綾野剛も福士蒼汰も…「特撮」と「朝ドラ」が売れっ子に必須な事情
日刊ゲンダイ 8月22日(木)
綾野剛(31)、松坂桃李(24)、福士蒼汰(20)――。この若手イケメン俳優たちに共通するのが、
テレビ朝日の特撮ヒーローからNHKの朝ドラを経て大ブレークしたこと。
綾野は「仮面ライダー555」から「カーネーション」、松坂は「侍戦隊シンケンジャー」から「梅ちゃん先生」、
福士は「仮面ライダーフォーゼ」から「あまちゃん」という具合だ。
綾野はその後、「八重の桜」で松平容保を演じ、松坂は「ツナグ」「今日、恋をはじめます」など
映画で主演が続いた。福士は連ドラで広末の相手役を射止めている。
「特撮」「朝ドラ」でホップ、ステップ、そこから大きくジャンプして、人気俳優の座をつかもうとしているのだ。
「以前から、特撮ヒーローに夢中になるのは、子供たちよりも母親の方だといわれてきました。
大人が楽しめる内容ではないし、芝居もお遊戯レベル。
それでも彼女たちは、ヒーローを演じるイケメン俳優の卵に目を輝かせてきた。
原石を見つける楽しさを味わっていたのです」(コラムニストの桧山珠美氏)
もっとも、ヒーローは1年で卒業しなければならない。そこからさらに売れるかどうかは、次のステージ次第。
最近は、その場所が「朝ドラ」になっているのだ。
「NHKにとっても、彼らの起用はおいしいはず。イケメンの上、いち早く“ママさんファン”がついている。
彼女たちが視聴者の平均年齢を下げれば、幅も広がるし“数字”は出やすくなります。
若手俳優を抱える事務所にしても、定石があれば目標がハッキリして戦略を立てやすい。
しばらく、このパターンは続きそうです」(前出・桧山氏)
若手は、2つのオーディションをクリアしなければ、スタートラインに立てない格好。
なんだか高校、大学と受験を強いられる学生みたいだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130822-00000004-nkgendai-ent