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名無しより愛をこめて:
私は自分自身も小説家志望者であり、出版社や編集者にも
かなりのコネクションを持っている者です。
案の定色々と書かれているようですが、文学賞というものは
残念ながらそんな純粋なものではありません。
出版という行為が事業である以上、薄汚くなるものです。
むしろ純粋である場合の方が少ないと考えてよいくらいです。
今回の水嶋君の受賞が出来レースか、そうでないか、はさておき、
出版社では超大手でも自費出版していることはかなりあります。
私もKA書店から自費出版を勧められたことがありました。
無論、こういったことが公になれば、文芸社のように原稿が
殺到してしまいますので、特殊なコネクションを持った人間
だけに、その手の話しが来ます。
私の場合はその当時の経営トップと直接話しているうちに
そんな話題がでました。
もし、そういった大手から自費出版された場合、表向きは
自費出版のようには見えません。
芸人本が得意な幻冬舎などは、全てといわずともかなりの数を
芸人本人か事務所から出資させていると思われます。
また、今回水嶋君が受賞した賞が、編集者のみによって選考されて
いることが胡散臭いとの発言もありますが、これはまったく逆です。
選考者が、作家だった場合、自分の脅威となるような新人はわざと
けなしまくって受賞を妨害することが多々あります。これは山田
詠美氏等は公の発言でばらしてしまったこともありました。
端的に新人賞を現す言葉としてある編集者の有名な言葉があります。
「新人賞は作品を読むためのシステムではない」
わかりますか? 要は入社試験のようなものなのです。