OVER THE RAINBOW制作委員会Part3
レイチェル
輜重隊の中でも特に浮いた存在。
仕事中は自分がここにいるのは間違いなのだと言わんばかりの態度で、パンを焼いている。
「前線でがんばってくれている兵士さん達のためにおいしいパンを焼きましょう!」
そう、ドロシーが言ったときなど、レイチェルは「うざいのよあんた」と言って冷たく突き放してみせるのだった。
パン焼きの仲間内でも浮いた存在で、なかば村八分の状態。
ときおり、パン焼きをさぼりアンと口論になることも珍しくなかった。
そのさい、平和主義者っぽい発言をもらすことがあったようだ。
オデッサ陥落以後、その発言はだんだんと過激な論調をおびはじめ。
最後には、ロジャーなどを「人殺し」などとののしる始末。
そのことが原因で、憲兵隊にとらえられる。
連行される際、居合わせたドロシーに向かって。
「これがこいつらのやり方、あたしは間違っていない」
と叫ぶのだった。