補給でとうとう　カ　ガ　リ　ﾀｿ　が来た

>>91 の続き

ｘｘ年10月20日
　隣国との国境紛争が和平交渉で決着した。これでしばらくのあいだ戦闘はないだろう。
もっとも、にらみ合いは続くので油断はできないが・・・・・・
せっかく鍛え上げた力量を発揮する場がなくなってしまい、皆愚痴をこぼしている。
が、それは不謹慎というものだ。平和がなによりである・・・・私も少し残念だったりするのだが・・・

　カガリ中佐が赴任した日のことを思い出してみる。格闘の模擬戦をやるから、誰か相手をしろと
いうのだ。私がその役を買って出た。ボクシングには少々自信があったし、なにより今後のために
この小娘をへこませてやろうという思惑があった。が、甘かった・・・・一瞬で懐に飛び込まれ、
繰り出された拳の陰を見た瞬間、ボディに衝撃がはしり、私は腹を抱えて悶絶した。それからというもの、
私は基地中の笑い者だった・・・あんな子供に、しかも一撃で倒されたのだから当然だ。人生最大の屈辱
の屈辱と感じたものだが、いま思い出すと顔がゆるむのはなぜだ・・・・
　数日後には私を笑う者はいなくなった。皆、片っ端から中佐に薙ぎ倒され、最後に残った大隊一の巨漢
も投げ飛ばされ、関節を極められると悲鳴をあげて降参した。彼はその時のことを嬉しそうに騙る。怖い。
その後、何度か再戦を挑むも悉く返り討ちに遭う。聞けばカラテもジュードーもブラックベルトの腕だそうで
ある・・・・そんなある日、陸軍省本部から通達が届いた。紛争で中断されていた軍の競技会を再開する
というのだ。その招待状だった。

　>>レス下さった皆様　ありがとうございます。ちなみに掘られたわけではないです。腰痛は薬で
　　　　　　　　　　　抑えてます。しかし、この薬は胃が荒れる、、、通常の３倍柔らかくなります、、、