【シャア板】全板人気トーナメント4・花を愛する人【園芸】

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【シャア板住人と、園芸タンとの出会い】
 それは、シャア板住人>8さんの、些細な一言から始まった、奇妙な出会いでした。

「せっかくだからみんなで人気の無さそうな板に投票してみるというのはどうか。
 園芸版とか」

 その言葉に反応した他のシャア板住人達は、皆こぞって園芸板へと赴きました。
そこで彼らは、その子との、運命的な出会いをしたのです…

(続く)
【シャア板住人と、園芸タンとの出会い(その2)】
 園芸板で出会った少女(でいいの?)、園芸タンは、今のシャア板には失われてしまった、
とても眩しい物――それは純粋さであり、いたわりであり、優しさであり――持っていました。
 心許ないシャア板住人の立てたスレにも、優しく反応し、時には歩調を合わせてくれたり、
時には嬉しそうに花の栽培方法を教えてくれたりと、とても優しく、シャア板住人に接してくれました。

――シャア板住人は、時を隔てることなく、園芸タンに、淡く、切ない感情を抱きました。
(続く野か?)
【シャア板住人と、園芸タンとの出会い(その3)】
 けれどそれは、満たされることのない感情であり、成就することのない恋でした。
あまりにも遠すぎる距離、彼女の純粋さに比べ、汚く、薄汚れてしまった自分自身。
 シャア板住人は迷いました。
 果たして自分に、彼女と一緒にいる価値があるのか?
 果たして自分は、このままずっと、彼女に傍にいることが出来るのか?
 それは、彼にとってはあまりに重すぎる問題であり、彼の存在そのものを蝕む楔でした。
 そして、幾らかの時を経たとき、彼は顔を上げました。固い決意の表情をして。
「僕が彼女を護ろう。そして、僕が彼女を幸せにする。たとえ――彼女の傍に居れなくとも」

 ――そして、彼、シャア板住人の愛を賭けた戦いが幕を開けました。