関西地方・滋賀県大津。
猛士関西支部に所属する『と』の田島大洋は、市内の小さなアパートで一人暮らしをしていた。
他の二人と違い、大洋のチャット上での会話はまだまだ滑らかではなかった。メカの類いは苦手なたちで、キーボードを見ずに文字入力できるようになったのも、つい最近のことだった。
(アイツだったらこんなの楽勝なんだろうな……)
もう随分と会っていない、関東で共に過ごした仲間のことが頭に浮かんだ。
関西に単身やってきて鬼の修行に入った彼の生活は、日に日に荒んだものになっていった。総本部にほど近い支局に配属された大洋は、ちょっとした雑用で支部と本部の間を行き来するなどして、総本部のエリートたちと接する機会も多かった。
鼻につくような態度の者とかち合い、乱闘事件をおこしたことも一度や二度ではなかった。たとえそれが格上の鬼であっても、大洋は構わず事を荒立てた。
関東との交流も減り、心の荒みも増していき、彼の行動は次第にエスカレートしていった。大洋はすっかり関西支部の問題児となっていた。
――鬼になりたいんだよね、君。だったらそうやって、すぐ怒っちゃ駄目だよ。
関東支部で知り合った宗家の鬼に、かつてそう言われたことがあった。大洋は攻撃的な性格が原因で、関東支部内でも何度か諍いを起こしていた。
――心も鍛えないと、鬼にはなれないよ。
今その言葉が、大洋の心に重くのしかかっていた。
ジャックと名づけた皐が守り続けた円谷プロが人手に渡ってしまい、
そのまま放置していた一夫らが円谷プロから追い出された「ジャックの
呪い」の件について語りましょう。
どんなバンドだよw
と言いながら、
オレも前に好きだったバンドは前夜から並んだっけと思い出したww
さすがに700人収容で即完売って数じゃないと思うぞ。
だってチケット持ってる客の入場後のチケット無しの人への販売もあるわけだし。