セイラたんスレを立ててみる。
1日目。
ハァハァ。
2!
そういや、セイラさん似の女優っていましたよね?
たしか、外人でした・・・。
5 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 11:47
ジョアンヌ・ゲストだっけ?
6 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 12:08
,-‐'-‐‐'ヽ
,-'";;'ー-/´ ̄ヽ-、
i::::::;;;;;;;::::`'''`ー''--./
、''"~'、':::;;;;;;"~~`'ー、;;;ヽ" 、---_、
、-;;''、::::::;;;';、-、_::;;;;;;i" ̄`、;-、, // '-''`'ー、
、-'、;;;'、;;'、;;;;;;;;;;丿 `'/`' ̄`''"ミヽヽ--.、 _,,,,,,|.| ::::○::::`''、
//;;;;;'、;;;;;;;;ヽ、/ //;;;;;;、-‐''"`/'、;;;;;ミ;ヽ、-'''~~;;/'、,,,:::::, 、:::ー'|
.、-'"/;;;;;;;;;、;;;;;;;/ " //;/:/:/'//"''iミ/ヽ;、;、ヽ;;;;;;/-'''";ヽ、__,,,;;;',ノ
、-'" ;;;;;;;;;;;;;;;;;/" /;;;//:::/::////;:::i;;;;;;|、;;;;;;'、;i;;i;;'、;;/'''/´::;;;;;;;ヽ、:ヽ/
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./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ .//;;:/i;;;/;;/:/.i/i:/|::;;;/:/;i 'i;;';;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;ミ;;/
'`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;く ./i:;;:/:/:;/;;// / i/ i;;;/i/i/_,,,,,,,_ 彡/ ̄`''ー、;;;ヽノ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、_ /:i:;;;;|:i::;/::(/ ̄`''-|://.'/、--,、, ` i;;:/ `';;i'
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/'.、 /;;i:;;;;;i;;i:;|;;/;;'、、-=、::" :: .、:'':)'ーノ:/ ::::/´
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ヽ;;;/::. ヽ|;;;;|:;i:;;;|/;'、'ヽ、 、--, -/::/ ;;/
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.\:::... ヽ::i:;'、;;| "''-` -'''"" ..:::::::/
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7 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 12:08
;;/::/:::/:;;;;;;;;;_、---、;;;;;;;;;;;;;|:::::: :::',
;;|/;;;/;;;;;/´ `''ー‐-|、:::: :'、,
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::、_;;;// .|、 " ::"ヽ,
:::-';-''"';i | :::ヽ
ー-‐‐'''/ミ'、 / : '、
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i;、:;::;::::ヽ;::;ヽ:'、 ノ" ,,,,,,,,,,, ,'' ::i
;i::i:i:、:、;;ヽ::ヽ;;'、、 / `、 iiiiiiiiii / ::i
/:;iヽ;、;、;;;;、;;;;;;;;;'-、 ./ `、 ::iilliii:: / :::i'
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ノ:// `'-、::;;;;ヽ/ ``、ヽ: :i ::::::|
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/ .::::::::::::::: /| ::::::::: |
8 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:41
9 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/27 20:46
ティファじゃないの?FFの方の。
10 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/27 23:16
セイラたんスレ・・・
2日目。
レスは9つ。セイラたん人気ないのかな?
小公女セイラたんですか?萌えです
>>10 良いことを教えてやろう。
セイラ信者は「セイラさん」と書かないと集まってこないのだ。
13 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/27 23:56
やっぱりそうか・・・。
うすうす感じてはいたのだが。
ハァハァつきなら、〜たんかなぁとか思って。
あとね、信者は今ひっそりと某所に集っているのだよ。
でも場所はヒ・ミ・ツ。
>14
なかなか再開しないがな。
16 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/28 00:49
ジョアンヌ・ゲストいいね!
萌えた!
17 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/28 01:43
宇宙のチリに
なってしまえばいいんです
19 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 01:56
ハァハァとか言うキャラじゃないんだがなぁ・・・
セイラさんは。
>19
M人間はそう感じるんだろ。
セイラさんだったら、いいかも。
お説教されたい
およしなさい!!
って言わせたい。
24 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 02:31
あなたならできるわ!!
ボッキンキ〜ン!!!!!
25 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 12:44
セイラさんを振り向かせたいなら、まずはキャスバル兄さんにならないと…
26 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 14:28
セイラたんと、したい−ハァハァ
27 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/28 15:06
www.2chan.f2s.com/up/780.jpg
キャスバル兄さん以外だめなのか??
29 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/29 07:18
おそめの3日目・・・。
ってか4日目か。(T_T)
キャスバル兄さんはシャアです。
キャスバルなんてもういないんだ!
俺がいるじゃないか、セイラさん!
俺が守ってやる、俺がそばにいるよ!
32 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/30 23:08
5日めか?
そろそろ分からないぞ。日付を計算するのも面倒だ。
とりあえず、着々とセイラさんファンは増殖している。
セイラさん、やめてくれよそんな悲しそうな目で見ないでくれ。
好きなんだ。あんたが好きだ。
……セイラさん!!
クソッ…俺じゃだめなのか。
俺じゃキャスバルの代わりにはならないのか?
34 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/09/30 23:28
33=30?
35 :
通常の名無しさんの3倍:01/09/30 23:29
“マス”は最初どうかと思った。
36 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/01 15:26
アムロでさえも、キャスバル兄さん以上になることはできなかったしなぁ…
トリアーエズ、頭をパツキンにして、カラーコンタクト入れて、仮面と赤い軍服でも用意するか…
セイラさん!待ってくれ。
お願いだ、逃げないでくれ。
悪かった。待ち伏せなんてして。
でも、どうしても会って話しがしたかったんだ。
えっ・・そ、そんな冷たいこと言わないでくれよ。
少しだけだから・・・。
>>37 36の仮装がいけなかったんじゃねーの?
どう見ても「変態仮面」だって。
わかった!脱ぐよ、脱ぐから行かないでくれ。
むっ、よっと、さあ、これで・・・
ああーっセイラさん!
・・と、なんだあ?おまえら?どけ!!邪魔なんだよ!
どけよ!セイラさんが行っちゃうだろ!
うわっくそー、離せ!離せえ!・・なに?け、警察?
え? 心に決めたヒトがいるって・・・?
そ、それは、まさか・・・ キャスバル兄さんなのかい?!
答えてくれよ、セイラさん!
セイラさん・・・。
フッ、俺も馬鹿だよな。
彼女は俺のことなんかこれぽっちも見ちゃいない。
ははは・・はははは。
はは・・・・、セイラサァン・・・。
44 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/03 03:12
ハァ〜、セイラァ・・・・。
あ、カラだ・・もう一杯飲んじゃおうかな・・。
すみませーん。
>>45 兵隊さん、ちょっと飲み過ぎだよ。
それにあんまりいいお酒じゃないね。やけ酒かい?
もっと自分を大事にしなきゃあね。
>>47 はは、お姉さん優しいなあ。
やっぱりお姉さんみたいな女の人がいいなあ。
イイ!イイねえ〜。
・・・あーあ、やっぱりさ、気が強いのなんかよりさ・・。
48 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/03 23:37
47が乱れてきた(藁。
いやあ、あんた、いい女だよ。
マジ、今日はハッピーだよ、俺。
俺さ、ようやくわかったけどさ、あんたみたいな女を
待ってたんだよね。
なあ、もう一軒行こうぜ・・・なあ。
カイ「よう、ミハル!客連れて来たぜ。みんな、セイラさんもこっちよ!
・・・って、どったの?セイラさん・・・」
セイラ(昼間の、変態仮面・・・・)
カイと一緒に飲み屋に来るセイラさん。
なんだかおかしー。
カイ「今日、飲みに行かないかい、セイラさん」
セイラ「いいわよ」
とか?
>>52 ツーショットではなく、みんなもいるんちゃう?
カイ「今日、みんなで飲みに行くんだけど、セイラさんもどうだい?」
セイラ「えっ」
ハヤト「たまには行きましょうよ、セイラさん」
セイラ「うーん、そうね・・いいわ、行きましょうか」
とか?
飲み会は「歓送迎会の一次会だけ来る」っていうタイプだな>セイラさん
56 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/05 00:04
セイラたんとハマーンは髪の毛が広がってんなぁと
思う今日このごろの5日目ぐらいかな?
なぜか、しみじみ〜と続いとるのう、このスレ(藁。
あーあ、なんだか混んできたな。
邪魔しやがって・・ふん、姉ちゃん連れていい気なもんだ。
えっ、セ、セイラさん?
・・っあ、そんなぁ、あからさまに目をそらさなくても・・・。
くそ、誰だ?一緒にいるヤツラは。
(ピキーン!!)
アムロ「セイラさん、何です?向こうのカウンターの男。
ずっとこっち見てるみたいですけど・・・お知り合いですか?」
セイラ「え・・・ああ、アムロには関係ないのよ」
少し動揺した様子と早すぎる否定に、余計気になるアムロ。
お通しを出しながら
「ああ、あのお客さんかい?何かヤケ酒みたいでねえ。
これがカラみ酒で(以下略)
大分酔ってるみたいだから、あんまり構わない方がいいよ」
ちょっと気になり、チラと見るセイラさん。
61 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/06 02:24
セイラたんはかわいいな。6日目ぐらいってとこかな?
あの赤毛の男、セイラさんにくっつきすぎだ。
なんだ?こっちを見てやがる。
ちくしょう、離れろって・・・。
あっセイラさん・・・トイレかな。チャンスだ。
帰り際に話しかけてみよう!
>62
頑張って下さい。報われないと分かりつつ思いを寄せる貴方を応援いたします。
報われたら・・・殺す!!
セイラさん・・・歩く姿をボーっとながめてしまいそう。
>62
君、ストーカー決定!!
66 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/07 20:39
67 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/07 20:40
>>47 ウチのスーファミは今でもこのゲームが刺さってるよ。
シャルルたんのゲルググの、二刀流ビームサーベルカッチョイイよ(・∀・)
誤爆スマソ
70 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/07 23:18
マターリ続くこのスレ。
やっぱりセイラさんは人気がある。
71 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/08 08:34
くっそー、セイラさんにめちゃくちゃ気をもんでもらえるキャスバル兄さんが羨ましい!
それなのにあいつは何度彼女を泣かせりゃ気が済むんだ?
イライラ…
セイラ(ふう・・・何であの変態仮面がここにいるのかしら)
鏡の中の自分と目が合う。ルージュがとれかけているせいもあり、
少し、疲れて見える。
セイラ(気晴らしになるかと思って、来てみたけど・・・やっぱり
早く帰ろう)
頬にかかった髪を掻き上げ、素早く口紅をひき直すと、化粧室を出た。
すると、ばったり(以下略)
73 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/10 01:43
セイラさんも良いが、ジョアンヌゲストも(・∀・)イイ!
74 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/10 09:06
お風呂に顔半分沈めているときのセイラタン、ハァハァ
セイラさん!
き、きれいだ・・・・。
セイラさんがこんなに近くに!
あっ待ってくれ。
話しを聞いてくれなきゃここは通さないぜ。
・・怒った顔もきれいだ。
セイラさん、俺は変態でもなんでもないんだ。
俺は・・・なんだよ!さっきの赤毛か?
>怒った顔もきれいだ
病気だ!でもきれいなんだよ
77 :
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic :01/10/14 02:29
このスレも元気がなくなってきたかなと。
78 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 02:51
まだだ、まだ終わらんよ!
79 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/14 08:40
セイラさんって、知らず知らずのうちに美人&高貴オーラ放ってそうだから、
普通の奴は、近づくとすんげー緊張しそうだ。
80 :
(♭・ω)∩元1 ◆6xdCivic :01/10/17 01:46
なぁ、1よ。聞いてくれ。スレの趣旨とは関係無いが
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。
しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。
はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。
次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か笑ってしまい、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。
三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・・
81 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/17 02:12
意味和歌蘭
>80
よくあるコピペだよ。
セイラさーん
セイラさんも本当だったら、アルティシア姫でさ、
キャスバルの学校の友達のガルマがアルティシアに
熱をあげて、恋に落ちたりしたかも
で、国民のアイドルはキャスバルさま
85 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/21 11:55
86 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/21 12:24
オッパイみせてくれましたよね〜。
87 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/21 12:25
映画では、ちゃんとチクビありましたよね!
ふー、今日は疲れたわ。
飲みに行ったはいいけど、変態仮面に会っちゃうし。
でもアムロもやりすぎよ。いきなり殴るなんて・・・。
ミハルさんにあと頼んで出てきちゃったけど大丈夫だったかしら。
まあ、いいわ。
あんまりかかわりあいになりたくないし。
アロマキャンドルつけてお風呂に入ろうっと。
「変態仮面」
すっかり固有名詞になってしまったな(藁。>75他
今夜はちょっと気分をスッキリさせたいから、この前サイド6で買った
ベルガモットの香りのキャンドルにしよう。
足首から、ゆっくりと湯船につかる。
(アロマオイルもあると、もっと良かったのだけれど・・・)
ほんのりリラックス気分が戻ってくるセイラ。
キャンドルからはアールグレイの紅茶に似た爽やかな香りが満ちてくる。
(変態扱いしたりして、少し可哀想だったかしら。悪人というわけでは
なさそうだったし・・・私の事を好きだなんて言っていたけれど)
シャワーを浴びる頃にはブルーな気分はすっかり消え、先ほどの
変態仮面を思い遣る余裕さえ生まれていた。
あ〜あ、こんなにボロボロにノされちゃって・・・
白目向いてるよ。お客さん、大丈夫かい?
全く、これじゃ今日は商売になりゃしないよ。
ちょっと、カイさん!この人、責任とってあんた達の船に
連れてっておくれよ。
え?許可が降りない?
大丈夫だよ、あたしの時だって簡単に乗れちまったじゃないのさ。
(小声&恫喝)
あ、そうかい!連れてってくれるんだね!!そりゃ助かるよ。
じゃあ、頼んだよ。あたしは商売に戻るからさ。
ハヤトと一緒に、カイのエレカに乗せられる変態仮面。
ところでさ、誰かアムロとセイラさんがガンダムの足下でキスしてる
北爪画の画像持ってない?
はめをはずしたセイラさんが見たいなあ
ゲームセンターで奇声をあげるとか
卓球でスマッシュを決めて飛び上がるとか
94 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/23 23:08
木馬の連中に犯されているセイラさんを見たい。
95 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/23 23:08
実はメカマンなんかとできちゃってて、皆が戦ってる時
後ろめたいと思いながらも激しいセックスに燃えるセイラさん
・・・のほうがいいな
でも、この変態仮面の物語、俺は一応純愛だと解してるんだけど(藁。
ストーカーなんて本人だけ純愛気取りだよ(w
おい、どうなんだー!変態仮面!
すっげえ好きなんだよー!
悪いか!俺だって高望みだってわかってるよ!
でも傍にいたいんだよーっ
お友達からお願いします!!
103 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 14:02
セイラさんのマンコは何色かな?ハァハァ
104 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 14:38
>>103 富野監督の頭にはくっきりと浮かんでるよ
105 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/25 23:27
>105半角で。♥
「・・・はッ!・・」
不意に悪寒がして目が覚めるセイラ。
(何?このプレッシャー・・・嫌ね、気持ちよく眠りについたはずなのに)
その頃、変態仮面は――――
カイとハヤトによって独房の一室に放り込まれていた。
「うぅ・・お友達からお願・・ムニャムニャ」
ハヤト「こいつ、ニヤニヤしながら寝言いってますよ。気持ち悪・・・」
カイ「放っとけ。ま、ここなら一晩くらい大丈夫だろ。アムロがこんなに
ボコっちまったんだから、一応ちったぁ責任もあるしな」
108 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/28 20:52
109 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/28 21:14
>>93 兄さんの前では、ハメをはずしまくると思われ。
110 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/28 22:04
制服の白タイツはいらないね
セーラー服セイラ
セイラさんはセーラ服よりブレザーだ。
ネクタイをゆるめて学校から帰るキャスバル兄さんの後を
走って追いかけるセイラさん。
セイラ「待ってー、キャスバル兄さーん」
>セイラさんはセーラ服よりブレザー
おおッ、それは言える。
>>112 後ろを振り返ってかけよって来るセイラさんに
小さく微笑むキャスバル兄さん。
・・・何だか、チョコレートのCMみたいだなあ。
二人が通う学校は全寮制がいいなー。
なんとなくだけど、生活を規則で縛られてるほうが
そこはかとない色気があるような・・・。
夜中に男子寮に忍び込んだのがシャアに見つかってしまうセイラ。
「どうしてこんな時間にこんなところにいるんだアルテイシア!」
「ごめんなさい。兄さん。同室の子がどうしても手作りのクッキーを
彼に届けたいっていうから・・」
118 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/29 11:19
まぁ、この2人はいいとこの坊ちゃん&嬢ちゃんだから、
全寮制の学校へ入学ってのは結構可能性高そうだよな。
てことは、自動的にガルマも付いてくると(藁。
120 :
通常の名無しさんの3倍:01/10/29 13:41
>>120 しかも、アルテイシアも自分に惚れてると勝手に勘違いする。
妄想ナル野郎のガルマ。
イセリナには目もくれないのか?
ガルマの意識の中では三角関係じゃないか?
優柔不断で三角関係。
「あ〜僕にはどちらか一方を選ぶなんてとても無理だ。
美しい女性を傷つけるなんて出来ないよ・・・なあ?キャスバル。」
ガルマのパジャマはもちろんシルク。
この設定を使うとガルマの独壇場だな(藁。
>>117 「おやおや、こんな時間に感心しないね。いくら僕に会いたいからって」
シルクのパジャマで登場するガルマ。
ガルマ「また明日会えるだろう? さあ、早く部屋にお帰り」
セイラ「・・・・・・・・」
シャア「・・・・・・・・」
セイラ「・・・戻るわ、兄さん」
シャア「ああ、そうしろ」
そそくさと戻っていくセイラさんを、自分の顔を見て満足したと思いこむガルマ。
ガルマ「僕は罪な男だ・・・ なあ? キャスバル」
「おっと寝る前にパックしなくては・・・ なあ? キャスバル」
ダンスパーティーにアルテイシアを誘うガルマ。
「パーティーのドレスはもちろんパープルだろう?」
>126
キャスバルって・・・なんで死ぬ時でさえ気付いてないかもしれない
シャアの正体をガルマが知ってるの?
あっ、妄想?
>>129 これまでのレスの文脈上、この設定世界は「クーデター起こってない
→素性を隠してない」という風に了解されているからだと思われ。
131 :
キャスバリズム:01/11/01 23:58
おあげ
しかしこれではガルマたん、ピエロだにゃー。
もとよりって気がしないでもないけど
シャア的には両手に花なの? それともお荷物〜
「愛すべきお荷物」というところか。
内輪にとっては道化なガルマたんだが、おそらく女子寮の
学生の間での人気は高い。
イセリナは同級生に妬まれていたりするが、妬みを封じ込める
ほどの高飛車パワーを発揮中。
そして、アルテイシアにライバル心を燃やすイセリナ。
イセリナ「ガルマさまは渡さないわよ!」
アルテイシア「?」
ミライ「気にすること無いわ。アルテイシア」
そして、ヤシマ財閥のご令嬢・ミライ様もご学友なのであった。
age
138 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 03:02
ミライさんは聡い人だもんな〜。いろいろ細かいところに気がつきそう。
反対にアルテイシアはお兄ちゃんラブでちょっとニブチン?(萌え)
ガルマたんは輪をかけてニブチン坊やっぽいけど。
しかしやんごとなき階級世界ではアムロに出る幕ないではないか
140 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/03 05:11
クーデターが起きていなければセイラさんの
常軌を逸したブラコンはない。
むしろしっかり者の妹になるかも。
しかし、確かにアムロの出る幕はないな。
アムロんちも貧乏ではないんだが。
まあ、フラウとでも仲良くしてなさいってこった(藁。
いやいやアムロは頭がよさそうだから、
奨学生としているかもしれない。
フラウは寮母さんの娘とか。
お金持ちばっかりのところで、肩身の狭い二人。
校長「えー、今日は皆さんにうれしいお知らせです。
来る10月の地球への修学旅行のために、ヤシマさんのお父様が
当校に専用シャトルを寄付して下さいました。なお、巡洋艦
2台がボランティアで護衛をしてくださるそうです(以下略)」
ガルマ「ほう、我が校の優雅な旅行に相応しい・・・なあ?キャスバル」
シャア(・・・ヤシマ家って、一体・・・)
しっかりものだけど、優しいまま成長したアルティシア。
・・・ん、なんか物足りないなあ。
146 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/04 21:58
やっぱり兄貴で苦労してもらうべき?
兄弟喧嘩なんてするのだろうか?
セイラ「兄さんはパーティにどなたを誘うつもりなの?」
シャア「あとのお楽しみさ。アルティシアはガルマと来るんだろう?」
セイラ「いやな兄さん!私、あんなキザなかた・・・」
シャア「顔が赤いよ」
セイラ「違うわ!」
よりによってそんな喧嘩・・・
>>147 全然ケンカじゃなーい!!
むしろジャレてる。(ワ
全寮制でなかったら、自宅の食卓でみられそうな風景だ。
(相手がガルマかどうかは別として)
ランバ・ラルも入れてよ!!
>>150 じゃあ、「養護職員(保健室の先生)ハモン先生を
毎日迎えに来る格好イイ愛人」ということで(藁。
>セイラ「いやな兄さん!私、あんなキザなかた・・・」
兄さんの手前気を遣いましたが、本当は「あんな頭の弱いナルな男、
ヤヴァイって」と思いました。
153 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/05 07:31
セイラタンの青っぽい水着に兄貴とおそろいのグラサン萌えw
155 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 04:20
セイラたんのエロ画像キボンヌ
156 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 04:25
158 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 05:21
そう言えば、避難所時代にあったセイラとシャアがでてくるSSは面白かった。
159 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 05:23
エロ画像は…
160 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 05:26
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< 兄さん!キャスバル兄さん!
( ) \_____
| | |
(__)_)
161 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/06 05:37
( ´_ゝ`)兄さん...。
>158
それだいぶ前からやってた奴じゃない?非難所行ってこっちに
返ってきてるけど。
>>158 あなたが読んでたのは、Z時代の設定でセイラさんが
ひょんなことからアウドムラに乗り込んでいて、っつー話?
だとしたら、今もやってる。
つーか、今は「ファーストの37話以降」の設定で新ストーリー
が好評展開中。
ガルマさま、結構いいやつなのに・・・
お互い自慢の兄妹なわけだよね。
イセリナ「アルティシアったら、うらやましいわ。
あんな素敵なお兄様がいて。意中のヒトはいて?」
セイラ「あら、兄さんだったらやめたほうがいいわ。結構いいかげんな人よ。
お友達のガルマさんの方がよっぽど誠実じゃないかしら。」
ガルマ「それにしても君の妹君は、最近ますます美しくなったね」
シャア「そうか?気になるなら連れ出してやってくれよ。お固いからな。
浮いた噂ひとつない。ガルマになら安心してまかせるさ。(アルアティシア
がなびくわけないとは思うが・・・)」
166 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 02:31
あげ
167 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/09 17:43
>あなたが読んでたのは、Z時代の設定でセイラさんが
>ひょんなことからアウドムラに乗り込んでいて、っつー話?
Z時代のほうって途中でなくなったんかな?
途中まで(確か、アウドムラの格納庫にシャアが探しにくるトコ)は読んだ
記憶があるんだが。
>>167 >Z時代のほうって途中でなくなったんかな?
一応完結してる。セイラさんがアウドムラ降りて。↓
http://www.miniflo.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=999103768&ls=50 今は、シャア派の方々の禁欲と自制によってスレが成立してる
という感じかな・・・あるいは、シャア派の人は少し離れて
しまったかもしれない。
難しいんだよね〜シャア×セイラの話で爆走すると甘ったるく
なり過ぎる嫌いがあるし、アムロ×セイラの話で進めると、下品に
ならないように努めてもすごくセクシーな雰囲気になるので、
途中でシャア派の人が耐えられなくなってくる。
あとZはベルとかカミーユとか登場人物が増えて、途中で話が
錯綜してくるんだな。
その点、現在のSSはベースとなるストーリー進行が決まっている
(TV版のストーリーに準ずるので、混乱や荒れが制御されてる。
シャア派は今はこっちで学園ラブコメしながら
様子見してるんじゃないかな、と・・。
>>169 あ、そうだったの!?ガルマ派なのかと思ってた(藁。
幸福なシャア×セイラは平和じゃないと難しいし、キャスバルが
社会に出ると壊れてしまうから、ここの設定は良いのかもなあ。
でも、職人さんは向こうとダブっているよね、明らかに・・・
ドキ
>>171 てゆーか、だって俺もダブってるんだもん(藁。
擦れタイトルだけだとベクトル真逆だけどね(w
でもスレの始まり(1の書き込み)は何故だか向こうの方が下品という(藁。
>>170 ここの学園コメディだったら、スレッガー先輩やら
リュウ先輩出してもOKだわ。とちょっとワクワクしてたけど、
最近変態仮面くんが出てきませんね。乗っ取りが起こったのか?!
>>172 私も掛け持ちです。
sage進行が身に染み込んでいる人は関係者だと思ってました。
>>175 そう、変態仮面君、結構好きだったんだがなあ。
でもこのスレ、今金持ちしか出れないし(藁。
変態仮面君とWBの皆々様のために、隣に公立の
進学校でも設定するか。
>176
いいっすね(w
キシリア姉さんとマ・クベも是非出して欲しいなぁ。
>職人さん
買い物を楽しむセイラ。
町へ出るのは久しぶりだわ。
あら、素敵なセーター・・・キャスバル兄さんに似合いそうな色。
うーん、どうしよう。
誕生日でもないのに、プレゼントなんて変よね?
でも、きれいな赤!絶対ぴったりだと思うのよね・・・。
よーし、買っちゃおう!
ふー、お陰で私の買い物できなくなっちゃったわ。
あっ!?キャスバル兄さん!なんでこんなところに・・・。
にいさーん!・・・はっ!
だ、誰!?あの女の人は・・・。
学園の人じゃないわ。見たことないもの。インド系の方かしら。
・・・・親しそう・・・。
兄さんのバカ!いやらしいわ!
ララァ登場
数日後、褐色の肌の少女は、キャスバルの推薦で
学園の声楽科の奨学生として入学することに。
マ・クベ@ジオン院大学大学院 人文科学研究科 東洋美術専攻
キシリア@ジオン院大学大学院 経営学研究科 組織論専攻
マ・クベ「キシリア様・・・モジモジ・・・今度のダンスパーティ、
パートナーはもうどなたかお決めになった方が
いらっしゃいますか?」
キシリア「フン・・・興味はないな。あんなものは、学部生や
付属校の子供らに任せておけばよい。」
マ・クベ「そ、そうでございますよね・・・(ショボボン」
183 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/14 01:25
あがげ
ハァハァ−セイラさん。
アムロさんだけでなく、僕にもやらしてくださいよ−。
なんで出てくる?!
カミーユは要らない。
>>179 突然雨が降り出した。(コロニーだけど)
仕方なく店先でしばらく雨宿りするセイラ。
セイラ「ついてないな・・・」
そう小さくため息をついたセイラに、誰かが傘をさしかけてきた。
顔をあげると、それは不良だと噂されているスレッガー先輩だった。
スレッガー「なにがついてないんだ?」
セイラ「・・・スレッガー先輩!」
スレッガー「傘、はいってく?」
セイラ「でも・・・」
スレッガー「無理にとは言わないさ」
そのまま立ち去っていくスレッガー先輩。
(ちょっとラブコメモードでスレッガー先輩登場)
187 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/17 00:02
スレッガーっぽいな。ありうる。
ちょっと「タッチ」みたいだな。
189 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/17 16:53
スレッガーのようなキャラがいると、
シャア×セイラが盛り上がる。
190 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/17 18:05
(♭・ω)∩ ◆6xdCivic
がんばってスレを立てるも大して注目されなかった1日目
がんばってレスをつけても無視をされている2日目以降
…ガンバレヨ
私もセイラさんとハァハァしたいものだ。
お嬢様は不良に弱い
雨はまだやみそうにない。
セイラはもう15分も立ちつづけている。
『兄さんとあの人も、雨宿りをしているのかしら・・
それともどこかお店に入ってお茶でも飲んでいる?』
楽しそうな二人の様子を想像すると、何故か胸が痛む。
『兄さんったら・・・』
「あれーっ?まだいたんだ」
セイラがはっと顔をあげると、スレッガーが再びセイラの前に立っている。
「先輩・・・」
スレッガーはニヤッと笑い、セイラに傘を差し出す。
「いいよ、持ってって。こんなオンボロな傘、お嬢さんには似合わない
けどな。濡れるよりいいだろう」
「えっ」
「早く帰ったほうがいいぜ。そんなとこで泣きそうな顔してると
俺みたいな悪い男にからまれるからさ・・・」
そう言うとスレッガーはセイラの手に傘をおしつけ、走って行って
しまった。
スレッガー先輩、つかみはOK。
カコ良すぎるよ。スレッガー先輩。
スレッガー先輩、OBだよね?
シャアとガルマは付属の大学に通ってるって感じ?
ラグビー部だったけど、何故かセイラのいる吹奏楽部にも所属していた
のは、顧問のマチルダ先生とできていたからという噂が。
セイラ「えっ、兄さん、帰省しているの」
セイラは男子寮の玄関先で、つい大きな声を出してしまった。
数人の男子生徒が好奇のまなざしを、立ち話しをしているガルマと
セイラにぶつけてきたが、セイラは気付かない。
ガルマ「しーっ、本当はこんな時間にここに君がいるのは、違反
なんだから。・・キャスバルにはめずらしく週末は寮に残らず、家に帰るって
言うので、てっきり君と一緒だと思ったけど?」
セイラ「・・・・・ありがとう」
ガルマ「あっ!アルティシアさん!もう暗い。寮の前まで送りますよ」
セイラ「結構よ。おやすみなさい」
ぱっと駆け出して行ってしまうセイラ。
ガルマ「照れてるのか?・・下手な口実作らなくても、いつでも
会ってあげるのに」
雨上がりで濡れている道を、泥がはねるのもかまわず走りながら、
セイラは動揺を押さえることができなかった。
セイラ『兄さんが帰省?ウソよ。いつもめったに実家には戻らないわ。
まさか・・・まさか・・・』
まさかー?!
寝つけないセイラ。
『兄さんにかぎって・・・もう、よそう。考えるのは』
ふと、部屋の隅に、開いて乾かしているスレッガーの傘が目に入る。
『傘・・返しに行かないと。明日、住所を調べて行ってみようかしら。』
次の日。
セイラ「えーと、この辺りなんだけど・・・」
セイラはようやく目指すアパートを見つけた。
セイラ「本当にここにいるのかしら?」
古びたアパートの階段を上りながら、留守ならドアノブに傘をかけて
帰ってしまえばいい、と考えていた。
OBとはいえ、スレッガーのいい噂は聞かない。そんな彼の部屋を
たずねているなんて、とセイラは自分の行動を不思議に思う。
ドアをたたいてみたが、返事がない。
セイラはちょっとほっとして、傘をドアノブにかけようとした。
その時、ノブが回り、いきなりドアが開いて、「誰だよ、こんな
朝っぱらから」と寝起きのスレッガーが顔をだした。
セイラ「あっ!」
スレッガー「わっ、な、なんだ?あんた・・」
セイラは上半身裸でジーンズ姿のスレッガーに驚き、「ご、ごめんなさい」
と顔をそむけた。
スレッガー「ごめんなさいって・・・まあ、あがんなさいよ」
スレッガー「あれ、もう2時か・・昨日飲みすぎたからな・・」
スレッガーはタバコに火をつけて、時計を確認する。
スレッガー「そんなとこに突っ立ってないで、適当に座ってよ」
セイラ「わ、私は傘を返しにきただけですから・・・」
脱いだ洋服、雑誌、何かの部品などが散らかっている中、セイラは
サックスのケースがあるのに気付いた。
セイラ「先日はありがとうございました。これ、傘と・・」
セイラは持ってきたチョコレートの箱を一緒に渡す。
スレッガーは困ったようにそれを受け取る。
スレッガー「ん、おう、サンキュー。よかったのにさ、返さなくても。
ああ、そこらへんどかして、座ってよ。お茶いれるよ」
セイラ「あっ、おかまいなく・・・」
スレッガーはさっさと奥の台所に入ってしまった。
セイラは『どうしよう』と躊躇したが、あきらめて唯一腰をかける
スペースのあるベッドの端に座る。
テーブルの上の灰皿は吸殻が山盛りになっており、その周りのビールの
空き缶も灰皿代わりになっているようだ。
さすがに食べかけのパンが袋に入って転がっているのを見つけたときは
ぞっとして体が痒くなる思いがした。
『男の人の部屋って、みんなこうなの?兄さんとは大違い・・・』
床には雑誌や紙くず、そして楽譜が散らばっている。
『音楽、本当にやってるんだわ』
セイラはスレッガーがOBとして部に顔を出しても、楽器を演奏している
ところを見たことがなかったので、噂通り、顧問のマチルダ先生に会いにくる
口実なのだろうと考えていた。
スレッガーが台所から声をかける。
スレッガー「悪いね、散らかってて。お茶さあ、ちょっとみつからないから
冷たいものでもいい?・・えーと、ビール・・はまずいか、お、コーラが
あった。これがいいか」
セイラ「あ、私は・・・」
断ろうとするセイラに、スレッガーが「はいよっ」とコーラの缶をほうり
投げてきた。あわてて受け取るセイラ。
スレッガーはビールをあけている。
プルルルルルル・・・
電話がなった。スレッガーが出る。セイラは居心地の悪さを感じ、
無意識にコーラを開けようとした。
スレッガー「えーっ?今から?頼むよ、今日は久しぶりの休みで・・。
ああ、はいはい、わかったよ。行くよ、行きますよ・・」
プシューッ
セイラ「きゃー、いやだっ」
振ったばかりのコーラを開けたため、中身が勢いよく出てしまった。
スレッガー「おおっと、悪い悪い。・・・あーあ、大丈夫?」
電話を切って、雑巾をもってくるスレッガー。
「ごめんなさい」それを受け取り、飛び散ったコーラを拭くが、
随分床にこぼれてしまっている。
ふとスレッガーを見ると、彼はあたふたと上着を着ている。
スレッガー「ああ、悪いけどさ、急にバイトにはいんなくちゃいけなく
なっちゃって。俺、もう行くけど、適当にやって」
セイラ「ええっ、せ、先輩」
スレッガー「ああ、そんなの拭かなくてもいいから。じゃあな」
バタン、と出ていってしまった。
雑巾をもって呆然と見送るセイラ。
セイラ「適当にって・・・あ、鍵もないのに・・・」
セイラ「何で私こんなことしてるの?」
そうつぶやきながらも、スレッガーの部屋を片付けてまわるセイラ。
台所など悲惨な状態だった。
どうにか部屋は片付いたが、スレッガーはまだ戻ってはこない。
辺りは次第に暗くなり始めている。
セイラ「どうしよう・・・ 帰るにも戸締りできないし」
だんだんと心細くなり始めたセイラは、何気にテーブルの上にまとめた楽譜を手にする。
セイラ「どこかで演奏してるのかしら?」
・・・やっぱり不良なのかしら、スレッガー先輩。
悪いヒトには見えないけど・・・
ベットに転がって楽譜を眺めるセイラ。
そもそも本物の不良が、自分に傘を貸してくれたりするだろうか。
チョコを受け取る不良、コーラをくれる不良、サックスを演奏する不良・・・
セイラの中でスレッガー論が巻き起こり始める。
どうして悪い噂が流れてるのかしら・・・?
いろんな考えを巡らせているうちに、
いつの間にかセイラは眠ってしまっていた。
スレッガー「あんた、まだいたのか」
セイラ「!」
パッと部屋が明るくなり、スレッガーの驚いた声でセイラは目覚めた。
スレッガーが呆れ顔で自分を見下ろしている。一瞬、なにがどうなって
いるのか状況がつかめなかった。
セイラ「いつの間に・・私、寝てしまっていたんだ・・・」
スレッガー「えー、ここ俺の部屋?見違えたぜ」
セイラ「ああ、余計なことをしてごめんなさい・・鍵もなかったので
帰るに帰れなくなってしまって・・・」
言いながらセイラはすばやくベッドの上に腰をかけ、身繕いを整える。
スレッガー「いいの、いいの、鍵なんて、開けっぱなしで。どうせなにも
とられるようなものは置いてないしさ。かえって悪かったな。気を使わせて
しまって・・・。ところでおたく、いいの?もう9時だよ」
セイラ「!ええっ、9時?寮の門限が・・・」
スレッガー「門限は何時だ!?」
セイラ「・・・・6時・・・・」
帰ろうとするセイラを、スレッガーが外まで追いかけてきた。
スレッガー「バイクで送るよ。こっちのほうが早い。乗って」
セイラ「けっこうよ。どうせ急いでも門限には間に合わないのだから」
スレッガー「はは、さすがお姫様、肝が据わってる・・・。
なら、飯でもおごらせてくれよ。掃除してもらったお礼にさ」
セイラ「え・・・」
断ろうと口を開いたが、セイラは自分がひどく空腹であることに気付く。
セイラ「・・・いいわ。どこに連れて行ってくださるの?」
数分後、二人は地下1Fの重い扉の前にいた。
セイラ「“Pegasus”・・・?何のお店?」
スレッガー「行きつけのライブハウス。飯もうまいよ」
扉を開けるとライブ演奏中ではなかったが、なじみの客がスレッガーに声をかける。
カイ「よう、スレッガーさん。今日は随分美人さんを連れてるじゃない」
アムロ「恋人さんですか」
スレッガー「よせ、そんなんじゃないよ」
カイ「俺はカイで、こいつはアムロ。よろしく」
スレッガー「えーと、彼女は・・(ジオンって本名はまずいよな)あー・・」
セイラ「あ、あの、セイラ・・・セイラよ」
スレッガー「そ、そうそう、セイラさんよ。おい、おまえら、ちょっかい
だすなよ!」
>209
×ジオン
○ダイクン
ノリノリデ妄想暴走シテシマイマシタ・・・
アムロが出てきちゃったよ。
どうなんだろ。
ウェイトレスが料理を運んでくる。
フラウ「お待ちどうさま」
スレッガー「おう、ありがとさん」
セイラ「スレッガー先ぱ・・スレッガーさんは、ここで演奏したり
するんですか?」
スレッガー「え、ああ、まあな。今度聞きに来てよ・・って言っても
お嬢さんが一人で来るようなとこじゃないけどな」
セイラ「・・・・」
その頃寮では・・・
シャア「アルアティシアがまだ帰ってないって本当ですか!?寮長!」
門限を破ったことなどないセイラが、昼に外出したきり連絡もなく
10時になっても戻らないことから、寮内は上や下への大騒ぎに・・・
>>211 こっちでは脇役なんじゃないかな。なんとなく。
もし平時にミライさんとスレッガーの恋があったら
こんな感じになりそう、でもある。
シャアは妹が心配で女子寮の前をうろうろしていた。
『どうしたというのだ。まさかアルティシアに何か・・・』
その時バイクが近づいてくる音がしたので、顔をあげると、バイクが門の
前で止まるところだった。後ろに乗っていた人が降りる。
ブルル・・・・
セイラ「先輩、送ってくださってありがとうございました」
スレッガー「こんなに遅くなって、悪かったな。・・・もう一人で
男の部屋になんか来るんじゃないぞ」
セイラ「えっ・・」
スレッガー「じゃあな、セイラさん」
遠ざかるバイクを見送るセイラ。
ふと振りかえると、そこには彼女の兄が立っていた。
スレッガー先輩はアルテイシアに惹かれないのかなー?
「あんたと俺じゃ生きる世界が違うんだよ・・・」
なんて、スレッガー先輩に言ってほしい。
>>216 惹かれていても、まさかアルティシアが自分を気にかけるわけない
と思ってるのでは?
ラブラブになりかけると出てきそうなセリフだね。
でもあくまでもシャアxセイラのスパイスという気も
これまでシャア派ひとすじだったけど、
このスレッガー×セイラには、かなりクラッときてる・・・
セイラ「兄さん・・・!」
シャア「アルティシア!一体どういうことだ?今の男は誰だ!?」
セイラ「・・・答える必要があるのかしら」
シャア「なにを言っている。今までどこにいたんだ、アルティシア」
セイラ「兄さんこそ、昨晩どこにいらしたの?!」
シャア「なに?」
セイラ「帰省するなんてウソをついて外泊する兄さんのほうが、きたないわ!
キャスバル兄さんのバカ!」
ガシャ!と音をたてて女子寮の門がしまり、セイラが走って行ってしまう。
シャア「待ちなさい!アルティシア!」
キャスバル兄さんなんて・・・!
部屋でひとり、昨日のエメラルド・グリーンの瞳の女性をセイラは思い出す。
あの女のヒトは誰?、と問い詰めて、恋人だよ、とあっさり言われるのもイヤだった。
そう言われる可能性はかなり高い。
とても聞けない・・・
赤いセーターも結局渡せないままだった。
服をクローゼットにかけながら、セイラは小さくため息をつく。
(どんな顔して渡せばいいのか分からない・・・)
セイラ「あ・・・」
片付けようとしたバックを、セイラはもう一度注意深く覗き込む。
しかし、学生手帳がどこにもない。
セイラ「先輩の部屋に忘れてきた・・・?」
そして次の日の放課後。
セイラは再びスレッガーのアパートの前に立っていた。
『もう一人で男の部屋になんか来るんじゃないぞ』
仕方ないじゃない、そんなこと言ったって・・・
スレッガーはおそらくバイトか何かでいないはずだ。
昨日の様子だと部屋に鍵もかけていないだろう。
ドアをノックし、返事がないのを確認しから、セイラはおそるおそるドアノブを回す。
セイラ「やっぱり鍵をかけてないんだわ」
部屋に入ったセイラは急いで学生手帳を探し回る。
しかし、学生手帳は見つからない。
ここじゃなかったのかしら・・・
セイラがベットの下をのぞきこんだ時、
スレッガー「やっぱりここだったんだな」
顔を上げたセイラの前には、ヘルメットを持ったスレッガーが立っていた。
スレッガーはしゃがみこんで目線をセイラに合わせた。
スレッガー「姫がお探しのものはコレじゃないの?」
セイラ「あ!」
その手にはセイラの学生手帳があった。
スレッガー「部に顔出すふりして届けに行ったんだぜ。そしたら、
あんた休んでるふうだったからさ、まさかとは思ったが・・・ もう来るなって言ったろ?」
セイラ「手帳をとりにきただけです。すぐに帰ります」
スレッガー「あんた分かってないよ。そんな制服のままで、誰かにこの部屋に
入るところを見られたら門限やぶりどころじゃすまないぜ? ホント、世間知らずの
お嬢様だなあ」
セイラ「わ、分かってます! そんな、お嬢様お嬢様って・・・」
スレッガー「・・・だってお嬢様だろ?」
きょとんとするスレッガーにセイラは返す言葉も見つからず、彼をにらむ。
セイラ「わざわざ届けて下さってありがとうございました」
スレッガーの手から手帳をうばうとセイラはさっさと部屋を後にする。
セイラ「勝手に部屋に入ってごめんなさい。でも鍵くらいかけた方がいいと思います。
もう絶対来ませんから」
バタン! と閉まるドア。すぐにセイラの駆け出す足音が聞こえた。
スレッガー「・・・ホント、ヘンなお姫様だな」
やばーい。かなりイイ。セイラxスレッガー
やっぱりお嬢様x不良はイイのう。
寮に戻ってきたセイラは制服を着たまま自室のベッドに倒れこみ、
大きくため息をついた。
『お嬢様とかお姫様とか、私のことをバカにしてるわ。
子供みたいに扱って・・・・。
マチルダ先生の前だと鼻の下をのばすくせに』
セイラは以前友人から聞いた彼らの卑猥な噂話を思い出した。
「音楽室で抱き合ってたって・・・」
「スレッガー先輩の左肩には、M.Aってイニシャルのタトゥーが
はいってるそうよ・・・」
刺青なんてあったかしら・・・セイラは昨日のスレッガーの広い
胸板と逞しい腕を思い浮かべ、ドキッとする。
『いやだわ、何を考えているの、私』
「アルティシア!すごいわ、早くいらっしゃい!」
次の日の昼休み、体育館に走って行くクラスメートに呼びかけられ、
セイラも体育館入り口の人だかりの中に連れて行かれてしまった。
「一体なんの騒ぎ?」
「あなたのお兄様、キャスバル様がいらして、フェンシングの試合を
しているのよ」
「兄さんが?」
「午前中の授業で特別指導をしてくださったらしいわ。その流れで
フェンシング部のメンバーと練習試合をすることになったらしいの」
覗き込むと、確かに彼女の兄が剣をふるっている。スピード感と
切れのある動きは、自慢の兄のものだった。歓声があがる。
その美しさに思わずセイラも目を奪われ、兄を誇らしく思うのだった。
「?」
ふと気配を感じ、体育館の2階席を見上げたセイラは、そに一人の少女が
座っていることに気付く。
「・・・あの人だわ・・・」
先日シャアと一緒にいた褐色の肌の少女が、セイラ達と同じ制服を着て
じっとシャアの動きを見つめていた。
でたなー!ララァ!!
スッレガーのアパートにて。
部屋の中からスレッガーと例のライブハウスで働くリュウが出てくる。
そのまま階段を降りようとするスレッガーをリュウは呼び止める。
リュウ「おい、鍵かけなくていいのか?」
スレッガー「ん? ああ、いい、いい」
リュウ「鍵持ってんだろ? ヘンなヤツだな」
スレッガー「いやね、また子猫が迷い込んできそうな気がするんだよ」
リュウ「は?」
スレッガー「鍵かけてて、外でウロウロされると心配だからなあ」
リュウ「・・・・・・・・」
ぽかんとリュウはスレッガーの背中を見つめる。
そして真剣に考えこみ始めた。
リュウ「あいつ、猫なんて飼ってたか・・・?」
なんか密かにセイラさんスレなのに、スレッガーに食われてるよ完全に(w
勿論キャラの立ち具合の話ね。
>>228 確かに。シャアも飛んじゃったよ(藁。
別にこのまま爆走でOKだけど。
でも、職人さんシャア派だったような・・・
かなりのシャア派です・・・
でもこのスレッガー×セイラってとってもいいカンジだと思うのですが
みなさん、どうでしょう?
密かにスレッガーXセイラを狙ってました!
良いと思います。が、富野作品だとキャラが目立つった瞬間あぼーん
されるからな(w
スレッガーさん死んだり転校しません様に。
今まで考えたことなかったけど、よいと思う。>スレッガーXセイラ
それと、このスレを読んでいてシャア派というのは、セイラさんと
いうよりアルテイシアに萌えている人という事なのか・・・と腑に落ちた。
セイラ『ここの制服を着ているわ。まさか転校生?』
その時、シャアをみつめていた少女の視線が動き、セイラを見つけた。
セイラ『!』
エメラルドグリーンの瞳・・・あの人、私を知っている?
ワアッ
再び大きな歓声と拍手があがる。シャアが勝ったのだ。
セイラは思わず兄を振りかえる。
そして視線をもう一度2階席に移したとき、少女の姿はなかった。
セイラ「・・・!」
セイラは体育館の外に飛び出す。横の階段から階下に下りたとしたら、
体育館の裏側の扉から出てくるはずだ。
セイラは走った。
>>233 >アルテイシアに萌えている人という事なのか
ああ、なるほどねー、私はそうかも。
今更ながら、感心してしまいましたヨ。
ところで、ララァってとても難しい。
ララァが書ける職人さん、早くキャラ付けを・・・
(完全他力本願でゴメンナサイ)
>ところで、ところで、ララァってとても難しい。
>ララァが書ける職人さん、早くキャラ付けを・・・
案外『よくわからないで書いてる』方がララァらしくなるかもしれんよ。
何しろシャアの母親になってくれたかもしれない女性なのだから。
んっ?チョト待ってジオンは生きてるんだよね?キャスバルと
アルティシアの母親はどうなってるの?
>>234 マチルダ「アルテイシア!」
不意にセイラは呼び止められる。吹奏楽部顧問のマチルダ先生だった。
あの謎の少女のことが気になったが、立ち止まらないわけにも行かなかった。
マチルダ「あなた、昨日は部を休んでたみたいだけど」
セイラ「・・・レポートが間に合いそうになかったんです。すみません」
マチルダ「そうなの? あなたらしくないわね」
疑うこともなく微笑みかけるマチルダ。
(音楽室で抱き合ってたって・・・)
思わず、セイラはスレッガーとマチルダの抱き合う姿を想像してしまう。
マチルダを前に、とても気まずい思いがする。
セイラ「あ、あの・・・ 私はこれで」
マチルダ「あ、ちょっと待って。昨日、部のほうに素敵な訪問者があったのよ」
セイラ「え?」
マチルダ「あなたのお兄様。もう、みんな大騒ぎだったわよ」
セイラ「・・・・・・・・」
(知らないわ、そんなの。まさか寮に尋ねてきたりしたんじゃ・・・)
>>237 そう言えば、どうなってるんだろね(ワ。
>239
早くに亡くなったんじゃない?
トアという名前だという説も?
ということは、
ここでもやっぱりキャスバル兄さんはララァに母親をみちゃうの?(ワ
しかし、スレッガー先輩、このキャラだと本人の気づかないところでも
かなりモテてるだろうなーって思う。
セイラさん、ライバル多そう。
>241
そのレスだとアルティシアはすでにスレッガーに気が有るように
感じるんだけど?
気になってるヨネ
>>242 いやー、完全に恋の入り口、という感じでは。
もはや「年上のスレッガーに、兄を見ていた」というオチは
許されないでしょう。
兄とは違うタイプのスレッガーに男を感じるの巻き
こういう言い方はなんですが「ローマの休日」みたいな味わいに
なるといいですねえ。
ま、あの話は最後は別れちゃうんですが・・・
恋の入り口かあ。いい響き・・・
でも、スレッガーはアルテイシアの気持ちを受け入れないっていうか、
はぐらかしていきそうな気はする。
アルテイシアにとってはせつない恋になるかも。
マチルダさんとスレッガーの関係もまだ謎だしね。
某スレではアムロともう一息なのに、のってるなあ
スレッガーさん・・・
>>238 マチルダの歩いていく姿を見送るセイラ。
(身長はつりあってると思うけど・・・)
赤味がかったショートヘアにスラっと伸びた手足・・・
初めて彼女を見た時からきれいな先生だとは思っていたが、
あらためて観察すると、ルックスといいスタイルといい、かなりのレベルだ。
とりあえず、セイラは体育館の裏口にまわってはみたが、
すでにあの少女の姿を探すことはできなかった。
(この学園の制服を着てたのだから、きっとすぐに分かるはずよ)
試合が終わり、体育館の人だかりが徐々に散らばりはじめた。
ふと、あることがセイラの脳裏に浮かぶ。
どうにか確かめる方法はないかしら・・・
セイラ「絶対、タトゥーなんてなかったもの」
その日の放課後。
「今日はマチルダ先生の都合で部はお休みなんだって」
セイラのクラスにも休部の連絡がまわってくる。
ミライ「めずらしいわね。マチルダ先生、デートかしら・・・?」
セイラ「デート? 誰と?」
ミライ「・・・さあ」
妙なところで反応を見せたセイラをミライは不思議そうに覗き込む。
クェス「決まってるじゃない。アイツよ、アイツ」 (お金持ちキャラなので仲間入り)
ミライ「誰?」
クェス「もう、にぶいな。スレッガー先輩よ!」
ミライ「スレッガー先輩って、あのスレッガー先輩?」
他のクラスメートとも混じって、この話題で盛り上がる2人。
しかし、セイラはひとりバッグを手にした。
ミライ「アルテイシア?」
セイラ「ごめんなさい、先に帰るわ」
そのまま教室を出るセイラ。
何だかとても面白くない気分だった。
アラ、ミライさんは絡まないんだ。
>>252 ここではお友達キャラの方がいいと思います。
あくまで好みの問題ですけど・・・
クェスが出てくると秘密の花園から
いきなり蝿の王の世界へトリップしそうだ。
(ってどんな例えだろ)
実は最後にさらっていくのがミライだったりして。
>>255 いいえ、いいえ。
それだけはありません!(ワ
ウッディさんは黒歴史に?
ウッディさん、そのうち出てきそう。
寮の門限やぶり、脱走の常習犯、クェス。
260 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/24 18:27
足切り防止age
クェスの台詞に
「あんた一寸せこいよ」
どこかで使ってホシィ。
>>251 セイラは一度は寮に向かおうとしたが、すぐに足が止まる。
(兄さんが尋ねてくるかも・・・)
顔を合わすのも気まずいし、それ以上にバイクで送ってもらう姿を見られてしまった
スレッガーのことを、どうごまかせばいいのか思いつかない。
(門限までどこかで時間を潰してたほうが無難だわ)
セイラは回れ右をすると学園を後にした。
フラウ「セイラさーん!」
セイラ「・・・・・・・・」
街でショー・ウィンドウを眺めていたセイラ。
その姿を見かけたフラウが駆け寄ってくる。
しかし、『セイラ』とよばれても、自分に声をかけられていることにセイラは気づかない。
フラウ「セイラさん、でしょ? この前スレッガーさんが連れてきてた・・・」
セイラ「え? 私? ああ、あなた確か・・・」
フラウ「フラウです。・・・へえ、セイラさんってあそこの学園の生徒さんだったんだ」
セイラの制服姿をマジマジと見つめるフラウ。
フラウ「お嬢様なんだ、セイラさんって!」
セイラ「・・・・・・・・」
フラウ「せっかくだから、お茶でもしません? 近くにみんながよくいる喫茶店があるんです」
セイラ「あの・・・」
半ば強引にフラウに連れていかれるセイラ。
おっ、アニメと反対だ。
セイラ「あ、で、でも・・制服でお店に入ったりするとまずいから・・
(この間みたいなライブハウスに連れてかれたらコトだし)」
フラウ「そっかー、そうですよね。校則厳しそうだし。あっ、じゃあ、
私の服を着ればいいわ!ウチ、すぐそこなんです」
セイラ「ええ?」
セイラはジージャンにカラフルなスカートを合わせているフラウの
格好を見て、少し戸惑う。
フラウ「うわー、セイラさん素敵!」
セイラ「ちょ、ちょっとスカートが短すぎない?」
セイラはフラウのミニのタイトスカートを着てはみたものの、
その短さに裾ばかりを気にしてしまう。
フラウ「大丈夫ですよー。セイラさん、スタイルいいし、足もきれい
だから見せなくっちゃもったいない。うふふ、私、実はファッション
関係の仕事したいと思ってるんです。今日はセイラさんをいじっちゃって
いいですかあ?」
フラウは鼻歌を歌いながら、クローゼットから色々取り出し始めた。
タムラ「こんな綺麗な女の子を隠してたとは、スレッガーくんも・・・」
フラウが連れてきた喫茶店のマスター、タムラさんを前に
カウンターに並ぶフラウとセイラ。
セイラは紙袋に入った自分の制服をチラっと見る。
フラウに借りたミニのタイトの丈が気になって落ち着かなかった。
フラウ「あの後ね、私たちの間で盛り上がったんですよ。セイラさんの話題で」
セイラ「私の?」
フラウ「ええ。だってあのスレッガーさんが、店に来てお酒も飲まずに食事だけして帰ったんですよ?
あんな健全なデートをさせるセイラさんって一体・・・? ってね」
セイラ「あれは別にデートなんかじゃ・・・」
フラウ「でも、その理由も今日ちょっと分かった気がするなあ」
満足げに微笑むフラウ。
セイラ「ごめんなさい、私、ちょっとお手洗いに・・・」
妙なコトを言い出しそうなフラウの気配に気づいて、
セイラは席を立ちトイレに消えた。
カランカランとドアのベルの音が響いた。
タムラ「お、いらっしゃい!」
フラウ「スレッガーさん!」
スレッガー「よう! マスター、コーヒーね」
カウンターに座って、スレッガーは入り口で手にした新聞を広げる。
フラウ「スレッガーさん、あのコ来てますよ!」
スレッガー「ん? あのコ? どのコ?」
フラウ「セイラさんですよ!」
スレッガー「セイラ? 誰だそりゃ・・・って、待てよ」
その時、何も知らずにトイレから出てくるセイラ。
有名だろこれは。これ描いた人のサイトには他にフラウ・ミハル・ハマーソ・
ハモソ・ミライ・ララァ・キシリア・マチルダなど多数有る。
269 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/26 01:16
270 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/26 03:39
>>267 ありがとう、初心者何で知らなかったよ。感謝
sage進行です。とりあえず。
>>273 272です。どうもありがとう!
マチルダさんがよかった。
俺はハモンさんが良かった(藁。
脚フェチで脱ぎ(脱がし?)に抑制がきいてるところが逆にイイ。
お嬢様学校のセイラの制服姿なんかも見たい。
あっなんかやばい人みたいだ・・・
277 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/28 05:31
age
278 :
通常の名無しさんの3倍:01/11/30 01:19
続きはまだ?
>>266 ばったり目が合うセイラとスレッガー。
セイラ「・・・ スレッガー先輩!」
スレッガー「おう、またアンタか・・・ってその格好、何?」
フラウ「見て下さーい! セイラさん、素敵でしょ? 私がコーディネイトしたんですよ」
スレッガー「んー、・・・ 姫にはちょっとミニすぎるんじゃないの?」
フラウ「そんなことないですって。セイラさんって凄く足が綺麗なんだもん」
スレッガー「まあなあ・・・ 確かにね」
フラウ「あ! 今ヘンな想像したでしょ?!」
スレッガー「するっかっつーの」
セイラ「あの・・・」
フラウ「・・・あ!」
急に立ちあがるフラウ。そして慌てて時計を確認する。
フラウ「やだ、もうこんな時間! バイトに遅れちゃう」
バタバタとバッグを手に取って、フラウは残りのコーヒーを飲み干した。
フラウ「私はもう行くから。セイラさんはゆっくりしていって下さい!」
セイラ「え? 行くって、この服は?」
フラウ「そんなの今度でいいですよ。じゃ、セイラさん、またね。マスターごちそうさま!」
嵐のように去って行くフラウ。
(・・・このヒトたちってこんなのばかりだわ)
呆然とフラウを見送った後、急に静まりかえった店内で、
再びセイラはスレッガーと目が合った。
スレッガー「・・・・」
セイラ「・・何がおかしいんです?」
スレッガー「え?」
セイラ「だって、笑ってたわ」
スレッガー「笑ってないよ」
セイラ「嘘、ほら、笑ってるわ」
言いながら、セイラは自分の頬が赤く染まっていくのを感じ、
少し焦る。
『ああ、やっぱり服なんか借りるんじゃなかった・・・』
スレッガー「まあ、そんな顔しないでさ、座りな。・・・しかし、 おたくとはよく会うな」
スレッガーはとなりのカウンターの椅子をひいて、立ったままのセイラを座るように促す。
スレッガー「で、今日はどうした?」
セイラ「どうしたって・・・ ちょっと時間潰そうと思って」
スレッガー「ふーん、部は休みなの?」
セイラ「ええ、マチルダ先生の都合で。それで、この近くであのコに会って、
制服じゃここには来れないって言ったら、洋服を貸すからって話になって、それで・・・」
スレッガー「着替え人形にされたわけだ」
しぶしぶ頷くセイラ。
セイラ「また笑ってる・・・!」
スレッガー「悪い、悪い。でも、お姫様らしいというか何というか」
セイラ「・・・もう、そのお姫様っていう言い方、やめて下さい」
スレッガー「え? そうか?、いいんじゃないの、別に気にしなくってさ」
セイラ「そういう問題じゃ・・・」
言いかけて言葉を呑むセイラ。
再び新聞に目を落としたスレッガーにセイラの言葉を真剣に聞こうとする気配はない。
(言うだけ無駄だわ・・・)
スレッガー「そう言えば、マチルダさん言ってたなあ」
セイラ「え?」
スレッガー「今日あたりウッディさんが戻ってくるんじゃない?」
セイラ「・・・ウッディ?」
スレッガー「マチルダさんの地球にいる恋人さ」
やっぱウッディ。
283 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/01 23:26
一寸待って。じゃあ、スレッガーさんは一体誰に...
ageちまってスマソ。
セイラ×スレッガーじゃ・・・
マチルダさんのことはあくまで噂だけど、まだまだ謎。
今はちがくても過去にそういうこと、ありそう
セイラ「・・・・・・・・」
スレッガー「ん?」
セイラ「恋人って・・・ スレッガー先輩じゃ」
スレッガー「は? 俺?」
セイラ「あ、みんなそんなふうに噂してるし」
慌ててセイラはそう付け加える。
この話題を思わず口にしてしまったことを後悔した。しかし、もう遅い。
スレッガー「噂ねぇ・・・」
セイラ「ごめんなさい。私、変なこと・・・」
スレッガー「女の子ってのは、そういう話、好きだからなあ」
スレッガーは苦笑しながら、煙草に火をつける。
スレッガー「あの部屋見たろ? 女がいるような部屋に見えた?」
セイラ「・・・見えなかったけど、でも」
スレッガー「つまり、そういうこったな」
セイラ「・・・・・・・・」
スレッガー「もしかして、妬いてんの?」
セイラ「ま、まさか! どうして私が!」
スレッガー「はは! 冗談だよ、冗談。姫はすぐムキになるから。
あ、マスター、コーヒーおかわりね」
結局、あっさりとスレッガーにかわされる。しかし、この話題にふれた時、
一瞬、スレッガーの表情が曇ったような気がした。
セイラはスレッガーの横顔を見つめる。
やがて、17時を告げる時計の鐘の音が店の中に響き始めた。
再び制服に着替えたセイラはバッグを手にした。
スレッガー「もう行くの?」
セイラ「はい。門限6時だから」
スレッガー「そうか。・・・ああ、と、さっきの服、似合ってたよ」
セイラ「・・・さんざん笑っておいて、何を今更」
スレッガー「いや、マジで。また、おいでな」
う、きゅんときてしまった。いい歳なのに(w
出会い編(?)終了。
そろそろシャアも復活かな。
イセリナ「アルティシア、食欲ないの?全然食べてないじゃない」
食堂でイセリナに声をかけられ、セイラはあやうくスプーンを
落としそうになる。
イセリナ「なあに、ボーっとして・・誰のこと考えてたのよ」
セイラ「そ、そんなんじゃ・・・」
イセリナに指摘され、つい動揺を見せてしまう。
スレッガーは否定したが、本当はマチルダと関係があったのでは、とセイラ
は思いを巡らせていたところだったのだ。
イセリナ「ふふ、あやしいわね・・・。ところで、さっき、転校生が
あなたを訪ねてきたわよ」
セイラ「転校生?」
セイラはハッとする。きっとあのヒトだわ。兄さんの・・・。
何か予感があったのか、セイラは食堂からまっすぐ部屋へは戻らず、
寮の裏庭に出た。
いた。緑の瞳の少女が月明かりの下に立っている。
セイラ「・・・私に、何かご用・・・?」
少女は意味ありげに微笑む。ゆっくりとセイラに近づいて言った。
ララァ「ごめんなさいね・・興味があったの」
セイラ「・・・・」
ララァ「先生のかわいい妹さんってどんな子かしらって・・・」
セイラ「先生?・・兄さんのこと?」
セイラの口調が少し鋭くなる。少女の言い方が、自分を子供扱い
していることもおもしろくない。
ララァ「うふふ、そう。あなたのお兄様、私の大事な先生なのよ」
セイラは要領を得ない会話に、苛立ちを覚える。
どうしても目の前の、不思議な雰囲気をもった少女が、自分にとって
愉快な存在とは思えなかった。
ララァ「最近、先生はあなたのことで心を痛めてらっしゃる。心配なのね」
セイラ「・・・だから?兄さんに言われて私の様子を見に来たの?」
無性に腹が立った。一番聞きたいことが、どうしても聞けないからか。
兄さんのことが好きなの、と。
次の瞬間、何故かスレッガーの横顔が頭に浮かぶ。
そうだわ、さっきも聞けなかった。
『マチルダ先生のことが好きなの?』
おいおいセイラさん。まさか二股かけようなんてオモテ無いよな。
キャスバル兄さんと二股ってこと?
それもやっぱり二股になるのかなあ(ワ
兄離れをするのです
それ、難しいかも。
だって、基本はシャア派だから(ワ。
二股とかは、読んでて思わなかったなあ。どっちかっつーと
思春期の女の子の恋愛以前の独占欲、みたいのが垣間見えてかわいいじゃん
つかセイラさん萌えのせいか、セイラさんがどっちに揺れてもオモロイ。
298 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/05 15:15
298
299 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/05 15:15
キリバンー
300 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/05 15:15
300ゲットォォォォォォォォォォォ
ララァ「・・・何を考えてるの?」
そうつぶやきながらも、ララァは全てを見透かしたように小さく微笑む。
ララァ「あなたに会いにきたのは先生には秘密。先生があまりに沈んでらっしゃるから・・・
何とかしてあげたいなって思って。だから、お願い。先生にあまり心配かけないであげて」
セイラ「・・・そんなこと」
ララァ「本当に先生はあなたのことを大切に思って・・・」
セイラ「そんなこと、あなたに言われなくても分かってるわ! 先生、先生って、
キャスバル兄さんを自分のものみたいに言わないで!」
言うや否や、セイラは踵を返した。
(私ひとりでイライラしてバカみたい・・・!)
イセリナ「あら、アルテイシア。どこに行って・・・ アルテイシア?」
ラウンジでくつろぐみんなを尻目に、セイラはひとり、パタン!と部屋に消えた。
しかし、その数秒後、上着を片手に再び部屋から出てくるセイラ。
イセリナ「どうしたの?」
セイラ「出かけてくるわ」
ミライ「出かけるって、こんな時間に?」
クェス「ちょっとヤバイんじゃない? 日曜日に派手な門限破りやったばっかなのに」
セイラ「すぐ戻るわ。みんな口裏あわせておいてね」
イセリナ「どうしたのよ? クェスじゃあるまいし、一体どこに・・・ アルテイシア!」
セイラ「キャスバル兄さんのところ!」
すでに階段を降りはじめていたセイラの姿はなく、その声だけがラウンジに届く。
顔を見合わせる3人。
ミライ「キャスバル兄さんって・・・ 相変わらずね、あのコ・・・」
クェス「あーあ、学園一のクール・ビューティーもブラコンじゃね」
イセリナ「フフ。今に始まった話でもないし、あんな素敵なお兄様がいれば仕方ないんじゃないかしら」
クェス「だから毎年、学園クィーンの座をイセリナにもっていかれるのよ」
そうつぶやいたクェスを目で制止するミライ。運良くイセリナには聞こえていないようだった。
ハァハァ
セイラさん、おちついて〜。
肩で大きく息をついた後、セイラは男子寮の扉を開けた。
玄関付近のホールでは、食事を終えた男子学生がウロウロしていたが、
次第にセイラの姿に気づき始め、みんな一様に驚きの表情を見せる。
「おい、見ろよ。女の子がいるぜ」
「違反じゃないのか?」
「彼女、確か、ジオン・ダイクンの・・・」
ザワつき始める玄関ホール。
しかし、セイラは構わず正面の階段に向かって歩き出した。
ガルマ「・・・アルテイシアさん!」
そんなセイラの姿を偶然目にしたガルマが、慌ててセイラの傍へかけ寄って来る。
ガルマ「マズいよ、こんな正面から堂々と・・・ 僕に会いに来る時は、せめて裏口からにしてくれないと」
セイラ「キャスバル兄さんは?」
ガルマ「え? キャスバルならまだ戻ってないけど」
セイラ「・・・そんな」
ガルマ「論文の提出期限に追われているみたいだから、まだ研究室にでも・・・」
セイラ「戻ってくるまで、兄さんの部屋で待たせて下さい」
ガルマ「そんな無茶だよ。一体どうしたんだい? いつもの君らしくない・・・」
その時だった。
シャア「アルテイシア・・・?」
聞き慣れた声に振り返るセイラ。
セイラ「・・・兄さん!」
シャア「こんなところで何を・・・」
セイラ「兄さん・・・! あのコ、誰?」
シャア「え?」
セイラ「兄さんのことを先生って呼んでる・・・」
そう言いかけて、セイラはあの少女の名前をまだ知らないことに気づく。
シャア「先生? ・・・ララァのことか?」
セイラ「ララァ・・・」
シャア「会ったのか?」
セイラ「・・・・・・・・」
シャア「とりあえず、外に出よう。・・・ガルマ、相手をさせて悪かったな。
おいで、アルテイシア」
言葉こそ優しいものの、シャアのその声は明らかに不機嫌だった。
ひとり歩き出すシャアの後ろをしぶしぶ連いて行くセイラ。
そのセイラにガルマはこっそりと耳打ちした。
ガルマ「次はキャスバルに会いに来たなんて口実、いらないからね」
セイラ「?」
306 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/09 19:11
相変わらず、シャアのことになると衝動的なセイラさん。
ずんずん前を歩くシャア。
セイラは小走りに追いかける。
風が冷たい。
セイラ『兄さん・・・怒ってる』
いつになく不機嫌な兄の様子に、軽はずみな行動を少し後悔したが、
あのララァという少女が何故兄のことを「先生」などと呼ぶのか
理由を聞かなければ、と自分に言い聞かせる。
シャアの足が止まった。
シャア「何から話せばいいのか・・・」
大きくため息をき、シャアはセイラを振り返った。
セイラをじっと見つめるその表情は厳しい。
シャア「ここ数日、自分で自分の行動がおかしいとは思わないか? アルテイシア」
セイラ「え?」
シャア「日曜日にあんな時間までどこで何をやっていたのか、あのバイクの男が誰なのかすら
まだ聞いてないんだぞ」
セイラ「あ・・・」(そうだった・・・!)
シャア「なのに、毎日、門限ギリギリまで寮にも戻らず、一体どうしたんだ?」
セイラ「そ、それは・・・」
ララァとマチルダのことで頭がいっぱいで、すっかり門限破りのことを忘れていたセイラ。
310 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/11 01:13
ふふふ。
311 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/11 01:15
シャア「へっへつへー」
セイラ「やめろっやめてくれ」
シャア「うぅぅぅるっへぇぇぇぇぇ」
あっちのスレでもシャアとアルテイシアの禁断愛が浮上中。
やっぱりみんなそっちの方を期待してるのかなあ?
まさかー。
でも最近、近親相姦って実際、結構あるんだと知り、
びっくりした・・・・。
アルテイシアとスレッガーさん、チューくらいするのかな。
>313
そう、近親相姦って、実はすごくいっぱいあるんだよな。
ゲイなんかは結構取り上げられてるけど、これに関しては
世間は何故か(というか故意に)無視してるって、ちょい前何かの雑誌でもかかれてたな。
(あ、詩人の金子みすずの映画レビューかなんかだったかな?)
近親云々といえば、カーペンターズの兄妹もそうだっけ?
>近親相姦って、実はすごくいっぱいあるんだよな。
そうなんだ!詳しい話知りたいなあ。
昔、同僚に聞いた話。
「親の転勤で他の家族は引越したんだけど、自分は高3
だったので受験の都合でそのまま残り、家族と再び同居
したのは家族が再び東京に戻ってきた数年後。
別れた時、小学校低学年だった妹は高校生になっていて、
なんだかお互いに他人みたいな気がした。一緒に住んで
いない期間の方が長い位なので、他人のような気がした。
(但し、美しく成長していて萌えたという意味ではない)」
金子みすずも弟と別離した期間があるんだよね。こういう
シチュエーションだったら恋愛感情を抱く感じは分かりやすい。
ずっと同居でも妙に仲がいい(近親相姦ぽい)知り合いの姉弟は
どっちも凄く美形だった。これはこれで分かりやすい。
DQN家庭なんかじゃ結構多いぞ。>キンシンソカーン
何年か前にTVで、スラム街に住んでる黒人の女の子達へのインタビューがあって、
みんな10代前半なのに既に非処女で、それも初体験は8、9歳。
誰にヤられたのか聞くと、そろいも揃って「父親」との答え。
しかも皆、いつヤられても大丈夫なように、非常に危険な避妊手術を受けていた。
身体に悪いのわかってるけど、親にやっとけって言われたからやるんだと。
(時々エロマンガで、幼女を都合のいいように改造させてヤリまくるようなのあるけど、
これ思い出してしまって、鬱になる)
そこへいくとキャスバル&アルテイシアのなんて、全然美しい方だな…。
異性の兄弟がいないので理解するの難しいけど
歳の近い、はじめての異性だもんな。
恋愛感情が生まれてもおかしくないのかも。
他人にはない絆もあるし。
異性のキョーダイいるけど、なーんも感じない(w
キョーダイが恋愛感情抱く条件(?)としては、
・長い間離れていた
・美形
・やさしい思い出(今もやさしい)
これらが重要だと思うんだけど…どーでしょ?
チェーザレ・ボルジアとその妹ルクレツィア=美貌の兄と、絶世の美女
シャア派とはいえ、近親・・・はないだろう。
え、あるの?
あっちのスレも、こっちも、雑談展開が続いてるなあ・・・
職人さんも降臨キボーン。
>>321 少なくとも、私はありませんよん。
まあ、嫉妬くらいは大いにさせるけど。
ところで、学園ラブコメって終了?
450スレage
>309
家庭教師・・・ってことになるか。
個人的に先生と呼ばれるってコトは、学校とは別のところ
でナニかをコーチしてるってことだし。
>>308 シャア「誰なんだ、あの男は?」
セイラ「誰って・・・兄さんには関係のないことよ」
余計な勘繰りをされては面倒だ。
セイラはシャアと目を合わすことができず、横を向く。
シャア「・・ララァのこともアルティシアには関係のないことだ」
セイラ「!」
セイラは兄の突き放したような言い方に驚く。目の前の兄との距離が
ひどく離れてしまったよう気がし、思わず一歩前に出る。
セイラ「そんなことないわ!先輩のこととは全然違うわ、あの女の人は・・」
シャアの表情が一変する。
シャア「先輩?・・・・!まさか・・スレッガーか?スレッガー・ロウ・・
おまえ、あの男とつきあっているのか?」
セイラ「えっ、そ、そんなんじゃ・・・」
シャア「やめてくれ、アルティシア。おまえはあの男がどんな奴か知っているのか。
在学中も素行不良で何度も停学処分になっていて、学園の特別な配慮でようやく
卒業したようなやつだ。おまえがつきあうような男ではない!」
セイラはシャアの剣幕にショックを受けながらも、その発言に大きく反発する気持ちが
湧き上がってきた。
セイラ「違う!兄さんは何もわかってないわ!」
ああ、バレちゃった・・・
やっぱりシャアの方が一枚上手だ。
しかし、兄さんに反抗しながらも
突き放されると焦るアルテイシアに萌え〜。
セイラ「兄さんはスレッガー先輩と話したことはあるの?」
シャア「・・・なんだ?」
セイラ「話したこと、ないんでしょう? 在学中の生活態度に問題があったからって
今のスレッガー先輩をどうしてそんなふうに言うの?」
シャアの視線がさらに厳しくなる。
しかし、セイラは続けずにはいられなかった。
セイラ「私はスレッガー先輩とつきあってなんていないわ! ・・・つきあうどころか、
先輩のこと何ひとつ知らないのに・・・ でも・・・でも何も知らないけど、
みんなが噂しているような悪いヒトじゃないことくらいは分かってる。
そんなふうにスレッガー先輩のこと、頭ごなしに悪く言ったりするのはやめて!」
目をそらすことなく、まっすぐにシャアを見つめるセイラ。険悪な沈黙が流れる。
やがてシャアは再びセイラに背を向けた。
シャア「行こう。女子寮まで送る」
兄の背中を追うセイラ。
先程はその背中から彼の怒りを感じたが、今度は違う。
セイラは、自分が兄を悲しませてしまったと知る。
つい先輩を庇うようなことを言ってしまった・・・兄さんに
反抗したことなんて、ないのに。
ララァという少女のことを聞けるような雰囲気ではなくなってしまった。
このままだと兄の背中を見失うような不安を感じ、セイラは駆けて
兄に追いつき、その横顔を伺う。
セイラ「・・・兄さん、怒ってるの?」
シャアは何も答えなかった。
セイラもそれ以上何も言葉がみつからず、重い雰囲気のまま、
やがて女子寮の門までたどりついた。
(私、一体何の為に男子寮まで・・・)
あの少女のことも聞き出せず、兄を怒らせ、スレッガーのことは悪く言われ、
結局、全てが裏目な行動となってしまった。
セイラ「・・・行くわ。おやすみなさい」
シャア「アルテイシア」
門を開こうとしたセイラはシャアのその声に振り返る。
シャア「あの男のことが好きなのか?」
セイラ「え? ・・・好きって、そんなこと・・・」
シャア「好きなのか?」
突然の兄の問いに狼狽するセイラ。
セイラ「そ、そんなんじゃないわ」
シャア「だったらもう会う必要もないだろう。金輪際、奴とは会わないでくれ」
セイラ「・・・え」
シャア「それとも他に、会わなければいけない理由が?」
セイラ「・・・・・・・・」
シャア「あるわけないな。・・・約束だぞ、いいな?」
立ち去って行く兄の姿を、セイラはただ呆然と見送るだけだった。
331 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/17 23:02
スッレガーさん、出番待ち。
332 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/17 23:06
スレッガーさん、立ち待ち
お休みのキスくらいしてやれよ、シャア。
キスくらいねだってみなよ、セイラ。
334 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/18 00:37
___
/ \ ________
/ ∧ ∧ \ /
| ・ ・ | < 氏ねよ、おめーら
| )●( | \________
\ ー ノ
\____/
おいお前ら!今日発売のガンダムエース3号見たか?
次回予告のシャア&セイラの絵がなかなかヒットだ!
っつーか、兄妹でコカーンくっつけてんのはさすがにヤバイダロー…さすが安彦…
>>330 不意にシャアが立ち止まり、再びセイラの側まで歩みよって来た。
シャア「どうしてそんな顔をするんだ?」
シャアはセイラの頬に触れた。そして軽く抱き寄せる。
セイラ「兄さん・・・?」
シャア「頼む、これ以上心配させないでくれ」
セイラ「・・・私は何も」
シャア「いいな?」
セイラ「・・・はい」
シャア「よし、いい子だ・・・ おやすみ、アルテイシア」
シャアはセイラのやわらかな金髪と頬にキスをした。
そして、門の中に消えていく妹の姿を見送った。
全然シャア派じゃなかったけど、あの予告は・・・
今回一番のヒットだったかも
>>336 わーい、やっぱりこうじゃなくっちゃ。
感動した!
339 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/20 01:47
こっちのセイラスレのほうがいいよ!だからage
ageずにsage進行のスレだよ
あの予告、
シャアに強引に手首をつかまれてるセイラさん・・・
ちょっとあれはシャア派にはたまらん萌え設定だ。
うーん、やっぱシャア×セイラいいなあ。
次号予告はあっちでもこっちでも話題になっているし。
ここは便乗してシャア派復活カナ。
次号予告は安彦の手腕が発揮されてるね。
別にシャア×セイラ派でも何でもない奴でも、キタっていってるし。
セイラさんは今までツンツンした顔しか出てこなかったけど、
兄さんが出てきたら、表情くるくる変わるようになるのかな?
アムロ派だが、確かに次号予告のシャアはカッコいい。
この20年で一番シャアに心が動いてるんじゃないか(藁。
ま、アニメ版でも「前半のシャアをいかに強くてカッコいい、
圧倒的な存在として描くか」というのは、後半の盛り上げの
ためにもすごく重要なポイントではある。
逆に北爪の漫画は物語の文脈上は、もっとヘタレ&腑抜けな
シャアであるべきかもしんない。
次回予告は、安彦マジックでセイラさんの足が
生足に見える。。。何か穿いてるはずなのに。
あーじゅ。
シャアのたくましい体がね・・・背中や腕の筋肉とかさ
ヤバイ
>347
禿同!
安彦の画力はスバラシイ!
部屋に戻ったセイラは何気なく窓の外に見える男子寮を眺めた。
そして窓ガラスに映った自分の姿から、兄の顔を連想する。
――頼む、これ以上心配させないでくれ・・・
兄さん・・・本当に私のこと心配してるんだわ・・・。
セイラはそのことを確信することができ、何故かホッとする。
兄さんの辛そうな顔は見たくないし・・・。
もう、スレッガーと関わるのはよそう、と考え、ベッドに倒れこむ。
枕をかかえて目を閉じると、先ほどの兄の姿、真剣な兄の顔が浮かんできて
セイラを満足させる。
『先生はあなたのことを大切に思っていて・・・』
なんでもないわ、あんな女の人・・・。
セイラはゴロンと仰向けになり、天井をみつめ、
先輩のサックスが聞いてみたかったな、と少し残念に思うのだった。
うーん、セイラさん、
本当にスレッガーさんのことはもういいの?
すっかり流れはシャアxセイラか!?
セイラ「あっ!そうだ、服・・・」
セイラはフラウに服を借りていたことを思い出した。
セイラ『どうしよう・・早く返さないと・・』
この間フラウと行った喫茶店で会えるとも限らない。
セイラ『彼女が働いている、あのライブハウスに届けるのが
一番確実ね』
スレッガーには関わらないと決めたものの、僅かなつながりを
見つけ、心が騒ぐ。
セイラ『・・まさか、期待してる?もう会わなって決めたばかりなのに』
会わなって→会わないって
あの雨の日の出来事以来、気づけばいつもスレッガーのことを考えているような
気がする。
セイラは寝返りをうった。
・・・先輩は、私のことを思い出したりすることなんてあるのかしら。
セイラ「・・・まさか、ね」
完全に子供扱いだもの。あり得るわけないじゃない、そんなこと。
バカみたい、何考えてるんだろう、私・・・。
・・・・・・・・。
セイラは再び天井を見つめた。ひとりの女性の姿が頭をよぎる。
セイラ「マチルダ先生のことなら思い出したりするのかな・・・」
セイラ「スレッガー先輩・・・服を脱いでほしいんです」
スレッガー「服を?」
セイラ「そう。(刺青があるかどうかつきとめなくては・・)」
スレッガー「いいよ」
頷くとスレッガーは着ていたシャツを一気に脱ぎ捨て、セイラに
向かって歩いてくる。
腕の刺青を確認しようとした途端、広くたくましい胸板が彼女の
視界に広がり、あっと思ったときには抱きすくめられていた。
セイラ「ま、まって・・・違うんです、先輩・・・(どうしよう・・
刺青を見せてなんて言えないわ)」
スレッガー「俺が脱いだんだから、あんたも脱いでもらうよ」
セイラ「えっ・・そ、そんな・・あっ、・・(まさか、こんなことに
なるなんて。でもこの隙に刺青を・・)」
自分の服が脱がされるどさくさにまぎれて、セイラはスレッガーの
腕に視線を走らせる。
ない。刺青はどちらの腕にも彫られていなかった。
セイラ『ないわ。M.Aなんてイニシャルの跡はない!・・え、でも、
腕って言ってたかしら・・太ももだったんじゃなかった?
そんな・・・この上、ズボンまで脱がせたら、どうなってしまうの?!』
セイラ「私・・・絶対おかしい」
目が覚めると自分の部屋のベッドの上。夢を見ていたと気付いたセイラは
そのあまりの内容に、思わず頭をかかえてしまう。
>>355 セイラさんカワイすぎ!!
超ワラタ!!
夢で抱きしめられた感覚が体から消えないセイラ。
セイラ「夢なのに・・・」
あんな夢を見たなんて、兄さんが知ったらどう思うだろう・・・
教室の窓辺で頬杖をついていたセイラは、今日何度目かのため息をついた。
だいたい、ひとりでウジウジ考えたりしてるからあんな夢を見るんだわ。
直接本人に聞けばいいじゃない、どうせ誰にも相談なんてできないんだから・・・!
セイラ「別に直接じゃなくても、聞いてもらうだけでもいいか」
そうつぶやき、教室を出るセイラ。
セイラの手には、この前調べたスレッガーの住所と
自宅の電話番号のメモが握られていた。
辺りに誰もいないことを確認して、学園の公衆電話でスレッガーのナンバーをうつ。
プルルル、プルルル・・・
3コール程で、予想通り留守電の音声に切り替わった。
セイラ「あ、あの・・・ 私です。アルテイシアです。今朝、変な夢をみたんです。
それで・・・ あの、先輩って刺青・・・いれてますか? 腕とか太ももとかに・・・
あ、突然、変なこと聞いてごめんなさい。でも、どうしても教えてほしいんです。
お願いします、・・・教えて下さい」
ガチャン、と受話器を置くセイラ。
ふーっと大きく息をついた後、笑いが込み上げてきた。
セイラ「すっきりした・・・!」
先輩のことだから、ちゃんと留守電聞いてるかどうかも分からないし・・・
次に会う時には、こんな留守電、きっと忘れてるわ!
足取りも軽くセイラは教室に戻って行った。
安彦ガンダムのセイラさんとは大違いのかわいらしさ
平和だと、こんなかわいいお嬢様なのね
359 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/26 11:30
刺青あるのは実はウッディさんの方だったり。
361 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/28 05:56
荒しは怖いが、年末だし保全age(あと20!)
もう一個は倉庫か?(><。
あ、もう一個のほう少し上にあった!悪い。
ここはsage
363 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/28 06:00
死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔貫光殺砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
喰らえ!!!!!!!!!!!!!!
どどんぱーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シュッ!!
残像だ!!
何!?
魔口砲!!
バーニングアタック!!
魔閃光!!
よいこ眠眠拳!!
優勝しちゃったもんねー!!
364 :
今夜はこれで抜く:01/12/28 17:07
昼下がりの街をひとり歩くセイラ。
フラウに借りたままの服を返すために、例のライブハウスをめざしていた。
こんな時間だけど、大丈夫かしら?
でも休日はランチもバイトに入ってるって言ってたし・・・
そんなセイラの心配をよそに、ライブハウスの前ではちょうどフラウが通りを
掃除しているところだった。
セイラ「こんにちは」
フラウ「・・・セイラさん!」
セイラ「これ、借りてた服。ありがとう」
フラウ「あー、いつでもよかったのに!・・・あ、そうか、スレッガーさんと待合わせですかあ?」
セイラ「え?」
フラウ「やだなあ、とぼけちゃって! スレッガーさんなら中で、今夜の音合わせしてますよ」
セイラ「今夜って・・・」
フラウ「ライブですよ、ライブ。ほら・・・」
フラウの視線の先には通りに並ぶ数人の女性の姿があった。
声のトーンを下げるフラウ。
フラウ「こんな時間から来なくってもねえ。演奏目当てだか本人目当てだかは知らないけど」
セイラ「・・・人気あるんだ」
フラウ「さあ? どうだか。スレッガーさんって調子よく誰にもやさしいから。特に女の人にはね」
セイラ「・・・・・・・・」
フラウ「とにかく中に入りましょうよ!」
案の定、フラウにライブハウスの中へ引きずりこまれていくセイラ。
366 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/30 20:29
兄さんにもう会うなって言われてるのにー。
聞いちゃいない。
E-mail(省略可) のところに sage って書いてね。
後ろの方のテーブルに座ったセイラ。
フラウ「何か飲み物持ってきますね」
ステージの方では関係者らしい数名が何か打ち合わせをしていた。
その中にスレッガーの姿もあった。
『奴とはもう会うな・・・!』
あの夜の兄の言葉がセイラの脳裏をよぎる。
・・・でも、別に約束してたわけでもないし、それにこれは偶然、不可抗力だわ。
アムロ「こんにちは!」
突然声をかけられたセイラは驚いて顔を上げる。
セイラ「ああ、あなた、この間の・・・ こんにちは」
アムロ「アムロです。ここ、座っていいですか?」
セイラ「え? ええ、どうぞ」
アムロ「今夜のライブ、セイラさんも来るんですか?」
セイラ「とても無理。行けないわ」
アムロ「そうか、残念だな。でもスレッガーさんの演奏って凄いですよね」
セイラ「・・・私、聴いたことないのよ」
アムロ「へえ・・・」
不思議そうにセイラを覗き込んだアムロだったが、すぐにステージに目を移した。
アムロ「ドラムスがこの店で働いているリュウさん。で、ピアノがジョブ・ジョン。
ジョブ・ジョンに落ち着くまでは、マチルダさんって女性が代理でやってたんですけど・・・」
セイラ「マチルダ・・・?!」
アムロ「知ってるんですか?」
知ってるも何も・・・!
思いがけず、スレッガーとマチルダの繋がりを知ったセイラ。
・・・あの2人、きっとその頃に何かあったんだわ。
アムロ「どうかしました?」
セイラ「・・・いえ、別に」
アムロ「もしかして、セイラさんってスレッガーさんと親しいわけじゃないとか」
セイラ「ええ、全然」
アムロ「何だ、そうだったんだ!」
セイラ「?」
フラウ「アムロ! 何、デレデレしてんのよ!」
アムロの笑顔の理由をセイラが尋ねようとした時、オレンジジュースを運んできたフラウが
2人に割って入った。そして、それとほぼ同時にステージでは演奏が始まった。
>>371 あの人付き合いが下手そうなアムロが・・・もしかして家族みんな一緒に
暮らしてて性格変ったのか。
373 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/03 01:48
明るいアムロもいいと思うよー
うん。好感が持てる。
どうも『セイラ@Z』をやって以来、
ここでも男前なアムロのイメージがぬけきれずに、
気づけば人あたりのよい少年になっていました・・・
(特にアムロ派ではないのですが)
>>375 いいんじゃないでしょうか。「平時のアムロ」っつうことで。
ここでのアムロは、昼間は整備工とかやって逞しく生きて
いそうな設定だろうし。
もっともアムロんちは、戦時下、平時にかかわらず崩壊
してたという気もしますが(藁。
セイラさんもかわいらしく仕上がってます
アムロんちって結構ブルジョアじゃなかった?
>>378 TV本編設定ではそうです。このスレではどういう扱いなんだろ?
アムロは地元公立高校の特クラ生徒あたり。
フラウも同じく同級生。←普通クラス
カイはその先輩。←普通クラス
フラウは学校には内緒で夜にライブハウスでバイト中。
(装飾関係の学校に行くための学費を貯めている)
アムロ。ハロとか創ってんのかな?ああいったロボットを創るのだから、
実はアムロって相当頭良いんだよな。テムの子供だし(w
ハヤトはフラウと同じクラスで、おそらくフラウに片思い中。
そして、ハヤトんちは自営業とかやっていて、
で、学校終わったら店の手伝いとかさせられてたりする。
384 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/04 22:42
385 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/04 22:49
アムロは間違い無く2chネラだな。
それで連邦批判とかやってる。
>>385 ゴルァ!とか、逝ってヨシ!とか書き込んでるアムロ…
何か複雑な気分だ(藁
>>371 夕方のオープンの時間まで、ライブハウスの中は関係者が数名ステージの前に陣取るだけで、
それ以外は、店のスッタフが掃除などの雑用に追われていた。
しかし、サックスのソロパートになるとみんな思わず手を止め、その演奏に聞き入る。
ふざけたようにピアノ演奏者とアイコンタクトをとる余裕のあるしぐさが
いかにもスレッガーらしかった。
パチパチとどこからか拍手がおこっていた。
アムロ「凄いでしょ? スレッガーさん」
セイラ「・・・ええ、とっても」
演奏後のザワつく店内で、セイラは小さくため息をついた。
その演奏に感動した分だけ、何故か急にスレッガーが遠い存在に感じられる。
アムロ「そうだ、セイラさんこれから何か予定ありますか?」
セイラ「予定? 別にないけど」
アムロ「じゃあ、もしよかったらこれから僕と・・・」
スレッガー「ほーう、僕と何だ?」
その声の先に立つのはスレッガーだった。
ガタンと椅子をひいて、2人のテーブルに座るスレッガー。
アムロ「何だ、いたんですか? スレッガーさん」
スレッガー「ちょっかいだすなっつただろ?」
アムロ「そんなんじゃないですよ!」
アムロとララァ。出会ったらどうなるんだろう?
結構楽しみ。
セイラ「ちょっと失礼・・」
セイラはスレッガーとの接触を避けるように、席を立つ。
セイラは薄暗い化粧室の鏡に映る自分を見つめた。
そこにいるセイラの頬は紅潮し、心なしか興奮しているように見える。
初めてスレッガーがサックスを演奏している姿を見た。
耳慣れないリズム、ピアノの響き、サックスのソロ・・・。
セイラ「・・音が大きすぎるんだわ。なんだかドキドキする」
早く帰ろう、と化粧室を出ると、細い廊下の向こうの人影が動いた。
スレッガー「よう」
セイラ「・・・どうも」
スレッガー「リハーサル見に来たの?」
セイラ「!まさか。フラウに服を返しに来ただけです」
冷たい視線をスレッガーに投げつける。
スレッガー「はは、今日の姫は虫の居所が悪いと見える」
言いながら近づいてくるスレッガー。セイラは目をそらさない。
セイラ「・・別に。あなたに愛想を振りまく必要、ないと思うけど。
優しくしてくれる女の子は、他にいっぱいいるんじゃなくて」
スレッガー「厳しいな・・。でも、知りたいことがあるんだろう」
スレッガーは壁際に立っているセイラの横に手をつき、顔を覗き込む。
スレッガー「刺青のことだよ」
セイラ「!」
セイラはスレッガーが留守電を聞いていたと知り、途端に頭に血が
上るのを感じた。
セイラ「・・・留守電、聞いたんですか?」
スレッガー「そりゃあ、聞くだろ、普通」
セイラ「あ、あれは、その・・・」
スレッガー「で、なんでまた刺青なの? もしかして、それも噂ってヤツ?」
セイラ「・・・・・・・・」
スレッガー「図星?」
セイラ「そんなんじゃ・・・」
スレッガー「まあいいさ。しかし、おたくホント分かりやすいな」
笑いながらそう言うスレッガーに何も言い返せないセイラ。
どうしてあんな留守電いれたんだろうと後悔しつつも、何とか言い訳しようと
必死に考えを巡らせ始めた時、
スレッガー「あるよ」
不意なその一言に、セイラは、えっ? と顔を上げた。
セイラ「あるって・・・」
スレッガー「刺青だよ、左腕にMとA」
セイラ「!」
言葉を失うセイラ。
一瞬の沈黙の後、そんなセイラを見つめるスレッガーの表情が笑った。
スレッガー「・・・って言ったら、そんな顔するんだな」
セイラ「え・・・」
スレッガー「んなわけないだろう。刺青なんて趣味ないしね。はっきりとは覚えてないんだが、
ふざけてそんな話をブラス部のコたちにしたようなしてないような」
呆然とスレッガーを見つめたまま、その言葉の意味を理解するのに数秒かかったセイラ。
(・・・刺青、ないんだ)
安堵のため息も束の間、ある、と言われた時の衝撃が
セイラの中でだんだんと怒りへと変わっていった。
クールにふるまっていたのに、すっかり熱くなってしまうセイラ。
スレッガー先輩一枚上手・・っつーかワル。
だんだんと仲良しになってきた(ワ
393 :
(♭・ω)∩元1 ◆6xdCivic :02/01/07 00:19
スレたてたものです。w)
立て逃げになってるかとおもわれがちなんで、
シーマ様ファンにこれを献上する次第であります!(゚∀゚)
セイラさんスレだけども。
394 :
(♭・ω)∩元1 ◆6xdCivic :02/01/07 00:21
・・・・・
育ての親か、生みの親か。
398 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/10 01:30
そして誰もいなくなった
。 o
。 〇 o
。 o o
o
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〇 。 。 〇
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〇 〇
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。 〇
アルテイシア「雪が降ったわ、兄さん」
>390
セイラ「またからかって・・・おもしろがってるのね」
セイラに睨まれ、苦笑する。
スレッガー「反応がかわいいって言ってるんだよ」
セイラ「馬鹿にしないでください。・・・あなたはいつもふざけていて、
まともに話しをしてくれないんですね。何故?私が後輩だから?」
ストレートに怒りをぶつけられ、まいったなあ、と頭をかくスレッガー。
セイラ「あなたのことを知りたいと思っても、これじゃ話しにならないわ」
まっすぐ自分を見つめるセイラの言葉にスレッガーは思わず「えっ」と
意外な顔をしてしまった。そんな彼の反応を見て、セイラも驚く。
スレッガー「・・・・・」
セイラ「・・・だ、だから、私は、先輩になんか楽器を教えてもらった
ことはないし、ろくに話しもしたことないんだから、後輩なんて
言えないんじゃない?・・何も知らないし・・・私のことだって・・」
しゃべっているうちに、心臓がどんどん暴れだし、セイラはスレッガーとの
距離を意識した。それでも精一杯強がって、スレッガーを睨むのは、目を
そらすと何かが変わってしま予感がするからだった。
その予感っていうのは、
恋に変わる予感 OR 避けられてしまう予感、どっちだろ?
ちうの予感か!?
そんな雰囲気なのかー。
で、実際のところはどうなんでしょ?
スレッガー「・・・・・・」
セイラ「・・・・・・」
セイラの言葉が途切れた。
薄暗く細い通路には、かすかにフロアの雑音が届いていた。
セイラ「・・・どうして黙るの?」
スレッガー「ん?」
セイラ「私、何か変なこと言った?」
スレッガー「いや・・・」
セイラ「やっぱり、ちゃんと話すことはしてくれないのね」
スレッガー「そんなことはないが、あんたにはいつも驚かされてばっかりで」
セイラ「私が驚かせてる?」
スレッガー「・・・そうやって気づいてないところが、また姫らしいというかね」
苦笑するスレッガー。
スレッガー「これでも結構あせってるんだぜ。毎回、どうリアクションとっていいのかさ」
セイラ「言ってる意味が全然分からないわ」
スレッガー「いいよ、まだ分からなくて」
セイラ「まだ?」
フラウ「スレッガーさーん!」
通路の入り口付近からフラウの声が響いてきた。
スレッガーはちらっと後ろを振り返ってから、再びセイラに目を向けた。
スレッガー「あと30分くらいで終わるからさ、どっか座って待っててよ」
そう一言言って、スレッガーはフロアに戻って行った。
ひとりきりになり、思わず深呼吸するセイラ。
こんなにドキドキするなんて・・・ もう今日は限界だわ・・・
セイラはスレッガーを待たずライブハウスを出た。
相変わらず通りに並んでいる女性たちの姿がセイラの目につく。
あの演奏だったら、と仕方なく思う部分もあるが、やはりどこか気に入らないセイラだった。
(スレッガー先輩のバカ!)
切り抜けたって感じ?
やっぱスレッガーさん男くさいよね。
なんかやたら一条ゆかりの「有閑倶楽部」を連想してしまうのは、
私だけ??(w
とりあえず、王道路線で進んでるかと。
つーことは、スレッガーさんがいなくなる可能性大。
王道路線ね。
「ときメモ」みたいなのはやだなあ。
もっとドロドロしたほうが・・・。
ドロドロ?
具体例下さい。
412 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 02:26
>>411 だれかと三角関係になる。
↓
ひとりが、ネチネチとストーキング
↓
逆上して刺す
みたいなんかな?w)
セイラさんの行動時間があまりにも制約されてるからなあ。
せめてブラス部1日おきにしようかな・・・
おい、お前ら!
今月のニュータイプ巻末のシャアのイラスト見ましたか?
あれって次号ガンダムエースの伏線?
見てない。どんなの?
ありゃWBの中に潜入してるな。
>416
417の言う通り、WBに潜入し、ガソダムの前で銃を向けられ
仮面を脱ぎかけているシャアの絵。
銃を向けている人物は描かれてないが、恐らくセイラと思われ。
419 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/19 02:27
(;‘3‘)ブヒー age
>407
やっぱり一言くらい声をかけて帰ったほうがよかったかしら・・・
どうして待たなかったんだろう。30分くらい待ってもよかったのに。
でも、今更戻るわけにもいかないし・・・
ようやく落ち着きを取り戻したセイラは、ぼんやりと鋪道を歩きながら、
先程のライブハウスでのスレッガーとのやりとりを思い出していた。
シャア「アルテイシア」
ポンと後ろから肩をたたかれ、セイラは驚いて振り返る。
セイラ「・・・兄さん!」
シャア「どうしたんだ? ぼんやりして・・・ 顔、赤いぞ? 風邪か?」
セイラ「え? そ、そう? 平気」
慌てて作り笑いをするセイラ。
ガルマはどこいった
どっかいった
カツ・レツ・キッカは?
このスレ、イイ!!
カツ・レツ・キッカは親も健在で幸せに
暮らしてるんだよ
>420
シャア「どうした?」
セイラ「え?」
シャア「何か変だな・・・」
セイラ「・・・変って?」
シャア「・・・・・・」
セイラ「そ、そんな、気のせいよ・・・ そうだわ! それより、兄さんに
渡すものがあったのよ」
シャア「渡すもの?」
セイラ「ええ、ずっと忘れてたわ」
何とかこの場を凌ごうとセイラは必死で明るく振舞ってみせた。
しかし、そのぎこちない笑顔にさらに怪訝な表情を浮かべるシャア。
セイラはそれに気づかないフリをする。
セイラ「兄さん、時間は大丈夫?」
シャア「・・・ああ、大丈夫だが」
セイラ「そう、よかった! じゃあ、そこの公園で待っててくれない?
急いで寮に取りに戻るから」
そう言うや否やシャアの返事を聞かずにセイラは走り出した。
(やだ、どうして分かったのかしら・・・?)
『あんたホント分かりやすいな』
あのスレッガーの言葉はまんざら嘘でもなさそうだと少し焦るセイラだった。
寮に戻る途中、バッタリとセイラはガルマに出くわした。
ガルマ「やあ」
セイラ「こんにちは」(・・・いろんなヒトに会う日だわ)
ガルマ「出掛けてたの?」
セイラ「ええ。・・・あ、この前はありがとうございました」
ガルマ「というと?」
セイラ「男子寮に押しかけた時・・・ 驚かせてごめんなさい」
ガルマ「ああ・・・ あの時はせっかく僕に会いに来てくれたのに
ゆっくり話せなかったね。でもあの時間に寮内でなんて、やっぱりマズいな」
セイラ「?」
笑顔をみせるガルマを不思議そうに覗き込むセイラ。
その時、もの凄い勢いでこちらに向かってくる小さな自転車があった。
カツ・レツ・キッカ「わーい! 邪魔だよー!」
ガルマ「おっと!」
セイラをかばおうと、ガルマは自分の方にセイラを抱き寄せた。
びゅんっと、ガルマの横を通り過ぎて行く3人の子供の乗った自転車。
セイラ「!」
ガルマ「危ないなあ。・・・大丈夫?」
セイラ「は、はい・・・」
大丈夫です、と言おうとして顔を上げたセイラは、自分の視界一杯に映る
ガルマとのあまりの距離の近さに息をのみ、慌てて体を離した。
セイラ「ごめんなさい・・・!」
ガルマ「・・・何が?」
そして・・・
セイラとガルマが別れた直後、近くに止まっていた怪しい車1台もまた
その場を走り去った。
「ジオンの愛娘にザビ家の末弟か・・・ 偶然とはいえ、まさかこんな場所で
こんなおいしいネタにありつけるとはね」
助手席に放り出されたカメラ。
「次号のスクープ記事はこれに決定だな」
うわー、おもしろい展開だー!
もしかして
みはる
の 登場か?
おお、深い!
ほんとだ、深い!・・・って何が?(w
カメラ→ミハル→ミハル=記者!・・・?
ほんとに深かった(w。
マッド・アングラー編集部。
ブーン「こりゃ、売れるぞ。でかした、赤鼻!」(赤鼻はひきぬき)
現像された十数枚の写真を確認しながら、編集長のブーンは興奮を抑えきれなかった。
売上不振に喘いでいたマッドアングラー編集部にとっては、
願ってもない独占スクープだ。
ブーン「まだ間に合う。次号のトップはこの記事に差替えだ!」
騒然とする編集部。
その中、新人カメラマンのミハルは先輩カメラマンである赤鼻の
撮ってきたスクープ写真を手にした。
(綺麗なコ・・・)
かなりよく撮れている。
そして何といっても、被写体の2人がいい。絵になりすぎている。
抱き合っている遠めの写真の後に、2人の顔が近づいている写真を並べて
掲載すれば、キスしていたように見えないこともない。
ミハル「これ、本当だったら国民的カップルになりますね」
ブーン「なあに、事実がどうであれ、次号が発売された時点で国民的カップルさ。
ミハル、お前はアルテイシア・ダイクンをマークしろ!」
ミハル「え? 私ですか?」
ブーン「お前のほうが目立たなくていい。本人に気づかれる前に1枚でも多く
ガルマ・ザビとの2ショットを撮るんだ!」
ミハル「は、はい!」
ブーン編集長からアルテイシア・ダイクンに関する資料を渡されるミハル。
(このコにはちょっと可哀想な気もするけど、私も弟と妹を食べさせなくっちゃいけないからね)
セイラはふと電話ボックスの前で立ち止まった。
しばらくその場で考えこむ。
一度は通り過ぎたものの、セイラは再び電話ボックスを振り返っていた。
セイラ「さっきは黙って帰ってごめんなさい。あの・・・
ライブ、がんばって下さい」
それだけ言って受話器を置く。
どうせまたからかわれるだけなのに。
それを分かっていながら、スレッガーにこんな留守電をいれる
自分の行動が理解できず、セイラはひとりため息をついた。
こりゃ大変。
ふくらんできたなあ。
>438
実際は、大統領(首相?)のジオンと副大統領のデギンところの
御令嬢&御子息じゃ、こんなゴシップ記事、
すぐもみ消されちゃうんでしょうけどねー。
この設定でアルテイシアにからめれる相手ってガルマ以外にいるかな?
(もちろんシャアとスレッガーは除く)
アムロ・・リュウ・・・ううむ。
ギレン?ガトー?
そういやブライトさん出番なしだね。
ギレンか・・・
手篭めにされてるセイラさんの姿がうかんでしまった。
危ういところにシャア登場!!
ギレンはふっとばされ、ひしと抱き合う兄妹。
・・・ううむ、本編の設定でのほうがいいかも。
ギレンっていくつだ?
年齢不祥。
確か35歳。
フィルムには出てないが、妻帯者。
ひえー、妻帯者!
>446
この板ではギレン=未婚と思っている人が多いようだが、ケコーンしてるんだよな。
セシリアは愛人か…。彼は妻が表に出るのを嫌うタイプだそうだ。
ちなみにソースは御大の「ガソダムの現場から」より。
>440
ガトーって誰ですか?
>>448 ソロモンの悪魔?だっけ
0083を観てくれ
>>449 激しくワロタ!!
0083は俺的には1年戦争につぐいい作品だとおもうぞ。
モーラが・・・。
時代はかぶってるから登場してもいいのか?
ガトー。まあ、この場合なんでもいいんだろうけど。
453 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/07 21:49
保全
セイラ&スレッガーのカラミは面白かった。
職人さんまた続きを書いてくれないかなー。
456 :
ななしさん:02/02/10 15:36
あげたる。
1/31からJCOM増速したので、Download板にこもってました。(板チガイ)
やっぱ誰も書いてないなー。
ここまでくると、もう書けないですよねー。
1レスのサイズもかなり大きくなってたし。
スレッガー登場させてから、半分以上自分が書いたのですが、(←バカ)
(おそらく文字数にすればかなりの割合を占める ←大バカ)
他の職人さん方もとうに撤収(or ROM)されてしまわれたようで、
ひとりでやるのもアレなので、そろそろセイラ雑談に戻ってみては?
でも、この話はお気に入りなので、自サイトへお持ち帰りして、
コソコソ続きをやろうかと考えてます。
458 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/12 15:48
>でも、この話はお気に入りなので、自サイトへお持ち帰りして、
>コソコソ続きをやろうかと考えてます。
ダメ!!ココでやってください!
そうでなければその自サイトへ連れてって!!!(懇願)
>セイラタン・・・・ハァハァ・・・・ミニスカ・・・・ハァハァ
こここここれは、出典はドコですかあーーーー!!(狼狽)
>>457 ここでやってください。
自分もたまーにですが、書き込むのが楽しみなので!
もっとがんばりますからっ。
もう一つのスレもさびすぃ。がんばれー。充電してると信じて。
ミハルとか出てきて話が広がりすぎた為に収拾がつかなくなって来たのでは。
話しが広がって、おもしろいと思ったけどなー。
ガルマとセイラのスクープが、どかんと週刊誌に出た時の
シャアやスレッガー(やアムロ?)の反応に期待だなあ、なんて。
イセリナ激怒!・・学園ドラマっぽくない?
じゃあ、書けって?
モゴモゴ
>>462 違うのですよー。
あちらを立てればこちらが立たず状態になってきたからです。
収拾がつかなくなってきたと思う派あり、
面白くなってきたと思う派あり、ってなカンジに。
なるべく反応みながら展開は修正してたけど。(時と場合によったw)
>あちらを立てればこちらが立たず状態になってきたからです。
いや、まあそれはどのみちそうなるから。(連載打ち切りよりマシ)
このスレ自体、前スレのそういう状態解消のために枝分かれした
んだから。満足できない派閥はさらにさすらうって事で、一つ。
そうですか、そうですねー。
じゃ、また連載開始ですかね。
・・・じつわ、自サイト用アルテイシア@学園ドラマ(リメイク版)、
はりきって途中まで書いちゃった。
もったいないので完全隠しサイトつくって近日公開予定。(あくまで予定)
興味のある方どうぞ。
あ・・いつの間にか例のスレが倉庫に・・・
しまったー!
ホントだ本家がついに・・・サヨナラ。
ああっ本家を最初から、読みたくなってきた
>437
その夜。
セイラは再び街に出ていた。しかし今度はシャアと二人だった。
公園でようやく渡せた、あの赤いセーターをひどく気に入ったシャアは、
そのお礼にとセイラを食事に連れ出した。
セイラ「兄といっしょだって言うと、簡単に外出許可もおりるのね」
食後のコーヒーを飲みながら、セイラはつぶやく。
例のライブハウスはこの店のすぐ近くだった。
シャア「父といっしょだと言えば、もっと簡単さ。・・・しかし、嘘はすぐにバレるぞ」
思わずコーヒーカップを持つ手が止まるセイラ。
一瞬よぎったスレッガーのことを見透かされたような気がした。
セイラ「な、何よ。トゲのある言い方して」
シャア「そうか?」
セイラ「嘘は兄さんの方でしょう? 実家に戻るなんて嘘ついて外泊したクセに」
シャア「だから、あれはジンバ・ラルによばれてた。ちゃんとアルテイシアには
話しておいたはずだが」
セイラ「え?」
慌てて自分の記憶をたどるセイラ。
そう言えば、そんなことを言っていたような・・・
セイラ「・・・聞いたかしら?」
シャア「言ったぞ」
セイラ「・・・・・・」
シャア「どうして嘘だと思ったんだ?」
セイラ「それは・・・」
言葉を濁すセイラ。
今更あのララァとかいう少女の話題には触れたくなかった。
セイラ「・・・もういいじゃない」
シャア「自分からこの話を持ち出したのに?」
セイラ「とにかく、もういいの。意地悪ね」
シャアはただ小さく笑っただけで、それ以上は何も言わなかった。
シャアとセイラが店を出た時には、とうに9時を過ぎていた。
1回目のライブって何時からだったかしら・・・
すぐ近くまで来てるのに。
駐車場に入ろうとしたセイラは立ち止まった。
シャア「どうした?」
セイラ「ハンカチをお店に忘れてきたみたい。取りに戻ってくるわ」
シャア「一緒に行こうか?」
セイラ「ひとりで大丈夫。それにお手洗いにも行きたいし。車で待ってて」
シャア「気をつけるんだぞ」
セイラ「はい」
セイラは駆け出した。もちろん、行き先はあのライブハウスだった。
息を切らしてセイラはライブハウスへ続く階段の前に立っていた。
少しだけ覗ければいい。
階段を下りようしたその時、下から誰かが上ってくる気配があった。
セイラ「!」
慌てて隠れるセイラ。それはスレッガーとマチルダだった。
スレッガー「今日はわざわざどうも」
マチルダ「久しぶりに楽しかったわ。最近ライブやってなかったみたいだから心配してたのよ」
スレッガー「まあいろいろ忙しくってね」
マチルダ「ちゃんと音楽続けなさいね」
スレッガー「はいはい」
・・やだ、どうしよう。
マチルダがいる以上、セイラは出るに出られない。
マチルダ「そう言えば、好きなコできた?」
スレッガー「何だよ、突然」
マチルダ「気になるコくらいはいるんでしょ?」
スレッガー「どうだろうなあ」
マチルダ「フフ。最近、大事にしてる女のコがいるらしいじゃない?
セイラさん、だったかしら。フラウが楽しそうに話してたわ」
スレッガー「・・・まさか。全然関係ないよ」
マチルダ「そうなの?」
スレッガー「フラウの言うことだぜ? 俺のことより、そっちはうまくいってんの?」
マチルダ「ええ、おかげさまで」
・・・・・・
シャア「遅かったな。・・・どうした?」
沈んだセイラの表情をシャアは覗き込む。
セイラはとっさに目をそらした。
セイラ「ハンカチ、ポケットの中に入ってたわ。わざわざ取りに戻ったり
しなくてよかったのに」
シャア「そういうこともあるさ」
セイラ「・・・関係ないって」
シャア「何が?」
セイラ「・・・ううん、何でもない」
474 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/17 23:58
おおおおおおおおおお!!!
職人さん!
ヽ( ´▽`)ノイイ!
わーい
1回目のライブと書いているところをみると、2回目を
見に来るつもりか?何時になるの?
アルティシアとシャアを乗せた車が遠ざかっていった。
それを見送る人影がひとつ。ミハルである。メモ帳に二人がでてきた
店の名前、時間などを書き込んでいる。
ミハル「お兄さんと食事か。なんて絵になる兄妹だろう」
自分達兄弟とは天と地ほどの差がある。
ミハル「それにしても、さっきの姫様の行動は妙だね・・・・。
なんだってあんなビルに?」
しかも、どう見ても人目を避けるように動いていたアルティシア
の様子がひっかかる。
去っていった二人を追跡する前に、ミハルは先ほどアルティシアが
立っていたビルを確認しておくことにした。
ミハル「この後は、お兄さんに寮まで送ってもらって、
今日のデートは終了ってとこでしょう・・・」
>476
ライブのインターバルに
マチルダ送る場面を出したかっただけで、
あんま(いつも)深い意味ないです。
本家の方・・・・・
提出期限のない宿題のようにばっくれてたら
倉庫にいってしまったのね。
こっちのセイラさんには頑張って欲しいものだ。
最近、セイラさんスレってよくたつね。
しばらくしたらまた本家復活させたいなあ
あっちはラストの目標地点がちょっと遠かったね。
ドタバタラブコメは本当に楽しかったです。
HP作るって話もあったよね・・・
やっぱり誰かがひっぱって書いていかなきゃ沈んじゃうね。
みんな様子はみてたんだろうけど。
485 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/22 01:56
あげ?
あの〜、本家スレについての雑談はミニフロ(旧避難所)で
やりませんか?というか、ちょっと見て欲しいかも。
今見てきたヨ!
なんだかホッとした。
>>468 つうか、もうURLがわかりません。誘導してちょんマゲ。
あげ
>477
ミハル「ただの雑居ビルみたいだし・・・ 地下は・・・」
暗い階段をおり、ミハルは怪しげな大きな扉を確認した。
ミハル「パブ・・・かな? あの姫がここに用があったとも思えないけどね」
取りあえず、ミハルは中を覗いてみることにした。
カイ「何かさ、ライブやる度にヒト増えてんじゃないの?」
テーブルにはスレッガーを含むいつものメンバーが揃っていた。
アムロ「ヒト増えたって、セイラさん来ないんじゃね・・・
なんで黙って帰ったりしたのかな」
スレッガー「・・・お前なあ」
カイ「へー、この前の彼女、今日来てたの?」
料理をつまもうとしたカイは、ふと、入り口付近でキョロキョロとする
不審な人物に目が留まった。
カイ「あれ、ミハルじゃねーの。アイツ、こんなとこで何やってんだ?」
カイ「おーい、ミハルー!」
ミハル「!」
カイの声に振り返るミハル。
奥のテーブルからカイが手を振っていた。
ミハル「カイさんじゃないか。へぇ、こんな店に出入りしてんだ」
カイ「ミハルこそ、どうしたんだ?」
ミハル「ちょっとね」
カイ「あ、こいつ、俺の近所に住むミハル。で、アムロにスレッガーさんに
リュウさん。ま、座れば?」
ミハル「う、うん・・・」
カイに促されミハルはテーブルにつく。
ミハル「何だか隠れ家みたいなとこだね。ライブやってんだ」
カイ「まあな。ホラ、この二人が今日の主役で・・・」
ミハルはマジマジとスレッガーの顔を見た。
このヒト、確かさっき外にいたヒトだ。
でもあの位置からじゃ、姫に気づくのは無理か。
ミハル「そうそう、ちょっと聞きたいことあるんだけどさ。
アルテイシア・ダイクンって、この店で見かけたことない?」
アムロ「ダイクン? ジオン・ダイクンの?」
ミハル「うん。プラチナ・ブロンドの綺麗なコなんだけど、・・・どっか写真なかったかな」
ゴソゴソとバッグの中を捜し出すミハル。
カイ「聞いたことないぜ。だいたい、そんなお嬢様がこんな店に来るわけないじゃん」
ミハル「私もそう思ったんだけどさ・・・」
スレッガー「で、あんたは写真まで持ち歩くほど、そのお嬢様に用があるわけだ」
写真をあきらめたミハルはようやく顔を上げた。
カイ「何かネタでもあんの?」
スレッガー「ネタ?」
カイ「あ、コイツ、雑誌のカメラマンやってんの」
スレッガー「・・・ふーん」
ミハル「そんなんじゃないよ。さっきこのビルの前にその姫様が立ってるのを
見かけたから、ちょっと気になったんだ」
スレッガー「嘘だろ?」
ミハル「間違いない。かけだしと言っても、私だってプロのカメラマンなんだから。
・・・ちょうど、あんたが表に出てた時だよ。気づかなかったかい?」
スレッガー「いや・・・」
ミハル「だろうね。隠れてたようにも見えたし。
とにかくお姫様の考えることは分からないってことだね」
おお、そ、それは・・・。ワクワクですなあ。
シャア「・・・アルティシア!」
セイラ「え?・・あ、ごめんなさい、なに?」
シャア「なにって・・寮に着いたよ」
セイラ「あ、ああ」
シャア「どうした、さっきから上の空で・・心配事でもあるのか」
セイラ「いやだ、そんなことないわ」
セイラは慌てて車を降り、振り返って窓越しにシャアに笑顔を見せる。
セイラ「今日は久しぶりに兄さんとゆっくりできて、楽しかった。
また行きましょうよ」
シャア「そうだな」
セイラ「じゃあね。おやすみなさい」
シャアはセイラが寮に入ったことを確認してから、再び車を走らせた。
携帯電話を取り出し、電話をかける。
シャア「・・・ああ、私だ。・・今日はアルティシアと食事をしたよ。
・・・そうだな、やっぱりララァの言ったとおりかもしれん。
・・嫉妬?そうかもな。・・・気になってしょうがないよ。
妹の心を惑わしてる男の正体をつきとめたくなる。
・・・ふふ、ララァ、笑わないでくれ。そんなにおかしいかい?
・・・・・そうか、優しいな、ララァは・・・・・・」
翌朝。
ミサを終えた少女達が、礼拝堂から一斉に出てきた。
その中にセイラの姿を見つけたイセリナは、人ごみを掻き分けて
近寄っていく。
イセリナ「アルティシア!おはよう」
セイラ「おはよう、イセリナ」
イセリナ「見てたわよ。遅刻なんてはじめてじゃない?」
セイラ「あら、ちゃんと最初からいたわよ」
イセリナ「嘘!あーあ、どうしちゃったの?大地震でも起こらなきゃ
いいけど」
セイラ「レポートを書いてたら寝るのが遅くなっちゃったのよ。
・・先生にも見られたかしら?」
イセリナ「大丈夫。気付いてないと思うわ。うふふ、まさかアルティシア・
ダイクンが床を這って礼拝堂に入ってくる姿を見ることになるとはね
・・・写真に収めたら、スクープだったのに!」
セイラ「もうっ、いじめないで。今朝起きて時計を見た時、心臓が
止まるかと思ったんだから・・・」
レポートを書いていたというのは嘘である。
昨晩見たマチルダとスレッガーの姿が頭から離れず、明け方までまんじりとも
しなかったのが、今朝の失敗の原因だった。
セイラはいいかげん、自分が情けなくなってきた。
セイラ『先輩に関係ないって言われたことがそんなにショックだったの?
マチルダ先生と親しそうにしてたのが嫌だったの?・・私、何やってるのかしら』
自分のこと、もう少し強くて賢いと思っていたのに・・・。
最近のセイラの行動は、誰が見ても滑稽である。
しっかりしなければ、と自分を叱るセイラ。
>>496 こういうシャアとララァの会話っていいな。
ララァにシャアとセイラのお姉さんのような雰囲気出てて。
しかし、まだ『先生』の謎がとけていない・・・ うーん。
>>498 シャアはララァの小室かつんくってのはどう?先生って呼ばれてるし。
ララァの美声に惚れ込んだシャアが、彼女をプロデュースして
デビュー!
イヤイヤ、バーで歌うララァを見初めて学園に推薦し、生活を面倒見る
足長おじさんシャア?ついでに個人レッスンも・・・。
うう、最初にシャアを先生呼ばわりした張本人です。
ちゃんと設定しないでほったらかしてしまって、ごめんなさい。
後付で、好きにいじってください・・・。
(責任とれ?)
>499
どうもありがとう。
つんくシャア、なかなか面白いかも。
セイラがテレビをつけたら、ララァが歌ってたとかね。(もちろん癒し系)
シャアとの関係が難しくって、ララァを避けてしまってたけど、
じゃあ、書いたもの勝ちにしましょう。
↑
あ、500だった。
キリ番GET!! ズザー
>497
イセリナ「もしかして好きなヒトでもできた?」
セイラ「え?」
イセリナ「最近、ぼんやりしてること多いし、一体誰のこと考えてるの?」
セイラ「誰って・・・」
イセリナ「いいじゃない、教えなさいよ。そのヒトのことが好きなんでしょう?」
セイラ「・・・分からないわ、そんなの」
イセリナ「分からない? どうして?」
セイラ「・・・・・・」
イセリナ「簡単よ。いい? そのヒトのことを考えるだけで夜眠れなくなるとか、
そのヒトが他の女性と話してるだけで嫌な気分になるとか、そのヒトの言葉や行動に
一喜一憂するとか、あと・・・」
セイラ「分かったわ。もういいわ」
イセリナ「あら、そう? ・・・それでどうなの?」
セイラ「・・・全部あてはまってるみたい」
イセリナは小さく笑った。
イセリナ「よかったじゃない。お兄さん離れの第一歩ね」
もっとエロないの?
スレッガー「大丈夫だからさ、ほら、もっと体の力抜いて・・・」
ナーンテ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。
↑昔どこかのスレで見たような気が
なかなかツウですな。
今回はスレッガーバージョン。
「夏・体験物語」みたいなテイストもあり得る?
ウワーフルイ!歳がバレル・・・中山美穂だよね
>508
ゴメン、観てない。
『親にはナイショで』なら分かる。安田成美のヤツ。
関係ないか(w
>505
セイラ「今夜、泊まっても・・・ いい?」
スレッガー「・・・泊まる? ここに?」
セイラ「外泊許可とってきたの。大変だったんだから」
スレッガー「・・・・・・」
セイラ「私、泊まるから」
・・・これくらいにしとこっと。
>>510 こらーっ泊まるって、どういうことだか
わかってるのかー!寸止めはなしだぞーっ
>>500 それでキャスバル兄さんのプロデューサー名がシャアって
ことか!いいかも。
513 :
職人になりたい:02/02/26 17:22
「ね、いいじゃないですか、他にすることないんだし」
アムロが突然枕元にやってきたので、セイラはおののいてた。護身用の拳銃は今日に限ってもっていない。
もっともルナツーの中では使う必要もないので、臨検で預けたままだった。
アムロと知って安堵した。
「だ、だめよ、他のみんな起きてるかもしれなくってよ」
と言いながらも、セイラはこれからのことに夢想し、かすかに体の中がジワリとするのを感じた。
「血液検査や体力測定、もうウンザリですよ、セイラさんっ!」
「あっ」
アムロは検査検査の連続に飽き飽きし、劣情の赴くままセイラに飛び掛った。
予想通り、平手は飛んで来ず、セイラの柔らかい体を押し倒し、その匂いをかいだ。
シャワーを出たばかりの清潔な石鹸の匂いと、乾きたての髪の匂い、ああ、これこそなかなかホワイトベースの中では味わえなかった香りだと思った。
「ダメよ、ダメ、アムロ・・・」
弱くなるセイラの声。反対にアムロの欲望だけは膨れ、金髪の少女を裸に剥いて陵辱することに興奮は最高潮に高まった。
この人は関係した時からそうだった、とアムロはセイラを抱きしめながら思う。
普段、強気でクールで氷のような冷たさを持つ反面、どこか一ヶ所だけ、ボールの装甲並に脆弱なところがある。
それが幼馴染みのフラウにはないところだ。
「ダメよ、ダメ」
すぐに抵抗がなくなり、アムロはセイラのパジャマをゆっくりと脱がしていった。セイラはイヤイヤとかすかに呟きながらも、裸になることに協力していくようだった。
「あうっ!」
乳房を無造作に握られ、セイラは悲鳴を上げ、慌てて自分の手で口を塞いだ。アムロは無理矢理、その手をどけてキスをした。
514 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/26 17:31
↑名前:がいいねえ。好感。
アムロとセイラの需要があるようだったら、本家(?)のスレ名使って
新スレ立てて欲しいなぁ。
あっちの寸止めはいい加減次のステップに進んでもいい頃だったし。
職人さんは大歓迎だけど、
とりあえず、濃厚なアムロ×セイラは
ここではご遠慮いただきたいです。
分裂した意味ないもん。
それは本家のほうで是非
つーか、新スレ必要?
必要でしょう。
たぶることはできても共存は無理。
また本家の二の舞になる。
>>513 ・・・煽り? としか思えなかった。
みなさん、好意的のようだけど。
520 :
職人になりたい:02/02/26 23:56
>514
サンクス
>515,516,517
じゃあ、あっちで書いてみます。
あっちってアクシズ?
でも職人さん的には観覧人数の多い方がやりがいがあるのかな。
なんにせよがんばってください。
たまにはこっちでセイラさんの苺白書の執筆もヨロシク。
>セイラさんの苺白書
まさにそんなカンジ(w
たまにはもうちょっと色気だして、番外編の続きでもやろっかな。
(シャアが相手だとマズいし)
>512
ところで小室で気がついたんだけど、ララァってさ、
髪ほどいたらアムロ(安室)に見えない? 私だけ?
・・・あと、sageでいきましょう。
安室がララァヘアにしたら似てるかな
でも激しく踊られると萎え
謎の天才音楽プロデューサー・シャアは、
素顔を隠しいつも仮面をつけていたりする。 カモ
>502
イセリナ「それで、誰なの?相手は」
セイラ「そんなの、言えないわ」
イセリナ「水臭いわ!相談に乗るわよ〜」
セイラ「いいってば」
ミライ「なに騒いでいるの」
イセリナ「アルティシアが好きな人のこと、白状しないのよ」
ミライ「好きな人?」
セイラ「嘘よ」
イセリナ「あ、赤くなった!」
セイラ「やめて」
ミライ「うふふ、いいわね」
イセリナ「いいわねって・・ミライったら余裕ね。自分はもう
決まった人がいるものね。カムランさんだっけ?」
ミライ「親同士が決めた人よ。大恋愛をしてるってわけじゃ・・」
そこにクェスが教室に飛び込んできた。
手には週刊誌を持っている。
クェス「アルティシアったら!よくも今まで隠してたねっ
ガルマ様とつきあってたなんて!」
セイラ「えっ!?」
イセリナ「ガルマ様?」
クェス「ほら、これ見てよ! 国民的カップルだって!」
興奮気味に週刊誌を広げるクェス。
そこにはガルマとセイラの抱き合った写真が見開きに渡り、かなり派手に掲載されていた。
実際は二人の体が離れていく映像であったが、それをコマ撮りにした写真が
逆の順序で並べられていたので、誌面上では、自然と二人が近づいていったような錯覚を
創り出していた。
セイラ「何、これ・・・」
クェス「・・・静かな昼下がり、人気のない鋪道を寄り添って歩いていた二人は、
やがてどちらからともなく、そっと秘密のキスを交わした・・・ですって!!」
イセリナ「・・・・・・」
ミライ「そ、そうだったの?」
セイラ「何が?」
イセリナ「あなたの好きなヒトが、ガルマ様だったってこと」
セイラ「え?」
イセリナ「・・・どうりで言えないわけよね」
セイラ「ちょっと待って、何言ってるの? ウソよ、こんな記事! これは・・・」
イセリナ「私がガルマ様を好きだってこと知ってるクセに、
こんな・・・ バカにしてるわ!」
南極にスクープ写真が!
ハァハァ
セイラ「だから、違うって言ってるでしょう!」
イセリナ「違うですって? キスしたって書いてあるじゃない!」
セイラ「してないわ!」
イセリナ「こんなに抱き合って、見つめ合ってるクセに?!」
セイラ「そんなの一瞬よ! 子供の自転車とぶつかりそうになったのを
ガルマがかばってくれただけよ」
イセリナ「こっちの写真なんて、本当にキスしてるように見えるわ!」
セイラ「見えるだけ。してないって言ってるじゃない!」
ミライ「ちょ、ちょっと・・・ やめなさいよ、二人とも」
クェス「そうよ、イセリナの気持ちは分かるけどさ。何かワケアリみたいだから、
もう少し、アルテイシアの話も聞こう・・・」
イセリナ「二人は黙ってて!」
物凄いイセリナの剣幕に、ミライとクェスは思わず怯む。
イセリナ「だいたい、ガルマ様をガルマって呼ぶこと自体、怪しいと思ってたのよ!」
セイラ「嘘でしょう? それはただ子供の頃から知ってるだけで・・・」
イセリナ「好きなヒトができたって話だって、これでつじつまが合うじゃない!
最近、あなたはずっとヘンだったわ。ガルマ様のこと考えてたんでしょ?!」
セイラ「まさか、どうして私が」
イセリナ「じゃあ、他に誰のことを?」
セイラ「それは・・・」
イセリナ「ほら、言えないじゃない」
セイラ「・・・・・・」
クェス「もうやめなよ、イセリナ」
セイラ「・・・会えなくなる気がするの」
小さくつぶやいたセイラに三人の視線が集まった。
セイラ「口に出したら、もう会えなくなるんじゃないかって」
ミライ「・・・アルテイシア?」
セイラ「もういいわ。私の話よりこんな雑誌を信じるなら」
そのままセイラは教室を出た。イセリナを気にしながら、ミライはその後を追う。
今にも泣き出しそうなイセリナにかける言葉も見つからず、
クェスは雑誌の表紙に視線を落とした。
『天才音楽プロデューサー、シャア・アズナブルの謎に迫る』
でたー!シャア!
スレッガーさんは?
やっぱりな、なのか?ちょっとはショックを受けたりして。
>531
態度には出さなくても、
内心、かなり面白くないってところかなあ。(希望)
せっかくなので、ちょっと動きがあってもいいかなー。
シャア(真打登場)がプロデューサーで
ララァが秘蔵っ子シンガーなら
アムロはただの追っかけだ!
セイラの邪魔はしないでね。これでもシャアにとっては邪魔っぽいけど。
大丈夫。
アムロはこれまで通り。フラウもいるしね。
アムロもデビューして、ララァとデュエットしたらあら大変。
二人の世界に入ってシャアカンカン!!の巻き。
このままだとイセリナに勝ち目はなさそうだな。
はたしてガルマはイセリナの気持ちに気付くのか!?
セイラxスレッガーはそろそろ色気希望
学校帰りのフラウは、バイトまでの時間潰しにいつもの喫茶店に寄ってみた。
カウンターにはマスターと雑談するスレッガーがいた。
こんにちはー、とフラウはスレッガーの隣に座る。
スレッガー「よお」
フラウ「夕べはお疲れ様でした。あの後、打ち上げだったんでしょ?」
スレッガー「ああ」
フラウ「ライブも大盛況で言うことないですね」
スレッガー「そうだなあ」
フラウ「どうしたんです? 二日酔いですかぁ?」
スレッガー「いいや」
フラウ「ふーん、何かヘンなの」
出されたコーヒーにミルクをたっぷり入れて、クルクルとスプーンでかき混ぜるフラウ。
スレッガー「ところでお前さ、マチルダさんにセイラ姫のこと、話しただろ?」
フラウ「えー? 話しましたよ。いけませんでした?」
スレッガー「彼女、マチルダさんと同じ学園に通ってるんだぜ。知ってんだろ?」
フラウ「ええ」
スレッガー「バレたらヤバいんだからさ、もう少し考えろよ」
フラウ「あ、そっか。・・・マチルダさん、何か言ってました?」
スレッガー「いや、聞かれただけ。適当にごまかしといたよ」
フラウ「じゃ、ごまかせたんだ」
スレッガー「フラウの言うことなんか真に受けるなって言っておいた」
フラウ「ひどーい。・・・セイラさんには聞かせられないな」
スレッガー「・・・しかし、その場しのぎだってことくらい・・・」
フラウ「分かるわけないでしょ。やだなあ、無神経」
スレッガー「・・・・・・」
フラウ「でも、別に聞かれたわけでもないし、いいじゃないですか!」
スレッガー「・・・聞かれてたりしてなあ」
フラウ「何か言いました?」
その時、カラン、カラン、と激しくドアのベルが鳴り響いた。
アムロ「た、大変だよ・・・! コレ、見た?!」
シャア「読むかい。これによると、妹の相手は私の友人のガルマらしい」
レコーディングスタジオの休憩所で、コーヒーを飲むシャアとララァ。
シャアの手元にある週刊誌に気付くララァに、シャアはそれを手渡し
笑ってみせた。
ララァ「・・・・」
シャア「どう思う?」
ララァ「・・・とても、お似合いだと思います。でも・・」
写真を見入るララァの横顔を眺めるシャア。
シャア「・・・まあ、いい。ガルマなら反対する理由はないんだがな。
アルティシアが夢中になるとも思えん。それとも、幼馴染の二人が
恋に落ちるのは自然だとも考えられるか?」
ララァ「いえ、先生のお考えは、あたっていると思います。
アルティシア様はまだお若いので、新しい世界や出会いを求めて
らっしゃるような気がします・・・」
シャア「いっそのこと、この記事の通りになってくれたらと思うよ。
国民だって喜ぶだろう」
ララァ「うふふ・・先生もご身分を隠して私のような女と関わって
らっしゃるのに、アルティシア様だけにお立場を押し付けるのは
かわいそうですわ」
シャア「ララァとの仕事は、国の文化、経済共に大きな影響力があると
自負しているんだがな」
ララァ「女にとっては大切な人の側にいる、というのが重要なんです・・・」
ララァ、大人だ・・・
フラウ「やだー! このヒト、セイラさんにそっくりだわ!」
アムロ「・・・バカだな、どう見ても本人だろ」
フラウ「じゃあ、セイラさんって・・・」
記事に目を落としたままのスレッガーは二人の視線には気づかなかった。
スレッガー「彼女も大変だな、こんな記事書かれてさ。恋愛くらいそっとしておいて
やればいいのにな」
顔を見合わせるフラウとアムロ。
フラウ「私、てっきりセイラさんとスレッガーさんって・・・」
スレッガー「そんなんじゃないって何度も言ってるだろ」
アムロ「そうかなあ?」
フラウ「でもセイラさんも道路でキスしたりするんだ・・・ これ、本当にキスしてると思います?」
スレッガー「そういうことは、俺より本人に聞けば?」
カラン、カラン・・・ 再びゆっくりと開くドア。
タムラ「やあ、いらっしゃい」
近づいてきた誰かの気配にスレッガーは顔を上げた。
セイラ「あの・・・ こんにちは」
そこには制服姿のままのセイラが立っていた。
気まずいなあ。
よぉ、と一言声をかけただけで、スレッガーはコーヒーカップを手にする。
視線をそらされた気がして、少し首を傾げたセイラは、
カウンターの上に広げられた週刊誌に気づいた。
セイラ「・・・・・・」
アムロ「ああ、コレ、本当に驚いたよ」
慌てて週刊誌を片付けるアムロ。
アムロ「セイラさんが実はジオン・ダイクンの娘だったなんて」
セイラ「・・・隠しててごめんなさい」
アムロ「そ、そんな、謝られることじゃないし・・・ な、フラウ?」
フラウ「うん。でも、何て呼べばいいのかなあ? セイラさんのままでいい?」
セイラ「ええ」
アムロ「・・・ということは、夕べ、ライブハウスのビルの前にいたって話は本当?」
セイラ「えっ?」
カチャン、とカップを置く音が響く。
スレッガー「記者がアンタのこと調べてたぜ。気をつけた方がいいよ」
そう言って時計を確認するとスレッガーは立ち上がった。
スレッガー「俺、もう行くわ。姫はゆっくりしていきな」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「じゃあな」
昨日までと違う・・・
スレッガーの雰囲気にセイラはそう直感した。
セイラの横を通り過ぎるスレッガー。セイラは思わず振り返った。
セイラ「どうして?」
スレッガー「ん?」
セイラ「週刊誌のせい?」
スレッガー「何が?」
セイラ「関係ないって言ってたクセに! 週刊誌のことは気になるなんて、
そんなの、おかしいわ」
スレッガー「・・・・・・」
セイラ「私の話は何も聞かないで帰るだなんて」
何か喋ろうとしたスレッガーをセイラは遮る。
セイラ「みんな、こんなウソの記事を鵜呑みにして! 私といるのがイヤなら、私が帰るから」
そのまま店をとびだすセイラ。
店のドアを開けた瞬間、待て、とスレッガーの声が聞こえたがセイラは振り返らなかった。
誰に会ってもこの話ばかりだった。うんざりしたセイラは自然とこの店に足が向いていたのだった。
走れるだけ走り、息が苦しくなってセイラはようやく立ち止まる。
・・・理由くらい、聞いてくれもいいのに!
不意に後ろで声がした。
スレッガー「アンタ足速いな。見失うかと思ったよ」
こうやって見ると、
ララァがセイラさんの一番の理解者かもしれない。
よく分かってる。
セイラさん、スレッガーなんかに手の内を明かさなくたって
いいんだよ!セイラさーん!
>545
やあ、久しぶり。
おとなしく見守っていてね。(w
>547
チビデブの妄想
荒れるから、煽りはなしね、変態仮面くん。
>543
スレッガー「ほら」
セイラに缶コーヒーを渡すと、スレッガーはその隣に座る。
二人は公園の奥のベンチにいた。
スレッガー「こんなに走ったのは久しぶりだな」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「どうした? 飲まないの?」
セイラは俯いたままだった。
スレッガー「コーラじゃないから、前みたいに吹き出したりしないぜ」
ガサッ
二人の背後で音がし、セイラは、ハッと顔をあげる。
スレッガーはすぐに立ちあがり、茂みを掻き分けた。
スレッガー「なんだ、猫だよ・・・考えてみれば、こんなとこ
ウロウロしてたら、今度は俺とあんたの写真を撮られちまうな。
それじゃいくらなんでも、マズイだろ。あんたの彼氏にもさ・・・」
『だから、彼氏じゃないって・・・』
セイラはうんざりした顔をスレッガーに向ける。
セイラ「じゃあ、追いかけてこなければいいじゃない。
どうせ寮に戻っても、取材陣が待ちかまえているし、私はしばらく
時間をつぶして帰るから、ほっといて」
なんかさー、書いてて言うのもナンだが、
女の子ってめんどくさいというか、難しいよね。
つーか、めんどくさい(w
そこがカワイイのか・・
会話とか、ですか?
大雑把に言えば、構わないとすねるくせに
いざ構うと「私のことは放っておいて」とか
言い出しそうなところじゃないですか?>554
素直でいいじゃないか、とおばさんは思いますけど。
>555
分かりやすい、さすが(w。
スレッガーさんの年齢設定って微妙だけど、
高校生の女のコって恋愛対象に入るのかなー?って
いっつも書いてて気になる。
・・・とか言いつつ、好き勝手に恋愛モードにしてるけど(w。
>555
そうそう。
>556
大学生と高校生ぐらいのカップルって不自然じゃないけど
あんまうまくいかなかったような記憶が。
大学4年の先輩が高校2年の女のコに告白されて付き合ってたけど、
みんなから犯罪者扱いされてたな・・・ はるか昔の話だけど。
知り合いに家庭教師の生徒と結婚した人いるよ。
年齢的には6歳差とかだからそんなに変じゃない筈なのに
どことなくイケナイ感じなのは何故・・・
スレッガーさん、このままセイラさんとつきあったとしたら、
間違いなく禁欲生活。
そうそうには、手は出せないだろうなー。
そんなオーラがここのセイラさんにはある。
>552
「ほっといて、か・・・」
スレッガーは再びセイラの隣に座った。
スレッガー「帰ろうとしたら、何で帰るんだって怒るし、追っかけてきたら、
ほっといてくれって怒るし。電話だって俺がいない時間にしかかけてこないし。
・・・ホントに難しいな」
セイラ「だからもう帰って下さい。 電話ももう、かけないから」
スレッガー「別にかけるなとは言ってないだろう? ただせめて俺のいそうな時間帯に・・・」
セイラ「いいんです。もうかけないから」
スレッガー「・・・あ、そう。ま、好きにするといいけど」
>560
禁欲なんてつらすぎる。
そりゃー、無理でしょう。
その辛さがまたよかったりして。
その方が初めての時にすごそう・・・ なんてまたバカな妄想をしてしまった。(w
>561
俺は別に興味ないから。
スレッガーの物言いはセイラにはそう感じ取れた。
気まずい沈黙が流れる。
どうしてそんな言い方するの?
だったら、かけてくるなって言ってくれればいいのに。
セイラ「いつも私だけこんな気持ちになって・・・ 先輩は何とも思ってないのに・・・」
スレッガー「何とも思ってない? 何を?」
セイラ「ガルマと私がつきあってるって本当にそう思うの?」
スレッガー「思うも思わないも・・・」
セイラ「・・・つきあっているヒトがいるのに、先輩にあんな電話したりなんか・・・
自分でもどうかしてると思うけど、兄さんの目を盗んでまであんな時間に
ライブハウスを覗きに行くなんて・・・ それに・・・」
スレッガーの視線をセイラは避ける。
セイラ「他のヒトのことをもっと知りたいだなんて思ったりするわけないのに・・・」
それは告白でしょ!
どーすんの、スレッガーさん。
「今の自分の気持ちをあんまり本気にしないほうがいい」
なーんて言うのか?
少しの間があった。
まいったな・・・ とスレッガーのつぶやく声がした。
スレッガー「あのさ・・・ 今のセリフが俺にどんなふうに聞こえるか分かって言ってんの?」
セイラ「・・・どうんなふうにって?」
スレッガー「やっぱりな」
セイラのその不思議そうな表情にスレッガーは苦笑した。
煙草を吸おうとポケットを探したが、喫茶店に置き忘れてきたことに気づく。
スレッガー「しまった・・・ 煙草、置いてきたよ」
セイラ「どんなふうに聞こえるの?」
スレッガー「ん? いいよ。どうせムキになって否定するだけだろうしさ」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「たださ、あんな写真見せられたら、誰でも恋人同士だって思うぜ。
それを本人に確かめたりする野暮なこともしないだろ? 何で抱きあってんの、
これキスしてんの? とかさ」
セイラ「でも・・・!」
スレッガー「あんただって、夕べ俺がマチルダさんに関係ないって言った言葉、
俺に確かめもしないで鵜呑みにしてたじゃないか・・・ 違う?」
こんな感じの女の子を押し倒したら、「そんなつもりじゃない」
って泣かれるのかな
ある意味、小悪魔でしょ。
直前でジタバタするなんて、セイラさんには似合わないので
是非潔く女を見せて欲しいと思ってしまうのだが、
17歳の少女には難しい話か?平和だし。
「じゃあ、どういうつもりだ!?」と聞いたらなんと答えるんだろ。
>569
おまけに超お嬢様。
でも、直前ジタバタはないと思うけどな。逆に、ある日、スレッガーが
バイトから帰ってきたら思いがけず部屋で待ってたりする。
セイラ「今夜、泊まるから」・・・(以下略。
処女の潔癖さと妙な潔さと好奇心すこし、というところですか。
16、7歳の女の子なんて何しでかすか分からないところが
あるからね。
スレッガーには、かわいい子猫ちゃんって存在かな。
でも、彼が本気で惚れたら、途端に弱くなるかもネ。
メロメロでさ、見てられないって感じになりそう。
セイラはマイペースで、案外しらっとしてたり。
>566
セイラ「確かめられるわけないじゃない、そんなこと」
スレッガー「ほらね。逆に俺のことを聞かれたら、あんた何て答える?
事実がどうであれ、とりあえず関係ないって答えとくだろ?」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「まあ、たいして深い意味はないってことさ」
セイラ「・・・そうかしら」
・・・相手がマチルダ先生だったからじゃないの?
スレッガー「何だよ?」
セイラ「別に」
スレッガー「あんたもう爆弾落としてるんだぜ? 今更さー、全部言えば?」
セイラ「爆弾?」
スレッガー「いいからさ」
スレッガーはコーヒーを全部飲み干すと、少し離れたゴミ箱に缶を放り投げた。
セイラは少し考えてから、立ちあがり、2、3歩ベンチから離れた。
ちょっとだけ、爆走を見守って下さい。
セイラ「あの写真・・・ キスしてるように見えた?」
スレッガー「え? ん・・・ まあ見えないことも・・・」
セイラ「マチルダ先生とキスしたことある?」
スレッガー「は?」
セイラ「それとも・・・ もっと?」
返事はなかった。
セイラはスレッガーを振り返る。
そこには絶句して、ただセイラを見つめるスレッガーがいた。
セイラ「全部言えって言うから」
スレッガー「・・・そりゃ、言ったけどさ。まいったな、姫にはホントに」
最初は苦笑していたスレッガーだったが、やがておかしそうに声を出して笑い出した。
セイラ「何?」
スレッガー「いや、そんなこと聞いてどうすんの?」
セイラ「だから、全部言えって言うから言っただけよ」
スレッガー「だからって・・・」
セイラ「マチルダ先生のこと、好きなの?」
スレッガー「んー・・・」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「・・・・・・」
セイラ「・・・好きなんだ」
スレッガー「・・・よき理解者ってところかなあ」
セイラ「先生に恋人がいるから、自分にそう言い聞かせてる?」
その言葉に一瞬黙したスレッガーだったが、何かを思い出したように小さく笑った。
スレッガー「正直、そういう時期もあったかもしれないけどね。今はホントにそう」
セイラ「・・・・・・」
スレッガー「こんな話、誰にもしたことないぜ、まったく」
セイラ「今は関係ない?」
スレッガー「ああ、関係ないよ」
セイラ「よかった」
スレッガー「・・・・・・」
再び黙ったスレッガーの顔をセイラは覗きこんだ。
セイラ「どうしたの?」
スレッガー「・・・よかったってさあ。あんた爆弾ばっかだな」
セイラ「さっきから爆弾、爆弾って、何のこと?」
スレッガー「俺に説明させるなよ」
ため息まじりに答えたスレッガーを、セイラは見つめる。
セイラの視線に気づき、スレッガーは顔を上げた。
その時だった。
スレッガー「!」
顔を上げたスレッガーの唇にセイラは自分の唇を重ねていた。
爆走終了。
これで思い残すことはありません。
ギャー
セイラさん、あんた、そんなとこで・・
ああ、スレッガーさんの心を鷲掴み
そうそう、鷲掴み。(w
でも相手の気持ちには結構、無頓着なセイラ。
アレッ、続きが〜
気になる〜
うーん、続きムズカスィ〜。
よってちょっと、ズルして違う場面から〜
処変わってここは学園の生徒会室。
もうすっかり日も落ち、クラブ活動で残っていた生徒たちも
ほとんどが下校したというのにここだけはまだ煌々と明かりが
ついていた。そこへ生徒会長であるブライト・ノアが乱暴に扉を
開けて入ってきた。
ブライト「まったくもう!」
えらく不機嫌で持っていた書類を机に叩きつける。例のガルマと
アルテイシアの週刊誌記事の件で教頭のリードから呼び出しを
受けていたのである。
ミライ「おかえりなさい。ずいぶんかかったのね」
ブライト「あ、ミライ…。待っていてくれたのか…す、すまない」
ミライ「会長が大変な時に副会長が知らん振りしてるわけにいかない
ものね。で、教頭先生、なんですって?」
ブライト「ああ、とにかく至急事実を確かめろ、だとさ。ダイクン家と
ザビ家から管理不行き届きの責任を問われるんじゃないかって連中大慌
てなのさ。まったく、事実がどうであれ、こんなこと本人たちの問題
じゃないか、どうして他人がっ!」
ミライ「まぁ国家の首相と副首相の子息ともなるとねぇ」
ブライト「だから特権階級なんてもんは、気に入らん!」
上流階級の子弟ばかりが通うこの学園でめずらしくブライトはリベラルな
思考を持った人間だった。ゆえに人望も厚く生徒会長に推されたのだ。
ミライ「いらいらしないで、ブライト。私もアルテイシアに事情を聞い
てみるから」
「その必要はないな」
そう言って入ってきたのはなんとキャスバル・レム・ダイクン。
突然の意外な訪問者にブライトとミライは思わず絶句する。
シャア「突然すまない。立ち聞きするつもりはなかったんだが、
ドアをノックしようとしたら話が妹のことのようだったのでな。思わず聞
いてしまった」
ブライト「い、いえ…。しかし必要ないとおっしゃるのは?」
シャア「あぁ、早速実家から連絡が入ってね。この週末はガルマとアルテ
イシアと3人で帰省せよとの命令だ。従って学園に事情を問い合わせる
ようなこと無いから安心するがいいと教頭に伝えておいてくれたまえ」
シャアはおかしそうにブライトにそう言うと、ミライに向き直った。
「それで、妹を探しているんだが…。まだ寮にも戻っていないようだし、
クラブで残っていのかと思って学園まで来たのだが…」
音楽室にはもう誰もいなかった。生徒会室の明かりがついているのを見て
妹の親友が生徒会役員であることを思い出し寄ってみたのだ。
「あ、あの、アルテイシアなら、放課後外出して…それから姿を見てませんけど…」
シャアに見つめられてぽ〜っとなったミライがつまりながら言う。
週刊誌の件で教室を飛び出したセイラをミライは追いかけたが「大丈夫、ちょっと
気分転換に外でショッピングでもしてくるから。クラブ休むってマチルダ先生に
伝えておいてくれる?」と言ったセイラに安心してそのまま別れたのだ。
ミライ「こんな時間になっても戻ってないなんて…。週刊誌の件でクラスメイトに
騒がれてたからアルテイシア、帰り辛いのかしら」
シャア「…いや、ありがとう。もう少し待ってみることにしよう」
そう言って軽く手を上げると、シャアは生徒会室を後にした。
これまでの二人の関係からみて、あの週刊誌は100%捏造されたものだろうとシャアは
確信していた。そんなガセ記事に妹が傷つけられるのは許しがたい事だが、かと言って
超有名人の父を持った宿命、生まれた時からマスコミに追い回されるのには慣れている。
今更この程度でアルテイシアが家出するとも思えなかった。
「しかしアルテイシアも年頃だからな…。恋愛について記事にされたのではショックを
受けているかもしれん」
特に最近アルテイシアの様子がおかしい事を考え合わせると少し不安になってくる。
考えつつ学園から寮に向かって歩いていると、前からセーラー服の少女が歩いて来るのが
見えた。
シャア「アルテイシア!」
セイラ「!」
呼ばれて顔をあげたセイラは、シャアをみとめると駆け寄って兄の胸に飛び込んだ。
そのまま顔を埋め声を押し殺したまま泣き出す。
シャア「ど、どうしたのだ!?アルテイシア!」
セイラ「兄さん…」
セイラの声は声にならない。時折しゃくりあげる妹のプラチナにけぶる金髪をあごの
下に見下ろしながらシャアはうろたえた。
シャア「一体何があったのだ、兄さんに話してごらん」
ひとしきり泣き終えて少し冷静になったらしいセイラに、屈んで目線を合わせるように
してシャアは優しく話しかける。
セイラ「ごめんなさい」甲で涙をぬぐいながらセイラは恥ずかしそうに兄を見た。
セイラ「なんでもないの。ただ、人間の気持ちってなんてやっかいなんだろう、って。
相手のことだけじゃなくて、自分の気持ちすら自由にならないなんて、って」
シャア「………」
セイラ「わたし、もうクラブやめる。音楽やめる」
唐突に話題が変わったことにシャアは驚いたが、問わないことにした。一体何があった
のか…今はまだ、聞いても話してくれる段階ではないだろう。
シャア「そうか。アルテイシアの思うとおりにしたらいい」
セイラ「ありがとう、キャスバル兄さん」
セイラは自分にとって兄こそが自分のすべてを受け入れてくれる唯一の存在なのだと、
その存在に改めて感謝した。
女子寮の門の前まで二人で歩き、別れ際にシャアは思い立ったように言った。
シャア「アルテイシア、今度の週末ロンデニオンに行かないか。友人が別荘をいつでも
好きに使っていいと言ってくれている」
セイラ「ロンデニオン!ええ、行きたいわ、私一度行ってみたかったの。じゃ、お休み
なさい、兄さん」
ロンデニオンはサイド1にある自然色豊かなコロニーである。心を癒すにはぴったりの
場所だった。妹の嬉しそうな顔を思い出しながらここはひとつガルマに犠牲になって
もらうしかない…と計略をめぐらすシャアだった。
ガルマ「は、謀ったな!キャスバル!!」
週末、学園の前まで迎えにきた車の前でガルマは叫んでいた。
ガルマ「君もアルテイシアも一緒だって言ったじゃないかーーーー!
私一人で帰るのか!?私一人で君の父上や、私の父上、兄上、姉上に説教を
食らうのか!??」
シャア「すまないな、ガルマ。アルテイシアは具合が悪いのだ。ズム・シティの
家まで車に乗せるのに忍びない。悪いが君からよろしく伝えておいてくれ」
ガルマ「よろしくって…。ふん、大体今回の帰省命令の目的は分かりきっている。
これ幸いとばかりに私とアルテイシアの婚約話に持ち込もうというのさ」
シャア「君のお父上は昔からこの話を進めたがっていたからな。ガルマはどうする
つもりだ?」
ガルマ「未来のことはともかく、今はまだ婚約だの結婚だのに縛られたくはないな。
もちろんアルテイシアは私の将来の妻として申し分のない女性だけどね」
シャア「それに今君が婚約などということになったら、サイド中の女性を政権の敵に
廻すことになる」
ガルマ「ふふ、そうだな、父上たちにはその辺をよく理解して頂くとしよう。
じゃ、行ってくるよ、キャスバル。アルテイシアにはお大事にと伝えてくれ」
シャア「ああ。頼んだぞ、ガルマ」
こうしてガルマは機嫌よくズム・シティまで帰って行った。
す、すんません〜、一気にあげてしまいました〜。
しかも肝心のスレッガーさんの件は棚上げ・・・。
どなたか、二人の間に何があったか書いてくだされ〜。
>591
お疲れ様〜。
ガルマ坊ちゃま、なんだかイイ感じ。
し、しかし、スレッガーとセイラの間に何が・・・。
スレッガーさんに拒絶されたのかな。
まさかあ。
その後二人でラブホに行ったとか。
それもなあ。
とりあえず、シャアxセイラの暴走週末でしょうか。
「謀ったな!」には藁タヨ。
シャアになぐさめてもらうセイラタン、ハァハァ
キスまで書いたけど、やっぱり帰ることにした。
どうしても、キスの後、じゃあねってあっけらかんとして帰るセイラさんしか
想像できんし。
ちょっと爆走だったかな? ごめんね。(毎度のことか)
大人なララァとシャアの会話はよかったですよ。
私のララァの印象を変えさせた。ぜひまた書いて。
ばいばーい。
ばいばーいって・・・
えー、続きはっ?カンバーック
そうよぉ!帰ってきて〜!!
ここまでが一番盛り上がるところだったのかな
確かにこの後の話としては、エンディングに向かって
まとめにはいる感じだしねー。
あれ、でも「泊まるから」がでてないぞ。
コドモの家出みたいに、
2日も経たずに戻ってきてしまった。
エンディングというよりも、自分的にはむしろこれからです。
だから、できればアクシズなどに移ってこのネタを
マターリ続けたいです。
(アクシズはなかなかスレが下がらないのが難点だけどだけど、
あとよく板とんでるけど)
このネタだけ、ここのスレから巣立たせたらダメですかね?
>599
職人さんがそれを望むのであれば・・・
アクシズなら問題ないかと
わ、ありがとう。
スレはいっぱいあったほうが楽しいし。
うまく住み分けできれば。
んじゃー、みにふろにも頻繁に行きますよ!
603 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/16 16:35
age
「兄さん、早くロンデニオンに行こうよぉ〜
私、もう仕度できてるのよ。楽しみにしてたんだから
兄さんと二人きりで旅行なんて初めてだし・・・・フフッ。」
いってらっしゃーい!
キャスバル兄さんと楽しんできてねー。
久々にシャア×セイラ爆発させて下さい。
じゃ、ミニフロに隠れてきます。
明るくはしゃぐ妹の姿を見ながら、シャアは違和感を
ぬぐえなかった。
一体何があったというのだ、アルティシア・・・。
みにふろも大変そうだよ
あー、やっぱりミニフロおちてるよ。
入れないや。
仲のいい兄妹は見ててもいいものだ。
それに引き換えウチの妹ときたら(以下略)
優しくて頼りがいのある兄さんなんて、いいなー
伽昴
age
>>610 シャアなんて、おまけにルックス良しです。
そりゃ妹も惚れるってもんです。
……クソッ!
本編の話になっちゃうけど、よく二人は数年ぶりに再会して
それぞれのことがわかったよね。
女の子なんて1年で随分雰囲気変わっちゃうのに。
615 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/24 17:23 ID:1Z5ZCtjg
妹はおろか兄弟さえいないよ。一人っ子だから。
いればカッコ良く見られたいから優しくていい兄貴になるぞ。
でも実際は年下の扱い苦手で妹キャラの彼女と付き合うのも無理くさいんだよね。
なぜか上の方とはそこそこ上手く付き合えるのに。
あ、こっちがアムロキャラでいくっていうのもありか。ちょっと鬱だけど。
厨房のころ知り合いの妹のマムコ見たのは犯罪ですか?
617 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/24 22:45 ID:zNCVGbGY
>>609
あなたがシャアみたいにカッコよければ
仲良くなれたでしょうに・・・
エース早売GETした・・・キャスバル兄さんに萌えてしまった・・・
早売なんてどこで手に入るんだ〜うらやましい〜
620 :
618:02/03/25 06:18 ID:???
>619
渋谷のコミックステーションに置いてあったよ!
>620
サンキュウー
買った!
セイラとアムロがとてもいい感じだ
やっぱりシャアでしょ。
う・・なんかシャアxセイラ熱が・・・・
age
たまに「セイラが結婚しない〜(以下略)」のSS(と呼んでもいいのか)
を読み返し、結構楽しかったなーなんて思い返す。
このスレのスレッガーさんといい、本家のベルやカミーユといい、意外な
脇キャラが活躍すると、俄然盛り上がりをみせるんだな。
メインはもちろんセイラさんだけど。
エースのせいで、またもやセイラ病が再発しそうだ。
ラブコメはもう終了なんでしょうか?
クールお嬢もイイけど弾けたセイラも見てみたいな。
それを見せるのはキャスバル兄さんしかいないだろう。
ある意味、セイラを受け止めてあげられるのもキャス兄だけだし。
それが萌でもあり、可哀想でもあるのだな〜。
>626
スレッガーさんの続きならミニフロでやってます。
弾けたセイラさんかあ。クールでもときメモでもなく?
それはシャアに甘えてるセイラさんってことかな?
>>628 ソースっね。
小さい頃の想い出にひたる二人とか・・・・仲良しの頃を懐かしむ二人とか・・・・
それがわかるのも二人だけでしょう。(なんか当たり前のこと書いちゃいましたが
それをヤンチャしたい盛りの年頃の
セイラ×シャアが見せるというのも一興なのであります。
スレッガーもいなくなり、シャア×セイラも始まらず・・・
なぜなぜ?
632 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/03 00:46 ID:qUMpmXvk
書きたいけど自分はシャアxセイラじゃないからなあ。
>632
まさか、アムロ?
まさか、って(藁。
ここで始まらないのはアクシズでやってるからでなく?
ところでこのスレにいきなりアムロxセイラ(激エロ)を書き込んだ
人は別スレでけっこう頑張っている。
最初は「エロ厨か?」と思ったが、最近ストーリー性を増してきた。
激しいエロ描写は続いているのでシャア派にはお薦めできない(藁。
が、セイラおよびその他のキャラの不愉快な改変はないし、公式
ストーリーとも無矛盾にZZ時代まで展開していて読み応えアリ。
>633
アムロxセイラです(セイラ@Zから急にです)
なので、>635さんの言ってる職なりさんの行方はバッチリマーク。
>634
それはあるかも。
アクシズに期待って感じかな。
>>635 セイラ@Z第2弾の、1年戦争クライマックス時のストーリー、
倉庫に行ってしまったけど、あの続きをちょっと過激にしたかんじだよね。
アクシズって何?(あ、えーと、ガンダムのストーリー上のことはわかりますよ)
そこに行けばシャア×セイラが見れるのですか?
639 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/05 22:48 ID:/bXB4qTE
今は見れません。
セイラxスレッガーでしょ
みにふろも始まらないね・・・
ミニフロは今壊れていて書込めないのですよ。
こっちも書いてくれ
>643
禿同
ほっへん ほっへん
1stの続きはぁ〜?もう誰も書かないのかな。
オレ、こっちで展開してた話の方が好みだ。
ならばミニフロ復活待ちか!
当分ミニフロは直らないんじゃないかな。
650 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/13 23:02 ID:0eqfSG3o
あげ
業務連絡なんですが、よろしければ、
ここでセイラ@学園ラブコメを書いてくれていた職人さんの
コテハンをいただきたいんですけど・・・って無理ですかね(w
HPで文章を流用させていただいているので、
もしアレだったら、連絡下さい。ミニフロにURL貼ってます。
シャアに腕捻られるセイラタン・・・・・ハァハァ
17才のガキじゃん
セイラに惹かれるのは、彼女がお姫様だからか?
しかも宿敵シャアの妹・・・ヒロインの王道だ。
そして美人でクールなのに時にメソメソするのがたまらないのか?
そこがリリーナと違うところか。
リリーナって誰ですか?
>656
Wing
Wingって何ですか?
あげ
>>652 なーんだ、腕「ひねられる」か、エースのシーンか。
一瞬、「シャアに腕枕されるセイラタン・・・」かと思った。
これならハァハァものなんだが。うーんでもどっちもいいな。
アムロに軽口を叩くセイラさんってのもイイ!と思う。
保全しとくね
保全age
>>655 自分の場合、いつもは聡明で気が強すぎるぐらいの美人お嬢様が、
兄の前に出たとたん、固いガードがはずれて弱々しくなるところがたまらないっす。
めぐりあい宇宙・テキサスコロニーでの「お兄ちゃん…うぅ…」ってのに、ハッとした。
「兄さん」じゃなくて「お兄ちゃん」。
ある意味幼児退行してるよな、あれ。
>664
そうっすね。
ジオンもニュータイプもあんまり関係なくって、あくまでも
お兄ちゃんと私っていう視点。
セイラさんがジオン派を引きつれてザビ家に対抗する、なんて
話しになってもドラマチックだったんだけど・・。キャラ違うか。
>>665 セイラが生徒会長(一応、男女別ということで)に祭り上げられて
ガルマが良からぬ想いで追いかけて立候補して
シャアが企みを見抜き阻止しようと立候補する
ドタバタコメディ&Love仕立て
なんてストーリーはどうでしょう
667 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/24 19:19 ID:Rqme6cF6
>>664 >めぐりあい宇宙・テキサスコロニーでの「お兄ちゃん…うぅ…」ってのに、ハッとした。
空耳と違うか?
「お兄ちゃん」は無いぞ?
>>669 くずれおちながら、「お兄ちゃん」って言ってたような気がするよ。映画版。
>>669 ハゲシクゴバク(w
も一回見直してみぃ・・・。
キャスバル兄さん・・・としか言ってい無いって。
願望が幻聴を起こしたと思うぞ。
671 :
おりゃ:02/04/25 21:43 ID:ORPAUHyQ
_, -‐ '' """" ' '‐-、
-‐'. \
/ ヽ 、
/ 丶
/ 、 '.
/ / , ) `、
/ ィ _ノ / ノノ , )
,/ / _,,二-‐ '〜 ' ´、、、,;;;,fr" ノ
/ .| ~ r7。ア: , r7。>/ /´
/ | ヽゝ,ソ ( ヾ,ノ ; i
/ | > | |
! | ´ i | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヾ、 、 | r_‐, ./ .| <おじさま!もうエロゲをするの止めてください。
ヾ \ |\ ‐ / ノ \ \ 私としてください。
`ー--、、、/ \. /-‐ ' ´
/\ `i '', ´
__ , -‐'i ヽ、 ノヽ‐- 、、、、、
/ ̄ ̄ | 入 | \
/ . | //i ヽ | |
/ ヽ | // i.| \| i )
/ | ヽ/ / イ.| | イ
/ | / // } | |
TV版だったかアニメフィルムブックで「お兄ちゃん」って言ってるんだよ。
673 :
664:02/04/25 22:15 ID:???
>>672 あっ、先に言われた(w
>>668 >>670 おいお前ら、それでもセイラさん好きですか?!一体どこ見てるんです、軟弱者!
確かに映画版では普通に「キャスバル兄さん」です。が、しかし…!
旭○出版から出ているフィルムコミックP96を見てください!
「おにいちゃん」と言っています!
あとどっかの評論家もセイラさんの「お兄ちゃん」発言について何か言ってたし(記憶がおぼろだスマソ)。
ホントの台本の台詞は「お兄ちゃん」だったのかなぁ…?
>旭○出版から出ているフィルムコミックP96を見てください!
>「おにいちゃん」と言っています!
誤植。
お前ら、誰かが書き写した物より、セイラさんが語った事の方が大切と
違うんかい。
あー、今映画版みてみたら、言ってなかったよ「お兄ちゃん」って。
あれー?井上遥の声で頭の中に響いていたのは幻聴か!?
回想シーン
「兄さ〜ん、兄さ〜ん、キャスバル兄さ〜ん、ドコへ行っちゃうの?兄さ〜〜〜ん!!」
幼少の頃のセイラでさえ「兄さん」なのが17歳で「お兄ちゃん」になるのは
著しく不自然だろう。
こんな初歩的な部分で、脚本も校正時にチェック漏れが有ろうはずも無く、
「お兄ちゃん」と聞こえるなら幻聴か、録音状態で「そう聞こえなくも無い」
程度でしょう。
「オレにはそう聞こえた」と言うなら「オレにはそう聞こえない」と同じ事なので。
<終了>
677 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/26 21:10 ID:CbaKIu4o
ここにいるオタどもは逝って良し!!
でも、普段「兄さん」と言ってるのに、兄が去ろうとしてる時
つい「お兄ちゃん」とつぶやく演出は悪くないよね。(実際はどうであれ)
老いた母親が死んだとき、大の男が思わず「mum」→「mommy」と呼び、すがる、とかさ。
ちょっとぐっとくる・・・
どっちにしろ久々の盛り上がりで悪くなかった
680 :
手夢例:02/04/28 04:46 ID:NAWqfy5E
おまえら、いい病院おしえてやろうか?
681 :
:02/04/29 16:45 ID:vlh2l7ds
あげ
昔は車で迎えに来たもんだがなぁ
684 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/02 15:14
前は保全あげなんて必要なかったのに・・・・・
そうだねー。
シャアがカミーユみたくなったら、
やっぱり最後はセイラさんが面倒みるのかな?
それもアリだね!
セイラさん、もしかしたら幸せかも。
688 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:32
何も思い出せなくなった(わからなくなった)シャアがセイラに・・・・・・
なんてことも!
こりゃ、拒む理由はないよな。セイラタン!
689 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:35
性交女セーラ
690 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:38
性裸さん!
そういえば私の糞スレ・・・「セイラ・マスですが何か質問有りますか?」が、過去ログに・・・。
悲しいものね・・・。
692 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:40
ウッソ「セイラさんはぁはぁ・・」
セイラ「さぁいらっしゃい・・ぼうや・・」
693 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:42
セイラた〜ん!生でやらして!
694 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/06 02:45
シーブック「セイラさん?どういうの?いったい・・」
セイラ「なかなかの好男子じゃなくて・・いらっしゃいな・・」
死ねよおめーら
お月様はちゃくちゃくと更新中
697 :
屁こき三良月 ◆xEf5xPZo:02/05/12 16:02
くらえ!
698 :
屁こき三良月 ◆xEf5xPZo:02/05/12 16:03
あああああきもいいいい
699 :
屁こき三良月 ◆xEf5xPZo:02/05/12 16:03
乳首って黒いんだな…
700 :
屁こき三良月 ◆xEf5xPZo:02/05/12 16:03
700ゲット
おっさんよ泣けや(ワラ
701 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/16 02:31
涙・・・ハァハァ
最近セイラさんの姿を見ない。
ハローのおもちゃにセイラタンの声が
隠れキャラで入ってる^^
(#`Д´)<マヂデスカッ
ハロ買って抜いてみようかな
705 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/20 00:37
ハロGETォォォォ〜!!
でも機嫌悪いんだよね。
>>704 キミにぴったりのセリフ、セイラタンに言われたんじゃない?
軟弱者!
軟派者!
軟珍者!
南極物!
語
おめこ
712 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/24 23:43
ホッシュホッシュ
713 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/25 02:19
ハァハァ
714 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/25 12:59
学園パロディがなくなってから、寂しいもんだ。
別サイトで続きをやってるようだけど管理人さんのもんだしな。
かといってこっちで別物を書くわけでもなし。
お持ち帰りされただけでも良しとしなくてはいけないと理解しつつも、割り切れないものがある。
終 了
716 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/27 22:49
続き書いてみたいなぁ。
むずかしそうだけど。
>716
お試しでもいいので、書いてみて!
お久しぶりです。
学園ラブコメをみにふろからお持ち帰りしたものです。マジレスさせて下さい。
>>714 正直、あの学園ラブコメが歓迎されていたとは思えなかったです。
手厳しいレスにも、結構ジサクジエンで盛り上げてたし。それは慣れているのですが、
一番堪えたのは、あの前後関係を無視したブラックボックスでした。
今更、死んだ子の年を数えてもって言われますかねw
みんなの反応を待って、だいたい
週末にしか書きこまないようにはしていたのですが、
キスさせたのがまずかったのでしょうか?w
本音を言えば、ここでセイラさんに あの
「泊まるから」
のセリフを言わせたかったです。
みにふろは書きこめなくなるし、踏んだり蹴ったりでした。
このスレについては、自分が書いたレスが分かるようにして、
自サイトで現在展開している内容と比べられるように公開しようと思ってます。
あと、これから続きを書かれるのであれば、
うちのサイトでのオリジナル設定は、取り入れないでいただきたいのですが、
それだけお願いできますでしょうか?
どうかよろしくお願いします。こちらでの展開も楽しみにしています。
>>718 アクシズにURLおいてますので。
>>719 お持ち帰りするぐらい思い入れがあるということで、応援してまーす。
でも自分の文章を書きなおしされるのは、ちょっと複雑な心境ですねー。
うう、この展開は私のアイディアなのにぃ、みたいな。
まー、それもあって、ジョ○ー君登場させたりして、管理人さんオリジナル
にしていってるんでしょう。
キスさせたのも、その後彼女を泣かせたのも書いたのは私じゃありませんが
そんなハプニングもリレーの醍醐味かなあ、難しいなあ、なんて思いながら
筆は進まず。ここから奪取した管理人さんの、気持ちの強さに負けたって
感じでしょうか・・・・。
更新、楽しみにしてます。
ここでは・・うーん、変態仮面君の復活に期待、かなあ。
沈んでしまうのは、ちょっと悲しいね。
>>720 そう言っていただけると有難いです。
他の方が書かれた文章を手直しするのは自分的にもかなり抵抗がありました。
かといって、そのままコピペしてもいいのかな、という疑問もありました。
初期段階の設定だけは、どうしても動かせなかったので、
一度そのことを確認したくて、書き込みをしたのですが、スルーされてしまったので、
やっぱりあまり快くは思われてはないのだなあということだけは感じてました。
同時にログを公開しておけばよかったですね。
このことについて、どのように対応していいのか迷いましたので、取合えず、
ここでのログを公開してサイトの方のSSは閉鎖しました。
SSも他の方が書いた展開を引用させていただかなければならない段階は
終了しましたので、
後は、ここで自分が書いた展開のみとオリジナルを混ぜて話しを進めようと思ってます。
例えば、フラウが服を貸したとか、ララァが寮にやって来たとかいう場面は、
使ったりすることはありませんので、どうぞご理解下さい。
当面は続きを読みたい人にだけ、URLを渡すという形にしようと思ってます。
どうもお騒がせしました。
そしてサイト公開することで、少しでも不快な気分にさせてしまったことを
申し訳なく思ってます。
ここでの話、単純にすごく楽しく読めてハマってた。
もうこの話の続きやってみたりしないほうがいいかな?
723 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 00:17
誰もサイトの非難なんてしてないと思うのだが。
ただ話持ってかれて、このスレもすたれてさびしいってことでしょ。
対応早いね。住み慣れてる(藁)
どうしてageるのれすか?
725 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 00:25
正直、井上遥の声が苦手なんだな。
726 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 00:29
実は白石冬実もちょっと。
>>719 >一番堪えたのは、あの前後関係を無視したブラックボックスでした。
あの、それはひょっとして、一転して場面が生徒会室へ移って〜 という下りの事を
言われているんですよね?
すいません!
あれを書いたの、私なんです。。。
当時すごく楽しみに読ませて頂いていたのですが、スレッガーさんとのキスの後、
更新がパッタリと止まった時期があって、早く続きが読みたい!でもきっと職人さん達も
思案中なんだろうな、じゃぁ本筋に関係無い(差し障りの無い)あたりを書いてみよう
かな、と軽い気持ちだったんです。
だからセイラが泣いてる理由も、次に書かれる方がどうにでも取れるよう、ぼやかした
つもりでした。決して前後関係を無視するつもりはありませんでした。
今思えば、
>>719さんは読者の反応を見ようと「待ち」の状態だったのですね、、、。
そこに割り込んだりして…本当に申し訳ない事をしました。
あの後すぐにミニフロに移動宣言をされたので、気分を害されている事は感じていま
したのに…今ごろになってごめんなさい。
リレー小説って難しいですね。
でも、あの時の話がどう転ぶか分からないところが、すごく面白かったので、出来たら
またここで読めたらなぁと思います。
私が設定したちょっとした事(ブライトが生徒会長、ミライが副会長)が、ミニフロで
使われていてすごく嬉しかったです。これがリレー小説の醍醐味ですね。
なんか反省会みたいになってきた・・・
こういうスレもあるのね…たまにはイイ!
ようやくわかった!
721さんがこのスレを捨ててお持ち帰りしたのは、
キスをした後のセイラさんの涙に納得できなかったからなのか!
727さんのレスを読んで、読み直しちゃったよ〜。(当時はなにがなんだか・・)
そこをどうにかして自分好みのセイラさんに結びつけるのが、
リレー小説なんじゃないかなあ。無理やりでもいいと思うけど。
微妙にセイラさん像が違うのはしょうがないし。ちなみに私のセイラさんは
表向きはもっとクールよ。
731 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 02:28
本当に反省会だなワラ
しかしそこまで言われると真紅の稲妻で続きを書きたくなるよ
732 :
ジャ イヤン イヤン! :02/05/29 02:40
(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ(´Д`;)ハァハァ
733 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 08:09
サイトの方見て来た。
「他の人はジョ○ニー使うな」とはまた傲慢な。
元々がパロなんだから、その理屈は通用しないんでは?
全く関係ないですが、このスレすごく長いですね。
735 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 11:09
こちらでの展開を楽しみにしてますとは言うけど→書けるものなら
書いてみろ、今までの話はほとんど私が書いたのよ私のネタは使わないでよね
・・・・とは・・・・・・・
ここにいる粘着はかえれ
職人さんたちの反省会は大いに結構なんだけど、
まさか2chのリレー小説で著作権主張する人が現れるとは
ちょっと意外ですね。
私は学園ラブコメには参加していないロム専だったのですが、
去年の夏の@Ζでは、もっと職人同士が楽しんでいたような
気がします。(あれも最後荒れたけどさ)
どんな設定であれ所詮アニメ、それもパロディの世界でそれを
楽しめる人間が集まって遊んでいたのをお忘れなく。
>>737 著作権なんか主張してないし、ここに書いたネタを使うなとも言ってないです。
>>735 はただの煽り。
自サイトはオリジナル化しようとしてたので
自サイトで新しく書いてたネタは使わないでほしいと言っただけです。
でも、もういいです。
ジョニー・ライデンでも何でも好きなだけ使って下さい。
2chでスルーされなければやめるつもりでいたので、サイトは閉じました。
とりあえず、他の方が書かれた内容だと分かるようにログだけ公開してます。
しかし自分の思惑とは裏腹に、シャア×セイラにダントツの支持が集まってましたね。
そんなもんなんでしょうね。
739 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 17:44
>735
サイト撃沈、よくやった!
それで、次の攻撃サイトはどこですか?
740 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/29 20:53
なんか、過剰に反応する人だなぁ。
元々誰もお持ち帰りを非難なんてしてないのに(寂しくなったって言ってただけじゃん)→サイト一部閉鎖→2CH時代の自作部分の主張→オリジナル(?)キャラ使用への牽制→で、それについて疑問視されると、ついにサイト閉鎖ですか…。
自らトラブルに飛び込むタイプ?
損だよ、マターラ生きよう。
ここまで発展してきたし面白かった。そろそろ
また再開してみたりしてみるとか。と提案してみたり。
>738
2chからの設定を使っている段階でオリジナル化にはならないと思います。
それでも、のんびり続ければいいと思いますけど。
多分、ここにいる人みんな更新を楽しみにしてたと思いますよ。
参加できなくて、さびしかっただけで。
>742
ここから再開できたら、アナタはスゴイ!
・・といいつつ、続きをちょっと考えてみたりして。
スレッガーとセイラはキスの後もいい雰囲気で「明日部屋に遊びに
いってもいい?」なーんて。しかし!二人が別れたあと、スレッガーに
片思いする男友達(?)がセイラを呼び止め、実はスレッガーはホモで
自分達は愛し合っていると・・・信じようとしないセイラだが、彼の
腕に彫られた"S"の字の刺青(ここだったか!イメージは本編のスレッガー
さんのヘルメットのマーク)を見て、まんまと信じてしまう。
ショックをうけ、セイラはシャアと避暑地へ。
バイトも休んで部屋でセイラを待つスレッガーさんは、当然待ちぼうけ。
一度は近づいたかと思われた二人の距離が、以前よりも遠く離れてしまうのであった・・・。
つ、つ、つながったあああ!(w
本当に本当にスミマセン。こんな時に。脳が刺激されてしまいました。
745 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/30 08:13
お!イイねっ!
誰か続けてー!
別荘でのことはおいらにまかせろ!
夜にでも書けそうな予感。
744です。
自分で書いててなんですが、スレッガーに片思いする男友達って、誰?
いや、最初は738さんの、ジョニーでもなんでも使ってください発言から
つい彼で連想してしまったのですが・・・。まさか使わないでしょう。
(よく知らないし)
>738さーん
このスレでは738さんのサイトは認知されてたと思いますよ!
そう言わずに、がんばって公開してください。
ローカルでやるなんて、ズルイ!(・・何が、と聞かれると困る)
>747
リュウとか?
リュウ!ご、ごついですね・・。
うーん、でも、リュウにホモッ気があるかないかは別として、
リュウがいくらスレッガーを好きでも、セイラに嘘をつくような
卑劣なマネはしないような・・・。愛が人を狂わせるのか?
だからといって、とりまきの女の子に言わせても、セイラさんは
ビクともしないと思うんですよね〜。
男の登場なんて、予想もしないところが、彼女の動揺と疑惑を誘う!
うーん。他に何かセイラの涙に続けられる方法ってありますかねえ。
はっ!
ハ、ハヤトは・・・?・・うーん・・。
(はじめは無理だと思ってたのに、結構続きを真剣に考えてることに気づく)
ロンデニオンへの移動中、ずっとセイラは話しつづけている。
「馬で遠乗りしたいわね、兄さん」
「ああそうだな、友人はいい馬を持っているといっていた」
「そうそう、向こうでは私が料理をつくるわね。またレパートリー増えたのよ。
兄さんは何が食べたい?」
シャアはいつもになく明るく振舞う妹に不信感を抱く。あの日彼女に何があった
のだろう。
あの男のことだろうと察しがつくがそう考えるだけで不快感がつのる。
妹は自分だけには何でも包み隠さず話して欲しい。
親とはほとんど会えなかった幼い頃から二人でそうやって生きてきた。
今夜二人になった時に悩みを聞き出そうとシャアは決意する。
「...そうだな、かつカレーがいいな」
「和食ね。作った事ないけど挑戦してみるわ。レシピを検索しないと」
再び機関銃のごとく話し出すセイラを見つめながら彼は小さく息を吐いた。
うわーっ葛藤の間にはじまってしまった。
しかも、かつカレー!ちょっと、はいりました。
うう、白兵戦の時ちらっと登場した謎の金髪美少年にするか!?(コアすぎ)
「アルテイシア、また料理の腕を上げたな。本当に美味しかったよ」
食後のお茶を飲みながらシャアは言った。
「誉めすぎよ。ちょっと失敗しちゃったもの。今度はもっと美味しく作ってみせるわ」
セイラは少し頬を膨らませながら答える。
「そうそう、レシピの検索をしていたら見たこともない料理をみつけたの。
『そばめし』って言うのだけど、美味しそうだったわ。明日のお昼にでも作ろうと思うの。
なんとヌードルとライスが一緒に炒めてあるのだけど・・・」
「この前何があった?」
「え?」
突然真剣な様子の兄に驚き、セイラは聞き返す。
「アルテイシアが泣いた日だ。あれから様子がおかしいぞ」
「そうかしら?私はいつもと同じよ」
兄の真剣な眼差しから避けるように横を向きながらセイラは答えた。
しかしシャアは歩みより、セイラの肩を両手でつかんで彼の正面に向かせて
目を覗き込む。
「つらい事があったのか?」
兄の心配そうな声と掴まれた肩から伝わる体温を感じふいにセイラは涙がこぼれそうになる。
また先輩と会ったなんて言える訳ないじゃない。それに自分でも未だに信じられない、先輩のことが
好きだなんて。そして弄ばれてたなんて。セイラは兄にすがり付いて何もかも話してしまいたい衝動に駆られながらも
必死にこらえて答える。
「ないわ。あの時は自己嫌悪に陥って情けなくなったの。自分はまだまだ子供なんだなって」
嘘は言っていないはずだ。
「本当に?」
「ええ。心配かけてごめんなさい」
シャアはセイラを抱きしめた。
「あまり兄さんに心配かけさせないでくれ」
「わかったわ」
もう二度と兄に心配かけまい、とセイラは彼の胸に顔を埋めながら思った。
そのときふと頭をもたげたもうひとつの懸念。
「ララァさん・・・って言ったかしら。あの人は兄さんの何なの?」
「・・・彼女は私が今ひそかに進行しているプロジェクトの最重要人物なのだ」
「恋人なの?」
「・・・違う。いわば同志といったところかな」
詳しくは話してくれないのね。でもそれは自分も同じだ。
兄には話せない。セイラは身体を離して言う。
「・・・明日は早起きして遠乗りにいきましょう。もう寝るわ」
部屋を出て行くセイラの背中を見送ったあと、
シャアはソファに力なく座り込んだ。
もう子供じゃないのだな。全てを話してくれなかった。
お互い様だと自分に言い聞かせようとしたが、
この胸に広がるなんともいえない寂しさを拭い去る事は難しそうだった。
乗ってきていっぱい書いてしまった。申し訳ない。
つづきまで考えたりしてるのだが
やめといたほうがいいか。
757 :
通常の名無しさんの3倍:02/05/30 22:21
うわ〜ん、オモシロイッ!!
続きお願いしまーす!
のってるときは、ガンガン書くですよ!!
お願いしまーす!
「そばめし」にもニヤニヤしてしまった。
つづき書かせていただきます。
・・・眠れない。当たり前だわ。まだ8時だもの。
明日は早起きだとは言えあまりにも早く部屋を退出しすぎた。
セイラは寝間着に上着をはおり寝室のバルコニーに出た。
秋のひんやりとした風が心地よく吹きつけ、風呂上りの身体を
冷ましてくれる。(コロニーに季節があるかわからん)
ぼんやりと目の前に広がる木々を見つめていると、
隣の部屋のバルコニーに、シャアが出てきた。
「なんだ。まだ寝ていなかったのか?」
「兄さんこそ」
「いくらなんでも早すぎる。ジャグジーに入ってきたんだ。気持ちよかったぞ」
なるほど風呂上りらしい彼は髪の毛がぬれており、バスローブを羽織っている。
柵越しに見慣れない兄のそんな姿に戸惑ったのを隠すようにセイラは答える。
「そんな格好じゃ風邪引くわよ」
「そうだな。アルテイシア、眠れないならこちらにこないか、
せっかくの兄妹水入らずの夜なんだ」
セイラは廊下を廻って兄の部屋のドアをノックする。
「どうぞ」
返事を待ってドアを開けるともう兄は部屋着に着替えていた。
シャアは妹をソファに座らせると、グラスを差し出す。
黄金色に光る液体に大きく削りだした氷が浮かんでいる。
「今日ぐらいいいだろう」
「そうね。いただくわ」
シャアもグラスを持ってセイラの隣に座る。
「・・・」
しばらく無言だった。何を話せばいいのか。
お互いなにかしらの秘密を抱いているのを感じ、気になってしょうがない。
しかしそこから踏み込むことは躊躇われる、そんな雰囲気だった。
セイラはグラスを傾ける。良い香りが口中に広がって滑らかな
液体がゆっくりとすべり落ちるのを感じる。氷がグラスにぶつかり
澄んだ音をたてた。
ドキドキするんですけど。
「・・・アルテイシアは覚えていないだろうが、私が6歳の時のことだ」
突然シャアが話し出す。セイラは驚きながらも同調して続ける。
「私が3歳の時ね。覚えてるわよ。兄さんは髪の毛を伸ばしていたのよね」
あえて隠し事の話題を避け、幼い頃の思い出を切り出してくれた兄に
セイラは感謝しながら話を続けた。
幼い頃母に死に別れ、父は仕事が忙しくまた国の最重要人物だったため、兄妹は
つらい思いをすることが多々あった。そのたびに兄が庇い、守ってくれた。
ひとしきり思い出話に花を咲かせて一息つき、セイラは言う。
「兄さんがいなかったら私どうなっていたかわからないわ。守ってくれて感謝してる」
「何を言うんだ、アルテイシアが居たからこそ私もここまでこれたのだ。
守るべき存在があったからこそ、だ」
「キャスバル兄さん・・・」
お互いなくてはならない存在。二人は見つめあい、分かり合えた気がする。
「・・・明日は早いぞ。そろそろ眠らないか?酔いも廻ってきた」
ふと目をそらし、シャアが言う。
セイラは思う。気持ちが通じるってこういう事なのかしら。
先輩の時のような独り善がりとは違う。スレッガーのことを思い出してしまい
それを振り切るように兄に尋ねる。
「そうね。ねぇ、一緒に寝ちゃだめ?昔みたいに」
離れがたい気がしたのだ。
「酔ってるのか?甘えん坊だな」
「良いじゃないの。折角なんだし」
セイラは早速ベッドに潜り込んでしまった。
「仕方ないな」
シャアはつぶやき、部屋の照明を落としてセイラのいるベッドに入った。
シャア、優しいなぁ。。。
シャア、セイラの兄弟愛に萌え!
なぜか乗ってきて書いている者です。自分もかなり暴走だな(w
兄弟愛どまりにしといたほうがいいか?それよりも?と迷うところだ。
な、なにを迷っているのです〜!
マジですかっ!えええ〜、見てみたい気もしますが・・・
どきどきするよぉ〜、セイラたん。
私としては、尋常ではないほど仲がよくて、互いに独占欲
みたいなのは持つけれど、男女の仲にはなって欲しくないかなぁ。
兄妹以上恋人未満という、微妙な関係が好きなので。
他人が見たら「兄妹で何やってんの、君ら」てなくらいに
ラブラブだけど、あくまでも当人達は無自覚という感じがいいかな。
「よくこうして一緒に眠ったわね」
セイラは擦り寄って腕をつかむ。
「寒いわ」
「そうか・・・」
シャアは腕を回してセイラを引き寄せた。
「暖かい」
セイラも彼の背中に手を回した。
頭を優しくなでられ、やがてその手が頬に触れる。
熱い息が顔にかかり、やさしく口付けされた。
「アルテイシア・・・」
セイラは思いもかけないシャアの行動に驚くが、
不思議と嫌な気はせず、むしろ喜びを感じて
背中に回した手に力が入る。
頬にあった手は首筋を伝い、次第に降りてくる。
その間も口付けは繰り返された。
その手が肩から下に向かおうとしたかと思うと
ふと彼の頭が離れ枕に落とされた。
「?」
寝息が聞こえてくる。寝てしまったのだろう。
セイラはほっとしたような、それでいて残念な気持ちになるのだった。
「酔っ払いなんだから」
そうつぶやいて彼の顔を覗き込み、唇を指でそっとなぞった。
落ち着こうとセイラは自分の頬を両手でたたいて息をつき、
眠りについた。
セイラから整った呼吸の音が聞こえてくる。ようやく眠りについたようだ。
シャアは静かに身体を起こし、そっとベッドから降り、
離れたソファに腰をおろす。
あそこで寝たフリをしなければどうなっていただろうか。
シャアはため息をつく。今夜は眠れそうになかった。
本当に申し訳ない。暴走した。
初めてなもんでやりすぎたかもしれん。
続きは四角関係?もっと複雑になる?楽しみだ。
ぎゃー、エログロ以外で、こんなきわどいシャアxセイラを
拝見したのは初めてです!
不思議と嫌な気はしなかった・・・・。
兄妹、姉弟で、こういうのって、十分ありえる話しだなあと
思うことがある。別にシャアxセイラ派じゃないけどさ。
わーい!!復活うれしいです!!
おかえりなさ〜い&ありがとうございま〜す。
最高の展開ですね。兄妹愛も許容範囲でしょう。
かつかれー、そばめしにはクスッと(Wでした。
スレッガーとの回想シーンをちょっと書いてみたけど
もうしばらくシャアxセイラのギリギリの休日をみたいと思ってしまった(w
セイラの甘えっ子ぶりはいつものこと?
それともスレッガーを忘れるため?
お持ち帰りサイトの方は、完璧に閉鎖しちゃったみたい。
残念。
誰も否定してないのは、ここでURLや管理人さんの名前、サイトの名前を
晒してないのでもわかるのに。
セイラさん中心サイトなんて、知ってるだけでも後2つぐらいしかないのになあ。
管理人さん、考えなおして!
ま、まだ回想シーンにははやいですよね!
ああ、キューをいただきたい・・。
ドキドキ週末旅行ははじまったばかりだわ。
いや、旅行は終わらせようと思ったが・・・。そろそろ次の展開にしていきたいしな。と言うわけで
空が白み始めた。結局一睡も出来なかったシャアはカーテンをそっとめくり、
窓の外を眺める。そろそろアルテイシアを起こさなければ。
そっとセイラの眠るベッドにもぐりこみ、やさしく声をかける。
「アルテイシア、朝だぞ。起きないか」
セイラがゆっくりと瞼を開けるとシャアの顔が間近にある。
セイラはシャアにそっと口付けをして答える。
「おはよう」
「よく眠れたか?」
「ええ。久しぶりによく眠れたわ。やっぱり兄さんと一緒だからかしら」
セイラはシャアに抱きついて胸に顔を埋めながら続ける。
「兄さんこそよく眠れたの?」
「ああ、熟睡した」
シャアはセイラの髪を優しくなでながら答えた。
「今日の午後にはもう戻らなくてはならないなんてつまらないわ」
「そうだな、また近いうちに二人で出かけよう」
「そうね」「さあ、起きよう」
シャアはセイラを促す。目の充血は気付かれなかったようだ。
こうして二人で過ごす休日はあっという間に終わりを告げた。
セイラさんったら、甘えまくりだ。
シャアは何を考えてこの眠れない夜をすごしたのか。
そろそろ回想シーン希望!
往きの明るさとは対照的に、ロンデニオンからの帰りの車の中でセイラは
ほとんど口をきかなかった。
見慣れた風景が流れていくと、嫌でもスレッガーとのことを考えてしまうのだ。
この週末、本当は先輩のウチに行くつもりだったんだわ。
何をあんなにはしゃいでいたんだろう、私は・・・・。
そっと唇を離すと、視界にスレッガーの呆然とした顔が広がる。
急に笑いがこみ上げたセイラは、パッとスレッガーから離れ、ふきだしてしまった。
「ぷっ、くくく・・・やだ、先輩・・なんて顔・・ふふふ」
硬直していたスレッガーは、その笑い声に、がっくりと肩を落とし、
ため息混じりにつぶやく。
「・・・なんだよ、それ・・」
「ご、ごめんなさい、だって・・くく・・」
スレッガーはベンチの背もたれに体をあずけ、笑いの止まらないセイラを
見上げた。
「からかってんの?」
「・・ふふ、怒った?・・あー、おかしかった」
そう言いながら、セイラはスレッガーに近づき、顔を覗き込み、微笑む。
「予期せぬ出来事が起こったときは、ああいう顔をするのね」
スレッガーは自分を見下ろし、いかにも楽しそうに微笑む少女をまじまじと
見つめ、『やられた』と思った。『ガキのくせに』と毒づいてもみた。
「おかえしってわけ?」
「うふふ、そうよ!まいった?・・・・なんてね、嘘よ」
「え?」
また、拍子抜けする。どうも調子がでない。当のセイラは、何故か頬を赤らめた。
「もう行くわ」ちら、と時計を見て、セイラはベンチの上に置いてあった鞄を取り
歩き出す。
「あ、ああ(やれやれ、わけわかんないなあ・・・)」
「・・そうだわ」ふと、行きかけた足を止め、スレッガーを振りかえった。
「週末、アパートに遊びに行ってもいい?夕飯でもつくってあげる」
唐突なセイラの申し出に、スレッガーはまた面食らってしまう。
『急に走って逃げたり、すねたり、笑ったり・・・今度はなんだよ、
自分のやってること、わかってんのかなあ、このお姫様は・・・』
心の中で文句を言いつつも、
「勝手にすれば?」と答えると、セイラが満面の笑みを見せる。
「よかった!約束よ」
少女の後姿を眺めている自分の口元が嬉しそうに歪んでいることに気付き、
スレッガーは『マジかよ・・』と、手で頬の筋肉をマッサージする。
そして、週末のバイトをリュウに変わってもらう方法を考えるのだった。
このまま例のホモネタに突入して無理やりつなげる場合
相手はオムルとジョブ・ジョンどっちがいいかなあ。
それはお任せします。別の人でもいいな。
走り出したくなる気持ちをどうにかおさえ、セイラは公園を出ることができた。
後ろを振り返り、スレッガーの姿が見えないことを確認すると、ホッと息をつく。
・・・私、頭がおかしくなっちゃったんじゃないかしら。
先ほどの会話を頭の中で反芻してみる。よくよく考えると、自分が一方的に先輩に
愛の告白をしたようなものだ。しかも・・・。
スレッガーの唇の感触が鮮やかに蘇る。
それほど嫌そうでもなかった、と思う。驚いていたけれど。
しょうがない、体が勝手に動いてしまった。やってしまった。
「・・・まあ、いいわ。勝手にしろって言ってたし」
そう思うと気分が楽になり、週末に男の部屋に行くという冒険を想像し、心が浮き立つのだ。
その時、誰かが後ろからセイラを呼び止めた。
誰か〜続きいっちゃってくださ〜い
チカラツキタ
ジョブジョン???
う〜ん、イカンイカン。
スレッガーの相手ってドズルしか思いつかないYO
ド、ドズル〜
「やらせはせん!やらせはせんぞ!!」ってか〜?
いっそ、マチルダさんとの疑惑が再度浮上する
展開は? なんて言ってみたり。
795 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/01 10:56
ドズル!わ、笑える!
スレッガーのこと「アニキ」って呼んだりするの?
でも、セイラは怯えるかもしれないけど、はたして信じるか・・
ショックは大きいな(w
うお〜、後ろから呼び止めたのは、一体誰!?
続きお待ちしてまーす!
ドズルで?
ところでドズルって一体何歳なんだ・・?
いや、ドズルはご勘弁願いたい。。
「セイラさん、ですよね。いや、アルテイシアさんとお呼びしたほうがいいのかな」
「あなたは・・・、確かジョブ・ジョンさんでしたっけ?」
話し掛けてきたのはスレッガーとライブハウスでセッションしていた青年だった。
男性にしては少々華奢で繊細に見える彼がピアノを弾く姿は印象に残っていた。
「そうです。お話したことはありませんでしたよね。はじめまして」
「えぇ、はじめまして。どんな御用ですか?」
スクープされたから知っているだろうとはいえ、自分のことをアルテイシアと呼ぶのに
警戒感を持ちながらセイラはたずねる。
「すみません、今スレッガーと話していましたよね。」
見られていた?セイラは驚き、ますます警戒をつのらせる。
「そ、そんな怖い顔しないでください。別に脅そうって訳ではないんです」
ジョブ・ジョンは落ちついた様子で続ける。
「ただ、ご忠告しようと思いまして」
「?」
「スレッガーは僕とステディな関係をもっているんです」
「どういうこと?」
「彼はご覧のとおり女性に人気がありますし、人当たりも良いです。
でもあなたと真剣にお付き合いすることはないと思います」
「・・・あなたがいるから私とはただの遊びだってこと?」
「遊びだなんていうものでもないです。誤解する女性が多いので
先にお伝えしたほうが良いと思いまして」
「スレッガー先輩が私にそう言うように言ったの?」
「いえ、僕の独断ですが、勘違いする女性が現れる度に
揉め事に振り回されるスレッガーを見たくないのです」
先輩に彼氏がいる?セイラは思いもよらない展開に理解がついていかない。
先輩は私が本当は嫌だったということ?
「そんなことスレッガー先輩から聞いてないわ。証拠を見せなさい!」
「じゃあこれを・・・」
見せたのは一枚の写真。
それはジョブ・ジョンとスレッガーがベッドでいっしょに眠っている写真だった。
衝撃的な写真にセイラは驚くが怯まずに言う。
「これだけじゃ証拠にならないわ」
「そうですか、これはあまり見せたくなかったのですが」
そういいながら彼は着ていたシャツの腕をめくって見せた。
腕にはタトゥーが施されていた。
どこかで見たことのある『S』を象ったマークだった。
そう、それはセイラがスレッガーの部屋で見たアルトサックスのケースに
貼ってあったステッカーと同じだった。
「彼との愛の証とでも言えばいいのかな。とにかく、
スレッガーに付きまとうのはやめてくれませんか」
「うそよ、信じないわ」
そう言いながらもセイラはいたたまれず走り出した。
信じられない。まさか先輩に彼氏がいるなんて。
私が付きまとうことは迷惑になるなんて。
ジョブ・ジョンの言うことは到底信じられるものではなかった。
セイラはスレッガーに直接会って真実を確かめたいと
思うのだが、怖かった。
もしその話は本当だと認められたら自分はどうすればいいだろう。
そしてセイラは今までの行動が自分からの一方的なものであるような気がしてきた。
自信が持てないのだ。
先輩は本当に私の行動が迷惑だったのかもしれない。ただ言えなかっただけで。
おお、ジョブ・ジョンね。うんうん、それっぽいです。
イイ!
真実を確かめなければと思いながらもできない。
拒絶されることが怖いのだ。でも確かめなければ。
そんな葛藤の中、半ば逃げるように兄と出掛けた。
先輩との約束も反故にしてしまった。
・・・私には兄さんさえいればいい。今回の旅行で確信した。
それは本当のこと。でも心の片隅には引っかかるものが
残っているのだった。
一気にあげてしまった。。。ドズルでは書けなかった。
とりあえず、スレッガーとの公園でのやり取りのあと
そういうことがあって、泣いたということで。
それにしてもこのあたり難しかった。
あまりうまく書けなかったなあ。
次はどうすればいいのか。
「アルテイシア?」
「え?な、何?兄さん」
「着いたよ」
言われて気がつけば、車は学園の駐車場に入った
ところだった。
ずいぶんぼーっとしていたらしい。
そんなアルテイシアを見てシャアは密かにため息をついた。
兄と過ごしているときは、かろうじて気を紛らわすことができたが、
寮に戻ってからはスレッガーのことばかり考えてしまう。
『・・やっぱり先輩がホモなんておかしいわ。
だって、そうしたらマチルダ先生とのことが説明できなくなるじゃない・・・
そうよ、そうだわ』
一度先輩と話をしよう、とセイラは心に決め、ベッドに入った。
「アルティシア、週末はどうだった?マスコミが大変だったんじゃない?」
月曜の朝の学園。教室に入るとクエスが話しかけてきた。
「兄さんとロンデニオンの別荘にいたから、静かなものだったわ」
「まーた兄さんね。いいけどさ、はい、これお土産」
鞄から綺麗な包装紙に包まれたお菓子を出して、セイラにわたす。
「サーカスに行ってきたの!楽しかったぁ〜。かっこいいピエロがいてさあ、
あ、写真見る?強引に打ち上げに参加してきちゃったの」
別に興味はなかったが、クエスは見せたくてたまらないらしい。
しょうがなく差し出された写真を覗き込む。
「クエス!あなた、お酒飲んでるじゃない!こんな写真見つかったらまずいわよ」
「いいから、いいから。それより、この二人!かっこいいでしょ」
クエスを真中に、左側に前髪の長い美形の少年と、右側に金髪のこれまたかわいらしい
少年が映っている。
「左がピエロのトロワ君。右がその友達のカトル君!素敵でしょう?」
「そうね、で?ピエロのトロワ君を落とすことができたわけ?」
「きゃ〜!姫様ったらお下品!んー、だめだめ、だってこの二人、できてるのよ」
セイラは驚いて写真を見なおす。
「えっ、右側の子、女の子だったの?」
「やだー、男の子よぉ。禁断の少年愛ってやつう?」
「・・!?」衝撃に写真を持つ手が震えた。
「・・だって、だって男同士でしょ?そんなことあるの?」
汗を掻きながらもぷるぷる震えるセイラの反応に、クエスは慌てて言う。
「あっ、あはは、アルティシアには刺激が強かったかな。噂!噂よ〜。
でもこの二人超人気者で、おっかけや同人誌まであるのよ」
「同人誌?」
「ああ、いいの、いいの。アルティシアには信じられないかもしれないけど、
こういう芸能系って多いみたいよ〜。男同士の恋愛」
「そ、そ、そうなの?」
「そうよう。俳優とかミュージシャンに、いっぱいいるじゃない」
「ミュージシャン?」セイラは笑顔を作ろうとしたが、みごとに失敗した。
「ほら、えーと・・アイ―ンのフレディ・マーキュリーとかさ」
「アイ―ン?あの、全身タイツを着てるロックシンガー?」
「そうそう、あっ違った!フレディはバイでした。両方OKなの。
どっちかっていったら、男のほうが好きみたいだけど」
「!!」
早退したい、とセイラは心から思った。
>809
写真に
×映っている→○写っている
でした。
「ちょっと、通してくださらない」
不意に硬い声が二人の会話を遮った。イセリナだ。
「おはよう、イセリナ!」
しかしセイラの挨拶は無視された。
目を伏せたままさっと机の間を通り抜け自分の席に
着くと、黙って教科書を取り出している。
…そうだった、ガルマとの誤解、そのままになっている。
頑ななイセリナには、もはや自分が何を言っても聞き入れて貰え
ないだろう。ガルマ本人から話してもらった方が早い。
昼休みを待って、セイラは大学部のガルマを訪ねた。
昼休みとはいえ学生が忙しく往来する研究棟に、高等部の制服で
来た事をセイラは後悔した。
廊下をすれ違う人みんなが自分を見ていく。
これでガルマに会いに来たなんて、噂を助長するようなものだ。
今更ながら自分の迂闊さに気づいて引き返そうかと迷う。
でも。ここまで来たんだもの、今更一緒だわ。
だいたい嘘の噂に遠慮して人目を憚るなんてばかばかしい。
そう思い直して、再び目的の教室を探しながら廊下を進む。
ガルマは確か兄さんと同じ研究室のはずだ。
ノックをすると中から「どうぞ」と声がした。
ドアを開けると、数人の学生がこちらを見て一瞬ぎょっとした
ような顔をする。さすがに怯んでセイラは言葉に詰まった。
「やあ、どうしたの」
嫌な空気を払うような、明るい声がした。ガルマだった。
席を立ってセイラのところまで来てくれる。
「君の兄さんなら、今実験室に篭ってるよ、呼んで来ようか?」
あっけらかんとした口調に救われた気持ちになってセイラは言った。
「あの、兄さんじゃなくて、ガルマに話しがあって」
「僕に?めずらしいね。いいよ。悪い、ちょっと出てくる」
最後の言葉は級友に向けて言った言葉。ガルマはセイラを促して
教室を出た。
学生カフェの一角でセイラとガルマは向かい合って座った。
ここでも周囲の視線は注がれたが、ガルマは一向に気にしていない
風だった。
二人分のコーヒーとサンドイッチを注文した後、長い足を組んで
話を聞く体勢をとる。
「悪かったね、週刊誌のこと。僕の不注意だ」
「え?」
「そのことで僕に話があったんじゃないの。記事を鵜呑みにして
色々言ってくる人もいるんじゃない?」
なんだか他人事のような口調に少し呆れる。
「ガルマは気にならないの」
「ふふ、遺憾ながらこの手のスキャンダルネタには慣れてるんだ。
やっきになって否定するより、放っておけば十日で忘れられるよ」
前髪を指で弄びながらガルマは笑った。
「でも君は女性なんだし。傷ついてるんじゃないかと気になってた」
「……」
「だけど大丈夫。あの週刊誌、次号で訂正記事が載るからね」
「え? あ、あぁ、そういうこと」
きっと家から手が回ったに違いない。でも…。
「イセリナ。知ってるでしょ?イセリナ・エッシェンバッハ。
彼女にはガルマの口から否定しておいて欲しいの!」
「いいけど。どうして?」
「どうしてって…。どうしてもよ。お願い」
「分かったよ、君がそう言うなら今日にでもね」
良かった。安堵してセイラは運ばれて来たサンドイッチに手を伸
ばした。これで問題がひとつ片付いたわ。残るは…。
「何?まだ気がかりがあるの?」
「え?そんなこと…」
いけない、表情に出ていたのだろうか…ガルマの問いに無理に
笑顔を作ってみせる。
「キャスバルが随分心配している。最近君の様子がおかしいってね」
帰省をガルマ一人に押し付けて妹を別荘に連れ出した事、ガルマは
シャアに謝罪されたが怒る気にはならなかった。不安定な気持ちの
妹を少しでも癒してやりたいという、シャアの気持ちが分かったから。
「恋愛関係なら、キャスバルより僕の方がよっぽど力になれると思うよ?」
再び無口になったアルテイシアに、ちゃかすように言ってみる。
しかし返って来た言葉に椅子から落ちそうになった。
「ガルマは、男の人と恋愛したことある? 同性でも惹かれあうって
本当?」
「え?ええ!??」
「! ごめんなさい!今の忘れて! ランチごちそうさま!」
セイラは制服のスカートをひるがえして駆け出した。
坊ちゃま〜!
このガルマ、イイ!今まではさんざんアホキャラだったのに。
ポイント高し。
821 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/02 15:48
ガルマいい奴だ〜。
シャアのこと理解してんだねー、親友って感じでイイ!
その日の夕方。
研究室にいたガルマは、時計で高等部の終業時間が過ぎたことを確認し、席を立つ。
「イセリナ嬢ね」
何故私がイセリナ・エッシェンバッハに週刊誌の説明をしなければならないのかは
よくわからないが、アルティシアと約束してしまったのだから、しょうがない。
男は約束を守らなければな。
部屋を出る前に実験室をのぞくと、シャアがいすに座り、足を机の上に投げ出して
窓の外をぼう、と眺めている。
「いよう、キャスバル、まだいたのかい?朝からずっとじゃないか」
「ああ、ガルマか」
ガルマは何気なくシャアのPCのディスプレイに目を落とし、意外そうな声をあげる。
「なんだよ、午前中から全然すすんでないじゃないか。どうかしたのか」
「言うなよ。なんだか集中できなくてな」
「はは・・休みボケか?おまえらしくない」
「休みボケね・・そうかもな」シャアがつぶやく。そして部屋を出て行こうとするガルマを
振り返り、思いついたように言う。
「ガルマ、もう帰るなら、たまには飲みに行かないか」
「めずらしいな!いつも忙しい君から誘ってくるなんて。・・・ああ、だが、今日は
先約があってね。すまんが、また今度だ」
セイラとの約束を第一優先する、どこまでも律儀なガルマであった。
ガルマに振られたシャアは、しばらくPCをいじったり参考資料を読んだりしていたが、
あきらめたように立ち上がり、帰り支度を始める。
校舎を出たが、そのまま寮には戻らず、駐車場へ向かいながら携帯電話を取り出した。
「先生、いらっしゃい・・・急にお電話いただいたのでびっくりしましたわ」
ドアを開けたララァは、それでも嬉しそうにシャアを部屋の中へ招き入れる。
いつも使う専用の一人がけソファに腰を下ろした彼は、サイドテーブルに置いてある
お香をぼんやりと眺めていた。
「どうしたんです?曲の打ち合わせは明日でしたよね」
紅茶を勧めながら、ララァはシャアの様子がいつもと少し違うことに気づいていた。
「ララァの顔が見たくなったから来た・・というのは理由にならないかい?」
紅茶を一口飲み、ララァに微笑みかける。「それにここは落ち着くしな・・」
「お疲れみたいですね・・ロンデニオンはいかがでした?」
「ああ・・・天気がくずれなくて、良かったよ。今の時期、人も少ないしな」
それ以上語ろうとはせず、再びお香から出る煙を目で追う。
ララァはそんなシャアに、彼が気に入っているバタークッキーを持ってきた。
「お食事、もう少し待ってくださいね」
そう言いながらクッキーの入った皿をシャアの前に置く。その手を彼がつかむ。
「食事なんていいよ・・・ララァ」
抱きしめられた。
シャアの体温を感じながら、何故今日はこんなに苦しそうなのかしら、とララァは
不思議に思う。
うおお!ララァに癒しを求めるシャア!!イイ!
しかし苦悩の元はなんだ!?
ララァのやわらかさを楽しみながらも、シャアは先ほどの
ガルマとの会話を思い出していた。
「あ、そうそう、キャスバル」
ドアへ向かった足音が戻ってくるのを感じて顔を上げると、
ガルマがまじめな顔をして立っていた。
「お前、男を好きになったことあるか」
「何!?」
笑い飛ばそうと思ったが、目がマジで怖い。
「男に魅力を感じたことは」
「い、いや…」
「そうか、そうだよな〜。いや、私もだ。じゃ」
……一体、なんだったんだ〜。
アルテイシアといい、ガルマといい、最近おかしいぞ、絶対。
いや、おかしいのは私も一緒か…。
ララァの不安げな様子に気づかない振りをして、シャアは
抱きしめる腕に一層力を込めた。
ガルマ、私は明らかに男より女に魅力を感じる男だよ…。
結局勇気が無くて放課後もスレッガーに会いに行くことが出来なかった。
その晩、ベッドに仰向けになりながら、セイラは今までの事を思い返していた。
―― 傘、はいってく?――
あの雨の日、雨宿りしていた自分に差し出されたスレッガーの腕。
―― もう一人で男の部屋になんか来るんじゃないぞ ――
初めてアパートを訪ねて行ったとき、そう言って窘められたっけ。
それでも生徒手帳を理由に訪ねていったんだわ。心のどこかでもう
一度会いたいと期待して…
―― もう来るなって言っただろ?――
―― これだから世間知らずのお嬢様は ――
子供扱いされたのが悲しくて店を飛び出した。
―― 音楽室で抱き合ってたって ――
――「スレッガー先輩の左肩には、M.Aってイニシャルのタトゥーが ――
あの噂は誰が言ってたんだったか…。
――あのスレッガーさんが、店に来てお酒も飲まずに食事だけして帰ったんですよ?――
――あんな健全なデートをさせるセイラさんって一体…ってね ――
フラウ・ボウの言葉。
――スレッガーさんって調子よく誰にもやさしいから。特に女の人にはね――
これもフラウだったか…。
――勘違いする女性が現れる度に揉め事に振り回されるスレッガーを見たくな
いのです――
あぁ、これはあのジョブ・ジョンとかいうピアニスト!
――フフ。最近、大事にしてる女のコがいるらしいじゃない? セイラさん、
だったかしら――
――まさか。全然関係ないよ――
――― 関係ないよ ――
セイラは溢れる涙を抑えることが出来なかった。
私先輩に恋してる。
でも、先輩にとっては迷惑なだけの存在だったの?
私、どうしたらいい?
これ、ときメモじゃん
ときメモってなに?
ライブハウス Pegasus では今夜もライブで盛り上がっていた。
特ににスレッガーのサックスソロが終わると女性客から歓声があがり
華やかなることこの上ない。しかし。
フラウ「ねぇアムロ、最近スレッガーさんの音、なんか荒れてる気がしない?」
アムロ「フラウも感じた?そうなんだよな…スランプって感じじゃないけど…でも」
フラウ「何か変よ、ねぇ?」
あの週末、スレッガーは・・・
スレッガーは片付いた部屋で4本目の缶ビールを飲み干し、片手で缶を潰す。
彗星のごとく自分の前に現れたセイラのことをずっと考えていた。
無自覚で、純粋なようで小悪魔だ。
突然のキス。いったいどういうつもりなのか。
しかも部屋に遊びにくると言った彼女は結局現れなかった。
今何かと注目される存在の彼女の身の上に何かあったのじゃないかと
スレッガーは心配になり、寮を訪ねてみた。
丁度出会った顔見知りのブラス部員を寮の前で捕まえ、聞き出すと、
兄と一緒に旅行に出かけたという。結局お姫様の気まぐれに
付き合わされただけということか。
「なにやってんのかしらね、俺は」
スレッガーは5本目のビールを空けながら一人情けなく笑うしかなかった。
振り回されただけ、とわかっていても彼女のちょっと気取ったような声、
きれいに切りそろえられなびく金髪、そして一瞬触れた冷たい唇の感触を
記憶から追いやることは困難を極めそうだった。
「・・・ビールでも買いに行きましょうかね」
スレッガーは早くもあけた5本目の缶を潰して放り投げ、立ち上がった。
アパートをでて、歩いていると、彼の横にエレカがとまった。
「ジョブ・ジョン?どうしたのこんなところで」
「スレッガー!奇遇だな。ちょっとそこに用があったんだ。
なんだよ、折角の週末にひとりなのか?」
「まあね。たまには一人の週末も悪くないのよ」
スレッガーの答えを聞いて、ジョブ・ジョンは顔を綻ばす。
「何喜んでるのよ?変なやつだな」
「べ、別に喜んでなんていないさ、じゃあまたな」
ジョブ・ジョンは去っていった。
「なんだよ?」
スレッガーは小さくため息をつくのだった。
役者がそろいましたって感じっすね!
セイラさんの苺白書、復活おめでとう!
「ま、しょせん住む世界が違うってこった」
最初っから分かってたじゃねぇか。
スレッガーは想いを振り切るように、その夜は一層
ライブに没頭した。
後ろではリュウがドラムを叩きながら心配そうに、
そしてジョブ・ジョンは一人笑みを浮かべながら
ピアノを弾いている。
そうしてそれぞれの夜は更けた。
―― 翌朝 ――
「アルテイシアったらどうしちゃったのぉ!?ひどい顔!」
腫れた目を苦心して冷し、どうにか登校したアルテイシアに、クェスの
容赦ない声がかかる。
「あ、こ、これ?そうなの昨日の夜TVで映画見て泣いちゃって…」
「へえ?そんな泣ける映画やってたっけ?」
「ええと――」
「おはよう!アルテイシア、クェス!」
不意に明るい金髪を靡かせてイセリナが割り込んで来た。くるりと回って
セイラに抱きつく。
「聞いてちょうだい!昨日ね、ガルマさまがね、校門で待ってて下さってね!
あぁ!全部聞いたわ、週刊誌、あれって完全なでっち上げなんですって!」
「だーかーら、最初っからアルテイシアはそう言ってたじゃん」
はしゃぐイセリナには聞こえないようにクェスがボソッつぶやく。
「まぁまぁ、いいじゃないの。丸く収まったんだから」
いつの間にかミライも横に来てニコニコしている。
「それでね、ガルマさまにね、今度のサマーパーティーでは是非私と最初に
踊って下さいってお願いしたらね、オッケーですって〜〜!!」
きゃ〜〜!と教室中がざわめいた。
サマーパーティーか、そういえばすっかり忘れていたけれど。
毎年高等部以上の学生及びOBで開かれるそれは、上流階級の子弟の多いこの
学園らしく本物の社交界と変らないほど立派なものである。
ここで知り合ってカップルになる男女も多いし、お目当ての異性がいる場合は
なんとか一曲でも踊りたいと、あれこれ根回ししたりする。
特に最初と最後のダンスは、それなりのステイタスと認識されているため、
人によっては激戦区となる。もちろんガルマやシャアはその筆頭だった。
「すごいわ、イセリナ!」
「あ〜ん、私も狙ってたのにぃ〜」
教室中の女学生が大騒ぎだ。
「ばっかみたい、パーティーなんて何が面白いんだろう」
「クェスは毎年そう言ってるわよね、私は今年はお相手どうしようかしら」
「あら、ミライ、心配しなくても生徒会長が絶対申し込んで来るわよ」
「ふふ、多分ね。アルテイシアは今年もお兄さま?」
元々兄以外の異性に興味の無いアルテイシアのパートナーはいつも兄だった。
正直に言うとダンス自体にもさして興味無かったが、他の女性が得意げに
兄と踊るのは許せなかった。
「最初と最後は私とでないと嫌よ」
「いい加減、ボーイフレンドの一人でも作った方がいいのではないか?」
そう苦笑しながらも兄は決まって最初と最後はセイラの為にパートナーの
座を空けておいてくれる。
そう、今年も、きっと…。
不意に、あのララァとかいう女性のことが気になった。兄さんは彼女と
踊るつもりなのかしら。
「そういえば昨日ブライトから聞いたんだけど」
そう置きしてミライが話す
「今年のゲストにね、OBのロックバンドが来るんですって。ウチの学園に
しちゃ思い切ったわよねぇ」
「へえ?なんてグループ?」
「ええと…なんだったかしら。なんでもマチルダ先生の推薦らしいけど」
「それ!もしかしてスレッガー・ロウのとこじゃない!?」
クェスが素っ頓狂な声をあげた。
思いもかけずその名を聞いて、セイラは心臓が爆発しそうになった。
それは大変だ!ついでにララァも歌わせたら、すごいことになるぞ。
はしゃぐイセリナかわいいねえ
もう、お人よしのガルマ坊ちゃまは押されっぱなしね。
で、イセリナのドレス姿にやられちゃうんだろうなあ。
わざわざ寮に行くスレッガー。
勝負あった!?
ララァが歌うんだったら、兄さんララァに掛かりきり。
また一悶着起きそうだ…。
>847
うん、なんだかんだ言ってもスレッガーさん
セイラに惚れてるね。
でも、彼の大人の部分がそれを思いとどまらせてる。
>849
週末セイラが部屋に来てたら、ある意味大人の部分が・・・
色恋に無頓着であり、涼しい顔して男を狂わす。(シャアは別)
そんなセイラにハァハァだ!!
部屋いっぱいにピアノの音が響く。
心にしみるような透明感のある音。印象的なメロディ。
ララァは、目の前に座って音楽レーベルF.I.Trax(Flanagan Institute Trax)?
のスタッフと編曲の打ち合わせをしているシャアの長いまつ毛を見つめる。
そして、昨夜の先生とは人が違うみたいだわ、と思う。
昨晩、ララァはシャアに激しく抱かれたが、彼の腕の中で奇妙な思いにかられていた。
シャアが火のような欲望を自分にぶつけてくればくるほど、何故か不安になった。
彼は、行為に没頭することによって、何かを忘れよう・・吹っ切ろうとしているように、
ララァには思えた。
そして、直感した。
シャアは妹への情欲を消そうとしているのでは?
・・・まさか!
はじめは否定してみたが、心から愛し合っている二人が、男と女を意識しても
不思議はないのではと思い始めた。ララァには肉親がいないので、そのような愛が
どういうものだか想像ができない。
しかし彼女の感性が、シャアと彼の妹に関しては、結ばれるのが自然だとも思わせるのだ。
思わずララァは声をあげる。
シャア、と彼の偽名を呼ぶ。
思考の動きが鈍くなっていく中、ララァは自分が嫉妬していることを自覚した。
シャアのまつ毛が動き、青い瞳がララァをとらえた。
「どうした?質問があるなら、言いなさい」
先ほどの曲はリピートされ、再びイントロが流れている。
「えっ?・・・は、はい・・・いえ、今のところは・・」
めずらしく頬を赤らめうつむくララァの姿を見て、シャアはいつものように表情を和らげた。
シャア×セイラ派ではないんですが、シャアの側の片思いとは新鮮な展開。
なぜ今まであまりなかったんだろう?
855 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/03 20:28
「なんだ?緊張しているのか?」
声音に微笑を含めてそう言うと、シャアは藤椅子に腰掛けた
ままのララァの前へ来た。
片膝を着き身を屈めるとララァの手を優しく握って言う。
「大丈夫、仕事の時はいつでも私がそばにいてあげる。
そうすればララァはいつでもララァらしく歌えるはずだ」
「はい、先生」
信じてついて行こう、それがシャアと一緒にいられる
唯一の道なのだもの。
856 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/03 20:45
(・∀・)イイ!
シャアとララァっていうのもいいもんですねえ。
なんだかシャアが好きになってきた。
シャアが魅力的に見えるのは(上手くいってる時の)ララァとの
組み合わせですよね。
セイラさんと色恋だと、やはりある種の哀しさとか切羽詰まった
感が出てしまいます。恋の醍醐味ではありますが。
あんまり人気はないけどララァっていい女なんじゃないかと思います。
その夜、シャアはガルマと二人バーでグラスを傾けていた。
静かに流れるオールディーズと、落とした照明が心地良い。
ホステスを一切置かないこの店は、無口な年配のマスター一人が仕切る
シャアのお気に入りだった。
「久しぶりだな、こうやって二人で飲むのも」
「君が忙しすぎるからさ。どうだい、例のプロジェクトは」
「あぁ順調だ。あと少しでコロニー中が熱狂する歌姫の誕生だ」
「楽しみだな。お手並み拝見だ、シャア・アズナブル」
グラスを軽く上げてガルマはシャアを見た。
「おい、気をつけてくれよ、君だから話すのだ。シャアの正体は一切
極秘でないとまずい」
話は自然とサマーパーティーのことに流れた。
「君は今年も妹君かい?」
「どうだろうな。アルテイシア次第だが。あいつもいい加減恋人の一人や
二人いてもいい年頃なんだが――」
ふと脳裏に スレッガーのバイクで送られてきた妹の姿が思い起こされたが、
馬鹿馬鹿しいと打ち消して続ける。
「――いつまでも兄離れの出来ない困った妹だ」
「そんなこと言って、アルテイシアに恋人が出来て困るのは、実は
君の方じゃないのか」
思いもかけないガルマの言葉に、シャアは自分の心を読まれた気がして
ギクリとする。
シャアの動揺には気づかずガルマは悪戯っぽい目を向けて続けた。
「君のラストダンスをめぐってご婦人方の大戦争勃発だ。あれは怖いぞ。
男が何人かかっても止められやしないからな!」
あははは、と陽気に笑う友人を見てシャアはほっと小さく息をつく。
「経験者は語る、だな。ガルマ。生憎私は君と違って普段の心がけが
いいから…」
「何を言う。教授秘書のマルガレーテ・リング・ブレアだろ、ゼミの後輩
レコア・ロンドだろ、それからOLのナナイ・ミゲルにぃ、あとは――」
つらつらと挙げられる女性の名に、もういい、もういい、と手を振って制止する。
確かに自分と付き合いのある女性達だ。ガルマめ、目ざといな。だが。
「レコアとは別れたよ」
「へえ?」
「君の情報は古い。それではいざと言う時使い物にならんよ。気をつけ給え」
逆襲とばかりに嫌味を言ってやる。
「それじゃこれはどうかな。掌中の珠、ララァ・スン!」
「!」
ふふん、と勝ち誇ったようなガルマの笑みが憎らしい。
「だ、だいたい私と彼女達は互いに割り切った大人の付き合いだ。独占欲だの嫉妬だの
くだらん感情は我々の間には一切ない。従って争いなど起ころうはずも無いのだ。
ま、あれだな、イセリナ嬢のようなタイプの方が思い込んだら一途そうな分危ないな。
気をつけろよ、ガルマ」
「よ、余計なお世話だ!キャスバル!!」
そうして、互いに互いを知りすぎるが故の、痛いところを突き合う二人の争いは深夜まで
続いたのだった…。
シャアったら、女好きだワ
ガルマとシャアも親友って感じでほほえましい。
ifならでは。
まったくシャアxセイラじゃなかったんだけど、
復活最初のロンデニオンの休日を読んでから、ちょっとはまってるかも。
シャアに。
865 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/04 08:30
シャアとガルマ、イイ!
なんかなごむわぁ。
しかしシャアってば遊び人ねっ。
まぁ黙ってても女の方から寄ってくるんだろうが…。
ララァはシャアが思うほどドライじゃないよね?
なんかかわいそう。
(最近ララァがお気に入り)
それでもひたすらシャアに真心を尽くすんだろうな…>ララァ
続き気になる!
職人さん、楽しみに待ってマス!
某スタジオにて
スレッガーとジョブ・ジョンが話をしていると
アムロとフラウが重いドアを開けて入ってきた。
「こんにちは、遊びにきちゃいました」
「よう、フラウ・ボウにアムロ」
「スレッガーさん、聞いたわよ。マチルダさんの学園のサマーパーティーに
出演するんでしょ?すごいじゃない」
「もう知ってるのか。こんなしがないジャズバンドを出演させるなんて
変わった趣向だよな。やっこさんたちも」
近頃真剣に音楽に打ち込むようになったスレッガーである。
そう言いながらも少し得意げだ。
学園のサマーパーティーの出演がきっかけで有名になったミュージシャンは
少なくない。学園に音楽界の重鎮でもいるのではないかとのうわさもあるが
真相は確かではない。
「スレッガーさん、僕をベースでバンドに参加させてくれませんか?」
突然アムロが切り出す。
「なに?アムロはベースできるんだっけ?悪いなぁ、もう助っ人は手配しちゃったんだ」
「誰です?」
「ウッディさんさ。彼のベースはすごいんだから」
「そうでしたか・・・」
落胆を隠さないアムロをみてスレッガーは顎をなでながら思案する。
「そんなにあの姫様に会いたいのか?」
言い当てられてアムロは動揺する。
「まぁ!アムロそうなの?」
フラウは目を吊り上げて怒った。
「いや、ち、ちがうって・・・。いたいよ、フラウ」
「じゃあボーカルやってみないか?」
「えっ?」
アムロはフラウの攻撃から身を守るのを忘れてスレッガーに向き直った。
「スレッガーさんまで!」
「いや、違うって。フラウ。前から思ってたの。アムロの声はジャズシンガー
向けだってね。歌も上手いし」
こうして、バンドにゲストとしてアムロも加わることになった。
「ララァ、デビュー前にサマーパーティーで歌ってみないか?」
「先生?本当に?」
「そうだ。いいテストになるだろう」
「緊張するわ。上手く歌えるかしら?」
「君の才能を信じている。上手く歌えるさ」
ララァはシャアの手を取り、小さな声で答える。
「先生がそうおっしゃるなら、がんばります」
「それでこそララァだ。がんばりやだな」
シャアも彼女の手を握り返した。
あと3日でパーティーが開催される。
誰かバンド名つけてくれー!
スレッガーのバンドってジャズで良いんだよね?
ピアノがあるし。
もしかして、ララァとアムロの出会いが!?
ドキドキだよーーー!
職人さんって何人くらいいるのかな?
ああ、なんか今はまっているハ○ルド作石の「BECK」
みたいな展開だ!
ウズウズする〜。
自分もアムロに歌わせようかと思ってたです〜。
>873
けっこういるんじゃない。4,5人ぐらい?
お持ち帰り職人さんもさりげなく書いてるような気がするんだけど。
>875
だったら嬉しいな。どんどん書いてください。
私も復活から時々書かせてもらってます。
書きながら、次はどうなる!?とか思ってる(ワラ
>>875 いやー、参加してないですよ。
っていうか、自分でも自分がいるような気がしてたんだけどw
では、続きどうぞ↓
>871
バンド名ね・・・難しいなあ
ララァの歌う曲名は「光る宇宙」とか?ソノマンマカヨ
ソロモン(Solomon?)なんてどう?>バンド名
いや、何となくですが。
明日はサマーパーティー。
セイラは部屋で一人ぼんやりとしていた。
結局あの公園での一件以来スレッガーとは話をしていない。
約束を反故にしてそのままなのはいけない事だ。
だが真相を確かめるのは怖いのだ。もし拒絶されたらどうしよう。
そう考えるとどうしても二の足を踏んでしまうのだった。
しかし明日のパーティーはスレッガーのバンドが出演する。
「パーティーに出るのやめようかしら」
そうつぶやいた時、部屋の端末に通信のランプが点灯した。セイラは応答のボタンを押した。
『アルテイシア、明日のパーティーはどうするのだ?』
「兄さん」
『その様子だとパーティーでエスコートをつとめる相手もいないようだな』
「明日、行かなきゃだめかしら?」
『何を言うんだ。私はアルテイシアのドレス姿が見たい。私も
忙しくて会っていないしな』
「わかったわ。うんとお洒落するわ」
『楽しみにしているよ。明日迎えに行く』
スレッガーが出演するといっても直接顔をあわせるという訳ではない。
それに兄に会える機会は近頃少ないのだ。
「まあ、何とかなるわよね」
そう言ったのは自分をむりやり納得させるためだったのだろうか。
883 :
名無しさん:02/06/05 20:20 ID:DlRTJQDX
「先生」
通信を切った背後から呼ばれた。
「そろそろ帰るよ、ララァも今日はゆっくり休みなさい」
椅子に掛けていた上着を掴もうとした途端、
ララァの細い体が胸に滑り込んで来た。
「帰らないで…。今晩はずっと側にいてください」
>883
Σ(゚д゚ )
885 :
名無しさん:02/06/05 20:41 ID:isqKIIIa
上着を掴み損ね宙に浮いた腕をそのまま廻して抱き締めると、
小さく震えているのが分かった。
「何を恐がっている?ララァならきっと上手く出来ると言ったはずだ」
優しく頬をなで顎に指をかけて上向かせると濡れた唇に口付ける。
舌を入れ甘く噛みながら、指はあやすようにうなじを上下する。
「まぁ無理もないかも知れんな、初めて大勢の前に立つのだから」
886 :
名無しさん:02/06/05 20:53 ID:O7KFBWIM
いつの間にか慣れて馴染んだシャアの愛撫に、体の芯が熱くなるのを
感じながらララァは思う。
私が恐いのは本当に明日の舞台なのだろうか、それともこの男を愛して
しまった自分自身だろうか…。
その頃某スタジオ
明日の本番に向け、メンバーは最終チェックに余念が無い。
「よーし、いい感じだ!アムロの歌も仕上がって来たな!」
「ありがとうございます、リュウさん。僕がボーカルなんて信じられなかったけど…」
「スレッガーの音感は神業さ!アムロの「音」が僕らの「音」と
ピッタリ合うっての歌う前から見抜いてたんだから!」
「ジョブ、お前が得意になってどーする!」
どっと皆が笑った。
「でもいいなぁ、アムロ。あのパーティに行けるなんて」
差入れを届けに来ていたフラウが言う。
「みんな着飾って、素敵でしょうねぇ。特にセイラさんなんか本物の
お姫さまだもん、綺麗だろうなぁ」
「誰だい、セイラって」
ウッディが聞く。
アルテイシア・ソム・ダイクンよ。私たちの間じゃ
セイラさんって呼んでますけど」
「え、あのジオン・ダイクンの!? それが何でまた…」
こんな連中と知り合いなんだよ?と出かけた言葉をぐっと
飲み込む。
「スレッガーさんの後輩つながりで」
「そっか、お前あの学園の卒業生なんだったな…」
「時々店に来てくれたりしてたんですよ。
そういえば、最近全然姿見ないなぁ、どうしてるの
かしら?」
ねえ?と振りかえるが、スレッガーは皆の会話から少し
離れたところで独りリードの具合を調整している。
「スレッガーさんたら!」
「あ? あぁ、そういえば最近見ないなぁ」
気の無い返事が返って来た。
「大方下々との付き合いにも飽きて来たんじゃないの?
姫君はさ。ね?スレッガー」
ジョブ・ジョンが言う。
「う〜ん、そんな人には見えなかったけどなぁ」
フラウは不服そうだ。と、不意に、
「はいはい!休憩終わり!最後の音合わせと行きましょうや!
泣いても笑っても本番は明日なのよ、皆サン!」
スレッガーが手を叩いて皆を促した為その話題はそこまでとなった。
パーティー当日、女子寮の前は着飾った皆がそろい、騒がしかった。
エレカが停まるたびに歓声や、落胆の声があがる。
ひときわ豪華なリムジン型のカーが停まり、降りてきたのはガルマ・ザビ
だった。ガルマが期待と憧れの目を向ける女性たちに笑顔を返すと、
多くのため息が聞こえる。ガルマはイセリナの姿を認めると、まっすぐ
彼女の元へ歩いてきた。
「お迎えにあがりました。イセリナ」
「ガルマ様、お待ちしておりました」
イセリナは嬉しそうに目を潤ませながら答え、彼の腕を取る。
「やあアルテイシア、君の兄上ももうじき君を迎えにくるだろう」
そういいながらガルマはイセリナと去っていった。
「イセリナ本当に嬉しそうね」
ミライが笑顔でそう言うのを見つめているセイラは少し浮かない顔だ。
「ミライ、今日は一段と綺麗だな」
振り向くといつのまにかブライトが立っている。先ほどのガルマの登場で
生徒会長の彼の姿も少し霞んだのだろうか、ブライトは苦笑している。
「ブライト、やめて。照れるじゃないの」
そう答えながらもミライは嬉しそうだ。
「じゃあ、先に行っているわね」
セイラに言い残して二人も出かけていった。
周囲のざわめきが一層大きくなる。
カーの扉を開けて出てきたのはシャアだった。
シャアは辺りを気にせずまっすぐセイラに歩み寄った。
「アルテイシア、そのドレス似合っている」
「そういう兄さんこそ、素敵よ」
兄の盛装は本当に似合っていて、まぶしい。
セイラはそんな素敵な兄を独占できる喜びをかみ締めるのだった。
パーティーは滞りなく開始された。
セイラは兄とともに歓談していたが、そこにシャアより少し
年上に見える青年が尋ねてきて、耳打ちする。
「わかったマリガン。すぐ行く」
シャアは答え、妹に向き直って続ける。
「アルテイシア、ちょっと席を外す。すぐ戻るからガルマ達の所へ
行っていてくれ」
そういってシャアは足早に去っていった。
セイラは一人になって寂しさを覚え、ガルマ達の姿をさがして歩き始めた。
会場ははざわざわとして、落ち着かない雰囲気だ。
パートナーが決まっている者はその相手と一層絆を深めようとする。
そうでない者はラストダンスの相手を見つけようと躍起になっている。
そんなうわついた雰囲気の中、ステージの照明が点される。
ガルマ達がいる所へたどり着いたセイラは、いよいよスレッガー達の出番かと
身構えながらもステージに目をやる。
しかし出てきたのは身体の線を隠す緩やかなラインのドレスを纏った
褐色の肌の少女だった。
「あの子、転校生だったわよね?」
イセリナは不思議そうに言う。
イントロが流れ、ゆっくりとしたメロディで彼女は歌いだす。
ステージには見向きもしなかった人々もその声を聴いて
彼女にくぎ付けになった。やさしい歌声は耳ではなく、
直接脳に響いてくるようで、人々の心を震わせた。
曲が終わった。一瞬の静寂の後、大きな拍手と歓声が
会場を包む。ララァは一礼してステージを降りた。
会場にどよめきが起こる。話題は彼女のことばかりとなった。
「ララァ・スンと言ったな。すごい才能をもっている」
「本当ね。彼女デビューするのかしらね?」
ブライトとミライは興奮しながら話している。
セイラは驚いていた。ララァさん、兄さんと一緒に居たという事は
どういうことかしら?プロジェクトの重要人物ということは兄さんが
彼女をプロデュースしているということ?
喧騒の中一人思案に暮れているセイラだった。
>879
ソロモン!いいんじゃないでしょうか。
おお、怒涛の投稿!うれしいぃ〜
職人さん!いいぞ〜
「素敵でしたわ…、まるで天から降る歌声のような…」
イセリナも目を潤ませている。よほど感激したらしい。
「同感ですよ、イセリナ。加えてあのエキゾチックな容姿。
カリスマとなるに十分すぎるほどだ」
シャアの奴、さすがに目が高いな…ガルマは心の中でつぶやいた。
「ガルマ、あの子と兄さんって…」
「ごめん、僕の口からは何も言えないんだ。でも今なら君には
ちゃんと話してくれるはずだよ。後で聞いてごらん」
「…ええ」
兄さん、何をするつもりなの…。
「先生!ああ、先生!!」
ステージのそでに戻ったララァは、腕組して壁にもたれ立つシャアを
認めると、弾けたように駆け寄り飛びついた。
「よくやった、すばらしい出来だったぞ、ララァ」
「本当に?」
「あぁ。私の教えた以上にやってくれた」
ララァは嬉しさのあまりもう一度シャアに抱きつく。
上手く歌えたことよりも、客席の割れんばかりの拍手よりも、
シャアにほめてもらえたことが嬉しい。
「予定どおり明日全コロニーに向けて一斉デビューする。いずれは
地球にも進出するつもりだ。しばらくは忙しくなるが…ララァ」
「先生と一緒なら、平気です」
ララァは幸せだった。
「あー、お取り込み中申し訳ありませんが…」
マリガンが遠慮気味に声をかけた。
「ララァ嬢、クラスメートの方達が迎えに来ていますよ。
部屋の外で待ってもらっていますが」
「行っておいで、ララァ。みんな君と話したいと思っている
のだろうから」
「はい、先生」
ララァは少し残念に思いながらも素直に従うのだった。
901 :
名無しさん:02/06/06 01:16 ID:BBjixW2v
「待たせたな、アルティシア」
「兄さん! さっきの…」
「うん、分かっている。後でゆっくり、な」
シャアは妹の話をやんわりと遮ると、イセリナに向かって一礼した。
「お久しぶりですな、イセリナ嬢。せっかくのガルマとの時間を
妹がお邪魔して申し訳ない」
「い、いえ…そんな…」
ガルマ一筋のイセリナも、さすがにシャアに見つめられて真っ赤に
なっている。
902 :
名無しさん:02/06/06 01:18 ID:BBjixW2v
時の首相の息子、キャスバル・レム・ダイクン
その妹、アルテイシア・ソム・ダイクン
副首相の末子、ガルマ・ザビ
そして知事をも務める富豪エッシェンバッハ家の一人娘イセリナ。
上流階級の子弟が集うとはいえ、さすがにこれほどの組合わせ、
また容姿の美しさで比べてもこれ以上のものはなく、パーティー会場の
一角でそこだけが光を放ったように華やかに輝いている。
周囲の者はただただ遠巻きに、その美しい人達を眺めるのみだった。
あ、しまった、ageちゃった。。
ゴメソ
はあ〜4人の様子を描いてくれる絵師さんはいないものか・・・
ホールの興奮が少し落ち着いて来たのを見計らったかのように
楽団がメヌエットを再び奏で始める。
それをきっかけに、踊ろうとホールの中央移動する者、壁際に遠慮する
者らで人の動きが慌しくなった。
「もう一曲踊ろう、アルティシア」
「イセリナ、もう一度お相手頂けますか」
それぞれのパートナーに手を差し出してシャアとガルマは中央へと
進んだ。
906 :
名無しさん:02/06/06 02:13 ID:OVGHI8j/
「兄さん、さっきの話だけど…」
シャアのリードに上手に合わせながら、セイラは踊る。
淡いすみれ色のドレスは体にぴったりとフィットして、セイラの
スレンダーなスタイルをさらに引き立てていた。
裾にはたっぷりと布がとってあり、回るたび広がるシルエットが
美しい。
「ララァ・スンは…かつて下町の飲み屋で歌手をやってた所を偶然見つけてな。
その才能に興味を覚えて専門の機関で特殊なトレーニングを受けさせたのだ」
「特殊な…?」
フラナガン博士という人が発明した…いわば一種の発声訓練のようなものだ」
「さっきの声は確かに今まで聞いたどんな声よりも素晴らしかったけど…」
「あぁ。成功すれば芸能界、いや音楽界の歴史の新たな一幕となると信じている」
「…でも、どうして今まで教えてくれなかったの」
「アルティシア、これは私個人の力で勝負したいと思っている」
あぁ、とセイラは納得した。
首相の息子キャスバル・ダイクンが推しているとあれば、多少まがい物でも
世間は大々的にもてはやすだろう。特に芸能界などというところは。
それでは意味が無いのだ、この兄にとって。
「それから理由はもう一つある」
「もう一つ?」
怪訝なセイラに向かってシャアはひどく真面目な顔を作って言った。
「親父に知られたくない。音楽みたいな軟弱なものに関わってる暇が
あるなら、そばに来て政治を手伝えと言うに決まってるんだ」
ぷっとセイラは吹き出した。確かにあの父ならそう言うだろう。
「アルティシアにまで黙っていたのは悪かった。余計な心配をかけたな」
「ホントに恋人じゃないの?」
「大切な存在ではあるが…ララァと私はいわば同士なのだろうな」
「あ、セイラさんだ、セイラさんが踊ってますよ、スレッガーさん!」
ステージ袖の幕から顔だけ出して会場を盗み見ていたアムロが、セイラを見つけて
後ろ手にスレッガーを手招きする。
しかしスレッガーは奥の椅子に腰掛けたまま、立ち上がる気配はない。
「あれ、確かお兄さんですよね、何話してるんだろー。
はーしかし綺麗だなぁ。ちょっと、スレッガーさん、見てみなさいってば!」
「君、初めての本番って聞いたけど、度胸あるのね?」
思いもかけない声が返ってきて驚いてアムロは振りかえる。
そこには赤毛のショートカットも美しい、マチルダ・アジャンがいた。
「あと15分もしたら、あなた達の出番ですからね」
書き込み多くて読み応えある。
ちょっとだけ書かせてもらいます。
911 :
名無しさん:02/06/06 07:34 ID:vK0mDBPe
「マチルダさん、緊張はしていますよ」
アムロは照れながら答える。
そのとき、先ほど歌ったララァが通りかかる。
「・・・スレッガーさん。彼女、すごいですね・・・」
呆然とつぶやくアムロを横目にアルトサックスのリードを
くわえながらスレッガーは答える。
「そうだなぁ。デビューしたらヒット間違いなしだな」
「僕ちょっと話してきます」
そう言って駆け出すアムロの背中にスレッガーは声をかけた。
「おい、出番までには戻ってこいよ」
あげてしまった。ゴメン
「ちょっと連絡をとってきますので」
マリガンは携帯端末を取り出し、部屋を出ていった。
入れ違いに、一人の少年が楽屋に入ってきた。
「あの・・・初めまして。アムロ・レイといいます」
「・・・」
二人の間に沈黙が流れる。
「ララァ・スンです。初めて会ったという気がしないのは何故かしら?」
「そうですね・・・。僕もそう思ったんです」
照れ隠しのためかアムロは頭を掻きながら続ける。
「あなたの歌、素晴らしかった。しかし、大きな不安もかかえていますよね」
「なぜそんなことがわかるの?」
不思議な顔をしてララァは尋ねる。
「なぜって・・・ただわかったんです」
その時、部屋の外からリュウのアムロを呼ぶ声が聞こえてきた。
「ごめんなさい。もう行かなきゃ。僕、Solomonというバンドでこれから
歌うんです。良かったら聴いていってください」
1000までに終わらせることは
難しそうだよな。
長編だ。面白い。
カキコさせてもらってる一人です。
もしかして皆さんそろそろ終息をご希望ですか?
なんか私どんどん行きそうなので…。
他の職人さんのご意見をお聞きしたいなぁと。
おかまいなく!どんどん行ってください。
隙をみて参戦するぞ〜。
自分も書かせてもらってるけど、
ほかの職人さんと打ち合わせしたい気分。
でもどうなるかわからないのが醍醐味か。
うーむ。
そうなんですよね〜他の方がどういう方向に進めようとしてるのか、
知ることが出来れば書き安いけど楽しさが半減しそうで…。
ちなみに私は特に結末も想定せず、出たとこ勝負で楽しく書かせて
もらってマス。
終息希望ってこともないですけど、セイラ×スレッガーは
そろそろ決着どきか?という気も。
でも逆にシャア×ララア×アムロってこれからですよね(藁
「のどが渇いたわ」
「そうだな、一休みするか」
曲が変ったのをきっかけに、シャアとセイラは踊るのをやめ、
フロアの端に移動した。
ボーイがすかさず飲み物を勧める。受け取って一息付いた時、
人ごみの向こうを歩くミライとブライトが見えた。
「ミライ!ここよ」
「アルテイシア!」
声に気づいて二人が寄ってくる。
「やぁ、会長。盛況のようでおめでとう」
シャアもブライトに声をかける。
「ありがとうございます。おかげさまで順調に進んでいます。
この後にもう一つアトラクションがありますので、それも是非
楽しんでください」
生徒会長として今日何度繰り返しただろうか分からないその言葉を
ブライトは律儀に返す。
「お役目ご苦労だな。しかしこういう時は自ら率先して楽しむものだよ」
四角四面の挨拶にシャアは笑いを噛み殺して揶揄する。
かつてはシャアも生徒会副会長としてパーティーを主催する側だった。
人心を掌握するのに天分を受けたガルマ会長と共に、参謀としていくつかの
画期的な改革をしたものだ。当時の生徒会は歴代一と評判高く、今もって
多くの生徒たちの目標となっていた。
「と、いうわけで君のパートナーを少しの間、お借りしてもいいだろうか」
えっという顔でミライがシャアを見る。その一瞬の後、自分がシャアに
ダンスに誘われているのだと気づいて真っ赤になる。そんなミライの様子を
横目で見ながらブライトは言った。「ど、どうぞ」
「それでは、ヤシマ嬢、どうぞ一曲お相手を」
シャアはミライに向き直って恭しくお辞儀をした。
「よ、よろこんで」
二人は手を組んでダンスの輪に入ろうと進む。去り際
ブライトを振り返ってシャアが言う。
「そうそう、迷惑でなければ是非妹を誘ってやって
くれたまえ。せっかくのパーティーで相手が兄だけとは
不憫すぎる」
ニヤリとした笑顔を向けるとそう言って去ってゆく。
「兄さんたら!」
アルテイシアの抗議の声も人声にかき消された。
意外な組み合わせだ。
すてきかも。
どっちが?
シャア×ミライ?
ブライト×セイラ?
>920
そうですねえ。まとめようとするならば・・。
パーティでスレッガーxセイラが和解してラストダンスはスレッガーと。
これから、というときにスレッガーが音楽をやるために別コロニーに行ってしまう。
ふりかえると、そこにちょっと男らしくなったアムロがいた。はじまりの予感を匂わせ、End
なーんてね。ベタだわぁ。ハズカチイ
そんなのより、職人さんの心の赴くまま、行けるとこまで行ったほうが楽しいでしょ。
途中で息切れしても、それはそれでいいかと思います。
ダンパもなかなかの名シーンの予感。
終わらすのはもったいないから、もちろん次スレをキボンヌ。
セイラタン・・・・ハァハァ PART2 ア・バオ・アークの中で
みたいに。
>>920 いや、でももう少しセイラさんにはシャアと(;´Д`)ハァハァしててほしいかも
〉928
実はシャアの差し金だったりして>スレッガーの他コロニー行き。
で、セイラは事実を知ってシャアと大喧嘩。
でも結果的には彼の為、と丸め込まれて兄さんの胸で涙する。
とか考えてしまった。
乗ってきた。ちょっと書かせてもらいます。
ダンスもひと段落つき、ステージのあたりが慌しくなる。
いよいよスレッガー達の出番だとセイラは身構える。
再び照明がともされたステージにはこの華やかな場にはそぐわない
カジュアルな服装をした男たちが立っていた。
突然演奏が始まる。久々に見るスレッガーは少し痩せて
ややトリッキーな印象でセイラはどきりとした。
先程まで会場に流れていた楽団が奏でるメロディとは全く違う、
重厚な音とリズム。中央に立っている赤毛の少年が歌い出す。
高めの、囁くような甘い声が心地いい。
「あの少年・・・、すばらしいセンスを持っているな。磨けば
かなりのものになるだろう」
シャアはセイラの隣で感心しながら言う。
「アムロ・レイと言う名前よ」
セイラはステージに目を向けたまま思わず答える。
「なぜ知っているんだ?」
シャアは訝しげに尋ねた。
「ミライに聞いたのよ」
あの男、スレッガー・ロウから聞いたに違いない。
あれ以来アルテイシアと会ってはいないようだが。
シャアはとっさに言い繕う妹を心配げに見つめていた。
やがてアルトサックスのソロパートに達する。
スレッガーのサックスプレイは人々をひきつけた。
彼から発せられる滑らかでいて力強い音色、そして
長身の彼の身のこなしは、より男性的な雰囲気を醸し出す。
セイラは心臓が高鳴り、スレッガーから目が離せない。
彼らの演奏は熱狂のうちに終わり、ステージを去った。
人々は興奮がさめやらず、大きな拍手と歓声をあげる。
「スレッガー・ロウ、素敵。女性ファンが増えたんじゃないかしら?あのボーカルも才能ありますわ」
イセリナはつぶやく。
「キャスバル、彼らの演奏は凄かったな。プロデューサーとして
食指が動くんじゃないか?」
ガルマが小声でシャアに尋ねる。
「そうだなガルマ、やつらはすぐデビューできるかもしれん」
そう答えながらもシャアの表情は厳しかった。
一方、演奏を終えて楽屋に戻ってきたメンバーは
手を叩き合ってお互いの健闘を称える。
マチルダはウッディに抱きついて、ベースを
倒しそうになって大慌てである。
そんな恋人たちを見つめ、スレッガーは
自分たちがひとつのことをやり遂げた達成感と
安堵を感じると共に、今この喜びを分かち合える相手が
側にいる二人をうらやましく思うのだった。
パーティーは最高潮の盛り上がりを見せていた。そこへ無情にも。
「ご来賓のみなさま、本日は……」
学園長の挨拶がマイクを通じて流れてきた。どうやら一番盛り上がった
ところでお開きらしい。会場のあちこちで落胆の声が上がる。
「……と、いうわけで、どうぞ、本日最後のダンスをお楽しみください」
ぱちぱちぱちと拍手が起こった。
『では、みなさま、どうぞ中央へ。最後のダンスです、どうぞご参加
ください、どうぞ』
司会者の勧めに従ってあちこちでカップルが出来上がる。決まった相手が
いなかった者も、おずおずと周囲から適当な相手を見つけてカップルになる。
「アルティシア」
シャアが手を差し出してセイラを促した。しかしその手に手は返されない。
思いつめたような妹の表情にシャアは嫌な予感がする。
「どうした?」
「私… ごめんなさい!」
兄を直視出来ず、セイラは眼をそらしたままその場を駆け出した。
「アルティシア!」
兄の声に耳を塞ぐような気持ちで、セイラは数々のカップルの間を走りぬけ
戸口へと向かった。
やっぱり、先輩に会わなければ!会って気持ちを確かめなくては!
セイラが飛び出したホールではラスト・ダンスが華やかに始まった。
ミライとブライトも踊っている。
「パーティーは大成功よ。おめでとうブライト。そしてご苦労さま」
「ありがとう。君が色々サポートしてくれたおかげだ」
ミライのつぶらな瞳に見つめられて、テレながら答える。
そして先ほどのセイラとの会話を思い出す。
―― ミライが心配?
半ばなりゆきでセイラと踊ることになったブライトだったが、心は
シャアと踊るミライが気になって仕方がない。どうしても目がミライを
追ってしまう。そんな様子をセイラが気づかぬはずはなかった。
―― す、すまない、マナー違反だな。
―― 大丈夫よ、兄のことなら。
分かってはいるが、先ほどのミライのぽ〜っとなった表情が頭から
離れない。
―― 好きなのね。
―― …… ああ。
問われて自分でも不思議なくらい素直に認めてしまった。
―― しかし、どうにもならん思いだよ。
照れ隠しに自嘲気味に言ってみる。ミライに婚約者がいるのは周知の事実だ。
―― そんなの、おかしいわ。
―― ?
―― 彼女の気持ちも確かめないで、独り勝手に納得して諦めるなんて。
応援されているのだろうか…。不思議な気分だった。しかし。
―― あなたとこんな話が出来るとは思わなかったな。
―― ふふ、そういえばそうよね。
互いに互いをお堅い一方の真面目人間だと思っていたので。
廊下を出演者控え室目指して走りながら、セイラもこの時の事を
思い出していた。
―― 相手の気持ちも確かめないで、独り勝手に納得して諦めるなんて ――
あれは私自身に向けた言葉ではなかったか。
久しぶりにスレッガーの姿を見て居ても立ってもいられなくなった。
駄目でも、拒絶されてもかまわない。思い切って自分の気持ちをぶつけてみよう。
盛り上がってきた!
控え室のドアを開けようとして、ちょうど中からバンドのメンバーがそれぞれの
楽器ケースを抱えて出てきた。もちろんスレッガーの姿もある。
「先輩!」
「…よっ! 俺たちの演奏、見ててくれた?」
以前と少しも変らないその様子にセイラは拍子抜けすると同時に嬉しさが込み上げる。
最後に会った時、自分からキスして、そしてそれっきり。約束もすっぽかした。
一体なんと思われているか不安だったのに。
「ええ。あの、それで先輩に話しがあるの」
「話? なに?」
今ここで話せとばかりの返答に、セイラは周りのメンバーに目をやる。
リュウ、アムロ、ジョブ・ジョン、そして知らない男とマチルダがいた。
「じゃあ、俺達は先に行ってるから」リュウが気をきかす。
「これから打ち上げなんです。良かったらセイラさんも来てください」
すれ違う時、アムロが声をかける。
「セイラってあなただったの!」マチルダが驚く。
ジョブ・ジョンは無言でチラッと目を向けたまま、何も言わなかった。
廊下には二人が残された。
「それで、話って?」
問われて何から話したらいいのか、セイラは迷った。迷ってまず約束を
反故にしたことを謝る。
「あぁ、あのこと? いいよ、気にしてない」
そっけない言葉にむっとする。
「理由を聞かないの?」
「お姫さまの気まぐれ…」
「違うわ!」
思わず口調がきつくなった。
「私、あなたに恋人がいるって聞かされて、それで…」
真剣なセイラの瞳にスレッガーは一つため息をついて言う。
「やめようや」
「俺達は互いに誤解してたようだな。だけどさ、それを解きあった
ところで何になるんだ?」
信じられない言葉だった。セイラが自分をどう思おうが関係ないと
いうことか。ショックで足が震えるのに耐え半ば叫ぶように言った。
「私、先輩のことが」
好きなんだもの!そう続けようとして言葉を遮られる。
「あんたさ、今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいいぜ」
「……」
住む世界が違う ―― 今日のパーティーで踊るセイラを見て改めて
スレッガーは実感した。愛し合ったところで上手くいくわけがない。
セイラが傷つくだけだ。それならいっそ始めから会わなかったことに
した方が ――
しかしそんなスレッガーの気持ちをセイラに届くわけがない。
「子供扱いしないで!」
「大人だっていうんなら、今晩俺の部屋に来な。話でも何でも聞いて
やるよ」
そういえばセイラが引き下がると思った。しかし甘かった。
「行くわ」
セイラの瞳は真剣だった。
ここまで書いたけど、
セイラを部屋へ行かせるべきか、自分でも全然分かりまへん〜。
とりあえず、スレッガーは打上げも上の空だろな、気の毒に。
誰か続き書いてください。お願いします。
スレッガーにとうとうあのセリフを言わせたな!
このあとは、そろそろ新スレで?
ドキドキを書きたくなってきたー。
朝っぱらから出会ってしまった!
マジで打ち合わせしたいぞ(w
うわーっ!
スゴイことに・・・なんと。目が離せない!
947 :
通常の名無しさんの3倍:02/06/08 10:32 ID:fJ+3ZQ2G
新スレ移行にちょうどいいかも!待て次号な展開で盛り上がってるし。
誰か作成希望。
他力本願でゴメン
セイラは行くでしょう
うん、行くだろうね。
案外スレッガーが部屋に帰んなかったりして。
で、さすがにもういないだろうと明け方部屋に帰ったら・・・
いや、行けないでしょう。
行く、行かない、何か行けなくなる、行ったけどそこで…、行ったらそこには…
ぐらいで全部かな?
行くけど、最後まではまだ逝かない、なんてとこでは?
〉953に一票
セイラ×スレッガーが清い交際開始でチョト閑話休題、
てとこでシャア×ララア×アムロ炸裂、そしてその流れに
セイラさん、続いてスレッガーも巻き込まれ・・・みたいな
(プラトニックで)想いが通じた途端スレッガーにデビュー話が来て
他コロニーに…て展開がいいかな。
ララァについては私的には
シャア←ララァ×アムロな感じ。
他コロニーまで逝かなくても、芸能界入りで忙しく「すれ違い、宇宙」
くらいでよいかも。
そしたら、もう一巡ドラマが見れる(藁
「すれちがい、宇宙」
笑った!
新スレ誰か作ってー
959 :
サラダ将軍 ◆oFVq8VEg :02/06/08 16:06 ID:9UANW2rh
960 :
サラダ将軍 ◆oFVq8VEg :02/06/08 16:11 ID:9UANW2rh
age
下げましょか
age