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名無しより愛をこめて :
2011/08/03(水) 23:37:18.80 ID:lS8+2gau0 ・今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!基本荒らしはスルー ・次スレは980か容量490で宣言して立ててください ・本郷猛(1号)が父 ・2号〜RXは叔父、FIRST&NEXTは従兄弟、真・ZO・J・Gは親戚(?) ・平成ライダーは年齢順(翔太郎に関しては展開次第で変更の可能性あり) 長男 ヒビキ(31) 次男 雄介(25) 三男(暫定) 翔太郎(不明) 四男 真司(23) 五男 一真(22) 六男 翔一(21) 七男 総司(21) 八男 映司(21) 九男 渡(20) 十男 士 (20) 十一男 巧(18) 十二男 良太郎(18) (※十三男) フィリップ(17) ※フィリップは話によって兄弟ではなく翔太郎の相棒として扱う場合があります 長女 雪菜(不明) 次女 みのり(22) 三女 愛理(22) 四女 ひより(18) 五女 小夜(15) 六女 樹花(13) 渡の実父 音也 渡&太牙の実母 真夜 渡の兄 太牙 姪(愛理の娘) ハナ/コハナ
【前スレ】
歴代ライダー主人公が兄弟だったら24
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1306059248/ ※必読※
【このスレのお約束】
・ともかく兄弟です、細かいことは考えない
・本編で死んだ人も生きています、細かいことは(ry
・呼称、血縁関係等は書き手に任せましょう。兄弟以外の人間関係についても同様です
例:2号ライダー・ディケイドライダーを兄弟設定にするか他人設定にするか
フィリップの扱い(兄弟、居候など)
・名字で呼ぶとややこしいため、兄弟達は下の名前で呼ばれることが多いです
・一つ一つのネタは独立しているので他のネタの設定はあまり気にせずにOK
【注意事項】
・兄弟が出ない話も大丈夫だけどあまり続くのはNG
・ライダー以外の作品コラボも同様
・ネタバレはほどほどに
・剣ライダーズをオンドゥル語でキャラ立てするのは止めましょう
・ゼクターやミラーモンスター達の擬人化は駄目(該当スレで)
・小説版、漫画版などの公式他メディア展開、ムック等の出版物で扱われた設定の使用は
書き手の自由ですが、注意書きをお願いします
・中の人ネタはほどほどに。(出演番組ネタはともかくプライベートネタは避けた方が無難です)
・ネタの傾向を最初に書き込むと親切かも。
【外部サイト】
・過去スレ保管庫
http://kyoudai.kusakage.com/ ・うpろだ
http://mrbro.from.tv/ ・避難所(規制時などはこちらへ)
http://jbbs.livedoor.jp/movie/9312/
>>1乙! 前スレ埋まったようだな 埋め職人もGJ
埋め職人と聞くと須藤刑事を思い出す
>>1 乙〜のひっさ〜つ!
という事で景気づけ投下
・タイトルが全てを表しています(ヤバいと思ったらスルーで)
・中の人ネタあり
・オリキャラが半分主役
・次ライダーの情報が微量に含まれています
という地雷増量でお送りしますがさらっと読んでくれると嬉しいっす
本日も猛暑。一真と真司が向き合ってちゃぶ台に突っ伏している。
「暑い…」「暑い…」「暑いから真司兄さん、なんかくだらない話してくれよー」「どういう理屈だよ」
「くだらなすぎて寒くなるようなのを」「あー…それじゃあ『俺が考えた新しい弟』の話は?」
「いいね!すっげーくだらなそう」「なんかひっかかるけど暑いからどうでもいいやー。じゃ、いくぞー」
──僕の名前はツルタロウ17歳。このライダーハウスの14番目の兄弟だ!
「その名前は…」「ここはツッコミ禁止」「了解」
──引っ越してきたその日、荷物を片づけるのに苦戦していると、良太郎兄さんが声をかけてくれた。
「このカバン、棚の上でいいの?」「うん、ありがとう」
「手伝うよ。その、キミ僕より背が低いから…頼ってもらえるとちょっと嬉しいっていうか…」
そう言って良太郎兄さんがカバンを棚の上に置いた瞬間、
「ちょっと待てっ!」
すっ飛んで来たのは巧兄さん。すると…。
「およー!」「わあっ!」
一見頑丈そうに見えた棚があっさり良太郎兄さんの頭上に落下してきた!
「セーフ」
でも、ギリギリの所で巧兄さんが棚を支えてくれる。
「ご、ごめん、巧…」「巧兄さんすごい…」「慣れてるだけだ」
ぶっきらぼうだけど優しい巧兄さん。
優しいけれど不運な良太郎兄さん。
僕のライダーハウス生活は始まったばかり!
「…これ、先長いの?」「ここでアバン終了ってとこだな!」
──ライダーハウスには個性的な兄さん達がたくさんいるんだ。 「たくさん食べないと大きくなれないぞー」…お料理上手な翔一兄さん。 「身長なんて変身すれば伸びるもんなー?俺は縮むけど」…細長い一真兄さん。 「ちょっと待て。俺そんな紹介?」「細けぇこたあ(ry」「細かくないっ」 ──兄さんたちはみんな親切なんだ。でもそれがちょっと困る時も…。 「これからお風呂?」「あ、渡兄さん。先にいいよ」 「一緒に入ろうよ。ウチのお風呂広いし、シャワーも別々に使えるよ?」 目をキラキラさせてる渡兄さんの回りをコウモリがパタパタ飛んでいる。 「アレ?お前、美味そうな匂いがするな?」──ぎくっ。 「弟を噛んだら怒るよキバット」「あ、えと…や、やっぱり僕もう少し後にする!」 ごめんね、と謝る渡兄さんを置いてきぼりにして僕は駆け出した。 だって、一緒にお風呂とか無理だよ。だって僕は…僕は、本当は…。 弟じゃなくて、妹なんだからっ! 「…なんで男のフリしてんだ?ウチ別に女子禁制じゃないだろ」「細けぇこたあ(ry!」 ──でも、問題はお風呂だけじゃなかった。 「えーと、すすぎは1回で、脱水は…」「何をしている?」「総司兄さん!?いや、えっと、洗濯を…」 「そこのカゴに入れておけ。一緒に洗う。だが!ポケットの中にティッシュを入れっぱなしにしてみろ…」 …ゼクター構えて睨まなくても。 じゃなくって! 「で、でも、自分で出来る事はやった方がいいかなって…」 総司兄さんはフッと笑った。 「新しい弟はずいぶん遠慮がちなんだな。それに比べて5本指靴下を裏返しのままで放り込むとは…」 総司兄さんが思い出し激怒をしている隙に、僕はその場を逃げ出した。 そして、廊下に誰もいない事を確認すると思わず頭を抱える。 「洋服は洗ってもらっても大丈夫だろうけど、下着までは考えてなかったー…」 「え?!どうしたの?!」 血相変えて現れたのは映司兄さん。マズイ、聞かれちゃった! 「もしかして…」映司兄さんは真剣な顔で僕に詰め寄ってきた「明日のパンツが無いの?」 なんでそうなるんだよーっ!!! 「丁度良かった!これ、入居祝いにあげようと思ってたんだ!」 差し出されたのは真新しいパンツ。…とっても…派手な…。 「似合いそうなのを選んだつもりなんだけど、どうかな?」 「あ、ありがとう。こ、この…マグロ柄!いいよな!江戸前!って感じで」 …ド派手トランクスが似合うって言われるのはさすがに微妙だけど…。 「パンツの下りは1ヶ月後実際に起こる。俺のトランプ占いは当たる」「占ってねーしパクリだし」
──それからの毎日は目まぐるしかった。 ヒビキ兄さんと鍛えたり、雄介兄さんと一緒に保育所の子供たちと遊んだり、 翔太郎兄さんの猫探しの手伝いをしたり、鉄球特訓したりゴルゴムの仕業にしたり。 大変だけどとても楽しくて、僕がみんなに隠しごとをしているなんて忘れてしまうくらいに…。 でも、そんな僕にピンチが訪れる。 「お前が新しい弟か…大体わかった」…別の世界でサッカー選手をしていた士兄さんが帰って来たんだ! 「キミの全ては検索済みさ」…フィリップも突然そんな事を言い出すし…。 どうしよう、他人にばらされるよりは、僕自身で真実を告白した方がいいのかな。 でも、そんな事をしたらこの家にはいられなくなる…。 「だからなんで女の子だとうち追い出されんだよ!」「それがお約束ってモンだろ!」 ──悩み事を抱えた僕はすっかり注意力が散漫になっていたらしい。 いつもなら着替えの時には部屋の鍵を掛けていた筈だったのに、それをうっかり忘れて…。 「おーい!荷物持ちにコンビニ付き合わねーかー?アイスおごってや…」 ノックも無しに入ってきた真司兄さんが僕を見て固まった。 「お、お前っ!妹だったのかっ?!」「きゃーーーっ!!」…To Be Continued 「……一つだけハッキリわかった」「なんだよ」「真司兄さんドラマの見すぎ」 「いいだろー翔太郎兄とかレッドハウスのアラタとかさー」 「『中の人の話はほどほどにな』」 「ウェッ!総司!」「じゃなくて映司!」 「色々ツッコミたいけど今自分が出てくと面倒な事になりそうだから自重だって。はい麦茶」「サンキュー」 「男装のヒロインならBSの歴史ドラマも面白いんだぜ。ヒロインが服を脱ぐとドラグレッダーが出る(※)んだ!」 (※そうとしか見えませんでした) 「でも男装って大変だよね。俺も昔…」 「「やってないから!さすがにお前でも出来ないから!!!」」 女優さんが男装してるドラマが現在4〜5本あるらしいんだが(地元では放送してないのもあるので曖昧) 妄想が変な方向に行ったのは暑さのせいだ…。
>>1 乙!!
そんで
>>13 GJ!
ていうか映司www中の人が女装してみたいとか言ってたけどww
そういや前に総司がやった役って今は翔太郎なんだっけ?
ライダー兄弟って似てない兄弟言われるけどちょいちょい似てるんだなー
ライジェネ買えたので遊んでみたら単調だけど楽しすぎワロスw ↓ライジェネの情報をまったく入れたくない人は飛ばしてくれ。グレーゾーンのミッションネタバレがある 仲良し兄弟っぽい真司+一真とか、買い出しついでのノリで怪人をフルボッコにしてる感じの翔一+総司とか そういうコンビの妄想をしながら遊べるのでこのスレ的にもなかなか。 なので兄弟にもライジェネ与えてみたいんだけど ヒビキ「なにこれ、ゲームウォッチ?」 翔太郎「こんなガキのおもちゃで遊べるかよ」→「ん、まあ、案外悪くねぇな」→「今いいところなんだから邪魔すんな!」 真司「充電が切れたーっ!」 一真「ウェッ、俺のDSももうランプが赤くなった」 総司(あっさりクリアして)「ふん、これくらいのゲームなど造作もない」→「お前たちいつまでやってるんだ!飯を食いながら遊ぼうとしたり布団にまで持ち込んだり!」 巧「なんだよこのミッション!熱いのが嫌いな俺イジメかよ!」 555はとぎれとぎれにしか見てないからたっくんのトラウマが熱い食べ物限定発動なのか火事を思い出す暑さとかにも発動なのかは知らん。 永沢ほど敏感じゃないだろうけどw
>>1 乙かけてー!睦月ー!
>>13 新スレ早々GJです!いつカガーミンと兄貴が出てくるかと思ってヒヤヒヤしたw
>>1 乙ー
>>17 現在俺もプレイ中
翔太郎はダブル光太郎おじさんにwktkするか、Wと光太郎おじさんにコンビ組ませてテンションあがってそうだなぁと想像以下
ネタバレになるので下げておきます
特定の組み合わせで発動するダブル超必殺技の組み合わせを探すのがとても楽しい
このスレ的に面白そうなのは
・高速コンビ(総司&たっくん)
・電気カブトーズ(茂&一真)
あたりかな。他にもあるかどうか探してみるぜ!
ライジェネをこのスレ的に妄想すると凄く楽しいなw
過去スレ完走記念に小ネタを投下します 黒ダミさん登場 ちょっとした寿命ネタ 駄目な方はスルーして下さい
ライダーハウスの一室で世界の破壊者が黒ずくめの青年に詰め寄っています。 士「なぁアンタ神様なんだろ?出来ない事は無いんじゃないのか」 黒ダミ「アギトの弟よ、私に出来ない事はありません」 士「なら俺の願いを叶えt 黒ダミ「その願いは彼の者達の願いでしょうか」 その時静かにフスマが開きました。
翔一「違うよね士。一真兄さんは皆を守るためジョーカーになる道を選んだ、巧もオルフェノクの王の力を求めずに王を倒した。僕らが変えて良い訳がないよ」 士「わかってる、大体じゃなくて良くわかってる!」 荒々しい足音を立てて出ていく弟を見ながら冷たい麦茶を差し出す。 翔一「すみません神様、アイツもわかってるんですけどね」 黒ダミ「構いませんよアギト。ここの者は皆優しい、今の者は特別優しいですね」 翔一「今夜は神様の好きなもの作っちゃいますよ〜」 お粗末でした 兄弟で1番優しいのは士だと思うんだ あと2レスも要らなかったですな ゴメンなさい
神様馴れ馴れしすぎワロタwww GJ(サムズアップ)
士って結果論の優しさな気がするけど優しさについては禿げ上がるほど同意 士ならオルフェノクの寿命を延ばす研究をしないスマブレを破壊すると脅しをかけて研究を急ピッチで進めさせたり モノリスのせいで一真がジョーカーになるならモノリスを破壊しに行くための旅に出たりとか余裕でしそう
>>1 乙&みんなまとめてGJ!
※ライダー主人公(フィリップ含む)が兄弟。
※来年のライダーについての話がちょっとある。
※映司の味覚について、前スレ
>>643 を参考にしました
以下よろしければどうぞ
アスファルトも溶けよと言わんばかりの真夏の太陽の下。両脇をススキ野原に囲まれた一本道を、光を煌めかせながらブルースペイダーが疾走していく。
しばらく走ると目的地に着いたのか、バイクは徐々にスピードを落とし、やがて完全に停止した。
バイクから降り立った一真は目的地の建物――ハカランダのいつもと変わらぬ姿を一瞥し、ヘルメットを脱ごうとした所で、ある異変に気付いた。
何やらカラフルな看板が、入り口の脇にそびえ立っているのである。
一真「『冷やしライダー始めました』…?なんだコレ」
看板に書かれている文字に疑問を持ちながらも、一真が店の扉を開ける。
するとそこは猛吹雪が吹き荒れる銀世界だった。冷気と雪が体を襲い、視界は白一色に閉ざされる。
一真「(ヒュオオオオ)寒っ!冷たっ!始、遥香さーん、天音ちゃーん!いないのかー!?」
レンゲル「あれ?剣崎さんじゃないですか。いらっしゃい」
一真「睦月!?お前なんでここに」
レンゲル「なんでって、バイトです。『ハカランダ七日間限定氷点下体験フェア』の。
俺、夏の間ここの冷蔵庫借りることになってて」
一真「冷蔵庫?(ブルブル)」
入店した一真に杖を向けつつ会話していた睦月は、そこで一端話を切り、店内右奥テーブル付近の吹雪を弱まらせる。
そのテーブルに、三人の男女が腰を下ろしている姿が見えた。
城光「睦月。望美のおにぎりは冷やしても美味いな(モグモグ)」
大地「プールサイドで飲むのは、キンキンに冷やしたトロピカルジュースに限る…」
嶋「ナチュラルの餌を預かって貰って助かってるよ。ね〜ナチュラル」
レンゲル「…あんな感じで、皆飲んだり食べたりしますから。外だと夏場は食べ物が痛んじゃうんで、ここの冷蔵庫を借りることにしたんです。
電気代払う代わりに肉体労働でってことで」
一真「なるほどな〜。俺もスイカとか紙とか生肉とか、冷蔵庫に入れておいてやった方が良いのかな?」
始「…その声は剣崎か?」
吹雪にまみれた白い視界の中から、始が二人の側へと歩いてくる。
一真「よっ、始。どうしたんだ?お客さんいなくてヒマなのか?」 始「何を言っている。大盛況で人手が足りん。お前も手伝え」 一真「うぇ?だってお客さんの姿なんてどこにも…」 始「よく見ろ。満員だ」 そう言われて一真は、その優秀な動体視力を使って、吹雪の隙間から店内の様子を窺う。 すると、店のあちらこちらで、寒さで体を震わせながらも、楽しそうな声を上げ食事をしている客の姿が確認出来た。 始「人間とは不思議なものだな。今日の一番人気のメニューはアイスクリームだ。何故だ。寒いのならば温かいものを食べるのではないか?」 一真「えーと、こたつでアイス…みたいなものかな」 レンゲル「全然違うと思いますよ剣崎さん。それを言うなら、こたつで辛味噌とかじゃないですか?我慢大会みたいな…。 ところで相川さんすみません。俺今日、学校の夏期講習が入っちゃって…早引けしたいんですけど…」 始「仕方ないな。剣崎、変身してお前が代われ」 一真「うぇ!?俺ごはん食べに来たのに」 始「後で遥香さんに頼んでやる。店内の吹雪を途絶えさせる訳にはいかない。今はまず手伝え」 一真「了〜解。そうと決まれば早速…変身!(ターンアップ)」 睦月「(変身解除)じゃ、剣崎さんコレ。ブリザードのカード頼みます。お疲れさまでした!」 挨拶もそこそこに店を飛び出して行く睦月。 その後すぐに、彼がバイクを走らせ店を去る音も聞こえてきた。 ブレイド「高校生ライダーも大変だよな〜。 (ピピッ)<ブリザード>…っと、これで良いのか?」 始「ああ。客が来たらまず吹雪を浴びせるのを忘れないでくれ。サービスだ」 ブレイド「そのサービスは正直どうなんだ?始……あ、いらっしゃいませ〜(ヒュオオオオ)」 客「さ、さむっ、寒い!って仮面ライダー!?えぇー、何で!?」 ブレイド「ウェッと…バイトで。とりあえずこちらの席へどうぞー」 牧歌的ないつものハカランダ店内とのギャップが、客に妙にウケたのか。 噂が噂を呼び、その日のハカランダは客足が途絶えることなく、一真が解放されたのは真上にあった太陽が西にだいぶ傾いた頃だった。
途中橘さんが乱入したこと以外では大したトラブルもなく、無事に手伝いを終わらせた一真は、 遥香たちからの大盤振る舞いのお礼(ハカランダ特製大人用お子様ランチ)を残さずきれいに食べきり、今度は一路自宅へとバイクを走らせていた。 一真「あ〜デザートの牛乳プリン美味かったな〜…にしても始のやつ、人使いが荒いというか、ジョーカー使いが荒いというか。 橘さんを雪の中から掘り起こすのくらい、手伝ってくれたって良のにさー…まあパスタも美味しかったし別に良いけど」 自虐ギャグのようなものをぶつくさと口にしながらもバイクを走らせ続け、自宅に到着した一真。 だがしかしまたしても、とある異変を発見する。 門扉の脇に、夏に中華料理屋の前でよく見かける、あのノボリにそっくりな旗が置かれていたのだ。 風に揺れるその旗に書かれた文字を、恐々と読み上げる。 一真「ひ、『冷やしライダー始めました』…うちもなのか!?朝にはこんな旗なかったのに!」 家の中の状態を想像して、軽く青ざめる一真。 そんな彼に門扉の影から声が掛かる。 真司「暑っちぃ〜…おっ、一真おかえり!いいタイミングに帰ってきたな。いま丁度準備終わったところなんだぜ」 一真「真司兄さん、もしかして家の中、猛吹雪なのか!?あれ後片付け大変だって始が言ってたぞ!」 真司「んん?何言ってんだ?」 総司「ハカランダで手伝いをしていたそうだな。遥香さんからうちに連絡があった。大丈夫だ一真兄さん、 うちの『冷やしライダー』はレンゲルとは少し系統が違う。見れば解る」 門扉での二人の会話を聞きつけやってきた総司に先導され、自宅には入らずそのまま庭へと連れて行かれる。 見れば庭には、テーブルや椅子、ビーチパラソルなどが設置されていた。 その庭の中央で、二人のライダーが大量の氷を作り上げている。 腰のベルトがディケイドライバーのオーズ(シャウタ)が水を噴出し、瞬時にその水をオーズ(プトティラ)が翼を振り超冷気で固め、氷を量産していたのだ。 オーズ(プトティラ)「一真兄さんおかえり。総司、氷もうこれくらいで良い?」 総司「ああ、今日かき氷にして食べる分はな。あと警視庁から『氷ビールジョッキ』の注文が入っている。 細かい形の調整は渡と雄介兄さんに任せるから、大まかな形を作ってくれ」 オーズ(プトティラ)「はいは〜い」 一真「『冷やしライダー』の系統が違うってこういうことか…。かき氷かあ。そっか、今年ももうそんな時期なんだな」 真司「もう『一人だけブルーハワイ…』ってしょんぼりすることもなくなって良かったな、一真! 黒とか緑とか赤・黄・緑の兄弟が増えたもんな」 翔太郎「変身後の色でかき氷の味を変えるとはな…、ほんっとにウチの台所担当は凝り性だよなあ。その職人魂には感服だぜ」 士「(変身解除)凝り性と言えばあそこで黙々と氷削ってジョッキ作ってる二人もだがな。しまいには溶けるんだぞ、アレ」 良太郎「名工魯山人、みたいな雰囲気出てるよね。あの二人の周辺だけ…」 巧「…おい、雄介兄がジョッキの持ち手に蟹のレリーフ彫り出したぞ。誰か止めろよ」 ヒビキ「『振り切るぜ!』って透かし彫りが入ってるのは照井くんのジョッキか。渡ちゃんもなかなかやるね〜」
小休止なのか、準備が終わった兄弟たちが続々と会話に加わる。そこに翔一の声が掛かる。 翔一「みんな〜、かき氷出来たよー」 総司「映司と渡と雄介兄さんも休憩してくれ」 テーブルの上に、色とりどりのシロップがかけられたかき氷が並んだ。 総司「俺、雄介兄さん、真司兄さん、巧、良太郎、渡はイチゴ味だ」 翔一「俺のはレモン味、一真兄さんはブルーハワイ味。ヒビキ兄さんはグレープ味。士はハイビスカス味で、映司がイチゴ・レモン・メロン味の三段重ね。 翔太郎兄さんがコーヒー味で、フィリップがメロン味…あれ?そういえばフィリップどこに行ったんだろう?」 フィリップ「僕はここに居るよ。お客さんを迎えに行ってたんだ」 総司と翔一の手からかき氷を受け取り、気の早い兄弟が自分の分を食べ始めたその時。フィリップが集団を引き連れ庭へとやって来た。 大道「邪魔するぜ」 翔太郎「お前、大道克己!…おい、RETURNS面白かったぞ」 大道「ふん、地獄は楽しめたか?」 フィリップ「ああ、本編は勿論、『貸し出し中』地獄も存分に楽しめたよ」 翔一「NEVERの皆さんいらっしゃい!かき氷作っておきましたよ〜。 レイカさんはイチゴ味。京水さんはレモン味!」 総司「芦原はブルーハワイ。堂本は黒ごま蜜味だ」 レイカ「…冷たいけど美味しい」 京水「わたしたちがドーパントに変身した時のカラダの色なのね!イエロー!嫌いじゃないわぁー!」 大道「ほう。俺のは何味だ?」 翔一「よくぞ聞いてくれました。大道さんは、みぞれです!(ドン!)」 他のメンバーがカラフルなかき氷を食べる中、白い氷の山にガムシロップをかけただけのシンプルなみぞれを渡され、固まる大道。 そうしている間にも、かき氷は真夏の太陽にじわじわと溶かされていく。 ウヴァ「あれが砂糖水か…冷たくて美味いらしいな」 金居「実現させようぜ。砂糖水だらけの平和な世界ってヤツを…」 さらには庭の草むらの陰からクワガタ(のような人)たちから狙われる始末。 しかし長年の傭兵生活で培った判断能力が、この白いライダーの危機を救った。 大道「…かき氷がこのまま溶けて消えていくのなら、おれはせめて練乳が欲しい…!!」 翔一「いいですね!どうせなら生クリームとか塩バニラアイスも乗っけませんか?」 総司「面白い。今度の兄弟に食べさせるかき氷の試作品を味見して貰おうか」 その後、見事料理人二人のハートに火を着けた大道は、誰よりも豪華なかき氷を堪能することとなった。 そしてクワガタ(のような人)たち二人には、特製のカチワリが振る舞われた。
大道のかき氷のトッピングを真司らが羨ましがり、兄弟たちのかき氷も豪華になっていた頃。 庭に面した縁側には、そこに座りスプーンを持ったままかき氷を口にしない映司の姿があった。 彼は家族に心配を掛けまいとして、自分の味覚が薄くなってきていることを、まだ誰にも話せずにいた。 映司「(まだ熱いのとか冷たいのとかは分かるけど…。食べるときに変な顔をしたら、皆にバレちゃうからな。気を付けないと…)」 総司「…どうした?映司。食べないのか?」 映司「…えっ、あ!食べます食べます!いただきまーす!」 三色かき氷のイチゴ味の部分をスプーンで掬い、口に入れた瞬間。映司の目が驚きに見開かれる。 映司「甘い………!冷たくて、甘くて、美味しい!?何で…」 総司「ふっ…映司、ZECTの科学力もなかなかのものだろう。先日ZECTに食品部が出来てな。今日のかき氷のシロップとトッピングはその試作品だ。」 映司「総司…」 総司「映司。お前が家族の事を想って、自分の秘密について話せないでいるのは、皆承知している。 そして俺たちはお前の意思を尊重し、無理に聞き出したりはしない。だが…」 映司「…。」 総司「遠慮なくサポートはさせて貰う。家族だからな。映司、お前も家にいるときくらい、もっと気を休めろ」 ヒビキ「そうそう!んでもっと食べなさい!俺のグレープ味のかき氷も美味しいよ、映ちゃん。食べる?」 良太郎「映司兄さん、良かったら僕のかき氷も…」 渡「僕のも」 雄介「俺のも!b」 真司「あっ!俺のも食えよ映司!アイスと練乳のせたからすっげー美味いぞ!」 それぞれの兄弟たちの器からかき氷を一口ずつ貰い、スプーンを口に運ぶ。 映司「…うん、美味しい!」 巧「…そんなイチゴ味ばっか食べさせても仕方ねーだろ。映司兄のかき氷はイチゴとレモンとメロン味三段になってんだから。一真兄呼んでこい一真兄」 橘さん「ごっそさん!」 一真「橘さん!?何故わざわざ俺のかき氷を食べるんです!…ご、ごめん映司…」
巧「あのおっさん何やってんだー!」 総司「まあ待て巧、また作れば良い話だ。それに今回のシロップ制作にはBOARDとヒューマンアンデッドに協力して貰っている。大目に見るんだな」 翔太郎「うちの相棒の知識もフル活用でな、しばらくオーバーヒートしてたぜ…ま、映司。とりあえず俺のも食え!ハードボイルドなコーヒー味を楽しみな」 フィリップ「トッピングのアイスと生クリームが混ざって、もはやカフェオレ味だけどね」 翔太郎「なんだとこらフィリップ!」 士「俺のハイビスカス味も食べるか?ハイビスカスっぽい味で美味いぞ」 映司「あはは…みんな、ありがとう!すっっっごい美味しいよ!」 香川「…見なさい東條くん。これが温かい家庭の団欒というものです」 東條「はい先生…。勉強になる、かも…」 突然聞こえた意外な声に驚き、真司がキョロキョロと辺りを見渡す。 真司「香川教授に東條!?なんでウチに」 香川「清明院大学でもかき氷大会をするという話をですね、君の弟さんにしたところ。氷を譲って頂ける運びになりまして、その受け取りに」 神崎「(キィーンキィーン)おい…聞いてないぞ」 東條「誘ってないからね。君が来ると仲村くんが怒るから」 神崎「…。」 真司「無言でタイムベントしようとすんなよ神崎。あれ?そういえば東條、お前も『冷やしライダー』なんじゃないか?あのフリーズベントってやつ」 東條「僕のはまたちょっと系統が違うかも。一応君たちに倣って看板は出してるけどね。大学に」 翔一「あっ、香川先生!お待ちしてましたよー。はい、お約束の氷です!」 香川「おお、こんなに沢山…すみませんね、ありがとうございます。さっ、東條くん。帰りますよ」 東條「はい先生…次は…材料の買い出しですね…」 そんなこんなで大量の氷を抱えて闖客は帰って行った。
二人と入れ違いに、新たな客がライダーハウスの庭を訪れる。 比奈「こんにちは。あの、お願いした氷を受け取りに来たんですけど…」 映司「比奈ちゃん!いらっしゃい。クスクシエ用の氷?」 比奈「うん…(映司くん、今日は無理して笑ってる感じじゃない。やっぱり楽しいお兄さんや弟さんたちに囲まれてると、自然に笑顔になれるのかな…)」 映司「…比奈ちゃん?」 翔一「あっ、比奈ちゃんいらっしゃ〜い!氷いま総司が持ってくるんで、かき氷食べて待ってて下さいね。ほら、トッピングも沢山あるんですよ。『れんにゅ〜!』なんちゃって」 映司「…。」 比奈「…。」 総司「…翔一ぃ!お前はまた…誰かれ構わずダジャレを言うなと何回注意すれば!」 良太郎「あわわ総司兄さん落ち着いて〜」 氷川「あの、お取り込みのところすみません。警視庁から発注したビールジョッキを受け取りに来たのですが…」 翔一「氷川さんいらっしゃい!用意しておきましたよ。はい、ジョッキです。繊細に出来てるんで、一個ずつすっごい気を使って運んで下さいね?」 氷川「(ムッ)失敬な!僕だってジョッキくらい運べます……つめたーッ!(ガチャーン)」 真司「わー!神経断裂弾を象った、一条さん用のジョッキの取っ手が取れたー!」 氷川「すすす、すみません!」 翔一「あちゃー。俺雄介兄さん呼んで来ますね」 総司「待て翔一!まだ話は終わってないぞ!」 (ワーワー)(タイムベントー)(オッパイオッキイワー!)(ゴォォメンナサァイ!)(ワーワー)(オヨー) 割れたジョッキを中心に人が集まり、修繕しようとする者、説教する者、ただ騒ぎに来た者とが入り交じり、人だかりの黒い山が出来る。 その山から二人離れ、映司が比奈に語りかける。
映司「…えっと、ごめんね比奈ちゃん。氷、もうちょっと時間かかるかも」 比奈「そんな、私の方こそごめんなさい。ボーッとしちゃって…」 映司「いいや、俺の方こそ本当にごめん。比奈ちゃんにはいっぱい心配かけちゃって」 比奈「そんな、」 映司「でも俺、今嬉しいんだ。色んな事に気付けて」 比奈「…。」 映司「俺、ライダーの…オーズの力がこんな風に、ヤミーを倒したりすること以外に使える、皆を笑顔にするために使えるって分かって嬉しい。それに」 比奈「それに?」 映司「アンクの事とか、刑事さんの体の事とか、紫のメダルの事とか、…色々大変だけど、大丈夫って気がしたんだ。 だってこの家の人たちは、皆、世界を守ってきた人たちで、俺はその家族の一員なんだから。…仮面ライダーなんだから」 比奈「…うん!そうだね。きっと、きっと、大丈夫!」 士「まあ気を抜いてると最終回は映画で!とかになるから気を付けろよ映司兄さん」 フィリップ「最終回前に体が消滅したり」 真司「最終回前にやられちゃったりな〜」 一真「最終回で“剣崎はカモメになった疑惑”持たれたりとかな〜」 翔太郎「…そこの4人!せっかくの感動の雰囲気ぶち壊しにすんなー!」 渡「笑いの創造は破壊からしか生まれませんからね。残念ですが」 キバット「渡ぅ、お前悪〜い顔してるぞ〜(パタパタ)」 いつの間にそばに来たのか、二人の周りに兄弟が集まり、声を掛ける。 映司「ははは…肝に命じておくよ」 士「ところで映司兄さん、雄介兄さんが呼んでいるぞ。冷気で取っ手を接着して欲しいそうだぞ」 ヒビキ「すごいんだよ雄ちゃん、あっという間に新しい取っ手作っちゃってさ。一条さんのケータイの形の」 巧「ああ、しかもマナーモードのボタンの部分が妙に凝ったやつ」 映司「分かった、行ってくる。じゃ、比奈ちゃんもう少し氷待っててね」 比奈「うん。行ってらっしゃい、映司くん」 映司「変身!」 いつの間にか沈み始めていた真夏の夕日に淡く照らされたライダーハウス。 その庭に、今日も高らかに変身音が鳴り響いた。
数日後。ライダーハウス。
真司「浅倉ー、何でわざわざ人んちの庭で魚焼くんだよ。何だそれ鯖か?」
浅倉「鯖じゃねぇ…おい東條、残った魚凍らせとけ」
タイガ「めんどくさいけど、まぁ別にいいかも(ガシャン)<フリーズベント>」
真司「すげー!すぐカチンカチンになった!」
総司「魚の内側から瞬間冷凍だと…これは便利な…真司兄さん!何故今まで黙っていた!」
真司「わー!俺も東條がこんな使い方するなんて知らなかったってー!」
タイガ「おかけで最近、『フリーズドライ大学院生』とか呼ばれちゃって、大学に主婦の人の行列が毎日出来てるんだよね。ちょっと逃げ出したくなったかも」
雄介「冷やしライダーか〜。結構いっぱいいるんだね」
良太郎「父さんたちも看板出してるのかな?ほら、一也おじさんの」
フィリップ「スーパー1の『チェンジ!冷熱ハンド!』だね。興味深い。あの超冷気ガスは炎まで凍らることが出来るんだ!」
巧「威力強すぎだろ。だいたい秘密基地の入り口に看板出さねーだろ、色々バレるし」
渡「(3WAにも看板出てるのかな?)」
ヒビキ「(猛士はどうかな〜)」
その頃地球の裏側アマゾンの奥地の奥地のまた奥地。
そこに、『冷やしライダー始めました』と毒々しい何かの液体で綴られた、流木を豪快に縦に割って作られた立て看板があった。
そしてその看板の横で微動だにせず立ち続ける、スーパー1の姿。
1号「もう二ヶ月は待ったな…」
スーパー1「ええ…」
1号「…誰も来ないな…」
スーパー1「ええ…」
1号「…そろそろ日本に帰るか。映司の戦いを見届ける時期だし、そろそろ新しい兄弟も来るし」
スーパー1「ええ…」
アマゾンにも日が暮れる。地平線に沈んでいく太陽が、二人のライダーの姿をゆっくりと優しく包んでいった。
※※※
氷系ライダーが好きで書いてみた。
かき氷ネタが被ってしまった。だが私は謝ら…すまない前スレ
>>796-797 !
おまけのおまけ
真司「『スクープ!アマゾン川の支流に突如現れた謎のスケートリンク…情報提供者によると、ある日突然、下流の溜め池が一面氷張りになっていたという。
溜め池は現在、期間限定のスケート場となって市民に公開されている。現地のアマゾン川ツアーコンダクターはこう語る。
「マングローブをウォッチしながらのス ケートは最高だよ!HAHAHA!ありがとう仮面ライダー!」
なおアマゾン川観光団体は、原因は分かりきっているので特に処置はしないと表明している』…よ、良かったー!」
総司「…早めに一也おじさんを迎えに行った方が良さそうだな」
>>27-35 GJ!!!
氷か〜意外に氷属性のライダー多いんだな
てか地味にフォームライドゥ シャウタァ!しててワロタ
>>27-35 GJ!
一条さんの携帯とかRETURNSネタ込みのNEVERとか小ネタ満載で楽し過ぎるww
>>27-35 GJ!
ちょ、神崎ハブんないでww
プトティラ好きだから氷属性大活用嬉しいぜ。タイガにこんな応用編があったとは…
映司と比奈ちゃんの思いやりとか会話があったかくって本編のお弁当んとこ思い出したよ。
悪渡が不意打ちすぎて噴いたw
もひとつGJ!
冷やしライダーGJです! しかし一真よ、矢沢の紙は冷やさなくてもいいww
>>27-35 笑いすぎで汗かいたぞ冷やしライダーレンタル希望
睦月それ完全に養ってるよ大黒柱だよwwとか
紙?なんで紙?ああ紙か!から始まって一気に読じまった
剣ライダーが集まるとなんでこう和み方向に行くんだろうね…
『レンタル中地獄』は禿げしく同意だし
金居とウヴァさんが世界征服するとなんか平和そうだし
アマゾン市民順応性高すぎだし!もうGJ!
警察って酒飲みだらけらしい。それに大食いが+される信吾。 渡が彫ったバイオリン型の氷皿に盛られた、総司お手製の冷やし中華。雄介が作ったクウガ型氷ジョッキに注がれたビール。 一気に胃に収めた後、容器まで食べてそうだ。 巧「それ、食いモンじゃねぇし。」 信吾「米を残すと目がつぶれるって言うし、ね!」 翔太郎「スマイルでごまかすなあ!」 って、やり取りが来年には。
矢沢「夏はやっぱり冷やしたA4コピー用紙に限るフォ――――(0∀0)―――――ゥ!」
>>44 A4wwwwwくそwwwこんなことでwwwwwww
もうまともにコピー用紙見れねえじゃねえか!
>>1 乙の夜がくる……
新スレそうそう良作GJです!
冷やしハカランダ行きたいわ……。
ちょい次作品バレだが
睦月で気付いたが、高校生ライダー仲間が来月から増えるのな。
十代ライダーバスケット仲間も増えそうでよいことだな!楽しみだ。
何でわざわざバレを書く
スレのクロスオーバー設定と隔離改行も理解できないアホは帰れ
家の中に蚊がいて困ってるんだが ライダーハウスだったら雄介兄さんが緑のクウガに変身して蚊を精密射撃→快適!まで想像したところで、 部屋の壁ボロボロになるやんと気付いた
未来ネタ かつ 歌ネタなので、苦手な方はスルーお願いします。 室内にいたはずなのに、今いるのは丘の上の公園らしき場所。 そして視界に広がるのは、見慣れない近未来的な都市の景色。 橘さんは、まだ呑気に飯を食ってる。 ここが、どこか分からないというのに! また勝手にライダーハウスに来て飯を食っていた橘さんに、 制裁を加えただけなのに、いったい何が起きたんだ? パニックを起こした俺は何度も、橘さんにチョップをした。 自分でも何を言ってるか分からないぐらいオンドゥル語全開で叫びながら、 橘さんをチョップし続けている俺に、胸にデカイ変な顔を付けた赤青色の 仮面ライダーが、「そこのBMI値が極端な君!」と声をかけてきた。 こんな状況で、知らない仮面ライダーにコンプレックスを指摘された。 変な顔の目がチカチカ光って何か喋ってる。怖い。 とりあえず俺は、彼に事情を説明した。 「橘さんにチョップをしていただけです。」 何とか落ち着いた俺は、変な顔の仮面ライダー=時空警察の黒崎レイジに話を聞いた。 ここは50年後の世界。時間の歪みが発生してトリップしたらしい。 そして、まだ歪みの原因が取り除かれていなくて、帰れるまで少し時間がかかるから、 この場所で待機していてほしい。くれぐれもライダーハウスなどには近づかないでくれ。 未来を知る事は犯罪だ。 と言われた。
すみません、さっきはタイトル忘れました。 レイジが去った後、俺は公園から飛び出した。 知る事が悪い事とは分かっているけど、どうしても確かめたかった。 ずいぶん変わってしまった街を無我夢中で走っていたら、何も変わっていない ライダーハウスの前に辿り着いていた。 その門の前には、サングラスをかけた黒いコートの男が立っていた。 また少し細くなっているけれど、やはり自分自身だと分かった。 俺が声をかける前に、未来の自分は語りだす。 「何も言わなくていい、言いたいことは分かっている。 今すべて教えればきっと、これから俺自身や兄弟達に起きる全ての不幸や悲劇を 防げるだろう。永劫に続く未来への不安も紛れるだろう。 でも俺が語るのは、たった一つ。」 「これから君は何度でも、何度も何度も後悔し、何度も何度も傷ついて、何度も何度も泣くだろう。 しかし、その感情が有るからこそ、自分のままでいられる。一つ一つが自分の過去であり、未来への礎だ。 何も知らずに帰れ。50年前の兄弟達も今の兄弟達も、俺も、幸せだ。」 静かに語り、優しい頬笑みを浮かべた未来の俺。 胸の中にスッと安堵の風が吹いた。 瞬きをして、目を開いた時には、現代のライダーハウスの前に立っていた。 ふんわりと漂う総司が作る夕飯の匂い。 仕事や学校から帰ってくる兄弟達の声。 塀の上から食卓を狙う橘さん達。 いつもの景色に戻っていた。
ここって、次作品のバレ解禁の期日って決めてないの?
>>52 過去スレの慣例上は、放送開始or公開開始の1カ月後だけど、テンプレの注意事項には
載っていないから、知らない人が多いんじゃないかな。
そうだっけ?
>>53 それは映画の場合じゃないか?
次のライダーのバレについては、今まで特に指摘も無かったから、行下げるくらいしかしてなかった。
本編が放送開始で、映画は公開1ヶ月後からだね
来週の放送に向けて、二号家が祭りの準備を始めました。
一号家も差し入れ持って乱入するのか。だいだいわかった
ライダー全員集めてパーティ開いたら大変だな… 199人もいるのにイマジンとかオルタナティブとか色々呼ばなきゃならないからなぁ…
119人だった間違えた
明日夢「響鬼さん、呼んだ?」 桐生「橘の根性を叩き直しに来た」 ナオミ「呼ばれたような気がして」 こんなノリでサブキャラも呼べば199人行きそうだから大丈夫
1万人ライオトルーパーの皆さんをどうするつもりだ!
ライダーとしては1人なので1とカウントしました
士「大体分かった。 <カメンライドゥ…オ・オ・オ・オーズゥ!> <フォームライドゥ…ガタキリバァ!> <アタックライドゥ…ジェミニィ!> <アタックライドゥ…トリックベントゥ!> <アタックライドゥ…イリュージョン!>」
昭和15(1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX、シン、ZO、J) クウガ1(クウガ) アギト7(アギト、G3、G3-X、ギルス、アナザーアギト、G3マイルド、G4) 龍騎13(龍騎、ナイト、シザース、ゾルダ、ライア、ガイ、王蛇、タイガ、インペラー、ベルデ、ファム、リュウガ、オーディン) ファイズ6(ファイズ、カイザ、デルタ、サイガ、オーガ、ライオトルーパー) ブレイド7(ブレイド、ギャレン、カリス、レンゲル、グレイブ、ラルク、ランス) 響鬼25(25の鬼) カブト11(カブト、ガタック、ザビー、ドレイク、サソード、キックホッパー、パンチホッパー、ダークカブト、ケタロス、ヘラクス、コーカサス) 電王9(電王、ゼロノス、NEW電王、ガオウ、ネガ電王、幽汽、ゴルドラ、シルバラ、G電王) キバ6(キバ、イクサ、サガ、ダークキバ、レイ、アーク) ディケイド5(ディケイド、ディエンド、キバーラ、アビス、天鬼) ダブル5(ダブル、ジョーカー、アクセル、スカル、エターナル) オーズ4(オーズ、バース、バース・プロトタイプ、コア) フォーゼ1(フォーゼ) THE3ライダー(ホッパー1、ホッパー2、ホッパーV3) G 計:119人
榊原龍騎、真司ナイト、吾郎ゾルダ、草加ファイズ、木場ファイズ、草加デルタ、トライアルブレイド、桐生レンゲル 影山ザビー、三島ザビー、モモ電王、ウラ電王、キン電王、リュウタ電王、ジーク電王、ミニ電王、桜井ゼロノス 良太郎幽汽、イブG電王、音也イクサ、次狼イクサ、ゆりイクサ、恵イクサ、健吾イクサ、太牙ダキバ、音也ダキバ、伊達バース これで26人。 ディケイドのパラレルライダーズを含めると主役9人+αで40人ぐらいいる? ファイズとデルタは数えるのめんどくさくなってきたから省略したけど、それ合わせてあと5〜6人ぐらいいるな。 一部はデンライナーでも使わない限り無理だったりするが。 どのみち80人には足りないけど。
>>67 兄貴ザビーは
>>65 に書いてあるザビーとしてカウントした………んだけど、加賀美ザビー書き忘れたからどのみち足りてないな。
あと一真って虎太郎をかばって一瞬レンゲルにならなかった? 日本全国にいる119人の鬼についてはとりあえず考えるのをやめた 今だと鬼=他のライダー?って風にも取れていいな
何だか、それだけいるならどこかの廃校借りてライダーの文化祭みたいな事が出来そうだな、と思った。 各作品別に出し物とか出店だしたり、仮想大会とかライブとかやったりして。 各地の鬼の皆様が持ち寄った物産とか売ったり、ライダーに出てきた飲食店の屋台とかあったり。
>>70 なにそれ楽しい
次の弟がちょうど学生だから誰か書いてくれるかもしれないね
>>70 楽しそうだけど、一般人は来場できるのかそれw でも身内だけでもカオスか
絶対一日中トラブルが絶えない・・・(負傷者とかは出さない)
ライアとガイは皆殺しにしようとすゆ王蛇抑えてるだけで終わりそうだなw
誤字orz
>>71 先生!兄弟全員+父さん(下手したらおじさんたちも)が授業参観にかけつけてクラス中騒然、という図が頭から離れません!
「ドキッ!ライダーだらけの〇〇大会〜〇〇もあるよ〜」ができそうだな
ドキッ!ライダーだらけの遠足大会〜お菓子もあるよ
「ドキッ!ライダーだらけの水泳大会〜(ベルト)ポロリもあるよ〜」 オーソドックスに攻めるならこの辺かな ベルトポロリなライダーはかなり限定されるけど。
ベルトぽろりは花見の場所取り係決めが思い起こされるな
流れを音撃斬!雷電激震! 寝てたら謎の電波を受信した。このスレだとアンデッドもグリードも普通になじんでるから許されると思ったんだ。 総司「煮物を作りすぎた。持っていけ。この前もらったトマトの礼だ」 レオ「恩に着る」 総司「ところで、あのトマトは一体どう育てたらあんなに甘くなるんだ?」 レオ「砂漠で、水をあまり与えずに栽培するんだ。水分ストレスと言ってだな・・・」 姫「わが子のために食いものをよこせ・・・人のかわりに何かよこせ・・・」 童子「よこさないとお前を取って食わせる」 翔一「それは困るね・・・じゃあ、このザクロでいいかな?」 姫「うまそうだ・・・」 童子「うまそうだ!」 巧「おい!なに餌付けしてんだよ!」 翔一「餌付けじゃないよ。彼らにも、ファンガイアにも、人間と共生するために人間を食べないですむ方法を探しているのがいるらしいんだ」 ヒビキ「あっやざちゃん、いいところに」 矢沢「(0∀0)?」 ヒビキ「はい、おやつ代わりに食べなよ。ロールケーキみたいでしょ?」 つトイレットペーパー 矢沢「・・・!」 ヒビキ「ほら、遠慮しないの」 矢沢「貴様と言う奴は・・・! 俺の好物をなぜ知ってるんだフォ━━━━(0∀0)━━━━ゥ!! 感動しちまったぜ!」
>>81 GJw
矢沢は本当にそれでいいのかwwwwwww
ざくろの他にもウミガメとかが近い味らしい(何かは伏せる)
>>81 ああ…矢沢からしたらバウムクーヘンだな…
85 :
名無しより愛をこめて :2011/08/09(火) 10:07:09.60 ID:f+FWE2za0
今日も暑いな こんだけ暑いと雄介兄さんの泉も枯れてしまいそうだ
むしろ温泉になってるかもしれない。 日本の夏はじめってるからな。 うっかり庭の日陰に穴掘って埋まるたっくんとか廊下で開になるカザリさんとか想像してしまった。
廊下でカイになるカザリと読んでしまった
カザリ「
>>64 少なく見積もっても3600人のガタキリバってヤバい気がする。僕そういう顔してるでしょ?」
ヒビキ「暑いけど修行頑張ろうと思う。そういう顔してるでしょ?俺」
真司「腹減った、総司おやつー。俺そういう顔してるだろ?」
総司「もうすぐ晩御飯だ、我慢してくれ。俺はそういう顔してるだろう」
翔一「今日のデザートはスイカだよー。立秋したからね、食べ納めだよ。俺そういう顔してるでしょ?」
フィリップ「立秋…実に興味深い!検索を始めよう。そういう顔してるだろう?僕」
良太郎「なんで皆して廊下に並んでカイのモノマネしてるの…って顔してるでしょ、僕」
巧「良太郎お前もか、って顔してるだろ俺」
すまんさっきageてしまってた申し訳ないorz
一真(誰も突っ込まない・・・ツッコミをやるなら今のうち。わくわく) 一真「おい、おまえら!なにカイのものまねして「は?邪魔すんなよ」(カザリ) ヒビキ「かずちゃん、顔がニヤけてるよ」 真司「楽しそうだな」 総司「ツッコミがやってみたかったんだろう。顔に書いてある」 翔一「そうそう、そうカイ(顔)してる」 フィリップ「兄さんの行動パターンは検索済みだよ。いつもつっこまれる側だからツッコミに回りたいのだろうけれど、 慣れないことをするものではないよ、似合わない」 良太郎「」 巧「ああもう!ツッコミってのはもっとキレよくやるもんだよ!つっこんでる最中にツッコミをさえぎられるほど鈍くてどうするんだ会話中殴られることに定評のある兄さん!」 一真「orz」
一真「うるせー!花見の場所取り係決めバトル中にベルトポロリすることに定評のある弟が言うなー!」 …くらい言い返したれ一真w ツッコミはやっぱり場数だ。ファイト。
ツッコミについて熱く語りつつツッコむたっくんに吹いたww
カザリの後ろをついて回ったら静かで涼しくて邪魔されにくい場所が見つかりそう
明「暑いけどおでん食べたい、俺ってそんな顔してるだろ?」 侑斗「おい、病み上がりがなんか言ってるぞ」 雅人「ただの髭面だな」 デネブ「ご飯出来たよ〜。今日は肉じゃがだ!」 明「やったー!」 デネブ「明はお粥だ!」 明「やだー!」 新「なに言ってるんだ!」 誠「まだ安静にしてなきゃ駄目だ!」 明「俺もう全然大丈夫なんだけど……」 慎太郎「伊達さん、お粥にチクワと大根とはんぺん入れておきましたから それで我慢してください」 明「後藤ちゃん大根すげぇ固いんだけど。まだ生なんだけど」 蓮「窓際に置いておいたらなくなるんじゃないか?」 始「橘的な意味でだな」
生大根ワロタww
後藤さんはわざとなのかうっかりなのか…
いじめかwwww
>>91 翔一「猫って居心地の良い場所見つけるの得意っていうしね〜」
真司「だからカザリ家の中行ったり来たりしてるのか!」
映司「伊達に猫系グリードじゃなかったんだな!」
良太郎「でも大抵は廊下で本読んでたりするから廊下が一番涼しいのかな?」
総司「節電のためだ…暑いと思ったら各自冷房など付けずにカザリを探すんだ」
一真「そっか〜暑いと思ったらカザリの後ろを付いて回れば良いんだな!」
カザリ「迷惑だよ」
サクヤ(カザリが入る場所に先回りして)「この場所は俺のだ」 ヒビキ「涼しいからここにスイカをしまおう」 サクヤは菱○さんつながり
>>96 カザリと過去スレに出てきたライダー家の猫(タロスちゃんだっけ)が涼める場所取りで争うのもいいかもと思ってしまった。
つか、カザリってば全スレで復活してからナチュラルにライダー家にいるなwww
涼しい場所は一つじゃないという事で 「お、本当だ〜カザリの後を着いてきたらここ風通しいいんだな」 「庭の緑も見えるし壁もひんやりするし、いいね」 「丁度いい時間だし、ここでお茶にするか」 「じゃあ僕ヒビキ兄さん達呼んでくるよ」 ワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ スズシー アハハハハ ミズヨウカンモアルヨー ガヤガヤガヤ オチャノオカワリハ? コレクッテモイイカナ ワイワイガヤガヤ コノミズマンジュウ、グー! ワーワー タロス「にゃぁー(うるさいし暑い(チラッ」 ミック「……ぶなん(全くだ(チラッ」 カザリ「僕のせいじゃないでしょ……」
違う、全スレじゃなくて前スレだ。 全部のスレにカザリいねぇ……orz すみません
1スレ目カザリ「復活!へぇ…ここがライダーハウスか」 2スレ目カザリ「復活!ふぅん、設定が固まってきたね」 3スレ目カザリ「復活!素麺大会か、なかなかやるね」 4スレ目カザリ「復活!新しい兄弟が家にトラップを仕掛けてる…!?」 5スレ目カザリ「復活!へぇ、ひなまつり?楽しそうだね」 6スレ目カザリ「復活!水鉄砲でサバゲーか…。メズールが参加したがってるよ」 7スレ目カザリ「復活!こけし鉄アレイ、か…」 : : : 24スレ目カザリ「復活!へぇ、また容量落ちか…そういえば最近1001を見てないねぇ」 アンク「おいカザリ!俺のipad返せ!!」 最近アンクのipad見てないなと思って
この世界のたっくんはさまぁ〜ずの三村みたいだ。あと全員大竹ってことになるが…
バラエティ番組だったら他の出演者に突っ込んでるからそう考えればOK
流れをライトニングスラッシュする 冷やしライダーを見てたらこんな電波を受信した これも全部乾(ry 総司「今年の夏は、徹底的に節電などを行う!」 翔一「今年はピーのおかげでみんな節電しなきゃいけないからね。そういうことで我が家では節電以外にも色々するよ!」 一真「でも、一体なにをするんだ?」 総司「お手本はこいつらとお前だ」 そう言って総司は♥のライダー、♦のライダー、♣のライダーを連れて来た 一真「みんな!?ナズェイルンディス!?」 始「なんのつもりだ?」 士「お前らの家と共同で、今年の夏は節電などを行うことにした、らしい」 橘「ナニイッテンダ!」 睦月「俺は別に構いませんよ。みんなでいたほうが楽しいですし。」 総司「決まりだな」 一真「ナズェダ!?」 そしてその夏のライダーハウスは、ブレイドのサンダーで発電し、カリスやアギトストームフォームの風で涼み、レンゲルのブリザードで冷やし、ギャレンやタジャドルの炎で調理したとか… はじめて書いたので色々間違っていると思う。 たが私は謝らな(ry
グー!! うちにも出張してくれブレイドライダー・・・暑い・・・ 今ならプトティラの氷に漬けられてもいい
うちクーラー壊れたんだ 睦月、うちにおいでw
>>106 それは流石にマズいw>プトティラ
属性分けされてるヤツらってこのスレ的には生活面で確かに便利だよなー
そう考えると映司が便利すぎるな。 人手が欲しい時はガタキリバ、光源はラトラーター、火はタジャドル、水はシャウタ、氷はプトティラ。 タトバとサゴーゾはどう使ったらいいかな?
畑の土起こしに使えそう>サゴーゾとタトバ 重力操作で土のダマをつぶしたり(ふるいでやるのは地味に大変な作業) トラクローで雑草の根切り(熊手でやると結構手間と時間が掛かる)したり
ちなみにサゴーゾは地割れも起こせる
サゴーゾは掃除じゃない? あれって重力で物を引き寄せられるし。 空き缶とかだって簡単にペシャンコにできる。
わざわざ変身しなくても、クラインの壺みたいな無限に得られるエネルギーを代替して使えば良いって気がする このスレのゼクト以下略の皆さんなら、そんなオール電化みたいなシステム作ってくれそうだ ただ、総司は「料理は電気じゃなくて火を使わなければ本当に美味しく出来ない」とか言いだしそうだけど ところで、ライジェネネタも1カ月後からしか書けないのか? 新ライダーネタは放送直後でもよさそうな雰囲気だが
ライジェネはいいんじゃない? おもしろいよね〜 ライダーゲームは初めて買ったけどすげぇ熱中してるw 炎のロードのむずかしいがクリア出来ないw
体験版やったらすげー面白かった 買いたいけど多々買う金はないorz
>>104 黒スーツにサングラスでピコピコハンマー持った橘さんと一真が
「お前たちはダメだー!」「ウェーイ!10ポインツッ!」とか言う姿が見えます
117 :
名無しより愛をこめて :2011/08/11(木) 00:17:57.43 ID:6CyUGCRl0
>>114 あそこの面は2段ジャンプがウリのアマゾンおじさんでいくと結構生存率上がる
俺、志郎おじさんのレベルカンストさせたら茂おじさんを鍛えるんだ・・・
結局みんなしてゲームに夢中になり生活習慣の乱れにイライラする総司 「まったく・・・生活習慣もスレの展開もやたら乱すなとどれほど言えば」 ヒビキ「まあまあ、たまにはいいじゃない。あと総ちゃんはメタ発言多いね?どこでそんなこと分かるの?」 「俺は天の道を行き、総てを司る・・・。俺が知らぬことなど何もない」
来月の今頃にはライダーハウスの庭に空から降ってきた新しい末っ子が刺さってるかな… 高2としかまだ発表されてないけど16歳だったらフィリップに馴れ馴れしい愉快な弟ができる
そしてそれを見かけたケタロスさんも降ってくるのか 胸熱
その隣には、何故かブレイドも突き刺さって、 一緒にゆらゆら揺れているんだな う〜む、夏の風物詩w
>>119 高2なら2011年度で17歳で確定では? もっと細かい設定があったら別だけど
てか放送中に進級するとか新鮮すぎるw
大丈夫だよ。 諦めなきゃ誰だって進級できるから。 ソースは自分w 毎年凄まじい綱渡りの進級だったw
赤が留年してたメガレンジャーというものがあってだな
メガレンジャー…ヒーロー(しかもレッド)が留年で大丈夫なのかw ライダーは留年生とか居ないよな…? 父さんを筆頭に叔父さん達やイトコーズも学者やら研究者やらだったと記憶してるけど。
良太郎「・・・」
>>127 おまいは家庭の事情だ。元気出せ。
ヤバそうな匂いがするのは翔太郎だろう。高校時分と言えばUFO探しに忙しかった頃だし
「こんな紙切れ(テスト用紙)で男の価値を計る事なんざ出来ないぜ」とか言って担任に引っぱたかれてそうだし。
あと真司は「進級がかかった大事なテスト」の度に突然産気づいた妊婦さんと遭遇するタイプかと。
(もちろん病院まで送る。その時点ですでにテストの事は頭に無い)
渡は…最初っから高校行かなかったんだっけ?
メガレッドは留年じゃなくて浪人… 高校は卒業してるよ。
>>128 高校生真司の遅刻の理由か…
一年生中間テスト
「すみませーん先生!妊婦さんを病院に送ってて遅れました!」
一年生期末テスト
「すみませーん先生!川で溺れた犬を助けてて遅れました!」
二年生中間テスト
「ごめん先生、学校行く途中で光太郎おじさんに会っってさ!特訓してて遅れました!」
二年生期末テスト
「ごめん先生、学校行く途中で海外から帰って来た兄貴に会ってさ!歓迎会してて遅れました!」
三年生中間テスト
「悪ぃ先生!何かキィーンキィーンて耳鳴りひどくてさー、保健室行ってました!」
三年生期末テスト
「悪ぃ先生!弟がショッカーに誘拐されちゃってさ!ちょっと行ってくる!」
担任「本郷さん…お宅の息子さんは、一体どんな通学路を辿って学校に来てるんです…。
毎回追試で及第点はとってるので一応進級は出来ますが」
本郷「はっはっは!自慢の息子です!」
>>130 びっくりするくらいライダーな息子だな!GJ!wwww
>>129 浪人だったか、すまん。
留年じゃなくてちょっと安心したよ…
>>128 翔太郎は不良少年っぽい感じだったからなあww
新しい弟と案外気が合うんじゃないかって気がしてきた
そうだよなぁ。 ジンさんと追いかけっこしてた高校生翔太郎は不良ぽかったな。 子供のころから一緒に住んでた設定だと年の近い兄弟や二号家兄弟ともジンさんは知り合いっぽそうだ。
渡みたいに20歳で高校入学とか、留年しまくって年の離れた妹と一緒に高校卒業なんてケースも有るよ そもそも、9月に私立に転校という事は、新しい弟は帰国子女か公立に居られなくなった問題児だと思われ まあ、設定が出ない事には分からないのだから放送開始を待ちましょう 高校流れをディメンションバスターして、ガイアメモリネタ 元ネタは某イラストサイトにあった フィリップ「(ガサゴソガサコソ)」 一真「どうしたんだ?」 フィリップ「ああ、一真兄さん。実は僕のガイアメモリを紛失してしまってね。探しているんだ。」 一真「ウェイ?!それじゃあダブルに変身できないじゃないか!早く探さないと!」 翔一「フィリップー。」 フィリップ「あ、翔一兄さん。実は…。」 翔一「洗濯物を乾していたら、ガイアメモリ出てきたんだけど。」 フィリップ「そういえば、昨日、上着のポケットに入れておいて、何も確認せずに洗濯機に放り込んでしまったんだ。」 一真「メモリの中に水入ってるみたいだけど、使えるのか?」 フィリップ「(カチッカチッ)…だめみたいだね。一度、分解して修理しないと。」 フィリップの腰にライダーベルトが出現。 フィリップ「翔太郎。今、取り込み中なんだ。暫く待ってくれないか。」 一真「えええ!ベルトが出たってことはドーパンドと戦うってことだろう!待たせて良いのか?!」 フィリップ「仕方ないじゃないか。ガイアメモリが無くては変身できない。」 物陰から、既に変身した士登場 ガイアメモリの絵が描かれた黄色いカードを手にしている。 士「だいたい分かった。一真兄さん、ちょっとくすぐったいぞ。」
一方、街では。 翔太郎「ちょっと待てってどういうことだ!敵は既に攻撃してきてる…っ!」 翔太郎のベルトの右側に青いメモリが出現。 翔太郎「トリガー?!もう1本あったのか…?とにかくこれで決まりだ!(カチッ)『ジョーカー!』」 『ブレイド!ジョーカー!』 左側はジョーカー、右側にブレイラウザーを手にした青いボディが現れる。 翔太郎「フィリップ!これはどういうことだ!」 フィリップ「みての通り、これはブレイドのメモリさ。そして、使い方は検索して大体わかっている。」 翔太郎「(士の仕業か…)」 フィリップ「7のカードをラウズ!攻撃を防ぐ!」 ブレイド側はブレイラウザーを手にしているため、実際にカードをラウズするのはジョーカーの方である。 慣れないカードの出し入れの為に、ジョーカーが牽制して蹴りながらなど、上手く戦えずにいたが、何とかライトニングソニックを決め、メモリブレイクに成功した。 後日、仮面ライダーのガイアメモリに興味を示したフィリップと悪乗りをした士は、 最高に相性の良い組み合わせを探すべく、事ある毎に兄弟達を次々にメモリにしようとしたそうな。
GJ! ブレイドとジョーカーとかシャレにならねぇ……
そういえばどこで見たか忘れたけど 「天の道を翔ける一人の男」とか 「俺は最初からスタンディバーイ」とか 他のライダーでダブルしてるのがあったな
GJ。レドルさんはMADも面白くて好きだ、小ネタが凝ってるし
555とカブトのメモリ組み合わせたらスピードがえらいことになりすぎてDCDカブトみたいなことになりそうだな
>>140 さあみんな集まって!
ジカンガナイトイッテルダロォ!
ワッタァ
ん?
ああブレイドジョーカーがレドルさんのあれか すまん
雅人「スレから脱線を続ける奴は邪魔なんだよ・・・!」
失礼しました
兄弟関係は絆でも血縁でもどちらでもOK フィリップも兄弟設定 時間としては、アンクが真木博士の所へ行く前です 季節ネタです 苦手・嫌いな人はスルーを ***** 真司「あー、あー。あー、あー。ただいまマイクのテスト中。ただいまマイクのテスト中。聞えるかー、一真ー。」 一真「おーい、聞えるぞー。」 真司「わかったー、ありがとー。えー、では、これから、〜 第一回 暑さ我慢大会 inライダーハウス 〜を始めます!!」 一真「ヴェーイ!」 翔太郎「……。」 総司「……。」 巧「……。」 真司「ツッコミ組+総司が無反応…!! 何かリアクションを!!」 一真「待てっ、真司兄! まだ良太郎が…、」 良太郎「…………その、ゴメンね。」 一真「良太郎まで?!謝んなよ!空しい!」 フィリップ「ねぇ、兄さん達。真司兄さんと一真兄さんは何をしているんだい?」 渡「…2人を見てはいけません!」 士「そうだ、あんな大人になるなよ、フィリップ。」 真司「酷くないか!」 一真「そうだそうだ!」 翔一「皆、ふざけるのはそこまでで。それに、真司兄さんも一真兄さんも、ツッコミが欲しいが為に物置からマイクなんて引っ張り出さないでよ。 後で片付けといてよ。」 「「はーい。」」 一真「って、じゃなくてさ、本当にやるぞ! 我慢大会!」 真司「暑い時には暑い物を食せ、って総司も言ってたろ! こんな暑い中じゃさ、何もする気起きないし。」 映司「我慢大会か。俺も昔旅先で…、」 巧「嘘だろ、映司兄。」 映司「さぁ、どうだろな。でも、俺はいいと思うよ。我慢大会に賛成。」 ヒビキ「そうだな、暑さで皆だらけてるから、俺もいいと思う。皆も賛成だな?」 一真「決まりだな!」 真司「そうとなったら早速チーム分け、って、雄介兄はまだ帰ってきてないのか?」 フィリップ「僕の検索によると、後5秒程で帰ってくるよ。5,4,3,2,1…」 雄介「ただいま〜。」 フィリップ「検索通りだ!おかえり、雄介兄さん。」 雄介「あれ、皆どうした?」
総司「…実はな『かくかくしかじか』。」 雄介「へぇ、士じゃないけど大体わかった。でも、それじゃ、チーム分けで一人余んない? 2チームだろ?」 真司「あっ。」 一真「あっ。」 渡「えっと、キバット呼ぶ?」 良太郎「モモタロス達とか…。」 映司「大丈夫! ほら、すぐ後ろに、アンクー!」 アンク「はぁ? 何で俺が?馬鹿か。」 映司「…アイス。」ボソッ アンク「…何て言った。」 映司「いや、アンク、アイス食べたくない? チームで優勝したらなー。」 アンク「やるぞ。」 映司「決まったよ。」 一真「…アンクって頭良いのに学習してないな、鴻上さんの事とか。」←1000回記念の話参照 真司「…鳥だし? 鳥頭?」 真司チーム ヒビキ・翔一・映司・巧・良太郎・アンク 一真チーム 雄介・翔太郎・総司・渡・士・フィリップ ヒビキ「じゃあ、チームも決まったし。始めるか。」 翔一「ストーブと炬燵の準備、できたよー。」 総司「料理の方も、完成した。」 一真「よしっ、真司兄には負けないからな!!」 真司「俺だって!!」 第一勝負 『おでん早食い対決』 総司「ルールは簡単、ここにあるおでんを早く完食した方が勝ちだ。尚、勝負の間は挑戦者に手を貸してはいけない。声援はもちろん大丈夫だ。」 一真「ここは渡、行け! 理由はなんとなく!」 渡「えっ!あっ…、頑張ります!」 真司「こっちは良太郎で!」 良太郎「およっ?! あっ、うん、わかった、頑張るね。」 総司「それでは、開始!」
渡「それにしてもこの部屋、暑いなぁ…。」ハフハフ 良太郎「それにこのおでんも、熱い…。」ハフハフ ヒビキ「2人共、頑張れー!」 フィリップ「ヒビキ兄さん、兄さんは真司兄さんのチームなんだから、良太郎兄さんを応援しないと。」 雄介「それでも、二人共応援したくなるのが、兄心なんだよ。ほら、頑張れー!」 翔一「良太郎ー、手、止まってるよー! 負けちゃうよー! せめておでんは残さないでねー!」 良太郎「そんな事、言われても…。もう満腹気味だし、餅巾着の餅が喉に詰まりそうになるし、どうしよう…?」 モモタロス『俺に任せろ!!』 良太郎「えっ、モモタロス、ちょっと待って! うわぁ!」 M良太郎「俺、参上! 勝負事なら俺だろ! 行くぜ行くぜ行くぜ!!」 数秒後 総司「真司チーム、良太郎完食。勝者、一真チーム、渡。」 M良太郎「おいっ! どういう事だよ!」 総司「モモタロス、お前、説明聞いてたか? 『勝負の間は挑戦者に手を貸してはいけない』と言っただろう。残念だが、反則負けだ。」 M良太郎「そ、そんな…。」 良太郎『あっ、でも、手伝ってくれてありがとう。モモタロス。』 M良太郎「…良太郎!! すまねえ!!」 第二勝負 『二人羽織対決』 翔一「こちらもルールは簡単、二人羽織で早く完食した方が勝ちです。ちなみに、今回はおでんではなく、鍋焼きうどんです。残さないでねー。」 一真「ここは翔太郎兄とフィリップだろ!頼んだ!」 翔太郎「任せな。フィリップ、行くぞ!」 フィリップ「さっきも思ったんだが、何故、翔一兄さんと総司兄さんの料理はとても美味しく、いつもは食欲がそそられるのに、今はこんなにも 食欲が無いのだろう…? わからない…。よし、検索を始めよう。」 翔太郎「後でに、しろ!」ベシッ フィリップ「痛っ! …わかったよ。仕方が無い。さて、真司兄さん、誰を出す?」 真司「…どうする。たっくんは、」 巧「たっくん言うな! これは駄目だな、熱いし。」 真司「だよなー。仮に巧が出たとしても、もう一人が…。うーん、ん?」 アンク「映司、アイス。」 映司「後で。」 真司「…二人、二人羽織出ない?」 映司「えっ、俺はいいけど、アンクは?」 アンク「出るわけないだろ。」 映司「…アイス。」 アンク「出るぞ。」 真司「……。アンク、頑張れ。」 翔一「始め!」
翔太郎「取り合えず、俺が食う方になったが…、フィリップ、熱ぃ!! もっと右だっつてんだろ!」 フィリップ「君が顔を動かすからだろ。大人しくしたまえ。まぁ、僕には見えないが、だいぶうどんも減ってきただろう?」 翔太郎「まぁな。勝ちはもう決定かもな。」 士「そうでもない。翔太郎兄、右を見ろ。」 翔太郎「はぁ? …おい!何だこれ!」 映司「もっとちゃんと食べて、飲み込んで。アンク、ほら。…アイス。」 アンク「……。」バクッ 映司「アイス。」 アンク「……。」バクッ 映司「アイス。」 アンク「……。」バクッ 映司「アイス。」 アンク「……。」バクッ 士「勝負が始まった時から、あんな感じだ。鍋の中も、もう、ほとんど空だ。」 翔太郎「…嘘だろ。アンクに同情するぜ。」 フィリップ「何? 何が起こってるんだい? 僕にも見せてくれよ!」 翔太郎「フィリップ、暴れんな!!」 翔一「完食! 勝者、真司チーム、映司・アンク!」 翔太郎「…俺達もまだまだだな。フィリップ。」 フィリップ「どうしたんだい? 翔太郎?」 第三勝負 『早着替え対決』 巧「この勝負は、今着ているの服の上から、セーター、コート、ニット帽、靴下、手袋、マスクを順に着、着終わったら今度はそれらを脱ぐ。 この作業が早く終わった方が勝ちです…。真司兄、一真兄。読み終わったけど、何だこのルール!」 一真「いや、だってさ、」 真司「早食いと二人羽織以外の勝負思いつかなかったから。作った。」 巧「俺、こんな勝負しないからな!」 真司「じゃ、こっちは翔一で。」 翔一「わかった! セーターを着せーたー、なんてね。」 巧「…笑えないし、涼しくもならないぜ、翔一兄。」 一真「こっちからは、」 士「大体わかった。俺だな。」 一真「頼む!」 真司「…これは手強いぞ。写真撮影以外なら何でもできる奴が来た!」 一真「勝ちは決まった!」 真司「いや、まだ決まってない!」 一真「いや!」 真司「いや!」 巧「とっとと始めろ!」 「「冗談なのに…。」」
翔一「こっちはもう手袋を脱ぐところだけど、士は?」 士「翔一兄、甘いな。こっちはニット帽を脱ぐところだ!」 翔一「あっ、でも、もうコート脱ぐところまでいったよ!」 士「追いついたか…、翔一兄。でももう終わりだ!俺のセーターが、脱げt」 大樹「ここから、お宝の気配がする!!」 士「なっ、お前!」 大樹「士、お宝はどこだい?!」 翔一「脱げた!終わった!」 士「…邪魔が入った。この勝負は中止だ!」 第四勝負 『長風呂対決』 映司「この勝負は、制限時間ギリギリまで湯船に浸かれた方が勝ち、ってあるけど、もう準備は終わったみたいだな。」 アンク「映司、アイス。」 映司「だから、後で。それにしても、うちの家の浴槽が広くてよかったな〜。でもさすがに、14人全員は入りきらないし、選手だけでいいよな。」 アンク「ハァ?」 雄介「ヒビキ兄には、負けないから!」 ヒビキ「こっちもだよ、雄ちゃん!」 映司「開始!」 翔太郎「風呂、静かだな。集中してるのか?」 フィリップ「僕達も風呂に入る訳にはいかないし、別室にいるし、中の様子もわからないね。」 渡「それにしてもここは暑いね…。お風呂にいてもここにいても、大して変わらないかも。」 士「いや、いくらこの家中が、夏の気温に加え暖房がよく聞いていたとしても、風呂には『湿気』というものがあるからな。」 翔一「まぁ、とりあえず暑いから、我慢大会が終わったらかき氷でも食べようか。」 映司「かき氷かぁ。よかったな、アンク。」 アンク「かき氷? 何だそれは?」 良太郎「アイスみたいなものだよ。美味しいよ。」 真司「俺、イチゴ!」 一真「俺、ブルーハワイ!」 翔太郎「…やっぱ、静かすぎねぇか。いくら、鍛えてるヒビキ兄と2000の技を持つ雄介兄といえどもいい加減…。」 翔一「その二人だから、じゃない? 大丈夫。それにもう時間だしね。」 バタッ バタッ バタッ 良太郎「およっ!何の音?!」
士「倒れた音だな、大体わかった。」 フィリップ「倒れた? 大変じゃないか!」 渡「早く行かないと!」 真司「大丈夫かー!」 一真「ここ以外に広いからな…。どこだー、おーい!」 ブクブク 映司「向こうから泡の音が! いた! 兄さん達!」 ヒビキ「…あぁ、みんな。4人共同時だよ…。」 翔太郎「…4人? どういう事だ?」 真司「あれ、説明しなかったか?」 一真「映司が説明した筈だけど。」 映司「俺、言わなかったっけ? この勝負、各チーム2人ずつだって。」 渡「…ゴメン、兄さん。まったく聞いてなかった…。」 士「取り合えず、誰かは分からないが、早く4人を!」 雄介「…大丈夫だよ、少しのぼせただけだから…。」 総司「…おばあちゃんが言っていた…。時には倒れるまで何かをする事も大事だと…。」 翔一「総司! 総司! しっかり!」 良太郎「たっくんが! 沈んでる!」 巧「だっぐんっで、い゛う、な゛…。」ブクブク 良太郎「お湯の中でまで、ツッコミしなくていいから!」 翔一「4人は縁側の方で休んでるよ。もう夜だったから、外も結構涼しいし。」 翔太郎「そうか…。で、どうすんだ。」 フィリップ「今の状況は、真司チーム1勝、一真チーム1勝。一回は引き分けで、一回は中断で無効。」 真司「やるしかないだろ! 男なら!」 一真「そうだ! 4人の分まで、俺達がやる!」 第五勝負 『我慢対決』 真司「…この暑い家の中、どちらが長くここにいられたか、それでいいな。」 一真「時間は無制限だな。わかった。きっと長くなるから、みんなは外に。」 「「始めるぞ!」」
渡「大丈夫かな、兄さん達。」ベシャ 翔太郎「さぁな。それでもやる。それが真の男。ハードボイルドだぜ。」バシャ 士「かっこいい事言うな、ハーフボイルドのくせに。」バシャ ヒビキ「3人で何やってるの?おっ、水風船。いいねぇ。」 雄介「懐かしいなぁ、俺も混ぜてよ。」 翔一「あれ、ヒビキ兄さん、雄介兄さん。もう平気?」 ヒビキ「うん。心配掛けてゴメン。」 雄介「お詫びに今日はカレー作るよ。」 翔太郎「楽しみにしてるぜ、雄介兄。」バシャ 渡「翔太郎兄さん、隙あり!」ベシャ 翔太郎「ぐわっ! やったな…。待て、渡!」バシャ ヒビキ「関係ないけど。水風船ってさ、顔に当たると少し飲んじゃうよね、水。」 翔太郎「あっ、わかる、それそれ!」バシャ 士「俺もだ。それにしても、渡の水風船は変な音がするな。」バシャ 渡「うーん、失敗作のニスを入れてるからかな?」ベシャ 「「へ?」」 翔太郎「俺、飲んだぞ、少し。」 士「……。」 「「おえぇええぇえぇええぇぇえええぇえええ!」」 巧「汚ねぇッ!」 フィリップ「多分、体に害は無いよ。」 翔一「後で、吐いた奴、片付けといてねー。」 総司「何してる、西瓜が切れたぞ。」 良太郎「あっ、総司兄さん。」 アンク「映司、かき氷ってのはまだか!」 映司「兄さん達が来たらね。」 真司「そろそろギブしたらどうだ…。一真。」 一真「そんな事しない! 真司兄こそ。そろそろみんな、かき氷でも食べてんじゃないか…?」 真司「負けるか! …でももうそろそろ限界だな…。」 一真「俺も…。」 真司「俺らよく頑張ったな…。」 一真「二人で勝利っていうのも、いいかもな…。」 バタッ
映司「って、いう事がこの前あったんですよ。って、後藤さん、聞いてます?」 慎太郎「あぁ、聞いてる。で、結局どうなったんだ、その二人は。」 映司「どちらのチームも揃って優勝って事になりました。真司兄さんも一真兄さんも、またやるって張り切ってて。暑かったけど楽しかったなぁ。」 慎太郎「そうなのか。」 映司「そっちでも、どうですか? 我慢大会。」 慎太郎「いや、止めておく。熱中症とか、危ないしな。」 映司「あっ、熱中症…。」 第二回は無さそうです ***** おそまつさまでした 話の流れを切ってしまって、申し訳ない 駄文でしたが、それでも読んで下さった方、感謝します ありがとうございました
映司「えっ? アイス? 何の事?」 アンク「ふざけんな! さっきあいつらが言っていた。どちら共優勝だってなぁ! 約束だ、アイス!」 映司「あぁ、あの事。…俺は唯、アンクに『アイス食べたくない?』って聞いただけだし、優勝したらなー、とか、アイス、って呟いただけだよ。」 アンク「…ハァ?」 映司「つまり、アンクの誤解だよ。それ。」 アンク「……。」 映司「仕方ないなぁ、ほら俺の分のアイスやるよ。これで合計2本。かき氷もやるよ。何味がいい?」 真司「…映司って、アンクに対する飴と鞭の使い方、上手いよなぁ。」 一真「…アンクに『アイス食べたくない?』って、聞いた事も、優勝したらなー、とか、アイス、って呟いた事も、絶対、全部確信犯だよな…。」
GJ! 映司の策士レベルが映画も合わさってどんどんあがっていく…
登場するのは昭和兄弟のみ。 隼人(と大介)は全員呼び捨てなイメージなので年長者も呼び捨ててます。 隼人「おーい、お前ら出掛けるぞ」 良「出掛けるって…今から全員でですか?」 隼人「おう。翔太郎からメールが来たんだ。15日までに出来れば全員で来てくれって」 志郎「非常事態ですか!?」 光太郎「ゴルゴムの仕業k」 隼人「何がだよ。ゴルゴムからもいい加減にしてくれって言われてんだからそろそろ止めてやれ。 第一そんな物騒な理由じゃねぇよ。8月15日は何の日だ?」 茂「15日…あ、そうか」 一也「猛兄さんの誕生日ですね」 隼人「正解。誕生祝いするから俺たちも来てくれってさ」 大介「ヒビキたちに会うのひさしぶり。楽しみダナ」 洋「飛べる奴が増えたみたいだし、久しぶりに特訓やろうかな…」
隼人「…で、肝心の猛はどこ行った?」 敬介「猛兄さんなら三日前から丈二兄さんと研究室に篭ってます」 隼人「しょうがねぇな。一旦潜ると呼んでも出てこねぇし…」 地下研究室に降りていく隼人。 地下からすったもんだしている音が聞こえてくるが、静かになる。 隼人「(ガチャ)よーし、全員揃ったし行くか」 地下から戻ってきた隼人は右手に猛、左手に丈二を引きずっていた。 一同(さすが力の二号…) 隼人「そうだ、翔太郎にメール返しておかないと」 『15日に必ず全員で行く。 隼人』 父さんの誕生日ネタは見た覚えがないので前フリだけだがやってみた。 昭和兄弟の家は日本まで何日かかかるような絶海の孤島だとでも思ってください。 サンダーバードの基地みたいな。 本気出したら30分くらいで来てくれそうだけど、それはあくまで非常時のみという事で。
>>157-158 GJ!!昭和好きの俺にはうれしいSSだ!
そうそう、猛父さん8月15日生まれなんだよね
周りから言われないと自分の誕生日忘れそうな人だけど
息子と弟たちに盛大にお祝いしてもらってね!父さん!!
さあ、15日に続きを書きなさーい、書きなさい。(負担にならない範囲で)
でないとボタンをむしるぞ
>>157 は私にとって非常に乙な存在なのだ
>>157 GJ!
因みに父さんの誕生日ネタは時々あるよ!
還暦祝いの時には、皆で真っ赤なマフラーあげてた記憶がある
>>148-155 GJ!暑苦しいwけど楽しそうで良し!
映司は実に策士。ネタばらした後ちゃんとかき氷あげてるあたりも。
>>157-158 昭和勢知らんのだけどなんかわくわくしてくるな!
>>157 最近丁度ライスピ読んだ所だったから凄く楽しく読めた
GJ!
今晩佐藤健と要潤が兄弟役でドラマ出るな 広告みたとき「惜しい!」と思ってしまった……
オーズの女性陣は全員強いよねという小ネタ。 キバット「ここが渡の兄の働いてる店だな…」 千世子「今日はヨーロピアンフェア♪」 キバット「お、コスプレ美女発見!噛ませろ〜!」 千世子「あら〜、珍しい蝙蝠!」(がしっ) キバット「ぐえっ!?」 千世子「……そうだわ!映司くーんアンクちゃーん!今日は吸血鬼フェアに変更ねー!」 キバット「うう、映司が言いくるめて逃がしてくれなけりゃ危なかったな…趣向を変えて高層ビルにでも」 鴻上「Happy birth day to you〜♪Happy birth day to you〜♪」(ケーキ作り中) キバット「しめしめ、何か知らないがあの親父夢中で気付いてないぞ」 里中「……」(化粧直し中) キバット「そこのモディリアーニ似のキャリアウーマン!俺の喉をその麗しい血で化粧してくれ!」 里中「あ」(スーツから銃を取り出し発砲) キバット「うおおおおっ!?」 鴻上「どうしたんだね里中君!急に発砲するとは珍しい!」 里中「いえ、何だか不自然な蝙蝠を見つけたのでヤミーかと思いまして。休憩時間中だったので時間外手当頂けますか?」 鴻上「その抜け目の無さ、まさに欲望の真髄だ!素晴らしいッ!!」 キバット「うーむ、キャリアウーマンの香水は危険な香りか…もっとどこにでもいそうな、しかし光る物がある隠れ美女を探そう」 比奈「買い出しはこれで全部だよね…開店時間前に戻らないと」 キバット「おおっ!ホットパンツ姿が眩しい美少女!噛ませろ〜!」(ばさばさ) 比奈「きゃあああああああああああ!?」(ふんにゅっ) キバット「ぎゃあああああああああああ!?」 渡「お…おかえりキバット、何でそんなにボロボロに…?」 キバット「可愛い花にも棘がある……ぜ……」(ガクッ)
>>165 キバットwwwまだやってたのかお前wwwww
キバットU世「…よろこべ、説教タイムだ!!」
>>165 GJ!
オーズ女性陣相手じゃ、分が悪すぎ
男性陣が助太刀する間も無く、瞬殺されているじゃないか
次は多分、きっと、おそらく、もうちょっとだけ、
か弱いのもいるかもしれんから、頑張れキバット君w
168 :
1/8くらい? :2011/08/13(土) 16:57:31.88 ID:jLtKrgOC0
カキコ規制が厳しくなったって気がするよ 発端は鳴海探偵事務所に差し入れされたクッキーだった。 星やハート、桜などのかわいらしい形に型抜きされたそれは、依頼者が調査のお礼にと持ってきたものだった。 デネブ「ありがとう翔太郎!侑斗の居場所がすぐ分かるなんて、やっぱり探偵はすごいなぁ!」 翔太郎「・・・あいつがシイタケ絡みで家出する時は大抵、馴染みで洋食が出る店に逃げてるだろ。 ポレポレとかハカランダとか、そういうところに行って知り合いに「洋食食べたい」アピールをしてるんだよ。井戸端会議の時に「そういえば侑斗君、和食食べたいんですってねー」って言わせるために」 定期的にデネブが侑斗のシイタケ嫌いを直そうとし、そのたびに侑斗が家出する。 しょんぼりした様子のデネブを見かねた翔太郎は知り合いのよしみで、仕事としての調査とは別に、よく侑斗の捜索を手伝っていた。 侑斗があっさり見つかることや、二号家の金銭事情を知っていることもあり、翔太郎はデネブから報酬をもらっていなかったが最近はデネブが「事務所のみんなで食べてくれ」とお菓子を差し入れするようになっていた。
そんないきさつで事務所に届けられたクッキーを発見したフィリップは、例のごとく「興味深いね」と検索を始める。 「材料はバターケーキとほとんど同じ・・・配合の比率を変えるだけでこうも違うものができるのか。 ふむ、ホットケーキも、牛乳の有無というだけでほとんど同じ材料が使われている。 マドレーヌも・・・。焼き菓子の材料はほとんど同じということなのかい?」 バターは総司がレンジにかけて柔らかくした。融ける直前のタイミングで出すのは経験を積んだ総司でないとできなかったので。 柔らかくしたバターをボウルに入れ、泡立て器をスタンバイしたフィリップに手渡す。 「うっすらと白くなるまで練るんだ。疲れたら代わろう」 「これが菓子作りか。ゾクゾクするね」 フィリップはわくわくしながらバターを練り始めた。 たどたどしい手つきだが、総司は手を貸したいのをぐっとこらえる。前に真司が同じように料理に興味を持った時、あまりにも危なっかしいので手伝ったところ 「なんだよ、さっきから一から十まで口出して!どうせ俺にはこれくらいもできないよ!」 と拗ねてしまったことがあったので、二の舞になることは避けたかった。
170 :
3/8 :2011/08/13(土) 17:01:56.48 ID:jLtKrgOC0
「これくらいでいいだろう?疲れてしまったよ」 見ると、まだ少し練り足りないが妥協点ではある仕上がりだった。 弟のやる気をそがないため、あえて手は加えない。 「次は砂糖を混ぜるぞ。3回くらいに分けて入れろ」 フィリップに砂糖を混ぜさせ、その間に総司は卵を割りほぐした。 「そのまま混ぜていろ」と言って手を動かさせ、卵を少しずつ入れていく。 その時、玄関に来客の音がした。 橘「邪魔するぞ」 「・・・貴様は。どうして食べ物の気配がするとすぐ現われるんだ」 「・・・お前は俺を何だと思ってるんだ。仕事先で飴をたくさんもらったから分けに来たんだが」 「珍しいね。君がここに来るのは必ず食べ物に釣られてくるものだと思っていたが」 「同感だ」 「お前ら・・・ ん?何か作ってるのか」 「クッキーを焼こうとしているのだよ。なかなか楽しい」 「クッキーか。俺も手伝おう。こう見えて俺は食う専門と言う訳ではないんだぞ」 「ほう、ならばお手並み拝見だな」 そう言って総司は指導役を橘にバトンタッチした。何かあれば普段の行為の仕返しも込めて口出しをしてやろうという気持ちと、どこまでできるのかという純粋な好奇心もあったので。
171 :
4/8 :2011/08/13(土) 17:03:59.45 ID:jLtKrgOC0
「どこまでやったんだ」 「バターに砂糖と卵を混ぜるとこまでは完了している。見たまえ、うまいものだろう?」(ドヤッ 「・・・もっとしっかり練らないと硬くnイタタタ!」(橘の足をギリギリと踏みつける総司) (小声で)「余計なことは言うな。初めての試みを途中で投げ出させる気か」 「初めて・・・やはりそういうことか。フィリップ、いいことを教えてやる。総司、きれいなビニール袋はあるか?」 「これを使え」 橘は袋を受け取ると、袋に小麦粉とベーキングパウダーを入れた。 「貴様、何をする」 「まあ見ていろ」 空気を入れながら袋の口をねじり、フィリップに手渡した。 「袋の口はしっかりを押さえていろ。こうして袋を振ればわざわざ粉をふるいにかけなくても粉と空気が混ざる」 「へえ、興味深いやり方だね」 総司は「そんなものは邪道だ。しっかり振るえ」と言いたかったが、フィリップが楽しそうに袋を振る様子を見て口をつぐんだ。
オウフ・・・カキコ規制と戦っているうちにまたやってしまった 2/8は マドレーヌも・・・。焼き菓子の材料はほとんど同じということなのかい?」 事務所にいるあいだずっとそわそわとしていたフィリップは、家に帰るなり台所へ直行した。 「薄力粉が250グラム、バターが100グラム、砂糖が100グラム、卵が1個。そしてベーキングパウダーとバニラエッセンス。 さすがだね、買いに行かなくてもキッチンにこれらすべてがそろってる」 総司「当たり前だ。俺は天の道を行き、総てを司る・・・常備品の補充は完璧だ。・・・少し待っていろ」 総司は台所に新聞紙をひき、ボウルや抜き型などをそろえ始めた。 「菓子は計量がすべてを決めるといっても過言ではない。きっちりと計れ」 総司が見守る中、フィリップは材料の計量を始めた。 予想通りフィリップは作業に夢中になり、あたりに小麦粉や砂糖が飛び散る。 だが総司が新聞紙をひいたので台所自体はあまり散らかりそうにない。 バターは総司がレンジにかけて柔らかくした。融ける直前のタイミングで出すのは経験を積んだ総司でないとできなかったので。 だったんだ
書けるかな やっぱり引っ掛かったから避難所で続けた
袋を振り終え、粉をボウルにあけようとするフィリップを橘は止めた。 「そういえば、バニラエッセンスは入れたのか?」 「まだだが、これは一体何なんだい?とてもいい匂いがするね」 フィリップは手のひらにバニラエッセンスを出し、香りを楽しんだ。 「やめろ!その匂いは一度付いたらなかなか取れないぞ!」 「そうなのかい?だがいい香りだ。匂いが取れなくても問題ないよ」 「いや、やめた方がいい。俺はバニラエッセンスが手にかかった時、なかなか匂いが取れず小夜子にも「お菓子を食べすぎてお菓子みたいな体臭になっちゃったの?」と言われたんだ」 「・・・日頃の行いだな」 バニラエッセンスを振り入れ、粉を混ぜる。 本来はさっくりと混ぜるべきだが、フィリップは粉を練るように、しっかりと混ぜこんでしまった。 そのことを指摘しようとした橘は、総司の鋭い視線を感じて何も言えなかった。蛇に睨まれた蛙の状態だ。 「これで生地は完成だ」 「次は型で抜いて焼くのだろう?とても楽しみだ」 「いや、まだだ。しばらく冷蔵庫に入れておけ」 生地をひとまとめにしてラップでくるみ、冷蔵庫にしまう。 しまう時に橘は冷蔵庫のきゅうりと辛味噌を見つけた。 「これ食ってもいいかな?」 「・・・一本だけなら許そう」
生地を寝かせている間、フィリップはきゅうりをかじる橘を眺め「リスのようだね」と感想を述べた。 「橘。お前にも意外な特技があるものだな・・・」 「(モゴモゴ)クッキーは小腹が空いたときにちょうどいいからな(モゴモゴ)仕事の間に食おうとよく作る(ゴクン)」 「口にものを入れて喋るな。フィリップがマネをしたらどうする」 「心外だね兄さん(飴もごもご)。僕がそんな行儀悪いマネをするはずがないだろう?(もごもご)」 「・・・さっそく移ってるぞ」 「そうだ。これを使ってクッキーを焼こうか>(0M0)ノ>○< 「は?」 「飴で何をしようって言うんだい?」 「穴をあけた生地にクッキーを入れて焼く。ステンドグラスのようになるんだ」 「お前にそんな特技もあったとはな」 「小夜子がこれを気に入っているんだ。あいつは器用なものでギャレンの顔の形すらクッキーと飴で作ってしまう」 「本当かい!とてもゾクゾクするよ!兄さん!僕達もやろう!みんなの顔をクッキーで作るんだ!」 「・・・!」(本気で恨めしそうな顔で橘を睨みつける) ウワァァア>(0M0;)
一時間かけて設計図を描き、飴を砕く。 最初は飴を麺棒で叩いていたが、なかなか割れないので大型のペンチで潰して割ることにした。 そうしたら飴がはじけ飛んで散らばってしまったので、飴の袋をチリ紙につつんで潰すとうまくいった。 「(・・・貴様が余計なことを言わなければ、ここまで事態が煩雑にならなかったんだ!)」 「(・・・俺の責任だ。だから俺は謝る)」 「よし!できたよ!僕達兄弟全員の顔だ!」 フィリップたちはクッキーの生地を細長く伸ばし、手をべたべたにしながら兄弟全員とギャレンの顔の輪郭をクッキー生地で作り上げた。 「なら次はこの飴を輪郭の中に入れて色をつけろ」 「オーブンは予熱しておこう。180℃でいいな」 「どう焼きあがるのか、非常に興味深いね!」 オーブンドア│M0)<ジー│ 「なぜ見ているんだい?」 「飴は焦げやすいからな。危ないと思ったらクッキーの焼き色が薄くても出した方が見た目がきれいだ」 「ほう。お前は「食えればいい」派だと思っていたが」 「それは喧嘩を売っているという解釈でいいのか?」 「橘カイザか。興味深いね」 かくして、10分強焼きあげたキャラデコクッキーはきれいに焼きあがった。 ブレイドクッキーだけ引き伸ばされたように細長かったが、フィリップは「なかなか難しいね、生地の形を整えるのは」と言うのみ。 帰ってきた兄弟に見せたところ「褒めなければ兄の資格がない!」「夢がありすぎる!」「・・・僕、今すごく感動しているって気がする!」と好評だ。 「総司兄さん、お菓子作りはとても楽しい。次はオペラに挑戦したい!」 「・・・またそんな手の込むものを・・・。まあいいだろう」 「完成したらソレクッテモイイカナ」 「帰れ」 ------------------------------ この三人超好き。あとすげぇ謝りたい
うおおお超乙!奮闘するフィリップと弟想いな総司、そんでまさかの橘さんwwww クッキーが食べたくなる暖かいお話だった
178 :
名無しより愛をこめて :2011/08/13(土) 20:41:27.92 ID:yvGv8nnu0
移動ありがとう! 穴をあけた生地にクッキーを入れて焼く ↓ 穴をあけた生地に飴を入れて焼く 直して投下したつもりが直ってなかったよorzもうやだ自分のうっかりさ
※アンクがグリード側、ウヴァ復活後、カザリ・メズール生存中のお話になります。 本編と矛盾がありますがこまけぇことは(ryでお願いします。あと長いです。 ある金曜日の夕方。ショッカーのアジトでは週末の休みを控え、戦闘員達がいつもよりも 足取り軽く家路に就こうとしていた。 「お前、この週末何すんの?」 「俺? 彼女と風都のサザンアイランドパーク行く予定」 「うわー、俺の中にお前のデートをぶっ壊したいっていう欲望が!」 このような雑談を交わして盛り上がるものもいる中で、一人の老戦闘員はそれを苦々しい 顔で見ながらアジトを出た。 「(なんだ今時の若造は。週末に遊ぶなど悪の風上にも置けんわ。ワシの若い頃は……)」 週末の帰り道は一杯引っ掛け、近所の公園のあずまやで時間を潰してから帰るのが老戦闘員の習慣になっていた。 アルコールの入った開放感も手伝ってか、老戦闘員は日頃の鬱憤を公園の銅像にぶつけた。 「近頃の若造はワシの事をただの年寄りとしか見ておらん……それに今のショッカーはぬるま湯だ。 昔は良かった。死神博士も今と違って鬼畜振りを存分に発揮してたし、本郷猛と戦う日々は何よりも 楽しかった。ワシは戦闘員の中でもエリートで、怪人昇格間違い無しと言われとった。だが当時のワシには 身重の妻と幼い息子がいた。万が一本郷猛に敗れれば、家族は路頭に迷っちまう。そう思うとワシは 改造手術に踏み切れなかった。その結果が今の有様だ。死神博士は孫が出来てから不抜けて烏賊でビールの 毎日、その上その孫は憎むべき本郷の息子と仲良くしてると来た。悪の自覚が感じられん。それでワシと来たら 家に帰っても邪魔者扱い。もうこんな生活耐えられん。昔に戻りたい」 支離滅裂な言葉を銅像に吐き散らす。普段ならストレスがほんの少し解消され、それで終わる。 ところが、今回は違った。銅像の影から忍び笑いが聞こえたかと思うと、6人の男女が現れたのだ。 誰もいないことを確認した筈なのに。老戦闘員は独り言を聞かれた事を恥ずかしく思った。だが、どうも様子が変だ。 緑の革ジャンの青年と銀髪にキャップの少年はニヤニヤと笑い、駄菓子を持った大柄な男は満面の笑みを浮かべ、 青い服を着た少女も年齢に似合わない妖艶な笑顔をしている。赤い服の金髪男はいかにも悪そうな笑い方をしているし、 極め付けに人形を肩に乗せたメガネ男は死んだ目をしている。 なにより、こんな時間にこんな場所でこの組み合わせは何をしているのだろうか。 老戦闘員が彼等の正体に気づいた瞬間、彼らのうち4人が異形へと変化したのだ。 彼らの正体は、老戦闘員もよく知っているものだった。それは―― ――現代に蘇った欲望の化身、Greeed――
「確かに面白くて強力、そして純度の高い欲望だ。さすがはウヴァ、欲望を見る目は有る」 「アンク、それは褒めているのか? それとも馬鹿にしているのか?」 「二人とも、やめなさい。今は協力する時でしょ」 「そうだそうだ〜メズールのいうとおりにしろ〜」 「ふーん。ショッカーなんて過去の遺物と思ってたけど、こんな人間もいるんだね」 「カザリ君、逆にこんな人間がいないことには君たちグリードも存在出来ないのでは?」 グリード連中は老戦闘員を見て好き勝手なことを言っている。その様子を見て、 どうやらこいつらは自分の欲望を利用してヤミーを創ろうとしているようだ、と老戦闘員は推測した。 「(なめるなよ……ワシはかつてあの本郷猛と対等に渡り合った実力の持ち主、今でも毎日鍛えておる。 完全体ならいざ知らず、貴様ら不完全なグリードの5体と1人ごとき敵ではないわ!)」 「イィ――――ッ!」 気合を込め、一番近くにいた緑のグリード――ウヴァに拳を打ち込んだ。 ウヴァの硬い外骨格が砕け、セルメダルをボロボロ落とし悲鳴を上げながら地べたを這い蹲る。 筈だった。 ウヴァはいとも簡単に老戦闘員の拳を止め、乱暴に払った。老戦闘員は地べたを転がり、痛みに呻く。 「騒ぐな。俺達はお前の為に来てやったんだ」 「そうよ。その哀しいまでに大きな欲望のせいであなたは苦しんでいる。とても見ていられないわ」 「その苦しみから、君を解放してあげる。僕達の言う通りにする事が、君の為でもある」 ウヴァ・メズール・カザリはそう言うとセルメダルを1枚ずつ取り出した。 「そういうことだ」 アンクもセルメダルを1枚取り出す。 すると老戦闘員の額にセルメダルの投入口が4つ出現した。 「ワシの……欲望……」 老戦闘員の脳裏に過去の栄光の日々が浮かんだ。最も自分が生き生きとしていた時間。 それを無性に取り戻したくなった。 「そうだ〜、それでいい〜」 ガメルが嬉しそうに言った。 そして他の4体もほくそ笑む。真木は無表情だ。 「「「「その欲望、開放しろ」」」」 アンク・ウヴァ・メズール・カザリはセルメダルを老戦闘員に投入した。 すると老戦闘員の体から複数の白ヤミーが飛び出して……
城南大学考古学研究室。今日も窓から出入りしようとする不審者……もとい冒険家が一人。 「や!」 そう言うと彼はサムズアップを見せる。 「五代君、いらっしゃい」 「五代サン、久し振り」 桜子とジャンが変わらない彼の奇行に笑った。 最近の彼ら3人のブームは雄介の兄弟の話だった。 総司が持たせた茶菓子を摘みながら、話は続く。 「でね、みのりにはさ、やっぱり何も知らないで欲しかったてのはあったんだけど、 たまには気持ちを吐き出したくなることってあるじゃん。そんなとき、同じ思いをしてる兄弟がいる って知って、俺正直嬉しかったんだよね。ホントはこんなのダメなんだけどね〜」 「五代君、やっぱり優しいね」 「そりゃそうデスヨ、五代サンの聖なる泉は簡単には枯れませんカラ」 「外が騒がしいデスネ……何かあったのカナ?」 ジャンが何と無しに呟いた。城南大学はマンモス大学であり、騒がしいのはむしろ日常茶飯事なのだが、 何かいつもと違う事を3人は敏感に感じていた。嫌な予感を感じた雄介は研究室を飛び出した。 桜子とジャンは雄介を追いかける。 するとそこには。 逃げる学生達。そしてその向こう側には、白い怪物。 「まさか、未確認デスカ?」 「いや、あれは……ヤミー? 兎に角、桜子さんとジャンは隠れてて!」 「五代君、気を付けてね!」 桜子とジャンの安全を確認すると、雄介はヤミーの様子を伺った。 さっきまでフラフラと歩いていた筈の白ヤミーが、何故か雄介を見つけた途端に真っ直ぐ接近してくる。 「(ヤミーなら映司と後藤君が駆けつけて来る筈なのに……それに何故大学にヤミーが?)」 雄介の疑問の半分はすぐに解決した。 「……ク、ウガ……タタ、カエ……!」 そう言うとヤミーは成長、どことなくグロンギに似た姿に変化した。 「(そうか、俺が狙いだったってことか……なら仕方ない!)」 原則として兄弟それぞれの戦いには介入しない事がライダー兄弟一家の暗黙の了解となっている。 だが、降りかかる火の粉を払う時と、人々を危険から守る為なら話は別だ。 アークルを出現させ、突き出した右手をゆっくり動かして。 「変身!」
同じ頃のレストラン・アギト。 「ぅんま〜い! やっぱり翔一の料理は最高だな!」 取材途中の昼食休憩に立ち寄った真司。 「いやぁ〜本当の事言われると照れるなぁ〜。あ、これも食べる?」 翔一は次々と手際よく料理を出す。 「ところでさ、そのエプロンどうしたの?」 真司は翔一のつけているエプロンを指差しながら訪ねた。 真っ白な生地の胸のところにアギトマークがプリントされている。 「これ? 真魚ちゃんと太一がプレゼントしてくれたんだ! いつかさ、雄介兄さんのクウガマークの シャツがカッコいいよねって話をしたら、内緒で作ってくれたんだよ。羨ましいでしょ?」 「……」 エプロンが羨ましいのではなく、作ってもらったことが羨ましい真司であった。 食事も終わり、(俺にも誰かプレゼントくんないかなぁ……)と真司が考えていたときだった。 翔一はアンノウンの、真司はモンスターの気配を察知した。 二人は店を飛び出し、現場に駆けつける。と、そこには何故か白ヤミーが2体。 「アァーギィートォー!」 「リ……ュ…ウキ…ィ…!」 と叫ぶが早いかヤミーが成長した。 「どうもこいつらから気配を感じてたみたいだな!」 「どうする真司兄さん? 映司に任せる?」 「愚問だな(総司の真似)」 「ですよねー(スルー)」 翔一の腰にオルタリング、真司の腰にVバックルが出現する。 「「変身!!」」 変身後の弟の姿を見て、ミラクルワールドで共闘した時のことを真司は思い出した。
「啓太郎君、ありがとね! ホント助かったよ〜」 「いえいえとんでもない! 今やうちの店が存続してるのはタックンのお兄さん達のおかげ みたいなものですから」 「いや〜俺はもう啓太郎君に頭が上がらないね〜」 「一兄にヒビ兄、褒め過ぎだ」 西洋洗濯舗・菊池の車に乗っているのは啓太郎の他に巧・一真・ヒビキ。 「いや〜昨日家にいたのがたまたまヒビキ兄さんだけだったのがまずかったよな〜」 「いやさ、俺もたまには家事でもして家庭に貢献しなきゃーって思って、烈火剣で庭木を剪定 したりしたんだけど、洗濯機の使い方が分からなくてさ〜」 「(タックンちの洗濯機って……あの馬鹿でかいヤツだよね?)」 「(ああ、ZECT以下略が作った園児でも使えるヤツなんだが……)」 「それで30分ぐらい悪戦苦闘して、何とか成功したんだ。そしたら嬉しくてつい……」 「万歳したら鬼爪で洗濯機を抉っちまった、と。普通に変身解除しておけよ……」 「ヒビキ兄さん、変身して家事って張り切りすぎだろ……」 「……それで洗濯機を修理してる間、うちの店を利用して下さっているんですね……」 場面をありありと想像できる気がして、ヒビキ以外の3人は苦笑いするしかなかった。 クシュン! 啓太郎はくしゃみを一つ。 「夏風邪は馬鹿が引くっつーから気をつけろよ」 「誰か馬鹿なんだよ……うわぁぁぁぁ!!!!!」 啓太郎は悲鳴を上げて急ブレーキを踏む。一真が車の天井に頭をぶつけた。 「何なんだよ……っ!!」 巧が前方を見ると、白い怪物が3体いた。3体はそれぞれすぐに成長し別々の姿へと変わる。 「タタタタタックン、ヤヤヤヤヤミーが!!!」 「見りゃわかるよ!てかなんでヤミーってわかんだよ!嘘でもオルフェノクって言えよ!」 「う〜ん、こいつは厄介だな〜」 「巧、突っ込みどころがずれてる!ヒビキ兄さんはホントに厄介って思ってる?」 「いや、どうもこいつらは俺たち狙いみたいだしさ、映ちゃんに任せるべきか否かって考えてたのよ」 「それ、音叉持ちながら言う台詞じゃねーよ」 「巧だってもうファイズフォン出してるのな」 「一真さんも、ブレイバックル出してますよ」 会話はいまいち噛み合ってないが、要するに考えていることは同じだ。 「「「変身!!!」」」 ――Complete―― ――Turn up―― キィーン 「啓太郎、どっかに隠れてろ!」 ファイズが右手をスナップさせながら叫んだ。
「士、良くやった。あのスーパーは良い品を売ってはいるが数が少なくて確保が困難なんだがな」 「そういうことは俺に任せて置け。俺は破壊者、 おばちゃんの行列もお一人様何個までとかいったルールも破壊する」 「士兄さん、それって大威張りで言うことじゃないと思うよ……」 「そうだよ士、あのあとそのおばちゃんたちに謝るの大変だったんだから!」 総司・良太郎組と渡・士組はそれぞれ別の店で夕食の食材を買出しに行き、その帰り道の途中に再び合流したのだ。 「渡、あの小母様方は普段から士に勝るとも劣らぬ破壊者たちだ。俺も翔一も少々手を焼いているほどだ。 お前の気持ちも分かるが、ここはひとつ、士を労ってやれ」 「うん……(現場を見てたら、総司兄さんもきっとそんなこと言えなくなると思うんだけどなぁ……)」 30分前の士の乱行を思い出し、複雑な気分になる渡であった。 「総司兄さんの買い物はやっぱりすごいよね、良いものをすばやく見抜くところとか、姉さんはそういう所微妙だから」 「いや、愛理姉さんの体に良いものを選ぶ技術は翔一や俺の上を行っていると思うがな。 ひよりと樹花にも是非見習って欲しいものだ」 「(小夜には見習ってほしかねぇな……)」 「(そういえば母さんも深央さんも買い物のセンスは微妙だったなぁ……!?)」 兄弟の買い物帰り――そんな平和な日常を引き裂くようなブラッディ・ローズの音色を渡が感知すると同時に、 「(良太郎! イマジンっぽい奴らがオメーの目の前にいるぜ!!)」 とモモタロスが敵の出現を告げ、カブトゼクターが呼んでもいないのに飛来した。 「成程……未来の俺が言っていたのはそういうことか」 4兄弟の目の前には、成体となったヤミーが4体。 「新鮮な食材のためだ。一人3分でケリをつけろ。良太郎は俺がフォローする」 「総司兄さん、僕だってライダー兄弟だよ? ヤミー1体ぐらい自分で倒してみせるよ」 「良太郎も言うねぇ。渡、負けてらねぇな」 「士こそ余裕ぶって時間切れしないようにね」 「「「「変身!!!!」」」」 ――Change Beetle―― ――Sword Form―― ――KAMEN RIDE DECADE―― 並び立つは太陽神・時間の護り人・王・そして破壊者。
「……白石知世子。あの2人に匹敵するほどの料理の腕前に、警官を圧倒する戦闘力。 そしてほぼ1人で店を切り盛りする経営力……実に興味深い!! 新しい検索対象として申し分ないよ!!」 「だーもーうっせぇよフィリップ! 今俺と比奈ちゃんが真剣な話してるトコだろうが!」 「……でもびっくりしました、映司君に兄弟が言ったって聞いたときは。映司君って、自分の事とか 家族の事とか全然話してくれないから」 翔太郎とフィリップ――通称W組――はクスクシエにて比奈と後藤から家に帰ってこない映司の近況、 つまりグリード化がどれほど進行しているのかの報告を受け、対策を考えていたのだが…… 「悪いな比奈ちゃん、せっかくつらいところを説明してくれたのに、肝心のこのバカが別なものにハマッちまって」 「いえ良いんです、映司君を心配してる人が沢山いるんだって分かりましたから。今度映司君に会ったときは ガツンと言ってやります」 「……そうだな、ガツンと言ってやってくれ。頼んだぜ比奈ちゃん」 家族の下へも帰らず、苦しみを一人で抱え込む映司――弟の魂をを救えるのは、彼女だけなのだろう。 翔太郎は少し悲しげにモノローグを入れた。 「白石知世子に関する閲覧を終了した。彼女は素晴らしいよ!」 フィリップは相変わらず興奮気味だ。いったい何を見たのか。 「ところで後藤はどこいったんだ?」 「ヤミーが出たから、映司君と合流して戦いに行くって言ってましたけど……」 「翔太郎。そのヤミーが僕たちの目の前にいるんだが」 確かに目の前にヤミーがいた。しかも成長済みだ。 「出やがったなメダルの化物!! いきなり出てきやがってビックリするじゃねぇか!」 「翔太郎。どうするつもり?」 「勿論、メダルブレイクだ!」 「そんな用語は存在しない」 「うっせーよ! 比奈ちゃんはフィリップの体頼む!」 「……えっ?」 「「変身!!」」 ――サイクロン!―― ――ジョーカー!―― 倒れるフィリップの体を比奈がぎりぎりのところで受け止めた。 「ふんにゅ〜」 「(比奈ちゃん、君亜樹ちゃん並にセンスがあるよ!)」 このとき内出血するほど強く腕を握られたことを、フィリップは知る由もなかった。
さて、各地でヤミーが出現しているにも関わらず映司と後藤は何をしているのか―― 都内某廃工場。 そこに映司と後藤はいた。2人の眼前には、5体と1人のグリードと、何かに包まれた老戦闘員が宙吊りにされている。 「た…助けて……」 老戦闘員は消え入りそうな声で言った。 「アンク! その人に何をした!」 「何って、ちょっとヤミーを作っただけだ。実験も兼ねてな」 「アンクがね、私たち4人の力を持つヤミーを作ったらどうなるか?って言うからちょっと協力してみただけよ」 「ま、半分は上手くいったよね。メズールの数、ウヴァの成長性、僕の寄生性。そしてアンクの質の悪さ」 「だが俺達の誰の言うことも聞かない出来損ない、結局は失敗作だ。ある意味では屑ヤミーにも劣る」 「でも〜たぶん、オーズよりつよい! おれのほうが、もっとつよいけど!」 「世界の終末を実現するには全く力が足りませんが、火野君、君からコアメダルを奪い取るには十二分の戦力です」 「成程、捕らわれるあの人を包んでるのがヤミーの肉体なのか!」 「後藤さん、俺が時間稼ぐんであの人の救出をお願いします!」 「分かった! 火野、出来るだけグリードを分散させて1対1に持ち込め!」 「分かりました!」 「「変身!!」」 ――タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ タトバ タ・ト・バ!―― カポーン 「映司、俺のコアメダル、返してもらう!」 アンクは赤い翼を広げ、戦闘態勢に入った。 そしてバースが老戦闘員の元へ走ると、老戦闘員を包んでいたものがグネグネ動き出した。 それは老戦闘員の体を取り込んで、世にも奇妙な生物を模したヤミーへと変化した。 「これは……キメラか? それなら紫のメダルのヤミーになる筈……いや、今はそんなことはどうでもいい!」 ――DRILL ARM―― バースは老戦闘員を救出するため、ヤミーの体を削りだした。
一方、各地でヤミーと交戦中だった兄弟たちはそれぞれ辛くもヤミーを撃破したが、 気がつくと何故か全員同じ場所に集合していた。 「あれ? みんなどうしてこんなところに?」←ヒビキ 「ヒビキ兄さんこそどうして?」←良太郎 「しかも皆変身してんじゃねーか。まさかヤミーか?」←巧 「(兄弟が同じ様な時間帯にヤミーと交戦するとは……成程)」←フィリップ 「ふん、どうやら俺たちはヤミーに一杯喰わされたようだな」←総司 「えっ!? どーゆーこと? ちょ総司教えてよ〜」←真司 「俺たちを足止めしておく必要があった、ってことだろ。そんなこと考えるのは……」←一真 「アンクしかいないだろうな。ということは」←翔一 「映司兄さんと後藤さんが危ない!」←渡 「んじゃ、助けに行くか?」←士 「行きますか!」←雄介 「ああ、ライダーは助け合いらしいからな!」←翔太郎 「うわーーーーーーー!!!!!」 オーズは5体のグリードを相手に苦戦していた。 「オーズ! そろそろコアメダルを渡してもらおうか!」 「オーズ、もう諦めなよ」 「オーズ、メズールのコアメダル、かえせ!」 「オーズの坊や、もう終わりよ」 「火野君、君の紫のコアメダルを頂きます」 「映司! いい加減コアをよこせ!」 「(真木博士が近くにいるから紫のコンボが使えない……どうすればいいんだ!)」 一方、バースは―― 「うぉぉぉぉ!!」 ドリルを必死で突き立て、老戦闘員を助けようとするがセルメダルの山に阻まれ上手くいかない。 激しい攻撃にさらされ、ピンチに陥っていた。 「まずい、出力が低下している! どうすればヤミーの親を助けられる? 里中は有給で来ない、 火野はグリードを相手にしている。俺が何とかしないと……!」
オーズ・バース共々今にも止めを刺されそうな次の瞬間―― 11台のバイクが廃工場に乱入してきた。 グリードやヤミーも驚いて動きを止めてしまう。その隙にオーズ・バース共に攻撃を回避する。 「みんな……どうして?」 「ライダーは助け合い……なんだろ? まぁ気にすんな、毎年恒例らしいからな」 「(僕たちも去年助けてもらったからね。まぁお互い様ってことさ)」 オーズの疑問にWが答えながら、倒れているオーズに手を貸す。 「チッ……何で映司のバカ兄弟共がこんなときに……!!」 憤るアンク。 「あいつら、何者だ!?」 「オーズが、いっぱいー?」 「違うよ、あれはショッカーと戦ってきた仮面ライダーの息子たちだ」 「カザリ君の言う通りでしょう、私は都市伝説と思っていましたが」 「アンク、その口ぶりだと彼らについて何か知ってるのかしら?」 「(……あのバカ兄弟どもを相手にするには俺たちが全員完全態になったところで相打ちが良い所…… 冗談じゃない、こんなところで俺の欲望を邪魔されてたまるか!!) お前ら、引くぞ」 何か知っているようなアンクのこの決断に、グリード達は不満な態度を見せながらも従った。そしてヤミーが残った。 「しゃぁ! んじゃあ行きますか〜!」 サバイブのカードを取り出す龍騎をカブトが制する。 「真司兄さん、一々変身しなおすのは時間の無駄だ。ここは士に任せるんだ」 「よし、任されてやる。ただ大ショッカーのアップデートがまだ間に合ってないから、 映司兄さんは自力で変身してくれ」 ――FINAL KAMEN ATTACK FORM RIDE RIDER BROTHERS―― ディケイドが謎のカードをドライバーに通すと、なんと11人が一度に最終フォームへ変身した。 「……どうなってんだよ大ショッカー……」 ファイズのため息。 「わかった! 出てこい……俺に力を貸してくれ!」 ――プテラ! トリケラ! ティラノ! プ・ト・ティラーノザウルス!―― 何がともあれ、これで12ライダー最終フォームが揃ったのだ。
12ライダーの波状攻撃を受け、ヤミーのセルメダルの鎧もすっかり剥がされた。老戦闘員がはっきりと見える。 「後藤さん!! 今がチャンスです!」 「よし、任せろ!」 ――CRANE ARM―― バースのクレーンアームで老戦闘員がヤミーの中から引っ張り出された。 「火野、今だ!」 「映司! これを使うんだ!」 響鬼がオーズに何かを投げてよこす。 「これは……?」 「それは俺達のパワーが篭った特別なセルメダルだ! ちょっと使ってみて!」 「……なんだかよくわかんないけど、分かった!」 言われるままにメダガブリューを召喚し、メダルを投入する。 ――ガブ! ゴックン! キョ・ウ・ダイーノヒッサーツ!―― いつもと少し違う歌が流れ、エネルギーも普段の禍々しい紫ではなく明るい12色のものになった。 「セイヤァ――!!!!」 廃工場が吹き飛ぶんじゃないかというほどのエネルギーがヤミーに炸裂し、セルメダルが辺りに散らばった。 「ところで映司……ひとつ聞きたいことがある」 「何?(変身してるから総司の表情が分からない……怒ってるの?)」 「何故家に帰ってこない?」 「!?(ヤッバ! 怒ってるよー!)」 「お前はいい年になって家族が心配するとか考えないのか!」 「(返す言葉がない……逃げよう)」 ――ライオン! トラ! チーター! ラタラター! ラトラーター!―― オーズはラトラーターにコンボチェンジすると、一目散に逃げ出した。 「俺から逃げるとはいい度胸だ……逃がさん!」 ――Hyper Clock Up―― カブトは時空の狭間に消えた。 「……映司兄さん、助けなくて良いかな……」←良太郎 「逃げるってことは、悪いって思ってるんだろ。総司だって、ホントは映司の気持ちも理解してるんだ」←一真 「ま、今日の夕飯は映司だけ蛇の蒲焼だろうな〜」←雄介 「よし、それじゃ蛇捕まえてくる!」←翔一 「うわ……僕、何があっても総司兄さんと翔一兄さんを怒らせるのは止めよ……糸こんにゃく食べさせられちゃう」←渡 一見暢気な会話をしているが、兄弟達の表情は暗い。おそらく今日も映司は家に帰らないだろうからだ。 映司が何故家に帰らないのか、兄弟全員は分かっている。それでも、笑顔で待っている。 いつか、映司が紫のメダルから開放され、心から笑える日を。
不必要なあとがき 1月から構想があったのにリアルが忙しくなったせいで、7月予定の投下がどんどんずれてしまった…orz それでロストが話に絡んだりとかしてたのに、また話が変わっちゃたりとかしてw もう揃い踏みは(私の腕では)今年が限界かなぁと思います。兄弟がだいぶ増えたので、均等に出すのが難しすぎる。 もし来年から他の職人さんがやってくださるなら、とても嬉しいですが。 駄文・長文でしたが、読んでくださったスレ住人の皆さん、ありがとうございました。
GJ!GJ! すごく面白かった感動した!! やっぱり揃い踏みはいいなぁ読み応えあったよww 限界なんて言わず、ぜひ来年も書いてほしい!
すげーーーー熱い!! 燃えるのいいな、いつか俺もこんな熱いバトル話書いてみたい… そう言えばアンクが完全に敵勢力として描かれた話って初めてなんだな 完全にグリード側に行ったの最近だしな
投下ラッシュだ!皆GJ!! ※主人公(フィリップ含む)が兄弟。 ※ちょいとタイムベント。第38話後くらいの時期だと思って読んでください。 ※戦闘シーンあり 以下よろしければどうぞ とある夏の日の昼下がり。道を歩いていたアンクと映司は何かに気付いたように空を仰ぎ、走り出す。 アンク「映司!ヤミーの気配だ、行くぞ!」 映司「ああ!でもこの感じ、前にもどこかで…?それにこの方向ってもしかして…!」 同時刻ライダーハウス。 昼食も済んだ兄弟たちは三々五々、部屋に籠ったり外出したり、シャイニング野菜栽培したりと各々好きに過ごしていた。 そのため、ライダーハウスの居間は珍しく閑散としている。ただ一人、四男真司がちゃぶ台の上のMac bookに向かい、一心不乱に打鍵する姿があるのみである。 しかし突然デリートキーを長押しし、今までの文章を全て消してしまう。そして頭を掻きむしり床を転がりながら叫んだ。 真司「だあぁぁー!ダメだダメだ、書けない!徹夜したのに一行も書けない!…も〜何なんだよ空飛ぶ白い竹の子ロケットの噂って…あ〜眠い…」 総司「…少し静かにしてくれないか真司兄さん。アカネタカの声が聞こえない」 その叫び声に、総司がお玉を片手に台所から出て来て真司をたしなめる。 真司「っと、悪ぃ。てかアカネタカがいるって事は、ヒビキ兄さんから何か連絡あったのか?」 総司「ああ、ちょっとな。俺は出掛けて様子を見てくる。そういえば真司兄さん。行き詰まったのなら、少し休憩したらどうだ」 真司「それもそうだな〜…昼寝でもするかー」 そのまま真司はゴロリと横になり目を閉じた。総司は「腹を出して寝ていると、過保護なアンノウンが毛布掛けに来るぞ。兄さん」と言い残し家を出る。 しかし総司が家の扉を閉めてまもなく。浅い眠りに入っていた真司の体の上に異形の影が掛かった。そして真司の頭に手を伸ばす。 ?「夢は夜に見ろ…」 真司「のわぁーっ!?」
映司が予感した通り、ヤミーの気配を辿って到達したのはやはり自宅のライダーハウスだった。扉を開け家の中の居間へと急行する。 そこには青紫色の鬣を持つ怪人が、真司の頭を鷲掴みにしている光景があった。 映司「真司兄さん!それにユニコーンヤミー!?」 アンク「おい映司、あいつこの間倒したはずだろう!」 映司「倒したよ!それよりこのままだと真司兄さんの夢が…!!」 そうこうしているうちに、真司の頭から薄煙が立つ。煙は急速に集結し、夢の形を具現化した。 真司の頭上に、白いフワフワの枕が浮かぶ。 映司「…え、枕?」 意外すぎる真司の夢に、映司が呆然と立ち尽くす。その間にユニコーンヤミーは枕を両手で掴んで引き裂いてしまった。 中に詰まっていた綿と羽毛が部屋を舞う。床に倒れた真司を、映司が背後から助け起こす。 映司「真司兄さん大丈夫!?(ムズムズ)…へ、へっくしょん!」 真司「…へっくしゅん!何だこの羽根…もしかして!?うおぉー!タイムベントの時は後ろを殴る!(バキッ)」 映司「(バキッ)い、痛っ!何で殴るんだよ真司兄さん!…へっくしょん!どっか変なトコない?」 真司「アレ?おぉ、悪ぃ映司!…そう言えば何か目がさっぱりしたな。眠気すっきり…へっくしょい!」 アンク「…どういうことだ(羽毛…)」 夢を壊されたにも関わらず、くしゃみを連発して平然としている真司の姿を見て、映司とアンクは頭の上に疑問符を浮かべる。 良太郎「兄さんたち、何かあったの?…うわ、かかか怪人〜!?」 巧「お前、この間の…!」 物音を聞き駆け付けた良太郎と巧が、居間の扉を開ける。しかし平和な居間に突如現れた怪異の姿に、良太郎は一瞬体を固くしてしまう。 ユニコーンヤミー「お前の夢は何だ?」 巧「良太郎、危ねぇ!…ぐっ!?」 良太郎「た、巧!?」 隙をつかれ襲われた良太郎を突き飛ばし、身代わりになった巧の頭から薄煙が上がる。 真司の時と同じように煙が具現化し、巧の頭上には表紙に『猫舌を直す方法』と書かれた女性誌が浮かび上がった。 ヤミーの手によって真っ二つに裂かれ、床に落ちる。 真司「これって確か、前に巧が真理ちゃんから貰った雑誌じゃ…」 良太郎「大丈夫!?巧!」 映司「巧、変なところ無い?気分が悪くなったりとか!?」 巧「…あぁ、何ともねーよ。でも何か、猫舌って別にそんな気にするモンじゃねーって気がする。フーフーして何が悪いってんだ」 良太郎「そんな…巧がそんな事いうなんて…」 翔太郎「(ガチャ)おいおい何の騒ぎだよ…って、うおぉ!?うちのリビングに怪人が!?」
巧の介抱に走った兄弟達を尻目に、ユニコーンヤミーは居間から廊下へ続く扉へと向かっていた。そこに翔太郎が遭遇する。 フィリップ「翔太郎、ここはリビングではない。正確に言えば居間だよ」 翔太郎「野暮な事言うなよ相棒。リビングって言った方が断然ハードボイルドなんだぜ…ってそんな事話してる場合じゃ、んなっ!?」 映司「翔太郎兄さん、危な…」 ユニコーンヤミー「お前の夢は何だ」 ガッツリと翔太郎も頭を掴まれ、夢を具現化される。翔太郎の頭上には、大きな液晶テレビが浮かんでいた。 青い炎でテレビはメラメラと燃やし尽くされる。それを眺めて翔太郎が呟く。 翔太郎「ああ…俺のささやかな夢が…風の左平次を52インチテレビで見るという野望が…」 フィリップ「翔太郎、大丈夫かい?…しかしそうは言っても相棒。事務所にはDVDプレイヤーが既にあるのだから我慢をしろと、亜樹ちゃんから釘を刺されてたじゃないか」 翔太郎「ああ…だから俺の密かな、小さな夢だったんだよ…まぁもう別に良いけどな。画面は小さくても、物語の面白さは変わらないだろ」 士「小さな夢…成程な、大体分かった」 その声を聞き映司が辺りを見渡す。すると二階に上がる階段の前に、不敵な笑みを浮かべた士が立っている姿が見えた。横には遊びに来ていたのか、ユウスケもいる。 映司「士、どういうこと?」 士「映司兄さん知らないのか?再生怪人は弱体化する。それがお約束…セオリーってやつだ。あいつは元々は人の夢を壊すヤミーなんだろう?その能力がスケールダウンして復活したって訳だ。 しかし面倒なやつだな、さっさと片付」 ユニコーンヤミー「お前の夢は何だ」 怪人を無視し滔々と語っていた士の頭に、ユニコーンヤミーの手が掛けられる。 士「…ぬぁー!お前!怪人のくせに、大ショッカーの大首領に何をする!」 巧「元、だろ」 元大首領の抵抗虚しく、他の兄弟と同じように薄煙が出て夢が具現化する。士の夢は巧と似て、本の形をしていた。 しかしユニコーンヤミーが夢を破壊しようとした瞬間。横からバッ、とユウスケが手を伸ばし本を奪い取る。 ユニコーンヤミー「何をする!」 ユウスケ「ちょ、ちょっと待ってくれって!この本は…!(パラパラ)」 フィリップ「…てれびくん増刊号?『大特集!クウガライジングアルティメットの軌跡!丸々200ページ総取材!』…か。へぇ、実に興味深いね!」 ユウスケ「士…!もしかして俺の活躍を見るのが、お前の小さな夢だったのか…?お前ってやっぱり、友達想いの良いやつだよなぁー!」 士「…あ、ああ。そうだな(サッ)」 映司「あれ士、いま本の間から何か引き抜いてなかった?」 翔太郎「怪しいな…。ほら隠すな、出せ!(ゴソゴソ)…『二大付録!ライジングアルティメット&アルティメットクウガ(黒目)ライダーカード』…士、お前…これが欲しかっただけだろ」 士「(プイッ)ふん、…俺は破壊者だからな…」 真司「いや破壊者関係ないから」 士の友情も流石に破壊されるかと危機を感じた兄たちだったが、ユウスケは雑誌に夢中で兄弟たちの会話を聞いていなかった。 安堵の息を漏らしたのも束の間、新たな犠牲者が階段を降りてくる。
雄介「ただいまー!小野寺くんいらっしゃい。面白そうな本読んでるね」 士「おかえり雄介兄さん、また窓から帰って来たのか…って前見ろ前!」 ユニコーンヤミー「お前の夢はなんだ」 雄介「うっ!?」 旅から帰って来たばかりの雄介にも魔の手が掛かる。彼の頭上に浮かんだのは一枚の名刺だった。真ん中から裂かれ床にハラリと落ちたそれを、巧が拾い上げる。 巧「『2800の技を持つ男』…おい雄介兄、こんなに特技増えてたのか?」 雄介「そうなんだよね、いつの間にか…名刺も直さないといけないなあって、ずっと心の片隅では思ってたんだけど」 真司「あぁ分かる。蓮に借金返さなきゃって思ってるんだけど、だんだん貯まっていくんだよな〜…」 良太郎「真司兄さん、それはちょっと違うような…?」 雄介「まぁあと200コ特技増やせば3000個だし、その時で良いかな!」 翔太郎「しかしまずいな…このままだと、全員夢を破壊されちまうのも時間の問題だぞ」 士「夢を壊された無気力系ライダー兄弟か…壮絶な光景だな」 雄介「う〜ん、こんな感じ?『はぁ…もうハードもボイルドもないんだよ…』(ダラダラ)」 士「ははは、上手いな雄介兄さん。地獄兄弟のモノマネをする翔太郎兄さんのモノマネか?」 巧「んな事言ってる場合じゃねーぞ!いま家にいない奴らに、危ないから帰って来んなって連絡した方が良いんじゃねーか?」 良太郎「そういう事言ってると、不思議な事に皆帰ってきちゃうんだよね…」 映司「…ともかく、家の中じゃ戦えないし、あいつ外に追い出さなきゃ!」 そして兄弟たちは、外へ通じる台所の勝手口へとユニコーンヤミーをじりじりと追い込んだ。あと少しでヤミーを外に追い出せる。 しかしその時、勝手口の扉が外側から開かれた。 翔一「(ガチャッ)ただいま、たくさん野菜採れたよ〜…わぉ、うちの台所に怪人さんが。誰かの友達?」 映司「しょ、翔一!?」 翔一「(バタン)あっ、分かった木場さんでしょ!またリュウタたちにカラーペイントされちゃったんですか?」 ユニコーンヤミー「…お前の夢は何だ」 翔一「え、うわー!」 翔一の叫びとともに、頭から薄煙が噴出する。翔一の夢はトマトの形を為していた。しかし、最初は手のひらサイズだったトマトが、映司の夢の時と同じように、グングンと巨大化していく。 宙に浮いたまま、ちょっとした隕石ほどの大きさに成長した巨大なトマトは、兄弟とユニコーンヤミーに影を落としつつ、天井にメリメリとめり込む。 ユニコーンヤミー「…で、でかい!大き過ぎる!」 良太郎「ああ、僕の部屋の床…」 雄介「後で直してあげるよ、良太郎」 流石に焦ったユニコーンヤミーが、夢を操り収束させる。しかしトマトがバスケットボール程の大きさに縮んだ時、翔一が腕を伸ばしそれを掴んだ。
翔一「(ガッ!)待って下さいよ、もったいないじゃないですか!」 ユニコーンヤミー「何っ!?」 翔一「うわぁ、美味しそうなトマトだな〜。みんな、今日の晩御飯はオムライスだよ〜」 良太郎「ええぇ、そのトマト全部ケチャップにしちゃうの翔一兄さん!?」 巧「突っ込むところ違ぇぞ良太郎!」 フィリップ「ふむ、台所が龍騎サバイブ色に染まるね」 翔太郎「相棒、それは『目に痛いほどの赤』って意味か?」 真司「えぇ?そんなに赤いかー?アレ」 兄弟達が話しているうちに、ユニコーンヤミーは再び移動を開始する。台所を出て居間を通り、廊下へと進む。 翔太郎「くそ、ちょこまかのしのしと…!」 巧「待ちやがれ!」 逃げるユニコーンヤミーに兄弟達が追い付く。すると今度は玄関の扉が開く。 一真「ただいまー。始も一緒だぞー、って…ウェッ!?うちの廊下に怪人がいる!?」 始「…いや。剣崎、ここは玄関と言うのではないのか?」 一真「何言ってんだよ始、お前のこと怪人呼ばわりしたら、俺の立場ないだろー。俺が言ってるのはあっちの…」 良太郎「ああ二人とも、そんなのんびり話してたら…」 ユニコーンヤミー「お前たちの夢は何だ?(ババッ!)」 一真「うぁ!?」 始「!?」 一真と始、二人同時に頭を掴まれる。そして一真の頭上には一枚のガンバライドカードが浮かび、始の頭上からは『肩たたき券』と書かれた白い紙が何枚も何枚も舞い出た。 士が一真の頭上を注視し、驚きの声を上げる。 士「レンゲルのLRカードだと!?欲しい…すっごく欲しい!」 雄介「士、海東くんみたいになってるよ?でもダグバたちも欲しがりそうだな〜」 ユニコーンヤミーはまず一真の夢を破壊しようとした。が、体の自由が効かないはずの一真が精魂振り絞り、自分の頭上のカードに手を伸ばしたことによって阻まれる。 ユニコーンヤミー「何!?貴様もか!?」 一真「…掴めるはずだ、俺に…俺にガンバライダーの資格があるなら!(ガッ!)…ウェーイ!やったぞ睦月ー!これで全員ガンバライド参戦だー!」 士「おお、見せてくれ一真兄さん!」 始「(フッ)…っく、俺は…」 ユニコーンヤミーが気を取られているそのうちに始も自力で意識を取り戻す。 床にうず高く積もっていた肩たたき券の白い山は霧散消失した。 翔太郎「おー、自力で脱出したか。流石は伝説のジョーカー!ってやつだな!」 フィリップ「なんでちょっと嬉しそうなんだい?翔太郎」
頭を振り覚醒する始。その様子を台所の壁の陰から心配そうにじっと見つめるローチたちの姿があった。 その気配を察し、始が一転(あの)鬼の形相で睨み付ける。その勢いのままに、台所の奥へと引っ込んだローチ達を足音高く追い掛け始めた。 始「…だから俺は!(ドスン!)貴様らの親ではないと!(ドスン!)何度言ったら分かる!!(ドスン!)」 一真「わー!始何言って…どこ行くんだよー!」 翔一「相川さん靴脱いで下さいよ〜!」 謎の言葉を残し、家の奥へと去って行った始を目にして混乱する一同の前に、また扉を開け新たな犠牲者がやって来る。 渡「ただいま…わ、怪人!?」 名護「(バッ)渡くん、下がっていなさい!」 真司「ん?名護さんの夢って…」 巧「ああ、嫌な予感しかしないな」 ユニコーンヤミー「お前の夢は何だ?」 名護「…ぐぁっ!?め、恵ーっ!」 士「意外と愛妻家だな…(パシャリ)」 名護さんの愛溢れる叫びとは裏腹に、頭上から飛び出したのは大量のボタンだった。 ユニコーンヤミーは何故か手を出さず、増え続けた大小様々色とりどりのボタンたちが、山となり海となり、玄関を埋め尽くし兄弟達を襲う。 名護さんは真っ先に埋もれて気を失い、渡によって救出されていた。 名護「ああ…ボタンの花畑が見える…。恵くん…君にボタンの花束、を…(ガクッ)」 渡「な、名護さん!起きてください!ウェイクアーップ!」 タツロット「フィーバー!」 キバット「ええ〜い、落ち着け渡!とりあえず逃げるぞ!(パタパタ)」 堪らず兄弟達は玄関の扉を開け放ち、外へと脱出する。するとそこは普段の平穏な住宅街の雰囲気と一変した、一目で異常事態と分かる情景のオンパレードだった。 まず目に入るのは、住宅街の路地を埋め尽くす、妙に頭身の低い愛嬌のある妖怪たち(水木し○゛る風味)の姿。 視界に入るだけで二百体は越えているだろうか。のろのろと手足を動かし、行進している。 次に目に入るのは椎茸の山。山の脇にはデネブがおり、その両手からは絶え間無く椎茸が生成され四方八方に散らばっていく。 そこへ、名護さんから生み出されたボタンの海が侵攻していく。
士「何だこの、盆と正月がいっぺんに来たみたいな惨状は!」 響鬼「いや〜面目無いね!俺もまだまだ修行が足らなかったみたいだ」 突如聞こえたヒビキの声に、兄弟達が驚きその姿を探す。魔化魍の大群の背後に、変身した長兄の姿を見つけた。 良太郎「ヒビキ兄さん、どういうこと!?」 響鬼「いや〜トドロキ達とね、『魔化魍の奴らも、もう少し可愛げってものがあればね〜』なんて話してたら、頭掴まれちゃってね。こんな事に。 総ちゃんに応援頼んでコイツら追い倒してたら、家まで着いちゃってさ」 デネブ「野上〜侑斗を助けてやってくれ〜!俺のせいで、俺が『手から椎茸が出てきたら食費が安くていいなぁ』って思ったせいで、侑斗が椎茸の山に埋もれてるんだ〜!」 良太郎「わーっ!侑斗〜!(『よっしゃ、俺に任せとき!』)」 真司「…くっそー、どーすりゃ良いんだ、こんな沢山の魔化魍と椎茸とボタン!まだユニコーンヤミーも倒せてねーのに!」 兄弟全員魔化魍に囲まれ絶体絶命、ユニコーンヤミーは遠くからこちらを悠々と眺めている。K良太郎は侑斗を助けに走った。あまりの混乱に真司が思わず叫ぶ。 すると突然、兄弟達の周囲の魔化魍たちが蹴散らされた。赤い軌跡を皆の目の端に残し、カブトの姿が現れる。 総司が落ち着いた声で皆に話し掛けた。 カブト「…案ずるな、真司兄さん。コイツらは本当の魔化魍ではない。いくらヤミーの力でも、元々は自然現象である魔化魍を変化させることは出来なかったようだ。 コイツらはクズヤミーが姿を変えた、言わば魔化魍もどきだ」 アンク「チッ、ウヴァの奴が一枚噛んでるのか…相変わらず面倒な奴だ」 巧「そうか、魔化魍じゃねぇって事は…」 カブト「ああ、音撃でなくても倒せる。皆変身して倒すのに協力してくれ。…しかしユニコーンヤミー、見逃せんな。 いたずら半分で街の人々の夢を壊していき、しかも二次被害が出るような夢はそのまま愉快犯的に放置するとは」 ユニコーンヤミー「…所詮は矮小な人間の考える卑小な欲望だ。叶おうと叶わなかろうと、貴様らに何の関係もないだろう」 その言葉とともに、周囲のボタンや椎茸がメラメラと青い炎で燃えていく。 ユニコーンヤミー「こんなもの、守る価値もないものだ。無に帰して何が悪い」
士「…いや、違うな。お前は何か勘違いをしている。」 ユニコーンヤミー「何?」 士「小さな夢でも夢は夢だ。そして俺は、夢を守る為に命を懸けて戦う者達を知っている」 巧「…。」 士「そして自らの夢を見失ってしまっていても、それでも周囲の人々を助ける為に戦っている男を、俺は知っている!」 映司「…!」 士「人は自分の夢だけを支えに生きるんじゃない。周囲の人々と夢を支え合い、叶った時は共に喜ぶ。そうやって生きて行くんだ!その営みを、お前なんかに壊す資格はない!」 ユニコーンヤミー「ぐぬ…!!」 真司「(コソッ)たっくんも何か言っとけよ〜」 巧「……小さな夢でも夢は夢、らしいからな。だったら俺は、それを守るために戦う。もうこれ以上、お前の好きにはさせねぇ!」 ユニコーンヤミー「…貴様ら、何者だ!?」 士「通りすがりの…いや、この近所に住んでる仮面ライダー兄弟だ!覚えておけ!」 『変身!』 熱い気合いの声を重ね、電子音を鳴り響かせながら兄弟達が次々と変身していく。12人の仮面ライダーの姿が、そこにあった。 龍騎「っしゃ!行くぞユニコーンヤミー…って!魔化魍、多過ぎだろ!(ジタバタ)」 ブレイド「身動きが、ウェッ、とれない!(ジタバタ)」 クウガ(ユウスケ)「士、俺も戦うぞ…って何だこれ!(ジタバタ)」 しかし魔化魍もどきが再び兄弟達に殺到する。手も足も、ろくに動かす事が出来ない。 カブト「おばあちゃんは言っていた…。雑兵は将を討てば自然と崩れる。これぞ兵法の基本、ってな。まずユニコーンヤミーを倒すぞ(ジタバタ)」 555「言うのか、そんなこと!?(ジタバタ)」 響鬼「おばあちゃん孫子好きだったのかねぇ(ジタバタ)」 W「よっし!とにかくやるぞ!(バッ!)」 W(LJ)がルナハンドを振り回し、周囲の魔化魍もどきを退けて広い場所に出る。クウガとアギトは足に紋章の力を込め、龍騎・ブレイド・ディケイドはカードを取り出す。 他の兄弟達も武器を手に持ち必殺技の準備に入った。 アギト「はあぁ〜…ハッ!!」 ブレイド「<ライトニングソニック>…ウェイー!」 響鬼「音撃打・豪火連舞の型!!」 カブト「ライダー…キック!」 555「<Exceed Charge>…でやあぁぁぁぁーっ!!」 道の中央に悠々と立つユニコーンヤミーに向け、全員で一斉に仕掛ける。 兄弟達の必殺技が炸裂し、衝撃と爆発が、直撃したユニコーンヤミーを包む。衝撃の余波で、辺り一面に白い土埃がモクモクと舞い上がった。
555「…やったか?」 キックの着地姿勢から立ち上がりながら巧が呟く。 しかし風で土埃が晴れ視界が明瞭になったその時、巧は仮面の下で驚きに顔を歪めた。 そこには、ユニコーンヤミーが攻撃を受ける前と変わらぬ位置で仁王立ちしている姿があったのである。 ユニコーンヤミー「…ふん。この程度の攻撃、効かぬな」 W「なっ…あんだけの攻撃喰らっておいて無傷って、どんだけ丈夫なんだよ!」 W『…検索を完了した。なるほど。どうやら奴は能力を弱体化する代わりに、破格の防御力を手に入れ再生したようだ。全く器用な奴だね』 龍騎「ちくしょー、もう一回皆で行けば何とかなるんじゃないか!?」 真司のその言葉に、暫し何かを考えるように沈黙した後、ディケイドが首を横に一振りし答える。 ディケイド「…いや、敵はヤミーだ。やはりここはオーズに、映司兄さんに頑張って貰おう。特大級の技で一気に片を付ける!映司兄さん、後ろを向け。ちょっとくすぐったいぞ」 オーズ「えっ、ちょちょちょ、…何すんの士!?」 そう言うとディケイドはオーズの肩をがっつりと掴み、無理矢理自分の方に背中を向かせた。混乱しているオーズをそのままに、非情な電子音が鳴り響く。 <ファイナルフォームライドゥ…オ・オ・オ・オーズ!カモーン!> オーズ「えっ、えっ!えぇぇー!?」 映司の驚きの声をBGMに、オーズの体が空中に浮かび上がった。両足が揃って天に伸び、一度回転をし幅広で巨大な刀身へと変形する。 両腕は地面に平行に開かれた後、上半身と一体化し、手首や肩関節が実に複雑な、筆舌に尽くしがたい動きをした後に刀の鍔と柄へと変形した。 すべての変形過程が終了した時、そこには――赤・黄・緑のメタリックカラーに輝く、巨大なメダジャリバーの姿があった。 オーズ『えー!何コレ!?俺の体どーなってるの!?』 ディケイド「いま兄さんは巨大なメダジャリバー…いや、言うならばメガジャリバーの姿に変形した。これで大体分かってくれ」 メガジャリバー『分かんないよー!?』 周りの魔化魍もどきと戦いつつ、映司が変形するその様を見ていた兄弟たちが口々に声を掛ける。 ブレイド「あ〜アレ筋肉痛になるんだよなぁ、後で湿布貼っといた方が良いぞ〜映司!<Absorb Queen…Fusion Jack>ウェイー!」 電王「映司兄さん、すっごくカッコ良いね、その姿…!(キラキラ)(『ボーッとすんな良太郎ぉ〜!』)…およ、電車切りーっ!」 龍騎「…つーかあの剣、妙に横幅広いな!メダル何枚入るんだろアレ…(ガチャン)<サバイブ>…うおりゃーっ!」 真司が気付いた通りに、メガジャリバーはいつものメダジャリバーと大きく違う点があった。 通常ならば縦に3枚ほどセルメダルが投入される刀身の溝――クリスタルユニットが、縦にも横に広く伸びた刀身に沿うように、一本の長い長い渦巻きの形になっていたのである。 ディケイド「よくぞ気付いてくれた真司兄さん。こいつはセルメダルを1000枚投入しないと効果を発動しない。その間ユニコーンヤミーの足止めを頼む」 龍騎「っしゃ、分かった!時間稼げば良いんだな!行くぞ一真、たっくん!」 ブレイド「了解!」 555「たっくん言うな!…ところで士兄、セルメダル1000枚も当てあんのか!?」 ディケイド「もちろんだ、助っ人がいる!…お、噂をすれば何とやら…って奴だな。そろそろ到着するはずだと信じてたぜ、後藤!状況は分かってるな?」 バース「ああ!」
いつの間に到着したのか、兄弟たちの背後にはバースに変身した後藤の姿があった。 背負っていたセルメダルケースを地面に下ろすと、カンドロイドたち総動員でセルメダルをディケイドの方へと次々に投擲していく。 そしてディケイドが巧みにメガジャリバーを動かし、的確に投入口でメダルをキャッチしていった。 『士!あんまり揺らすと酔う、酔うって!』という映司の叫びは、悲しくも誰にも届かなかった。 メダルが渦を巻くように内部へと送り込まれ、段々と刀身を埋め尽くしていく。 W「だーっ!時間掛かるな、俺たちも手伝うぞ!」 クウガ「俺の特技の一つ、『メダル投げ』の出番だね!」 キバ「兄さんその特技、他はどんな場面で使うの?」 キバット「細かいこと言いっこなしだぜ渡ぅ〜!さぁ、キバって投げるぜぇ〜!(パタパタ)」 周りの魔化魍もどきを粗方片付け終わった兄弟たちがセルメダル投入に協力する。 そしてメガジャリバーの刀身がメダルでほぼ埋まったその時、翔太郎が異変に気付いた。 W「おい、メダルケース空っぽだぞ!どーすんだ!?」 W『現在メガジャリバー内には999枚のセルメダルが投入されている。あと一枚足らないね』 すわ一大事、どこかにメダルが転がっていないかと辺りを慌てて見渡したその時。落ち着いた動作でバースがバースバスターを構えた。 バース「ああ、分かってる…最後の一枚はコレだ!受け取れ、火野ーっ!」 後藤の叫びに合わせ、銃口から射出されたメダルがディケイドへと飛んで行く。最後の一枚のメダルは速度と威力を保ったまま、吸い込まれるように投入口に収まった。 しかしその瞬間、なにやらズブリと嫌な音がする。 メガジャリバー『…ぃ痛ったーーー!?』 555「(ビクッ)…な、何だよ!そっち何かあったのか!?」 ブレイド「何か刺さったみたいな音したぞ!?」 クウガ(ユウスケ)「…ああ映司くん、可哀想に…。俺は今の君の気持ちと痛みがよぉーく理解出来るよ…」 映司の声に驚き、ユニコーンヤミーと激闘を続けていた巧と一真が心配の声を上げる。ユウスケはやや遠くを見るようにぼやいていた。 メガジャリバー『うぅ、いてて…だ、大丈夫だよ!巧、一真兄さん!後藤さんも、協力してくれてありがとうございました!』 バース「礼はいい。早くあのヤミーを倒すぞ!」 メガジャリバー『はい!』 ディケイド「そうと決まれば…後藤、まだ少しはメダルは残ってるな?一気に行くぞ、映司兄さん、後藤!」 バース「ああ!」 メガジャリバー『うん!』
支援
支援
バースはベルトに残りのセルメダルを全て投入し、ブレストキャノンユニットを形成させる。 ディケイドはどこから取り出したのか、オーズのオースキャンを手にし、セルメダル1000枚全てが揃ったメガジャリバーの刀身に滑らせ、オーズバッシュの準備に入る。 すると<サウザンド・スキャニングチャージ!>という軽快な声が辺り一面に響き渡った。 そしてディケイドはメガジャリバーの柄をしっかりと握り直すと、兄弟たちに足止めされているユニコーンヤミーの方へと体を向ける。 ディケイド「待たせたな、ユニコーンヤミーとやら。ライダー兄弟の本気の合体攻撃を見せてやる。逃げるならいまのうちだぞ」 ユニコーンヤミー「ふん、情けを掛けたつもりか、馬鹿馬鹿しい。そんなものでは俺の体には傷一つ付けられん。敗北し命乞いをするのはお前達の方だ!」 ディケイド「ふっ…悪いが、今日は負ける気がしないな!!兄さんたち、避けろよ!」 そう凛と言い放って、ディケイドはメガジャリバーを円を描くように一回転させ、頭上に大きく振りかぶる。 龍騎「…だーっ!そういう事はもっと早く言えってのー!(ジタバタ)」 ブレイド「ウェッ、ちょっ、士!タイムー!」 カブト「……<クロックアップ!>」 カブトのクロップアップによって兄弟全員が射程内から離れたのを視界の端で確認したディケイドは、振りかぶった勢いそのままにユニコーンヤミーへと斬りかかる。 ディケイド「行くぞ!…せいやーっ!!」 メガジャリバー『せいやーっ!!』 バース「…ブレストキャノン!」 ユニコーンヤミー「何!?そんな馬鹿な…ぐぁああああああああ!!」 衝撃波で背景の空間さえ切り裂いた凄まじい威力のその斬撃に、兄弟たちの合体技をも凌いだユニコーンヤミーの硬い肉体も真っ二つに裂ける。 そこにだめ押しとばかりにバースのブレストキャノンが直撃し、巨大な爆発音と炎とともにユニコーンヤミーは爆散した。 ヤミーの体から飛び出したセルメダルはしばらく辺りをふらふらと転がった後、儚い音をたてながら、こちらも真っ二つに割れ地面に伏し動きを止めた。
魔化魍もどき達の姿も消え、戦いが終わったことを確信しディケイドがオーズを元の姿に戻す。兄弟たちも次々と変身を解除した。 一真「あー疲れたつかれたっ」 真司「腹減った〜。あと何か急に眠くなってきた…てか士、さっきの!危ないだろー!もっと早く言えよな〜」 総司「確かに。俺がいなかったらどうなっていた事やら」 士「何を言っているんだ総司兄さん。家族想いの兄さんは必ず兄弟達を救ってくれる、そう信じていたから俺はあのタイミングで攻撃したんだぞ?」 総司「ふむ…」 渡「いや、それで納得しちゃうの?総司兄さん」 真司「それにしても厄介な敵だったな、ユニコーンヤミー」 一真「そうだな。でも、小さな夢だろうと夢は夢だ。俺は人の夢を守る!だもんな、たっく〜ん!」 巧「うっせ、たっくん言うな!」 戦いを振り返りながら家へと向かう兄弟たち。ライダーハウスの門の前には、姉妹たちが待ち構えていた。 樹花「おっ帰り〜お兄ちゃんたち!」 真司「お〜良かった、無事だったか!家の中にいたのか?」 樹花「ううん、樹花たちは総司お兄ちゃんに、安全な場所に避難させられてたのでした!」 ヒビキ「ああ、だから一緒に来たはずの総ちゃんが一瞬消えたのか」 総司「ふっ…俺の夢は、姉さんと妹達が健やかでいる事だからな」 小夜「…おかえり士お兄ちゃん。小夜、お兄ちゃんとっても格好良かった…って思ったよ」 士「ふはは…そ、そうか!?(ナデナデ)」 ユウスケ「あれ?照れてんのか〜士?顔色が龍騎サバイブだぞ〜?」 真司「いやだからそんなに赤くねーってアレ!」 愛理「良ちゃんも格好良かったわよ〜。でんしゃ切り〜!って。でも、怪我してなぁい?」 良太郎「ね、姉さん見てたの〜!?」 姉妹達とも合流し、和気藹々と話しながら家の扉を開け、中に入っていく兄弟達。 映司「小さな夢、か…」 その輪から一人外れ立ち止まり、ポツリと呟いて映司はいつかの比奈との会話を思い出す。
比奈『映司くん、将来何になりたかった?』 映司『小さい頃は…宇宙飛行士とサッカー選手と、ミュージシャン…かな』 比奈『すごいね映司くん。…今は?』 今は“休憩”してしまった自分の夢。 映司「(いつか比奈ちゃんに…兄さんや弟たちにも、俺の夢を話せる日が、そんな日が来るかな…)」 翔太郎「ん?おーい映司、ボーッと突っ立って何してんだ?」 翔一「晩御飯食べるよー」 樹花「デザートも食べるよ〜」 巧「…さっさと入れよ映司兄。早くしないと蚊が入る」 真司「またまた〜たっくんそんな事言って〜」 巧「たっくん言うな!」 総司「アンク、お前も晩御飯を食べていくと良い」 アンク「チッ…デザートにアイス出るんだろうなぁ?おい映司!さっさと来い!」 映司「あっ、うん!」 いつか彼らに夢を語れる日が来るのか、そしてその時自分が笑って話せているかどうかは、まだ分からない。 映司「(でも…)」 比奈も彼らも、きっと必ず、いつもの笑顔で聞いてくれる。それだけは確かなことだと思った。 淡い夕焼けの光が、我が家へと向かって走り出した映司の背を照らす。 その光はまるで、悩める青年の背中をそっと押すかの様に優しく煌めいていた。
数日後。菊池西洋洗濯舗。 リビングのテーブルの上に、セロテープで補強修復された女性誌が置いてある。それを囲むように座り談笑する7人。 木場「なるほど、そんな事があったんだ」 海堂「ちゅーか、ホンっと話題にコト欠かないご家庭だぁな、お前んさんちわ!面白そーなコトはちゃんと俺様も混ぜろいっ」 巧「うっせ」 真理「でもその巧のお兄さんの敵の、ユニコーンヤミー?だっけ?いま街で女の子に人気なのよねー」 巧「んなっ、何でだよ!つーかアイツまた復活したのかよ…」 真理「えーっとね、お客さんから聞いたんだけど、ダイエットになるとか言ってたなー」 長田「私も聞きました、その話。ケーキの事とか考えながら『お願いします!』って言うと、ポワポワ〜と煙が出てきてケーキが実体化して、馬の怪人さんが代わりに食べてくれるって話ですよね」 真理「便利よねー」 草加「真理。確かに便利かもしれない。しかし奴らは怪人だ…急に何をされるか分かったものじゃない。 只でさえ君は怪人に好かれたり襲われたりしやすいんだし、もっと気を付けないと。 それに真理。そもそも君にはダイエットする必要なんてものは…」 真理「はいはいはいはいはいはいはい、分かってます。じゃ、美容院のバイト行ってきまーす」 草加「ま、待ってくれ!まだ話が…真理ぃーっ!」 巧「………(じっ)」 草加「……何かなぁ?」 巧「いや、お前がヤミーに襲われなくて良かったと思ってな。頑張った甲斐があったぜ」 啓太郎「たっくん…!!今のセリフすっごい正義のヒーローっぽいよ!ねねね、もう一回言ってみて!」 巧「やだよ面倒くさい」 木場「(でも乾君の真意は180度逆なんだろうなぁ…)」 長田「(草加さんの欲望が開放されたら、大変な事になりそうですよね…)」
同じく数日後、ハカランダ店内。 一真「そういえば始。お前の夢の、肩たたき券って何だったんだ?しかもあんなにたくさん」 始「…毎年、父の日とやらにあいつらが大量に渡してくる。しかし俺は肩など凝らん。使えん上に捨てる訳にもいかない。おかげで部屋の一角が肩たたき券で埋まってしまった。 それを何とかしたいと考えていたのが、俺の夢として顕れたんだろう」 一真「…他の人に使って貰うとかは?」 始「遥香さんが一枚使ってくれた。しかし…」 遥香『ごめんなさいね始さん、ローチくんたち一生懸命やってくれるのは嬉しいんだけど、あの子たちの手だと、あんまり疲れ取れなくて…何て言うのかしら? 肩たたきって言うより、肩ぺしょんぺしょんって感じなのよね』 始「…と言っていた」 一真「肩ぺしょんぺしょん…」 始「ああ。肩ぺしょんぺしょんだ」 一真「ぺしょんぺしょんか…」 一真はふと、店内の片隅でハタキ掛けをしていたローチの一体の手をじっと見つめる。 人間の五指とは形の異なる、毛なのか長い爪なのか分からない緑色の突起が、動く度に無造作に揺れていた。 その動きを見て、一真が何かを閃く。 一真「なあ始、俺に良い考えがあるんだ!」 真理「あ、巧のお兄さん。この間はありがとうございました!うちの美容院で始めた『ローチさんのやさしいヘッドマッサージ』、すっごい人気ですよ。 手作りのサービス券も、かわいいって大人気だし」 一真「そっか!ウェーイ!良かったな始!」 始「ああ。部屋も片付いた」 巧「お前らそれで良いんだな…?本当にそれで良いんだな!?」 士「良いんじゃないか?まあ見た目はアレだが…おい、もう少し首の近くの方を重点的にやってくれ。凝ってるんでな」 ローチ「お前の優しさはどうした?(ペションペション)」 ※※※ オーズのFFRが見たいという欲望に勝てなかった。 以下おまけのおまけ。 映司「…そういえば士、いつの間に『オーズの世界』を旅しに行ったの?」 士「ああ、ついこの間な。『レッツゴー!仮面ライダーの世界』に行った帰りに寄り道して来た。すごかったんだぞ映司兄さん。エイジの奴はとんでもない強欲男だった」 映司「えぇー!?」 ユウスケ「そうそう。『全てのメダルとパンツは俺のものだ!』ってさー、凄い偉そうで。王様みたいな格好してさ」 夏海「でも写真館の外観は中世のお城みたいになってて、すごくステキだったんですよ。お爺ちゃんもまた行きたいって言ってました」 巧「…それ800年前のオーズだったんじゃねぇか?」
先代オーズもパンツ好きだったんだwwwww 鴻上会長の先祖でもあったと映画で判明したから きっと士の役割はケーキ職人かなんかだ
さらりとネタバレェ・・・orz まだ見に行ってないのorz
肩たたき券、手作り!!! いいなぁ、ローチかわええww
肩ぺしょんぺしょんwww このスレのローチの可愛さは異常w
やっぱテンプレに
・映画ネタは公開1ヶ月後から使用可(人によって見に行けるタイミングが違うため)
・新作品ネタは放送開始してから(ネタばれ厳禁)
という項目を加えた方がいいと思う。
テンプレに注意が書いてないと
>>218 みたいな人が出てきてスレが荒れる原因になるし、ネタばれする奴がのさばるから。
荒らしはスルー推奨っていうけど、あらかじめルールをテンプレに明記しておけば、慣例を知らなくてウッカリとネタばれする奴が減って、そもそもスルーする必要が無くなるさ
ていうか、どのあたりがネタバレなのさ………。 「レッツゴー!」にエイジなんで出てきてねーし。
なんという大作ラッシュ…こんなにGJが追いつかない気持ちなのは初めてだ
>>221 ネタバレ関連の注意ははっきり明文化しちゃっていいかもね
映画ネタは1ヶ月で構わないと思けど、 新ライダーはネタとしては厳禁でいいと思う 今回の「白いロケット」みたいな書き方はともかく
>>225 あぁ、そこか。
そういや映画でそんな設定出てきたよ………。
あんま気にしないで見てたから、さらっとスルーしちゃった。
自分もネタバレについては明記に賛成 上の方でネタバレ咎めるレスがスルーどころか荒らし扱い(帰れとか)されてたし 一々もめないためにもはっきりさせた方がいいと思う
ネタバレ関係賛成 明記して困る人は居ないだろう
投下ラッシュ、素ん晴らしいっ!遅レスすまんが
>>168-176 GJ!またお腹が減るネタが…ww
ドヤッなフィリップにほのぼのしたぜww自分もこの3人好きだ!
避難所から転載してくれた人も、乙!
>>182-193 GJ!他の人も言っていたが自分も言うぜ…熱い、燃えた!兄弟メダル、いいな!!
ショッカーさんも大変だなwと思ったww
来年も是非お願いしたい…!!揃い踏み大好きなんだ。
>>199-215 GJ!笑ったし、熱かった!!
通りすがりの〜の辺りを読んでる時、ディケイドの、あのBGMが聞こえた気がしたぜ…
不意討ちの雄介の物真似にワロタ、あと肩ぺしょんぺしょんww小ネタが多くて楽しいww
職人さん皆ほんとうにGJ!!ありがとう!
>>221 ネタバレ関係明記は賛成だけど、来年のライダーネタ厳禁…は、ちょっとなあ。手塚の占いネタとか好きだったし
今までは多段改行・注意書き・ネタバレ苦手なら自衛で、うまくやって来れたんだしさ
2chに出入りしてる以上ネタバレ完全回避は実質無理だろうけど、かといっておおっぴらにしていいわけは当然ない でも確かに、新ライダーネタ厳禁、だとちょっと寂しい 新しい兄弟はどんなライダーなのかと、情報や予測を交えてああだこうだ言うのも、このスレの楽しみだと思うんだ あと、去年は確か映画ネタはW放送開始と同時に解禁にしちゃってたはず 年にもよるだろうけど、ひとまず今年は二日違いだからOK? それともきっちり一か月後?
>>199-255 GJ!おもしろかった!士の説教とスキャニングチャージのところでは脳内でBGMが流れたよw
オーズのFFRにはメダル1000枚必要とか、アイディアがいいな〜
夢のバリエーションにも笑ったし(名護さんww)
く…俺ももっと発想の幅が欲しい…!
本編に動揺してたけどちょっと癒されたよ…
>>232 じゃあ新作の製作発表がされた以降はそこで明らかにされたレベルの内容くらいは可にするとか…
(もちろんネタバレ明記・改行は必須で)
まあテンプレに関する議論だしこれ以上は避難所行きかな
良作ラッシュ嬉しすぎる…どれもこれもGJ!! 職人さんたちいつもありがとう 季節ネタ投下…夏祭りとお盆話です けっこう長めです、ご注意を ### 総司「さぁ、今日は夏祭り本番だ・・・全員分の浴衣は揃ってるな?」 巧「ああ。クリーニング済んで、啓太郎から預かってきてるけど・・・すげぇ量だな」 翔一「毎年増えるからね〜。フィリップ、丈は大丈夫?」 フィリップ「ああ、問題ないよ。ありがとう兄さん」 翔太郎「俺のが黒地で、相棒のが緑に風の柄・・・お、色違いで左右対称の柄ってワケか」 士「大体わかった・・・ニコイチライダー仕様だな」 渡「士のは墨色と薄紅の縦縞かぁ、キレイだね」 ヒビキ「お〜アンちゃん似合ってるねぇ、その臙脂の浴衣!」 真司「俺も赤だし、おそろいだな!アンクのは鳥の羽の柄かぁ」 映司「これ比奈ちゃんのお手製なんだ〜、すごいよねぇ!信吾さんのも作ったんだって」 アンク「・・・チッ」 良太郎「映司兄さんの、黒地に落ち着いたタトバカラーの糸が縫いこんであってキレイだね」 一真「ベースが黒いから、派手すぎないところがいいよな!・・・あと赤以外が増えて嬉しい」(*0w0) 雄介「こうして見ると、みんな個性があっていいね!」(サムズアップ) 長男と次男は生成に墨色で染め抜いた『響』と、『空我』の文字。 四男と五男は赤銅に舞う緋色の龍と、浅葱色に銀の剣の意匠。 六男は浅黄色に黒の龍鱗、七男は蘇芳に甲虫の染め抜き。 九男は黒地に月と蝙蝠の舞う夜空。 十一男は黒地に白で描かれた狼で、十二男は烏羽色の生地に崩した漢数字が1から12まで描かれている。 それぞれ帯や団扇、扇子、手拭いや下駄の鼻緒にも工夫が凝らされ、各々の色やモチーフが表されていた。 真司「それにしても凝ってるよな〜どれも。またZECT以下略謹製か?」 総司「その通り。それから祭りに浮かれたヤツらによる、トラブルが起こらないとも限らん」 雄介「という事で、各自自分のライダーのお面もしていってね!通信機代わりになるから!」 フィリップ「この薄いお面にそんなテクノロジーが!?実に興味深いね・・・」 翔太郎「あー検索は帰ってからにしろ!ほら行くぞ!」
夏祭りの会場には多くの夜店が立ち並び、いつもと違った情緒を醸し出している。 総司「今回の祭りもZECT以下略主催、各種企業協賛だ。 俺は運営本部にいるから、皆もそれぞれの持ち場を頼んだぞ」 ヒビキ「了解!さ、みんなでめいっぱい楽しもうか!」(シュッ) 〜お祭りフードコート〜 翔一「俺は食べ物のお店の監督ね!さぁおいしいものたっくさんあるよ〜!」 ひより「僕も兄さんの手伝い、兼、サルの担当だ」 愛理「出張ミルクディッパーです〜。アイスでも、うちのコーヒーはいい仕事しますよ〜」 ナオミ「はいは〜い♪デンライナーコーヒーもいかかですか〜?」 香須実「夏と言えばかき氷!うちのは特製の氷だから美味しいわよ!」 日菜佳「睦月く〜ん、よろしくです〜!」 <ブリザード> 睦月「はいどうぞ!お願いします!」 カブトゼクター「シュイーンシュイーン!」(氷を削っている) 真司「おお〜見事な連係プレー!ふわっふわのかき氷だな〜」 蓮「・・・感心している暇があるなら手を動かせ」 真司「っしゃー!龍騎餃子、いかがですかぁー!」 知世子「今日はクスクシエ夏祭りフェアよ〜。世界各国の屋台メニューをお試しあれ〜!」 雄介「ポレポレと掛け持ちでお手伝いしますね!」 他にも花鶏、ハカランダ、マルダムール、風麺… 多くの飲食店の出張屋台が並ぶ一角は、どこも行列ができるほどの賑わいを見せている。 それぞれが手伝いながら客を捌き、交代で祭りの熱気を楽しんでいる様子だ。 〜植木市〜 樹花「天の道を行き、樹と花を愛する少女・・・今日は頑張っちゃうよ〜!」 一真「翔一からいろいろレクチャーしてもらったぞ!」 ウェイローチ「ウェ―――イ!!ボス、どうぞご命令を!!」 一真「・・・うん、ちょっと裏方をお願いできるかな・・・」 金居「・・・(シャクシャク)」 一真「ちょ!スイカ食ってどうすんだよー!それ売り物!!」 映司「うちで採れた冷やしキュウリ、冷やしトマトもあっちにありますよ〜」 ライダーハウスから出品された、野菜や果物、苗も大人気のようだ。 〜巡回班〜 新「はぁ、風都の花火も駄目だったし・・・今日こそひよりと回りたかったなぁ・・・」 映司「あ、加賀美さん!ため息ついてどうかしました?」 新「い、いや何でもないよ!・・・何かすごい色のかき氷だな」 映司「あはは〜。カラフルでしょ〜、イメレコンボっていうんです!」 新「・・・語呂悪っ」 映司「あ!そういえば、ひよりに会いました? 今日珍しく自分から浴衣着るって言ってて、青の浴衣選んでたんですよ〜」(のほほん) 新「へぇ〜後で顔を見に行ってみるよ。青色好きだったなんて初耳だな〜」(のほほん) 色々と鈍い二人。 フラグが立っても気がつきそうにないコンビに、周りの兄弟達がそっと目頭を押さえていたことを知らない・・・。
〜お祭りフードコート再び〜 雄介「2000の技の一つ、わたあめ作り!好きなライダーの袋に詰めてあげるよ、どれにする?」 マーベラス「・・・アカレッド」 ガメル「メズールのがいい〜!」 高原「カリスー!カリスゥー!!!」 巧「・・・何かいろいろ変なの混ざってんぞ・・・」 雅人「・・・現実逃避してるってことは、この勝負は君の負けって解釈でいいのかなぁ・・・?」(真っ青) 巧「ああ、お前の勝ちでいい・・・デンライナーコーヒー早飲み勝負」(真っ青) 次狼「このコーヒー、なかなかイケるな・・・釣りはいらねぇぜ!」 力「いただき、もす」 ナオミ「ありがと〜ございま〜す♪」 マユ「熱々おでん、いかかですか〜?」 良太郎「こんばんは・・・うわ、すごい湯気だ。お客さんもたくさんだね」 ソウジ「この熱気だ、客が来るか心配だったんだが・・・」 明「う〜ん、ここのおでん最っ高!おかわりいいかい、ベイビー?」 レイカ「・・・あったかくて、おいしい・・・おかわり」 明「おっ気が合うねぇ、ファイアーガール!」 マユ「おばあちゃんのおでん、美味しいでしょ!」 慎太郎「二人がこの調子だから、どんどん客が集まってきたんだ」 良太郎「夏に、熱いもの食べるのもいいですね。 あ、翔一兄さんから追加の大根預かって・・・およ〜!」 つるんと滑ったゆで卵が、本日も不運絶好調な十二男めがけて飛んできた。 虎太郎「新鮮な牛乳で作ったアイスだよ〜!はいどうぞ!」 天音「冷たくて甘〜い!始さん、一口交換しようよ!」 虎太郎「ちなみに特別アドバイザーに、アイスにはちょっとうるさいグリード・アンクくんをお迎えしています!」 始「・・・お前、使えるグリードだな」 アンク「・・・その言い回しやめろ」 アラタ「あ、バニラくださーい」 〜運営本部・トラブル対応係〜 大樹「いやだなぁ兄さん、別に彼のお宝を盗もうとしたわけじゃないよ。 ちょっとゴールドアンカーキーを見せてもらっていただけさ!」 鎧「うっわー本物のディエンドさんですか?!サイン、サインくださいー!」 薫「・・・。伊狩鎧、くん。とりあえず弟からの伝言を預かっているんだが・・・。 『バスコなる狼藉者に決して屈しないでください、応援しています。 決戦に際しては、猛士の総力を挙げてサポートさせていただきます』・・・以上だ」 鎧「さすがライダーの皆さん・・・!感激ですー!!」 大樹「イブキ兄さん、相当腹に据えかねてるみたいだねぇ」
〜お祭りフードコートみたび〜 冴子「『Bar QUEENs』、出張店へようこそ」 あずみ「もちろんノンアルコールカクテルもあるわよ、いかが?」 光「・・・おにぎりも、用意している」 音也「ここは女王の集う場所か・・・ならば俺は、愛のキング!!みんなまとめて愛してやる!!」 渡「と、父さん!後ろに母さんが・・・!!」 真夜「あら、音也。渡のステージを聴きにいくんじゃなかったのかしら?」(にっこり) 音也「ふっ、ここにいる美女たちはみんな俺の女王だが・・・俺の女神は真夜、お前だけだ!」 渡「夜が…父さんに夜が来る…!!」 睦月「あの〜カクテル用の氷、持ってきたんですけど・・・」 リュウタロス「あ、レンゲルのお兄ちゃん、あれやって〜!」 黒総司「やって〜!」 睦月「あのね、今日は冷やしライダーやってないから」 リュウタロス「えぇ〜ケチ〜!眉毛〜!ハブらレンゲル〜!」 黒総司「ハブらレンゲル〜!」 睦月「誰がハブ!?ねぇ誰が!?」 光「・・・おにぎり、持っていけ」 了「さぁさぁ本場、大阪の味!いろはにほへと組のめちゃウマたこ焼きと!」 未知「たい焼きやで〜!!兄さんひとつどうや!食べたら今日からアルティメット!!」 健吾「こっちはお好み焼きや!美味さにジンジンすること間違いなしやで!」 亜樹子「さぁさぁ、どんどん買うってってや〜!」 侑斗「・・・あそこ濃いな・・・」 デネブ「こっちは美味しいりんご飴ですよ〜、それから侑斗をよろしく!!」 侑斗「お前、それ言いたいだけだろ!!」(キャメルクラッチ) 愛理「こんばんは〜、あのこれ差し入れのアイスコーヒーなんですけど・・・」 侑斗「・・・!」 デネブ「愛理さん、ありがとう!侑斗もきっと、心の中ではすっごく嬉しいと思ってる!!」 侑斗「・・・デーネーブー!!」 〜救護班テント〜 日菜佳「大変なんです〜!トドロキ殿が鼻血出しちゃって〜!!」 トドロキ「いや、これは日菜佳さんの浴衣があんまり魅力的で・・・!!」 椿「血の気多すぎだろ、5Lくらい献血してこい」 カザリ「すいませ〜ん、コレ診てもらえる?全くグリードのくせに具合悪いとか、何様?」 ウヴァ「何だその言い草・・・!お前が殺虫剤入りメダルを食わせたからだろうが!!」 小夜子「あら、どこが悪いんですか?」 カザリ「頭です」 ウヴァ「オイィィィ!!」 橘「小夜子、差し入れだ!たこ焼きがあるぞ!たい焼きもある!」 井坂「なるほど、イケメンが多くてのぼせてしまった、と・・・。ではさっそく解剖をしましょう。明日夢くん、メス」 明日夢「えと・・・」 京水「ダンディなイケメンドクターにマシュマロボーイ、嫌いじゃないわ!!」 井坂「さぁ、君のすべてを私に見せてくれたまえ…」(ジュペロッ) 京水「これってプロポーズよね?!ああん克己ちゃん、私どうしたらいいの〜?!」(クネクネ)
〜遊戯班〜 ヒビキ「お、懐かしいね〜。射的だよ!」 サンタちゃん「今日はいつものサンタ袋の中身も景品にしてるよ!・・・でも・・・」 リュウタロス「僕、全部とっちゃうけどいいよね!答えは聞いてない!」(撃ちまくり) 黒総司「てぇ〜い!また当たっちゃった〜!」(撃ちまくり) ラモン「僕、参上〜♪それそれそれ〜!」(撃ちまくり) 賢「・・・ゲーム、スタート」(撃ちまくり) サンタちゃん「・・・やーめーてーぇ!」 ヒビキ「あらら・・・君たち、ちょっと手加減してあげようね・・・」 手塚「・・・俺の占いは当たる」 深央「・・・ライア手塚先生・・・!あの、その・・・れ、恋愛運を・・・!」 恵「深央ちゃん、がんばって!」 樹花「私も占ってもらおっかな〜♪」 ひより「・・・ぼ、僕・・・」 総司「・・・!!!!」 ウラタロス「こっちは金魚すくいだよ・・・はぁ、可愛い女の子が釣れないかと思ったけど・・・」 浅倉「・・・祭りの場所はここか・・・」 矢車「・・・タンパク質・・・」 影山「兄貴・・・魚なんて久しぶりのご馳走だね・・・」 ウラタロス「・・・頼むから食用にしないでくれない?あっちに食べ物のお店あるでしょ!」 メズール「あら、可愛い・・・これ、ガメルが喜ぶかしら」 ウラタロス「おや、可愛いお嬢さん。僕に釣られてみる?」 メズール「私はそう簡単には釣れないと思うけど・・・試してみる?亀のぼうや」 ウラタロス「ふぅん?釣り人泣かせなお魚さんだね・・・燃えてきちゃったなぁ〜♪」 翔一「こっちは型抜きか〜。懐かしいですね、氷川さん!」 誠「・・・(ペキッ)あ!もう一回!(ポキッ)・・・まだまだ!(グシャッ)・・・!!」 翔一「はい抜けた〜!このくらい猿でもできちゃいますよね〜」 誠「・・・!!」 一真「けっこう昔ながらの遊びも充実してるな〜。あ、あれ、独楽?」 総司「父さんや叔父さんたちにも協力してもらって、昔のお祭りの屋台も再現してるんだ。 おばあちゃんは言っていた・・・温故知新・・・ってな」 一真「さっすがおばあちゃんだな〜。お、あっちはライダーのメンコ、大人気だ!!」 雪絵「こんばんは、ここでは風車を売ってるんです。施設の子どもたちと一緒に作ったんですよ」 ???「これは素晴らしいな・・・僕も手伝わせてもらっていいかな?」 良太郎「うわぁ、ふうとくんだ・・・!すっごくかっこいいよね!」 ふうとくん「はっはっはっ、ありがとう。僕をデザインしてくれた人のセンスがいいからだよ」 雪絵「すごい、ふうとくんの人気でどんどん風車が売れました!ありがとう!」 ふうとくん「どういたしまして、お嬢さん」 冴子「・・・あら、なかなか素敵ね、これ。ひとつ、いただくわ」 ふうとくん「・・・冴子」 雪絵「・・・あの、どこかでお会いしたことあります・・・?」 冴子「・・・さぁ、どうだったかしら」 涼しげな風の吹く夜店の足元で、ミックときのうがにゃあと鳴いた。
〜再び巡回班〜 翔太郎「あっ!あんた風都の女スリ!?」 葵「元、って言ってくれる?今は堅気だし、今日は警察の協力者なんだから」 フィリップ「協力、とは?」 葵「蛇の道は蛇ってね。こんなお祭りなんて、スリからすれば稼ぎ時だから」 竜「・・・不審者の発見に協力してもらっている」 葵「そ!だからカップルのふりして巡回中ってわけ♪」 翔太郎「お前・・・大丈夫かよ?亜樹子のやつ、また・・・」 竜「・・・俺に質問するな」 葵「あ、竜〜私お腹空いちゃった!たこ焼きとか食べたいな〜さ、行きましょ!」(引きずる) 竜「・・・絶望が俺のゴールだ・・・」(引きずられ) 翔太郎「・・・くそぅ何であいつばっかりモテんだよ・・・!風都の女は見る目なさすぎだろ?!」 フィリップ「男の嫉妬は見苦しいよ、翔太郎」 翔太郎「・・・orz」 〜運営本部・お助けテント〜 真理「ここでは着付け・ヘアセット、メイクのお手伝いをしてるんです!浴衣の着崩れ、大丈夫ですか?」 啓太郎「もし食べ物なんかで汚れちゃったら、応急処置します!あとで菊池西洋洗濯舗までどうぞ〜!」 巧「・・・毎度」 大介「お嬢さん、汗でメイクが少々残念なことに・・・さぁお任せください。 風間流奥義・アルティメットメイクアップで、あなたを美しく咲かせてみせましょう。そう、例えるなら、この夜空を彩る大輪の・・・」 ゴン「花火」 大介「そうそう、それそれ」 〜お祭りフードコートよたび〜 映司「ほらアンク、こっち下りてきたら? 比奈ちゃんと食べ物買ってきたよ〜。焼き鳥でしょ、唐揚げでしょ、鳥つくねバーガーでしょ」 アンク「・・・嫌味か、いじめか、嫌がらせか?」 映司「ひねくれてるなぁ…労わりとか、癒しとか、慈しみとか、出てこない?」 アンク「出るか!」 映司「あーはいはい…じゃ、一緒にってあたりで妥協しといてよ」 アンク「・・・アイスも買ってこい」
〜特設ステージ〜 若菜『は〜いみなさん、こんばんは! 今日は私、園咲若菜がスタジオを飛び出して、夏祭り会場特設ステージから生放送! 元気120%でお送りするヒーリングプリンセス! 今からイベントも盛り沢山なので、盛り上がっていきましょう!!』 真司「お〜始まったな!若菜姫、ノリノリじゃん!」 若菜『今日は特設ステージで、スペシャルライブもあります! 素敵な歌声でお祭りを彩ってくれる、アーティストの皆さんをご紹介しますね〜。 風都からは、スペシャルゲスト!二人で一人の仮面シンガーさんに、スピックの第一人者・ジミー中田! 魅力的なダンスで大人気のQeen&Elizabeth!!』 翔太郎「ちょっと待てー!アレと俺ら、同じステージに立つのかよ!?俺、聞いてない!!」 若菜『それから熱さ全開のロックバンド・イケメンズ、さらに猛士からのビッグゲスト・小暮耕之助氏! もちろん私、園咲若菜も参加しちゃいます!』 フィリップ「若菜姉さんの生ライブ…!さぁ行くよ翔太郎、新曲の振り付けも完璧だ!」 翔太郎「引っ張んなー!!」 若菜『そしてゼクターによるリアルムシキングバトル大会に、どっちが○○でしょう!リターンズ。 もちろんここライダー町名物、ヒーローショーもありま〜す! 今日の怪人はどこの誰かな?私もドッキドキ! さらにさらに!フランク&リリィ白銀のマジックショーに、ライダー変身時間対決大会も! さあ、カリスの3秒を超える記録は出るのでしょうか? 順位予想クイズに参加すれば、とっても豪華な賞品ゲットのチャンス! 他にもイベント盛りだくさんのお祭りは、まだ始まったばかり! みなさん、楽しんでいきましょう〜!!では、今日最初の一曲は・・・ ラジオネーム【デスプロフェッサー】さんからのリクエスト、【レッツゴー!ライダーキック】です・・・どうぞ!!』 力強い歌声が賑やかな空気に流れ出し、祭りはより一層の賑わいを見せていった。
支援
〜遊戯班再び〜 士「さぁさぁ、力自慢はいないのか? 一対一の真剣勝負、腕相撲大会だ!優勝者には豪華賞品が出るぞ!」 真司「おーい士ぁ、お前って写真撮影班じゃなかったのか?」 士「写真ももちろん撮るが、それだけじゃ退屈だからな。暇つぶし兼こづかい稼ぎだ。 公平を期すため、今回は人間限定、ライダー参加禁止!正々堂々の力勝負だ!!」 剛三「明日の食費がかかってんだ!本気で行くぜ!…っらぁ!!」(ドン!) 渡「うわ、すごい5人抜きだ!」 真司「あいつが優勝で決まりだろ〜」 剛三「さぁ、次の相手はどいつだ!」 士「なかなかやるな、マッチョメン。さすがはあのNEVERってとこか」 剛三「風都の探偵の弟だな…お前が相手か?よし来い!!」 士「最初に言ったろ、ライダー参加禁止ってな。お前の相手は…こいつらだ!」 ド ド ン ! コハナ「デンライナーのイマジン教育係よ」 比奈「あの、専門学生です…」 栞「ま、BOARDのオペレーターってとこね」 士「ご覧の通りロリ系、妹系、インテリ系を取り揃えたパーフェクトなラインナップだ…さ、誰から挑戦する?」 剛三「バカにしてんのか!?女子供しかいねーじゃねぇか!!」 士「ほー、最強の傭兵集団ってのはフェミニストでも勤まるのか? 相手が誰でも全力を出してこそ、プロってもんだろうが」 栞「いやー怖ーい」(棒読み) 比奈「えっと、できるだけ頑張ってみます…」 コハナ「御託はいいわ、さっさと済ませるわよ」 剛三「威勢のいいチビだな、負けて泣くんじゃねぇぞ!3人まとめてぶっ潰してやる!!」 士「よし、勝負だ!!」(ニヤリ) 真司「・・・後でアイツ、救護テントに運んでやれよ…」 兄弟たちがそっと離れた腕相撲大会から、野太い悲鳴が聞こえてきたが、誰も振り返らなかった。 映司「お、ここは輪投げかぁ…って、モモタロス。何してるの?」 モモタロス「チクショー!これならじっとしてるだけだし、バカモモにもできるって押し付けやがって、あのコハナクソ女!!」 映司「あ〜それで輪投げの的になってるんだ?」 雄介「体のトゲトゲに輪を投げるのかぁ、考えたね〜」 モモタロス「あーじっとしてんのつまんねぇ!…しかも!!」 リュウタロス「イェ〜イ♪」(ビシビシビシ) 黒総司「てぇ〜い☆」(ビシビシビシ) モモタロス「イテイテイテ!いい加減にしろ目とか口とか狙ってんだろテメェら!」 リュウタロス「今度は鬼ごっこだ〜♪」(ダッシュ) 黒総司「鬼さんこちら〜☆」(ダッシュ) モモタロス「このクソガキども…!待ちやがれー!」(ダッシュ) キング「あっはは!リアル鬼ごっこだって、受ける〜」(ピロリーン♪) 雄介「あぁ、行っちゃった…後でハナちゃんに殴られないといいけどね」 映司「あの夜店荒らしのちびっ子たちもね…」
〜特設ステージ再び〜 若菜『夏祭り会場の中央の櫓では、まもなく盆踊りが始まりま〜す! みなさん、奮って参加してくださいね〜!さぁ盆踊り大会、開会宣言はこの人で〜す!』 克己「・・・踊れ踊れ…死神のパーティータイムだ!さぁ地獄を楽しみな!!」(親指下にビシッ) 巧「・・・なぁあれ、どう考えても人選ミスじゃねぇ?」 士「ずいぶんイキイキした死人だな…ま、盆踊りだし、ある意味適任か」 フィリップ「・・・(検索中)なるほど。 盆踊りとは、地獄での受苦を免れた亡者たちが喜んで踊る状態を模したといわれているんだね」 ヒビキ「さぁてと、気張りますか! 俺たちの音って妖を清めるだけじゃなくて、みんなを楽しませることもできるんだしね」 京介「・・・お盆って、亡くなった人が帰ってくる行事なんですよね。父さんにも、聞いてもらえるかな」 ヒビキ「当然!さぁみんなの音を響かせよう!!」 アスム「・・・ヒビキさんと一緒に、また太鼓ができるなんて思ってなかったです」 デビキ「『響鬼』は少年に譲ったけど、太鼓の腕はまだまだ現役ってね〜」 キンタロス「ほな行くで!!」 イブキ「あきらと一緒に笛を演るのも久しぶりだね」 あきら「はい、嬉しいです。頑張ります!」 ザンキ「さぁて行くぞ、トドロキ。いいとこ見せるんだろ?弦の鬼の三味線は一味違うって教えてやれよ」 トドロキ「はいっす!日菜佳さん、見ててくださ〜い!!」 どぉん、と一際大きな太鼓の音が響き渡り、鬼たちの息の合った伴奏が祭りの空気に流れていく。 力強い音頭に合わせ、櫓のまわりを人々が楽しげに踊りだした。 琉兵衛「さぁ一緒に踊ろう、母さん」 シュラウド「ふふ、たまにはこんな素朴な踊りもいいわね…」 剣「俺はボン・ダンスを踊ることについても頂点に立つ男だ!貴族にとって社交ダンスはたしなみの一つ! さぁミサキーヌ、俺をパートナーに選んでくれ!!」 じいや「ぼっちゃまはワルツとタンゴ、ジルバが特にお得意です!!」 岬「・・・あのね…盆踊りっていうのは一人で踊るものよ」 剣「・・・orz」 岬「ま、いっか…足踏んでも怒らないでよ?エスコート、よろしくね」 名護「イクササ〜イズ!!」 真司「うお〜すげぇ!音頭に合わせて高速イクササイズだ!」 良太郎「すごく、かっこいい・・・!」 渡「やっぱり名護さんは最高です!!」 リュウタロス「僕もやる〜!いいよね、答えは聞いてない!!」(イージャンイージャンスゲージャン!) ジーク「姫!どうか今宵、一曲私のお相手を」 コハナ「・・・一曲、だけね」 盆踊りだけでなく、気がつけば皆、思い思いに体を動かし楽しんでいる。 太鼓に笛、三味線の調子もどんどん上がり、祭りの熱気は最高潮となった。 まもなく花火の打ち上げも始まり、明るくなった夜空の下、誰の顔にも笑顔が輝いている。
〜祭りのあと〜
雄介「みんな素敵な笑顔だったね〜」
士「ま、そこそこ楽しめたな…儲けも出たことだし」
渡「またそんなこと言って…いい顔、してたよ?」
良太郎「すごく、楽しい時間だったね」
翔太郎「ほら相棒、検索は後にしろっての!」
フィリップ「・・・盆とは先祖や亡くなった人の霊が帰ってくる期間のことらしいけれど、うちにも来るのかい?」
巧「あー…先祖なら、盆だけじゃなくハカランダ行けばいつでもいるぜ」
一真「ちょ、フィリップ目が怖い!!俺が始に怒られるから、突撃するのやめてくれ!」
映司「でもお祭りが終わっちゃうと、何だか少し寂しい気もするなぁ」
真司「何言ってるんだよ、映司!家に帰ったら、これからもっかい祭りだぜ!」
映司「え?え?」
総司「今日は父さんの誕生日…今から家族そろってパーティーだ」
翔一「叔父さんたちも来てくれてるしね!ご馳走たっくさんあるよ〜!」
ヒビキ「普段なかなか会えないからね…今日はみんなで、思いっきり父さんを祝っちゃおう!!」
一同「お―――!」
ライダーハウスの祭りは、まだまだ終わりそうにない。
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過去スレ読破記念投下・・・
7スレにあった浴衣ネタや
>>70 の屋台ネタをはじめ、いろんな人が書かれたいろんなネタをお借りしました!
出し切れなかった人もたくさんいる・・・すまん
おまけ…アイス屋台の前での一幕
「ねぇ、アイスっておいしいの?」
ふと客足の途絶えた店の前から、声が聞こえた。
声の主を探して視線を下げると、赤い服を着た少年がこちらを見上げている。
どことなく不思議な気配がしたが、それよりも発言内容に気をとられ、思わず尋ね返す。
「えっ君、アイス食べたことないの?」
こくり、と頷く仕草はやはり子どもらしく、アイスから外れない視線は好奇心に輝いていた。
「じゃあごちそうしてあげるよ!うちのアイス、すっごくおいしいから!」
かぱり、と口を開けてアイスを頬張る様子を見ていると、何だか鳥の雛を餌付けしているような気分になった。
「・・・冷たくて、あまい・・・おいしい」
小さく笑う嬉しそうな表情に、こちらも笑顔になる。
「でしょ!」
「・・・もう1つ、ほしい」
「でも、あんまりたくさん食べるとおなか壊すよ?」
「・・・これおいしいから。僕にも、あげたいんだ」
「・・・『僕』??」
謎の一人称に首をかしげていると、樹の上から小さな舌打ちが聞こえたような気がした。
>>235-245 GJ!!
みんな思い思いに過ごしてるなあ…
カリスの壁ワロタwww
リアルムシキングはゴウラムの勝ちだな
>>235-245 GJすぎる!これはもう表とか作らないとキャラ出しきれないレベルじゃないか?
フラグに気づかない加賀美それでこそ加賀美!とか高原落ち着けとか
アラタのものすごいさりげない登場とか明日夢くん今でも井坂のとこで働いてたのか!とか
ふうとくんの件にちょびっと涙出たりとか片っ端から突っ込みたいけれど追いつかないよ!
あと実は自分が以前書いたネタも拾われてて嬉しかったんだぜ
>>235-245 GJ!この祭りすごく行きたいよ!
数え切れない小ネタとキャラにニヤニヤしっぱなしだ。
お盆休みだからなのか、長編ラッシュですばらしい!!
まとめてで申し訳ないが、GJの嵐を吹き荒らしておきたい!
>>235-245 大作超GJ!!
これまでの色んなネタ使われてて楽しいw
剛三逃げてマジ逃げてって遅いか合掌
加賀美そこは察してやれ・・・!映司はもう諦めるけど!!
鎧の名前と並んでたせいか、一瞬一条さんを姫と勘違いしてしまったなんてそんなことは
実は俺も姫かと思ってしまった
>>235-245 GJ!!笑って笑って、最後のロストとアンクにしんみりした…。
アイス食えて良かったな。
夏祭りGJです!参加してぇー 自分も薫は姫だと思い込んでいて フルネーム呼びで気がついた
避難所より転載 ・父さんの誕生日本番 ・フィリップも兄弟 ・絆でも血縁でも ・キャラおかしかったらごめんなさい 焼け付くように照り付けていた日差しは幾分力を弱め、太陽は随分地平に近づいた。 「そろそろ日除けは外しても良いかな」 雄介はそう呟いて庭に張っていた日除けの布を外しに掛かった。 外した日除けを畳みながら周りを見れば、兄弟達は皆少なからず浮き足立って見える。 今日は久しぶりに父と叔父達が帰ってくるのだ。 兄弟総出で父の誕生祝の為の準備をして、そろそろ完了する所だ。 到着するのは夕方頃になると連絡を受けて、じゃあ夕涼みを兼ねて庭でやろうということになった。 「失礼します。こちらに火野さんはいらっしゃいますか?」 そんないつもより賑やかなライダーハウスの庭に、ガラガラと台車を押す音と事務的な声が響いた。 「あれ、里中さん。どうしたんですか?」 呼ばれた映司が応対に出れば、美人秘書はいつも通りの淡々とした口調で用件を告げた。 「鴻上からお届け物です」 「ひょっとして、バースデーケーキですか?」 台車の上を見ればリボンの掛かった白い箱が鎮座している。その仕様は見慣れた物だが、 箱の大きさはいつもの4〜5倍はある。 「はい。重いので気をつけて運んでください」 「有難うございます。あ、冷たい物でも飲んで行きませんか?」 「いえ、そろそろ定時なので失礼します」 彼女はいつも通り仕事をこなして去っていった。
「今回はまた立派なのが来たねぇ」 「ヒビキ兄さん。これ運ぶの手伝ってくれる?」 「もちろん」 二人で持ち上げて傾けないように運んでテーブルの上に下ろした。 「やはり来たか」 「今回はどんなデコレーションかな?」 丁度出来上がった料理を運んできた総司と翔一が言った。 「それ、例の会長さんのケーキ?」 「あらあ、随分大きいのねぇ」 「どんなケーキなのかな?」 続いて飲み物の瓶や水差し、グラス等を運んできた雪菜、愛理、みのりも加わる。 「開けてみたら?何かとんでもない物だと困るし」 野次馬で見に来た真司がそう言った。 「そうだね。一旦開けてみようか」 代表してヒビキがリボンを解いて蓋を取った。 中から現れたのは丸いケーキの全面を使って一号の顔を表現したケーキだった。 「すごい!」 「父さんだ」 歓声に釣られて周りに居た士と一真もケーキを覗き込む。 「中々よく出来てるじゃないか」 「食べるの勿体無いな」 と言うかこれを食べるのはちょっと気が引けると何人かは思ったが、あえて誰も口に出さなかった。 「これはとりあえず蓋かぶせておこうか」 「そうだね」 一号ケーキは蓋をされ、兄弟たちはそれぞれの仕事に戻った。 茜空の下、父と一緒に家路を辿るなんてノスタルジックなシチュエーションを自分が体験する なんて思っても見なかった。 フィリップは目の前で樹花と談笑する猛の背中を見遣る。 今までに無い不思議な気分だが、悪くないと思った。
「お前は猛の隣に行かなくて良いのか?」 「隼人叔父さん」 いつの間にか隣に来ていた隼人に声を掛けられる。 「…良いんだ、今は樹花ちゃんと話しているし。それに…」 「それに?」 「父さんの背中を見てるのは悪くない」 「…そうか」 隼人はわしゃわしゃとフィリップの頭を撫でた。 その様子を見ていた茂が隣にいた巧と良太郎に声を掛ける。 「お前らも頭撫でてやろうか?」 「…俺はいいです。」 「子供が遠慮すんなって。おりゃっ」 がしがしがしがし 「およ〜」 「…」 「茂、嫌がってるから程々にしろよ(コイルハンド危ないし)」 「へーい」 敬介に言われて手を離した頃には二人の髪はぐちゃぐちゃになっていた。 それを見て茂はからからと笑った。 「茂兄さんの愛情表現は手荒いからな」 苦笑しながら洋が言った。 「とうちゃく〜!」 先頭を歩いていた樹花に続いて続々と門を潜る。 「お父さんはちょっと待ってて」 「叔父さん達はこっちです」 猛と樹花は玄関前に待機、巧達は叔父達を連れて庭の方に行った。 にこにこと自分に話しかける樹花を見て、知らないうちに大きくなったなと猛は思った。 「そろそろ良いかな〜?お父さん目を瞑って。良いって言うまで開けちゃだめだよ」 「ああ、わかった」
素直に目を瞑り、樹花に手を引かれて歩く。 「じゃあ、3,2,1で目を開けてね。行くよ〜3,2,1!」 「「父さん(兄さん)誕生日おめでとう!!」」 目を開けると同時に響いた声に、一瞬固まってしまった。 「…ああ、そうか、今日は俺の誕生日か」 「今まで気づかなかったのかよ」 我に返って呟けば、間髪入れずに隼人に突っ込まれた。 「むう、すまん」 「謝る事じゃないって」 「そうそう、父さんが忘れてたって俺たち全員覚えてるんだからさ」 ヒビキと雄介がフォローを入れる。 「さ、お父さんも座って」 真ん中の席に案内される。テーブルに灯された蝋燭と至る所に吊るされたランタンが幻想的な 雰囲気を醸し出している。 「吾郎さんが送ってくれたワインだよ」 隣に座った翔一がグラスにワインを注いでくれる。 「それじゃあ全員揃った所で、乾杯!」 「「乾杯!!」」 真司の音頭で一斉に各々のグラスが掲げられた。 「早速ですが、ここで渡と小夜ちゃんから音楽のプレゼントです」 今日は真司が司会進行役を務めるようだ。 ヴァイオリンを持った渡がリビングの前に進み出て、小夜はリビングに置かれたピアノの前に 座った。 「あの、お腹空いてると思うから食べながら聞いてください」 「いや、心して聴かせてもらおう」 そう言って猛が体を向けると全員がそれに倣った。 渡は嬉しそうに微笑むと、ヴァイオリンを構えた。
一瞬の静寂の後、ヴァイオリンとピアノの澄んだ音色が流れ出した。 美しい旋律が庭を包む。 最後の残響が濃紺に変わった空に溶けて消えると、惜しみない拍手が贈られた。 「今度は皆で歌って」 渡がそう言うと、示し合わせてあったのか、子供達が立ち上がった。 「せーの」 『Happy birth day to you. Happy birth day to you. Happy birth day dear父さん Happy birth day to you.』 前に座っていた映司が歌いながら目の前の白い箱を開けると、中から一号のマスクを模った大きな ケーキが現れた。 子供達から拍手が贈られる。 「蝋燭刺すのが忍びなくて立ててないんだ」 「構わんさ。有難う、皆」 演奏を終えた渡と小夜がぱたぱたと駆け寄ってきた。 「お誕生日おめでとうお父さん。小夜、渡お兄ちゃんと頑張って練習したの」 「二人とも素晴らしい演奏だった。有難う」 渡と小夜は嬉しそうに笑った。 「それでは続いてプレゼントの贈呈です」 翔太郎とフィリップとひよりが歩み寄る。 翔太郎は花束を差し出した。 「おめでとう、父さん」 「有難う、翔太郎」 フィリップはプレゼントの包みを渡した。 「みんなにアドバイスを貰って選んだんだ」 「有難う、フィリップ」 ひよりはバースデーカードを取り出した。 「誕生日おめでとう、父さん」 「ひよりが描いたのか?有難う」 三人それぞれ幸せそうな顔をして、席に戻った。
「それじゃぁ皆さんもう待ちきれないと思いますので食べましょう! 手を合わせて」 「「いただきます!」」 何処を向いても笑顔が溢れていて、幸福な気分が満ちてくる。 「…俺は良い家族を持ったな」 何とは無しに呟いた瞬間、目の前でフラッシュが焚かれた。 「今更気づいたのか?」 カメラ越しに隼人が笑った。 出てこない叔父さん多くてごめん。書いてないけどちゃんと居るよ。 自分の技量じゃ書ききれなかった。 従兄弟のタケシ兄さんも誕生日おめでとう。
>>254-259 GJ〜〜〜〜!!!(感涙)
父さんが幸せそうで何よりです、いい弟と息子と娘を持ったね!
とにかくおめでとうございました父さん!!
あと従兄弟のタケシ兄さんもきっとハヤトとシロウに祝われてるよね!(ハヤトはすっごいしぶしぶ祝ってるフリをしそうだけど)
おめでとうございました!
>>254-259 GJ!!
ほのぼの誕生日話、素晴らしい!!
なにげないフィリップの台詞もいいなぁ、本当にGJでした!
いい話だ、感動的だな。とても意味がある どうでもいいが滑舌の悪くおバカな知人を見てたら ・なんかの拍子に地獄落ちして「今、俺を笑ったか・・・?」と言ってみたものの「洗ったか?」と聞き返される一真 とか ・白い上着をバッと脱いで「キャストオフ!」と喜ぶ真司 が頭によぎってしょうがないんだ・・・このスレならそんなネタも見れると信じている あいつなんで頭はいいのにバカなんだ・・・
個人的には「キャストオフ!」って喜ぶ真司が読みたい。 あの子ならやるww
暑くなったら上着を「キャストオフ!」 寒くなったら「プットオン!」だなw 最近は普通の自販機にお金入れる時も、 真司「バイクに変形しねぇかな…(ワクワク)」 蓮「馬鹿か」 優衣「蓮、これくらいでバカバカ言っちゃ駄目だよ。でも早く買いなよ真司くん…」 とかやってそうだw
>>262 >>263 真司「ただいまー! うへー今日も暑かったなー」
総司「おかえり真司兄さん、帰ったらまず靴下を脱いでくれ」
真司「わーってるって! キャストオフ!(右!) キャストオフ!(左!)」ポイポーイ ペタペタペタペタ
一真「ただいまー」
総司「待て、脱ぎ散らかすなと…! ああ一真兄さんおかえり」
一真「もうあっついのなんのって…クャスト--(0w0)--フ!」Tシャツガバー
総司「脱ぎ散らかすn」
>>265 GJww腹筋がwwwwここの職人さんならやってくれると信じてたwwwwwwダメだ笑いが止まらんwwwww
ところで、眠れなくなったついでに、以前から気になってたことをやってみた。
『演じた役者さんの実年齢順に兄弟を並び替えるとどうなるか』
ずっと前のスレでやった人がいた気がするけどキニシナイ。参考までに生年を添えておいた。もちろん同い年は誕生日順。
ヒビキ 1971年
雄介 1976年
真司 1977年
翔一 1979年
一真 1982年
総司 1984年
巧 1984年
翔太郎 1985年
渡 1988年
士 1989年
良太郎 1989年
映司 1991年
フィリップ 1993年
個人的な感想としては、上から5人は大体こんなもんかと思ったけど、総司と巧と翔太郎(2月生まれ)が同学年だったのはびっくりだった。
それ以上に士と良太郎が1日違いだったのにびっくりした。その2人が3月生まれだから渡と同学年ってことにも驚きだった。
ちなみに映司についてなんだが、役者さんより映司の方が年上ってのは皆知ってると思うけど、放送開始時点で21歳の人だと考えても良太郎より年下になるんだなこれが。
ついでに2号家でもやってみた。 一条さんも橘さんも始さんも伊達さんも後藤さんもみんなまとめて愛s…入れてみた。 薫 1972年 雅人 1976年 朔也 1978年 蓮 1978年 明 1979年 誠 1981年 始 1982年 イブキ 1983年 新 1984年 慎太郎 1987年 侑斗 1987年 啓介 1988年 竜 1989年 大樹 1990年 1号家よりは変わり映えがしないかもしれん…と思ってたらそんなことはなかったぜ。 草加君が2番目ってのはびっくりだった。それ以上に伊達さんが蓮より年下だったってことにびっくりだった。 氷川さんは伊達さんより上だと思ってたら違った。2つも下だった。橘さんと蓮が同い年だっってのには驚いた。 1号家と違って、割と年が連続してる(1つ違いずつになってる)と思った。
これだけは書いておこう。 自分は設定を変えて欲しいとは思っていない。出来心でやった。 むしろ、これをやっててこのスレの設定が自分に定着しまくってることに笑った。なんかこそばゆいwwwと思ってやってた。
>>268 ちなみに、総司と翔太郎の中の人は、リアルに高校の同級生だったりするんだぜ…
一条さん除けば、草加が一番年上なのかw
中の人の年齢が当時から結構行ってたのは知ってたが、物凄く違和感あるww
伊達さんの人と翔一の人って同い年だったんだ・・・
>竜 1989年 知ってたけどあらためてびっくりしたw 後藤さんより年下なんかw
>>269 何それ私聞いてない!!>総司と翔太郎の中の人は、リアルに高校の同級生
しかもたっくんがその2人の間なんだぜ…たっくんそこかよ!!って思ったww
>>270 やってる本人ですら気づかなかった!!何それすげぇ!!>伊達さんと翔一君が同い年
>>271 照井さんが後藤さんより年下ってどういう…と思ってやってたwだってもっと上に見えr<アクセル!マキシマムドライブ!!
中の人年齢面白いなw しかし今まで何気なく昭和兄弟たちは1号〜BLACKまでの順番通りの兄弟だと思ってたけど 平成兄弟と同じように設定年齢に合わせると入れ替わりが起こって面白いんだよね 年齢順だとこんな感じかな(年齢はTV放映年を考慮して考えてます) 猛(1948年生まれ。改造当時(1971年)23歳) 隼人(1949年生まれ。改造当時(1971年)22歳) 志郎(1950年生まれ。改造当時(1973年)23歳) 丈二(1950年生まれ。改造?当時(1973年)23歳) 敬介(生年月日不明。初登場時(1974年)大学生) アマゾン(生年月日不明。初登場時(1974年)23歳) 茂(生年月日不明。初登場時(1975年)22歳) 一也(生年月日不明。初登場時(1980年)27歳。なので一也おじさんと茂おじさんは同い年と推測される) 良(生年月日不明。初登場時(1984年)大学生) 洋(生年月日不明。初登場時(1979年)大学生。実年齢は10人ライダー最年少) 光太郎(生年月日不明。初登場時(1987年)19歳)
ちょっと流れをハイパークロックアップしてみる。
一真「みんな!銭湯態勢だ!」
「鍛えているから恥ずかしくない!仮面ライダー響鬼です、シュッ」
「同じく龍騎!よっしゃー、気合いいれていくぜ!」
「同じくブレイド!」
「えーっと、お風呂に入りなれてるって勧誘されて…同じくキバ」
「同じくオーズ!…パンツ枠ってどういう意味なんだろ?」
真司「せーのっ」
全員「「キャストオフ!」」
ババッ
翔一「温泉が貸し切りで嬉しいんだねーみんな」
総司「…靴下と下着だけはなくさないようにしてくれよ」
こんなネタがハピバスデーしたのは
>>262-265 に笑ったから…
あとたぶん暑いから。
>>266-267 わかってたけど改めてみると映司若っ
名護さんは本編で22歳って言われた時正直驚きましたごめんなさい
照井は言動が昭和の男だからなあw
>>274 そしていざ入ると胸までタオル巻いた名護さんが既にいるんですねわかります
入浴後、並んで腰に手を当ててコーヒー牛乳飲んでる絵面が浮かんで仕方ないw
>>273 昭和の中の人の年齢順はもっと凄い事になってる…。
経歴で年齢サバ読みしてる人が複数いますので。
ちなみに、昭和の中の人で最年長は丈二叔父さんでふ。
>>262 の話にまさかと思ってライダー好きの知人を問い詰めたら自分の事だったぜ!orz(二人して兄弟スレ住人だった様子)
262に「バカ呼ばわりすんな」ってよく叱っておいたし恥ずかしいからもうキャストオフネタは勘弁して?lllorz
>>277 ??「友人揃ってスレ住民だと!?これもディケイドの仕業か!おのれディケイドおおおお!!!
……あ、コーヒー牛乳もう一本くれます?」
良いなー二人揃ってスレ住民www自分なんて周りに2thやってる人まったくいないぜwww
279 :
1/5 :2011/08/18(木) 22:26:10.75 ID:9Ry4i3Uu0
>>266 に触発されて、かっとなってやった。
フィリップも兄弟扱い。中の人ネタあり。
ある夏の日の朝のこと。
カーテンの向こうから差し込む強烈な朝日によって、東側の角部屋は異常な蒸し暑さに見舞われた。
部屋の主の良太郎は、朦朧とした意識の中、毛布すら蹴落とされたベッドから這い出した。
寝間着は寝汗でびっしょりと濡れている。しかし、この汗は暑さのせいだけではないように感じた。
「何か、嫌な予感が……」
寝ている間、悪夢にうなされたような気がするのだけれど……はっきりと思い出せない。
良太郎はそのまま、フラフラと階下に降りた。
「あ゛ーつ゛ーい゛ー……れーぼーつけて、れーこしゃーん……」
リビングについた瞬間、クーラーの冷風直下の場所にソファーを運んでうたた寝している真司の寝言が耳に入った。
その横で、雪菜がテーブルいっぱいに広げられた真司の原稿や資料を片付けていた。
「良太郎おはよう。ごめんね、真司朝まで原稿徹夜で書いてたみたいだから、そっとしといてあげてね」
「おはよう、雪菜姉さん。いいよ、僕は別に……」
兄弟の中でも特に寝起きの悪い良太郎は、目が冴えるまでソファーでボーッとすることが多かった。
ソファーを独占する真司に僅かな恨みを覚えながら、良太郎はリビングのドアにしがみついた。
その顔に何か冷たいものが当てられ、ハッと顔を上げた。
「おはよう良太郎!相変わらず寝起き悪そうだね。とりあえず、体の中から目を覚まそう」
冷えた牛乳の入ったコップを差し出しつつ、雄介が言った。
「おはよう、雄介兄さん……ありがとう」
コップを受け取り、良太郎は牛乳を飲み干した。
「良ちゃんおはよ!お、凄い汗だねー。顔洗って着替えるとすっきりするよ」
トレーニングを終えてシャワーを浴びた直後のヒビキが、髪を拭きつつリビングにやってきた。
「おはよう、ヒビキ兄さん……うん、そうするー」
280 :
2/5 :2011/08/18(木) 22:27:25.56 ID:9Ry4i3Uu0
長兄に言われるままに洗面所に向かい、水で汗を洗い流す。 蛇口を捻って水を止めた途端、突然頭の上にふわりとタオルが乗った。 「ほらよ、ちゃんと拭いとけ。服着替えたら籠に入れとけよ」 「あ、巧おはよう……」 顔を挙げると、自分の寝間着を籠に放り投げる巧が目に入った。 「おう、おはよ……」 ぶっきらぼうに答えた巧だったが、ふと怪訝そうな顔で振り返り、そのまま良太郎の額に手を当てた。 「え?な、何……?」 「……いや、お前熱でもあるのかと思って」 巧は首を傾げつつ、「まだ寝ぼけてんだな……」などと呟いた。 「何だろう……僕、何かおかしいのかな……」 着替えを終え、起きた時から感じる違和感について考えながら、良太郎は廊下を歩く。 と、不意に横のドアが開き、中から出てきた人物とぶつかった。その拍子に良太郎は尻餅をついた。 「およぉー!……いたたた……」 「わぁ、良太郎兄さん!大丈夫かい?」 飛び出してきたのはフィリップ。自身もぶつけた頭をさすりながら、良太郎に手を差し出した。 「ありがと、大丈夫だよフィリップ。それより、また何か検索してたの?」 ちらりと部屋を見やると、壁一面に張られたホワイトボードに隙間なく文字が羅列されていた。 「あぁ、あまりに熱くて眠れなかったから、熱帯夜について一晩中検索していたんだ」 満足げな様子でフィリップはリビングに向かう。その後に続いて、良太郎もリビングに向かった。 リビングには殆どの兄弟姉妹が集まっていた。皆良太郎を見ると「おはよう」と声をかけるが、何かがおかしい。 ドアの前で必死に考える良太郎の横を、一人の人物がすり抜けた。 「おっと!」 「うわ!あ、ごめん良太郎兄さん!」 慌てた様子で飛び出した映司の瞳は、微かに紫がかっていた。ヤミーを察知したのだろう……。 その時、良太郎はハッとした。 「良太郎……“兄さん”……!?」
281 :
3/5 :2011/08/18(木) 22:28:45.92 ID:9Ry4i3Uu0
「映司、また朝ごはん食べないの?」 キッチンから翔一の声がする。 「翔一“兄さん”ごめん!帰ったらちゃんと食べるから!」 靴を履くのもままならないまま、映司が急いで玄関のドアを開けると、摘みたてのミニトマトを抱えたひよりと鉢合わせた。 「あ……ごめん、ひより“姉さん”……」 映司の瞳を見たひよりは、駆け出そうとする映司を引き止めた。 「待て“映司”。せめて、これだけでも持って行け」 「えっ……でも……」 差し出された数粒のミニトマトを前に、映司は戸惑いの表情を浮かべる。 その映司の背後から、総司が声をかける。 「せっかくのひよりの好意を無駄にするのか、映司?素直に持って行け」 総司の言葉を数秒反芻し、映司は頷く。 「分かった、総司“兄さん”。ありがとう、ひより“姉さん”」 「おい“映司”、ついでにこれも持ってけ」 洗面所から出てきた巧が、自分のパンツを映司に放る。 「いつ帰れるか分かんねーだろ。替えの分、忘れんなよ」 「巧“兄さん”……ありがとう!」 「“映司”、必ず帰ってきてね!」 「無理はするなよ、“映司”」 リビングから、渡と士が顔を出して声をかける。 「ありがとう、渡“兄さん”、士“兄さん”……行ってきます!」 決意に満ちた表情を浮かべて駆け出した映司を見送って、翔一が言う。 「まぁ、今の映司には俺達と同じ食事をとるのは辛いだろうしね。 帰ってきたら、思いっきり熱いラーメンと思いっきり冷たいアイスでも作ってあげてね、総司」 「あぁ。そうだな、翔一“兄さん”」
282 :
4/5 :2011/08/18(木) 22:29:48.81 ID:9Ry4i3Uu0
「……ところで“総司”、洗濯物揃ったから、もう洗濯機回してもいいか?」 「あぁ、頼んだ巧。柔軟剤を入れ忘れるなよ」 巧は再び洗面所に向かった。 「翔一“兄さん”、まだごはんできないの?俺お腹空いちゃったよ」 リビングから一真がやってきて、キッチンを覗き込む。 「ちょっと待って“一真”、これからサラダ作るから」 「ねぇ翔一“兄さん”、できたものから運んじゃってもいいでしょ?」 みのりがやってきて声をかける。 「うん、そうだね。ちょっと狭くなってきたし。“みのり”お願い!」 「はぁい!ほら一真も運んで!まだ食べちゃ駄目よ」 「わかってるよ、みのり“姉さん”」 「そういや、“総司”と“翔太郎”んとこの高校、今日同期会だったよな」 洗面所から戻ってきた巧が、席に着きながら翔太郎に言う。 「あぁ、この日のために、今日は予定を空けてきたんだ。風都市民以外の同級生に事務所を売り込むチャンスだしな」 「……“翔太郎”、お前絶対美人の同級生狙いなんだろ!?」 料理の皿を並べながら、一真が翔太郎を小突く。 「なっ!!ち、ちげーよ一真“兄さん”!ハードボイルドな男は、常に女の色香にも惑わされずだな……」 「あれ?美人の依頼人にはいっつも鼻の下伸ばしてるハーフボイルド探偵なんじゃないの、“翔太郎”?」 「み、みのり“姉さん”……!」 会話を聞いた翔一がキッチンから声をかける。 「大丈夫だよ“翔太郎”。どうせ女の子達は、総司がサッカーで全国大会行った時の話で持ちきりだから!」 「くっ……翔一“兄さん”まで……」 そんな会話を眺めていた愛理が口を開く。 「翔一“兄さん”、ちょっと言いすぎよ。でも、同期会っていいわねぇ。私も行きたいわ」 「気を付けろよ“愛理”、“翔太郎”みたいに変な気を持った男が言い寄って来かねんからな」 総司が料理を運びながら口を挟む。巧は愛理の隣に座り、その肩をポンと軽く叩いた。 「ま、“愛理”は平気だろ。“翔太郎”と違って相手いるんだし」 「……お前らもな、地味に俺の心を傷付けるんじゃねーよ……」
283 :
5/5 :2011/08/18(木) 22:31:09.53 ID:9Ry4i3Uu0
「皆おっはよー!よかった、朝ごはん間に合った!」 勢いよく階段を駆け下りてきた樹花が、勢いそのままにリビングに入ってくる。 「おはよう、樹花“姉さん”。また寝坊したのかい?」 「もう“フィリップ”ったら、ちゃんと朝ごはん間に合ったからいいじゃん」 「でも樹花“お姉ちゃん”、朝練大丈夫?」 「だいじょーぶ!今日は朝練休み。“小夜”、心配ありがとう!」 「皆お待たせー!」 翔一がサラダの入った大皿を持ってやってきた。後に続いたひよりは、席の前に取り皿を並べ始める。 「ひより“姉さん”、手伝うよ」 「ありがとう、“渡”。……“士”、真司兄さんを起こしてやってくれ」 「はいよ、ひより“姉さん”」 士は立ち上がり、おもむろにディケイドバックルを取り出して変身し、龍騎にカメンライドした。 ―Attack Ride Advent― カードをバックルにセットすると、窓ガラスの向こうにドラグレッダーが現れた。 ―キーン……キーン……― 「うわあぁーー!?」 飛び起きた真司を見て、兄弟達に笑いの渦が巻き起こる。 「おはよう、真司兄さん」 「え!?……あ、士ー!お前、ミラーワールド悪用すんな!あー寿命縮まった……」 やんやかんやと騒ぎながらも、全員が席に着いた。ヒビキがドア付近に立ったままの良太郎に気付き声をかけた。 「あれ、良ちゃんどうしたの?顔色悪いよ?」 「……ぼ、僕……もう許容量オーバー……」 フラフラと目を回し、良太郎は気絶した。
284 :
おまけ :2011/08/18(木) 22:34:16.52 ID:9Ry4i3Uu0
士「大体分かった。今回の事態は、スマートブレインとBOARDとZECTと鴻上ファウンデーションがアップロードに 失敗したメモリーメモリを入手したショッカー戦闘員がファンガイアに利用されてイマジンと契約して ゲゲルに参加していたアンノウンとミラーモンスターと結託して時の運行を乱してオロチを引き起こすのを 裏で操っていたゴルゴムの仕業という訳だな」 渡「えっと……要約すると『おのれディケイドー!』っていうこと、でいいのかな?」 雄介「特異点だった良太郎だけは、時空の乱れの影響を受けなかったんだね」 真司「まぁでも、無事に元に戻ってよかったよ。俺自身はあんまり立場変わんなかったけどなー」 総司「しかしこれだけは言っておく……中の人などいない!」 2号家も書きたかったが、自分の文章力ではこれだけ書くので精一杯だった。 ついでに姉妹の中の人を年齢順にするとこんな感じ。 雪菜 1975年 みのり 1981年 (冴子 1982年) 愛理 1984年 ひより 1986年 (若菜 1991年) 樹花 1992年 小夜 1995年 冴子と若菜は、自分的には別居してる解釈なのでネタには書かなかったんだが、 2人を入れただけでかなりカオスな表になったw
GJww カオスだな。 そして特異点な良ちゃんはお疲れ様。
GJwww 総司w中の人とかいうなwww
GJwwwwwwww 中の人wwww
>>284 >2号家も書きたかったが、自分の文章力ではこれだけ書くので精一杯だった。
大樹「やらなくていいよ、だってどの道僕が一番下じゃないか!ねえ竜兄さん」
竜「ふられそうだとは思ったが俺に質問するな」
大樹「あーあ、こうなったら次回作の世界にもう一度お邪魔して弟というお宝を手に入れて来ようかな」
啓介「今いっても流石にまだ二号ライダーは決まってないでしょう……もう一度?」
大樹「91年以降生まれの登場人物を見繕って、この○○○○○のベルトを渡せば大丈夫だよね」
侑斗「○○○○○? 聞いたことないライダーだな…ってまさか!」
大樹「そう、次回作の2号ライダーのベルトさ!
本編未放映でネタバレすらまだ、誰にもどんな物か分からないベルトなんて、まさにお宝だね!」
一同「!!!!!!!!」
慎太郎「さっさと返して来い!っていうかどうやって盗んだんだ!?」
大樹「やだ!」
新「通りで最近家にいないと思ったんだよ!」
イブキ「っていうか、あのベルトって僕らはまだ目にしない方がいいんじゃ…」
始「確かにな。…誠、目を覆いながら指の隙間から覗くのはやめろ」
誠「いや、見ちゃ駄目だって分かってても気になるっていうか…」
明「あー…火野経由で向こうのライダーに返して貰っとく?」
蓮「というか、さっさと取り上げないとまた別世界に逃げるぞ」
朔也「身内の揉め事なら三男の俺の出番だな」
雅人「ここは次男の俺が何とかするって解釈でいいのかなあ?」
薫「………いや、俺が行こう」
この後なんだかんだでベルトは没収され、2号家の面々はうっかり目にしてしまった
近い未来に現れるであろう兄弟のネタバレを、なるべく早く忘れるように努めたそうです。
>>279 面白かったよー、GJ!この手のネタだと良太郎はいつも大変だなww
GJ! そういえば、特異点ってこーゆー存在だったんだよなww
GJです! 特異点な流れをライトニングスラッシュして小ネタをひとつ 海堂「ぅおい!そこの赤いの!お前は乾の兄ちゃんの知り合いだな」 橘「いかにも俺は橘、ギャレンだ。乾といえば剣崎の弟か」 海堂「前から一言お前に言ってやりたかったことがある」 橘「なんだ?」 海堂「もっと馬鹿になれ!なんてツラしてんだよっ」 巧「これ以上馬鹿になられると困る」 結花「海堂さんカエリマスヨ」 いや桐生さんと海堂が同じ台詞言ってたなって…
自分、
>>266 です。
>>279 さん、
>>288 さんGJ!!ネタにしてもらってありがたい!!見てみたかったものが見れて嬉しいよww
この手のネタだと絶対良太郎がエラい目に遭うんだよなww
>>290 さんにもGJだよ!!
ところで、2号家の兄弟順なんだが、自分の中ではこうだな。
明
竜
薫
朔也
蓮
誠
始
啓介
慎太郎
新
雅人
イブキ
侑斗
大樹
・放送開始及び初登場時点から年はとらないの法則
・基本的にはまとめサイトのデータベースページを参照
年齢不詳の照井さんなんだが、警視という肩書きから、流石に伊達さん(31)よりは下だろうが、一条さん(26)より年上じゃないとアレだろうってことでこの位置に。
2号家ってさぁ…なくても良いよね?
それはない
始は最年長だと思…なんでもありません
さて、ここでもう一度
>>2 を読み返そうじゃあないか。
…つまり、そういうことだ。
こまけぇこたぁきにするな! まとめてだけどGJでした! 投下ラッシュで嬉しいな。
年齢順ネタも2号家ネタももっと馬鹿になれ!もみんなGJ!! ラッシュで嬉しすぎる!!
お盆の話です 夏祭りの夜のサイドストーリーで、川を渡った人々が兄弟たちに会いにきます 長めです、ご注意を ### 〜亜樹子と髑髏 「さぁさぁ出来立てアツアツ!特製たこ焼き、食べてって〜!」 祭りの熱気の中。 鮮やかな手つきでたこ焼きを次々とひっくり返していると、いつの間にか手元を覗き込んでいた人影に気がついた。 「上手いもんだな・・・たこ焼き、一つもらえるかい?」 渋い声の持ち主は、黒地に髑髏が描かれた浴衣を粋に着こなし、目元を隠すようにスカルのお面を着けている。 「ハイどうぞ!熱いから気をつけてね!」 お面のセレクトが嬉しくて、少々オマケしたたこ焼きを一舟手渡すと、すぐに口に運びだした。 「・・・美味いな」 たこ焼きを食べているだけなのに、佇まいや台詞がなぜかいちいち決まって見える。 ・・・渋くて落ち着いてて・・・こーゆーのがハードボイルドってやつじゃないの? と、脳内で自称ハードボイルド探偵の言動にあらためてダメ出しをしてみた。 「懐かしい味だな・・・」 「あれおじさん、大阪に来たことあるの?」 「まぁな・・・俺の惚れた女も、たこ焼きが得意だったよ・・・うん、美味い」 目元を覆うお面で表情はよく分からないが、少しの淋しさが滲んだ声音に思わず声をかけた。 「・・・ねぇねぇ!おじさんみたいな人のこと、ハードボイルドっていうんじゃない? うちの風都の半熟探偵が、いっつも『男の目元の冷たさと優しさを隠すのが帽子の役目だ』とか言ってカッコつけてるけど。 おじさんのほうが説得力ありまくりよー!」
すると相手は、思わずといったように噴き出した。 「ははっ、実は俺も風都だ。・・・あそこは、いい街だな。お嬢さんもあの街が好きかい?」 「うん、大阪と同じくらい大好き!大事な仲間や、旦那さまにも会えたから!」 「・・・そうか。結婚してるんだな」 「へへ〜、まだ新婚ホヤホヤなの〜♪」 左手の指輪を見せるようにひらひらと振ると、相手は口元を柔らかく緩めてくれた。 「・・・幸せそうで、何よりだ」 「ありがと!おじさんも何かあったら、風都の守護神、鳴海探偵事務所におまかせを!」 「はは、そりゃ心強いな・・・俺の街をよろしく頼む、探偵さん」 その大きなてのひらで、頭をぽんぽん、と撫でられた。 子ども扱いに怒ってもいいはずなのに、温かさしか感じられない仕草に、動けなくなる。 「・・・やっと、触れられた」 小さな呟き。 え?と聞き返そうとすると、さっと手を引き慌てた様子で謝ってくる。 「おっと、すまないな。人妻に失礼だった」 「・・・ううん、気にしないで!」 何だろう、いま何か、大切なことを思い出しそうになった気がする。 てのひらの大きさ、感触、声。あと少しで掴める気がした・・・けれど。 「・・・お、相棒が呼んでるみたいだ。そろそろ行かないとな」 相手はすっと振り返り、連れらしき人影に小さく手を振って、歩き出そうとした。 思わず浴衣の袂を掴んで引き止めてしまい、その行動に自分でもびっくりする。 けれど、伝えたかったことも分からないまま、出来立てのたこ焼きをもう一舟手渡した。 「え〜っと・・・はい、サービス!あっちの人と一緒に食べてね!」 「・・・あいつも、喜ぶよ。・・・ありがとな」 小さく頭を下げて遠ざかっていく、人混みに紛れそうな広い背中を見送る。 遠目に、連れらしき細身の眼鏡の男性と並んで歩きだした様子が窺えた。 まだ熱いたこ焼きを口に放りこまれ、目を白黒させているようだ。 少しずつ二人の背中が遠くなる。 笑いあい、肩を叩きあいながら歩く姿は、年齢も落ち着きもまるで違うのに、自分の大事な仲間兼、家族を思い出させた。 「・・・翔太郎くんとフィリップくんも、いつかあんな風になるのかな?」 楽しい未来を描くと、少しずつ離れていく背中に届くよう、一際声を張り上げた。 「さぁさぁいらっしゃ〜い!うちのたこ焼き、オススメよ〜!!」
〜総司と金魚 夜店の間を歩きながら周囲に目を配っていると、お面をかぶり、色鮮やかな金魚の浴衣を着た小さな少女が目を引いた。 誰かを探すようにきょろきょろと上を見上げながら歩いており、危なっかしく思っていると、案の定、石畳に躓いて転びそうになる。 咄嗟に支え、小さな手を引いて安全な場所に導くと、こちらを見上げながらお礼を言ってきた。 「ありがとう、お兄ちゃん!」 「怪我はしていないな?」 「うん、平気!」 少女がくるりと回ってみせると、赤い兵児帯がまるで金魚の尾ひれのように、夜の空気にふわりと揺れた。 お面で顔は見えないが、その姿と元気に弾む声に安心する。 よく見てみると、少女のかぶっているお面は自分の変身した姿のものだった。 自分も通信機として頭に乗せているが、もちろん少女のそれは夜店で扱っている普通のお面だ。 「・・・カブト、気に入っているのか」 「うん!だって、いちばんかっこいいもん!!」 気になって尋ねると、嬉しげに返され、誇らしい気分になる。 「まぁ当然だな・・・道は分かるか?」 「大丈夫だよ!お兄ちゃん、ほんとにありがとう!」 「ああ。気をつけて歩くといい」 「あとね、それからね、」 「うん?」 勢い込んで話しかけてくる様子に、目を細めて頷いていると。 「・・・そばにいない時も、いつも、そばにいるから!」 かぶっていたお面をひょいとずらし、こちらに笑いかけるその顔は、自分が慈しんでやまない存在の幼い時に瓜二つだった。 驚きに動けなくなった自分の傍らから、それこそ金魚が泳ぐようにするりと離れていった小さな少女。 向かうその先には、少女の両親らしき男女が佇んでいる。 小さくこちらに会釈し微笑む二人は、今は写真と記憶にしかいない懐かしい姿をしていた。
「ほら、お兄ちゃんにお礼言ったの?」 「うん!ちゃんと言えたよ!」 「こらこら、慌てるとまた転ぶぞ〜」 仲良さげに笑い合い、手を繋ぎながら人ごみに消えていく三人。 「・・・ひ、」 段々と小さくなるその背中に、思わず名を呼ぼうとすると、すぐ後ろから声が聞こえた。 「・・・兄さん、どうかしたのか?」 その声に我に返って振り返ると、不思議そうにこちらを見上げる青い浴衣の妹がいた。 「・・・『ひより』」 「何だ、兄さん」 呼ぼうとした名を、目の前の相手に向かって確かめるように呟いた。 「俺は・・・もう一人のお前に、会ったのかもしれない」 「・・・え?」 この手で抱くことも。 顔を見ることさえもできなかった、小さな命。 両親を失ったあの時に、産まれることなくこの手をすり抜けていった、もう一人の妹。 多くの兄弟姉妹と過ごしていても、忘れたことなど一度もなかった。 「・・・会いに、きてくれた」 つい先程、この手に触れた小さなてのひら。 その感触を確かめるように握りしめ、目を伏せる。 握ったてのひらが温かさに包まれ、顔を上げると。 隣で静かに佇む妹が、こちらの手を包みながら、柔らかな笑みを浮かべていた。 その表情が、楽しげに夜を泳いでいった金魚の無邪気な笑顔と重なる。 さっき繋いだてのひらも、いまここにある笑顔も。 その名が現すように、晴天の暖かさを宿していると思った。
支援 │M0)<よし、がんばれ! 死んでいる設定はワンクッションあってもいいね、 >・本編で死んだ人も生きています、細かいことは(ry だから
〜侑斗と鳥 プロレス技から逃げ出した相棒とはぐれ、花火のよく見える静かな丘に辿り着くと、先客を見つけた。 ひとりで花火を見上げる姿に目を凝らすと、その人影は自分の相棒のお面をつけているのが分かった。 「・・・それ、趣味悪いな」 思わず呟くと。 「そうか?私の育った村を助けてくれた恩人なんだ」 人影はこちらをくるりと振り返り、楽しげな声を返してくる。 花火に照らされたその姿は、凛と背筋の伸びた佇まいの女性だった。 ちりん、と鳴ったのは、彼女が背負っている弓に付けられた鈴のようだ。 服装も口調もどこか時代がかっているが、怪人やライダーが多く参加している祭りの中では、大して奇妙だとも思わなかった。 「・・・綺麗な花火だ。この時代は、本当に平和なんだな・・・」 表情は、隠されていて分からない。 けれどどこかを懐かしむようなその声と、鈴の涼やかな音色が、心の奥底を震わせる。 「けれど、人の営みや祭りは・・・いつの時も変わらない・・・」 言葉を返そうとしても、声にならずに息だけが夜の空気に溶けていく。 「会えて、嬉しかったよ・・・ユウ」 小さな呟きが聞こえ、お面で見えないはずの笑顔が、脳裏にはっきりと浮かんだ。 どぉん、と一際大きな花火の音が鼓膜を揺らし、思わず空を見上げる。 一瞬で明るくなった夜空から目を戻すと、まるで幻だったかのように、傍らの姿は消えていた。 先程まで彼女がいた場所に、相棒のイマジンのお面が落ちているだけだった。 それを拾い、もう一度ひとりで空を仰ぐ。
あの時も。 遠い昔にも、一緒に夜空を見たことを思い出す。 母を失った辛さから、周囲への苛立ちから、居場所のない自分から。 すべてから逃げようとしていた自分と、決して逃げなかった彼女。 今も変わらずに鮮やかで、暖かな記憶。 −お前の今に繋がるように、私も今を生きる 今の自分を形作る、大事な記憶と時間・・・遠い約束。 あの時間が、辛さも苛立ちも、行き場のない想いさえも、自分の今に繋げてくれた。 「・・・俺も、・・・嬉しかった」 空に向け、小さく呟く。 今度は、届いただろうか。 −いつか会えたら、俺はきっと君を助ける!これは契約じゃなくて、約束だ!! もう一つの大事な約束をした、相棒のお面をひょいと頭に乗せると。 遠くから聞こえる、自分を呼ぶその声に向かって駆けだした。
〜映司と手 国や空が違っても、お祭りの空気ってどこか似ている。 そう感じながら、ふらりと歩きつつ祭りの賑やかさを楽しんでいると。 とん、と背後から小さな衝撃がぶつかった。 振り向くと、幼い少女がぎゅっと腰にしがみ付いていて、離れようとしない。 「えっと、迷子かな?お父さんかお母さんとはぐれちゃった?」 とりあえず運営本部に連れていこうと、無理に体を捻って顔を覗き込もうとすると。 「・・・エイジ、アリガト」 ぎこちない、片言の日本語。 覚えのある小さな声が聞こえたかと思うと、少女はさっと身を翻して駆けていった。 あっけにとられている間に、小さな姿は人ごみに紛れて見えなくなる。 オーズのお面をかぶっていたけれど、後ろ姿からでも、よく焼けた肌と縮れた黒い髪が見えた。 「・・・俺が教えた日本語、覚えててくれたんだ」
支援 「書き込め・・・書き込め・・・」
│H0)< 支援します
>>302 一応は
>>298 の「川を渡った人々」でほのめかしてる。
たしかにちょっとわかりにくいかもしれないけど
あの遠い国で、伸ばした手が届かなかった、小さな命。 いつだって浮かぶのは、最後に見た戦火の中の泣き顔だったけれど。 初めて会ったときに見せてくれた曇りのない笑顔が、ようやく思いだせた気がする。 遠い遠い、知らない国の、知らない街の、知らない人の中で。 君が最初に、俺に手を伸ばしてくれた。 「・・・ありがとう」 君には、この手は届かなかったけど。 あの出会いがあったから、今の俺がいて。 今までも、これからも、手を伸ばすことを躊躇わずに・・・諦めずにいられる。 「・・・後悔、してないよ」 たとえこの手が、人でない何かに変わっていったとしても。 手を伸ばせば、必ず握り返してくれる家族が、仲間がいるから。 今はまだ、人の形をしているてのひらを眺め、提灯や花火で照らされた夜の中へと歩き出した。
│<::V::>) <シエンダ…
〜一真と川 祭りの喧騒もかすかにしか届かない、静かな森。 生と死の境界を走る列車が、鬼火に照らされた闇の中、長い体を休ませていた。 その傍らには黒装束の男と、長い髪の女が寄り添うように佇んでいる。 「・・・いいのか、ソラ。祭りを見に行かなくて」 「ありがとう、死郎。ここからでも、楽しそうな空気が伝わってくるから・・・ それに、あなたが持ってきてくれたこの子がいれば、私はもう充分・・・」 そのほっそりとした白いてのひらに乗っているのは、小さなガラス細工の鳥。 冷たい無機物のはずのそれが、死せる者しかいないこの場所では、生者の温かみを帯びているかのようだった。 それをそっとてのひらで包み込み、呟くような声で歌いながら静かに時を過ごしていると。 「あ〜、やっぱり!」 突然、夜と死者の闇を照らすような声が響いた。 「・・・剣崎、一真」 何の警戒も見せずに、笑いながら距離を詰めてくる相手の名を呼ぶ。 「さっき独楽で遊んでる子どもを見かけてさ。 独楽に見覚えあったから、もしかしてって思って。やっぱり来てたんだな〜」
以前は敵として対峙したこともある、特異点の兄弟。 かつて出会ったときに、この時間を生きると言った彼の決意を思い出すが。 「・・・やはり、我らの列車に乗りたくなったか」 「違う違う!それは前に断ったろ。 せっかく祭りの日に来てくれたんだし、見て回ればいいのにって思ってさ」 「・・・我らは遥か遠い時に死せる者。生者とは相容れない存在だ」 「ん〜それ、前も聞いたけど。 俺のこと、『対極にして同一』って言ってたし。要は、俺の仲間ってことでいいんだろ?」 思いもかけないその言葉に、目を丸くする。 「ほら、向こうにもさ。 人間もアンデッドも、鬼も、グロンギも、アンノウンも、他にもいっぱいおかしなのいるから。 死者がいたっていいんじゃないか?」 そう言って笑うその身こそ、すでに人にあらざるものだというのに。 死のもたらす安寧さえ、訪れぬ命だというのに。 あらゆる生き物が持つ境界も、死者と生者の間に横たわる川さえも、臆せず渡っていく強さ。 やはり、彼にはこの列車は必要ないのだと、その魂を輝かせる灯を見つめる。 「・・・ありがとう」 静かに佇んでいたソラが、小さな声で呟いた。 それを聞いた相手は嬉しそうに笑うと、何やら大荷物を漁りだす。 「あ、これ差し入れな!何が好きか分からなかったから、いろいろ持ってきたんだ。 わたあめ、りんご飴、たこ焼き、焼きそば、あとこれ、幽汽のお面! うちの弟、素直じゃないけど、ちゃんと作ってくれてたし。お前らの居場所、ちゃんとあるって、ここにも」 「・・・そうか。礼を、言っておいてくれ」 生者の温かさに触れ、冷たいこの身にすら、熱が生まれる気がする。
シエンディス
支援しなければ続き読めない!
「それから、こっちは別の兄貴からな!キレイだろ〜」 そう言って差し出されたのは、色鮮やかな風車。 その色彩を目にして思い起こしたのは、まだ自分たちに命があった遥か昔。 溢れる陽射しと笑顔の中で、己の半身と共に回した記憶。 時がうつろう程に鮮明な、かけがえのない日々。 −けれど。 「・・・我らは、死せる者。鼓動も、呼吸も、この身には不要だ」 今の自分たちでは、この小さな風車ひとつ、動かすことはできない。 「・・・うちの兄貴の街だと、風を生み出すのは人の想いなんだって。 その風が、街と人を守ってくれるんだってさ…ほら」 一真は躊躇なく死者の冷たい手を取り、風車を握らせた。 ソラはおずおずと風車を顔に寄せ、小さく息を吹きかける。 すると、ゆっくりとだが風車が回りはじめた・・・くるくる、くるくる。 それを見つめるソラの表情が、遠いあの日々に重なる。 今の己も、きっとよく似た顔をしているような気がした。 「・・・きれい」 「ほら死郎にはこっちな!なんて言うんだっけ、ぴーひょろ笛?」 カラフルな吹き流しを有無を言わせず手渡され、思わず受け取り、戸惑うが。 期待に輝く二つの視線に耐え切れず、渋々と口にくわえ、吹き込む。 ぴーひょろー、と間の抜けた音色を響かせた己の頭には、先程受け取った幽鬼の面。 もはや、笑うしかない姿だった。 「・・・ふふ、楽しい。ありがとう」 こちらに向けられたソラの笑顔が、いつもより華やいで眩しくうつった。 しばらく三人で笑い合っていると、列車の汽笛が夜の空気を震わせはじめる。 「・・・死郎、そろそろ時間だわ」 「ああ、そうだな」 「もう行くのか?またいつでも来てくれよな!」 「・・・ああ、いずれ」
支援するでござる
二人が乗り込んだ列車は、静かに空へと浮かび上がっていく。 一真が手を振りながら、その姿を見送っていると。 列車の白く濁った窓から、こちらに手を振る別の人影が見えた。 暗い列車の中はよく見えないが、かなりの人数がいるように思える。 まったく気配がないため、目を凝らして様子を窺っていると、だんだん列車が遠ざかっていく。 その時。 どぉん、と上がった鮮やかな空の花が、夜に溶け込もうとしていた列車の姿を照らしだした。 「父さ・・・!」 死者の列車の窓に一瞬だけ見えた、懐かしい顔。 以前はよく見ていた悪夢の中で、炎に包まれ苦しげに自分の名を呼んでいた姿。 だが今はおだやかに微笑み、隣に並ぶ母と、こちらに向かって手を振っていた。 列車が夜の狭間に消えても、しばらく動けずに天を見上げ続ける。 どれくらいそうしていただろうか。 「・・・あー、首痛ぇ。・・・目も、痛ぇ」 固まっていた首を回し、乱暴に目元を擦る。 思いがけない再会に、驚いたけれど。 人であることをやめ…それでも今を生きると決めた自分に、笑って手を振ってくれた二人が、どうか安らかであるようにと祈る。 −俺は、大丈夫だよ。ちゃんと歩いていけるから 一真はもう一度空を見上げ、穏やかな表情で笑うと、鬼火の消えた夜の中を確かな足取りで歩き始める。 夜空から幽かに響いた汽笛は、以前に聞いたときよりも、なぜか優しい音に聞こえた。
\シエン!/ \ジョーカー!/
ネタ作りができないなら、俺はせめて支援がしたい!
猿以外の規制に引っ掛かったって解釈でいいのかなぁ? 書けないなら避難所に投下すればこのスレにカメンライドする
###
ちょっとしんみりした話になった・・・
11スレ
>>839 のさら電ネタお借りしました
あの話ですごく一真が好きになった・・・ていうか剣を見るきっかけになった
職人さんありがとう
>>302 │M0)支援と助言ありがとう
確かにワンクッション入れた方が親切だった…配慮が足りなかった、すまない
>>307 │H0)支援とフォローありがとう
>>309 │<::V::>)支援ありがとう
剣メンバーが次々支援してくれて嬉しかった
話の最後に登場するのが一真なので、脳内が読まれてるのかと思ったww
>>315 、
>>317 、
>>319 もありがとう!!
>>298 は最高です!
川の向こうから返ってきてわいわいできるお盆いいなー
>>307 自分は
>>302 だけどおやっさんは生きてるつもりでいたからワンクッション要求してしまったんだ
だから・・・見ててください!俺の・・・謝罪!
GJすぐる・・・。感動した・・・。 こんなん見てると、自分もかきたくなるね。
GJ! お盆に川の向こうから帰省する面々が、切なくてホロリときて お彼岸はどーなるんだろう
GJ!寝る前に泣かすな〜 お彼岸はあれだ みんなで仲良くおはぎ(翔一と総司お手製の) 食べればいいよ
※初投稿 ※駄文 ※登場人物3人 ※苦手・嫌いだと思う人はスルーで。 某日、深夜2時。 ライダーハウスのリビングには3人いました。 一人は三男・翔太郎。ハードボイルド小説を読んでいるところ、眠くなってしまい ソファーで寝ています。 もう一人は七男・総司。 新しい料理を考えているところ、寝落ち。机に突っ伏しています。 そしてもう一人は五男・一真。今さらですが、クラヒオーズにハマってしまい、 夜ふかし中。 一真「ウェーイ!!タイガ倒したー!!」 彼は自分の世界に入ってしまい、周りを見ず、テンションアゲアゲです。 ピコ・・・ピコ・・・(効果音) 一真「ウェーイ!!!ステージ12クリア!!!」(今夜一番の声) さぁ、とうとう三男が起きてしまいました。ですが、注意するのが面倒くさかったのか 小さく舌打ちをして、目を瞑りました。ですが、一真の声はおさまりません。 ラグナロクモードもそろそろ大詰め。やはり興奮しているのでしょう。 一真「かかってこい、ダークカブトぉ!!!」
総司も目を覚ましました。翔太郎も再び目を覚まします。横と後ろから鋭い視線を 一真に刺します。ですが、全く気づきません。また注意せず、目を瞑って寝落ちするのを待ちます。 しかし、さっきからテンションウェーイ状態の一真の声はダークカブト撃破を 物語りました。一度目が覚めてしまうと、声が気になって眠れません。 そして・・・・ 翔太郎・総司「いい加減にしろ!!!」 一真「ウェ・・・。お、起きちゃった・・・?」 総司「当たり前だ!一真兄さん、今何時だと思ってる!」 一真「コジラ・・・?」 翔太郎「ひとをおちょくってるとぶっ飛ばすぞ!」 一真「ちょ・・・それ、橘さんの・・・。」 翔太郎「あのな、ホント冗談抜きで寝てくれ。」 総司「明日はみんな忙しいんだ。真司兄さんは大事な取材、ヒビキ兄さんは山を3つ越えて 仕事に行くんだ。翔太郎だって明日は以来があるんだろう?明日一真兄さんは休みかもしれないが・・・、 翔太郎「はぁ、もういい。」(PSPを取り上げ、ブチ消し) 一真「ウェー・・・」 翔太郎「自分の部屋で寝ろ。もう俺たちも寝るから。」 二人とも自分の部屋に入っていく。 一真「って言われても・・・、ゲームしすぎて目がギンッギンだぜっ・・・。」
一真「しょうがないから、テレビでもつけよ。」 (バラエティー番組がやってた) 一真「わ、これ!一回見たかった番組だ!」 一方、翔太郎の部屋。 翔太郎「一真の奴・・・、これで寝てくれたらいいけど・・・。」 一方、総司。 総司「きっと、一真兄さんのことだ・・・そう簡単には・・・。」 二人の心配は的中。リビングから大笑いが聞こえてきました。 翔太郎・総司「そら、キター!!」 二人は廊下に出ました。が、普通に行って注意したって無駄かと思った二人は 隅でどうすれば一真は寝るのか、どうやって寝かすか・・・二人だけの深夜の作戦会議が 開かれました。 総司「さて、予想はしていたとおりだと思うが・・・?翔太郎兄さん。」 翔太郎「あぁ。案の定だ。気絶させるって手もある。」 総司「殴るか、蹴るか?」 翔太郎「・・・うん、カブトゼクターは必要ないからしまいなさい。だが、兄として暴行で 寝かすのも気が進まねぇ。却下だ。」 総司「むぅ・・・。あ、いい手があった。」 (コソコソコソ・・・) 翔太郎「よし、それだ!一番安全な手だ!」 総司「よし、作戦開始・・・。」
翔太郎「真司の奴、いい大会を開いてくれたもんだな。一真!」 (ブレイバックルにカードを入れる) 一真「ウェ!?」 (後ろに総司が回り込んで、腕をつかみあげる) (バックルを一真の腰に装着・そしてクルッと。)ターンアップ! ブレイド「なんで二人とも変身させちゃって・・・。」 (ラウズアブゾーバーにQとKを入れる)エボリューションキング! Kブレイド「聞いてるー??」 (そして、変身解除させちゃって・・・!) 翔太郎・総司「はい、おやすみー!!」 一真は寝たものの、イビキが酷すぎて眠れなかったのはまた別の話。
脳内変換・×3 ○4 翌朝。 真司「ぅおい!!眠れなかったじゃんか!!」 ヒビキ「寝坊しちゃったねー。」 と、真司が指差す方には目にくまができた翔太郎と総司。 真司「翔太郎兄たちがあんな真夜中に怒鳴るからー!!」 翔太郎・総司「ごめんなさい・・・。(ある意味敗北・・・。)」 2ちゃん使うの初めてだから、こんな出来になってしまったことを申し訳ないと思います。 そして、さっきまでマジメーな感じの一真をこんなことにさせてしまったことも申し訳ないと・・・。 ちょっくらロイヤルストレートフラッシュくらってくる。
>>327-331 GJ!キングフォームって使うと眠くなるんだよなwww
そういえば8月19日はバイクの日と俳句の日だったんディスよ
人
(0w0 )
O┳O )
◎┻し━◎
という訳でココで一句
スペイダー 雷ビリビリ スペイダー いつもありがと スペイダー
人
( 0w0 )
O┳O )
◎┻し━◎
GJ!!! クラヒ面白いよなぁ…フォーゼ楽しみだ 俳句か では私も… 切り札は 自分だけだと 思ってた 今はみんなが 切り札だ
総司「おばあちゃんが言っていた・・・五七五七七は短歌で俳句は五七五だと。」 ・・・ここで一句『天の道 を往き総てを 司る』」 巧「・・・あれ?突っ込もうと思ったけど地味に字余りもなく五七五になってる!?」 猛「正確に言うと俳句には季語が含まれなければならないから川柳だな。 これを機にみんなもきちんと覚えよう、ライダーとの約束だぞ」
俳句と書かれているのに気づかなかったのは俺の責任です 俺が未熟だから…ちゃんと読まないから… この運命の切り札はお返しします……
お盆ネタGJ!映司は46話思い出してな…あと鬼が島の話好きなんだ…泣けたよ…
そしてなにより支援の流れに感動した。兄弟スレも助け合いだな。
>>327-331 ゲーム→深夜番組のコンボはあるある過ぎるw
>>327 面白かったよ!でも
>翔太郎「真司の奴、いい大会を開いてくれたもんだな。一真!」
大会?クラヒでそういう話あるの?解説キボン
いいなぁKF・・・
お盆休みの間に昼寝のしすぎで眠れないで生活習慣が詰んだ俺もそれほしい
酒飲んで寝ると朝だるいんだよ・・・orz
>>337 >>338 も言ってるが、いい大会ってのはアレだ、この間のこのスレの、『他の人の手で変身させてみよう大会』っていうネタだww
ラララコンボの回でカザリに
「ちょっと待っとけよ!!」
って言って比奈ちゃんとアンクが映司を変身させたろ?あの直後あたりの話だったはず。
>>333 一真「♪切り札は自分だけ〜…」
志村「(ヌッ)切り札?ジョーカーなら私もです」
ハジメ社長「(バッ)私もですね」
翔太郎「(スッ)ふっ…切り札ならオレを忘れちゃいけねぇな!」
一真「…そういえばいつの間にか人数増えたよなぁ…『ジョーカーの会』とか作るか、始?」
始「いらん」
感動的な短歌だったのに、猛お父さんと約束する事態になったのは、
>>332 で俳句と短歌を間違えた私の責任だ。
だが私は謝ら…ごめんな
>>333
>>338 鬼が島ネタも出てるよ。デネブのお面のお姉さんと侑斗の件。
お盆ネタを見てよぎった小ネタ。ウン十年後の話で兄弟の中でお亡くなりの人がいる話が嫌な人はごめんね オルフェノクで寿命の短いたっくんが死んじゃった後で、お盆の時期にツッコミを入れに帰ってくるたっくんを幻視したよ・・・ おや誰か見ていr
>>327 GJ!!
面白かった!プチけんかっぽいのも本当の兄弟らしくていいな!
無理やり変身大会ネタ、拾ってもらえて嬉しいww
GJ!総司編から俺の涙腺はボドボドだ!
>>323 自分も脳内で暖めてる話が…間違いなく読む人選ぶ話だけど、
新しい弟が来る前に投下したい…とだけ言っておく
ネタ読み返してたら気づいた!!自分、GJしてなかった!!
>>298-320 GJ!!
おやっさん格好いいよ…文章だけなのに、渋くて素敵なおやっさんがありありと頭に浮かんだよ…!!
「やっと…触れられた」
ってとこでもう…泣けるで!!その後も泣かせるとこがいっぱいで、今ほど独り暮らしかつ今日が休みで良かったと思ったことはないよ…!!
>>327 もGJだよ!!
散々ボドボドになった後だったから、よけいにこのバカバカしいノリ(褒めてます)が最高だったよww
ボドボドに泣いたら思いっきり笑って、それがこのスレなんだよなwwww
お盆のあとに帰りそびれた人たちを探して、送り返そうとうろつくアンノウンの皆さんが脳裏に…… だめだ、ただのホラーだ
送り返そうとするアンノウンさん達と聞いて何故かこんな光景が浮かんだ。オチは無い。 (in 近所の公園。赤い夕日が沈みカラスがカーカーと鳴く) 黒ダミ「…人の子よ。もう日が暮れましたよ。早くおうちに帰りなさい」 子供A「あっ黒ダミさんだ!」 子供B「黒ダミさんだ〜!黒ダミさんも一緒に帰ろ!ねっ」 黒ダミ「ふふ、構いませんよ」 手を繋いで歩き出す三人。そこに古ぼけたスピーカーから、懐かしいメロディが聞こえてくる。 子供A「♪〜…あ、わたしこの歌知ってる!」 子供B「僕も!」 黒ダミ「私もです。では皆で歌いましょうか…せーの」 三人「「「ギ〜ル〜ス〜♪何故不死身〜♪ギルスは川に〜♪」」」 葦原「おいちょっと待てそこの三人」
ヒビキ「おーうーちーにーかーえーろー♪」 みんな「「「「「みーんーなーでーかーえーろ♪」」」」」 全員「「「「「てく、てく、てく、てく♪ お日様おやすみまた明日♪」」」」」」」
そういやアンノウンさんは天使(?)なんだっけか 黒ダミさんの使いだもんなー
そう言えばこの会はまだなかったような気がした 良太郎「(ガシャーン)うわぁぁ使ってたコップがいきなり割れた…」 一真「(メグルメクーウンーメイー♪)あ、ゴルゴムとクライシスから『我々の仕業ではありません』ってメールが」 巧「俺のせいじゃないからな!」 士「俺には何の関係もない!」 翔太郎「俺は何の予想も裏切ってねえ!」 映司「タカちゃん、そこに『俺のせいじゃないよ』って書いたメモあるからガメルのとこに持ってって!」 真司「みんな予防線張るの早くなったなー」 鳴滝「…………」 渡「あ、窓の外で『とりあえず宿敵のせいにしてみる会』会長の鳴滝さんが寂しそうな顔してる」 士「帰れ!今すぐ解散させろそんな会!」
鳴滝wwwwwwwww 「おのれディケイドォォ!」が 恨み・妬み→役割に変わっているww
「とりあえず宿敵のせいにしてみる会」の活動風景 氷川「(ボチャーン)ああぁ手が滑って俺の携帯がドブの中に!?」 光太郎「ゴルゴムの仕業か!クライシス、許さん!!」 鳴滝「おのれディケイド!貴様のせいでこの携帯も破壊されてしまった!」 草加「君が携帯を落としたのも乾巧って奴のせいなんだ」 シュラウド「どこまで私の予想を裏切るの、左翔太郎…!」 ガメル「オーズのせいだ〜!」 氷川「あの、出来れば携帯取るの手伝ってもらえませんかって帰っちゃったし」
>>350 ちょっとその歌!不覚にも一緒に歌っちゃったじゃないww
>>351 もなごむねえ〜。
三人「「「♪ゆうや〜け こやけ〜の 赤ドレイク〜」」」
加賀美「2Pカラーってやつ?」
総司「俺のメタリックレッドにあこがれたか?」
風間「だから待ってください、そこの三人……」
>>355 光太郎おじさんが割と悪役寄りの人たちの中で違和感なく混ざっていることに違和感を覚えたww
>>356 志郎「・・・赤とんぼか」アーカーイアカーイーアカイカメンノ
シロウ「いっておきますが、私はホッパーバージョン3なので厳密に言うとトンボではありませんよ」
とんぼの話題か。 ヒビキ「ねぇ、見て!」(とんぼのコスプレを兄弟たちに見せる) 総司「これぞ・・・オニヤンマ。」 良太郎「わ、うまーい!」 渡「ホントだー。」 真司・一真「ギャハハハハハ!」(大ウケ) 巧「いや、大して面白くないけど・・・な。」
359 :
名無しより愛をこめて :2011/08/21(日) 02:48:08.53 ID:uDGJC4hX0
いいないいなヒューマンアンデッドっていいな
ブレイド「でん、でん、でんぐり返っ…ウェッ?頭が刺さって抜けない!」
クウガ「うわ〜俺も!」
アギト「俺もだ、クロスホーン閉じておけばよかった〜」
カブト「く、不覚。天の道を行く俺としたことが」
ディケイド「俺はでんぐり返りは出来たが…スリッドの隙間に土がこびり付いた。おのれ鳴滝」
キバ「鳴滝さん関係ないでしょ士」
良太郎「…とりあえず兄さんたちは、変身解除したら良いんじゃないのかな…?」
巧「ほっとけ」
うたの流れで、でんぐり返りをしようとして↓な姿勢で固まる兄弟を幻視した
__ __
\|\_\ ∠ /|/
|○| |○|
しかし
>>351 の元の曲が分からん…検索しても「もしかして:未来をかきかえろ?」とかカッコ良い結果出るし
かえるのうただよ 本編でよくヒビキ兄さんが歌ってる。 「かーえーるーのーうーたーが、きーこーえーてーくーるーよ グワ、グワ、グワ、グワ ゲロゲロゲロゲログワグワグワ」 士「未来をかきかえろか・・・だいたい分かった」 後日 巧「げっ!ファイズに変身できない!?」 一真「怪我したイテー ウェ?血が赤い?」 桜井(大)「ただいま。時の砂漠から根性で帰宅した」 映司「ご飯ウマー」 良太郎「士兄さん・・・何かした?」 士「ちょっと過去を破壊して未来をかきかえただけだ」 良太郎「Σ だめだよ!」 オーナー「困りますねぇ・・・時間の改編は」 良太郎「! びっくりした! ・・・でも士兄さん。これはよくないよ・・・」 士「」アーアーキコエナイ 後日。全員で士を説得して時間は正しい方の路線に切り替わりました ・・・こんなくだらない小ネタを投下してしまったのは私の責任だ。 だが私は謝らない。 時間の分岐的な意味で兄弟が普通の人間として生きるパラレルワールドがあってもいいと信じているからだ。
>>360 >桜井(大)「ただいま。
総司「うちの敷居をまたぎ愛理姉さんと会いたいならば」カブトゼクター
良太郎「総司兄さんらめぇぇぇぇ」
今週のオーズ見てて何スレか前にあった 良太郎やモモタロスとアンクの話を思い出した… 無茶したがりの八男が周りの人を頼れるようになれますように
>>360 あぁ〜かえるのうた!ありがとう!
いい歌詞だったもんで、新しい童謡か何かかと思ってたw
そして士wGJだwww
364 :
1/3 :2011/08/21(日) 20:37:52.29 ID:VnbXN4zd0
※今更だけど関西組なので許して、あと兄弟あんまり出ないです 暗い闇の中に満たされない強欲があった メズール(私が欲しいのは愛情なの!けれど満たされない!それにオーズに…) あずみ「あーはっはっはっはっはっ!!」 何も無い暗闇から甲高い笑い声が響いてくる 黒ダミ「もういいでしょう…」 あずみ「そうか、私に感謝すると良い!あーはっはっはっ!」 水のエル「貴様…身の程を弁えろ」 あずみ「あーはっはっはっ!」 目を見開くと美しい男女と見たことが無い怪人がいた そして消滅したはずの自分の体…といっても人間の時の体だが十分驚いた メズール「………私はっ…どうして?」 あずみ「訳が分からないと言う顔だな小娘!」 メズール「!…小娘?あなた達一体誰なの?答えなさい!」 水のエル「貴様っ」 黒ダミ「まあ、待ちなさい…彼が出てきた方が早いでしょう…入りなさい」
365 :
2/3 :2011/08/21(日) 20:39:04.08 ID:VnbXN4zd0
ガチャ 何も無い広い部屋のドアから出てきたのは見たことの無い女と見覚えのある… カザリ「やあ、久しぶりメズール」 メズール「カザリ!?あなた消滅したはずじゃ!どういう事なの!?」 カザリ「まあ、簡単に言えば…そこの神様に蘇らせてもらったんだよ」 メズール「…えっ」 メズール「…成程…そういう事だったのね…信じがたい事だけど、信じ無いわけにはいかないわね」 あずみ「そうだ!私達に感謝しろ小娘!」 城「うるさいぞ、サーペントもう少し静かにしろ」 水のエル「そういうわけだ…貴様はこれから人の子がどういう者か見届けるがいい」 黒ダミ「それでは私達は行きましょうか」 何事も無かったかのように消える神と神の御使い あずみ「私も帰るとするか、小娘!後でまた面倒みてやろう!あーはっはっはっ!」 城「では私も…カザリ、これを受け取れ」 カザリ「…いつもどうも」 城「ああ、何かあったら言うと良い…ではな」 あっさりと帰って行く始祖達
366 :
3/3 :2011/08/21(日) 20:40:18.10 ID:VnbXN4zd0
そして何もない部屋に残された強欲達 メズール「………………」 カザリ「まあ、そういう事だからさ」 メズール「………あなたは今何処で何をしているの?」 カザリ「前に居たバーとオーズの家の所に行ったり来たりして…料理の飾り付けとか手伝わされてるよ」 メズール「あなたが?…ふふっ、消滅する前までは考えられないわね」 カザリ「まあね…それより、城…さんからおにぎり貰ったんだけど…食べる?」 メズール「おにぎり…美味しいの、それ?…というか私達は…」 メズールの疑問にカザリは消滅前に見たあの憎たらしい笑みではなく不思議な笑みを見せながら言った カザリ「…美味しいかなって…感じ始めたかもしれないね…」
367 :
おまけ :2011/08/21(日) 20:41:27.53 ID:VnbXN4zd0
ライダーハウス 翔太郎「ウミヘビって爬虫類だろ?なんか違わねえか?」 フィリップ「魚類ウナギ目ウミヘビ科もいるからね」 士「細かいことはいいんだよ、それに水のエルも協力したらしいしな」 翔一「今日のおやつはトマトゼリーだよ〜」 ロストアンク「僕の色と一緒だ」 映司「じゃあおやつにしようか」
GJ! この法則だと、ガメルを救済するのは「めんどくせーな」の象さんですか?
エレファントアンデッド「・・・ん?なんだお前」 ガメル「メズール・・・?どこ・・・?ん?」 エレファントアンデッド「こっちみんな、面倒はごめんだ」スタスタ ガメル「まってー。メズール知らない?」トコトコ エレ(無視)「そういえば・・・久しぶりに一真たちの所に遊びに行くか」 こうやって誘導されますか分かります エレファントさんってデビキさんみたいだ
ライダー家のど真中でベタベタするガメル&メズールを想像したらなんかシュールになったww そういえばW最終回直後の頃にちょうど今頃の時期(フィリップ復活と合わせて)を舞台にした作品があったよね このスレだと既に復活済みなのが基本だけど、もし未復活だったら来週はフィリップ&映司&アンクの帰還大祝賀会! で家が全壊しかねない勢いで大喜びする兄弟が見られるような最終回になったらいいな… …いや、「Wだって大丈夫だったしきっとオーズも大丈夫!」と必死に自分に言い聞かせてる最中でさ
俺→の→コ→ア→だ完成でハイパータジャドルチャンス(7)
1:名無しより欲望を込めて [] 2011/01/30(日) 08:30:12 ID:AnkhIcesk
見つけた…
俺
2:名無しより欲望を込めて [sage] 2011/01/30(木) 08:33:48 ID:kaZariCat
>>1 消滅しろ
3:名無しより欲望を込めて [sage] 2011/01/30(木) 08:35:22 ID:UvaSanmAr
>>1 消滅しろ
4:名無しより欲望を込めて [sage] 2011/01/30(木) 08:40:51 ID:gAmeokasI
2げっと〜
5:名無しより欲望を込めて [sage] 2011/01/30(木) 08:41:38 ID:syaChiMam
>>1 \ ⊂[J( 'ー`)し
\/ (⌒マ´
(⌒ヽrヘJつ
> _)、
し' \_) ヽヾ\
丶_n.__
https://www.hellowork.go.jp/  ̄ (⌒
⌒Y⌒
6:名無しより欲望を込めて [] 2011/01/30(日) 08:47:13 ID:AnkhIcesk
>>2-5 うんざりなんだよ…お前らグリードには!!
7 停止しました。。。:停止<> ID:MakYaMero
∠ ̄\ ● ∴〜● ∴〜●
〜|/゚U゚|∩
/` y 丿
∪( ヽ/ *良き終末を。。。でござる*
ノ>ノ
UU
http://ninja.2ch.net/ ヒビキ「アンちゃーん、ちょっと掃除機が動かないんだけど見てくんない?」
アンク「知るか!他の奴にでも聞いてろ!!」
ヒビキ「映ちゃーん、何かアンちゃんの機嫌やたら悪いんだけどどうかした?」
映司「え、何だろう…アンクー?」
>>370 良太郎「これいるかな・・・モモタロスにもらってきたけど・・・」
つ【俺、参上!の看板】
アンク「馬鹿か」
最近CS放送で、「劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」を(初めて)見た。 いやぁ・・・賀集さんと要さん出たときは驚いたな・・・。 ということでそのことに関しての小ネタ。ちょっとオリジナル入ってる。 真司「んー。」 翔一「どうしたの、真司兄さん。」 真司「いや・・・、翔一を見ると似たような人に会ったことがあるような気がしてな。」 翔一「へぇ!そっくりさん?すごいなぁー!どんな人?どこであったの?」 真司「うん。タイの料理店で・・・。」 翔一「へぇ、そっくりさんも料理店で働いてたんだっ。気が合いそうだな。」 真司「うん、きっと合うよ!翔一まんまだったしなぁ。」(携帯の着信音) 真司「あ、編集長からだ。じゃ、席開けるな。ハイ、もしもしー?」 総司「なぁ、翔一。「あれは僕だ」って言わなくてよかったのか?」 翔一「うん・・・。そんなこと言っちゃったら、初めて真司兄さん見つけた時の 喜びっていうの忘れちゃうでしょ?」 総司「そうだな・・・。さぁ、夕飯の準備だ。」 翔一「そういえば、可愛い女の子と一緒にいたね。「お幸せに」か。 クスッ。お似合いだったな〜。」
>>373 のおまけと思ってください。
氷川「ぬー・・・。」
翔一「あ、氷川さん!どうしたんですか、そんな難しい顔して。」
氷川「いえ・・・。昔、津上さんのご兄弟の真司さんを見ると・・・昔のこと思い出すんですよ。」
翔一「へぇ!何があったんですか?」
氷川「・・・お好み焼き店に、皆で行った時の話なんですが・・・。なんかいきなり横から海苔飛んできて。
慌てて走ってきたのが、真司さんにそっくりな人と女の人だったんですよ。
なんかすごく丁寧で、海苔まみれになった服を綺麗にしてくれて。なんかすっごくいいチームワークでした。」
翔一「へぇ!真司兄さんにそっくりな人もいたんだー。」
氷川「おっと、そろそろ時間だ。行ってきます。」
総司「真司兄さんのくりそつであろうとも、海苔を他人にぶちまける?許せる訳がない!
夕飯は抜きだ!」
翔一「えー!それは関係ないんじゃ・・・。」
総司「真司兄さん、ということで抜きだ。」
真司「んな!!そんな・・・とばっちりじゃんか!!・・・んでも、話と似たことしたことがあるような?」
書き込みが少ないように感じるのは地方差があるからかな
>>371 酷い流れw(誉め言葉)
メズール様キツイぜ!
>>373-374 懐かしいな…自分もリアルタイム組じゃないけど
最近は普通にバトンタッチだけどカメオ出演も楽しいよなあ
全49話と思ってたら次が最終回…展開もあいまってちょっと愕然としている自分…
兄弟たちも落ち着かないだろうな。最終回は映司にちなんで全員パン一正座待機とか
くだらないことを考えて気を紛らわしているよ
>>370 でちょっと思いついた
手塚「城戸、来週お前の弟の事に決着がつくぞ」
真司「おーやっぱりか!」
手塚「それと…お前達家族の大事なものが戻ってくるぞ…俺の占いは当たる」
真司「俺達の大事なもの…」
手塚「ああ、それは」
真司「ストップ!その大事なものに心当たりあるけど言わなくていい」
手塚「?」
真司「絶対帰って来るって信じてるからな!あの時から!」
手塚「そうか…余計なことをしたな…すまない」
真司「良いって別に!それに来週のパーティ来てくれるんだろ?」
手塚「…ああ、そうだな」
来週オーズ最終回だし初めの頃が懐かしくなって21スレ目見てたら 良太郎がアンクに自分から映司を助けたくなる時がくるって言うネタがあってさ 当時はそうなる日が来たら良いなーって暢気に思ってた けど実際はツンツンのアンクがデレるのって死亡フラグ立たせるのに直結で アンクがそう思うようになった事が本当に良かった事なのかどうか分からなくなった 本編がシリアス全開でハラハラするのをこのスレ覗いて和ませてもらってる 何か長くてごめん とにかく兄弟スレありがとうって言いたかったんだ
>>378 そのアンクのデレを誘発したのが映司の渾身のデレという命がけツンデレ合戦
いやごめんこのくらいに言わないともたなry
再来週にはみんな呑気に笑って新兄弟の歓迎会してるといいなあ
>>377 喧嘩に負けた上に彼は川に落ちなかった…あれは葦原さんじゃない!ただのそっくりさんだー!
という説を推すギルス好きの俺参上
何気に翔一くんは龍騎本編にも出てたな
そう思うとアギトと龍騎の繋がりが妙に強いんだな。ミラクルワールドとかw 最近(電キバから?)になってムービー大戦,新ライダーお披露目で前後のライダーは繋がりが、出来てきたこそ初期では珍しい。 前にも話題になったがマジで最初からムービー大戦があったらカオスだっただろうな…
>>380 北岡先生の事務所のTVに一瞬映ったアレかwww
>>381 『仮面ライダー×仮面ライダー剣&555 MOVIE大戦 2004!』
啓太郎「たたたたたたっくん!アンデッドが!」
一真「たっくん、大変なんだ!橘さんがスマートブレインに誘拐されて…」
広瀬「それより剣崎くん、大変よ!アンデッドサーチャーに反応しない怪物が街で暴れてるわ!」
志村「あの怪物はオルフェノクか。白いからアルビノローチかと思って放置してました」
始「あの子に…手を出すな!」
草加「どれもこれも乾巧ってやつの仕業なんだよ…」
木場「何だって!?それは本当かい!?…ファイズゥゥゥぅ!!!」
睦月「…俺もう戦いたくないですよー!何なんですかあの人たち!」
巧「知るか!クソ、次から次へと…」
ツッコミ不足で巧の堪忍袋も絶体絶命だ!
しかしその時、歴代の平成ライダー達が助けに来てくれたぞ!
クウガ「ライダーは助け合いでしょ!笑顔笑顔!」
アギト「そうそう!でも皆さん大変そうですね、これがホントの『ムービー大変!』なんちゃって」
龍騎「たっく〜ん、お兄ちゃん達が来たからにはもう安心だぞ!」
巧「…歴代ライダーって三人だけかよ!あと雄介兄、それ映司兄のセリフだろ!翔一兄はシャレ言ってる場合か!あとたっくん言うな!」
橘さん「三人か…しかし剣崎の弟。この三人は戦闘力のスペックで言えば申し分ない助っ人だぞ?」
巧「いきなり現れて何言ってんだあんたは!」
一真「橘さん、無事だったんですね!誘拐されたって聞いて心配してましたよ!」
橘さん「誘拐?俺は勧誘されただけだぞ、剣崎。断って来たがな」
一真「勧誘?何にです」
橘さん「ラッキークローバーとかいう会だ。四つ葉のクローバー探しをする会だと聞いていたんだが…」
巧「違ぇ…全然違ぇ。何やってんだスマートブレインは!」
真理「ちょっとは落ち着きなよ巧」
この後、敵を皆で退治したそうです
GJ つか橘さんwwww >四つ葉のクローバー探しをする会
もはや橘さん≒中の人だなオイwww え?中の人などいない?あれ珍しいな赤いカブトムシg
剣と555ってまたハッピーエンドが見えてこない組み合わせなw それでもお兄ちゃん達なら…お兄ちゃん達ならきっと何とかしてくれる…!
>>382 一真の中の人曰く、当時実際に555と剣でコラボした映像を撮影したらしいな。
その映像、剣メンバーでは一真しか持ってないとか。どんなものか見てみたい…
>>384 何言ってるんだ、橘朔也さんを演じる天野浩成さんを演じる橘朔也さんじゃないkうわ何をするやめr(ry
ムービー大変2001は、 RX「俺は太陽の子!仮面ライダーブラッ!アーッエッ!雄介と翔一ふたりじゃ大変だろうと思ってな、助っ人に来たぞ!」 ってな感じで光太郎おじさんが颯爽と現れるんだろうな と、思ったけどあの人来たらもう全部あいつ一人で良いんじゃないかな状態に…ってうわ何をするやめr
>>387 V3「全く、光太郎は自重を知らないからな・・・もう少し甥っ子たちを立てることを覚えてもらわなければな」
ストロンガー「そうっすね(棒)」←TV最終回のいいシーンでなぜかV3OP曲(志郎おじさんソロver)を流された人
スカイ「さすが志郎兄さんはいいこと言うなぁ(棒)」←TV本編で一話丸ごとV3にジャックされた人
ZX「・・・・」←TVスペシャルでV3がリーダーっぽく振る舞うせいで若干影が薄かった人
389 :
名無しより愛をこめて :2011/08/23(火) 17:15:51.49 ID:vS3wc4Bu0
ダブルライダーキックで半壊しても再生するzxはいいのか
390 :
名無しより愛をこめて :2011/08/23(火) 17:30:40.07 ID:ZSjZIKAd0
こんなときドラスが攻めてきた、誰か続けて(*×*)⊂→
勝「俺達は華麗にスルーされたな」 耕司「まあ仕方ないさ」 真「せっかく雄介のピンチに駆け付け名乗りを上げようと思ったんだが」 勝&耕司「「それはやめて下さい」」 真「お前達……」
(´・ω・`) ○ (´・ω・`) 。 O ○ 。 。 (´・ω・`) ○ 。 しょ〜ぼんだ〜ま〜 ∧_∧ 。 o ○ ( 0倡0)y━o (´・ω・`) ( つ□ノ し' し'
そういえばV3は1号2号を差し置いてスカイの特訓の時もやたら目立ってたな
やっぱりV3だからしかたがないのか
>>391 シンさんが来たらグロンギに間違えr
『仮面ライダー×仮面ライダー龍騎&アギトMOVIE大戦2002!』 賽は投げられた…神々と仮面ライダー達の戦いが、いま始まる! 「人は人のままであれば良いのです…」 「馬鹿言うな!人間はみんなライダーなんだよ!」 そしてアンノウンに命を狙われる神崎…!! 「匿え…匿え!」 「お兄ちゃん…!そんな、どうしてお兄ちゃんがこんな目に…!」 「おい神崎、目を開けろよ、神崎ぃー!」 「…これは立派な傷害事件だ。優衣、裁判を起こしてアンノウンから慰謝料をぶん取るぞ」 「…ライダー裁判?」 意を決し、神々と法廷で争うライダー達! …しかしあまりにも神々は強大だった!あいつら基本的に不可能犯罪で証拠なんか出てきやしねぇ!だがその時、あの悪徳弁護士が立ち上がった! 「…異議あり!裁判官、証人の召還を要求します」 「証人?誰です?」 逆光の中から現れたその姿は…! 「アギト…!!」 「神崎さんは最期の力を振り絞って、俺の家の台所に暗号化したメッセージを残していました…これが本当の、ダイニングメッセージ!(ドドン!)」 翔一の証言によって混乱の渦に巻き込まれる法廷! MOVIE大戦2002、今年は戦闘シーン少な目でお送りしております!雄介兄さんは旅に出ました! ♪♪♪ 同時上映『ぼるきゃんアニメ♪』須藤さんとボルキャンサーの、ほのグロな日常風景。(友情出演:男性刑事の会の皆さん) ボル「(おなかすいたー、きょうのごはんは手巻きのおっすしー)」 北條「うっ、うわ゙あ゙ぁぁ!またあなたですか!?」 氷川「ああっ!二頭身キャラにデフォルメされた北條さんが、同じく二頭身になったボルキャンサーに襲われています!」 須藤「うーん、パッと見ほのぼのしてて、じゃれあってるようにしか見えませんね。これは放映倫理とボルキャンサーの食欲という二律背反の難題を同時に解決する素晴らしい手段です。 アニメ化を発案したのは私ですが、自分で自分が恐ろしくなりますね」 北條「そこの二人!話してないで助けて下さ…うわーっ!」 小沢「仕方がないわねー…照井警視、お願いするわ」 照井「分かった。<アクセル!>変ッ…(うちも今日の晩御飯は手巻きにするか。後で所長に連絡して好きな刺身のネタを聞かなければな)……身!」 尾室「…今、何か微妙に溜めが長かった気がするんですけど」 小沢「気のせいよ」 ※北條さんは無事です
(゚д゚) ( ゚д゚)・・・ (゚д゚) (゚д゚)<GJ!
ぬおお!良作ラッシュでGJ追いつかねえ! んで、亀なんだが、お盆の一幕。 賑やかな屋台通りの一角、出張花鶏の傍らに人垣が出来ている。 手塚「安心して進め。油断しなければ問題は無い。 …俺の占いは当たる」 手塚「何?全てが自分たちのせいにされる? あらかじめ自分たちは関わり無いと明言しろ」 手塚「ゴーカイに出演できるか? …、それは俺より東映に聞け」
何やら人生相談の様相を呈してきているが、 ひっきりなしに客がやって来ていた。 しばらく忙しく相対していたが、 ふっと、客が途切れた時だった。 彼に声をかけられたのは。 真司「よっ!お疲れさん!」 龍騎ブランク体のお面を被って顔を隠していたが、 間違いなく友人である城戸真司だった。
手塚「城戸か。パトロールは良いのか」 真司「大丈夫。今交代してきた所だからさ」 そう言いながら、真司が飲み物を渡す。 手塚「すまんな」 真司「良いって…。なあ、手塚」 手塚「どうした?」 真司「楽しいよな、こういう皆が集まってる場所ってさ」 手塚「そうだな。集まって来るのは生者だけとは限らんがな…」 真司「おいおい、脅かすなよ!?」 手塚「お前のように、な」 真司「……、気付いてたのか」 手塚「お前とはさっき会ったばかりでな。 特ダネを得る為のヒントを聞いて行ったよ」 真司「ハハ…我が事ながらお恥ずかしい」 手塚「だが、ヒントだけというのが又お前らしい」 真司「ハハハ…。良い所だな、ここ。 それに、俺の兄弟って人たちも」 手塚「ああ。彼らも仮面ライダーだ。 皆、様々な戦いを経てここにいる」 真司「そっか…。あの戦いは無駄じゃなかったんだな…」 そう言って彼は笑った。とても、とても嬉しそうに。真司「じゃあ、俺行くわ!」 手塚「もう良いのか?」 真司「ああ!!元気でな」 手塚「お前も…というのは可笑しいか」 真司「ははっ。じゃあな」 そう言って歩き出した彼はやがて人ごみの中に消えて行った。 手塚「繰り返された日々の先、 お前たちが戦い続けた時の先に、『今』がある…。 無駄なんかであるはずが無いさ」 戦いの中、繰り返しの時の中に消えて行った、 多くの戦士達を想い、 手塚は静かに呟いたのだった。 暫くぶりに書いたら…orz 忍法帖って何?新手の規制?
一連のMOVIE大戦ネタGJwww
ボルかわいいよボルw
あと真さんは乙w
>>396-398 GJ〜!
泣けるでぇ…!そうだよな、こういう解釈もアリだよなぁ…!
あと転載乙です!
忍法帖はレベル上がれば快適だよー…と。何か最近この板にも導入されたみたいだね
古い携帯ならべっかんこ使うと快適
さっきオーズ見たんだ。もう最終回か・・・。おもしろかったな。 ということで書き込んでいきます。 ※暴走について語り合う兄弟 ※フィリップは兄弟設定 ※嫌いな人はスルーで ※映司は参加しません 火曜日のオーズを見た兄弟たち。沈黙が流れます。 士「映司兄さん・・・。」 真司「んっ・・・、なんつぅか・・・やっぱ苦労してたんだ。」 雄介「・・・ほら、へこんじゃダメだよ!映司はきっと自分の物語を終わらしてくる。」 士「そうだな・・・。俺たち兄弟でも他人の物語には手を出せない。自分の物語は自分で終わらす。 俺たちもそうやってしてきた。無事を祈るんだ。」 すると真司が手を挙げて・・・ 真司「なぁ。空気ぶち壊しで悪いんだけど・・・。」 総司「なんだ真司兄さん。」 真司「暴走したらどんな感じなんだろ?」 雄介「えーっと。」 翔一「そうだなぁ。」 一真「・・・うぇ。」 総司「・・・ぬ。」 渡「・・・(笑ってごまかす)」 フィリップ「興味深い!真司兄さん、暴走に興味を持つなんて!」 ヒビキ「でも、それ・・・一回聞きたかったかもしれないね!」 良太郎「うん・・・ごめん。気になるよ。」 巧「・・・そんなもん・・・。・・・んでも・・・気になる。」 翔太郎「確かに・・・!悔しい!ツッコミ組がツッコめないだと!!おのれー、ディケイド!!」 士「なんで俺のせいなんだぁ!!」
一真「よし、簡単に例えよう!訳が分からなくなる!」 フィリップ「そうさ。我を失うんだ。」 真司「えぇー!ヤバイなぁー。でも話を聞いただけじゃなぁー。」 総司「真司兄さん、考えていることは大体分かった。やめておくんだ。 かーなーり危険だ。」 士「総司兄さん・・・まで・・・。だいたい分かったを使うとは!」 良太郎「総司兄さんも変わったね・・・。」 総司「まあ・・・、古の力、どこぞの神様やらに授かった力とか・・・組織が作ったシステム・・・ そんなんが暴走しやすいんだろう。」 雄介「そうだね。」 ヒビキ「結論!上記のとおりです!」 おまけ その日の夕方・・・。 真司「我を失う・・・。ぬーむ、やっぱ普通の人間じゃ味わえない感じだなっ。」 一真の方を振り向く 一真「・・・うぇ!!ま、まあ・・・そうなっちゃうかな?あの時点で俺もう半分ジョーカーだったと思うし。」 真司「普通の人間かー。俺は・・・まだ幸せ者だったのかな・・・。」
│M0)つ│<スパーン! ∧ 話は聞かせてもらったぞ剣崎の兄! ( 0M0 )<もずく風呂に入れ!
万が一くらいでウヴァさん生き残りそうだけど、そうなったら黒ダミさんに人間化蘇生してもらえなくてこのスレ的には逆にババ引く羽目になるのか?
それはババを引くんじゃない お い し い ん だ それにそうなったとしてもなるようになってしまうのがこのスレの良いところ
>>400-
>>401 至極どうでもいいが火曜日のOOO観たということはすなわちライダー家は関西エリアということになる…
つまりこういうことだったんだな!!
〜二週間前〜
真司「最終回目前のこのタイミングで甲子園放送でライダーが観れない!!おのれディケイドォォオ」
士「確かにディケイドが半年放送だったおかげでそれ以降は番組ラストスパートに甲子園放送がぶち当たるパターンが出来上がってしまったな。大体わかった。ライダーの放送リズムも俺が破壊したということか。」
総司「おばあちゃんが言っていた…甲子園は全国の球児たちの汗と努力そして涙と青春が染み込んだ神聖なる場所だ。だから甲子園に罪はない。だがしかし中継は国営放送に任せておけば良いものを…ギリッ」
士「とりあえず次は放送局を破壊すべきか」
良太郎「2人とも落ち着いてぇぇ!」
な感じで阿鼻叫喚な嵐だったわけか。
なんか知らんが胸アツだ…
冗談はさておき良作ラッシュにみんなGJ!!
OOOも良きラストを迎えることを!
>>403 まあ昭和の時代にもいろんな事情で生き残っちゃったデッドライオンさんみたいな怪人もいるし、問題ないんじゃないかな
>>400 翔一「暴走、かぁ…」
葦原「何を考えこんでるんだ津上」
翔一「あ、氷川さん葦原さんこんにちはー。実はかくかくしかじかで…」
氷川「暴走ですか…そう言えば津上さんが初対面の時にいきなり攻撃してきたのって…」
翔一「あははー、あれはまだ慣れてなくて意識飛んでたというか…忘れてください(ごまかし笑い)
あ、でも葦原さんも結構色々」
葦原「別に暴走したつもりはない。
むしろ氷川。お前の上司は常に暴走しているだろう」
翔一「あ、不器用さも暴走してますよね^^」
氷川「い、いやその、2人ともなにいってるんですかっ」
>>407 北條「ふふふ……私はまだ忘れていませんからね氷川さん」
二号家だと出来たてのG3-XがV1をボコボコにしたのと、始がジョーカーの本能を抑えられなかった時くらいか
意志に反して暴走したのは
ガタックの赤い靴は不発だったはずだし
アギト勢の暴走率すごいなw
G4やG電王とかのあれも暴走に入るのだろうか
G4は間違いなく暴走じゃないか G電王は…電王でいうモモタロスが暴れてただけだからな……
G4は反動が半端じゃなかったのと、それで装着員が死んでも勝手に動くのがやばいんだけど 装着員の意に反して動くわけじゃないからなあ ひとくちに暴走といっても、変身する人の意に反して動く暴走(例:赤い靴)と 変身する人の意志が力に浸食される暴走(例:ドーパント)と、力を得てブレーキがきかなくなる暴走(例:木野さん) あと、変身とは関係なく迷惑をかけちゃうやんちゃさん(例:地獄兄弟)なんかがあるんだよな
暴走して妖怪ボタンむしりになっちゃう名護さんも変身とは関係なく迷惑をかけちゃうやんちゃさんかな
元祖暴走キャラといえば丈二おじさんだよな
そうだな。なぜか丈二おじさんだけディケイド客演時にアンチエイジングしてたのも、暴走の結果なんだろうな
丈二「兄さんや弟たちは若いままなのに僕だけ年を取った姿というのは・・・よし、アンチエイジングの研究を!」 数日後 丈二?「おはようみんな(GACKT声)」 全員「そんな・・・声まで変わって・・・」 ちなみに効果は3日できれました (※丈二おじさんは改造されてない説に倣っております)
>>416 昔のTBCのCMですね、わかりますwww
変身(装着)する人の意に反して… 翔一、氷川、葦原、雪菜、(番外)芦河ショウイチ 変身(装着)する人の意志が浸食… G4 ブレーキが効かなくなる 木野、真魚の父 変身関係なく日常的に暴走なやんちゃさん 北條、小沢女史、ある意味黒ダミ そうか、アギト勢はメインキャラほとんど暴走経験者か
>>418 その点、尾室くんはさすが究極の凡人と言わざるを得ない
あとはオルフェノクの素質がないと凶暴化しちゃうデルタとか、 敵を倒そうとする心が強すぎると魔化魍になっちゃう鬼とか
Dr.真木って、姉が嫁に行くのが寂しくてあぁなったんだよな・・・ 日曜に「よき終わり」が来たら、 良太郎やフィリップや翔一で、 「妙齢の姉をもつ弟の会」でも作ってゆっくり慰めてやれ
>>421 シスコンの中で、姉会と妹会があるんだな
妹会の場合、会長は総司なんだけど、きっと名誉会長としてその上に志郎叔父さんが君臨してるんだ
そうなると雄介と総司と士と神崎での 「世界一可愛すぎる妹を持つ兄の会」と全面対決の様相に…
待て、その会には照井も入っていいと思うんだ
>>422 名誉会長は志郎おじさんか・・・微笑ましいけど少し切なくなるな・・・
洋「俺にも妹がいた気がしたが、そんなことはなかったぜ!」
※洋おじさんは1話のころは事故で死んだ妹がいた設定でしたが、いろんな都合でなかったことになりました
照井は志郎叔父さんと父よ母よ妹よの会だよ
本編準拠だと切ない会だけどこのスレだとただのファミコンだね
厳密に分類するなら総司も入るなその会
父母はともかく、妹ならシロウさんも入るのか?
「妹会」「姉会」の対立を経て、大議論とすったもんだの末に「ファミコン会」が設立されるが、 『みんなでファミコンゲームを楽しむ会』だと勘違いしたまま入会させられてしまう芝浦 芝浦「何?俺も親父の自慢話とかすれば良いワケ?え〜、ゲームしようよ、せっかくカセット持ってきたのにさ」 浅倉「(ファミコン会の設立の時に)近くにいた、お前が悪い…」 ヒビキ「おっ、ふぁみこん?懐かしいねー」 真司「ほんと懐かしいなー、芝浦ちょっと見せてくれよ…おおおスゲー!これ『仮面ライダー倶楽部』じゃん!」 一真「真司兄さん、こっちには『仮面ライダーSD/グランショッカーの野望』まであるぞ!」 士「…だいたい分かった。FC世代…だな」
保管庫見てみたけど24スレ目はまだ入ってないのか…
>>430 猛「ライダー単体のゲームではないが、FCやSFCならコンパチシリーズもおすすめだ」
良「グレイトバトルシリーズだと光太郎や勝君、あと耕司君あたりがよく出てきたな」
茂「あの当時はお前らが最新ライダーだったからなぁ・・・初期と最新の真ん中に挟まれた俺たちはなかなか出番がなかった」
光太郎「そんな茂兄さんにはヒーロー戦記をお勧めするぜ!」
洋「光太郎、いくらその話だからって性格までゲームに近づけることはないよ」
一也「確かにあの時代に1号からRXをあそこまでそろえたゲームってないけどね」
敬介(洋と丈二兄さんの存在が全くなかったのと一也が名前しか出てこなかったことは触れないでおこう・・・)
志郎「中の人ネタも満載でなかなか楽しめるゲームだな」
光太郎「というわけでライジェネやクラヒもいいけど、ヒーロー戦記もよろしく!」
隼人「ただし、ガイアセイバーズはやめておけ」
アマゾン「・・・・(しょんぼり)」
スーファミ系でライダーゲーというと真っ先にヒーロー戦記が思い浮かぶ俺
433 :
名無しより愛をこめて :2011/08/25(木) 22:57:46.03 ID:khjofA8F0
>>405 亀レスですまないが放映局が"らいよんちゃん"のまんまだったら
放送局を破壊しなくても済むな。
>>432 ????「光太郎、この世界のお前は頼もしい親族に恵まれているようだな…」
?????「フフフ…俺の主演作の扱いが…orz」
アカレッド「帰るぞ」
天王路「うむ」
今更だがショウイチさんも暴走の結果隠れてたんだよな
>>434 平行世界の旅人さんと平行世界の番人さんは自分の世界に帰れww
志郎?「フフフの人、あんたが悲しむことなんてないぜ。
一文字さんがおすすめしてないのは某俺の名はマーk(ryの初出演作品であって
宇宙刑事・光の巨人・人造人間・機動戦士・・・そして日本一の男が一堂に会するスーパーヒーローな作戦のゲームではないからな」
猛「うむ、そちらには俺たちは出演していないしな」
ネタがわからん人がいたらごめんね
>>435 流石ショウイチさん。アギトの全体的に暴走する感じを引き継いでるなww
>>436 ガイアセイb(ry
あのゲームのあまりのエンカウント率と、モブたちからの罵詈雑言に泣いたあの冬の日…
しかし現代でガイアセイバーっぽいゲーム(ガンダム+ウルトラマン+仮面ライダーキャラ勢揃い)を制作したら、
ボリュームとパワーバランスが大変なことになりそうだな…と思いつつ、士がディケイドッヂで無双してくれるんじゃないかと期待している俺がいるwww
>>438 オールライダー&オールガンダム&オールウルトラマンとか、ラスボスフルボッコってレベルじゃねーぞ!ww
そんな感じでゲームのこと考えてたら浮かんだネタ
志郎おじさんと丈二おじさんは同い年なのでため口きいてるという勝手な設定
志郎「・・・」
丈二「何してるんだ?」
志郎「いや、ちょっと企画書を書いていた」
丈二「何々・・・『スーパーヒーロー大戦』?どこかで聞いたような名前だな」
志郎「最近過去のヒーローたちがテレビやカードゲームに登場して、今の子供にも人気になっているだろう?」
丈二「ああ、レッド一族のお宅なんて今まさにそんな感じで盛り上がってるね」
志郎「その子供人気を機にコンパチヒーローシリーズの復活を図ってはどうかとバン○ムに企画を出してみようと思ってな」
丈二「それはいい考えだね・・・で、参加するメンバーは考えたのかい?」
志郎「ああ、一応こんな感じになったんだが・・・」
参戦作品
・仮面ライダーV3
・劇場版仮面ライダーV3対デストロン怪人
・秘密戦隊ゴレンジャー
・ジャッカー電撃隊
・劇場版ジャッカー電撃隊vsゴレンジャー
・快傑ズバット
・宇宙刑事ギャバン
・特警ウインスペクター
・特救指令ソルブレイン
・特捜エクシードラフト
・超力戦隊オーレンジャー
・百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊
・ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦
丈二「・・・・」
志郎「どうだ?古い作品から最新の作品、それにメタルヒーローや戦隊まで幅広くそろえてみたんだが」
丈二「これは、偏りが、ある、ね」
志郎「偏り・・・そうだな、確かに仮面ライダーからの参加作品が少なかったな。
それだったらX、ストロンガー、スカイ、ZX、RX、それに劇場版スーパー1も入れるか。
新しいものも入れた方がいいな・・・THE FIRSTシリーズもいいかもしれん、あとはオールライダー系の映画も入r」
丈二「志郎」
志郎「なんだ?」
丈二「・・・・企画、通るといいね」
志郎「ああ、そうだな」
楽しそうだなお父さん世代www
あとだれか
>>413 のメ欄に気づいてやれよww
ハァッピィバァースデェェイ!!
*あまり、というかほとんど兄弟出てこないです 「それ、面白そうだね。僕にも見せてよ。」 「・・・うー。お前、誰」 「僕?僕は・・・・名前を聞く時は自分から名乗るのが礼儀だって、琢磨君が言ってたよ」 「そうなの?俺、ガメル!お前は?」 「僕は北崎だよ。」 「キタザキ。キタザキは何で、俺に話しかけた?」 「君の持ってるソレ、とっても面白そうだったから。それ、楽しい?」 「これ?うん、面白い!メズールが僕にくれた!だからもっともっと面白い!」 「メズール?」 「メズールは、とっても綺麗!優しい!俺、メズール好き!メズールは俺の、俺の・・?・・俺の仲間!」 「ふーん、そうなんだ。」 「キタザキ、触る?」 「・・・・いやいいよ。」 「なんで?メズール、言ってた。楽しいものは、共有するともっと楽しいって」 「僕は・・・僕が触ると、なんでも砂になっちゃうんだ。だから、触れない。ガメルの大切なもの、触れないよ」 「大丈夫!これと同じの、まだある!それに、きっと、これは砂にならない」 「なんで言いきれるんだい?」 「俺も、触ったものメダルにできる!でも、コウガミ、触ってもメダルにならないの作った。だからきっと、キタザキも大丈夫!」 「本当?(恐る恐る)わぁ、砂にならない・・!」 「ね、俺、言った通り!キタザキ、楽しい?」 「うん、楽しいよ。」 「本当は、もっと楽しいこと知ってる。ヤミー作れば、もっと楽しい。でも、それは、メズールが駄目って。」
「ガメルー。帰るわよー。」 「あっメズール!ごめん、キタザキ、俺、帰る。」 「あら。こんにちは坊や。ガメルと遊んでくれたのかしら。ありがとう」 「あなたが、メズール。ガメルが、あなたのこと綺麗で大好きだって言ってましたよ。では、僕もこれで。」 「うん、俺、メズール好き!キタザキ、バイバイ。」 「・・・まぁ、ありがとう。北崎って言うのね、坊や。また良かったら、ガメルとあげて。」 「何かあったの?何か嬉しそうじゃない北崎君。」 「今日、僕と似たような能力を持った子と遊んだんだ。その子が持っていたオモチャ、僕が触れても砂にならなかったんだよ。冴子さん、飲み物頂戴」 「はい(飲み物)あら珍しいわね。それに、砂にならない玩具があるなんてねぇ。楽しかった?」 「うん、そんなに凄いことしたわけじゃないんだ。けど、なんだかすごく楽しかったよ。砂にならないオモチャなんてね。」 「それはきっと、オモチャのことだけでなくって、友達と一緒だったからだと思うわよ。」 「友達?僕と、ガメル?」 「そうよ。きっと、貴方達は友達になったのよ。」 「ふーん。(そういや。ヤミーって何なんだろう)」 この後、たっくんと映司はメズールさんと冴子さん、二人のお姉さんにありがとうと感謝されるのでした。 どことなく、ガメルのメダル化が北崎君の砂化と被って思えたので、思いつきで書いたら思いのほか長くなってしまった上 あまり兄弟絡んでなくて申し訳ない。口調とかも違和感あったら申し訳ないです。 きっとガメルが触っても何ともないものは北崎君が触ってもなんともないはず。 鴻上会長なら作ってくれそう。鴻上会長が無理でもZECT(以下略)ならきっと作ってくれるはず。 そして、全ての戦いが終わり冴子さんたちも好戦的でなく丸くなってるはず。
GJ! すごく暖かくなった!北崎のやろう、いいとこあるジャマイカ。 でも、よく考えると北崎もかわいそうだなとしんみり思う。
GJありがとうございます 今思った気付いたんだけど、また良かったらガメルとあげて→ガメルと遊んであげて だorz脳内変換お願いします
俺からも、GJ! 頼んだぞ、ZECT(以下略 ww
>>441-442 GJ!良いほんわかだったぜ…
>>413 気付かんかったwwwすまんw
そして誕生日おめでとう!『ガチで探せ!君だけのライダー48』によると、乙女座のキミは仮面ライダー一号/ZX/ZO/キバだ!
あのネットムービー、手塚の占い本と比べると信憑性も何もあったもんじゃなかったけど、結構楽しかったぜw
※この暖かい流れをロイヤルストレートフラッシュ。 ※駄文 ※フィリップも兄弟設定 ※中の人ネタちょっと入ってる ※響鬼見てないんだ。ゴメン、ヒビキ。 ※嫌いな人スルーよ 某日、深夜2時。 巧「あぁー・・・ヤバイ。これはヤバイ。俺としたことが・・・!」 巧がベッドの上でゆらゆら揺れます。何かを我慢しているような様子です。 巧「トイレに怖くていけない!!」 今から6時間遡る・・・。 真司「暑いぞ!苦しいぞ!」 一真「涼しみたいぞ、ヒンヤリしたいぞ!」 真司「真夏の恐怖の怪談大会ぃぃぃぃぃ!!」 翔太郎「・・・は?」 一真「いやいや、は?じゃないよー!暑いだろ?楽しく怪談してこーぜ!」 真司「はい、一人ずつヒビキ兄から言ってって!」 ヒビキ「えぇーいきなりぃ?そうだなぁー・・・あ!森であったことなんだけど!」 それはホントに夜遅くに魔化魍を探しに行った話なんだけど・・・ 森の奥深くから、変な音がするんだ。ま、動物の鳴き声かな?と思ったんだけど、そうじゃなくて 狼の声なんだ。森に狼?とか思ったんだけどね。 だんだんその鳴き声は近づいてくるんだ。それでやっと姿を現したと思ったら! 魔化魍でもないし、動物でもない・・・狼の化け物が出てきて! そのあと、人間に化けたんだけど・・・ザンキそっくりな人が!
脳内変換、動物→魔化魍 へ。 渡「ん・・・?」 士「大体分かった。次狼だな。」 ヒビキ「でもあれはザンキだったけどなー。おー、ゾッとするね。あれ、みんな? 怖くない?」 良太郎「うん・・・平気・・・かな〜?」 士「!(まさか、良太郎・・・さっきの話でビビってる!?)」 真司「じゃ、次な!雄介兄!」 雄介「わぁ、緊張するもんだね〜、語るって。」 んー、俺が体験したわけじゃなくて聞いた話なんだけど・・・。 友達の友達の誕生日にホームパーティがあったんだ。 その時にみんなで写真撮ったんだって。そしたら、変なの写っちゃったって。 背後の押し入れから、知らない女の人が真っ白い顔して真っ赤な目で・・・こっち睨んでるんだって! 一応、霊能力者に鑑定してもらったらしいけど、 「霊の気配は感じない」って。 真司「ん?終わり?」 雄介「終わり!」 一真「変な終わり方・・・だなぁ。ヒビキ兄よりかは・・・いや、なんもないす。」 翔一「でも、なんだか気持ち悪いなー。しっかし、なんか引っかかる。」 総司「・・・あぁ。解決しきれてない・・・。何かが。」 士「翔太郎兄さん・・・?顔色おかしいぞ。おい、フィリップは笑ってるじゃないか。」 フィリップ「実に興味深い・・・。背筋が凍るとはこういうことか!」 まずはポイントさ。霊能力者に鑑定してもらったが、霊の気配は感じられない。 うん、一安心だね? だけど・・・よく考えてみてくれ。その人は霊ではない。 要するに彼女は生きている。では、彼女はいつからいるのだ?、という結論に至る。 真司・一真「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁ!!怖い、怖い!!」 翔一「ひいっ。怖いねー。」 士「おい、良太郎と渡気絶してるじゃないか・・・。」 総司「巧が放心状態だ。」 映司「真司兄さんと一真兄さん、翔太郎兄さんも脱落だね・・・。」 ヒビキ「ひょー、涼しくなったね。」
それから皆眠りにつきましたが、巧は目を覚ましたと同時に用をたしたくなったのです。 ですが、雄介の話が忘れられず行けません。 巧「くそぅ・・・!!なんてことを話してくれたんだ・・・!だがこのままじゃ・・・。」 (ガバッ! ベッドから降りる) (ドアノブに手をかけるが、開けるのをためらう) 巧「えぇい・・・ままだ!!」 (意を決して、ドアを開ける) 巧「・・・いつもより廊下が暗く感じるじゃねぇか!!俺の目どうなってんだ!?」 (トイレは一階。一階まで走る!) 巧「〜〜〜〜〜〜っ!」 (階段から滑る) (転げ落ちる) ズデーーーーーンッ!! 巧「ぐおっ・・・っは・・・。草加のパンチより痛いかも・・・。ま、おかげで 一階到着だ。」 トイレまで歩いていくと、何か人の気配がしました。 巧は体中から一瞬にして冷や汗を噴き出します。 恐怖心が、オルフェノクの中をくすぐります。いつのまにか巧はウルフェノクになっていました。 それにも気づかず、ゆっくりとトイレへ向かいます。 (誰かが横切る) 巧「・・・え?」 (そのだれかが たくみのまえに あらわれた!▼) 巧&???「ぎゃああああああああああああ!!!」
ウルフェノク「なんだ、お前!!!?おおおおおお・・・オバケの大将か!!!?」 ???「お前こそ!!!!真っ白なカッコしやがって!!オバケの王様か!!!!」 ウルフェノク「ふざけんな!!!何もんだ!!!!」 (もう一回相手が巧に顔を急接近させる) ウル・???「ぎゃあああああああああああああっす!!!!」 ???「ウェ・・・ウェ・・・ウェーイ・・・。お前、おっぞましい顔しやがって!! 目ぇ、真っ白・・・ぎゃあああああああ!!!怖い!!こっち見んな!!」 ウル「ウェ・・・?聞いたことが・・・。この、さっきからペチペチ当たる鞭みたいな・・・ 触覚のような・・・。・・・・・一真兄ぃ!?」 ジョーカー「その声は!!たっきゅん?」 ウル「たっきゅん言うな!!なんか初めて呼ばれたわ!!大体なんでジョーカー姿なんだ!!」 ジョ「ウェ!ホントだ!ってお前もだぞ、たっきゅん!ウルフェノクジャマイカ!」 巧「くっそう!一真兄かよ・・・。心臓に悪いんだよ、ジョーカーは。」 一真「たっきゅんが言うなよー。オルフェノクのほうがオバケに近いじゃん!」 巧「たっきゅん言うな。はぁ、で?何してんだ、こんな夜遅くに。」 一真「うぇ・・・いやぁ・・・。その、トイレ行きたかったんだけど・・・ 祐介兄の話が怖くて・・・。なかなか行けなかったんだ。それでやっと行けたと思ったら トイレあかなくて・・・。」 巧「ふ、ふぅん。(俺と経緯が一緒じゃねぇか!そんなこと口が裂けても言えねぇ。)」 一真「早く入らないと、ちびる。」 巧「俺も・・・。あぁ、いやいや!!なんもねぇ!!・・・ドアぶち破るわけにゃいかねぇし。」 一真「よぅっし。」
支援いるかな
一真「針で開けたらぁ!!」 (鍵穴に通してカチャカチャする) 巧「・・・・・(早くしろ、一真兄!もれちゃう、もれちゃうから。)」 (カチャッ) 一真「ウェーイ!開いたっ。じゃ、お先。」(トイレのドアを開ける) 巧・一真「ぎゃあああああああああああ!!!?誰だ、お前(ダリナンダアンダイッタイ)!!」 ???「(ビクッ)・・・・ぎゃああああああああああ!!!」 巧「反応遅いわ!!てか、何トイレで爆睡こいてんだ!!」 ???「あ、巧と一真兄さん・・・。ごめん。俺だよ。」 一真「なんだ、映司かぁ。」 巧「急に眠くなってたらグリードになってたと?」 映司「あははぁ・・・まだコントロールできないなぁ。」 コンコンコン・・・(トイレの窓を誰かが叩いてる) 巧・一真・映司「・・・」 パリーン!!(窓が割れた!) ???「お前ら・・・静かにしろおおおおおぉぉぉぉ!!!」 巧・一真・映司「きょええええええええええええええっす!!!!」 3人ともちびり地獄に落ちたことは人生の中で一番思い出に残るだろう・・・。 完
おまけ 蓮「ふぁーあ。おまへ、そこまでして黙らせたかったのか。」 ジョーカー(始)「当たり前だ。これでも結構無理をしたほうだ。」 蓮「見ろ。腰抜かしてるじゃないか、どうするつもりだ。」 ジョーカー(始)「ほっとけ。帰ろう・・・。」 翌日 一真「ジョーカーの本能だぎゃーぁぁぁ!」 映司「力!!!力が欲しいんだよ、ちきしょーめぇぇぇ!!」 巧「全っっっ然分かんねぇ!!!!俺、分かんねぇんだ!!!」 翔一「どうしたの?・・・昨日、怖かったのかな。」 雄介「なんだろう、この罪悪感は。」 あとがき こんな作品に御付き合い頂きありがとうございます。 下ネタ入ってる、と注意事項に入れるのを忘れたー。 すまん、ちょっと飛翔斬くらってくる。
>>441-442 を呼んで思ったラキクロとグリードが仲良くなってたら的な話
※中の人ネタ…ってほどじゃないけどあります
冴子「いらっしゃい刑事さん。仕事の後の一杯…には早い時間ねえ?」
竜「この店で未成年を働かせているという通報があった。調べさせてもらうぞ」
メズール「もしかしてそれって私の事?こう見えても815歳よ、刑事さんのぼうや?」
バッシャー「僕は127歳!」
インサーン17歳「やだアタシ捕まっちゃう」
竜「いや、あんたは問題無い(キリッ)」
〜・〜・〜・〜
冴子「なんだか騒がしかったわねえ…あら、いらっしゃい琢磨君。待ってたわよ」
琢磨「こんばんわ」
ガメル(グリード体)「サエコ!これがタクマクンか!」
サエコ「そうよ、北崎君がよく話してる琢磨君」
琢磨「(北崎さんが?…嫌な予感しかしない!)」
ガメル「タクマクン!これ!これ!」(無邪気に右手を差し出す)
琢磨「あ、ああ、握手ですか」
(そう言って差し出した琢磨の腕に、猛烈な勢いで振り下ろされるガメルの右手)
琢磨「うわあああ!何するんですっ!骨が折れるでしょう!っていうか下手すれば色々ぐちゃぐちゃですよ!」
ガメル「??キタザキが、タクマクンとはこうして遊ぶんだって言ってた」
琢磨「……ハッ!まさかそれはしっぺ……」
ガメル「あとこれもー!」
(琢磨の頬に向かって猛烈な勢いで突き出されるガメルの拳)
琢磨「うあああ!それじゃ右フックでしょう!北崎さんが言ってるのは多分“梅干”…っていうかそれも嫌ですがせめて人間体で!(号泣)」
〜・〜・〜・〜
(入口から言い争うような声が聞こえて来る)
冴子「今日は本当に騒がしいわねえ…いらっしゃいJ。それとその子は…?」
J「迷い猫…」
カザリ「猫じゃないし!迷ってないし!」
冴子「あら、じゃあ飼い主を探してあげないとね。貼り紙作らなくちゃ」
カザリ「人の話聞いてる?」
J「飼い主とはぐれるの、良くない…チャコもそう言ってる…」
チャコ「クウ〜ン」
冴子「ミルクでいいかしら。人間用のしかないけど、お腹壊したりしない?」
カザリ「だから人の話聞けってば!」
〜・〜・〜・〜
冴子「待たせちゃったわね琢磨君。ハイこれ、頼まれてた高級シロップ。お料理にでも使うの?」
琢磨「いえ、有望な新人が見つかりそうなんです。落とし穴も完成しましたし、このシロップを置いておけば必ず捕まえられますよ」
冴子「そう、良い仲間が出来るといいわね。現場監督さんにもよろしく」
琢磨「ハイ。……いよいよ明日ですね……」
冴子「よき週末を、って所ねえ…」
オーズの本スレやらファンの人ブログやらで飛び交う「ウヴァさんは工事現場エンド」「琢磨君エンド」の文字に、
もうそれしか無いような気がしてきて書いてしまった。働かなければ生き残れないぞウヴァさん!
>インサーン17歳 おいおい17歳と何カ月だwwww
457 :
名無しより愛をこめて :2011/08/27(土) 14:53:28.32 ID:t5hJ/a8C0
雄介と映司と一真を旅にだせ
何とか、明日が来る前に書き終わった。 ※フィリップは相棒設定です その日、ライダーハウスの客間に集ったのは、珍しい組み合わせの3人だった。 「いったい、どういうメンバーなんだ、こりゃ」 手持ち無沙汰にちょいちょいと角を掻きながら、モモタロスがぼやくと、 「翔太郎が最近、おかしくてね。心当たりがあるかお兄さん達に確認したら、 君達も一緒に連れてくるようにと言われたんだ」 中身が白紙の本を小脇に抱えまま、フィリップが肩をすくめる。 「そっちもかい。良太郎も最近、俺達に隠し事しやがってな ……で、そちらさんはどうだい」 「挙動不審だ」 表情はそのまま、ほとんど瞬きをせずに始が呟いた。 「あれ」「何で?」「どうした相棒」 ドアが開き、入ってきたのは順に一真、良太郎、翔太郎だが、 お世辞にも機嫌が良いとは言えない3人を見て、その場に立ち尽くしてしまう。 気まずい沈黙中、突然、モモタロスが勢い良く立ち上がり、 良太郎に向かって怒鳴り出した。 「おい良太郎、何があったが知らないが、俺達に隠し事するんじゃねぇ! 昨日もな、ハナタレ小僧がデンライナーで暴れて、大変だったんだぞ」 「モモタロス、と、とにかく落ち着いて……」 「一真、お前は普通にしているつもりだろうが、あまりにあからさま過ぎだ ……天音ちゃんにまで心配かけてる」 一方、始はさっさと吐けと言わんばかりに、 レンゲルのブリザード級の冷やかな雰囲気を漂わせている。
「どうしたんだ、フィリップ。俺は別に……」 「何でもないって?先日から、聞き込み中に凡ミスはするし、 ぼんやりとしているのは、亜樹ちゃんからも目撃している。 今の状態で戦いとなったら、危ないのは僕では無く、君自身だ」 フィリップは、心を見通すような真っ直ぐな眼差しを相棒に向ける。 「人の心を検索する事は出来ない。 だから、君が、君達が何を想い悩んでいるのはわからない。 でも、独りで抱え込むのはやめてくれないか。僕達が側にいるだろう」 その言葉に、自分自身と言う切り札を切った男は、苦笑いを浮かべ、 不運な特異点は、泣き顔を見せないよう俯き、 ハーフボイルドは横を向くと、帽子を目深に被った。 隠し事をしていた訳ではない。 ずっと共に戦ってきた相手と敵対し、失う哀しみに堪えつつ、 ギリギリの戦いを続けている兄弟の行く末を案じていただけ。 映司の戦いの結果がどうなるにしろ、それは彼が決めた事。 たとえ自分達が時を戻れたとしても、きっと何度でも同じ選択をするだろう。 仮面ライダーとして選んだ道なのだから。 どうか、アイス好きの相棒と共に戻ってくるようにと、見守ることしか出来ない。 だがそれは同時に、自分達の戦いの記憶に繋がるから、 彼らには伝えたくなかったのだ…… 結局、多少揉めた(主にモモタロス)けど、いずれ落ち着いたら話す。 と言う事で、ひとまず決着がついた。 一真、翔太郎、良太郎は、いずれもお人良しで嘘が付けない性格だが、 本人が話す気にならない限り、絶対に口を割らない頑固さと、 約束を守る律儀さを持っているのを誰よりも知っていたから。
おまけ 「ところで始、お前、何を持ってきたんだ」 この面子にしては珍しく、荷物を側に置いていたので、一真が代表して問いかけた。 「こういう時は手土産を持参した方が良いと、天音ちゃんが用意してくれた」 少しだけ口元を綻ばせた始が、片手で紙袋を突き出してくる 「天音ちゃんの手作りアップルパイだ」 「ふふふ、これは何と、亜樹ちゃんのお手製スイーツ、特製スペシャルバージョン!」 「デンライナーコーヒー、淹れたてを持ってきた。美味いぞ」 こちらは、ドヤ顔で差し出すフィリップとモモタロス。 天音ちゃん、ありがとうと!心の中で叫びつつ、だくだくと涙を流して感謝する一真と、 ムンクの叫びと化した、翔・良の太郎コンビだった…… それでも、無愛想でぶっきらぼうで世間知らずでどこかずれているけれど、 大事な親友であり、仲間であり、相棒の手土産を残す者などいる筈もなく、 その夜、3人仲良く寝込んでしまったのは、お約束。 オーズ本編がどうなるかわかりませんが、始、モモタロス、フィリップと、 最終回までフラグが立ちっぱなしだけど、ぎりぎり回避した彼らの仲間に、 赤い鳥怪人も加わりますように。
462 :
1/3 :2011/08/27(土) 17:54:46.29 ID:5qokv8c10
>>459 GJ!あったかい話だね、とにかく明日は良い方向に終わると良いよね
夏もあと少しで終わりをつげるとある夕方
もうそろそろこの冷たい味も食べ収めだと少し寂しくなる
シャクシャク パクッ
カザリ「………………」
キィー!キィー! カチャカチャ
ヒビキ「美味しいカザリ君?総ちゃん特製レモン味のかき氷」
カザリ「…不味くはないんじゃない?」
ヒビキ「ははっそれは良かった」
カザリ「ところでさっきから何してんの?」
その指摘通りさっきまでヒビキはディスクアニマル達でなにやら作業をしていた
ヒビキ「ああ、これね、これは映ちゃんの戦いをこいつらに記憶したのを皆で見れるようにしてるところ」
カザリ「ふーん…オーズの回りをうろちょろしてる奴等と似たような奴ね」
ヒビキ「そうそう!そんな感じ!カザリ君と映ちゃんの戦いもちゃんと撮ってるから」
カザリ「…何時の間に…」
シャクシャク パクッ
ヒビキ「あっ戦いだけじゃなくて今までの家でやった行事もあるよ!見る?」
カザリ「………………」
463 :
2/3 :2011/08/27(土) 17:55:55.09 ID:5qokv8c10
黒ダミ「それは面白そうですね、ぜひ見てみたいものです」 カザリ「!?」 ヒビキ「おっ神様!シュッ!楽しみにしてて下さい」 黒ダミ「ええ………明日で総て終わりますね」 ヒビキ「ですね〜でも!何があっても映ちゃんを見守りますし、何があっても映ちゃんは俺達の家族ですから」 黒ダミ「ふふっ、あなたらしいですね」 シャクシャク パクッ カザリ「………………………」 黒ダミ「あなたは彼が負けると思っているのですか?」 カザリ「…さあね…オーズがどうなるかなんて僕は見守るだけだよ…オーズの家族みたいにね」 黒ダミ「ふふっ、そうですか」 カザリ「?」 ヒビキ「そっかそっか!カザちゃんも俺達を家族だと思ってくれてるか!よしっ!明日は一緒に映ちゃんを見守ろう!」 ガシガシとカザリの頭を撫でるヒビキ カザリ「ちょっと!そういう意味で言ったんじゃないよ!どんな思考してるの!?」 ヒビキ「え〜でも家にちょくちょく来てくれるじゃんか」 カザリ「それは君達がちょくちょく誘いに来るからでしょ!」 黒ダミ「ふふっ」 カザリ「何笑ってんの!?」
464 :
3/3 :2011/08/27(土) 17:57:21.39 ID:5qokv8c10
コツ 総司「お茶だ3人共、カザリのは温くしてるから安心しろ」 ヒビキ「ありがと総ちゃん」黒ダミ「ありがとうございます」 カザリ「はあ…」 総司「どうした」 カザリ「別に…ただ明日で全部終わるのになんでこの家はこんなにのんびりしてるのかなって」 カザリの視線の先の庭では良太郎と巧がガメルとメズールと掃除をしている所であった ヒビキ「まあ、それはあれだ」 総司「映司がどんな事になってもちゃんと帰って来る家が必要だろ」 ヒビキ「そういう事!何があってもここは映ちゃんを受け入れる所だからね」 カザリ「…何があっても…ね」 ヒビキ「うん、だから皆心配してるけど、自分達が今出来る事をやってるからのんびりしてるのかもね」 黒ダミ「そうです、それが彼ら強さの1つでもあります」 カザリ「…そっか」 家族、帰る場所 それは今はよく分からないがこのお茶のようにあったかいものであるのだろうと最近は思うようになった
465 :
オマケ :2011/08/27(土) 17:58:25.92 ID:5qokv8c10
ヒビキ「まあここはちゃんとカザリ君を受け入れる所だから安心してよ」 総司「困った事があったら遠慮なく言え」 カザリ「…………………それじゃあ」 ヒビキ「ん?」 カザリ「ZECT以下略とやらの力で超強力な殺虫剤を作って欲しいんだけど」 ヒビキ「………カザリ君、それは…」 総司「ふむ、良いだろう…明日中には用意させる」 ヒビキ「えっ?良いの総ちゃん?」 カザリ「さすがカブトだね、ありがとう」 総司「ふっ、俺は天の道を往き総てを司る男だからな…これくらい当たり前だ」 ヒビキ「良いんですかね〜神様?」 黒ダミ「人の子に害が及ばないなら良いでしょう」 ヒビキ「良いんだ」 ウヴァ「むっ、なにか悪寒が…オーズか?」
カザリもライダー家の飼い猫が板についてきたな… 知世子さんもZECT以下略が増築したクスクシエに グリード全員住み込みで雇うとかそのくらいやりそうなオーラがある
ウヴァ逃げて超逃げてwww
>>459 >>462 どっちもGJ!!
明日でオーズ終わるかと思うと色々こみ上げてくるな…
映司がどんな選択したって兄弟達はまるっと抱き込むんだろうな
468 :
1/2 :2011/08/27(土) 20:13:43.70 ID:G9JpdWEn0
良作ラッシュをていやー!してしまいますが小ネタ投下。 ※オーズの放送を1号家+2号家で見守る話です ※初投稿です。キャラをつかめていないと思います ※兄弟は絆設定、オーズ組はいません 翔太郎&フィリップ&竜&亜樹子「………。」 巧「あそこらへんは静まり返ってるな」 良太郎「翔太郎兄さんたちは最後を見守るの初めてだからね」 一真「映司には笑顔で帰ってきてほしいな、やっぱり」 始「…剣崎、自分のしでかした無茶を忘れてないだろうな」 朔也「あの時心配と迷惑をどれほどかけたか、もな」 ゴゴゴゴゴゴゴ 一真「うぇっ…ご、ごぉぉめんなさあああい!!」 真司「映司、アンク、二人とも大丈夫かな…」 雅人「忘れるなよ、オーズとあの鳥、二人だけの問題ではないことを」 啓介「バースですか?今の明兄さんたちなら心配はいらないと思いますが」 翔一「みんなお茶入れてきたよ〜、一息ついてね!」 誠「あ、ありがとうございま… 熱っ!!」←お茶をこぼした 蓮「やると思った。ちょっとタオル借りるぞ」 新「そういや天道は?いつもあいつはマイペースだなぁ」 ひより「さっき台所にいたけど…ぼーっとして 野菜炒め焦がしてた。きっと心配なんだろうね」
469 :
2/2 :2011/08/27(土) 20:16:41.98 ID:G9JpdWEn0
士「ヒビキ兄さん、雄介兄さんたちはやっぱり落ち着いてるな」 ヒビキ「ずっと見てきたからねえ、ひやひやするのは毎年だよ」 イブキ「見守ることしかできないのは歯がゆい気もしますが」 雄介「何があっても笑顔で迎える!それが家族ってもんでしょ?」 薫「きっと大丈夫だ。俺は……兄弟を信じている」 侑斗「おい門谷、さっきからふらふらしてるがちゃんと見なくて大丈夫なのか?」 大樹「大体分かったよ士。後で録画を一人でゆっくり見るんだろう?」 士「な、何を言っているんだ海東…そんなのあるわけがない」 大樹「嘘がバレバレだね。ビデオを引っ張り出していたのを知らないとでも思ったかい?」 士「おのれディエンドォォォ!!」 渡「みんな静かにしてくれないな…毎年のことだけど」 みんな出したかった、けど口調わからない人たくさんいて困った
良作ラッシュキター! 最後の晴れ姿をみんなで見守りたいね。
GJGJ! それにしても、本当に良作ラッシュだな。
兄弟関係は絆です フィリップも兄弟設定 苦手・嫌いな人はスルーを ***** その時、彼は、不安に包まれていた どうしようもない不安に包まれて 押し潰されそうになって、息が詰まりそうになって 今すぐにでも、どこかへ逃げ出したくなっていた そう感じるには、少し遅すぎたけれど この時、彼は、不安に包まれていた そんな話 * 静かな夜 あまりにも静かすぎる夜 ある家族が、様々な感情に飲み込まれそうになってるのを、誰も知らない 「映ちゃんが帰ってこなくなってから、もう1週間は経つね。」 「ヒビキ兄、心配なのか?」 「もちろん。そう言うつーちゃんも、でしょ。」 「まぁな。できれば、今すぐ全てを破壊してしまいたい。」 「…!止めてよ、士!」 「わかってるさ、渡。」 「わかってるならいいけど…。皆、この時期はいろいろあるから。」 「俺、死んだし。」 「俺、ジョーカーになったし。」 「真司兄!一真兄!」 「ゴメンゴメン、たっくん。」 「真司兄、何回たっくん言うなって言ったらわかるんだ!!」 「ほらほら、巧。2000の技の内の一つ『笑いのツボ』!」 「! あははっはっははははあっはは!」 「話してばっかいないで、さっさと食え。食器が洗えないだろう。洗うのは俺と翔一なんだ。それと士、顔が青ざめている。」 「およ、翔太郎兄さん、どこに行くの?」 「ちょっと、な。煙草を吸いに。」 「煙草なんて、翔太郎兄さん吸ってたっけ?」 「おっと、翔一。ハードボイルドに煙草は不可欠なんだぜ。じゃあ。」 「…相変わらず、君はハーフボイルドだね。翔太郎。」
夜の黒に煙草の白い煙が、良く映えた 目の前に広がる、緑も、とても綺麗だった でも、そこには何故か、不思議な違和感があった 「…おい、そこのお前。そこにいるのは、地獄兄弟なんかじゃあ、ねぇよな…。」 青年の声が、夜の暗さに、静かに、響いた その時、庭の胡瓜の林がほんの少し揺れた、様な気がした、と思えば 「…見つかった?」 何ていう声が、聴こえた これも、低く響く、青年のものと思われる声だった 「映司、お前だろ。」 「バレた? 皆の様子をちょっと覗いたら、帰るつもりだったんだけどな。」 映司と呼ばれた青年も、翔太郎と呼ばれた青年も、どちらの青年の声も、寂しさに染まっていた それが酷く、悲しく思えた 「帰る? どこにだ? お前の帰る場所はここだろ。何、言ってんだよ。」 「違う。俺の帰る場所は、ここじゃあ、無い。」 「じゃあ、どこなんだ? まさか、鴻上ファウンデーションなんて、言わねぇよな。」 「…帰る場所なんて、無いんだよ。きっと。」 お互いに、姿は見えない でも、胡瓜の林から聴こえる声が、泣いている事に翔太郎は気付いた 「俺の味覚がおかしくなった時、兄弟皆でいろいろ言いながら、俺でも美味しく食べられる料理を作ってくれた時は、嬉しかった。」 「いろんな食材を混ぜすぎて、たいして美味くもなくなった料理を、お前は、美味い美味いって言いながら食ってたよな。次こそは、美味いの作るからな。」 「俺とアンクが喧嘩した時、兄弟皆で笑いながら、止めてくれたりもした。あの時は、ごめん。」 「家の家具が、半分以上壊れた時もあったよな。総司に怒られたくなかったら、もうするなよ。」 「初めて皆に会った時、初めてこの家に来た時、皆は笑って、俺を迎えてくれた。あの時以上の感動は、きっともう、無い。」 「いつでもお前を、笑って迎えてやるさ。だから…、」 「翔太郎兄さん!」 声は、もう、叫んでいた
「翔太郎兄さん、俺はもう、帰ってこないかもしれないのに。いや、もうきっと帰ってこない。なのに何で、」 「帰ってくるような事を言うんだ…、って?」 「…そう。」 「じゃあ、逆に聞く。何で、もう帰ってこないなんて、言う?」 「…俺だって、ここに帰ってきたいよ。本当の家族なんかより、ここは暖かかった。できればずっと、ここにいたかった。」 「じゃあ、何で。」 「俺、ここにいちゃいけないんだよ。俺、怪物だからさ。皆とは違うんだよ。」 「それなら、ジョーカーになった一真だって、オルフェノクの巧だっている。お前だけじゃない。」 「…違うんだよ。俺が言ってるのは…、心の方。もう、俺は、皆の知っている俺じゃない。欲にまみれて、ここにいるには汚すぎる。」 「…なら、大丈夫だろ。」 「何が大丈夫なんだよ!」 嗚咽も、涙の飛沫も、翔太郎に届いていた ただ、声は届かなかった そう、映司は思っていた だけど 「決まってるだろ。お前、だからだよ。」 声は、しっかり届いていた 「欲にまみれても、汚くなっても、お前はお前だ。何も変わりゃしねぇ。俺は、俺らは、お前を信じている。 それに、そんなの言ったら、ここにいる兄弟達はなんなんだよ。お前なんかより、欲まみれだ。」 「でも、」 「そして、今、皆ここにいる。何とかなるもんなんだよ。意外とな。」 翔太郎は、笑った 後ろから聴こえる、兄弟達の声も、微笑んでいる気がした まるで、救われてる様な、手を差し延ばされてる様な 「…何か、楽になった気がする。」 「ハードボイルドって、すげぇだろ。」 「いや、それは違う。」 「…で、どうする? 家に入るか? 強制はしねぇ。男には一人になりたい時もあるしな。」 「今は、止めとく。それにまだ、決めてないんだ。これからの事。」 「そうか。なぁ、映司。」 「ん?」 「相棒と、帰ってこいよ。必ず。血が出ても、体が無くなっても、何があっても。お前を、お前らを、迎えてやる。」 「…そうか、アンクは俺の相棒、なんだな。」 「わかったか。よし、じゃあ、行ってこい。待ってるぜ。」 声が、一つ、消えた それで、満足した
「翔太郎。」 「おう、相棒。」 「兄さんは、行ったかい?」 「たった今、な。」 「君も、煙草なんか吸えないくせに、無理して。」 「うるせぇな。でも、その何でも知ってるって顔、嫌いじゃないぜ。」 「君の相棒だからね。何でも知ってるさ。」 「さて、帰るか。我が家に。」 「あぁ、夜も更けてきた。」 * その時、俺は、不安に包まれていた どうしようもない不安に包まれて 押し潰されそうになって、息が詰まりそうになって でも、逃げるには少し早すぎる そう思うんだ ***** おそまつさまでした いよいよ明日、最終回 どんな終わりでも、この兄弟達なら乗り越えられると信じています ありがとうございました
GGGGGGGG・・・・GJぅぅぅぅぅ!!! 泣けるわ。ホンマ泣けるわ。明日が待ち遠しいな。 オーズはハッピーエンドでありますように。
477 :
俺の物語1 :2011/08/28(日) 00:25:21.81 ID:bnWr+Wgg0
※これまでの良作に感動して自分も感動ものを書きたくなってしまった症候群 ※兄弟関係は絆で ※フィリップ兄弟設定 ※駄文ですよ。嫌いな人、スルーで。 俺はずっとあの家にかえってない。 帰りたくないんじゃない・・・。怖いんだ。 この寒い体を温めたい。・・・あの家で。 一人、夜の海岸に立つ青年。 その青年は闇の奥深くまで堕落してしまった。 そのことにより、恐怖で家族に顔合わせられないでいたのだ。 彼にとって家族とは・・・自分より大切なもの、なのかもしれない。 「ヒビキ兄さん・・・。」 「あら、映ちゃん。どうしたんだ?」 「・・・う、ううん。なんでもない。」 ちょうどその頃、味覚が失くなってしまった時だった。 総司のご飯を食べていても・・・美味しく感じなかった。 「・・・映ちゃん。もう我慢しなくていいよ。つらいよ・・・俺。」 「ヒビキ・・・兄さん?」 いつものように笑ってくれるヒビキ兄さんではなく、心の底から心配してくれていた。 「映ちゃん。我慢しちゃ、アンちゃんみたいに空飛べないよ?」 「ま、まぁ・・・アンクは鳥だから・・・。」 「あ、そうだねー。空飛べて当たり前か!あはははははっ。」 ヒビキ兄さんの笑顔が、言葉が・・・俺の全てを支えてくれた。 一番上の兄として・・・最高のお兄さん。そんなヒビキ兄さんの弟でよかったよ。
支援いる?
479 :
俺の物語2 :2011/08/28(日) 00:36:55.92 ID:bnWr+Wgg0
「雄介兄さん・・・。」 同じ旅好きだった。 大空のように、その広い心。光るサムズアップ。 「映司ー!ちょっと、来てくれない?」 「どうしたの?」 「はい、これ!」 俺に手渡してくれたのは、赤・黄・緑のミサンガ。 「え、どうしたのこれ!」 「うん!2000の技の一つ・・・ミサンガ作り!!」 とても綺麗で、とても嬉しかった。 「映司、お前の物語も終わる。くよくよして終わったら一生後悔する。」 「あ!俺のセリフとった!!」 「2000の技の一つ・・・セリフ盗み!!」 あんなふうにおどけてたけど、俺の心の奥深くへとあの言葉は響きわたった。 忘れないよ、あの言葉は。 「翔太郎兄さん・・・。」 ハードボイルドだけどハーフボイルド。 でもハーフボイルドにはないかっこよさが翔太郎兄さんにはあった。 「よし、この事件の犯人は・・・コイツだ!!」 「えー、本当?」 「仮面ライダー探偵ナメてもらっては困るんだよ。」 と、いいつつも外してしまった翔太郎兄さん。 「かかかかか・・・かぁぁぁぁ!!ミスったか!!」 「大丈夫だよ!次があるって。」 俺が励ますと、ふと思ったように顔を変えた翔太郎兄さん。 「映司。最後が来ても笑ってろよ。男はな・・・一生ハードボイルドで生きるんだぞ。」 「うん・・・!」 一生ハードボイルドで生きる・・・。 ちょっと難しいかもしれないけど、俺は翔太郎兄さんの弟だもん。 きっと、そうやって生きていけるはずだ。男は笑顔だよな、笑顔!
支援?
481 :
俺の物語3 :2011/08/28(日) 00:46:11.93 ID:bnWr+Wgg0
「真司兄さん・・・。」 炎のように熱く、太陽のように明るく・・・。 究極の気迫を持った力強い人だ。 「映ぇぇぇぇぇぇぇぇ司ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「わぁ!!」 あの時の飛びつきは痛かったけど、今はとっても暖かく感じる。 「一緒にあの・・・からあげ(夕飯)!つまもうか。」 「えぇ!!つまもうかって・・・唐突!!」 「みろみろ・・・だんだん腹へってく〜る。」 「ゴキュ・・・。」 真司兄さんの暗示に負けてしまった・・・。 俺は唐揚げを(しかも特大)をつまんでしまった。すると奥から総司がやってきて・・・。 「わわわわわ!!総司、これはなっ!?」 「真司兄さん!つまみ症候群は治らんようだな!!」 「つまんだのは俺、俺だけだ!!映司は俺を止めようとして・・・!!」 と、俺をかばってくれた。もちろん真司兄さんは夕飯抜きになってしまった。 「映司・・・。すまん!」 「そんなっ・・・。真司兄さんこそ、なんでかばったの?」 「・・・ごめん。お前と一緒に・・・悪戯したかったんだ。最後かもしれないだろ? だけど、そうは思いたくない。帰って来いよ、絶対!!帰ってきて、美味しい飯も食って、 暴れて・・・いっぱい悪戯しような!!」 力強いその瞳は、炎のように熱かった。 今は帰って来れる根性ないけど、きっと帰る。 それで、またつまみ食いしよう!次は俺も夕飯抜きね!
482 :
俺の物語3 :2011/08/28(日) 01:04:07.51 ID:bnWr+Wgg0
>>478 >>480 支援ありがとう!
「一真兄さん・・・。」
剣のような、その鋭い心。
心に剣・・・とはこういうことなのかもね。
「フォーカード!!いやっふぅ!俺の勝ちっ。」
「・・・かっ。一真強すぎだろ!!」
「一真兄さん、運強い?」
翔太郎兄さんと俺と、一真兄さんとトランプしてたとき。とっても楽しかった。
トランプがめっちゃくちゃ強い一真兄さんを打倒に、翔太郎兄さんと組んだけど歯が立たなかった。
「ジョーカーの本能ってやつだ、ジョーカー出まくり!」
「セコ!セコいぞ、お前!!俺もジョーカーなのに!!」
夕飯だからトランプを終わらした。
トランプをかたずける一真兄さんが机に行こうとする俺を呼び止めた。
「強いだろ、俺!」
「だね・・・。無理だよ。」
「・・・無理?諦めてんのか。」
「え?」
「そんなんじゃ、お前のその過酷な物語を終わらせられないな。見ろよ、俺のトランプと比べてみろ?
月とスッポン。同じ怪物として・・・いけんな、それは。」
同じ怪物として・・・。そう、一真兄さんはアンデットだったね。
同じ気持ちを背負った一真兄さんの言葉は結構説得力があった。
「よし!叫んでみろ!俺に!」
「叫んでみろ!俺に!」
「な、なんて?」
「一真はトランプが強いくせに生意気だー!俺の物語ナメんなぁ!!って。」
「ちょちょ!!呼び捨て!!だめだよ、そんなの。」
「根性つけろ!はい、言ってみてー」
俺は意を決して・・・。
「か、一真はトランプが強いくせに生意気だー!俺の物語ナメんなぁ・・・!」
怖かった。これは、ライトニングブラストが落ちると思ったけど・・・
一真兄さんは嬉しそうな顔して、
「よーし、よく言った。根性ついただろ?さぁ、頑張れよ!!心に剣持て。」
って、言ってくれた。
ありがとう、一真兄さん。俺、心に剣持てた。
今は剣は折れてしまったけど、接着剤でもなんでもいいからくっつけて帰ってくるよ。
次はトランプ勝つから、覚悟しててよー!
俺にはネタはない、でも、支援することはできる!
484 :
俺の物語4 :2011/08/28(日) 01:17:06.52 ID:bnWr+Wgg0
「翔一・・・。」 三つ子の一番上。 その優しさは家族を包み、暖かくした。 料理も暖かくて、いつもご飯が待ち遠しかった。 「映司!ケーキ作り、手伝って!」 「うん!」 ちょうど、総司は出かけていて翔一の手伝いをしたとき。 スポンジケーキがふっくら焼けて、それだけでも美味しそうだった。 けれど、俺にはもう・・・味覚が。 「はい、そこの生クリーム取って!」 「あ、これ?」 「こうやって、こうして・・・塗っていってくれない?」 「わかった。」 白いクリームがスポンジケーキに塗られていく。 ちょっとグチャってなっても翔一は嬉しそうに笑った。 「映司、うまいじゃない!失敗は成功の元!それは成功ってことだよ?」 「ほ、ほんとー?嬉しいな!」 フルーツも盛られて、完成した。 美味しそうだ。口中ヨダレだらけ。食欲はあるのに・・・。 すると翔一はケーキを切って俺に手渡した。 「味見!食べてみてよ。」 「で、でも・・・。」 「いいから!」 恐る恐るケーキを口に運んだ。 甘い。柔らかい。美味しい。 俺は驚いた顔で翔一を見ると、翔一はニッコリ笑った。 「わー、驚いてる!吃驚したでしょ!ZECT以下略の協力を得たんだ・・・。(総司のマネ)」 「似てない・・・。・・・でも嬉しい。もう、ごはん食べられないと思ってた・・・。」 嬉しすぎて、目から涙があふれ出た。 翔一は優しい笑みを浮かべて俺をそっと抱いた。 「泣いていいよ。だってここは映司、お前の家。映司の家族がいるんだから。 美味しいご飯を食べさせないわけにはいかないんだよ?」 「うん・・・。」 翔一、お前と家族でよかった。 ものまねはちょっとどうかと思うけど・・・。 自然と綺麗な笑顔が出てくるんだ。 美味しいご飯、たくさん食べさせてくれよ。ZECT以下略の協力を得て・・・。
485 :
俺の物語5 :2011/08/28(日) 01:29:44.37 ID:bnWr+Wgg0
>>483 支援ありがとう!
「総司・・・。」
三つ子の真ん中。
その俺様な雰囲気は、俺たち家族を圧倒した。
けれど、その俺様はとっても天の道にふさわしい人だ。
翔一と同じような暖かいご飯は、完璧と言っても過言じゃなかったな。
「ZECT以下略の協力は助かるね・・・ホント。」
翔一のケーキのことから三日後。ZECT以下略のありがたみを俺は忘れなかった。
総司は笑みを浮かべて「そうだろ」と食器を片付けながら俺に言った。
「俺も手伝うよ。」
「悪いな。」
泡立つ食器を水で流す。
この泡のように、嫌な過去を消せたらいいのにと内心思っていた。
すると勘がいい総司は俺の方をむいて、
「お前の考えていることは大体分かった。簡単に過去を捨てるような真似はするな。
過去は未来を創る大切な調味料だ。捨ててしまっては「未来」という名の料理が
不味くなる。」
遠くで「また俺のセリフ盗ったな!?」という士の声を無視するその言葉。
なぜか俺は納得してしまう。
「いくら過去が暗かろうが、未来が奈落の底に落ちるようなものでも・・・下を向くな。
上を向け。それも・・・天をも超える上だ。映司、お前には・・・その天をも超える上を見て欲しい。
お前の物語を・・・総てを司るような物語にしてこい。帰ってきたときは・・・
最高の飯を作って待っているからな!」
天をも超える上・・・。
俺は逆に下をむいている。けれど、仲間や家族がいれば見れそうだよ。
上をむいてゆっくり・・・歩くよ。
その最高の飯、作っておいてよ!約束だからな!
支援
487 :
俺の物語6 :2011/08/28(日) 01:46:08.89 ID:bnWr+Wgg0
「渡・・・。」 いつも鳴り響くヴァイオリンの音。 優しかったり激しかったり・・・。 けど、渡。お前の弾く曲は全部暖かく、優しく聞こえるんだ。 「あの・・・映司兄さん・・・。」 「ん?」 「ニスの材料に・・・セルメダルが欲しいんだ・・・。」 「え!なるかな?材料に・・・。」 「きっとなるよ!」 俺はセルメダルを5枚手渡した。すると、目を輝かせて大事に手にもってくれた。 「嬉しい!ありがとう!」 「いいよ、そんな・・・。」 翌日。 渡はまっ先に俺にヴァイオリンの出来を知らせてくれた。 「映司兄さん!兄さんのおかげで今までで一番いいヴァイオリンが出来たんだ!!」 「ホント!?嬉しいなー!役に立てたんだ。」 ヴァイオリンの音色を聞いてくれと言われたので、俺は喜んでその音を聞いた。 耳にすっと柔らかく通っていく。ガラスのように透き通る音。 きっと何度聞いても飽きない。 「映司兄さん・・・。僕ね、ずーっと下むいてたんだ。自分の中から出れなくて・・・。 けれど、外に出てわかった。こんな暖かい家族がいたってこと。心強い仲間がいるってこと。」 映司兄さん、また僕の曲を聞いて欲しいんだ。だから無事に・・・帰ってきて欲しい。 これが、僕の欲望だよ。」 渡の欲望はグリードのような汚い欲望じゃなくて・・・ 綺麗な・・・ヴァイオリンの音色のような欲望だよ。 俺、安心した。 きっと戻る。戻ってまた曲を聞かせて欲しいな! 次は・・・アンクも一緒に!
続き気になって眠れない支援
連投が上手く出来ないのも
>>488 や自分が眠れないのも全部ディケイドって奴の仕業なんだ
支援
490 :
俺の物語7 :2011/08/28(日) 02:02:11.14 ID:bnWr+Wgg0
>>486 支援ありがとう!
「士・・・。」
総司といい勝負の俺様だね。
破壊者だけれど、皆から信頼される破壊者だと俺は思う。
「今日もいい天気だ。この真っ青な空、まるで雄介兄さんみたいだ。」
「そうだなー。風も気持ちいいよ。」
「お・・・、映司兄さん今がシャッターチャンスだ。」
「へぇ!撮って欲しいな。」
カシャッ
「いい心霊写真だ。」
「でえぇぇぇぇぇえええええ!???」
あまり現像しないで欲しいなー・・・その写真、と兄らしからぬことを思ってしまった!
ごめんね、士。
「・・・驚かせて悪かった。けれど、その霊は映司兄さんのように優しい霊だと見た。」
「へぇー・・・。そ、そうなんだ・・・。」
「きっと、同じ気持ちを持っていたから寄ってきたんだ。」
「寄ってきたって・・・その表現は・・・。」
「だが、映司兄さん・・・オバケからも好かれている。ということは・・・
仏のような人だということだ。」
士は俺にカメラを向けて、ピントを合わせる。
「映司兄さん。兄さんの写真は・・・いつも暖かいんだ。まるでお守りのような感じがしてな。
映司兄さん・・・また写真撮らせてくれないか。その前に・・・兄さんの物語を終わらせなくてはな。
・・・兄さんの物語、暖かく終わりそうなんだ。・・・多分。」
カシャ
そのとき撮った写真と心霊写真・・・。現像してもらったんだ。
自分の写真は暖かく感じないけど、士撮った写真はどんなカメラマンよりも素敵だよ。
心霊写真のオバケも・・・笑ってくれてる!
俺も士に写真、撮ってもらいたいな。物語、終わらせてくるよ。
良き支援を…
492 :
俺の物語8 :2011/08/28(日) 02:20:54.04 ID:bnWr+Wgg0
>>488 >>489 支援ありがとう!眠れないのか・・・すみません。
「巧・・・。」
我が家のツッコミ番長。
キレのあるツッコミは漫才師を超えた存在だ。
狼のような志・・・。羨ましいな。
「ん、映司兄。服、たたんどいた。」
「あ、ありがとう!」
「・・・今日はいい天気だったからさ。ちゃんと乾いたし、臭いも残ってないみたいだな。」
「ん!ホント!おひさまの香りがするー。」
「どっかのCMで聞いたセリフだな・・・。でも太陽の匂い、キライじゃないぜ。」
「キライじゃない・・・?!」
「悪かった・・・。」
巧がボケてくれたときは結構嬉しかった。もちろん、突っ込んでくれた時だって!
すると巧が淡々と語り始めた。
「俺には夢がなかった。むしろ夢なんて言葉、知らなかった。俺、こんなん(オルフェノク)だからさ。
いつ人間失うか・・・怖かった。そんなん思ってたら、夢なんて見つける時間なんてさらさら無くって。
でも、戦っていくにつれて・・・夢ってのも分かったし、命の大切さがもっと分かった。
映司兄・・・欲望=夢と考えて欲しい。確かに、夢は欲望を綺麗に言っただけだけど・・・
欲望があるからこそ、でっかい夢もてんだ。映司兄・・・自分の物語が終わったら・・・教えて欲しいんだ。
映司兄の夢を・・・。」
うん、今は見つけられてないけど・・・きっと見つけるよ。
夢はパンツが関係してたら嬉しいなー。
今は夢がない分、巧の夢を応援しようとおもう。
世界中の洗濯物を真っ白になるみたいに皆が幸せになりますように!
493 :
俺の物語9 :2011/08/28(日) 02:34:40.63 ID:bnWr+Wgg0
>>491 支援ありがとう!
「良太郎・・・。」
不幸だけど、周りを幸福にしてくれる存在。
仲間を大切にする強さは人一倍だね!
「はい、映司兄さ・・・!」
バシャッ
「およぉぉ〜!!ごめんね!!すぐお茶拭くから!!」
「あ、自分で拭くよ。大丈夫だから。」
フキフキ
「あーぁ。誰のせいでこんなに不幸になっちゃったんだろ。」
「不便?」
良太郎は少し黙ったあと、微笑んで答えた。
「全然!そんなことないよ。」
意外な答えだった。
「僕ね・・・最初は嫌だなって思ってたんだけど、この不幸のおかげでモモタロスに出会えたんだ。
いつの間にか、「電王」なんて仮面ライダーになっちゃってたよ。時の運行を守るってそんな大きいこと
できっこないと思ったけど、仲間がいるって思えたから・・・ここまで来れたんだ。
だから・・・不幸は幸せ!そう、思うんだ。映司兄さん、兄さんなら・・・幸せに終わらせられるかも。
たとえグリードでも・・・優しい映司兄さんって信じてる。」
ありがとう。そう思ってくれて。
仲間がいるからこそ・・・俺は支えられてる。
家族にはもっと・・・もーっと支えられてる。
きっともどるよ。良太郎の「およー」、また聞きたいよ!
494 :
俺の物語10 :2011/08/28(日) 02:48:05.01 ID:bnWr+Wgg0
「フィリップ・・・。」 検索が大好きな我が家の末っ子。 その検索のおかげでいろいろ助かってる。 悪魔なんかじゃないよ、フィリップは。 「おや、映司兄さん。何をしているんだい?」 「・・・うんー。コアメダルを数えてるんだけど・・・物凄く減っちゃって。」 「ほぅ。」 フィリップはコアメダルを手にとって微笑んだ。 「こうして兄さんは頑張ってきたんだね。なんだか、こっちが嬉しくなる。」 「そ、そう?」 「当たり前さ。何しろ、弟だからね。兄を応援するのが、弟の務めさ。」 フィリップは片手に持つ本を開いた。 「火野映司・・・、ライダー兄弟の八男。仮面ライダーオーズ。蛇が嫌い。 明日のパンツとちょっとのお金があれば生きていけるサバイバル精神あふれる男。 相棒のアンクと共にグリードやヤミーから人々を守る正義のヒーロー。 コアメダルが体内に入り、グリードへ。力を欲するグリードになる。」 淡々と読み進め、本を閉じた。 「この本は映司兄さんのものだ。だから持っていて欲しい。自分の歴史と向き合って・・・ 未来に歩んでくれたまえ。グリードになったって言っても・・・ほら、見てご覧。 こんなに優しい映司兄さんのままじゃないか。・・・どんなに変わったって兄さんは兄さんだ。 頑張ってくれたまえ。」 うん!頑張るよ、俺。 この本読みながらフィリップの言葉思い出してる。 けど、ずっとはもてないな・・・。 帰ってくるから、その時返すね。
495 :
俺の物語11 :2011/08/28(日) 03:02:35.81 ID:bnWr+Wgg0
そういえば、家を出る前に・・・リュウガとトラちゃん会ったな。 「行くのか、映司・・・。」 鏡から声がする。リュウガだった。 「うん。もう、始まるよ・・・。最後の話。」 「そうか。お前の物語も・・・もうおしまいか。お前も成長した。」 「そう?」 「あぁ。いつも、あのバカ真司が世話になっているな。あいつの世話は慣れたやつしかできないが・・・ お前は楽々と世話をしているじゃないか。」 「そんなっ!世話になってるのば俺の方だよ。いつもあの力強さには助けてもらってるんだ。」 「そうか・・・。ありがとう。」 俺は玄関のドアを開ける。するとリュウガに呼び止められた。 「映司・・・。俺は待ってるぞ。そして無事を祈っている。こんなダークライダーだが、 この家の家族の一員だ。そう・・・言わせてくれ。」 「ありがとう・・・!」 外をでると、道路にトラちゃんが立ってた。 「・・・行くか。とうとう。」 「トラちゃんまで・・・見送ってくれるの?」 「当たり前だ。家族・・・だから、な。」 ちょっと照れたトラちゃん。 「一真が世話になってる。あいつを見てると・・・お前に迷惑をかけてる気がしてな。」 「ううん、そんなことない!迷惑をかけてるのは俺の方。」 「そうか、いい弟を持ったんだな。・・・ありがとう。」 俺が歩くと・・・トラちゃんにも呼び止められた。 「待ってる・・・からな。」 「・・・うん!」 まさか、あの二人にも見送られるなんてね。 真司兄さんと一真兄さんに似てたし・・・違和感あったけど。 とっても嬉しかった。俺、待ってくれてるんだ。・・・ホントすっごい嬉しいよ。
496 :
俺の物語12 :2011/08/28(日) 03:10:12.76 ID:bnWr+Wgg0
こうして俺は最後の戦いへ足を踏み入れようとしている。 夜の海は轟々と波の音を響かせる。 俺は家族の言葉を大切に頭に残して・・・。 俺の物語ももうおしまいか・・・。 つい最近、兄弟に入ったと思ったら・・・。時間が流れるのも早いね。 けど、物語が終わったって・・・仮面ライダーである以上・・・ずっと兄弟だ。 俺、みんなの兄弟でホントよかった。 誇りに思う。 だから、まってて欲しいんだ。 俺の・・・いや、俺たちの家に。 帰ってきたら・・・って約束をいっぱいしたんだ。 約束は破りたくないから・・・。絶対帰ってくるよ。 さっ、もうすぐ始まる・・・ 最後の俺の物語・・・!
ごめんなさい、ごめんなさい、ごぉぉぉぉぉ〜めんなさぁぁぁぁぁい! こんな駄文のせいで眠れなかった人がいるとは・・・思わなかったんだ。 さあ、寝てない人は早く!早く寝るんだー!オーズが見れなくなるぞ! 訂正 一真編の「叫んでみろ俺に」(2回目)をスペースキー。 さあ、寝ないとこれ・・・そろそろやべぇな。 では、おやすみなさい。 良き睡眠を・・・。
GJ! 映司はライダー家に戻ってくると信じてる これで眠れる・・・
GJです! ついでに待ってる間に思いついた小ネタを読んで下さい 閉店間際のハカランダ タランチュラアンデッドと赤いグリードが対峙している アンク「貴様らアンデッドは何故人間どもに迎合している?」 嶋「みんな良い子だからね〜」 アンク「欲望のままに闘って勝利者になろうとは思わないのか!」 嶋「あんまり興味ないんだよね〜」 その時カランカランとドアが開いた 望美「嶋さん、花火しましょうよ!睦月も外で準備してますよ」 遥香「あら、じゃあこのバケツ持って行きなさい。」 嶋「あの2人を見ていて誰かを思い出さないかい?」 アンク「チッ!」 荒々しく席を立ち、出ていこうとする背中に諭すように声を掛ける 嶋「ひとりぼっちって寂しいよ」 分かってる 答も出ている ただ誰かに背中を押してもらいたかっただけだ もうすぐ総てが終わる こんな俺も悪くない あっ 兄弟出てない!申し訳ない!
みんなGJ!遅いかな…今頃になって投下するのは… ※主人公(フィリップ含む)が兄弟 ※土曜日の夜の話だと思って読んで下さい 以下よろしければどうぞ 夏の夜、ライダーハウスの台所。その流し台の前には、総司と翔一が二人並び立って、夕食の後片付けをしている姿があった。 食器の汚れを総司がスポンジで落とし、その食器を受け取った翔一が瞬時に泡を洗い流す。次々と繰り返される無駄のない二人の動きに、水音もリズム良く響いていた。 しばらくして最後の一枚も洗い終わり、翔一が水道の蛇口を締める。それまで断続的に続いていた水音が止んだ。 すると途端に居間の方向から、今まで水音で聞こえていなかった兄弟たちの声が耳に入ってくる。 それは何やら、兄弟たちにしては珍しく、揉めているような声色だった。 翔一「…なんだろうね、ケンカかな?」 総司「今日は皆でDVDを見ていたはずだが…橘でも乱入したか?」 翔一「いやいや、橘さんなら先に台所に来るでしょ〜。俺、ちょっとお茶持って様子見てくるよ」 総司「ああ、頼む」 食後のこの時間、普段ならば風呂に入るなり就寝するなり、趣味の時間に宛てるなりと、各自好きなように過ごしているはずの時間帯である。 しかし今日は、明日の映司の最終回を前に、復習を兼ねてDVDを皆で見直す予定なのだと翔一は聞いていた。 それだけに居間の様子が気になり、翔一は出来るだけ急いで急須から湯呑みへとお茶を注いでいく。 翔一「…でもケンカで議論中だとしてもさ、平和的な話題だと良いよね。『最強ライダーは俺だ〜!』とかでさ」 総司「最強ライダー議論は、加賀美と睦月の二人にでもやらせておけ。…俺も残りの片付けが済んだら、茶菓子を持って行く。任せたぞ、翔一」 翔一「はいは〜い」 景気付けに調子良く返事をし、翔一は13個の湯呑みが乗ったお盆を持ち上げ、居間へと向かった。
そしていざ扉を開けて居間の中を見やれば。兄弟たちはTVの前に集合し、低い唸り声を上げていた。 各人の眉間には深い皺が刻まれ、口はへの字に曲げられている。 翔一「食後のお茶持って来たよ〜…皆どうしたのさ、そんな顔して」 ヒビキ「ああ、翔ちゃんありがとう、お疲れさま。それがさ…」 士「ま、とりあえずコレを見てくれ。翔一兄さん」 そう言って、しかめっ面をしてソファにふんぞり返っていた士が身を起こす。リモコンに手を伸ばし、再生ボタンを押した。 TV画面に映るのは、関東ローカルではお馴染みの、あのCM。 ステージ上で縦横無尽にバク転や側転をしながら、駆け巡るスーパー戦隊達。そしてビシッと6人の戦士が揃ってポーズを決めたところで、士が一時停止のボタンを押した。 士「…どうだ?」 翔一「どう?って…これって東京ドームの遊園地のショーのCMでしょ?…これがどうかした?」 雄介「何か気になるトコない?」 翔一「う〜ん、別に何も。毎年こんな感じじゃなかったっけ?」 巧「…ほら翔一兄もこう言ってんだろ、アンノウンも関係ねぇよ。もう諦めてさっさと続き見ようぜ」 一真「いや、まだ分かんないぞ。逆再生すると聞こえるアンデッド語が隠されてて、それが耳に残って気になってる…とかかもしれないし」 真司「いや、ステージの鏡面に一瞬神崎が映り込んでたんだってば。絶対そうだって、コマ送りしたら分かる!」 映司「うーん、もしかして『CMに出たい欲望』から生まれたヤミーがいたのかも?」 翔太郎「どんな欲望だソレは。…もう諦めて続き見ようぜ。日付変わっちまうぞ」 フィリップ「待ってくれ翔太郎!もう一度、もう一度だけ巻き戻して検証させてくれ!」 自分を置いてけぼりにして、やにわに議論を始めた兄弟たち。その輪から身を引き、翔一は比較的冷静に見える兄弟に目配せをして、説明を求めた。 翔一「…ありゃりゃ、何がなにやら。そもそも皆でオーズのDVD見てたんじゃなかったっけ?」 渡「うん、オーズはもう47話まで見終わったよ。それで先週のゴーカイジャーも見ようかって話になって…途中までは普通に見てたんだけど」 良太郎「あのショーのCMが終わって、兄さん達が『何か気になるからもう一回見よう』って言い出して…もう何回もショーの部分だけ巻き戻して見てるんだけど」 ヒビキ「その『気になる』理由が分かんなくてねぇ。で、『やっぱり気になる』組と『もう早く次見ようよ』組に分かれちゃって」 総司「ふっ…何が原因で騒いでいるのかと思えば、そんなことか」 突如頭上から降ってきた低い声に驚き、皆が振り向く。居間の入り口に、茶菓子を持った総司が立っていた。 真司「そんな事って何だよ総司、もしCMの場所に怪人とかが紛れ込んでたとしたら、大変だろー!あんなに大勢子供たちがいるってのに」 総司「まぁ待て真司兄さん。その心配は杞憂に終わる。士、今度は途中で止めずに最後までCMを流してみろ。そうすれば皆すぐに分かる」
その言葉を聞き、士が再び再生ボタンを押す。 TVの画面は戦隊ショーの紹介から切り替わり、青空をバックに立つゴーカイレッドの姿を写し出した。 彼はその左腕に子供を抱え、一方の右手で子供と手を繋ぎ、あの決めのセリフを言い放つ。 ゴーカイレッド『君たち、シ○ターGロッソで僕と握手!』 ヒビキ「…ああ〜!コレかぁ!『気になる』理由の原因は」 士「大体じゃなく分かった。マーベラスの一人称が違和感の原因だったんだな」 渡「たしかに『僕』っていうキャラじゃないもんね、マーベラス」 雄介「ショーの部分ばかり繰り返し見てたから、気付かなかったんだね」 総司「その通り。しかもマーベラスの普段の態度は、基本的に不遜だからな。あの口調に余計に違和感があるのだろう」 真司「そっか〜。いやーカッカして悪かったな総司!でも不遜っぷりなら総司もなかなかの…モガッ!(口に煎餅突っ込まれる)」 ヒビキ「はーい真ちゃんそこまでー」 士「そういえば、例年はどちらかと言うとレッドは真面目か熱血漢だからな」 一真「あぁ。正真正銘、子供たちのヒーロー!って感じの」 真司「(モグモグ)…でもうらやましいよなーアレ。昔俺さ、蓮や浅倉たちと正義のヒーローっぽくビシッと決める夢見たんだよ。アレ楽しかったんだよな〜」 良太郎「うん…仮面ライダーは結構、一癖も二癖もある人が多いから…なかなかこう、いかにも子供達のヒーローっぽく、ってCMは少ないよね」 総司「(ピクッ)ほう…面白いことを言うのだな、良太郎。このCMはライダーには不可能だと?」 良太郎「およ!?ぼ、僕そんなこと一言も…」 総司「問答無用、案ずるより産むが易しだ。皆、準備に取り掛かってくれ(パッチン)」 真司「っしゃ!合点承知!」 一真「ウェーイ、了解!」 巧「…また何か変な大会やんのかよ…机片付けるぞ、そっち持て良太郎。」 何だかんだでノリの良い兄弟達は、総司の指示に従ってちゃぶ台やお茶を片付け、その空いたスペースに小型のステージ(お立ち台)を設置する。 ステージ前には、三脚に乗せたビデオカメラも配置された。準備が整い、兄弟を代表して真司が大会の開幕を宣言する。 真司「よし、第一回『仮面ライダーだってやってみたい!爽やか好青年を目指して行こうぜ、オーレ!手を繋ごう〜君も僕と握手!』グランプリー!」 映司「大会のルールは、子供を抱えて握手したポーズで、『君もライダーハウスで僕と握手!』ってセリフを言うだけ。簡単でしょ?一番ヒーローっぽかった人が優勝だよ」 総司「グランプリ優勝者の映像は、各アミューズメントパークに売り込む予定だ。皆真面目にやるように」 良太郎「あわわ、明日は映司兄さんの最終回なのに、僕のせいでこんなことに…早めに寝た方が良いんじゃ…」 巧「もう諦めろ良太郎。本人ノリノリだし気にすんな」 士「ま、大人しく俺のヒーローっぷりをご覧あれ、だ。『門矢士はカメラ以外は万能である』って設定を思い出させてやるぜ」
話し合いの結果、放送年度順に各自ヒーローっぷりを披露していく事に決まった。しかしいざ実演という時になって、あることに気付く。 翔一「あ、子供役どうしようか?」 映司「ロストアンク呼んでくる?もう寝ちゃったかな」 雄介「いや、さっき屋根の上でアンクと語り合ってるの見たよ。何かヒッチコック監督の『鳥』がどうとか」 一真「それは…怖いな。そっとしておこう」 映司「じゃあ真木博士からキヨちゃん借りてくる?」 翔太郎「アホか、もっと怖いわ!」 士「大体分かった。ちょっと待ってろ」 そう言って数分後。 士「ただいま。光写真館に大きい熊のぬいぐるみがあったのを思い出してな。これを子供役にしよう。あと青空の背景ロールも借りてきた」 巧「写真館に行って来たにしてはやけに早いな、とかそのぬいぐるみ前に爆風に舞ってたヤツか?とか思ったけど俺はもう突っ込まねーぞ、眠ぃし」 渡「巧、もうそれ完全に突っ込んでるよ」 フィリップ「さぁ、準備は完璧だ!早速大会を始めよう!」 〜エントリーNo.1クウガ〜 雄介「じゃあ一番。仮面ライダークウガ、五代雄介」 ステージに立ち、クウガに変身した雄介が熊のぬいぐるみと握手しポーズを決める。カメラ目線でセリフを言った。 クウガ「君も、ライダーハウスで僕と握手!」 真司「…おおー!何か正真正銘、正義のヒーローっぽい!」 一真「格好良いぞー雄介兄さん!」 クウガ「ん〜でもな〜」 総司「どうした?雄介兄さん」 クウガ「子供たちが一番喜ぶのは赤のクウガなんだろうけど…親子連れのお客さんだったら、お父さんが喜ぶのは凄まじき戦士の方じゃないかなーって」 フィリップ「甘いよ兄さん!紫のクウガと青のクウガにも、根強いファンがいるよ」 渡「僕は緑も好きだなぁ」 士「ん、緑?…大体分かった。バッシャーフィーb…そ、そんな目で睨まないでくれ、渡!俺が悪かった!」 良太郎「兄さん、来た人にリクエストして貰えば良いんじゃない?」 クウガ「ああそれ良いね!そうしよう」 一真「疲れそうだな雄介兄さん…」 翔一「で、審査員の鳴滝さん。得点の方はどうでしょうか」 鳴滝「ふむ。実演の素晴らしさはもちろん、その後の誠実な態度も評価に値する。95点!」
士「…な、鳴滝!お前いつの間に!?」 翔一「いや〜大会と言えばやっぱ審査員が必要でしょ!じゃ、次二番!津上翔一、アギトです!」 何か言いたげな士を抑え、いたずらっ子のような笑顔を浮かべてサッと翔一がアギトに変身し、ステージに上がる。カメラに目線を合わせた。 〜エントリーNo.2アギト〜 アギト「行くよ〜…君も、ライダーハウスで僕と握手!ショー当日は、何と木野さんも来てくれます!二人のアギトで、これが本当のダブルアクショ(握手)ン!なんちゃって」 翔太郎「…ヒーローっぽいけど長ぇ!セリフやら何やらダジャレやら!」 鳴滝「ふむ。確かに長い。が、しかし独創性とサービス心を評価して、90点」 巧「二人目でコレだと…もう大会グッダグダの予感しかしねーぞ」 真司「でも結構高得点だな〜翔一。で、次は俺か…鏡はドコだ…なぁ、俺も言いやすいようにセリフ変えて良い?」 翔太郎「ああもう何でもアリだろ」 〜エントリーNo.3龍騎〜 龍騎「っしゃ!ライダーハウスで、君も俺と握手だー!(ドン!)」 良太郎「…意外と普通だったね」 士「そうだな…。いや…後ろを見てみろ、後ろ、鏡の中!」 (キィーンキィーンキィーン) タイガ「…君一人だけ英雄っぽいことしてて、ズルいかも」 インペラー「せんぱ〜い、俺たちも子供と握手したいですよ〜!そんで人気欲しいです!」 ゾルダ「まぁ子供は別に好きじゃあないけどさ…城戸一人に良いトコ取りされるってのは、ちょっと頂けないよね」 ナイト「下らんが同意する」 神崎「ライダーバトルに勝ち残った者のみが、CMに出演し子供と握手する権利を得る。戦え…戦え!」 龍騎「…だぁー、何やってんだよ皆して!人んちの鏡から勝手に覗くなよー!」 翔太郎「(録画した映像を確認中)…怨めしそうな顔したライダーと男が、セットになって背景に写り込んでるな…」 鳴滝「流石にこの恐怖映像をCMとして流す訳にはいかんな。威勢の良さのみを評価して、80点」 龍騎「は、はちじゅってん…(ガクッ)…あれ?意外と悪くない」 士「鳴滝にしては甘いな…何かあるのか?」
何かを疑い始めた士をよそに、555に変身した巧が、見るからにかったるそうにステージへと上がる。そしてカメラへと向かって、語り出した。一応ぬいぐるみは抱えている。 〜エントリーNo.4ファイズ〜 555「…おい。そこのTVの前に座ってる子供。お前、お前だよ。お前もライダーハウスで俺と握手するんだと。早めに来いよ、俺は待つの嫌いなんだよ」 真司「カット、カーット!ストップ!たっく〜ん、せめてもう少しヒーローっぽく…」 ヒビキ「そうそうたっくん…正統派ヒーローっぽく、とまでは言わないから、やんちゃヒーローで構わないからさ。TAKE2いこうよTAKE2」 巧「(変身解除)…うっせぇな、『君も僕と握手』なんて歯が浮くこっ恥ずかしいセリフ、誰が言えるか!俺はもう絶対やんねーからなー!」 良太郎「いま言ってたよね巧…」 渡「うん…」 鳴滝「確かに態度は粗暴だが、子供に目線を合わせて語り掛けていた点を評価する。88点」 点数にも何の感慨も抱かずに、さっさと巧はステージを降りてしまった。 入れ換わりに、既にブレイドに変身した一真がステージの上に立つ。巧から熊のぬいぐるみを受け取った。 映司「そういえば正統派ヒーローと言えば、一真兄さんもそれっぽいよね」 ブレイド「俺は、子供の頃からヒーローに憧れてた…もちろん、このCMにも!」 フィリップ「お兄ちゃん、夢中だね!」 ブレイド「ああ!」 翔太郎「…何言ってんだフィリップ?」 フィリップ「仮面ライダー、CMで検索したら興味深い結果が出てね」 ブレイド「ウェーイ!5番、仮面ライダー剣!行きます!」 〜エントリーNo.5ブレイド〜 ブレイド「よし!君もライダーハウスで僕と…」 橘さん「(バターン!)騙されるな剣崎!そいつは偽物だ!」 ブレイド「うぇ!?橘さん、何がです!?」 橘さん「その熊のぬいぐるみだ!そいつは新しいトライアルシリーズ…トライアルB(ベアー)だ!広瀬さんが言っていたから間違いない!」 ブレイド「そんな…弟の写真館に、いつの間にか敵が潜入していたなんて…!嘘だそんなことー!」 翔太郎「………おい、そろそろあの二人誰か止めろよ。あと確かトライアルBって」 雄介「広瀬さん本人だねぇ。あの人もお茶目だよね」 鳴滝「ふむ。ブレイドの『セリフが最後まで言わせてもらえない』という特徴を上手く生かしていたな。91点」 士「分からん…評価ポイントがまったく分からん!」 士の懊脳は続く。橘さんは騙されていた事に気付き、再び何処かへと去って行った。一真は変身を解除して部屋の隅に座っている。 代わりにステージの上に登って既に準備万端のヒビキに、フィリップが話し掛けた。
フィリップ「ヒビキ兄さん、さっきの検索結果には兄さんのものも含まれていたよ。実に興味深いね」 ヒビキ「おっ、アレ見たの?懐かしいね〜。じゃあ早速」 〜エントリーNo.6響鬼〜 響鬼「(シュッ)今、欲しいんだよね!君のオロナミンC。君も、後○園遊園地で僕と握手!」 良太郎「…ひ、ヒビキ兄さん、色々混ざってるよ?あと何で子供からオロC奪おうとしてるの!?」 響鬼「あれっ?ごめんごめん、こっちの方が耳に残ってて…あと昔のCM思い出しちゃってさ」 鳴滝「ふむ。ファンの懐古の心を呼び覚ます、なかなかの出来だった。93点」 士「…とにかく、トップは変わらず雄介兄さんか」 総司「…次は俺の番だな。全く、雄介兄さん以外は台本もポーズ指定も丸っきり無視ではないか。そろそろ軌道修正の必要があるな」 〜エントリーNo.7カブト〜 カブト「おばあちゃんが言っていた。俺が望みさえすれば、君もライダーハウスで僕と握手…ってな」 渡「…総司兄さん、おばあちゃん本当にそう言ってた?あと軌道修正するんじゃなかったの!?」 カブト「ふっ…」 巧「あと握手してないぞ総司兄」 巧の言う様に、カブトは左腕で熊を抱え、右手ではいつも通りの――指先で天を指すあのポーズをとっていた。 当然、ぬいぐるみの腕はだらんと下がったままである。 カブト「く、不覚…」 真司「いや、ポーズとらなきゃ良いじゃん」 鳴滝「これは大幅な減点だな。87点」 士「…いい加減、ちょっと真面目にやるぞ。このまま雄介兄さんが優勝して、もしショーが開催されたりしたら、過労で兄さんの泉が枯れる」 良太郎「せ、責任重大だね…」 残るは5人。まずは良太郎がステージに上がる。変身したのは、電王プラットフォームの姿だった。しっかりとぬいぐるみの手を握り、カメラへと目線を遣る。 〜エントリーNo.7電王〜 電王「えーと、き、君もライダーハウスで、僕と握手!(ビシッ)」 真司「…おお〜!真面目に決まったー!」 鳴滝「ふむ、少し気弱そうなところは減点対象だが、基本をしっかり押さえている。96点」 一真「やったな〜良太郎!1位だぞ!」 良太郎「ぼ、僕が1位…オヨ(『良太郎!おめでとさん!』)オヨヨ(『よーし、次は俺もやるぞ良太郎〜!』)オヨヨヨ(『わーい僕もやる〜』『ちょっと先輩!僕が先だよ』)オヨー… み、皆ちょっと落ち着いて〜」 翔太郎「…忙しそうだし、次行くか」
渡はキバ・エンペラーフォームに変身していた。マントが翻り薔薇が舞う。熊のぬいぐるみを、貴婦人を扱うかの様に抱え、恭しくその手を握る。 〜エントリーNo.9キバ〜 キバ「…君も、ライダーハウスで僕と握手!(キラキラ…)」 翔太郎「…おおお、眩しっ…なかなか良いじゃねーか!ちょっと土曜深夜32時のヒーローっぽいけどな」 映司「うん、キバって見た目ダークだけど、渡の声は爽やか好青年って感じもんね」 鳴滝「これは良い。文句無し、99点だ」 その結果を聞き、皆が高得点に沸くが、士だけは何か不機嫌そうな顔をして不満を口にする。 士「…皆騙されるな!この好青年風の仮面ライダーは、次の年のライダーに回りくどい説明をして世界を旅させたあげく最終回でフルボッコしに来るんだぞー!」 キバ「士!もう根に持つの止めてよ、前にちゃんと謝ったじゃん!」 ヒビキ「はいはい、次行こう次」 残るライダーは3人。もう優勝するためには満点を取るしかない。内心焦りを感じつつ、士はディケイドに変身する。 ディケイド「(くそ、鳴滝め…まぁ良い。俺の演技ならば満点を取れる!)」 〜エントリーNo.10ディケイド〜 ディケイド「さぁ、ライダーハウスで君も僕と握手!」 雄介「…うん、ポーズもちゃんとしてたし、なかなかじゃないかな?」 ディケイド「ふ、俺は何でも様になるからな」 鳴滝「ふん、貴様は特別に名護くん流に得点を付けてやろう………まあまあよくやった。65点といったトコロだな!!」 ディケイド「…鳴滝ぃー!俺だけ不自然に得点が低いぞ!」 フィリップ「ああ、成程。彼はコレがやりたくて、相対的に兄さん達の得点を高くせざるを得なかったという訳か」 ディケイド「ええい、帰れ帰れこのエセ審査員!」 鳴滝「言われなくても帰るさ…ふははははは、今回は私の勝ちだな!ディケイドーーー!…(スッ)」 そう言って哄笑の残響を残し、鳴滝はカーテンの向こう側へと去って行った。 審査員もいなくなり、兄弟たちのテンションもすっかり下がってしまったので、大会はお開きとなった。 ヒビキ「いや〜皆お疲れお疲れ。ところでこの映像どうしようか」 総司「少し編集して父さん達にビデオレターとして送ろう。きっと喜ぶ」 翔太郎「お、それなら俺たちの分も後で撮るか。な、フィリップ」 フィリップ「そうだね。映司兄さんも撮るだろう?」 映司「え?あー…うん…」
生返事をして神妙な顔をして黙り込んでしまった映司に、怪訝そうな顔をして巧が声を掛ける。 巧「…何だよ映司兄、不景気な顔して」 映司「…いや、さ。俺、最近グリード化したり暴走しちゃったりで、結構怖い姿を子供たちに見せてるから………その、握手、嫌がられたりするかなって」 映司のその言葉に、一瞬部屋の中が静まり返る。 その気配を敏感に察知して、自分の先程の言葉を訂正しようと映司が口を開いた、その時。 ぺしっ、と軽い音を立て、映司の手のひらを、巧の手のひらが叩いた。 それは、少し乱暴なハイタッチ――つまり、一種の、握手だった。 映司「…え?」 巧「…このバカ兄貴」 映司「…えぇーっ!?バカって、何で!?」 翔太郎「(ペシーン)ああ、ほんとバカ弟だよ。心配ばっか掛けやがって」 映司「いてっ」 総司「そのくせ自分の悩み事は必死に隠すからな。このバカ弟め(ペシッ)」 映司「いてっ、総司まで!?」 次々と映司とハイタッチしていく兄弟達。映司も目を白黒させながらも、ハイタッチに応じていた。 雄介「映司がその手で一年間色んな人を助けて来たのを、俺たちは知ってるよ(ペシペシ)」 一真「ああ、それに勿論、子供達もちゃんと見てくれてたさ(ペシッ)」 フィリップ「(ベシッ)それにどんな姿になっても受け入れてくれるよ、この家族は」 真司「(ポスッ)そうそう、暴走しても止めてやるさ、ドーンと来い!だ」 ヒビキ「だから映ちゃん、どんな結末が待っていようと、胸を張って行って、そして帰っておいで!(バチーン!)」 映司「いだーっ!?」 長兄からの、力の籠ったハイタッチを受け、思わず自分の手のひらを映司は見つめる。 そこにはちゃんと、少し赤くはなっているが肌色の、見慣れた自分の手があった。 その手を、翔一が掴み、ブンブンと振って握手をする。 翔一「…ちゃんと、帰っておいでよ映司!美味しいご飯用意して待ってるから!」 映司「…うん!」 その言葉に顔を上げ、すっかり夜が明けて太陽に照らされた自宅の庭と、光が射し込む居間、そして兄弟たちの顔を順に見つめる。 映司「…必ず、ここに帰って来るよ、俺…。いって来ます!」
映司の戦いも終わった数日後。喫茶花鶏。 真司「…ってな事があってさ〜!いま兄弟の間で、人に会ったら『僕と握手!』って言うのがプチブームなんだよ。って事で手塚!キミも花鶏で僕と握手!」 蓮「馬鹿か」 真司「なんだよ、蓮には言ってないだろ〜!」 蓮「手塚もこんなのに付き合う必要はないぞ」 手塚「(じっ)…城戸、お前…」 手塚は真司の手を掴み、手のひらをじっと見詰める。 真司「な、何だよ…」 手塚「生命線が意外と長いな…」 真司「は?」 手塚「頭脳線が二本ある。これはコミュニケーション能力の高さ、又は器用貧乏の相を表す。人に誇れる特技がある証拠だが…お前は財運線がそれ程長くないから収入には直結しない。」 真司「へ!?」 蓮「当たってるな…」 そうしてライダー兄弟界隈では『僕と握手!』ブームはあっという間に過ぎ去り、今度は手相占いブームが巻き起こったのだった。 一真「俺は運命線が異様に長いってさ!ウェーイ!」 始「俺は生命線が異様に長いと言われた。まあアンデッドなのだから当たり前だな…」 睦月「ほんとだ…相川さんの生命線、手のひら突っ切ってますよ」 こちらはハカランダ。お馴染みのメンバーが手のひらを見ながら雑談している。 睦月「で、何で橘さんはホクホク幸せそうな顔して窓辺でお茶飲んでるんです?」 始「ああ、あれか…」 一真「あれはな〜、睦月」 天音「橘さん、結婚線がものすごい勢いで上向きに伸びてたんだって!だからあんなに嬉しそうなんだよ、きっと。でもそれなら早くプロポーズしちゃえば良いのに」 遥香「こら天音。でも橘さんもロマンチストなのね、何回も手のひら見つめてるわ」
支援
支援いる?
そんな話をしつつ見守っていると、橘さんの向かい側の席に、一人の女性が腰掛けた。 小夜子「橘くん、お待たせ。どうしたの?ニコニコして手のひらを見つめて」 橘さん「ああ小夜子。いや、剣崎の一つ上の兄の友達の占い師が、手相を見てくれたんだが…」 広瀬「橘さん、まさか手相の話から一気にプロポーズまで繋げるつもりかしら!?」 虎太郎「しーっ!静かに!」 一真「何だか俺までドキドキしてきた…」 橘さん「実は、俺にはユーモア線があると言われてな。ほら、この中指の付け根あたり」 小夜子「へぇ…この線がそうなの?他には何か言われた?」 天音「…えぇ〜!なぁんだ、橘さん、ユーモア線があって喜んでたのか〜」 睦月「どーせそんなトコじゃないかと思ってましたよ…」 遥香「はいはい、解散解散!」 小夜子「…でも本当に、剣崎くんのおうちは、いつも沢山のお友達が来ていて賑やかで、とっても楽しそうね」 橘さん「ああ。俺も剣崎の家族のように、いつも笑いが溢れている家庭が作れたら良いと思っている。小夜子」 小夜子「橘くん…」 橘さんは、しっかり決めるトコロは決める男。 その事をうっかり忘れていた一真達は、橘さんのロマンスの決定的瞬間を見逃してしまったとさ。 ※おまけ※ 一真「そう言えば睦月、お前は手塚くんに手相占って貰わなかったのか?」 睦月「いや、占って貰いに行ったんですけど…何かあの人、急に俺の顔じっと見て」 手塚『いい眉毛だな…お前の財運線は素晴らしいぞ。その眉毛に誇りを持て』 睦月「…って」 虎太郎「…それって人相学ってやつ?」 一真「あの人本当にオールマイティーなんだな…」
兄弟関係は絆です フィリップも兄弟設定 472-475の続きのつもりで読んでみて下さい 苦手・嫌いな人はスルーを ***** 「「「「「「「「「「「「おかえりー!」」」」」」」」」」」」 「…ただいま。」 今日、この家に帰ってきた 久しぶりの家は、懐かしくて暖かくて、そんな匂いがした 嬉しかった また、この家に帰れた事が 幸せだった また、兄弟達に笑顔で迎えられた事が その気持ちに、嘘偽りは無い 多分、きっと 「おい、映司。」 「…あぁ、翔太郎兄さん。どうしたの?」 「主役がそんな顔してちゃあ、せっかくのパーティーも盛り上がらねえぜ。もうすぐ始まるんだ。」 「まだ、翔一と総司が作ってるの?」 「張り切ってるぜ、お前が無事に帰ってこれたんだ。祝うしかねぇだろ。美味いもん、作るってさ。たくさん。」 「別に、いいのに。」 「…何て言った?」 「何でもないよ。ごめん。それと、翔太郎兄さんとの約束、守れなかった。ごめん。」 「何の事だ。」 「絶対帰ってくる、って約束。それと、」 「アンクと一緒に帰ってくる、って約束、だろ。」 「…うん。ごめん。本当にごめん。」 「…約束は守る為にある、と、同時に、破る為にある。気にするな。それがお前の物語の終わり方だったんだ。」 「翔太郎兄さん。翔太郎兄さんは相棒が、フィリップがいなくなった時、どんな気持だった?」 「そりゃあ、悔しかったし、悲しかった。あいつがいない一年間は、酷く長く感じたりもした。それだけ大切な存在だったんだ。気付くのが少し遅すぎたけどな。」 「でも、今は、一緒にいる。」 「そうだな。あいつは帰ってきた。」 「…翔太郎兄さんと、俺。何が違かったんだろう。どうすれば、あいつと一緒に帰ってこれたんだろう。今は、そればっか考えている。」 「もう、考えんな。」 「…え?」 「お前、やっと気付いたんだろう。手を差し伸ばされてる事に。」 「…比奈ちゃんも後藤さんも伊達さんも、他の皆も、俺に手を伸ばしてくれていた。」 「アンクも、だろう。」 「俺は、あいつの手を、腕を、掴んだ。だけど、ちゃんと掴めたのかな。」 「だーかーら、そう考えるなって言ったろ! アンクの気持ちをわかってやれよ! あいつは、満足したんだ。満足して、笑いながら、死んだ。」 「…うん。」 「お前がそんな事考えてたら、アンクは満足できるか? できねぇだろ!」 「でも、でも、でも!!」
本当は少し違かった 悔しかった 一緒に帰ってこれなかった事が 悲しかった 一緒に笑えなかった事が あいつと そう、あいつと 「いい加減にしたまえ、翔太郎。」 「…フィリップ、お前。」 「押し付けはいけないよ。翔太郎。君には君の考えがあって、映司兄さんには映司兄さんの考えがある。そうだろ?」 「…そうだな、ごめんな、映司。」 「でも、翔太郎の言った事も、少し考えてみてはくれないかな、映司兄さん。」 「…ごめん。」 「皆、二人を待っている。早く入りたまえ。」 あいつは満足した でも、俺は、満足できなかった そんなの、ずるい 「遅いぞ、映司ー。遅すぎて、もう、」 「つまみ食いをした、か? 真司兄さん。」 「ひっ! 違うよ、違うよ総司! 一真だって…」 「ウェ、俺も違うよ!」 「皆、賑やかだね…。」 「そういう映司兄は、随分と暗いな。そんなんじゃ、写真映えしないぞ。」 「士、空気読んでってば!」 「渡だって、ヴァイオリン弾く気満々じゃないか。」 「これは、映司兄を元気づけようと!」 「えっと、2000の技の内の一つ、漫才! ほら、映司、笑って!」 「ご飯、美味しいよ!冷めないうちに早く食べてね。」 「ホント美味しい…、っておよー!」 「良太郎ー!だからあれほど、落ち着いてゆっくり食えと!」 「たっくんも、落ち着いて。ねぇ、映ちゃん。」 「何、ヒビキ兄さん。」 「皆、映ちゃんを元気づけようとしているの、わかる?」 皆、無理して笑っている 皆、俺の為に、笑っている 俺が見たかったのは、こんな笑顔じゃなかったのに 「わかるかい、映司兄さん。悲しいのは、君だけじゃ、ない。」 「皆、アンクがいなくなって悲しいんだぜ。お前だけじゃない。だから、映司、」 「「「「「「「「「「「「泣いてもいいんだ。」」」」」」」」」」」」
ごめん ごめん、皆、アンク 俺の為に、俺の為に でも、今だけ、許して お願いだから 「うわぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁっぁぁ!!」 「ほらほら、映ちゃん、もっと泣いていいんだよ。俺も、泣くから…、」 「ウェェェェェェェェェ!」 「わぁぁっぁっぁぁぁぁ!」 「真司兄さん、一真兄さん。食うんだか、泣くんだか、どっちかにしろ…。」 「はは、そういう総司だって、泣いてるじゃない。でも、俺も、」 「翔一兄さんは、笑いながら泣いてるね。これは不思議だ!今すぐにでも検索を始めたいが…。仕方がない、今は泣く事に専念しよう…。」 「おいおい、皆、そんなんじゃあ、ハードボイルドにはなれねぇぜ。でも今は、ハーフボイルドで、いい…。」 「俺は、泣かねぇ、から! 良太郎、も、泣くな!」 「およ、たっくん、泣いてるよ。今は、泣いていいんだよ…。」 「…今すぐにでも、この状況を破壊してやりたい…。」 「何それ、士、照れ隠し…? 泣こうよ、今は…。」 「映司、ほらサムズアップ!」 涙が止まらない 悲しくて、嬉しくて、悔しくて、幸せだ 俺、満足、してる アンクも、こんな気持ちで、逝ったのかな 『 お前は、死ぬな お前は、生き続けろ 生きて、生きて、生き続けろ そして、苦しめ 助けを求めろ そして、手を取れ 俺の、じゃなくて、誰か別の奴のをな その方が、いい 俺の手じゃあ、悲しすぎる これでいい これでいい、お前もそう思うだろ そう思ってくれたなら、いい 映司、お前は、いつまでも、生き続けろ 』 「…ッ!」
声が、聴こえた気がした 気がした、だけだった 泣き声に混じって 「…ありがとう、そして、さようなら。またな、アンク。」 泣き声に混じって、俺も、声を出した * 「本当に、行くのかい?映司兄さん。」 「あぁ、もう決めたから。」 「それにしても、映ちゃん輝いてるねぇ。」 「久しぶりに旅に出るんだろ。男だな。最高に、ハードボイルだ。」 「たまには帰ってこい、で、美味い食材を持ってこい。美味い料理を作ってやる。」 「もう、総司! でも、待ってるよ。俺も、美味しいの、作るから。」 「で、俺らは、映司が持ってきた食材で作られた、美味い飯を待っている!」 「ウェ、ちゃんと映司も待ってる!」 「およ、体には気を付けてねー。ほら、たっくんも!」 「たっくん言うな!えっと…、どこに行っても、パンツパンツ言ってんなよ。」 「ヴァイオリン弾くよー!」 「写真も撮るぞ。ほら、集まれ、映司兄は真中だ。」 「皆、ありがとう。じゃあ、俺、行くよ。」 「映司、途中まで一緒に行くよ。俺も旅に出るから。」 「わかった、雄介兄さん。じゃあ、皆、またね。」 「それにしても、どうして急に、旅に出る気に?」 「唐突だね、雄介兄さん。まぁ、全て終わったからっていうのもあるけど。」 俺とアンクが出会うまで、あいつはずっと封印されていた その間、あいつは何も見えなかったと思うんだ だから、今度は俺が、あいつに世界を見せてやるんだ いろんなとこに連れて行って それにもう俺には、比奈ちゃんも、後藤さんも、伊達さんも、兄弟達も、アンクだって、皆ついている 怖いものなんか、何もない だから だから ***** おそまつさまでした 駄文でスミマセン 不快にさせてしまったら、スミマセン オーズ、今までありがとう! ありがとうございました!!
>>514 を書いた者だが、一つ言い忘れた
>>500 、かーなーりGJ!面白かったよ。確かにマーベラスの「僕と〜」は不自然だなw
>>518 GJ!
英司、お疲れ様。冬までには帰ってこいよノシ
最終回見終わって余韻に浸ってたら
>>518 さんもみんなGJだ!素晴らしい!!
今年になってこのスレを知り、保管庫で読んだW最終回パーティーに感銘を受けたので
パーティーの話を先々週から書き始めて今日放送見てから完成させました。
アンク…;;でも映司が助かったのはよかった…
・兄弟は血縁設定、2号家もいます
・フィリップは園咲さん家の子だけど兄弟として迎え入れられてます。後藤さんは伊達さんの弟子
・過去スレのネタから一部引っ張ってきてる部分があります
・ちょっとだけオーズ映画要素あり
・来週からの新しい兄弟の話もあり(直接は出てきません)
・みんな生きてるこのスレって素晴らしいッ!!でもアンクは映画で復活するんじゃないかという期待を込めて本編に近い扱い
・こまけぇことはいいんだよ!
・長いです。邪魔だったら名前欄NGで回避して下さい
ここはとある砂漠の街。 観光客に紛れて、棒に引っ掛けた派手なパンツを持って歩く青年が歩いている。 「…直接出発しちゃったのは皆に悪かったな。鴻上さんのお陰で連絡は取れてるけど」 世界の終焉を巡る戦いを終えたばかりのライダー兄弟八男、仮面ライダーオーズこと映司だ。ただし、今はその力を失っている。 「あっちです!100メートルくらい先から臭いがします!」 不意に、大きな声が聞こえた。聞き覚えのあるような…と思いかけたが、すぐにそんな余裕がなくなってしまう。 「「「イー―――――ッ!!」」」 「えええええええ!?」 何しろ、近くを歩いていた観光客の内の何人かが変装を解きショッカー戦闘員になったのだから。 そして戦闘員に混じってひょっこり姿を現した人間も一人。 「チーズ!いました!」 「カ、カズマさん!?」 「よくやったカズマ、タクミ!」 その人物こと剣立カズマの顔に驚く間に、もっと馴染んだ声が背後から飛んできた。 「士、お前何でこんな所に…ここ日本からどれくらい離れてると思ってるんだよ!?」 そう。振り返った先でふんぞり返って立っていたのは、紛れも無くライダー兄弟十男・仮面ライダーディケイドこと士。しかもなぜか屋根の上に立っていた。 両脇には仲間である小野寺ユウスケと尾上タクミもいる。 「残念だったなぁ映司兄さん。世界の破壊者兼大ショッカーの元大首領であるこの俺が本気で追えば、どこの世界に逃げようと逃げ切れる奴は大体いないと思えよ」 「うわー、士わっるい顔してるなぁ。でもこれもお兄さんを思っての行動なんだよな!」 「でも半分以上は楽しんでやってますよね…」 「ウルフオルフェノクなら兄さんの臭いを嗅ぎ分けるのは朝飯前だ。巧には絶対嫌だと言われたから、タクミに警察犬係をやって貰った」 「あの、そんなに堂々と犬って言われるのもちょっと」 タクミの突っ込みは控え目のようだ。 士は兄弟にも仲間にも、大切に思う気持ちを中々素直に表現できない性分をしている。 「さぁどうする映司兄さん?前門の俺達後門のカズマと戦闘員、降参するなら今の内だぞ」 「……………それはしないっ!」 悪役のような台詞を宣う弟を前にして、映司はダッシュで逃げ出した。 連れ戻されたくない訳ではない。何となく、士が言外に「逃げた方が盛り上がるから逃げてくれ」と言っているような気がしたのだ。
「そうこなくっちゃな!カズマ、やれ!」 「はい、チーズ!」 ディケイドの案の定嬉しそうな号令に答え、カズマが首にかけていたホイッスルを思いっ切り吹いてピー――ッ!と音を辺りに響かせる。すると… 「イー―ッ!」「イー――ッ!!」「イー―――――ッ!!!」 「嘘ぉ!?」 何と、目に見える範囲にいた観光客全員が変装を解いたのだ。かなりの数の戦闘員が映司に殺到した。 「悪いな、今日一日だけここら一帯は映画の撮影と称して貸し切りにさせて貰った!何故そんなピンポイントな真似を出来たのか?それは俺が破壊者だからだ!」 「士、やけにテンション高いな。やっぱりお兄さんに会えて喜んでるんだな!」 「ユウスケさんは本当に士さんに対してポジティブだなぁ…」 悪事ではなく単に自分を連れ戻す為に動員されているので、反撃していいものか迷ってしまう。 「今だ、全員やれ!」 困った映司が戦闘員を避けながら右往左往していると、また容赦ない弟の号令が飛んだ。 「覚悟して下さい、チーズのお兄さん!」 「「「「イィー――――――ッ!」」」」 「うわっぷ…!?」 戦闘員達とカズマが、一人を捕らえるには過剰なほど大きな投網を映司に投げつける。 「それぇっ!」 そこに屋根から降りたユウスケが飛びかかり、がっちりと中の映司を押さえつけた。 変身も出来ない今の彼には、もうどうしようもなくなってしまう。 「…もっと兄さんと遊びたかったが、仕方ないな」 すたんと軽やかに地上に降りて、士は映司入りの投網を開ける。 「帰ろう、映司兄さん。俺達の家に」 豪快すぎる作戦を取った弟が、家を離れていた兄に手を差し延べた。 「…やりすぎだって」 そう言いながらも、映司は笑ってその手をしっかりと取る。 不器用ながら兄思いの世界の破壊者による大捕物は、これでめでたく成功に終わった。
士達に連れられて、映司はオーロラをくぐり抜ける。 出口から見えてきたのは、やはりライダーハウスだ。 「でも士、わざわざあんな事しなくても連絡入れてくれればすぐ帰ってきたのに。急いでたの?」 「ああ、大至急来て貰わなければならない急ぎの用事だ。何しろ…」 前をずんずんと歩く士が、庭の中へと入っていく。 映司もその後を追うと、そこには―― 『おかえりー―――!!』 「パーティに主賓が間に合わなかったら、話にならないだろ?」 ぽんぽんぽんと何重にも響くクラッカーの音。 面食らう映司をまず迎えたのは、彼の仲間達だ。 「映司くん、お帰りなさい!皆映司くんより先に集まろうって、張り切ってたの!」 「元気そうだな、火野。俺もようやく警察官としての感覚を取り戻しきったところだ」 「火野ー、また無茶してどっか怪我とかしてなかったか?頭に何か埋まってたりしたらすぐ言えよ」 「映司くーん、折角帰ってきたんだからまたうちでバイトしてってよ!やっぱり一人足りないと寂しいのよー」 「お帰り、映司君。直接顔を見たから、比奈もやっと安心してくれるよ」 「比奈ちゃん、後藤さん、伊達さん、知世子さん、信吾さん…!」 それから堰を切ったように、他のライダー兄弟達が映司目掛けて雪崩れ込んできた。 「映司ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!やっと帰ってきたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「落ち着け真司兄、鼻水付けてるぞ」 「やはり料理がまだ足りないな…翔一兄さん、後で知世子さんを手伝いに行くぞ」 「お帰り、映ちゃん。これからは、好きなだけ俺達の事を頼っていいんだよ」 「やっぱり一段落したらパーティだよね、急いで帰ってきたよ。父さんもその内着くと思う」 よく見れば、庭は確かにパーティ会場となっている。 『出張版』という紙が貼り付けられたクスクシエの看板が置かれ、たくさんのテーブルに料理が所狭しと並べられ、音楽を愛する弟と妹がセッションする音色が流れていた。 「ここかぁ…祭りの場所は」 「これ食ってもいいかな?」 「好きなだけどうぞー!」 恐らく勝手に入ってきたのであろう人々もちらほらと見受けられたが、樹花達に笑顔で出迎えられていた。 「このパーティは明兄さんが帰ってきた記念に加え、後藤刑事と泉刑事の復職祝いも兼ねている。左など前日から遠足前の小学生のように楽しみにそわそわしていた」 「てめ照井、そんなハードボイルドじゃない事ばらさなくていいだろ!」 (おりょうりいっぱいー、すどうもごとうもいずみもけいじがみんないるからだいまんぞくー) 「ボルキャンサー、私達はデザートとしてここにいるんじゃありませんよ」 もう何が何やら、既に大騒ぎだ。 「帰ってきた……って感じ、するなぁ」 その様子をじっと眺めて、映司は視界を滲ませながら嬉しそうに笑う。
「ところで、映司兄。参加者はこれで全員だと思ってないか?」 「え?」 急にそう言われて首を傾げる映司に、巧はほらと庭の一角を指差した。 そこにあったのは、緑・青・灰色・黄色・赤の五色の布。そして―― 「ウヴァ、メズール、ガメル、カザリ、それに…もう一人のアンク!」 戦いの中で『消滅』したはずのグリード達が、人間態の姿で立っていたのだ。 「助けてくれる人はいっぱいいるんだよ、映司。神様とか、アンデッドの人達とか、幽霊列車の人達とか…皆がグリードさん達に『命』をあげて、命があるってどういう事か教えようって協力してくれたんだよ」 目を丸くする映司に、雄介が優しくサムズアップをする。 「僕もその一人さ、映司兄さん。地球の本棚から800年前に創られたグリードに関する記憶全てを閲覧・分析する事で、足掛かりを作った」 「800年前のロストテクノロジーを再現し、更に上回る…ZECT以下略の力を尽くさせれば、決して不可能ではない」 「餅は餅屋、怪人はショッカーだ。夏みかんと二人がかりで頼んだら爺さんが老骨に鞭打ってやってくれたぞ、感謝しておけよ映司兄さん」 「フィリップ、総司、士…」 自分の知らない間に、そこまで大掛かりな計画が進んでいたとは。 自分の力だけでは消滅を賭けて戦うしかなかったグリード達を見ると、映司の胸に何かが込み上げてきた。 「当然我々も全面的に協力させて貰ったよ!!」 その場にいた全員をびくっとさせる唐突な大声。振り返れば、派手なスーツを着た男が無駄に存在感たっぷりに仁王立ちしている。 「おい…誰だ、あのテンションが最初からクライマックスなおっさん」 「既に検索は済ませているよ、翔太郎。名前は鴻上光生、四十三歳。カンドロイドやライドベンダーの開発及び統括など映司兄さんに深く関わった財団、鴻上ファウンデーションの会長。 趣味はケーキ作りだが自分では食べない。映司兄さんを真のオーズにした張本人であり、先代オーズの子孫でもある」 「ああ、里中さんにケーキ持ってこさせてる…本人見るのは初めてだな」 「その通りだよライダー兄弟三男左翔太郎君、十三男園咲来人ことフィリップ君!素晴らしい!」 フィリップの言葉に、兄弟達は思わず身構えた。よく考えれば殆どの根源は彼である事を考えると、ただの珍客と思うのは気が早い。 しかしそうした反応は予想していたのか、鴻上ははっはっはと満足げに大袈裟な笑いを返す。 「心配せずとも、今日はこの素晴らしいパーティーに華を添えようと思っただけだよ。里中君!」 「了解です」 鴻上がぱちんと指を鳴らすと、秘書の里中エリカが巨大な台車を押して現れる。 台車の上には蓋をされたこれまた大きな何か。鴻上の事を考えれば、想像するのは容易だ。 「Happy Birthday to you♪Happy Birthday to you♪…火野君!」 「……はい」
「グリードは『全員』新たな命を得てこの世に舞い戻った。しかし、アンク君の意識が宿ったコアメダルは君が持っている!是非ともそのまま持ち続けていたまえ!」 その言葉に反応して、映司は自然な動きでポケットに手を入れた。 そして、そこに入っている二つに割れた赤いタカ・コアをぐっと握る。 「壊れた筈のそれにもう一度『命』を与えるのは我々ではなく、君の欲望だ!その為に我々がする事は、この程度で十分だろう!」 「……これ、って」 ずいと鴻上に突き出されたのは、あの最後の時と同じ小箱。それに、オーズドライバー。 「グリード達の新たな誕生の際、ZECT以下略と共同開発した新しいコアメダルだ!ひとまずの間はそれを力とするといい。君が自らの手で真の力を取り戻すその時まで!」 小箱の中に入っているのはきっとあの時と同じ、紫のメダルの力によって砕かれたはずの赤・黄・緑のコアメダルなのだろう。 差し出された手の中の物を、映司はしっかりと受け取った。 「はい、きっと…そうしてみせます。俺がアンクを助けてみせる。俺、欲張りですから」 「実に素晴らしい、最も君らしい答えだ!……里中君!」 「火野さん、ライダー兄弟の皆さん。これは鴻上からもう一つのプレゼントです。どうぞ好きなだけお受け取り下さい」 里中が謎のスイッチを押すと、どうやって取るのか分かりにくかった蓋が機械音を発してぱかんと開く。 「Happy Birthday!新しい火野君とオーズとグリード、その他あらゆる新たな存在の誕生へ!!」 「うわっ……!」 中から出てきたのはやはりケーキだ。しかもやたらと大きく、デコレーションもこれでもかとそこら中に飾られていた。 バースデーケーキと言うよりはウェディングケーキに近いスケールだ。 「兄貴…幻覚かな、あのケーキ俺よりでかいよ…」 「光を求めるな相棒…しかし糖分と炭水化物は求めよう…!」 予想は出来ても、ここまで来れば多数の人々が度肝を抜かれる。 まさか全部自分で作ったのだろうか。そうだとしたら、もう財団の総帥が本業じゃなくていいような気さえする。 「ケーキの他にも、特別にスペシャルゲストを呼んである!近くまで来ていると思われるので是非探してみたまえ!」 「スペシャルゲスト…そうか、あの人か!始、探しに行こう!俺達が!」 「…俺達である事に意味があるようだな」 皆がケーキを切り分けたり持って行ったりする中で、二人がその場を抜け出した。 そして、その様子をコイン片手にじっと見ている客人が一人。 「確かに、この近くにはいずれここに来る者が一人いるだろう。しかし、予想は斜め上の方向に裏切られる……俺の占いは当たる」
「アンク、いるんだよね」 一見誰もいないように見える映司の隣に向かって、誰かが声をかけてきた。ライダー兄弟十二男、良太郎だ。 (何の用だ。下らない話ならそのまま飲み込んでおけよ) 「アンク、お前なぁ…」 「いいよ、映司兄さん。僕は嬉しいなって言いたかっただけだから」 誰に説明されるでもなく、二人には確かにいつもの不機嫌そうな『声』が耳に届いていた。 目には見えなくても、映司とアンクは今ここに一緒にいる。それを再確認して、良太郎は微笑む。 「覚えてるかな、前に僕がアンクと話した事。あの時は怒られたけど、やっと本当になったね」 「良太郎……」 「あの時君が映司兄さんを倒せなかったのも、映司兄さんについていようと思ったのも、きっと」 少しだけ間を置いて、また『声』が返ってきた。 (何の事だ。覚えちゃいないな、お前の与太話なんか) 「なんだなんだ、じゃあ俺と話した事も忘れてやがんのか?うちの白いのより鳥頭じゃねえかよ、アンコてめぇよお」 良太郎の背後から、プリンで口を汚したモモタロスがぬっと出てきた。 (馬鹿か、額面通りに受け取るな!それに俺はアンクだ、アンク!) 「額面通りに、って事はそのまま受け取らなくていいんだよね」 「あはは、一本取られたなぁアンク」 (……………チッ!) 大人しいだけではない良太郎にくすくすと笑われて、映司の隣の気配が木の上へと移ってしまう。 「ま、良太郎と同じくらい俺も嬉しいんだよな。なーんかお前は他人って気がしなくてよ、なぁアンコ」 (ア・ン・ク・だ!!しかもお前ら、何平然と俺と会話してやがる!少しは空気を読んだ扱いが出来ないのか!?) ライダーと共に戦った赤い怪人達が口喧嘩する光景を幻視して、映司と良太郎が顔を見合わせて笑った。
ライダーハウスの台所、いつもの家事担当に混じって作業をしている人物が一人。 「あらー、総司君も翔一君も凄いじゃない!調理係としてうちで働いて欲しいわー」 一流の手際で料理を作っていく二人を見て、知世子はとても嬉しそうだ。 「俺達は知世子さんのお手伝いをしてるだけですよ。クスクシエのレシピも見られるし」 「女手一つで店を切り盛りしていただけの事はある。とても参考になります」 「やだもうお上手ね、さっすが映司君の兄弟!」 いつも通りのハイテンションで翔一と総司の肩をばしばしと叩く。 そうしていたかと思えば、作業の手を止めて非常にいい笑顔をした。賑やかな女性である。 「そうだわ、映司君も後藤君も翔一君達もみんな『仮面ライダー』なんでしょ?じゃあ、仮面ライダーフェアなんてどうかしら!全員変身して接客して貰うのよ、コスプレどころか本物だらけだからお客様もきっと大喜びだわ!」 「凄い事を思い付きますね、うちの店でもそれやってみようかな」 「巧辺りは冗談じゃねえとでも言いそうだがな」 二人とも結構乗り気のようだ。そして、知世子がまた何かを思い付く。 「バースのベルトってまだあるかしら?やっぱり店長である私が率先してやらなきゃいけないわよねー」 何気にとてつもない発言を耳にして、翔一と総司は顔を見合わせた。 なぜだろう、知世子はごくごく普通の一般人であるはずなのに。 想像すれば、誰よりも強い仮面ライダーバースが誕生するような気がしたのだ。 当の本人はもう調理に戻っている。 近い将来軽い騒動の起きる予感を残して、出張クスクシエの臨時厨房は絶え間無くいい臭いを漂わせていた。
さて、庭の真ん中には一際目立つドラム缶が焚火にかけられて鎮座している。 ぐつぐつという音と出汁の香りの湧き出るその中身を、満面の笑みで覗き込む男が一人。 言わずと知れた元祖バース、伊達だ。 「いやー、悪いね火野のお兄さん。色んな国でお仕事する度におでんは作ってたんだけど、流石にドラム缶いっぱいに作るなんて贅沢な真似は出来なかったからさー」 「いえいえ、俺の2000の技の一つ『ドラム缶クッキング』が役に立って何より!」 謎の特技を活かした雄介は、これまた笑顔でサムズアップを返した。 「下ごしらえは総司がやってくれたし使ってる野菜も当然翔一特製。そろそろ食べ頃かな」 「長年の俺の欲望がついに叶ったな。さーて、どんどん取り分けますか!お、火野の弟ちゃん。イカ食べる?…あ、ネコちゃんにイカは駄目か。腰が抜ける」 「伊達さん、確かに彼は猫舌ですが狼です」 「突っ込まない、突っ込まないぞ……熱っ」 すかさず突っ込む後藤、受け取るなりおでんをふうふうと吹く巧。 そんな様子にまた笑いが起こる。
「ウェーイ!」 「何だお前ら!?」 緑の革ジャンが眩しいウヴァに群がってきたのは、一真のローチ達だ。 「ウェイ!」 その中の一匹が、水らしき液体の入ったコップを手渡す。 「…何だこれは。水はメズールでたくさんだ」 「ウェイウェイ!」 「ナズェミテルンディス!」 「オンドゥルルラギッタンディスカー!」 「何、ご主人様が俺もきっと好きだろうと持たせた?騙されたと思って飲んでみろ?ふん、こんなただの水……!?」 虫繋がりかローチの言葉を完全に理解出来ているウヴァがコップの中身に口を付け、―驚愕した。 「あ、甘いぞ!これは…逆らえん、○になった時メダルを欲したように引き込まれていく!」 「ウェウェイ!」 「おいお前ら!もっとあるのか、持ってこい!」 「ウェー―イ!」 余談だが、後日砂糖水を啜りながら歩く男が二人に増えていたとの目撃談が多数寄せられた。
支援支援
支援
「メズール、これ『あまい』!これは『しょっぱい』!でも、この黄色いのつけたら『からい』!リュウタロスたちが教えてくれた!」 右手にケーキの皿、左手に辛子の乗ったおでんの器を持ってガメルが笑う。 「そうなの…よかったわね、ガメル」 そんな彼を目の前にして、メズールは微笑みを返した。 「この音…気持ちいいわね。安らいでくる」 渡と小夜の演奏するバイオリンとピアノの音色に耳を傾け、少しだけ思考を巡らせる。 ガメルは今、『甘い』と言った。『しょっぱい』とも、『辛い』とも言った。ただ「うまい、うまい」と言い続けるのではなく。 そんな彼にも、音色を心地いいと感じている自分にも驚きを禁じ得ない。これが『命を得た』というものなのか。 「ガメルー、サッカーしよー!」 ガメルを呼ぶ声が聞こえる。今しがた話に出た相手だろう。 「うん、遊ぶ!でも、ちょっとまて!」 そう返して、ガメルはまたメズールの方へ振り返った。 「メズール、これ、あげる!」 「え……」 はい、と手渡されたのはそっくりそのままケーキとおでん。 「ガメル、これはあなたが食べていたんじゃ?」 「そうだ!だから、あげる!」 にっかりと笑い、戸惑うメズールの前でガメルが両手を広げてみせた。 「これもこれも、あまくてしょっぱくてからくてすっごく『うまい』!だから、メズールも一緒に食べよう!」 そこまで言うと、大きな背中が待ち侘びる友人達の下へと駆ける。 メズールはしばらくぼうっとして、ケーキのクリームをぺろりと舐めてみた。『甘い』。 向こうから、元気な声が聞こえてくる。 「ガメルってシャチさんとすっごく仲良しなんだねー」 「うん!だから、おれ」 ああ、なんだ、そうか。そうだったのか。 「メズールのこと、大好きだぞ!」 あれ程欲しかった物は、最初からこんなに近くにあったのだ。 知りたいのに知る事の出来なかった自分より、ガメルの方が余程『大好き』を知っていた。 それに気付くまで800年。笑ってしまうくらいの遠回りだ。 「とっても、美味しいわよ……ありがとう。ありがとう、ガメル……」 『甘い』クリームの味にほんの少し『しょっぱい』が混じったのに、メズールは気付かないふりをする。
賑やかな人だかりから少し離れて、黄色と赤の二色の人影が佇んでいた。カザリとロストアンクである。 「本当に、今の人間は訳が分からないよ。僕達だけじゃない、君まで復活させて……その上『命』を持たせようだなんて」 何の得があるんだかと呟いたカザリが肩をすくめると、ロストアンクは彼の上着をくいと引く。 「それ、どうしたの」 目敏いカザリは、すぐにロストアンクの小さな手に握られているアイスキャンデーに気付いた。 「オーズが……くれた」 「そう」 「カザリ、『僕』の感じていた通りだったよ」 かり、とロストアンクがアイスキャンデーをかじる。 それから、カザリの顔をゆっくり見上げた。 「アイスって、『おいしい』ね」 「――そう。僕も、気付いた事があったよ」 ライダーも一般人も怪人も、ごっちゃになってわいわい騒いでいる光景。 それをひとしきり見渡して、かつてたった一つの欲望(のぞみ)の為に同胞を利用する事も厭わなかった猫の怪人は独り言のように声を出す。 「居場所って、思っていたより見つけやすい物かも知れない。星が『明るい』から見えたんだろうね」 「…カザリの分も、オーズ達から何か貰ってこようか」 二人の頭上に輝く、満天の星空。 今も昔も、それは目さえ開ければ誰にでも見えるものだった。
まだまだわいわいと賑やかな声や物音が聞こえてくるライダーハウス。 その門柱にかけられたクスクシエの看板を、一人の男が無表情で見つめている。 「今この家を排除する事さえ出来れば、世界を終末に導いたも同然なのですが」 かつて鴻上ファウンデーション所属の科学者であり、またつい最近までは紫の恐竜グリードとして仮面ライダーオーズの因縁の相手であった真木清人は、再びこの世界に存在していた。 …そして、その真木に近付いた人影がまた二つ。 「残念ながら、それは諦めた方がいいですよ」 「今この家にいる戦力を打破するのは、お前じゃなくても決して容易ではない。当然、俺達を勘定に入れてだ」 ライダー兄弟の五男、一真と友人の相川始。またの名を仮面ライダーブレイドとカリス、そして… 「世界を終わらせると謳っていたなら、調べくらいはついているだろう。俺達が『何』であるのかと」 「始、なんかそういう言い方は自虐っぽいから止めた方がいいんじゃないか?」 「終わらない生命体、アンデッド。特にオーズこと火野君の関係者である君達ジョーカーは、私の計画の最大の障害と言えました。しかし同時に、火野君の戦いに君達が干渉する事は基本的にないと言っていい。その為に当面は放置していたのですがね」 生来の癖か、いないはずの人形に話しかけるように淡々と真実を語る真木。 他人と目を合わせずに話す彼と対象的に、一真はまっすぐ弟と戦った男を見据える。 「別に、今も俺達があんたをどうこうしようと思って話しかけた訳じゃない。映司の戦いはもう終わったし、また世界を終わらせるって言うなら…俺も始もBOARDも、他にも色んなとこが黙ってないと思うけど」 「ショッカーもだろうな。自分達を差し置いて世界を滅ぼすとなると」 「ままならない物です。私は火野君とグリード達で手一杯だと言うのに」 本当にそう思っているのか怪しい口調で、真木が仮面ライダーでありジョーカーである二人に言葉を返した。 すると、一真の真剣な面持ちが急に綻ぶ。 「ま、そんな事は別にいいんだ!俺達が真木さんを探してたのは、もっと別な用事」 言うが早いが、すっと一真から真木に手渡された紙。彼にとって非常に見覚えのある、しかし確実に違う笑顔がプリントされていた。 その横に書かれていたのは、『出張版クスクシエ 特別招待券』の文字。
「……………何を」 「久々の味覚、目一杯味わってみません?知世子さんとうちの弟達が、腕によりをかけてます!」 「お断りします。確かに五感は戻りましたが、私は元から節食行動にたいした興味は…」 「冷たい事を言うな。変温動物じゃあるまいし」 珍しくボケてみせた始の手には、頭をぶらぶらと揺らすカツラと眼鏡の付いたあの人形が。 「や…や…やぁめぇろぉー――――!!?」 「知世子さんから剣崎が借りてきた。早くしないと全部橘に食べられるぞ。それともこの人形を使って、俺のローチイレブンと剣崎のローチイレブンで交流試合をさせてやろうか」 「止めろ始!想像したけどその絵面は完全にホラーだ!」 今までのシリアスな雰囲気は一体何だったのか、目をひん剥いた真木と真顔の始による人形争奪戦がどたばたと始まる。 白熱しすぎて二人の腕がグリードやジョーカーのそれになっているのは、きっと気のせいだと一真は思う事にした。 そして、このわちゃわちゃとした状況に更に一人が加わってくる。 「あらー真木さん、お久し振り!鴻上さんが来るって言ってたスペシャルゲスト、もしかして真木さんの事!?」 『スペシャルゲスト』を店長自ら出迎えに来たらしい知世子が、やはりハイテンションで庭から出てきた。 怪人の腕で人形を取り合う男二人という光景に全く動じた様子を見せていないのは、彼女ならしょうがないだろう。 「ねえさ……いえ、その、何と言いますか私はただ通りがかっただけで」 「さぁさぁ早く早く、お料理は出来立てが命ですから!映司君から聞いたけど、真木さん今日来てる子達のお友達なんですって?みんなきっと喜ぶわね!」 「いえ、カザリ君やガメル君やウヴァ君はどちらかと言えば私を見るなり殴り掛かってきそうですが。あの、ですからそんなに強く腕を組まないで頂けると私の心の平静が良き終末を迎え人は初めて完成すると」 動揺しすぎてよく分からない事を口走りながら、真木はずるずると知世子に引きずられていく。 その後ろ姿目掛けて、一真が大きく声を張り上げた。 「変わっても、悪くなるとは限らないと思いますよー!少なくとも、俺は自分が変わったってこの世界を楽しく生きてます!」 果たして、一真の声は真木に届いただろうか。 「自分が変わっても楽しく生きている…この家にいる、お前らしい言い方だ」 「映司、今度はあの人とも仲良くなれるといいよな。そうなったら、世界の終わりは勿体ないって思うように変わってくれるかもしれない」 「心配しなくとも、簡単に終わる訳がないだろう。お前やお前の家族がいる限り、はな」 「ありがとな。ところで始…真木さんの人形って絶対生きてるよな?俺が持ってきた時も、ほんの少し目を離したらポーズ変わってるし」 「それは今言うべきことなのか?」 軽口を叩き合いながら、一真と始も庭へ入っていく。 ライダーハウスと出張クスクシエの合同パーティに、新たに参加者が一人増える事になった。
どんちゃん騒ぎの中、変わらず暑苦しい笑顔を湛えて鴻上がケーキの側に仁王立ちしている。 そんな彼を見て何か引っ掛かるものを感じているのが数人。映司を始めとした、鴻上に関わる者達である。 鴻上は映司に言わせれば「悪い人じゃないけどすごく油断ならない」、アンクに言わせれば「全部知っていた癖に私も知りたいなんてほざくとんだ狸親父」という人物だ。 その鴻上が、ただケーキを自らパーティーに持ってきてそのまま立っているだけで済むだろうか。何かまた妙な事を企んでいるのでは? …そして、映司達の予感は遂に的中した。 ずっと鴻上の傍らにいた里中が、通信機を片手に静かで事務的な言葉を発する。 「会長、鴻上ファウンデーションの衛星が『彼』のこの地点への接近を捕捉しました」 「そうか、予測到着時間との差異はいかほどかね!」 「このまま行くと、一時間二十七分四十二秒遅れた事になります」 「それはよかった。何事も予測を裏切れば裏切るほど素晴らしい結果を出すものだ!里中君、大至急『二つ目』をここに運びたまえ!」 「了解です」 命令に従い、里中の姿がその場から消えた。 一人残った鴻上は、ここに来て急にある人物に向かってつかつかと歩きだす。 「城戸真司君!」 「うわっ!?」 背後から大声で呼ばれ、ライダー兄弟四男の真司がびくっと跳ねた。 鴻上はと言うと、いつも通りお構いなしに大仰な身振りで言葉を続ける。 「先日、君の書いた記事『目撃情報続出!空飛ぶ白い竹の子ロケットの噂に迫る!』を読ませて貰った。実に興味深い内容だった!素晴らしい!」 「え?あ……俺褒められた?俺褒められたよヒビキ兄!」 「よかったねぇ真ちゃん、鍛えた成果が出たな」 「記事って鍛えてよくなるもんなのか…?」 素直に喜ぶ真司と素直に労うヒビキと冷静に突っ込む巧に構わず、「そこで!!」と大きな一言。 「知識欲に従い、鴻上ファウンデーションが独自にその噂を調べ上げた!結果、判明したよ!その謎のロケットとは、最近誕生した新しい仮面ライダーの事であると!!」 「えええええ!?」 「大体わかった。要するに」 察しのいい士が割って入ると、鴻上はより一層テンションを上げた。 「その通り!鴻上ファウンデーションが総力を挙げて『彼』を調べ、本郷猛の確認を取る事にも成功した!かつてショッカーから守る為に各地へ預けた、彼の実子の一人に間違いないそうだ!」 「本当ですか、鴻上さん!?白いロケットのライダーって……!」 点と点の繋がった線に覚えのある映司が詰め寄ると、鴻上はとても満足そうに笑った。
「それはそうと、そろそろスペシャルゲストの登場だ!全員上を見たまえ!」 「ウェ?スペシャルゲストって真木さんなんじゃ…」 「私は君達に勝手に連れて来られただけです。鴻上会長の招待など受けていませんよ」 無駄に自信に満ち満ちた声に導かれ、ライダーハウスの庭にいる他の全員が上を見る。どう見ても美しい星空だ。 しかし、星空に詳しい侑斗は真っ先にその違和感に気付いた。 「おい、野上。あの辺りをよく見てみろ」 「え……?」 それをきっかけに、次々と驚きの声が上がる。 「ねえキバット、僕はあまり星の事を知らないんだけど。…流れ星って、白かったっけ?それに、だんだん大きくなるものだったかな?」 「いーや渡、そんな流れ星はないぜ。しかもあれは大きくなってるんじゃない、こっちに向かってきてるんだ!」 最後に、このパーティーの主役である映司が木の上のアンクにぽそりと話しかけた。 「なあ、アンク。……何か凄く既視感を感じないか?」 (チッ、あの親父。やっぱり碌でもない事を裏でやってやがったな) どよめきの止まない中、台車を押しながら里中がまた現れる。台車には普通サイズのケーキが乗っていた。 二つ目のケーキは、何かの顔がデコレーションで描かれている。そして、チョコレートプレートに記された文字は―― 「お兄ちゃん!」 「あれは、アンクの記憶にあった…」 「あらー、何だか凄い事になってきちゃった!」 「伊達さん、落ちてきます!」 「うおっと、後藤ちゃんも皆も危ないぞ!」 庭のど真ん中目掛けて、『何か』が落ちてくる。 鴻上が両腕を目一杯広げて、今日一番の声を張り上げた。 「Happy Birthday,ライダー兄弟諸君!君達の新しい家族の誕生だ!!」 この数秒後に『何か』改めスペシャルゲストが庭へ豪快に不時着し、それから騒ぎはもっと大きくなったのだが…それはまた別の話である。
538 :
おしまい :2011/08/28(日) 12:26:07.49 ID:oeAWbHCg0
さるさん解除待ちで時間が空きましたすみません。 投下してからミス発見したので自己訂正 2/15 ×ディケイドの〜 ○士の〜 赤コアが残ると予想してタジャドルで上空に逃げたのをディケイドドッジ(ガンバライド参照)で 撃ち落とすという展開で書いていた時の修正し忘れが残ってました。 映司お疲れ様、来週からの弦太朗の活躍も楽しみにしてるよ!冬映画でアンク復活しろ!
GJ!! ドクター、今度は善き人生を! そして、1週間早いけど新たな兄弟へ。 『happy birthday!!』
GJ〜!! ガメルとメズールにうるっと来た。 敵も味方も幸せになれるこのスレが大好きだ!
541 :
1/5 :2011/08/28(日) 14:31:21.11 ID:QeIU0Yco0
>>520 超GJ!凄い面白かったよ!
俺は暴走したくないッ!俺は―
ドガンッ!
ウヴァ「ツッ!?」
何か良く分からないままだった気分から行き成り浮上させられた
堅い物を頭にぶつけられた痛みもオマケ付きだったが、しかも超強力殺虫剤なる物だ、少し恐怖を感じたがこのさい気にしない
「やっと気付いた?さっさと起きなよ、虫頭」
ウヴァ「誰だ!?」
ぶつけられた物を掴み相手を確かめお返しにぶん投げようとしたが未遂に終わった
カザリ「僕だよ、ウヴァ…久しぶりだね〜相変わらずそのまぬけ面は変わってないみたいだけど」
ウヴァ「カザリ!?…お前ッ消滅したはずじゃ…」
ピロリ〜ン♪
キング「あはは!その顔最高〜」
突然音がしたかと思うと失礼にも人の顔を携帯のカメラで撮る少年が居た
ウヴァ「なっ!?…貴様!」
キング「おっと」
飛びかかるが体が本調子じゃないのと相手がタダ物ではない様子なので派手にカラぶった
542 :
2/5 :2011/08/28(日) 14:32:28.76 ID:QeIU0Yco0
ドサッ キング「あらら〜派手に転んじゃってさ〜」ピロリ〜ン♪ ウヴァ「ぐっ!…クソッ!何なんだ一体!?」 金居「あまりはしゃぐな、コーカサス…神の前だ…不興を買うのもよくない」 キング「はいはい、分かったよ」 ウヴァ「?…神、だと…?」 目の前に居た眼鏡の男の後ろには異質な気配がする美しい青年が立っていた カザリ「そう、僕達を蘇らせてくれたんだよ…まあ、前みたいな力は無いみたいだけどね」 ウヴァ「何?…どういう事だ…」 色々と訳の分からない事が多すぎると答えを求める様に青年の顔を見る 神「私の人の子に対して…今までのあなた達の行い…蘇らせてこれから長い時をかけてどういう事か分からせます」 キング「死んだら意味無いからってさ…本当にグリードも面倒だよな〜」 金居「そういう事だ、慈悲で蘇らせた訳じゃない…せいぜいその足りなさそうな頭で考えろ」 キング「そうそう!せっかく俺達の力を使って蘇ったんだからちゃんと頭使いなよ」 金居「お前は見てただけだろ、殆ど俺の力と神の力だ」 キング「相変わらず頭堅いな〜いいじゃんそんな細かい事は」
543 :
3/5 :2011/08/28(日) 14:33:46.42 ID:QeIU0Yco0
ウヴァ「…………………」 金居「ふんっ、良く分からないと言った顔だが…時間はこれからたっぷりある」 ウヴァ「時間…」 自分の手を見る、人間体の時の体だがちゃんと存在している 金居「…何か困った事があったら言え、面倒だが神から言われたからな…仕方ない」 ウヴァ「……………………」 金居「分かったなら返事をしろ」 ウヴァ「くっ………分かった」 キング「くははっ!何これ可笑しい!」ピロリ〜ン♪ 金居「行くぞコーカサス、俺達は帰るが…カザリ、後の事はグリードであるお前が説明しろ」 神「それでは」 キング「良い写真撮れたよ、じゃあ」 颯爽と去って行く青年達 ウヴァ「…はあ…俄かには信じがたいな…」 そのまま残され2人だけになったグリード カザリ「まあ、最初はそんなものだよ」 ウヴァ「…おい、メズール達も蘇ってるのか?」 カザリ「蘇ってるよ…なんか知らないけど僕が代表で君を迎えに行かされたけどね」
544 :
4/5 :2011/08/28(日) 14:34:52.79 ID:QeIU0Yco0
そう言いながら背を向けて歩き出すカザリ ウヴァ「おい!どこへ行く?帰るのか?」 自分達に帰る場所など無いと思うがカザリは面倒くさそうに振り返り カザリ「何処って、オーズの家だよ…まあ、ウヴァは好きにしたら良いさ、人間に害を加えなきゃ良いんだしさ」 ウヴァ「オーズの家だと…」 なんでカザリがわざわざ宿敵の所に行くのかこいつも頭がイカレタかと思っていたら変な音が鳴り出した ♪〜ピッ カザリ「何?…ああ、響鬼か成功してるよ……うん、ウヴァも連れてこいって?…分かったよ…」 ウヴァ「おい、カザリ?」 カザリ「はあ…ウヴァも来いってさ」 ウヴァ「はあっ!?…オーズの所にか!?冗談じゃッ」 ドガーン! カザリ・ウヴァ「!!?」
545 :
5/5 :2011/08/28(日) 14:36:04.74 ID:QeIU0Yco0
デカイ音で廃工場に突っ込んで来たのはリボルギャリーだった 車体を開かせ人が言いあいながら出てきた 翔太郎「あーもう!ちゃんと運転しろって言っただろ!見てみろ!ボロボロじゃねえか!」 フィリップ「安心したまえ翔太郎、ちゃんと中の人達の安全は確認してある、問題は無い」 翔太郎「そーいう問題じゃねえよ!ここが潰れたら危ないだろうが!!」 フィリップ「それも計算済みさ、何より僕は早くグリードの復活の場面が見たい」 翔太郎「結局それか!ったくしょうがねえ奴だな…で、カザリ達はと…」 2人で1人の仮面ライダーの眼が同時に2人を視界に捉える カザリ「………こんな風に迎えに来るなら電話なんて要らなかったね…」 ウヴァ「……次から次へと…訳が分からん………」 翔太郎「……………どうやらもう終わっちまったみたいだな…」 フィリップ「翔太郎!君がもう少し早く準備しないからだよ!」 翔太郎「俺のせいかよ!」 2人で1人の仮面ライダーは騒ぎながらも茫然としているグリード達をリボルギャリーに乗せライダーハウスへの帰路に着いた
なぜかグリードの皆さんを復活させるのに力を使いすぎて 『休息』と称しオーパーツに引きこもる神様を幻視した
そしてライダー兄弟は毎日オーパーツに大量にお供えをするんですね。
ガメルが駄菓子お供えしてるの想像して和んだ
アンクも復活させるだろうからそしたら映司が世界中の宗教の供物と呼ばれるものをお供えしそうだww
最終回前後の良作投下ラッシュの影響で…俺の涙腺はボドボドだー!!!!
一つ一つにGJするけど良いよね?答えは聞いてない!!
>>459-461 GJ!始とモモタロスとフィリップ、珍しい組み合わせだと思ったら…ヤハリソウイウコトカ!
親友と仲間と相棒との絆が感じられて、こっちも暖かい気持ちになったよー!GJ!!
>>462-465 GJ!カザリはすっかりスレに馴染んでるなw
ウヴァさんは頑張って逃げてくれwwwGJ!!
>>468-469 初投稿GJ!ヒヤヒヤしながらも家族を信じて見守る一号家&二号家の面々が…
みんな本当に健気だよなぁ…良い話だった!GJ!!
>>472-475 >>514-517 同じ職人さんだろうか?違ったら申し訳ないが…GJ!「泣いてもいいんだ」のトコで俺も涙ボドボドだったぜ…うっうっ
しかし翔太郎は良い兄ちゃんだな…GJでした!!
>>477-497 GJ!映司の兄弟一人一人に対するメッセージと、兄弟達との、巡るめく一年間の思い出の描写にホロリとしたぜ…
支援の人達もGJだー!
>>500-513 GJ!!大泣きしながら爆笑して、読み直してまた泣いたんだぜ…俺の顔の筋肉が大変なコトに…面白かったよー!!
巧の「バカ兄貴」と連続ハイタッチ、ホクホク橘さんのトコが特に好きだー!GJ!
>>520-538 GJ!良き終わりに相応しい、良きパーティーだった!すげぇ面白かった!!
過去スレetcの小ネタも効いてて素晴らしいっ!メズールとガメルのトコが好きだー!GJ!!
>>541-545 GJ!ウヴァさん復活おめでとうwww
昆虫系怪人の会が賑やかになるな…あと黒ダミ様、復活ラッシュお疲れ様だw
GJっした!
いやーしかし、本当に兄弟スレって素晴らしいッ!
みんなGJー!!!!
最終回でボドボドに号泣したが、ここでほっこりできた 書き手さん、ありがとう! そして、アンク!早く帰っておいで〜
GJ!! 良作ラッシュキタ━━━(゚∀゚)━━━!! オーズ最終回も感動だけど、そのあとの職人さん様方の良作は・・・! 涙腺返してください!! ホント・・・兄弟スレに出会えてよかったわ。 ありがとう、本当にありがとう!
この流れなら・・・!と思って書いたけど、思いのほか長文になってしまった。 途中で規制かかるかもしれないんで、途中で止まったら避難所の方にうpします *長文・オリジナル設定注意 *死人設定あり
*映司と別れてから旅に同行するまでの間の話ということで。 (・・・ここは?) 意識が覚めたのはいいものの、自分がどこにいるか把握できないでいる。 強いて言うとならば、自分がさっきまで居たあの空間に似ている。実体こそなかったのかも知れないが、確かに、自分はそこにいた。あの空間に。 しかし、目の前にはグリード体もおろか人間体の真木すら居ない上、ウヴァの気配すら感じない。それに、変な表現かもしれないがどことなく温かだ。気温などの意味ではない、温かみがある。 人間たちがいうあの世だとか三途の川だとかいうものか。真木の言葉を借りれば終末を迎えているのか。少しイメージとは違うが、そんなものを迎えられるだなんて、本当に俺はもう怪物<グリード>じゃなくなったんだな。 アンクは充足感を感じつつも寂しげな笑みを浮かべた 「おや?結構来るのが早かったようだ。久しぶりの客人だね。歓迎しますよ」 不意に声が聞こえてアンクは振り向く、いや手を向ける。 「誰だ?」 全く気配がなかった。そのことに警戒をしつつも、もう終わりゆくのみとなった自分に敵対心はなかった。しかし、鷹の目つきの悪さは元々。あまり良くない印象を与えたようだ。 黒スーツに、真ん中が赤くなった白のスカーフを纏った柔和な笑みを浮かべた男は話す。
「ははっ随分な挨拶だね。でも、安心して構わないよ。そうそう、挨拶が遅れたね。僕は、園崎霧彦。」 園崎・・・園崎。どこかでその名前を聞いたな。アンクが思い出そうとしている最中、霧彦と名乗るその男は自分から話し始めた。 「いつも、僕の義弟がお世話になってるね。」 「お前・・・・映司の兄弟の、フィリップだったか。あいつの何かか?」 ようやく園崎という名前と彼が発した「義弟」という言葉から記憶を呼び戻した。 そこまでアンクが言うと、霧彦は堰を切ったかのようにペラペラと一方的に語り始めた。 「ご名答。そう、僕こそがあのふうと君の生みの親にして自分でぬいぐるみまで作ってしまうぐらい才能と風都への愛が溢れ、ただの商社マンから 逆玉の輿と言われるような結婚を果たし世界一美しい妻と商才と探究心溢れるお義父さん、可愛くて風都中のアイドルの義妹、 地球一賢明な義弟ともふもふの愛猫を手に入れ出世したスーパービジネスマン、そしてなにより、一番家族と風都を愛している男だ。」 「・・・お前、馬鹿か?」 映司並みか、それ以上の。と言いかけてやめたことは霧彦は気付かない。 しかし一方的に語り続ける霧彦に呆気を取られ、しかも内容がまるで自慢話・・いやまるでどころではなく自慢話そのものだったために思わず言葉が漏れた。 そして自分が知りたいのは、そんなことではない。 「ここは何処だ。俺は死んだんじゃなかったのか。俺をどうするつもりだ。」 「あー人のこと馬鹿って言ったら馬鹿って言った方が馬鹿なんだぞ。大体、出世街道まっしぐらだった僕が馬鹿なわけがないだろう。」
「いいから答えろ。」 「・・・少しぐらい肩の力抜きたまえよ。まぁ風都みたいにいい風も吹かないこんな空間、息詰まるのも無理ないけれどね。じゃぁ、まずここがどこか説明しようか。 大体は君が思っている通りと考えてもらって構わない。平たく言えば狭間の世界ってことかな。あ、ドラクエとかやったことある?」 狭間の世界。アンクが最初に考えていたことはあながち間違えではなかったようだ。 「スルーしなくたっていいじゃないかぁ。・・・でも、グリードがそんな人間向きのゲームするのか逆に興味深くなったよ。話が脱線してしまった。えーとなんだったかな。そうだ。ここは今でこそ、抽象的なイメージの空間でしかない。 それは、アンク君、君が・・・仮に倒された、と置こう。倒されて生死の狭間にいる。それがこの空間であり、一歩間違えばここから先には行けても永久にここから帰れなくなる。そして倒された直後の、君の心情を抽象的に創造した場所なんだ。」 ビジネスマン、とか言ったな。それらしい分かりやすいのか分かりにくいのか微妙な説明だ。でも大体は把握できた。この温かさの理由も。充実感、か。 ・・・待てよ。俺、名乗ったか? 「・・・お前は、グリードとか俺のこととか知ってるのか?」 「まぁそう焦らずに。後で説明しよう。 ここの空間については理解できたかな。それから、気の持ちようの頑張り次第ではこんなことをすることもできる」 そういうと霧彦はパチン、と指を鳴らた。そしてその瞬間、さっきまでの抽象的イメージとは違い、 アンクが現世にいたときとなんら変わらないようなはっきりとした部屋が出てきた。 洋風の広いリビングの真ん中にどでかい机。そしてそこには、霧彦とは別の男たちが2人居た。 片方は自分の傍らに多量の皿を積み上げ、もう片方は優雅に紅茶をすすっている。 「霧彦君、あなたの説明にはほとほと呆れましたよ。聞くに堪えられない。大体冴子さん、いや冴子がいつ貴方になびいたというのいうのです。 手に入れたなどとは勘違いも甚だしい。」 「そうです。あなたのものだというのなら、私、ショックです」 やたらと大食いな男は手をつけていた皿の上も食べつくし、ナプキンで口をぬぐい始めた。もう一人の男は、全体的に白い。見た目も、纏っている空気すらも。
「なっ・・・」 いきなりの出来事にアンクは困惑を隠しきれなかった。 「ちょっと井坂先生!なぜ冴子を呼び捨てにするんです。冴子を呼び捨てにしていいのは私だけですよ。 大体、貴方達は結婚すらしていないでしょう。冴子の夫になったのは私だけです。」 「愛されてもいなかったのに随分と。」「おや、痣がみえますね」 カチッ\ナスカ/ 「やるんですか?」\ウェザァ/\ユートピア/ 「おいお前ら!俺を無視して勝手に話進めんな!」 「そうだったね、失礼。僕としたことが。冴子の話になると我を忘れちゃってね。この風景も、 我が妻冴子の家のイメージを失敬したものなんだ。さて本題に入ろうか。君たちの戦いは、僕たちも見せてもらったよ。 なんせ義弟君の兄弟も僕の義兄弟同然さ。その相棒との戦いを見逃すはずがない。」 「鴻上ファウンデーションでしたか。確か財団Xとの取引か何かの相手だったはずです。メダルのこと、オーズのこと、そして貴方がたグリードについても調査済みです。」 「これで、さっきのアンク君の質問には全て答えられたかな。」 「・・・・まだだ。俺を、どうする気だ。」 「おや、ここが何処かまだ理解できていないようですね。まぁ先程の霧彦君の説明では無理ありませんか。」 「ここが何処かは分かっている!!生死の狭間の世界だろ!」 散々の焦らしに耐えかねたアンクが怒りをぶつける。 「・・・・それを、理解できていないというのですよ。」 「どういうことだ。さっきそこの黒服が言っただろ。こっから先に行けばもう帰ってこれないと」 「それが、何を指しているのか分かるのですか。あなたみたいな、グリードに。」 「霧彦さんの説明、あんまりです。そして、貴方もあまり頭は良くないようだ。」 「うるさい!!黙れ!誰が何と言おうと、俺は死んだんだ!焦らさねぇでさっさとひと思いに先へ行かせてくれ!!」
ようやくグリードという肩書きを外した証の、命と言えよう「死」の覚悟を否定された上に更なるグリード呼ばわり。 思いのほか激昂したアンクは感情をそのままぶつけていた。 「ああ井坂先生、加頭さん貴方達はあまりに人としての感情が欠落しているんです・・!説得力もあまりないですし。」 霧彦はそういうとまた指をパチン、と鳴らし元の空間へ戻った。 「まぁ、さっきのはこういうことも出来るという例ということで。なかなか、慣れると快適なものだよ。もしこっちに来る気があるなら覚えておくといい。」 「・・・なんだ、俺は行かないみたいに。」 「おや、来る気があるのかい?本気で、言ってるのか?」 「当たり前だろ。その覚悟でこうして、映司にもタジャドルを預けたんだ。 ・・・なぁさっきの空間の替え方だが、自分の好きなようにできるのか?そこに、この空間に存在しない人物を置くことも。」 「・・・・・できるとも。ただし、生きてる人間なら自分の記憶の中での動きしか動かせないけど。 しかし、気にくわないね」 「何を・・」 言っているんだ。アンクが反論を言い終えないうちに、霧彦は指を鳴らしまた空間を替えた。 そこは、クスクシエだった。霧彦も戦いを眺めるうちに見慣れてしまった風景。そしてそこにはいつだったかの企画のどこかの民族衣装に身を包み笑顔で料理を運ぶ千世子と比奈。 片隅で持込みしたカセットコンロで勝手におでんを煮始める伊達。その向かいに座り鍋の手伝いをする後藤。比奈の運んできた料理を嬉しそうに眺める泉刑事。 そして、その向かいのオーズドライバーを手に取る映司の姿。
「これは、今君が望んでいる君の記憶の中のイメージだ。これでもまだ戻りたくないのかい?」 「・・・ここに俺は居ない。何故ならそこに、比奈の兄がいるだろ。これが、俺の望んだ世界だ。 比奈は兄が戻ってきた。俺は死ぬことが出来てここの空間で楽しかったころを追想できる。 それの、何処が悪い。」 「じゃあ何故そんな顔をする!!」 先程まで、温厚だった霧彦が声を荒げる。いつしか、アンクの姿は泉刑事に憑いていたときの姿になっていたようだ。 頬を涙が伝う。 「君は、感情を手に入れたんだろう?なら、人間が何故涙を流すのか理解できるはずだよ。戻れる、と言っているのに何故、こちらに来ようとする」 「もう俺の居場所はないんだよ!お前こそ、なんで戻らなかったんだよ。」 「・・・僕は、井坂先生や加頭さんみたいに冷たくはない。でも、あえて突き放させてもらうよ。君は、何を失った?」 先程とは打って変わり冷静な声。その冷たさが、アンクに思考を与えた。 「自分の使っているメモリすら使いこなすこともできず、敵だと思っていたライダーが同じ志を持っていたのにも関わらず僕は傷つけ、 愛していた妻には見放されるどころか止めまで刺され、気づいたら・・・・気づいたら、自分の手で自分の愛する街を汚していた 俺に比べて何を失ったんだ。何か戻らない理由となるものがあるのか。居場所がない?君が帰っても相棒君は君を歓迎しないのかい?」 自分は妻たちの戦いが終わるまで、何度優しかったころの妻の幻想を抱いただろうか。 しかし、ある程度の月日が経ってからの妻の姿は想像したくなかった。 怖かったからだ。自分が、必要とされていなかったという現実が。 それがどうだろう。目の前に居る”人”は封印される前の風景でもなく、相棒と出会った当初の思い出でもなく、 つい昨日までの何気ない日常を思い出しているのだ。
「・・・・俺は、帰れるのか?」 「ああ。帰れるとも。僕の義弟が戻ったようにね。ただ、どんな形になるかは分からない。」 彼の場合は体とかが特殊だったしね。と霧彦は付け足す。 「ここの空間は、時の流れが少し特殊でね。あっという間に、現世の時は過ぎている。」またパチンと指を鳴らす 「おや、お帰りなさい。どうやら、説得できたようですね。」 井坂と呼ばれた男の傍らの皿は更に量が増えていた。 「ところで、今、あっちはどうなってるんですかね。」 「映司君なら、また旅に出たようですよ。戻るなら、そこに飛ばしてあげるというのが粋というものです。」 「それくらい、この園崎霧彦がやらないはずがないでしょう。」 「もし戻って鴻上さんに会ったならよろしくお伝えください。財団Xをよろしくと」 「あぁ、お前ら、短い間だけど世話になったな。」 「えぇ、グリードの生態を観察できなくてとても残念ですが・・・。 もし何か合った際には、是非とも診察させてください(ジュペロ)」 「・・・・(なんなんだ・・・?)あと、そこの白いの。鼻に生クリームついてる。じゃあな」 ガッシャーンとカップが割れる音を聞きながらじゃあ、行こうか、 とアンクと霧彦は狭間の入り口に戻る。 戻り方をド忘れした霧彦を、見るに見かねて何処からかやってきた冴子が手伝い、 多少紆余曲折あったものの、なんとかアンクは帰ることができた。 去り際、アンクはこう言って去って行った 「なんか・・・ありがとな。こっちではなかなか奥さんとうまくやってるようじゃねぇか。じゃあな」 こうして、映司が旅をしている途中から、アンクは後ろから付いて行ったのであった。
561 :
おまけ :2011/08/29(月) 00:07:46.59 ID:FIHcKv2w0
手塚「君は、城戸の兄弟だな。俺の占いはよく当たる。まぁ暇つぶしにでも聞くといい。」 映司「あっ手塚さんですね。真司兄さんの知り合いの。」 手塚「君は旅をしていただろう。その旅は一時中断され、また最近再開されていたのか、 これからするのか・・・そして、その旅には相棒が付き添うことになるだろう。ここまで曖昧になる占いも珍しいな」 映司「凄いですね。確かに、僕旅してましたよ。でも、その占いは外れてます。 もしそうですね、仮に人生を旅に置き換えたのなら、この間まで相棒付きで再開されていました。けどもう、相棒はいません。 率直に旅というものだとしても、確かに今後また旅に出ようとは思っています。けれど、やはり相棒はいないんです。 すみません、なんかクサい話になっちゃいましたね。」 手塚「そうか。俺の占いも外れるようになるとはな・・・。 まぁ頭の片隅にでも入れておけ。じゃあな。」 映司「さようなら〜」 後日 事務所地下 フィリップ「・・・義兄さん、いくら姿を見せれないからと言って夏場にふうとくんの着ぐるみに入らなくたっていいじゃないか。」 ふうとくん「いいじゃないか、僕自身は温度感じていないんだし。ミックー元気かー」ミック「ニャー!!」 フィリップ「さらりと自虐ネタかますのもやめてほしい・・・。ところで義兄さんアンクに嘘を吐いたね?」 ふうとくん「ああでもしないと完全にこちら側に来ちゃうからねぇ・・・。まっ君の兄弟の神様たちのおかげで、 全然こっちの世界行き来自由なんだけどねっ!ほっ!ミックこっちだ!」 翔太郎「おいフィリップ検索・・・うわああああふうとくん!?」 ふうとくん(裏声)「や、やぁ翔太郎君。久しぶりだね」 フィリップ「もしもし、総司兄さん?今日の夕飯一人分追加お願いするよ。」 終わり
まさかの冴子さん親衛隊とアンク!GJ 霧彦さんはかっこよさとネタとネットムービーでのはしゃぎようを両立しているいい人だな…
書いている間に良作キテター! GJがお い つ か な い・・・! 久しぶりに投下でいろいろ勝手が間違っているかもしれない。すまん。 以下注意 ※兄弟およびフィリップの関係はどちらでも ※お帰りなさいパーティ中くらいの時間で。 ※ライダーハウスの敷地面積が把握できません。 ※なにげにアンクがかわいそうになってきた。 ※駄目そうだったら、名前欄NGでの回避をお願いします。 手のひらと、のりと、きょうだいと 1/7 「で」 おもむろに、総司は片手を兄弟へと差し出した。 「ん?」 ひとしきり賑わい、騒ぎ、食べて飲んで歌って・・・さすがに理解ある近隣住人といえど、そろそろ苦情がきそうな雰囲気の中だった。 唐突に差し出された手のひらに、ふと、見慣れてしまった赤い腕の影がかぶる。 ぱふんと軽い音を立てて自分の手のひらの上に手を置いた映司に、総司はうろんげな視線を向けた。 「・・・寝ぼけているのか」 「いや、つい」 何度か握り締めて感触を確かめる映司に、総司はいつものように淡々とした口調で続けた。 「なんでもいいが、目的はソレじゃない」 「えっ?」 「コアメダル」 言われて、ようやく映司はポケットの中に手を突っ込んだ。
2/7 手の中にあるのは真ん中からほぼ二つに割れてしまっている、透ける赤い炎のようなメダル。 そこに宿る意識はそばにいる・・・いてくれると信じている。 わかっているのに、その手のひらにあるメダルは冷たくて、なんだかひどく寂しい気持ちになる。 「はい、これ」 割れてしまったメダルを、できるかぎりそっと総司の手のひらに置いた映司に、通りかかった翔一が声をかけた。 「なになにどしたのー?ゲソやけたよー?」 言われれば、たしかに鼻腔をほどよい磯の香りがくすぐる。同時にこげたバターの香りも混ざり、網焼きをしている周囲に人が集まり始めたのが見えた。 「後から食べる。それで、そのメダルをどうするんだ?」 「ああ。黒ダミさんいわく、まずはそのメダルを修復しないといけないらしい」 「くろだみ・・・ああ、神様のことね」 「ちなみに中の人などいない」 そんなところだけきっぱりと言い切って、総司はどこにともなくカメラ目線を決めた。 三人の耳に、どこからともなく、「どどーん」というBGMまで聞こえる。 「あはは、総司はいつでも元気だねえ」 音に驚き慌てて周囲を見回してしまった映司とは逆に、のほほんといつもの調子で、翔一がメダルを指先でつついた。 「総司が映司にメダルをねだるー。なんちゃって」 ・・・空気が、より混沌としたものへと変化した。
3/7 「・・・」 小さく咳払いをし、総司はつい巻き込まれそうになった兄弟の駄洒落嵐をかいくぐり、映司へと向き直った。 「とりあえず、ZECT以下略の科学力を試してみよう」 「うん・・・お願い」 ヒビが入り、見る影も無い小さな赤い塊。 もう一度だけ総司の手のひらに自分のソレを重ね合わせ、映司は小さく「おねがいします・・・」と呟いた。 二人の手が重なったところに、翔一が手を差し出し、そっと握って声をかけた。 「あぎとぱわー!」 「・・・翔一?」 「や、ほら、これで病気になっちゃいそうな野菜とかけっこう元気になるから」 えー・・・?という声を上げるより早く、一本の手が三人の隙間からにゅっと差し込まれた。 「・・・あぎとぱわぁ」 「・・・や、ショウイチさん・・・無理に付き合わなくても」 「な、なんと、なく」 翔一同様通りかかっただけの彼は、無愛想な顔を照れくささにゆがめながらポツリと呟き返した。 「なにー?どうかしたのかー?」 大の男が三人も四人も固まっていれば、いくら広いライダーハウスの庭といえどいささか注目を浴びやすい。 そういった楽しげなことに対して人一倍敏感な真司が、カメラを片手に走ってくる。 「実はかくかくしかじかで」 「なるほど、うまうましかしかね」 映司の簡潔な説明に、真司は意を得たとばかりに大きくうなづいた。
4/7 「よーしっ俺もやるぞー!」 あいかわらず元気よくそういいながら懐から取り出したのは、小さな手鏡だった。 「いょっしゃー!龍騎ぱわーっ!」 彼の声に、数人の兄弟が気がつきわらわらとやってきた。 そのだれもが説明を聞くと、促されるより早く、メダルにそっと手をかざした。 「ここは僕も一緒にやるべきだね、翔太郎!メダルへと僕たちの力を分け与えるなんて・・・初めての体験でぞくぞくするよ!さっそく検索を」 「する前にやるぞ。ほら、手」 そろえて差し出された手のひらの大きさはそれぞれ違うが、宿るものは間違いなくやさしい。 「「ダブルぱわー!」 「ここはブレイドっていうより、アンデットのほうがいいのかなぁ」 真剣に悩む長身の・・・もとい細長すぎる青年に、彼の上司であり頼れる仲間でもある橘が肩を叩いた。 「どちらでもかまわないさ。俺も、橘でギャレンだ」 「・・・そうですね!さすが橘さん!」 言葉の中にあるなにかを間違わず汲み取って、一真は三人ごしに手を差し出す。 「ブレイドアンデットぱわー!ほら、始も早く!」 巻き込まれた形になった始は、苦虫を噛み潰したような顔で片手を差し出す。
5/7 「じゃあ僕も、キバファンガイアぱ」 言い終わるより早く、渡の腕を誰かがつかんだ。 「甘い、甘いな渡!」 其処には、ヴァイオリンを片手に微笑む音也の姿があった。 「なにより大切で、強いもの・・・それは、愛!!」 キメ顔というよりは三十分前のドヤに近い表情で、音也はメダルを握ったままの三人へと向き直る。 「演奏時価十億はくだらないこの超天才、紅音也様が貴様のためだけに弾く小夜曲(セレナーデ)!さぁ、ここに詰まった愛を受け取るがいい!」 本来弦楽四重奏などで表現される美しい音楽を聴きながら、細く美しい手が差し伸べられた。 「クイーンぱわー・・・」 「母さん・・・」 「渡も」 後ろを促されて振り向けば、深央がぽつんと立っている。 「・・・一緒に、どうですか?」 「・・・はいっ!」 そろりと重ねられた手に、宿るぬくもり。
6/7 「破壊者ぱわーっていうのは無しだからな、士兄」 「たっくん・・・なぜそれを」 「士兄じゃねぇけど、大体わからいでか。あとたっくんいうな」 「まぁまぁ二人とも」 顔を付き合わせる、なんだかんだといいながらも仲のよい二人に笑いながら、良太郎はふと、じっと自分の手を見つめた。 「僕がやったら、やっぱ不幸になっちゃったりとかしちゃったりして・・・」 あはは・・・という乾いた笑いを零した良太郎に、聞いていたモモタロスがヘッドロックして笑う。 「なにいってんだよ良太郎」 「そうやで。こういうんは、気持ちが大事なんや」 「そもそも、良太郎の不幸はうつるものでもないしね」 「わーいっぼくもするー!」 「わが友のためならば」 それぞれカラフルな腕が、しっかりと。 「響鬼ぱわー・・・ってね」 愛用してる音叉を片手に笑うヒビキの隣に立っているのは、どこか青空を連想させる笑顔の青年。 「いきます!2000の技の一つ、『クウガぱわー』!」 それって技か!?という突っ込みをしてくれそうな兄弟は、周囲にいない。 ついでのように三人の頭をぽふんと撫で、ヒビキは笑みだけ残して去っていった。
7/7 ようやく手を離す事ができた三人の中、映司は握った手をそっと開く。 手の中にいつのまにか移っていたメダルは、まだ二つに割れたままだ。 「・・・そんな、簡単にはいかない、か」 呟きに重なるように、差し伸べられた手が一つ。 「・・・カブト、ぱわー」 「総司」 日ごろは冷静沈着な顔つきが、どことなくてれくさそうな色を載せている。 「ほら、最後は映司だよ」 翔一に、いつものとおり肩を突かれ、映司は思いをこめて呟いた。 「オーズ・・・ぱわー・・・」 それぞれの言葉に、力が宿っているかもしれないそうじゃないかもしれない。 だけれど触れられるたび、目に見えない暖かいなにかが、手のひらを通じてメダルに伝わった。 そんな、気がした。 「もらっちゃったね、いい感じの気持ち」 「それもたくさん、な」 「・・・うん。これ絶対、アンク帰ってくるよ」 こんなにも、手のひらのメダルは温かくなっているのだから。
おまけ という名の行読み間違え・・・orz 「さて」 途中で違う流れになってしまったが、総司は改めて映司からメダルを受け取った。 「ZECT以下略は明日朝一番からと連絡してある」 「じゃあ、朝までは時間があるってことだね」 なにを考えたのか、台所に戻った翔一が持っていたのは、パーティに出す用に作っていたおにぎりだった。 「昔はよく、ご飯粒を糊代わりにしてたって」 「メダル的には、鬼火でちょっと溶かしたらくっ付きそうじゃない?」 「それならまかせて!2000の技の一つ、『金継ぎ』!」 「大ショッカー秘伝の戦闘員服補修用糊が、なぜかここに」 「テラー汁使ってニスを作ってたら、すごい強力な接着剤ができちゃってて」 わらわらと再び集まり始めた兄弟に、映司が大きくうなづいた。 「そういえば、俺も昔、穴の開いたパンツを現地の不思議な糊で繕ったことがあるよ。あれ、簡単に作れ」 「そんな怪しいものでメダルくっつけんなー!あと映司兄は悪乗りすんな!」 盛大な巧のもっともな突っ込みに、映司はようやく・・・メダルを握ったまま、破顔した。 のちほど。 「人の子は・・・時々面白いことをしますね・・・」 回復した神様こと黒ダミは、自分の居場所である神棚の前に添えられていた『それ』の『あまりの惨状』に、ぽつりと呟いてしまった・・・。
良作ラッシュにもほどがある! 読んでは本編思い出して今もう眼が腫れてるよ・・・ 職人さん方まとめてGJGJGJです!!
皆さんの良作ラッシュ、 素晴らしい!!!!! 只、今言わなくてもいいのかも知れないが、 一つだけ言わせて欲しい・・・ 良太郎は『不幸』じゃなくて『不運』です! ライダー家族と一緒に居て幸福なのに、 不幸とはこれやいかに、 な感じで微妙に引っかかってしまうんだ・・・
メダル割れでふとメダロット(原作漫画版)にもそんな話あったの思い出した。 次の兄弟宇宙関係だし宇宙人でないかな〜
宇宙人と聞いて何故かふと イクサベルト「ワ・レ・ワ・レ・ハ・ウ・チュ・ウ・ジ・ン・ダ」 名護「これが俺の遊び心だ(キリッ)」 渡「名護さんは最高です!」 というネタが浮かんだがどうにもならなかった ところで次ライダーのネタバレ関係をテンプレに明記するって話どうなったんだっけ? そろそろネタバレ解禁?
映司が家にいる時は高い所の物が取れそうで取れないでいると落ちてきたり ヒビキ兄さんが家電使えなくて困ってるといつの間にか正しい操作をされて動いてるとか そういうその時小さな不思議な事が起こってればいいな
良作ラッシュGJ!! 神様が力使いすぎで突然小さくなって家のそこら彼処で目撃される座敷わらしでもいいきがしてきた!
>>575 そういう時必ず冷凍庫からアイスが一本消えてたらいいな
>>575 落としてもらった荷物が頭に直撃する良太郎を幻視した
良作ラッシュGJ!
>>575 これが後の、ライダーハウス7不思議である
>>580 ライダーハウス7不思議か…いいね
残り6つも作るとしたらなんだろ?
怪奇!神棚から現れる黒い青年!!
>>581 夜中にライダーハウスの掃除をするウェイローチしか思いつかなかった
食卓に忍び寄る妖怪、コレクッテモイイカナ 五反田の妖怪、ボタンむしり
鏡から「戦え・・・」
正体判明してるのは「不思議」じゃないw ちゃんとアイス買いおきしておく映司(か頼まれた他の兄弟)の姿を思い浮かべてじんときてしまったどうしてくれる
謎の地下迷宮もライダーハウスの7不思議に入れてもいいと思うんだ
ところで
>>569 の「・・・カブト、ぱわー」の部分を見たら
うっかり『all rider combine!!』される映司が浮かんでしまったw
>>582 今思えば黒ダミさん祭るの神棚(神道)でよかったんだろうか?
あと最近頑張りすぎてるからちゃんとした神社かお寺か教会作ってあげてもいい気がw
>>588 神社かお寺か教会作ってもどうせ一号家に入り浸るんじゃね?
そして無人になった聖域にわらわら集まる野良イダーズ
黒ダミさんには西洋風の教会が似合いそう。 普通の教会には天使の像があったりするけど 黒ダミさんの教会には水のエルその他、アンノウンの像が立ってる。
>>578 妖精(ブラウニー)を思い出したw
あっちは家事などを手伝ってくれたお礼にミルクを
少し用意するんだったかな
良作ラッシュGJ! 通りすがりのショウイチさんに妙にときめいたw
ライダーハウス七不思議! 一、怪奇!黒ダミ様の噂 二、妖怪デビルスマイルの呪い 三!橘さん 四、恐怖!妖怪ボタンむしり 五、摩訶不思議・地下迷宮 六、ひとりでに鳴り響くバイオリンの謎 七、座敷アンク←new! 七つ全て目撃してしまうとキングストーンフラァッ!!その時、不思議なことが起こります
「はぁ?七不思議?そんなもん毎日見て…」 たっくんが、そう口を開いたその時、不思議なことが起こった――――!! 居間でお茶を飲んでいた光太郎叔父さんの目の前で、冷蔵庫がひとりでに開き アイスが一本、宙を舞ったかと思うと、すぅっと煙のように消えてしまったのです。 ああ、なんということでしょう! 「俺はっ!怒りの王子っ!バイオライダァー!ゴルゴムめ、ゆ、る、さ、ん!」 「凄いぜ兄貴!」 いつの間にかあがり込んでいた霞のジョーが、やけに感動しています。 その隣では、黒服の青年が無表情にお茶を飲んでいます。 さらにその隣では、湯飲みの中をじっと睨んでいた刃野刑事が、ふいに後ろ向きにぶっ倒れてしまいました。 まさに恐怖!その湯気立つお茶の表面から、地獄の底から響くような声でこう言われたのです。「戦え…」 あれ?このスレに霞のジョー出たの、なにげに初めてじゃね?と思いつつ 渡は台所で、のんびり鍋をかき回していました。 今日のニスからは香ばしい香りが立ち上り、ミックさんも鼻をヒクヒク興味深々。 「なおーん」 「ごめんねミック。これは食べ物じゃないんだ」 ゾロゾロゾロ… 「(皆の者、ミックさんがはらぺこでいらっしゃるぞ!)」 「(ウェイウェイ(0w0)人(0w0)人(0w0)ウェーイ)」 ミックさんの悲しげな泣き声に現れたのは いつもは広大な地下で、ライダーハウスの様々な雑務をこなすウェイローチさん達です。 ウェイローチさん達は、手馴れた様子でてきぱきとお食事の支度を始めました。 「よかったね、ミック」 「うなー」 ミックさんを抱き上げて渡も一安心。これでニス作りに戻れます。 しかし、縁の下の力持ち達に感謝していたところ、やにわに奥の戸棚から低い振動が響いてきました。 渡の表情も、同時に険しくなります。 「渡っ!」 「うん、行くよキバット!」 「これ食ってもいいかな?」 「おぅおぅ、キバッていくぜぇ〜!」 「たたた大変だたっくん!外で、妖怪ボタンむしりが拡声器を持って重機で…」 今日もライダーハウスは平和です。
…平和? 平和か
>>590 そして祭壇にはオーパーツが飾られて、その後ろの壁(もしくはステンドグラスの模様)がアギトのOPの『ダダンダンダダン〜』のとこで出てくるイコン画なんですね、分かります。
>>594 GJwwwwカオスだなぁwwwwww
何気にまとめが更新されてた!乙!
まとめ管理人様、乙であります! 放送開始されたら、絵も更新されるんだろうか
その日、真司は翔太郎と士と映司を伴って夜の街を歩いていた。 3人がやって来たのは『Bar QUEENs』。女性怪人達が切り盛りしているBARである。 再び取材を申し込んだ真司が、長い戦いを終えたばかりの映司とたまたま居合わせた翔太郎と士を伴ってやって来たのである。 扉を開け、薄暗い店内に入るとこの時期には涼しげな水壁が一行を出迎えた。 真司「こんばんわー」 冴子「いらっしゃい、ジャーナリストさん」 翔太郎「へぇ、良い雰囲気の店じゃねぇか。気に入った。…特に、美人のバーテンさんがな」 冴子「あら、嬉しい事言ってくれるのね、探偵さん」 士 「へぇ、真司兄さんがこんな店を知ってるなんてな」 映司「こんばんわ、初めまして。火野映司です」 冴子「アナタがディケイドとオーズね。ようこそ、QUEENsへ」 にこりと涼しげな笑みを浮かべながら冴子が一同を迎え入れる。 真司「繁盛してるみたいですね」 冴子「おかげ様でね。最近は従業員も増えて賑やかになったわよ」 真司「従業員?」 冴子「シフトがぐっと楽になって、皆喜んでいるわ。まず、何か飲む?」 真司「ええと、じゃあ、俺は前に飲んだドラゴンウォーター!」 翔太郎「家じゃあまり大っぴらに飲めないからな。とりあえず生」←ギムレットと言わない辺りがハーフボイルド 士 「翔太郎兄さん、その頼み方は少し親父くさいぞ。俺は…『マタドール』」 映司「じゃあ俺は名前で決めちゃおっかな…『ヤングマン』ってのをお願いします」 冴子「かしこまりました…じゃぁ、半分お願いしようかしら」 ??「…わかった」 士 「! お前は…どっちで呼べばいいんだ?」 真司「触覚あるから蜂女さんでいいんじゃないか?」 士 「ショッカーはどうしたんだ?」 蜂女「お前に心配されるいわれは無い…」 冴子「彼女、お酒好きなんだけど、飲むだけでなく作る事も得意なのよ。ハイ、どうぞ」 真司「じゃ!映司、お疲れ様〜」 士 「お疲れ様」 翔太郎「かんぱーい!」 映司「ありがとう!乾杯!」 グラス同士がぶつかる音が響き、一同は美味しそうにグラスの酒を流し込む。 真司「なぁ、映司。おにぎり食べない?ここの名物のひとつなんだ」 映司「へ〜。メニューにおにぎりがあるんだ!この、季節のおにぎりって何ですか?」 ??「只今の季節のおにぎりは、紫蘇鰹と鰻でーす!ご飯はお米と玄米と五穀米から選べるわよ」 翔太郎「へ!?わ、若菜姫っ!?」 若菜「何だ。来人は一緒じゃないのね」 冴子「若菜ちゃん、お客様には…」 若菜「わかってまーす!いらっしゃいませ。Bar QUEENsへようこそ♪」←アイドルモードON 映司「あ、フィリップのお姉さん!うわー、近くで見ると、本当に可愛いな〜」 若菜「ありがとうございます♪」 翔太郎「どうしてアンタがバイトなんか?」 若菜「社会勉強よ。ここは仲間がたくさんで居心地良いし。それで、ご注文は?」 士 「俺は季節のおにぎりを玄米と五穀米で。それと、このヒミツのもずく入りチャーハンって何だ?食えるのか?」 冴子「大丈夫よ。洒落でつけてみたんだけど…どうも出が悪いのよね」 士 「洒落がキツ過ぎる。早い内に名前を変えた方がいいぞ」 真司「俺、ウツボのから揚げ」 映司「じゃあ俺は季節のおにぎりをお米と玄米で。それと、シーフードピザ・ボルボル風味ってのをお願いします」 真司「ボルボル風味って、まさか…ボル、」 冴子「食べられない物は入れてないから安心なさい」 翔太郎「南国風春巻き。…今度はフィリップも連れてくるよ」 若菜「是非そうして頂戴。それじゃぁ、ごゆっくり」
翔太郎「ビックリしたな。まさか若菜姫がいるなんて…」 真司「マスター、他にも新人さんっているんですか?」 冴子「フフ…その内わかるわ」 映司「このお店、BARなのにスナックメニューが充実してるんですね。ご飯ものから麺類からおつまみまで…」 翔太郎「確かに…しかも風変わりな名前が多いな」 ??「変わってて悪いかしら?」 翔太郎「いや、そういう意味じゃって、ええええええ!?園咲冴子!!??」 真司「あ、W冴子さんだ」 士 「面白い組み合わせだ」(パシャリ)←写真を撮る 冴子「驚いたかしら?彼女には経営や戦略について助言してもらってるの」 冴子(園)「まぁ、コンサルタントみたいなモノね。」 士 「で、この妙な名前のメニューもアンタの戦略なのか?【黒カレー・破壊者風味】、【夏仕立てのハーフボイルド・エッグ】…味がまったく想像できないな」 冴子(園)「想像できないから頼んでみようって気になるでしょう?人の好奇心を触発させるのよ」 冴子「従業員の給料計算やシフトの事とか、色々お世話になっているわ」 ??「お待たせいたしました。季節のおにぎりです」 士 「…お前は」 映司「め、メズール!?何でここに!?しかも、そのカッコ」 メズール「こんばんわ、オーズのボウヤ。どう?似合うかしら?」 そう言ってメズールはフリルのついた白いエプロンをつまむと楽しげにひらりと払う。 先ほどの若菜もそうだったが、黒の膝丈ワンピースに白いレースをあしらったエプロンと、まるでメイドの様な制服を身に付けているのである。 映司「え、あ、似合うけど…」 メズール「命って素晴らしいのね。目に映るもの、感じるもの、食べるもの、全てが新鮮。…あのアンクが執着したのもわかるわ。働くってのも結構楽しいしね」 映司「そう…か。良かった。今度、家にも遊びに来てよ。カザリなんかしょっちゅう出入りしてるし、兄弟達は色々知ってるからもしかしたら、趣味とか見つかるかもしれない」 メズール「…ありがとう、オーズ」 そう言ってメズールはにっこりと微笑む。 800年は生きているはずの彼女だが、その笑顔は見た目に相応したもので、不覚にも映司はドキリとしてしまった。 若菜「お待たせしました。南国風春巻きとシーフードピザ・ボルボル風味です」 ??「お待たせしましたー。イナゴの佃煮でーす。食べるぅ?」 翔太郎「うおっ!!イナゴの女ぁっ!!お前までいんのかよ」 真司「イナゴの佃煮は頼んでないけどな」 ホッパーD「サービスです」←と、言いつつ自分でパクリ 若菜「あぁ、就業中は食べちゃダメって言われてるのに」 冴子(園)「…規則違反ね。給料から天引きしておくわ」 士 「ちゃんと教育してるんだな」 ??「ウツボのから揚げお待ちどうさま!熱いから気をつけてね」 翔太郎「何だ…お前もかよ」 映司「確か、レイカさん、ですよね?…こうして見ると、ダブルって女の人多いなぁ」 真司「でもその殆どが敵方だったんだよなぁ…」 レイカ「細かい事は気にしないでよ。女の子同士で一緒にいるの、結構楽しいのね。色々話も聞いてもらえるし」 若菜「恋バナとかね〜」 レイカ「ちょっと、若菜!人前で言わないでよ」
映司「良いお店ですね。皆楽しそうだ」 冴子「ありがとう。紅一点でがんばってた子達は、ここで仲間と会えて嬉しいみたいね。たまに他所の方からの来客もあるのよ」 士 「他所?」 蜂女「店長。ガイアークの害水大臣から高級オイル酒の注文が入ったから出前に行って来るわ」 冴子「…こんな風にね。 前みたいに間違えられない様に気をつけていってらっしゃい」 蜂女「わかってる」 結花「あの、冴子さん。ザンギャックのインサーンさんからヒアルロンサン入り梅酒と、DHC入り魚肉バーガーの注文が入りました」 真司「あ、長田さん。君もここで働いていたんだ」 結花「はい。ここには歳の近い子もいるし、社会勉強にもなるからって、木場さんに勧められたんです」 真司「そっか。がんばってね!」 結花「はい!」 翔太郎「DHC入り魚肉バーガー??」 士 「大体わかった。あの馬鹿殿用だな」 そうして一行は飲みつつ食べつつ談笑をしました。 途中、店員総出演による【Naturally -Queens mix-】などが披露され、兄弟達が一緒に歌い踊るなどして大いに盛り上がった。 やがて日付が変わり、これ以上遅くなると恐怖の総てを司る男にこっぴどく叱られそうな頃合になり、一行は帰る事となった。 光「これを持っていけ」 翔太郎「おにぎりと…この瓶は?」 光「またたびの漬け物だ。ミックやカザリの好物だから渡してくれ。おにぎりは、ブレイドや他の兄弟に」 翔太郎「わかった。サンキュー」 真司「今夜はごちそうさまでした。また、記事にさせてもらいますね!」 若菜「あ、私の写真載せるのはNGだからね。事務所にはバイトの事ナイショなの」 真司「え?残念だなぁ」 レイカ「ねぇ、私の写真、焼き増ししてくれないかな?克己や皆に見せたいんだ」 士 「いいだろう。今日は結構楽しかったからな。その礼だ」 レイカ「ありがと」 メズール「またいらっしゃい、オーズのボウヤ」 映司「はい!今度は、クスクシエにも来て下さい。グリードの皆で。アンクのコスプレも見れますよ」 メズール「それは面白そうね」 そうして挨拶を交わして一同は店を後にした。 星が静かにまたたく濃紺の夜空の下、今日の想い出を話のタネにしつつ、兄弟は笑顔で家路を急いだ。
最初にBar QUEENs の話を書いた者だけど、あの後ちょこちょここの設定が使われてて嬉しかった。 作品も増えて2011年度版みたいなカンジで書いてみました。
間違いありました。すみません…!! ×⇒DHC ○⇒DHA 魚肉ソーセージ食らってくる
やだ…この店行きたい… 伊坂先生は常連か出禁喰らってるかどっちだろう
>>603 GJ!バーのネタ好きだ。
何故に殿下に美容サプリを…?とか思ってしまったよw
関連ネタ読むたびに、女性怪人の皆さんが和気藹々としてる様子にほっこりする。
だがしかし、お酒を出す店でメズール様や結花を働かせるのは危ないんじゃないかとか、ちょっと野暮な事を思ってしまう…
いや、メズール様は実年齢的には問題ないんだがw
遅くなったが、ろだの新兄弟歓迎絵もGJ!
オーズの映画や最終回と相まって胸熱。
ならばCafe QUEENsとか作ってしまえばよいではないか いや、そんな感じの名前の店を自分が見かけただけなんだけどさ
保管庫のテンプレ・・・映司いなくね?古いのと混じってる?
そういえば現行テンプレだとフィリップは『(※十三男)』だけど 新兄弟入るとどうなるんだ? フィリップはそのままで新兄弟が『十三男/十四男』とか?
>>605 どっかでネタになってたけどメズールは実際プラス800歳だけど
インサーン17歳が問題w って。
W初期に比べると「フィリップも家族の一員」前提のSSが主流っぽくなってるし 次から変更でもいいような気はする
ロダの絵今気付いた、歓迎絵の人も遭遇の人もGJ!
初代スレの頃に比べて兄弟も倍近くに増えたんだなーと思うとしみじみしてしまった
>>610 >>1 は変更して
>>2 のフィリップ関係の文言は残すくらいがいいかな?
ネタバレ議論も次スレの時にまとめて修正できれば丁度いいんだけど
613 :
名無しより愛をこめて :2011/08/31(水) 00:35:10.63 ID:YmQqIMq/0
>>603 GJ!オチで京水さんが出てくるかと身構えたがそんなことはなかったぜw
>>604 常連客として冴子さんと楽しく酒杯を重ねる井坂先生と、
それを水壁越しに見つめ滂沱の涙を流す霧ひ…ふうとくんw
>>612 俺もそれで良いと思う。分かりやすいし
しかしもう次スレが近いんだな…早いな
まだ書き込んで大丈夫かな? ロダの歓迎絵見て思ったけど、Wの二人は本当に服装でわかりやすいな ストールとカラーパンツ(ズボンの方)で渡もわかりやすい 真司は水色のダウンジャケの印象が強くて薄着になるとちょっとわかりにくい(この絵が悪いという意味ではなく 映司は民族衣装っぽさでよくわかるけど服の話になると派手パンツ(下着の方)がチラつくw
いやまだ457KBだからあと60〜80レスくらいは平気だろう でもテンプレ議論するなら避難所の方が良いかもね そして良作ラッシュ&ろだGJ! ほんとGJが追いつかない…!!
そういえば昔何かのCMでショッカー戦闘員と縛られているよりかっこよくなった丈二さんが出ているのがあったが…ここ的にはどうなんだろうか
あ〜そんなのもあったねw 今となっては予言みたいな感じかなw まさかガクトがライダーに出るなんて思いもしなかったし。
>>599 GJ!
Barの話すごく好きだから続きが読めて嬉しいww
自分も何度か設定使わせてもらってます、ありがとう!
>>606 それだ!Cafeなら未成年組の兄弟も出入りできるし喫茶店の会にも加入できるじゃないかw
620 :
1/7 :2011/08/31(水) 11:29:02.92 ID:1pBmt/V70
・中の人繋がりの他番組ネタがあります。苦手な人はスルーしてください。 ・セイザーX未見のため、ケインの描写がおかしいかもしれません。あしからず。 戦いを終えた映司が、再び旅に出る少し前のこと。 無事に警察に復職した信吾は、映司と巧に連れられて、とある会合の会場に向かっていた。 「そっくりさんの会…?」 「はい。何でも、歴代ヒーローやその関係者の中には、見た目がとてもそっくりな人が多くいるらしいんです。 俺自身にはまだそういう人はいないし、会員の人も全員にあった訳じゃないんですけど、凄く不思議な感覚でしたよ」 「あぁ…そういえば、少し前にそれらしい会の様子を見た覚えがあるよ。映司君も彼の付き添いで参加してたよね」 「えぇ。あいつ、一人じゃ絶対こういう所に行かないし」 前回の会合の時には、まだ信吾の意識が昏睡状態だったため、信吾自身もはっきりとは覚えていなかった。 一度自分の姿を模して復活したアンクを目の前で見た信吾だが、彼以外にも同じ顔の人物がいるというのはやはり少し信じがたかった。 「それにしても、どうしてあんなにそっくりな人が沢山いるんだろう…世界は本当に不思議に満ちてるなぁ」 「あんまり言うと総司兄がすっ飛んでくるぞ、映司兄」 巧がぼそりと、しかし的確に注意を促す。映司は「あ、ごめん巧」と言って軽く頭を掻いた。 「巧は、うちの兄弟で唯一そっくりさんがいるんです。 今回巧のそっくりさん達は都合が悪くて参加できないみたいですけど、巧は兄弟代表で毎回強制参加なんです」 「へぇ…。同じ顔の人がいるって、どんな気分なんだい、巧君?」 「どうって…。最初は居心地悪かったけど、慣れるっつーか、違う自分を見てるっつーか… まぁ、こんなのもアリかって思えるな」 ぶっきらぼうに答える巧だが、表情は満更でもないように少し緩んでいる。 「違う自分…か」 会場への道すがら、信吾の胸にも純粋に楽しみな気分が湧いてきた。
621 :
2/7 :2011/08/31(水) 11:31:00.77 ID:1pBmt/V70
会場に着くと、既に数十人の会員が集まっていた。皆映司の姿を認めるなり、口々に労いの言葉を掛けていった。 場内を見渡していると、奥の方から甲高い声が聞こえた。 「あー、来た来た!映司君、たっくーん!!」 声のする方向へ目を向けた瞬間、信吾の胸が高鳴った。 自分と同じ顔をした人間が二人…柔らかな笑顔で手を振る青年と、白い学生服を着たすまし顔の青年が並んでいた。 三人が近寄ると同時に、笑顔の青年が巧に飛びついた。 「たっくん久し振りー!元気にしてた?」 「あー、うっせー!たっくん言うな!」 「ここに来る前、うちのたっくんの家にも寄ってきたけど、元気にしてたよ! 今日は来れなかったけど、アドも会員になったからよろしくね。 アドのそっくりさんも宇宙海賊を追ってるなんて、不思議な縁だよねぇ」 「あぁ、分かったから手ぇ離せケイン」 ケインと呼ばれた青年は、巧から離れて信吾と向き合った。 「あなたが泉刑事さんだね。初めまして!僕は超星艦隊セイザーXのビートルセイザーこと、ケイン・ルカーノ。 こっちはタイガーオルフェノクの百瀬。スマートブレイン高校の生徒で、ラッキークローバーのメンバーなんだ」 きらきらと目を輝かせるケインと対照的に、百瀬は殆ど表情を動かさずに信吾を見つめる。 えもいわれぬ不思議な高揚感を覚えつつ、信吾は二人に挨拶した。 「泉信吾です、初めまして。皆さんにお会いできて光栄です」 「…なるほどな。確かにあの腕怪人とはまるで雰囲気が違う。あいつは見るからに狡猾で油断ならなかった」 淡々と言った百瀬に対し、巧は毒ついた。 「自分だってオルフェノクのくせして」 「その台詞、そっくりそのまま返すよ、乾巧。お前も裏切り者の尾上と同じウルフオルフェノクじゃないか」 「お前の表情といい服装といい、財団Xの加頭みたいで胸糞悪ぃんだよ」 バチバチと視線を交わす、本家ファイズとリ・イマジネーションのラッキークローバー。 時空を越えた因縁対決に発展しそうな二人の間に、映司とケインが割って入った。 「はいはい二人とも!せっかくのパーティーなんだから、喧嘩しちゃ駄目だよ」 「映司君の言う通り。泉さんにも気使わせちゃうでしょ、百瀬もたっくんも仲良くしてね!」
622 :
3/7 :2011/08/31(水) 11:32:48.16 ID:1pBmt/V70
巧と百瀬は、二人に諭されてとりあえず視線を外す。直後に巧は「食い物取ってくる」と言って去っていった。 自分にそっくりな二人は、どうやら彼の天敵のようだ…そう思った信吾は映司に詫びた。 「すまん、巧君の機嫌を損ねてしまったみたいだ」 「大丈夫ですよ信吾さん、巧もただ素直になれないだけですから。 それより、どうですか?ケインさんも百瀬さんも、タイプが全然違って面白いでしょ」 「あぁ…ほんと、不思議な気分だ」 「映司君、一年間本当にお疲れ様。今後はどうするの?」 ケインの質問に映司は答える。 「もう少ししたら、旅に出るつもりです。世界中の、沢山の人達と手を繋ぐ為に」 「文字通り、物理的に繋ぐだけなら簡単だろう。しかし、お前が言っているのはそうじゃない。 種族の違い、力の違い…あらゆる障壁がある。それを乗り越えることが本当にできるのか?」 「できますよ。俺はこの戦いで、大切なことを知りましたから」 今の映司には、百瀬の鋭い眼光にも屈しない確固たる信念がある。 「俺はもう、一人じゃない。俺の手を掴んで受け止めてくれる仲間が沢山いることに気付けた。 そんな仲間がいる限り、どこまででも思いを繋げられる…そう思うんです」 「映司君…」 自分を見つめる信吾の瞳に、映司の胸がざわつく。 今、自分を囲んでいる三人の人物…。顔は同じだが、心を通わせた“相棒”とは違う。 不敵な笑みを浮かべてアイスを頬張る、粗野で計算高くて偏屈な“相棒”… その姿がここにないことに、不意に淋しさを覚えた。 「おぉ、映司!久し振りだな!」 突如頭をくしゃくしゃと撫でられ、驚いて振り向く。 「筑波さん!こっちに戻ってたんですね!」 以前より精悍さを増した旅仲間との再会に、一抹の淋しさを脇に置き、笑顔を返す。
623 :
4/7 :2011/08/31(水) 11:34:25.71 ID:1pBmt/V70
「ちょうど北海道から折り返して来た頃に案内貰ってさ、映司に挨拶がてら顔出してみようかと思って。 …ん?そちらさん方は、もしかしてあの腕だけ怪人のそっくりさん?」 同じ顔でも、反応は三者三様。百瀬はとにかく動じず、信吾は軽く頭を下げ、ケインは人懐こく笑って握手を求めた。 「ロギアのそっくりさんですよね!僕の二年上の先輩戦士が戦った相手なんですけど、今は仲良くやってるんです」 「へぇ、俺のそっくりさんの知り合いなのか。よろしく! ところで、ちょっと映司借りてもいいかな?色々話したいこともあるし」 「俺も筑波さんの旅の話聞きたいです。でも信吾さん、大丈夫ですか?」 「俺は構わないよ。お互い、積もる話もあるだろうしね。ゆっくりしておいで」 「ありがとうございます。じゃあ、皆さんまた後で」 信吾達の下を離れ、映司は筑波と共にビュッフェコーナーに向かった。 「この料理も、全部俺のそっくりさんが作ったんだってさ。天にも昇る美味さだぜ」 顔を綻ばせながら料理を取り分ける筑波。その前には、色とりどりの美味しそうな料理が並ぶ。 映司もチキンを一本取り分け、頬張る。瞬時に口の中に香ばしい香りと肉汁の旨みが広がった。 「うーん、美味しい!総司や翔一ほどじゃないけど、ほっぺたが落っこちそう」 何の陰りも無く、世界の美しさを感じられる…。一度感覚を失ったからこそ、その有り難さが身に染みる。 決戦以降、映司は日々の小さな幸せを常に実感していた。 「お前の活躍も聞いたぞ。…色々大変だったんだな」 「えぇ。でも、お陰様で決着がつきました」 「何だか、前よりすっきりした顔してるよ、お前。一皮向けたっていうか、憑き物が落ちたっていうかさ。 良い仲間に支えて貰ってるんだな。…俺は正直まだまだだ。 自分のそっくりさんに比べたら、俺はこれといって凄いものも持ってないし、まだ何も成し遂げてない」 もどかしそうに表情を曇らせる筑波に、映司は笑って首を振る。 「筑波さんだって、北海道への旅を無事に終えたじゃないですか。十分凄いことですよ。 それに、そんなに完璧じゃなくてもいいんです。自分のできる範囲でやればいいし、つまずいたら周りの人が支えてくれます」 「そっか…そうだよな。何があっても“マイペンライ”…だよな、映司」 そう言って笑みを浮かべる筑波に、映司も陰りのない笑顔を返した。
624 :
5/7 :2011/08/31(水) 11:36:18.44 ID:1pBmt/V70
映司が立ち去った後、ケインと百瀬はアンクの印象を信吾に話して聞かせた。 「前の会合も楽しかったなぁ。アンク、ずーっと眉間に皺寄せて不機嫌そうにしてたのに、僕達の所からは離れなかったんだよね」 「自分が乗っ取った人間と同じ顔の奴を観察するのが興味深かったんだろう。 俺が手羽先を食ってるのを見た時は掴みかからん勢いだったが」 「百瀬が煽るようなこと言うからでしょ。全く、二人共素直じゃないよね。仲裁するのも大変だったよ」 話を聞きながら、二人に振り回される“彼”の姿が目に浮かぶようで、信吾は笑みを漏らした。 「俺、彼にも感謝しているんだ。最初はただ、自分の体の依り代に利用しただけかもしれない。 けど結果的に、あの時死ぬはずだった俺の命を長らえさせてくれた。 やがて彼は、比奈にとっても、映司君にとっても大切な存在になって、彼も比奈や映司君を思ってくれて…」 悦び、怒り、渇望感…。“彼”の情動を誰より近くで感じてきた。 その死を意識した時に、彼が抱いていた満足感…それは明らかに、無機なままでは得られない感情。 比奈に「体を返す」と伝えた時には、彼の心の奥にある感謝の思いを感じ取った。 そんな彼に対する思いは、映司や比奈のそれとはまた違う重みがある。 「彼の思いが満たされるのに俺の体が役立ったのなら、俺は嬉しいな」 信吾の胸の内を聞き、同じ顔の二人は真摯に頷く。 「あの…泉さん。そっくりさん同士ってことで、僕達にも何かアンクの為にできることはないかって考えたんだけど…」 そう言って、ケインはおもむろに百瀬の手を取った。 「アギトの神様がグリードに命を与えたって話を聞いて、思いついたんだ。 百瀬は、倒されたオルフェノクを再生させる能力を持ってるんだよ。 神様も最近力を使いすぎて疲れてるらしいし、百瀬の能力を応用してどうにかできないかなって」 ケインが懇願するように信吾を見つめる。当の百瀬も、仏頂面だが真剣な眼差しだった。 二人の気持ちを受け止めつつも、信吾は首を横に振った。 「ありがとう、君達の気持ちはとても嬉しいよ。けど多分、映司君は断るよ」 ケインは溜め息を吐いて顔を俯かせた。 「やっぱり…そうじゃないかと思って、映司君には言い出せなかったんだ」 「だから言っただろう、協力など無駄だと」 「いや、決してそんな意味で言ったんじゃないよ」 誤解を修正する為に、信吾は言葉を続けた。
625 :
6/7 :2011/08/31(水) 11:37:42.61 ID:1pBmt/V70
「もし彼を復活させる方法があるなら、まず映司君は自力で見つけ出そうとするだろう。 できる所まで追究して、それでも駄目だと思ったら、映司君の方から求めてくれるよ。 その時は遠慮なく、その手を掴んで応じてくれればいい」 ケインと百瀬は納得して、笑みを浮かべた。 「次の会合では、四人揃って会えるといいなぁ」 「うん。俺も、そうできたらいいなと思うよ」 ビュッフェで料理を取り分けながら、信吾は少し離れた場所で談笑する映司を見つめた。 初めて出会った時から、映司のことを不思議な青年だと思っていた。 パンツ一丁のインパクトも絶大だったが、それよりも、人当たりはいいのにどこか達観していて掴みどころがなかった。 “彼”の意識を通して戦いを見ていた頃も、そんな危うげな映司にどうにか手を差し伸べたいと思っていた。 決戦を終え、彼から開放され…気が付けば、自分が手を差し伸べるまでもなく、映司は救われていた。 (最後まで、映司君に助けられてばかりだったな、俺は…) 全てが終わり、新たな日々が始まろうとしている今、自分は何ができるのだろう…。 「映司兄は、見返りなんか何も求めちゃいないぞ」 不意に後ろから巧に声を掛けられた。心を見透かされたようで、思わず少し動揺する。 「自分の手を掴んでくれる人間の存在…。映司兄にとっては、それが何よりの宝物だ。 けど、あんたが映司兄と繋がる何かを渡したいんなら、兄貴は喜んで受け取るぜ、きっと」 手を繋ぎ、心を繋ぐ証となる、何か…。 「…そうだ、“あれ”がある…!」 適切な贈り物の存在に気付き、信吾は安堵した。 「ありがとう巧君。君のお陰で気付けたよ、俺が映司君にできること」 素直に感謝を述べたが、巧はふいと視線を外した。 「別に…ただ、兄弟として、思ったことを言っただけだ」 「ははっ、君も素直じゃないね。でもそんな不器用な所も、“彼”に似てていいと思うよ」 巧の耳がみるみる赤くなる。少しイライラした口調で巧は言った。 「ったく…アンクもあんたもあいつらも、この顔の奴らはほんっとにめんどくせぇな…」
626 :
7/7 :2011/08/31(水) 11:38:57.94 ID:1pBmt/V70
映司が一人になったタイミングを見計らい、信吾は声を掛けた。 「映司君、今日は連れてきてくれてありがとう。色んな人と話ができて楽しかったよ」 「いや、俺の方こそ、信吾さんが楽しんでくれてよかったです」 そう言って笑う映司の顔には、以前のような影は無い。むしろ眩さを覚えるほど。 「映司君。君に渡したいものがあるんだ」 信吾が差し出したのはiPhoneだった。 「これ、信吾さんの…」 「確かに買ったのは俺だけど、使っていたのは“彼”だ。それに、君に使って貰いたいんだ。 映司君、携帯持ってなかったよね。今まではそれでも差し支えなかったかもしれない。 けどこれからは、これがあればいつでも俺達と繋がることができるし、俺達も映司君と繋がることができる」 差し出されたiPhoneをおもむろに受け取る。アンクが使っていた感触が感じられるようで、胸が熱くなる。 「ありがとう、信吾さん」 手を差し出した映司に、信吾も応じる。二人は固い握手を交わした。 その繋いだ腕の間に、一瞬だけ、赤い腕が重なったように見えた。 iPhoneの経緯は自分の勝手な解釈です。 ネタには書かなかったけど、場内には、暴走特急なゴーオンイエロー姉の早苗に振り回される優美さんや、 「ちょっとした冒険だ」と言って開運フォームでアタックしてくるチーフにたじろぐ橋本師範や、 互いに写真と洋服をプレゼントしあう由利ちゃんと鈴香や、金居さんに砂糖水を薦められて困っている医者の藤井さんもいたりします。 ちなみに伊達さんは、映司達が来る前に石黒隊長と意気投合して、おでん屋を探すために早々に会場を後にしました。
627 :
名無しより愛をこめて :2011/08/31(水) 17:37:25.24 ID:2U0dJY/a0
ほにゃ?
628 :
620-626 :2011/08/31(水) 18:35:37.80 ID:1pBmt/V70
あれ…なんか過去スレにこんな会のネタがあった気がしたんですが… でも兄弟も殆どいないし、わざわざここに落とすネタでもなかったですね。 スレ汚しすみませんでした…
中の人ネタで、SS書くこと自体がスレ違いって気がする ここは、芸能人ネタを書くスレじゃない まとめ見ていて思うのだが、明らかに荒らしとかスレ違いな書き込みは、消しても良いんじゃないかな 過去スレから読みたいネタを探す時に不便だし、荒らしを見てしまって不愉快になったりする
神経質すぎだと思うけどな そっくりさんネタは結構今までもあったし、兄弟ネタがまるっきり絡んでないわけでも無いし
個人的には結構好きなSSだけど、確かにちょっとスレ違いかも… こういう特撮総合のネタ書くスレってあるんだっけ? つかケインがたっくんて言うと巧じゃなくてライオセイザーの拓人の方だな レミーにたっくん呼びされてガチで「たっくん言うな!」ってセリフ何度も言ってるしなw
ID:2U0dJY/a0は他のライダー系スレ(クウガスレとか龍騎スレ)でも妙なこと書き込んでる変な人だから、スルー推奨だ!
と書こうとしたがしたが遅かったか…
何はともあれ
>>628 GJ
あと俺も
>>630 に同意
ほんわか行こうぜほんわか
ほんわかしたところで投下 このスレではみんな生きてるんだから クスクシエに住み込んでもいいじゃない 知世子さんならやりそうだもの みつを クスクシエの二階、かつて映司とアンクが泊まっていた部屋。 今はそこに、一人の赤い服を着た子供がいる。ロストアンクだ。 床に一枚の画用紙とクレヨンの箱を広げ、何かを描いている。 ふと、作業に没頭しているように見えたロストアンクがくりんと背後を振り返った。 「隙だらけだよ、『僕』」 一見、そこには何もいないように見える。何も聞こえてこないように思える。 (…見えてるのか、お前には) しかし、ロストアンクには見えていたし聞こえていた。 宙に浮かぶ赤い右腕と、その声が。 「僕の姿が僕に見えないなんておかしいもの。でも、他の誰にも今の『僕』は見えてないんだってね。幽霊って言うんだっけ、そういうの」 (知るか。大体、何でお前がここにいるんだ) 「知らなかったの?カザリもウヴァもガメルも、ここに置いてもらってるんだよ。メズールは別の店で働いてるけど、寝る時は帰ってくる」 (…あの女ならやりかねないな。建物が二階だけでかくなってると思ったら、そういう事か) 「ZECT以下略って人間たちが来て『ぞうちく』してくれたらしいよ。僕はドクターの家からたまに来て手伝ってる。面倒だからドクターもこっちに住めばいいのにって言ったら、凄い剣幕で動揺された」 一気に話し終えると、ロストアンクはまたクレヨンを手に取る。 他の誰にも見えないアンクの右腕がふよふよと回り込むのが見えたが、お構い無し。まだ何の絵かは判別できない。 (どういう風の吹き回しだ、俺でも描かない絵なんてもんをお前が描くとは) 「別に。クレヨンってどれも似たような物だと思ってたら、全部違う『色』があるんだね。『命』を貰って、初めて気付いた」 しばらくの間、会話が途切れた。 アンクの様子はロストアンクにしか分からない。 「ねえ、『僕』」 不意に、順調に絵を完成させていく中でロストアンクはアンクに話しかける。 「早く戻ってきた方がいいよ。でなきゃ、この部屋は僕が使うし冷凍庫に残ってるアイスも僕が食べちゃうからね」 (…出来るならやってるに決まってるだろ。死んでるんだぞ、俺は) 意識の籠ったコアメダルが割れて、アンクはまさに幽霊のような存在になった。 ライダー家の者を始めとして自分がそこにいると分かる相手はいくらかいるが、姿まで見えると知ったのはロストアンクただ一人だ。 しかし、ロストアンクは『死んでる』という言葉にふるふると首を振る。 「諦めるの?死んだからって。僕達はメダルごと消えちゃって、それでも『命』を貰って戻れたのに。僕より先に手に入れた癖に、『僕』の根性無し」 (ちょっと見ない内にクソ生意気な口叩くようになりやがって…カザリの教育の賜物だな) 「僕の口が悪いなら絶対『僕』のせいだよ。大体にして」
赤いクレヨンを取って、ロストアンクはそれを突きつけるようにアンクへと向けた。 「オーズは、諦めてないんだよ。『僕』が戻ってくる事」 (……………) 「アンクが戻ってきたらお前はコアンクとか呼べばいいかな、って言われた。失礼しちゃうよね、僕もアンクだよ」 (チッ、あの馬鹿…余計馬鹿になってるんじゃないのか?) 赤いクレヨンが画用紙を滑り、絵は完成したと言えるような出来になる。 それを覗いて、アンクは驚いた声を出したようだった。 (お前、この絵――) 「これもオーズが言ってたけど。オーズにもうすぐ新しい弟が増えるんだって?そいつの歓迎したらまた遠くに旅しに行くって言ってたよ、どうせ『僕』もついて行くでしょ」 黒いクレヨンに持ちかえて、画用紙の隅に何かを書き込む。 そうしてから、ロストアンクはクレヨンを箱にしまって画用紙を目の前に差し出した。 「だから、僕の代わりに『僕』がオーズにこれを持っていってよ」 (本当に、どういう風の吹き回しだ) 「別に。あんまり『僕』がもたもたしてたら、オーズは忘れちゃうかもしれないでしょ」 (はっ、こんなもん…あってもなくても同じだ。全然似てないからな) 「格好よく描きすぎたかな、一応僕だし」 (口の減らないガキだ) 「お互い様だよ、『僕』。いいから早く持っていって、さっさと戻ってきなよ。でなきゃ、似てないかどうかオーズは分からなくなるかも知れないよ」 そっぽを向いて言葉を切ると、画用紙が観念したようにふわりと宙に浮く。 それを見て、ロストアンクは立ち上がって窓を開けた。 「あ、いるんだから『僕』にオーズの名前の漢字教えて貰えばよかったな…まあいいや、僕は帰るよ。またね、『僕』」 赤い左翼を広げて、ロストアンクがばさばさと窓から飛び立っていく。 傍目には誰もいなくなったように見える部屋の中で、画用紙だけが宙に浮いていた。 (チッ…あいつ、見てて腹が立つ所だけ俺に似やがって) 微かな舌打ちの音と一緒に、画用紙がぱっと消える。 これで本当に、部屋には誰もいなくなった。 その夜、ライダーハウスの自室で映司が床に落ちた画用紙を見つける。 電気を点けて見れば、それには絵が描いてあった。泉信吾を元にした人間の姿と、グリード姿の両方のアンクの絵だ。 もっとよく見れば、隅に小さな文字も書いてあるのに気付く。鷹の目で見なければぱっと見で分からないような小ささだ。 それを見て映司はとても喜び、旅立つまで大切に家で保管する事にした。 『ありがとう えいじ』
>>633-634 あったかいきもちになった!
ネタ投下
アンクが戻るのは、やっぱり周りの手助けがあっても映司の手でやった方がいいかなって。
「映司兄さん」
「どうしたんだ?良太郎」
「あのさ、これ使ってみて欲しいんだ」
「砂?」
「うん砂。この砂はウラタロス達が消えちゃた時に残った砂なんだ」
「えっ、じゃあ大事な物なんじゃ…」
「でもね、この砂に『皆と繋がっていたい』って想いからケータロスが出来て、皆も帰ってきた」
「そんな事があったんだ」
「だからね、この砂で割れたメダルも直せないかなって。そしたらアンクが戻れるかもしれないから」
「でも俺がこの砂、使っちゃっていいのかな?」
「大丈夫だよ、ハナさんは『邪魔』って言っちゃったし」
「ははっ、そっか。ありがとう良太郎」
「でも後は映司兄さんしだいだよ。兄さんの『想い』と『欲望』の」
「良太郎がそんなこと言うなんて意外だな」
「変…かな?」
「ううん、そんな事ないよ。それじゃあ、俺の『欲望』をかなえるよ」
「がんばってね!」
「おう!」
ここ迄で書くの精一杯だった……。
ケータロスの出来た経緯から浮かんだネタ。
もう続きは書けそうにない。
そう言えばセルがないからベンダー動かせないけどどうするんだろ あと未来から来た筈のデンバードや普段自販機のベンダーはどこで車検通したんだろう
細かいことは(ry きっとZECT以下略と最近絶賛活躍中の黒ダミ様がどうにかしてくれる。 そしてほんわか話にGJ!! アンクー、帰ってきてー。
アンクは2人共ひねくれ者だなw 優しい気持ちになったよ、GJ! ここに来ると最終回の寂しさが和らぐなあ。 そして新番組が俄然楽しみになってきた!
来週からはウルフイマジンがナレーションか。 先にガミオさんにアドバイス貰いに行っとかないといかんなw
初めて新しい兄弟を迎える映司を筆頭に兄弟皆どこかソワソワしてそうだな〜
ライドベンダーの車検も気になるけど、アマゾン叔父さんがどうやって免許取ったかがもっと気になる。 カタコトなのに学科できるんだろうか…?w
>>644 このスレだったら、猛父さん〜敬介おじさんまでが指導してくれたんだろうと解釈
あれでも頭は悪くないから普通に免許取れてると思う>アマゾンおじさん
本編は確実に無免許運(ry
>>642 そういえばどっちもオオカミ怪人だ
そのうちナレーションの会が出来たりしてw
647 :
1/2 :2011/09/01(木) 20:50:21.54 ID:WWtDebPD0
誠に残念ながら。 善き終末を迎えることに失敗してしまった。 あの、派手派手しい蛍光色スーツのどやかましい主張に負けてしまった訳で、真木博士はその事実にむかっ腹を立てて舌打ちをした。 …まあ、しかたないか。 ひとしきり歯ぎしりをした後で、なんとか思考を修正する。 世界の終末という望みはかなえられなかったが、自分の人生は結末を迎えることができたのだから。これで満足するしか……美しいとも 善きとも言えた最期じゃなかったし、どう考えても自分の完敗だしこれで納得するにはあまりにも遺憾というか悔しいのだが。 「…ふん、私自身が消えてしまえば…もうこのような感情も『消えて』なくなりますからね」 誰がどこから聞いても負け惜しみにしか取れない独り言をつぶやいた。が。 ざーんねんですがねーぇ 切符のない方はご乗車できませーん♪ 重々しくも、人をおちょくったような男の声。続いて能天気に響く女の声。 「!?」 自分という歴史を飾る最期の瞬間が一瞬にしてコントのようになって、真木博士は慌てて周りを見渡した。しかし、周囲には何もない。 空も地も。右も左も上も下もなく、あるのは自分だけという空間。多分、『こちら』と『無』の境界線。 そのはずなのに。 悪いけど、逝かせないし行かせない 今度の声は頼りないようでいて、凛とした少年のものだった。 「…誰かは知りませんが。私がどこへ行こうが勝手です。……もう、やるべき事が無くなったのですから消えゆくのみ。邪魔をしないで 頂きたい」 残念かもしれないけど消えたりもしない 「何ですって?」 あなたは自分で路線をつないでる 兄さんたちとの絆は切ったつもりかもしれないけど 「…あ!」 はた、と気がついた。反射的に左腕を見る。 「…キヨちゃん…」 呆然とする博士に、あの最初の男の声が厳粛に響いた。 覚えている人間が存在しなければ、存在する意味がない 逆にいえば、誰か一人にでも覚えられていれば、時間から取りこぼされることはなぁい、というわけですつまり! …………。
648 :
2/2 :2011/09/01(木) 20:52:04.28 ID:WWtDebPD0
「ありがとうございます、オーナー。ナオミさんも」 良太郎はぺこりと礼をすると、オーナーはフッと渋く口の端をあげ、ナオミはにっこりして同時に答えた。 「どういたしまして。……ねー」 顔を見合わせて同時に首を傾けてる二人に、思わず微笑みながらそれぞれ座席に座っていた兄弟たちを振り返る。 「兄さんたちも。おかげで上手くいったよ」 「良かった!良太郎、お疲れ様!」 「どういたしまして。僕としてもなかなか興味深い経験だったしね」 雄介がぐっとサムズアップをする横で、フィリップが立ち上がりながら、感心したように言った。 「そうだな。…せっかく始や皆と協力してモノリスをごまかして頑張ってるのに、ここでつぶされる訳にはいかなかったし」 「世界の破壊者の俺を差し置いて終末だ何だと言われるのも、なんか納得いかなかったしな」 一真と士の台詞に、真司がうんうんとうなづきながら続ける。 「まーなー。…だからって、博士だけ置いてくってのもナシだったんだから、上手くいって良かったよホント」 「うん。真木博士が、あの人形を置いて行ってくれて良かった…」 ほっと息をつきながら、良太郎が答える。博士があの人形をクスクシエに置いて行かなかったら、こうはいかなかったかも知れない。 ……想像したら、すぅと血の気がひいた。 「お。大丈夫か良太郎?今になって青くなってるぞ」 「大丈夫?ほら座って」 「あ、ありがとう」 翔太郎と渡に声を掛けられて、若干へたり気味に座席に座る弟を見ながら、総司が小さくつぶやいた。 「……まあ、本気になった良太郎らしいと言えばらしいんだが…敬語を全く使わなかったな」 「だね。周りを消すのも自分を消すのも、良太郎にとっては許せないことだから」 「結構マジで怒ってたわけだ、あいつ」 翔一と巧がひそひそと言葉を返す。 その様子を見て、くすくす笑いながら、長兄のヒビキがぱん!と手を叩いて言った。 「さ!これで全員戻ったわけだ!クスクシエにいる映司達を拾って次の兄弟を迎えにいこうか!」 急速に感覚が戻ってくる。視覚も聴覚も嗅覚も。周囲に輪郭ができ色がつき質感が宿る。あまりに急激な変化に酔いそうになりながら も、それすらも《存在》している証拠だと気づいて、真木博士は軽く瞬きをした。 美しいとも善きとも言えた最期じゃなかったし、そもそも最期ですらなかったしどう考えても自分の完敗だしこれで納得するにはあまりにも遺憾というか。 …まあ、しかたないか。 ひとしきり自分の感情と格闘した後で、脱力して小さく笑う。 あの、派手派手しい蛍光色スーツのどやかましい声が聞こえた気がした。 「ハッピバースディ!ドクタまぁき!!」
GJ!! 9月4日がえらく楽しみだなー・・・。
650 :
名無しより愛をこめて :2011/09/01(木) 21:31:47.01 ID:1EIoDlOz0
俺は変なやつじゃない・・・受験に追われてるだけだ・・・
※良作ラッシュに乗っかてみた。 ※かすり程度に次ライダーが出る。 ※苦手な人はスルーで。 「こら!!待てゥェーイ!!!」 深夜の街を駆ける一人のライダー。「ウェーイ」でわかるようにライダー家五男、 剣崎一真。追いかけているのは、エレファントアンデット。 ニスの材料にと血を注文したのだがどうやらアンデットは逃げてしまったようだ。 ブレイド「ウェーイ、そこまでだ!お前をほってちゃ、とんでもないからな!」 エレ「いやいや!勘弁してくれ!なんでわざわざ傷つけられなきゃいけないんだ!」 ブレイド「かわいい後輩とかわいい弟のためだ!潔く血渡せ!」 エレ「いや、どのアンデットも血は同じだ!(多分)お前の渡せばいいだろ!」 ブレイド「ウェー?だって痛いじゃん。」 エレ「そんな気持ちこっちだって一緒だわ!!しかたないな。よっこいしょー!!」 エレファントは地面をつかんで大きな岩を取り出し、その岩を一真に投げつけた! ブレイド「うぇぁ!!」 エレ「その隙に・・・。」 その全貌を見ていた深夜帰りの四男、真司。 真司「ぎょー!!?ちょちょちょおおおお!!へ、変身!!」 真司はドラグレッダーとドラグブラッカー(リュウガからレンタル)で岩を破壊。 一真を救出した。 真司「だ、大丈夫か・・・?」 一真「あぁ!全然平気!」 真司「あ、よ、よかったぁぁぁぁぁ・・・!ホントに大丈夫なんだな!?」 一真「うん、全然大丈夫。」
>>650 IDにOz0
「ナゾの新フォー・・・・
おや誰か来たようだ
真司があくびをしながら歩いていく様子を後ろから考え事をしながら歩く一真。 あぁ、やっぱりか。 やっぱり、俺・・・死なないのか。 真司「おい!一真ぁ!」 一真「うぇ!ど、どしたんだ?真司兄・・・。」 真司「腹・・・減ってる?」 一真「あ、そういえば・・・仕事のついでだったからな・・・。食べてないな。」 真司「んー。あ、ちょうどいいや!季節外れだけど、おでんの屋台あるぞ!」 二人は屋台へ足を進めた。すると若い先客がいるようで、「こんな時間にも若いの起きてるんだな」 「いや、俺たちも若いのだよ」と言いながら屋台の椅子に座った。 真司「おっちゃん!餅巾着と、はんぺんと、大根ね!」 一真「俺・・・、あ!こんにゃくで!!・・・あの、ちぢれてますか?」 ???「ああ!?兄さんたち!?」 横から声がした。声のぬしは、先客のようで・・・ 真司・一真「渡!!」 渡「こんな時間に何してんの?」 一真「お、お前もだよ!」 渡「ぼ、僕は・・・ニスを探して放浪・・・。」 真司「総司、よく許したな・・・。」 渡「いや、秘密で抜け出した・・・んだ。」 一真「あちゃー。」 ???「あの時はどうも・・・、はいこんにゃく。残念だけど、ちぢれてないよ。」 一真「あの時・・・? !!アンタ・・・!」 渡「鳴滝・・・さん。」 真司「あ、士を散々いじめてくれた・・・!お前・・・!」
鳴滝「いやはや、感謝して欲しいね。ディケイドがあんな目にあわなければ・・・ 君たちも破壊されかねなかったからな。」 真司「てんめ・・・!!」 渡「やめて、真司兄さん。」 一真「・・・あぁー。ホントにお世話になったよ・・・アンタに。」 こんにゃくにかぶりつきながら目だけ鳴滝の方を向く一真。その瞳は怒りではなく、悲しみだった。 鳴滝は渡が注文したサイダーを渡してその目を見つめた。 一真「全く・・・。なんで俺だったんだ。」 鳴滝「君が・・・剣崎一真君だね?」 一真「・・・誰なんだ、アンタ一体・・・。(あ、ちゃんと言えたー。)」 鳴滝「この世には、破壊者というものがいるものだ。君にそれを倒して欲しい。」 一真「破壊者・・・?」 鳴滝「ディケイド・・・、門矢士だ。」 一真「・・・士!どういうことだ・・・。」 鳴滝「奴は・・・世界を回ることによって、その世界を潰していく破壊者だ。 君は自分の物語を平和に終わらせたが、悪夢の物語が始まるのだよ?」 一真「士・・・。」 一真「正直、信じたくなかったけど信じちゃったんだよ・・・アンタの話。 なんだか兄として・・・っていう気持ちがあんなことさせちゃったんだよ。」 渡「僕も・・・士を苦しめた創(はじ)まりだったから・・・。」
鳴滝「紅渡君・・・。」 渡「あ、あなたは・・・。」 鳴滝「名乗るものでもない。君に・・・協力して欲しい。」 渡「僕に?」 鳴滝「ディケイド、門矢士を創(はじ)まらせることだ。」 渡「士・・・?」 鳴滝「後に知ることとなる、君に近い存在だ。だが、奴は世界を脅かす・・・ 破壊者だ!!まずは君の力で奴を創(はじ)まらす・・・。君には仲間、いや 家族がいるだろう・・・?みんなで力を合わせてディケイドを倒すのだ!」 渡「僕、士って分かってたら・・・。あんなことにはならなかったんだ!」 真司「・・・お前ら・・・。」 真司は弟たちがこのような運命を辿ったのかと悲しくなった。 けれど兄としてそれはどうなんだ、弟を悲しむというのは・・・。 一真「・・・俺が見てたのは・・・」 渡「僕が見てたのは・・・」 一真・渡「「終わらない夜だったのかな・・・」」
支援
真司「全く・・・。兄として言わせてもらうぞ!」 真司がバッと席を立って、渡のサイダーを一呑み。「あ、ちょ・・・」なんて言葉は 聞こえないふり。 真司「終わらない夜なんてないんだよ。あったとしても見れないんだ。俺たちはいつも 太陽の下で生きている。夜になったって月の下で生きてる。結局・・・俺たちは常に誰かに見守られてるんだよ。 終わらない夜は誰も見守る人がいない。けど、お前らは皆がいるじゃんか!お前ら・・・終わらない夜を見てるんじゃない。 暗い運命を見てるんだよ。」 一真「真司・・・兄。」 渡「真司兄さん・・・。」 鳴滝「知った口を聞くな・・・!」 真司「じゃあ!!アンタは・・・誰かと一緒に士を倒そうとしたか・・・!?」 鳴滝「・・・」 真司「何かをするには常に誰かがそばにいるんだ。食べるとき、遊ぶとき、寝るとき・・・。 けど・・・アンタには何にも見えないんだ・・・。アンタの後ろ・・・凄く・・・すっごく冷たいんだ。」 こんにゃくをかじったまま呆然とする一真、サイダーを取り返そうとする渡も呆然としていた。 真司「仲間がひとり入れば・・・その力はとてつもなく強いんだぞ? ほぅら、見ろよ!朝が来たぞ!安心しろ。・・・朝は絶対来るんだから。」
支援
???「全く、クサい話だな。だが、真司兄さんらしい。悪くない。」 真司「士・・・!」 鳴滝「おのれぇ、ディケイド!!」 士「俺はまだ何もやってない。そのセリフを言いすぎたようだな。俺を見ただけで、 「言わなくては!」という気持ちが丸見えだ。もはや、ネタだな。」 一真「士・・・。」 渡「つ・・・。」 士「言いたいことは大体分かった。謝らなくていい。堅苦しい。そういうのは仲間という言葉の次より 嫌いなものだ。さあ、帰るぞ。総司がカンカンだ。」 真司「ナンダッテー!!」 一真「早く帰らないとこれは・・・ライダーキックどころじゃない・・・!」 渡「勝てる気がしないよ!あ、ごごごご・・・ごちそうさまでした!!」 渡が焦りながら千円札を置き、早足で行く士たちの後を追った。その後ろ姿を鳴滝は 冷たいあの目ではなく・・・温かい目で見送った。そしてフッと一言声を漏らす。 鳴滝「朝は絶対来る・・・か。」 真司「全くー。士の説教菌でも感染したか?エラく今日は・・・説教臭かったな俺。」 渡「でも、身にしみたよ。ありがとう。」 一真「あ、渡・・・!エレファントの血、取れなくって・・・。俺のでもいいかな?」 渡「でも、あれだけヤダって言ってなかった?」 一真「腹括る・・・!!運命に勝ってみせる!」(ナイフを取り出す ウェイローチ一号「待ってください、ボス!!俺たちだってアンデットです! ボスがなさなくっても!!」 ウェイローチ二号「さあ、その純粋なるナイフで!!」 一真「いや、お前たちには・・・散々力を貸してもらった。これ以上傷つけることは・・・。」 ウェイローチ三号「あぁ、なんと優しき言葉!ですが、ボスが傷つくところも見たくないのです! どうか自虐だけは・・・!」 一真「オデハジアワゼボドダ!!」 士「せっかくの感動をどうしてくれる!!」 おわり
真司「なぁ、一真。」 一真「なんだ・・・?」 真司「俺、お前があんときボーッとしてたとき何考えてるかだいたい分かったんだよな。」 士「また俺の持ちセリフを!!」 渡「抑えて、抑えて・・・。」 真司「お前、そんなこと考えちゃダメだ・・・。やだよ、そんな。」 一真「へへっ・・・。やっぱり真司兄だ。分かってたんだな。うん、別に死にたいわけじゃない。 自分で選んだ運命(みち)だから・・・もう文句言わない。けど、俺は死ねないから・・・ 何度も何度も、別れを告げなくちゃいけないんだよ・・・。それが・・・辛くて。目の前に見える光景なような気がして。」 真司「バカヤロゥ!!!いつものお前はどうしたんだよ!!そんな運命・・・勝っちまえ! ってか、お前なら勝てるさ。別れなんて告げなくていい。告ぐ必要ない。だって俺たちずっと一緒だろ? ひとり残すなんて絶対ェ許さない。お前がわらび草を残した時の総司と一緒で・・・な?」 士「そうだ、俺たち・・・仮面ライダーの子、ライダー兄弟はずっと一緒だ。」 渡「そうだよ。一真兄さん!」 一真「皆・・・!やっぱり俺は幸せ者だぁぁー!」 士「次はちゃんと言えたんだな。」 渡「そりゃ・・・そうでしょ。このスレの掟で、一真兄さんは安易にオンドゥル語を使えないからね。」 真司(つ、ツッコミがいなけりゃ・・・こんなに違和感感じるもんなんだな!巧と翔太郎のありがたみがわかる! 苦労してるんだな、あいつらも!) 士「さあ、帰るぞ。気づけば、高校生たちの通学時間だ。」 一真「わー、高校か〜。」 「あぁー!!やっべぇー、遅刻だ遅刻!!」 もう、通学時間です。若々しい一人の青年は急いで走っていきます。
支援ありがとう。 一真ネタが多かったのは剣が好きだからだ!! だが私は謝ら・・・ごめんなさい。 オンドゥル語間違ってたらどうしようか。 と、今になって心配する私は・・・。これも乾巧って奴のせいなんだ。 ディケイドの最終回を再視聴した勢いで書き込んだこの作品。 30話からのラッシュは叫んだ・・・熱狂した・・・。 ですが、こんな作品になってしまった。 ちょっとライトニングブラスト食らってくる。
GJです! 自分も剣好きだから嬉しいな!
連投すみません 中の人ネタです なにやら楽しげな様子の良太郎 ヒビキ「おっ良ちゃんゴキゲンだね〜」良太郎「明日ね侑斗や睦月たちと浅草に遊びに行くんだ」 ヒビキ「浅草で道草だなハハッ」 良太郎「兄さんすごくおもしろいよ!」 巧「もはや様式美だな」 総司「くれぐれもギャンブルには手をだすなよ」 お粗末でした
AtoZネットムービーを見ていて思いついた小ネタ ほのめかす程度に新しいライダーのネタも入っています。 ガイアメモリとは、すなわち地球の記憶そのものである。 例えば、翔太郎が使用する「J」には「切り札」に関する全ての情報が記憶されている。 一真「じゃあ、ジョーカーのガイアメモリには、俺や始の情報も入ってるのか?」 フィリップ「もちろん。他にもジョーカーメモリには、トランプから人名、企業名、作品名、概念… ジョーカーという単語や切り札に関する情報は全て記憶されている。」 士「大体わかった。新しい兄弟の情報が記録されていそうなのは「U」だな。刃野博士とやらが言っていた。 ついに仮面ライダーは宇宙に進出したと。」 フィリップ「さすが士兄さん。さっそく検索してみよう。」
あぁ、風麺のマスターが被害にあったあれか… まさか博士のセリフが本当のことになってしまうとは
中の人で思い出した 始・志村と桃鉄をやってビリになる剣崎
中の人ネタいらね
思うところはいくつかあるがひとまず避難所の方で頼む
>>663 >>666 >・中の人ネタはほどほどに。(出演番組ネタはともかくプライベートネタは避けた方が無難です)
以下いつもの兄弟スレ
容量やばいので立ててみる
なんかレベルが足りなくて無理でした!どなたか他の人お願いします! 容量499KBです
【前スレ】
歴代ライダー主人公が兄弟だったら25
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1312382238/ ※必読※
【このスレのお約束】
・ともかく兄弟です、細かいことは考えない
・本編で死んだ人も生きています、細かいことは(ry
・呼称、血縁関係等は書き手に任せましょう。兄弟以外の人間関係についても同様です
例:2号ライダー・ディケイドライダーを兄弟設定にするか他人設定にするか
フィリップの扱い(兄弟、居候など)
・名字で呼ぶとややこしいため、兄弟達は下の名前で呼ばれることが多いです
・一つ一つのネタは独立しているので他のネタの設定はあまり気にせずにOK
【注意事項】
・兄弟が出ない話も大丈夫だけどあまり続くのはNG
・ライダー以外の作品コラボも同様
・ネタバレはほどほどに
・剣ライダーズをオンドゥル語でキャラ立てするのは止めましょう
・ゼクターやミラーモンスター達の擬人化は駄目(該当スレで)
・小説版、漫画版などの公式他メディア展開、ムック等の出版物で扱われた設定の使用は
書き手の自由ですが、注意書きをお願いします
・中の人ネタはほどほどに。(出演番組ネタはともかくプライベートネタは避けた方が無難です)
・ネタの傾向を最初に書き込むと親切かも。
【外部サイト】
・過去スレ保管庫
http://kyoudai.kusakage.com/ ・うpろだ
http://mrbro.from.tv/ ・避難所(規制時などはこちらへ)
http://jbbs.livedoor.jp/movie/9312/
>>673 乙!
まる一ヶ月で次スレ移行か。物語終盤の投下ラッシュは毎度凄いな。