仮面ライダーディケイドアンチスレ 14

新たな世界にやってきた士達は、そこで士の妹を名乗る小夜、そして小夜の身の回りの世話をしてきた月影と出会う。
記憶は戻らないものの、自らを兄と呼ぶ小夜の存在に心癒され、ここが自分の世界だと実感する士。
しかし、この世界にも世界融合の危機が迫っていた。同時に士はライダー達が自分達の世界を守る為に他のライダーと戦いを繰り広げている事を知る。
士とユウスケは協力して、その戦いを止めようとするが、それぞれ絶対に守らなければならない世界を背負っているライダー達は士達の声に耳を貸さない。
その時、月影がこう提案した。『世界の融合を無理に止めるのではなく、全ライダーの力を結集して融合の際に生じる破壊を最小限に食い止め、その後改めて世界を切り離してみては？』
若干の紆余曲折はあったものの、最終的には全てのライダーが月影の提案を受け入れ、力をあわせて世界融合の際に生じる破壊に立ち向かう。

幾多の世界は完全に１つとなったが、ライダー達の奮闘で破壊は最小限に抑えられた。
それぞれの健闘を称えるライダー達。これで全てが終わった筈だった。

突然、地面を割りながら現れる大ショッカーのアジト。
異常事態に臨戦態勢を取るライダー達の前に現れる地獄大使、ジャーク将軍、死神博士、そして大ショッカー首領。
首領は語る、世界を１つにしたのは全ての悪の組織を統合し、ライダー達と決戦を繰り広げる為である事。そして、士は自分の端末として生み出された存在であり、幾多の世界を繋ぐ橋を作る為に送り込んだが、何らかのトラブルで記憶を失ってしまった事を…。
衝撃の事実にショックを受ける士。そして小夜は己の正体が大神官ビシュムである事。士を騙す為に妹を演じていた事を打ち明ける。同時に月影も正体であるシャドームーンへと姿を変える。
妹だと信じていた小夜に裏切られ、茫然自失となる士を首領は己の中へ取り込み、ディケイドの力を我が物としてしまう。
それを見たユウスケは再度クウガへ変身。首領へと単身突撃するが、ディケイドの力を得た首領との差は余りにも大きく、一蹴されてしまい、捕らえられる。

開始される大ショッカーの総攻撃。ライダー達も立ち向かうが世界の破壊を食い止めた事で疲弊した状態ではどうする事も出来ず、敗走を繰り返していく。
ライダー達ともはぐれ、絶望する夏海を救ったのは鳴滝と海東、そして単身大ショッカーに立ち向かっていた結城丈二だった。
結城からの叱咤激励を受け、士を取り戻す事を決意する夏海。鳴滝と海東もそれに協力する事に。

同じ頃、ユウスケはビシュムが持つ地の石の力で、ライジングアルティメットへの変貌を始めていた。それを見ながらいずれ大ショッカー首領を倒し、自分が新たな首領になると言う野心を燃やすシャドームーン。
だが、ビシュムは自分の行動に僅かだが迷いを感じていた。妹として士と接している内に人間らしさが芽生え始めていたのだ。

大ショッカーのアジトへ潜入した夏海達。海東がディエンドライバーを盗んだ時の記憶を頼りに進んでいき、ついに首領の下へたどり着く。
首領の攻撃をディエンドが必死に凌ぐ中、夏海は全力で士に呼びかける。
だが、首領の攻撃の前にディエンドがついに倒れてしまう。夏海絶体絶命！その時首領に異変が起きた、体内から抜け出そうとする何かを必死に押さえ込もうとするが、何かが首領から抜け出した、士だ。
「たとえ、俺がお前の端末として生み出されたとしても…これまで幾多の世界を巡り作ってきた道は俺の道だ。これから先の道も俺が決める！！」
そう言ってディケイドに変身する士。士が抜け出した事で弱体化した首領に猛攻を仕掛ける。
そこへ現れるシャドームーン、ビシュム、そしてライジングアルティメットとなったクウガ。形勢逆転かと思われたその時！

シャドームーンとクウガが首領へ攻撃を仕掛けた。この時を好機と見たシャドームーンがクーデターを起こしたのだ。
思いもよらぬ攻撃にダメージを受けた首領は、瞬間移動で一旦逃走する。
改めて、対峙するディケイドとシャドームーン。激闘が始まる。
両者互角の戦いを繰り広げるが、夏海を狙ったシャドームーンの攻撃をディケイドがその身を盾に受け止めた事で、形勢は一気にシャドームーンへ傾く。
サタンサーベルで滅多斬りにされ、変身が解除してしまう士。止めの一撃が迫る。
だが、それは士へ届かなかった。ビシュムが士の前に立ち、その刃を自分の体で受け止めたのだ。
致命傷を負い、口から血を吐きながらも最後の力を振り絞って地の石を砕くビシュム。同時にクウガの呪縛が解け正気に戻る。
瀕死のビシュムを抱き、なぜ自分を庇ったのか問う士。その問いにビシュムは―
「わからない。でも、貴方の妹でいた時、私は幸福だった…」
そう言い残し、その命の灯火を消した。ビシュムの死に涙を流す士。そして―
「妹の仇…討たせてもらう！」
再度ディケイドに変身。ディエンドとクウガも参戦し、シャドームーンへ攻撃を仕掛ける。
３人の猛攻に大きなダメージを受け、更にディケイドのディメンジョンキックを喰らったシャドームーンは瀕死になりながらも別の世界へと逃走する。

ビシュムの亡骸を抱きながら、アジトを脱出するディケイド達。そこへ現れる地獄大使、死神博士、ジャーク将軍。そして数百体の怪人軍団。
戦力差は１００倍以上。絶望的な戦いに打って出ようとする３人の前に、１号、２号、Ｖ３を筆頭にした全ライダーが駆けつけた！！

で、ここからは劇場版のラストバトルに準じた展開になり、全ライダーの一斉ライダーキックで大ショッカーのアジトは崩壊。
現れたキングダーク(首領が搭乗)をディケイド・ジャンボフォーメーションが撃破し、戦いは終結。

再び分かれていく世界。ライダー達と別れを告げた士たちは、ビシュムを門矢小夜として弔い、また新たな世界へと旅立って行く…

夏の映画だけど、>>334-336くらいベッタベタな内容にしていれば…
まだ冬の映画も辻褄を合わせられたかも…

士は首領の端末として生み出された。
首領が死んだ事で士に組み込まれていた『首領が死んだ際は端末が新たな首領へと進化する』というプログラムが発動。
士は一気に豹変し、ライダー達に牙を向いた

ほら、こうすれば士の変貌も説明できる！！

他の矛盾点はまったく説明できないけどな！！(核爆)


ジラグラァ！バタジデボジヂョルジャドギタイボ、ルラギディャガッデェ！！