おにゃのこが改造されるシーン素体12人目

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 ついでに書いたネタ投下。前のが長すぎたので短く。ブラックです
 職人が来るまでの幕間繋ぎになればいいけど。例によって変わってます

「樹海へようこそ」外伝
 さて、幸子の元々の生身の肉体はS博士がカプセルに入れて何処かへ
持ち去った訳だが、それについてのエピソードを少々。

ナノマシンに浸して数週間で博士が手術で切り刻んだ生身のボディの修復は完了した。
ピチピチでプリプリの肉体を前にして博士の股間は奮い立ったが、脳が摘出されて
いることもあり、いまいち楽しめそうになかったので、博士はこのボディは永久保存して、
そこからクローンを産み出すことにした。
530392:2008/10/31(金) 01:19:39 ID:zVyY2pMC0
 ハードタイプの改造人間のスペシャリストであるS博士は首領からのプレッ
シャーを常に感じていたので、新技術取得に必死だった。
とはいえ、基地の予算、設備には限りがあるので、自らの研鑽用教材は
自腹で用意するしかなかった。
組織の通信販売の教育ローンは高価で金利も高かった。幹部から後方勤務に回された博士が
手を出すには少々厳しいものがあった。
組織に娘を提供すれば大幅にディスカウントされるのが、あいにく博士は独身だった。

 この不景気、悪の組織もあおりを食って稼ぎが減って緊縮財政だったため、富士樹海
基地は独自の財源を確保する必要にも迫られていた。表の商売の樹海ツアーは株式相場の
暴落もあって盛況で参加費もかなりの稼ぎになった。基地の改造カプセルのキャパシティ
から、ツアー参加者全てが基地に誘われる訳ではなく、あぶれた分は練炭や硫化水素で、
との名目で催眠ガスをテント内で吸わせて眠らせ、基地の冷凍庫に冷凍保存した。
531392:2008/10/31(金) 01:20:04 ID:zVyY2pMC0
 が、相場も回復基調にある今、博士も基地も新たな収入源を必要とした。
博士は窮余の策として、幸子の肉体をクローン培養して口の堅いマニア向けに
ヤフオクで売ろうと考えた。ネオショッカー各基地共通DBのマニュアルに
沿って博士は短時間でクローンの素体の試作壱号開発に成功した。
 問題は壱号は14歳相当のクローンだったので、そのまま販売すると児童
ポルノ法がらみのリスクが高まることだった。おまけに壱号は「私が死んでも
代わりがいるもの」と台詞を吐くツンデレ性質で教育にも手がかかった。
博士が某アニメを参考にし、眼鏡を作り直したのは言うまでもない。

 クローンと言えどDNAが同じだけで全く同じ容姿に育つものでもなく、
それは後天的なものだったが、組織にバレずに商売をするには、やはりDNAが
ネックになってしまい、博士は密売を諦めた。で、せっかく作った第壱号が
どうなったか、というと、博士付の秘書として働いている。孫ができたようで
博士はもうデレデレ、もっとも今後成長して幸子に酷似した容姿になった時が
怖い、と博士も考えているようで、DNAデータは偽のデータを登録している
ようだ。彼女の名前はサチコという。
532392:2008/10/31(金) 01:20:32 ID:zVyY2pMC0
 しまった、改造手術ネタでなくなってしまった。
 博士は次の企画も考えている。
 それは韓国までいかなくてもお手軽に整形できる、という樹海温泉整形ツアーだ。
 宣伝は口コミにして密かにやればいいのだが、下手に捜索を受けてこの樹海基地まで
危険にさらすことはできない。
 そこで博士は温泉スパ兼営の整形クリニックを基地とは離れた場所に設け、スパに来た
要人には一時的に失踪させ、整形に来た人間は整形手術の最中に洗脳手術をするという
企画書をPowerPointで大急ぎで本部に提出し認可を待っている。

 手術時間が短時間しかとれないので、ナノマシンを用いた軟性タイプの改造人間化が
メインになる。
 博士はナノマシーンによる肉体改造に加えて、小型マイコンを頭脳に埋め込むことで
洗脳を行うという新たな方策を検討している。
 ナノマシンで全てを完了させるのではなく、小型ハードウェアとの併用で施術時間の
短縮と洗脳の確実性を図ろうという訳だ。
533392:2008/10/31(金) 01:21:06 ID:zVyY2pMC0
 ただし脳のX線写真やCTスキャン、MRI検査を以下に欺瞞できるか、についての対策が
講じられない限り、この方法が実戦に投じられることはないだろう。

 この慎重さが長年、悪の組織で生き抜いてきた博士の生き残ってきた理由だ。
 一応、素材を生体由来物質で作ることでカバーできるだろう。イグノーベル賞を
受けた粘菌の研究が脚光を浴びる以前からネオショッカーでは生体コンピュータの
開発に熱心だった。人間の意識全てをコントロールするのではなく、ある特定の場面
だけ組織に好意的に働くようにする部分修正なら、早々に開発可能と思われる。

 また温泉にや整形に来た遺伝資質が良い人間、例えばスポーツ選手からは優秀なDNAを
採取し、遺伝子バンクに登録して怪人の体質改善の研究に役立てることも目論んでいる。
いつの日か、ネオショッカー謹製のスポーツ選手が圧倒的な速度でマラソンで優勝する
日が来るかもしれない。その件は一応「プロジェクトQリベンジ」と名前は決まっている。

 では、温泉整形スパ開業の暁にお会いしよう。
 もちろん手術台に上で。乗っているのは、あ・な・た だ!

オワリ