−第08カガリ大隊−小隊長日誌
xx年10月18日
カガリ中佐が赴任してきて一ヶ月が経った。聞けば、まだ16歳の少女だという。
我々は耳を疑った。なぜだ?辺境の落ちこぼれ部隊とはいえ、こんな子供に・・・
しかし、指揮、射撃、格闘、操縦、整備、炊事、応急処置・・・・彼女にかなう
者は我が部隊には一人もいなかったのだ。情けないことだが・・・・
これでは服従せざるを得ない。当初は屈辱を覚えながらも従う我々だったが、
次第に違和感を感じなくなっていた。少年のような立ち居振る舞いのなかに
時折みせる気高さ、十代の少女ならではの瑞々しい肌、戦闘服の上からでも
分かるふくよかな胸、なにより、この大所帯をまとめる統率力には私も下をまいた。
いつしか彼女の虜になっている自分に気づいた。が、それは私だけではないようなのだ・・・