仮面ライダークウガを語れ・「笑顔」

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363名無しより愛をこめて
事件現場となった宮沢さん宅は、みきおさんと妻の泰子さん(四一)、
長女のにいなちゃん(八つ)が刃物でめった刺しにされ、室内の床は血の海だった。
このほか、凶器の包丁二本や壁、家具などにも血液が多数、付着していた。

 捜査本部は現場検証を行い、採取した血液を鑑定したところ、宮沢さんら一家四人のものと
は異なるA型の血液が含まれていることが判明。さらに、室内からは血染めの指紋も採取されたことなどから、
A型の犯人がみきおさんら四人を殺害する際、手のひらにけがを負っていたとみていた。

 犯人のけがは遺留血液の量から重傷とみられたため、捜査本部は都内の医療機関に対し、
事件後に手の治療を受けた者がいないか照会したところ、都内に住む二十二歳の男性が浮上した。

 捜査本部はこれまで、現場に残されていたLサイズの男性向けトレーナーの販路を追跡、
都内では杉並区内の一店で、昨年八−十二月に数枚しか販売されていなかったことをつかみ、
購入者の特定を進めた。また、一階から三階まで部屋中に横じま模様の運動靴の足跡が残されており
、靴の種類を数タイプにまで絞り込むなど、遺留品の流通ルートからも犯人の割り出しを急いでいた。

 さらに、一般から寄せられた百件以上の情報の確認に当たるなどして、犯人の行方を追っていた。

 みきおさんは東大農学部を卒業後、アニメ制作などに携わり、平成十年から現在の英国系コンサルティング会社
に勤務していた。泰子さんは自宅で「公文式」教室を開設し、小中学生ら四十五人前後に英数国の三教科を教えていた。
アシスタントとしてアルバイト講師を数人雇っていた。