歴代ライダー主人公が兄弟だったら24

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583兄、スーパー主夫、時々 弟
兄弟達は絆設定。フィリップも兄弟です。



〜朝
樹花 「いってきまーす!」
総司 「樹花、弁当を忘れているぞ」
樹花 「あ、いけない。お兄ちゃん、いつもありがとね♪」
総司 「…当たり前の事だ」
樹花 「お兄ちゃんのお弁当、皆からいっつも羨ましがられるんだよ。今日のおかずは?」
総司 「開けてからの楽しみにしておけ」
樹花 「うん!じゃ、いってきますっ!」
総司 「気をつけて」
584兄、スーパー主夫、時々 弟:2011/07/11(月) 11:52:47.88 ID:g0KSGd1d0
〜夜
真司 「ごっそさーん!今日も我が家のメシは美味かったー!」
総司 「当たり前だ」
一真 「サバミソは久しぶりだった気がするな」
映司 「今まで色んな国で色んな料理食べたけど、こんな美味しいサバミソ、初めて食べたよ!」
フィリップ「鯖味噌。総司兄さんの得意料理のひとつだね。
    事務所にいた頃はあまり和食を食べる機会がなかったから実に興味深い」
翔太郎「ハードボイルドに和食は合わないって思ってたからなぁ。こんなに美味いモンとは」
総司 「本当はヒビキ兄さんのリクエストだったんだが…」
巧  「急な仕事だっけ?遊撃班ってのも大変だな」
良太郎「ヒビキ兄さん、今日中に帰ってこれるの?」
雄介 「難しいかな。山を2つ越えた山村に行ってくるとか言ってたし」
渡  「夏の魔化魍の時期だって言ってたよ。最近出撃回数が増えてるみたい」
士  「職業ライダーの辛い所だな」


翔一 「あ、総司。洗い物は僕と姉さんがやっておくよ」
雪菜 「たまには家事もやらないとね」
翔一 「そろそろ月末だから家計簿つけなきゃって言ってたよね?こっちはまかせてよ」
総司 「そうか。なら頼もう」

翔一 「姉さんが台所に立つの、久しぶりに見たよ」
雪菜 「そうね。昔はあなたが料理を作って、私が後片付けしてたっけ」
翔一 「ちょっと懐かしいな」
総司 「…」
585兄、スーパー主夫、時々 弟:2011/07/11(月) 11:56:08.47 ID:g0KSGd1d0
〜深夜
ヒビキ「(小声で)ただいまーって、総ちゃん!まだ起きてたの?」
総司 「おかえり、ヒビキ兄さん。今寝るところだったんだ」
ヒビキ「あ、家計簿つけてたんだ。いつもご苦労様」
総司 「それが俺の役目だ。兄さんこそ、今日は帰らないと思ってたが」
ヒビキ「それがさー。意外に早く魔化魍を見つける事ができてね、スピード退治!それで急いで帰ってきちゃった」
総司 「向こうで一晩泊まって、明日ゆっくり帰ればよかっただろう」
ヒビキ「…向こうの猛士の人にそう勧められたんだけどね、
    今日の晩ご飯は、総ちゃんが俺のリクエスト作ってくれる事になってたじゃない?」
総司 「!」
ヒビキ「楽しみだったんだよね〜。総ちゃんの鯖味噌!それで、急いで帰ってきちゃった。
    …んだけど、晩ご飯、まだ残ってる?」
総司 「すぐ用意するから、」
ヒビキ「手、洗ってくるね!」


ヒビキ「うん。一仕事の後の我が家のご飯は格別だね。ウマイっ!!」
総司 「そうか。良かった」
 総司、無言でヒビキの背中に自分の背を合わす様にもたれかかる。
ヒビキ「?」
総司 「…ヒビキ兄さんの背中は大きいな。父さんみたいだ」
ヒビキ「鍛えてますからっ!〆シュッ まだまだ父さんには叶わないよ」
総司 「もうすっかり夏だけど、忙しくなりそうなのか?」
ヒビキ「そうねー。ぼちぼち夏の魔化魍が出てるから今回みたいに急な出番が増えてくるかもなぁ」
総司 「そうか。兄さんに限ってそんな事はないと思うが、気をつけて」
 ヒビキが後手で総司の頭をくしゃっと撫でる
ヒビキ「大丈夫大丈夫!鍛えてるからね!留守は頼むよ、総ちゃん」
総司 「ああ、まかせておけ」
ヒビキ「それと、おかわりいい?」
総司 「…仕事の後とは言え、この時間に食べすぎは良くない。腹八分目が丁度良い」
ヒビキ「ですよねー」
総司 「が、たまには良いだろう」
ヒビキ「おっ!さすが総ちゃん、話がわかる!」
総司 「フッ。当たり前だ」

そうして初夏の夜がふけていった。