おにゃのこが改造されるシーン素体14人目

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49ベラベスバースデイ
 現在よりさかのぼること数千年前…少なくとも四大文明が栄えるよりもずっと昔。
ある大陸にそれらを凌駕するレベルの文明、シビライ文明が存在した。だがその
発展を拒むかのように暗黒科学帝国デスダークと自称する軍団が彼らに挑み、
戦争状態となっていた。
 デスダークへの徹底抗戦を続ける最中、その中枢であるデストピアに大打撃を
与える作戦のため、双子の少女の戦士が斥候、および偵察のための要員として
選ばれ、デストピアに潜入することになった。白いレオタード状の衣服にパレオを
巻いた戦闘服に身を包み、白いベレー帽を被った美少女たちは可憐な容姿に
見合わず、どんな屈強な男たちでも叶わない優れた戦闘能力の持ち主であった。
今回のこの重要な任務に選ばれたのもその才能を買われてのことであった。
彼女たちの名は姉をベラ、妹とベスと呼ばれている。
 大陸の南端に位置する砂漠の真ん中にデスダークの中枢である浮遊要塞・
暗黒巨大城デストピアがどっしりと構えていた。余裕があるのか警備は手薄で、
戦闘員であるマダラマンを数名蹴散らした程度であっさり彼女たちは潜入することが
できた。
「この程度なら楽勝ね。何が暗黒科学帝国よ、聞いて呆れるわね」
「ベラ、油断は禁物。敵の本拠地である以上何がわからないんだから」
「わかってるわよ。でも少しでも余裕を見せないとやってられないわ、こういう任務は」
 二人は最初の部屋に侵入する。そこは空き部屋だったのた特にこれといったものはなく、
別の部屋をあたろうと通路に戻ろうとしたときに危機は訪れた。引き返そうとした直前で
シャッターが自動的にしまったのだ。
「しまった!罠だったのね!」  
 二人は一斉にシャッターへタックルをかけるがそれでびくともするようなやわな代物では
なかった。何度かタックルをかけていくうちに部屋中に紫煙が立ち込めてきた。
「こ、これは・・・」
 二人は口と鼻を手でおさえた。だがそれでどうにかなるようなものではなかった。
「催眠・・・ガ・・・ス・・・」
 あっという間に二人の意識は遠のき、眠りについてしまった。
50ベラベスバースデイ:2010/05/24(月) 21:15:50 ID:dwc6bSeG0
 目を覚ますとそこはデストピアのさらに中枢である玉座であった。二人は鎖で拘束され、
目の前には二人の異形。不気味な甲冑を身にまとったデスマルク大元帥と、デスダークの
親玉である一つ目の怪物、総統タブーである。
「ふん、ようやく起きおったか!シビライの子ネズミどもめ!」
「その姿・・・デスダークの大幹部の・・・それに親玉まで・・・」
「こうなったからにはおめおめと助命は乞わないわ!処刑するならはやくしなさい!」
「総統タブー様。この娘たちの戦闘能力は申し分なく、これまでの戦さで減った人員を
この二人で十分穴埋めすることができます・・・お許しいただければ、この娘たちを
処刑するよりも洗脳と改造を施し、我が戦力に迎え入れた方が得策かと」
「んー、素晴らしいぞ、デスマルク大元帥!ただちにとりかかるがよい」
 二人は玉座から別の部屋に移動させられると、そこにあった透明なカプセルに入れられた。
内側から力いっぱい拳をたたきつけるがまったくびくともしない。
「フハハハ、無駄だ無駄だ!」
「開けなさい!開けないと酷い目に合わすわよ!」
 上よりボトリボトリと何かの塊が落ちてくる。紫色のそれは液体と固体の中間のような塊であった。
しかも生きているかのように足の周りにまとわりついている。
「きゃあ!」
「なによこれ!?」
「これはワシが開発したブロブアメーバという生物でな。人間の遺伝子を組み替え、
優秀な戦士として生まれ変わらせるのだ」
 そのブロブアメーバは次々と送られてくる。足の周りだけでなく、腕や、腰、胸のところにも
まとわりつき初めている。その感触は生ぬるく、ねたっとしており、不気味に感じていると、
やがて全身から白い煙が立ち込め始めた。戦闘服が溶け始めているのだ。
「いやぁ!」
「なんで・・・」
「心配することはない。邪魔な服を溶かすだけで人体には悪影響はない。」
 あっという間に服は跡形なく溶かされ、生まれたままの姿となってしまう。その頃には
ブロブアメーバの気持ち悪さは消え失せ、逆にこの感触が心地よいように感じてきた。
「あっ・・・」
「ああんッ・・・」
51ベラベスバースデイ:2010/05/24(月) 21:17:05 ID:dwc6bSeG0
「ふふふ、どうやら遺伝子の組み替えが始まったようだな。このブロブアメーバが遺伝子を組み替えるとき、
人体には快感が、それも今まで感じたこともないレベルの快感があるという。おまえたちの体は今や、
体そのものが性感帯となっているのだ。どんどんあえぐがいい!」
「んっ・・・ああっ・・・ベ、べラ!」
「ベス・・・ああん!はあっ・・・!」
 互いに向けて手を伸ばす。しかしカプセルで隔てられているため、その手はつながるはずもなかった。
 彼女たちの全身にまとわりつくようになっていたブロブアメーバは全身だけでなく口から鼻から、
さらには女性器や肛門にまで入り込んできた。やがて気管をもブロブアメーバに侵され、息ができなくなった
彼女たちは意識を失った。

(!?・・・ここは?)
 ベラは目を覚ました。どうやらまだ生きているらしい。周りは真っ暗で何も見ることはできない。音も匂いもなく、
ただ肌の感触でわかることは石のような物質でできたベッド状のものに寝かされているということ。そして服は
溶けたっきりで今はなにも身にまとっていないということだった。
「目覚めたようだな、ベラ」
 この忌々しい中年の声・・・デスマルクだ。その声がしたとともに明かりがともる。周囲が見渡せるようになり、
そこで自身に起こった体の変化の一部を見ることができた。
 全裸のようで全裸ではない。全身が肌に密着した紫色の薄地の衣服に覆われていた・・・いや、違う。これは服でなく
自身の皮膚が変化したものだった。足の指は爪が消え失せ、指同士が癒着して一つとなり、踵の部分も盛り上がって
まるでハイヒールのようになっている。手も同様に爪、そして指紋がなくなっている。気を失った時よりも明らかに乳房が
大きく膨らんでおり、皮膚と同じ色になって気がつかなかったが、乳首の存在が確認できた。股のところには縦に入った
スリットを見ることができ、全身の体毛は一切合切抜け落ちていた。
52ベラベスバースデイ:2010/05/24(月) 21:18:35 ID:dwc6bSeG0
「もっとおもしろいものをみせてやろう。入ってこい」
 扉が開くと、奇妙な出で立ちの怪人物が現れた。首から下は体にまとわりついて
いるかのように青色のストライプがある他は自分と同じように変化している。問題は
首から上にある。髪も、耳たぶも、それどころか顔がなく、その上に青い冠のような
ものをかぶっていた。その体つきから自分と同年代ぐらいの少女かと思われるが
そこで彼女は嫌な予感がした。明かりがついた時から気を失うまでずっと一緒にいた
ベスがいないのだから。
 そこでベスの所在を聞こうとしたところでまた新たな自身の変化を知ることになった。
(声が出ない!?)
 外見の変化に気をとられてすっかり気づくのが遅れた。声が出せないのだ。
「心配無用。声は出せずともテレパシーを通してワシを含めた一部の者には理解できる。
そう、ここにいるのは、お前の思った通りだ!お前の妹、ベスだ!」
(嘘よ!)
「ふふふ、嘘ではない。お前も既にほとんど今の妹と同じ姿になっているのだからな」
 ベッドが動き出し、足を下にして床に垂直な状態になった。ベスらしき怪人物が
大きな鏡を取り出すと、そこで自分の変わり果てた姿が見て取れた。彼女と同様頭髪も、
耳たぶも、顔もなかった。彼女は冠をかぶっていたからわかりにくかったが、目や鼻、
口があった位置に少しばかり凸凹が確認できた。それでもショックは隠すことは
できるはずもなく、声のない驚嘆をあげた。
(い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!)
「もっと面白いものをならば見せてやる!」
53ベラベスバースデイ:2010/05/24(月) 21:20:24 ID:dwc6bSeG0
 壁にあるモニターに変化する前の自分とベスの姿が映し出される。気を失ったあとなのだろう、
二人ともぐったりしている。しかしそれにも気にもとめずブロブアメーバは彼女たちに徐々に
一体化しつつもまとわり続けている。その内に全身の体毛が抜け落ちてきた、産毛も、陰毛も、
そして髪の毛も。丸坊主になると、こんどは体色がどんどん紫味を帯びてくる。すっかり紫色に
全身が染まると、手と足の爪が消失していき、足の指が癒着して形を整えていく。踵の肉も
盛り上がり、硬質化していった。あとは顔の変化で、耳たぶは溶けてなくなり、残った穴は
埋没していく。顔もどんどん小さくなっていくように溶けていき、あっという間に消失した。
 もう人間には戻れない、ベラは泣きたくなったが、もう流そうにも涙を流す目は無くなっているのだから
流せるはずがなかった。
「ベスも貴様と同様。最初は我が身に起きた変化を拒んでいた。だが今では我々の忠実な操り人形。
お前もいずれはそうなり、やがて我々に感謝することになるだろう」
(嘘!嘘!誰があんたたちなんかに!)
「あとはお前にも洗脳処置を施すだけだ。せめてもの情け、妹の手で堕ちるがよい、ベス!」
 ベスは無言でこくりとうなずき、冠を持ってベラに近寄る。抵抗しようにも抵抗できるはずもなく冠を
いとも簡単にかぶさられてしまった。
(あ、あは…あはははははははは!いい!いい!)
 脳髄を何度も貫通していくかのように電流のような衝撃が走る。しかしそこには痛みはなく、
快感しかなかった。いままで正義や平和のためと思って戦っていたのが馬鹿らしく思えてきた。
それよりも殺戮と破壊こそが至上であると、邪悪の意思に心を染め上げられた。体にベスのそれとは
逆回りに青いストライプが走った。
「さあ忠誠を誓え、ベラ!ベスと共に我に、相当タブー様に、デスダークに仕えよ!」
(ち、誓います!デスマルク大元帥様に!総統タブー様に!デスダークに!永遠の忠誠を誓います!!)
 その言葉と共にベラは絶頂に達し、そして妹同様に心を失ってデスダークの操り人形となった。

54ベラベスバースデイ:2010/05/24(月) 21:21:49 ID:dwc6bSeG0
 三日後、二人が帰ってきていないことに業を煮やしたシビライの軍勢は情報こそないものの
一気に総力戦に出ることを決意した。大変な博打ではあるが、このまま手を拱いたまま全滅
させれるなら・・・と考えたが故の決断だった。
 デストピアを取り囲むは十万の軍勢。にもかかわらずデスダーク側はマダラマンの一人すら
出す素振りを見せていなかった。
「へへへ、連中怯えて城捨てて逃げやがったな」
 将の一人がそう言ったのもつかの間、デストピアから二人の影が出てくるのが見えた。ベラとベスだ。
二人は変身し、人間の姿へとなった。だがその姿は改造前とは違う漆黒の衣装となり、顔には
黒いアイシャドウと口紅が施されていた。しかし、わかる者にはそれが数日前に姿を消した味方である
というのは確認できた。
「裏切ったか・・・なら元仲間だろうと関係ねえ!デスダークに組みするなら・・・かかれ!」
 10万対2の戦いが始まった。だがその結果はあっけなくベラとベスの勝利に終わった。十万の軍勢は
半日もかからずに全滅。砂漠の大地を血と夕日が異様なまでに赤く染める。
 そんな光景にも気に留めず、ベラとベスは元の姿へと戻り、互いの秘所を愛撫しあっていた。殺戮に快感を覚え、
これだけの人数を手にかけても衝動が収まらなかった故だった。快楽に溺れているうちに、一人だけ兵を
生かしていたのに気がついた。死体の山の中に一人、二人と同年齢か少し下ぐらいの少女兵が生き残り、この惨状に
呆然と立ち尽くしていた。二人は顔を見合わせ、テレパシーで相談した。
(どうする、ベラ?)
(こうしよう、ベス)
(そうね、ベラ)
 茫然自失の少女兵はベラとベスが前後にはさんだことにも気がついてなかった。精神が壊れてしまっているのか、
それとももう観念したのか。
(かわいそうな子・・・)
(でももう大丈夫よ・・・)
 ベラとベスはそれぞれの女陰よりブロブアメーバを生み出した。それはすぐに少女兵にまとわりつく。放心状態だった
彼女の表情が恐怖と快楽で歪むのも、彼女らと同じデスダークの僕になるのも時間の問題だった。
 そしてそれから三日と経たないうちにシビライ文明はなんの痕跡も残すことなく滅亡した。
<完>