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【第一幕】
ここは悪の組織、空魔の無限城。
「将軍 地球刑事シャイガー必殺の作戦はどうなっておる?」
帝王マビライが重々しく口を開く。
「ハッ! シャイガー暗殺の計画は着々と進んでおります」
「地球の小童(こわっぱ)どもを使いシャイガー暗殺部隊を編成いたします」
「おぉ〜それはとても良い作戦です。」
無限城の神官ホーが、帝王マビライとヘムラー将軍との会話に割って入る。
「しかしどうやって子供たちをコントロールするのですか?」
「洗脳すれば子供たちのパワーは半減されますし、コントロール機をつければ壊されてしまいます。」
ヘムラー将軍は返答する。
「うむ、その点を考え今回はコレを使う事にした。ギャルワン持って参れ。」
「ハッ コレでございます」
ギャルワンが恭しくひざまずき、ある物を二人の前に差し出した。
「なるほど、コレを使うのですね。コレならシャイガーとて子供たちには手出しは出来ません。」
「うむ、将軍、見事じゃ」
神官ホーも帝王マビライもヘムラー将軍の作戦案を大いに気にいった模様だ。
「珍獣イトイト、珍獣スナスナ、ギャル部隊、直ちに作戦開始だ。」
「キー」「スイー」「ハッ」
ヘムラー将軍の命令で珍獣とギャル部隊は地球へ向け出発した。