時は1985年。
お前は、富野氏に代わって、1stの続編を作る事となった。
もちろん、「Ζガンダム」という言葉もなければ、
「ティターンズ」・「エゥーゴ」も存在しない。
あったのは、「地球連邦」「ジオン共和国」「ジオン残党(推測)」のみ。
さぁ、お前ら作れ!
, -―――-、
/ \
/ |
| ;≡==、 ,≡、|
l-┯━| ‐==・ナ=|==・| あ・・あとは、頼んだ・・
|6 `ー ,(__づ、。‐| ぐふっ!・・・
└、 ´ : : : : 、ノ
| 、 _;==、; |
| \  ̄ ̄`ソ
| `ー--‐i'´
富野さん、死なないで!
そんなつまらん企画にのる奴がいるかよ!
4 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 02:34 ID:skYWlNwx
科学万博逝ってきます。
じゃあ「さらば機動戦士ガンダム・哀の戦死たち」
俺は、作るぜ!1日待ってろ!!
漏れは、カツを主役にしたいな。
ドキュソ役で!
ドキュソの意味教えて
ガンダムじゃなくてもいいかもな。
「機動戦士ナントカ」で、濁点がついて「ン」がつきさえすれば。
これはこれでインパクトがあると思うが、どうよ?
やっぱり連邦内部から敵が出来る話になる
機動戦士ゲノウグイン
>>5 何!「逆襲のシャア」だと?!
内容を教えて戴けないか・・?
15 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 02:45 ID:1L6Ap1yt
機動戦士バカボン
>>6 まさか、ヤ○トのパクリじゃないだろうな?
パクリはいかん!パクリは!!
磐梯に怒られる・・・
機動戦士エヴァンゲリオン
24 :
番台:02/08/18 02:52 ID:???
やっぱねーガンダムは出して欲しいのよ
出来れば2、3体
>>22 ガイナックス・・?
そんな会社あったか?
27 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 02:56 ID:v6N1R6mO
主人公は当然、成長したキッカたんでねぇ、
タイトルは「機動魔法少女・キラキラキッカタン」にケテーイ
>>24 番台様、ガンダムは多数出すので
スポンサー料はガッポリ戴けるのでしょうな・・?
>>24 じゃあ、ガンダムどうしで勝ち抜き戦する話はどうか
31 :
小学生:02/08/18 02:58 ID:???
シャアがしゅやくのはなしが見たいです
32 :
番台:02/08/18 02:59 ID:???
>>25 やっぱねー、目立たせて欲しいねー
>>29 いいよー、プラモ一杯出せるならね
>>30 いいねいいねー、ザクも出してね
11台のライダ・・・いや、ガンダムが殺し合いを繰り広げる。
いきなり黒歴史編逝っちゃうとか。
第一次選考結果:
>>12:・・・・・・。どうも、な・・
>>14:ひらがなは却下だな。
>>15:ガンダムの品位に関わる・・
>>18:ネーミングはいいぞ。
>>21:これはいい!次回につかおうぞ。
>>27:スタジオぴ○ろにやらしておけ!
機動戦隊ガンダムレンジャー
>>36 特撮か・・・
いずれはやらねばならぬな。
38 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 03:20 ID:gdaTjroh
逆襲のシャア
一巻120分
全6巻
でリメイク!
だって短すぎたもん
アムロとセイラの子供(快活な金髪のお嬢さん)が主人公。
「このプレッシャーは・・・キャスバルおじさまね?!」
企画書:機動戦士ガンダム2
背景:1年戦争より7年後、木星圏らの侵略者ジーンが現れジオンの残党と結託しジーンジオンを名乗り再び地球侵略を開始する。
主人公:カミーユ・ジダン:ニュータイプ能力を持つサッカー少年ひょんなことから最新鋭機ガンダム2に乗り込むことになる。
アムロ:連邦軍のエースパイロットでありニュータイプの指導者、カミーユを一人前のパイロットに育てる。
ブライト:ニューホワイトベースの艦長
シャア:ジーンジオンの総帥、地球圏制覇の野望に燃えている。
ジーン:実は生きていたザクのパイロット、ガンダムへの恨みに満ちている。
登場MS
ガンダム2:カミーユが乗る
ガンダム:アムロが乗る
ガンキャノン2・ガンタンク2・ジム2:連邦軍のMS
スーパーGファイター:ガンダム2と合体できる
シャア専用ゲルググ:シャアが乗る
ジーン専用ゲルググ:ジーンが乗る
ザク3・量産型ジオング・スーパーザクレロ・スーパーエルメス:ジーンジオンのMS
クワトロの役割→アムロ
バスクの役割→シャア
でΖをリメイク
42 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 03:38 ID:5Ez/uj+3
>>39 シャア「アイラ(主人公の名前らしい)か?!
君のママといっしょに地球に下りろといったはずだ!」
アイラ「おじさまが戦いを捨てないのなら・・・あたしがおじさまを止めてみせる!
パパもママもそれを望んでいるもの!」
シャア「くっ! まさか姪御と戦場で まみえるとは・・・アムロ君、恨むぞ!」
映画Vのラストでララァと精神的に決別をして現世で生きていく事を選んだアムロ。
なぜ、Ζでは引き籠もっているんだ!?
引き籠もり の 籠もりっていう 「籠」 っていう字かっこよくない?
籠城
>>43 そしてCCAではララァに憑かれてるアムロ。呪われてんのか?
羊のように飼い慣らされたアムロ
ドラえもんとタイムボカンの悪人トリオとルパン3世の声で初代をリメイク
>>40 「機動戦士ガンダム2」か、子供にもわかりやすくて良いぞ、
これに決定!
ストーリーも良い。
あとはスタッフを誰にするか推薦してくれ。
>>53 プロデューサー様。
ガンダム2だと、「哀戦士編」と混同されてしまいますが?
腹案はございますか?
>>55 そ、それは問題発言でわありませんか(オソルオソル)
近年は夏休みとか正月にテレビでもずいぶん放映されてますし・・・。
「2」をもじって何かアイディアをひねりましょう。
内容は
>>40ベースでいいでしょうから。
CCA=Char's Counter Attack
58 :
赤い悪夢:02/08/18 04:31 ID:c/Pz7lXi
39に賛成!
40の実は生きていた…は嫌。
とりあえず、ZもCCAも既存の歴史は無視してよいので?
ほいじゃ、アムロはパイロットを辞め念願の研究者に、
セイラは医師に、セイラはアムロと結婚することもなく、
娘がいることさえも伝えずに母娘で暮らしていた。
しかし、最強の兵であるアムロの血を引くアイラ…、
安寧な生活を望む母セイラの希望とは裏腹に、
次第にその戦闘力に目覚め始め、士官学校へ。
当然のパターンとして、互いの関係を知らぬまま、
父アムロの設計したファンネル搭載の新型ガンダムを駆る事に…。
やっぱりハイパー化するガンキャラだろ
60 :
赤い悪夢:02/08/18 04:39 ID:c/Pz7lXi
一方、連邦の傀儡と化したジオン公国は、
戦前にも況して、苛烈な棄民政策を強制された。
スペースノイドの不満は、連邦政府本体より、
直接的統治者に向けられていた。
無論それは、連邦政府のあざとい策略であった。
しかし、その連邦の計算を狂わせた男がいた。
ジオンの英雄にして、なきダイクンの嫡子であった。
61 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 04:50 ID:PF30MbX3
新・機動戦士ガンダム
勝利した連邦軍
しかしその平和は束の間だった
未開の空域にゲルジオンが忽然と出現。
死んだギレンは影武者だったのだ!
ガンダム〜風再び〜
主人公、ボブ
ヒロイン、スーザン
ブラックベース艦長、マイケル
謎の男、クワトロ・バジーナ
1885年春、テレビ群馬にて放映
せっかくなので
>>39系(富野系?)と
>>40系(スパロボ系?)の2本いっちまいましょう。
>>39系はフジの夕方&深夜の再放送で、従来のガンダムファンをターゲット。
DVDとプラモで儲けましょう。
>>40系はテレ朝の日曜朝で低年齢層をターゲット。
こっちはおもちゃ(超合金?)で儲けましょう。
うはうはですな。うはうは。
単純に1stの続編考えたら、どうしても逆シャアになるよな(;´Д`)
アイラたんのキャラデザ次第で化けるかもー
>>63 だよなー。
閃光のハサウェイみたいに次世代までいかないと他の話は難しいわ。
そういう意味ではアムロとセイラの子供で続編ってのも
わからんでもない。
でも、それって、宇宙世紀 何年?
0090年代中〜後半だろ
0100年はいかないと思う
モロに、あの続きからってのもいいかもしれない。
まず、アムロの乗り捨てたコアファイターが撃墜されるところから話が始まる。
終戦協定が結ばれたが、ア・バオア・クー、月、サイド3に残ったタカ派が猛烈にこれに反発。
グラナダを急襲し、連邦・ジオンの政府高官らを人質に取り、立てこもる。
しかし彼らの目的は他にあった。月面のクレーターを兵器化した、ルナ・レイの奪取である。
これに攻撃を仕掛けるのが、アムロ・カイ・ハヤト・セイラのGM特殊部隊。
カイのジムキャノン、ハヤトのジム・スナイパーカスタムなどのジムバリエーションが観られるのが
序盤の楽しみのひとつ。
シリーズ中盤では、実は囮だったルナ・レイの破壊と、その陰で行われたジャブローへのコロニー落とし、
キャスバルらのダカール制圧と、新モビルスーツアレックスを駆るアムロらの地上戦を描く。
ラストは、アムロを凌駕するキャスバルをセイラが撃ち殺す中、
序盤で死んだハヤトの子をみごもっていたフラウの出産シーンで幕を閉じる。
主人公はシャアでどうだろうか・・・
ジオン・ダイクンの息子として再びジオン公国を復興させようとする姿を描く
敵役はもちろんアムロ・レイ
>>67 「序盤で死んだハヤト」って・・・(;´д⊂)
>>67 モロにあの続きだと、小説版の3巻になるじゃないか?
・・・とか、思ったんだが、純粋に「アレックスを駆るアムロ」ってのは見たいと思った。
71 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 05:39 ID:SAIp9Rpy
じゃあ、「νガンを駆るアムロ&セイラの娘」でガマンします。
アホみたいに見たい
やっぱアムロは金髪さんと結ばれるべきサー
オリジンに期待するね
おお!安彦御大ならば、やってくれるさー!
オリジンは一年戦争終結後も続けて描いて欲しいと思った。
今、急に思った。
一年戦争終った後、ブライトとミライは結婚したと思う。
その子供が活躍する話はどうよ?
>78
だからそれハサゥエイ
時は1985年・・・
81 :
:02/08/18 06:01 ID:???
戦いに嫌気がさしたブライトは疲れを癒すため半ば隠居生活に入る。
しかし連邦はブライトの才能と指導力に目をつけ、彼を支導者としてティターンズを結成する。
ティターンズの指導者となったブライトだったが、本国に操られているという不愉快感が常に彼の中にあった。
そんな中、シャア率いるネオ・ジオンが地球連邦に対し宣戦を布告する。
地球連邦が押されているのを見たブライトは援軍を出しつつ、
有能なニュータイプのスパイ(主人公、シロッコいいところだけを取ったような奴)
を派遣し、スパイを裏で暗躍させる。板ばさみに苦しむクワトロだったが、
連邦がブライトの反逆に気がついたときすでに大勢は決していた。
ネオ・ジオンとティターンズに対して執拗に抵抗する、女付けにされたあと洗脳され、
ニュータイプ能力を最大限まで引き出されたアムロも最後はあっけなくフラウの銃弾により倒れる。
あとは主人公がスパイのとき常に邪魔をしていたライバル(カミーユのような奴)
をぶっ殺して終わり。ここに、地球連邦は滅び、ネオ・ジオン公国が誕生した。
82 :
西崎義展:02/08/18 06:01 ID:???
続編は私に任せなさい。ガンダムよ永遠に
83 :
番台:02/08/18 06:03 ID:???
>>67 君ー、ガンダムは?ガンダム
ガンダム出なきゃ駄目だよー
GM?ダメダメ、そんな地味なのじゃ、ガンダム出してよ
84 :
81:02/08/18 06:05 ID:???
ライバルはカミーユの悪いところだけを取ったどうしようもない奴です。
根暗で容赦なく人を殴ります。も
ちろん、大量虐殺者のうえ、父殺しまでやっているどうしようもない奴です。
地球征服を企んで攻めてきた宇宙人と戦う
86 :
81:02/08/18 06:10 ID:???
>板ばさみに苦しむクワトロだったが、
ブライトの間違い。
87 :
81:02/08/18 06:11 ID:???
いろいろあるけど、宇宙怪獣と戦うガンダムが一番面白そう。
静かに終戦後の生活を送るアムロ。
ある日机の引き出しから青いロボットが現れる。
デス・スター対連邦軍
デス・スターに突入するガンダムをはじめとするMS部隊
アムロ「くっ、このプレッシャーは!!」
ベイダー「コーホー強いフォースを感じるコーホー」
このままだとアムロ君はリュウの妹のリュウ子と結婚しちゃうんだ。
91 :
81:02/08/18 06:19 ID:???
81のブライトはミライが連邦に殺されたので、恨みを持っていたという設定はどうかな。
連邦はもう極悪人ばかりでどうしようもない鬼畜ばかりを、めんどくさい話がなくてスカッとするようにね。
アムロもシンジ君並に発狂していて、気楽にぶち殺せます。
終戦後、連邦政府は一年戦争時に多大な戦果を挙げたNTの調査を開始する
NTはスペースノイドに良く発現する事から、コロニー住人に非人道的な
通称「NT狩り」を開始する、いわれなく家族を連れ去られる人々
高まる連邦への不安、そんな中連邦の追及の手を逃れたアムロらが
反連邦政府のNT部隊を結成する
「アムロ、おはようナリー」
「コロ助は今日も元気だね」
94 :
ガンオタ:02/08/18 06:23 ID:???
>>81 > ニュータイプ能力を最大限まで引き出されたアムロも最後はあっけなくフラウの銃弾により倒れる。
ふざけんな!サンライズに火をつけるぞ!!!!
95 :
81:02/08/18 06:24 ID:???
機動戦士ビソラディンガンダム
スペースノイドの自爆テロと戦う地球連邦軍
最後あたりでは、連邦は景気のために戦争を止めません。
96 :
81:02/08/18 06:28 ID:???
>>95いや、あたまがおかしくなったアムロがフラウに普通の拳銃をひかせただけで、ほぼ自殺です。
アムロはもちろん最強だったので、シャアやスパイ(シロッコのいいところだけを取ったような奴)
に1度も負けませんでしたとさ。
97 :
81:02/08/18 06:28 ID:???
毛刈り隊と戦うアフロ
101 :
81:02/08/18 06:34 ID:???
とにかく、共感できる主人公とシャアは必須でしょうね。
まあ、あとは、政治色がこゆく出ていて、
人生に悩む人たちがそれなりにいれば番組として成功するんじゃないかなあ。
>>90 >>98 だから・・・アムロ君はセイラちゃんと結婚できる未来目指してがんがるのです。
一年戦争が終結してから7年が過ぎていた。
戦時中、ガンダムの開発が進められていたサイド7には、
モビルスーツ研究所が設立され、連邦の技術者たちは
そこで新型モビルスーツの開発を進めていた。
だが、そこに現れる所属不明の3体のモビルスーツ!
「このままじゃ研究所が……僕がガンダムで出ます!」
出撃するアムロ! しかし驚異的な性能を持つ敵MSには
あのガンダムですら通用しない!
「ええい……このMSは化け物か!」
一方的にやられるアムロが死を覚悟したとき、
新たに現れたMSが一撃のもとに敵を破壊する。
「随分と苦戦してるじゃないか、アムロ先輩?」
巧みな空手技で敵を破壊してゆく白いモビルスーツ。
「この感じ……ララァと同じ!?」
それがガンダムZを駆る新時代のニュータイプ・カミーユと、
アムロ・レイとの最初の出会いだった――。
てな感じはどう?
アムロをかませ犬にして、新キャラの強さをズガガガーンと
印象付けるですよ。
>>103 アムロ萌えの反感を買いまくりだと思う(w
俺はカミーユ好きだからいいけどね(w
105 :
81:02/08/18 06:38 ID:???
スパイの暗躍ってのはやってみるべきだとは思うけどねえ。
主人公も22歳ぐらいにしてみて、裏切りまくる。
イメージとして1stのシャアに近いかな。でも、もっと大儀のために悪人を始末していく。
106 :
81:02/08/18 06:40 ID:???
ヒイロに共感するのは無理がありすぎる。
もう少し泥臭いのきぼんぬ。
107 :
81:02/08/18 06:44 ID:???
本当のことを言うともう少しガンダムの出番を少なくした方が
話は作りやすいはずだけどねえ。トミノも大変だったろうね。
機動戦士ガンダム-復讐のシャア-
連邦軍の勝利により、1年戦争が終結して3年が過ぎていた。
「-赤い彗星-」シャア・アズナブル。
生きているか・死んでいるか分からない彼の存在は、
シャアのザビ家への復讐劇など知らない連邦軍上層部にとっては、
恐怖以外の何者でもなかった。
いつ、また、地球を攻めて来るかもしれないと言う恐怖・・・
そんなおり、元ホワイトベース乗組員のセイラ・マスが、
ブライトの通報により、シャアの妹であることが判明した。
連邦軍保守派は、それを利用してシャアの殺害を考える。
彼らにより捕われの身となった、セイラ・・・
それを知ったシャアは、仲間の元ジオン兵共に、連邦軍に攻め込む。
妹を助け出す為に・・・
至高の兄弟愛を描く感動巨編。
しかし、そこには強化され悪の化身と化した、
アムロ・レイが待ち構えていた・・
1985年製作 全48話
第一話「セイラ捕獲」
109 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/18 11:52 ID:ie3oB4DT
みんなは、ガンダムの続編と聞いてどちらを望んでいるんだ?
ゼータを白紙にして新しく初代ガンダムの続編を創る方向なの
か?あるいは、「逆襲のシャア」の続編を望んでいるのか?
機動戦士βガンダム(きどうせんしベータガンダム)
一年戦争は、地球連邦軍の勝利により終結した。
しかし、そのことが連邦腐敗を増長させる結果となった。
保守派の代表、マツシタは、ジオン残党狩りを名目に
ナショナル隊を設立。
しかし、その実態は地球圏の支配であった。
一方、宇宙では反地球連邦運動の気運が盛り上がり、
実業家イデイらが、出資者となって、
反地球連邦組織S.O.N.Yが結成された。
連邦サイドは、SD規格MS、SDガンダムを開発。
一方、S.O.N.Yサイドは、ジオンで開発されていた
ガルバルディを接収・改良し、βガンダムを開発。
ガンダム対ガンダムの戦いが、今ここに!
あぼーん
がんばれ
機動戦士ガンダムββ
それがイデオン
sage
無理
118 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/22 08:01 ID:bFAdv2qX
全部 みてみたい …(*´д`)アハァ…
119 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/22 18:33 ID:lhHDUlKY
>>103似たのを最近どっかのアニメで見た気もしなくはないが
激しく見たいぞー
>67
最後は最終戦争に発展して、人類全部あぼーん。
でも、フラウの子(実はアムロの子)がメシアというラストだったら・・・
121 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/24 02:15 ID:3c5YVIrr
>>90 劇場版で金色のザンタクロスに乗るんですね。
機動戦士ガンダム2
一年戦争終結から時は流れ、人々は平和に暮らしているかのように見えた。
ポツポツと起こるジオン残党によるテロ活動や、旧世紀から続いている地域紛争も
大半の人にとってはブラウン管の中の出来事にしか過ぎなかった。
そんなある日のこと。
地球に住む17歳の少年ヒロユキ・ニシムラは街の中を歩いていた。
背中にはエレキギターの入ったバッグを背負っている。
バンド仲間と待ち合わせたライブハウスに向かう途中だった。
ガラス張りのビルに反射する、青空と雲。
整備された道路にはエアカーが何台も行き来している。
彼の住んでいる町は、あまり戦災を受けることはなかった。
もともと賑わっていたこの町は、他の都市の復興にかこつけて開発を押し進め、
現在に至っては戦前の水準をも上回る繁栄ぶりだった。
幸い戦争で親族を亡くすようなこともなく、温々と育ってきた彼にはこの日常が当たり前だった。
そう、あの瞬間までは。
ビルの壁である巨大なスクリーンは一筋の光を移す。
それに気づいたヒロユキが、ふと目線を上げた。
・・・直後、大爆発。
何が起こったのか分からず、その場に立ちつくす彼。
彼の目の前では数機のMSが市街地戦を開始していた。
第1話 現実との境界線
「望むモノなら大抵は手に入る、なのに何故か満たされない。そんな世界にヒロユキはいた。
・・・・そんな中、彼らの運命をもてあそぶ事件が起きようとしていた。」
第2話 等身大の戦争
「突如起こった戦闘。それは怒濤のようにヒロユキの街、親、友を奪い去った。
絶望に暮れる彼が、アスファルトの剥がれかかった道で見つけたモノ。彼は一枚のCDを手に取った。」
戦いに巻き込まれ、MSに乗る
↓
NTの素質アリ、撃墜したMSのパイロットに
「ゲリラのくせに凄腕のパイロットだ、覚えておこう!」と言われて、
「俺はパイロットなんかじゃねぇ!ミュージシャンだ!」と怒鳴る。(名台詞狙い)
↓
女と出会う。女は意外にもロックが好きだった。love and peaceが口癖だった。
そしてお気に入りの曲を聴かせてもらう。
恋に落ちる。女死ぬ。主人公、何かがはじける。
↓
戦いの中、愛した子の曲を思い出す。ギターでコピーしようとしても上手くいかない。
↓
経験を重ねる内に成長。足りなかった何かを見いだし、ギターで弾けるようになる。
↓
最後の決戦。
MSに乗って奮戦するも戦いは止まず。
トチ狂ったヒロユキはMSから降りて、大音量であの子の曲をギターを弾き出した。
126 :
通常の名無しさんの3倍:02/08/26 01:43 ID:9Oawqu4o
ベタベタな展開だが・・・イイ!
これにアムロとかを絡ませてけばゼータを越える名作になりそうだ!
>ポツポツと起こるジオン残党によるテロ活動や、旧世紀から続いている地域紛争も
>大半の人にとってはブラウン管の中の出来事にしか過ぎなかった。
カコイイ!!
誰かSS書いてくれ!!
128 :
127:02/08/26 13:35 ID:???
やっぱageとこう
実はガルマ様は生きていた…
無意味
だね
メンテ
保全
人類滅亡のシナリオでお願いします。
ア・バ・オア・クーの戦いから1週間後、
ジオン公国はジオン共和国と名を変え、地球連邦との間に、終戦協定が結ばれた。
しかし、その一方、宇宙の片隅で、不穏な動きがあった。
ア・バ・オア・クーが徐々にではあるが、動き出していたのであった
それと平行して、ソーラ・レイが何者かの部隊によって奪取された。
終戦協定を結び、戦後処理に翻弄していた連邦にとって、すべては後手にまわった。
移動するア・バ・オア・クー。
連邦の抵抗も虚しく、ア・バ・オア・クーは、地球への落着軌道へと入る。
ジャブローを目指して・・・
一方、ソーラ・レイは北半球を照準にあわせ、発射された。
地球上の青い大地が、見る見る炎で包まれるのが、宇宙からはハッキリわかった。
「ふふふふ・・・・・ 連邦め・・ 父、兄さん、姉さん、弟の仇・・・・」
その姿は、何とサスロ・ザビであった。サスロは生きていたのであった。
そして、ア・バ・オア・クーもジャブローへと達し、甚大な被害を及ぼした。
地球上の主な都市は、ソーラレイにより消滅させられた。
また、ア・バ・オア・クー落着により、地球規模の天候異常が確認された。
地球上の人類滅亡の日まで、あと少しと言う時、
一人の戦士が登場した。
かのアムロ・レイであった。
地球の運命やいかに・・・
吸血鬼になったシャアとアムロの子孫がたたかう物語
ヴァンパイアハンターシャアってか?!
「俺は人間をやめるぞーアムロォォー」だろ
>>133 それだ!
第2部の主人公はアムロとセイラの娘。
ガルマとシャアの妖しい場面を二、三個ふやしゃあ女子なんぞ一発よ。
ミハル・ザビ17歳とやらを美味く使えば厨房、興亡もがっちりゲットよ。
んでメカに萌える変態に見捨てられんよう変質的なまでに凝ったデザインと設定。
これでばっちりだな。
機動戦士ガンダム2
第一話「逆襲のシャア」
アイラタン登場。
>>144 甥っ子を人質にとられる剣士になりそう。>アイラ
アイラタンて誰?
機動戦士ガッチャン
アイラタン祈願age
誰かSS書いて
150 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/08 22:56 ID:/sZ073jE
age
アイラタン(・∀・)イイ!!
小説版の続きみたいのが、いいなー
シャアとアムロが和解して、ニュータイプとスペースノイドの解放を目指す地下組織
で地味に戦うやつ。当時の流れでいうと、ダグラムとかボトムズのテイストを取り入れてさ
だめかなー
153 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/10 00:31 ID:20BjU7dJ
そこは地球のとある観光地。いわゆる「南の島」である。
その宇宙港に観光客に混じって、その家族がいた。
セイラ「あなた。行って来るわね」
アムロ「ああ。気をつけてな。アイラ、ママの言いつけをよく守るんだぞ」
母によく似た金髪の少女・・・歳は14,5だろうか・・・が少し頬を膨らませて父に言った。
アイラ「もう。パパったらいつまでたってもアイラのこと子ども扱いするんだから!」
アムロ「ははは。ごめん、ごめん」
セイラ「それじゃ、あなた・・・」
アムロ「ああ。お義兄さんによろしく」
母子を乗せたシャトルが宇宙(そら)に飛び立つ。
行き先は、スウィートウォーター。
古い世代の終わりが、そして新しい世代の始まりが幕を開けようとしていた。
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
アイラタン(;*゚∀゚)=3 ムッハァ!! だこの野郎!!
それってUC何年頃の話ですか?
157 :
150:02/09/10 00:59 ID:20BjU7dJ
逆シャアより、ちょっと先のことと思ってください。
アムロとセイラがいっしょになることで歴史がちょっぴり変わってる・・ような・・感じ?
158 :
150:02/09/10 01:01 ID:???
あ、言葉足らずでした。
UC0095年くらいで、シャアは反乱前ってイメージです。
(史実ではUC0093にシャアの反乱ですね)
シャトルの中。
少女は外の景色を眺めながらぼんやりと父のことを考えていた。
人は父のことを英雄だという。最強のNTだと。
父がはじめてMSに乗ったとき、その操縦方法が瞬時にわかったという人もいる。
アイラ「ねえ、ママ」
少女は仮眠をとろうとしていた母に話しかけた。
セイラ「・・・なあに?」
アイラ「パパとママって戦争中に知り合ったのよね」
セイラ「ええ。そうよ。」
アイラ「そのころのパパって・・・怖かった?」
セイラ「ふふ。昔からパパはパパよ。機械いじりが好きなやさしい人。
アイラには、パパが怖いと感じることがあって?」
アイラ「ううん、全然。起こしちゃってごめんね。おやすみなさい、ママ」
セイラ「おかしな子ね。おやすみなさい」
寝息を立てる母を見ながら少女は思う。
いつも聞けない、そのことを。
彼女の叔父。母の兄。
いったい何者なのだろう?
父や母は彼を実業家だという。
鉱物の採掘とその取引で財を成したのだという。
でも、時々見せる鋭い眼光は・・・母には黙っていた「怖い」ときの父に似ていた。
彼女はまだ知らない。
彼女の父と命をかけて戦っていたもう一人の英雄のことを。
やはりシャアは反乱を起こすのですか?
てか、アムロとセイラは戦後、速攻子供作るんですね。
若気の至りに(;*゚∀゚)=3 ムッハァ!! ですな〜
続きキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
早!!!
そこはそれ、小説版では戦争中に (;*゚∀゚)=3 ムッハァ!!ですし〜
>>158 はい、テレビで逆シャアのビデオ垂れ流しながらなので、筆が早いです(w
いや〜俄然楽しみになってきました。(w
165 :
150,156:02/09/10 01:17 ID:20BjU7dJ
このペースでは、
>>39>>42には、いつつけることやら。
しかもなんか色モノに走ろうとしてる自分がいます。
機動戦士ガンダムCUTE
第1話「え?おじさまが赤い彗星?!」
で、シャアは隕石落とす気が失せると・・・(w
ガンガッテクダサイ!(^^)/
>第1話「え?おじさまが赤い彗星?!」
ワロタ(藁
ここからはsage進行だ!
169 :
150:02/09/10 01:39 ID:???
難民収容施設であるスウィートウォーター。
なぜかそこに居を構える事業家キャスバル。
端正な顔に笑みを浮かべ、妹と姪を迎えるその男がいた。
シャア「アルテイシア!」
セイラ「兄さん。お久しぶりです」
アイラ「キャスバルおじさま!」
シャア「アイラか?!大きく・・・いや、きれいになったな」
アイラ「まあ。おじさまったら」
シャア「いや、本当さ。すぐに君のママよりいい女になれるさ」
何かを思い出すような遠い目をしながら彼はそういった。
アイラ「おじさまこそ、いつも素敵ですわ。あたしのお友達にもおじさまのファンがいるのよ」
シャア「ははは。それは光栄だな」
シャア「長旅でつかれただろう。屋敷へ行こう。さあクルマへ」
そういうシャアの指差す先には大型のリムジンと、それを警護する男たちがいた。
ある種独特の雰囲気をまとった男たちの警護の中、シャアとセイラ、そしてアイラの3人は
自称実業家の屋敷へ向かった。
出たなシャア。早くもロリの気が・・・(藁
171 :
150:02/09/10 01:52 ID:???
>>167 それを感じてもらえると嬉しいです。
色モノになりそうなのを、必死に押さえながら書いております(∀
172 :
150:02/09/10 02:01 ID:???
実業家キャスバルの屋敷。
それは一実業家の住居としてはあまりに警備が厳重すぎた。
玄関にはリムジンを降りる三人を迎える豊かなブロンドの美女がいた。
シャア「紹介しよう。ナナイ・ミゲルだ。私の身の回りの世話を頼んでいる」
ナナイ「ナナイです。アルテイシア様とアイラ様ですね。はじめまして」
ナナイ「たい・・いえ。キャスバル様。お二人をお部屋へご案内いたします」
軽く眉をひそめ、スーツの上着を渡しながら答える。
シャア「ああ。頼むよ」
部屋へ案内されながらアイラは考えた。
何かおかしい。
うまくいえないけど、なにかが。
ママもさっきからずっと何かを考えているし。
ナナイ「こちらがお二人のお部屋です。ごゆっくりおくつろぎください。お食事の準備が出来ましたら、お呼びしますね。」
母と二人きりになって、アイラが口を開いた。
アイラ「ママ・・・なにか、変よ。おじさまは大好きだけど、今日のおじさまは、ちょっと怖い」
セイラ「・・・」
アイラ「ママ?」
セイラ「え?ああ、そう・・。そうかも知れないわね」
アイラ「・・・?」
もう、こんな所まで!
174 :
150:02/09/10 02:10 ID:???
食事の為に豪奢なつくりのリビングに案内されたセイラとアイラの前に
シャアが姿を現した。
さっきまでとは違う服装。
赤い生地に金糸の飾り・・・軍服?!
シャア「重力に魂を縛られた連邦政府高官を粛清せねばならん」
セイラ「兄さん!」
シャア「君達を宇宙(そら)に上げた理由はわかるな」
セイラ「・・・まさか?」
シャア「そう。コロニー落としを敢行するつもりだ」
コロニー落とし・・・学校の教科書で見たことがある。
人類史上最悪の大量虐殺。
それを大好きなおじさまが?!
アイラ「おじさま!」
シャア「すまない。アイラ。私はお前が知っているキャスバルおじさまじゃない」
シャア「シャア・アズナブル。かつて赤い彗星と呼ばれた男だ」
175 :
150:02/09/10 02:12 ID:???
ぷはー。つかれましたー。
うまく
>>39 あー。テレビではキャスバルおじさまが「やるな、ブライト」とか言ってます。
んー。かっこいい。
ではでは、今日はここまでということで、おやすみなさいー。
176 :
150:02/09/10 02:13 ID:???
あ。42につなぐのは難しくなっちゃいましたね。
んー。臨機応変ということで。
ではでは。
応援しとります(^^)/
ほじぇん〜
続き祈願age!(゚∀゚)
180 :
150:02/09/11 00:44 ID:???
アイラ「おじさまが・・・赤い彗星?」
アイラ「うそでしょ!ねえ、おじさま!ママ!」
ジオンの赤い彗星といえば、一年戦争で父と母の最大の敵として立ちはだかっていた男だ。
テレビのドキュメンタリーで見たことがある。
そのときは、ちょうど今の自分と同い年くらいの父と母の映像を探すのに夢中で
ジオンの赤い彗星のことなど気にしてはいなかった。
ただ、「父と母を殺したかもしれない」人物としてのみ記憶に残っていた。
大好きなキャスバルおじさまと、その赤い彗星が同一人物だなんて!
考えてみれば奇妙なことばかりだった。
キャスバル=赤い彗星。これを認めれば全て合致がいく。
しかし、アイラの感情がそれを許さなかった。
アイラはキャスバルの胸に飛び込んだ。
アイラ「おじさま・・・。」
自分を見上げるアイラの、その涙を浮かべた美しい顔を見て、
キャスバル・・・いや、シャアは少し困ったような笑みを浮かべた。
セイラ「変わらないのね。兄さん」
シャア「な・・なんのことだ?」
キタキタキタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(゚∀゚)アヒャ!
何が変わらないと言うのだ・・・・・・
ロリ?
シャアはやはりオールバックですか?
みょ〜〜にセイラさんが落ち着いてますね。(w
184 :
150:02/09/11 01:20 ID:???
ナナイ「大佐・・・!」
シャアはナナイの視線を気にしつつアイラをそっと自分の胸から離した。
取り繕うようにシャアがつづける。
シャア「私の何が変わらないというのだ?アルテイシア」
セイラ「やっぱり、兄さんは鬼子よ。地球にコロニーを落としたから人類が改心すると思って?」
セイラ「ザビ家に復讐すると言っていたあの頃となにも変わっていないわ」
セイラ「ザビ家を倒して、なにか兄さんの中で変わって?なにも変わっちゃいないわ・・変わっちゃ・・いないじゃないのよ・・・」
泣き崩れるセイラ。
そのセイラを見下ろすシャア。なぜか少しほっとしているように見える。
シャアを見つめるナナイ。なぜか少し怒っているように見える。
そんな三人を見ることで、あるいは孤立することで心に余裕が出来たのだろうか。
アイラは、あることに気がついた。
アイラ「まさか・・・そんな・・・」
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
早いね〜(藁
何に気がついたんだろうか?これは気になる。
続きキボン!
187 :
150:02/09/11 01:36 ID:???
シャア「ん?どうした?アイラ」
アイラ「おじさまはコロニーを落とすといったわ。だから、私達を宇宙に呼んだと」
シャア「ああ。そうだ。」
アイラ「じゃあ、パパはどうなるの?」
シャア「・・・」
アイラ「ねえ!おじさま!」
シャア「やつは・・・ララァとアルテイシアを奪った男だ」
188 :
150:02/09/11 01:37 ID:???
アイラ、セイラ、ナナイ「?!」
そうか・・・アムロがいたっけ。
これには気付かんかった、俺も・・・(藁
今日もCCA見ながら書いてるんですか?
191 :
150:02/09/11 02:01 ID:???
かつての恋人を奪った男だから見捨てる?
・・・いや。そんなことよりも・・・
妹を奪った男だから見捨てる?
今、この男はそういったのか?
その場にいた全員が耳を疑った。
セイラ「エゴです!そんなこと!」
ナナイ「大佐ともあろう方が、なんて器量の小さい!」
アイラ「なに言ってるの?!全然・・・そんなの全然わかんないよー!」
ナナイにまで反発されたのは予想外だったらしい。
慌てるシャア。
シャア「地球はもう持たんところま・・」
アイラ「おじさまのバカーーー!」
部屋を飛び出すアイラ。
ナナイ「大佐。失礼します」
アイラを追って部屋を出るナナイ。
192 :
150:02/09/11 02:01 ID:???
・・・
ナナイがアイラを見つけたのは、屋敷の中庭だった。
ナナイ「こんなところにいたのね」
アイラ「ナナイさん・・・うわぁー」
ナナイの胸で泣きじゃくるアイラ。
ナナイ「私はアイラちゃんの味方よ」
アイラ・・・もうナナイにとってもアイラ「様」ではなくなっていた・・・とナナイ。
二人の間に奇妙な友情が芽生え始めていた。
機動戦士ガンダムCUTE 第1話「え?おじさまが赤い彗星?!」 完
193 :
150:02/09/11 02:03 ID:???
ここで 第1話「え?おじさまが赤い彗星?!」 終了ですー
>>39と
>>42を書いたときは、SS書くとは考えてなかったので、
いつもどうやってここにつなげるかを考えています。
ていうか、SSって何の略ですか?ショートストーリー?
いや、ホントに知らないのです(w
>>178 ありがとうございます。
やり過ぎないように気をつけてますが、そう感じてもらえないと、ひどく寂しいです(w
>>179 はい。完全に総帥バージョンのシャアのつもりです。
男前です。
>>180 やっぱりお母さんですから。
でも、最後のほうでは、ちょっと取り乱してみました。
テキサスコロニーのイメージです。
>>187 はい。ギュネイがロリコンがどうとか言ってます。
これ見ながら書くと、シャアは完璧にロリになっちゃいますねー。
このSSは逆シャアのロリ(子供に好かれてまんざらでもない感じ)なシャアと
唐突に説教やプチ演説を始めて、若者に反発されるシャアを足したイメージで書いていますー
うまく表現できていますかどうか。
SSって初めてなので、いろいろ戸惑いますねー
暖かく見守ってください。
シャア・・・
やっぱコメディで行くんですね。(゚∀゚)
続き楽しみです。頑張れ〜(^_^)/
いいですね〜。次回が楽しみですね!
この後アムロって出てくるんだろうか?
ナナイまで敵に回すとシャアはどうしたら良いんだか(w
初めてなんですね。<SS
確かに、なんの略なんだろう?
今日もほじぇ〜ん
良スレの予感!
200 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/11 02:59 ID:0Kmwke2j
SS=ショートストーリー、で正解です。
HPや掲示板でUpされる小説類(オリジナル、二次創作含め)の総称だと
思ってもらえればよいかと。
たまに大長編になる場合もありますがそれも含めてSSと呼び習わします。
FFって言ってるサイトもあるみたいだけど…?
その場合は「ファン・フィクション」の略かな?
保全
こんにちは〜はじめましてです。
150さん、いいじゃないですか!「おじさまが赤い彗星」にやられました。(w
SSは初めてとのこと、がんばって下さいね。
期待しております。どきどき。
うーん、しかしこの文体は知ってる気が・・
でも初めてなんですよね、SS。
>206
あら、ご同輩。
私も実はちょっとそんな気がしてたよw
でも単に似てるだけだろうね。
続き楽しみにしとります。
今日も来るかな〜(゚∀゚)?
208 :
150:02/09/11 22:43 ID:???
みなさんありがとうございますー
本当に暖かく見守っていただいて、ありがたいです。
えーと、今夜の機動戦士ガンダムCUTEは
第2話「はじめての体験!これがネオジオン脅威のメカニズム?!」
をお送りします(予定)。
ネタは考えてあるんですが、昨日まで同様、今から書きますので(w
少々お待ちください。
・・・普通、書きだめとかするんですかねえ?
209 :
150:02/09/11 23:03 ID:???
その前にレスを・・・
>>194 コメディ・・になっちゃいましたねー
しかもシャアが中心になってしまいました。
やはり彼は道化です(w
>>195 アムロは出したいと思っています。
でもシャアとの直接の絡みがないという珍しいパターンになるかも。
>>196 以前から「ナナイがいないと、シャア - クエス - ギュネイがキレイな三角関係になるなー」とか
思ってたんですよー。
この場合、シャアのロリ度は高まるばかりですね。
んー。どうしましょう?
やりすぎそうなので・・・抑えたいところです(w
>>197>>204>>205>>206 そうなんですよ。
初めてです。
というか、他の人のSSもほとんど読んだことがないので、これがSSなのかが
いまだに不明です(w
でも
>>200さんの書かれた定義なら、これもSSですよね。
あと、文体のことなのですが、富野作品の妙はセリフの掛け合いにあると思っていまして
普通に小説態の文章を書いた後に、セリフが映えるように余計な描写を削除する・・という形で
書いています。
結果として小説というより、脚本に近い文章になっているのかもしれません。
似た文章を書かれているという方も同じような書き方をされているのかもしれませんね。
はじめての体験!・・・いいですねぇ(w
だんだん色がハッキリしてきたな。ボチボチやってください。
>・・・普通、書きだめとかするんですかねえ?
ネタを思いついたときに書きだめすることはあるんじゃないですかねぇ。
自分ではSS書かないんですけどね。^^;
リレーだったら、ある程度書きだめして区切りよくしておくけどね。
次の人が書きやすいように。
でも、連載だったら、好きなペースでいいんじゃない?
212 :
150:02/09/12 00:13 ID:???
街を急ぐ3人の女性の姿があった。
ナナイ「アイラちゃん!セイラさん!早くこっちへ!」
アイラ「ナナイお姉さま。キャスバルおじさまはどこに?」
ナナイ「放送局よ」
アイラ「放送局?」
ナナイ「そう。連邦政府に宣戦布告をするの」
セイラ「兄さん・・・なんてバカなことを。」
ナナイ「あなた達がアムロさんと合流したいなら、今を逃す手はないわ!」
アイラは迷っていた。
キャスバルおじさまを止めるほうが先じゃないかしら?
でも今のおじさまは、まともな会話も出来ないように見えるし・・・
ナナイ「着いたわ。宇宙港よ」
ナナイの手引きでMSドックに辿り着いたセイラとアイラ。
ナナイといっしょだと宇宙港の中もフリーパスだった。
キャスバルおじさまの軍隊は、このコロニーを完全に自分のものにしているのね・・・
213 :
150:02/09/12 00:24 ID:???
アイラ「ねえ、お姉さま」
ナナイ「なあに?アイラちゃん」
アイラ「おじさまはいったい何をしようとしているの?」
ナナイ「・・・隕石落としよ」
アイラ「隕石?コロニーじゃないの?」
ナナイ「大佐は・・いえ、あなたのおじ様が鉱石の発掘とその取引で財を成したって知っているわね?」
アイラ「ええ」
ナナイ「その鉱石採掘用の小惑星を地球に落とそうとしているの」
アイラ「あ・・・」
ナナイ「あなたのおじ様にとっては、コロニーよりも隕石を用意する方が容易なのよ」
アイラ「でもおじ様はコロニー落としをするって言っていたわ」
ナナイ「そうね。・・・本当にコロニーかもしれないし、やっぱり隕石かもしれない。」
ナナイ「私達にもすべては明らかにしないわ。そういう人なのよ」
アイラ「・・・」
新型のMSが並ぶドックについた。
ナナイ「ここがネオジオンのMSドックよ」
アイラ「ネオジオン?」
セイラ「ジオン・・・あなたのおじいさまの名前よ」
来ましたね〜怒濤の勢いだ。
215 :
150:02/09/12 00:45 ID:???
そのとき若い男の声が背後から聞こえた。
「ナナイ・ミゲル! どういうつもりです!」
ナナイ「ギュネイ・ガス?!」
ナナイ「アイラちゃん!はやくMSに乗って!」
アイラ「お姉さまは?!ママは!」
ナナイ「いいから、早く!」
セイラ「急ぎなさい!」
アイラは言われるままに、最も近くにあったMSに向かった。
そのMS・・・真紅のヤクトドーガ・・・のコクピットハッチを開けながら
アイラはつぶやいた。
アイラ「どうしよう・・・MSの操縦なんてわかんないよ・・・」
そのヤクトドーガはまだ使用されたことがないのだろう。
コックピットシートはビニールに包まれていた。
アイラはそのビニールのシートに身を沈めた。
アイラ「なに・・・?なにかが私の中に入ってくるような、この感覚・・・」
アイラは自分が高揚していくのを感じていた。
この感覚は・・・なに?
いつだっけ?ハサウェイ君が言っていた言葉。
「君のパパは始めてガンダムのコクピットに座ったときに、ガンダムの配線まで全部わかったんだって?」
そのときは冗談のつもりで聞いていたのだけれど・・・
今ならわかる。
アイラ「アイラ・レイ! いっきまーす!」
216 :
150:02/09/12 01:00 ID:???
そこに現れるもう一台のヤクトドーガ。
パイロットはギュネイ・ガス。
その青いヤクトドーガがナナイに向かう。
ギュネイ「この売女がぁ!」
アイラ「ナナイ姉さま危ない! あなた・・・ギュネイと言ったわね・・・よくもお姉さまを!」
ギュネイ「来るか?」
アイラ「・・・パパ!力を貸して!」
おそらく史上初であろうMSドック内での戦闘。
火器は使えない。
ビームサーベルも。
しかし!
アイラ「すごい・・・!なにかが5倍のような気がする!」
ギュネイ「な、なにが・・・?!」
アイラ「このぉ・・・壊れちゃえー!」
ギュネイ「ぐはぁ!」
勝負を決めたのは、アイラのかかと落とし だった。
アイラ「これが・・・ネオジオンのMSの力?」
なにかが5倍・・・ハゲワラ。
絶対ねらってますね。
テンポも軽快で楽しいです。
ファンネルが5倍かとオモタヨ。
219 :
150:02/09/12 01:22 ID:???
戦闘不能状態の青いヤクトドーガ。
中のギュネイは気絶でもしているのだろう。
出てくる気配はない。
アイラ「お姉さま、ママ。いっしょに逃げましょう」
セイラ「ママは残るわ。もう一度兄さんを・・・シャアを説得してみる。あなたが生まれる前に一度失敗してるのだけれど・・・今度こそ」
アイラ「ママ・・・」
アイラ「ナナイお姉さまは?ギュネイってやつに私を助けたことがバレちゃったでしょ?逃げなきゃダメよ!」
ナナイ「ふふ。大丈夫。私はニュータイプ研究所の所長よ。あんな小僧の記憶ぐらいどうにでもできるわよ(ハート)」
ナナイ「それにあなたのママを守る人も必要でしょ?」
アイラ「お姉さま・・・」
セイラ「アイラ」
セイラ「ハサウェイ君のお父様のところへお行きなさい。そうすればきっとパパにも会えるわ」
ナナイ「私達のことは心配しないで。早く行きなさい、アイラちゃん」
アイラ「ママ・・・ナナイ姉さま・・・ごめんね。きっと・・・きっと助けに来るから!」
アイラのヤクトドーガが発進する。
スウィートウォーターを離脱し、宇宙(そら)を駆ける真紅のMS。
その姿は皮肉にもかつての赤い彗星を髣髴とさせるものだった。
第2話「はじめての体験!これがネオジオン脅威のメカニズム?!」 完
ご苦労様デシ<(_ _)>
一気に書きましたね。ギュネイいきなりの黒星(∀
221 :
150:02/09/12 01:36 ID:???
【次回予告】
ついにシャアが全宇宙市民の前に姿を現した!
シャア「私シャア・アズナブルが粛清しようというのだ!」
立ち上がるかつての英雄!
アムロ「なに?・・・義兄さん、いや、シャアめ!なにを考えている?!」
そして・・・
アイラ「どうしたんだろう。こわい、こわい」
次回 機動戦士ガンダムCUTE
第3話「地獄の特訓!今日からはもうパパじゃない?!」
君はニュータイプの涙を見れるか?
222 :
150:02/09/12 01:56 ID:???
ここで 第2話「はじめての体験!これがネオジオン脅威のメカニズム?!」 終了です。
今回のテーマは「処女喪失のメタファー」(w
ロボットものでは避けて通れない初めての操縦シーンとこのテーマをうまく絡めようとしたんですけど
こんな文章ではララァだってわかってくれませんね。
未熟!
>>1 よくよく見ると
>>1さんの意図ともちょっと違ってきちゃいました。
ジオン共和国の影も形もないです。
すみません。
>>210>>211 次回は、第一話に近い雰囲気にする予定です。
一気に書くのは難しいので、ぼちぼちやりますね。
>>217>>218 なにが5倍なんでしょうね?(w
自分にもよくわかりませんが、多分これがネオジオンなんです。
>>214>>220 はい。一気に書いてしまいました。
勢いですねー。
一昨日から数えて2周目のCCAが終わろうとしています。
やはりこれを見ながらだと勢いが違います。
あと、次回予告ナレーションのいいコピーってありませんかねー
「君はニュータイプの涙を見れるか?」って、安易ですね(w
嫌々これで良いんじゃないでしょうか?
ただ雰囲気はZZの臭いがしますね。
そこからガンダムに入ったんでしょうか。
明日も楽しみにしております。(^^)/
ageとく
225 :
150:02/09/12 20:08 ID:???
>>223 いえいえ。1st直撃世代です。
永井一郎氏の「君は、生き延びることができるか?」に
Zの「時の涙」とZZの「ニュータイプの修羅場」を混ぜたという・・
ああ。やっぱり安易だ。
226 :
150:02/09/12 20:12 ID:???
機動戦士ガンダムCUTE
第3話「地獄の特訓!今日からはもうパパじゃない?!」
-----------------------------------------------
ロンド・ベル隊の旗艦ラー・カイラム。
そのブリッジは緊張に包まれていた。
識別不能の機体が接近していたからである。
ブライト「ハサウェイはすぐに出られるか?」
ブリッジクルー「はい。既にMSデッキで待機しています」
ブライト「よし!」
オペレーター「ブライトキャプテン!謎の機体から通信が入っています」
オペレーター「ブライトキャプテンと話がしたいと言ってきています」
ブライト「なに?・・・よし、つなげ!」
「ロンド・ベルですか?ブライトさんにつないでください!大変なんです!」
ブライト「私がブライトだ。貴官は?」
「よかった!ハサウェイのパパね!あたしです!アイラです!」
ブライト「アイラ・・・?アイラだと?!」
アイラ「はい!」
ブライト「なんだってこんなところに・・・それにその機体はいったい?」
ブライト「いや、いい。とにかくすぐに着艦しなさい。詳しい話はそれからだ。」
アイラ「はい!ありがとうございます!」
227 :
150:02/09/12 20:13 ID:???
ラー・カイラムのブリッジは、先ほどとはまた違った種類の緊張に包まれていた。
ブライト「久しぶりだねアイラ。しかし、いったい何があったんだ?」
アイラ「キャスバルおじさまが、隕石を落とそうとしているんです」
ハサウェイ「キャスバル?隕石?アイラ、君はいったい何を言っているんだ?」
他のブリッジクルーの反応も似たようなものだった。
突然現れたこの奇妙な来訪者はいったい何を言っているのだろうか?
ブライト「・・・私の部屋で話そう。ハサウェイ。お前はジェガンの整備をしていろ」
ハサウェイ「?・・・はい」
228 :
150:02/09/12 20:13 ID:???
アイラはブライトの私室でこれまでの話を話していた。
ブライト「そうか。そんなことが」
アイラ「はい。おじさまがジオンの赤い彗星だったなんて」
アイラ「しかも隕石を地球に落とそうとしているなんて」
アイラ「パパとは連絡が出来ないし、ママは囚われの身。それにナナイお姉さま・・」
アイラは涙を一杯に溜めた目で訴えた。
アイラ「あたしをラー・カイラムにおいてください!あたしが・・・あたしがおじさまを止めなきゃ!」
ブライトは思い出していた。
ずいぶん昔、こんなことがあったな。
そうか、あれはセイラが自分の身の上を打ち明けてくれたときだ。
ブライト「落ち着くんだ、アイラ。ここにいるのはかまわない。しかし・・」
ブライト「シャアは一体・・・なぜそんなことを?地球に隕石を落として、どうしようというのか」
アイラ「キャスバルおじさまは・・・」
少し考えてアイラは言った。
アイラ「地球にいるパパのことを、『ララァとアルテイシアを奪った男だ』と言っていました・・・」
ブライト「シャア・・・なんと器量の小さい!」
229 :
150:02/09/12 21:38 ID:???
ブライト「人はそんな理由で地球に隕石を落とせるか・・・」
アイラ「あたしにも信じられません。でもママはおじさまのことを鬼子だと言っていました」
ブライト「そうか。セイラが・・・」
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シャア「へっくし!」
ナナイ「大佐。お風邪ですか?」
シャア「うん。それともアイラが私の噂話でもしているかな?」
この男は時々ニュータイプになる。
ナナイ「アイラ様の件、申し訳ありませんでした。」
ナナイ「私とギュネイがついていながら、大佐の乗機ごと脱出されるなんて」
シャア「うむ。しかたあるまい。あれもジオンの血を引く娘だ。ニュータイプとしての素質は高い。」
シャア「それが通常の5倍のヤクトドーガに乗っていたのではギュネイの手には負えんよ」
ナナイ「はい・・・」
なにが5倍なのだろう?
ナナイは深く考えることをやめた。
シャア「アルテイシアはどうしている?」
ナナイ「はい。さすがにお疲れらしく、休んでおられます」
シャア「そうか。せっかくいっしょに見ようと思っていたのだがな。」
シャア「私の宣戦布告放送を!」
230 :
150:02/09/12 21:52 ID:???
ついに全宇宙市民の前にシャアが姿を現す時が来た。
シャア「このテレビを見ている宇宙市民の皆さんには突然の無礼を許していただきたい」
シャア「私の名はキャスバル・ダイクン」
シャア「かつてシャア・アズナブルと呼ばれていた男だ!」
・・・
シャア「ここにいたって私は、人類が今後、絶対に戦争を繰り返さないようにするべきだと確信したのである」
シャア「それがアクシズを地球に落とす作戦の真の目的である」
シャア「これによって、地球圏の戦争の源である地球に居続ける人々を粛清する」
・・・
大胆にもスウィートウォーターの正規のテレビネットワークから流されたその演説は
地球にも放送されていた。
シャア「私 シャア・アズナブルが粛清しようというのだ!」
アムロ「なに?・・・義兄さん、いや、シャアめ!なにを考えている?!」
アムロ「セイラとアイラを宇宙(そら)に上げた直後に、この宣戦布告。いったいどういう意味が。」
アムロ「まさか・・・俺に対する牽制・・・いや、人質のつもりか?!」
アムロ「キサマほどの男が・・・なんて器量の小さい!!」
231 :
150:02/09/12 21:53 ID:???
シャア「へっくし!」
ナナイ「大佐。やはりお風邪なのでは?」
シャア「うん。そうかもしれないな。気をつけよう」
シャア「いや、まてよ。ひょっとしてこの放送を見て私の若いファンが急増してい・・・」
ナナイ「大佐?」
シャア「いや。なんでもない」
この辺りがこの男のニュータイプ能力の限界だった。
232 :
150:02/09/12 22:04 ID:???
つい数日前、美しい金髪の母子が旅立った宇宙港に、かつての英雄の姿があった。
アムロ・レイ。31歳。
退役軍人である。
敵国であるジオンの兵士に「連邦の白い悪魔」と恐れられた、一年戦争最強のニュータイプ。
当時の彼はただ生き延びるためだけに戦っていた。
彼は思い出していた。
ララァに言われたっけ。
「あなたには守るべきものもないというのに、なぜ戦うの?」
その時は確か「守るものがなくて戦って何が悪い!」とか、言っちゃったんだな。
「それは不自然」だと言われて、余計に反発して・・・。
あの頃の僕は子供だったんだ。
でも今は違う。
今から僕は大切な人を守るために戦うんだ。
今なら君の言っていた事がよくわかるよ。ララァ・・・
233 :
150:02/09/12 22:04 ID:???
シャトルの座席に着いたアムロのとなりに
身なりのいい男と、その娘と思わしき女性が座った。
アムロ「・・・ララァ・スン?!」
娘「?」
アムロ「いや、失礼」
僕は今、この娘を見てララァを感じた。
何故だ?
アムロはまだ知らない。
男の名はアデナウアー・パラヤ。
娘の名はクエス・パラヤ。
この娘もまた新しい世代のニュータイプである。
234 :
150:02/09/12 22:10 ID:???
今日はここまでー
限界であります。
しかも全然タイトルの内容に追いつけません。
「次回予告」は自分の首を絞めると知りました(w
お疲れ−(^^)/
いや〜、一気に書き上げましたね。
じゃましちゃ悪いと思ってず〜っと見とりました。
シャアの通常の倍に対して5倍かぁ。それにしてもシャアは道化だな(w
これからもマタ〜リ、ガンガッテクダサイ。
236 :
1:02/09/12 22:33 ID:???
アナハイム
戦争は終わりMSや軍備は縮小されると思われたが、歴史はそうは動かなかった。
連邦軍はジオンの再来を極度に恐れた。ジオンの戦力は残存し、離散していた。
小さな自治都市でさえそれらの戦力を容易に手に入れる事が可能になっていた。
連邦がスペースノイドを治めるにはそれらを抑えるだけの威信こそが最重要だったのだ。
つまり抑止力である。
連邦は軍備の拡張こそはしなかったがそれは書面上の事であった。
元々配備数の不足気味であったGMは生産されつづけ、外見は変わらずとも中身はグレードアップしていた。
艦隊の配備数もルウム戦役の頃より数こそ減ったがその戦力として捕らえた場合、むしろ増加している。
一方、アナハイムエレクトロニクス社はジオニック社を筆頭に企業を接収、買収していった。
まさに一人勝ち状態であった。連邦はアナハイム社に莫大な投資を行い、アナハイム社は
もはや企業とは一線を画した存在に膨れ上がっていた。
このアナハイム社、表向きは連邦お抱えの超企業だが、裏では黒い影が付きまとう。
中近東のジオン残党軍が使用していた兵器の中に、偽装されたアナハイム社製品が存在していたとされる。
237 :
2:02/09/12 22:34 ID:???
0083.12.30 ジャブロー
煌びやかなネオンが瞬いている。築20年は経っていそうな寂れたビリヤード場。
店内は薄暗く、青白い蛍光灯がチカチカついたり消えたりしている。
蛍光灯は今にも切れそうだがあたかもディスコクラブのような効果を出している。
それとは対照的に眩しいくらいの白熱球がカウンターを照らしている。
スピーカーからは旧世紀の頃の音楽が流れている。
カントリーというジャンルのものらしいが誰も音楽に耳を傾けているものはいない。
それぞれが酒を飲み、どうでもいいようなその場だけの会話を楽しんでいる。
ビリヤード台は3台置いてある。そこでゲームをしている人影が二人。
赤い髪の男と茶色の髪の女だ。仲は良さそうであるが恋人というよりはクラスメイトと言った雰囲気である。
ビリヤード台の周りには丸テーブルと椅子があり、奥のスペースにはソファがコの字型に置いてある。
外見からは想像できないくらいの客が入ってるようだ。
席はほぼ埋まっていて立ちながら酒を飲んでいる人の姿も。
椅子に座っている人間の顔はまったくといって見えない。
238 :
3:02/09/12 22:34 ID:???
ふと椅子に座っていた人影がゆっくり立ち上がりビリヤード台の二人に近寄る。
立ち上がった人影はこの店には似つかわしくない、どこか上品な香りのするブロンドの女である。
「あ、ゴメンセイラさん。3人で一緒にやりませんか?結構楽しいですよ?」
ブロンドの女はセイラという名である。
赤い髪の男は茶色の髪の女に言う。
「おいフラウ、ちょっとビール頼んできてくれよ。」
「もう!アムロったら何よ。自分で行きなさいよ。でもいいわ。今日は気分がいいから聞いてあげる。
ちょっと待ってて、すぐ行ってくるから。セイラさんは何がいい?」
「あ、すいません。私もう飲めないわ。」
「わかった、適当に持ってくるから。」
相当酔っているのか、ブラックライトで不気味に光る歯を見せてそう言うと、フラウと呼ばれた女はカウンターへ向かった。
−アムロ・レイ−彼は連邦軍の最新型MSでジオン軍と戦い、大変大きな戦果を上げた一人である。
ジオンの赤い彗星を退けたのはこのアムロしかいないと、新兵達のもっぱらの語り草である。
239 :
4:02/09/12 22:35 ID:???
「ねぇアムロ、私そろそろ・・・・。」
「もうこんな時間か。」アムロは時計に目をやり呟いた。針は午前1時を指していた。
「明日もあるしな。今日はこの辺にしといた方が良さそうだね。」
フラウはすぐに戻ってきた。
「フラウ、今日はお開きとしようか。」
「ええー、何でよ。盛り上がるのはこれからじゃない。」
「ほら、明日もあるから・・・。」
フラウはうつむいて黙り込んだがすぐに顔を上げて頷いた。
240 :
5:02/09/12 22:36 ID:???
0083.12.31
ブライトとミライは先に着いていた。ミライとの関係をカイに冷かされ、
昔なら間違いなく一喝していそうなものだが、どうやらまんざらでもないようだ。
「よお!久しぶりだな!これはまたおそろいで。」甲高い声に振り返ると、気さくに声をかけてきたのはカイだった。
昨日、偶然同じホテルに泊まったアムロはフラウ、セイラと朝、待ち合わせをして3人でここに来ていたのだ。
「おお!元気そうだな。カイ。仕事の方は順調なのか?」
「ああ、まぁな。ぼちぼちやってるよ。」
「あんまり危険な事に首突っ込むなよ。有名人なんだからよ。」
「お前はどうしてるのよ?」
ためらいながらもカイの問いに答える。
「俺は・・・・・あいつを復元してるよ。復元というか0から造り上げているんだが・・・。
いや、もちろんジェネレータは載せないつもりだ。ただ・・・、親父ともう一度向き直りたくてな。」
「そうか・・・・。お前もあんまり無茶するなよ。」
アムロとカイが話込んでるところにフラウとセイラが割ってはいる。
「久しぶりねー。」
「おっとこの俺が女性への挨拶を忘れるとはな。」カイはセイラとフラウを放置していた事に悪びれた様子もなく返す。
「変わってないようで安心したよ。」そこに現れたのはハヤトである。
実際、カイは変わっていた。やりたい事があるらしく、ジャーナリストを目指して頑張っている。
変わっていたのは皆そうだった。成長である。
戦争というものを生身の、その自身で、実際に、体験し、そこから見つけたものが甚大である事は想像に容易いだろう。
「さぁ、行こうか。あいつらが待ってる。」
241 :
6:02/09/12 22:36 ID:???
黙祷
第13独立戦隊の面々は慰霊碑の前に立っていた。
「黙祷!」
そんな号令は必要はなかった。
−第13独立戦隊−当時連邦の軍事技術の粋を結集し建造されたホワイトベース。
艦長はブライト・ノア、エースパイロットにアムロ・レイを筆頭に、アムロの両脇を固めた
ガンキャノン、ガンタンクのパイロットカイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、
ドライバーはミライ・ヤシマ、オペレーターにフラウ・ボウ、オペレータ兼パイロットを努めたセイラ・マスが
メインクルーである。リュウ・ホセイ、スレッガー・ロウ、ジョブ・ジョンがいた時期もあった。
戦死者の慰霊碑は連邦軍の建てたものがジャブローにある。
ホワイトベースのクルーはそれとは別にジャブローの海岸沿いに自分達で慰霊碑を建てていた。
今ブライト達は独立戦隊の顔に戻っていた。軍人の顔に。
慰霊碑さえ建てられていないその他大勢の犠牲者と、自分らが殺めた人の命。
脆さ、大きさ、意思。感謝の気持ちで押し潰されそうになりながらも、その重圧に必死に耐え真っ直ぐに立っている。
そんな顔つきである。
どんなに格別な想いを寄せていた人でも、戦場ではただ虚しく散っていった。
戦場では感情を持つ事すらが馬鹿げて見えてくるのだ。
黙祷を捧げ終わり目を開けると、フラミンゴの大群がばさばさと音を立てて頭上を通り過ぎていった。
いつの日か見た、その光景と何も変わる事なく。
0083.12.31
242 :
7:02/09/12 22:38 ID:???
0083.1.1
深夜。コンコン。コンコン。ノックの音がする。
う、うーん・・・。アムロは目を覚ました。時計を見る。針は午前1時を指している。
誰だこんな時間に・・・。
枕の下から銃を取り出し、ガウンを羽織る。
鍵を開け、フラウかセイラだと感ずく。
別段ニュータイプの感が働いたわけではない。
予想は的中した。
そこにいたのはセイラだった。
「ごめんなさい。こんな時間に・・・。ちょっと入っていい?」
アムロは焦った。
アムロでなくとも男ならこのシチュエーションには参ってしまうだろう。
セイラは男を寄せ付けないオーラを持っている。
アムロにとってセイラは姉であり、それ以上に憧れの女性であった。
未だに「さん」を外せないでいるのだ。
「あ、セイラさん・・・え?あ、ああ・・・どうぞ・・・。」
243 :
8:02/09/12 22:40 ID:???
セイラを部屋招き入れ、鍵を掛けようとした。
それはごく自然で当たり前の行為だがなぜか思いとどまり、鍵は開けておく事にした。
「どうしたの?」と、アムロ。
「なんだか眠れなくて。変な感じなの。あ、コーヒーか何か入れるわね。」
「あ、コーヒーね。いいよ。俺が入れるから。そこに座ってて。」
アムロはキッチンでコーヒーを入れ心を落ち着けようとした。
おかしい。何杯豆を入れたか分からなくなってしまう。
深く息を吸う。
(ダメだ。)
心臓の鼓動が自分でもわかるくらいにバクバクいっている。
「ねぇ、アムロ・・・。」部屋からセイラが呼ぶ。
セイラは椅子に座り外を見ながら喋っている。
「何ですか?」
「昨日はみんなと会えて楽しかったわね。私ひさしぶりに笑ったわ。」
「ああ、みんな元気そうで良かったね。」
244 :
9:02/09/12 22:41 ID:???
MSM−07S
少し落ち着いてきた。
「はい、お待たせ。」
アムロは小さな机の上にコーヒーを2つ置き、セイラと向き合うように座った。
ガォーン、ガォーン・・・。静まり返った街に何かの音が響く。
ガォーン、ガォーン・・ガォーン、ズヴォヴォヴォヴォ・・・・。
音は近づいてくる。
「何の音かしら?」
「トレーラーか何かだよ。」
ゴトゴトゴト・・・。建物が振動する。
二人は窓の外を覗いて見る。
「ほら、ただのトレーラーだよ。」
そういったアムロの顔がこわばった。トレーラーから視線を離せない。
心臓がバクバクいっている。
245 :
お終い:02/09/12 22:42 ID:???
ズボボボボォゥ・ヴォゥ・・・・・・・。
トレーラは通り過ぎていった。
「ア、アムロ!今の見たわよね?」
「あ、ああ・・・。
あれは・・・・・・間違いない。」
一年戦争時、ジャブローで忽然と消えたMS。
アムロとセイラは同時に呟いた。
「・・・・・・良かった。」
「・・・・・・奴が来た。」
二人が見たものは、風で煽られたシートの端から覗いていた、赤いMSの爪だった。
見難い&厨房な文章ですいません。
お終いです。
あ、
>>242の日付はは0084.1.1です。
年明けてます。
資料とか無しでやったので変なところあると思いますが勘弁してください。
247 :
150:02/09/12 22:52 ID:???
>>235 なるほど!これがSSというものなんですね!
勉強になりました。
情景が目に浮かびます。
どこかヤマト的な匂いを感じました。
かっこいいですー
248 :
235:02/09/12 23:17 ID:???
>>150 いや、私じゃないんですけどね(^^;)
それにしても、>236さんお疲れさまです。
読み応えあって楽しかったです。
でも、これで終わりですか?良かったら続きキボン
>>150さん
アムロ(セイラも?)が31で娘が14,5・・・・やりますね(w
明日(今日)も期待です。
くだらん
>>250 ヤカマシ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)━━━━━!!!
252 :
236:02/09/13 02:57 ID:???
割り込んですみませんでした。反応ありがとうございます。
こういうの初めて書いたんで臭くなってしまいましたが、一応、これでお終いです。
アナハイムが残党軍やテロ組織等への援助をしていて、
それらの局地戦から始まり、最終的にはアナハイムvs連邦という構図を
本当は考えていたんですが、そこまで書くのは到底無理ぽですた。
150さんのおとぼけシャア好きです。続きがんばってください。
>236
面白かったです! …続ききぼーん(笑)
ほじぇ〜ん
150よ…なぜお前は150なんだ…?150ってageしてるだけだ象。
150のシャアは今までのおれのシャアのイメージをことごとく崩して逝ってるぞ!!どーしてくれる!!!!
まあ、面白いからいいんだけどね。では、続きがんばって〜
150は軽快さが売りで、236は重厚さが売り。
どちらも、いい所を活かしてて面白い。
236も挫折しないで書け!!
私はジオン軍の士官である!
ん?このすれ○なんてタダの飾りなんて言ってられん
面白いぞ!
アゲトケー
>>236 あ。235さんとは別人だったのですね。
失礼しましたー
>>249 はい。やっちゃいました。
>>255 そうなんです。
150を名乗る以前の私の書き込みは
>>39>>42>>153です。
最初に「153」をタイプミスして「150」になってしまいました。
そのまま現在に至ります。
というわけでホンモノの150さん(ageの人)と区別するために
トリップをつけてみました。
偽者の証明。
アイラは自室を与えられていた。
まだ心の底からくつろぐ余裕はない。
シャアの宣戦布告放送があって以降、艦内は騒然としていた。
単に戦争が始まったという類の騒ぎではない。
既にラー・カイラムはネオジオンとの戦闘状態にあったのである。
ネオジオンの哨戒部隊とのニアミスから始まった小競り合いは
既に1時間を越えようとしていた。
アイラは与えられる仕事もなく焦燥感の中に居た。
あたしにできることは?
アイナにはわかっていた。
正式な居場所も与えられていない今の自分がMSで出撃なんてしたら
正規パイロットのみんなに迷惑をかけてしまう。
今の自分にできることは「誰にも迷惑をかけないこと」なのだと。
いずれ正式なパイロットにしてもらおう。
そしておじさまを止めなきゃ。
気を静めようと思った少女は窓外に広がる宇宙を見ながら
一人つぶやいてみた。
そう、それは現実逃避とも言えるつぶやきだった。
アイラ「パパ・・・。ラー・カイラムに来ないかしら?」
しかしこのつぶやきは決して現実から遠くかけ離れたものではなかったのである。
クエス・パラヤは考えていた。
あたし、この人のこと、知ってるな・・・。
でも・・・誰だっけ?
クエス「ねえ、あなた・・・」
アムロ「うん?ああ、さっきはすまなかった。知人に似ているように感じたのでね」
クエス「似ているように 『感じた』? なんか、おかしな言い方するね」
アムロ「そうかい?」
クエス「そうよ」
二人の間に流れる和やかな空気。
しかしその刹那、アムロの額に稲妻が走った。
少なくともクエスにはそう見えた。
アムロ「これは?!」
アムロ「危ない!回避しろ!」
この人。危ないって何が?
・・・え?
なに?これ?
クエス「だめよ!火の玉が!キャプテンもっと右によって!」
アムロ「・・・いや、もう大丈夫。わずかにそれた」
そのとき左窓側の乗客の目にはシャトルを掠るように飛ぶ隕石が見えた。
アムロ「そうか・・・この少女は、やはりララア・スンと同じ力を」
誰にも聞こえることのない小さな声でつぶやいた。
シャトルのコクピットも又、騒然としていた。
パイロット「隕石の次はなんだ?戦争かよ!」
コクピットに突然入ってくる男。連邦政府の高官アデナウアー・パラヤである。
アデナウアー「なにがおこってるんだ?」
パイロット「ちょ・・パラヤさん!」
アデナウアー「なんだ?あれがネオジオンか?戦闘なのか?」
パイロット「見りゃ、わかるでしょう!」
ほどなく戦闘は終わったようだ。
撤退するネオジオン。
シャトルはアデナウアーの指示もあり、一時連邦軍の保護下に入ることとなった。
アイラ「ブライトさん。勝手にブリッジに来てごめんなさい。戦闘、終わったのよね。みんな・・・無事ですか?」
ブライト「アイラ。うん。心配することはない。ハサウェイも、じきに戻ってくる。」
ブライト「今、一般人のシャトルを救助したところだよ。関係者に会ってくる。君も来るか?」
アイラ「え・・・?あ、はい!」
ブライトは思う。なぜアイラを誘ったんだろう?
ラー・カイラムと接舷し、一時シャトルから退避する乗客たち。
アデナウアー、クエス、そしてアムロたちにラー・カイラムのクルーが声をかける。
クルー「ここから先へは行かないで」
アデナウアー「責任者を呼んでくれ。私は・・・」
アイラ「パパ!」
アムロ「な・・・」
アムロの胸に飛び込む美しい金髪の少女。
アムロ「アイラ?なんで、こんなところに?ここは・・・軍艦だぞ?!」
アイラ「パパ!パパー!」
泣きじゃくるアイラ。地球を後にして何度目の涙だろう。
だが喜びの・・・安心の涙は初めてだった。
ブライト「アムロなのか?!」
アムロ「ブライト!そうか。この船がロンド・ベルの・・・」
ブライト「そう。旗艦ラー・カイラムだ」
この風景を醒めた目で見るもう一人の少女がいた。
クエス「ふうん。あれが、アムロ・レイか・・・」
クエス「そして、あの女。アイラって言ったな」
今夜はここまでであります。
今回はおもしろトークがなくってごめんなさい。
次回からボチボチ増えますので、見守ってやってください。
それではー
>>150さん
お疲れさまでした−いやなかなか続きが楽しみな内容であります。
次回も楽しみにしております。
アイラとクエス。
ハサウェイはウハウハだな
CCAに沿ったストーリー構成だからイメージできるのもいいね。
誰か、アイラのAA(でなくてもいいので)キボン
直ったね。
>>266 お絵かきスレでリクするのもいいかも。
アイラの自室で、久しぶりの親子の会話が交わされた。
とても和やかなものではなかったが・・・
アイラ「どうしてあたしに隠していたの!おじさまがジオンの赤い彗星だって!」
アイラ「それにママの名前!」
アイラ「あたしが『ママの名前はアルテイシアなのに、どうしてみんなセイラって呼ぶの?』って聞いたときのことよ!」
アイラ「『あだ名さ。セイラはゲームに出てくる黄色いキノコの名前だよ。踏むと ピコッ って音がするんだ』って・・・うそつき!」
アムロ「いや、それはね。アイラにはまだ難しいかと・・・」
アイラ「あー!またあたしを子ども扱いした!あたしはもう大人なんですからね!」
アムロ「こまったな・・・」
アイラ「あたし、もう一人前よ!MSでも戦えるもの!あたしがママとナナイお姉さまを助けて、おじさまを止めてみせる!」
アムロ「こ・・こら!アイラ!そんなできもしないことを。お前MSになんか乗ったことないじゃないか」
アイラ「もう乗ったもの!はじめてだったけどネオジオンのMSもやっつけたんだから!武器も使わなかったわ!」
アムロ「なに?!」
アムロの眼光が鋭くなった。
アイラ「な・・・なによ・・・」
アムロ「・・・初めてMSに乗って、すぐに敵MSを撃破したのか?訓練も受けていない お前が?」
アイラ「そうよ・・!」
それを聞いたアムロは無言で部屋を後にした。
アイラ「どうしたんだろう。こわいこわい。」
ブライトの自室。
アムロ「ブライト。ちょっといいか?」
ブライト「どうしたアムロ。父子のご対面は済んだのか?」
アムロ「ああ。さんざん怒鳴り散らされたよ」
アムロ「叔父がシャアだってことを秘密にされていたことが、よっぽど気に入らないらしい。」
ブライト「そうか。大変だな、お前も」
アムロ「まあ、それはいい。それよりも・・・」
アムロ「本当か?アイラがMS戦を行ったというのは?」
ブライト「目撃したわけではないが、おそらく事実だろう。回収したデータファイルからの判断だ」
アムロ「どう思う?」
ブライト「才能はあるだろう。父親は連邦最強のパイロット。叔父はジオン最強のパイロット・・・」
ブライト「血統という意味ではこれ以上の組み合わせは考えられんよ」
ブライトが軽く肩をすくめて見せた。
アムロ「ちゃかさないでくれ。あのコは・・・戦わせたくない」
アムロ「あの子は、女の子だぞ。それにまだ14歳だ」
ブライト「うむ・・・もう一つ忘れていたな」
ブライト「彼女の母親はWBのエースパイロット、セイラ・マスだ」
セイラが一年戦争で戦っていた頃、彼女は確か17歳だったか。
なるほど。アイラは彼女の娘だったな。
ならば・・・
アイラの自室のドアの前。
アムロはある決意を胸にしていた。
今夜はここまでですー
明日からはちょっとコミカルな展開になる予定です。
ではではー
あ。レスが。
みなさんどうもありがとうございます。
アイラの絵ですか。
それは・・・見てみたいですね。
安彦キャラ、美樹本キャラ、北爪キャラ・・・どれが一番合うかなー
273 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/15 00:42 ID:C0sx32MS
いずれにせよクエスはやな奴ケテーイですか?
>>150さん
アイラの顔はやっぱ安彦キャラでしょう。
美樹本も捨てがたいが、北爪は・・・パスだな(w
アムロ「アイラ、入るよ」
アイラ「どうぞ」
アイラの自室のドアが開かれる。
アムロ「ブライトから聞いたよ」
アムロ「すごいじゃないか。本当にMSを撃墜したんだな」
アイラ「だから言ったでしょ?あたしは一人前だって」
アムロ「そうだな。でも・・・」
アムロ「ヤクトドーガには、パパが乗る」
アイラ「え?なによ、それ!」
アムロ「パパはアイラに戦って欲しくないんだよ」
アイラ「・・・」
アムロ「もう目の前で大事な人が死ぬのを見たくないんだ」
アムロ「もう・・・悲しいのは・・・嫌なんだよ・・・」
パ シ ン !
アイラの平手がアムロの頬を打った。
アイラ「パパの軟弱モノ!」
アムロ「・・・親を殴ったね」
アイラ「殴って何が悪いのよ!」
アイラ「パパは、いいわよ!あたしとママが大変な思いをしているときも家でテレビ見ながらビールでも飲んでいたんでしょ!」
アイラ「おじ様の宣戦布告放送だって『はー。あいかわらず義兄さんは男前だにゃー』とか言って見ていれば気が晴れるんだから!」
アムロ「パパが・・・そんなに安っぽい人間に見えますか!」
ゴ ス ・・!
アムロ「2度もぶった・・ていうか・・・、女の子が かかと落としって・・・よくないよ・・・」
アイラ「それが甘ったれだというのよ!殴られもせずに一人前の娘を育てた親がどこにいるのよ?!」
アムロ「お前、さっき自分で「あたしはもう一人前」だって・・・」
アイラ「・・・!!」
アムロ「まった!わかった!パパはヤクトドーガに乗らない!だれが乗ってやるもんか!お前が乗ればいい!」
アイラ「パパ・・・」
アイラ「だーいすき!」
「大好き」というアイラの言葉に嘘はなかった。
今のアイラにとってわがままを通せる唯一の人間がアムロなのだから。
sageになってませんでしたね。
すみません。
外出前に急いで書き込んだものでちゃんと確認していませんでした。
>>273 やな奴になっちゃいそうですねー
原作のイメージを壊さないように気をつけているのですが
そうすればするほど、やな方向に向かっていきそうなのです。
>>274 もともと父母共に安彦キャラですからねえ。
なんとなくですが、安彦キャラの中では
クラッシャー・ジョーのアルフィンに近い感じですかなーと思いました。
いえ、今急に思っただけなんですけれど。
ただ、アムロの子だと、髪があんなキレイなストレートってことは無さそうですね(w
>>150さん
お疲れさんデシ。いつも楽しく読ませてもらってます。
>クラッシャー・ジョーのアルフィンに近い感じですかなーと思いました。
そう、最初からそのイメージで見てました。(w
セイラの遺伝要素が大きければ、ああいう感じになるんじゃないですかね−。
アイラ「ブライトさん!ハサウェイ!パパがヤクトドーガに乗ってもいいって!」
ハサウェイ「ほんとかい?すごいじゃないか、アイラ!」
アイラ「うん!」
ブライト「アムロ・・・お前・・・」
アムロ「いや、違うんだ」
ブライト「・・・」
冷ややかにアムロを見つめるブライト。
アムロ「まあ、見ていろ」
アムロ「アイラ!おまえに話がある!」
アイラ「なあに?パパ」
アムロ「お前は本当にあのヤクトドーガでキャスバル叔父さんと戦うつもりなのか?
アイラ「そうよ!パパもさっき許してくれたじゃない!」
アムロ「えー・・と。つまりアレだ。」
アムロ「MSの色が赤というのはよくない。キャスバル叔父さんと接近したとき、味方から見分けがつかなくなる。」
アムロ「お前のヤクトドーガは白で塗りなおそうじゃないか」
アイラ「白のヤクトドーガ?アイラ専用ヤクトドーガね?!素敵!」
ハサウェイ「へー。いいなー。父さん、僕のジェガンも塗り替えたいよ」
ブライト「アムロ・・・お前・・・」
アムロ「すまん。ブライト・・・」
宇宙世紀でもお父さんは大変だ。
アイラはMSデッキで自分の愛機を見上げていた。
アイラ「キレイ・・・これがあたし専用のモビルスーツ」
アストナージ「アイラちゃん。そこにいるとあぶないよー」
アイラ「あ!ごめんなさい!アストナージさん!」
アストナージ「どうだい。きれいなもんだろう?俺はMSを白に塗らせたら宇宙一の腕前なんだぜ」
アイラ「へー。素敵ね」
アストナージ「そうだろ?」
アイラ「でも・・・」
アストナージ「ん?」
アイラ「あれ・・・角?あんなのついていたかしら?」
アストナージ「ああ。あれは・・・」
アムロ「はかどっているようだね」
アイラ「あ!パパー!」
アストナージ「アムロさん。ちょうどよかった。例の奴、つけておきましたよ」
アムロ「うん。ありがとう」
アイラ「例の奴って?」
アムロ「そうだな。お守りというか、一種のおまじないだな」
アイラ「おまじない?」
ヤクトドーガの額先端に二本の角が装備されている。
左右上方に突き出た二本の角。
これって・・・
アイラ「パパ。ひょっとして、これって・・・」
アムロ「うん。昔パパが乗ってたガンダムの額にも、ああいうのがついていたんだよ」
アイラ「・・・」
アストナージ「ありあわせの部品で作ったレプリカだけどね」
アムロ「どうだいアイラ?気に入ったかい?」
これも親孝行よね?
アイラは引きつった笑みを見せるのが精一杯だった。
今夜はアイラに専用機を用意してみました。
>>278 なんと。既にそういうイメージだったのですね(w
髪型については、多分・・・
あまり長い髪だと癖が目立つ から イヤ
↓
伸ばせる限界は肩くらい
↓
通常は肩より少し短いくらいの長さで少しウェーブがかかっている感じ
になっているのかなーと。
どうでしょう。
>>150さん
乙〜(^^)/
アムロはなんか企んでますね〜。でも、主人公の機体がガンダムじゃないのも
新鮮でいいです。ところで、アムロ×セイラの娘だと、アルフィンになるんですね。
なるほど、私はシャアにズラを被した印象で考えてますた。^^;
保全age
あれ〜今日はないのかな?楽しみにしとりま〜す。
アイラ「シミュレーター?」
ハサウェイ「そうさ。MSの擬似操縦装置・・・訓練用のマシンだよ」
ハサウェイ「ホンモノの敵の動きからデータを取り込むんだぜ」
アイラ「へー。すごいのね」
ハサウェイ「まあ、見てなって」
ハサウェイが巨大な球体の装置の中に姿を消した。
MSのコクピットを模したそのコンソールを操作するハサウェイ。
彼の装備するヘッドマウントディスプレイにはネオジオンのMSの姿が映し出される。
仮想世界のジェガンを操るハサウェイ。
若くして正規のパイロットとなった彼の腕前は並みのパイロットのレベルを超えていた。
彼の操るジェガンとネオジオンのMSギラドーガとヤクトドーガの姿は
シミュレーターの外に設けられた巨大スクリーンでも確認できる。
アイラ「へー・・・ハサウェイ、うまいのね」
そこにアデナウアーとクエス、そしてアムロを案内するブライトが現れた。
アイラ「ブライトさん、パパ・・・えっと」
アデナウアーとクエスに会釈をしたところで、まだ名を知らないことに気づいた。
クエス「クエス・パラヤよ。アイラ・レイ」
アイラ「はじめまして、クエス。どうしてあたしの名前を?」
そこに割り込むように、もうひとりの人物が口を開く。
アデナウアー「君は有名人だからね」
アデナウアー「ネオジオンとの戦争が始まると同時に敵の新鋭MSを略奪、単機でロンド・ベルに合流するなんて」
アデナウアー「あのシャアにもできない芸当だろうからね。さすがニュータイプだ」
アデナウアー「失礼。私はアデナウアー・パラヤ。これの父親だよ」
アイラ「はじめまして、アデナウアーさん」
そうか。そういう風に見えるのね。
あたしがヤクトドーガに乗ったのって戦争が始まる前なんだけどな。
それに・・・あたしってニュータイプなの?
しかし一つ合点がいった。
アムロの許可だけで自分に鹵獲したばかりの敵の新型MSが渡されたのはそういう意味か。
アイラは最初、アムロの権限でMSを渡されたと思っていたのだが、彼は既に退役した身である。
軍への発言力はない。
要するに、軍は既にアイラにヤクトドーガを使わせるつもりだったのだ。
あとは「保護者の許可待ち」だったということだ。
やっぱり子ども扱いなのね。
アイラはわずかに頬を膨らませた。
そこにシミュレーションを終えたハサウェイが装置から出てきた。
ハサウェイ「アイラ!見てたかい!ヤクトドーガ1機とギラドーガ2機を撃破だ!」
アイラ「あ・・・ごめんなさい。今、アデナウアーさんたちにご挨拶をしていたの」
ハサウェイ「あー。いや、いいんだよ。アイラー」
笑ってみせるハサウェイ。
アイラ「ごめんなさい。えっと、次はあたしね」
アイラがシミュレーターの球体の中に姿を消した。
アデナウアー「ブライトキャプテン、これは?」
ブライト「MSの戦闘シミュレーターです。この間の戦闘データから、敵のMSとの戦闘シミュレーションも作成済みですよ」
アデナウアー「ほー。それはたいしたもんですな」
巨大スクリーンに映し出されるアイラのジェガン。
最小限の動きで敵の攻撃をかわす。
そして・・・1機撃墜。また、1機。
瞬時に2機のギラドーガを撃墜した。
アムロ「これは・・・」
ブライト「並みの腕ではない。やはり・・・血かな?」
アムロが困ったような、しかしまんざらでもない笑みを浮かべる。
それを面白く無さそうに聞いているクエス。
クエス「ねえ、アムロ。あたしにも特訓してよ。」
アムロ「ん?何の話だい?」
クエス「MSの特訓よ」
アムロ「君はパイロット志願なのか?」
クエス「そうよ」
アデナウアー「これ!クエス!」
クエス「あたし、ニュータイプよ。インドで修行したんだから」
アムロ「ニュータイプか・・・。しかし」
アデナウアーとブライトの顔を交互に見るアムロ。
アデナウアー「すみません。まったく冗談が過ぎる」
クエス「冗談なんかじゃないわよ。アイラの次はあたしにやらせてよ、アレ」
アイラがシミュレーターを降りてきた。
4機のギラドーガを撃墜。
アイラ「どう?」
ハサウェイ「すごいや。僕よりたくさん落とした」
アイラ「でも全部ギラドーガだから、ヤクトドーガを落としたハサウェイのほうがすごいわよ」
ハサウェイ「はは。ありがとう」
嬉しいような恥ずかしいような・・・微妙な笑顔で答えた。
クエス「今度はあたしよ」
アイラ「クエス?」
巨大スクリーンに映し出されるクエスのジェガン。
ブライト「この子は一体・・・」
アムロ「うん。セオリーを無視した動きだが・・・操縦スキルそのものは正規のパイロットと遜色ない」
ブライト「すごい子供達だな」
アムロ「まったく」
アムロは思った。
これがニュータイプ?人類の革新?
シャアのセリフではないが、今の世の中ではニュータイプは殺し合いの道具として
利用されるだけなのだろうか。
この子達はニュータイプの「戦場での在り方」を顕著に表しすぎる。
クエスがシミュレーターを降りてきた。
クエス「ヤクトドーガ2機撃墜よ」
ハサウェイ「すごいな。でもギラドーガを落とそうと思えば落とせる場面があったように見えたけど?」
クエス「あたしの標的はヤクトドーガよ」
ハサウェイの問いへの返事ではない。
アイラに向かってはっきりそういった。
昨日は会社にパソコンを忘れるという最低な理由で書けませんでした。
ごめんなさい。
しかし盗まれてなくてよかった。
今夜はシミュレーターネタいってみました。
原作では実機をそのままシミュレーターとして使うんですよね。
シミュレーターとしては非常に合理的ですが、実機としては非常に非合理的。
戦闘空域でうっかりシミュレーターに切り替わったらどうするんでしょうか?
>>283 ズラのシャアですか。それは・・・ゴツいですね。
特にアゴの辺りが(w
なんかクエスのやなやつ度が高まってます。
明日は多分、もっとやな感じです。
ファンの方はすみません。
自分、クエスが嫌いなわけじゃないんです。
念の為(w
あら、再開してますね。今日はちょっとマジモードですね。
クェスはそんないやな感じじゃないですよ。過去にももっと
いやなキャラとかいたしね。(藁
じゃ、また頑張ってくださ〜い。(^^)/~~~
保全age
アイラとはアイナの姪御さんか何かで?
アイラは自室で考えていた。
クエス、あたしのことが嫌いなのかな・・・
なにか悪いことしちゃったのかな?
考えてみても心当たりがない。
無理もない。ロクに話したこともないのだ。
アイラ「気分転換が必要かな?」
誰に言うともなくつぶやくと部屋を後にした。
目的があるわけではない。
ラー・カイラムが目的地・・・ロンデニオン・・・へ着くまでまだ時間がある。
少し艦内を散歩しようと思ったのだ。
あてもなく通路を歩いていると、そこに青い髪の少女が現れた。
最近、自分の会いたい人、話をしたい人に都合よく出合えている様な気がする。
スウィートウォーターから脱出後、ほとんど真っ直ぐラー・カイラムに合流できた。
パパに会いたいと思ったら、パパが来た。
そして今度はクエス。
これがニュータイプなのかしら?
だとしたら、ニュータイプって結構便利かもね・・・
アイラ「こんにちわ。クエス」
クエス「あんたなんでここにいるのよ」
唐突な問いに戸惑いながらアイラは答えた。
アイラ「え?ただの散歩よ。あ、それともこの艦にいる理由を聞いているのかな?」
クエス「あたしが聞きたいのはそういうことじゃないの。あんたとアムロ・レイってどういう関係よ?」
アイラ「どういうって・・・娘よ」
クエス「子供の言いそうな答えね」
クエス「あたしはインドでニュータイプの修行をしたわ。だからアムロ・レイに興味があるの」
クエス「なのになんであんたは邪魔するの?」
アイラ「邪魔?」
クエス「あんたは私にとってそういう人よ。あんたこの船から降りなさいな」
アイラ「・・・えーと」
アイラはもうわけがわからない。
ひょっとしたらクエスにもわかっていないかもしれない。
昨夜と今夜は富野ガンダムで必ず出る
「ニュータイプって何だろう?」をやってみました。
個人的にはF91のパイロット適正云々っていうのが
皮肉な感じで好きなんですけどねー
しばらく地味なラー・カイラムの中でしたが
それは今回までです。
明日はロンデニオンに到着します。
そうです。やつが帰ってきます。
>>292 ありがとうございます。
今夜のクエスも嫌な感じでしたが
ロンデニオン編を考えてみたところ
なんだか軌道修正が入りそうです。
自分でも意外なのですが。
>>294 えーと、こんな
>>39>>42>>153です。
よろしくお願いします。
ご苦労様です。アイラはかなり素養の高いニュータイプなのに、随分普通の感覚なのがいいですね。
いよいよロンデニオンですか。奴は馬に乗ってくるのか?セイラは恥ずかしさのあまり目を背けてしまうのか?
楽しみです(藁
保全カキコ
ラー・カイラムがロンデニオンに到着した。
アデナウアー親子がここで降りると聞いたアイラは
少しホッとしている自分に気づいた。
アイラ「あたし・・・いやなコだ・・・」
ハサウェイ「アイラー!」
アイラ「な、なあに?」
ハサウェイ「今からクエスとドライブに行くんだけど、いっしょに行かないか?」
アイラ「うん。あたしもいっしょに行ってもいいの?」
ハサウェイ「なに言ってんだよ?早くおいでよ」
アイラ「うん」
クエスと仲良くなれる最後のチャンスかもしれないな・・・
なにか転機があれば・・・
そして転機は唐突に訪れたのである。
三人のドライブ。
ハンドルを握るのはハサウェイだった。
緑の中を走るバギー。
風を切って走る感覚が心地いい。
閉鎖されたモビルスーツよりずっと好き・・・
アイラは思った。
クエスはどう感じているのだろう?
アイラ「ねえ、クエス?」
クエス「なに?」
やはりどこかそっけない返事だ。
アイラ「気持ちいいね」
クエス「そうね。でも自分で運転するほうが・・・あれ?」
クエスが何かに気をとられた。
白鳥?
クエス「ハサウェイ!あの鳥追いかけて!」
ハサウェイ「よーし!」
風を切って走るバギー。
その先を行く白鳥。
そしてさらにその先には・・・
アイラ「おじさま!」
アイラは目を疑った。
なんでこんなところにおじさまが?
しかも、よりによって馬に乗っているなんて・・・
ハサウェイ「おじさまだって?!」
バギーを止めるハサウェイ。
バギー。白鳥。馬。
とてもコロニーの中とは思えない異様な風景の中
馬上の男が口を開いた。
シャア「どうどう!」
シャア「やあ。アイラ。お友達とドライブかい?」
おじさまは酸素欠乏症に・・・
ハサウェイ「アイラ?どうしたんだよ。紹介してくれよ」
アイラ「あ・・。ごめんなさい。こちらキャスバルおじさま、ママのお兄さんよ」
シャア「ははは。アイラ。もう忘れたのかい?今の私はシャア・アズナブル。ジオンの赤い彗星だ」
おじさま・・・
ハサウェイ「?!」
クエス「あれが・・・シャア・・・?」
アイラ「おじさま!もうバカなことはやめて!」
シャア「バカは非道いな。馬だって乗りこなせば快適な乗り物なんだよ」
アイラ「馬のことじゃなくって、いや、馬もだけど、その、とにかく戦争なんてやめてよ!」
ハサウェイ「そうだ!この間の戦闘で死んでいる人もいるんだぞ!」
ハサウェイ「この上地球に隕石を落として、何人殺せば気がすむんだ!」
アイラ「もうパパは地球にいないわ!隕石を落としたところでパパは平気なのよ!」
クエス「ちょっとアイラ!あんたのオジサンってアムロを殺すために隕石落とすの?!」
アイラ「うん。パパのことをララァさんとママを奪った男だって」
クエス「シャア!あんたちょっとセコイよ!」
シャア「・・・アイラ。それは誤解だぞ」
>>298 強力なニュータイプってどこか変なんですよねー
アイラはセイラさんの教育がよかったんですね(w
・・・というわけで、ロンデニオンです。
シャアが来ました。
書いてて楽しいですね、キャスバルおじさまは。
続きはまた明日・・・
>>150さん
お疲れさんです!テンポが良くて楽しいですね。シャアはもう完全に道化ですが、
そこが楽しいです。最後まで頑張ってください。
流れる沈黙。
シャアがアイラに手を差し延べた。
シャア「おいで、アイラ。ゆっくり話をしよう。君のママも待っている」
アイラ「ママ・・・」
今もまだあの屋敷にいるのだろうか。
寂しくないかな。ママ・・・
しかし、躊躇は一瞬だった。
アイラは自らに課した約に従うことを選んだ。
それが父と母と叔父、全てを救うことだと固く信じて。
アイラ「ううん。今あたしが戻っても、おじさまは戦いをやめないわ」
アイラ「あたしがおじさまを止める!そう決めたの」
シャアの目を真っ直ぐに見据えるアイラ。
その瞳は既にシャアの知っている少女のそれではなかった。
シャア「そうか。残念だな・・・」
彼は差し延べていた手を下ろすことなく、そのままクエスのほうに差し向けた。
シャア「来るかい?」
クエス&アイラ「はあ?」
クエス「アイラ。あんたのオジサン、ひょっとしてアレ?」
アイラ「えっと・・・あはは、よくわかんない」
クエス「絶対そうよ。ハサウェイ。轢いちゃって」
ハサウェイ「ラジャー」
シャア「ちぃ!」
追うハサウェイ(バギー)
逃げるシャア(馬)
そして現れるギュネイ・ガス(ホビーハイザック)
器用にシャア(馬)を拾い上げるギュネイ(ホビーハイザック)。
シャア「はっはっは!諸君!また会おう!」
消え行くホビーハイザックを見ながら、クエスが言う。
クエス「アイラ。あんたも苦労してんだね」
アイラ「ううん。そんな・・・」
クエス「あたしはあんたが苦労しらずのお嬢ちゃんだと思ってたんだ」
クエス「いつもアムロといっしょで専用MSまでもらってさ」
アイラ「・・・」
クエス「勘違いだった。ごめん」
アイラ「クエス・・・。ううん。ありがとう」
アイラは自分が少し涙ぐんでいることを知っていた。
それを隠す必要がないことも。
そしてアイラはシャアに・・・いや、キャスバルに
小さな声で「ありがとう」とつぶやいた。
クエスがいい奴っぽいです。
これには自分もビックリです。
>>305 なんとなく中盤に辿り着いたかな?って感じです。
見守ってやってください。
おぉ〜!これで2人に友情が芽生えたのかな???
この後の展開が楽しみです♪
がんばってくださーい(●⌒∇⌒●)
ありゃりゃ、アイラはともかくクェスも着いていかなかったんですね。
その方が正解か。それにしても、ジオンの赤い彗星もここまで来ると・・・
しかしこのシャアも好きです。続き期待してます。(^^)/~~~
ナナイ「大佐。おかえりなさいませ」
シャア「うん。先ほどアイラにあったよ」
ナナイ「アイラ・・・様に?」
シャア「ああ」
ナナイ「なぜ、ここに?」
シャア「私にもそこまではわからんよ。しかし・・・」
ナナイ「しかし?」
シャアは考えていた。
アイラといっしょにいたあの少女。
あれが以前アイラが言っていた「おじさまのファンの友達」ではなかったのか・・・
シャア「いや。なんでもない。連邦政府との交渉も終わった」
シャア「作戦は次の段階に進む」
ナナイ「はい。交渉は順調だったようですね」
シャア「ああ。いい買い物が出来たよ」
シャアの瞳が怪しく光る。
ギュネイ「失礼します。スウィートウォーター行きのシャトルの準備が出来ました」
シャア「うん。いくぞ。ナナイ」
ナナイ「はい。大佐」
ラー・カイラムが出港する。
アデナウアーより「独自の行動」をとることを許されたロンド・ベルは
アクシズに進路をとっていた。
ブライト「・・・というわけだ。どう思う?」
ブライトとアムロが艦内の食堂で遅い昼食をとりながら話している。
ブライトが会計監査局のカムラン・ブルームから得た情報
「政府高官とシャアが交渉の場を持った」ということについて・・・
アムロ「その話の真偽だが、まず間違い無さそうだな」
アムロ「アイラ達がロンデニオンでシャアに会ったらしい」
ブライト「らしいな」
アムロ「目的だが・・・まあ、うわべだけの和平交渉・・・といったところか」
ブライト「うむ。アデナウアー氏あたりは献金と引き換えに了承しそうだな」
クエス「そうね。お金さえもらえれば、あっさりとね」
アムロ「クエス?!」
ブライト「なんでここに?アデナウアーさんがホテルに戻れと言っていただろう?!」
ハサウェイ「でも、もう戻れないね」
アイラ「あの・・・クエスを置いてあげてください。あたしの部屋、もう一人ぐらい入れるし・・・」
アムロは笑いをこらえるようにしてブライトを見ている。
ブライト「・・・勝手にしろ!」
喜び合うアイラ、ハサウェイ、クエス。
ブライト「まったく・・・」
ブライト「私の船に乗る子供というのは、どうしてこうも軍の規律というものをないがしろにするんだ?」
MSデッキに並ぶモビルス−ツ。
それを見上げるクエス。
クエス「あたしのMSは?ガンダムないの?」
アストナージ「ガンダムが、そこらじゅうにゴロゴロあってたまるか」
ハサウェイ「あれは軍が次世代MSを開発する際にデータ収集を目的にごく少数開発するものなんだよ」
アストナージ「それに今は連邦も財政難だからな。あんなスペシャルな機体作れないさ」
クエス「ふーん」
アストナージ「・・・と、いいたいところだが」
ハサウェイ「あるのかよ?!」
アストナージ「ありあわせの部品で作ったレプリカだけどね」
クエス「なによ、それ?」
アストナージ「少し時間をくれよ。まあ、見てなって」
数時間後。
MSデッキに勇姿を現したガンダム・・・
ハサウェイ「確かによくできているなー」
アストナージ「だろ?」
ケーラ「アストナージ!そこ邪魔よ!どけてよ、そのガンダム頭!」
アストナージ「悪い!すぐに移動させる!」
アストナージ「というわけだ、クエス。自分のMSは自分で移動させてくれ」
クエス「あたしが使うの?大丈夫なの、これ?」
アストナージ「ああ。頭以外はごく普通のジェガンだ。心配ない」
クエス「ハサウェイ。あなたが使いなさいよ。あたしはあなたのジェガンを使うわ」
ハサウェイ「えー?!」
アストナージ「悪い。あれがハサウェイのジェガンだったんだ」
・・・そして・・・
オペレーター「ミノフスキー粒子戦闘濃度」
オペレーター「敵艦がMSを出しました!」
ブライト「こちらもMS隊を出せ!」
ブライト「ケーラ小隊は前方の敵艦を攻撃」
ブライト「クエスのジェガンとアイラのヤクトドーガは右舷から接近する敵MSを迎撃しろ」
ブライト「ハサウェイのジェガンダムは本艦の左舷に待機」
クエス「クエス・パラヤ、出るよ!」
アイラ「アイラ!いっきまーす!」
ハサウェイ「ジェガンダムって言うなー!」
メイン(?)パイロット3名のモビルスーツが揃いました。
そろそろ、このSSのきっかけのシーンに辿り着けそうです。
>>310>>311 ロンデニオンのシャアは壊れすぎですねえ。
アイラに同情したくなるほど。
やりすぎですか?(w
今夜のシャアはSS開始当初のイメージですね。
乙〜です。(w
シャアは良いんじゃないですか?このままで。いい買い物したようだし。
それにしてもジェガンダム・・・やる気のなくしそうな名前でいいですね。
つーかブライトがそれを認めてるとこがいいです。続編期待してます。(^^)/
アムロは何のためにラ−・カイラムに乗ってんだろ?(w
起動戦士 ザンボット3
ひさびさのほじぇ〜ん
「機動戦士ガンダム2・ザ・ラスト・スクランブル」
突然宇宙から飛来した謎の人型兵器に蹂躙される地球。
敵は地球人なのか異星人なのか!?
連邦軍最後の希望、アムロ・レイを初めとする旧ホワイトベース・クルーが
ふたたび、そして最後の戦いへと立ち上がった!!
3機のギラドーガがアイラとクエスに接近する。
初の実戦に望むクエスのジェガンは鮮やかな赤で塗装されていた。
本人はシャアに対する皮肉のつもりらしい。
アイラ「クエス。平気?」
クエス「平気。アムロに特訓の成果見せなきゃ」
ギラドーガのビームライフルの光条がクエスのジェガンをかすめる。
クエス「この・・・アイラ!いくよ!」
アイラ「うん!」
白いヤクトドーガと赤いジェガンが宇宙を駆けた。
瞬時に光球と化す3機のギラドーガ。
ブライト「もう驚かんぞ」
アムロ「俺の出る幕はないな」
ラー・カイラムのブリッジでかつての英雄が苦笑いを浮かべていた。
15年の刻。
ニュータイプによる人類の変革はともかく、ニュータイプの戦士としての変革は進んでいた。
それにしても・・・
戦争とはいえ自分の娘が人を殺すところを目の当たりにせねばならないとは。
アムロ「恨むぞ・・・シャア!」
クエス「アイラ・・・なんか気持ち悪いよ」
アイラ「うん」
アイラ「このプレッシャーは・・・キャスバルおじさまね?!」
白いヤクトドーガが速度を上げる。
クエス「アイラ?」
アムロ「ブライト!」
ブライト「うむ。クエス!ハサウェイ!アイラが単機で突出している。フォローしろ!」
ブライト「11時に展開中のケーラ小隊を戻してラー・カイラムの守りにつけろ!」
ブリッジからの指示で前線のMS小隊がラー・カイラムへ戻る。
アイラの行動をニュータイプの直感と判断し、前衛と後衛を入れ替えたわけだ。
アムロは思う。
ニュータイプの勘を信じ、セオリーや理屈ではない運用を瞬時に行う。
これがブライトの才能なんだな。
ブライト自身はニュータイプではないかもしれないが
ニュータイプを使った兵器運用に関しては彼こそが最高の軍人なのではないか・・・?
シャアはロールアウトしたばかりのMSサザビーを駆り、前線に出ていた。
シャア「前のヤクトドーガもいい機体だったが、このサザビーはそれ以上だな」
彼自身、政治家であるよりも、指令官であるよりも、MSパイロットとしているときこそが
もっとも自然な自分を感じることが出来た。
シャア「皮肉なものだ・・・」
自身の境遇をあざ笑うかのような呟き。
それをかき消すように、シャアの身体を戦慄が走った。
シャア「この感じ・・・アムロ君か?」
シャア「いや、違うな・・・なんだ?あの白いモビルスーツは?」
急接近するモビルスーツ。
その白いモビルスーツの頭部には、かつてアムロが駆ったガンダムを思わせる
2本のアンテナが装備されている。
しかし、よく見るとその姿は・・・ヤクトドーガ?!
シャア「ほお・・・まるでモノアイ・ガンダムだな」
今夜はシャアの「暴言」で終わりました。
ホントあのCMは・・・(w
>>318 アムロの仕事はですね、「保護者」です。
あと、ブライトの愚痴の捌け口。
ある意味スゴイ重要なポストです。
>>321 なんとなくイデオンの第一話ッぽい雰囲気が(w
えー。やっと
>>39に繋がりました。
長かったー。
あともうひとつ言わせなきゃいけないセリフがありますね。
明日・・・かな?
続きキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
お疲れさんでした。
やっと>39の台詞が入れられましたね。おめでとうございます。<(_ _)>
>「ほお・・・まるでモノアイ・ガンダムだな」
この台詞(暴言)まで来るとは思わなんだ。(w
ついでに「これが予約特典という物だ!」も来るんですかね〜。
また期待しております。
アイラ「おじさま!聞こえる?!」
シャア「アイラか?!戦争を忘れて軍を抜けろと言ったはずだ!」
アイラ「初耳よ!そんな話!」
シャア「それにそのモビルスーツはなんだ?まさか・・・私のヤクトか?」
アイラ「そうよ!」
シャア「なんという姿に・・・そのガンダムアンテナは誰の仕事だ?!」
アイラ「え?パパと、アストナージさんが・・・」
シャア「ちぃ!よくもジオンの意匠を台無しにしてくれたものだ!」
激昂するネオジオン総帥。
シャア「アイラ!そこをどいてくれないか?!」
アイラ「おじさまが戦いを捨てないのなら・・・あたしがおじさまを止めてみせる!」
アイラ「パパもママもそれを望んでいるもの!」
シャア「くっ! まさか姪御と戦場で まみえるとは・・・アムロ君、恨むぞ!」
やりました。
ついに
>>39と
>>42をクリアしました。
やり遂げたって感じです。
ていうか、週初めなのに酔っ払っています。
今夜はこれが限界です。
ごめんなさいー
>>327 予約特典・・・どうしましょう。
これは難題ですよ。
いや、むしろ無理ではないでしょうか?(∀
いや、ついに野望を果たしましたね。おめでとうございます。
これからも楽しみにしてます。(^^)/
本当に初代ガンダムみたいなのができてTV放映したら、必ず一般の方から
苦情を出してくる奴が、いるので 初代ガンダムみたいなリアルな物は
もう、つくれないだろう。
(・∀・)イイ!
今日はお休みですね。また期待してます(^^)
ageときます。
クエス「ハサウェイ!わかる?」
ハサウェイ「うん・・・近くにすごいパイロットがいる」
クエス「あそこ!・・・見つけた!」
白いヤクトドーガと赤いサザビーが見えた。
2機の間で二度三度と閃光が走る。
クエス「ビームサーベル?なんでファンネル使わないんだろ」
ハサウェイ「そうか。あの赤いモビルスーツってひょっとして・・・」
シャア「やるな、アイラ」
アイラ「だからあたしがおじさまを止めるって・・・!」
シャア「そう、君には力がある。それはジオンの血が与えたものだ」
アイラ「おじいさまの・・・血?」
シャア「そう。わかるかい、アイラ?」
シャア「私の目指すものは、君に流れる血が目指すものと同じものなのだよ」
アイラ「・・・」
シャア「全ての宇宙移民を救うんだ。一部の特権階級が地球を独占する世界が正しい世界の在り方だと思うかい?」
シャア「私には連邦政府高官にとっての正義が、宇宙移民の正義ではないと言い切れる」
シャア「だから私が粛清するといっているのだよ」
シャア「私の父が・・・君のおじいさまが目指した世界が理解できたかい?」
アイラ「・・・おじさま、あたし・・・」
クエス&ハサウェイ「アイラー!」
2機のジェガンが白いヤクトドーガの両脇に並んだ。
アイラ「クエス!ハサウェイ!」
クエス「あんた、友達おいて勝手に行っちゃうんだ?」
アイラ「ごめんなさい。おじさまがいるって感じたら、そのまま飛び出しちゃった・・・」
シャア「その声は、あの時のお友達だね?ほう。赤いジェガンか・・・」
シャア「その色。やはり私のファンだったのだな」
クエス「アイラ・・あんたねー。戦争やってるのよ。そういう勝手なことやらないで!」
アイラ「そうだよね。ホント、ごめん」
シャア「アイラから聞いているよ。私のファンの女の子が・・・」
クエス「ハサウェイ。撃っちゃって」
ハサウェイ「ラジャー」
シャア「ちぃ!」
ビームライフルがサザビーを襲う。
3発・・・5発・・・10発。
ハサウェイ「・・・あたらない?!」
クエス「あれが赤い彗星か・・・」
アイラ「おじさま、すごい」
クエス「でもね、3対1で勝てるほど・・・!」
シャア「君達がただの子供じゃないことくらい、私にもわかる」
シャア「引かせてもらうよ」
真っ直ぐに後方に飛ぶサザビー。
アイラ「なに?このスピード!・・・速い!」
シャア「このサザビーは、アイラの乗っている5倍のヤクトの更に3倍なのだよ!」
アイラ「じゃあ・・・15倍?!」
ハサウェイ「何の話だ?」
クエス「5倍?15倍?なによ?!」
シャア「ははははは!」
シャア「ギュネイ!撤退信号だ!」
ラー・カイラムのブリッジ。
ブライト「敵が撤退するな。こちらも戦力が分散している。一度引くとしよう」
アムロ「うん。それがいいな」
・・・
オペレーター「MS回収、終わりました」
ブライト「行って来い」
黙って頷きMSデッキへ走るアムロ。
アムロがMSデッキに着いたとき。
ちょうどアイラがコクピットから降りるところだった。
アイラ「パパ・・・」
アムロはコクピットまで駆け寄り愛娘を抱きしめた。
アイラ「やめてよ、パパ。汗臭いでしょ?」
アムロ「・・・」
アムロ「・・・おかえり。アイラ」
アイラ「・・・うん。ただいま・・・パパ」
少し離れた位置でこの光景を見ている少女がいた。
クエス「いいな。アイラ・・・」
そんな少女を、後ろから優しく抱きしめる少年。
クエス「ハサウェイ・・・」
ハサウェイ「うん?」
クエス「・・・汗臭い」
そういって少女は、自分を抱きしめる少年の手を、そっと握りしめた。
やっぱ、書きだめしないとキツいですねー
ストックが完全に切れてたので、
今日は全文ぶっつけで書きました。
えーと、
>>330さんの言うように「達成」しちゃったのですが
頭の中では、エンディング近くまでネタが揃ってきてるので
もうちょっと続けさせていただきますね。
でもエンディングまでにちょっとずつ足りないパーツがあったりします。
たまに書き込めない日があるかも知れませんが
気長に見守ってやってください。
>>150さん
いやいや、堪能させてもらいました。(w
>「やめてよ、パパ。汗臭いでしょ?」
富野節ですな〜(∀
シャアも相変わらず天然入ってて(・∀・)イイ!
ところでセイラさん何してるんですかね〜?
圧縮波怖いからageとくね
ラウンジでくつろぐ三人。
アイラ「ジュース買ってくる。飲む?」
クエス「あたし、コーラね」
ハサウェイ「僕は、いいや」
アイラ「はーい」
飲み物を買ったアイラが戻ってくる。
その途中・・・二人の数メートル手前・・・で気づいた。
クエスとハサウェイ。
なんか、距離が近いな・・・
アイラ「ただいま」
ハサウェイ「ん?あ?おかえり、クエス」
アイラ「クエスは、そっち」
ハサウェイ「あ。あははー・・・」
アイラ「ふふふ」
クエスとハサウェイを交互に見るアイラ。
クエス「な、なによー」
アイラ「ううん。なんでもない」
アイラ「ねえ。二人とも聞いて」
アイラ「あのねー。この間キャスバルおじさまと話してみて思ったんだ」
アイラ「多分、おじさまはパパへの恨みで隕石落とそうとしてるわけじゃないの」
ハサウェイ「急に、どうしたの?」
アイラ「うん。なんか実際におじさまと戦って・・・話してみて、ちょっとわかったの」
クエス「アイラ・・・あんた?」
アイラ「一度、スウィートウォーターに行ってみるのもいいかなって。そう思った」
ハサウェイ「アイラ?!」
アイラ「ハサウェイ。ハヤトおじさま、憶えてる?」
ハサウェイ「ああ。もちろん」
アイラ「おじさま言ってたよね。柔道ってスポーツでは押してだめなら、逆に引いてみるんだって」
ハサウェイ「確かに言ってたけどさー」
クエス「ハヤトって誰?」
ハサウェイ「一年戦争でね、巨大戦車でアムロさんの援護を担当していた人だよ」
ハサウェイ「決して目立つことなく、アムロさんを引き立てる役に徹していたそうだよ」
ハサウェイ「組織には絶対に必要な名バイプレイヤーだったってパパが言ってた」
クエス「名バイプレイヤー・・・”だった”?」
ハサウェイ「うん。死んじゃったんだ」
クエス「ふーん・・・そうなんだ」
アイラ「ハヤトおじさまの遺言だし・・・押してもだめだったから、引いてみる!」
アイラ「パパにはナイショね」
ハサウェイ「んー。でも、スウィートウォーターにいるのかな?シャア」
ハサウェイ「もうアクシズに張り付いてるんじゃないの?」
アイラ「あ。そっかー。そうかも・・・。うーん」
クエス「また戦闘中にあのすごいプレッシャー感じたら、そこに行こうよ」
クエス「連れて行ってって言えば、あっさり連れて行きそうな気がしない?」
アイラ「それがいいかな?」
ハサウェイ「僕だけ置いていかれそうな気がする」
アイラ「あはは・・・」
本当にそうなりそうな気がしてきた。
気がつけば今夜は子供達のみの出演でした。
これから富野作品的な子供の暴走が始まるんでしょうか。
>341
富野節ですよー(∀
えーと、セイラさんですか。
何してるんでしょうねえ。
シャアがフラフラとあっちこっち行っているので
説得する時間も無さそうですね。
うーん。
>342
朝早くからご苦労様ですー
SS書いて自分でageるのってなんか気が引けるので(w
久々に見たら進んでましたね。と思ったら、
今、強烈な圧縮波が来ましたね。ageて逃げましょう。^^;
保全カキコ
349 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/30 14:56 ID:xDDEt2bo
アイラ専用ヤクートはいつ発売しますか?
350 :
通常の名無しさんの3倍:02/09/30 20:27 ID:xDDEt2bo
アグェ
351 :
150 ◆Tsevpqp. :02/10/01 00:14 ID:1Se+4Fv0
ご無沙汰してます。
仕事柄、期末は忙しくって時間がとれずにいます。
ごめんなさい。
週末あたりには、ぼちぼち時間も取れるかと思いますので
また再開したいと思います。
よろしくおねがいします。
>>349 来春発売予定のHGUCヤクトドーガが
ギュネイ/クエス/アイラのコンパチです。
3種類の角からガンダム角を選択してください。
・・・HGUCのヤクトドーガ、本当に出ないですかねー。
出たら買います。多分。
MIAのヤクトは良い
MIAリ・ガズィのテカリは何とかしてほしかった。FIXキボン
というかCCA全部
ネオジオン総帥シャア・アズナブルはアクシズの仮本営で指揮を取っていた。
シャア「首尾はどうだ?」
ナナイ「はい。順調です。ですが・・・」
シャア「どうした?」
ナナイ「はい。別働隊の兵力が少なすぎるかと」
シャア「あれでいいのだよ。今の連邦で警戒すべきはロンドベルのみだ」
シャア「そのロンドベルの目は完全にこのアクシズに向いている」
シャア「それに・・・」
シャア「彼らなら2個小隊で充分にこの作戦を遂行できるさ」
ナナイ「はい・・・」
ナナイは考えていた。
確かに彼らならばやれるかもしれない。
一年戦争から大佐と共に戦い抜いてきた歴戦の勇者達・・・
シャア「頼むぞ。ロベルト。アポリ」
シャア「忌まわしき記憶と共にあのコロニーを・・・テキサスを地球に落とすのだ!」
仮本営の中。
与えられた一室にその女性がいた。
美しい金髪と青い瞳の女性・・・30台半ばを過ぎるとは思えない若々しい肌も
今は少し疲れを見せている。
トビラをノックする音が聞こえた。
ナナイ「失礼します。アルテイシア様」
セイラ「どうぞ」
招き入れられた軍服の女性は、部屋に入ると笑って見せた。
ナナイ「セイラさん。アイラちゃんはお元気ですよ」
セイラ「ナナイさん・・・本当ですか?」
ナナイ「ええ。一度ロンデニオンでお見かけしたとお話しましたが、その後またお兄様と会われたそうです」
セイラ「作戦行動中の軍隊が・・・なぜあの子に会うのです?」
ナナイ「できればうまくごまかして話したかったんだけど・・・ごめんなさい
ナナイ「やっぱりセイラさんをごまかすのは無理そうね」
ナナイ「・・・アイラちゃんはMSに乗っていたそうです。それも白く塗ったヤクトドーガで」
セイラ「?!」
ナナイ「アムロさんもごいっしょらしいですよ」
セイラ「そう・・・主人もいっしょに・・・」
ナナイ「複雑な心中お察ししますわ」
ナナイ「でもね、セイラさん。アイラちゃんもご主人もあなたとお兄様のことを心配しているの」
ナナイ「今度アイラちゃんに会っても、しからないであげてくださいね」
セイラ「・・・ええ!・・・ええ!わかります・・・あの子達の気持ちは・・・でもね・・・でも・・・」
子を思う親の気持ち。親を思う子の気持ち。
宇宙空間を隔てた遥彼方にいても、その気持ちは通じている。
泣いてはいけないとわかっているのだが、今のセイラにそれを止めることは出来なかった。
ラー・カイラムのブリーフィングルームは緊張に包まれていた。
いよいよアクシズを奪取するための作戦が開始するのである。
既にこの宙域にはラー・カイラムの他にも多くの艦船が集結していた。
ブリーフィングルームに集まる全員が、戦いの終わりが近づいていることを感じていた。
ブライト「・・・というわけだ。奪取が不可能であると判断された場合、即時破壊作戦に移行する」
ここで金髪の女性士官が挙手をした。
ケーラ「質問があります」
ブライト「うむ」
ケーラ「破壊作戦への移行を前線の兵は何を持って判断するのですか?」
ブライト「赤の照明弾が作戦を移行する合図だ」
ケーラ「破壊といっても相手は隕石です。MSや艦砲では歯が立たないのでは?」
ブライト「破壊作戦で使用するのは通常弾頭ではない」
ハサウェイ「パパ・・いや、キャプテン!核ですか?!それは・・条約違反です!」
ブライト「・・・私は『通常弾頭ではない』としか、言っていないはずだが?」
ハサウェイ「じゃあ、なにを・・・?」
ブライト「君が知る必要はない。パイロットはMSの操縦に専念しろ・・・他に質問は?」
ハサウェイ「・・・いえ」
ブライト「では、解散だ。諸君の健闘を祈る!」
ブリーフィングルームを後にするクルー達。
およそ半数のクルーにとって、この戦い(後にシャアの反乱と呼ばれる)は初めての戦争である。
例えテロ鎮圧の域を出ない小規模な軍事活動であっても
前線にいる彼らにとって、これは「戦争」以外の何物でもない。
そんな「初めての戦争」の中、連邦においても良識派で知られるブライト大佐から
核使用を匂わす発言があった・・・このことが及ぼす波紋は思いのほか大きかった。
ブリーフィングルームを出るや否や、騒ぎ出すクルー達。
そんな中、ブライトとアムロの2名はブリーフィングルームに残っていた。
アムロ「・・・辛いな」
ブライト「目標はただの隕石だ。無機物にすぎん・・・と、自分に言い聞かせるしかないな」
苦笑するブライト。
ブライト「辛いのはアムロもだろう。破壊作戦への移行前に、なんとかセイラを救出したいのだが・・・」
アムロ「すまない。気をつかわせてしまうな」
>>352>>353 FIXのガーベラを買おうかどうしようか悩んでおります。
んー。
FIXのコンセプト的にジオンなデザインって、あれくらいしか出そうにないですよね。
あ。あと、リックディアスかー。
カトキ氏もガンダムに拘らずにいろんなMSをFIXに混ぜてほしいところです。
ヤクトとか。グフカスとか。
今夜はシャアが出たのに普通です。どうしよう。
あと
>>341さんが気にしてらしたのでセイラさん出してみました。
・・・また泣いちゃいました。
多分このSSのセイラさんは「肉親の話題が出ると泣く設定」です。
ある意味1stに忠実ということで(∀
通路を歩きながら口々に今回の作戦について語り合うクルー達。
そんな中、この子供達もまた心中穏やかではなかった。
ハサウェイ「アイラ。まずいよ。ネオジオンに潜入したところで核を撃ち込まれたら・・・」
アイラ「うん。まずいわね。その前におじさまを説得しなきゃ」
ハサウェイ「アイラ〜」
クエス「アイラは、強いね」
クエス「でも、作戦変更。悠長に説得してる時間なんてないわ」
クエス「アイラのママを見つけたら、すぐにいっしょに脱出しよう」
クエス「アイラのママを核攻撃から守るのが最優先だよ」
アイラ「・・・そうね」
クエス「スピードがなにより大事ね。ノーマルスーツは着たままっていうのが理想かな」
ハサウェイ「ちょ・・・二人とも、まってよ」
困り果てたハサウェイが涙目で二人の少女を見る。
ハサウェイ「僕の話、聞いてる?核が打ち込まれるかもしれないんだよ?しかも味方の!」
クエス「あんたこそ、あたしたちの聞いてる?その前にやんなきゃいけないことがあるって言ってるの」
アイラ「ハサウェイ・・・あなたは残って。あたし達二人でネオジオンに潜入するわ」
ハサウェイ「そんないじわるなことをー」
アイラ「いじわるじゃないわ。あなたはあなたのMSとあなたの能力で、ブライトキャプテンを・・・あなたのお父様を守るべきよ」
ハサウェイ「アイラ・・・」
アイラ「あたしは、お母様と・・・そしておじさまを助ける!」
ハサウェイ「・・・」
アイラの美しい瞳に真っ直ぐに見据えられて、ハサウェイは何も言えなくなった。
このコがこういう瞳をするときは、もうなにを言っても無駄なんだよな・・・。
クエス「じゃ、決まりね。ハサウェイ、あんたはあたし達が離脱した後、ブライトキャプテンをうまく説得するのよ」
ハサウェイ「あー!もういいよ!わかった!そうするよ!」
父に似た苦労性の少年は、大声でそう叫ぶと歩を速めた。
・・・
そのころブリーフィングルームにはまだ彼らの父親達が残っていた。
話題は次第に戦争のことから互いの家族のことに移っていた。
ブリーフィングルームに不釣合いな平和な話題・・・
そのとき、ブリーフィングルームの通信用パネルのモニタがつき、
蒼い顔をしたオペレーターが映し出された。
オペレーター「ブライトキャプテン!地球に・・・地球にコロニーが落とされました!」
アムロ「やられた・・・」
ブライト「奴の狙いはこういうことか」
ブライト「コロニーとアクシズという2度の落下作戦での完全な地球の寒冷化・・・」
ブライト「奴は地球を滅ぼすつもりか?!」
時を置かず、コロニー落としの事実はクルーに知らされた。
アクシズに世間の目を集めながら、その一方で少数部隊でのコロニー落としの敢行。
連邦政府から払い下げたコロニーをそのまま落とす電撃作戦。
シャアの「よい買い物」は完全にロンドベルの裏をかく形となった。
既にロンドベルに後はない。
この状態でアクシズを落とされれば、地球に核の冬が落とされる。
それも人類史的には永遠といえる長い期間に渡って・・・
アイラ「パパ。行って来るね」
アムロ「うん。元気に帰って来るんだよ」
アイラは出撃を前にアムロの私室を訪れていた。
アムロ「そうだ。これを」
アムロは軍支給のジャケットのポケットから黒いT字型の物体を取り出した。
その物体には細いチェーンが繋がれネックレス状になっている。
アイラ「これは?」
アムロ「お守りさ」
アイラの首にネックレスをかけると、彼女の額にキスをした。
アムロ「これで大丈夫」
アイラ「・・・?うん。ありがとう。パパ」
いつものラウンジのいつもの二人。
クエス「ねえ。ハサウェイ」
ハサウェイ「うん?」
クエス「あんたんとこの家族はわかりあってんだ?」
ハサウェイ「なんだよ。やぶからぼうに」
クエス「あんたとブライトキャプテン仲いいじゃない。ブライトキャプテンとあんたのお母さんも仲いいのかな?」
ハサウェイ「よくわかんないな。でも、悪くはないんじゃないかな」
クエス「ふーん。クリスチーネが言ってたな。どんなに距離が離れていてもわかりあえるのがニュータイプなんだって」
ハサウェイ「あー。お袋はニュータイプかもな。親父はうるさいだけだけど」
クエス「いいね。あんたんちは」
ハサウェイ「・・・」
ハサウェイ「この戦争が終わったらさー」
クエス「ん?」
ハサウェイ「この戦争が終わったら、いっしょに地球に行こうよ。母さんにも紹介したいし。いっそ一緒に住むのもいいよな」
クエス「なにそれー?プロポーズのつもり?」
ハサウェイ「・・・変かな?」
クエス「いいんじゃない?あんたらしくって」
クエスが笑顔で答えた。
僕はこの笑顔を一生忘れないだろうな・・・。
ハサウェイは、なぜか漠然とそう思った。
ゼロアワー。作戦開始時刻である。
ケーラ小隊をはじめとする3個小隊が前衛を務め、ハサウェイ小隊が後衛としてラー・カイラムを守る。
アイラ「アイラ、いっきまーす!」
ハサウェイ機、クエス機に続いてアイラ機が出撃した。
クエス「さて・・・どうする?小隊長?」
からかうようにクエスが言う。
ハサウェイ「どうするもなにも、シャアを見つけたら飛んで行くんだろ?指示も何もあったもんじゃないよ」
アイラ「ごめんね。迷惑かけちゃうね。でも・・・」
笑いながらハサウェイが言う。
ハサウェイ「いいよ。もうわかったから。大丈夫。後は任せて」
ハサウェイ「で、どうだい?何か感じる?僕にはまだ何も感じられないな」
クエス「この宙域にはいないのかな」
アイラ「・・・あ。」
クエス「なに?」
アイラ「来たよ。多分・・・おじさまだ」
クエス「どっち?アイラ、行くよ!」
アイラ「うん!じゃ、ハサウェイお願いね!」
ハサウェイ「まって!クエス!・・・そっちは・・・行っちゃいけない気がするんだ」
クエス「なに言ってるのよ?あんたはちゃんとラー・カイラム守るのよ」
ハサウェイ「クエス・・・」
クエス「返事は?」
ハサウェイ「・・・うん。わかった。一緒に地球に行くこと忘れるなよ!」
クエス「決まってるじゃない。行こう!アイラ!」
アイラ「うん!じゃあ、後はお願いね!ハサウェイ!」
アイラの白いヤクトドーガとクエスの赤いジェガンが高速で離脱する。
ハサウェイは不安に押しつぶされそうになりながら一人呟いた。
ハサウェイ「僕はクエスが帰る場所を守る。だから、必ず・・・」
今夜はここまでですー
それでは
age
もう、ハサウェイには見えない・・・
クェスは一人で自在に泳げるのだ。
むしろ逆かと・・・
オペレーター「アイラ機、クエス機、10時方向に高速で移動します!」
報告を受けた苦労人艦長が頭を抱える。
ブライト「・・・またか!」
アムロ「ブライト・・・アイラたちの自由にさせてやってくれ」
ブライト「今回は前回のような単純な遭遇戦ではないぞ」
ブライト「他のMS隊との連携中だ。前衛を下げるわけにはいかない」
ブライト「かといってラー・カイラムの防御を手薄のままにするわけにもいかん」
アムロ「・・・ジェガンが一台余っていたな?」
ブライト「ああ。アイラがヤクトを使用しているからな・・・おい。まさか?」
アムロ「ああ。数年ぶりの実戦だが、うまくやるよ」
アムロ「アストナージ!」
MSデッキにアムロの声が響く。
アストナージ「用意してますよ、アムロさん!こいつでしょう?」
アムロ「これは・・・白いジェガン?」
アストナージ「俺はMSを白く塗らせたら宇宙一なんですよ」
アストナージが白い歯を見せて笑う。
微笑で返すアムロ。
・・・
久しぶりのコクピット。
オイルの臭いに混ざって、かすかに塗料の臭いもする。
数年ぶりの実戦だが、不安はない。
今ははっきりと守るべきものがある。
アムロ「ラー・カイラムはパパに任せろ。アイラは、ママを頼んだぞ」
アムロ「アムロ、ジェガン!出るぞ!」
カタパルトから射出される白い機体。
久しぶりのGが心地よく感じられる。
昔は少し苦痛に感じたものだが・・・
宇宙(そら)を駆ける白い機体。
ラー・カイラムに接近中のギラドーガを出会い頭に撃墜する。
まずは1機・・・。
最初の火球が後方に消えたとき。
モビルスーツの装甲越しに、ハサウェイにライフルを向ける敵機を「感じた」。
アムロ「ふたつ・・・」
2機目のギラドーガ。
ハサウェイ機の左後方。
おそらくハサウェイ機を撃墜することを確信していたであろうパイロットは
愛機もろとも火球となって、そして・・・消えた。
アムロ「聞こえるか!ハサウェイ!アイラたちが帰るまで死守するぞ!」
白い悪魔が戦場に帰ってきた。
>>368>>369 原作の「このときはじめて宇宙に上がったハサウェイ」と比べると
既に宇宙で数年暮らして、しかもMSパイロットって設定になった分
へなちょこっぷりが薄い感じに仕上がってしまいました。
結果として、なんというか書き手にとって動かしやすいキャラになってしまいましたね。
このまま最後まで地味だけど重要な役を務めます。
はい。
アムロかっこいい
おはようございます。
朝からご苦労様です。
アムロにはやっぱり活躍してもらえないと悲しいですね!!
アムロVSシャアは実現するのかなー
がんばってください。
376 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/05 23:59 ID:WkWY+9NF
1/144ジェガン買ってきてガンダム塗りしてみたくなったな店
アポリー&ロベカルは?
やっぱりリックディアスに乗ってるのか?
378 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/06 00:44 ID:9qXMexmH
毎日楽しくよませてもらってます。種よりもこっちのほうがいいんじゃないかと思ってしまう...
シャア「なんだ。この感覚は・・・なにか懐かしい感覚だ」
シャア「そうか。やっと、出てきたな。アムロ!」
かつてのライバルの帰還をシャアは敏感に感じ取っていた。
そのときシャアの愛機サザビーに急速に接近する2つの機影。
シャア「うん?あれは、アイラと・・・あの少女か?」
アムロではなかったか・・・なんだ?私は落胆しているのか?
シャア「一体・・・何を期待しているのだ?」
シャアは自分を笑った。
アイラ「おじさまー!」
通信回線に割り込んでくる愛らしい声。
シャア「やあ。アイラ。お友達と一緒に来る気になったかい?」
アイラ「はい。そうします」
シャア「ははは。そういつまでも強情を張るものではないよ。私の話を・・・なんだって?」
アイラ「えと。だから、おじさまについて行きます」
シャア「・・・やっと、わかってくれたのか」
アイラ「はい。あと、お友達もいっしょに行ってもいいですか?」
シャア「もちろんだ。お嬢さん、君の名前は?」
クエス「クエス・エアよ」
シャア「クエスか。素敵な名前だ。ネオジオンは君達を歓迎するよ」
シャアのサザビーに先導されアクシズの仮本営に向かうアイラとクエス。
シャアに聞かれないよう「お肌のふれあい」通信で会話をする二人。
クエス「簡単すぎてビックリだね」
アイラ「そうね。・・あ。どうしよう。ノーマルスーツを脱がないでいたいよね」
クエス「うん。いい考えがあるの。あたしに任せて」
ほどなく3機のモビルスーツはアクシズに到着した。
MSデッキを出てもノーマルスーツのままの二人にシャアが言う。
シャア「ここは安全だよ。ノーマルスーツを脱ぐといい」
クエス「いえ。あの・・・」
上目遣いで恥らうクエス。
クエス「このノーマルスーツ、サイズがきついんです。それで・・・」
シャア「それで・・?」
クエス「あの、下着の上から直接ノーマルスーツを・・・」
シャア「それは大変だ。うん。すぐにぴったりのノーマルスーツを用意しよう」
シャア「すぐに持ってくるから、ここで着替えるといい」
アイラ「え?いや、今は、そういう話は、ていうか、ここで着替えって・・・」
シャア「いいからここで待っていなさい」
駆け足でどこかへ去っていくシャア。
二人きりにされるアイラとクエス。
クエス「ノーマルスーツを脱がない口実のつもりが・・・」
アイラ「・・・思いがけない大チャンスね」
クエス「あんたのママ・・・どこにいるか、わかる?」
アイラ「うん。近いよ・・・きっと、あそこよ」
隣の区画が居住区になっていた。
その中の一室。扉の前。
アイラ「ここだ。開けるね・・・」
何の疑いもなくそう言うアイラ。
無言で頷くクエス。
アイラの胸元・・・ノーマルスーツの内側で、アムロにもらったあの物体が揺れている。
アイラが扉を開いた。
そこにいたのは・・・
ナナイ「アイラちゃん?!」
セイラ「アイラ!」
アイラ「ママー!」
セイラに抱きつくアイラ。
涙を浮かべた笑顔でナナイを振り返って言う。
アイラ「ナナイお姉さまもよくご無事で・・・ママがお世話になりました!」
ナナイ「いいのよ。あなたのママを守るって約束だもの」
ナナイ「それにしてもよくここまで」
アイラ「うん・・・うん・・・!」
セイラ「もう・・・バカなんだから、この子は!」
クエス「アイラ!急がないと!」
アイラ「うん。ママは連れて行きます。ナナイお姉さまは?」
ナナイ「私はもうダメよ。今更抜けられないわ。もう・・・」
ナナイはコロニー落としのことを言いかけて、そしてやめた。
ナナイ「どんな結末が待っていようと、私は大佐と共に・・・!」
アイラ「お姉さま・・・」
セイラ「ナナイさん・・・兄を、兄をよろしくお願いします」
深々と頭を下げるセイラ。
敬礼で答えるナナイ。
ナナイが敬礼のまま笑顔で言った。
ナナイ「早くお行きなさい」
アイラ「はい!お姉さま!」
アムロ「七つ!」
7機目のギラドーガを撃墜したときアムロのジェガンの弾が尽きた。
そこへ飛び込んでくる新たな敵機。
ビームサーベルを抜刀し、まっすぐにアムロ機に切りかかる。
アムロ「この!」
白いジェガンがはビームライフルのマガジンを交換しながら体を入れ替える。
飛び込んでくるギラドーガを紙一重に交わし、その周囲を回るように・・・
そして。
マガジンを交換したアムロがギラドーガの背後を取った。
ギラドーガの背中・・・コクピットの位置・・・に銃口を押し付け、つぶやく。
アムロ「八つ・・・」
ギラドーガの腹から真っ直ぐに火柱が伸びた。
操縦者を失ったギラドーガは、そのままの姿勢で宇宙空間を漂う。
アムロ「ふう」
「作業」を終えたアムロが息を漏らしたとき、ラー・カイラムから信号弾が打ち出された。
色は「赤」。
アクシズ制圧作戦はアクシズ破壊作戦に移行した。
これより「通常ではない」弾薬が使用されることになる。
アムロ「アイラ・・・まだか?!」
このSSのシャアもかっこいいところあるんですよ。
でも少女が絡むとおかしくなるという・・・
どうしましょうか。ホントに(笑)
>>374>>375 この辺のアムロは、めぐりあい宇宙編と逆シャアを足して2で割ったイメージで書いてみました。
本編の前半でも書きましたが、原作に比べ、「戦う目的」がはっきりしているので強いのです。
・・・多分(笑)
>>376 おおー
それはいいですねー
できたら、うpお願いしますー(笑)
>>377 アポリーたちはギラドーガに乗っているという設定です。
色は赤・・ですかねー。
やっぱりここはリックディアスカラーがいいですか?
ここでひとつ、このSSでの配備機体の設定を少し書かせていただきますと・・・
連邦のMSはジェガンだけです。
バンダイを気にしなくていいので、こんな感じです。
ネオジオンはNT用にヤクトドーガ、一般兵用にギラドーガを採用しています。
総帥機がサザビーなのは、シャアのエゴです(笑)
>>378 ありがとうございます。うれしいです。
種、見ましたよー
最後のガンプラCMは古きよき時代のオモチャCMって感じで好きです。
マ・クベ「これれは○○(いわずと知れたセリフ)」あげ
ごくろうさまです。
シャアがとにかく藁える。がんばってくらはい。
アクシズのMSデッキではアイラとクエスが発進しようとしていた。
セイラはアイラと一緒に白いヤクトドーガに乗っている。
クエス「アイラは真っ直ぐにラー・カイラムに戻って、あんたのママを降ろして」
アイラ「ありがとう。でも、あなたは?」
クエス「もちろん一緒に行くわよ。でも寄ってくる雑魚はあたしが落とすからね」
アイラ「うん。ありがとう」
クエス「なんどもお礼言わないの!」
アイラ「うん。ありがとう・・あ。」
クエス「あはは」
アイラ「ふふ」
クエス「じゃあ、いくよ!」
アイラ「うん!」
アクシズを離脱する白いヤクトドーガと赤いジェガン。
セイラ「アイラ。いいお友達が出来たのね」
アイラ「うん。ママ」
母と同じ美しい金髪の少女が笑顔で答えた。
そのころ。
アクシズのMSデッキと居住区の間で、両手にノーマルスーツを抱えた男がいた。
シャア「アイラー?クエスー?」
数分後、彼は無人の「元アルテイシアの居室」で呆然とすることになる。
シャア「謀ったな!クエス!」
更に数分後。
仮本営司令室で激昂するシャアがいた。
シャア「サザビーを出す!準備急げ!」
シャア「ギュネイはどこだ?白いヤクトと赤いジェガンを捕獲させろ!」
オペレーター「はい!ギュネイ機は比較的目標を補足しやすい位置にいます!すぐに連絡します!」
ギュネイ「アイラ様と・・・クエス?アイラ様はともかく、クエスというのは聞かない名前だな」
オペレーター「はい。ロンドベルの女性パイロットのようですが、その・・・大佐のお気に入りなのです」
ギュネイ「ちっ・・やはり大佐は・・・」
もう少しで禁句が出るところだった。
ギュネイ「それで?」
オペレーター「はい。その二人が白いヤクトと赤いジェガンで、アルテイシア様を拉致したのです」
ギュネイ「その2機を捕まえればいいのだな。了解」
ギュネイ「(これで大佐に俺を認めさせるさ・・・)」
ギュネイ・ガスには、彼自身が思う以上の戦闘能力があった。
最初にアイラがヤクトドーガを強奪した直後、更なる強化が施されていたのだ。
NT研の所長ナナイ・ミゲルとしては、ギュネイの記憶操作を行う口実として行った軽い強化のつもりだったのだが
時にこのような何気ない作業が誰も想像しない効果を上げる場合がある。
いまやギュネイ・ガスの戦闘能力は歴代の名だたる強化人間に勝るとも劣らない域に達していた。
そしてそれは同時に「戦闘力」が「人間性」というダムを決壊させる寸前であることを意味していた。
ギュネイ「・・・そこか」
ギュネイの蒼いヤクトドーガがアイラとクエスの機体の位置を捕捉した。
ギュネイの蒼いヤクトドーガがファンネルを射出した。
ギュネイ「おっと・・・殺しちゃまずいんだったな」
アイラ機とクエス機の四肢を狙ってギュネイのファンネルが攻撃を仕掛けた。
アイラ「きゃっ!」
アイラ機とクエス機が回避する。
ここは戦場である。
戦闘思考にあるNTにダメージを与えるのは例え不意打ちであっても容易ではない。
クエス「約束どおり、あたしが抑えるから!アイラはママを降ろしてきて!」
アイラ「うん!すぐに戻るからね!」
アイラの白い機体は速度を落とさず直進する。
セイラを載せたままではやはり危険なのだ。
ここはセイラを降ろしてから、再度出撃するべきである。
理屈ではわかっていたが、アイラは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
アイラ「・・・クエス!ごめんね!」
程なくアイラ機がラー・カイラムに到着した。
アムロ「アイラ・・・無事だったか」
ハサウェイ「クエスは?クエスはどうしたんだ?」
ラー・カイラムのMSデッキでセイラを降ろしたアイラはそのまま再度出撃した。
アイラ「ママ。行ってきます」
セイラ「アイラ・・・クエスちゃんを守ってあげて!」
アイラ「はい!」
再出撃した白いヤクトドーガにアムロとハサウェイの通信が飛び込む。
アムロ「アイラ!ママはどうした!」
ハサウェイ「クエスはどうしたんだよ!まさか!」
アイラ「ママは無事よ!クエスはあたしとママのために足止めをしてくれている!あたし、すぐに戻らなきゃ!」
ハサウェイ「アムロさん!」
アムロ「ハサウェイ!アイラと一緒にクエスのところへ行ってやれ!」
ハサウェイ「はい!ありがとうございます!」
白いヤクトドーガとジェガンが真っ直ぐにクエスの元へ向かった。
アムロ「・・・間に合ってくれよ」
>>386>>387 ご声援ありがとうございますー
やっと抜けていたエピソードも埋め終わりました。
今夜か明日には、エンディングまで書ける・・かな?
>>394 ナイチンゲールは難しいんじゃないかい?サザビーでてきてるし
…そういえばνまだでてきてへん…いけるか?
ということはHi-νでアムロが対抗ですか!?
期待age
ちなみに画像見れないよ?
あれ?おかしいなアドレス間違ってないのに
リンク先でも消されているわけでもないし
なんでだろ?
俺は絶対にやらない!
ひとつでも続編を作ったら、ガンダムはもう、後戻り出来なくなる!
俺はそれを望んでる…
399 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/06 22:19 ID:Hv7Flus9
アイラ!間に合うのか?!続きキボン!!
クエス「こいつ・・強い!」
ギュネイのファンネルがクエス機を捉え始めた。
ボディ部への直撃こそないが、既にシールドは失い、いくつかのパーツは破損していた。
ギュネイ「これでどうだ!」
ギュネイのヤクトドーガがビームサーベルで襲い掛かる。
クエスも抜刀して、これに応じる。
2機の間に飛び散る火花。
ギュネイ「ははははははは!俺は大佐よりすぐれている!」
クエス「こんなときに・・・なに言ってるのよ、あんた」
ギュネイ「俺は自分の力を知らしめるために戦っている!お前はなぜ戦う!」
クエス「なんだっていいでしょ!」
ギュネイ「ララァをアムロに取られたから、大佐はこの戦争を始めたんだぞ!」
クエス「うるさい!」
クエスのジェガンが蒼いヤクトドーガを蹴った。
両機の距離が開く。
そのとき。
クエスのジェガンの両腕が消えた。
ギュネイのファンネルが両肩を狙撃したのだ。
クエス「さすがにまずいわね・・」
そのころアクシズでは仮本営が浮上していた。
大型艦を隕石に設置することで建築された仮本営は
アクシズの落下と同時に本来の艦船としての機能を取り戻し
アクシズから離れたのである。
同時に赤いモビルスーツが出撃した。
シャア・アズナブルである。
ナナイ「大佐・・・。いよいよですわ。そして・・・アイラちゃん・・・」
ナナイの心情は複雑だった。
アイラ「見えた!あそこよ、ハサウェイ!」
両腕を失ったクエス機と、それに銃口を向けるヤクトドーガの姿がモニターに移った。
ハサウェイ「クエスー!」
クエス機とギュネイ機の間に飛び込むハサウェイのジェガン。
ギュネイ「この・・・ガンダムもどきが!」
ハサウェイ機の頭・・・ガンダムそっくりの頭が吹き飛んだ。
ギュネイ「邪魔だよ!」
ギュネイはハサウェイ機へ照準を合わせた。
そして。撃った。・・・3発・・・4発。
しかしその銃撃を浴びたのは、赤いジェガン・・・クエスの機体だった。
クエス「ハサウェイ!あたしをかばうなんて・・・」
ハサウェイのジェガンの頭が飛び、またギュネイ機が照準をハサウェイに合わせたとき。
今度はクエスが、その射線上に飛び込んでいた。
数瞬の時。
爆発。
そしてクエス機は消滅した。
ハサウェイ「クエスー!」
ハサウェイ「う・・うわあああああ!」
ハサウェイ「やっちゃいけなかったんだよ。そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で消せるんだ」
ギュネイ機に乱射するハサウェイ。
ファンネルで応戦するギュネイ。
アイラ「え?なに・・クエス・・あ・・・」
呆然とするアイラ。
数時間とも思える数秒の時を経て、アイラはやっと理解した。
アイラ「いやぁーーーーーー!」
泣き叫ぶアイラ。
そのアイラ機の全天モニタに異変があった。
前面に映る赤いモビルスーツ。
そのパイロットがシャア・アズナブルであることをアイラは知っている。
背面に映る無数のミサイル。
この中のいくつかが核ミサイルであることをアイラは知っている。
アイラ「おじさま!クエスが・・・クエスが死ん・・・」
シャア「なに?・・・なんてことだ!」
アイラ「蒼いヤクトドーガ。ギュネイといったわ。あたし・・・許せない!」
シャア「ギュネイ・ガス!貴様!」
シャアの怒声がギュネイに届く。
ギュネイ「大佐?!」
瞬間、ギュネイ機の動きが止まった。
そこに直撃するビーム。
ハサウェイが一瞬の隙を捉えたのだ。
ギュネイ「何?あっ?」
爆発し四散するギュネイ機。
ハサウェイ「クエス・・・」
ハサウェイは泣いた。
声を殺すこともなく、ただただ泣いた。
そのとき核ミサイルがアイラたちの頭上を越えた。
アイラ「いけない!」
アイラがファンネルを射出した。
シャア「アイラ?」
アイラのファンネルが数発のミサイルを撃墜する。
明らかに通常弾とは異なる大規模な爆発。
アイラのNTの直感は正確に全ての核ミサイルを破壊した。
シャア「やるな・・アイラ」
シャア「しかし、なぜアイラがロンドベルの核ミサイルを撃墜する?」
アイラ「おじさまには、そんなこともわからないの?!」
涙声でアイラが答える。
アイラ「だって・・アクシズにはナナイお姉さまがいるもの」
アイラ「もう友達が死ぬのは、いや!」
アイラ「地球にもいっぱいいるのよ。あたしの友達がいっぱい・・・もう・・やめて。おじさま・・・」
シャア「地球にも・・・いっぱい・・・?」
アイラ「ステファニー、キャサリン、バービー・・・みんな、いい子だよ・・・」
シャア「ステファニー・・・キャサリン・・・そうか。そうだな」
アイラ「・・・おじさま?」
シャア「アイラ・・・もう戦争は終わる。アムロ君のところに戻るんだ」
アイラ「おじさま・・・それじゃあ!」
シャア「ああ。さあ、早く」
シャアはアクシズに戻った。
すでにナナイ達の乗る大型艦はアクシズを離れ、アクシズは落下軌道にあった。
ただ一人。ただ一機。
シャアのMSがアクシズの表面に取り付く。
シャア「落下は始まっているな」
シャア「しかしまだ・・・このサザビーの性能を持ってすれば」
シャアのサザビーがアクシズを押し始めた。
シャア「15倍のゲインは、伊達ではないのだよ!」
しかしそのサザビーを持ってしても、落下を始めたアクシズを軌道から外すには力不足だった。
シャア「だめか・・・ゲインが・・・ゲインが足りん!」
シャア「あと、200。いや、180ゲインあれば・・・!」
「手伝ってあげるよ。シャア」
シャア「この声・・・クエスか?」
クエス「こんなの落とされたらアイラやハサウェイの家が壊れちゃうからね」
サザビーを柔らかな光が包む。
シャアにはその光がクエスの姿に見えた。
シャア「おお!20ゲイン上がったぞ!だが、まだ足りん!このままでは・・・」
そのとき懐かしい声が聞こえた。
「水臭いな。シャア」
シャア「その声は・・ガルマか?!」
ガルマ「ああ。姉上と兄上もいっしょだ」
キシリア「笑っちゃうじゃないか。あのキャスバル坊やがジオンの総帥だって?」
ドズル「シャア!ここでふんばらんでどうするんだ?また左遷されたいのか?」
ギレン「地球そのものをなくしてどうする?その思想・・・あえて言おう。カスであると!」
シャア「ああ・・。70ゲイン。110ゲイン・・・すごい。ドンドン上昇していく・・・」
マ・クベ「ふん。貴様を助けるわけではないぞ。キシリア様のお手伝いに来たのだ」
マ・クベ「私の墓標を地球に落とした上、こんな隕石まで落とそうとするとは・・・全く」
シャア「マ・クベまで!・・・150ゲイン。もうすぐだ、もうすぐアクシズを動かせるだけのゲインが集まる!」
「われわれもお手伝いしますよ。大佐」
シャア「トクワン・・ドレン・・アカハナまで・・・170ゲインを超えた!」
「大佐。遅くなって申し訳ありません」
シャア「ララァか!」
ララァ「はい、大佐。これで足りますか?」
シャア「200ゲイン!これだけあればアクシズを押し返せる!」
シャア「さらばだ!アクシズ!」
しかしアクシズは軌道を変えない。
シャア「なぜだ?なぜ・・・」
「柔道では押してダメな時は引くんですよ」
シャア「この声は・・・?」
シャア「誰かは知らんが、助言、感謝する!」
不思議な光、たくさんの人型の光に包まれたサザビーがアクシズを引っ張る。
・・・
ナビゲーター「キャプテン!アクシズが軌道を変えます!」
ブライト「なに?落下位置を計算しろ!」
ナビゲーター「・・・だ、大丈夫です!地球には落下しません!」
ラー・カイラムのブリッジを安堵の空気が包んだ。
ブライト「助かったのか。・・・奇跡だ」
・・・
ED曲 〜 Beyond The Time
●エピローグ
ここは地球。南の島。
アムロの家である。
バルコニーで空を見上げるアイラとハサウェイがいた。
ハサウェイ「アイラ」
アイラ「なあに?」
ハサウェイ「クエスとさ、戦争が終わったら地球に行こうって約束してたんだ」
アイラ「うん」
ハサウェイ「でも、あんなことになっちゃってさ・・・」
アイラ「ハサウェイ。クエスは約束守ってるよ」
「どんなに距離が離れていてもわかりあえるのがニュータイプなんだって」
アイラ「聞こえた?」
ハサウェイ「・・・うん」
ハサウェイ「ありがとう、アイラ。・・・お帰り。クエス」
頬を伝う涙の暖かさ。体に注ぐ日の光の暖かさ。
そして新しい時代の彼らが共有する、心を繋ぐ暖かさ。
古い大人たちの時代が終わりを告げ、今、新しい人類の時代が始まる。
〜 完 〜
〜 機動戦士ガンダムCUTE 〜
〜 主題歌:Beyond The Time (唄 TMN)
〜 挿入歌:おじさまは赤い彗星 (唄 アイラ・レイ)
〜 脚本、演出、その他:150
〜 Special Thanks :応援してくださった皆様
というわけで完結です!
まずは、レスを。
>>394 おお!心ひそかにどなたか書いてくれないかと、待ちわびていました!
でも見れないです?
もういちど上げてくださいー
切に希望です。
>>394>>395 実はこのレスを見る前に書き終わっていたので、そのへんのMSやMAを出せなくてすみませんでした。
結局本当に連邦のMSはジェガンだけになっちゃいました。
>>397>>398 逆シャアの公開以降、全ての新作ガンダムは亜流になっちゃったんですよね。
ノリで初めてのSSを書いちゃいましたが、純粋な続編はありえないと痛感しました。
みんなで楽しめればそれがいいのかな・・・というのが率直な感想です。
>>399 間に合ったというかなんといいますか、
とにかくこんな結末でした。
お気に召しましたでしょうか。
●あとがき
約一ヶ月。無事に続けることが出来ました。
皆さんのおかげです。
ありがとうございます。
ガンダムを出さなかったり、シャアとアムロが出てるのに一度も会話がなかったり、
バンダイが関係ないのをいいことに連邦のMSを量産機のみにしたり
我ながらひねくれてるなーと思いますが
楽しく書くことが出来ました。
張った伏線は余さず消化したつもりなのですが、
素人のやることなので見逃しがあったらすみません。
ていうか、1stの1話から持ち続けた疑問なんですが、「5倍のゲイン」ってなんですか?(笑)
最後にもう一度お礼を。
皆さん温かく見守っていただきありがとうございました。
おつかれさまでした。
終わってしまうと駆け足だった気もしますね。
正直もう少し最後を盛り上げてもよかったんじゃないでしょうか。
自分じゃ書けないので大きなことは言えませんが…(w;
せめて最後にシャアとアムロが力を合わせて…とかのほうがほのぼして
個人的にはいい感じです。
連邦にNTがいないので量産だけでも連邦らしいといえば連邦らしいです。
しかしガルマが出てきた時は笑いがでました(w
「ガルマっすか!!」って
なにわともあれお疲れ様でした。
次回作を楽しみにしてます!!
次回予告はなんざんしょ(w
お疲れ〜さんでした〜(^-^)
いや〜よくぞ書き上げてくれました。初めてとは思えません。
巧くまとまりましたね。途中からはROMるだけだったんですが楽しかったです。
また次回作期待しとります!(^^)/
5倍のゲイン・・・・多分ハロの5倍だよ(w
416 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/07 11:17 ID:FzfDxW9v
150さん、ごくろうさまでした。次回作期待してます。
ホントに何を基準に5倍なんでしょう...
次は連邦のエースになったカツの話なんてどうすか?
次は連邦のエースになったジョブジョンの話なんてどうすか?
青い巨星を忘れてるぞ!映像上実際に会話がなかったが、父親繋がりで、
かなり重要なポジションだったと思うのだが・・・・・
でも、そんなことには関係なく面白かったヨ・・・・
最近あちこちで、CCAネタのSSでまわっていて面白いです。
書き手さんの捕らえ方いろいろあってね。
この続きで、閃ハサ・・・は、できねえな〜〜〜絶対に・・・
この続きは、F91の時代で、チェーミンが母親でってのは?
やっぱり、1stの続きって事でないとダメか?
シャアの子供がアフロと戦うってのはどうよ?シャマーンとか...
>>413 激しくおつかれ。
実は今日見つけて一気に読んじゃいました。
すごくいいですね。
とげ抜きCCAって感じです。シャアもこれなら成仏したことでしょう。
結局ガンダムはヤクトガンダムもどきとジェガンダムしか出てこなかった(w
小説版からのラインで、ジオン共和国で、シャアが独裁体制を敷く、
それを嫌った、元ペガサスクルーとアムロを殺してしまったルロイが、
協力して戦うってのは?
424 :
422:02/10/07 20:11 ID:???
425 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/07 20:58 ID:NDQQEgQX
だれかSSかいとくれ〜
150氏の次回作は....
アクシズは半分になっても生活できるんだよ・・・・ということで
CCA後日談
アムロ「ほら、シャア飯が炊けたぞ」
シャア「味噌汁にねぎが入ってないようだが?」
アムロ「あんなもんタダの飾りだ」
シャア「そうか・・・・」
アムロ「なあ?」
シャア「なんだ?」
アムロ「俺たち・・・いつ救助が来るのだろう?」
シャア「私の計算では、今アステロイドベルト付近だ・・・貴様のがんばりすぎだ」
アムロ「そうか・・・・・・」
長文スマソ
>426
ワラタ けど(・∀・)イイ!!
>>426 (・∀・)イイ!!
偶然木星圏でジュドーたちに拾われたりして。
,,.-‐''""""'''ー-.、
,ィ" \
/ `、 y' ,.-'" /、__,/
,i i,,. -‐''''''""''''‐-、‐'" -'''""  ̄ ""''- .,, u ,./
r'-=ニ;'_ー-、___,,.ィ‐‐-,,_ __| / ヽ、 /
| r,i ~`'ー-l;l : : : `l-r'"メ、 ,' u ゙v
ヾ、 `ー‐'": i!_,l_ノ` ,. i ヽ、
| ,:(,..、 ;:|/ ,ノ i l l l, i ヽ、
| ,,,..;:;:;:;,/ ⊂ニ -' 人 ij l l u ,.-''"::゙゙'ヽ、
| /゙゙゙'''二ニ'''─‐'''''"ヽ、゙、 J /:::::::::::::::::::::::゙ヽ、
| |  ̄` ノ,. /r‐' ゙il ヽ /:::::::::::::::::::::::::::,.-'"゙ヽ、
| | __,,. J |i、_< /;;;:;:::::::::::::;:;:;;;/ ゙ヽ、
| | u ニ二 -'" __,,./il゙、 ヽ; ,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ \
| \ .__,,,,,,. -i''i"/、 __、' i,,.ヽ、 j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i' ヽ、
\ `::;;. '"`ニ二ソ j ゙'J U ij ` - .,_ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ、
__ > ゙゙:`-、;:;:;;;:;:;:;;/::::`ヽ/ ゙゙'''‐- .,,,___i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| >-─‐-
:::::::::;;;/ `ヽ、;;;;;;;;;;;i ,.-'"
431 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/08 23:45 ID:Y/QSlr90
フルCGでリメイクして見てくんねーかな。
みなさん感想ありがとうございます。
>シャアとアムロ
なるほど、
>>414さんのエンディングもありでしたね。
シャアとアムロが直接会話しちゃうと
そのまんま逆シャアになっちゃいそうなので会わせない様にしてたんですが(特にロンデニオン)、
最後のシーンでならいけましたねえ。
>5倍のゲイン
みなさん「何の」5倍かがひっかかってるようですが、
私の場合、そもそも「ゲイン」がわからないままという始末で(笑)
多分調べればすぐわかるんでしょうけど、せっかくなのでこのSSでは、
イデ並みの「謎の力」として扱ってみました。
そして最後まで謎のまま・・・180ゲインてなんだよ?みたいな。
>ガンダム
そうなんです。結局ガンダムアンテナのヤクトとジェガンダムです。
あとは強いて言えば、アムロ専用ジェガンがガンダムカラーという(笑)
それにしても
>>421さんは一気に読んだんですね。すごい。
自分でも一気に読んだことは無いです。
一気に読んだらあちこち書き直したくなるんだろうなあ(笑)
>続編
小説版の続きというのも魅力的ですね。
カイが最強ニュータイプ・ルポライターとして次々と特ダネをゲット。
・・・失敗しました。
シャマーン面白いです。
性別すら明らかじゃないのが反則(笑)
絶対ターバン巻いてるし。
仮面もつけてるし。
赤いキュベレイに乗りそうだし。
>アクシズの味噌汁
これ、いいですねー!
なんかサザエさん的なシチュエーションコントになりそうな予感が(笑)
実は以前から1stの続編っぽい話で
誰か書いてくれないかなーて思ってた話があるので、
時間があれば、それを自分で書いてみたいと思います。
今回のSSのボツエピソードもいくつかあるんですが、
そっちは闇に葬る方向で(笑)
では。
>>433 おぉ、次作始動ですね。
楽しみにしております。
このスレの後半戦で一本できそうですね。
楽しみ、楽しみ(^O^)
期待age
ageる!
>>426 シャア「たまには私も食事当番がしたいのだが」
アムロ「どうせ赤飯だろ?」
シャア「ちぃ!」
かってに続き・・・
シャア「じゃあ、違うのにするよ。」
アムロ「どうせ、ナポリタンだろ」
シャア「ちぃ!」
スマソ
さらに勝手に
シャア「じゃあいいよ。今日は俺がスープを作る」
アムロ「ビーフシチューとトムヤムクンは飽きたからやめろよ。」
シャア「ちぃ!」
シャア「デザートは私が用意しよう」
アムロ「どうせイチゴだろう?」
さくらんぼ 登場
シャア「当たらんよ」
アムロ「俺は、冷凍ストロベリーが好きなんだよ」
シャア「では私がいただくこととしよう」
アムロ「僕のをとったな!!父さんにもとられたことがないのに!!
僕が一番うまくさくらんぼを食べられるんだ!」
ハハハ...ワラタ
この二人救助される前に愛が芽生えそうだな・・・
うん…(;´Д`)ハァハァ
話しはグラナダ侵攻→サイド3最終決戦へと続く。
俺ガン的解釈による続編
アムロ「・・・君は・・・今もそうだ。兄さん、兄さん、って・・・」
セイラ「そんな!そんなことを!!それに、あなたこそ時々、寝言で
ララァ、ララァって・・・それはお互い様なのじゃなくって?」
(毛布を引き寄せながらベッドの上で背を向ける。顔を壁側に向けたままで)
アムロ「・・・やめよう、もうこんな話・・・」
セイラ「そ、そうね。今夜は私も疲れたわ。」
(扉の外)
シャア(こんな夜中に・・・一体何を話しているのだ?随分声を荒げて
いるようだが・・・)
(ふと我に返り)
シャア(フ・・・これでは道化だよ)
>>448 道化じゃね〜〜
覗きです。犯罪です。
ハニャーンに
i^i ,.-l[]l-、
|_| il┌'^'┐li / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,.--(の) _i_ニ[_]ニ,i_ < 通報しますた!
(ぃヘ(__)^i\ ヾ=='ヘ, \________
'〜'⊂ノ,__/三7ヽ,__l7
| l, i | /7/ _
(ヽ/^/ ̄|_/7/iー―irfニヘ _,i.lニl.i,
/ ̄7 ̄'--' ̄|___|∪ニノ. /a__,--,_a、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/___./ | __|  ̄ __() l,__,-,__,l i) < しますた!
7 ̄^'ラ=:t┴‐'ヽ\ (の)、_l__l_/ \______
___/ ノ \._ ____;'┐ (ぃ(__)ト==、,ニr> ___
レ'f―,/マ (())' / └>->-l/E/lニr'i ヘ
/ / /./ / / / / ̄/ ̄^i^~>.,k;i__ノ n
'r' トノ i _,/ / _/ ̄^ー;r--'^ \ (凸) シマスタ!
/'i―i'l' y'_/_ (/  ̄'i^).^-(^iニi二ヽ @[ Y]−
[;iレ==ト] (())-i-ヘ. [/  ̄ i~l] ialニiニニヽ / >
./ニニニニl.I. /ニニ二>ニゝ、 // ̄ ̄i,l └―――┘
Ii_I___l.I └‐‐―――┘  ̄ ̄ ̄
>>448 この夫婦はアイラが生まれてから落ち着くのかしら?
とりあえず、主題歌は「ガンダムじゃない」
むしろ小説版の続編を熱望(*´∀`)
454 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/14 01:05 ID:e1U8GYT0
>>453 ルロイ・ギリアム「ま、まさか、本当にアムロ少尉なんですか!?信じられない…
ビーム・バズーカの直撃を受けたというのに…」
アムロ「ああ〜〜?いちいち細かい事気にしてんじゃねエよ!
俺様が不死身だってのは知ってんだろうが!」
……言い忘れたがキャラデザは平松伸二。
>>454 そんなDBぽいのはいやだ!!ヽ(`Д´)ノ
456 :
61-26-241-225.home.ne.jp:02/10/14 01:09 ID:TAy9/2GK
ミナサン宇宙世紀がみたいでオ〜ケ〜?
オ〜ケ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
でも、
>>448は捨てがたい。(藁
いかん、ageねば!
「サイド3より通信!地球連邦が我が国に対して宣戦を布告!」
「ついに来たか・・・」
シャア・アズナブルはルナツー宙域に浮かぶグワダンの艦上でその報告を聞いた。
「偵察中のザンジバルより連絡!ジャブローより連邦軍艦隊の発進を確認!
こちらに向かってきます!」
「全艦、迎撃戦用意!」
そのシャアの声とともに、ブリッジは一気に慌ただしさを増した。
「10年か・・・長かったな。」
ブリッジの喧噪の中で、シャアは一人つぶやいていた。
「総員、第一種戦闘配置!モビルスーツ隊は順次発進!」
ブライト・ノアの声がアーガマの艦内に響き渡った。
そして、そのブライトの声に呼応して最初のMSがカタパルトにあがった。
「アムロ・・・今はおまえの言ったことを信じてみることにする・・・」
MSのパイロットはそうつぶやくと、叫んだ。
「カイ・シデン、ヤクトドーガでるぞ!」
その次は、ジャブローだ!キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
続き激しくキボンヌ
>>459 ????ブライトはシャアの部下なのか?
462 :
460:02/10/15 22:30 ID:???
>>461 だって、小説の最期にペガサス隊の何名かは、ジオンに残ったとなってるし、
アムロが言っていた、「ギレンの次は、ジャブロー」ということに同調していれば、
ブライトもシャアともにあっても不思議に思いませんでしたが・・・
まあ、カイが、残っているのがちょっと不思議ですが・・・
(シャアを嫌いになりかけてましたからね)
10年で、変わったのかな?
463 :
460:02/10/15 22:34 ID:???
まあ、ブライトが部下になったことは、実戦向きだし、
一般人が見たらNTの自分勝手な行動も理解できる人だし、
それにも増して、シャアが、ダイクンの息子ということが大きいんでしょう。
そうなんですよね。
小説はカイはシャアが嫌いになって終わりでしたねー
そうですね、やっぱここは10年で変わった説に同調。
あ・・・カイが裏切るor脱走するのもおもしろいかも。
465 :
459:02/10/16 03:29 ID:???
「そろそろ来る頃だな・・・」
そのカイのつぶやきが呼んだかのように宇宙の暗闇に一筋の光が走り、
次第にその宙域は幾多の閃光と光芒に包まれていった。
カイは、彼に続く2機のギラドーガに接近すると、接触回線を開いた。
「一気に行くぞ。MSは後続部隊に任せればいい。俺たちの目標は敵艦隊だ。
それを忘れるなよ。」
「了解!」
「いいな、生きてアーガマに帰るぞ。死んじまったらなんにもならない・・・。
なんにもならないんだからな。」
それは、10年前ア・バオア・クーに散った戦友、アムロ・レイに対する思いでもあった。
カイがアムロの思惟を感じ取ったとき、彼の機体は閃光に包まれていた。
だからこそなのか、そのアムロの思惟はカイに強烈な印象を残し、
それが今も彼を縛り続けていた。そして、それはブライトたち元ペガサスクルーにとっても
同じだろうと、カイは感じていた。
カイのヤクトドーガは僚機から離れると、光の帯の間を縫うようにして敵艦へと向かい、
2機のギラドーガもまた、それに続いた。
466 :
459:02/10/16 04:30 ID:???
とりあえず書き上がった分です。
遅筆&拙文、ご容赦ください。
>>460さん、フォローありがとうございます。
ブライトに関してはシャアが偉くなってしまったので、NT部隊の指揮を任されたと。
シャアは艦隊司令で、NT部隊はシャア艦隊所属ということで。説明不足ですいません。
カイは文中に書いたような感じで軍に残っただろうと考えました。
いろいろとプロットを考えながら悩んでます。進みは遅くなると思いますが、
がんばって書いていこうと思うので、応援していただければ幸いです。
そうですね。
同調というよりも縛り付けているという感覚のほうが、
ガンダムっぽい・・・
459さん、がんばってください。(できれば、トリップつけた方がいいかも・・・)
気長に待ちますよ。わたしは・・・
(*´∀`) >459さん、がんがってください。
ルロイも出てきそうでワクワク。
彼もNTとして覚醒しているでしょうね。
階級はシャアは将官(准将あたり?)
ブライト大佐
ルロイ少佐(1stのシャアみたいな)
カイ大尉
ミライ主婦
セイラ一人で海で泳げる
でしょうか?
>セイラ一人で海で泳げる
ワラタ・・・・
フラウは、普通の生活してるのかな?
カツ、レツ、キッカもソコソコの年齢だしな・・・・
ルロイ、出てきて欲しいな・・・・
カイが主役!カイ好きな折れは・・もう・・
_、_
( ,_ノ` ) <オッスオラカイシデン
カイは間断なく迫り来るビームの奥に敵MSの気配を感じると、ビームライフルを構えた。
神経を研ぎ澄まし敵を明確に感じ取った一瞬、ライフルから放たれた光の糸は、
その先に強烈な閃光をきらめかせた。その爆発の光の中に続くMSを察知すると、
カイはファンネルを一機放出し、同時にライフルの引き金を引いた。
2本の光が、正確に2つの光球を作り出す。次々と生み出される味方の爆発の光に
連邦軍のMSがひるんだ一瞬、ヤクトドーガはその機体を翻すと、敵艦隊へ向けて
駆け抜けていった。
連邦のMS隊を飛び越えながら、カイは全天視界モニターの中に敵機を撃墜しながら
追尾してくる僚機を確認して、その動きに感心していた。2人ともNT部隊の一員とはいえ、
実戦の経験はない。
(さすがにやるもんだ。ルロイ、後ろは任せたぞ。)
カイは心の中でつぶやきながら、アムロのガンダムを追いかけていた頃のことを
思い出していた。
後方に控えてカイの小隊の動きを見守っていたルロイ・ギリアムは、
かつて敵だった男に心の中で賞賛を贈っていた。そして、
乗機ヤクトドーガの手を振って指揮下の中隊に合図を送ると、
カイが切り崩した一角を目指した。
連邦のMSがカイたちに気をとられた一瞬、その後ろからビームの束が降り注いだ。
虚をつかれた連邦のMSはあるものは四散し、あるものは大破して後退していった。
眼前の敵をうち破ったルロイは、すぐさま部隊を率いて味方機の援護に回った。
その働きは、膠着しかかっていた戦局を動かすのに十分であった。
(まだ始まったばかりだ・・・。俺は・・・償わなければならない。)
ビームライフルで冷静に光の輪を作り出しながら、ルロイの心はそのような思いで
満ちていた。
>>467さん、ありがとうございます&トリップつけてみました。初トリップに緊張した次第
>ウッソさん、
>>459さん、
>>472さん、
>>473さん
応援ありがとうございます。がんばって見放されないような文章を書いていきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。
>>470さん、
>>471さん
ようやくルロイがでるところまで来ました。
階級は
シャア少将
ブライト大佐
カイ大尉
で、ルロイを大尉にするか少佐にするかで思案中。MS中隊指揮官だと、
どっちが妥当なんでしょう?
その他のメンバーは
ミライはブライト婦人で、フラウは仕事をしながらファッションデザイナーの勉強中
カツ、レツ、キッカはどうしよう
で、セイラさんは2人で・・・
ルロイキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
あせらずによろしく〜〜
こんなペース好きだな〜
正統派小説続編キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!
またーり続けてください。
>>478 ガンダム世界での階級はかなりいい加減だと思いますが、難しいですね。
私の私見としては、
1.ランバラル、ガイアなどMS小隊(+α)率いる人が太尉扱い。
2.少佐は大隊指揮官ですが、シャアの率いたMSはせいぜい中隊程度。
3.小説版ですと、レビルがアムロを任官するときに
「本来なら(ビームライフルの威力から)艦船の艦長クラスである佐官に任命するべき・・」
と言ったことを逝っております。そうするとMS部隊を率いる立場ならば佐官クラスかと思われ。
4.ベルチルのアムロは太尉ですが、ラーカイラムのMS部隊長と言うよりはフリーランスの
用心棒みたいでした。Zのクワトロも同様。
よってMSパイロットは普通の軍人よりも1ランク上の階級になると考えられますので
少佐が適任かと(単に太尉が二人いるより少佐がカコイイ事もありますが。)
その時、セイラは一人で海を泳いでいた・・・。
まだ泳いでいた・・・
そして、グリーン姉さんになったとさ・・・
459が書くまでセイラは海で泳いでいた・・・
MS部隊の壁を突破したカイの小隊は、その勢いに乗って一気に連邦艦隊に迫っていた。
カイはモニターの中にサラミスの艦影を確認すると、対空砲火の火線を巧みにくぐり抜けて
数条のビームを放った。ヤクトドーガと、それに続く2機のギラドーガから放たれたビームを
次々に受けたサラミスは、一瞬にして爆発した。
ルロイの部隊もまた、後退しつつある敵MSを牽制しながら敵艦隊に迫った。
ルロイは敵艦を射程圏内に捕らえると、部隊を散開させ、自らも直属の小隊を率いて
敵艦に突撃を仕掛けた。
戦闘空域のあちこちで艦艇の爆発によるひときわ大きな閃光が輝き出したとき、
連邦艦隊の上で撤退を告げる信号弾が光った。
と、そのとき、カイは麾下のギラドーガの一機が自分の横を駆け抜けていくのを見た。
「馬鹿が!焦るな!」
カイがそう叫んだとき、ギラドーガの機体は敵MSからの直撃を受け、閃光に包まれていた。
「調子に乗るからだ!」
そう吐き捨てながら、戦場が簡単に人の命を奪っていくことをカイは改めて思い知らされていた。
>>479さん、
>>480さん
そう言っていただけると幸いです。
戦闘の描写って難しいなあと感じてます。変に凝ろうとしすぎなのかな?
イメージに筆がついていかない・・・
これからも毎日最低1レス分は進められるようがんばります。
で、もうちょっと早く寝れるようになれれば。
>>481さん
考証どうもありがとうございます。
自分も2人とも大尉だと微妙だなあと思っていたので、ルロイは少佐にしたいと思います。
>>485さん
やっとセイラさんを陸に上がらせることができました。恨むべきはこの筆の遅さ
459様
継続は力です。
毎日1レス・・十分だと思います。
戦闘の描写は、こりだしたらきりが無くストーリーの停滞を招きかねませんので、
その辺は、適度に端折ってもいいかと思います。
それよりもより難しいのは、心理描写だと思いますので、日々の生活のプレッシャーに
ならない程度にがんばってください。
カイのヤクトは、やっぱり、真っ赤?シャアのパーソナルの赤よりも鮮明な赤かな?
age
でたな〜〜
今日は、名前が思いつかなかったのか?
491 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/19 02:06 ID:vVg7Yo5E
459さんには、TV版ファーストのリメイク小説を希望
ジオン艦隊の中央に鎮座するグワダンの艦橋で、シャアは前面のディスプレーに
映し出される戦況を見つめていた。
「そろそろ潮時か。引き上げの合図を出せ!」
その言葉を受けて打ち上げられた信号弾が、ジオン艦隊を明るく照らした。
「全艦に通達。これより最後の補給を行った後、輸送艦隊を切り離し地球へ向かう。」
努めて冷静な声でそう告げながらも、シャアは自分の気持ちが昂揚していくのを感じていた。
十数隻を数えるジオン艦隊の中にあって、アーガマの艦影は明らかに異彩を放っている。
そのペガサス級に似たシルエットはシャアの感傷が造らせたものなのだろうか。
帰投するヤクトドーガのコクピットの中でカイはそのようなことを考えていた。
モビルスーツの収容を終え、コックピットのハッチを開けたカイの前に、ルロイが姿を現した。
カイ・シデンとルロイ・ギリアム。10年前の戦争では敵味方に分かれて戦った2人は、
今や親友と呼べる間柄であった。
確かにルロイはアムロを殺した男である。そのことで、カイにわだかまりがなかったわけではない。
しかし、ルロイの後悔と自責の念からくる深い悲しみを知ったとき、
カイの口をついてでたのは慰めの言葉であった。
「アムロは戦場に魂を吸われたのさ。お前さんが悪い訳じゃない。」
「許せる・・・のか?」
「確かにあのときアムロを狙撃したのはお前さんさ。だがそれは見せかけのことだ。
あのとき、戦場が、宇宙がアムロの魂を求めていたんだよ。」
カイは言葉を発しながら、あのとき起こったのはそういうことだったのだと実感していた。
その言葉にルロイは救われた。自らの過ちが、それで消えるわけではないことは認識していた。
それでも、ペガサスクルー、アムロとともに戦場を駆け抜けた男からのその一言は、
ルロイを再び立ち上がらせるのには十分であった。
「お出迎え光栄であります、ルロイ・ギリアム少佐!」
そう言ったカイは、わざとらしく敬礼までして見せた。その敬礼に、ルロイもまた鷹揚に応えて見せた。
「やっちまったよ。」
続けてカイの口からでてきたのは、つい先ほどまでの軽口とはうってかわって深刻な声であった。
「なんのために俺がついてたんだか。」
「あまり気に病むなよ。これからが本番なんだからな。」
「わかってるさ。仲間が死ぬのは慣れるもんじゃないが、経験がない訳じゃない。
それよりも心配なのは・・・。」
「カミーユ曹長か。」
その言葉に頷きながら、整備兵の中に混じるカミーユの姿を見つけたカイは、
一言謝りながらルロイの横を通り抜けていった。
「一足先に休むとするか。」
カイの後ろ姿を見ながらそうつぶやくと、ルロイは自室へと向かった。
>493
カミーユこっち側だったんすね。
果たしてガンダムを装備しているのはどちらだ。
狂気の少年兵NTジュドーアーシタの駆るサイコガンダムがアーガマに迫るのか?
きりのいいところまで行こうとしたら、ちょっと長めになりました。
今日は比較的筆が進みました。
>>488さん
ありがとうございます。
心理描写、がんばりたいと思います。
カイ機はやはり赤ですね。ガンキャノン系の。
で、ルロイ機は青かな、と。レズンのギラドーガの色をイメージしてます。
>>491さん
リメイクですか。難しそう。自分もTV準拠の小説読んでみたいと思ったりもしましたが。
今書いてるのが終わって、余力があったら挑戦してみようかとも思います。
>>494さん
カミーユは自分の中で納得行く設定ができたので登場させました。
ジュドーは設定が固まれば。短編版と長編版でプロット考えてるんで、
長編版なら登場の余地ありということで。
それでは、おやすみなさい。明日こそは早く寝るぞ!
というか、明後日試験だから寝れないとまずい・・・
うわ459普通に面白いぞ。たのしみにしてます。
459さん、(・∀・)イイ!
しかし、試験も大事だから、こっちの方、無理しないようにね。
続編については、いままで、まっていたんだから、
しばらく空くのは、がまんできるから!
>>495 出来がすさまじくよいので長編キボンヌ
べつにこのスレでまとめる必要全くありませんので、
どうぞ何スレにでもわたって書いてください。
それまで私たちはセイラさんを海で泳がせて待ってます。
セイラさんはでてこないのかなー
459さん、あんまり無理せず自分のペースでがんがってください(・∀・)テストモガンガレ!
宇宙空間での戦闘のニュースを浜辺においたポータブルTVで見ていたセイラは、
ニュースがとぎれると再び衣服を脱ぎ捨てて一人で海で泳ぎ始めた。
セイラはニュースが聞き取れなくなると困るので、5時間に一度は海で泳ぐことにしていた。
今日の海は青空が美しい。その向こうで戦う兄やかつての仲間のことが少しだけ頭をよぎった。
しかしそんなこともすぐに忘れて泳ぎ続けるのであった。
泳ぐしかないのか!
セイラは、泳いでいるか!(第1話)
セイラは、いつも泳いでいる。(第39話)
カイはギラドーガの足下にたち、佇立するその巨体を見つめていた。
機体にとりつく整備兵に混じり、カミーユもせわしなく働いている。
その姿を見ながら軽いため息をついていると、不意に後ろから声をかけられた。
声の主はアストナージ・メドッソ。アーガマのチーフ・メカニックで、若いながらも
パイロットからの評価は高い。カイもまた彼の腕には全幅の信頼を置いていた。
「どうしたんです?何か問題でも?」
「いや、そういう訳じゃあないんだがね。」
そう言ったカイの視線の向こうにカミーユの姿を見つけたアストナージは、
すぐにカイの言いたかったことを了解した。
「自分も休めって言ったんですが。」
「ま、気持ちはわかるけどな。」
カイは苦笑混じりにこぼした。
モビルスーツの装甲を隔てて広がる宇宙は、死の世界である。そしてその虚空にきらめく光芒は、
時に殺意の渦となって向かってくる。じっとしていればその恐怖に押しつぶされそうになるのだろう、
カミーユの働く姿はそういったことをありありと感じさせるものだった。
むろんカイほどのベテランになれば、撃墜されない自信はある。だが、自信はあっても
それは絶対のことではない。ベテランだから、ニュータイプだからといって死なずにすむ保証など、
どこにもないのだ。ましてカミーユは初陣である。僚機が撃墜される場面も目撃した。
発狂しなかっただけましかもしれない、カイにはそのようにも思えていた。
>>496さん
ありがとうございます。がんばりますので、今後ともよろしく。
>>497さん
結局書いちゃいました。図書館が早く閉まるのを自分へのいいわけに・・・
今更あがいてもしょうがないさ、とか・・・
>>498さん
そう言っていただけると心強いです。長編、挑戦してみようかな。
>>499さん
セイラさんは登場はから始めるパターンも考えてたんで、情景は割と浮かんでます。後はタイミング次第ですね。
応援、ありがとうございます。テストがんばってきます。
それでは、おやすみなさい
小説編の続きだったら、マルガレ−テ・リンク・ブレアは出てくるかな?
多分シャアと結婚してても不思議じゃないし。
>506
あれはいいとこ愛人じゃないの?
でも、子供を産んで欲しいとかのこといってませんでした?
それに、アニメほどシャアは、ロリコン的なイメージを抱かせなかったと思うし、
結婚まで行ったかは、ちょっと、断言できそうに無いけど。
愛人というレベルじゃないでしょ。
欧米人は結構結婚はしないで「パートナー」にだけして子供ポコポコ作るからなぁ。
シャアの場合正妻だと何かと色々条件など付きそうだしなぁ。
徳川家康・小泉純一郎式に側室だけ何人かおいて正妻は空座という方式になる気がする。
基本的には無理でした
保守age
セイラは暇を紛らわすために再び一人で海に入った。
>513
だね。
スマソ
「カミーユ曹長!」
不意に声をかけられたカミーユは一瞬とまどったような素振りを見せたが、
その声がカイのものであったとわかると、あわてて声の方へと向かった。
「なんでしょう、大尉。」
「いや、大した用じゃない。ただ・・・な。」
カイの言いたいことがわかっていたカミーユには、カイの顔を直視することはできなかった。
カミーユ自身、自分の弱さは十分に認識していたのだが、それでも弱い自分を指摘されることはつらかった。
「まあ、気晴らしになるんならそれでもいいがな。出陣の後は自分で思ったよりも疲れている、
横になってみれば案外眠れるもんだ。どうせ帰ってくるなり働いているんだろ?」
何もかも見透かされている。やはりこの人にはかなわないな、それがカミーユの実感であった。
「少し落ち着いたら試してみることにします。」
「頼んますよ、曹長。体調不良で出撃されたら、こっちも大変なんだ。」
カイはそう言ってカミーユの背中をはたくと、手をひらひらと振りながら通路の方へ流れていった。
最初は嫌いだったカイのそんな態度が、今ではむしろ頼もしく思える。年月の力というのは不思議なものだ、
カミーユはそのようなことを考えながら、ほんの少し心が軽くなったのを感じていた。
今日はこのくらいで。
カミーユの設定にも触れようかなと思ったんですが、うまくまとまりませんでした。
>>506さん
そこら辺も描写したいな、とは思ってます。
個人的には、内縁の妻状態ではなかろうかと。
で、志を遂げた上で、正式に結婚する。
そんな気がします。
517 :
某研究者:02/10/21 06:48 ID:BrQWt2Dh
まあ流石にガンダムのあの終わり方ではネオジオンは外せないかとは思うが
だからと言って連邦対ネオジオンでは単純過ぎるだろうが
連邦内の反主流派だけでなくネオジオンの反主流派も登場させるべきだろうか
(まあ其れに更に木星帰りの男等も絡むか(笑)
シャアは連邦では無くネオジオン側(これは反主流派だろうか)の方が
良かったかも知れぬが(まあこれはZZと逆襲のシャアが混ざった様な状況だろうか)
518 :
某研究者:02/10/21 06:51 ID:BrQWt2Dh
まあアクシズが木星付近に逃げていたなら
木星帰りの男がネオジオンに加入している状況でも良いだろうか
(まあネオジオンに存在するシャアと彼の対立と言う構図でも良いだろうか)
519 :
某研究者:02/10/21 07:00 ID:BrQWt2Dh
しかしZZを見る限りシャアとハマーンの対立点は何も無いだろうし
シャアの敵はハマーンでは無くグレミーやティターンズの様な連中ではないのか
520 :
某研究者:02/10/21 07:08 ID:BrQWt2Dh
カミーユ等ハマーン同様の新たな脇役で良く
逆襲のシャアの様にシャアとアムロを軸に物語を進めるべきだろうか
(まあセイラ等も出した方が良いだろうか)
521 :
某研究者:02/10/21 07:10 ID:BrQWt2Dh
まあカミーユが主役の話は外伝にでもして
ビデオで出せば良いだろうか(苦笑
522 :
某研究者:02/10/21 07:13 ID:BrQWt2Dh
まあ矢張りガンダムの続編等簡単に作れる訳は無い訳だろうし
直ぐに出したのは失敗であり
スターウォーズ並みに間隔を空けるべきだったろうか
(まあ只0080の様な一年戦争の外伝程度なら其の間に
作成して良かったろうか)
523 :
某研究者:02/10/21 07:25 ID:BrQWt2Dh
Zガンダム及び其の以降の作品は単なる映画であるとして
真のガンダムの続編を作れないだろうか
(まあ一部のMS等は再度出しても良いだろうが
ハイニューガンダムとサザビーの様な機体を
シャアとアムロに与えるべきだろうか
ネオジオンはリックディアス(或いはドライセン)やガルバルディβ・ギラドーガの様な物が主力であり
連邦はジェガンやリガズィの様な機体を使用すると言う事だろうか
アムロはNT−1+GP03の様なファンネルの無い機体から
ファンネルの有る機体に乗り換えると言う方向だろうか
シャアの場合は有線サイコミュ装備のハンマハンマの様な機体から
ファンネルを装備した機体に乗り換えると言う方向で良いだろうか
或いはビームシールドやショットランサー等を早目に出しても良いだろうか)
【アムロ3世】
20XX年
惑星ドドド団の収容所に2年に渡って
拘束されていたアムロ3世が脱走した。
「俺は自由なんだ!」アムロ3世は喜び勇む。
そこに一寸の光が!!赤い輝く物体が目の前に現れた。
「こ・・これは!?」アムロ3世はその物体に近づく。
「ポ・・ポルシェだ!」そう。ポルシェである。それも赤いの。
レースはもう間近に迫っている。時間がないぞ。アムロ3世!
525 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/21 07:40 ID:Jy5tbaJi
>>某研究者
まあ、まあ、まあってうるせーよ。
ネタとしても某研究者って恥ずかしい奴だな
527 :
某研究者:02/10/21 08:00 ID:BrQWt2Dh
まあシャア専用MSもノイエジールの様に手が沢山有って
それぞれがヴェスパーやビームシールド・ビームライフル・サーベル
有線サイコミュ等を
扱うと言うのでも良いだろうか
528 :
某研究者:02/10/21 08:05 ID:BrQWt2Dh
まあ他にはバスターキャノンにGディフェンサーの様な
スラスターを更に外部に追加可能とでもしたいが
まあ後はリフレクタービットで本体のビームを反射させて敵を攻撃し
ファンネルの充電機会を減らす等か
(まあこの場合本体に多数のビーム砲が装備されている事が
前提だろうか)
529 :
某研究者:02/10/21 08:08 ID:BrQWt2Dh
本体もクインマンサ並みのIフィールドが張られており
バスター砲やショットランサー・ファンネルミサイル・近接戦闘しか
通用しないと言うのではないどうだろうか
某研究者=荒氏?煽り?
ドッチニシテモウザ・・・・・
コピペじゃない?
ってことで荒らし
532 :
某研究者:02/10/21 09:00 ID:BrQWt2Dh
まあ或いはフィンファンネルの様な物をウイング0の翼の様な配置として
収容する様な方向も有るだろうか
(まあ其の上で2度目に乗る気体は変形し大気中の航続能力を持たせるべきだろうか)
頭部もZの様な物をアムロが乗るのはどうかだろうから
ウイングガンダムの様な頭部としてはどうだろうか
>>某研究者
オマエは、自分勝手なオナニーをつらつらと書いてないで、
少しは意見交換つーか他のヤシと交流を持とうとは思わんのか。
幾人かはオマエに対してのレスがあるが、オマエまったく無視じゃねーか。
2chだからって、失礼だぞ。コテ名乗ってるなら、そのぐらいしろ。
アルトアイゼンかオマエは。
やつがとうとう来てしまった・・・・・
スルーし様が、煽り返そうが、釣られてやっても
やつにとっては、一切がお構い無しに、
自分の意見ともなんともいえないことをつらつらとたれ流しスレを消費するだけ・・・・
完全に無視するしかない!
某研究者って軍板とは関係ないよね?
むちゃくちゃ関係あります
機動戦士ガンダム〜戦場の宇宙世紀(仮)〜
とでもいうタイトルで、いわゆるオリジンの小説版で
ファースト、Z、ZZをリメイクする
という企画でも上がって来たのか?
角川
UC2002、火星軍の新型機動兵器Gをめぐりネオアースとジオサターンによる戦いが始まった。
双方ともに多数の死傷者を出し戦況は膠着状態のまま2年を迎えた。。。。
ついにジオサターンは火星にG強奪のためザンバラ10機と1個中隊をもって中立であるこの星に戦争をしかけて
きたある日、1人の少年と1機のGが奇跡的な出会いをはたしていた。
機動戦士ネオガンダム
ちゃんちゃんちゃ〜♪スレ違うそのために〜♪みんなから叩かれる〜♪
互いの煽りあいが〜板を荒らす〜♪
ガンダムってなんであんな形状になったんだろうな?
自室で休息をとっていたシャアは、補給完了の報告を受けるとブリッジへと向かった。
これで全てを終わらせることができる。シャアの感慨は深かった。
父ジオン同様、政治家としての際はないというのがシャアの自分への評価であった。
あのア・バオア・クーでの戦いの中で、自分に将たる器がないということを思い知らされもした。
それでもシャアは軍に残り、その再建の中心となった。
ザビ家打倒以外の人生を見つけたときから、それを自らに課せられた使命だと感じていたし、
その達成こそあの戦場に散った者たちに対して負う、自らの責務であると信じていたからである。
しかし、キャスバル・ダイクンの名を捨て、シャア・アズナブルという名の下に歩んできた人生、
妥協を許さない、というより許されないといった方が正確かもしれないその人生に、
少し疲れを感じているのも事実であった。この戦いが終われば、変わりゆく人類の行く末を見ながら、
一市民として自分のための人生を歩むのもいい。シャアはそのように考えるようになっていた。
ブリッジにたどり着き、シートへ身を沈める。
「全艦発進。ジャブローへ進路をとれ。」
万感の思いを込めたシャアの言葉は短かった。
漆黒の闇に浮かぶジオンの艦艇。そのエンジンが次々と光を放つ。
まばゆいばかりの光の群れは、次第にスピードを上げ、一路地球へ。
シャアは、その光景をブリッジのガラス越しに静かに見つめていた。
ようやくストーリーが前進しました。
格納庫での会話、ちょっと冗長になってしまったかなと反省中。
「全艦発進。ジャブローへ進路をとれ。」
ちょっとすごい言葉。カコイー。
sage
ほしゅ
ふぉす
age
ほしゅ
気長に待つ。
太陽がまぶしい。
あが
551 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/25 23:39 ID:Wq8aZ+JN
あげだ
552 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/26 22:47 ID:YA38ycK2
あげ
アーガマの白い船体を地球光が青く照らす。その光が強くなり、第2種戦闘配置がコールされると、
艦内は俄然あわただしくなってくる。その中をモビルスーツデッキに向かうパイロットたちからは、
緊張の色が滲み出ていた。
前大戦での主戦場は宇宙であった。つまり、大気圏内でのモビルスーツ戦というのは、
未だ誰も経験したことのないものなのである。汎用兵器とはいえ、モビルスーツは元来宙間戦闘を
想定して作られたもの、地球重力下においてのその性能は未知数といえた。
さらに今回の作戦では、バリュートを利用したモビルスーツ単機での大気圏突入を行うことになっていた。
何もかもが史上初であるこの作戦、訓練は十分積んだとはいえ、それがどこまで通用するのか不安に
なるのも当然といえた。
「アストナージ、ファンネルの換装は済んでいるんだな?」
ヤクトドーガのファンネルは、ビームタイプではなく、大気圏内用に開発されたミサイルタイプのものが
使われることになっていた。その換装作業が終わっているのは、カイも当然知っていることだったのだが、
それでもつい確認してしまう。これも出撃前の緊張がさせることなのだろう。
「ばっちりですよ。後は大尉の腕次第です。無駄弾使うと、あっという間になくなってしまいますからね。」
「言ってくれるねぇ。まあ見といてくださいよってね。」
確認とも雑談ともつかぬ会話を交わしながら、カイはシートに身体を滑り込ませた。ハッチを閉じ、
最終チェックを行うカイの手が小刻みにふるえる。カイはその身に背負った、人の想いの重さを実感していた。
久しぶりに続きです。待っててくださった方、すいません。
試験終わったら、かえって自分の時間がとれなくなっちゃいました。
来週までちょっと忙しいので、ペース戻せるのは再来週になってしまいそうです。
待ちに待った続きキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
はい、こちとら読ませていただいてる身ですから、
無理をしないで、いいものをお願いします。
がんばって、datしないようにがんばって、ここを守っていきますから・・・
もうひとつ有った小説続編スレは、落ちてしまったから・・・・最後の砦か?
保守
ほしゅついでにあげ
559 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/29 18:37 ID:WgGhQcc2
あがってないし・・・(´д⊂ヽ
前田吟
561 :
通常の名無しさんの3倍:02/10/31 12:53 ID:BVwUJQNy
あげぇ
562 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/01 06:38 ID:/MlPF0v6
保守
563 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/01 16:05 ID:uSLQ+UEL
やぱり「シャア」たんは英雄れす
カミーユみたいな一年戦争当時にオムツしていた
「ガキ」にどうして殴れなきゃいけないの?
やっぱり
シャアが真のジオン帝国の皇帝に即位する
ミライたんが父親の人脈と小渕優子的人気で地球連邦の大物政治家
そのおかげてブライトが地球連邦軍最高司令官就任!!!
セイラたん、皇族の特権利用してグラナダあたりで「エルメス」
のブランド買い漁る
ハヤトはK−1業界に転身
一回戦負け
アムロはフラウ・ボウとケコーンして
アキバでジャンク屋を経営
ニュータイプの能力発揮まくりで
お客の苦情を聞く前に、答える。
(これが、彼にとって一番幸せでは?)
よって、カイがガンダム乗って活躍れす
お客の苦情を聞く前に答えてしまうアムロのジャンク屋
逆に気持ち悪がられて、はやらなさそう・・・・
566 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/02 00:04 ID:dXf/dmsj
age
「艦隊、予定降下ポイントに到達!」
「軌道固定、艦隊位置固定!」
「各艦、モビルスーツ発射軸固定!」
ブリッジをオペレーターのコールが飛び交う中、シャアの声が響いた。
「モビルスーツ隊、発進!」
アーガマのカタパルト・デッキにあがった2機のヤクトドーガには、フライングアーマーが接続されていた。
今回の作戦にあたって試験的に導入された、サブフライトシステムをかねた大気圏突入用オプションである。
突入部隊の中核となるのはその2機。特にルロイはこの部隊の指揮を執ることになっていた。
「ルロイ・ギリアム、ヤクトドーガでるぞ!」
その声とともに青いヤクトドーガの機体が飛び出していく。続いて反対側のカタパルト・デッキからはカイの
赤いヤクトドーガ。艦隊から次々と飛び立つモビルスーツがその2機を中心に集まり、整然と隊列を組んでいく。
宇宙の暗闇に輝く地球の青い光。間近に見る地球は圧倒的な存在感を持ってたたずんでいる。モビルスーツ隊は
その引力にひかれて速度を上げ、バリュートに身を包んだモビルスーツが赤く染まる。その光景を見届けた艦隊は、
高度を上げ離脱していった。
機体の振動が収まってくると、眼前には広大なジャブローの森林が広がる。モニター越しにその光景を見るルロイには、
地球の重力がひどく強いものに感じられた。
>>555さん、
>>556さん
ありがとうございます。
応援を励みに、少しでもよいものを書いていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
アマゾン上流、ジャブロー。その広大な森の中の、不自然に開けた一角。そこにたたずむ無機質な地面。
ジャブロー基地の滑走路である。その滑走路につながる格納庫の中には、怒号が響き渡っていた。
ミサイルを積んだエレカが滑走路を走り、遅れてモビルスーツが並ぶ。
同時に周囲の大地が揺れ始めた。木々のあいだから鳥が飛び立ち、大地を動物たちが逃げまどう。
揺れ動く大地の下から、鉄製のレールが姿を現した。空に向かって延びるレールの上を戦闘機が次々と通り過ぎていく。
ジャブローの大地が轟音で満たされ始めた。
地上に落ちていくギラドーガのコクピットの中で、カミーユは焦れていた。モビルスーツを思ったように動かすことができない。
コロニーの慣性重力を使って重力下での訓練は行ったが、当然降下の訓練などできるわけはなかった。
(ろくな訓練もしないでこんなこと!)
無理だ!そう叫びたい気分であった。そうやってあきらめるのは簡単である。しかし、そのあきらめの先に
待ち受けているのは死なのである。
次々と迫る対空ミサイルをかわす。その先に待ち受ける迎撃戦闘機に対して、ビームマシンガンの一連射。
その火線が戦闘機を捕らえ、その機体を四散させる。振り向きざまの一撃は、別の一機を爆発させた。
(こんなところで死ねるかよ!)
その生に対する執念が、カミーユの五感を研ぎ澄ましていく。カミーユのモビルスーツ操縦センスはもともと高かった。
しかし、新米兵があげたにしては、その戦果は尋常ではない。実際、地上に降りることもかなわずに、
その命を散らしていった者もいた。
ニュータイプ、人の革新。その本質は人と人との調和であると言われる。しかし、皮肉なことに戦闘という局面において、
その鋭敏な感覚は凶悪な兵器となる。望むと望まざるに関わらず、カミーユはそのことを証明していた。
「やるねえ、カミーユ曹長」
カイの声が通信機から聞こえてきたが、カミーユにその声に反応するだけの余裕はなかった。
カイも返答など期待してはいない。声をかけた次の瞬間には、新たな目標へ向け飛び去っていた。
フライングアーマーの機動力を活かして、2機のヤクトドーガは戦闘空域を縦横無尽に駆け回る。
「ルロイ、本隊の援護は任せた。滑走路に仕掛ける」
「了解、落とされるなよ」
「おまえさんこそ」
そう答えるが早いか、カイのヤクトドーガを載せたフライングアーマーは急降下していく。
連邦軍が隊列から離れて滑走路に飛び込んでくるモビルスーツに気づいたときには、
カイは通常ミサイルを発射していた。滑走路を爆煙が包み込む。煙を突き抜けながら、
ヤクトドーガの機体は上昇に転じた。
追いすがる敵モビルスーツの火線を巧みにかわしてその射程圏から離脱すると、
カイは機体を反転させて再び滑走路を目指した。その急激な挙動に機体がきしむ。
再び迫ってくる対空砲下の火線をくぐり抜けると、モビルスーツをめがけてファンネル・ミサイルを放つ。
通常ミサイルと同じように回避しようとしたモビルスーツに、ファンネル・ミサイルが次々と命中していく。
滑走路を飛び越え集結ポイントに向かう道すがら、すれ違う敵機を次々と撃墜していく。
カイもまた、今は一個の戦闘マシーンであった。
おおおおおおお。まってたぜ。
>ミサイルを積んだエレカが滑走路を走り
飛ぶのかとオモタw
(・∀・)イイ!
>カイもまた、今は一個の戦闘マシーン
1年戦争当時では、考えられないカイが、かっこいい〜
カミーユの覚醒もソロソロカナ?
ほしゅ
574 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/04 07:15 ID:Y0VPBFH9
あげ
575 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/05 23:19 ID:kHmgtFJM
あげ
森の至る所で黒煙が上がる。戦場は地上へと移っていた。
川沿いにある集結ポイントにいち早くたどり着いたルロイ・ギリアムは、その戦場の中に違和感を感じていた。
戦況は味方の優勢である。それでもなにかがルロイの心に引っかかっていた。
初めての実戦指揮、その緊張のせいだ。ルロイはそう納得しようとした。しかし、遅れて到着したカイの言葉が、
それを許さなかった。
「変だと思わないか?」
自分と同じニュータイプであり、自分より豊富な実戦経験を持つカイ。その口から漏れる言葉は、ルロイには重かった。
「ニュータイプの勘、か?」
「そういうんじゃない。いや、それもあるにはあるが」
歯切れの悪い回答は、カイらしくない。
「敵が弱すぎる」
続いた言葉はルロイにとって衝撃的だった。敵を侮る傲慢は己の身を滅ぼす。そのことを十分に理解していたからこそ、
カイは今まで生き延びてきたのだろう。そのカイをしてこの発言である。
「罠?」
「かもしれない。だいたい、連中が本気だったら、ここまで優勢になりゃしないさ」
ルロイにも思い当たる節があった。敵の抵抗が薄かっただけではない。遭遇する敵のほとんどが旧型だったのだ。
「ジャブローを放棄する?」
ルロイの頭に、突然そのような考えが浮かんだ。
「そうなりゃ、ここを拠点にすればいいだけだ。だが、なんかこう、もっと寒々としたものを感じるんだよな」
それはルロイの感じたものと同種の感覚であろう。そう想像することは容易である。しかし、その正体はお互いわかりはしなかった。
ニュータイプというのはそこまで便利ではない。
しばらく逡巡した後、ルロイは決断した。
「とにかく前進してみよう」
その声にモビルスーツの一団が動き出す。得体の知れない違和感。近づいてみればその原因もわかるかもしれない。
ルロイはそのようなことを期待していた。
>>571さん
エレカが飛ぶ姿、想像したら吹き出しました
>>572さん
>1年戦争当時では、考えられないカイが、かっこいい〜
そう言ってもらえるとうれしいです
カイのイメージづくり、割と苦労したんで
Zでの出演が少なすぎて、せりふまわしが難しい
元々魅力的なキャラなんで、壊さないようにがんばります
このストーリーは、カイ主役、ルロイ&カミーユ準主役、
シャアとブライトは、完全脇役ということで良いでしょうね。
後は、連邦がわにそれなりの魅力的なキャラがほしい・・・
579 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/06 21:31 ID:SmbE2qa/
aga
580 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/06 22:54 ID:lU09KweY
機動戦士パイパン
ジャブローの基地内は不気味な静けさに満ちていた。その一角でヤクトドーガの足を止めると、
ルロイはカイに声をかけた。
「本当にここを放棄するのか」
「みたいだな。この状況を見る限り、そうとしか考えられん」
「誘い込んで、基地ごと殲滅する、か」
「問題はその方法だ。これだけ広い基地だからな」
「方法、か」
2人は考え込んだ。というより、考え込むふりをした。結論はでていた。
ただ、その結論を否定しうる何かを見つけたかったのである。
しかし、その希望は飛び込んできた通信によってうち砕かれた。
連邦軍が、核兵器を使用する。
捕虜を尋問した結果であった。続いてコントロール・ルームから報告が入る。
「爆発は30分後、解除は不可能」
目の前に現実を突きつけられても、その事実は心情的に認められるものではない。
しかし、ルロイの指揮官としての自覚が、思考をそこにとどめることを許さなかった。
「脱出の手段は?」
「ガルダ級2機が確保してあります」
「よし、20分後に第1滑走路に集結だ」
滑走路から飛び立った2機のガルダが全速でジャブローから離脱していく。
その後方で浮かび上がった閃光はジャブロー一帯を包み、キノコ雲が立ち上る。
ガルダ級アウドムラの窓越しにその光景を見つめながら、ルロイは思索を巡らせていた。
ジャブローすなわち連邦軍本部。その意味づけに対する絶対視は、
硬直した思考がもたらした幻想である。ルロイはそのことを痛感させられた。
ジオン軍将校の誰もが逃れることのできなかった呪縛。もはや万民共通の認識と言っても
過言ではない幻想。連邦軍首脳にはそれを逆手にとった作戦を考えつくだけの
柔軟な思考を持つ人物がいた。ならばなぜ、未だ地球の重力に縛られ続けるのだろうか。
しばらく考え込んでいたルロイであったが、やがてまとまらない考えを追い出すように頭を振ると、
ブリッジへ向かって歩き出した。
ジャブロー編終了です
一気にけりをつけようかとも思ったんですけど、続ける方を選びました
今しばらくおつきあいくださいませ
>>578さん
>後は、連邦がわにそれなりの魅力的なキャラがほしい・・・
物語に深みを持たせるためにも、がんばります
これから先は、結構からませられるかな、と
459さま、おつかれさまです。
たしかに、ガンダムでは、双方に魅力的なキャラがいるのが普通なので、
どうしても、連邦側にも魅力的なキャラほしいですね。
その存在が、ストーリーを深くややこしくしてる部分は大事だと思います。
がんばってください。楽しみにしています。
459さん、これからもがんがってくださいねヽ(´ー`)ノ
つーか、しばらく続けてくれるのがウレシイ!!(゚∀゚)
あげ
586 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/08 11:48 ID:md46cJtm
あげぇ
587 :
豆太郎:02/11/08 16:24 ID:8yEvlDSh
保守
保守多いなあこの板
ラウンジの地下スレ並
んがんぐ
age
590 :
まゆみ:02/11/09 11:34 ID:???
私は中学2年生で、とってもガンダムが好きなんです。
でも、よく友達から『おかしい』と言われるのですが、女子でガンダムが好きなのはおかしいことなんでしょうか?
だってこのスレつまらんし
負け犬じみてるし
594 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/10 10:24 ID:5+LBLMpZ
ageます
597 :
種警報:02/11/10 21:21 ID:???
598 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/11 21:33 ID:4g/Pv73g
age
保全ですよ。
600!!
そのころ、アーガマは静止衛星軌道上にあった。降下部隊支援のためである。
「通信が入りました!って、あれ?」
オペレーターのトーレスが、素っ頓狂な声を挙げた。
「どうした?」
「それが、連邦軍の輸送機、アウドムラからなんです」
「なんだと?」
ブライトにも今ひとつ状況がつかめない。
「と、とにかくつなぎます」
そのトーレスの言葉とともに、モニターに映像が映し出される。
「驚かせてしまったようですね」
モニターの中のルロイが苦笑を浮かべた。
「とりあえず、状況を説明してくれないか?」
「はい。まず、ジャブロー基地は壊滅しました」
「ということは、あの光はやはり・・・」
「核です」
ルロイのその言葉に、アーガマのブリッジは静まりかえった。
ジャブローが閃光に包まれる様は、アーガマからも確認していた。それでも、改めて言葉にされると、
その事実は衝撃的だった。
アーガマクルーの沈黙に、ルロイの言葉が割ってはいる。
「幸い、アウドムラとスードリ、2機のガルダ級を確保することができ、我々に被害はありませんでした。
現在はケネディ・スペースポートに向かっています」
「ケネディに?少数とはいえ、駐留部隊もいるはずだが?」
「ガルダを着陸させられる場所となると、限られますから。ケネディなら現有戦力で十分制圧可能です。
ただ、損傷機の修理ができないので」
「わかった。ひとまず支援にエンドラを降下させる」
「頼みます」
「うむ、健闘を祈る」
通信を終え、ブライトは一息つく。
「トーレス、本隊との連絡は取れるな?」
「ちょっと待ってください」
トーレスが軽快にコンソール・パネルを叩く。やがて、モニターにはシャアの姿が映し出された。
また間が空いちゃいました。すいません。
>>583さん、
>>584さん
ありがとうございます。これからもがんばります。
ただ、筆の進みが遅いのはどうしようもないので、お許しください
バンバン書ける人、ほんとに尊敬する・・・
「通信が入りました!って、あれ?」
↓
「通信が入りました!・・・どういうの、これ?!」
こんなこと言うのはアレだと思ったんだけど・・・。
こっちのほうがそれっぽくないですか?
別に459タソのが気に入らないって言いたいんじゃないです。好き、好き、大好き。
>459ガンガレ保守
605 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/13 23:43 ID:oYrcSEgT
いったんあげます
606 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/14 21:58 ID:w+A0a3RI
あげ
「・・・以上が現在までの状況です」
「了解した」
ブライトの報告を受けたシャアは、比較的冷静だった。
「アーガマも支援に向かってくれ。こうなった以上、なんとしてもケネディを確保したい」
「アーガマもですか・・・」
ブライトは口ごもった。アーガマには大気圏離脱能力はない。つまり、いったん降下すると、
2度と宇宙にあげることはできないのである。そのことがブライトの心に引っかかった。
「艦長の気持ちもわかるが、これからの戦いは地球が主戦場になる。それに、
アーガマをケネディで放棄するような事態にはさせんよ」
ケネディに向かっているのはシャア艦隊の主力モビルスーツ隊である。ケネディを確保することは
そう難しいことではないと思えた。さらに、アーガマが地上にあることは、シャアの考える次の一手に有効でもある。
「わかりました。直ちに降下準備に入ります」
「すまんな。今後のことは追って連絡する」
「では」
敬礼するブライトの姿がモニターから消えるのを確認して、シャアはシートから腰を浮かす。
「艦隊はこのままルナツーに帰還しろ。私はザンジバルで本国に向かう」
そう副官に告げると、シャアはブリッジを後にした。
通路に出たシャアの口から軽いため息が漏れる。
(地球を戦場にする・・・か)
できれば局地的な戦闘ですませたかったというのがシャアの本音であった。
しかし、戦火は地球全土に広がっていく様相を見せている。
そうした状況を少し恨めしく思うシャアの脳裏には、妹のことが思い浮かんでいた。
「アルテイシア・・・」
その名を口にしてみる。別々の道を歩み、今は地球にすんでいる妹。今のシャアには、
彼女の無事を祈ることしかできない。そんな自分に無力さを感じもするが、お互いの意志で選んだ道である。
そう割り切るだけの覚悟が、シャアにはできていた。
簡単な用意を終え、ザンジバルに移る。シャアを迎えたザンジバルは、光芒をきらめかせて艦隊から離脱していった。
>>603さん
そっちの方がトーレスっぽいですね。しまった・・・
よりいっそう精進します
>こんなこと言うのはアレだと思ったんだけど・・・。
むしろどんどん言っちゃってください
アドバイスいただけると、かなりありがたいです。なにぶん不慣れなものですから
>>604さん
ありがとうございます
sage
前田吟
611 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/16 13:28 ID:v9xGjQjE
保守
612 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/17 11:22 ID:ezED12ZJ
ほしゅ
sage
「熱源接近!」
オペレーターの叫びがアウドムラのブリッジに響き渡る。ほぼ同時に対空砲火がうなりをあげ、前方に幾多の火球を作り出した。それでも撃ち漏らしたミサイルが、アウドムラの機体をかすめる。
「対空砲火!しっかりやれ!」
そのルロイの怒声が効いてか効かずか、二波、三波と続くミサイルはアウドムラには届かない。
「やればできるじゃないか」
「機影確認!迎撃戦闘機です!」
ルロイのつぶやきは、オペレーターの声にかき消された。
「出るかい?」
通信機から聞こえてきたカイの声は、いつもの軽い調子である。
「頼む」
「おう。まかされて」
その声とともにフライングアーマーに乗ったヤクトドーガが、勢いよく飛び出していった。
ヤクトドーガは敵機との間合いを詰めると、シールドに仕込まれたメガ粒子砲を放った。
敵の編隊はそれを合図にしたように散開すると、ヤクトドーガを避けてアウドムラを目指す。
カイは素早く反応して敵機を追ったが、全てを墜とすというわけにはいかなかった。
「モビルスーツは機内から迎撃!」
ルロイの声とともに格納庫の左右のハッチが開かれ、モビルスーツが並ぶ。
一斉に火を噴いたギラドーガのマシンガンが、対空砲火をくぐり抜けた敵機を次々と撃墜していった。
交錯する火線の中、戦闘機から放たれたミサイルの一つがアウドムラを捕らえる。
「被弾状況は?!」
大きく揺れるブリッジの中でルロイが叫ぶ。
「大丈夫です!航行に支障はありません!」
「頑丈な機体だな」
ルロイは連邦軍の輸送機の性能に感謝していた。
途中の改行忘れてしまった・・・失敗失敗
「出るかい?」
「頼む」
「おう。まかされて」
ウィ━━━(゚∀゚)━━━!!
>>616 激同意!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ってかんじだな・・・・
618 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/18 12:14 ID:7FPysmhV
Vガンダム UC153年
ガイアギア UC200年
この中間の時代が空いてるから希望。(続編とはいえないが)
619 :
七誌:02/11/18 15:02 ID:7FPysmhV
Vガンダムの続編ならUC160年ごろか。
620 :
七誌:02/11/18 15:04 ID:7FPysmhV
連続投稿だけど機動戦士ガンダムZZZ(トリプルゼータ)ってどうよ。
621 :
七誌:02/11/18 15:07 ID:7FPysmhV
ガイアギアの続編でアフランシ・シャアと安室のクローンとの戦いもいいかもしれない。
622 :
:02/11/18 15:10 ID:6W+peMAJ
銀河英雄伝説ばりのガンダムが見たい
>>459がんがれー
いつも楽しく読ませてもらってますヽ(´ー`)ノ
624 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/18 15:21 ID:aFa8cbHf
機動戦士ガンボーイを復活させてくれ!
何百年後のやつでもいいから連邦VSジオンをやってくれ
ベルトーチカ・チルドレンの成長が気になる・・・ブライトとケネスが手を組んで連邦に・・・ってのも面白い
627 :
nanasi :02/11/19 00:33 ID:YbU8+3V9
>>625 ガイアギアは100年後で連邦VSズィージオン
2機のガルダは迎撃を退けつつ、ケネディ上空に達しようとしていた。
「カミーユ!フライングアーマーの準備はできているな?」
「大丈夫です。いけます」
「よし。カイの援護、頼んだぞ」
「了解。カミーユ・ビダン、出ます!」
ルロイのヤクトドーガの代わりにギラドーガを乗せたフライングアーマーが、アウドムラから飛び出す。
カミーユは海面すれすれを飛ぶカイ機を素早く探し出すと、その機体を追いかけた。
カイはその様子をモニター越しに確認して、フライングアーマーを加速させる。
「カミーユ、しっかりついてこいよ」
そうつぶやいたカイの目が、海上に光るものを捕らえた。とっさに回避行動をとるヤクトドーガの横を
ビームの閃光が通り抜けていく。カイは素早くモニターに拡大画像を表示させた。
(なんだ?)
カイは海上を向かってくるその機体に、驚きを隠せなかった。モニターに映し出されたシルエットは
およそ一般の戦闘機とはかけ離れている。
それは、連邦軍が大気圏内用に開発した可変モビルアーマー、アッシマーであった。
今日はカナーリ短めです
>>616さん、
>>617さん
この台詞、どうしても使いたかった
カイの台詞の中で、一番好きかも
>>623さん
応援ありがとうございます
その言葉を励みに、これからもがんばります
では、おやすみなさい
前田吟
虚をついたと思われた一撃を、すんでの所でかわされた。その事実に、改めて甘い敵ではないことを認識する。
そうしたときに、畏れよりもむしろ喜びを感じるのが、アッシマーのパイロット、ブラン・ブルタークという男の性質であった。
そして、今の彼にはそう感じるだけの余裕がある。自分の腕に対する自信はもちろん、何よりアッシマーという
機体に対する絶大な信頼がそうさせていた。
「これ以上宇宙人どもの好きにはさせん!」
ブランのアッシマーは、バーニアを全開にするとヤクトドーガに迫った。
フライングアーマーというサブシステムがあるとはいえ、モビルスーツの機動性には限界があった。
それでも戦闘機に対して圧倒的な戦力となりえたのは、その装甲と火力によるところが大きい。
ところがアッシマーはそのアドバンテージをうち消してしまうのである。状況はヤクトドーガにとって不利であった。
とはいえ、カイも凡百のパイロットではない。アッシマーは常に優位なポジションを確保しているが、
それでもそのビームはヤクトドーガを捕らえきれなかった。
カイもモビルスーツの砲塔としての柔軟性を活かして反撃を試みる。しかし、フライングアーマーの上という
不安定な状況にあっては、そのビームはアッシマーをむなしくかすめるだけであった。
お互いに決定打を放てない状況に、ブランは余裕を失っていく。そして、圧倒的優位を信じていただけに、
その心境は次第に苛立ちへと変わっていた。
と、アッシマーのコクピットに、警報が鳴り響く。ブランはその時初めてギラドーガの接近に気づいた。
苛立ちが視野を狭めていたのである。とっさの回避行動によって直撃だけは避けることができたが、
アッシマーは一転して不利な立場に追い込まれた。
「仕方あるまい」
この状況で意地を張り通そうとするほど、ブランは愚かではない。アッシマーは素早くその場を離脱した。
「カミーユ、助かった」
無線の雑音の向こうから聞こえてきた言葉は、カミーユにとってうれしいものだった。カミーユはその言葉に、
ようやく一人前になれたのだと感じていた。
作ってね
633 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/20 20:59 ID:kpKdqEDV
地球連邦のエース「アムロ」は連邦の東西新聞社(Japan)に
インタビューを受けたことを発端としお茶の間の人気に。
「ボウヤかわいいわ」バラエティー番組で大物女優に言われ
た名台詞のお陰でドラマ・バラエティーに多数出演。
連邦の士気Upのために作られたタイアップ映画で主演男優
に抜擢され映画界にデビュー。
主題歌「宇宙にはもう戻りたく無い」を自ら歌い、大ヒット
させた。享年55歳。酒と女に溺れた早すぎた死だった。
東西新聞 芸能担当 ジェリド・メサ
突っ込みありがとう(^^)v
海上を行く2機のモビルスーツに対して、地上からの攻撃が始まった。しかし、
宇宙世紀に入ってその役目を終えたケネディに駐留する部隊は小規模なものでしかない。
カイとカミーユにとって、その攻撃をかわすのは難しいことではなかった。
反撃のビームはモビルスーツを捕らえ、滑走路から爆煙が上がる。
陸地に十分接近したところで、カイはヤクトドーガの機体を飛び上がらせ、カミーユもそれに倣った。
「カミーユ、モビルスーツは俺がやる。お前は対空陣地だ」
無線で指示を出しながらも、カイはその手を休めることはなかった。居並ぶGMタイプは全て旧式のものである。
「そんなもので止められるかよ!」
ヤクトドーガの放つビームは次々とGMを捕らえ、その機体を破壊していった。地上に降り立った
その威容にひるんだ連邦軍は、誰からともなく後退していく。
カミーユの攻撃に、対空陣地は沈黙し始めていた。時を同じくするように上空に侵入したアウドムラから、
モビルスーツが降下を始める。ヤクトドーガのコクピットから眺めるその光景に、カイは勝利を確信した。
と、モニターの中に急激に上昇していく機体があった。
(さっきのやつか?!)
そう考えるが早いか、ヤクトドーガのバーニアを全開にしてアッシマーを追う。少し遅れてカミーユのギラドーガも飛び上がった。
その様子はアッシマーに乗るブラン・ブルタークにも確認できた。
「モビルスーツではこのアッシマーには追いつけんよ」
ブランは追いすがる2機のモビルスーツに語りかけるようにつぶやく。
降下部隊からの攻撃をかわしながら、アッシマーは一気にスードリに迫っていった。
今日はちょっと変わった時間に
夜は時間がないので、明日また・・・書き終われば・・・
>>637 459さん
あんまり無理して書かなくてもいいですよー。自分の時間を優先してくださいな。
こっちは気長に待つんで。マターリとがんばってくだちい。
アッシマーつおい!
ってことで保守。
前田吟
641 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/23 17:48 ID:eO2bMief
保守
前田吟
643 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/25 05:37 ID:MqGcmzqr
保守
644 :
保守:02/11/26 10:40 ID:???
「宇宙にはもう戻りたく無い」をヒットさせたアムロには1つの悩みがあった。
ジュピター放送系列24局のお昼の人気番組、「波乱万丈芸能人列伝」にて1年戦争時の
武勇伝を語ってしまったことであった。
意外にも連邦関係者はこのことを快く思い、週刊誌やスポーツ新聞に活躍の数々を
リークしてしまったのである。
困ったのはアムロ本人であった。当時アムロは売れっ子、歌手から映画俳優までと多忙な日々を
送っていた。ファンとの接点を持つことに重点を置いていた所属会社は、週刊誌の煽りを
逆手に取り、宇宙でのアムロ活躍をイメージとした演歌「大気圏で逢いましょう」をリリースした。
歌手はもちろんアムロである。
ジュピター放送は太陽系最大の放送系列。
ライブは地球だけに留まらず各コロニーでも行われた。
連日のライブと共に問題となったのはその警備である。
1年戦争で活躍した連邦のパイロットを、ジオンの残党が喜んで見守っている訳は無かった。
流石のアムロも生身の人間である。
至近距離で襲われれば命の保証は無い。
その時、1人の男が名乗りをあげた。
元ジオン軍所属技官が軍を除隊して創設した会社「Brain waves(脳波)」の社長であった。
男は1年戦争時、ララァがつかったビットの開発助手をしていた。
男は戦争だけではなく宇宙移民にとってビット(後のファンネル)は民事利用で大変有益ではないかと考え会社を設立したのであった。
しかし実際開発は中々進まなかった。被験者が不足していた。
資金も底を尽き、家宝にしていたザク初期型プレートをオークションにてうっぱらった金で彼は夜逃げを謀っていた。
クリスマスで町がにわかに賑わう中、男は電気店のショーウインドウに飾ってあったTVをふと見た。
かつての大敵であるアムロが歌っていた。憎かった。
ララァとタムロの戦いが頭に浮かんだ。懸命に開発したビットがアムロの周りを飛び交う姿を思い描いた。
これだ!!!ビットは護衛に使える!!!
ニュータイプのアムロならステージで歌いながらビットを操り自らを守ることができる!!
こうしてファンネルの開発がはじまり、アムロの近辺護衛にて活躍。
さらには軍事用としての発展を遂げたのである!!!
645 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/27 03:39 ID:kGqRSB3X
age
アムロ波乱万丈芸能人編、如何ですか?
ファンネルの開発秘話等がわからず、空想で作って見ました。
459さんの作品が出来上がるまでの短編として、
お楽しみ頂ければと思い作りました・・・。
647 :
安室レイ:02/11/27 14:35 ID:9ubhqDIZ
誰がアウドムラの指揮執ってるんだ?
スマソ。よく読んでなかった。
651 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/28 11:13 ID:hfRbmx+w
age
>601
>そのころ、アーガマは静止衛星軌道上にあった。降下部隊支援のためである。
静止衛星軌道ってすげー高軌道なのに、どーやって降下部隊の支援するんだ???
保守
654 :
通常の名無しさんの3倍:02/11/30 21:45 ID:5CtVBRGO
浮上
655 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/01 16:46 ID:6gG0MW3b
656 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/03 06:57 ID:Bs8Hadm8
ジョゼフ
age
659 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/04 17:04 ID:gqPYx2SM
age
前田吟
661 :
安室レイ:02/12/04 23:33 ID:N24NvumK
前世がシャアのやつと前世がアムロのやつが出てくるガンダムはどうよ。あとララア、クェスも転生希望。
662 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/04 23:36 ID:e2k2MkTg
663 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/05 12:57 ID:14YACov+
664 :
安室レイ:02/12/05 20:42 ID:3JypXr5T
今FNS歌謡祭にアムロ出てるよ。
保全
666 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/06 21:05 ID:zuXdEFdK
667 :
安室レイ:02/12/06 23:48 ID:Ag4BhjCT
アムロ波乱万丈芸能人編関連
アムロは今年の紅白にも出場。
機動戦士ガンダム2
第一話 シャアの帰還
669 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/09 00:50 ID:x0trD7po
hosyu
670 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/09 01:50 ID:npldyJvD
68735
671 :
:02/12/09 20:06 ID:yXCl6dcx
F91の鉄仮面はシャアだったりして。
スードリの格納庫では、降下のために居並んだモビルスーツが弾幕を張り始めた。
アッシマーはその射程圏を逃れるため、大きく迂回しつつ上方に回り込む。
いかに巨人機とは言え、ガルダ級は輸送機である。その武装ではモビルスーツに対して有効な
戦力とはなりえなかった。
悠々と懐に潜り込んだアッシマーから放たれた数条のビームが、スードリに吸い込まれていく。
被弾したスードリから黒煙が上がり始めた。
未だ海上を進むスードリの格納庫から、モビルスーツが降下を始める。それは、スードリの機体が
もはや長くは保たないことを示していた。
その光景は、ルロイにひとつの決断を迫った。アウドムラはモビルスーツ隊が効果を終えた時点で、
海上に抜けるコースをとっていた。そのことはすなわち、地上部隊から遠ざかりつつある現状を示している。
地上のモビルスーツの援護なしに、空を舞う、その連軍機に対抗することができるとは到底思えなかった。
「全員モビルスーツに乗り込め。アウドムラは放棄する」
そう言ったルロイの声に暗さはなかった。元々連邦軍のものであった機体である。ケネディに到達した以上、
あるに越したことはないが、失っても別に構わない。そう割り切れるだけの余裕が、ルロイにはあった。
地上の戦いは、すでに大勢が決していたからである。
その認識は、ブランにとっても同じであった。彼がこの攻撃を仕掛けたのも、起死回生の一手としてというより
ガルダをこれ以上ジオンに使わせないためである。そういった意味では、アウドムラの格納庫から
モビルスーツが飛び出し始めた時点で彼の目的は達せられていた。
(少々勿体無い気もするが・・・それでもジオンの奴等に使われることを思えばな)
アッシマーから放たれたビームは無人のアウドムラを貫いた。スードリと同様に黒煙を上げ、
アウドムラの機体は次第に高度を下げていった。
ケネディの一番北寄りの滑走路から、連邦軍の輸送機が飛び立っていく。その様子を見届けた
ブランは、その後を追っていくようにアッシマーの機体を北に向けた。その後方で、2機のガルダが
その機体を四散させていた。
ずいぶんお久しぶりになってしまいました。すいません。
なんか、なかなかうまくまとまらなくて・・・
>>638さん
お言葉に甘えて・・・でも、今回はのんびりしすぎたかな?
>>646さん
(・∀・)イイ!
>>652さん
支援といっても、直接攻撃を行うというのではなく、後方支援というか、
戦闘終了後の補給などによる援護という意味で使いました。
支援って言葉が一番適当かと思ったんですが、変だったかな?
459様、待ち焦がれたよ〜〜
しかし、ガルダを2機ともアボーンは、えぐいな・・・・・
Zの時、エゥーゴも連邦もあれを落とすのは、勿体無いとか言って、
始めのうちは、直接攻撃は控えていたのとえらい違い・・・・
676 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/10 23:29 ID:Vpqx8IY8
キ(゚∀゚)タ
459がんがれ
保守
前田吟
681 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/13 22:17 ID:dlOEpStH
上昇
ageとく?
683 :
通常の名無しさんの3倍: