ヤベぇな、最前線に配備されちまったよ再び

このエントリーをはてなブックマークに追加
302通常の整備員の3倍:01/12/05 02:12
そうなんだよ・・・。
フィット感とスーツ内の与圧の関係か、勃っちゃうよな。
格納庫は気圧低いからいけないんだな。きっと。
若すぎるウェーブに勃っちゃうのってオレだけ?
304通常の整備員の3倍:01/12/07 00:31
そりゃ、男なら当然っしょ。
305整備員:01/12/09 02:56
二日もほっとくとは、整備不良だ。定期整備sage
空カキコで生命維持とは情けない。なんぞネタ書かんかネタ。
ぼちぼちソロモンとかの時期じゃないの?
307整備員:01/12/12 03:03
やばいよ。もう寿命かね。
ネタなしで生き残らせるのも顰蹙だから、ネタがなかったら、これが最後の整備にするよ。
308クリイブ:01/12/12 20:14
あと12日でドズル中将死ぬしね。
今の時期なら、何かの間違いで特務部隊に入れられてガンダム探してる
新兵がいるじゃないか
310通常の名無しさんの3倍:01/12/13 14:25
俺とお前は動機のザクら〜
去年はリアルタイム進行で新年迎えたんだけどね〜
今年もやる?
312_:01/12/15 20:51
 ヤベえよ、また倉庫に近くなっちゃったよ。
ところで、俺達どうやってアフリカから宇宙に出ようか?
313ななし:01/12/15 22:07
>>312
君たちの指揮官ってのび太に似た名前だっけ?
314散布員:01/12/16 11:48
けっ。
パイロットとか整備員とかさ、最前線配備っつったって
所詮エリートじゃんかYO。

こちとら戦場に一番早く駆けつけて、せっせとミノフスキー粒子撒かにゃ
なんねーんだYO!俺らがこれ撒かないとMSなんか役立たずじゃん。

ミノフスキー物理学?分かってやってるわけねーじゃん。
いつの時代もニッカポッカ履いてる俺らヤンキーが社会を支えてんだ。
あーあ、あれって肺に入ると病気になるって親方言ってたなぁ。
障害認定おりるんかなぁ。ごほげほっ。
315整備員:01/12/16 14:16
しまった。散布機の整備してたら、肺に入った。
 ・・・我々は、どうやら捨て石にされるらしい。今朝ドズル閣下が本国との
増援交渉から戻られたが、結果は思わしくなかったようである。総帥は
直属の親衛隊から一隊を回されはしたが、兵員及びMSはア・バオア・クー
及びグラナダへ分散して配備されることになり、増援は無しらしい。『只でさえ
数において劣勢であるのに、それを更に分散させるなど愚の極みだ』と閣下は
無念そうに話されるだけである。
 本国のほうでは何やらまた奇想天外な超兵器を建造中で、その完成までの
時間稼ぎをする事が、我々の生涯最後の使命だそうだ。要するに、我等の
血の一滴で砂時計の砂の一粒を購うべし、という事らしい。聞くだけで戦意が
昂揚するような有り難い仰せではある。兵士達にはとても真実を伝える訳には
いかないだろう・・・
317連邦技官:01/12/19 22:27
上官だった酸欠野郎はいつの頃からか職場に来なくなった 行方不明らしい
替わりにやって来たのはジオンからの亡命組とアルフ・カムラと言う前の奴に
更に輪をかけたような@>*=野郎だ{表記不能}
それにしてもこの仕事 なんでこんなにも基地外が多いのだろう?
まあ俺もその内の一人なのだが・・・・・・・・

酸欠野郎に見習って仕事サボろうかな・・・ でも明日新型の起動実験あるから
それ見てからにしよう 俺MS好きだし

さてさてジオンの技術とやらはどんなモノなのやら・・・・・・・
318ジオン士官:01/12/20 03:20
0079.12.19 第582独立MS中隊戦闘報告
本日1345、ポイント129-ACにて連邦軍補給部隊を発見。
同1400にこれを襲撃、撃破に成功。敵軍需物資を鹵獲せり。
なお、この戦闘における弾薬の消費はないが、早急な燃料補給求む。

…って言えば聞こえがいーけどよー。要は明日の食事のために
連邦の運送屋襲っただけだもんなー。なんか戦争目的が原始的だ。
弾丸なんかとっくにねーから、ザクで岩投げつけて戦車撃破しましたなんて、
恥ずかしくて書けねーよ。つーかさ、この書類どうやって上に出せってんだよ。
鬱だサイド3帰りたい…
319連邦整備員:01/12/20 21:33
ジオンの奴らはなんでまた色にこだわるのだろうか?
新型実験機三体に青のペイントをするよう狂すと博士に命令を受けた
起動までそんなに時間も無いというのに・・・・・
人手も少ないが急いで仕事に取り掛かる 速乾性ペンキの量が足りず
2号機で切れてしまった
他の部署からペンキを誰かが取ってくることになり 当然下っ端の俺が行く事になる
自転車で実験場を出る際 ちょうど一号機の実験が始ったらしい

ああ 見たかったなあ

補給所でペンキをもらう際妙な噂を聞く 何でも実験場の電算室を中心に
ショートヘア女の幽霊が出るらしい  ・・・嘘つけ・・・・

帰り道いきなり基地内でアラートが鳴り始める 何が起きたんだ!?
320通常の名無しさんの3倍:01/12/22 16:00
---ア・バオア・クー宙域---

けたたましい出撃アラームがなる。
アドル「何事ですか?!隊長!」
ゴーバン「何でもジオンの戦艦が一隻、単艦でこちらに向かっているらしい。」
僕の名前はアドル。このモビルスーツ隊に配属されたばかりの新兵だ。
うちの隊の隊長はゴーバン大尉。常に冷静で、的確な指示を出し、
自身もかなりの武勲をあげたエースパイロットだ。
うちの隊は連邦の宇宙艦隊の旗艦所属で、現在はレビル提督を乗せ、
ア・バオア・クーへ向かっていて、もう少しで戦闘宙域になるところだ。
アドル「しかし何故こんな所まで敵の戦艦が?しかも単艦で?」
ドギ「そんなことは敵さんに聞きな!」
今、僕の問いかけに答えたのはドギ中尉。僕の先輩で、なかなか豪傑な人で、
常に大声を張り上げながらしゃべる。しかし後輩の面倒みのいい先輩だ。
ジェンマ「ふー・・・・、やれやれですね・・・。」
今つぶやいたのがジェンマ中尉。常にクールで、あわてている所など
見たことがない。性格は真反対と思うのだが不思議とドギ先輩と仲がいい。
ゴーバン「ほら、無駄口たたいてないでさっさと出るぞ!」
アドル・ドギ・ジェンマ「了解!」
そして僕たちは暗い宇宙へと出撃した。
321通常の名無しさんの3倍:01/12/22 16:02
>>320
赤髪逝ってよし。
322通常の名無しさんの3倍:01/12/22 16:11
アドル「あれですか?例のジオンの戦艦は?」
ゴーバン「そのようだな・・・。」
ドギ「さっさと沈めちまいましょうぜ!」
ジェンマ「また君は・・・、まだ攻撃命令が出てないでしょ?」
オペレーター「敵艦はグレート・デギンと名乗っており、和平交渉の
       ために来たと言っている。攻撃はするな!
       ただし罠の可能性がある。監視を怠るな。以上。」
アドル「隊長、今のは・・・。」
ゴーバン「ああ!もしかしたらこの戦争もこれで終わりかもしれんぞ!」
ドギ「ヒュー!ってことは地球に帰ってまた女と遊べるって
   事ですかい?」
ジェンマ「また君は・・・。それしかないのかい?」
ドギ「うるせー!このムッツリやろうが!」
ジェンマ「はいはい・・・。」
アドル「あはははははは。」
いくら旗艦所属のモビルスーツ隊とはいえ、所詮は最前線。
常に死は隣り合わせにある。皆そんな状況が終わるかもしれない期待
にいつになく浮かれていた。
323通常の名無しさんの3倍:01/12/22 16:29
アドル「じゃあようやく地球に帰ってフィーナと
    結婚できるんですね?!」
僕にはフィーナという婚約者がいる。僕の幼なじみで入隊の直前、
戦争が終わり平和になったら式を挙げようと約束したのだ。
ゴーバン「まあ、そうなるな・・。結婚か・・・。
     かみさんの教育は最初が肝心だぞ!」
ドギ「それで隊長はそれに失敗したと。」
ゴーバン「何を言うか!貴様!!」
ドギ「あれ違うんですかい?この前伝はの先の奥さんに
   ぺこぺこしてたのはどなたでしたっけ?」
ジェンマ「あれは確かに隊長だったようですけど?」
ゴーバン「う・・・それは・・・。えーい!そんなことよりも仕事だ!
     仕事!!」
アドル「あ、デギン公王らしき人が艦を乗り移ってる!」
ドギ「ホントだぜ!あの禿頭は間違いない!!」
ジェンマ「ということは和平は本当と言うことに・・・。」
そのとき僕は妙な角度からくる光に気が付いた。
アドル「なんだ?太陽の光とも違う気が・・・。」
ドギ「ン?たしかに遠くの方で何かきらきらしているような?」
ジェンマ「あれは・・・鏡?」
ゴーバン「あれは・・・まさか・・・まずい!よけろ!!」
アドル「え?」
次の瞬間、僕は光に包まれ何も見えなくなった。ドギ先輩の大声も、
隊長の命令も、ジェンマ先輩のクールな声も聞こえなくなった・・・。

---同時刻・地球---
フィーナ「今日は特に太陽が輝いて見えるわ。そうだ!戦争が早く
     終わって、あの人が帰ってくるようにあの太陽に
     お祈りしてみよっと!」

以上です。初めて物語書いてみましたけど我ながらへたくそで
書かなきゃよかったって後悔してます。はーー、文才が欲しい・・・。
324323:01/12/22 16:31

間違えた。「伝は」は「電話」でした。すいません・・・。
325整備員:01/12/24 16:53
あのね、よかったの。
特に、フィーナさんが、何も知らずにその光にむかってお祈りするシーン。
お話としてすごいいいですよね。

やはり、アドルは瞬時に蒸発かな・・・。
隕石の影かなんかで奇跡的に助かって・・・なんてことはないか。
326通常の名無しさんの3倍:01/12/25 01:05
昨日(24日)ドズル中将亡くなられたらしいよ。
327320,322,323:01/12/25 02:03
>>325

感想ありがとうです!初めて書いたので自信なかったので
誉めていただいてかなりうれしいです!

うーーーん・・・。アドルが生き残ってるっていうのは・・・。
これ書く時点で悲劇的に終わらせるつもりだったし・・・。
っていうかもし生きてたとしてもこれ以上思いつきません!
ってことであなたの頭の中で想像してください。
「メリークリスマス!」
ガンルームに若者たちの一際陽気な声が響く。その後に続くのは
食欲をそそるアルコールと料理の匂い。本来艦内飲酒は厳禁なのだが、
彼らの練成訓練終了を祝いたいと艦長に進言した結果、程々に、という
条件付ながら許可を貰えた。持つべきものは物分りのいい上官というやつか。

立場上誉めてやったことなどなかったが、彼らはよく頑張ったと思う。
開戦前の1/10に満たない短い時間で、それなりの腕になった。
あと必要なのは経験だけだ。…だが、ソロモンが落ちた今、残念ながら
その時間はない。

MS-14Aは奴等にくれてやろう。俺たち年寄りは年寄りらしく、手馴れた
ザクに乗ればいい。鬼教官様からのクリスマスプレゼントだと思え。
329通常の名無しさんの3倍:01/12/26 01:44
メリークリトリス!クリトリスプレゼントはまだですか教官殿!
http://ebi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1009131953/
いつのまにか立っちゃったね…
331整備員:01/12/31 15:19
今年もあと8時間。まさか新年も最前線で迎えることになるとはな。
ふっ、俺はブリッジの外に広がる宇宙を見つめながら自嘲的につぶやいた。

防眩スクリーン越しに見る沈まない太陽。
艦内時間で0時をすぎてた途端に、これが初日の出になるのだろうか。
地上の重力に魂を縛られた老人どもより先に初日の出がおがめる。
そう考えて自分を納得させるよりなかった。

艦内食堂では、もちがふるまわれるという話だ。どうも極東の島国の食べ物らしいが・・・。
ねばねばしてよくわからん。
老人がのどをつまらせて死ぬこともあるとか。新年早々ぶっそうな風習だ。

そのときだった。全艦をゆるがす振動。席をたってスクリーンを眺めていた俺は壁にたたきつけられた.。

どのくらい意識を失っていたのだろう。
ものすごい勢いで空気の流れる音。照明が消え、数秒後に非常灯に照らされる艦内。
けたたましい警報。
自動的に降りてくる隔壁。隔壁が降りてくるにしたがって、空気漏れの音は聞こえなくなった。

あのブロックの向こうに何人とりのこされたかな。一瞬そう思ったが、自分が生き残るほうが先決だった。
新年を宇宙で迎える心配よりも、新年まで生き残れるか・・・そんな不安がよぎった。
332整備員:01/12/31 19:31
一方、敵艦艦内では、別の意味で修羅場が繰り広げられていた。

「なぜだ、なぜ奴は沈まんのだ・・・・」

主砲の直撃を受け、機関部で小爆発を繰り返しつつも、決定的な大破にはいたらない敵艦に
艦長は業を煮やしていた。

彼には、今年中に撃沈しなければならないわけがあった。
今年中に撃沈ノルマを達成しないと軍令部から成績不振を理由に更迭されるのだった。

「昨今のリストラの風潮。ほんとにやられるからな。」

艦長は決意を新たに、主砲の一斉射を命じた。
大量の電力を兵装にまわすため、一瞬艦内の照明が最低限必要な計器を除いて暗くなる。
策敵レーダーもその一つだった。
そしてこちらは電源を切られていなかった出力の低い衝突防止用のレーダーのオペレーターが
叫んだ。

「ミノフスキーの雲の陰から、何か近づいてきます!」

「何だ?何かじゃわからん!!」

「レーダーの出力が足りません。」

直ちに主砲の射撃を打ち切り、策敵用レーダーを作動させた。

「わ、MSです。MSが急接近してきますっ!!」

軍功をあせった艦長の判断ミスで発見が遅れたのが致命的だった。
回避運動を命じるまもなく、最初の衝撃が全艦を震わせた。
333整備員:01/12/31 19:36
>319
宇宙に出て、しばらくになるから、幽霊でもいいから、女なら会いたいよ。
おれも、補給所いってみようかな。
334整備員:02/01/01 00:38
新年初書き込みです。


ハァハァ、やっと新年を迎えられたぜ。

スクリーンに広がる、紅蓮の炎に包まれる敵艦の最後の残照に照らされながら、
俺はつぶやいた。
結局のところ、MS隊の活躍で敵艦は攻撃能力を失い、俺達の艦は助かった。

犠牲は少なくなかった。
機関室は急ピッチで修理中だが、まだ半速しか出せない。いま、追撃を受けたらもはや
振り切る力はないだろう。
機関部員も当直の連中は全滅だし、ブリッジ要員にも犠牲者はでた。
つい昨日まで隣に座っていて、いまはただの肉塊になった仲間。
肉塊でも、遺体があればいいほうで、破損ブロックに居合わせた奴は完全に蒸発した奴や
宇宙に吸い出された奴もいる。
死亡が確認できない以上、行方不明者としてカウントされるが、宇宙での行方不明は即、
死を意味するのだ。
仮にノーマルスーツを着ていたとしても、スーツの生命維持能力はたいしたことない。
すぐに収容されなければ結果は同じだ。

だが、俺は生きている。
早く戦争が終わることを、沈まない太陽(初日の出というのだろうか)に祈った。

FIN
335整備員:02/01/01 11:55
で、なんか、砲火がやんでるんですけど・・・・。

え?終わったの?
どっちが勝ったんだかわかんないけど、とりあえず生き残ったぜ。
さーて、復員したら、明日から、なにやって飯くうかな・・・。

あけましておめっとさんですぅ。
336名無しジオン兵:02/01/02 19:32
あけましておめでとさん。

ズムシティの両親に年賀の挨拶しに行こうと思ったら召集がかかっちゃったよ。
正月から実戦装備だよ。なんかいつもの訓練と雰囲気が違うんだよね。
他の部隊はどう?
337通常の名無しさんの3倍:02/01/04 22:51
結局、「と」にならずに「歩」で終わっちまった...
338通常の名無しさんの3倍:02/01/10 10:17
最前線にあげてやる
339ラウンジャー葱:02/01/10 21:35
       o                     o                   〇      o
 o     o


 〇
                 o   o
  。
     〇o

 o            o

                             。
      o                              o
       〇          。
〇               o          。  。        〇      。
                  。
     〇    。
o              。    o
         。                         o   o

          〇    。           。    。      。
                 
カシャ!ピーピーピー…

へっ…やっぱバッテリー切れか…
今までさんざんきたねえモンばっか撮ってきた俺なのによ…
最後の一枚がきれーなお星さま(>>339)つーのは皮肉だねェ…
つってもこの写真、見る奴ァいねーだろーが…

しかし、あっけねーな、おい…
せっかく戦争が終わったってのによ…
たまたま乗ったシャトルが爆発するなんてな…

へへっ、やっぱ神サマって居たんだな…
俺みてえな奴を幸せにするわけにはいかねえってか…


フミコ少尉…
サイド6で待ってんだろーな…
すまねェ、約束は果たせそうにねえや…

許してくれ…
341通常の名無しさんの3倍:02/01/13 17:57
戦争も終わり、大学も春に卒業だ。就職も決まって無い。どーしよ...
342元整備員:02/01/14 11:49
>340
ありゃま・・・
フミコさんが助けに来ると感動的なんだろうけど、宇宙服単品での生存可能時間からして
つらいだろうねー。
フライデー、さよなら。

>341
今就職するなら、復興特需でコロニー公社がいいらしいぜ。
俺は、MSの整備やってた経験生かして、作業用MSの整備して暮らしてるよ。
343ジャンク屋:02/01/19 02:09
「お、ここで何かが爆発したんだな・・・」

俺はレーダーに映る細かい反応を見て、愛機の逆噴射レバーを引き、相対速度をほぼ0にした。

「ミノフスキー粒子のせいで、レーダーの感度がえらくにぶいや・・・」

濃厚なミノフスキーの雲の中をほとんど目だけをたよりに、微速で進む。
金目のものがないか、探しているのだ。

「おっと、あぶねーっ!」

操縦桿を一気に倒す。
機種の制動ロケットが噴射し、一気に方向が変わる。
そして、宇宙船のジュラルミンの外板が目の前を通り過ぎた。
宇宙での衝突は相手が小さい破片でも、速度が速いため損害が大きい。

ルナチタニウムを使ってないってことは、民間のシャトルか・・・。
俺はさらに速度を落として慎重に金目の物を探す。
そのとき、何かが太陽の光を反射して光った。
シャトルを少しずつ接近させる。
どうやら、カメラのようだ。

さらに近づいて気付いた。ノーマルスーツを着た死体の手が、しっかりとカメラを握り締めている。
よほど大切なものだったのだろう・・・。最後までカメラをてばなさないとは・・・。

そう思ったとき、死体だと思っていた手の指が、ぴくっと、わずかに動いた。
344ジャンク屋:02/01/20 02:07
このまま、フライデーが宇宙の藻屑になっちゃうのもつらいから、勝手に救助させちゃったよ。
でも・・・。構想はできているのだが、そろそろ寝なくては・・・。
345通常の名無しさんの3倍:02/01/20 15:01
age
346ジャンク屋:02/01/24 02:35
俺は、ジャンク回収用のマニピュレーターで、慎重にその遭難者を収容した。
金持ちだったら、礼がもらえるからな。

着衣を脱がせて医療カプセルに入れる。
生命維持機能のきれたノーマルスーツで漂っていたのでだいぶ弱っている。
まず、手足の末梢部が凍傷になっているのと、酸素不足で酸素欠乏症になっているらしいことだ。

ま、ジャンク仲間でも、よく、残骸の破片に宇宙服を破られて酸欠になるやつはいるから、
ひととおりの治療器具はそろっている。
カプセルに高圧高濃度酸素を充満させて、流量を自動にしておく。

その間に、俺は、脱がしたノーマルスーツの認識票や、所持品を確認する。
このカメラは、プロ用のハイグレード品のようだ。これを売り飛ばせば結構金になるのにな・・・。

そして、認識票を見る。
軍の身分証明書・・・・。
フライデー・コーダン軍曹。
従軍カメラマンか。大して金ももってなさそうだが・・・。
軍に届ければ、今後なにかの便宜を図ってもらえるかな・・・。
とりあえず、サイド6の軍の病院に向かうか・・・・。
347整備員:02/01/29 01:02
うー、つかん・・・・
348連邦従カメ:02/02/01 18:40
>>346

後は頼んだぜ…


ガクッ…

349通常の名無しさんの3倍:02/02/02 03:13
だらだら喋ってるヒマあったら手ェ動かYO!おめ〜ら!!
350通常の名無しさんの3倍:02/02/02 03:44
351ジャンク屋
収容した生き残りは、サイド6が近づいた頃、わずかに意識が戻り、うわごとのように
何かつぶやいていた。

俺は医療カプセルのガラスにぴったりと耳をあてる。
苦しい息の下、かろうじて、「フミコ少尉・・・」という声が聞き取れた。
ふみこ・・・。どうも東洋系の名前らしいが、女だろうか。

そういえば、フライデーとかいったっけ、こいつ、結構色男だ。
いままで、どれだけ女を泣かせてきたのだろうか。
俺はカプセルの中のフライデーに向かって、呼びかける。

「ほら、もうすぐサイド6だ。
生きていれば誰にだって会えるから、あとすこしがんばれ」

聞こえているのやら、聞こえてないのやら。
フライデーはまた意識を失った。

さて、そろそろサイド6だな。
俺はわざと軍専用のポートに近づいていった。
目立ったほうが、お偉方とお近づきになるチャンスがよりあるからだ。
案の定、管制官が甲高い声で通信を呼びかけてきた。

「そこの民間機。こっちは軍専用だ。接舷は許可できない。」

「こっちは、重傷者を抱えてるんだ。軍属のな。
収容して届けてやるんだから、文句をいうな」

「本当か?」

現金なもので、そういった途端に態度ががらりと変わった。
そのうえポートに救急車まで待機させてくれるといった、念の入れようだ。
俺はそのまま接舷体制にはいった。