新特撮 婦警マン

このエントリーをはてなブックマークに追加
433場違いの荒らし
−前編−

 廊下を歩いている佐智子の後ろから声がかかる。
「看護婦さん…」
その声に振り返った佐智子は、目の前が真っ暗になった。

気が付くと、そこは書類庫。奥の椅子に佐智子は縛り付けられていた。
大柄な男が近づいてくる。
「あなたが婦警マンだったとはね」
佐智子は男をにらみ、返事をしなかった。
「隠しても無駄ですよ。病院のみんなが、あなたが婦警マンであると話していますから」
そう言うと、男は佐智子のあごを持ち上げた。
「あなたが邪魔なんでね。だが、始末する前にちょっと遊びましょうか」
あごを持ち上げている手の親指が、ゆっくりと佐智子の唇をなでた。
佐智子は、顔をそむけて振り払う。
バシン。
男は佐智子の頬を平手打ちにする。白い頬が赤くなっている。
「ほら、可愛い顔が台無しだ」
両手で佐智子の左右の頬をなでる。やがてその手が、ゆっくりと喉元へ下りていく。
絞め殺される……。
佐智子は体を硬くした。だが、手は喉を通過し、肩から背中へと入っていく。
手が、下着と体の間にはいる。ビシッと音がして、佐智子の体を被っていた衣服が裂け、上半身が
はだけた。人間の力では、こう簡単には裂けないはずだ。
「あなた、人間じゃないわね。一体何物なの」
佐智子が口を開く。
「ほぅ、声も可愛いじゃないですか」
佐智子の唇に、男の生暖かい唇が被さる。佐智子は歯を食いしばって拒絶した。
男の手が、佐智子の乳房に届く。ゆっくりと上下に乳房をさする。佐智子は、表情を変えず声も出さ
ない。それを見て、男は乳首をつまむとグイッとひねった。
「うぐっ」
痛みに声を漏らしてしまう佐智子。
やがて手は、佐智子の下半身、まだ残っている布を左右に裂いた。ストッキングとパンティを着けた、
佐智子の下半身が露わになる。足を閉じようとしても、膝の部分で縛られているために自由が利かな
い。
下着の上から、指がゆっくりと佐智子の入口の周りを擦る。やがて、縁に沿うように、布が佐智子の中
に少しずつ入ってくる。男は、布越しに佐智子の感触を楽しんでいるようだ。
「んっ」
体の中をなでられる感触。今の佐智子には、ただの苦痛でしかなかった。次第に深く、次第に激しく。
伸びた下着は破れそうだ。
「んぁ。ん……ぁ」
グネグネと、男の指が佐智子の体を刺激する。体の中で布が擦れる。大声で助けを呼びたいが、なぜか
声が出ない。
「主……任。主任……」
顔を振りながら、佐智子は小さく呟いた。
「さて、いよいよこの布を突き破りますか」
男は、佐智子の中でグッと指を開いた。その指が、佐智子の体の中を押し広げようとする。
「うぁぁ…あぅ」
ただの痛みが佐智子を襲う。