1 :
通常の名無しさんの3倍 :
02/10/21 12:31 ID:g9z8CE1k ガンダムのキャラで開催しようと思います。 16人になり次第キャラ募集を打ち切りますので、 参加させたいキャラがいたらかいて下さい。 その後私が勝手に大会を進め優勝者を決定します。
2 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:32 ID:ismJPxae
カルルマン
3 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:32 ID:PhNaG9Vg
東方不敗 もしくはドモン・カッシュ
シンタ
ジーン
ハッシャ=モッシャ
キラ・ヤマト
アル
マサキ
10 :
1 :02/10/21 12:33 ID:g9z8CE1k
>>2 パイロットでお願いします・・カルルだと即死にます
11 :
1 :02/10/21 12:34 ID:g9z8CE1k
すいません。 キャラの名前だけでなく、出てきた作品名と乗せるモビルスーツも御願いします。
>>10 いいじゃん氏んだって。
なんか問題あるか?
ギンガナム
ユウ・フォレスト
ハリー
・パイロット:のび太 ・モビルスーツ:ジムスナイパー2
コレン
・パイロット:野比のび太 (作品名 ドラえもん) ・モビルスーツ:ジムスナイパー2
20 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:37 ID:BdrkViZ0
リュウ・ホセイ
マチス・ワーカー ゾロ改
22 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:37 ID:/D+gyfIP
選手:ミライ 搭乗機:ブライト
締めきりです
城毅 カットグラ2
佐藤琢磨
富野
江戸川コナン
28 :
1 :02/10/21 12:43 ID:g9z8CE1k
えー、出てきたキャラをまとめると カルルマン ドモン ジーン ハッシャ=モッシャ キラ・ヤマト マサキ ギンガナム ユウ・フォレスト ハリー のびた コレン リュウホセイ ミライ ブライト
このスレ…終わったな。
30 :
1 :02/10/21 12:47 ID:g9z8CE1k
やっぱ一人一つの応募にします ID:ismJPxae カルルマン ID:PhNaG9Vg ドモン・カッシュ ID:BdrkViZ0 リュウ・ホセイ ID:/D+gyfIP ミライ てとこですかね
呂布 赤兎馬
32 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:49 ID:TamrDasX
パイロット:西川貴則 MS:ジン
33 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:52 ID:enN9X9+j
パイロット:ユウ・フォレスト MS:バニラ
35 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 12:55 ID:3FJqG6Na
ウルべ少佐(INグランドマスターG)
36 :
1 :02/10/21 12:57 ID:g9z8CE1k
キャラが集まるまで暇なのでもうはじめます。 ---第一回戦カルルマン VSドモン カルルマンは戸惑っていた。自分はガンダムなどの機体に乗ったことがない。 コクピットにはいっても操作などはできないのは明白だ。第一まだあまり喋ることもできないのだ。 じゃあなぜこんな会場にいるんだ? 周りを見渡せば、あわただしく動く人々で混雑している。 見たこともないモビルスーツが搬入されてきている。 自分の前には、ウッソやシャクティが応援に来ている。 「頑張れよ。」 「あなたならできるわ。」 そんな他愛無い言葉で励ましているつもりらしい。 この僕カルルマンをだ。 この時点でようやくカルルは理解した。 逃げられない。絶対に。 戦うしかないらしい。あそこにいるドモンとやらと。 〜続く
アムロ MSサム
38 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 13:00 ID:enN9X9+j
パイロット:藤原拓海 MS:AE86
俺
カカロット
---第一回戦カルルマン VSドモン カルルマン撲殺ですか?
カテジナ ゴトラタン
43 :
1 :02/10/21 13:04 ID:g9z8CE1k
ドモンは戸惑っていた。 ガンダムファイトがあるのは知っていた。 なにやら史上最強をきめるらしい。 行きたがる東方不敗をなんとか説得して自分が出場することにしたのは、 もちろんつよい奴と戦うためだ。 おれが最強だ、ドモンはそう自負している。 誰であろうと負ける気はしない。 しかし会場で係員の説明を聞いて唖然とした。 この大会はトーナメントらしい。それはいい。 だが一回戦の自分の相手は赤ん坊だと言うのだ。 馬鹿にしてる、ドモンは怒鳴り目の前の男を殴り飛ばしたかった。 だが係員も弱った顔をしているのを見てやめた。 この男の責任ではない。 まぁ、いい。難しく考えるのは苦手だ。 優勝できればそれでいい。 ドモンはそう呟き、戦いに備え目を閉じた。 〜続く
ドモンとカルルマンは素手の対決?
赤子を殴るのかい?この鬼畜!あんたなんかDG細胞にとりつかれてインポになればいいのよ!
>>1 は小説が書きたいだけなんちゃうんかと小一時(ry
ドモンだろうがガンダムだろうがフリーザの「キエーッ」一撃でやられます
48 :
釈帝内心 :02/10/21 13:13 ID:???
>>36 新婚?家庭には血もつながらんガキは邪魔ってことなの。せめて苦しまずに市になさい。
49 :
1 :02/10/21 13:16 ID:g9z8CE1k
ドームに設置された超巨大モニターの前に人がむらがっている。 ざっと6万人はいるだろう。ビールを飲む人、双眼鏡片手に待っているもの。 携帯で会話しているもの。様々だ。 サングラスをかけたアナウンサーが威勢良くでてきた。 「さぁー皆さんお待たせしました!天下一武道会の開催です!」 会場のボルテージが一気に上がる。みんな興奮している。 「これは今まで長年の謎であったガンダム最強はだれかという議論に終止符を打つために企画されたものです。」 アナウンサーが唾を飛ばしながら話す。彼もかなり興奮している。 「さぁ、第一回戦はドモン対カルルマンです!」 アナウンサーの声と共に会場からドヨメキが漏れる。 「ドモンの機体はご存知Gガンダム!カルルマンは友人のウッソさんの提供によるV2です。」 二つの機体がモニターに映しだされる。 どうやら場所は近くの荒野らしい。あたりにはなにもない。 会場の人々が見守る中先に動き出したのはV2だった。 〜続く
50 :
4倍角 :02/10/21 13:18 ID:???
↑の続き 萌え尽きた・・・
51 :
1 :02/10/21 13:31 ID:g9z8CE1k
ドモンは躊躇した。 こちらに向かってくるVガンダム。手にはビームサーベルをもっている。 動かなければやられるかもしれない。 けど、「中に乗っているのはガキだろ!」ドモンは叫んだ。 こんなの間違っている。俺が戦ってきた奴らはみんな自分の意志で戦うことを決めた奴ばかりだった。 けど、コイツは違う。何故自分が戦わなければいけないのかもわかってないだろう。 そんな奴を俺は殺せるか? 目の前に迫ったVガンダムがサーベルを振り下ろす。 軽々とそれをかわしつつ、後退する。Vガンダムが更に向かってくる。 素早い。ドモンは慌てて更に後退する。 チッ、こいつホントにガキか? 舌打ちしつつドモンは次第に目の前の敵を粉々にしたい欲求にかられだした。 カルルは笑っていた。 目の前の敵は明らかに戸惑っている。その証拠にさっきからさがってばかりで何もしてこない。 ウッソから借りた機体はかなりオートプログラムをしてくれてるらしく、少しの入力で動いてくれた。 これなら勝てる、カルルの顔に子供特有の無邪気な残酷さがあらわれていた。
何か実況とか日本語だけど・・・
別に殺す必要は無いのでは?何の大会?
SSにするなら、この板ではエロSS以外不可です。
ま、ガンガレや
即興でこういうの続けるの大変そうだな。 ガンガレ。
57 :
1 :02/10/21 13:49 ID:g9z8CE1k
会場に来たシャアは驚いた。 こんなくだらない事をホントに我がスウィートウォータ内にて行なっているとは信じられなかった。 下衆な奴らだ、吐き気がしてくる。 超満員の会場。異常な熱気。取りつかれたように、モニターをみる民衆。 シャアには理解できなかった。所詮戦闘において一対一になる状況などほとんどない。 まして決着をつけるまで戦うなどは。 集団戦闘において肝心なのは個人の力ではない。 戦力と戦略がすべてだ。どんな優秀なパイロットでも一人で艦隊は相手にできない。 ニュータイプといった思想がこんな茶番を引き起こす、シャアは忌々しく思った。 人類同時覚醒でなければ結局排除される、アムロがいい例ではないか、そう呟きつつもシャアは その中に僅かな羨望があるのを認めないわけにはいかなかった。 観衆の声がひときわ大きくなる。 シャアはその声に顔を挙げモニターをみた。 どうやら戦いは決着を迎えたようだ。 ドモンのガンダムの右手が相手の機体の顔面にめり込んでいる。 Vガンダムのコクピットに救護班が入っていく。 どうやら負傷しているらしいな、シャアはそう考えながらドモンの名がアナウンサーに呼ばれるのを聞いた。 コクピットから血まみれの子供が出てきたのを見てシャアは愕然とした。
58 :
1 :02/10/21 13:50 ID:g9z8CE1k
すんません、即興なんでゴチャゴチャしてるのはご勘弁を・・
次の試合は誰〜?
順番でいけばシンタ対ジーンかと。 シンタはゼータで
シンタって、また子供かよ(w
62 :
1 :02/10/21 14:05 ID:g9z8CE1k
リュウ・ホセイは呼ばれたとき身震いがした。 彼にとってこの大会は自分の名を世に知らしめるチャンスなのだ。 絶対に勝つ。おれはホワイトベースの戦闘メンバーの長だったのだから。 彼に恐怖はなかった。陽気なアルゼンチン気質の彼は自分が負けることなど想像することはなかった。 ミライ・ヤシマは呼ばれたとき戸惑った。 彼女は現在では母親であり軍隊は退役している。 それに戦闘はもう一年戦争でこりごりだった。 けれど、彼女は乗らざるを得なかった。この大会の主催者は非常に強い権力のある人物だったからだ。 それでも、ミライは考える。それでも私は・・相手を殺したくない。 係員の声が聞こえる。 「いいですか。宇宙空間の戦闘になりますが、けっして指定された区域から出て戦わないように。」 開始のブザーがなった。 リュウ・ホセイは小型戦闘機FF-X7に乗り込んだ。 ミライ・ヤシマはホワイトベースに乗り込んだ。
63 :
1 :02/10/21 14:17 ID:g9z8CE1k
圧倒的な暗闇の支配する宇宙空間にいるリュウ・ホセイは泣きそうだった。 いくらなんでもホワイトベースは無いだろ!と叫びたかった。 そして、眼前にジオンが木馬と忌み嫌った艦を見てついに、「こっちは小型戦闘機なんだぜ!どういうことだ!」 彼は叫んだ。それは絶叫に近かった。 しかし、彼が叫んだとしても誰にも聞こえないのだが。 圧倒的火力の差。機体の大きさの違い。 しかも気のせいか、艦長の席にブライトの姿も見える。フラウ・ボウもいる・・? つーかホワイトベースのクルーみんないるじゃん!彼は泣いた。 ふとコクピットに声が漏れてくる・・「弾・・・薄いぞ!・・にやってんの!」 目の前にミサイルがあられのように降ってくる。それをみながら彼はなぜかレビル将軍 のことを思った。 そこでリュウ・ホセイの記憶は消えた。
圧倒的優勝候補誕生だな。 ワラタよ
>>1 駄スレかと思ったが、ちゃんとキャラ描けてるのはいいね。
続きも期待してます。
67 :
1 :02/10/21 14:32 ID:g9z8CE1k
えー、三回戦なんですがハッシャなる人物がわからないので、かれは飛ばします。 (G,X,Wはあまり見てないのです主役級ならわかりますが) わかる人物で基本的にやっていこうと思いますので。 だからすいませんが次はキラ・ヤマトとマチスで行きます。 参加させたいキャラがいる場合できればわかりやすい奴で御願いします・・
マチスって誰だ?
>>67 細かいようだけど「一回戦第三試合」だよね?
1が頑張っているのを見て仕事を頑張ろうと思いました。 ありがとう。
71 :
対戦結果 :02/10/21 14:39 ID:???
ガデム(旧ザク) クワラン(ワッパ) 参戦きぼん
73 :
1 :02/10/21 14:44 ID:g9z8CE1k
キラ・ヤマトは不安だった。 自分はまだ3話しか放送されていない主人公だし、まだ強いかどうか判らない。 しかも顔だけやけに同人向けにつくられているのが気になる。彼は自分はカクリコンみたいな顔ならいいのに、と呟いた。 そんな神経質な彼に種はクソ、といった声がいたるとこから聞こえノイローゼ気味だった。 そんな時この大会の事を知り参加したのだ。この大会にでれば知名度が上がる。その一心だった。 大丈夫、自分はやれる。手のひらに人の文字を書きつつ彼はもう一度呟いた。 マチス=ワーカーは不安だった。 自分のことなど覚えている奴がいるのか?Vガンダムに少し出ただけの自分を。 いやもしかしたら凄い人気が出てきたのかもしれない。そういいながら「んなこたない」と自嘲気味に笑った。 だから対戦相手が新番組の主人公と聞いてもそう驚かなかった。 むしろ納得したものだ。かませ犬万歳、と。 観客は自分の惨めな死を望んでるのだろう。上等だ。 ゾロ改の強さみせてやる。レーナみててくれ、彼は指輪に口付けながら祈った。
マチスタン(;´Д`)ハァハァ
75 :
武天老師 :02/10/21 14:54 ID:???
/ ̄ ̄ ̄ ̄ /  ̄ ⌒ 丶 . .| なかなか見ごたえがあるわい! _ - / \ | でもピチピチギャルがおらんのう・・・ /::::::::::;;;;;) /ヘ /⌒\ 丶∠_____ (:::::/;;::::::;;;;;;) | へ : /___ ト〜 ー _ ⊥::::::(;;::::;;;;;;;;;) ┌〜^~ /ー―ヽー/~) | / 丶〜 /:::::::::(;;;:::::);;;::く |⌒~/R;;: ::::;;;;;リ /∂| ):〜─ _ / \ ̄ ヽ (;::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;| |_j| 丶___ノ ;/| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`\/\:::::::\ )::::::;;;;し::::::::::;;;;;;;ノ | | ヘ 丿 rこノ~ノ⌒ー _;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::Y \ し;:::::::::;;;;;;;;::::);;;;;;;;;;) y し〜⌒〜、/:: r |;;;: \ ;:: |:| 〜 _ \ \ \::::(:::::::::;;;;;;;;:ノ // \J |;;;:: ~;;;| |:| フ\ \ | (;:(;:::::::;;;;;;;;;;;;ノ / / 人 ヽ: ノ;;;:: ゝ |:| r \ ヽ) \::::::;;;;;;/ / | / ∨\ |:: /;;;:: / |:| / 丶 ヽ (::::::::;;/ / | / ヽ | |;:: / |:| / \ (⌒  ̄ )ヽ //|/ \ |r;:/ r⌒  ̄ )し // ) \ )
76 :
1 :02/10/21 14:59 ID:g9z8CE1k
戦いのステージは廃墟らしかった。 キラは辺りを慎重に見渡しながら、自分の状況を把握した。 もう戦いは始まっている。おそらく相手はこの壊れそうなビルだらけのどこかに息を潜めて待っているのだろう。 キラは喉がやけに乾くのを感じた。唾液もでない。 脳裏に血まみれででてきたカルルマンの姿がよみがえる。駄目だ。弱気になるな。 自分にそう言い聞かせゆっくり一歩ずつ慎重に進む。 ふと、後ろで激しい機械音がした。砂埃が舞う。 慌てて振り向くとゾロ改がいた。どうやらビルの屋上でこちらを観察していたらしい。 右手にはでかい爆弾を抱えている。 キラは後退しつつ観察した。 何故ビルのうえからライフルを撃たないかったんだ?それにあの爆弾・・・。投げるには大きすぎる。 まさか・・。ある考えをおもいつく。そんなわけない、と慌ててキラは否定する。 そのとき突然ゾロ改が凄いスピードでつッこんでいた。 自爆攻撃!キラは自分の予想が当たっていたことを理解した。 「レーーーナーーーーー!!!」相手の男の絶叫が聞こえた。 その瞬間 廃墟は消し飛んだ。
77 :
1 :02/10/21 15:02 ID:g9z8CE1k
>>69 そうです。言葉足らずですいません。
>>70 それはそれは・・。どういたしまして。
パイロット:ギュネイ・ガス MS:ホビーハイザック
パイロット:ソシエ MS:カプール
エマリー艦長代理 ラビアンローズ
第3試合は相打ちなのか?
0083 キース ジムキャノン2
パイロット:ブルーノ&ヤコップ MS:あえてウァッド
84 :
1 :02/10/21 15:20 ID:g9z8CE1k
両者死亡だと? ギュネイ・ガスはそう聞いたとき大笑いした。もちろん不甲斐ないキラ・ヤマトにだ。 あれだけ性能差のあるモビルスーツに乗っておいてやられるとは滑稽以外の何者でもなかった。 さて、あんな滑稽な試合の後だ。会場はさぞや興ざめだろう。 俺が見せてやるよ!本物の軍人の凄さ、ニュータイプの凄さをな! ギュネイがそう思うとホビーハイザックのモノアイが鈍く光った。 ガデムは憂鬱だった。 大会に出るのはいい。しかし機体は新しいのが欲しかった。 旧ザク。自分に用意されたのはやはりこれだった。なれた機体が一番でしょう、そういって笑う係員に唾をかけてやりたかった。 勝てるわけがねーじゃん!そうおもいながらコクピットにのりこんだ。 コクピットは死の匂いがした。
パイロット:ニナ 機体:コアファイター(FB)
パイロット:ビル・ゲエツ 機体:windows3000
パイロット:アムロ(CA) MS:ボール
パイロット:モハメド・アタ 機体:ボーイング767
89 :
1 :02/10/21 15:35 ID:g9z8CE1k
ヤクト・ドーガ使うまでも無いな。よかった、温存しといて。 ギュネイは旧ザクを冷静に追いかけながらそんなことを考えていた。 戦いが始まったのは三十分前。場所は草原だった。 それから今まで、旧ザクは必死で逃げている。しかし、いかんせんオンボロ。 スポーツ用に改良されたホビーハイザックでも十分追いつけた。しかしあんまり早いのは味気ない。 それで今までずっと少し後を追いかけている。ガデムの声が聞こえる。 「あぁ、やっぱ旧ザクいいかも・・。」勘違いしているみたいだ。ギュネイはあざ笑った。 鬼ごっこも飽きたしそろそろ殺すか・・ギュネイは冷静にそう判断して旧ザクの足を撃ち抜いた。 旧ザクが地面に転がる。すかさず正面にまわりライフルを向ける。 た、助けてくれ!そう叫ぶ声がギュネイに聞こえてきた。 かまわずライフルを撃った。一発、二発・・。 俺は大佐を超える・・。ギュネイはそう呟いた。
先生、ガデムの旧ザクは逃げないっす。むしろ体当たりでギュネイを狩るね。
91 :
1 :02/10/21 15:47 ID:g9z8CE1k
一応、現在の状況を・・ 現在 第四試合まで終わってます。 勝者は ドモン ミライ(とホワイトベースの愉快な仲間たち) ギュネイ の三人です。 死亡者 ・カルルマン(病院に運ばれるも二時間後に死亡) ・キラ・ヤマト(爆死) ・マチス (無理心中・爆死) ・ガデム (撃ち抜かれて死亡)
92 :
1 :02/10/21 15:48 ID:g9z8CE1k
うわっ見にくい・・。誰か暇な人がいたら改良してください・・すいません・・
リュウが・・・・・
94 :
1 :02/10/21 16:05 ID:g9z8CE1k
五回戦 ブルーノ&ヤコップ は戸惑っていた。 ウァッドに乗り込んで、俺たちは2人で一人と言い張って、コンビで出場した。 確かに少し卑怯かな、とは思った。けど係員が笑顔でいいですよ、といったので内心ラッキーと思ったものだ。 けど気付けばよかった。俺たちのバトルステージが宇宙空間ってことで。 ウァッドはまず宇宙ではほとんど動けない。身動きできない。 しかもあいてはラビアンローズという艦隊だったのだ。 相手が女と聞いて安心してたがこれじゃ意味が無い。 何が艦長代理だ。たらし込みやがって。 エマリーは戸惑っていた。 これでは虐殺じゃないのかと。 私はただホワイトベースと戦いたかっただけなのよ。 あなた達がそんな機体なのが悪いのよ。そう言い訳してミサイルを発射する。 ミサイルが正確にウァッドに向かって飛んでいく。相変わらず狙いは正確だ。 遠くで光った閃光をみて彼女は考える。 核はやりすぎだったかな、と。
95 :
1 :02/10/21 16:07 ID:g9z8CE1k
ラビアンローズはただのドック艦だよぅ・・・
>>94 ((-ー、
、 i_. __i ゝ
` 〈__´;フ < おいっ!アレが相手なのか!?
!~〕ノ〈 デカ過ぎるって!!
,〜、Å,へ、
( . ,、ノて、、 ヽ
( ノ-‐、__.‐-( ,)
(´ ). :´)д(`: .)_ ) < もう不戦敗でもいいよ…
おもしれぇ。
>>1 ガンガレ
パイロット:呪術師メッサーラ&マクベ・カッツェ
搭乗機:マッドゴーレム
99 :
1 :02/10/21 16:23 ID:g9z8CE1k
ここはトロワスレ並みの良スレになれる可能性があるッ!!
102 :
1 :02/10/21 16:33 ID:g9z8CE1k
ソシエ は緊張していた。 この大会は最初見物のつもりだった。 キラ・ヤマトの試合があまりに悲惨だったので(なんせ肉片がカメラについた) 気分が悪くなって、少し外で涼んでいたところを拉致されてしまったのだ。 それで今かプールにのせられている。 係員に理由を聞いても「あなたが推薦されましたから」など訳のわからないことをいう。 ロラン助けにきなさいよ、ソシエはため息をついてそう思った。 アムロは緊張していた。 実際こんなに緊張するのは初めてかもしれない。 自分はニュータイプといわれ騒がれていた。自慢じゃないが連邦軍のエースだ。 戦えばほとんどの人物には勝てる、そう自負していた。 しかし・・・ボールはないだろ。目の前の機体を見てアムロは一人愚痴った。 死ぬのか・・こんなとこで。 死にたくない・・・エゴかな、これも。 自嘲しながら考える。ララァもうすぐそっちにいくかも、と。
>>96 ラビアンローズでもミサイルくらい撃てそうだな。自分で自分を改造して。
まだ参加できるのかな? だったら参加希望! パイロット:名無しのガンダムファイター 搭乗機体:ネーデルガンダム Gガンダム決勝大会まで生き残った実力を見せてやれ!
参加はもう無理? パイロット:カツ 搭乗機体:G・ディフェンサー 余所見で突撃ぐらいはできそうだが・・・
やっぱ外伝は駄目でつか・・・ じゃあ パイロット:アンディ 搭乗機体:ハイゴッグ で。
107 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 16:41 ID:MBY3lQuH
お?まだ受付中? なら、バーニィ&ザクFZ参戦希望
108 :
1 :02/10/21 16:42 ID:g9z8CE1k
海での戦いを希望したが駄目だった。 ソシエは今宇宙空間、正確には月のある場所にいる。 カプールで宇宙?いやがらせ? そう思い係員に文句をいったが、相手はボールなんで我慢してください、といわれた。 まったくやんなるわ、けどボールならいいか。 そう思ったのが間違いだった。 そう感じたのは始まってすぐだった。 RB-79/ボール・・低反動180ミリ砲(二列式弾倉に3発の砲弾を収納)一門を装備。 あたしのカプールの敵じゃない!そう思ってたあたしだけど、いざボールがくると圧倒的なプレッシャーがあたしを襲った。 な、なにこの感覚。ソシエは恐怖した。 怖い。ボールなのに。怖い。死にたく ない。
FCSオミットしたホビーハイザックと旧ザクのタックル合戦を期待したのに・・・
パイロット:ドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領 搭乗機体:ドラゴンガンダム ハッタリ万歳!
パイロット:シャクティ・カリン MS:エンジェルハイロゥ
>109 まあギュネイらしいと言えばギュネイらしい
113 :
1 :02/10/21 16:54 ID:g9z8CE1k
アムロは考えていた。 この作業用みたいな機体に乗っているといろんなことを思い出す。 シャア、セイラ、カクリコン・・カクリコン?なんでこんな奴を思い出すんだ? まぁ、いい。とりあえずあのカプールを破壊すること。これが第一だ。 ボールの180ミリ砲が火を吹く。命中。 しかし効いた様子はない。カプールはじっと固まっている。 アムロはじカプールの周りを旋回しながら、また思考をはじめた。 この大会・・・なんの意味があるんだ。戦争に個人の力は関係ない。 いや、あるかもしれないがそれは、限定された空間においてだ。 じゃあなんのために!誰が! カプールの攻撃をかわし、更に180ミリ砲を撃つ。 シャアか?いや違う。シャアはこんな茶番をするほど馬鹿じゃない! そう考えながら戦ううちカプールは動かなくなっていた。 ソシエは動かなくなったモニターを叩きながら叫んだ。 私をここから出しなさい、出しなさい、と。 しかし少女のか弱い声は考えことをしているアムロの耳には届かなかった。 ボールが更に戻ってくる。内臓のミサイルを撃ち出す。 爆発の瞬間 ソシエは死んだ父のことを考えていた。
結構ナマナマしいな。ナイス。 ソシエタソ・・・つДT)
>>113 ヽ(#`Д´)ノ ソシエーー!?
>内臓のミサイル
( ・∀・)ニヤニヤ
内臓のミサイル・・・確かに生々しい(ワラ
117 :
1 :02/10/21 17:00 ID:g9z8CE1k
あと2試合残っています。キャラは募集中ですので。僭越ながら勝手に選ばせてもらいます。
>>111 採用決定しました。
>>106 採用決定しました。
あと2人です。
いや、ソシエが内蔵のミサイルでアムロを墜としたんだろ
エ!?Σ(゚Д゚; 内臓ミサイルってソシエのなの!?カプルのじゃないの!?
パイロット:アイナ様 搭乗機体:B3グフ どうよ?
>107のバーニィは駄目でつか?
ビルギット・ピリヨ ヘビーガン
パイロット:ゲモン 搭乗機体:ゲゼ
124 :
1 :02/10/21 17:09 ID:g9z8CE1k
アンディは思った。 俺、マシンの操縦並なのになんで選ばれたんだろう・・。 しかも0080のチョーマニアックなキャラなのに・・ まさか・・彼の頭にマチスの笑顔が浮かぶ。必死に頭を振りその考えを振り払う。 噛ませ犬・・嫌だ!なんで俺なんだ バーニィでもいいじゃないか! しかし彼は知らなかった。バーニィは自分の対戦相手だったことを・・。 バーニィは思った。 俺、マシンの操縦並なのになんで選ばれたんだろう・・。 まぁ一応0080の主要なキャラだけどさ・・・ まさか・・彼の頭にマチスの笑顔が浮かぶ。必死に頭を振りその考えを振り払う。 噛ませ犬・・嫌だ!なんで俺なんだ アンディでもいいじゃないか! しかし彼は知らなかった。アンディは自分の対戦相手だったことを・・。
搭乗者:プル&プルツー 搭乗機:キュベレイmk2(黒)
>124 ワロタ 良スレだな
搭乗者:リリ・ボルジャーノ様 搭乗機:ギャロップ(ミサイル装備型)
パイロット:武豊 MS:ノーリーズン
アイナ シャクティ アプラサス VS エンジェルハイロウ が見たい
パイロット:ミネバ・ラオ・ザビ閣下(10歳) 搭乗機 :ビグザム
パイロット:ハロ 搭乗機:ドダイYS
132 :
1 :02/10/21 17:26 ID:g9z8CE1k
爆発のあとも生々しい廃墟に二つのモビルスーツが立っていた。 アンディは叫びながら相手に突進した。 バーニィと聞いて心が浮き上がるようだった。 アイツになら勝てる!そしたら俺も一躍有名人だ! かれはそう考えながらザクFZに突っ込んだ。 バーニィは叫びながら相手に突進した。 アンディと聞いて心が浮き上がるようだった。 アイツになら勝てる!そしたら俺も一躍有名人だ! かれはそう考えながらハイゴッグに突っ込んだ。 2人とも勝利を確信していた、が! 突如現れた巨大な飛行物。この謎の物体に2人の機体はともに吸い寄せられてしまった。 リングのような飛行物は言った。 「争いを止めなさい、迷えるものよ」 少女の声だった。なにか癒される・・・そんな声だった。 アンディとバーニィが覚えているのはここまでだった・
133 :
1 :02/10/21 17:29 ID:g9z8CE1k
135 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/21 17:39 ID:7EUvKON3
ガルマ ガウ
136 :
1 :02/10/21 17:47 ID:g9z8CE1k
2人とも噛ませ犬・・・か。 いいデモンストレーションではあったな。 シャアは観客席でコーヒーを飲みながら思った。観客の数はもう10万人はきているのではないか、といった人数だ。 シャアはしばらく様子を見ることにしていた。主催者の狙いがなんであれこれだけの人数が集まっているのだ。 中止をさせれば観客の怒りは私に向かうだろう・・それだけは避けたい。 これは衛星を通じて全世界に同時配信されている。中止は不可能だ。 そう考え、様子をみることにしたのだ。 しかし、それだけではなかった。彼もパイロットである。赤い彗星と呼ばれたほどの。 何で私の名前書いた奴が一人もいないのだ!シャアは推薦者たちに軽い怒りを感じた、自分の限界を宣告されたようだ。 シャアは・・・少しギュネイをうらやましく思った。 そんな考え事をしてると一人の中年の男がぶつかってきた。酔っ払っている。愚民が、そう思いながら脇に寄った。 男は脇を通ってどこかに消えた。 日も傾いてきた。次の試合は夜戦になるのか。 そう考えながらコーヒーをもう一杯買おうとした。 ポケットに財布がなかった。
137 :
1 :02/10/21 17:50 ID:g9z8CE1k
すいません。いまから八試合目なのですが、ちょっと用事があって今からでかけないといけないので 続きは今日の深夜か、明日になると思います。キャラ募集は続けてますのでお気軽にレスください。では読んでくれた人に感謝しつつ、
モツカレ
139 :
1 :02/10/21 17:52 ID:g9z8CE1k
マイナーキャラは勘弁してください・・扱いがムズイので(泣) 感想くれたら励みになります。ではまた。
お疲れー。面白かったYO! じゃあせっかくだから パイロット:シャア 搭乗機体:ゾゴック
>>141 あんたっ!人を喜ばせるセンスのある人だねぇ!
( ・∀・)っ))○=) ムニムニ
>その後私が勝手に大会を進め優勝者を決定します。 ・・・
相討ちになった第3試合の欠員はどうすんだ?
>>145 超豪華リザーバーとして
ガンダムWECTを・・・
>>146 WECT……最高級の黒歴史じゃないか、それわ
>>142 あんた本当にゾゴック好きなんだなハァハァ(´∀`*
まぁ俺もアガーイ好きだけどな。
>>143 うるせぇ!どうせキンゲ見れねぇYO!ウワァァァァァン!!ヽ(`Д´)ノ
アデット様はハァハァだけどさ・・・
じゃあ、 デミトリー(ザクレロ) トクワン(ビグロ) ブーン(グラブロ) きぼんぬ
搭乗者:ミネバ 搭乗機:ドズル(マシンガン装備)
良スレ!
パイロット:カツ・コバヤシ MS:サザビー
パイロット ハマーン MS エルメス
パイロット エマ・シーン/搭乗機 G-ディフェンサー
155 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 03:11 ID:MRs0xVQq
せっかくリュウ参加させたのに、即死かよw
パイロット ヤザン MS ゲゼ きぼんぬ 今日も期待してますw
てゆうか平日の昼始まって夕方から用事って…
人生いろいろさね
>>157 漏れもそういう勤務体制だぞ<夕方から
>>1 の用事は仕事じゃないかもしれんが、朝9時で夕方終了の仕事ばっかしじゃないさ。
そろそろ新作来るかな?
武道会の華は乱入者でしょう。 ってことで、ギンガナム御大将がターンXで乱入するのをキボンヌ。
162 :
1 :02/10/22 16:37 ID:9dSyu/Q1
プルは考えていた。 自分にとって、モビルスーツとはなんなのか? 戦いの道具?いや違う。モビルスーツはただの道具。 私にとって存在意義はマシーンに乗ること。 そして敵を倒すこと。それだけのために生まれた。 そうしなければ生きている意味は無い。 存在理由は・・・・・それだけ。 だから、プルは思う。この大会に勝ち、私は手に入れる・・人間としていきる意味を。 キュべレイをみつめながらプルは唇を噛み締めた。 カツは考えていた。 自分はガンダム通の間にとってなんなのか? 脇役?いや、違う。かなり嫌われているはずだ。調子こいてんじゃねーよ、と。 勝手に出撃してなに考えてんだ。自業自得とも思われてるだろう。 あいつらに何がわかる。俺はホントは強いんだ!あれは事故だ。 この大会に出た理由は、そんな奴らをみかえすことだ。 カツは、サザビーを見ながら思う。 この機体なら・・クワトロ大尉なみの活躍ができるかも、と。 俺はハヤト・コバヤシの子供だ!自信はあった。 父さん。見ててくれ。俺は・・・カツ。 周りの空気が一気に冷えるのを感じた。 はずしたかな・・カツはそう考えながらコクピットに乗り込んだ。
おおっ!きたねw
164 :
1 :02/10/22 17:03 ID:9dSyu/Q1
舞台は宇宙だった。 漆黒の闇、ゆらめく世界、無重力による軽い自己の喪失。 カツはこの宇宙の感覚が苦手だった。 そういえばアムロさんも宇宙が苦手だって言ってたな・・そんなことをおもいながらサザビーを扱う。 サザビーは予想以上に素晴らしい機体だった。機動性、パワー、反射速度。どれをとってもG・ディフェンサーより凄かった。 最高の気分だった。演説の一つでもかましてジオン・ズム・ダイクンの意思をつごうかな、と思うほどの。 けれどカツにそんな時間が長く続く訳が無かった。 突然右斜め方向に光線が走った。 慌てて機体を左にそらしてかわす。カツは間一髪に最初の攻撃を交わすと、視界にキュべレイの姿を捉えた。 すぐさまメガ粒子砲を放つ。遠い。あっさりとかわされカツは舌打ちをする。 おちつけ・・こっちの方がマシンの性能は上だ。そう言い聞かせながらビームライフルを連射する。 素早い。あっさりかわされ、カツは相手の実力を認めないわけにはいかなかった。こいつ・・できる。 キュべレイがファンネルを撃ち出す。一つ、二つ・・三つ。 カツにはそれがあたかも死神のように見えた。 こっちもだ!カツはそう叫びながらファンネルを負けじと撃ち出した。あっさり落とされる。 あ、俺ファンネル使えないんだった。 そう気が付いた瞬間、カツはモノアイの操縦席ごと離脱した。 諦めは人一倍早かった。すでに半泣きだった。 キュべレイは太陽の方向に流れている隕石を見つけ近寄った。モノアイを隕石に押し付ける。 カツは隕石に自分をめり込ませているらしいキュべレイを思いつつ、 逆襲のシャア・・・でたかったな・・と思った。 キュべレイの去っていく姿をみつつカツはシャアにもらった拳銃を自分のこめかみに当て引き金をひいた。
カツゥゥーーー!南無
まぁ、カツだし。
>最高の気分だった。演説の一つでもかましてジオン・ズム・ダイクンの >意思をつごうかな、と思うほどの。 ワロタ
168 :
1 :02/10/22 17:18 ID:9dSyu/Q1
カツの死亡が会場のアナウンサーから知らされ、一回戦は全て終わったと控え室にいたミライは思った。 二回戦は・・だれとだったかしら。ミライがそんなことを考えているとアナウンサーの声がまた聞こえてきた。 「しかし第三試合のキラヤマト、マチスの両名の死亡により敗者復活戦をすることにします。 なおこの試合は参加者全員で戦ってもらいます。生き残った一人が勝ち抜きです。」 そう伝える声がすると観客からドヨメキの声があがった。 「俺は参加するぞ!」ヤザン が手を挙げた。 「あたしもでるわ」エマ・シーンも立ち上がった。「ミネバも!」ミネバ・ラオ・ザビ閣下もいる。 「はいはい、どうぞご参加ください。あ、いっておきますが機体はみんな一緒でジムですので。これは純粋に実力で勝負してもらいます。 リュウ・ホセイさんの遺族からクレームがありましたので。」 そういってアナウンサーが苦笑する。 「それでは三十分後に始めようと思います。みなさん是非ご参加を。」
169 :
1 :02/10/22 17:24 ID:9dSyu/Q1
遅くなってすいません。今日は用事が無いのでじっくりかこうとおもいます。レスくれた人に感謝です
だれか、そろそろまとめてくれ。だれが出て死んでいったのかわからん
パイロット:コレン 機体:専用カプル
ハサウェイもいれて〜。親子対決見たい 勝った場合の機体はZZガンダムあたりで
パイロット:クワトロ
今のところ敗者で死んでないのはアンディとバーニィだけか
パイロット:カミーユ・ビダン 機体:ゴッドガンダム
177 :
1 :02/10/22 17:36 ID:9dSyu/Q1
「ブーン、トクワン、デミトリー、シンタ 、カテジナ 、キース、ニナ、名無しのガンダムファイター 、ドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領 に、 ゲモン、リリ・ボルジャーノ、コレン 、ハサウェイ、ヤザン、ミネバ、エマ」 現在の参加者はこのくらいですね?アナウンサーが息を切らしながらいった。 「かなりいますね・・あ、モハメド・アタさんは既に死亡。ビル・ゲイツはパイをぶつけられて帰りました。ノビタは寝てるのでこの三人は不戦敗です。」 それでは、アナウンサーは紙コップの中のジュースを美味そうに飲んでからいった。 「あと十分ほどで参加は打ち切りです。」 ミライはその声を聞きつつこれ以上死亡者がでないように祈るしかない自分に嫌気がさしていた。
パイロット:ケリーレズナー MA:ヴァルヴァロ
179 :
153 :02/10/22 17:39 ID:???
>>153 で書いた
P:ハマーン
MS:エルメス
はダメ?
パイロット:やっぱり来ちゃった東方不敗 機体:クーロンガンダム
喪前ら!あまり1たんを困らせないでください。
パイロット:アナベル=ガトー 機体:ノイエ・ジール
>>177 >ビル・ゲイツはパイをぶつけられて帰りました
ワラタ
184 :
。 :02/10/22 17:42 ID:6K9H6fKm
レビル将軍キボンヌ
1さん、厳正な審査により10人に絞られたってのはどう? 人数多すぎでつらそうだし
186 :
1 :02/10/22 17:44 ID:9dSyu/Q1
「コレン 、ケリーレズナー、アナベル=ガトー 、レビル将軍、ハマーン、 やっぱり来ちゃった東方不敗さんのあらたな参加を歓迎しつつ募集を終了したいと思います。」 では試合を始めますのでこちらへどうぞ」 アナウンサーはそういった。試合開始だ。
187 :
1 :02/10/22 17:45 ID:9dSyu/Q1
>>185 ご忠告ありがとうございます。
そうしたいのですがせっかく参加にきていただいたので力の及ぶ限りなんとかしたいです。。
全部採用した>>1は偉い!
カミーユは漏れたか・・・(´・ω・`)ショボーン
190 :
1 :02/10/22 17:57 ID:9dSyu/Q1
参加者全員で二十二人・・・場所は廃墟あとか・・・。みな配置についてるらしいな・・。 ハマーンは冷静に状況を判断しつつ考えていた。 強敵なのはやはり・・ハサウェイとヤザンそれにガトー・・東方不敗はドモンがむりやりつれて帰ったみたいだな・・。 まずは雑魚を倒すか・・。 ガトーもほぼ同じ事を考えていた。ハマーン・・彼女が最強だな。みんなジムだというのに一人だけ途方も無いプレッシャーだ・・。 だがジオンの栄光のためにも退かぬ。ガトーの顔に決意が浮かぶ。 ハサウェイはあんまり考えてない。が、彼の頭には父ブライトのことが渦巻いていた。 閃光のハサウェイがビデオ化されないのはお前のラストのせいだ!コクピット内でそう叫んだ。 ヤザンは、ZZの自分の扱いの悪さに腹を立てていた。俺はカミーユと互角に戦った男だぞ! オールド最強だ!そう意気込む彼の頭皮は過ぎ去った歳月を感じさせた。 他の参加者達も考えは違えど勝つという決意はみな固かった。 「それでは試合を始めます!」 アナウンサーが叫んだ。戦いの始まりだ。
191 :
1 :02/10/22 18:13 ID:9dSyu/Q1
まず最初に動いたのはやはりハマーンだった。 勢いよく飛び出すと目の前にいたシンタの機体を撃ち抜き、振り向きざまにこちらをねらっていたトクワンも撃ち抜く。 さらに横っ飛びに機体を動かし、カテジナとキースの攻撃をかわす。 ハサウェイも負けていない。ニュータイプに覚醒しつつある彼はエマの機体をサーベルで切り裂くと マシンの勝手が違う、と叫んでいた名無しのガンダムファイターもついでとばかり切り裂く。 多すぎる!ハサウェイはデミトリーのサーベルをさけつつ愚痴った。 ヤザンは物陰に隠れ様子をみていた。これだけの数を相手にするのは馬鹿げている。 戦わせて残った機体を倒す。これが最上の策よ。年季の違いだな。 一人ほくそえんでいた。 リリ・ボルジャーノは参加を後悔していた。あの女の機体、同じジムとは思えない強さだ・・。 勝ち目はない。棄権は・・できないのか?そう思いコクピットから無線で係員を呼び出す。 きいた結果どうやら一番右上のボタンが棄権ボタンだそうだ.。リリ・ボルジャーノは迷わず押した。 次の瞬間ジムは鈍い音を立て爆発した。 無線を傍受していたブーンは驚いた。棄権・・・危険?係員を殺したくなった。 ふと後ろから音がする。やばい。機体を動かそうとしたその瞬間ハマーンのサーベルがブーンのジムを切り裂いた。 これで残り・・・15人!ハマーンはそう叫んだ。 後ろにガトーの機体が近づいていることには気が付かなかった。
ハマーンはミネバ様を撃てるのか?!
(・∀・)オモシロイ!
昔特撮板にこんなスレあったな。あれも良スレだった
196 :
1 :02/10/22 18:26 ID:9dSyu/Q1
ガトーはずっとチャンスをうかがっていた。 ハマーンさえいなくなれば後は何とかなる。そう思いハマーンの後ろを用心深くついていった。 途中でカテジナとやらの機体を切った。クロノクル、と聞こえた気がした。 ハマーンがブーンの機体を切り裂いた瞬間、隙が生まれた。 ガトーはその隙を見逃さなかった。撃った。かわされた! これがニュータイプか!ガトーは驚愕した。慌てて後退し、身を隠す。 ハマーンはガトーの攻撃をかわし、私に勝てるわけはないのだよ、と呟きながら更に獲物を探した。 コレン とやらの必死に逃げる機体を撃ち抜き、更に、ビル影に隠れていたドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領の機体も撃ち抜く。 あと何人だ?ハマーンは冷静に考えていた。 ハサウェイはキースとの戦いをしていた。中々手ごわい。こいつあまりメジャーではないが死を覚悟した鼠って奴か! ハサウェイはそう叫びビームサーベルの出力を上げた。リーチが伸びる。 キースのジムの頭部にあたる。しめた、モニターをうしない混乱しているジムを片付け、振り向くとハマーンが盗賊団の頭を倒した所だった。 ハマーンの機体を観察しつつ動いていると、ハマーンの動きにハサウェイはある事にきづいた。 ガトーも気が付いた。ハマーンはある特定の機体を庇っていることに。 なにかあるな、ガトーは薄く笑った。
197 :
1 :02/10/22 18:34 ID:9dSyu/Q1
会場は興奮状態だった。シャアも食い入るようにモニターをみつめていた。 ハマーン・・こんなに腕を挙げているとは・・私でも勝てないかもしれん・・。 シャアはそう呟き彼女の動きをみつめたが、そこには郷愁の表情が僅かに浮かんでいた。 アナウンサーが叫ぶ 「さぁ、あと残っている機体はハマーン、ハサウェイ、ガトー、ヤザン、ミネバ、ケリーレズナー、レビル将軍、デミトリーの計七人です!誰が生き残るのか!まったくわかりません!!」 そういうと唾を飛ばした。会場は更にヒートアップしていった。
レビル将軍が残ってるのかw
22機のジムが組んず解れつの大混戦を繰り広げる中、 カミーユはビルの屋上で独り寂しくポリンキーを食べていた。 「お前たちは生きていてはいけないんだー…なんてね」 せっかく決め台詞も用意してたのに──と、ポリンキーと一緒に むなしさを噛みしめる。 「ハマーン頑張ってるなぁ…」 正直、羨ましかった。 Ζガンダムの主人公でそれなりの実績がある自分なら、いいセン行く だろうと思っていたのだ。 「レギュレーションもよく読まずに、 ゴッドガンダムで申請したのがマズかったのかな…」 そう、独り反省してみる。 戦いは一層激しくなり、ハマーンのジムが破竹の進撃を続けていた。 あれがもし自分だったら──活躍する自分の姿を想像し、 恍惚となるカミーユ…まだ病気は完治していないようだった。 その時、1機のジムがカミーユのいるビルの方に寄ってきた。 「なんだ?こいつ」 機体の識別マークは、リリ・ボルジャーノンの乗機であることを示していた。 「怖じ気づいて逃げてきたのか、情けないヤツ」 次の瞬間、不意にそのジムが爆発した。呑気にその様子を眺めるカミーユ。 距離は十分にあるし、危険はないはずだ。 「ハハ…大きな光がついたり消えたりしている。 わぁ、大きいって…腕ェェェェェ!!!」 爆発した勢いで飛んでたジムの腕がカミーユの視界一杯に広がり…。 「へぶっ」 まだポリンキー残ってたのに──最期に、カミーユはそんなことを思っていた。
カミーユ、お前ってば・・・最高の散り際だ(w
201 :
1 :02/10/22 18:45 ID:???
ハサウェイの違和感は確信にかわった。 間違いない!ハマーンはミネバを庇っている!さっきからの行動は全てミネバを中心にしている。 そうハサウェイが考えたのと同時に背後から突然捕まれ声がした。直接接触による会話だ。 しまった。後ろをとられていた!やられる。 「私はアナベル・ガトーだ。ハサウェイとやら、君は気付いているかもしれないがハマーンはミネバとやらを庇っている。 ここは協力してアイツをたおそうではないか・・こんなことは本当はしたくないのだが・・ジオンのためだ」 ハサウェイは考えた。断ればこのまま撃たれるだろう。飲むしかない。 それにハマーンは強い。一人では勝てないだろう。 現にこう会話している間にレビル将軍の機体がレーダーから消えた。 時間が無い。ハサウェイは協力の意思をつげた。 「よろしい。では私がハマーンを狙うので君はミネバをねらい注意をひきつけてくれたまえ」 そういうとガトーのジムはハマーンのほうに消えた。 いくか、ハサウェイはそうつぶやくとミネバに向け機体を飛ばした。
202 :
199 :02/10/22 18:46 ID:???
(´・ω・`)ショボーン
ジオンのためにジオンの象徴たるザビ家の人間を殺すのか・・・
ちぃと待て。ガトーはザビ家のご息女に銃を向けるのか?
206 :
1 :02/10/22 19:07 ID:???
ハマーンは少し疲れていた。 ミネバ様を守りつつ戦う。これは思った以上に神経をすり減らす戦いだった。 だが、ネオ・ジオンのためミネバ様のためである。ハマーンはミネバ様に近づいてきたケリーの機体を撃ち抜いた。 「ミネバ様、大丈夫ですか?」そう話し掛ける。返事が無い。どうやら震えて声も出ないようだ。 早く終わらせなければ。私とミネバ様だけにして、私が棄権すればミネバ様の勝利だ。 それにしても、ハマーンは思う。いつミネバ様は私の目を抜けて参加してのだろう?そんな甘い警備ではないつもりだが。 まぁ、いい。ミネバ様を勝たせて二回戦は棄権すればいい。とりあえず参加した以上ミネバ様に勝利を与えてあげたかった。自分の事はどうでもよかった ふと視界にジムが見える。また来たか。これはおそらくガトーだろう・・できるが私の敵ではない。 そう考えると、ジムを前方に動かす。ガトーがさがる。こちらが進む。ガトーはまた後退する。 なにを考えているんだ?何故撃ってこない? ハマーンにはわからなかった。そのとき後ろの方で激しい音がした。 慌てて後方をみるとミネバ様にジムが凄い勢いで近づいてきている。 やばい、ミネバ様が危険だ。ジムを走らせる。足場が悪い。チッ、キュべレイならば・・ ミネバ様に近づくジムに射撃しつつ、威嚇する。 しかしハマーンは気がつかなかった。ヤザンがすぐ側の瓦礫に隠れていることを。 「俺にはザビ家もなにも関係ねぇぇーーー!」ヤザンの機体が飛び出す。 ヤザンのビームサーベルがハマーンの機体を貫く。 「ミ、ミネバ様・・・申し訳ありません・・・ック」 ジムは爆発した。ハマーンは死の間際シャアの顔をみれた気がした。 ハサウェイはハマーンの機体が爆発したのをみて、これでよかったのか考えていた。 彼女はミネバという人物を守るために死んだ。 しかし、ミネバとは?・・そうかジオンの息女の! ハサウェイは目の前のジムを見た。この中にミネバがいるのだ。 目の前に光線が走る。ハサウェイは慌てて下がる。ビームはミネバのジムを正確に撃ち抜いた。 撃ったのは・・ガトーだった。 何故?ハサウェイはわからなかった。ガトーはジオンの人間だろう?
207 :
1 :02/10/22 19:21 ID:???
「ミネバ様?・・そこにいるのはミネバ様じゃない、影武者だ。ハマーンをこの戦いに参加させるために仕組まれた餌だよ。」 ガトーはそういいながらジムを走らせた。ハサウェイは慌てて下がる。 「私もさっきまで知らなかったのだが・・・戦いの最中にそう教えてくれた人物がいてね・・。しかもその人物の背後にはこの大会の主催者がからんでいる。」 ハサウェイはライフルを捨てビームサーベルを取り出した。もうエネルギーがない、ジムの悲しさだった。 「つまりハマーンが邪魔だったのだろう。私にとっても0083のとき援軍を出してくれなかった恨みもある。それで、さ。」 そういいながら彼もビームサーベルを抜いた。 ハサウェイは後ろにヤザンの存在も感じていた。同時にくる! ハサウェイの機体が僅かに動いた瞬間、二つの機体が向かってきた。 ここまでか・・ハサウェイがそう覚悟を決めた瞬間、後ろのヤザンの機体がライフルに貫かれた。 「誰だ!」ガトーが叫びライフルの方向をみる。顔には驚愕の色がうかんでいる。 デミトリーだった。 「いたの?」ガトーは呟いた。ハサウェイも呟いた。
208 :
199 :02/10/22 19:22 ID:???
ズゥゥゥン… 頭上をかすめていったジムの腕は、隣のビルに激突した。 「ふぅ…危なかった」 カミーユは立ち上がると、服に付いた誇りを払う。 「当たらないのは見切っていたさ、ニュータイプだからね」 そう言ってみせるが、単に逃げようとして足をもつれさせ、 偶然転んだだけなのは秘密だ。 「あーあ、もったいない…」 そう言いながらカミーユは、足下に散らばるポリンキーの一つを 拾い上げると、入念に息を吹きかけ、口に放り込んだ。 「ん、大丈夫、大丈夫。どれどれ戦況は、と…」 2つ目のポリンキーを、今度は拾ってそのまま口に放り込み、 カミーユは佳境を迎えた戦いの様子に集中した。
209 :
1 :02/10/22 19:23 ID:9dSyu/Q1
>>202 いや、けど面白かったです。ホントに。補完していただけて感謝です。
ケリーも忘れるな(w
211 :
1 :02/10/22 19:28 ID:9dSyu/Q1
デミトリーは得意満面だった。だれが自分がここまで残ると予想しただろう? 鼻歌でも歌いたい気分だった。歌った。 「あ・おく眠る〜水のほしに〜そぉっと〜」 なんせヤザンを倒したのだ、自分で自分を誉めてあげたかった。 「くちずけして〜命の火を灯す〜ひとよ〜・・・」 あれ、この後なんだっけ?デミトリーは深く考えた。 思い出したとき、デミトリーはビームサーベルの輝きをみた。
212 :
1 :02/10/22 19:29 ID:9dSyu/Q1
つーか、武道会なら、ひたすら格闘シーンだけ書けよアフォが
214 :
210 :02/10/22 19:31 ID:???
>>212 アッ、ほんとだ・・・(涙
あまりにもあっけない・・・セリフさえない・・・(泣
215 :
199 :02/10/22 19:32 ID:???
>>209 そう言ってもらえると救われた気がします。
1さんもガンガってください、応援してます。
あとは大人しく見てよう…(w
216 :
1 :02/10/22 19:43 ID:9dSyu/Q1
「さぁ、これで我々2人きりになったわけだな・・。」 ガトーがそういいながらハサウェイに近づく。 ハサウェイも「そうみたいだけど・・一人なんだよね。生き残りは」とさがりながら言った。 「そのとおり。そろそろ終わらせよう。この回ちょっと長すぎだと思うからね。」 「ジムがジムにむかっていく。ジムが倒れる。ジムがとどめを刺す。あぁーかわした!」 アナウンサーが叫ぶ。はっきり言って何を喋っているか判らない。シャアはそう思いながらハマーンが死んだことに衝撃を受けていた。 私より先に死ぬとはな・・・そう呟く。 観客の声が一際大きくなる。終わったか・・まぁどちらでもいい。 そう思いながらモニターをみたシャアの目に映ったのは巨大なリングとそれに吸い寄せられている二つの機体だった。 あれはなんだ?思わず身を乗り出す。誰かが叫ぶ。あれはエンジェルハイロウだと。 エンジェルハイロウ?サイコミュで洗脳するとかのあれか?シャアはビクトリーはよく判らんと思った。 ハサウェイとガトーも同じだった。戦っていたら突然吸い上げられたのだ。 けれど・・心地よい。眠気が襲ってきた。もうどうでもよくなってきた。 父への思い。クェスへの後悔。連邦への恨み。ジオンの再興。 「眠りなさい・・」 2人の意識はそこで消えた。 アナウンサーが叫んだ「勝者はエンジェルハイロウ!シャクティです!」
217 :
1 :02/10/22 19:45 ID:9dSyu/Q1
とりあえずこれで一回戦は終了です・・。
最強だろこれ
219 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 20:07 ID:c2/ZgpxF
220 :
1 :02/10/22 20:37 ID:9dSyu/Q1
二回戦は ドモン VSミライ・ヤシマ ギュネイ・ガスVSエンジェルハイロウ エマリーVSアムロ・・(内臓ミサイル・・恥ずかしい) プルVS (リザーバー) えー、すいませんがリざーバーが一人いります・・。 だれかいたらかいて下さい。一番早い人のキャラにしたいと思いますので・・。 あとアムロに乗せるMSとドモンのMS募集です・・。いいのあったら案ください
221 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 20:39 ID:Pe19Gz5l
ハロ・・・
222 :
1 :02/10/22 20:40 ID:9dSyu/Q1
デカーーイッ!説明不要!! ってハロか。ガンガレよ
シャア・ゾゴックは却下!?
リザーバー:足なんて飾りですの人 機体:ジオング
227 :
1 :02/10/22 20:45 ID:9dSyu/Q1
>>225 ゾゴックですね。わかりました。頑張って入れます!
ハロ・・どうしよう
アムロ=RX-78ガンダム ドモン=生身
230 :
1 :02/10/22 20:46 ID:9dSyu/Q1
231 :
1 :02/10/22 20:49 ID:9dSyu/Q1
二回戦は ドモン (生身)VSミライ・ヤシマ (とブライト、フラウなどホワイトベース) ギュネイ・ガス(ヤクト・ドーガ)VSエンジェルハイロウ エマリー(ラビアンローズ)VSアムロ・・(RX-78ガンダム ) プル(キュべレイ)VS シャア(ゾゴック) になりました。書き込んでくれた人ありがとう。
232 :
1 :02/10/22 20:50 ID:9dSyu/Q1
ハロはドモンのサポート役としてだします。
233 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 20:50 ID:8OiWGc7Q
13番地コロニー。(パイロット:怒ったガトー少佐。) いやぁぁぁぁ!(声:雌豚) ゲリラ参戦ということで・・・。ダメ?
234 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 20:50 ID:Pe19Gz5l
スイマセン どうもです!
>>ドモン (生身)VSミライ・ヤシマ (とブライト、フラウなどホワイトベース) ひでぇ(´Д`;ワラタけどさ
236 :
1 :02/10/22 20:59 ID:9dSyu/Q1
翌日・・・ 快晴の空の下、ドモンは悩んでいた。 なんせ今日の相手はホワイトベース・・・こっちは生身だ。 師匠ならともかく(昨日は追い返すのに苦労した)、自分では厳しい。 係員になんかボールみたいな機械をもらった。サポートとして使っていいらしい。 馬鹿げてる。公開処刑か、これは。 「ドモン、ガンバル。ハロ。」 ハロねぇ、ドモンはため息をついた。どっちにせよもう時間はない。 ドモンは覚悟をきめた。 ミライはブライトとベッドの中にいた。 昨夜のブライトの主砲は凄かったわ・・などとぼんやり考えていた。 ブライトはそんなミライをみながらこの年で恥かきっこができたらどうしようと今更ながら昨日のことを後悔していた。 ハサウェイがなんと思うか・・・。ブライトは憂鬱だった。 係員から開始三十分前の電話が入る。 ブライトは第一級戦闘配置と叫びながらトランクスをずりあげた。 そんなブライトをみてミライはやっぱカムランにしとけばよかったかしら、と思った。
237 :
1 :02/10/22 21:08 ID:9dSyu/Q1
戦いは公平をきすために地上で行なわれ、ホワイトベースは飛ぶことを禁じられた。 ドモンとホワイトベースの間の距離は五百メートル。周りには何も無い。草が所々にはえているだけだ。 ビーーーーーー、開始の合図がなった。 ドモンとハロは全速力でホワイトベースにはしった。 乗り込んで全員撲殺。それしかない。 ドモンはそう考えていた。 ミライたちはかなり油断していた。まさか負けることはあるまい。相手は生身だ。 ホワイトベースのクルーは皆そう思っていた。 ブライトが「早く撃ちなさい・・。はぁ〜、ノーリーズンが落馬しなきゃなぁ。」などだらだら命令を出していた。 ドモンはまだ何とか走っていた。自分の目の前をまたミサイルが横切る。 ハロが落下地点を推測して教えてくれる。勘で。 爆風に吹き飛ばされながらも徐々にドモンは近づいていた。 ブライトとミライはヤフーに何を出品しようか考えていた。
238 :
1 :02/10/22 21:26 ID:9dSyu/Q1
「うん、ヤッターマンのテレカにしよう!」そうブライトが決めたとき既にドモンは後五十メートルの位置まで来ていた。 艦長!ドモンが、とセイラさんが叫ぶ。ブライトが自分を棚に上げて「何やってんの!」と叫ぶ。 ミライはそんな状況をみて冷静にハヤトコバヤシに命令を下した。 「出陣よ!」 ハッチが開き、中からガンキャノン、ガンタンクがでて来る。 「そんなのありかよ!」ドモンが嘆いた。あと20メートルなのに! 「生身の人間か?いいのかよ」 カイ・シデンがぼやく。 ハヤトが無言でキャノンをぶっ放す。 すさまじい衝撃がホワイトベースにも伝わってきた。 ドモンとハロは「あんなに一緒だったのに」をうたいながら、永久(とわ)の眠りについた。 ミライは、ゴメンね、と呟いた。 ブライトはロランたんとメールをかわしていた。 タムラ料理長が食事の準備ができたことをつたえにきた。 ホワイトベースは平和そのものだった。
おもしろい!
がんばれ、1氏!
・・・
>>238 ではじめてこのハロがピンク色だと気づいた。
ひでえ(藁
241 :
1 :02/10/22 21:30 ID:9dSyu/Q1
>>233 大会が終わってしまいます(泣)・・全員死亡で・・
>>239 ありがとうございます。がんばります。
242 :
228 :02/10/22 21:31 ID:???
面白いガンガレ! ドモンがホワイトベースに乗り込むと思ってたのに
243 :
1 :02/10/22 21:35 ID:9dSyu/Q1
>>242 ハヤトとカイがスタンバッテいましたからね。ドモンたん、惜しかったです。
次は・・・ギュネイ対エンジェルハイロウか。 エンジェルハイロウのコアには誰が入っているのやら。
245 :
1 :02/10/22 21:41 ID:9dSyu/Q1
ギュネイは昨夜の戦いのビデオを見ていた。 エンジェルハイロウ・・サイコミュなのか・・精神に直接影響するのか・・。 これは苦しいな。勝てるだろうか。 しかし結局操ってるのはシャクティとかいう小娘だ。 簡単に倒せるだろう・・。 ギュネイはそう考えた。自信はある。俺は・・勝つ! ところで・・その子クェスよりカワイイかな?ふとそう考える。 慌てて頭を振る。俺はロリコンじゃない。 あんな変態、大佐みたいになってたまるか!そう言い聞かし、ヤクト・ドーガに乗り込む。 遠くでシャアの「認めれば楽になるのに・・」という声が聞こえた。
オモロイっす! てっきりドモンが勝つもんかと思ったが。(w 最後の最後でやられるとは。 次も期待してまつ。
247 :
1 :02/10/22 21:53 ID:9dSyu/Q1
戦いはどうやら廃墟あとでおこなわれるらしい。 ここは昨日ジム達による壮絶な戦いが行われた場所だ。 いたるところにジムの残骸が転がっている。その前の戦いのストライクガンダムの残骸もある。 ポリンキーもある・・?なんだこれは。 ギュネイがそんな事を考えていると、開始のブザーが勢いよくなった。 慌てて上空を見上げる・・。いた。エンジェルハイロウだ。 それにしてもでかいな、ギュネイはヤクトドーガを上昇させて近づきながら思った。 これは・・・コロニーほどじゃないにせよ・・半端じゃないぞ。 そう考え用心深く周りを旋回する。 五分もたったろうか・・ 突然ギュネイ・ガスを猛烈な眠気がおそった。あやうくヤクト・ドーガがぐらつく。 な、なんだこれは。ギュネイは精神を集中させ耐えた。 「眠りなさい・・。」少女の声が響いてくる。 これがそうか!ギュネイは必死でたえた。ヤクト・ドーガはニュータイプ用である。 精神波のようなものは少しは影響力を弱めたようだ。 こらえた。だが、そんなギュネイにビームライフルが襲い掛かった。 なに、慌てて急旋回しながらかわす。砲台もついているのか?エンジェルハイロウに目をやる。 いや、違う。そこには四体のモビルスーーツが立っていた。
なんか戦艦系有利だな
249 :
1 :02/10/22 22:13 ID:9dSyu/Q1
あれは・・昨日行方不明になったアンディとバーニィ、それにハサウェイとガトーのマシンじゃないか。 ギュネイの脳裏に先ほど見たビデオの映像がよみがえる。 こいつら・・・まさか洗脳されたのか? また撃ってくる。ヤクトドーガはひらりとかわした。無線がはいってくる。 「こちら、ガトー、ギュネイとやらこちらにはいらないか?楽しいぞばら色だ」 勧誘か?ふざけやがって。 ふざけるな、このロリコンども手前等なに考えてんだ!、そう叫んだ。 「これは心外だな・・ロリコンは君の方じゃないのか?恥ずかしがることはないカミングアウトしたまえ」 ガトーは冷静にそういった。見透かされてる?ギュネイは動揺した。 「みんな秘密をもっていきているのだよ。例えばバーニィはショタコンだ。ビデオをみればすぐわかる。」 そういえばそうかも、ギュネイは0080を思い出しながら考えた。 「彼はここに来るまでそれを必死に隠していた。しかしここで心の平穏を手に入れたあとは彼は喜んで告白したよ。実はロランたんもハァハァです、とね。」 それに、ガトーはいった。 「私もナチスなど軍隊オタだった。ゲッペルスに辛抱たまらんとまで思った。ハサウェイもロリコンだ。」 つまり、ガトーは言った。 「要するにだ。こちらでは世間体を気にしなくていい。それに君は強化人間だ。世間の風は冷たかろう?」 ギュネイは心が揺らいできた。俺もアノ輪の中に入って桜タンの画像キボンなどいいたい。 そう思ったそのとき、突然ハサウェイのビームライフルがヤクトドーガをつらぬいた。 ギュネイは呆然とし ヤクトドーガが貫かれたことを確認し、自分が助からないことをさとった。 地面に激突するまでのわずかな時間、ハサウェイは自宅にあるロリビデオの山を見つけたときの親の反応をおもった。 「ハサウェイ、どうしてギュネイを撃ったんだ?」がトーが尋ねた。 「どうしてかだって?アイツはクェスを助けきらなかったんだ!死んで当然だ!」と吐き捨てるようにハサウェイは言った。 ゆがんでるな、なにもしなかったキースはそんな事を思った。 地上で爆発音が 響いた。
250 :
1 :02/10/22 22:14 ID:9dSyu/Q1
訂正 >>ハサウェイは自宅にある ギュネイです、すいません
デュオ 機体ガンダムデスサイズH 戦闘中の2体のMSを切り裂いて乱入 ヒイロ 機体ウイングガンダム0(初期) 戦闘中の2体のMSを撃ち殺して乱入
252 :
1 :02/10/22 22:29 ID:9dSyu/Q1
ラビアンローズが相手か・・アムロはRX-78ガンダムのコクピット内で呟いた。 相手はドッグ艦・・何体かモビルスーツを出してくると考えてもおかしくないだろう・・。 ていうかホワイトベースはやりすぎじゃないのか?あれは。 コクピット内を改めて眺める。この中から始まったのだ、全てが。そう思い父テムレイのことを思い出す。 そしてララァ・スンのことを思う。ララァ・・処女だったのかな。 そんな事を考えていると係員からの合図が来た。 出撃だ。 アムロ、いきまーす。 小声でそういうと、アムロは苦笑した。 舞台は宇宙。射出されたアムロを待っていたのは50体のモビルスーツだった。
253 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/22 22:30 ID:eCt+ahXS
ノリがテンカイチ武道会じゃなくて最大トーナメントだぞ
254 :
1 :02/10/22 22:37 ID:9dSyu/Q1
嘘だろ。アムロは叫びたかった。 こんな数一人で相手できるわけない!大体こちらは初期ガンダムなんだぞ。 勝てばなんでもありか?この大会は。 脳裏にリュウ・ホセイの笑顔が浮かぶ。一気に汗が吹き出る。 そんなアムロの周りを50体のマシンが厳重に囲む。機体はジム、百式、ガンキャノン、リ・ガズィ、マークUその他色々だ。 こりゃ死んだな。アムロは覚悟を決めた。連邦の白い悪魔の力。見せてやる。 そんなアムロの前に一体のモビルスーツが進み出てきた。 ゼータガンダム? 中にいるのは・・カミーユ・ビダンだった。 「久しぶりですね。アムロさん。」カミーユはそういって微笑んだ。
255 :
1 :02/10/22 22:39 ID:9dSyu/Q1
>>251 Wはちょっと・・。マシンが強すぎでふ。戦艦かるく吹き飛ばすし・・
>>253 最大トーナメント?バキですか・・そういえばそうかも
256 :
1 :02/10/22 22:50 ID:9dSyu/Q1
「僕、あなたと戦ってみたかったんです。初めて会ったときから。僕、アムロ・レイの再来って呼ばれてたし。」 カミーユはそういうとゼータを軽く動かした。 「この50体は壁ですよ。あなたが逃げないための。勝ったほうが三回戦です。」 わかりやすいでしょう、カミーユはそういって笑った。 アムロはそんなカミーユの声をきいて冷静さを取り戻していった。 おもしろい。 そう思った。アムロも実は密かに興味があったのだ、どちらがつよいのか。 ていうか自分の方が間違いなく強いとおもっている。 けど一度トイレで大をしているとアストナージが「アムロとカミーユ?そりゃカミーユの方が強いでしょう。」 とかいってるのを聞いて腹が立っていたのだ。 こんなチャンスがくるとはな。そう思いアムロもガンダムを軽く動かした。 「それじゃ、いきますよ。」 遠足にでも行くみたいにカミーユがいった。瞬間ビームライフルがガンダムの右足を掠める。 できる。アムロは相手の強さを認めると勢いよくビームサーベルを抜いた。
258 :
1 :02/10/22 23:04 ID:9dSyu/Q1
結論からいうと勝ったのはカミーユだった。 マシンの性能の差なのか、それともニュータイプの実力の差なのか。 それはわからない。なんせ激しい戦いだったからだ。 カミーユはラビアンローズに着艦すると、アムロの最後の言葉を思い出した。 「カミーユ・・お前は・・おれの・・」 なんか前も聞いた言葉だな。カミーユはポリンキーを食べながらそう思っていた。 まぁいい。これでファースト信者にもわかっただろう。俺、最強。 さぁ、今からファともう一回戦だ。 カミーユはそんな事を思いつつ自分の仕官部屋に急いだ。
259 :
1 :02/10/22 23:27 ID:9dSyu/Q1
>>257 ワラッタ。そっか。ゲッベルスですね。メモっとこ(w
微妙な対決をあっさり書ききったなw スレ内で褒めすぎもよくないかもしれんけど、筆が早いせいか文章がくどくなくてイイ!
262 :
1 :02/10/22 23:45 ID:9dSyu/Q1
シャアは嬉しかった。自分の愚痴を聞いてくれた人がいたのだ。 観客席の自分に係員が声をかけてくれた時本当に嬉しかった。 ゾゴックでの出撃になった。ホントはサザビーがよかったのだがカツが乗って壊してしまったらしい。 まぁ、いいや。この私が最強だということを教えてやろう・・シャアはそう思っていた。 対戦相手を見るまでは。 プルを見た瞬間、初代ロリコンの血が騒いだ。 た、たまらん。こんなに興奮するのはルウム戦役以来だ。 ZZには私は出てないがこれならばでればよかった。 シャアは本気で後悔した。おかげでこの子はジュドーとやらといちゃついていたのだ。 ララァ、すまんな。シャアはそう心で詫びると控え室のプルに話し掛けようとした。 いくら?という言葉を危うく言うところだった。シャアは自分が財布をすられたことを思い出し後悔した。 通常の三倍のスピードで家に帰り、金を取りに戻ろうと一瞬本気で思った。 どうする・・。あと三十分で試合が始まってしまう。 シャアは苦悩した。戦えば私はこの子を殺してしまうかもしれん。 その前に何とかモノにしたかった。 そうだ。確か会場にアルテイシアがいたな。あいつには金を貸していたんだ。約束の期日は過ぎている。 さっそく催促の手紙をかき係員に渡してくれるようにたのむ。 手紙の中身はこうかいた。 「先の約束を果たされんことを切に願う。あの優しきアルテイシア・ソム・ダイクンへ ___キャスバル・レム・ダイクンより愛をこめて」
おもろすぎ。 一気に読んでしまった。
264 :
1 :02/10/23 00:07 ID:H7bHtWSr
「・・・キャスバル・・・兄さん・・・。」アルテイシアは手紙を読みため息をついた。 金を返すのはいい。しかしおそらく自分の尊敬する兄はそれで女(しかも子供!)を買うつもりなのだ。 せめて実力で口説きなさいよ・・。小声でそう呟く。手紙を渡してくれた係員が訝しげにこちらをみる。 慌てて、財布をだし、そのまま渡す。 「これ、兄にもっていってやってください・・。」そういうとアルテイシアはホワイトベースに戻った。 ブライトがヤッターマンが売れたと喜んでいる姿をみながらセイラは兄への失望をかくせなかった。 いまかいまかと待ていたシャアは係員が戻ってきたのをみて素早く呼び寄せた。 そしてシャアは係員から財布をもらい喜んだ。これで・・・(ニヤニヤ しかし、財布の中に手紙をみつけたシャアはそれを取り出し読んだ。アルテイシアからだ。 「女の子を買う兄さんなんて認めません。中のお札はペソです。」 これでは道化だよ……。シャアは財布をポケットにしまうと大きくため息をついた。 そのとき係員のシャアを呼ぶ声がした。 時間か。シャアは失望をかくせなかったが、重い腰をあげた。 もうやる気はナッシングだった。
265 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/23 00:11 ID:k7dBSPOa
ワラタ!期待age
266 :
1 :02/10/23 00:20 ID:H7bHtWSr
プルはシャアとの戦いと聞いて緊張していた。 赤い彗星。伝説の存在だ。 そんな人物と戦い、果たして勝てるだろうか?そんな考えが頭をよぎる。 けど、けど・・私は勝たないと。そのために「存在」を許されているのだから。みんなが認めてくれているのだから。 プルはそう自分にいいきかせ、目の前のゾゴックを凝視する。 ・・おかしい。プレッシャーを感じない? プルは疑問におもった。 シャアはもうなんか、どうでもいいや、と感じていた。 自分はロリコンだ。ギュネイにもいわれたし、ナナイ等からも言われている。 だけどララァ以外そんな感情は起こらなかった。 しかしこのプル・・どことなくララァと似ている・・。 だから自分は少し惹かれているのかもしれない。そうおもった。 やる気がでない。もうララァの時のようなことは御免だった。あの感触・・今でもこの手が覚えている・・。 が、自分はもうあのときの自分ではない。 隕石落としの時のように自分を殺せ。大義のために私心を忘れろ。そう言い聞かすとシャアの機体から強烈なプレッシャーが生まれた。
267 :
1 :02/10/23 00:44 ID:H7bHtWSr
プルはキュべレイを慎重に動かした。ステージは山岳地帯だ。 濡れるのは嫌いだな、プルはそう思いながら目の前のプレッシャーを見つめる。 急にプレッシャーがでてきたゾゴックをみつめながらプルは祈る。勝てますように、みていてジュドー兄ちゃん。 シャアはキュべレイを冷静に眺めていた。この機体・・ゾゴックには普通、武装は中・近距離専用のワイドカッター10基しかない。 これでキュべレイを倒せるわけがない。 しかし、シャアはこの機体の弱さをあらかじめ知っていた。 そこでこの機体にビーム砲をなんとかつけてもらっていた。ただし一回しか撃てないが。 一発でしとめる。そう呟きながらコクピットは避けようなどと考えていた。けっこう未練たらたらだった。 プルがファンネルをだす。シャアのズゴックがなんとかかわす。体勢が崩れる。 さらにビームライフルを撃つ。ズゴックが岩に隠れやり過ごそうとするが避けきれない。 フレキシブルアームが吹き飛んだ。チィィイ、シャアが焦りの声を出す。 キュべレイがサーベルを抜き、急降下してくる。シャアはギリギリまで引き付けてかわした。 更に旋回してもう一度急降下してくる。 いまだ!接触の直前にビーム砲を撃ちだす。最高のタイミング。 キュべレイがもろに直撃をくらって倒れる。 年季の差が現れた一撃だった。キュべレイが岩にぶつかりながら地上に激突した。 なんとか勝ったか・・・。 シャアはため息を吐きながら、プル・・死んでないだろうなと祈った。
次の試合のシャアは百式がいいな
269 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/23 01:10 ID:OwnN/K7c
なかなか面白いですね! >>1さん、続き期待してます!
270 :
1 :02/10/23 01:15 ID:H7bHtWSr
二回戦終了です。 残っているのは ミライ(とハヤトとセイラとブライトとその他大勢) エンジェルハイロウ(洗脳四人もいます) ラビアンローズ(カミーユも中で待機、現在ファとベッドで格闘中) シャア(「生きてたプルを自分が救護すると言い張り部屋に連れて行きました」(係員談) です。 死亡者・・・多数。 三回戦に向け、シャアとカミーユの機体募集します。 カミーユのはアムロとの激戦で使用不可。シャアはもうアレには乗りたくないと難色を示したため。
カミーユ:ザンボエース シャア:ザンネック
カミーユ:ザクレロ シャア:ビグザム
シャアはGP03D カミーユはサイコガンダム
シャア:ZZ カミーユ:Ex−S
ペソに大笑いしてもうたよ……
276 :
1 :02/10/23 01:26 ID:H7bHtWSr
>>271 ガンダムの機体で御願いします。(涙)
>>272 ザクレロ・・・・ちょっとキビシーですね。
>>273 サイコガンダムはいいですねー。1の方ですか?
>>274 ZZ、合体させるのもありかも。悩みます。
カミーユ:リガズィ・カスタム シャア:αアジール
カミーユ F91 シャア キャスバル専用ガンダム
それぞれの彼女の機体なんてどうでしょう? カミ>>サイコ1 シャア>>エルメスかな?
シャア:サイコMkU カミーユ:クインマンサ
シャア:レウルーラ カミーユ:ドッゴーラ
282 :
1 :02/10/23 01:32 ID:H7bHtWSr
>>277 αアジール!激戦になりそうですね。クェス・・
>>278 キャスバル専用ガンダム ・・赤いガンダムですね。うーん捨てがたい。
>>279 それだとファの立場が・・。
>>280 サイコMkUはいいですよね。でかいし。個人的には大好きです。
283 :
279 :02/10/23 01:33 ID:???
じゃあ カミ>>メタス
カミーユ:陸戦型ガンダム シャア:アッガイ
カミーユ:ヒゲ シャア:ターンエクース
286 :
1 :02/10/23 01:39 ID:H7bHtWSr
たくさんのレスありがとうございます。感謝です。 ここでカミーユとシャアの機体の応募は打ち切らせていただきます。 採用したモビルスーツは戦いの中で発表したいと思いますので、三回戦にご期待くださいv
287 :
1 :02/10/23 02:04 ID:H7bHtWSr
閑話休題ーーーーそれぞれの休息 シャア編 二回戦が終わり今日の試合は全て終了した。アナウンサーがまた明日と観客にマイクで呼びかけるのをみて、シャアはうきうきしていた。 今日の戦いは終わった。外はもうすっかり夕暮れだ。カラスの鳴く声が響く。 勝者たちは帝国ホテルに宿が振り分けられている。無論シャアの部屋もあった。 さて今夜は長くなるぞ。ホテルにチェックインし、部屋にはいりシャワーを浴びながらベッドの方向に目をやる。 そこには先ほどの戦ったエネピー・プルの姿があった。ぐったりと気絶しているが命に別状はない。 シャアはシャワーノズルをひねり、水を止めると香水を念入りに秘部につけ、バスローブを羽織った。 ルームサービスに極上のワインを注文し、ソファに座る。料金はアルテイシア宛てにした。 まだ時間はある。なぜかブライトがくれた炉利ビデオでもみるか・・。と、かばんの中に大量にあるビデオに目をやる。 一2時間後 「このビデオの山の中でロリが1本だけか……やるなブライト……」 シャアはそう呟いた。少し悲しかった そろそろプルを起こすか。ちょっとドキドキした。 初めてでもあるまいし、何を緊張してるのだ私は、シャアは自分に叱咤激励するとプルの頬を軽く叩いた。 「う・・うん」プルが目を覚ます。シャアが極上のスマイルをかます。 「ここは・・」プルはまだ意識がはっきりしないようだ。 シャアはいった。ここは僕と君の愛の巣だよ、と。この台詞をいったのは二度目だ。・・・・失敗したのも二度目だ・・。 プルの明らかな寒げな顔をみてシャアは思った。あわてて、プルにいった。 「君は私に敗北した。敗者は勝者に何をされても仕方が無い、というのがこの大会のきまりでね。」 プルは驚いた表情をしたが、納得したようだ。この状況を。 さてと、焦ることはない。夜は長いのだ。プルに秘伝の薬をいれたワインを飲ませつつシャアは思った。 「アムロ、私はあこぎなことをやっている。近くにいるのならこの私を感じてみろ……」 しかし、アムロは既にこの世におらず、彼の呟きは誰の耳にも入らなかった。
ー-/ ヽ , ' /_,.. --‐ゝ/``'' ‐ 、. / . / / ヽ /:::::::::::::::: `` ‐、i / /., ' ∨:::::::::::: `‐、 / ./ / .|:::::::: ,.. -───‐- 、.._ l. / / , ‐'´`‐、|;: ‐ '´ | |`ヽi ! チイィ! |_,._ィ'´ ゝ/_, / ̄ ̄ ̄l | | | ! 私がZZに出ていれば!! : | ,. ‐'´\7'ヽ、 ̄`‐、_,. ‐ ' ´ | | l i : | l__/ ,へ、\_ _,| | ヽ \ . : | /, i ヽ\__,\-‐ '' " | | \ : L.. -‐ ''´/,ノ ヽ | | . 、 | l ゙!.__ i | | . 、.│i `'"´ レ 、 i ヽ _,, -‐'ニニゝ / ゙. i. ヽ _ / / ヽi ヽ ___ ./ / . l`ー-‐| ト、ー '´ / l | i! i! i! |/ /
289 :
1 :02/10/23 02:20 ID:H7bHtWSr
閑話休題ーーーーそれぞれの休息 カミーユ編 二回戦が終わり今日の試合は全て終了した。アナウンサーがまた明日と観客にマイクで呼びかけるのをみて、カミーユはため息をついた。 長かった今日の戦いは終わった。外はもうすっかり夕暮れだ。カラスの鳴く声が響く。 カミーユは帝国ホテルの割り当てられた部屋にはいると、少し憂鬱になった。 この部屋・・僕には大きすぎるな。そう呟きながらベッドに腰をおろす。 アムロとの戦いを思い出す。凄い戦いだった。よく勝てた。やっぱ俺、最強? そう思いながら、部屋のテレビをつける。 シンサクのガンダムが放送されていた。seedねぇ・・カミーユは呟きつつ、宇宙世紀のガンダムじゃなきゃなと思った。 突然に携帯の着信音がなった。が、すぐ切れた。 カミーユは不思議に思い着信をみる。みたことの無い番号だった。 かけ直すが、なにやらわけのわからないことを喋っている。ダイヤルQ2に似た応答メッセージが流れている。 これだから大人は嫌いなんだ。カミーユはそう思い電話を切る。 カミーユ宛てに多額の請求書が届くのは約一ヵ月後のことだった。
おもしろい。一気に読んでしまった(w
291 :
1 :02/10/23 02:40 ID:H7bHtWSr
とりあえず今日はここまでです・・非常に眠くなってきました・・。 明日は.用事があるのでおそらく続きは夜の11時ごろからになると思いますが未定です。遅くてすいません。 どれだけの人に読んで戴いているのかわかりませんが、レスをいただけると大変嬉しいです。それでは。
なんだよこのスレ・・・・ 良スレじゃねーか!!
お疲れ。非常に面白いよ。 明日早く帰ってきて続き書いてちょ。 期待して待ってるよ
お疲れー。よかったよ。 あと些細なことですがシャアVSプルのところで途中からゾゴックがズゴックになっておりますYO。
295 :
199 :02/10/23 02:54 ID:???
ポリンキーを採用していただいて感無量です(w 3回戦も期待してます、ガンガってください。
カミーユが出てきて嬉しい。
297 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/23 04:16 ID:fFgH5eMX
1さんの文章のテイストは何て言うか、非常にツボです。マジオモシロイです。続き期待してますがプレッシャーを感じる事無く、いつも通りガンがって下さい。
298 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/23 04:19 ID:R35YO00z
今一気に読みおわった。 笑いありマジバトルあり、予測不能でイイ! かなりの良スレ・・・とゆーか良1! まあカテ公とコレン、あんな弱くないけどw
289を見るにカミーユは大会終了後も生存と見るが、どうか? まさか優勝…?
300!
>>298 SSにおける力の源は「書き手の愛」
カテ公とコレンは1さんに愛されてなかったんだろ。
まあ漏れはこの二人が大好きなわけだが( ´Д⊂ヽ
302 :
1 :02/10/23 08:07 ID:???
皆さんおはようございます。感想有り難うございます。ホント励みになります。 今から外出する前にもうひとつだけラストのおまけ話を。 閑話休題ーーーーそれぞれの休息 「ブライトよりどりみどり編(前編)」 現在午後10時。ブライトは迷っていた。 帝国ホテルのカフェバーでジンライムを飲みながらブライトは非常に迷っていた。こまったなぁ・・ブライトはそう呟くと手帳に目を落とす。バーテンにジンをもう一杯注文する。 誰にしよう・・そうなんとブライトは今夜の夜の相手を選んでいたのだ。 現在このホテルにいるブライトの相手候補は三人。 まず一人は、今朝メールでやりとりをしたロラン・セアックだ。冗談で誘ったらOKだったのだ。 まだ成熟してない中性的な少年というのはブライトにはかなり魅力的だった。 二人目はエマリー中尉だ。Zのころから気になっていたが手は出さなかった。けど、ずっと気になっていた。 そして今日彼女をみたとき・・・おもわずハァハァしてしまった。不倫・・甘美な響きにブライトには聞こえた。 三人目はもちろん妻ミライだ。相変わらず私を愛してくれている。私は贅沢ものだ。 彼女とは昨日もしたが、今日してもいい、そう思うぐらい彼女を愛しているのは事実だ。困った・・誰にしよう? そう思っていると突然背後から声がした。司会のアナウンサーの男だった。 「お悩みのようですね。ブライトさん。そういう時は多数決で決めましょう。ね?」 そう突然いうと辺りが急に暗くなった、まるで古畑任三郎のオープニングのように。アナウンサーは言った。 「え〜、皆さん。話は聞きましたね?一体この贅沢男ブライトさんは誰の部屋に行くべきなのか? 選ぶのは妻の愛か、不倫か、はたまた変態道か?それを決めるのは皆さんの投票です。連続投票はおやめください。 皆さんの投票数が20を一番最初に超えた人物か、誰も20いかなければ私が戻ってくる前に一番投票数の多かった人の部屋にブライトは行きます。」 そういうとアナウンサーはサッサと消えた。ブライトは呆然とその姿を見送りつつ 「あ・・えーと・・後編に続きます・・」と苦笑いしながら言った。ジンライムの氷がカランと音をたて、溶けた。
303 :
1 :02/10/23 08:09 ID:???
それでは出かけてきます。
帰ってくるのは夜11時半ぐらいになるかもしれません。
>>301 すいません・・愛が足りなくて・・。
304 :
1 :02/10/23 08:19 ID:AYJVkBp1
>>299 あくまでカミーユ宛てですので、カミーユが実際にみたかどうかは・・。 では、ブライトのことよろしく御願いします。
1さん!応援しています!! 私はエマリー中尉キボーンであります!!!
ミライに一票(w
早く帰ってきてね
308 :
ザ・変態道 :02/10/23 08:28 ID:iQbAJTXx
やっぱロランしかない!
・・・ミライさんに一票
4P
ロランに一票(;´д`)ハァハァ
313 :
当方腐敗 :02/10/23 08:50 ID:ytWWz8Pz
1P
ロランに掘られてロランが艦長になるのに一票(w
4Pに一票
ロランがWBクルー全員(男女ともに)ヤっちゃうのに一票。
318 :
ハサ :02/10/23 12:44 ID:iQbAJTXx
4Pが話し的に面白そう(・∀・)
4P・・・(・∀・)ニヤニヤ
1氏がつらそうだなw >4P 3択に答えてあげようよ。 俺は、ロランを推します。
ロラン!ロラン!ロラン!
4Pでおながいします。
しゅーりょー
4P。
4P
328 :
_ :02/10/23 16:43 ID:???
人がいい1さんならきっと4Pをやってくれるさ(・∀・) 無理ならロランでお願いします
いやちょっと待て。あえて1Pというのはどうだ?
エマリー!エマリー!!エマリー!!!
333! 漏れはエマリー!
実は夢オチとか・・・
ヒイロがリーオーで シャアはリックドム
エマリー! 禿同!
ageとこう
ロランも捨てがたいが・・・やっぱエマリーかな?
エマリーでよろ!
俺も1P
ロランタン一票
3P+1Pでよろ(w
エマリータンに一票
344 :
富野 :02/10/23 21:32 ID:???
4P♪
345 :
1 :02/10/23 21:56 ID:R4Lo/cj5
どうも、ただ今帰りました。皆さんたくさんの投票ありがとうございますv 一応集計してみました。 ロラン 7 エマリー 8 ミライ 2 1P(笑) 3 4P(凄) 9 という結果みたいです。現在4Pがトップです。ミライ人気無いなぁ(笑) 希望の人が負けている人は投票よろしく御願いします。 10時10分10秒にて終了にさせて戴きます。。
4Pキボヌ
エッエッエッ エマリータンキボーン!!!!!
はぁはぁ・・・エマリーオネゲーします
やっ端4Pきぼんぬ!
橘花タン・・・ハァハァ
エマリーに2票!
4P!!
ミ、ミライ! に今日二票目、と
355 :
1 :02/10/23 22:13 ID:R4Lo/cj5
それではここで終了です。 4P圧倒的ですね(笑)。いまから作ります。 投票感謝です。
>>1 期待してまつ♪
>>354 気にスンナ!ヲレは一人でエマリーにい列ず桁(w
・・のか?
356と314は同一ですね・・・(・∀・)ニヤニヤ
乗り遅れた…。
すまん漏れは
>>357 だが4Pに2票入れてしまったヨ!
ウワァァァァァァァァァァーン!!!!!
362 :
1 :02/10/23 22:32 ID:R4Lo/cj5
閑話休題ーーーーそれぞれの休息 ブライトよりどりみどりの「4P」編(中篇) ブライトが801号室のロランの部屋を訪ねたのは深夜0時を少し回ったところだった。 ドアをノックする・・少しの時間をおいてロランが少しドアを開ける。 「おそいですよ。ブライトさん。」ロランは唇を尖らせてそういった。睫毛が長い。 すまんな、ちょっと投票が長引いたもので・・そういいながら、さっと部屋に滑り込む。なれたものだ。 「わ、まだ入っていいとは言ってませんよ!」そういいながらロランがドアを閉めた。 偶然トイレにいくために廊下を歩いていたハサウェイその光景をみて言葉を失った。 「あれ、エマリー中尉はまだ来てないのか?」ブライトが室内のインテリアを眺めながら喋る。 今、シャワー浴びてますよ・・そう言いながらロランが近づいてきた。「ブライトさん、いきなりエマリーさん呼ぶとかいうから驚いちゃいましたよ。」そういいながら拗ねる。 ホントはミライも呼ぶつもりだったんだがな・・・ブライトは内心そう思いながら苦笑した。 ミライは恐ろしい・・万が一4Pしないかと誘って逆鱗に触れたら、明日広場に引きづりだされて銃殺刑を食らうだろう・・。 ブライトはそう思いミライには何もいえなかった。私は死にたくない。 そんなことより、とブライトはロランの腰を引き寄せる。「エマリーがあがるまで2人で楽しもうじゃないか・・」 そう耳元でささやく。ロランの耳が赤くなる。 カワイイな。そう思うブライトはどこから見ても変態そのものだった。つーかHENTAIだった。 ロランの服を脱がしながら思う。そういえばさっき廊下にハサウェイがいたような・・ まぁ、いい。後は野となれ山となれだ。 ロランに濃厚に口付ける。歯をなめ、舌を差し込む。ロランが「待って・・」と焦った声を出す。 エマリーがシャワー室から出てくる音をききつつブライトは、やっべゴム忘れたと呟いた。
続きを激しくキボン!!
364 :
1 :02/10/23 22:57 ID:R4Lo/cj5
閑話休題ーーーーそれぞれの休息 ブライトよりどりみどりの「4P」編(後篇) ハサウェイは不思議だった。 父は何故こんな時間にあの部屋を訪ねてたんだ。廊下を歩きながら考える。 まさか・・・あることに思い当たり慌ててミライの部屋に急いだ。 舞台は変わって、ベッドの上でブライトは頑張っていた。 「もう、勘弁してください・・艦長・・」エマリーはそう喘いだ。ホワイトベースの艦長なのに持ってるのはブラックベース・・そんなことも思った。 「なにいってんの!」ブライトは容赦が無かった。腰が激しく動く。シャアザクのようだ! ロランは三回目で既にリタイヤしていた。ブライトは艦長として頑張っていた。まだだ、まだ終わらんよ! 時刻は既に1時をとうに過ぎている。エマリーがついに倒れた。もうこんな時間か・・。 ブライトはそろそろ帰らないとミライに感づかれるかな?など考えていた。タバコに火をつける。 そのときだった。 「なにやってるのかしら?あなた・・。」 ミライ!慌てて振り向くとハサウェイとミライがこちらに拳銃を向けて立っていた。 「あ、ああ、実は∀ガンダムのエンディングがあるだろ?あれいつもロラン君が裸でかわいそうだから・・」 それで・・ブライトは続ける。「私が一肌ぬごうと思ってね・・気が付いたら全裸だったんだ・・」 そう言うとアハハと笑う。ミライは引き金を二回迷わず引いた。 「AURAーーーーー!!」ブライトの悲鳴がホテル中に響き渡ったが、別に誰もきにしなかった。 バーテンはジントニックのグラスが割れているのに気付き首をかしげた。
365 :
1 :02/10/23 22:59 ID:R4Lo/cj5
あんまりかくとスレの方向性が変わってしまうので・・軽い表現にしました。 もっと凄いの期待された方スイマセン・・。次回は準決勝です(三回戦)
ブライトさん…… 墓は割り箸でいいよね?
4P・・・なのか?(w
修羅場を期待してあえて4Pに投票しますた。
新作まだかなぁ
371 :
1 :02/10/23 23:32 ID:R4Lo/cj5
準決勝 シャアVSラビアンローズ(カミーユ込み) それぞれの休息が終わり、死者を弔うことのない朝が始まる。戦闘がまた・・始まる シャアは快晴だな・・と空をみて思いながらパイロット用の控え室に入った.。誰もいない。 今日の準決勝・・第一試合はホワイトベース対エンジェルハイロウのはずだったのだが、 なぜか急遽私とラビアンローズ(カミーユ込み)との戦いが先になったのだ。 まぁ、どちらでもいいがな。シャアはそう思うと、目下最重要のモビルスーツの検討に入った。 ゾゴックでは辛いので係員にたのみ、何種類かピックアップしてもらっていたのだ。 さて、どれにするかな・・・。 シャアはサングラスをかけるとマシンを直に見るためにドッグへと向かった。 ほぉ・・これはこれは・・。 シャアはそう感嘆した。素晴らしい機体がずらっと整備されていた。 「大佐のためにがんばりました!」そう報告するメカニックに感謝の意を伝えつつシャアは機体に目をやった。、 サイコMkU 、百式、ビグザム、アッガイ 、エルメス・・懐かしい機体ばかりだ。ただ、エルメスはあまり見たくなかったが。 更にマシンを見る。GP03D 、キャスバル専用ガンダム ・・ ほう・・連邦系のモビルスーツもあるのか・・。シャアは驚いた。アムロを思い、少し・・哀しかった。 さてどれにしよう・・・カミーユくんが相手だ・・慎重に選ばなければ、な。そう皮肉っぽく自分にいう。 「他にもドッグに入らなかったマシンもありますので」 そういう係員の出したリストを見る。αアジール・・クェス・パラヤか・・。私は父親になれなくてすまなかったな。 様々な思いがシャアを包む。そして、カミーユのセリフを思い出す。歯、食い縛れ!そんな大人、修整してやる! その台詞を思い出したとき、シャアは自分の機体を決めた。 すこしだけ・・クワトロに戻るのも・・悪くない。 百式をみつめ、そう考えた。
372 :
亀仙人 ◆JTGRhTgz8w :02/10/23 23:33 ID:pVZImldy
_、_ ( ,_ノ` )y━・~~~ <で、 ストライクのスゴイところって、やはりB5サイズのコンパクト・ボディーなのに 妥協していないプロの道具というところでしょう。腰にあるキーボード・タッチ、 弾道計算が快適な12.1型全展開液晶モニタ、きっちり4時間もつバッテリー、ウルトラベース を介してコンボ・ドライブ内蔵も可能な拡張性。キーボード・ライトなどニクイ 演出も忘れません。 最近、艦長職のお客様までフォーマルな1台としてご利用いただくお客様が増えて いるのも嬉しい話です、忙しい艦長職だから、コンパクト・フラッシュ・スロット にPHSカードを差して、プレゼン、メールやお客様の情報をリアルタイムに抑えて います。また、新兵の方もそろそろ自分専用の1台という事で機動力からストライクを選 んでいただいています。 定評のある丈夫なボディは各方面のプロの方々から絶大な支持を得ており、毎日の 地獄の通勤電車から、エベレストまでどこへでも持ち運んで使える「道具」です。 また、このストライクもガンダムから始まって5代目。非常に熟成度が高く、信頼性で選べば間違 いのない1台であり、自信を持ってお勧めしております。価格もこなれてきている今 がまさに買い時です。
373 :
1 :02/10/23 23:46 ID:R4Lo/cj5
カミーユ・ビダンもまた、ラビアンローズで自分の機体を選んでいた。 クワトロ大尉・・アムロ・レイの永遠のライバルにして、僕がモビルスーツに乗ってエゥーゴに参加する原因になった男だ。 カミーユはMK-Uに初めて乗ったときを思いだし、自分はあれから何人の人を殺したのか考えた。 「あれは不可抗力だ・・そうだろフォウ?」そう今はいない少女にそう語りかける。 「カミーユ、このマシンなんてどうだ?」アストナージが後ろから突然声をかける。 「この機体はZを改良して作った奴だからお前にピッタシだと思うぞ。・・どうした?」 返事の無いカミーユにアストナージが心配そうに声をかける。 なんでもない、とカミーユは答えアストナージのすすめる機体に決めた。 リガズィ・カスタムだ。確かに自分には扱いやすいだろう。 今日の戦い、エマリーさんたちには手を出さないでもらおう。 あの人は僕が倒さなければいけないんだ。 そう心に誓うとカミーユはアストナージの説明に意識を集中した。
百式マンセー
375 :
1 :02/10/24 00:20 ID:rNAj/PqA
戦いのステージはグリーンノア1だった。 カミーユは苦笑する。大会側も粋なことをやってくれる。 リガズィを ラビアンローズから出撃させる。エマリーさんは何だかボーっとしているからシャアとの戦いの邪魔はしないだろう。 係員がいう。「戦闘は存分にやってください。破壊しても我々がコロニーの修復をしますので。」 もちろん全力でやらせてもらうさ。カミーユはモニターをみつめながら係員に言い返した。 見慣れた金色の機体をはるか上空に発見したカミーユは、一瞬戦いを忘れ見入ってしまった。 俺は・・この機体をみると安心したものだ。敵には金色と恐れられた機体だが、味方からすればこれほど頼りがいのあるMSはなかった。 百式がいきなりメガバズーカランチャーをぶっ放す。 カミーユは慌てて機体をひねり、寸前で避ける。こちらもライフルを撃つ、金色が揺らめきかわす。 「クワトロ大尉!」カミーユは思わずそう叫んでいた。 「カミーユくん・・」シャアの声が聞こえてくる。 「君は・・何故戦場に戻ってきたんだ?この大会に出てきたのは何故だ?」 そんなの、カミーユは応える。強制されたんだよ!と。誰かに出場しろ、と。 リガズイで百式が出したクレイバズーカをビームライフルで撃ちぬきながらカミーユは叫ぶ。 「君の精神はまだ完治したわけではあるまい・・いや完治などするのか?一度壊れた男が?」 シャアの冷たい声が響く。 「私はかつてアムロと戦ったとき、君の話をしたことがある。」 うるさい、聞きたくないと叫びライフルを連射するカミーユのリガズィを見ながらシャアはそのときのアムロとの会話を思い出した。 アムロ:「カミーユ・ビダンと言う少年を狂わしたことを知らないわけがあるまい!」 シャア:「脆弱は美徳ではないよ!アムロ!大衆を見ろ!官僚を見ろ!連中は狂うか!? 何が起こっても平然として、生き長らえている!才能があることで脆弱なのは美徳だと思っている連中は、その大衆に呑み込まれて行く。それが現実だ!」 カミーユ、君は脆弱なのだよ。シャアは哀しげに呟いた。
ブライト亡き後、ホワイトベースの艦長は誰がなるんで? ・・・・・ヲレはエイパー=シナプスきぼん!
エマリーきぼん! (・∀・)ニヤニヤ・・・
>>376 そりゃああんさんロランタンでしょうに。ギャロップの艦長もしてたし。
つうか1さん文章上手い(今更ながら)
この量のキャラクター自在に操る知識!
只者ではない!
1さんは神に認定しました! (\ \\ (\\ \\\ (\\\\ (\\\\\ \\ ||| ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ⊂⊃  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ ∧w∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄(//// ̄\\( ゜Д゜) < 神降臨・・・! (/(/// ̄(つ旦つ \_____________ (/(/| \\ (/((/ ∧|\\ ∪ ∪ \\ \\
381 :
1 :02/10/24 01:07 ID:rNAj/PqA
カミーユはいつのまにか百式が目の前に来ていることに気付かなかった。 百式がビームサーベルを振るう。 やられる! カミーユもあわててビームサーベルを抜き斬りかかる。 百式のサーベルをぶつかり激しい干渉波が生じる。 その最中にシャアは更に言った。 「グリプス戦争時、私は君に期待していた。アムロや私のようではないニュータイプの存在を。そこに次世代の希望をみていた。」 シャアのサーベルの出力が上がる。リガズィは少し後退した。 「だが・・精神崩壊した君を見たとき私は悟ったのだ。このままではアムロ・レイやカミーユ!君のような存在が生まれ消えていくだけだと! ならばこそ元凶を断たなければならないと!愚昧なる大衆をだ!だから!」 やめろやめろやめろ!カミーユの脳裏にハマーン、シロッコなどが蘇る。シロッコの叫ぶ声が聞こえる。 「動け!ジ・オ!何故動かん!」 動くわけがない!お前はおれが殺したんだ。お前も。俺を殺したはずだ! カミーユはそう叫ぶとコクピットの中にいるシロッコの亡霊を殴った。拳に感触はない。シャアは更に問い詰める。 「君は途中で船を降りたのだ。・・・もう再乗車はできない。ロザミアのようになりたいのか?カミーユ、もうやめるんだ!」 黙れぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーー!そうカミーユが絶叫する!リ・ガズィの機体が発光しだす。 な、なんだと?シャアは狼狽した。なんだあれは?下がりながらビームライフルを撃つ。はじかれる。 効いてない?なんなのだ、あの光は?シャアは舌打ちしつつもそこにアクシズの光と同じものを考えずにはいられなかった。危険だ、この光は。 変形した機体で突っ込んでくるリガズィをみてシャアは間一髪でコクピットから逃げ出した。 百式を貫く。そのままリ・ガズィは動かなくなった。二つの機体が交錯している。全く動かない。レガズィの先端が百式の背中から見える。
382 :
1 :02/10/24 01:14 ID:rNAj/PqA
バーニアを吹かして危険範囲から離脱しながらシャアはカミ-ユの喋り声をヘルメットを通して傍受した。 カミーユの声はやけにクリアーに聞こえた。 「ここ・・なんでこんなに狭いんだろ・・やけに熱いし・・・嫌いだなココ・・おーい誰かあけてくださいよ・・」 完全に壊れたか・・シャアは意識してそういう手段を取った自分に反吐が出そうなほどの嫌悪を感じた。壊したのは私だ。 しかしあのままでは、カミーユの命が危ない。2人の機体はいつ爆発してもおかしくないほどの損傷をうけていた。 シャアはリガズィのコクピットに近づこうとバー二アを調整しようとしたそのとき。 突然マシンが光ったかと思うと、二つの機体が連鎖的に爆発した。凄まじい爆風でシャアは吹き飛ばされる。 「うぉぉぉぉおおおおお!!!!」 シャアは岩場に叩きつけられながら、人のために涙を流すのはいつ以来だろうと思った。 テレビのモニターを見つめ、カミーユのリガズィの爆発の瞬間を見たファは顔を覆いその場に泣き崩れた。 アストナージの呆然とした顔がひどく印象に残った。 観客達は楽しそうにモニターを見つめていた。彼等は言った。とても面白かった、と。 アナウンサーがシャアの勝利を高らかに告げていた。
383 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 01:16 ID:ewvkfDkW
1さんにコテハンを希望す。んで、ウェブサイトを開くことを 強く希望する。
カミーユ…(つД`)
385 :
1 :02/10/24 01:58 ID:rNAj/PqA
すいません、とりあえず今日はここまでに。ちょっと今日は疲れてますので・・。 明日は昼すぎにはこれると思いますので、続きはそのときに。 読んでくれている人や、レス下さっている皆さんに感謝しつつ。オヤスミなさい。
んー。読ませますねー。 純粋に面白いです。 続きを楽しみにしています。
お疲れ〜♪
乙華麗〜。 主要キャラがガンガン死んで行くのが(・∀・)イイ!
すげえ。ここまで一気に読んじゃったよ。 文章読むのに没頭したのも久しぶりだなあ。 1さんありがとう。楽しかったよう。
391 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 02:57 ID:teL4DoW5
ボッキ ヽ(`Д´.) ( >) / ヽ アゲ ( `Д´)メ (< ) / ヽ トウ! ヽ(`Д´)ノ ( ) 'V ‖川‖ ボッキアゲー! \ \v/ / __ ヽ(`Д´)ノ ___ ( 回 ) / / ヽ \ | v/ ジャ、マタ |Д´)ノ 》 |回.ノ | < 1さんありがとう!!感動したぜ。
たとえ普通に戦ってもシャアがカミーユに勝てるとはとても思えない。
>>392 ( ´_ゝ`)フーン
( ´_ゝ`)ソレデ?
おもしろage!
>>364 でミライが発砲したのは、「なんで私も混ぜなかったのよ!」という意味だと思われ。
はぁはぁ・・・
も、もう辛抱たまらん!
>>397 さんかい? 早い、早いよ!
こういう時、あわてた方が負けなのよね・・・
でっでっでちゃあぅううう!
400!!!
399 この野郎ぉぉぉー! 割り込みすんじゃねーよ! (w
403 :
1 :02/10/24 14:03 ID:YRPVzD0e
ミライはモニターでカミーユの最後を見届けると、軽いため息をついた。 シャアは確かに勝った。しかし彼は自分を責めるだろう。 こうしなければカミーユに勝つのは無理だったとしてもだ、シャアは自分の行為を正当化することは無い。 一度は人類の革新を期待し、目をかけた少年の精神をみずから再び崩壊させるのは・・・ この行為によってシャア自身もひどくなにかを損なったのかもしれない・・彼は純粋だから。 みんな・・少しずつ失なっていくのね・・ミライにはそれがひどく哀しかった。 シャアの純粋さは近いうちに自分自身を滅ぼすであろう。 岩場にうずくまっているシャアを映すモニターみながら、ミライは確信に近いものを感じていた。 もうそろそろいいかしら。 そうミライは思い、ホワイトベースの仕官部屋をでる。 そろそろ戦闘が始まる。今日の戦いは激戦になりそうだ。 エンジェルハイロウには・・・・ハサウェイもいるのよね・・。 ミライはそれを考えると、胸が詰まったが負けるつもりは無かった。自分のも譲れないものがある。 廊下を歩き「懲罰房」へと急ぐ。 警備兵に促すと、頑丈なドアのロックを解除する。 中に入ると、わずかに人の気配がした。 「ムニャムニャ・・グーグー」 そこには昨夜麻酔銃で眠らせたブライトの姿があった。
スレタイからは想像できない良スレだ。
405 :
1 :02/10/24 14:50 ID:YRPVzD0e
私には・・この人を殺せないのよね・・。 ミライはブライトの寝顔を見ながら昨夜のことを思い出し深いため息をついた。 ハサウェイは実弾をこめたピストルだったが、ミライは麻酔銃をもっていったのだ。 麻酔銃で撃たれて、ぐったりとしたブライトを担いでロランとやらの部屋を後にした。 そしてホワイトベースに戻るとブライトをこの部屋に叩き込んだのだ。 ブライトの顔をみながらミライはこの人はいつから浮気していたんだろう・・・と、ふと思った。 遠くで戦闘五分前のブザーがなった。ミライはブライトの横面を思い切りはたいた。 「いて!」 ブライトは目をさました。というか実はミライが入ってきたときから起きていたのだけれど。 ガトー達4人はエンジェルハイロウの控え室でお茶を飲んでいた。 「だからヒトラーは日本の参戦を聞いたとき、そこでなんと言ったと思う?諸君?」 ガトーは熱心にナチスについて話していた。目がイキイキしている。 「わかんねーし、どーでもいいけどヒトラーって美少年?」 そう応えたのはバーニィだ。もう自分をさらけだしている。 ヒトラーは髭をはやした中年だとガトーが応えると嘘だといってよ、と泣き出した。 「イヤイヤ、そんなことはどうでもいい。それよりヒトラーはロリコンだったって本当か?」 ハサウェイもそう会話に参加する。ロリコンの会話の気配がすると彼は閃光の速さで寄ってくる。 (こいつら・・もうスグ戦闘開始だってのに何をのん気に話しているんだよ・・) と、一人呟くアンディだった。ザクFZ・・・厳しいな・・彼は自分のMSを考えひどく憂鬱だった。 そのとき戦闘五分前のブザーが鳴った。
ドキドキ
407 :
1 :02/10/24 16:21 ID:YRPVzD0e
ブライトがブリッジの艦長の席についたとき、他のクルーは既に忙しそうに働いていた。 「艦長!今までどこに行ってたんです!」 ブライトの姿を認めるとマーカー=クランがそう咎めた。 「う・・む・・ちょっとな・。」ブライトが歯切れ悪く応える。 オスカ=ダブリンがマーカーに「バカ、ミライさんの態度見たらわかるだろ」と耳うちした。 ブライトがエホンっと大きな咳をするとモビルスーツの方はどうなの、とマーカーに尋ねた。 マーカーはオムル=ハングが機体の整備が完了した、といいにきましたと応える。 そうか、ブライトはそう応えると左の頬をおさえながら、準備完了だな、と思った。 エンジェルハイロウにいるハサウェイのことは極力考えないことにした。 ミライがこちらを振り返り、なにかを訴えていたがブライトは無視した。 舞台は宇宙だった。月が遠くにみえる。 永遠の暗闇がホワイトベースを包み込む。エンジェルハイロウとは多少距離があった。静かに前進させる。 薄く光を放つエンジェルハイロウの巨大なリングを見つめるミライにはなにやらあれが神々しいものに見えた。 それにしても、ミライは思う。あの物体の動力源はなんなのだろうか、と。 エンジェルハイロウそれ自体に攻撃能力は無い。四機のマシンがエンジェルハイロウの戦力とみて間違いないだろう。 その四機を落としつつコアをピンポイントで叩く。それがホワイトベースの作戦だった。 エンジェルハイロウにホワイトベースが近づく。でかい。圧倒的なでかさにブライトはなにか嫌なものを感じた。 そのとき突然ハイゴッグとザクFZがエンジェルハイロウのリングの影から現れた。 即座にミサイルを発射するが・・・当たらない。 二つの機体は左方向に動きながらこちらを観察している。まずい。 「左舷弾幕薄いぞ!なにやってんの!」 そうクルーに命令しながらブライトはアムロがいればな、とふと思った。 ハッチからハヤト=コバヤシとカイ=シデンの機体がでてくる。が、まにあわない。 その間にザクから発射されたミサイルがホワイトベースを襲う。 避けられない。ミライは瞬時にさとった。 「総員!ショックに備えろ!」ブライトがそう叫んだ。
宇宙用のハイゴッグ!?
409 :
1 :02/10/24 16:48 ID:YRPVzD0e
激しい爆発音が響く。ブリッジに衝撃が伝わる。 損傷は軽い、ブライトはそう思いながらハヤトとカイに早く出撃するように命令をだした。 エンジェルハイロウのリングの上でハイゴックを操縦しながらバーニィはこの機体多少は宇宙用?に機能が調整されてるが、全然つかえねぇー、と叫んだ。 もともと宇宙の戦闘は無理な機体なのだ。だいいち利点が無い。 やっぱりハイゴックは失敗だったな、そう思いながら新しいモビルスーツをメカニックに頼まなかった自分に腹が立った。 キラたんハァハァと興奮して発売したCDを買っている暇があれば、機体をせめてゲルググにでもすればよかった。 そう悔やみながら目前の戦いを眺める。アンディが頑張っている。 ジオン軍潜入工作部隊サイクロプス隊の一員のアンディ=ストロースはザクFZを使っていた。 ザクFZは従来のザクの120mmマシンガンから90mmマシンガンに変更されている。口径は小さくなっているものの、高初速で高い貫通力を持ち、連邦のジム・シリーズにも劣らない火力を有している。 また通常のザクバズーカ、ヒートホークなどのほかに、シュツルムファウストと呼ばれる大口径の使い捨て式ロケットランチャーも装備している。 だからガンキャノンとガンタンクが出てきたときもアンディは充分に戦うことができる・・けど自分は・・。 アンディはガンタンクがこちらに向かってくるのをみながらそう思っていた。 アルフレッド=イズルハの顔を思い出しながらバーニィは、キャノンの直撃をくらい宇宙の闇の中に沈み込んでいった。
410 :
1 :02/10/24 17:06 ID:YRPVzD0e
バーニィ、アンディが焦った声をだす。 バーニィの機体は爆発した。リングの一部がえぐれる。 ハヤトは爆発に巻き込まれないように後退しながら、壊れたリングの中からでてきた物体をみて息を呑んだ。 これは・・・・人間じゃないか! ブライトもその光景を見て、呆然とした。 このエンジェルハイロウの動力は人間なの?精神力が動力源だというのか、そんなバカな! ホワイトベースのクルーたちに戦慄がはしる。このリング全部に人間が眠ってというのか? これは・・・このエンジェルハイロウを落とすということは大量虐殺なのではないのか? そう思ったのだ。誰もが。 カイもそう考えていた。これは・・馬鹿げている。ふとドモンの死にぎわを思い出す。 そのときガンタンクの背中にビームサーベルが刺さる。 ガトーのジムだった。ガトーは深くサーベルを差し込みながらいった。 「何を動揺してる?あれだけ多くの人間を殺したお前たちだ、今更無抵抗の人間をころそうが心は痛むまい?」
411 :
1 :02/10/24 17:30 ID:YRPVzD0e
シャアは一人ドーム会場の奥に設置された控え室にいた。観客とアナウンサーの声が聞こえる。 設置されたテレビにはエンジェルハイロウの姿が映っている。 テレビを眺めながらシャアはカミーユとの戦いを思い出していた。テレビのなかでガンタンクが爆発する。 ふと、ドアが開いた音がした。シャアは顔をあげ音のした方をみる。 ファが拳銃をこちらに構えていた。 「ファ・・・カミーユの復讐か?私を殺しにきたのか。」 シャアは冷静に言った。 「大尉・・あなたは・・あなたって人は・・どうして・・あんな」 ファの目にはまだ涙が流れている。拳銃を持つ手が震えている。 「私が憎いか。ならば殺すがいい。引き金を引くだけでいいのだ・・それで私は死ぬ」 そういうとシャアはファに近づく。ファは慌てて少し下がる。 「どうした?早く撃つがいい。」 ファは唇を噛み締めながらいった。 「大尉・・あなたは・・あなたは・・・」 シャアはいう。 「確かに私は精神的に彼を殺した。しかしいずれ彼は崩壊しただろう。それが早いか遅いかの違いだ・・。」 そんなことない、とファは首をふる。そんなことはない。 「ファ・ユイリィ・・私を殺す前に見てもらいたいものがある。ついて来い。そのあとまだ私を殺したければすきにするがいい。」 そういうとシャアは控え室をでる。慌ててファが後を追いかける。 テレビの中ではホワイトベースがミサイルをリングに発射していた。 ガトーのジムがアンディのザクを倒したが、そのせいで体勢を崩したガンタンクを撃ち抜いていた。 ハサウェイのジムは動かず、宇宙に散らばる一般人の姿を見つめていた。 エンジェルハイロウのシャクティの祈りの声はブライトにはただの子供の戯言に聞こえた。
412 :
1 :02/10/24 17:55 ID:YRPVzD0e
戦場はまさに地獄だった。 ホワイトベースがガトーに向けて撃ったミサイルはことごとく避けられ、そのミサイルはリングにあたっていた。 リングからまた人がこぼれ出る。腕や足が吹き飛ばされている。苦悶の顔がみえる。 怪我を運良くしなかった幸運な人間も宇宙空間に投げ出されてすぐに死んだ。空気がないのだから当然なのだが。 ハサウェイはそんな人々の死体をみて、こみ上げてくる吐き気を抑えきれなかった。 ガトーはモニターについた血をみて、ハイル・ジオンと叫んだ! もはや彼は0083のときの崇高な理想をもった彼ではなかった。ただ目の前の敵を殲滅し破壊する。 それが全てであった。 ホワイトベースの攻撃をまた避ける。ガトーはそのミサイルがリングに当たるのをみて笑った。 そうだ、連邦どもよ!もっと殺せ!人々を!大衆を!私は死者を背負って更に強くなる! ガトーはライフルをホワイトベースに撃ちつつ愉快でしかたがなかった。 ブライトは、宇宙空間に広がる人々の死骸をみながらこの大会は一体なんなのだろうか、自問していた。 こんなことをさせて一体なんになるのだ?主催者はなにをしたいのだ!目的はなんだ! そんなに一般人を我々に殺させたいのか!その意味は! 「争いを止めなさい・・」シャクティの声が聞こえる。五月蝿い!そんな理想でかたずくのなら人は苦労をしない! 一年戦争、グリプス、ネオジオン、アクシズでの戦役、皆理想のためにたたかったのだ。ある者は銃を取って!ある者はボタンを押すことで! 艦長!もう残弾数がありません!そう叫ぶマーカー=クランの声を聞きつつブライトは迫りくるジムの姿をみた。 ホワイトベースのブリッジをジムのライフルが撃ちぬいたとき、ブライトは自分の戦いがここで終わることを喜んでいた。
ブライトさん死んじゃった…ウワァァン。゚(´Д`)゚。
ヘビーな展開だ・・・
なんか切ないよ・・・(´Д`)
416 :
1 :02/10/24 18:58 ID:YRPVzD0e
ファはシャアの後について廊下を歩いていた。 観客席のほうに向かっているらしい。そう考えながらファは観客席から激しい音がすることに気が付いた。 一体どうしたのだろう。そんなに試合が盛り上がっているのだろうか?いや違う。これは・・争っている音? そう考えながらあるいていると、突然シャアが立ち止まった。ロビーだ。 ここはビルの二階で、壁のところに巨大なガラスがあり観客席を見下ろすことができた。 「やはりな・・・・見てみたまえ。」 シャアが観客席を指差していった。 ファは観客席をみて息を呑んだ。 観客席の中央の広場で十万人あまりの観客たちは入り乱れて乱闘をしていた。倒れて動かないものも多数いる。 となりの男を殴る者。蹴り上げる者。叫び声をあげる者。噛み付く者。 ナイフを取り出す者。うずくまって動かない者。ピストルを取り出す者。 誰かが泣き声を挙げている。血だらけの人もいる。しかし争いは一向にやむ様子はない。憎しみの輪が広がっている。 むしろ加速的にひどくなっているようだ。 ひどい光景だ。ファは気分が悪くなった。これはなに? な に を し て い る の ?
417 :
1 :02/10/24 19:05 ID:YRPVzD0e
シャアは言った。「この大衆たちを見たまえ。ひどい有様だ。彼らが何故争っているかわかるか?」 ファ・ユイリィはわからない、と呟いた。わかるわけがない。 「彼らは揉めているのだよ。この大会を続けるかどうかを。」 そういうとシャアの顔が怒りに染まる。 「愚昧なる大衆たちはガンダムの最強は誰か知りたがっていた!そこでこの大会を企画した者がいた!狙いは見事にあたり、この大会は全宇宙の人びとの興味の対象となった! 大会は進み、観客の熱狂は私とカミーユの時に最高潮になっていた!そこまでに多数の人物が死んでいたがそのことを嘆く大衆はいなかった!何故か!」 それは、とシャアはガラス越しに観客を見ながら続けた。 「それはこいつらはこう考えていたからだ!これは我々には関係ない!誰が死のうが!誰が勝とうが!泣こうが叫ぼうが!恐怖に震えようが! しかしそんな彼らの考えはエンジェルハイロウのリング内の人々を見て恐怖に変わった!自分と同じ普通の人間がモニター越しに死んでいく!宇宙空間に投げ出される! その姿をみて彼等は初めて恐怖したのだ!この大会に!残虐性に!喜んできた自分自身に!」 シャアはここまで一息でいうとファ・ユイリィの方を見た。彼女は既に拳銃を床に落とし、呆然と立ち尽くしていた。 シャアは更に続ける。外の喧騒が更に大きくなる。
418 :
1 :02/10/24 19:06 ID:YRPVzD0e
「大衆の一部はこの戦いを止めろと壇上のアナウンサーに詰め寄った!続きが見たかった他の大衆はそれを止めようと彼らも壇上にあがった! 誰かが誰かを殴った!それが引き金になった!怒りは怒りを呼び、戸惑いの声は恐怖を誘発した!血の匂いが暴力性を高めた! 誰かが拳銃をだした!ナイフをだした!その結果がこれだ!愚昧な大衆達の本性だ!」 ファは頭をおさえた。そんな・・そんな。 「そこで私は悟った!このような茶番を引き起こし大衆を扇動させる人物!この大会の主催者!それは一人しかいない!エンジェルハイロウにいる人物! シャクティはそいつの人形だ!そいつはエンジェルハイロウの中でこの光景を眺めほくそえんでいるだろう!これが人間の本質だと!所詮革新など戯言だと!」 シャアはそういうと窓ガラスから離れ、ファを見つめた。 「だから私は今からそいつに会わなければならない!そして奴を殺し、エンジェルハイロウをこの手で破壊する!」 ファはもう何もいえなかった。 「だから、スマンが私を殺すのはそのあとにしてくれんか。もう行かなければならないのでな・・・アイツが待っている・・」 そういうとシャアはその場を去った。 ドッグへと歩くシャアの後姿を見ながらファは、彼の姿を見るのはこれが最後だと思った。 外はいつのまにか雨が降り出していた。
419 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 19:09 ID:OR8Qvy4O
結局1は持論を披露したかっただけか。
420 :
1 :02/10/24 19:18 ID:YRPVzD0e
ここまで読んでくださりホントに有り難うございました。やっと次で最終回です。
行き当たりばったりで書いていたのでここまでこれたのは本当に皆さんのおかげです。
次回 天下一武道会決勝戦は おそらく明日になると思いますが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
あ、シャアに乗せる最後の機体いいのがあったらどうか御願いします。それでは。
>>419 どうもすいません・・独りよがりで(反省)
421 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 19:38 ID:FXzuCIlU
赤いカプルでおながいします。
ストレートにナイチンゲール
ターンX、と言ってみる もしくはF90U
原点に帰ってシャアザク
パーフェクトジオング!!
426 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 19:55 ID:/n/l4Z7/
ナイチンゲールに2票目
シャア専用ジオング(完全版)かシャア専用ゲルググ、若しくは何故かあった2台目のサザビーをキヴォンヌ。
無茶を承知でグラン・ジオング。
429 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 20:02 ID:A1X8Ey5w
ラフレシア
優勝者は前回優勝者の赤いジムと戦います
リックディアスに一票
シャア専用ジオング・・・いい!
まぁシャア専用ザクだろ
ボール
おぉ、ヘビーな展開になってきたな。 シャアはシャア専用リックドム(ツノツキ)で。
シャア専用RFザク
正直好みの展開ではないが、読ませる。面白い。 落ちに期待のシャアザクきぼん。
シャア専用のR-2型ザク
足のついたジオング
「逆襲のギガンテス」キボン(w
442 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/24 23:10 ID:v6HLN/zg
初期の時点で、メジャーなのがいなかっただけに、シャアを残せたってすごい・・・。
ビグ・ザムきぼんぬ
444! エルメス キボーン
ゲーマルクでおながいします
νガンダムがイイな...
シャア専用ジオングをキボンヌ
ここまで執筆した
>>1 に感服の至りでございます。
最終回、楽しみにしております。
最終回ではシャアがアフランシ・シャアに乗って戦います。 アフランシは漏らしっぱです。
ジオング完全版でお願い致しもうす
文章力がなさげであるのが凄いな
マンセー
ラフレシア、脱出用にナイチンゲールも
強いのにのせてやりたいから サザビーorナイチン
ここはジオングの後継機という事で、ターンXに一票。 シャアならギンガナムと違って、機体に「呑まれる」事もないだろうし。
黒幕さんは何に乗るの?ウッソがシャクティに乗るのかな?
ジオング完全版でお願い致します!
>>432 ムーンクライシスに出てきた
ちっともジオングしてないジオング
ジオン愚!ジオン愚!!ジオン愚!!!
シャア板にもあったんだね この系統のスレ しらんかった!
レウルーラ(ナナイ付き)
461 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 11:13 ID:zax3W6P6
ジオング完全版でお願い!!!
パーフェクトジオングだな。
463 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 12:31 ID:zax3W6P6
シャア専用高機動型パーフェクトジオングしかないっしょ!!!!!!!!!!
464 :
響たん :02/10/25 12:34 ID:6CpGz5KF
是非ともターンAかターンXでお願いします
シャア専用高機動型パーフェクトジオングなんだよ!
ルッグン
スモーは?
金スモー というかハリー出てないんだな・・
グランザム
いっそのことコレンカプル
ノーマルスーツ。バズーカ付きでオナガイシマス。
473 :
1 :02/10/25 17:34 ID:???
天下一武道会決勝戦「シャア・アズナブル VS エンジェルハイロウ」 月にあるアナハイムのドックでシャアはメカニックが用意した機体の山を選んでいた。 ここにシャアのための機体が集められている。凄い種類の数だ。ターンX、リックドム、RFザク 、エルメス、νガンダム、ナイチンゲール・・ 特にナイチンゲールをシャアは特別な感情で見つめた。 だが、それ以上にひときわ目を引くのは「MSN-02」ジオングだ。なんせ足がついている。 やはり・・・最後はこれが私にはふさわしいだろう・・。 そういってジオングに乗り込む。頭部のコクピットにだ。 コクピットに入ると懐かしい感覚に包まれる・・それは一度生死を共にした機体だから持てる感覚だった。 ア・バオア・クー戦役を思い出した。 あの時は足が無かったのにな・・そう思うと、とても可笑しかった。 シャアはあの時の工作兵との会話を思い出した。 工作兵 「…ジオングの性能は100%出せますっ!」 シャア 「足はついていない…」 工作兵 「あんなの飾りです!偉い人にはそれがわからんのですよ!」 偉い人にはわからない、か・・真理だな・・そう呟く。 メカニック達がシャアの機体の足元に集まってくる。その中の一人が歩み出て大声で言った。 「大佐・・・御武運を!我々はあなたの帰還をここでお待ちしています!」 そういい敬礼する彼らに返礼を返すと、ジオングのモノアイが光った。 「シャア・アズナブル出る!」と力強く言うと、ジオングは出撃した。 後に残ったメカニック達はシャアの機体がエンジェル・ハイロウに向かう姿を見て無事を祈らずにはいられなかった。
474 :
1 :02/10/25 17:41 ID:???
エンジェル・ハイロウは静寂が支配していた。 ホワイトベースの瓦礫がそこら中に散らばっている。 ガトーはホワイトベースを撃ちぬいた満足感に浸っていた。笑みがこぼれる。 俺は・・木馬といわれた連邦の象徴ともいえる存在を破壊したのだ。彼は誇らしげだった。 ハサウェイは父と母の乗ったホワイトベースが爆発したのを見て、今まで自分は何をしていたのだ、と思った。 確かに自分はこの大会に優勝したかった。けれどそれは両親(正確にはブライト)への屈折したコンプレックスからの思いだった。一体誰が肉親の死を望むだろう? ハサウェイはガトーにこれ以上ない怒りを感じた。 もっともそれは自分の責任を棚に上げたハサウェイの自分勝手なエゴにすぎないのだが。 ハサウェイはジムのライフルを静かにガトーの機体に向けた。 多少距離はあるが、油断している今ならばなんなく当たるだろう。 殺してやる・・彼は迷わずライフルを撃った。しかし、ガトーの機体はそれを難なくかわす。 「なにぃ!」ハサウェイは叫んだ。ガトーは自分の攻撃を予測していたのだ。 「やはりな・・所詮は子供か。親子仲良く宇宙の塵になるがよい!」 ガトーがそう勝ち誇った様にいった。ライフルをハサウェイに向ける。 しかし、そのガトーのジムの機体の右足は次の瞬間吹き飛んだ。
475 :
1 :02/10/25 17:48 ID:???
シャアはジオング完全版の高機動性に満足していた。素晴らしい。あの時とは比較にならない。 この機体ならば、どんな奴が相手でも勝てる。そう確信していた。 エンジェル・ハイロウはコアの部分に艦がドッキングしている、おそらく主催者はあの中にいるのは間違いない。 そう拡大モニターで確認しながら近づいていったシャアは、仲間割れしているジムの姿を見つけた。 その姿に酷く嫌悪を感じたシャアは右手のメガ粒子砲を撃ちだした。正確にメガ粒子はジムの右足を吹き飛ばす。 「仲間割れなどせずとも私が貴様らを殲滅する!」 「ジ、ジオングだと?乗っているのは赤い彗星か!」 慌ててこちらを向いたガトーがライフルを撃ちながら尋ねる。片足が吹き飛んだせいか、ジムの動きは鈍い。 「かつてそう呼ばれたこともある。だが、そんなことはお前には関係の無いことだ!」 「むぅぅ!私は軟弱で腐敗堕落しきったお前とは違う!これは全てジオンの再興のためだ。」 「戯れ言を!貴様はそうやって自分の欲望を満たしているだけのムシケラだ!己の欲望をジオンの所為にするな!」 そういってシャアはジオングの両手を発射する。オールレンジ攻撃。 「な、なに・・全方向からだと・・か、かわせん・・グォォォ!!」 メガ粒子砲がガトーの機体を貫くのを見てハサウェイは、クェス・パラヤの最後を思い出した。
476 :
。 :02/10/25 17:48 ID:???
はやく続きを!
わくわく・・・ 激しく期待・・・あっげぇぇぇぇぇーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
478 :
1 :02/10/25 17:50 ID:???
シャアはガトーの爆発を確認しつつ、微動だにしないもう一機のジムに近づいた。 「君は・・ブライト艦長の息子のハサウェイ・ノアか?」 「そうです・・あなたは赤い彗星・・シャア・アズナブルさんですね。通信が聞こえてました。」 「そうだ。・・君は私とたたかう意思はないようだな?」 「ええ。もうなんかどうでもよくなっちゃたんです。」 「・・それでは君はどうするつもりだ?」 「別に・・しばらくここにいようと思います。父と母の事を考えたいんです。この場所で。 今なら冷静に考えられるんです。不思議ですよね。・・シャアさんはどうするんです?」 「私か?私はコアに行く。あわなければならない人物がいるのでね・・・。」 「?・・誰です?それは?シャクティ・カリンですか?」 「君には関係が無い・・いや、あるかもしれないな。だが、それは後で話そう・・それでは」 そういうとシャアはリングの上に立っているハサウェイのジムを置いてエンジェルハイロウのコアに向かった。 ジオングをエンジェルハイロウのコアに横付けすると、シャアはマシンを降りて船内に侵入した。
メール欄に先読みしてみる
480 :
1 :02/10/25 17:54 ID:???
コアの部分に進入したシャアはまずシャクティ・カリンを探した。 主催者がどこにいるのかは彼女に聞くしかないと考えたからだ。そしてそれは間違いではなかった。 予想以上に広い船内で、少しシャアは戸惑った。どこにいるかわからない。 しかし、少しするとこの船内がある部分を中心に円形の形を取っていることに気がついた。 この中心におそらく彼女は、いる。シャアは走った。 シャクティ・カレンはシャアがコア室に入ってきたとき、反射的に拳銃を彼に向けた。 「動かないで下さい。私は本気です。」と彼女はシャアに叫んだ。 シャアはその姿を認めると、手をゆっくり挙げながらコア内を見渡した。シャクティとの距離は・・ざっと10メートル。 澱んでいるな・・シャアはそう感じた。部屋のカラーはオレンジで統一されている。さほど大きい部屋ではない。 シャクティのいる場所を中心に管のついた小さなカプセルに入った人間がざっと50人はいるだろう。 不気味な光景だ。リング全体には更に多くの人間が眠っているのだろう。 この部屋はシャアに母親の胎内を想像させた。もっともここで生み出されるのは陳腐な理想論なのだが。 「もうやめたまえ・・子供のお遊びはここまでだ。」 「動かないで!本当に・・撃ちますよ!」 「誤解してるようだが私は君になにかしようというわけではない。君の後ろにいる人物・・彼に用があるのだよ」 「嘘!あなたはロリコンで危険な男だって、あの人はいってたわ!」 やれやれ、ここでもロリコンが仇になるのか・・。シャアはため息をついた。 「確かに私はロリコンと呼ばれる存在かもしれない・・だが今はそれどころではないのだ!アイツはどこにいる?答えろ!」 シャアはそういうとゆっくりとシャクティに近づいた。
彼?うーん
482 :
1 :02/10/25 18:01 ID:???
「イ、イヤァァァ-!!!!!!!!!」 シャクティが怯えて拳銃を乱射する。慌ててシャアは避けようとしたが間に合わない。 右腹部に熱い塊を感じた。 たまらず、シャアはその場にひざまづく。 「あ、当たった・・私・・わたし・・」 そう呟き呆然とするシャクティにシャアは膝をついて、激痛をこらえつつ言った。腹部から血が滴り落ちる。 「ウ・・人を撃った・・ショックで正気に戻った・・か・・さぁ教えてくれ。アイツは・・どこだ・・」 「あ、あの人なら・・そこのドアの向こうにいます・・」 シャクティは拳銃を見つめながら、部屋の奥にある古ぼけたドアを指差してそういった。体が小刻みに震えている。硝煙の臭いが手にこびりつく。 シャアはシャクティが示したドアを確認すると穏やかに、だが少し苦しげに言った。 「わかった・・君はもう・・地球に帰れ・・外にハサウェイがいる・・」 シャアはそういうとドアにゆっくり歩いていった。血の跡が影のように床について残る。かなりの出血だ。 シャアはそのドアの前に立つと、おおきく息を吐き、勢いよくドアを引いた。 鍵はかかっていなかった。 部屋の中は純和風の作りで初老と思われる男がコタツに入ってテレビを見ていた。 この大会の主催者で黒幕である彼の頭は見事に剥げていた。
なんとー!!!
マイトガイソの最終回を思い出しますた。
ま、まさか・・・!!
そうきたかー(笑)
487 :
1 :02/10/25 18:05 ID:???
「やはり・・主催者はあなただったのか・・トミーノ」 シャアは静かに、そして哀しげにいった。不思議に脇腹の痛みはもう感じなかった。 六畳一間の部屋の中でコタツに入ってテレビを見ていたトミーノは振り返りシャアの姿を認めると、笑いながら言った。 「キングゲイナー最高でしょ?」 そういいながらビデオを巻き戻す。 「君のせいでちょうどいいとこ見逃したじゃないかぁ。まったく。用があるなら早くいいたまえ。」 そういうとトミーノはまたテレビを見つめる。剥げた頭が鈍く光る。 トミーノの冷静な反応に、シャアは苛立ちを隠せない。 「あなたはそんなにガンダムが憎いのか?いや、憎いのは肥大しすぎた市場なのか?世間か?スポンサーか?その全てか?」 シャアはそういいながらトミーノに詰め寄る。脇腹の血が流れて畳に跡を残す。 「とにかく・・あなたは!ガンダムに縛られた自分が憎い!トミーノ=ガンダムに耐えられなくなった。ガンダムを捨てたかった!そのために努力もした! しかし!もはやそれは不可能だった!大衆の欲望を満たすためだけの無意味な続編が生み出されていく! あなたはガンダム・・更にそのファンも憎かった!そう!とても憎かった!全ての人が愚かに思えた! それで天下一武道会を開催し我々に殺しあいをさせた。大衆にもだ!それは復讐だった!いや、正しくは自傷行為だったというべきか!違うか!?」 そこまで一気に話すと、シャアは拳銃を取り出しトミーノの額に押し付けた。 「答えろ!トミーノ!」 「うるさいなぁ・・そんなに知りたいのなら11月2日に上智大学にこいよ。」 まったくもう、とトミーノはポテトチップを食べながらそう言った。ビデオのリモコンを持ちCMを早送りする。 「答えろ!」 シャアはテレビのモニターを拳銃で撃ちぬいた。部屋に銃声が響きわたる。
撃った!
489 :
1 :02/10/25 18:14 ID:???
テレビが撃ちぬいたシャアは再びトミーノの額に拳銃を突きつけた。 「答えろ!答えないか!」 そう怒鳴る。シャアの怒りは限界に達していた。引き金に指がかかった! そのとき! 「オーバーマン!イデオン!ブレンパワード!」 突然トミーノが叫びだす。コタツをひっくり返す。ポテトチップスが畳の上に散らばる。 「ザンボット!ダンバイン!エルガイム!」 狂ったように大声で叫ぶ。そこには先ほどまでの冷静さはなかった。シャアは動揺した。 トミーノはシャアの胸元を掴みながら涙を流していた。 「もういい!終わりなんだよ!ガンダムは!終わらせてくれよ!」 と叫ぶ。それは絶叫だった。心の底から搾り出した・・そんな感じの声だった。 「もともとファーストで終わりのはずだったんだ!それをお前らが!無理矢理!」 くそ、と泣き叫ぶトミーノをシャアは見つめた。さらにトミーノは続けた。 「ニュータイプ?あんなのは幻想だ!でまかせだ!信じるなよ!」 そういうと彼はシャアの胸の辺りに顔を埋めながら掠れる声で言った。 「もう・・いいだろ・・二十年・・間・・・・頑張ったんだ・・・二十・・年・・」 彼は嗚咽を漏らした。シャアには彼の声は自分にではなく他の人物に叫んでいるように感じられた。 シャアはそんなトミノに困惑しつつ、ふと足元に落ちてある新聞に目をやった。 新聞は土曜夕方六時の番組表の欄だけが黒く塗りつぶされていた。
490 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 18:20 ID:zpSd/i/q
1さん怖い
ほ・・・本人か!? 期待上げ・・・!
492 :
。 :02/10/25 18:23 ID:???
>新聞は土曜夕方六時の番組表の欄だけが黒く塗りつぶされていた。 ワラタ
493 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 18:27 ID:6mueF1aC
なかなか大変なことだな。あんたらも。
凄い展開キター!!
>>493 とかなんとか言っちゃって!実はすごく期待してるんだろ?アン?
496 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 18:40 ID:6mueF1aC
>>495 くぅぅぅっ! あぁ, そのとおりだっ!
期待アゲ!
498 :
1 :02/10/25 18:44 ID:???
シャアは泣き崩れているトミーノを残し部屋を後にした。 彼に掛ける言葉は何も浮かばなかった。酷く彼が哀れに思えた。この場にもう居たくなかった。 最後にドアを閉めるときもう一度部屋を見渡した。 部屋にはガンダムのポスターが貼られていたが、全てカッターナイフで切り裂かれていた。 プラモデルは全てハンマーで打ち砕かれていた。 トミノはまだ何か叫んでいるが掠れてて聞こえない。 シャアはドアを閉めた。 もうトミーノを殺す必要はなかった。彼はこの先なにもできないだろう。 ガンダムは彼の意思とは無関係に生まれつづける。これから先も・・ずっと。 「彼も・・結局地球の引力に縛られていた・・」 そう呟くとシャアは宇宙に浮かぶ地球の青さを思った。 気が緩んだのかシャアに激痛が蘇る。脇腹をそっと手でなぞる。血が・・止まらない。 よろめきながら来た道を戻りつつシャアは苦痛に耐える。 なんとか元の場所に戻ってきたシャアは、バーストをふかし上昇するとゆっくりとジオングに乗り込んだ。 既に意識が朦朧としている。力を振り絞りジオングを起動させる。船内から脱出すると、宇宙の闇が眼前に広がった。 そこで、シャアは深いため息をついた。 そこにハサウェイのジムが近寄ってきた。どうやらずっと待っていたらしかった。 「無事ですか、シャアさん!シャクティは私が保護しました。ひどく落ち着きがなかったのですが今は寝ています。そちらはどうでした!」 そうこちらに質問するハサウェイに、 「ハサウェイ君・・・全ては終わったよ・・結局何が悪いのか・・私にはわからなくなった・・だがこれだけはいえる・・。 全ては終わりこの大会は二度と開かれることは無い・・・が、私もいささか疲れたようだ・・・君に・・勝利は譲ろう・・」 とシャアはゆっくりと答えた。 「え?何を言ってるんです?シャアさん、どうしたんですか?」 いぶかしむハサウェイの声をききながら、シャアは一年戦争を思い出していた。 あの時アムロ・レイには帰るところがあった。現在の私が帰るべき場所は・・一つしかない。 ララァ、そうシャアは呟いた。
終わり・・・かい?
ハサウェイ優勝おめでとう
501 :
1 :02/10/25 18:49 ID:???
気がつくとシャアの目の前にはララァがいた。以前と少しも変わらない姿。 U.C.0079.12月30日・・・シャアのもとから姿を消したあの時と全く変わっていない姿。 ああララァ・・、今まで長いこと待たせたな・・あれからもう何年たったのかわからないよ・・。 君の・・元に・・戻りたい。話したいことが・・たくさん・・ある・・ シャアはそう目の前のララァに話し掛けた。涙がこぼれた。 ララァが微笑んだ気がした。シャアはそっと虚空に手を伸ばす。 私にも・・・時が見える・・・時が・・ 「シャアさん!どうしたんです?シャアさん、返事をしてください!」 ハサウェイの声がシャアのコクピットに響きわたる。が、シャアが目を覚ますことはもはや無い。 ジオングのモノアイが消えたのをみてハサウェイは、全てを悟った。 そのころ、地上では荒れ狂う観客に機動隊が突入していて、ファはその光景をガラス越しに見つめていた。 ふと、遠くで人の話し声が聞こえた気がしてファは耳をすました。けれど彼女にはもう何も聞こえなかった。 空耳かしら・・ファはそう呟くとまた外に目をやった。暴動は終焉を迎えようとしていた。 宇宙は相変わらず静寂と漆黒の闇に包まれていて、全ての存在を貪欲に飲み込んでいた。 その中に青く浮かぶ地球はまるで揺り篭のようにハサウェイには思えた。
502 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 18:51 ID:6mueF1aC
らー、らー、らー、らららっらー、 らららっらー ヘイジューーー
終わった…。
504 :
173 :02/10/25 18:53 ID:???
推薦したハサウェイが優勝したぁ(・∀・)
いつか ゆれて いつか ないて いつか よんで いつか ふれて いつか かさなる ひとと ひと そして はじまる あい そしてときが すこやかに あたためる あい そして ときが すこやかに そだてる あい
506 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 18:54 ID:6mueF1aC
>>504 よかったね。
愛、ふるーえる愛、それはっ、わかーれ歌
正直、泣きそうになった…
509 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 19:04 ID:8lIIvNUl
終わった… 参加して生き残ったのはシャクティ、ハサウェイそれとプルだけか
というわけで、頑張った1にコテハンを贈りたいといってみるグワジン
511 :
。 :02/10/25 19:11 ID:???
まだ500近く残ってるがこれで終わり?
512 :
1 :02/10/25 19:17 ID:???
みなさま。本当にありがとうございました。長かったですがこれで大会は全ての戦いを終えました。 優勝はハサウェイ・ノアに決まりました。感想戴けるととても嬉しいです。 皆様に励ましのレスを戴いて嬉しかったです。本当に。 これをかく間に、逆襲のシャアを二回見直しました。 それでは よんでくれた皆様、キャラクター案を出してくれた皆様に感謝の意を表明しつつ・・・
513 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 19:19 ID:xCqyuyTz
それじゃ505に続いてビギニング斉唱しよう。
514 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 19:22 ID:jbQW4+KX
続編キボン・・・と言ってもほとんどの主力キャラはいないか。 とりあえず1さんの話は感動した!感動をありがとう!
1乙かれさま また機会があったら書いてください
お疲れ様ですー 気が向いたら生き残っているキャラとまだ出てないキャラで 第二回天下一武道会書いてくださいー
名スレもこれで終わりか…。残念だ だが1よ、めちゃ面白かったぜ! またこういう企画やるなら参加させてもらうよ
この4日間このスレには大いに楽しませてもらった・・・ 1さん・・・本当にアリガトウございました!!!!! 追伸 告白します・・・ エマリーとジオングに執拗に入れ続けたのは私です 許してくださいね(w
乙。 面白かったよ。
1は愛に溢れていた。 ガンダムに対する愛。 その登場人物に対する愛(さくさく殺していたがきっと溢れているに違いない) MSに対する愛(途中間違えてたりしたが、きっと(略)) そしてガンオタに対する愛(皆の要望に答えてくれてたし) そして、富野に対する愛。 これは一つの究極のガンダム愛の形だと正直思う。と言ってみるテスト。
乙ー この手のスレで最後まで楽しめたのは、 このスレだけでした、面白かったよ。 ウッソがハマーンに出あったらというスレも好きだったんだけど、 無くなちゃったのかな、誰か知っている人いる?
ディモールト!!ディモールトォォォ!!! 先の見えない展開にぐいぐいと引き込まれました。 >>1さんの素晴らしい想像力に心からの拍手を!
>>1 さん乙です
最後まで楽しませて頂きました
『私にも・・・時が見える・・・時が・・ 』
長年ガノタやってきたけど、俺はこんな台詞が聞きたかったんだよなあ、と
実に感慨深いです
ガノタ的には とき=刻 だが
525 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 21:32 ID:EXkdh1Vp
シャアが救われたような気がした。 正直感動しますた。
526 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 21:39 ID:HVExPUrR
ハサウェイとシャクティ・・・くっつくかなぁ。
527 :
アポリー少佐 :02/10/25 21:46 ID:qPliv1Yy
最初は結構破綻してそうだったのに。。。 読ませる力があるなあ。。。
泣いた(;´Д⊂
>1さん キレーに終わりましたね! >「オーバーマン!イデオン!ブレンパワード!」 >突然トミーノが叫びだす。コタツをひっくり返す。ポテトチップスが畳の上に散らばる。 >「ザンボット!ダンバイン!エルガイム!」 っていう所で死ぬ程笑いました(w お疲れ様〜!
>>530 おれ、そのシーンでしんみりしちゃったよ。だって監督の慟哭だろ。
まあ深刻な哀しみは、他人にとって喜劇にみえないこともないけどね・・・
なにはともあれ
>>1 オツカレー
1氏、乙です! いやー、おもしろかったわ。 最高です。 でも、続きは書かなくていいです。 続きを書くと、1氏も禿げになる。 それは不憫。 既に完璧。簡潔。完結。 ・・・トミーノにも言ってあげたかった。
533 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/25 23:11 ID:v3b4qGrZ
1> 本当にお疲れ様でした。面白かった、しんみりともした。 貴方は凄い!!有り難うございます!! (_ _)
1さん、楽しませてもらって有難うございました。 m(_ _)m さて、随分後が残っていますが、この素晴らしいスレが汚されてしまうのでsageましょうか。>ALL
>>531 禿同。1氏は監督の代弁者でつ。
お見事。
536 :
1 :02/10/26 00:34 ID:???
>>502-535 こんなにも皆さんにコメントを頂けて嬉しくて
不覚にも少し泣いてしまいました。
私にとってこの四日間は忘れられないものになりました。
皆様・・本当にありがとうございます。
私はこのスレに書き込んでくださった皆様の事は忘れません。
こんなにもたくさんの人に支えられた私は幸せです。
「こんな嬉しいことはない…」
by アムロ・レイ
537 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 01:07 ID:6Mscf+PP
そこまでガンダム詳しいわけではないけれど 最高でつた(・∀・)!!
ペンタゴンサラエボクラッシュピーマン
遅くなりましたが
>>1 氏、御疲れ様でした。
主催者の正体を知って正直笑ってしまいました。
最後、丁寧にまとまっていて、とても素晴らしいです。
楽しませていただきました。
本当にありがとうございます。
……と、いうか
>>1 氏とは一体どんな人物なのでしょう?
なんだか普通のガノタとは思えません。
540 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 01:49 ID:DjshSjik
1さんお疲れ様。そしてありがとうです。 トミノ氏にも見せたいですなあ。
541 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 02:00 ID:RwidJBbd
本当にカンシャ。 次回作、期待しております。
542 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 02:50 ID:HmEWbGZ0
私は最初のガンダムしか知りませんが 面白かったです。
おもろかったです!!最高っす!! またなんか書いてください!!期待してます!!!
---天下一武道会---
原作 「機動戦士ガンダム」より
脚本
>>1 出演
シャア・アズナブル
アムロ・レイ
カルルマン
ドモン・カッシュ
ウッソ・エヴィン
ブライト。ノア
ミライ・ヤシマ
ロラン・セアック リュウ・ホセイ
ハヤト・コバヤシ カイ・シデン
ギュネイ・ガス ブルーノ ヤコップ
エマリー ソシエ バーニィ アンディ
キラ・ヤマト マチス プル
カツ
ブーン トクワン デミトリー シンタ カテジナ キース ニナ
名無しのガンダムファイター ドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領
ゲモン リリ・ボルジャーノ コレン ハサウェイ ヤザン エマ
コレン ケリーレズナー レビル将軍 ハマーン 東方不敗
アナベル・ガトー
ミネバ・ザビ
ハマーン・カーン
カミーユ・ビダン
シャクティ・カレン
トミーノ
監督
>>1
546 :
ガデム :02/10/26 08:25 ID:???
うおお こんなやられ方は嫌だー! やり直しを要求するー!!
548 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 09:38 ID:CnpJpGSR
なんとなく筒井康隆を思い出した
このままこのスレを埋もれさせるのは嫌だなぁ 何かに有効活用できないものか
550 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 18:23 ID:fCCS+RDh
元良スレ上げ
551 :
1 :02/10/26 18:26 ID:???
・・・
いつまでもまっています・・・
554 :
1 :02/10/26 19:51 ID:???
>>552 さんへ
>>551 は私ではありません・・。ビックリしました。
スタッフロールを作ってくださった人有り難うございました。嬉しかったです。
こんなに人数を出場させたとは思ってませんでした。監督に照れてしまいました。
・天下一武道会は終わってしまいましたが、今は新たな設定によるストーリーを考えております。
最初もうこのはなしを書き上げたときは正直これ以上はストーリーは書けないなと思いましたが、
皆様のコメントを見させてもらってるとまた書こうという気が出てきました。
(レスをくれた人のコメントを何回も読み直しました・・何度見ても凄い嬉しい)
はやければ今月中・・・そうでなければ来月には新しいのを披露できればいいな、と思います。
ちなみに内容は・・今度は戦闘より人間の心理を中心にギャグも入れ込みつつ青春群像的な作品になるかと思います。
また登場人物はまた募集するつもりです。今度はそう簡単に死なないとおもいますので皆様御願いします(笑)
稚拙な作品になるかも知れませので、期待せず待って戴いていけると嬉しいです。
基本的に行き当たりばったりなので・・(汗
>>539 私も皆さんと同じガンダムとシャア板が大好きなだけです。ただ空想がひどいです(笑
次の任務に俺は必要だ…。
556 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/26 22:08 ID:xJm4r0fv
もう少し、メジャーなのがいいな。初代ガンダムを中心に・・・。 カミーユ。ジュドー。あたりはわかるけど・・・ジュドーのイモウトはわからんかった・・・。 てか「ZZ」は、あーーにぃーーめじゃない! あーーにぃめじゃない! ほんとのことぉとさぁー♪ のフレーズしか知らん。 いや、僕がただの勉強不足なだけかもしれんが。むしろ年か・・・。 黒い三連星も、マチルダさんも、ガルマもでてこないなんて・・・。
んで次は誰が書くん?
>>556 1氏が持てる限りの知識でできるだけ多くの世代に通用するように書いて下さってる。
あまり贅沢は言えんよ。
漏れなんかガンダム全話通して見た作品はないけどとても楽しませて頂かせた。
1氏、本当にありがとうございました。
続き、楽しみに待ってます。
第2回天下一武道会すれば
561 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/27 15:33 ID:3WW5cdS4
hozen
「隊長、後方が狙われる可能性があります。我々だけでも引き返しましょう」 「不許可だ戦車長。戦力を分散させてまで突撃している意味が理解できないか。 アレをまともな戦車だと考えるな。アレは攻撃機のプラットホームだ。 台座を叩いたら、連中は撤退するしかない。それを狙うしかなかろう」 「支援部隊は見殺しですか?」 「我々も死にに行くのと変わらないよ」 ここで生き延びても、こんな戦車に乗っているうちは死神と隣り合わせさ。 戦闘時の戦車内は尋常ではなくうるさい。まともに音が聞こえる事は無い。 会話用のヘッドフォンを通してなお、怒鳴りながらの会話になる。 だから、最後の大尉の呟きは誰の耳にも届かない。 「迷うな戦車長。戦車は常に前に!目標は『台座』!復唱しろ!」 「復唱します!目標は『台座』!戦車全速!」 駆動機関が唸りをあげ、全速力で突撃を続行する。 その時、通信士が大声をあげた。 「隊長、通信拾いました。本隊からの支援、来ます」 大尉はくちの端をひきつらせ、クックと笑いを漏らした。
おっ?期待
564 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/27 18:46 ID:jxc0XGuk
61式スレからコピペかよ… つまらん
ジオングのモノアイが消えたのをみてハサウェイは、全てを悟った。
宇宙は相変わらず静寂と漆黒の闇に包まれていて、全ての存在を貪欲に飲み込んでいた。
その中に青く浮かぶ地球はまるで揺り篭のようにハサウェイには思えた。
「・・・ハイ、カットー!」
>>1 の一際大きな声が響く。
「えー、今のカットで全撮影終了です。お疲れ様でしたー」
「ミンナ、オツカレ、ミンナ、オツカレ」
フラウ・ボウの元気のいい声が撮影所に広がり出演者やスタッフたちの間に笑顔が広がる。
「おつかれー」
「閣下ッ!」「泣くなガトー。大義であった」
「セイラさーん、こっちこっちよ!」
みんなの顔にやりとげたという満足げな顔と高揚感が浮かんでいた。
史上類を見ないガンダムキャラクターによる対決アクション巨編「天下一武闘会」の撮影がようやく終了したのだった。
ラストカットを撮り終えたシャアとハサウェイにベルトーチカから花束が渡されている。
「さすがアムロの永遠のライバルね。少し見直したわ」
「はっきり言う・・・。気に入らんな」
苦笑しながら花束を受け取るシャアの目も笑っている。
「はい、がんばったわね。これはご褒美」
「ありがとうござ・・・わわっ!」
突然のベルトーチカの頬へのキスに驚きの声を上げるハサウェイ。
「ヒュー よっこの女殺し!」チェーンがはやし立てると、周りも一斉に笑う。ジュンコが
「あたしも殺してもらおうかな〜」と言ってハサウェイ(とウッソ)をどぎまぎさせていた。
「うちの子に何やってんの!」ブライトの必死な叫び声は撮影所内の喧騒に紛れて届かなかった。
「さぁさみなさんお待たせ〜。パーティー会場の準備ができたよん。
おいら腕によりをかけて料理作ったからじゃんじゃん食べてくれよな!」
サイ・サイシーの声で徐々にみんな撮影所から姿を消していった。
>>1 とトミーノを除いて。
補完するのはやめれ。綺麗に終わったスレだ
「監督・・・」
「いや、監督はボクじゃないのね。あなたよくやりました」
>>1 はずっと疑問だった。たしかにトミーノからシノプスを渡されそれを読んだ時、
全身に電流のようなものが走ったのを今でもはっきりと覚えている。そしてトミーノ
から「このシノプスをシナリオにしてキミに監督をお願いしたい」と言われた時、一も
二も無く承諾したのだった。身に余る光栄と緊張が
>>1 の全身を包んだ。撮影は
難問の連続だったが、トミーノの呼びかけによって集まった、綺羅星のごときキャスト達を
イメージどおりに動かすのは快感であった。
しかし・・・
「トミーノさん、いや、あえて監督と呼ばせてください。監督、この作品、いったいどうやって
公開するんですか?」
>>1 はずっと思ってきた疑問をはじめてトミーノにぶつけてみた。
たしかにトミーノの呼びかけにより、キャストは友情主演・・・ノーギャラで参加してくれた。
トミーノ作品以外の人物も「監督の元で仕事をしたい」と皆駆けつけてくれた。新作で
忙しいにも関わらず、撮影の合間を縫って参加してくれた者もいた。
しかし撮影スタッフや機材、セットなど諸経費は全てトミーノ持ちなのである。
そして、この映画を劇場やビデオで公開する事は絶対に不可能な事が
>>1 にはわかりきっていた。
いや、キャスト全員それを分かった上でのあの熱演だったのだ。
そして
>>1 がはじめてトミーノに正面から聞いた。今を逃すと二度と聞く機会はない。
何故か
>>1 はそれを確信していた。トミーノがいつものようにあわてたような早口で語りだした。
「この作品はね、劇場では公開しません。というか出来ませんね。ボクの独断で
作ったからです。会社は関係ありません」
「ではいったいどうやって・・・」ごくりと
>>1 がつばを飲んで次の言葉を待つ。
「この作品はネットで公開します。それも有料ではありません。無料のネット。
ありていにいいますと2ちゃんねるで公開します」
「・・・」
>>1 は驚きの余り何も言えないでいた。ネット?無料?それも2ちゃんねる?
「な、な、な」
「何故、と言いたいのですか。それはですね」
再びトミーノの言葉を待つしか
>>1 には出来なかった。
「自分の中のガンダムを殺したかったからです。いや正確に言うと殺さないと
前に進めなかったからですね。だけどこれは自分で監督しては駄目だったんです。
何故なら自分で監督してしまったらこの作品もまた自分の息子になってしまうから
です。自分の息子は殺せません。そこであなたに監督をお願いしました」
「な、何故僕だったのです?」
「それは簡単です。あなたもガンダムを殺したかった。違いますか?いや、ボクと
あなただけじゃないのね。みんなガンダムを殺したいと思っている。でも出来ない。
ガンダムはずっと前に死んでいるのにみんな気が付いてない振りをしている。いや、
本当に死んでいることに気が付いていない人も大勢いるんですね。それを気付かせ
る為にはボクが監督しちゃ駄目なんです。誰か、他の人が、ガンダムを殺さないと」
「ぼ、ぼ、ぼくはそんなつもりは・・・」
>>1 の口の中はカラカラになり、
上手くしゃべれなくなっていた。この男は何を考えているんだ?
>>1 は恐怖した。
いいぞ〜! 遠慮はいらん!! 続けたまえ!!!!!
見せてもらおうか! 566の文章力・表現力とやらを!!!!!
「あなたにそのつもりがなかった。それは結構です。それに・・・見なさい。見えますか?」
突然
>>1 の脳裏に鮮烈なイメージが広がる。これは・・・アムロが最後に見た
映像と同じような・・・。
>>1 の脳裏には、キャスト全員がパーティーで賑やかに
楽しんでる姿がありありと浮かんでいた。アムロが、シャアが、カミーユが、ジュドーが、
セイラが、フォウが、ハマーンが、みんなが楽しんでいる姿を見る事ができた。
「見えますね?もうガンダムはボクやあなたが殺してもそれだけで終わる事は
ないんです。これからもガンダムの名前のアニメは作られつづけるでしょう。
その現実を認めるまでに・・・ボクは20年かかってしまいました」
トミーノはそこで息をついた。
>>1 は何も言えなかった。
「長い・・・長い20年でした」
トミーノの姿は逆行になって表情は分からなかったが、
>>1 には泣いているように
見えた。しかしその毅然とした姿に
>>1 は震えていた。シャアだ。シャアがいる。
感動だった。
「監督、これからどうなさるんですか?」
「キングゲイナーですね。今ボクはこれがとても面白い。自分でも期待しています
・・・ところで、キミはこれからどうするの?」
思いもかけないトミーノからの質問に
>>1 はドギマギしつつ答えた。
「い、今は新たな設定によるストーリーを考えております。はやければ今月中のでも。
・・・またガンダムだと思いますけど」
>>1 は最後の言葉をもごもごと小さな声でようやっと言った。またガンダムかとトミーノに
怒られると思ったのだ。しかしトミーノはそれを聞くとにっこりして言った。
「そうですか。がんばってください。はやくボクにおいついて追い越してください。
楽しみに待っています。
>>1 はそれを聞くと黙って深深とお辞儀をした。涙が止まらなかった。
しばらくして
>>1 が顔を上げると、トミーノの姿が消えていた。だが
>>1 は何も心配していなかった。
そう、もうトミーノにはいつでも会いに行けるのだから・・・。
>>1 は無人となった撮影所に一礼すると、みんなが待つパーティ会場へと向かっていった。
「プルプルプルプル〜!監督〜遅い〜!」
>>1 を迎えにきたプルに謝りながら会場に入っていく。ガンダムは本当に死んだのか?
笑顔で明るく
>>1 を出迎えるみんなを見ながら、
>>1 はよく分からなくなっていた。
だがそれでいい。不思議な確信が
>>1 にはあった。
「まだだ。まだ終わらんよ。・・・それでいいんですよね、監督」
>>1 はそう誰とも無くつぶやくと、パーティー会場の雑踏に紛れていった。
最後に聞こえたトミーノの声を思い出しながら。
And now・・・
in anticipation of
your insight into the future
>>566 のおかげで
綺麗に終わったラストが・・・。゚(´Д`)゚。
とおもうの漏れだけ?
遠慮はいらん!! 続けたまえ!!!!!
omosiroi(次作にギレン登場望む)
うれSEED
完結した話 ↓ 馬鹿が無理矢理補完 ↓ 駄 作 化 ↓ 「オーバーマン!イデオン!ブレンパワード!」 突然トミーノが叫びだす。コタツをひっくり返す。ポテトチップスが畳の上に散らばる。 「ザンボット!ダンバイン!エルガイム!」 狂ったように大声で叫ぶ。そこには先ほどまでの冷静さはなかった。シャアは動揺した。 トミーノはシャアの胸元を掴みながら涙を流していた。 「もういい!終わりなんだよ!このスレは!終わらせてくれよ!」
補完じゃなくって蛇足だな。
シノプスって何やねん。シノプシスですYO!
>>581 ID:3NjjnIho・・・お呼びじゃないんだよ、消えてくれ
>>566 程、空気嫁ない香具師がまだいるとはな・・・。
584 :
1 :02/10/28 16:54 ID:nKcbMQK6
こんばんわ。皆様お久しぶりです。
>>554 で書いたとおり、今日辺りから新しいのを書こうと思います。
このスレに続けてかくつもりですが、いいものでしょうか?
スレタイと関係ない話だとローカルルールに違反なのでしょうか?
誰か教えていただけると嬉しいです・・・。
>>566 さん
補完有り難うございます。大変興味深く読ませていただきました。
トミーノ氏ともし私が話すことができれば、こんな話をするのかなぁと考えてしまいました。
ありがとうございました。
>>1 さん今回の話はどのくらいになるのでしょうか?
もう600近くまで来ているので新しくスレ立てるのもありかと思います。
587 :
1 :02/10/28 17:08 ID:nKcbMQK6
そうですね・・・ 前回と同じか、多少長くなると思います。 話自体は皆様の出してくれるキャラクターによってかなり左右しますのではっきりとは・・・
新スレ立てて、このスレはキャラ推薦用にすればいいと思われ
新スレで良いんじゃないかな。 全力で応援しますよ。
なんとなく心配になったから余計なお世話だと思うけれども書いてみる。
今回は幸いにも讃えられる結果になって自分も嬉しいけれども、
どんな内容でも叩かれる時期があるのはここの常だし、
叩かれてもへこまないように覚悟して、これからも頑張ってください>
>>1
591 :
1 :02/10/28 18:39 ID:???
今立てようとしたのですが・・
このホストでは立てられないようです。
やっぱプララがいけないのですかね・・(泣)
>>590 ご忠告有り難うございます・・
叩かれることを前提に頑張りたいです。
592 :
1 :02/10/28 20:25 ID:???
上記の理由によりこのスレを使ってひっそりとしめやかに 次の作品を公開しようと思います。 気が付いた方はマッタリと読んでくれると嬉しいです。 天下一武道会とは話が繋がってませんのでお気をつけください。 それでは・・ 「機動戦士ガンダム 哀戦士の乗船記録」 プロローグからです。
書いてヨシ!
594 :
1 :02/10/28 20:27 ID:???
連邦の重要書類が厳重に保管されている場所がある。 許可無く鼠一匹侵入できる場所ではない。 そこにある報告書がある。 そこの書き出しはこういう文句で始まっていた。 「私がこれを書くことで何が変わるわけでもない。 鼠の糞ほどの影響も与えないかもしれない。けれどここに記すことは無駄ではない。 この報告書は私が過ごしたある艦内での生活を中心にかかれている。 だが、三人称でかかれていることを許して欲しい。 何故なら私が見ていない事で重要なことも多くあったし、私の視点ではわからないことだらけだ。 ある部分は伝達で、またある部分は推測で、またある部分は事実によって描かれている。 私の創造でかかれた部分も多い。ほとんど小説だ。 だが重要なのは、それが真実かどうかではなくこの中に出ている人物達が 多かれ少なかれこのようなことを思っていたことは間違いないことである。 全十二章でかかれているが、読んでいただければ幸いである。」 その報告書には2枚の写真が貼り付けられている。 一枚目は報告書の最初のページに貼り付けてあり、二枚目は最後のページに貼り付けてある。 一枚目のは・・・どこかのドッグの上だと推測される場所に、およそ二十人の人間が映っている。 みな屈託なく笑っている。が、どこかに違和感を感じさせる・・そんな写真だ。 最後のページにある二枚目の写真には・・一人しかうつっていない。 その人物は笑っているが、どこか哀しげな印象を見る人に与える。 ここに記されているのは真実ではない。が、真実は常に一つではない。
595 :
1 :02/10/28 20:39 ID:???
第1章「起動、始動、そして胎動」 ブライトが地球のアムロ・レイの邸宅を訪ねたのは、秋風が厳しくなったある日のことであった。 「ブライトさん?どうしました。突然・・・ひさしぶりですね。」 アムロは使用人に連れられ、私室に通されてきたブライトを見てそう言った。 ブライトは堅い顔をしてアムロに書類を渡した。 「命令書?」 アムロはその書類にざっと目を通すとそういった。 「そうだ。アムロ・レイ中尉。君はこれより私と軍の極秘行動に従ってもらう。」 そう宣言するとブライトはいくぞと、アムロにいうと部屋をさっさと出て行ってしまった。 アムロはコートを取ると慌てて後を追った。 部屋をでてロビーを横切って玄関に向かう。 主人の外出に気がついた使用人が深々と頭を下げ2人を見送った。 犬がアムロの姿を見つけ甘えるように鳴いた。 ロビーのラジオは無害な消費音楽を垂れ流していた。 テレビでは政府の高官が自宅で殺されていた事件を伝えていた。 2人は外に出た。
596 :
1 :02/10/28 20:47 ID:???
ブライトの後ろを歩きながら、車でここに来たのか、とアムロは思った。 バギーが一台、玄関に置かれていたからだ。 だが、ブライトはバギーに乗り込まなかった。 セスナ機を持っているか?とブライトが急に聞いた。アムロは戸惑いながらも頷くとガレージに向かった。 外は酷く寒かった。まだ昼なのに・・アムロはそう思いながらコートの襟を立てた。 息が白くこぼれた。 ガレージのシャッターを開ける。 車が二台、バイクが一台置いてある。いずれもアムロの物だ。 そして、セスナ機が一台整備された状況で置いてあった。 突然アムロとブライトの前に変な中年の男がガレージから現れた。 なんだこいつ、アムロはジリジリさがりながら様子を見た。 せめて、と男は言った。 「...ノーマルスーツだけでも売ってくれませんか?」 「さようなら。」アムロは答えた。 「さようなら。」ブライトも答えた。 泣き崩れる男を無視してアムロ達は自家用機のセスナに乗り込んだ。
597 :
1 :02/10/28 20:54 ID:???
「こ、これは・・・」 アムロは驚いた。 広く深い谷底には、最新型と思われる戦艦がひそかにおかれていた。 確かにそこは戦艦がおけるぐらい広いスペースがあったが、何故こんな所に置いてあるのだろうとアムロは不思議に思った。 「これは隠密行動だからな。」 ブライトがアムロの考えを読んだのかそう答える。 アムロはブライトの後について歩く。 白くでかい戦艦・・それはアムロにホワイトベースを思い出させた。ドックの中にモビルスーツも見える。 そしてそこには20人の仲間がアムロとブライトを待っていた。 みんな岩場に腰掛けていたが、こちらに気がつくと立ち上がって出迎えてくれた。 「遅かったな!!待ちくたびれたぜ!」 なぜかスレンダーがアムロの頭をこづきつつ、そう話し掛けてきた。 「アムロさん、遅いですよ!」カツも嬉しそうに声をかけてきた。 「・・遅いぞ。」シャアまでいる。シャアだと? みんな、どうして?不思議がるアムロを尻目にブライトはみんなを見渡して言った。 「今からこの艦で宇宙に行くぞ!」 おおおーー、と盛り上がる周りを見ながらアムロは慌てていった! 「ちょっとまってくれよ!一体誰がいるんだ?」 「そうだな・・全員いるか確認せねばならぬし・・まず点呼をとるか・・。」 ブライトは二十人を見渡して答えた。 「一人ずつ点呼をとる・・・みんな用意はいいな?」
598 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 20:54 ID:I0Xzli8X
すでに、文章に冴えも勢いもない。 下手にネタ考えたから、つまらなくなったんじゃない?
ハリー・オードを頼む
600 :
1 :02/10/28 21:01 ID:???
ということです。皆さん乗艦させたい人がいればかいて下さい。御願いします。 >>598 そうですか・・うーん難しいです。すいません。 皆さんにもらうキャラで後は頑張りますので・・ >>599 できれば出てきた作品を・・
時代がいつなのかわかんないYO!! やっぱZ以降も見とかなきゃなぁ…
ハリーは∀ガンダムですよ
603 :
1 :02/10/28 21:07 ID:???
>>601 時代はZ以降で逆シャア前ぐらいのつもりですがあまり気にしないで下さい。
募集キャラは時代に関係なく集めてます。死んでても関係ないです。
基本的にアバウトなので・・
ただV以降はマニアックなキャラは勘弁してください。
カレル・マサリク(V)
ビルギット
606 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:12 ID:Ynw4hJ5T
ミライ・ヤシマ
ウッソ・エビィン
スレッガー・ロウ
ゴズン&アコース
コンスコン
ハリー
612 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:19 ID:Dcy4+Bce
0083のシーマ・ガラハウ
東方不敗
パッチ中尉(Ζ)
ギンガナム御大将
カテジナ
ギレン
フォウ・ムラサメ(Z)
赤鼻
ソシエ
ラル夫妻
イリア・パゾム
シンジ・イカリ
オデロ
625 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:32 ID:r/33enVT
トビア・アロナクス
スタンパ・ハロイ(ZZ)
トッリ・アーエス
締め切りジャネーノ?
キリシアとガルマ
レイ・アヤナミ
631 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:34 ID:tEoy9FAU
ロランとハリー
632 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:34 ID:tgP3iJdt
ククルス・ドアン
エヴァはいらん
1さん今回も頑張ってください。
シャリアブルとクスコアル
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! って乗り遅れたか・・・
富野
このスレ人多いんだねビクーリした
639 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 21:46 ID:Dcy4+Bce
複数書いてる香具師がイパーイな罠?
でも良スレじゃないかなマッタリしてて
結構微妙なキャラも多いな(w 1たんがどう料理してくれるか楽しみ
御曹司
デラーズ
644 :
1 :02/10/28 22:00 ID:???
外は寒いのでみんな新型艦に乗艦した。中は新型らしく全てが新しかった。 そしてブライトは皆をドッグ上に集めるといった。 ところでブライトはいった。 「では確認する・・。乗員はウッソ・エビィン 、スレッガー・ロウ 、ミライ・ヤシマ、シーマ・ガラハウ 、カテジナ 、 ロラン、ソシエ、シャア、スレッガー、カツ、ガルマ、フォウ・ムラサメ、ランバ・ラル、ミライ・ヤシマ、 アムロ・レイ、スレンダー、ハリー、スタンバ・ハロイ、トビア・アロナクス 、そして私ブライト・ノアだ。」 ブライトはそう一息でいうと、大きく息を吐いた。 「これで全員だな・・」 そういい皆を見渡す。 それでは、とブライトは言った。 「ここが我が艦隊のドックだ。ここに諸君たちの乗るモビルスーツもある。後で見て置くように。それじゃあ作戦室にうつるぞ。」 そういうブライトに一人の整備士のクルーが進み出ていった。 「艦長、記念に写真でもとってから行きませんか?私カメラとるの趣味なんです」 そういいながら、いいでしょ?と他の乗員にも問い掛ける。 別にだれも異存はなかった。というのは断るのも煩わしかったからだ。 「それでは撮りますよ。みなさん、笑ってください」 そういいながらクルーはカメラを向ける。 みんなが不自然な笑いを顔に浮かべる。 パシャ 「はい。ありがとうございました。後で焼いたら皆さんに配りますので」 そう嬉しそうにいうとクルーは出発の準備に取り掛かるためにモビルスーツの整備に戻った。 「・・・くだらん」そうギレンは呟いた。 「えー、僕は面白かったなぁ。写真とられるなんてめったに無いし」 そうロランは笑いながら明るく言った。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
写真とった人、フランってことに しません。
誤表記のまま採用されたウッソタン(;´Д`)ハァハァ
1がんばれ
ロランたん(;´Д`)ハァハァ
ドライセンキボンヌ
ビルギット選外か…(´・ω・`)ショボーン
ビルギットだし。
653 :
1 :02/10/28 22:15 ID:88G9/I7Z
ドックからでると一度新型艦から出た。作戦室にいくはずだったがクルーからの連絡で全員で 宇宙に行くため機密性の最終チェックを行なったのだ。念入りにアムロは外壁を点検した。 ウッソは点検の最中ずっと赤くなってカテジナの方を見ていた。 ・・もう会えないと思っていた・・そう呟きながら。 作業は日が完全に沈むまで行なわれた。ブライトは再び皆を今度は近くの岩場に集めると言った。 「コホン・・総員ご苦労だった。ではこれより出発する。行き先は機密につきいえないが、およそ三ヶ月で地球に帰還できるはずだ。 ではこれよりこの連邦が誇る新型艦に総員乗艦してもらう。これは極秘に製造された最新鋭の艦である。 ホワイトベースの基本を意識して作られている。艦名はホワイトベース・リベンジ・・私が名付け親だ・・」 「ダサッ!」 スレンダーは思わず言ってしまった。 辺りを静寂が包んだ。
655 :
1 :02/10/28 22:17 ID:???
静寂の中、外の寒さが身にしみた・・。 ブライトは無言で書類を先頭のミライに渡すと、それを一部ずつ皆に配らせた。 ブライトはスレンダーを横目で睨みながら言った。 「・・・・。とにかく出発だ。今渡した書類にこの艦の基本データが載っている・・。 目を通しておくように。君たち、仕官部屋の場所も乗っているから。なおまだ整備が完全でなく しばらく2人一組の相部屋だが気にしないように!」 ブライトは最後の部分だけ妙に早口にいった。アムロは部屋割りの表を確認し絶句した。 「嘘だろ・・・なんでシャアと相部屋なんだ・・・」 アムロは部屋割りをみると泣きたくなった。この年になって男(しかもシャアと相部屋!)だとは・・修学旅行じゃないんだぜ! 「お前なんてまだいいよ・・こっちはトビア・アロナクスだぜ・・」 マニアックすぎるよ会話がつづかねぇ、そうスレッガー・ロウは泣きながらいった。 確かにあれよりはましかもしれない・・アムロはそう思った。 「その他の連絡事項は作戦室に入ったあとに説明する。それでは、各自行動開始!」 そうブライトは言うとこのホワイトベース・リベンジ(ひどいネーミングセンスだ)の作戦室に一足先に向かおうとした。 が、ふと足を止めるとまだ呆然としている皆にいった。 「艦長は私。副艦長はミライだ。必ず五分後に作戦室に集合するように。ところで・・・ スレンダーお前はここに残れ。」
スレンダー消えた!!
あまりにもひどい・・・つд`)
658 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/28 22:26 ID:tpa/0NaC
スレンダー何か悪いことでもやったんだろうか・・・
あのスレの影響がここまで・・・哀れスレンダー つд`)
>>658 ま、まあスレンダーと言えば此処に残れだしな・・
ワラタ だけどつд`)
662 :
1 :02/10/28 22:41 ID:???
しゃがみこんで泣いているスレンダーを見送りつつホワイトベースは宇宙へと出発した。 スレッガーがしたり顔でいう。 「哀しいけどこれって戦争なのよね。」 そういって自分で頷いているスレッガーにと 「まだ戦ってもいませんが・・・」 ソシエはそう突っ込んだ。 聞いていた皆は大きな声で笑った。 スレンダーの泣き声はもう聞こえなかった。 新型艦は勢いよく始動した。 上昇スピードといい、安定性といい申し分ない・・・が、 アムロは作戦室へと向かいながら何かの胎動を感じた。 もっともそれが何かはアムロにもわからなかった。 こうして彼らの航海は始まりを告げた。
663 :
1 :02/10/28 22:43 ID:???
とりあえずここまでで第一章です。 キャラ応募してくださった人有り難うございます。 また定員オーバーで採用できなかったキャラは機会があればどこかで使いたいと思いますので・・
お疲れ様でございます
665 :
1 :02/10/28 23:32 ID:???
第二章「艦内での生活」 アムロはシャアと一緒に自分たちの仕官部屋へと歩いていた。 会話はなかった。二人とも黙って割り当てられた部屋へと進んでいく。 作戦室でのブライト艦長のミーティングが終わり、ホワイトベース・リベンジは既に大気圏をでていた。 最新鋭だけあり性能は非常に高く、非常に艦内は安定している。動いているとは思えないほどだ。 行く先は極秘で知っているのはミライさんと艦長だけらしい。 アムロは先ほどの作戦室での艦長の話を考えていた。 「まず言っておくことはこの作戦は我が連邦政府の最高機密である。 したがって公にはできない。メカニックなどクルーの数も最小の人数で行なっている。 だから・・掃除なども基本的に我々で行なうことになる・・」 そういうと非難の声があがる。我々は軍人で掃除夫ではない! と、力説したのはスレンダーの代わりにブライトが迎えたギレン・ザビだった。 そのままお得意の演説に入ろうとしたギレンだが、 「兄さん!はずかしいよ!」というガルマの悲痛な声を聞いて止めた。 とにかく我輩はせん!とギレンがいうと、ランバラルなどは揃って頷いた。 「艦長の命令は絶対だ!命令違反は許さん!」 そうブライトがいうとカツは小声でいっつもそれだ・・」と呟いた。 「幸い料理や、モビルスーツの整備には少人数のスタッフがいる。タムラ料理長やアストナージといった人達だ。 まぁ他にもいるが・・。それは各自が後で確認しておくように。なお外との通信は厳禁だ! とりあえず現在はこれで通達は終わる。以上・・解散!」
(・∀・*)ワクワク
あ、悪魔の息子
668 :
1 :02/10/28 23:51 ID:???
士官室は作戦室から出て左の通路を進み、突き当りにあるドアをぬけた場所にあった。 少し広い通路がある。そこの廊下に部屋が五部屋づつ設置されていた。 どんな感じかはホテルの部屋などを思い浮かべればすぐにわかるだろう。この部屋を抜けて少し奥にいくと更に同じような作りの空間がある。 そこはここより更に広く他の乗員たちが割り当てられていた。艦長室もそこにある。 この二つの場所はそれぞれフロアDと、フロアEとなっていて、アムロ達の部屋は手前のフロアDにあった。 D-1,D-2,D-3,D-4,D-5だ。真新しいプレートがついている。 その中のD-3の部屋のドアにアムロはカードキーを差し込んだ。 機械音が僅かにしてドアが左右に開く。 アムロがまず入る、次にシャアが無言ではいる。 部屋は割と広かった。必要最小限の物しかないが。 二段ベッドに二つの机・・ 机の上にはそれぞれパソコンが置かれている。通信用だろう。 さらには軽い飲み物が入れられる冷蔵庫がある、部屋にはそれだけだ。ガランとしている。 ひどく簡素な部屋だな..アムロは思った。それに二段ベッド?なんなんだこれは? 「えらく・・・寂しい部屋だな・・」そうシャアがいった。荷物を二段ベッドの上に置いた。 「シャア・・なんでここにいるんだ。なぜ連邦の極秘任務に君がいる?」アムロも荷物を降ろす。 「君を笑いにきた・・というのは冗談で、アムロ。今の私はシャアではない。クワトロ・バジーナだ。」そういうとサングラスをかける。 「詭弁をいうな!・・蝙蝠のようにフラフラと!」 アムロがそうシャアに詰め寄る。
669 :
1 :02/10/28 23:55 ID:???
「私は君と議論をするつもりはない。・・いずれわかる」 そういうとシャアは部屋から出て行ってしまった。 後に残ったアムロは苛立ちを隠せず力任せに壁を叩いた。 そしてこう呟く。 シャア・・・僕が上のベッドだ・・・。 その頃アムロの右隣の部屋では裸で私服に着替えているロランがいた。 相部屋のランバラルはそれを見て興奮している自分に今まで生きた中で最大の衝撃を受けていた。 赤い彗星がロリコンで、蒼い巨星がショタコンかよ・・・ジオンが負ける訳だ・・そう思った。 「私を許してくれ・・ハモンよ・・」ランバラルはポケットの写真にそう呟いた。しかし目はロランから離れていなかった。 ロランはハ背後に寒気を感じながら極力それを気にしないようにつとめていた。 またまたその右隣・・部屋番号D-5にはウッソとカテジナが相部屋であった。 ウッソは下の段のべッドに荷物を置きながら、後ろを向いて私服に着替えているカテジナを盗み見た。 カテジナの姿は後ろを向いているだけなので丸見えだった。 カテジナさん・・・着替える前に一言僕に言って欲しいな・・。 ウッソは腰を中腰にしながらそんなことを考えた。 カテジナはそんなウッソの様子を背中で感じながら、ウブだねぇ、とからかいの笑みを浮かべていた。
670 :
1 :02/10/29 00:06 ID:???
またアムロの左隣にはガルマとギレンがいた。 ギレンは机の上にあるパソコンを椅子に座って、手馴れた様子であつかっていた。 ジオン時代もよくやったもんだ、そうガルマに話し掛けながら。 ネットに接続する。 ガルマも隣で机に手をついてそれを見守っていた。 そして楽しそうに話をかわす。仲のいい兄弟だ。 以下はその会話の図である。 ザビ家の人気はネット上でも凄いぞ。 ∧_∧ ∧_∧ (´<_` )流石だよな。俺たち。 ( ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃
ワロタ
>>シャア・・・僕が上のベッドだ・・・。 シブいねぇ。ギャグなのにリアルだ。
673 :
1 :02/10/29 00:29 ID:???
とりあえず今日はここまでにさせていただきます。 明日は用事で帰れないので、明後日の更新になるかと思います・・すいません・・ 今回は基本的にギャグ中心なのでマタ-リ気楽に見ててください。 レス下さると嬉しいです。それでは・・
omoroi ハマーン様がいないのが寂しいです。 今作も期待してますよ!!
>>1 御疲れ様です。
>>670 、ふきだしてしまいました。
続きを楽しみにしています。
面白い。とても面白いです。 小ネタも効いててイイです。 でもランバ・ラルをホモにする必要性が微塵でもあったのか小一(略 つかやめて下さい(もう遅い
まぁね、はっきり言うと、乗り遅れたぁぁぁぁ マ・クベとジャミトフどっかでキボンヌ 明後日が楽しみです
外との通信は厳禁なのでは・・・>ザビ兄弟
おもしろい、がんがってください
>>1
F91キャラもそろそろ・・・ 鉄仮面なんかキャラ的においしくない?
ビグザムきぼんぬ
面白い!良スレだぁ…シミジミ
うわっ!良スレだ。 できればフロスト兄弟を・・・。 ニュータイプとのからみが読みたいです。
685 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/29 22:35 ID:Vj7qe9mm
続きが楽しみだあ〜
ミステリーにでもすんのかな。
ひょっとして
>>1 さんは∀のキャラは良く解らないんじゃ・・・
あ、批判じゃないです頑張ってくださいねー。
689 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/30 19:45 ID:1BAKg0ZM
首を長くして続きを待っています 頑張ってください
690 :
1 :02/10/30 21:02 ID:???
そのように各自がそれぞれ時間を過ごしていると、いつのまにか夕食の時間になった。 「食事の用意ができたので手の空いてるものは早めに済ませるように」 タムラ料理長の声が艦内放送に響きわたった。 部屋でくつろいでいたアムロは、それを聞いて食堂へと向かった。士官室からそんなに離れていない。 食事は基本的に時間が決まっており、その時間内ならいつでも食べられることになっている。 朝食なら7時から9時、昼は11時から13時、夜は19時から21時だ。もちろん戦闘配備中は別だが。 アムロが食堂にはいると、既に食事をする人でにぎわっていた。 長方形の部屋に長いテーブルがたくさん置かれていて、椅子はパイプ椅子が約40脚はある。 正面に50型の液晶テレビもあるが外部通信は厳禁であるのでビデオが流されているだけだ。 今は・・どうやら「タイタニック」が流されている。・・・不吉だ。 出入り口の近くには自動販売機が置かれていて、コーヒーなどがいつでも飲めるようになっている。 そして、料理は調理室の目の前のカウンターに置かれてあり、好きなだけ取ることができる。 なくなれば調理人はカウンター越しに料理を直ぐに補充できる。合理的だ。 アムロはトレイを取ると、料理を乗せていく。 献立は・・スパゲティーカルボバーラに卵とハムのサンドイッチ、そしてマカロニサラダだ。 あとは飲み物でビールをとった。 アムロはそれだけをトレイ乗せると座る場所を探した。 すぐ手前のテーブルで、ギレンとガルマがパソコンをテーブルに載せて楽しそうに会話しながら食事している。 流石だよな・・などと会話が聞こえる。 確か通信は厳禁だったはずだが・・・そう思ったが関りあいたくないのでアムロは無視した。
691 :
1 :02/10/30 21:30 ID:d3u3bUAd
皆様、感想たくさんありがとうございましたv ほんと嬉しいです。 頑張ります。 >>688 はい。実はあまりわかりません・・(汗 15話くらいまでは見たんですけど・・今度全部見る予定です・・ だからキャラ壊れてても見逃してください・・
692 :
1 :02/10/30 21:47 ID:???
礼をいってそこに座ると目の前でオレンジジュースを飲んでいるロランに話し掛ける。 「君は・・ロラン・セアックくんだったかな?」 「は、はい!」 初代ニュータイプのアムロを目の前にして緊張しているのかロランの返事の声は裏返っていた。 「そんなに緊張することはないよ。ただ少し君達と話をしたいだけだから。」 「そ、そうですか・・すいません、あがっちゃって」 「アムロさんは僕たちにとって大先輩ですからね。仕方ないですよ」 そうウッソはスパゲティーを食べながらロランを庇う。 「そう緊張しなくてもいい、こっちが困るよ。 僕は若いときは遠慮なく人にずけずけ言ってたよ。おかげでブライト艦長に殴られたりしたけどね」 「へぇえ、アムロさんにもそんな頃があったんですか?」 親近感をもったのかロランが明るくそう言った。 「もちろんだよ、他にも・・」 アムロ達の会話が弾んでいる頃、隣のテーブルでも女三人の会話が行なわれていた。 「・・だから、あたしはいったのさ。クロノクル、あたしが欲しければウッソを倒せってね。」 「かなりおモテになったんですね。」 ソシエがそう答える。 「まぁそうだわね・・ところでソシエだっけ?あんたはどうなの?」 「え・・わたくしは・・その・・ほとんど・・いえ・・まぁ少しは・・」 「へぇ・・まぁあんた奥手そうだからね。」そうカテジナはソシエにいうと先ほどから黙ってサンドウィッチを食べているフォウ・ムラサメに向かって言った。 「あんたはどうなのさ?あんたは美人だからさぞ誑かしたろう?」 「私・・?いえ・・そんなことは・・一人だけです。」 「へぇ・・一人ねぇ・・その彼は今何してるの?ちなみにクロノクルはモトラッド艦隊の指揮官にまでなってねぇ・・」 そう嬉しそうにいう。 「ただの・・・一兵卒で・・戦場で発狂して・・現在精神病院で治療しています・・・うう・・カミ-ユゥゥゥ・・・」 一気に食卓が暗くなった。
∧∧ ∧∧ キタ━━━━ (*゚∀゚) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!! 彡 ⊂ つ⊂ つ ミ (( ⊂、 / \ 〜つ )) ミ ∪ ≡ U′ 彡
694 :
1 :02/10/30 22:27 ID:???
アムロはウッソとロランと食事を終えて食堂を出るとき、 隣の女性たちがひどく沈黙に包まれているのを見て不思議に思った。 またブライトがガルマ達を発見して怒っているシーンを目撃した。 @@@ ・・・。 .@# _、_ @ ( ノ` ) おい、こいつキシリアに似てないか! /. ^ ∧_∧ | Y _ ∧_∧(´<_` )^i 確かに・・。 | | . / (*´/ ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ DELL ./__| .|____ \/____/ (u ⊃ @@@ ・・・・。 .@# _、_ @ (# ノ` )) ∧_∧ /. ^ Σ(´Д` ).。o(ブライト艦長!) | Y ハァハァ / ⌒i ミ | | _∧_∧ / | |ミ /(*´ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |ミ __(__ニつ/ DELL / .| .|____ \/____/ (u ⊃
695 :
1 :02/10/30 22:28 ID:???
\\ \\\ @@@ なにやってんの! (⌒\@# _、_@ 通信は厳禁だっていったでしょ! \ ヽヽ( ノ`) (mJ ^ ⌒\ ノ ∩ / / ( | .|∧_∧ ジーク・ジオン!ジーク・ジオン! /\丿 | ( ) ジーク・ジオン!ジーク・ジオン! (___へ_ノ ゝ__ノ ・・・・そんなふうにして一週間が過ぎた。
696 :
1 :02/10/30 22:39 ID:???
ここまでで第二章は終わります。 まだみんなかなりマタ-リしています。平和なのは今のうちだけですが・・。 次は第三章です。 忙しいのでネタを考える暇がないです・・。 明日第三章を書きたいと思いますが・・できなかったらすいません。 まったりゆっくり見てくださると嬉しいです。それでは・・・
697 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/30 22:56 ID:uOVEth99
三章に今から期待 サイコーです!!>>1さん
\\ \\\ @@@ なにやってんの! (⌒\@# _、_@ 通信は厳禁だっていったでしょ! \ ヽヽ( ノ`) (mJ ^ ⌒\ ノ ∩ / / ( | .|∧_∧ ジーク・ジオン!ジーク・ジオン! /\丿 | ( ) ジーク・ジオン!ジーク・ジオン! (___へ_ノ ゝ__ノ 激しくワラタ
699 :
1 :02/10/30 23:23 ID:???
すいません。
>>692 の最初にこの部分が抜けてました。
パソコンを見てしたり顔のザビ兄弟を無視して他のテーブルをみると、
奥のテーブルで、2人の少年が仲良く会話しながら食事をしているのをみつけた。そこにアムロは近づいた。
「いいかな?ここに座らせてもらっても?」
「あ。アムロさん!どうぞ」
といってウッソが椅子を勧める。
補足です。やっぱりちゃんとチェックしないと駄目ですね・・
腹いてぇ
エロサイト見てたのか…!!
面白い!!ギレンとガルマの絡みってあんましなかったもんなぁ・・・
上手いなぁ…ネタが実に上手い。 フォウ萌え
704 :
1 :02/10/31 22:26 ID:4Puxxiqa
第三章「平穏という名の緩慢的日常における些細な出来事を書き記してみました」 一週間が過ぎた。航海は順調なようだ。 とりたてて特筆することはない。 艦内のみんなは平穏に過ぎていく日常に満足していた。 ただ・・相部屋が依然続いているのだけが不満だった。 特にカツには部屋さえなかった。彼はロビーで寝ていた。 「なんで・・僕だけ・・」カツはなきながら思った。ブライトが憎かった。 なおザビ兄弟が便所掃除をさせられていたことを除けば艦内は平穏でいささか退屈でもあった。 パイロットたちは暇で仕方がなかった。 出番はないし、時間はあるのだから当然である。 そんなある夜の事・・・。
705 :
1 :02/10/31 22:27 ID:4Puxxiqa
アムロとシャアの部屋にて・・。 「シャ・・クワトロ大尉、自分の荷物はこのラインを超えないように。」 「ん、すまない。はみ出ていたのかな?」 といってシャアは部屋の真ん中に引かれたライン(境界線らしい)上の荷物を自分のゾーンに戻した。 アムロゾーンとシャアゾーン。別名ニュータイプゾーンとオールドタイプゾーンだ。 はみ出てた荷物はどうやら「キャスバル思い出アルバム全集」らしい。 シャアが取ったときにちらりとページが開き中が見える。 ララァの写真が見えた。 「ちょ・・っとシャア今の写真は・・」 「ん?中が見えたか・・さすがに目ざといなアムロ・・」 「ララァじゃないか・・しかもかなり際どいアングルの・・」 「そうだが?それがなにか?私とララァの関係なら当然だろう?」 そういいシャアがふふん、と鼻をならす。 「まさか・・お前たちはそういう関係だったのか・・?」 「答える必要はないな・・アムロ。」 「ちょっと見せてくれ!」 アムロはそういってシャアのアルバムを無理矢理引っ張る。 「や、やめんか!アムロ!これは私のだぞ!」 シャアが慌てて駄目だとばかり引っ張り返す。 「お前ほどの男が・・・なんて器量の小さい・・ララァの写真なら僕にも見る権利はあるはずだろ!独り占めするな!」 アムロがそういいながら更に引っ張る。アルバムが裂けそうになる。 「それはエゴだよ!」 シャアは半泣きでそう叫んだ。
706 :
1 :02/10/31 22:56 ID:4Puxxiqa
「アムロさんシャアさん、お風呂に行きませんか〜?」 そう言いながらドアを開けたのは仲良くなったロランとウッソだった。 この艦には長い生活を快適に過ごすためにかなり実験的施設が多数含まれたいた。 たとえば・・バー、ゲームセンター、ビリヤード、パチンコなどなど・・。 その中でも目玉なのが銭湯だ。 戦闘疲れた身体には銭湯が一番!、などという連邦のくだらないシャレかどうかはともかく設置されていた。 シャワーではとれない疲れも取れると艦内での評判はよかった。 それでみんな暇なときは銭湯にいっていた。アムロもよく行っていた。ロランがアムロ達を誘いにきたのはそういう背景があったからだ。 しかしそこで2人が見たものは破れたアルバムを持ち号泣しているシャアと、 気まずそうに立っているアムロだった。 「あの〜・・・シャアさん・・?」 戸惑いながらも一応話し掛けてみる。が反応はない・・。 アムロがこちらに気付き近寄ってくる。 「アムロさん、・・一体・・どうしたんです?」 「いや。ちょっとね・・、色々あって」 アムロはそう歯切れ悪そうにドアの前に立っている二人に言った。2人は小首をかしげた。 シャアは千切れたアルバムを拾い集めながらなにやら小声でぶつぶつ言いはじめた・・。 何をいってるんだろう・・?アムロは耳をすました。 「・・・結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押し潰すのだ ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん。 アムロ……なんでこれがわからん……?」 嫌な贖罪だ・・・・・・アムロはそう思った。
707 :
通常の名無しさんの3倍 :02/10/31 23:29 ID:s9TqiQVO
1たん がんがって くらさい
クワトロ弱っ(∀
709 :
1 :02/10/31 23:49 ID:???
泣いているシャアを置いてアムロ達は浴場へと向かった。多少心が痛まないでもなかったが・・・ 銭湯は食堂を抜けていったところにある。 男と女は入り口で別れることになっているのは普通だ。 昔の下町風・・日本ながらの銭湯だ。ウッソが引き戸を開ける。 「いらっしゃい」 なぜか銭湯の親父になっているスタンバ・ハロイがそう明るく番台から声をかけた。 「こんばんわ。大変ですね」 「いやいや・・それがこれ・・役得が多くて。へっへっへ・・」 と話したとき、女湯側のほうでも声がした。 「すいません・・」 「あぁソシエさん!どうぞ今さっき掃除したばかりですから」 「そうですか・・。それでは」 そういって女湯の方に歩いて言ったらしい音がする。 無論アムロ達の側からは何も見えないが・・。 番台のオジサンはソシエ様の・・ハ・ハダかを・・見てるの・・か・・ ロランはそう呆然と呟いた。 「ん〜〜〜、まぁこれが役得です!たまらんですよ!」 そういうスタンバ・ハロイをアムロは軽蔑した。無論うらやましいからだが。 呆然としているロランを引っ張って脱衣室に入る。 そこは板敷きの部屋で、着替えを置く為の籠、体重計、マッサージ器があった。 ランバ・ラルが腰に手をあててコーヒー牛乳を飲んでいた。湯上りのようだ。 一日中いるんじゃないか?この人?アムロはそう思った。 なぜならランバ・ラルをこの一週間、ここでしか見たことないからだ。 「よう少年達!銭湯に入りに来たのか!」 「そうです。ランバラルさんは銭湯が好きなようですね〜」 そうウッソが服を脱ぎながら答える。 「シャワーとは違うのだよ!シャワーとは!」 そう豪快にいい、牛乳を一気のみするランバラルを見ながらアムロは浴場へのドアを開けた。
710 :
1 :02/11/01 00:31 ID:???
中はそこそこ広く湯船が三つある。 一つは普通のお湯でありもう一つは、日によって違うが今日はどうやらゆず湯のようだ。 最後の一つはジェット湯だ。腰に当てると凝りが取れる。 タイル敷きの床、正面に富士の絵、湯煙りがただよう浴場はやはりよかった。 女湯は隣だが、仕切り板があるので当然ながら見えない。 アムロはゆず湯に入る。柑橘系の香りが漂ってきて気持ちいい。 お湯は少し熱く、ぬるめが好きなアムロには少し熱かったがすぐに慣れた。 ・・・いい湯だ・・。 そう思いながら顔をタオルで拭く。 そうしてるとウッソとロランが入ってきた。 「参りましたよ。あのオジサン。話が長くて」 「まぁまぁ・・ウッソ。ラル小父さんは話が好きなんです、僕いつも部屋でおしゃべりしてますから」 そういいながらゆず湯に入ってくる。 「アムロさん、ひどいなぁ。すぐにいっちゃうんだもの」 「ごめん、あの人とは昔いろいろあってさ・・」 そうアムロが答える。いろいろあったんだ本当に、そう考えながら。 そこにスレッガーと一緒に部屋で泣いていたはずのシャアが息せき切って現れた。 スレッガーは前を隠していなかった。さすがに白人系はサイズが違う。 「あ、圧倒的だ・・。」ピグザムを初めて見たときと同じ台詞がアムロの口から漏れた。 シャアは・・・あそこに仮面をつけている。皮膚という外れない仮面を。 「スレッガー!さっきの話は本当なんだろうな!」 「あぁ。浴場を掃除させられていたガルマに聞いたから確実だ!」 「ガルマからか・・私はいい友を持った・・」 2人は全裸でそんな事を話していた。何の話だ?なにをにやついているんだ? アムロ達は顔を見合わせて不思議におもった。 彼らは風呂に入りにきたのではなさそうだった。
>シャアは・・・あそこに仮面をつけている。皮膚という外れない仮面を。 マジデ!?
712 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/01 00:49 ID:RL9ivOZN
トビア・アロナクスまだ?
713 :
1 :02/11/01 00:57 ID:???
>>711 trueです、残念ながら・・僕も信じられませんでしたが・・だって僕よりも・・・(ロラン談)
>>712 トビア君?彼には最近モビルスーツの調整を手伝ってもらっているよ。素直で真面目だからね。
非常に頑張ってくれて助かる。出番はあるはずだよ・・ただしキャラが・・ほら・・マイナーだからね・・(ブライト艦長談)
とりあえず今日はここまでで・・。三章終わるまでかこうと思いましたが・・ちょっと疲れました・・。
明日も朝から忙しいので・・。
中途半端なとこですいませんです。それでは・・
>>1 御疲れ様です。
銭湯があるホワイトベース・リベンジ
ちょっと乗ってみたいと思いました(w
続きを楽しみにしています。
ウマ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
やはり「ホワイトベース・リベンジ」は、「WBR」と略すんだろうか・・・
717 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/01 17:23 ID:rqgdwLe7
快適そうだな・・・・ホワイトベース・リベンジ
718 :
雷と彗星 :02/11/01 21:11 ID:GrJZ4438
昨日からひっそりと読ませていただいていますた。 今夜もお待ちしております。 頑張ってください。
ここまで読んだ。 復帰そうそうこのようなスレに出会えるとは、僥倖とでも言のだろうか
沈没しそうなのでage
721 :
1 :02/11/02 18:32 ID:???
シャアとスレッガーは仕切り板にへばり付いて何かを探し始めた。 「あったか?」 「いや・・ここには・・もう少し右の方かもしれんぞ」 など会話をしている。 アムロはたまらず声をかけた。 「シャア!何をしているんだ!」 「アムロ・・静かにしてくれないか?」 冷静にシャアはそう答える。が、アムロに背を向けたままだ。 「何をしているんだ!答えろ!」 「なに・・。実はここに覗き穴をつくったとガルマとギレンが言ってたらしいんだ。」 「覗き穴だと!」 「そうだ・・彼等は実に役立ってくれた・・。流石だな奴ら」 「止めろ!覗きなど!」 「私は信じる道を進んでいるつもりだ。」 「お前ほどの男が・・覗きなどと」 アムロが立派なことを言った。やせ我慢からかもしれないが。 「紳士気取りか?フッ、そういう男にしてはクェスに冷たかったな?ええ!」 「俺はロリコンじゃない!お前のようには振舞えない!」 「私、シャア・アズナブルが覗きをしようと言うのだ!アムロ!」 「俺達と一緒に戦った男が、何で覗きなんかを!」 「男の生理現象が持たんときがきているのだ!アムロ、なんでそれがわからん!」 「人間の知恵はそんなものだって、乗り越えられる!」 白熱した議論が展開された。意思と意思との衝突。 が、2人の男が裸でにらみ合ってる姿はお世辞にもカッコイイと言えなかった。
722 :
1 :02/11/02 18:58 ID:???
2人の議論をとめたのはスレンダーのこの台詞だった。 「あった!こんなところにありやがったぞ!ハハハ!」 それを聞くと二人の議論は突然終わり、両者猛烈な勢いでスレンダーの元に駆け寄った。 スレンダーが覗こうとしたのをシャアが突き飛ばす。アムロがシャアを更に突き飛ばす。 「アムロ!貴様!」 シャアがアムロに飛びつく。ひきはがそうとするがアムロは板に手を食い込ませていて離れない。 アムロが穴から向こうを覗こうとする。壁に手をそえ檜の仕切り板の覗き穴に目をやる。 「アムロ!あんたちょっとせこいよ!」 スレンダーがたまらず叫び、アムロに掴みかかる。 いつのまにか来ていたランバラルや、カツ、ハリーが覗いているアムロを引き離そうとする。 「やめてくれっ!こんなことに付き合う必要はない!」 勝手なことをアムロがいう。 「覗きが駄目になるかならないかなんだ。やってみる価値ありますぜ!」 カツがそう真面目な顔で答える。 こころなしか皆の体から光が出ている。 「もういいんだっ!みんな!やめろっ!」 アムロの叫び声にかかわらず益々みんな集まってくる。 ブライト艦長まで来た。 「なにやってんの!ラーカイラムで押し出すんだよ!」 などとわけわからないことを叫びながら皆に加わる。 「ブライト艦長まで!?無理だよ!みんな、さがれ!」 しかしみんな離れようとしない。みんな見たいのだ。 「みんな!離れろ!うっ!ガンダムの力は!」 アムロから激しい光がこぼれ出る。 シャアとアムロを残してみんな次々にはがれていく。
723 :
1 :02/11/02 19:30 ID:???
「命が惜しかったら、貴様に覗き穴の情報など与えるものかっ!」 まばゆい光に包まれる中シャアがいった。 「なにっ!」 アムロもそう答える。 「一人でこっそり銭湯に来て、覗く意味があるのか!?しかし、これはナンセンスだ!」 「馬鹿にしてっ!そうやって、貴様は、永遠に、他人を見下すことしかしないんだ!」 ブライトは光に包まれていく2人を見ながら思った。 「ひょっとしたら、あの光、チェーンの言っていた、エロス・フレームの光か?」 シャアも自分の股間から出る光をみて呟いていた。 「こ、これは、エロス・フレームの強震?エロの意思が集中しすぎて、オーバーロードしているのか? な、なのに、恐怖は感じない。むしろ、暖かくて快感を感じるとは・・・。」 そう言ってアムロの方を見ながらいった。 「そうか。しかし、この暖かさを持った人間が幼女さえ輪姦するんだ。それを分かるんだよ!アムロ!」 「分かっているよ!だから、児童ポルノ法を改正しなきゃならないんだろ!」 「人のアルバムを破った男がよくいう!」 「俺はロリコンじゃない!ララァの写真を見て見ぬ振りはできない! だからか?お前は自分の炉利アルバムをこれ見よがしに俺に見せて!優越感を得ようとしたんだな!」 「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ! そのララァの写真を破ったお前に言えた事かっ!」 「お母さん?ララァが?うわっ!!!!」 2人の体が光に包まれた。これまでで一番激しい光だ。 周りに呆然と立っていたブライトたちには眩しくて何も見えなくなった。
724 :
1 :02/11/02 19:41 ID:???
「シャア&アムロ針路変更確実!覗き穴から離れます!」 そう叫んだのはカツなのか、ウッソだったのかよくわからない。 しかし、一つ言えるのはこれで二人の決着がついたということだ。 「大佐の命が吸われていきます・・・。」 そうランバラルが泣きながら喋るのをブライトは呆然と聞いていた。 BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を越えて You belong to me サヨナラ言えなくて いつまでも抱きしめたかった I belong to you 張り裂けそうになる この胸を 君に差し出して We belong to Earth 遙かな宇宙(そら)のもと コバルトに 光る地球(ほし)がある 悲しみは そこから始まって 愛しさが そこに帰るのさ ああ メビウスの輪から抜け出せなくて いくつもの罪を繰り返す 平和より自由より正しさより きみだけが望むすべてだから 離れても変わっても見失っても 輝きを消さないで You can change your destiny 時の向こう You can change your future 闇の向こう ああ もう一度君に巡り会えるなら メビウスの宇宙を越えて Beyond the time ああもう一度きみにめぐりあえるなら メビウスの宇宙を越えて beyond the time
…え?
726 :
1 :02/11/02 19:48 ID:???
最高だったな。 ∧_∧ ( ´_ゝ`) / \ ∧_∧ / / ̄ ̄ ̄ ̄/ (´<_` )兄貴・・、次は俺がビデオ借りてくるよ。 _(__つ/ FMV /_ / ヽ、 ||\ /____/ / .| | | ||\\ 旦 (⌒\ |__./ ./ || \\ ~\_____ノ| . 旦 \\ _______\ . \|| ____|| / . || ̄ ̄ ̄|\____\ / . || | |======== | \ ビヨンドォ ザ タァ〜イムゥ〜 _| |oo======= | \ |\\|_____|\ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ザビ専用 | \|_______|
ワラタ
728 :
1 :02/11/02 20:23 ID:???
\\\ ・・・・・・・・。 (⌒\ ∧_∧ \ ヽヽ( ´_ゝ`) ←兄 (mJ ⌒\ ノ ∩ / / ( | .|∧_∧ 無言は止めてくれよ、兄貴! /\丿 | ( ) ←弟 (___へ_ノ ゝ__ノ
729 :
1 :02/11/02 20:36 ID:4hTkDqpe
ここまでで三章が終わりです。
ちなみにザビ兄弟が見てたビデオは
>>705 から
>>724 がそうです。
四章は明日の予定です。おそらくですが。
レスくれた皆さん有り難うございます。嬉しいです。
あ、あとモビルスーツを五機ほど募集してます。艦内に入るサイズので御願いします。
現在クインマンサは決定してます。ピグザムはちょっと・・でかすぎですので・・。
それでは・・
730 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/02 20:57 ID:4EqPMkfN
クロスボーンガンダムX3
731 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/02 22:01 ID:Q51pQ/iX
シャアとアムロの絡み いいね
サザビー
733 :
:02/11/02 22:09 ID:???
不遇の機体シャアゲルググ
渋い所でディジェ
ドダイ
いつのまにスレッガーが…。・゚・(ノД‘)・゚・。
737 :
ほげら〜 :02/11/02 23:18 ID:KbPCShfu
ここわボールでしょ
ガンダムマーク2 リガズィ おながいします
739 :
ギャン :02/11/02 23:23 ID:???
キュべレイ…キボンヌ!! 724>>めちゃわろた
740 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/02 23:29 ID:4EqPMkfN
やっぱりガンダムデスサイズヘルカスタムかなあ
741 :
雷と彗星 :02/11/03 00:25 ID:dN2EBuOV
らふれしあ。 MSじゃないけど。
ジャベリン
>>1 御疲れ様です。
大笑いさせていただきました(藁
四章、楽しみにしています。
何気にサザビーをキボンヌ
こういう落ちとは・・・ウマー
745 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/03 15:32 ID:nJZw2AAE
age
サザビーをキボンヌ。
747 :
ロウロン :02/11/03 16:44 ID:bmICJkbJ
νガンダムでお願いします
話はシャアとアムロ中心のCCAベースなのかな?
749 :
1 :02/11/03 18:25 ID:???
皆様、モビルスーツありがとうございました。
作品の中で大事に使わせていただきますv
>>748 そうですね。天下一武道会ではシャアを中心にカミーユ、ララァなどがメインだったので、
今回は主にアムロとシャアを中心に掘り下げたいと思ってます。
やはりガンダムとはこの2人のストーリーだと私は思うので。
>>1 さんには今度、他のキャラメインの話も書いてもらいたいなー
個人的には
>>1 さんのギンガナム御大将を見てみたい・・
勝手な子と言ってスンマセン、今書いてる物頑張ってくださいね、応援してます。
がんがってくださいね
752 :
1 :02/11/03 18:47 ID:???
>>751 応援有り難うございます。本当に励みになりますです。
>>750 そうですね。他のキャラメインも今度かいてみたいです。
ギンガナム御大将を書くのは楽しそうですね。
「ギンガナムがいく」(司馬先生の「竜馬がいく」的作品)
「あるギンガナムの一生」(芥川先生の(略・・ )
「海辺のギンガナム」(村上春樹)
とかですねー。この作品のあとに余力があれば・・できるかな(汗
753 :
1 :02/11/03 18:53 ID:???
第四章 「予兆と戦闘、平穏の終わり」 アムロ達がWBRで宇宙に出てから既に二週間がたとうとしていた。 みんなすることがなくて、ものすごい暇だった。 パイロット達は戦闘がなければ存在している意味がない。 もちろん戦闘がないというのは順調にいっている証拠なので異存はないのだが、 やはりなにか物足りないのは事実だった。 パイロット達は皆でロビー兼食堂で「カウボーイビバップ」を見つつカフェラティでも飲んで日々を過ごしていた。 シャアが、エドワード・フォン・ハウ・ぺぺル・チビルスキー4世たんハァハァと声を漏らしていた。 ランバラルはジェットって俺にどことなく似ているな、など考えていた。 アムロはアムロで、あのモサモサ頭・・僕みたいだ、等と考えていた。 部屋でスパイクのジークンドーを真似をしていたらシャアに 「ニュータイプといえど体を使う運動は訓練しなければな!」など嫌味をいわれたが。 どうやらアムロがスパイクだと、自分はアンディになりそうなのが気に入らないらしい。 しかしそんなことを除けば、全体的にみんなのんびりとビデオをみていた。ザビ兄弟だけは自室で「浴場のシャア」(第三章参照)などをみていたらしいが。 今思えば、油断しすぎていたのかもしれない。 敵などこないのだと。 このミッションは他愛もないことなのだと。 平穏という名の怠惰が充満していたのは否定できない。 今思えば・・それすらあの結末への下準備だったのかもしれない。 とにかく、このとき、みなが散漫であったことはいえる。 そんななか、トビア・アロナクスは一人、ドックで作業を手伝っていた。。
754 :
1 :02/11/03 19:07 ID:???
トビア・アロナクスは一人、ここ二週間ほどモビルスーツの整備の手伝いをしていた。 もちろんモビルスーツは出航前に完全に整備されていたが、毎日メカニック達は機体を点検していた。 トピアはアストナージについてずっと作業を手伝っていた。サザビーのコクピットを覗き込み、声をかける。 「アストナージさん、八番のボルトってこれですか?」 「あぁ、それだそれ。悪いな」 そういってアストナージはオイルまみれの手を作業着で拭くとボルトを受け取った。 そしてまたサザビーのコクピットの調整に入る。今は改良したサイコフレームを更にコクピットにつけているところだった。 トピアはコクピットに入り、そんなアストナージの背中に話し掛ける。 「それにしてもメカニックの方って大変ですね。一日位点検なんかしなくたってよさそうなものなのに」 そういい、自分のポーチから水を取り出して飲む。 先ほどフォウさんにもらったミネラルウォーターは、とても冷たくて喉が渇いていたトピアにはとても美味かった。袖で口を拭う。 「そんなこというもんじゃないな。」 アストナージが作業を中断していう。トビアはその声の響きに硬質なものを感じた。 アストナージがこちらを見る。鋭い目だ。 「いいか?戦闘というのはいつ起こるかわからない。いますぐにでもだ。戦闘がおきればパイロットは出撃しなければならない。 そんな時パイロットが整備不十分の機体に乗るのを喜ぶメカニックはいない。そんな馬鹿はな。 しかし整備ができてなければそれにのるしかない・・そうだろ?出なけりゃ皆死ぬからな。 彼らは自分の身近な人たちを守るために戦う。そして戦場で・・・・・ドカン、さ。あっさりとな。 なぁ、メカニックが一番悲しいことはわかるか?」 「・・・いいえ。」 トビアはそう答えた。 アストナージは完全に作業を中断している。
755 :
1 :02/11/03 19:13 ID:???
「・・・わかりません。」 そうトビアは答えた。 「それはな。自分の整備した機体に乗ったパイロットが戦闘後に帰ってこないことだ。・・もちろんそれはメカニックの所為じゃないかもしれない。 敵の最新鋭のモビルスーツにやられたかもしれない。純粋なパイロットの操作ミスかもしれない。作戦ミスかもしれない、そんなことはわからない。 だが、そこに自分の整備不良によってパイロットが命を落としたのかも知れない可能性があるのならば・・。」 アストナージはそこで一つ大きく呼吸をするとトピアの持っているミネラルウォーターをもらって一口飲んだ。 「それは・・自分が死んだのと同じ事だ。もちろん現に命を落としたのはパイロットだ。密室のコクピットでな。 しかし俺たちもなにかを損なってるんだよ。一人帰ってこなくなるたびに。なにかを。ひどく、な」 彼はそういうと再び作業に取り掛かった。 トピアはそのアストナージの後姿をみて感動していた。自分は戦場で戦ってるときいつも孤独だと思っていた。けれどそれは違うのだ。 自分は誰かと繋がっている。少なくてもここの人たちとは。そう思うと少し涙が出てきた。 「ほら、何してる!次は5番のネジと金槌を一つもってこい!」 「は、はい!」 トピアは慌ててコクピットから降りると材料を取りに向かった。 そのトピアの去っていく後姿を見ながらアストナージはケーラの事を少し思い出した。 ケーラ・・俺は間違ってないよな? そう心の中で、戦場で散った彼女に語りかける。 あんな少年さえ戦場に参加させなければならないことをどうおもう? そうも問い掛ける。 しかしケーラがその問いに答えることはない。 そのとき第一次戦闘配備の音が艦内に響き渡った。 アストナージには、それはなにかの予兆のように思えた。 そしてそれは間違いではなかった。
756 :
1 :02/11/03 19:28 ID:???
「どうしてもっと早く発見できなかったんだ!」 ホワイトベース艦内では既にブライトが戦闘ブリッジで指揮を執っていた。 「急いでアムロ、トビア、ウッソを出撃させろ!」 そうクルーに命令を出す。オペレーターの声が響く。 「敵モビルスーツ・・数はおよそ10体、ミサイル射程距離に突入します!」 「敵艦はどこだ!ん・・かなり遠いな・・。これは偵察か?」 「しかし十体もいます!とても偵察とは・・・」 「お前が意見を述べなくてもいいんだ!対電波粒子!ミノフスキー粒子散布いそげ!」 ブライトがそう命令を下す。ホワイトベースの舷側のミノフスキー粒子散布の機器が開いて、音もなく散布が開始された。 「有視界戦闘用意!監視を厳にせよ!」 「ミサイル第一波!発射!」 ホワイトベースの舷側から数発のミサイルが発射される。 それは正確に相手のモビルスーツ隊の中向かって消えていった。相手のモビルスーツ隊が散開してこれをかわす。 「モビルスーツ、今のうちに出撃せよ!三機出撃後に、30秒援護射撃を行なう!当たるなよ!」 ブライトの声がブリッジに響き渡った。 思ったより早かったな・・・・ブライトは舌打ちした。
757 :
1 :02/11/03 19:35 ID:???
トビアがガンダムmk2で出撃すると戦闘空域に9機のギラドーガの姿がみえた。 散開しているが、統率は取れているらしくうまくミサイルをかわして近づいてくる。 アムロのリ・ガズィが応戦している。さすがに上手い。 「こんな近くまで接近を許しているなんて!」 そう叫ぶとトビアは目の前にいたギラドーガにビーム・ライフルを撃つ。光の筋が現れすぐに消えた。 ギラドーガはテール部分に被弾したらしかった。慌てて後退する。更にトピアは被弾したギラドーガを追いかけて一気に加速をかけた。 「トビア止まれ!あまり艦から離れるんじゃない!」 アムロのリ・ガズィがバックパックのメガ粒子砲を発射しながらそう叫ぶ。 派手な光の尾が伸び、ギラドーガ三体を破壊する。 しかしトビアの機体はアムロの静止の声を聞かず、遠くに消えていった。 「ええい!トビア戻るんだ!くそ、聞こえないのか?ウッソ!ここは頼んだぞ!」 アムロはそういうとトピアの機体の後を追った。 テールノズルが鮮やかに光ったかと思うと、リガズィはトビアを追って宇宙の闇に消えた。 「え?アムロさん?ちょっと!」 クインマンサに乗ったウッソがそう焦っていった。まだこの空間には5体ほどギラドーガが残っている。 ディスプレー上に敵の機影が見える。ビーム・マシンガンをホワイトベースに向けている。 「この借りは後で返してもらいますよ!ジュースじゃ嫌ですからね!」 そういいながら、ライフルを撃つ。ホワイトベースの左舷にいたギラドーガに正確に命中した。 「あと四機!」 そういいながらウッソの集中力は研ぎすまされていった。
758 :
1 :02/11/03 20:23 ID:???
「トピア!強いプレッシャーのある機体が一つだけ存在していることに気付いてないのか!」 アムロは強いプレッシャーを戦闘が始まってからずっと感じていた。 だからトピアがその方向にギラドーガを追いかけていった時、嫌な予感がしたのだ。 ウッソを一人置いてトピアを追いかけたのもその所為だった。 アムロはプレッシャーのある正確な場所を感知し、そこにリガズィを近づけた。 視界に巨大な機体が見える。あれがプレッシャーの正体だろう。 トピアのMK2が苦戦している様子が見えた。右腕がもがれている。 「やはりな!」 アムロはそういうとメガ粒子砲を発射させたが、その瞬間に敵のビーム砲でバックパックの半分を吹き飛ばされていた。 「な、なにっ!後ろから?どうやって?」 後ろをみると触手があった。触手?なんだあれは? なんとかトピアに近づいていってると相手の機体の全貌がよく判った。この機体には触手がついている。 とにかくでかい。圧倒的だ。 これは・・モビルアーマーじゃないか、乗ってるのはしかも・・アムロは敵の正体に気付き驚愕した。 このプレッシャー・・覚えがある。 「このプレッシャーは・・まさかカミーユ・ビダン君か?」 いや・・だがカミーユは発狂して精神病院にいるはずだ。思い過ごしだ。 もし思い過ごしでなければ・・・運命の皮肉というやつか? アムロは最悪の状況を冷静に考える。 敵のビーム砲をかわす。あの火力、未知のモビルスーツ、そしてカミーユ・ビダン・・・・ どのみちリ・ガズィでは勝てる相手ではない。 この場はパイロットの正体を見極めトピアを連れてこの場を離脱するのが最善だ。 アムロはそう瞬時に判断するとリ・ガズィを止めて、ディスプレーを拡大する。 そこにはラフレシアという名前のモビルスーツが映し出されていた。 もちろんアムロには名前はわからないのだが。 ラフレシアのパイロットには鉄の仮面が被されていて顔がわからない。 「トピア!君はホワイトベースに戻れ!」 そういうとトピアのマークUを庇って前に出て、ライフルを連射する。
759 :
1 :02/11/03 20:37 ID:???
「こいつはIフィールドがあるのか!」 ビームライフルが全く効いていないのをみてアムロはそう悟った。厄介だ。 ラフレシアの触手がそう叫ぶリガズィのテール・ノズルを破壊して、リガズイの機体を独楽のように回転させた。 更にそのリガズィの周囲を包囲するように触手が展開し、攻撃をかけてきた。リガズィの背中の装甲が、剥がれてとんだ。 「や、やられる!」 リガズィのビームライフルを持つマニュピレーターが吹き飛んだ。 アムロの目に、ディスプレーが示す被弾個所の表示が次々に点滅しているのが入り、絶望が広がった。 予想以上の性能だ。手も足もでなかった。 ビーム砲がリガズィを貫こうと迫った。テール・ノズルが破壊されている所為で回避できない。 「アムロさん!危ない!」 まだ離脱していなかったトピアのマークUがリガズィを突き飛ばした。その直後コクピットにビーム砲が突き刺さる。 「トピア!」 アムロの叫びは届かない。 瞬間マークUの機体が消し飛んだ。激しい爆発がおきる。エンジンが爆発したのだ。 光に包まれる中ラフレシアが後退する。 アムロもその隙にリガズィをホワイトベースに帰還するべく後退させた。 もちろん後退しながら数十のダミーを放出させるのは忘れなかった。 小型アボジモーターを内蔵しているのでジグザグに飛行して、モビルスーツに見せることができる。 レーダーで識別はできないので多少は有効だろう。だが、アムロはこれが時間稼ぎにしかならないことを自覚していた。 もしあのモビルアーマーが追ってきたら自分はあっさり死ぬだろう。死ぬのが1,2分延びただけだ。 だが、ラフレシアに追撃の意思はなさそうだった。 アムロは追ってくる機体がないのを確認すると一息ついた。、 「トビア・・・なんでだ・・・自分だけなら逃げられたものを・・」 アムロは爆発の光が急速にしぼんでいくのをディスプレーで確認して、そう呟いた。
760 :
1 :02/11/03 20:56 ID:???
「アムロ!無事だったか!」 リガズィがホワイトベースに着艦しようとするとブライトから無線が入った。 アムロは気だるく答えた。今ごろ冷や汗が出てきている。その不快な感覚がアムロをひどく不機嫌にさせた。 「あぁ・・なんとかね・・リガズィはボロボロだけど・・なんとか生きてる」 「トピア・アロナクスはどうした?」 「・・判ってるくせに意地が悪いな、艦長。機体反応が消えてるだろ・・。」 「・・すまない。もしかしたらお前が保護してコクピット内にいるのかも、と思ってな。・・・許せ。」 アムロは、自分に過度の期待をするブライトが少し疎ましくなった。彼も結局のところアムロのニュータイプ能力をあてにしているのが判るからだ。 仕方ないことだとしてもアムロにはそれが嫌だった。無論ブライトがそれを期待するのはアムロの今までの戦いを知っていれば無理もないのだが。 アムロにもそれはわかる。しかし、期待するのはかってだが、押し付けは止めて欲しかった。ニュータイプといえど限界はある。 「僕はそこまでの存在じゃない・・自分の命を守るので精一杯なんだ・・」 そう自嘲気味にいうとリ・ガズィの機体をブリッジにつけた。 「アムロ!トピアはやっぱり・・・駄目だったのか!?」 チーフ・メカニックマンのアストナージの声には、多少の失望の色が含まれていた。 リガズィをカタパルトデッキに収容するために上がってきたのだ。 「・・・あとで経緯は説明する。今は休ませてくれ。」 そういうとアムロはブリッジのハッチに入っていった。 アストナージはそのアムロの後姿を見送った。 アムロの姿が見えなくなると、チクショウ・・と呟きメットを地面に叩きつける。 「またうしなっちゃたよ・・・ケーラ・・」 そう呟くアストナージの声はリガズィを整備中のメカニック達の話し声に紛れて誰にも聞こえなかった。 サザビーのコクピット内にはミネラルウォーターが静かにひっそりと置かれていた。 ボトル内に半分ほど残っている水は、もう酷く生ぬるかった。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
762 :
1 :02/11/03 21:10 ID:Fs6WFY/E
ここまでで第四章が終わりです。今回はギャグがなくてすいません。 少しずつですが本筋に入っていってますので・・・ 第五章は明後日の予定です。はっきりとはいえませんが。 それではまた・・・
763 :
ほげら〜 :02/11/03 21:12 ID:2bFRGEew
かっこえぇ…。そして、せつねぇ…。 これからどうなってしまうんだ? 1さん、早く続きを! ちょっと「スタンド・バイ・ミー」で、主人公の話聞いてる少年の気分になってきたです。
ところで今回はシリアス路線ですか? ハァハァ・・・を激しく期待してるんですが・・・
765 :
ロウロン :02/11/03 21:21 ID:pbnyQ8ax
うおおおー!!! トビアアアアアア!!!(泣)
スレッガー「悲しいけどこいつトピアじゃなくてトビアなのね」 明後日期待してます
767 :
ロウロン :02/11/03 22:14 ID:pbnyQ8ax
あれ?トビアだっけ?トピアだっけ?
トビア、だ!
シリアスもイイ!!読ませるねぇ
770 :
雷と彗星 :02/11/03 23:09 ID:DS6pZZ0y
うおお、ラ、ラフレシア出てるし。(ID違うのはご愛嬌) 使ってもらってありがとうございます。 がんがってください。
771 :
1 :02/11/04 00:54 ID:ne3pONJ7
どうも皆様、4章の感想有り難うございます。
今読むとほんと、トビアとトピアが混ざってますね・・うーん、すいません。
一度読み返したのですが・・・こんな初歩のミスをするとは・・情けないです。
明後日は夜中に五章に入ると思いますので。
マターリ御願いします。
>>764 今回は全体的にはシリアス路線というか・・ギャグというか・・けど・・
この艦の目的をしったら・・・いや・・どうだろ・・・・・・やっぱシリアス・・・か・・・うーん(意味不明)
ハァハァネタも、もちろんどこかで必ず入れますのでご心配なく(笑)
ザビ兄弟に活躍してもらう予定ですが、どんな話になるかは未だ不明です。
ハァハァさせるキャラ次第ですので。
>>770 いえいえ。ラフレシア最高です。
F91の最後の戦いはかなりしびれました。
がんがります。
>>1 御疲れ様です。
サザビーの採用、ありがとうございます。
ザビ兄弟の登場を密かに楽しみにしています(藁
773 :
”管理”人さん :02/11/04 15:25 ID:FpRGYcy0
保守
774 :
ロウロン :02/11/04 16:28 ID:oPSfThKH
死んだっぽいトビアのためにも クロスボーンガンダムX3 出してください!! あと頑張ってください
ユニヴァァァス
邪道だと思いますが、ZUを希望します。 アムロのリガズィ後継機には是非、リガズィカスタムを!
777 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/04 22:09 ID:aqozi63j
シリアス路線も悪くないっすね! 1さん頑張って!
777おめ 漏れも密やかにザビ兄弟を楽しみにしてます
779 :
クロネコ :02/11/04 22:36 ID:FHmhBRrB
いや〜こんなんあったんスね〜初めて来たよ!! ケッコー面白かったからチョクチョクこよっかな〜(^−^)
780 :
777 :02/11/04 22:37 ID:aqozi63j
おお!777だ! 778さんに言われて気が付いたよ。
アムロとシャア、両方とも乗った事が有るリック・ディアスを・・・
ハズレの機体として、カプルの登場を希望。それもコレンカスタム。
783 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/05 13:36 ID:8NikjltW
age
784 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/06 00:27 ID:56aLLKfB
hosilyu
ageついでに ガンダムNT-1 ガンダムF-91 キボンヌ
ザクVキボンヌ
787 :
1 :02/11/06 01:51 ID:???
第五章「責任と追悼と」 スレッガーは一人、部屋のベッドに寝転び天井を眺めていた。 その無機質なつくりを眺める。 何も感じられない、想像力の欠如したつくりだ。 見てると嫌になってくる。無機質は死をスレッガーに連想させた。 そしてそれは必然的に、先日の戦いで、もはやいなくなった同室のトビアのことを連想させた。 わずか二週間ほどの同居生活だっだが、気の付くいい少年だった。昨日まで一緒に話をしていたのが嘘のように感じる。 けれど、スレッガーは思う。仲間が死んでいくのはもうなれているよ、と。 嫌というほど、うんざりするほどそれは味わっている。 そのたびにいちいち感傷に浸っていたら、きりがない。 生き残れない。 自分もいつそうなるかわからない身なのだ、同情してる暇はない。 「かなしいけれど・・・しょうがないのよ・・これが戦争なのだから・・」 そう自分自身に語りかける。 こういったことに慣れるのが果たして正しいことなのかは、わからない。 だけど、人は抱えられる哀しみの量というのは限りがある、とスレッガーは考えている。 それゆえこういう風に考える事で、そこに逃げ道をつくる。哀しみのダスト・シュートをつくりそこに放り込む。 そうすれば、哀しみをある空間に押しやってしまうことができる。 そうしなければ自分はいずれ悲しみの重みでつぶれてしまうだろう。 感情に質量がないってのは嘘だと思う。現に哀しさで押しつぶされた奴を何人も見てきた。 そしてそういった者を見るたび思う。 人は要領よくやるべきなのだ。全てを。恋愛も。戦闘も。死も。 そうでなければ辛すぎる。いいことなんてないだろう?
788 :
1 :02/11/06 01:56 ID:???
そう考えたところで、ドアがノックされた。 思考の糸が途切れる。 スレッガーは顔を挙げて、ベッドを降りるとドアに近寄った。 ミライがダンボール箱を持ってそこに立っていた。 「スレッガーさん、先ほどから艦長がお呼びですよ。早く作戦室に集合してください」 ミライは、そういうと部屋に入り、散乱しているトビアの荷物をまとめ出す。 二段ベッドの下の段に、脱ぎ散らかされたTシャツ、ズボン。それに机の上の日記。アクセサリ。下着。 さらにその他の雑多な荷物を黙々とかたずけて、持ってきていたダンボールに詰め込んでいった。 戦死者の所持品をどこかに保管するのだろう。確かにスレッガーもずっと荷物をみて生活するのは嫌だった。 気がめいる。死人に足を引っ張られそうだ。 ミライは黙々と機械のように片付けていく。そこになにかしら無機質なものを感じスレッガーはかすかに苛立った。 死を感じるのは嫌だった。だが、死を片付ける姿を見るのはもっと嫌だった。 スレッガーはその姿に、ご苦労ですね、と軽く声をかけると足早に部屋を後にした。
789 :
1 :02/11/06 02:19 ID:???
「失礼します、よぉっと」そういいスレッガーは作戦室にはいった。 薄暗い作戦室には、既に他のパイロット達は全員が椅子に座って待っていた。 適当に空いている席に座る。 席には飲み物と資料が置かれていた。飲み物を手にとりストローで飲む。コーラだ。 「遅いぞ、スレッガー。なにをしていた。・・・まぁいい、ではこれよりアムロから皆に昨日の戦闘に着いて状況を説明してもらう。」 そういうとブライトも椅子に座る。アムロが前にでて、モニターの明かりをつける。 同時に部屋も明かりが消えて暗くなる。 「まずこれを見て欲しい。これはリ・ガズィの頭部についているカメラの映像記録だ。」 そういうとモニターがつく。巨大なモビルアーマーの姿がでる。触手が動いている。 宇宙に浮かぶそれはかなり異質なものに見える、少なくともスレッガーには。その触手がこちらめがけて襲ってくる。 不規則な動きだ。25本の攻撃用触手がうごめいている。その光景に皆、息を飲んだ。 モニターの映像は三分ほどで終わった。トビアの爆発したシーンで編集は終わっていた。 アムロがモニターの電源を切った。室内に明かりがともる。 「・・・以上がトビア・アロナクス戦死の際の状況だ。この巨大なモビルアーマーはアプサラスというらしい。 メカニックの一人が月のアナハイムの工場でこれらしきものが作られていたことを記憶していた。」 アムロはそういうと皆を見渡した。
790 :
1 :02/11/06 02:20 ID:???
「アムロ・・・このパイロットだが・・・このモビルアーマーを動かしているということはサイコタイプと考えていいのだな?」 ブライトはそう尋ねた。 「ええ・・・誰かはわからないですが、かなり強力なパイロットであることは間違いない」 アムロはそう答えた。カミーユかも知れない可能性はいわない事にした。証拠があるわけではないのだ。 憶測でものをいうのはよい結果を及ぼさないのは経験でよく判っていた。 「と、なるとこちらもかなり強力なモビルスーツでなければな・・。」 そうブライトはいうと資料を読み出した。 おそらく艦内にあるモビルスーツの確認だろう。 「ガンダムF91、サザビー、リックディアス、νガンダムにクインマンサ・・・あとはその他数機といったところか・・リガズィはもう使えんからな・・」 そう独り言をいった。 アムロはそんなブライトを見つつ、 「なにか疑問、質問ある者はいないか?」 と聞いた。クワトロが即座に手を挙げる。 「それで・・・アムロ。お前は、この少年を助けるどころか逆に助けられ、数少ないモビルスーツも一機スクラップにしてしまったわけだな?」
791 :
1 :02/11/06 02:25 ID:???
とりあえずここまでです・・ すいません疲れてて・・。今日もう少しはやく帰ってこれるつもりだったのですが・・ 続きは明日必ず更新しますので・・ あ、モビルスーツありがとうございました。 ホワイトベースで使えなかった分もなるべくだせるように頑張りますv
792 :
age :02/11/06 02:31 ID:520dXtEW
デンドロ デンドロ デンドロ デンドロ デンドロ デンドロ デンドロ デンドロ 出してホスイ・・・
あれ?アプサラスなの? サイコアプサラス?
795 :
1 :02/11/06 03:11 ID:???
>>794 げげ・・・・間違えました。 「ラフレシア」ですので。「ラフレシア」。 どうもご指摘有り難うございます。 んー、なんでアプサラスなんて書いたんだろう・・? すいません・・・寝ます・・
>>1 御疲れ様です。
だんだんと話が盛り上がってきましたね。
続きを楽しみにしています。
クワトロキター!
ある意味25本の触手のついたアプサラスのほうが恐い 想像がつかない
>>795 情報が錯綜してるということでイイのでは?
で、今度は敵に宇宙用アプサラスが登場、ブライトは「ラフレシア」と呼ぶ、と。
800ゲット
801 :
1 :02/11/06 15:55 ID:???
クワトロの声には嘲りの色が含まれていた。 「そう思ってくれてもかまわない、情けないと笑ってくれても」 そうアムロは少し悔しそうに答えた。 「つまりアムロ・・貴様には今回の戦闘の責任がある」 「そんな!アムロさんは頑張りましたよ!トビアさんを救出できなかったのは、想定外だから仕方ないです!」 ウッソがそう叫んで、アムロを庇った。そのとき入り口のドアが開いてミライが部屋に入ってきた。 ミライは軽く頭を下げブライトに近づき何事か囁くと、シャアの隣の席にすわった。 シャアはミライの方に少し目をやると更に続けた。 「そうかな・・・ウッソくん。頑張ったから責任はないというのはナンセンスな物言いだ。責任は頑張れば問われないというものではない。 大体君はアムロに一人でギラドーガ5機をまかされた。それだって想定外だったろう?」 「そ・・・それはそうですけど・・・」 「つまり私がいいたいのは、アムロはすぐにトビアをおいかけず、まずホワイトベースの安全を優先すべきだったということだ。 一人の生命を優先して、あの時もし艦が破壊されたらどうなっていた?幸いウッソくんが活躍したからよかったようなものの・・ しかも救出にいってどうだ?敵にリガズィを大破させられ、トビアを犠牲にしただけだ。最悪の行動だ。 アムロはまず最初にウッソ君と協力してギラ・ドーガを殲滅し、その上で2人で救出に行くべきだった。そうすればこのような事態にはならなかった。」 アムロがそれに反応して言う。 「それは理想論だ!」 「だが正しいものの見方だ。」 シャアがいう。 「大体貴様は物事の本質をわかっていない。いつまでも一年戦争の時の少年兵のような感覚でいては困るのだよ。アムロ、大局をみろ。 そんなことでは・・・・これからもトビアのような死亡者を出してしまうことになる。現にお前の所為で死んだ人間はかなりの数にのぼるだろう?」 「お前だって・・人の事はいえないだろうに・・」 アムロがそう悔しそうに呟いた。
802 :
1 :02/11/06 16:15 ID:???
そう言いあって、睨みあう2人をみながらミライは彼等の確執は、未だ終わっていないことを悲しく思った。 ミライは彼らの確執は、2人が抱えている共通の哀しみが原因であると知っている。 そしてその哀しみがある一人の少女に起因していることもミライは知っていた。 この2人は通常の人間では抱えきれないほどの哀しみを背負っている。 哀しみは人を強くする、だがそれはある量を超えると非常に危険なものに変貌する。 哀しみそれ自体がある意思をもってくる。人は知らずそれに沿って動くことになるのだ。 悲しみは人を縛る。その哀しみが深ければ深いほど。呪いのように。きつく、強く、人が身動きできなくなるまで。 ミライには2人を縛る鎖が見えるようだった。そしてその鎖の先には白鳥が繋がっている(無論これはミライのイメージに過ぎないのだが) いっそ精神が破綻した方が楽かもしれない・・・・カミーユの様に。 ミライは、それすらもできない二人に人のサガを感じずにはいられなかった。彼らには精神崩壊さえ許されていない。 哀しみ・・・ララァ・スンはそれを彼らに許可していない。 そして、またミライは思う。 人は革新しても何も変わらないのかも知れない。ニュータイプだからといって哀しみを克服できるわけではないのだから。 じゃあ人に救いはないのかしら・・・革新は無意味なのか。だとしたら、哀しすぎる。 この絶えず膨張している宇宙空間で矮小な存在にすぎない人は何に縋って生きていくべきなのか。希望?目的意識?人が生きるための? 私の目的は・・そして他の人々の目的は・・。アムロは・・?シャアは・・? そこまでかんがえた時、ミライはある考えに思い当たり息を飲んだ。 シャアはこの艦の目的を知っている。 そうでなければ彼がこの艦に乗艦する訳がないのだ、アムロ・レイと同じ艦には。 そうか・・だとすると・・シャアの目的は・・つまり・・。 これは・・・危険ね・・ブライトに伝えておかないと・・・ミライはそう呟いた。
803 :
1 :02/11/06 16:48 ID:???
ミライ・ノアが自分の思索にふけっているあいだも依然2人のやり取りは続いていた。 「ええい、やめないか!今はそういった責任問題はどうでもよい!」 そうブライトが叫ぶと、2人はようやく静かになった。 「とにかくだ・・・大事なことはこの敵の正体がわからず、更にまたいつ襲ってくるかも判らないことだ。 我々は常に敵襲を警戒して今後航海しなければならん。 パイロットはいつでも出撃できるようにしておけよ!交代で戦闘態勢を維持するように。 それを肝に銘じて置け!なお今後一切の外部通信は私が一元管理することにした。内部通信は今までと同じようにできるので安心するように。それでは解散!」 ブライトの声が作戦室に響き渡った。 それを合図に皆、席をたった。 ミライがブライトに走りよっていくのを見てスレッガーは何事かと思った。
804 :
1 :02/11/06 16:53 ID:???
その夜、スレッガーは酒を飲みにBARにいった。 まだ部屋には死の匂いがこびりついているからだ。戻りたくなかった。 ホワイトベースリベンジ艦内には酒を飲むための空間も設置されていた。 全体的にクールでブラックを基本とした色合い、中ではジャズが流れている。・・今は旧時代の人物、コルトレーンのレコードが流れている。 客はあまりいない、皆昨日のことでちょっとあまりそういった気分にはなれないのだろう。バーテンがこちらに気付く。 「ウイスキーをくれ、ロックで」 カウンターに座りそうバーテンにいうとマルボロをだしてタバコに火をつけた、艦内はほぼ禁煙だがここだけは許可されている。 肺に煙を送り込むと一気に吐き出してため息をつく。そして指先で灰皿をもてあそぶ。 俺らしくない、疲れてるのかな・・そうスレッガーは考えた。 ウイスキーが出てくる。それを物思いにふけながら飲んでいると、背後から声をかけられた。 「あんた、スレッガーだったっけ?一緒に飲まない?」 そういって隣に座る。 「あんたは確かシーマ・ガラハウ。いいねぇ、一人は味気ないと思ってたところだぜ。」 「ふふ・・それじゃ乾杯といこうか?」 「ん、なんにだい?乾杯なんて」 「トビアって子にだよ・・追悼もかねてね」 そういうと、シーマはグラスを、スレッガーのグラスに軽く重ねた。 軽い金属音が響いた。 夜はまだまだ長そうだ、そうスレッガーはシーマの身体を眺めながら思った。
805 :
1 :02/11/06 17:00 ID:???
その頃・・・ ロランの部屋でもささやかな追悼式がおこなわれていた。 参加したのは企画者のウッソ、ロランにザビ・ブラザーズ、それにアムロ、カツ、 副艦長のミライ、ハリー、ソシエ、そして同室のランバラルだ。 部屋の明かりをけして、蝋燭に火をつける。 そして目の前にトビアの写真を飾る。薄暗い部屋の中で蝋燭が揺らめく。 ロランがいった。 「え〜、今日は皆さん.来てくれてありがとうございます。トビア君の追悼式を行ないたいとおもいます。 もちろん正式なのはいずれ艦長がするとは思いますが、とりあえず早めに一度しないとトビア君が可哀想、と思ったもので。 他の人も誘ったのですが部屋にいなかったり、モビルスーツの点検など忙しそうだったのでこれだけでやろうと思います。」 そう説明しながらみんなを見渡す。 「それじゃ・・皆さんに一言ずつお言葉をいただきたいと思います・・」 ウッソ 「正直、あまりしらない人だったけど、自分とは年が近かったので身近に感じます・・。」 ランバラル 「少年たちが戦い、散っていくのをみるのは辛いな・・実に辛い」 アムロ 「・・・・自分の力不足だ。助けられなくて悔やんでいる。仇はかならず僕が・・とる」 ハリー 「安らかに眠って欲しいものだ・・こんなことしか言えないのは辛いが・・」 カツ 「僕が第一号で死ぬと思ってたので正直驚きました。けど・・・すぐ・・・僕も行くと思いますよ・・ハハハハハ」 ミライ 「私たちブリッジがもう少し敵の接近に早く気がつけば・・・御免なさいね・・トビアくん」 ソシエ 「こころからお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください」 ギレン 「あえていおう!カスであると!」 ガルマ 「ジークジオン!ジークジオン!」 ロラン「・・・・みなさん、ありがとうございました。」
806 :
1 :02/11/06 17:03 ID:???
その後・・・追悼式が終わってザビ兄弟の部屋で・・ なぁ・・俺達が死んでもみんな 追悼式やってくれるかな? r=================== ∧_∧ || 「 ̄ ̄ ̄___ ___( ´_ゝ`)____||r───(ヽ__ヽ―― / \ ..||\r──────── / / ̄ ̄ ̄ ̄/ .||\∧_∧:::::::::::::::::::::;;;;;;;; _(__ニつ/ FMV / || (´<_` ) _::::::::::::::::;;;;; |\ \/____/\ .||/ ⌒_ ̄)::::::::::;; /\.\ \/ イ /\ / /::::::::::::::: / \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ノ. / U\::::::::::::: \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ノ \.\::::::: \ /. \ ̄ 無理だろ、兄貴。 ソ_____ニ____ン
807 :
1 :02/11/06 17:17 ID:???
あんなこといわなけりゃよかった・・ r=================== ∧_∧ || 「 ̄ ̄ ̄___ ___( ´_ゝ`)____||r───(ヽ__ヽ―― / \ ..||\r──────── / / ̄ ̄ ̄ ̄/ .||\∧_∧:::::::::::::::::::::;;;;;;;; _(__ニつ/ FMV / || (´<_` ) _::::::::::::::::;;;;; |\ \/____/\ .||/ ⌒_ ̄)::::::::::;; /\.\ \/ イ /\ / /::::::::::::::: / \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ノ. / U\::::::::::::: \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ノ \.\::::::: \ /. \ ̄ 諦めろよ、兄貴 ソ_____ニ____ン
808 :
1 :02/11/06 17:24 ID:???
ところで俺たちずっとこのAAで 表現されるのか? r=================== ∧_∧ || 「 ̄ ̄ ̄___ ___( ´_ゝ`)____||r───(ヽ__ヽ―― / \ ..||\r──────── / / ̄ ̄ ̄ ̄/ .||\∧_∧:::::::::::::::::::::;;;;;;;; _(__ニつ/ FMV / || (´<_` ) _::::::::::::::::;;;;; |\ \/____/\ .||/ ⌒_ ̄)::::::::::;; /\.\ \/ イ /\ / /::::::::::::::: / \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ノ. / U\::::::::::::: \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ノ \.\::::::: \ /. \ ̄ 切ないよな、俺たち。 ソ_____ニ____ン [第五章] 完
809 :
1 :02/11/06 17:40 ID:???
次の第六章で折り返しにきたことになります。 第六章「ニュータイプ」 近日公開予定です。それでは・・
お、五章終わったんですね。 ザビブラザーズは完全にお笑い担当になっちゃったのかな?総帥の活躍に期待!
811 :
1 :02/11/06 18:27 ID:???
>>810 ザビブラザーズは、今はお笑い的存在ですが、実はかなり重要な
キーパーソンになる予定です、期待しててください。
おそらく六章以降はお笑い的要素は減ってくるので、ストーリーは重くなりそうです。
かるーい感じをお求めの方にはあまりお勧めできなくなるかも・・
それでもよろしい方は、マターリ見てください。
あ、ハァハァネタはありますので・・六章のアトですが。
カツギレンガルマの追悼コメントにワラタ あと200しかないから次スレ必要かな
813 :
ロウロン :02/11/06 19:22 ID:NnfLHt1v
次も期待してます!頑張ってください!
オモロイ!!!!!
815 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/06 20:42 ID:DiQ90Vp8
シーマとスレッガーという組み合わせは良いですな。 シブイ。
816 :
l :02/11/06 20:44 ID:W1Efz+b8
カツのコメントにかなり重要な伏線が張られていると見た。
ほんっと、ここの1は凄いな。 よく一日でこんなに書ける。賞賛に値するね、これは。 これからも、がんばってくれぃ
819 :
褐色のおじさん :02/11/07 00:27 ID:2NeEfIgQ
>1に惜しみない拍手を送ろう。
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちpちぱちぱちぱちあち ぱちぱちぱちぱちぱちあpt
821 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/07 01:57 ID:2u68cyuw
良スレ! 良スレ! 良スレ! 良スレ!
>>1 御疲れ様です。
先はまだ長そうですね。
>>820 に倣い拍手を送らせていただきます。
ぱちぱちぱちぱちぱちぱt
所で次スレいるのでは?
823 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/07 02:37 ID:FsvitgX0
/" ヽ /" ,-、,-‐-,,/⌒-‐っ, ゙! ( ,ノ~^~ ~ ,,ョョヨヨヨョュ,,ヽ, ゙! ( j ,,ョョ⇒>ュ ゙゙゙(゙ヒリ )ゞ ! ヽ, ゙( ヾ゛ ((゙;;リ ) ~~~~::::::::\ ⊂ス ,,! \ ヽ ~( ,,,,;; :::::::{ ノ丿 ) ゝ ! ヽ=彡″ ::::゙! ~~ ア ( V :::ヽ_,ノ入⌒く,, ゛ ! └‐---‐‐ーつ :::::::::;;;;;;|;;;;;;;ヽ ヽ. ~ヾ---‐^~´ ::::::::::;;;;;;ノ;,,-‐^~ヽ ヽ ゙゙゙゙ヾ::::::: :::::::::;-‐^~ \ ゙ヽ ゙゙゙゙~ ;;;_,ノ^~ ヽ /^~~ヽ-,,______,,--‐^~ヽ,, ゙ヽ ! /--、‖┌‐^~~ ヽ __,,,,-‐^~~~~ !゙ ! .!.‖..| ゙ヽ-‐‐^~ 俺の出番は無いの?
824 :
1 :02/11/07 18:55 ID:???
拍手・・・恥ずかしいです。けど嬉しかったり。
>>822 有り難うございます。
先はもう少しありそうです。どうやら天下一武道会より長くなりそうです。
次スレですか・・そうですね1000まででどうやら終わりそうにないです。
いると思うのですが、
>>591 の時に立てられませんでしたから・・。
>>823 でかい・・・。
リュウホセイは推薦がなかったもので・・すいません・・
今日第六章にはいれるかは微妙です。
今からまた外出しなければいけないもので。深夜帰宅です。
もし期待してくれた方いらっしゃたら申し訳ないです。
それでは・・
字擦れは1さんのネタがあるときに立てたがいいと思うよ 誰かが代理で テンプレは過去スレ(今はここだけど)誘導くらいでいいのかな
826 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/08 01:37 ID:ib9BBwE/
保守です
うお 新しいの始まってる・・知らなかった・・乗り遅れたぁぁぁ でもハリー出てるみたいで嬉しいなー 1さんハリー・オードスレも見てみてくださいー 新作頑張ってくださいねー
828 :
1 :02/11/08 14:23 ID:???
第六章 「本当のニュータイプ、鎖、血、そして重力」 アムロはララァと話していた。 アムロはガンダムの中で。 ララァはエルメスの中で。 2人の精神は宇宙空間に広がっていた。 「ララァなら何故戦う?」 「シャアを傷つけるから。」 「なにぃ?」 「シャアを傷つけるいけない人。」 「そ、そんな、バカな。」 「そのあなたの力が示している。あなたを倒さねばシャアが死ぬ。」 「シャア。そ、それが。」 「あなたの来るのが遅すぎたのよ。」 「遅すぎた?」 「何故、何故今になって現れたの?」 何故、何故なの?何故あなたはこうも戦えるの?あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに。」 「守るべきものがない?」 「私には見える。あなたの中には家族もふるさともないというのに。」 「だからどうだって言うんだ?」 「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか?」 「それは不自然なのよ。」 ガンダムがビットをかわす。 ガンダムがビットを撃ちぬく。 ガンダムがビットをかわす。 ガンダムがビットを撃ちぬく。 ガンダムが・・・
829 :
1 :02/11/08 14:24 ID:???
アムロはそこで目を覚ました。 仕官部屋の天井が見える。無機質な天井。 「また・・・・この夢か・・」 そう呟いて、上体を起こす。心臓の動悸が聞こえる。 鼓動が太鼓のように激しく鳴っている。息切れもする。 この夢を今まで何度みただろう・・その度にこうして夜中に目を覚ますことになる。 アムロは薄暗い部屋(非常灯が一つ明かりをひっそりとともしている)をボンヤリと眺めた。 ララァこそ・・本当のニュータイプだったんだ・・そう考える。 僕なんかとは違う。精神的に、そして本質的に。 僕はただの殺人マシーンだからな。そう自嘲する。 ふと枕もとの時計に目をやる。まだ寝てから二時間しかたっていない。 そしてアムロは自分が酷く汗をかいていることに気が付いた。 Tシャツが汗でべっとり張り付いている。 「着替えないとな・・」 アムロはそういうと二段ベッドから降りた。階段の手すりに手をやる。 途中階段を降りるときに下のベッドを見たが、そこにシャアの姿がないのを疑問に思った。 僕が寝るときは確かにここで熟睡していたはずだが・・おかしいな・・・まぁいいけど。アムロはそう呟いた。 降りると、とりあえず汗でべたついているシャツを脱ぐ。 常備されているタオルで上半身を丁寧に拭く。ついでに冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し半分ほど飲む。 ちょっと空腹を感じたのでクラッカーを何枚かとりだし、ゆっくりと食べる。 一緒に置いてあったチョコレートも取り出し、少しかじる。甘味が口の中に広がっていく。 そこでアムロは深いため息をついた。
830 :
1 :02/11/08 14:29 ID:???
アムロはまだあまり意識がはっきりしてなかった。 なんというか精神がうまく肉体にはまり込んでないというか、馴染んでないというか、そんな感覚だ。 一年戦争・・・ララァ・スンの夢を見るといつもこういった感覚におちいる。 精神だけ宇宙空間に飛散しているというか、漂っているというか、そんな表現がしっくりくる。 しばらくすれば、うまく落ち着いてくるのだが。精神の暴走が収まるにはもう少しかかる。 地球にいた頃・・あの頃はこんな夢を頻繁に見ていた。アムロはボトル内のゆらめく水を見ながら考えに沈む。 だから宇宙が怖かった。ララァに引っ張られそうで。 それで地球にいたんだ。連邦の籠の鳥でもかまわなかった。地球にいられるのなら。 重力が僕の魂を地上に縛り付けてくれていた。しっかりと、きつく、強く。ボルトで、紐で、ロープで。 まるで地獄につながれたルシフェルの鎖のように。 だが今、僕は宇宙にいる。 この・・人が生きていく上で限りなく不安定な空間。肉体的にも精神的にも。 いや・・不安定というよりは不自然といった方がいいのかもしれない。 不自然・・・アムロはまた先程の会話を思い出す。 「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか?」 「それは不自然なのよ。」 不自然か、第一人が殺しあうこと自体不自然だよな・・ そういい、ララァの言葉を考える。
831 :
1 :02/11/08 14:34 ID:???
不自然だな・・確かに。 そして目を閉じる。宇宙の星を思う。 人は宇宙に出るべきではなかったのかもしれない。 地球なしで生きられると思うのは、人の傲慢かもしれない・・ 人の・・・ そんな事があたまによぎる。駄目だ。こんな事考えてなんになるというんだ。 シャアの存在が、安定していた、もしくは不自然に安定していると思い込んでいた様々な問題を揺り動かしている。 彼はなんのために、僕の前に姿をあらわしたんだ? そこにはなにか理由があるはずだ。必ず。 そしてそれにまだ僕は気がついていない。判っていない。 アムロは手に持ったボトルを眺め、中に漂っている水を眺める。 水はアムロに何かを訴えかけているかのように揺らめく。 右手に持っているチョコレートをかじる。ため息をつく。 頭を振って今のことだけを考えることにする。他のことを考えるのはひとまず止める。 この艦が出発して、およそ三週間がたった。敵はあれ以来襲ってこない。 順調に行けばあと2ヶ月と少しで任務が終わるはずだ・・・ あと2ヶ月だって?・・アムロは考える。 このまま精神だけでなく肉体も宇宙空間にいたら僕はどうにかなってしまうんじゃないのか? ここには重力という「クサビ」はないんだぜ、おいアムロ、お前はやっていけるのか?
832 :
1 :02/11/08 14:35 ID:???
833 :
1 :02/11/08 14:36 ID:???
スレッガーはまた天井を眺めていた。相変わらず無機質だ。 だがスレッガーはその無機質さの中にある種の好感を持つようになっていた。 無機質?オッケーじゃない。少なくともこれを眺めているときは何も考えなくて、頭を空っぽにしてりゃいいんだ。 スレッガーは天井を見るのに飽きると横で静かに寝息を立てて眠っているシーマに目をやった。 そして昨日の行為を思い出した。 裸で眠っている彼女はとても美しかった、スレッガーはその髪をそっとなでた。 女と寝るのは久しぶりだが、やはりいい。 生きている実感を味わえる。 昔は退屈しのぎに色んな女と寝たもんだが、今考えると馬鹿をしていたものだ。 退屈が何より嫌だったんだな、俺は。 そう思いながら昨日のシーマとの会話を思い出す。 「・・・だから、あなたに加わって欲しいのよ。スレッガー。」 「あぁ、いいぜ。俺は別にかまわない。」 「本当に?さすがスレッガー。あたしが認めただけあるよ。」 「よしてくれ。そんな言葉は。俺は別にあんたのために入るわけじゃないぜぇ?」 「フフフ・・そうだね。あんた本当にいいオトコだよ・・」 「シーマ・・お前はずっとそういう風に・・イーヤ・・忘れてくれ、なんでもない」 「フフフ・・あんた本当に変わってるねぇ・・」
834 :
1 :02/11/08 14:37 ID:???
スレッガーはタバコが吸いたくなった。 しかし士官室は禁煙である。吸ったのが見つかれば給料4分の一カットだ。 別に四分の一カットされようがそんなに困らないが、スレッガーは吸うのを止めた。馬鹿らしい、たかが煙じゃないか。 代わりに枕もとに置いてあったクールミント・ガムを手にとる。 二枚いっきに取り出すと、まとめて口に入れた。一枚だけだと噛んだ気がしないのだ。 二枚のガムを一緒に口に含めばさすがに噛み応えがある。ミント味が口の中 全体に広がった。 ものを噛む行為をスレッガーは嫌いではなかった。 口に何かを含んでいるのは、彼に生命をリアルに感じさせた。 「まぁ、なるようになるさ」 スレッガーはそう呟くとシーツの海に再び身を沈めた。 隣でシーマの寝返りをうつ気配を感じながら、スレッガーは再び眠りの世界にはいっていった。
835 :
1 :02/11/08 14:37 ID:???
836 :
1 :02/11/08 14:39 ID:???
アムロは身体が冷えてきたのを感じて、身震いをした。 気が付いたら結構な時間考え事をしていた。 上半身はまだ裸だった。汗はすっかり引っ込んでいた。 体調を崩したら大変だ。戦場では体調不良など言い訳にはならない。 敵がアムロの体調が悪いのを考慮してビームライフルを向けないなんてことはありえない。 死ぬのは自分なのだ。 誰も助けてはくれない。 慌ててアムロはなにか着る物を探した。部屋は薄暗くてあまり見えない。 それでもアムロは明かりをつける気にはならなかった。 洗濯していた洗いざらしのTシャツをなんとかみつけ、とりあえずそれを着る。 そして先程食べかけていたチョコレートを全部食べてしまう。 残りのクラッカーをまた元の場所に戻す。 もう一度ミネラルウォーターを口に含み、いっきに飲み干す。まだ多少意識がはっきりしないが、さっきよりは大分ましだ。 今度はララァの夢をみらずに眠れたらいいがな、アムロはそう思った。
837 :
1 :02/11/08 14:40 ID:???
だが意識の深層の中に、ララァの事が組み込まれているかぎり決して逃れられることはないだろう。 アムロには判っていた。ララァの亡霊が僕から消えることはない。 それは影のように僕についてくる。 光が当たれば当たるほど、その存在はくっきりと浮き出てくる。背後に、べっとりと。 そしてそのたびに思う。 僕は一体いつまでこの影を連れて生きていくのだろう。 朝が来て朝が終わり、昼が来て昼が終わり、夜が来て夜が終わったとしても彼女は僕から離れない。 いや・・彼女を縛っているのは僕の方なのかもしれない。 鎖で彼女を縛り、思い出として意識の深層に幽閉する。 まるで人質の様に。 そして象徴のように。
838 :
1 :02/11/08 14:43 ID:???
そのときドアが静かに開いた。 アムロは顔を挙げる。 かすかな異臭を感じる。ひどく違和感のある・・だけど馴染みのある匂いだ。 アムロはドアに視線をやる。 そこには血まみれのシャア・アズナブルが静かに立っていた。 その姿を見たときアムロは、頭の中で運命の車輪が音を立てて回転しだすのを確かに聞いた。 それは静かに確実にゆっくりと弧を描きながら回転していく。 そのとき第二戦闘配備の警報が艦内に響き渡った。 だが、今のアムロにはそれがまるで遠くで響いているように感じた。実感として聞こえない。 シャアも何事もなかったかのように、まるであの警報が聞こえてないかのごとく、ゆっくりと部屋に入りドアを閉める。 そしてこちらを見る。 シャアの口唇がゆっくりと開き、声を発するのをアムロは黙って見ていた。 そして艦内で彼らがかわす会話は このときが最後になる。 三十分後に士官室に響くことになる一発の銃声がそれを証明していた。 [第六章] 完
血まみれだよヽ(TДT)ノウワァァン!!ドウナッチャウンダヨォ!! 1氏乙です。読み応えあるなぁ。何故かお腹が減りました(藁
840 :
1 :02/11/08 15:29 ID:???
>>825 そうですね・・
けどそれだと、立ててくださった方に申し訳ないですね・・
こんな話のために・・何人の方がこれを読んでくださっているのかわかりませんし・・
新スレ立てていいほど需要があるのか正直不安です。
>>827 有り難うございます。
ハリー・オードス見させていただきました。
ハリーって18歳だったのですね・・知らなかった。若いなぁ。
>>839 クラッカーを食べることをお勧めします(笑)
水でもいいですが、個人的にはホットコーヒーとセットがお勧めです。
砂糖とクリームはお好みで・・幸せな気持ちになれますよ〜
次の更新は明日の夜の予定です。
七章ではなくて、ある幕間が入る予定です。ハァハァネタはもう少し先になりそうです。すいません。
感想お待ちしています。それでは・・
何が起きたんだろう・・・謎。
続き気になるよハァハァ >新スレ立てていいほど需要があるのか正直不安です。 んなーこたーない!立ててよし!
今日のは重かったなぁ 明日に期待
844 :
ロウロン :02/11/08 19:43 ID:EhuWEEhb
うおおお!!最高に次に期待!!
ギャグ展開もいいけどシリアスもイイ!!
>>1 さんの文才にハクシュ!
846 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/09 00:00 ID:geevKC75
正直、面白すぎる・・・・。
毎日楽しみにしていまつ!!!!
今回のエンディングは「beyond the time」でどうか?
天下一の頃から俺の日課になっている。 スレタイが良ければ祭りになってる。 名スレ、故に是非次スレ!
850 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/09 04:47 ID:5lfa44Vz
最強は超ベジット。
851 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/09 08:39 ID:zdoljE8T
ドモンカッシュvs熱気バサラ
んー新スレたてんで途中で終わったら嫌なので新スレ立てましょうよ 書き込みのない糞スレ再利用って手もあるけどこんな名スレだから パート2立ててほしい
保守age
854 :
カンリニン :02/11/09 18:32 ID:GBv1/50o
上がってなかった(糞
855 :
1 :02/11/09 21:01 ID:???
〜幕間〜 序論でも述べているように、この報告書を書くことで何かが得られるとは私は思っていない。 ただこの艦内で起きた悲劇を書き記しているだけである。それは誰のためでもなく私自身のためだ。 言うならばこれは自己療法的報告書といったとこである。癒されるかどうかは別として。 物語は中盤を迎えた。 これから物語・・運命の輪はその車輪のスピードを上げていくことになる 明かされていない謎は多々ある。 しかし、この物語を最後ー12章まで読めば全てはわかるであろう。お待ちいただきたい。 この幕間では六章について私の見識を交えつつ、少し補足をさせていただく。 本編とは関係ない。興味のない方は読み飛ばして戴いて結構だ。 この幕間を読んでも得られることは何もないだろう。
856 :
1 :02/11/09 21:05 ID:???
それでは六章について少し見識を述べたいと思う。 アムロがララァの夢を見た所為で目覚めており、どこかから戻ってきた血まみれのシャアと遭遇した。 ・・あえて遭遇と言わせて戴く。 これは偶然だが、2人の今後の運命を考えると必然といわざるを得ない。 だが・・私は思う。 もしアムロがララァの夢を見ずに熟睡していたならば・・もしくはシャアがもう少し遅く部屋に戻ってきたならば、この航海の結末は別のものになっていただろう。 無論、これは結果論だ。可能性の問題だ。運命の輪はそんなことでは方向性を失わないかもしれない。 ただ私は、運命を嘆いているだけだ。残酷さを。悲劇を。 決定的な出来事とは、常に偶発的に起こりうる。 ただし振り返り見ると、人はそこに必然性を垣間見ることができる。
857 :
1 :02/11/09 21:08 ID:???
士官室で、この後、2人のかわした会話、ならびに行動は後の章に記載されているので読んでもらいたい。 現段階では、それは記述しない。 それはこの物語の本質だからだ。 物事には語るべき順番がある。 そして、今はまだそのときではない。 ゆえに、もうしばらくお待ちいただきたい。 ここでは私の独り言に付き合っていただきたい。
キタキター
859 :
1 :02/11/09 21:20 ID:???
かといって今、私があまり喋るわけにもいかない。それは物語を台無しにする怖れがある。 そこで私は、ある一つの詩をここで紹介したいと思う。 それというのも、この詩が彼らの暗示のように思えるからだ。ひどくよくできた隠喩として。 この詩は・・かつて第1次ネオ・ジオン抗争の中で戦死した若き詩人・・ グラウディア・ロペンが残したとされる詩だ。 ロペンの生涯を軽く説明する。U.C0064.8.3に彼はサイド3にて自動車整備士の父グラウディア・ザクスの三男坊として生まれた。 病弱だが利発な明るい少年であった。ブロンドの髪に透き通った瞳を持っていた。 彼が15歳の時、一年戦争が起こった。父はジオン兵として徴収され、ア・バオア・クーにて戦死。 彼が戦争をひどく憎むことになったのは、ここに起因している。この後、彼は部屋に閉じこもる様になり、詩をかき始める。 一年戦争後、父の死後ふさぎ込んでいた母は、2年後に寝室で首をつって死んだ。 ロペンはその姿を朝食を運んできたときに最初に発見した。 彼は変わり果てた母親の姿を見て少しも悲しまなかった。かわりに祝福した。その決断を。葬儀には出席しなかった。 そして7年後。第一次ネオ・ジオン抗争のさなかに彼は、突然ネオ・ジオン軍に入隊する。動機は不明。 U.C0089.01.17 に宇宙にて戦死。パイロットとしての戦果は記録に残っていない。 だが、彼が残した一冊の詩集は、彼の兄の手により出版され近年高い評価を得ている。 その彼、グラウディア・ロペンの詩集「夜宴」の17番をここに抜粋する。 彼の詩には題名はない。ただ番号が振られているだけだ。
860 :
1 :02/11/09 21:23 ID:???
「 17番 」 グラウディア・ロペン 見ろ友よ あの不安げな幽霊たち、はたしてあれは酔うた羊の幻か、さもなくば憧憬か 孤独うち連れてさんざめく。あれら不安な幽霊たちが月に捧げる歌は慟哭か? それとも その姿は単にありふれた死者の姿か? どうなんだ? 逆上にあやつられ踊り歌い続ける二つの幽霊 神秘の光を放ち あなたに問い掛けているではないか あれは希望。祝福。それとも黄金か? 物憂げな絶望を抱いて得意げにワルツを踊りだす 観客は一人 微笑を浮かべる 白い左手に陰鬱なマリオネット 赤い右手に滑稽なピエロ あれは絶望。蔑み。それとも白銀か? あるいは 単にありふれた狂った狂人の姿であるか? それとも 私がみているのは 私自身の裁きの喜劇か?
861 :
1 :02/11/09 21:27 ID:???
この詩は母親の自殺直後にかかれている。 ・・幕間が長くなりすぎたようだ。誠に申し訳ない。 この詩には意味はない。 ただ残された者の感傷である。笑っていただきたい。 それでは本編に戻っていただこう。 この航海日誌・・報告書は、これより七章に入るが、時間軸は少し戻る。 舞台は六章の約一時間前・・ アムロ・レイがララァの悪夢を見ていたときに遡る。 シャアは眠っているアムロを置いてどこかに出かけた。どこに? そしてシャア・アズナブルの身に、なにが起こったか・・何故血まみれだったのか? それは作為的な人の意思によるものか?それとも誤解の上の悲劇だったのか?もしくは? それは七章を見て頂いたらわかるはずである。 それでは幕間はこれで終わらせて戴く。 全てが起こってしまった今、残された私には事実を書き残すことしかできない。 人には過去を戻すことはできない、ただ振り返るだけだ。 振り返り、思い出し、かなしむ。それだけだ。 過去から人が未来をつくるという幻想は捨てたほうがいい。 「幕間」 完
862 :
1 :02/11/09 21:38 ID:???
幕間でした。 本編には関係ありません。 第七章は明日です。お待たせしてすいません。 マターリ見てください。内容は重い部分ですけど。 それでは・・
863 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/09 21:40 ID:MUXEYqRF
天下一武道会ってそもそも何について議論するスレなの?
議論スレじゃあございません
865 :
カンリニン :02/11/09 21:42 ID:GBv1/50o
んゴッ!!
カコイイー
867 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/10 01:02 ID:C83CBk6m
>1氏 最終的にこれが書きたいがために最初に天下一武道会書いたの? いや、煽ってるわけじゃないよ。
868 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/10 03:01 ID:rGxO/Det
>>867 そうやろな。おそらく。
天下一武道会は 撒き餌。
>>868 確信犯だったとしてもいいんじゃない?
おもしろく読ませてもらってるし
ただ漏れ的には天下一武道会のノリでいってほしかった
870 :
:02/11/10 03:46 ID:???
なんでもいいよ、楽し。 感想レスで無駄使いしたくはなんだけど・・・。
1さんがこの話で終わりにしたいなら再利用で また違う話を書いてくれるなら新スレ作るってことにすれば?
続き気になるハァハァ
874 :
1 :02/11/10 11:19 ID:???
>>867 この詩はオリジナルじゃなく、ゲーテの有名な詩をちょこっと引用させて頂いたものです。
本当は使う気はなかったのですが、つい。
まぁこの詩をだした理由は・・・・
すいません、趣味です。御免なさい。
875 :
1 :02/11/10 13:53 ID:???
第七章「シャア・アズナブル」 シャアはベッドから起きた。 別に今まで寝ていたわけではない。ベッドで休んで時間がくるのを待っていただけだ。 静かに起き上がる。音を立てないように注意する。 起きてアムロが寝ているのを確認すると、大きく伸びをした。ずっと寝ていたから、背中が痛い。 とりあえずジャケットを探した。室内の明かりは消えている。かすかに非常灯がともっているだけだ。 ジャケットはデスクの上に掛けて置いたはずだ。手探りでそれを探す。 手になにかがぶつかった。ジャケットだ。シャアはそれを着込む。 そしてポケットに拳銃が入っていることを確認する。 弾が入っているかも忘れずに確認する。六発ちゃんと装弾されている。 それをジャケットの内ポケットにいれる。 いくか、そう呟くとドアに向かった。 そのとき、かすかにアムロ・レイの声が聞こえた。 「ララァ・・何故・・ャア・・」 搾り出すような声が聞こえる。酷くうなされているようだ。
876 :
1 :02/11/10 14:01 ID:???
シャアは複雑な心境でそれをきいた。 彼・・アムロレイもやはり未だララァを振り払えないでいるらしい。自分と同じように。 当然だ。あの時、2人は意志を共有したのだから。ララァの死の瞬間まで。 私ではなく、アムロ・レイが。 ・・純粋なニュータイプである彼は、自分より鮮明にララァの意思をとらえられるのかもしれない。 そう思う。シャアは酷く羨ましかった。 それがアムロには苦痛だとわかっていても。アムロがその所為で地球にいたこともわかっていた。 私はララァの影すら鮮明には見えない。だが、これが自分の限界だとはシャアは認めたくなかった。 私は完全なニュータイプではない。できそこないだ。ララァにいつでも会うことはできない。だから。 たとえ亡霊だとしてもララァに会いたい。声が聞きたい。導いて欲しい。 ただそう思う。 自分の理想の体現ともいえるララァに。ニュータイプの未来を。人類の革新を。 一途にそう思う。それがシャアの純粋さであった。 そして純粋さとは、ある種の哀しさを内在しているのだ。
877 :
1 :02/11/10 14:04 ID:???
静かにドアのロックを外し、廊下に出る。 この時間帯にこのブロックにいるのは休憩中の者だけだ。現在パイロットは3交代制である。 ブライトの決めた方針だ。いつ敵が襲ってくるかわからない以上やむを得ないだろう。 たとえば今の時間、アムロとシャアは休憩中だが、ランバラルやロランはドックやシュミレーション室で待機しているだろう。 アストナージの手伝いをしているかもしれない。まぁたいした違いはない。 大事なのはこのブロックに現在人がいないことだ。休んでいるものは別として。 シャアは辺りを冷静に見回した。誰もいない。静かだ。 おそらくここに残っているものはアムロと同じく夢の中だろう。 シャアはゆっくりと歩き出す。
878 :
867 :02/11/10 14:18 ID:???
1氏キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!
>>874 あ、いや詩のことじゃなくて、この作品そのもののことです。
俺はどっちも面白いと思ってるけど、この作品を書くことは天下一武道会の前から決めてたのかなって。
879 :
1 :02/11/10 14:21 ID:???
リフトグリップを握ってブリッジに向かう。 途中仕官食堂を通り抜けるとき、カツとギレンが話しているのみて意外に思った。 彼らが会話をかわすなど、ロランがソシエの目の前で一人エッチして、その後、撲殺するぐらいありえないことだと思っていたからだ。 なにかあるな・・。シャアはギレンの顔を見てそう考えた。 冷たい目だ。ヒトラーの尻尾が何を企んでいるのか・・。 艦内でガルマと馬鹿を演じているが、彼の本質がそんなものではないことをシャアは承知している。 彼もひそかに暗躍している。 カツ・・・見抜けよ。道具は、用が終われば捨てられるだけだ。 ブリッジはこの居住区ブロックから少し離れている。その移動のさなかシャアはそう思った。 そして先程シャアにきた命令内容を考えた。 (ブライト・・なんのようだ?時間を指定して、私を呼び出すなど?) 無論、シャアは馬鹿ではない。 自分の目的をブライトに悟られているらしい事は、薄々わかっていた。 でなければシャアも拳銃を持っていきはしない。この細心さがシャアを今日まで生き延びさせたのだ。
880 :
1 :02/11/10 14:24 ID:???
だからこのシャアの思考には続きがある。 私の目的に気が付いているのに「なんで」私を呼ぶのかがわからない。 いや、考えられることはあるが、もしそれならばシャアには理解できない。 「それ」ならばわざわざ呼ぶ必要はないはずだ。いつでもできる。 「まぁ、いってみなければ判らんか・・」 シャアはそういうと自信の表情を見せた。余計な憶測はしないほうがいい。 何があろうと私は目的を達成する。 そのためには何者も邪魔はさせん。そのためには。 シャアはジャケットの裏に隠した拳銃に手をやった。 拳銃の重みは安心感を与えてくれる。 シャアは、微かに笑った。
881 :
1 :02/11/10 14:27 ID:???
ブリッジには何人かのクルーと、ミライ、それにブライト艦長の姿があった。 ブライトはミライに方向の指示をだしている シャアが近づく足音に気がつくと振り返り、こちらを笑顔で迎えた。 「わざわざご足労悪いな、クワトロ大尉。私がそちらに出向けばよかったのだが、長年の勘と言うべきかな? 今夜辺り非常に危険な気がしてね。敵が来るような気がするのだよ。だから、あまりここから離れるわけにはいかんからな。 なんせ、トビアの時のようなミスは二度と御免だからな。」 そしてクルーの方をジロッと見る。こちらを興味深そうに見ていたクルー達は慌てて前を向いた。 気にすることはない、とシャアは言った。 そしてブライトの話の続きを待つ。 「ふむ・・とりあえずここではなんだから・・ミーティング室にいこうか?ミライ!しばらくブリッジを離れる。異常があればミーティング室にすぐ連絡するように。」 ミライがこちらを向いて頷く。 「では、いこうか」 ブライトがそう言って歩き出した。 シャアはその後を黙ってついていく。
882 :
1 :02/11/10 14:31 ID:???
ミーティングルームは作戦室とは違い、そんなに広くない。 一対一の対談ができるようにつくられた部屋だ。だから置いてあるものもステンレス製のテーブルと椅子2脚・・それくらいなものだ。 ただ音は外部に漏れないようにつくられている。・・拳銃を撃っても外には蚊ほども聞こえないだろう。 「さて、クワトロ大尉。話に入る前に・・一つだけ確認したいことがある・・いいかな?」 ブライトはミーティングルームに入ると、シャアを椅子に座らせながらいった。 「別にかまわないが?はて?確認とは一体何のことかな?」 軽い感じでそういいながらシャアは、ブライトが後ろ手でドアをロックしているのを見逃さなかった。 ブライトが一つ咳をして、シャアの向かいの椅子に座る。 「なにたいした事じゃない。確認さ。クワトロ大尉・・貴公は クワトロ大尉 としてこの艦に乗り込んだ・・ あくまで・・クワトロ・バジーナとして。そうだな・・?」 ブライトは鋭い目でこちらを見た。 (これでは確認というより尋問だな・・) シャアはそう思った。そして平然と 「もちろんだ。私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でもない。」 と言い切る。 「・・・それを聞いて安心した。・・それでは本題にはいろうか。クワトロ大尉。 回りくどいのは苦手でな・・単刀直入にいおう・・君はこの艦の目的に感づいているのだろう?」 「・・・ああ。」 シャアは冷静に答えた。
ハラハラドキドキ
884 :
1 :02/11/10 14:41 ID:???
「そうか・・やはりな・・」 ブライトはそういうとため息をついた。 「となると貴方がこの艦に乗艦した目的は・・この艦の目的と同じである・・そう考えていいのかな?」 「さぁ、どうかな?想像にまかせるよ・・。・・ところで艦長?貴公の・・息子はどうしてる・・?」 「息子・・ハサウェイか・・・・クワトロ大尉・・あなた程の聡い者が、ハサウェイが処刑されたことを・・知らないはずはないだろう?」 「いや・・知らなかったなぁ・・そうかそうか処刑されたのか・・」 シャアはそういうと微かにブライトを見て笑った。 「貴様・・!」 ブライトはたまらず立ち上がる。手が震えている。 「まぁ座りたまえ艦長・・もし私の目的を知っているのというのなら・・貴方の目的も私にはわかっているのだよ。」 「ク・・シャア・・貴様・・。」 「安心したまえ。別に誰にも漏らす気はない。ただ私の目的のためにも阻止するがね・・」 シャアはそういうと立ち上がった。 「話はそれだけか?それではこれで失礼させてもらう。」 「待て!」 ブライトが叫んだ。 右手に拳銃を持っている。 その照準をシャアにあわせながらブライトは彼の洞察力に恐怖を感じていた。 この人物は・・危険だ。
885 :
1 :02/11/10 14:56 ID:???
ここでちょっと一休みします。
七章はもう少しつづきます。
続きは今日の夜もしくは、明日の予定です。はい。
>>878 さんへ
この話はまったく考えてませんでした。
>>554 にあるように、天下一が終わった後、皆様のレスを読んでから新たに考えたついたものです。
考えたのは艦の目的と、設定だけですが。
というか今でもこの話は、当初の結末と大分かわってきています。これからも変わるとおもいますが。
ストーリーは募集した乗員キャラによるものですから日々変わっています。
いただいたトビア・アロナクスの話を頭を捻って考えていくうちに、レスでラフレシアが希望ででてきたので、その戦闘を思いつき、ストーリーが生まれてきました。
その辺から話がシリアスになっていったのです。ホントはもっとギャグっぽくなる予定だったのです。三章みたいな感じの。
ということですので。どうぞ今後ともマターリ見てください。
うわあ!気になる所で切れたなあ! 種より気になるハァハァ
ああああどうなっちまうんだああ
なんでここで切るんだよ〜〜!(ワラ
889 :
ろうろん :02/11/10 20:05 ID:0zwlRnY0
まあ、マターリ見ますか
はやく先を書いてくれないと (・∀・)ボクオコッチャウゾー
ネタでも作者をせかす様な事は止めた方がいいと思うぞ
(゚ー゚*)ステキヨ ガンバッテ
次のスレタイトル難しいね。
第二回天下一武道会でいいかと。
895 :
1 :02/11/11 16:50 ID:???
>>894 私もそのスレタイを考えていました。
すいません。昨日更新できなくて。それでは続きをどうぞ。
だんだん事実があきらかになってきます。
ブライトがシャアに銃を向けたとこからです。では。
896 :
1 :02/11/11 16:51 ID:???
「なんのつもりだ?艦長?」 シャアは冷静にブライトに向き直る。右手は既にジャケットのポケットに入れている。 「まさかこの場で私を撃つつもりか?」 ブライトは答えない。ただ拳銃をシャアに向けている。 「止めた方がいいと思うがな。お互いのためにも」 そういうとシャアも黙りこんだ。 沈黙が部屋を支配する。
897 :
1 :02/11/11 16:54 ID:???
ブライトがしばらくして口を開いた。 迷っているような・・戸惑っているような・・そんな声で。 「ほんとに・・信じているのか?あんなことを」 「・・・ああ。私は信じている。」 そのために乗船したのだ、と付け加える。 「だが!あまりにも馬鹿げていると思わんか!」 ブライトはそう叫んだ。それは自分にも言い聞かせているようにも聞こえた。 シャアがいう。 「確かに馬鹿げている・・・。私もそう思う。だが考えてみたまえ?宇宙世紀以前の人類は生活空間を宇宙空間にまで広げると想像したか? それと同じ事だ。馬鹿げていようが、それは確かめてみなければわからん。たとえそれが夢のような話だとしてもな。」 「しかし・・非現実的過ぎる!」 「ニュータイプも最初はそう思われていた。そんなものは存在しないとな。たが実際にあったではないか。 ではこれも信じるに足るのではないかな?艦長?貴方も内心そう思っているんだろう?」 「私は・・ただ命令にしたがっているだけだ。信じてなどいない」 「はたしてそうかな?貴方は信じているはずだ。・・・それに命令にしたがっているというのも違うだろう? なにせブライト・ノア艦長はこの目的のために、政府の高官を殺してまでいるのだからな・・」 ブライトの顔色が変わった。シャアは平然と続ける。 「な・・・シャア・・貴様・・どうして・・!」 ブライトは背筋に冷たいものがはしるのを感じた。 シャアは静かに笑う。
898 :
1 :02/11/11 16:59 ID:???
「それにあなたは独断専行もしている。この艦の出発は予定より早かった。まだ連邦の正式な命令はでていなかっただろう?」 「・・何故・・それを知っている!」 そういうとブライトはシャアの眉間に銃口を突き付けた。 距離はおよそ30センチ・・かなりの至近距離だ。 「答えるんだ!さもなくば・・撃つ!」 この距離ではさすがのシャアもかわせないはずだ。ブライトは勝ち誇る。 しかしシャアは動じない。ブライトの詰問に落ち着いて答えた。 「なに簡単なことだ・・この艦の出発前日、政府の高官が自宅で殺された。 犯人はバギーで逃走したらしいことがわかっている。自宅のバギーが一台無くなっていたらしいからな。 この政府の高官は「ある計画」の反対を強く主張していた人物だ。 ゲリラの取り締まりにも厳しく、何人もの人物を処刑した人物であり、恨みはいたるとこからかっていた。 まぁ殺されても仕方のない人物ではあった。腐った男だったのは間違いない。そして・・」 シャアはそこで一呼吸置いた。 ブライトが先を急がせる。拳銃を更にシャアに近づける。
899 :
1 :02/11/11 17:15 ID:???
シャアは続けて言う。 「そして翌日・・、死体は発見された。マスコミの報道が一斉に始まった。 一方で、死体発見されてから数時間後、この艦はあわただしく出発する。 この混乱の時に、連邦が出発の指示をだすわけがない。 さらに、この新型艦は谷底に隠されていた。不自然極まりない。 それに・・極秘にしてもクルーの数が少なすぎる。こんな数で足りるわけがない。 パイロットも突然集められたようなものだ。でなければ、ギレンやガルマが乗艦できるわけがない。 艦の機密性のチェックすら充分でない。モビルスーツも整備不足。仕官部屋も急ごしらえ。 相部屋で、しかも二段ベッドなのはそのためだろ? さらに、艦長が息子が昨年処刑されたブライト・ノア。 副艦長がその妻ミライ。艦の名前がホワイトベース・「リベンジ」。 外部通信の禁止。謎の敵。そして貴方のこの反応。 これだけ駒がそろえば馬鹿でもわかるさ。違うか?」 そういうとシャアは僅かにジャケットの中に入れている手を動かした。ゆっくりと。
900 :
1 :02/11/11 17:20 ID:???
ブライトはシャアの洞察力に感嘆した。そして恐怖も覚えた。 「まさかそこまで気付いているとはな・・正直畏れいる。敬意すら感じるよ。 やはりパイロットより政治家が貴方にはお似合いだ。だが残念ながら、それももはや無理だがな。」 ブライトは、そういって引き金に指をかける。 「政治家か。誉め言葉と受け取っておこう。・・・ブライト、人は希望がなくてはいきていけんのだ。 これを知るまでは私も絶望の底にいた。そしてこの目的のためならば、命も惜しくはない。 だから艦長。真実かどうかは、着けば判るのだ。一緒に確かめようではないか?だからその拳銃をおろせ。 私は別に貴方の罪を誰かに漏らすようなことはせん。」 シャアはそうブライトに語りかける。 「ありがたいが・・・それはできんな。すまんが、この場でお前の命をもらう。許せ・・・。」 そういうとブライトは引き金を引いた。銃声が部屋に響き渡った。 部屋に血が飛び散る。シャアのジャケットに大量の血が付着した。
901 :
1 :02/11/11 17:27 ID:???
「な・・・に・・?」 ブライトが右肩を抑えてうずくまる。血が大量にでて床に滴り落ちる。苦痛に顔がゆがむ。 「ま・・さか・・上着の中から・・こちらに・・銃弾を撃ちこむとは・・な・・シャ・・ア・・」 そう苦しげに声を搾り出すとシャアを見上げる。シャアは、こちらを静かに見下ろしていた。 ジャケットの右ポケットから拳銃を取り出す。その拳銃をシャアは眺めた。まだ煙が微かに出ている。 そしてブライトをもう一度視界に入れる。 「残念だったな。」 シャアはそういうと、うずくまるブライトの後頭部に弾丸を二発撃ちこんだ。 「悪いが、部屋のカードキーは借りていくぞ。ブライト・ノア殿?ご子息によろしくな」 シャアは、動かなくなったブライトにそういうとドアのロックを外す。 廊下に人がいないのを確認すると、ゆっくりとミーティングルームを後にした。 数分後・・ミーティングルームに設置されている内部通信用スピーカーからミライの声が部屋に響いた。 「艦長!敵と思われる機影がこちらに近づいています!艦長!ブリッジに至急戻ってきてください!」 しかし、ブライトが戻ってくることはもはや二度とありえない。 彼は死んだのだから。 アムロ・レイが目覚めたのは、この頃であることを補足しておく。
902 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/11 17:32 ID:t7bOUYb6
シ、シリアスな展開だな。 おもしろいっ!
903 :
1 :02/11/11 17:36 ID:???
ここまでで七章はおわりです。 が, 八章の前に7.5章が入ります。 これはまた時間軸が少し前に戻ります。 ブリッジに向かうシャアが食堂で目撃したギレンとカツに話が戻ります。 いよいよ彼らの出番です。ご期待ください。 続きはまた明日になります。それでは・・
目的地はアザトースの玉座?
むちゃくちゃおもしろい!がんばってください!
906 :
ろうろん :02/11/11 18:03 ID:/7NYxqxL
最高です!続きが待ち遠しい
ブライトさん死んじゃった〜〜〜
よく・・・・こんなのを思いつく! 次スレはいつ建てよう?
明日が楽しみ
910 :
ほげら〜 :02/11/11 20:13 ID:SZFqk+7j
1さん、がんばりや〜。楽しみにしてんでェ〜。
新擦れは950前後でいいと思われ それ以上いくと埋め立て厨(1000ゲットパイナポー)が出てくるかもしれないので危険 早めに立ててこっちを要望(〜を出してくれ!とか)スレにする手もあるけど 今のとこ必要なさそう
912 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/11 20:44 ID:LfPs377e
落ちは、トミーノに復讐ダロ。
ナメック星にドラゴンボール探しに行くんじゃないの?
914 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/11 23:26 ID:TFBA1pIg
> 838 名前:1 投稿日:02/11/08 14:43 ID:??? > > > > > そのときドアが静かに開いた。 > アムロは顔を挙げる。 > かすかな異臭を感じる。ひどく違和感のある・・だけど馴染みのある匂いだ。 > アムロはドアに視線をやる。 > そこには血まみれのシャア・アズナブルが静かに立っていた。 > その姿を見たときアムロは、頭の中で運命の車輪が音を立てて回転しだすのを確かに聞いた。 > それは静かに確実にゆっくりと弧を描きながら回転していく。 > そのとき第二戦闘配備の警報が艦内に響き渡った。 > だが、今のアムロにはそれがまるで遠くで響いているように感じた。実感として聞こえない。 > シャアも何事もなかったかのように、まるであの警報が聞こえてないかのごとく、ゆっくりと部屋に入りドアを閉める。 > そしてこちらを見る。 > シャアの口唇がゆっくりと開き、声を発するのをアムロは黙って見ていた。 > > > > > > そして艦内で彼らがかわす会話は このときが最後になる。 > 三十分後に士官室に響くことになる一発の銃声がそれを証明していた。 > > > > [第六章] 完 > どうなんねん?!
お楽しみにしとかんかい
916 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/12 09:40 ID:6gB1ebej
>>1 御疲れ様です。
艦長あぼーんでどうなるのでしょう。
この後の展開が大変気になります。
続きを期待しています。頑張ってください。
人から与えられたキャラでここまで書くとはすごいよ>>1さん
期待age
今まで2ちゃん見ててこんなに1さんが丁重に扱われるスレははじめてだ。
921 :
1 :02/11/13 00:25 ID:???
すいません! たった今帰ってきました・・・・。 7.5章はカツが主役?です。 もう少ししたらアップしますので。 感想ありがとうございました。嬉しいです。
大事なイチです(笑)
923 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/13 10:12 ID:A/TFHyoP
今までの2ちゃんで最高のスレです。
924 :
セイラ :02/11/13 10:13 ID:ZPy0rJWP
ちょっと質問、シャアの名前って4つあるって本当??
>>924 キャスバル・レム・ダイクン
エドワウ・マス
シャア・アズナブル
クワトロ・バジーナ
927 :
1 :02/11/13 12:02 ID:???
7.5章「閃光のカツ」 まったくやってらんないよ・・ 一体何時間手伝わせるんだよ・・僕だって休みたいのに・・ カツはモップで床を拭きながら、そう愚痴っていた。 ここはドッグだ。モビルスーツの整備が現在でも行なわれている。 メカニック達は忙しそうに動き回っている。 ブライト艦長から今日はひょっとしたら敵襲がありそうだ、との報告を受けてるので 各メカニックとも担当の機体の調整に余念がない。 「おい、そっちはどうだ?」 「いや、この機体はアムロさんが乗るから・・」 「なぁ、ここの回線がおかしくない?」 「あーーーー、ハイメガ粒子砲が・・」 など好き勝手に怒鳴りまくっているのでうるさくてかなわない。 この広いスペースの中でカツは一人モップを持ってあるいていた。 油などが床に汚く広がっているのを見つけると、それをモップを使いながらカツは丁寧・・とはいえないがゆっくりと拭いていく。 慣れた手つきだ。まぁ、三週間もやらされているから当然かもしれない。 しかもぶっ続けでもう6時間だ。そろそろ休みたかった。
928 :
1 :02/11/13 12:12 ID:???
そして油をふき取ると、またモップを持って移動する。 カツは更に少し愚痴る。 だいたい僕はパイロットなんだぞ・・こんな仕事、させられる覚えはないよ。 こんなのメカニックの誰かがやれよ・・・ カツは床を拭く手を少し休めて、目の前にあるモビルスーツを見回した。 現在この第一ドッグには5つの機体がある、。 サザビー、クインマンサ、ガンダムF91、νガンダム、リックディアス・・その他は第二ドッグにあるらしい。 カツは自分がサザビーに乗るところを夢に見た。あの赤い機体にのることを。 おそらく最高の気分になるだろうな、_そう思う。 演説の一つでもかわしてジオン・ズム・ダイクンの意思をつごうかと思うほどの気分だな。 きっとそうに違いない。カツはなにやら自信ありげにうなずいた。 この前、そんな夢をみたのだ。最後は不吉な結末だったが。 再びサザビーを見上げる。素晴らしい機体だ。 カツはこの機体に乗り込むクワトロ大尉の姿を想像した。 そして現在のモップを持って床の汚れを拭いている自分とのギャップに嫌気がさした。 無性に腹が立ち、モップを床に叩きつけた。 カランッ、と乾いた音が響いた。 モップを床に投げ捨てると、少しはいい気分になった。 カツは目をつぶって、サザビーの足元にもたれかかった。
929 :
1 :02/11/13 12:29 ID:???
そうして、しばらくボーっとしていると真上から声がした。 カツは声のした方を見上げる。 そこ・・サザビーのパイロット席にはアストナージとロランがいた。 ロランがこちらに身を乗り出して叫んでいる。 「カツさーーーーーーーん、ちょっとここまで来てくださーい。アストナージさんが呼んでますー。」 そう笑顔で呼びかけているロランの顔を見て、カツはいいよなぁ、美少年は、と思った。 ちょっとかわいいからって、うまくアストナージさんに取り入りやがって。 こっちは一日モップ掛け、向こうはメカニック気取りで整備の手伝いか。 カツはロランが気に入らなかった。 顔がいいからって調子に乗りやがって。機会があれば一度修正してやる、とも思っていた。 が、これはもちろんカツの思い込みである。 アストナージがロランを使うのは素直で飲み込みが早いからであった。 (そしてカツが使われないのはまさしくこの陰気な発想とひがみ根性に原因があった。) 「カツさーーん、聞こえないんですか?あがってきてくださーーい!」 ロランが動かないカツを見て更にそう呼びかける。 サイコミュの調整作業をしているアストナージが横でため息をついた。 あいつ・・・進歩がまったくないな・・なに考えてんだ・・ いや、何も考えてないのか・・・。 アストナージは一人で納得した。
930 :
1 :02/11/13 12:37 ID:???
ようやくカツがこちらにあがってきた。酷く不満げな顔をしている。 事実カツは不愉快でしょうがなかったのだ。 疲れているところに、銀髪オカマに呼ばれた所為で。 カツはコクピットまであがってくると、ロランにつっけんどんにいった。 「なんだよ?気安く呼びやがって、このオトコ女」 「え、カ、カツさん?ボ、僕のことですか?オトコ女って?」 「そうだよ、カマっぽい奴にはお似合いだろ?」 「そんな・・僕はれっきとしたオトコですよ!へんな事いうの止めてください!」 「どうだか・・・んじゃここでズボン脱げよ?丸出しにしてみろ。」 「なっ・・・・」 カツは真っ赤な顔で反論するロランを無視した。 文句をいってしまうと、少しだけ気が晴れた。 そして作業中のアストナージに声をかける。 「なにか僕に用があるんですか?」 「うーん、まぁ別に誰でもよかったんだが・・お前が暇そうにみえたんでな。」 そういうとアストナージは作業着のポケットから、一つのフロッピーをカツに渡した。 「中にあるデータが入っている。これをブライト艦長の処まで持っていってくれ。 内容は艦長が知っているから、お前はただ黙って渡せばいい。」
931 :
1 :02/11/13 12:46 ID:???
カツはフロッピーを見た。極秘と書いてある。 「えー、僕がですかぁ?それにこれ極秘って書いてますよ?いいんですか?」 「あぁ別にいい。理解できる奴はいないだろうからな。お前が見てもわからんさ」 そういうとアストナージは再びサイコミュの調整に取り掛かった。 「・・・わかりました。それじゃ届けに行ってきます」 カツは渋々そういうと立ち上がった。 そして後ろにいたロランを押しのけた。 「邪魔なんだよ。このオカマ!」 そういうとカツはさっさとでていった。 「・・・なんなんですか、あの人・・。なにか僕に恨みでもあるんでしょうか・・。」 ロランが悲しげにいった。ひどく落ち込んでいる。 こころなしか涙ぐんでいるように見えた。 アストナージはそんなロランの姿をみながらいった。 「・・恨みではないが・・嫉妬だろうな。おそらく。」 そして作業を再開する。 「まぁ・・そんなことはどうでもいい・・それより脳波コントロールの調整がうまくいかないんだ。 ロラン、もう一度手伝ってくれ。」 「またですか?新しいサイコフレームの所為か、νガンダムのサイコミュとの干渉がおきているんじゃないですか?」 「いや、その辺は計算に入れてあるつもりだが・・どうも予想値より高いんだ。」 「それは変ですね.・・・・・・・・・。・・アストナージさん・・僕ってオカマみたいですか?」 「へ?」 「髪きったほうがいいんでしょうか・・・・」 そう悩むロランの姿を見て、アストナージはやはり助手はトビアが一番だったな、と呟き溜息をついた。
932 :
1 :02/11/13 12:58 ID:???
「あー、やっと解放されたよ。もうあのオイル臭の漂うドッグにはいきたくないな。」 カツはフロッピーを手の中でもてあそびながら、歩いていた。 わざとゆっくり艦長室に向かう。 途中フォウさんに出会い、立ち話をする。 やはり彼女はカミーユのことが忘れられないようだ。 カツは彼女に同情したが、カミーユが精神崩壊したのは自業自得だと思っていた。 が、そんなことはおくびにも出さずに 「僕も・・・そう思ってます・・カミーユさん・・早く治るといいですね・・」 といった。フォウが嬉しそうにボトルに入った水をくれる。 彼女は配給の仕事をしているのだ。 そういえばお腹がすいたな・・ちょっとなにか食べよう・・・身体がもたないよ・・。 カツは冷えたミネラルウォーターを飲みながら食堂に向かった。
933 :
1 :02/11/13 13:23 ID:???
食堂についた。 テレビはついていないので食堂は静かだった。話し声もない。 今、食事をしている人はいないみたいだ。 おそらくみんなそれぞれの持ち場で仕事をしているんだろう。 給仕係が暇そうに、鍋をかきまわしていた。 「よう、カツ。さぼりかい?」 こちらに気付いた給仕がそう冗談をいう。 「違うよ、ちょっと休憩。こっちは六時間もぶっ続けで働いていたんだよ。」 「ヒュー、お前にしちゃめずらしいな。まぁ飯くって元気だしな。」 そういってこっちにトレイを渡した。 カツは、軽くあぶられたパンとウインナー、トマトとレタスのサラダ、それにコーンスープをもらった。 適当な場所に座る。トレイから、いい匂いが漂っている。 カツはさっそくパンにウインナーをはさんで、勢い良くかぶりつく。 ウインナーの皮がパリッと破けて中の肉汁があふれ出る。 いいウインナー使ってるな・・旨い。 あったかいコーンスープを飲む。甘味が疲れた身体に染み渡る。
934 :
1 :02/11/13 13:27 ID:???
ふぅふぅ言ってそれらを食べながら、カツは地球での食事を思いだした。 地球にいたときは貧しかった。ハヤト父さんが戦死した所為で。 フラウ母さんが懸命に働いて、なんとか養ってくれた。 けれど貧しくて、いつも食事は堅いパンと薄味のスープだった。 それでもおいしそうに食べるカツたちをみて、フラウは申し訳なさそうにしていたのを思い出す。 カツはそんな育ての母の姿をみて、いつか楽をさせてあげようと思っていた。 しかしどんな仕事も長続きせず、大抵は家でごろごろしていた。 内心焦っていた。こんな自分じゃ駄目だと。 そんな矢先に、ブライトから連絡があったのだ。こないか、と。 カツは喜んで参加した。手当ても予想よりいい額をもらえるみたいだし安定した収入は魅力でもあった。 これで母さんを楽にさせてあげられる・・・ ブライト艦長に感謝しなきゃ・・・ カツはそんなことをおもいながら、パンにかぶりついた。 やわらかいパンはやはり旨かった。
935 :
1 :02/11/13 13:31 ID:???
パンをすっかり食べ終え、サラダにドレッシングをかけていると後ろから声がした。 「カツくん、そこちょっといいかね?」 トレイに料理を持ったギレン・ザビがカツの目の前の椅子に座っていいか尋ねている。 「え・・べ、別にいいですけど・・」 その声に当惑が含まれていても仕方ないだろう。 ギレンと話したことなど今までないのだから。 「すまんな。あ、気にせず食事続けてくれたまえ」 ギレンがにこやかにそう言った。そして目の前の椅子に座る。 カツは黙ってうなずくとサラダを食べることに専念した。 ギレンはじっとこちらを見ている。 ・・一体なんのようだよ・・この人不気味だよ・・ カツはサラダを食べながら思った。 ギレンが目の前にいるので、急にサラダが不味くなった。 食欲をなくし、フォークを置いた。 「どうした?食べないのか?」 (・・・あんたがいるから食べたくないんだよ・・) そう思ったが口には出さない。 ただ曖昧に笑ってごまかす。 「いや、お腹がいっぱいになってきて・・」 そう弁解する。 「そうか?ところでカツくん、食事が終わったなら少し話があるんだけどいいかな?」 「え?話?僕にですか?」 当惑して返事をする。 そのときカツの視界の隅にクワトロ大尉が食堂を通りぬける姿が目にはいった。 忙しそうだな・・カツはそう思った。
936 :
1 :02/11/13 13:38 ID:???
えーと、ここで一旦区切ります。続きは明日・・・になると思います。すいません。
ちなみに現在のカツとギレンのシーンが
>>879 のシャアのシーンに繋がっています。
この後、話は再びシャアの視点に戻ります。
ブライト殺害後からです。それでは・・
うおっ、リアルタイムで読めるとは!
>>1 さん乙です。
938 :
ろうろん :02/11/13 16:17 ID:/0ydHUh6
これからも頑張ってください>>1さん!
カツが生々しくて…1氏はカツがお嫌いか?(藁
今更だが巧い!見事に引き込まれますた
ギレン閣下降臨━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! 激しく期待上げ!!!!!!!!!!
次の章行く前に次スレ立てた方が良くない?
943 :
褐色のおじさん :02/11/14 00:12 ID:/E4mDoCF
944 :
:02/11/14 01:39 ID:???
945 :
1 :02/11/14 01:52 ID:???
次スレがたってる・・。
感激です。
>>943 さん。
嬉しいです。おりがとうございます。
それでは次の章からはそちらに書かせて頂きますです。
>>944 親切に、ご忠告有り難うございます。
そうですね・・つけたほうがいいですね。念のために。
トリップつけたことないんで・・とりあえず今からつけ方調べてみます。
946 :
1 :02/11/14 03:12 ID:???
折角まだこのスレが50ほど残っているのでちょっとオマケ企画をしたいと思います。
えーと、今まで読んでくださった皆様のリクエストを受け付けたいと思います.。
物語の補足もかねて、おまけ的に。
この物語の読んでみたいサイドストーリーや出したいモビルスーツがあれば是非リクエストしてください。
ショートショートの形式で書かせていただきます。
たとえばこんな話など・・
・トビアの追悼式(正式編)
・ランバラルの視点で見る艦内の生活(5章付近)
・ウッソとロランの艦内冒険記
・スレンダーのその後
・アストナージのサラダ記念日
・リュウ・ホセイの正直乗艦したかった・・・(
>>823 より)
などなど(笑)
もちろんこれ以外でも艦内の人物の話ならオッケーです。何章付近の艦内の話か書いてください。
ただしハァハァ系のネタは本編でもう少し後にある予定ですので勘弁してください・・
あと物語の核心部分に触れるネタも勘弁を・・(シャアの目的など)
お一人様一つだけリクエスト御願いします。
できるだけたくさんの人の要望に応えたいと思ってますので。
あとできればこの話の感想もかいてくだされば励みになります。
リクエストは960で締め切る予定です。(いまのところ)
書けない話も出てくるかもしれませんが、ご容赦ください。
それではリクエストの方マターリお待ちしております。
>>1 御疲れ様です。
そろそろ話も佳境ですね。
と、いうか常に佳境なのですが。
新スレも無事立って良かった。
これで安心して続きが読めます。
リク、一番乗り?
早速ですが
スレッガーとシーマの言葉のやりとり。
第五章と第六章の間ってことになるかな?
もっと掘り下げた大人の会話が読みたいです。
なんとか本筋と関係ないようにしてお願いいたします。
希望するシーンとしては・・・ 「女風呂での女の戦い」
カミーユ?VSフォウキボン はたまたシャア VSザビB MS戦じゃなくてもいいっす
950 :
:02/11/14 13:05 ID:???
ガルマとシャアの会話・・あるのかな? 希望ーン
>>948 禿同。 それ見たい!
カテジナ・シーマ・フォウあたりで。
強化人間軍団襲来!とかは? 海ー本、柔道、浦木とか出ていない主人公キャラの スポット参戦とか(゚д゚)ウマー
なぁ、シーマ。戦死者が出た日に飲む酒って不味くないか? いいや・・酒は酒だよ。不味く感じるなんて・・ないよ。 そうか・・俺と一緒だな。けれど、周りの連中は不味いっていうよな? そうだね・・アン、何処触ってんだい・・あいつらは感傷に浸るのが好きだから・・ね・・ア・・ そうだな・・そんな感傷は牧師にまかしときゃいい。 俺たちもいつ宇宙の塵になるかわかんないんだからな・・。 そういうこと・・だから自分だけを大事にすべきなんだよ。死人にかまう暇なんて・・ない・・ 追悼なんて・・フフ・・無意味だよ・・ 刹那的だな・・その考えは・・だが同感だ。所詮二階級特進でお終いだからな。 今を生きる。それで充分だ。 あ・・スレッガー・・・もう・・お喋りはここまでに・・ ン・・シーマ・・ (シーマ、だけどお前もわかっているんだろ?人間、他人のために悲しみ、泣けなくなったら終わりだと。 泣けない俺たちは、もはや人間じゃなく、マシーンなのだ。修理もできない。部品の交換もできない。スクラップ寸前の。 確かに哀しみを背負わないのは楽だ、だが、感情の放棄は精神を歪ませる。そして歪んでいることに気が付いたときにはもはや手遅れなのだ。) スレンダーは、シーマを抱きながらそう思い、この哀しい女を心底愛おしいと感じた。 壊れているから。歪んでいるから。俺と同じように。 シーマの細い身体を強く抱きしめた。肉体の境界線を越えてしまいたかった。
スレンダーになってるよ!! すまんが、ワラてしっまた。
955 :
1 :02/11/14 17:52 ID:???
>>947 すいません。ショートショートなので話が短いです(一レスに入るように無理矢理したので)
えーと、この話は
>>833 の前日の夜の話です。
ちょっと最後の方が言葉足らずになりました・・こんなのですいません。
一番最初のリクありがとうございました。
>>952 ショートショートですのでそういうのはちょっと・・
それだと一章分の長さになってしまいますので・・(泣)
あと、なるべく艦内の人物の話で御願いします。新キャラだすと収拾がつかなくなる怖れがあるので。
基本的におまけ話なので・・すいません・・。
956 :
ろうろん :02/11/14 18:12 ID:N0Q0FXYC
957 :
1 :02/11/14 18:21 ID:???
>>954 あぁ・・またやっちゃいました・・。前もどっかで間違えたのに・・
シクシク・・。
>>956 トビアの奴っていうのは追悼式のことでしょうか?
958 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/14 18:28 ID:S82gooZf
最初に下ろされたスレンダーの行方をやって欲しいです
959 :
618 :02/11/14 20:45 ID:???
フォウ フォウのお話 切に願う
ラルとアムロの会話
961 :
ほげら〜 :02/11/14 21:27 ID:G9OQ0E36
フォウ希望です。1さんお願い。
962 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/14 22:14 ID:3Plrqk+M
ミライさんかな?希望は・・ブライト死んじゃったし。
963 :
ろうろん :02/11/14 22:54 ID:dNghJ0me
そうです!!>>1さん!! それを本当にお願いします!!
964 :
823 :02/11/14 23:13 ID:cxEpY1jn
/" ヽ /" ,-、,-‐-,,/⌒-‐っ, ゙! ( ,ノ~^~ ~ ,,ョョヨヨヨョュ,,ヽ, ゙! ( j ,,ョョ⇒>ュ ゙゙゙(゙ヒリ )ゞ ! ヽ, ゙( ヾ゛ ((゙;;リ ) ~~~~::::::::\ ⊂ス ,,! \ ヽ ~( ,,,,;; :::::::{ ノ丿 ) ゝ ! ヽ=彡″ ::::゙! ~~ ア ( V :::ヽ_,ノ入⌒く,, ゛ ! └‐---‐‐ーつ :::::::::;;;;;;|;;;;;;;ヽ ヽ. ~ヾ---‐^~´ ::::::::::;;;;;;ノ;,,-‐^~ヽ ヽ ゙゙゙゙ヾ::::::: :::::::::;-‐^~ \ ゙ヽ ゙゙゙゙~ ;;;_,ノ^~ ヽ /^~~ヽ-,,______,,--‐^~ヽ,, ゙ヽ ! /--、‖┌‐^~~ ヽ __,,,,-‐^~~~~ !゙ ! .!.‖..| ゙ヽ-‐‐^~ ま、間に合わなかっつた
地球ってのは素晴らしく綺麗なところだな・・ スレンダーはタバコを吸いながら辺りを見回して思った。真っ赤な夕焼けが見える。 いたるところに咲く草花、自然な空気、動く雲、輝く太陽。 どれもコロニーでは感じられなかったものだ。いや、草花はあるが、コロニーのものは所詮人工的だから、感動は生まれない。 第一、俺は毎日生きるのに必死だった。あの頃の俺には何も見えちゃいなかったんだな・・。 手柄をたててシャア少佐のようになるのを夢見ていた自分がちっぽけに思える。 スレンダーは苦笑した。 短くなったタバコを地面に投げ捨てた。足元に転がったそれを踏み潰す。 そしてふと足元にひっそりと、ちっぽけなが咲いているのを見つけ、微笑んだ。 この母なる土地は分け隔てなく愛情をそそいでくれる、こんな俺にも、この花にも・・。 スレンダーは知らずの内に感動の涙を流していた。 ふと気が付くと日が落ちていて辺りがすっかり暗くなっていた。寒くなってきたのを感じ、彼は身震いをした。 さてと・・・そろそろ帰るか・・ スレンダーは座っていた岩場から立ち上がると、岩場の影にあるテントに向かった。 キャンプで家族が使うような薄っぺらいテントだ。彼はその中に入った。 天井に吊り下げているランプに火を灯す。あたりがぼんやりと照らし出された。 そろそろ寝袋買わないとな・・・草でつくった毛布をかぶりながら彼は呟いた。 そして大事そうに麻袋から乾パンを取り出し、かじる。 艦長・・いつまで残っていればいいんですか・・ スレンダーは、宇宙にいるであろう艦長に心の中で問い掛けた。 涙が一筋、彼の目から零れ落ちる。 また乾パンをかじる。味気ない乾パンが今夜はやけにしょっぱかった。自然と嗚咽が漏れた。 厳しい寒さが冬の到来が近いことを教えてくれたある夕暮れの出来事であった。 HAPPY END
>>965 テント張って、ずっと残ってるのか・・・・
残されスレンダーに幸あれ!
967 :
947 :02/11/15 07:31 ID:???
>>1 ありがとうございました!
大変嬉しいです。
益々のご活躍を期待しております。
968 :
958 :02/11/15 12:40 ID:???
1さんありがとうございます! おもしろかったです
969 :
1 :02/11/15 14:11 ID:???
皆様、たくさんのリクエストありがとうございましたv 書けそうのものから書かせていただきます。 こっちはゆっくりと更新していきます。 本編の方もそろそろ進めなければいけないので。 のんびりお待ちくださいませ。 次は・・フォウの話か、トビアの話の予定です。 それでは・・
970 :
ろうろん :02/11/15 14:29 ID:DTbljUxS
あ〜!!ありがとうございます!! >>1さん!!! すごく感謝してます!
過レス読み終わってないので 保守
落ちそうだから上げておく
1さんが正確にキャラの性格がわかるガンダム作品教えてくださいお願いします。
974 :
1 :02/11/16 01:00 ID:???
>>973 えーと私が完全にキャラの性格がわかるのはですね、
1st、ゼータ、逆襲のシャア、F91、Vガンダム、0083です。
もっとも見たのは結構前なのでキャラの性格を勘違いしている可能性もあるかもしれませんが・・・
ターンAは現在二十話まで見ているところです。
ダブルゼータは全部見ましたが、あんまりスキじゃなかったのでよく覚えてないのです。
(「アニメじゃない」は泣きました。落差がありすぎで)
W,やX .Gは見ていません・・。
975 :
カンリニン :02/11/16 19:14 ID:A0navnEk
一応、ホゼン
そういえばウラキとか見たいかも
あんまレスの無駄使いイクナイけどほっしゅ
978 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/18 02:05 ID:9ATNkWLe
a
979 :
1 :02/11/18 03:39 ID:???
すいません。 こっちも考えているんですがなにぶん時間がなくて。 リクエストを書く暇が・・話はできているのですが・・ 必ずアップしますのでほんとに申し訳ないですがもうしばらくお待ちくださいませ。
980 :
ろうろん :02/11/18 15:35 ID:+f+O5V9j
楽しみにしてます!>>1さん
981 :
ブライト :02/11/19 21:05 ID:dyVyGIMO
スレ下がってるぞ!何やってんの!
sage
ズラ下がってるぞ!何やってんの!
984 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/20 23:33 ID:1U3Acwy2
ka
985 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/21 12:49 ID:bKN4L3iA
ドラゴンボールかよ
ドラゴンボールZ
988 :
ろうろん :02/11/22 17:17 ID:5ngj0MlE
ドラゴンボールね・・・・
989 :
1 :02/11/22 17:26 ID:???
どうもお久しぶりです。
こっちのリク作品のフォウ・ムラサメのやつをマターリ書いていたのですが、あまりにながくなったので
第二回のほうの本編にからめることにしました。ストーリーの一部として。
トビア(ろうろんさんリク)やその他のも(ラルとアムロの会話やなど)
こっちでまにあわなければ第二回のほうに幕間で載せますのでご安心下さい。
かならず書きますので。・・あぁ・時間が欲しいなぁ・・
>>985 ってなんなのですか?怖くて踏めない・・ドラゴンボール?
990 :
ろうろん :02/11/22 17:46 ID:5ngj0MlE
>>1 氏
>>985 はTETRIS The Absolute The Grand Master2 PLUSの
T.A.DEATHモードの攻略ムービーでつな。
このゲームではレベルが上がっていくと落下速度がどんどん上がりますが、
ご覧の通りこのモードでは最初から落下速度が最高の「20G」になっとります。
ブロックがくっつくまで時間の余裕がありますので、その間に回転&移動をしまつ。
是非一度ご覧あれ。
992 :
ろうろん :02/11/22 21:24 ID:ghkGTOVi
ここって1000!って言う人いないですね・・・ なんかいいな
1000!
おお!書き込み時間&日にちウマー
996!
997 :
通常の名無しさんの3倍 :02/11/22 22:38 ID:ixyPbhdI
997!
1000
1000イタダキ。
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。