ショッカーの改造人間・蜂女 ぐるぐるおっぱい同心円6重目
>>104 考えてみたら、クラゲダールが女の声なのに一人称が「俺」な性別不明怪人なのは
蜂女で女優さんがアザだらけになったことと関係してるのかもね
クラゲダールがほとんど全身タイツで、女性が着ればさぞかしエロいだろう衣装なのは
こいつが本来、女優が演じる女性怪人として考えられてたからだろうと思う
変身忍者嵐のザルバーなんかと同じ系列だもん
けど撮影の段になって、やっぱり女優に演じさせるのは可哀そうだということになって
急遽岡田勝氏が演じたんだけど、既に怪人の声として沼波女史を頼んだ後だったので
仕方がなく「一人称を『俺』にしてくれ」と沼波女史にお願いすることになったのでは?
んじゃザルバーは可哀そうじゃないのかという話だけど
剣戟中心の嵐と、肉弾戦のライダーじゃやっぱり違うんだと思うよ
嵐だとバッサリ切られたらそれで終わりだけど、ライダー怪人だとブッ飛んでいかないといけないんだし
>>113 確かにクラゲダールは、脚本が滝沢真理氏でCVが沼波輝枝氏な時点で、
もともと女怪人だったことは明白だね。
エキスプロによる「たのしい幼稚園新案カード」ではクラゲダールは
「どくクラゲおとこ」になってるから、設定時には色々と模索したんだろうけど。
それではクラゲダールをショッカーの女怪人第2号だとすると、
第1号である蜂女をどのように発展させようとしたのかが見えてくるね。
まず異形の怪人であることを強調しようとして、頭部は完全に着ぐるみマスクにして
性別が一切感じられないようにした。
その代わりボディは本当にただの全身タイツで、女性の体形を強調し、
一人称が俺でも明らかに女性だとわかる、それだけで色香が漂ってきそうなデザインにした。
反面、タイツ一枚なので演じる女優さんの肉体にとっては優しくないデザインだ。
これって、その後の女怪人の流れからするとまったく正反対の方向性なんだよね。
その後はブクブクの着ぐるみで演者の体形を隠して男性が演じ、申し訳程度に胸を付け、
マスクの唇のあたりに女性らしさを残すのみ(ライダー怪人ではそれもしていない)になる。
やはり女性が女怪人を演じるのは、まだまだ無理があったということかな。
ただ前述の「たのしい幼稚園 新案カード」を見ると、
クラゲダールのデザインコンセプトは「どくクラゲおとこ」の頃からブレていないのがわかる。
ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~battaya/battaenn%20%5B2%5D-2.htm これを見ると「どくクラゲおとこ」を別にしても、一文字ライダーが始まった時点で
「どくバラおんな」「きくおんな」「くじゃくおんな」の3体の女怪人が予定されてたことがわかる。
美女の半身がバラで覆われたあまりにも異色の「どくバラおんな」を別にすれば、
「きくおんな」も「くじゃくおんな」も、蜂女同様の青全身タイツで想定されていたことが窺える。
「くじゃくおんな」は蜂女同様の顔の下半分露出パターン。「きくおんな」は完全顔出しなので、
能面みたいなものを被るか、あるいはビシュムのような特殊メイクだった可能性もある。
いずれにせよ青全身タイツな時点で、女優が演じることを想定していたのは間違いない。
ではなぜこいつらではなく「どくクラゲおとこ」をわざわざ女性怪人第2号にしたのか。
イラストの「どくクラゲおとこ」の体形と、その隣の「どくバラおんな」を比べてみると、
「どくクラゲおとこ」は他の男性怪人たちとは違う、明らかな女性体形で描かれていることがわかる。
たぶんエキスプロと発注元の石森プロの間でやりとりがあった時点では、クラゲ怪人は男だったの
だろうけど、高橋章氏がイラストを描いた時点で女怪人に変わっていったのではないだろうか。
結果的に「きくおんな」達に先だって、この「でんきくらげおんな(仮称)」が採用されのだと思う。
ポピュラーなクラゲという素材に比べて、他の素材がわかりにくい(あまり強そうでもない)という
判断が働いたことは想像に難くない。しかも毒クラゲ→電気クラゲに変えればさらに強そうになる。
こうやって想像を働かせてゆくと、かえすがえすもクラゲダールを女優が演じなかったことが
残念でならない。まあそのおかげで蜂女に、ワンアンドオンリーの輝きが宿ったわけだけど。