逆走のシャア

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エゥーゴのM女の件があってから、サラがまるで汚い物を見るような目つきで
私を見る。困った、どう説明したらいいものやら。
エゥーゴのM女は暇つぶしでしかないのだが、サラは嫌悪感を抱いている様だ。
処女らしい‥嬉しい。もともと私はサラくらいの年齢にしか食指が動かないのだが
いくらあの年代でも「援助おっけ〜」とか、どこの誰だかわからないのをくわえ込んだ
娘は好みではないのだ。真面目で頭の良い彼女に「パプティマス様」と言われる度に
辛抱たまらん思いなのだが、今サラに手を出すと青少年保護育成条例に引っかかる。
どうか18歳まで処女でいてくれよと、毎日祈るような気持ちだ。
ともかく関係修復しておかないと、後で美味しく頂くことも出来ない。
話をしておかないとな。

肩に置こうとした私の手を、サラは振り払った。
「‥触んないで下さい」
あのM女の事でそんなに怒っているのかね?もっともそういう潔癖な処がイイ。
「‥つ‥です」
は?何か誤解があるようだ。
「不潔です!敵の女と」
不潔って、所属と名前聞いたら、勝手にイッちゃったんだぞ?あの女は。
「この際だから言わせてもらいます、パプティマス様、髪型だって不潔です!」
おいおい、いきなり何を言い出すんだ!?
「そんな亀頭頭」
君ぐらいの年頃の女の子が、亀頭なんて単語口にするもんじゃない(汗)。
「年頃の娘の前で、そんな頭にしてる方が問題だと思いますっ」
ぐっ‥。
「いや、パプティマス様なんて、ふけつよーっ!」
だっと走り去っていくサラの後には、公衆の面前で不潔と叫ばれた私が、ぽつねんと残された。
キャプテン、ロリコンだからなあ。
ジュピトリスクルーの会話が耳に入る。失敬な、何を言うか、ロリータは12歳以下だ!
サラ、他の男によろめくのは仕方ないかもしれないが、女性の最初は大切にしたまえ。
それに、カツが相手はどうかと思うよ‥。