http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1297679246/475 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1297679246/579 召喚されてきました。
最終決戦後……政府のエラい人だかが上から目線で招待した祝勝会を
すっぽかしたゴーカイジャーがやってきたのは、なぜかマーベラスが訪ねて
カレーを頼む度に騒ぎが起こって一度も完食できないまま、挙げ句の果てに
ワルズ・ギルとの決戦前には店自体が破壊され、このたびようやく
新装開店成った「サファリ」の開店祝いだった。
カウンターに座って、マスター謹製の大盛カレーを、あっさりとおかわりも完食、
満足顔が隠しきれないマーベラスを囲んで、ゴーカイジャーの面々とマスター、
そしてゴーカイジャーが初めて救った保母と園児達が、彼らの勝利を祝っていた。
ハカセ「ねぇ、結局僕達、何のためにこの星守ったんだろ?
お宝らしいお宝、結局最後まで見つからなかったけど」
ルカ「お宝ならあったでしょ?……おっきな宝石(^^)」
(ルカが向き直ると、ほほえんでうなづくアイム)
ハカセ「えー、そりゃないよ……ね、マーベラスはどうなの?」
マーベラス「俺は……(ニヤリ)決まってるだろ?
こいつが食いたかったからさ」
ルカ「だと思った」
(一同顔を見合わせて笑う)
ジョー「これからどうする、マーベラス?」
マーベラス「長居しすぎたな。
……やっとこいつも食えたことだし、そろそろ出かけるか」
ハカセ「やっぱりそっち?」
マーベラス「それが、海賊ってもんだろ?」
立ち上がって歩き出すマーベラスを先頭に歩き出すゴーカイジャー。
マスター「また寄ってください。いつでも大盛り、サービスしますよ」
振り返ってお辞儀するアイム、ぶんぶん手を回してVサインするルカ、
名残惜しそうまだ騒いでいるハカセと、
腕組みを解いて背中越しに手を振り歩きだすジョー。
そんな彼らを背景に、キャプテン・マーベラスは一瞬立ち止まり、
「最高のお宝だったぜ……」
誰にも聞こえぬようにひとりつぶやくと、ニヤリと不敵な笑みを浮かべて、
再び歩き出した。
……やがて手を振る地球人たちに見送られて、発進するゴーカイガレオン。
園児「(半べそ)もう会えないのかな?」
保母「次にこの星に危機が迫ったら、みんなが地球を守るのよ。
でも、地球が悲鳴を上げたとき、彼らはきっと来てくれる。
だってゴーカイジャーは、35番目のスーパー戦隊、
レジェンドなのだから」
やがて飛び去っていくガレオン。
再び手を振る子供たちが小さくなり、画面はどんどん引いて町並みに、日本に、
地球の姿に……そしてその青い宝石を背景に映し出されるシルエット。
ナレーション「冒険とロマンを求めて、宇宙の大海原を征く若者たちがいた。
宇宙帝国ザンギャックを見事に打倒し、
海賊の名を誇りとして名乗る豪快な奴ら……その名は」
「海賊戦隊 ゴーカイジャー!!」
− 完 −