仮面ライダーW Part251【ココロが汚れているカラダ】

この3連休を利用して平成ライダーシリーズ一の傑作との評価を得ている「仮面ライダーW」を第１話から順繰りに視聴した。
そして、ある事実に気付いたのでここに報告しておく。
今、最新の劇場版が公開され、巷の話題を独占している感のある「SPEC」シリーズ。
それが多分に仮面ライダーWにインスパイヤされていると言うと、SPECファンの皆さんは血相を変えて否定するだろう。
しかし、Wを第１話から丁寧に見た私は自信を持って言える。SPECシリーズは、焼き直しと言っても過言でないほど仮面ライダーWを下敷きに作られていると！！
ここにWとSPECの類似点を挙げておくので、興味のある方は各々確認していただきたい。

●まず第一に、両シリーズとも基本はミステリーだが、複数のキーワードを基に犯人を突き詰めていく過程が全く同じである。
　更に言えば、当麻紗綾はキーワードを習字に書いて推理するが、Wにも亜樹子が習字をするシーンがあるのである。
●第二に、SPECにおける瀬文と当麻のドツキ漫才は、Wにおける翔太郎と亜樹子のドツキ漫才と全く同じである。
●第三に、Wではフィリップと若菜が姉弟と知らずに敵対しているが、その構図はSPECにおいても当麻とニノマエの敵対関係にそのまんま移植されている。
　また、フィリップの家族に対する思いもニノマエのそれと重複している。
●その他、似ている点を挙げればきりが無いほど両作品は共通する部分が多いのだが、SPECがWの翻案だなと私が確信したのは、Wの第43、44話で、オールド・ドーパントが地面に掌を当てて逃げるシーンである。
　SPECを見た方なら「あれ？」と思ったはずだ。そう！当麻紗綾が死んだスペックホルダーを召喚するシーンそのままなのである！！

SPECを見たWの制作スタッフはさぞ苦々しい思いをしただろう。
その気持ち、察して余りある。
しかし、皮肉なもので向こうは公開初日から大入り満員の大盛況。Wは過去の作品。
そしてWのパクリに気付く敏感な視聴者もいないようだ。それが私には余りに悲しい。
だからあえてここに投稿して問題提起させてもらった。