歴代ライダー主人公が兄弟だったら24

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45小さい真司と鏡の思い出1/10
>>11,14,22,30まとめてGJ! 以下、避難所からの転載です。

子供化ネタの真司編、予想以上に長くなりすぎて書きあがったのに旬を過ぎてしまった。

・ライダー兄弟は、血が繋がっていないけど、孤児だったりショッカーに狙われてたりで、本郷の家に預けられていた。
・しかしその後、むしろ一緒に暮らしていると危険と言うことで幼い兄弟達はそれぞれバラバラの家に養子に出されたり、元の家に戻ったりした。
・身寄りのない一部の兄弟は、そのまま本郷の家に残った。その後成長し、皆また一緒に暮らしている。


以上の事をご了承の上、お読みください。
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「ん・・・、でさ、記事は出来上がってるんだけど、載せる写真が必要でさ・・・。」
もぐもぐと、ライダーハウスの今でオムライスを頬張るお子様が一人。
口の周りをケチャップで一杯に汚しているその姿からは、彼が仮面ライダーで実年齢は24歳だとは想像もつかないだろう。
そう、彼こそ仮面ライダー龍騎、城戸真司、現在五歳である。
「兄さん、ケチャップがついているよ。」
「んー、口が小さいからどうもなー。」
自分より小さくなった兄の面倒を見るフィリップ。
園崎の家でも、ライダーハウスでも末っ子の彼は、検索対象としてだけでなく、お兄ちゃんになれるということでこの事態に大喜びしていた。
「・・・で、どうする気なんだ。真司兄さん。」
真司が服にケチャップをつけないかと厳しい視線を向けながら、総司は真司に尋ねる。
先ほどまで真司が話していた内容は、彼からしてみればとてもじゃないか許容できない物だった。
「うん、だからさー。ちょっとその神社まで行って、写真撮ってくる・・・。」
「駄目だ!!」
バンッと総司は、テーブルを叩く。
その勢いに、周りの兄弟達はビクッと怯える。
真司も驚いて、思わず飲んでいた牛乳を吹きかけた。
「な・・・、何でだよ!一真も渡もこの状態で外に出かけてただろ!」
「・・・あの二人が向かったのはライダー知り合いがいる場所だ、もし、何かあっても対処できる。
 だが、その神社とやらは、管理人さえ滅多に来ない場所なんだろう?」
「おう!何たって『発見!近所の隠れパワースポット!』って記事だからな!っても子供の頃、よく遊びに行ってた公園なんだけど。」
ケチャップ塗れの顔で、どやっと胸を張る真司。
その姿に、総司はため息をついた。