/|;;/|;;/ヽ|ヽ|ヾ゙;;'''i;;;;;;;;;;;/ ̄ (;;;;;;;;;;;;;;;| 一体、どんな結末が?
.`ー---|;;i !/ i/ ! ヽ;;;/ -<''\ T''i 、;;;;| ああ、いつもながら、先生にはドキドキさせられ通しやで!
|;;| > < r" ヽ \ ! | `i 続き、楽しみにさせてもらいます〜
|;;i r‐r─-、 i ヽ \,,,/ ヽ, |
'!ヽ i/ .i. | i \! ,,
!;;;>'、,,,__i/| |r' ヽ_,,//-,,,,
∨" ̄ ̄ ̄ ̄ ''''''''''''''''' ー─---- ,,,,,,,,_)_//ニ,,,
/ ≡三
/i __ ,,,,,,,,,,,, ----─── r─--、 ,,__=ニ
/ ヽ,,,_ ,r ''' ̄ / | | ヽ | `'
/ / | i' | |
90 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/07 23:57 ID:XRUPRHz9
本当に泣きそうになりました。作者さん、本当にいいタッチで書いてらっしゃいますね。最終回も楽しみにしてます。
終わってしまうのは寂しいですがガンガレ>職人サン
92 :
79:02/11/08 00:13 ID:???
>>80 え〜っと、頃すなら終るまで待ってくれまへんか?(藁
ところで、今のアレックスはチョバムアーマー付けてるんでしょうか?
>>92=79タン まあ、ええやろ。モチ、うちのアレックスはチョバム付きやで〜でも弱い(w
/ / / i / `、 i ヽ i `、 `、 ; ; ; ; ; ;!
i // / i / `、 i ヽ i ヽ、 `、 ; ; ; ; ;!
i / i /__ i / `、 i ヽ i ヽ、 i ; ; ;!
i /∠ i `、i `、i ̄ ̄\iー 、\i _ - 、 ; ;!
/ ̄ヽ、__/-、`i i/ ̄ヽ~i , rヽ_二 - 二ー-、_i----'` `、 ;!
i - 、____.L_リ __/ / ̄\ i、________i イ ̄~`、ヽ、 ヽ、_____/ヽ ヽ i
i / i /i i i (iii) i i i i (iii) i ト i___ノ、__ \ヽ i
/'゙ ̄  ̄`'i i/ i 、_"`)。i i i ヽ"`) i ! / \ \ i
/ ̄  ̄`'i i /ヽ i 、___こ_ j \ 、フ__ノ i ̄`~` -、_ / i
/ ̄  ̄`'i i ノ i i`i`゙''' ' ' ' ' '~ ~` 、__ー一゙__,,i 、__. / i
/ i ド i i  ̄ ̄ `、___/ / i
i >< _-゙-/ i ! ヽ // / i
`、 ト-´ i i iヽ 、  ̄``´フ / ノ / j
`、 i / A i ヽ、 \__ノ / i i i\
`、 : / i i i i/`"` - 、_ / i\ i j
j ノ / i i i / ' ' ー-一゙´´i i i ! j
/ / i i i / ii i i ! i j
職人殿、あんたはエライ。
95 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/08 20:08 ID:ZPWvs7Al
0080
96 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/09 00:45 ID:mHEuTb7A
97 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/10 06:10 ID:X2dsuJdZ
TIGAU
===============終了================