歴代ライダー主人公が兄弟だったら24

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遅くなったすまん。
>>682のあとに投下しようとしたらコックローチドーパントが出たのでゴキジェットでメモリブレイクしてた。
死に場所に本棚の裏を選びやがったから本棚どけたら崩れた本がピタゴラスイッチのようにペン立てとかCDラックとかなぎ倒してもうね・・・
寝てた家族にうるさいと怒られて涙目

>>642ネタ拝借
・橘さんはスレで食いしん坊キャラ>騙されキャラと思ったので騙されキャラ分を補いたかった
・キャラの扱われ方がかわいそうなのがいるけど愛ゆえ+復活を祝していじりたかったんだ
・真木博士のキャラがつかめてないので合っているか不安
↓本文

ヒビキ「映司、お前最近何かあったのか?」
映司「えっ、兄さん、どうしたの急に。俺はほら、いつも通りだろ?」
「まあそこに座りなさい」
「?」

ヒビキはあたりを見回してだれもいないことを確認してから、声をひそめて話し始めた。
「単刀直入に聞こう。お前、痛覚とか、味覚とか、そういうのが鈍くなっているだろ?」
「!?」
「最初におかしいと思ったのはこの前。
フィリップを守るために駆けだしたファングメモリに良太郎がつまづいて転んで
お前が良太郎を受け止めた時だ。お前はあの時、腕をすりむいて浅く切っていたが良太郎に言われるまで
怪我に気付かなかった。俺には、気にしていないんじゃなくて、本当に気付かなかったように見えたんだが?」
「え、嫌だな。俺は海外でいろいろなことをしていたときに怪我なんてしょっちゅうだったから、今更気にするまでもないっていうか・・・」
「ふたつ。総司に聞いたぞ?お前、味のないスープを味見して「いつも通りに」美味しいと言ったそうだな」
「! でも、俺だって出汁の味はちゃんとわかるし、そういう意味で言ったんだけど・・・」
「なるほど。だが俺が気になるのはもう一つ・・・一真の滑舌が悪いのは今更のことだし俺たちも時々聞き返すこともあるが・・・
お前は最近特に聞き返す回数が増えていないか?それこそ、普通に聞き取れる会話ですら聞き返している」
「そうかな、意識していなかったしわからないよ。・・・というより、俺には兄さんがただ心配しすぎているような気がするんだ。
俺にも調子が悪いことがあるし、そこまで気にされると少し怖いかな・・・あ、いや、心配してくれることはうれしいんだけど」
6852/3:2011/07/21(木) 01:24:46.68 ID:dKa/nvtU0
「俺だって普段はここまで心配しないさ。ただ、本当に不調だとしても、お前が不調をひた隠しにしているのが俺には気になったんだ。
まるで、不調すらなかった事にしようとするように」
「!」

映司の表情がこわばるのを見たヒビキは、結果を急ぎすぎて映司の気持ちに気を配ることを忘れていたことに気付きあわてて謝った。
「いや、お前のことを追い詰めるつもりで聞いたんじゃない。ごめんな」
「・・・いや、兄さんは悪くないさ。ただ・・・」
「・・・」
ヒビキは黙って映司が話し始めるのを待った。弟たちにさまざまな事情があることには既に慣れてしまっていたし、いまさら何を聞かされようが動揺するほど軟な精神の鍛え方もしていない。
「・・・」
「・・・」
「・・・そう簡単に話せることでもないか。でもな、お前がもし、今、心配させないための言い訳を考えているんだとしたらひとつ言わせてもらうぞ。
そういう言い訳が、一番人を心配にさせる」
「・・・やっぱり兄さんにはすべておみ通しなんだね」
「当たり前だろ?俺が一体、何人の弟の兄だと思っているんだ?」
「・・・実は俺、兄さんが気が付いていた感覚のほかにも・・・それこそ、感覚のすべてが鈍くなっている。
味覚なんてもう無いようなものさ。俺がグリードになっているかららしいんだ。ほら・・・」
そう言って映司は手のひらを見せた。皮膚の下にうっすらと紫色が見える。
6863/3:2011/07/21(木) 01:28:48.93 ID:dKa/nvtU0
「・・・そうか。やっぱり、他の兄にはこのことはまだ話せないか?」
「俺が話さなくても、いつか俺が完全にグリードになればバレるだろうし・・・でも、俺のせいでみんなに心配をかけるわけには・・・
って、橘さん!なぜ見ているんです!」
驚く映司にお構いなしで、障子の隙間から話を聞いていた橘は「やはりそういうことか!」と言いながら部屋に入ってきた。
ヒビキは気まずそうに、「すまん、全く気配がなかったから気付かなかった・・・」と映司に謝る。
おそらく人には聞かれなくない話だろうと思ったので、映司がいいというまで他の人には聞かせないようにしたつもりだったのだが。

橘は映司の腕をとると「お前のグリード化を止める方法があるぞ!」と言って、映司を外に引っ張って行こうとした。
「ちょっと橘さん、どうして橘さんがグリードの話を!?」
「子供が石蹴りのようにして遊んでいた緑のメダルを拾った時に出会った、グリードを研究している真木という博士に聞いた。
「それはコアメダル。あなたの周りに、五感が無くなり困っている人はいませんか?その人はコアメダルというものに体を蝕われ、グリードという怪物になってしまう。
私ならその人間の体からコアメダルを抜いてグリード化を止めることができる。感覚がなく困っている人を集めてください。私は人間を救いたい」とな。
映司、お前も真木博士に診てもらえ。お前の感覚を取り戻せるぞ!」
「橘さん!あなたはまた騙されてる!真木博士の言いなりになっちゃだめだ!あいつは、コアメダルを集めて世界を終末へ導こうとしているんだ!」
「ナニイテンダ!あの博士は人形にも愛情を注ぐほど心優しい人だぞ!ヒドォオヂョグッテルトヴッドバスゾ!」