仮面ライダー鎧武アンチスレ　21

>>851
浅倉は終始一貫して自分のために戦っていたのが、たまたま劇中で一回だけモンスターから人間を守る形に結果的になっただけで
草加も戦いの動機ははっきりと自分で語ったように「真理＝自分にとっての大切な人を守るため」と「俺自身の復讐のため」で
草加も戦いの動機は光実や舞が語った「自分にとっての大切な人を守る」「自分の利益を守るための戦い」ってエゴイストと全く一緒だけどね

ただこの二人の場合はモンスターとオルフェノクっていう
人間を襲う怪人が体の良い悪役になってくれてたから、それを倒す事で結果的に他人を守る事に繋がっていたというだけで
鎧武の場合そうならないのはインベスが蚊帳の外だからなんだよな

例えば龍騎の場合はライダー全員「自分のために戦う」「自分にとって大切な人のために戦う」って身勝手な連中ばかりでも
人を襲うモンスターの脅威という事実を設定する事で、主人公の龍騎は「モンスターから人間を守るために戦う」という動機を得られて
その動機を根拠に「ライダーはモンスターから人間を守るために戦えばいい」と他のライダーの自己中っぷりを否定させていくというバランスの取り方が出来た

けど鎧武の場合は今のところインベスが事故でたまに暴走するか、たまにヘルへイムの森からやってくる程度にしか出番が無いし
毎週人を襲う恒常的な脅威として描かれていない影の薄さ（序盤の今だけ意図として存在感薄いだけで、後々大きな脅威になっていくのかもしれない可能性もあるが）
だから紘汰はインベスとの戦いを優先して、それを根拠に他のライダーの縄張り争いを否定するって真司みたいな事が出来ないし
それどころかライダーとして他にする事が無いから当面の脅威である他のライダーとの戦いを自ら肯定してしまった
ここが龍騎や555との大きな違いで、初期平成ライダーの作風を見習うというのなら
インベスの脅威をもっと大きく重く描いて、紘汰はインベスとの戦いを優先し
くだらない争いをやってる他のライダー同士の戦いをインベスの脅威を根拠に紘汰に否定させる展開にすべきだったかもね