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書き起こし3:
神「そうなんです、実はこんなメールをいただいてまして
ラジオネームスターブライトレンジャーさんからいただきました
鈴さん浩史、虚淵さん全部剥いて丸裸にしてあげるは
えー仮面ライダー鎧武といえばいろいろ斬新なことが多いですが
フルーツが鎧になるというのが一番驚きでした
このフルーツを生かした設定や台詞なんかもインパクトがあって気に入ってます
鎧武の台詞はどうやって考えているのでしょうかとのことなんですけど
ベルトができてたってことはフルーツ、鎧、錠前っていうのはもう決めうちだったんですか?」
虚「全部そろってました」
神「それでやれって言われた」
虚「もー頭抱えました、どうすればいいんだろう」
鈴「落語の三題話みたいな、覚えなきゃいけないんですねまず」
虚「そんな無茶なとは思ったんですいけどね」
神「よく受けましたねー」
虚「いや、でもあのーこと話がライダーである以上、そのー何といいますかあの
ー状況に流されてこーほだしちゃいけないなって
その瞬間さー思ったのはやっぱあれですよね、本郷猛もなりたくて
バッタになったんじゃないわけですよ」
鈴「そうなんですよ、しかたなくなったんですよ」
虚「バッタの力になっちゃったけど、それで何ができるかって
ショッカーっと戦うことになったんですよ」
鈴「人類の平和のために」
虚「自由と平和のために戦う、そういうライダーである以上は俺も断るわけには
行かないんじゃないかと
このミカンでどう戦うって考えるべきなんじゃないのかまあ
(聞き取れず:縦横法受けきれず?)」
鈴「そういう中から、あの森の設定だとか虚淵さんがやっぱり広げていった」
虚「そうですね」
鈴「はーそうなんだ」
虚「やっぱりねそのライダーの個性って、力そのものは悪の中から出てきたんだけど
それをえーそのヒーローのあの魂でもって正義のために使ってくていう方向でなきゃ
いけないよねと」
鈴「石ノ森イズムってやつですね、いわゆるこー親殺しという石ノ森章太郎さんの作品には
必ず入っていて」
虚「やっぱりその昆虫人間って気持ち悪さ、怖さみたいなものをそれを乗り越えて
ヒーローになっていくってのがやっぱり」
鈴「なるほどー」
虚「ライダーだろうなってのがあったんで」
鈴「ここだ」
虚「なんかしらの中のコンセプトの中に悪とか恐怖の要素が無きゃいけないなとは
思ってたんですけどミカン怖くねーよなー」
鈴神(笑)
鈴「だって果汁ブシャーですよ。あの森をおどろおどろしくすることによって
ホラーというかそういう要素を入れていくっていうことになって
で、あれを生み出してるものたちが何なのかっていうバックボーンが生まれていくんですよね」
虚「そうですね、そのへんでちょっとライダーぽくできないかなって工夫はしてきました」