仮面ライダーWアンチスレ12

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781名無しより愛をこめて
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●【パターンA】設定のあと出し。
 終盤になっていきなり「実は私、フィリップの母親だったんだ」などといって物語をひっくり返すというパターンです。
 それまでにきちんと伏線をはってあればOKですが、なんの布石もなくいきなり物語の根幹を揺るがすような設定を持ち出すのはNGです。
 あと出しジャンケンと一緒で、興醒めです。
●【パターンB】作者しか判らない設定の多用。
「もうこれで大丈夫だ。照井にはテラーの攻撃は効かない!」
 しかし読者にはなぜ照井にテラーの攻撃が効かないのか一切説明がない、というパターンです。
 作者の中には何か設定があることは端々で窺えるのですが、これでは読者は置いてけぼりになるばかりです。
●【パターンC】設定の矛盾に気づいていない。あるいは平気で設定を覆す。
 極端な例ですが、「敵の能力で操られたライダー」に何の説明もなく当たり前のように「精神攻撃は無効」という投稿作があり、目を疑いました。
 また幹部であることを隠してアイドルとして通ってるヒロインが、なんのきっかけも伏線もなく、ある日突然悪の組織の後継者として活動を始めるという作品もありました。
 ……書きながら自分で疑問は感じなかったのでしょうか? 疑問です。
●突然性格・人格が変わる。
「殺したいほど憎んでいた相手」をあっさり許したり、「死ぬほどきらいな相手」と急に恋に落ちたり……お前は多重人格者か! と思うような行動をとるキャラが平気で登場すると読者は醒めます(※ちなみに多重人格を扱った作品の話ではないですよ)。
 キャラの考え方や感じ方が変わったり、成長を見せたりするのはOK……というかむしろそこに「ドラマ」が発生するわけですが、それを納得させるだけのエピソード・描写の積み重ねがないと、キャラは単に「物語を進めるためだけに存在する駒」になってしまいます。
 読者は「駒」には感情移入できません。ちゃんと物語世界の中に存在する人間として、キャラを構築しましょう。