【ワンダバST】痛すぎる特撮サイト【假特隊】6
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名無しより愛をこめて:
「うん……」
「それとおなじだよ。おじさんはがんばった、僕はがんばったんだ……。
でも、全てが終わった後には、僕には大事なあの人も、故郷へ帰るだけのエネルギーも
どっちも残っていなかったんだよ」
「そんな……」
シンイチは、こんなときなんと言えばいいのかまったく分からなかった。
もちろん、そんなことはおじさんにはとっくに分かっていた。
「シンイチ君、ウルトラマンは好きかい?」
おじさんは、だから急に話題を変えて話しかけてきた。
いきなりの話題の変わりっぷりに戸惑ったが、シンイチは少し考えて、素直に「うん」と言った。
「小さい頃は好きだったよ! テレビでよくみた。
あれは子どもがみるテレビだから、僕はもうみないけど、でも好き。今でも……かな? 」
「じゃあ、ウルトラマンはどこからやってくるか、知っているかい? 」
「M78星雲! 光の国だよ! 」
今度はシンイチは即答した。おじさんはシンイチに分からないように、少し唇をかみ締めた。
「そう……光の国だよね。
じゃあ、じゃあさ、シンイチ君、もしも……もしもだよ
僕がその光の国から来たと言ったら、きみは信じるかい? 」
「え! 」