村上春樹風にダイエットを語るスレ

僕は再び太りつつある

ｶﾝｶﾞﾙｰ日よりage

やれやれまた太った

４キロ痩せた。
悪くない。

「今日は朝から嫌な予感がしてたんだ。君もそうでしょう？」
目の前のピザ子は僕に語りかける。
薄くスライスしたフランスパンに
チーズとハムとキュウリをサンドしたものを
モグモグ食べながら。
「ふむ、とてもシンプルな味付けね。あなたは食べないの？」

やれやれ。それは僕が僕の為に作った素晴らしき朝食なのに。
君の嫌な予感は間違いなく的中するよ。
体重計に乗るんだろう？
乗って僕に呟くんだろう？
「明日こそはプールに行こうと思うわ。」
ってね。

出会ってから早一年。
僕らの毎朝の儀式は繰り返され終わる事は無いんだろう。
燃えるようなオレンジ色のビキニを着る君の明日も来ないんだろう。　

「そう、永遠にね。」
君は口をモグモグさせながら言った。

続く、ピース。

ダイエット中に春樹の小説は読まない方がいい。

食　べ　た　く　な　る　か　ら

良スレの予感

物語の主人公もよくランニングするし、作者本人もランニング好きなんだよね。
結構ダイエット向きか

フレンチ・ドレッシングの脱臭剤炒めは？

>>5
その元ネタの本の題名って何だったっけ

>>10
元ネタはどこにも無いよ
まぁ単なるハルキストなんだ

春樹がジョギングするのではじめたらひざにきたよ(>_<)
今はさんぽとかショコにしてる。

走ってるせいか春樹本人もやはり体型がガシッとしてるよね。

村上春樹的生活て凄く健全で憧れるよね。
朝早く起きてジョギングしてそして早くに眠る。

野菜もモリモリ食べるらしいね。白米は食べず麺類ばかりとか。

でも隣人が捨てるビンの量に呆れる位飲むんでしょう？

それはともかく、一日の摂取カロリーを1200から1500にしてからの僕といえば少しずつ痩せていたし、基礎代謝を割ることがいかにダイエットにならないかがよくわかった。
それはまるで、彼女が言っていたことを実証するかのように。

でもようナカタさん、そんな食生活おくってたらおれっち３日でくたばっちまうよ。

>>10
風の歌を聴けじゃない？

海辺のカフカを読んだらさぬきウドンが食べたくてしょうがなかった。

でも、それでも私は早朝ジョギングが体重を減らすのにはよい方法だと思うのです。たとえ眠くて辛くても。

｢ナカタはもう一杯いただきます。よくねていたせいか大変お腹がすいているのです。｣
｢まいったね。｣

　太った娘は丁寧に時間をかけて、いとおしそうにチーズバーガーをかじり，
フライド・ポテトをつまみ、ホット・チョコレートをすすった。

　あの不味いマ＊ドナルドをここまで旨そうに表現出来る春樹氏を尊敬。

>>23
それすごいよかったｗ
やたらドーナツが出てくると食べたくて仕様が無い

僕はいつものように、ダンキンどなつに宿命的な絆を感じていた。
それはごく自然に、目の前に広がる夜食の風景へと繋がる。もちろんこの来訪者を迎え入れることがどんな結果を招くかは痛いほど知っているつもりだ。
だが、自己嫌悪という奴は時として魅力的なスパイスになりうる。

いただきます、カッコウ

やれやれ

>>23
それよかったよね。
私は上巻のサンドイッチがかなり食べたかった。

ワインが決まると我々はメニューを広げて食事の作戦を立てた。選択にはかなりの時間がかかった。
まずオードヴルに小海老のサラダ苺ソースかけと生ガキ、イタリア風レバームース、イカの墨煮、
なすのチーズ揚げ、わかさぎのマリネをとり、パスタに私はタリアテルカサリンカを、彼女は
バジリコ・スパゲティーを選んだ。
「ねえ、それとべつにこのマカロニの魚ソースあえというのをとって半分こしない？」と彼女が
言った。
「いいね」と私は言った。
「今日は魚は何がいいかしら？」
「本日は新鮮なすずきが入っております」とウェイターは言った。「アーモンドをあしらった
蒸し焼きでいかがでしょう？」
「それをいただくわ」と彼女は言った。
「僕も」と私は言った。「それにほうれん草のサラダとマッシュルーム・リゾット」
「私は温野菜とトマト・リゾット」と彼女は言った。

　敢えてデザートは省く。「誰かこのコースを私と食べてくれないものだろうか」と私は言った。

僕はドーナツを食べたくてしょうがなかった、しかし食べるといままでの努力が
水泡と帰してしまう恐れがあった。しかし考えたら食べたところでそんなに意味
はないんじゃないかと思い始めた。結局のところそのドーナツを存在ととるか空白
ととるかの違いで本人が空白ととれば体には影響を与えないんだろう、そんなふうに
考えた。

それが目的の体重なの？彼女が訊いた。
いや、違うよ。もうひとつ絞るんだ。目的の体重はこれよりずっと小さい値さ。
僕はあくびをしてからもう一度深呼吸をした。
これはいわば中継点なんだよ。ここで最初のデブは痩せに向きを変えるんだ。

「そんなに体重を気にしているのかい？」と僕は言った。
「体重を気にしているなんてあなたに言われることじゃないでしょう？　大体、私の体重の
せいであなたに何か迷惑をかけたことがある？」と彼女は挑戦的な口調で鏡越しに僕を睨んだ。
そこで僕は、クマのプーのような無邪気な目をしてやり過ごした。ついでに、
「そんなに気にしなくてもいいと思うけれど」と付け足した。確かに彼女はちょっとふっくら
し過ぎていると思ってはいたけれど。
「とにかく、朝食のメニューは決めたわ」彼女はてきぱきと紺色のスーツを着ながら言った。
「朝はきちんとタンパク質が摂れるような食事、でも量は少なめ」
「それで、今日はゆで卵１つとクラッカー1枚？　昨日までは、ポーチドエッグとハムをパンに
乗せていた君が？　オレンジジュースも欠かさなかった君が？」
　彼女は振り返り，今度は直接、明らかに僕を軽蔑した視線を向けた。クマのプー作戦はもう
効かないらしかった。
「これは私の体重であって、あなたの体重ではないのよ」
　その通りだ。ザッツ・オール。

春樹って誰？

痩せるぞ、痩せてやる！
僕は自分でも戸惑うほど大きな声で叫んでいた。
…それは希望というもの…
男は不快気に首を振る、まるで金曜日の駅、深い夜の反吐を目にしたかのように。
希望というのはある限定された目標に対する基本的姿勢を最も美しいことばで表現したものです
と男は言った。
別の表現方法もある。おわかりですね？

僕は罪悪感からくる胃の痛みを意識から遠ざけようと、明日の予定を強く思い描いた。
朝は７時半に起床。部屋のカーテンを引っ張って、朝の空気を吸い込む。
顔を洗ったら少し体を伸ばして、白いシャツにアイロンをあて、まだ暖かいうちに袖を通す。
朝食にアイスオーレとプルーン、それにヨーグルトを流し込み、やや慌てながら身支度を済ませる。
そして９時には家を後にし、まる９時間程度図書館に引きこもる。
そうしたら少し散歩しつつ、どこかの喫茶店で珈琲をすする。夜には帰宅し、まっすぐ風呂へ。
体重計は素晴らしい数値を表示。僕は一人ほくそ笑む。夕食を食べようなどという発想など浮かぶはずもなく、
腹筋とストレッチを済ませてさっさと自分の部屋へ退散する。

そして、その繰り返しである。

やれやれ
またリバウンドか

テニスの壁打ちをして汗かいてきた。　精神的耳かきの様なものだ。

>>27
私我慢できなくて上巻のサンドイッチ食べるシーンと同じやつ買ってきて読みながら食べたよ〜
春樹の本は食欲が増す！気をつけろ！面白いけどね〜

胃拡張の女の子に料理作ってあげたシーンが読みたい！

みどりちゃんの料理が食べたい…

確かに美味しいサンドイッチだった。どことなく詩的な趣があった。
材料が新鮮で、扱い方が洗練されていて、音韻は正確だった。美味しい、僕は言った。
でもこの美味しさがどういう理屈で僕の腹の脂肪となるのかだけはどうしてもわからなかった。

>>10
パン屋再襲撃だ

間違えた。>>9だ

>>23だが、（財布の身の上話を聞いたあとで）マク＊ナルドに行く時はこの本を持参し、
この文章付近を読みながら（ダブルではなく、ドリンクはホット・チョコレートではないが）
チーズバーガーセットを食べている。何故かって？　普通に食べるよりも美味しく感じられる
からさ。たとえ塩が効きすぎたフライド・ポテトであっても。
カッコウ。

僕は何杯かビールを飲み、それから焼き上がった熱いピザをかじった。
ピザが食べたくなることなんてあまりないのだが、一口食べてみると世の中にこれ以上旨いものはないような気がしてきた。
甘美さすら漂う情熱的なピザ、それは明らかに僕を仲間に誘っていた。

僕は静かに目を閉じ、さも当たり前のように、今まで忘れていたかのように、ある結論を導き出した。
食べるという、一見人間に必要と思われる行為は、僕には不要なのである。

「食べたら負けだ」
僕は思った。

>>5はもっと評価されるべき

>>44
これ好き

何かに誘われるようにぼくはこのスレを開いた。
なんともいえない良スレの匂いが漂うスレッドだった、僕は殆ど自動的に書き込みをすまして、パルメザンチーズが申し訳程度ふりまいてあるトマトパスタを口に運んだ。

そういうこったよね

まっすぐ歩け、沢山水をのめ

彼らにとっては、優れた殺戮というのは、優れた料理と同じなのだ。男はそう言った。
デブは殺してもいいというのか。僕は自分でも抑えられない衝動で叫ばずにはいられなかった。
痩せるぞ、僕は人間だ。
静かに東の空が明らみ始めていた。

>２３
なんていう小説ですか？

>>53
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドです

かっこう

>>30
完全春樹じゃないけど好き

まったくなにがなんだか
どれがどれやら
さっぱりわけがわからない
羊男はもうなんだっていいやと思って、
目についた道をどんどん歩いていった。
どれくらい歩いたのかな、ダイエットになるかな、そんなことを考えながら。
ふと気がつくと、きれいな泉があったので、羊男はそこで水を飲み、ドーナツを食べた。
ドーナツを食べてしまうと眠くなったので、羊男は草の上に横になって、一眠りすることにした。
ああ、また肥るのに

ダイエットについて考えると私の頭は痛んだ。
ダイエットというものはあまりにも観念的にすぎる。
だからといってそのダイエット性の中にひとつひとつ実生活をはめこんでいくと
そのうちにそこから派生して生じるものがダイエットの属性なのか
実体なのか分からなくなってしまうのである。
さて、体重は増えているのか減っているのか
私には分からないことが多すぎる。

>>57
わかるだろｗｗｗ

バーテンが何かつまみはいらないかと訊いたので、チーズを注文し、一切れだけ食べた。
僕はどうやってダイエットを成功させようか考えていたのだが、上手く頭を働かせる事ができない。
僕は自分ががらんどうの部屋になってしまったような気がした。
そのうちにある干からびたこだまのような声が聞こえてきた。
ステーキステーキ、ダイエットは明日から…
僕は心の声に従った。
明日からのダイエットでも、夏までにはまだ間に合うさ。

>>54
ありがとうございます!!
読んでみます

姿勢の問題だよ。様々な物事を愛そうと務めれば、ある程度までは愛せる。
しっかりダイエットして生ていこうと努めれば、ある程度までは減量できる。
でもそれ以上は駄目なのね？
彼女が訊く
それ以上のことは運だ と僕は答えた。

村上春樹って作家だったりするの？
このスレ見てたら読みたくなってきた
なんかおすすめの小説(？)ってある？

>>62
女ならノルウェイの森、男なら世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドあたりが一般受けよさげ
気軽に読むならエッセイか短編集。遠い太鼓が結構笑える
本格的に読むなら処女作から年代順に追うのがいい

雨天炎天もオススメ。
ルクミ食べてみたくなる。

レスありがとう。
じゃあ短編集読んでみます。明日買ってくる気だけど今からわくわく
読んだら仲間にいれてね！

静か過ぎる夜、
僕はいつものようにチーズバーガーを片手に
ビールを一気に飲み干した。
そして決心する。

僕は会社に「３ヶ月休む」とだけ連絡を入れ、
貯金を全部おろして旅に出ることにした。
彼女には「ダイエットの旅に出る」と
言っただけで、どこに行くか何も伝えていない。
そんなことはどうでもいいことなのだ。

虚無感や喪失感を全て抱えて歩き出す。
道中に白猫が寝そべっている。
僕はしゃがんで、ポケットの中から鰹節を出してあげた。
やれやれ。
お前は気楽でいいな。

>>66
鰹節を持参しているところが凄い！

いや、実に助かったですよ
と軍曹は私に言った。
いつもは非常食を２三日困らんくらいのぶんは用意しておくんですが、今回はたまたま油断して置いとかなかったんですよ…。
そう言って彼は倒れ深い闇の中で睡魔と戯れた。
まあ、キャンプもいいけど、ほどほどに

やっとことしろつめくさともんしろちょうに誓って痩せる。

「太ったブスがやせたこけたブスになることに、どうしてみんな一生懸命になれるのかしら？」
「きっと誰もが、変わることにしか希望を見出せないでいるのさ。数字がすべてだと思っている。そういう時代なんだよ。」

体全体に占める顔の面積は約1割。
その1割は重要な部分でしかも変えようもない。
だけどそんな事はみんな分かってるんだ。
みんな残りの9割に望みを託して生きていくものなんだ。

僕は焚き火相手に独り言を言った。

痩せてこそ浮かぶ瀬もあるノモンハン

>>71
イイ！ｗ

カッコウ

おなかすいた。

君のお母さんな、あれは本当の豚だ。
ぶうぶうの豚だ。豚みたいにがつがつ食いやがる。
あれが20年後の君の姿だ。

OTL

>>6　に同意w
春樹の文体はなぜあんなに美味しそうなのか。本人はランナーなのになあ
ダイエット中なので春樹断ちをします。このｽﾚ読むだけでやばい

>>57-58ちょっと笑った
久々に図書館で春樹借りてきた

ドーナツ食ったage

>>4が一番ワロタｗ

そして双子と僕は深い海の底のような空腹感を
真上から眺めているだけだった。

ポケットからチョコバーを出してかじり、口の中に広がる甘みを楽しむ。

要は冗長なんだよね。

ねぇ、私適当な作り話してるわけじゃないのよ。全部本当のことなのよ
あなた私に太った？って聞いたじゃない？あの日はあなたに会うから一週間かけて2キロ痩せたのよ。

めこか…

「あなたの体重は増える一方じゃない」
「あるいはね」

「ねえ、ねえ、何か言ってよ」
「すごく痩せたよ、ミドリ」
「どのくらい痩せた？」
「二匹の子熊が抱き合って草むらをごろごろ転げ回ってね、そのうち二匹で一匹ぶんの太さになってしまったくらい痩せたよ」
「ふうん」
ミドリは満足そうに鼻を鳴らした。

「すっごく素敵」

うる覚え

全部読んだが、2行で村上を全て表している >>4 が秀逸ｗ。

>>44>>47だろ。
あれは上手いよ。

学生ぐらいだな。これ読む暇あるの。

太りつつある現実
かっこう

ピイス

みんな語尾にカッコウてつけるけど、どういう意味？
村上春樹
名前は知ってるけど全然読んだことない。
ただすごく美味しそうな人だってわかった。
普通は高校の授業なんかで扱うのかな??
今日は図書館行ってみよう。

>>34
あ〜いーな。
真似してみたい。
でも無理だろな
今はやる気満々なのに。

>>97
かっこうってカラスの鳴き声じゃなかったけ？

かっこう、はダンス・ダンス・ダンスでのことばだっけか。
これの頻度が増えることで途中で不安定になってく主人公の心情を表してて、読んでてすごく恐かった覚えがある。

かっこう

美味しいビールを飲む為にマラソンしてる

アイスクリーム、と思った。まだ食べるわけにはいかない。

やれやれ、３ヶ月で２キロか。

彼女は云う。
「カリスマモデルと同じ体系でなければ同じ洋服は着られませんから。
ゆえに過剰なダイエットをしてまでも、自分を誰かに近付ける努力は怠りませんのよ。」

自分の身体を忘れ、『他人化』するために生命の危険すらかけて努力する。
非常に無謀である反面、なぜか可愛い。

外見を、斯く言う『カリスマ』に近付けることで周囲からの評価が得られる。

僕は思う。それでいい。

ﾜﾛﾀ

春樹　新刊でたね

「この体の優れた点は、」とデブは僕に言った。
「皮下脂肪と内臓脂肪が一体化していることだ。」

「私が太ってる事分かる？」
「分かると思う」

あなたはまたいつか私を傷つけるかもしれない。そのときに私がどうなるか、
それは私にもわからない。あるいは今度は私があなたを傷つけることになるかもしれない。
何かを約束することなんて誰にもできないのよ、きっと。
私にもできないし、あなたにもできない。
でもとにかく、私はピザのままよ。それだけのことなの。

「君がやらなくちゃならないのは、たぶん君の中にある食欲を乗り越えていくことだ。
そこに適度な運動を入れ、君の身体の脂肪を溶かしていくことだ。
それが本当にスリムになるということなんだ。」

｢ねえ、人間は生まれつき不公平に作られてる。｣
｢誰の言葉？｣
｢山本圭一｣

僕の脂肪は知識さ
つまり必要ないものって事だよ。

朝はゆでたまご。昼はSOYJOYだ。やれやれ

このスレ最高


文化的拒食だ。やれやれ。

「今僕にわかることは恐らく君が太っていることを気にして、痩せたいと願っているだろうことなんだ。
しかし、僕の目には真実は分からないし、そもそも僕の見た真実なんてものに特別意味はない。
今僕がひとつだけ君に伝えたいのは、
日本の季節がいっぺんにここへ到来したくらいに、君を愛しているということだけなんだ」

感動

>>116
これ何の小説からの引用？
いい台詞だね

>>115
文化的拒食、いいね。文化的雪かきだっけ？

>116です
自作だよ、
私も、思わずノートにかきうつした笑

ダンスダンスダンスに出てくるユキちゃんが好きです

>>119
そう、本来は文化的雪かき。

でもそうじゃない意味をこめて、文化的拒食。

>>29
どの小説に元ネタありますか？
「存在ととるか空白ととるか…」の所です。

村上春樹の小説MyBEST3

1.ねじまき鳥クロニクル
2.世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
3.中国行きのスローボート

「完璧なダイエットなどといったものは存在しない。完璧なリバウンドが存在しないようにね。」
僕が肥満児のころ偶然に知り合ったある評論家は僕に向ってそう言った。僕がその本当の意味を
理解できたのはずっと後のことだったが、少くともそれをある種の慰めととることも可能であった。
完璧なダイエットなんて存在しない、と。

しかし、それでもやはり痩せようという段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。
僕が消費できるカロリーはあまりにも限られたものだったからだ。例えば亀田一家について何かが
語れたとしても、ボクシングについては何も語れないかもしれない。そういうことだ。
8年間、僕はそうしたジレンマを抱き続けた。―――8年間。長い歳月だ。
もちろん、あらゆるダイエット本から何かを学び取ろうとする姿勢を持ち続ける限り、痩せることは
それほどの苦痛ではない。これは一般論だ。

70kgを少し切ったばかりの頃からずっと、僕はそういった痩せ方を取ろうと努めてきた。おかげで
他人から手痛い打撃を受け、欺かれ、誤解され、また同時に多くの不思議なリバウンドもした。
様々なデブがやってきて僕に語りかけ、まるで三途の川をわたるように音を立てて成人病にかかり、
そして二度とダイエットをしなかった。僕はその間じっと口を閉ざし、何も食べなかった。
そんな風にして僕は20代最後の年を迎えた。

「それから君のフェラチオすごかったよ」
直子は少し赤くなって、にっこり微笑んだ。
「ラーメン二郎もそう言ってたわ」
「僕とラーメン二郎とは意見とか趣味とかがよくあうんだ」
と僕は言って、そして笑った。
彼女は少しずつラーメン二郎の話ができるようになっていた。

僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのラーメン二郎」と呼んだ。

「男の人ってラーメン二郎のこと考えながらあれやるわけ？」
「まあそうだろうね」と僕は言った。
「株式相場とか動詞の活用とかスエズ運河のことを考えながら
マスターベーションする男はまあいないだろうね。
まあだいたいはラーメン二郎のことを考えながらやっているんじゃないかな」

泣いたのは本当に久し振りだった。
でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。
僕の言いたいのはこういうことなんだ。
一度しか言わないからよく聞いておいてくれよ。

　僕は・ラーメン二郎が・好きだ。

ノルウェイと風の歌か
つまんね
面白いとでも？

>>130がどんだけ面白い文章書けるか見物だなｗ

「この店で食べる価値があるのはｼｰｻﾞｰｻﾗﾀﾞくらいだよ。ﾒﾆｭｰにあるものはおおかた試してみたけどさ。君はここでｼｰｻﾞｰｻﾗﾀﾞ食べたことある？」
彼女は首を振る。
「じゃあ、何食う？」
「あたしは、いいわ。お腹空いてないから」

ｳｪｲﾄﾚｽが水を持ってくると、僕はｼｰｻﾞｰｻﾗﾀﾞとｶﾘｶﾘに焼いたﾄｰｽﾄを注文する。
「すごくｶﾘｶﾘにね」と強調する。「黒こげになる寸前くらいに」それに烏龍茶。
僕はそう言ってから思い出したように煙草に火をつけた。
そして、彼女と他愛のないことばを交わす。

あと何日かすると、
この街路樹にも多彩な電飾が取りつけられるだろう。
ｶﾞﾗｽ窓を覆う植え込みに目をやり、僕はそんなふうに思った。

彼女はｺｰﾋｰを注文する｡

僕はといえば、つい今しがた運ばれてきたｼｰｻﾞｰｻﾗﾀﾞを頬張る。
そして丹念に咀嚼する。
たくさんの水を飲み、それから烏龍茶を飲む。

「おいしそうね！」
そう彼女が言うから、僕は薦めようとした。

「･･入らないのよ･･･。」
「･･･入らない？って?!」
「ﾌﾞｰﾂ！去年のﾌﾞｰﾂが入らないの!!」

今ちょうどアフターダーク読み返してるところだｗｗｗｗ

このスレ面白い！！
ファンになってしまいそうです！
ああ、わたしもこんなの書けるようになりたい(笑)

やれやれ

やれやれ。

ﾃｨｰｶｯﾌﾟを包む彼女の両手を僕はしばらく黙って見ていた。

かたちの整った10本の指先は淡く自然な赤みを帯びている。
あえて人工塗料など施す必要はないくらいだ。
細くもなく長くもないその手肌は新雪のように白い。
表面は発酵されたﾊﾟﾝ生地のようにきめ細かく、見るからに柔軟さを兼ね備えている。

髪をかきあげる仕草も、その手首にまかれたｱﾅﾛｸﾞ式の腕時計もいとおしく感じる。
あたたかく、やさしい女の子らしい手である。

そんな僕の勝手な黙考を遮るかのように
何やら浮かない面持ちで彼女は言った。
「ﾌｧｽﾅｰがね・・上まであがらないの・・・。」

できれば話題を変えたかったのだが、取りあえず僕は聞いてみた。
「確か・・。茶色の？」

彼女はゆっくり頷くと、またぼんやりした顔をした。

僕はわずかに残った烏龍茶を飲み干す。
そしてﾄｰｽﾄを手に取りしげしげと眺める。
少なくとも注文通りの焦げる寸前の焼き加減でないそれを頬張る。
決して不味くはない。

たとえば、この真っ白いﾄﾚｰの上に僕の言う「焦げる寸前のﾄｰｽﾄ」がのったとしてもちっとも可笑しいことではない。
ﾄｰｽﾄがそれほど難を要する調理法なのか。

「ﾚｻﾞｰってさ、伸びるよね？」僕はひとりごとのように付け足す。
そして焦げる寸前のｶﾘｶﾘでないﾄｰｽﾄの約半分を一気に口に押し込んだ。
僕らしくない味わい方である。

>>123
羊をめぐる冒険上の１０１ページでつ

「ねぇ、もっとピッツァを食べないか？」


・・・や れ や れ

　 　　　　　　　ﾊ,,ﾊ
　　　　　 　 ('(ﾟ∀ﾟ∩_　おいらをどこかのスレに送って！
　　　　　　／ヽ 　 〈／＼　お別れの時にはお土産を持たせてね！
　　　　 ／|￣￣￣|.＼／
　　　 　 　| ﾓﾂ煮　|／
　　　　　　 ￣￣￣
現在の所持品：たばこ・スーパーマリオブラザーズ・練炭・とうきびチョコ・ジアース・ブラゲ豚 ・Keron
kawaii 七輪　ブラウザゲー　ブラゲスレ行きﾁｹｯﾄ(片道)　うまか饅頭　○＝俺　School Days未開封
School Days開封済　うんこ　インギー　ｱｰﾗｲ！　kotsは神　スカイラーク全部　いちごましまろ
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PS2　ジャクムの兜昇華繚乱命中30%10連品　マーシャルグラブ攻撃21　ホーンテイルのネックレス卵3連品
ギアノスの鱗　プレマリン　パキシル80mg　RIOのハメ撮りビデオ Lady メリーの死神の鎌　
みんなのうらみ 焼き肉のタレ 賢者の石

「とにかく」
と彼女は言った。

「とにかく食べないことよ。それだけ」

風が吹き、止んだ。
太陽は役目を終え、月に引き継ぎの連絡事項を伝えようとしている。

「もちろん、適度な運動と栄養バランスを考えた食事で、科学的に体重を落とすのが理想的なダイエット法よ。
　でもそれはあくまで理想論なの。実行できるのは一部の意志の強い人間に限られるわ。
　健康的な体系になる為には、一時的に不健康な手段を用いなくてはいけない場合もあるのよ。
　理想的な国家を作る為には、時に国王をギロチン刑にしなくてはいけない様にね」

「無血革命というわけにはいかないだろうか？」
　僕は言った。

彼女は少し鼻で笑い、あきれた様な顔をしたが、すぐに元の厳しい表情に戻った。
明るいニュースから暗いニュースに移る時のキャスターの様に。

「あなたは状況をよく理解していないようね。
　事態は深刻なの。村は燃え、老人と子どもは焼き殺されたわ。
　もう強行手段以外に方法は無いのよ。」

…やれやれ。どうやら彼女は真剣に腹を立てているようだ。
僕の体重に象徴される、僕の人間性そのものに対して。
しかし僕にだって言い分はある。
何と言ったって、これは僕の体重であって、彼女の体重ではない。

「これは僕の体重であって、君の体重ではない」

僕は口に出して言ってみた。
しかし、案の定、僕の意見は黙殺された。

「もう一度言うわ。とにかく食べるのをやめるのよ。それ以外に方法は無いわ。
　栄養のことは、一度理想の体重まで落としてから考えればいいのよ」

彼女は間違っている、と僕は思った。
一度無くした物は二度と元に戻せはしないのだ。
カフェ・オレをブラックコーヒーに戻せはしない様に。
栄養を無視して体重を落としたとしても、
その時にはもう僕たちの関係は今とは違うものになっているだろう。
しかし、僕はそれ以上反論するのをあきらめ、彼女の意見に従うことにした。

オーケー、僕は確かに太っている。食べるのをやめよう。

「そうだよな」と彼は認める。

「ハワイにまで来て、アイスクリームをなめて、ピザを食べて暮らしたいとは誰も思わないよな。たしかに。
でも長男には、食べ物を少しでも多く食べたいという好奇心があったし、それを押さえることができなかったんだよ。
そのために支払わなくちゃならないものがどんなに大きかったとしてもさ」

「知的好奇心」
「まさに」

http://www.pandora.nu/pha/tools/spam/harukin.php?key=%83I%83i%83j%81%5B%97F%92B

>>144
ダンス・ダンス・ダンス？

>>144
健康的な体系×→健康的な体型

>>146
いや、特に直接の引用は無いです。

>>146
アフターダークですよ〜。

まいったね

そして、時が経つにつれて僕の中のぼんやりとしたものが
はっきりとしたかたちをとりはじめた。
僕はそのかたちを言葉に置き換える事が出来る、
それはこういうことだった。

“デブはスリムの対極としてでなく、その一部として存在している”

ぱちん。オフ。

無数のパン粉が外に向けてピッピッとはじけるように粒立ち、油がしゅうしゅうと
音を立てて内側にしみこんでいくのがわかる、芸術的なコロッケ……

スパゲッティは幾分やわらかめだったが致命的な程ではなかった。
スパゲッティを食べながら僕は考えた。
痩せられる？
たった１０分間で何を痩せられると言うのだ？

これ、おもしろい。今度僕も書き込もう！(自称ハルキスト兼ダイエッターより)

久し振りに村上作品を読みたくなった

僕は幾分疲れて痩せたように見える腹を見下ろした。
滑らかな皮膚の下に横たわる脂肪が囁く言葉に耳を澄ませる。
―君にしてはなかなかよくやってるじゃないか。でも何か忘れてやしないかい？
とぼけようたって無駄だよ、ほらようく見てごらん―
ひんやりとした笑い声に皮膚が泡立った。
僕が何を忘れていると言うのか？
ふと足元を見下ろすとチョコレート菓子の銀紙が鈍く光を反射しながら音もなく散乱していた。
なんだこれは？
青ざめて鏡を振り返った僕の口元には弁解しようのないチョコレートの跡がはっきりと残っていた。
僕の負けだった。

やれやれ、また一からやり直しだ。
僕は彼女に尋ねた。
「どうしてこんなことをしたんだい？」
彼女は、目の前にある空っぽになった皿を、まだ名残惜しそうな目で眺めながら、
聞き取るのがやっとなくらいの小さな声で言った。
「だってお腹が空いて仕方がなかったんだもの」

僕は彼女に悟られないように用心しながら小さくため息をついて（もし彼女に
見られたらもっと面倒なことになる）、彼女が平らげたパスタとピッツァの皿を流しへ下げた。
やれやれ。せっかくうまくやってこられたのに。また一からやり直しだ。
でも仕方がない。これは現実に起こってしまったことなのだ。
好むと好まざるとに関わらず、僕はまた彼女のためのダイエットメニューを
振り出しに戻って作り直さなければならないのだ。

Ｌサイズピザを４枚抱えたまま
宅配ピザ屋は、僕と双子を見比べた。
「彼ったら凄いのよ。」
「まるで獣みたいなの。」
双子は言った。
「参ったね。」
宅配ピザ屋は答えた。

エレベーターは確実に上昇している。僕の手のひらにピザがある。
やれやれ、またかと僕は思った。無意識の内にピザを買いにひき
こもりから外の世界へと旅立っていたのだ。
そしてまたここに戻ってきた。あれだけ直子にピザはやめておけ
と釘をさされていたのに、ピザを買いに行く衝動はやめられない。

☆

アパートの部屋の前に羊男が立っていた。
「どうして、君がここにいるんだい？」
そう僕が訊くと、「おいらにもどうしてだかさっぱり検討がつかないんだ
」と羊男は言った。
「どうしてまた戻ってくる羽目になったのか、てんで分からないんだ」
「とにかく部屋に入れよ」
僕は羊男を部屋に入れた。ソファに座らせ、コーヒーを入れてテーブルに
置いた。羊男は天井を見つめ、いい色だ、と言った。
「新しいアパートなんだ」と僕は言った。

「ピザは食べないのかい？」
「いや」と僕は言った。
「どうしてだい、それは君が買ってきたものだろう」
「実はというと、自分で買ってきたのに食おうかどうか迷っているんだ」
「何を言ってるんだ？」
「直子と約束したんだよ」
「彼女はどこにいるんだ？」
「京都の病院にいるんだ」
「だったらばれやしない」と羊男は鼻の穴をほじくりながら言った。
「ばれなきゃいいじゃないか」と続けて言った。
そんな問題じゃないと僕は返した。
「問題は僕がでぶな事なんだ」
「どうしてでぶがいけないんだい？」
羊男にそう言われると、僕はでぶがどうしていけないかについて深く
考えさせられた。明確な回答なんてまるで見つからなかった。


☆


結局僕はピザを食べることとなった。羊男と二人でたいらげた。
ピザを食べ終わると羊男は踊るんだ、と言った。
踊るんだよ、踊るんだ、カフカと言った。
「何言ってるんだ、僕はカフカじゃない」
「そうかきっと人違いをしちまったんだ」

ブレンドされとるｗｗ

あらゆる運動を深刻に考えすぎないようにすること
あらゆる食物と自分との間にしかるべき距離を置くこと

って出来てたら太らないよなぁ〜。

あらゆる食する行為を深刻に考えすぎないようにすること
あらゆる運動と自分との間にしかるべき距離を置くこと

僕はそんなものさしで世の中を生きてきた。
少なくともデビットカッパーフィールドは僕にそう教えてくれた
のだ。
しかし実際は違った。僕の体内には脂肪が蓄積され、
外に出れないほどの容姿と化してしまった。やれやれ恥ずかしいのだ。

僕はジェイズ・バーで酒を飲む事を習慣にしていたが
太ってからというものめっきり外に出ることが怖くなってしまった。
僕は部屋にひきこもり、でぶの自分を責め続けた。
それプラス食べ続けた。責め続け、食べ続けた、無限ループだ。

僕は部屋の中で双子の姉妹とビールをガブ飲みした。
双子の姉妹の片方の耳が好きだった。彼女の耳はイルカホテルで
整形したそうだ。
「なあ僕はもうでぶでどうしようもないんだ」と僕は言った。
「あらそう」と彼女は返した。
「でぶででぶで仕方ないんだよ。仕方ないんだ。ノーベル賞だって
遠くない気がするのに」
「何を言ってるの」
「とにかく走る事にするよ。でも怖くて外に出れないんだ」
「ねえワタナベくん」
「へ」
「あなたって車輪の下って小説読んだことある？」
「ない」、と僕は答えた。

>>1はすばらしいけどそれ以外は微妙なスレだ。

簡潔かつ、素晴らしい>>4は称えるべきだ

オーケー認めよう。僕は綿谷ノボルより太っている。

村上春樹と安西水丸って、先日死んだ百瀬の仲介で知り合ったんだよな。

天下の村上がヤクザ人脈どっぷりってことをファンは認めたがらない。

喫茶やってた頃からヤクザどっぷりなのに。

>>31熊のプー、だいすきｗ

>>69元ネタがわからないうえになんかミステリアスで気になるｗ

>>166
百瀬って、８９３で虚言癖があって、週刊新潮の連載を切られたんだっけ？
そもそも村上春樹がやっていたの喫茶店じゃないしｗ

やれやれ、僕は過食した。

>>169
やれやれ、わたしも過食した。

笠原メイが好きだ。

「だから、何だって言うのよ？」

まったく、減りもしねえ

ただそれだけの事だ。
そしてその事実が、僕をひどくうんざりさせた。

体重とは減らないものなんだ。永遠に繰り返し、結局元居た場所に戻ってくるんだ。
それはもう決まっていることなんだよ。

ダイエットは僕の希望のメタファーだと感じた。
しかし、よりによってこの３連休は酒を飲みすぎ
２キロ増えてしまった。
やれやれ。

僕の胃袋はまるで井戸の様に底無しだ。
そして、暗い闇がやがて僕自身をも引きずり込んでしまう。そう思えた。

このスレ地味に好きなんだけどｗ
ふと思いついたときに覗いてしまう

松、竹、梅、梅・・・
笠原メイは素早く行き交う人の肥満度を判断した。

俺たちチーズを食わないか？

だが断る。

やれやれ。

目が覚めるとまずコーヒーを飲む。液体が胃壁に触れる。 それだけで生きていくことも可能なのだ。

体重計に乗る事によって、
誰もが好む好まざるに関わらず、否応無しに現実を突き付けられる。

それは生きていく上で欠かせない儀式の様なものだ。

「ホシノちゃん、油たっぷりジューシーなケンタッキー・フライドチキンはどうだい？」
とカーネル・サンダースは言った。
「でもそれってどうせアタリじゃないんでしょ？」
「アタリ？」
「肉がいっぱい付いてるチキンのこと。どうせ皮ばっかりだろう、ケンタッキーなんて」
「バカ言え、俺をなんだと思ってるんだ。カーネル・サンダースだぞ。お肉、油、コレステロール、何でもありだ」
やれやれ、とホシノ君は思った。

僕と彼女の間には共通的な要素がなんら見いだせない。
例えばフライドチキンでさえ。
　
目の前に置かれた山盛りの揚げた鳥肉にさえ、彼女は躊躇する。
　
その点僕の脂肪は僕についてくる。
　
いとしげに…（いくばくかの後ろめたさを感じながらも）僕と脂肪との関係は
彼女よりも親密になっていると思った。
　
「いっそカーネルに改名したら？」と彼女はけだるそうにつぶやいた。

「…あのさ、その残ってるサンドイッチだけど食べないならもらっていいかな」「いいわよ。ツナだけど？」「君は？ツナ嫌いなの？」「嫌いじゃないわ、でもツナを食べると体に水銀がたまりやすいの」

「水銀が体内に蓄積されると４０歳を過ぎてから心臓発作を起こしやすくなったり髪も抜けやすくなるの…」
「へぇ〜！水銀かぁ！で？ツナの他には何がダメなの？まさかチキン…。ケンタッキーフライドチキンも？」
「そうね、水銀とは直接関係ないと思う。食べ過ぎると太るってことを別にすれば」

「もっと痩せなくちゃならないの…」
　
しばらくして彼女は話し始めた。
　
　
ポケットのタバコは空で、探った手は何もつかめなかった。
　
…いや、、空っぽのタバコの箱には確かに触れていた。
　
だけど空っぽのポケットとダイエットと頼んだばかりのチーズバーガーで僕はひどく混乱した。
　
僕と彼女の隔たりについて

やれやれ

やれやれ

やれやれ　　　で全てが終わる

∴ダイエット成果無し

やれやれ、、

どうやら僕はピザと呼ばれる“わく”に入るらしい。

体重はともかく、目覚めても食べ物がうかぶ限りにおいては。

体重をわかっているということと､それを目に見えるかたちに減らしていけるということは､また別の話なのよね｡
そのふたつがどちらも同じようにうまくできたら､生きていくのはもっと簡単なんだろうけど

「この一覧の運動をこなせば、ピザにありついても太らないの」
　
やれやれ
　
僕はたばこに火を付けた。
　
そして島本さんの事を思い浮べた。
　
だけどうまく思い出せなかった。

僕は331本目のダイエットコークを飲み干した

「金持ちなんてろくな人種じゃないね」
　
鼠はそう言うと333本目のダイエットコーラを口に運んだ。
　
それはまるで、決まり切った動作の様にごく自然だった。

1886年/2008年のコカ・コーラは今も冷たい冷蔵庫で眠りつづける。
最後の一つのプルタブに手がかかるまで、彼はさめることなく眠りつづける。

「ダイエットなんてくそくらえさ」
そう云うと、鼠はいつもの様に自分の手を裏返したりして、眺めていた。
「自分で云うのも何だが、醜い手だ」
僕は何も云わず頷いた。
「この肉の付いた手が太ってる証拠なのかい？」
「だろうね」
「何故野菜なんて食べる？」
「何故肉ばかり食う？」
「簡単だね、単純に美味いんだ。ハンバーグ・ステーキをコーラで流し込む」
「・・・これに勝る幸せなんてないんだ」
そう云われてみればハンバーグ・ステーキを食べている時の鼠はとても幸せそうな表情をしていた。
「僕が言うのもなんだけど、君はそのままでいいと思う」
「君が太っている事を指摘する人なんて皆死んでしまえばいいんだ」

どうだろう

太鼓腹を突き出して笑う上司を見ているとひどくうんざりした。

どうだい？いずれお前もこうなる運命なのさ。

そんな思いが浮かぶ時、ダイエットについてこれまでの挑戦と挫折の経験が浮かんだ。


どうやっても逃れられない悪夢の様に…脂肪が、カロリーが、ピザやドーナツが僕を捕えて離さない。


きっともう、誕生日ケーキやクリスマスチキンに胸をときめかす事はないんだろう。

うんざりだ。
急に鼠とビールを飲みたくなった。

五反田君のようにほっそりなりたい、などとは思わなかった。

スープとニクが僕の恋人。

君が痩せてる姿なんて僕はみたくない
だからそのままでいいんだ

>>202
これは惚れる

>>203
ありがとう

「マヨネーズを夜中に吸う？」
「そう。ﾜﾀﾅﾍﾞﾄｵﾙは少女時代の私に、それを教え込んだのよ」

>>205
ﾜﾀﾔﾉﾎﾞﾙっぽくて好きです。

僕は太りつつある・・・・・・・・・・。



ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

「ねえ、なぜ指にタコが出来てるんだ？」
「口の中に入れて吐くためよ。あなただってやったことあるでしょう？」

僕の耳元で彼女はそう囁いた。

「指を使って？」
「そう。吐くの。げえっ、て。」

もちろんそんな経験は僕にはなかった。
どうやら彼女にはまだまだ未知の部分があるようで、それはひどく僕を混乱させた。

やれやれ

「２ちゃんねるのダイエット板をよく見るの」
彼女は視線をはずしながら、ようやく口を開いた。

僕には分かった。

彼女が何かしら悩み事があるという事に。

そしてそれは《ダイエット》に関する事の様だ。　　　　　　　　　　　　　　やれやれ、、僕の体重はメタボリックでかなりの肥満だというのに。

・・・からあげが食べたかった。
私は新鮮な鶏肉を使って揚げた「からあげ」を何よりも求めていたのだ。

しかし妻が私の目の前に置くものは野菜ばかり。

トマト・レタス・キュウリ・・・・・・やれやれ。

3キロ太った。
悪くない。

カロリー表示を見てみたが、
何を書いてあるか分からないし、どうでもいい。

カンガルー日和age

こう考えてみよう。
世界は、ダイエット的な世界と非ダイエット的な世界に分かれていると。
君が今いるのは、ダイエット的な世界だ。

彼女の腹部は波うっていた。

太ろうが痩せようが君は僕の大切な人なんだ。

これからもずっと。

いっそのこと君を食べてしまおうかと僕は思ったよ。

わたしが食べられる？
渡辺君、わたしは脂肪分いっぱいなのよ・・・。

上げ

僕は体重計に乗ってみた。
いつからだろう？つま先が見えなくなったのは。

「あなた、タヌキみたいよ。」
「それはいい思いつきだね。」

僕はポンポンとおなかを叩いて見せた。

君が好きだよ。
春の熊のように好きだ。

つまり旺盛な食欲の君が好きだ。

「私、停滞期なのよ。だからイライラしてるんだと思う」
「知ってるよ」と僕は言った。
「でも気にすることはない。誰だって停滞期のたびに
いっぱいリバウンドするんだ」

ビール、フライドポテト、ハンバーガー、ピザ、スパゲッティ
オムレツ、サンドウィッチ、ステーキ、ドーナツ、かき揚げ
コーラかけホットケーキまでも・・・。
村上春樹の小説を読んで食ってしまったもの達。

コーラかけホットケーキ。

ふむ、悪くない。

シャワーからタオルを巻いて出てきた君。
太股に波打つ皮膚。
それは素晴らしいセルライトだった。
うん。僕好みだ。

君の言っていることはいささか漠然としてわかりにくい。

君が＜ピザになった＞というのは具体的にどういうことなんだろう。
セルライトが出来る、メタボになる。それはもちろんわかる。
でも君が＜ピザになってしまう＞というのはどういうことなんだろう。
具体的なイメージが浮かんでこないんだ。

僕以外の誰かとピッツァを食べに行ったと、君は手紙に書いていたけれど
そのことで君は＜ピザになった＞のだろうか。

自分でもびっくりするぐらいの小便が出た。

それはまさに、僕自身が小便になってしまうかのような長さだった。

僕が村上春樹なら、ここでは「ピザ」じゃない。
「ピツァ」と言うべきだ。

悪くない。

ついに「村上レシピ」にまで手を出してしまった

やれやれ

そして僕は簡単なポテト・サラダを作って食べ、ハイネケンビールを2本飲み、
熱い風呂に入って全身を丁寧に洗い、洗面所の脇に置いてある体重計で自分の重さを量ってみた。
下を見下ろすと、ぽっこりつきでたお腹が邪魔をして自分のペニスが見下ろせなくなってることに気がついた。


やれやれ

>>231

うまいね

そろそろねじまき鳥読む季節かな・・・と関係なくあげておく

｢名古屋はエ〜エ〜で｣
短パンマンと名乗る男はそう言った。そして｢いろいろあるさ｣と付け足した。
やれやれ、と僕は思った。

｢朝の五時くらいに、またここに軽く食べに寄ると思うんだ｣と彼は言う。｢どうせ原が減るから。そのときにまた君に会えるといいな｣
｢どうして？｣
｢さあ、どうしてかな｣
｢ピザだから？｣
｢それもある｣
｢ステーキに添えてあるフライドポテトが恋しいから？｣
｢それも大いにあるかもしれない｣

あ。
×原が減る
○腹が減る

逝ってくるピザ

なんだこのスレは。
村上春樹風にダイエットを語る？
くだらない、僕はそう呟くと揚げたての唐揚げを三つ口に放り投げた。

じゅわり、サクッ。この感じがやめられなくて次々とから揚げは僕の中へ入っていく。

ダイエット？そんなもの、明日からでも遅くはないさ。
今日はしたくもない仕事に追い立てられた。から揚げはむしろ褒美だ。何を躊躇することがある？

こうやってダイエット宣言は永遠につづく。だがそれが人間ってものじゃあないか？
僕はビールのプルタブをつまみながら一人で口の端を曲げて笑った。

「なぜ痩せない？そもそもなぜ痩せなくてはいけないんだ？」

「よくわからないですね」と僕は力なく微笑みながら言った。
「ダイエットの指導をすることはかまいません。ただし何の責任ももてませんよ。」

牧村拓は何度か肯いた。耳の舌の肉が揺れた。ゴルフではその肉のたるみは取れない。
もっと根本的な生活の転換が必要なのだ。

「王道至上主義社会」と僕は要約した。

>>237

村上春樹を正直よくわからんけどワロタ

「ビリーズ・ブート・キャンプ」の次は、「コアリズム」か。

やれやれ。

もっとやれやれ

保守

　ダイエットをするほど太ってないわよ、彼女はつまらないバラエティ番組を
見るような目で私を見た。
「ダイエットは一つの手段なんだ。別にダイエットじゃなくてもいい」僕は言った。
「やっぱりあなたは何を考えてるかわからないわ」彼女はいつもの顔をした。

　彼女はなかなかわがままな女だった。ちょっとでも話を難しくすると
手を頭にやり、難しい、と適当にやり過ごす癖があったし、
ベッドの上でもなかなか結合できないとすぐテレビをつけた。
彼女は自分の思い通りにならないとすぐ機嫌を悪くした。

　今回もそうだ。彼女は僕のお腹が好きだった。ダイエットの話をして顔色が
変わったのもそのせいだろう。
「男が胸のようなやわらかい所をさわるのが好きなように女もそうなのよ。
だからあなたのお腹を触るの」というのが彼女の口癖だったくらいだ。無理もない。

確かに僕のお腹には年齢と共に脂肪がついた。かつてそこにあったシャープなシルエットが消え、代わりに柔らかなメタボリックな曲線になる。だけどそれが何だって言うのだろう？皆そうやって年をとってゆくのだ。
そう考えながら、僕は深夜のバイパス沿いで嫌になるほど明るすぎるマクドナルドのドアをあけた。
揚げたてのポテトの匂い。ふぅむ。悪くない。

age

一体このスレッドは何なんだろう。
こんなにも興味をひかれたのは久しぶりだった。
僕はパソコンの前に座りながらため息をついた。

「バナナダイエット」、そうキーを叩いてインターネットで検索してみた。そこにはおびただしい数の情報があった。
人々の「痩せたい！」「食べたい！」という欲がうらなりになってまるであくびの出るほど大きな蜂の巣のように繋がれていた。
「やれやれ。」
僕はいささかうんざりしつつも、微笑んだ。それはどこか、マリア・テレサのようだったと思う。
こんなにも世界の人々は、痩せたがっているのだ。

マリア・テレサ…おかしい、何かが違う。僕の脳を閃光が走る。
あっ！
やれやれ。どうやら僕はマリア・テレジアとマザー・テレサを混同してしまったようだ。
「よくある間違いだわ。」
「そう？」
「あなたってなかなかそそっかしいところがあるじゃない。」
僕は彼女の言葉に頷いた。一緒に頬の肉がワイルドと揺れる。
オーケー、認めよう。
やはり僕にはダイエットが必要なのかもしれない。

＞オーケー、認めよう

wwww

ディランw

>>249
ｗｗｗｗｗｗ

>>215 が一番笑えた

やれやれ。ageてみるか。
僕はジェイが揚げたフライド・ポテトを口に運び、ビールを飲み干した。

あんぱん

>>247
「動議支持」と僕は言った。

今すぐすべてたいらげないと僕は
そ　こ　な　わ　れ　て　し　ま　う

「おっちゃん、ピザうまいか？」
「はい。ピザはナカタの好物であります」

痩せるか痩せないかなんて
僕には分からない
その陰気な中年の薬局店員はこたえた


「ダイエット詩集」