ウルトラマンクライン6

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1名無しより愛をこめて
このスレはティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックスの
全6作品を総括した作品「ウルトラマンクライン」を作っていくスレです。

並行宇宙同士が融合の危機で各宇宙のウルトラマンが立ち上がる!!


【まとめサイト】  ttp://klein-bottle.rakurakuhp.net/
2名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 21:43:48 ID:iyvgk4pF0
前スレ
ウルトラマンクライン5
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1204685206/
第一クール

第1話 「光の巨人」 地底暴食怪獣デゲル登場 ◆68nHv.MDYQ
第2話 「友達の夢」 バリヤー怪獣ガギ登場管理人
第3話 「諦めない心」 肉食地底怪獣ダイゲルン登場 ◆phKGr/4M5s
第4話 「惑わすもの」 波動生命体サイコメザード登場  ◆y8iIjqTf7I
第5話 「黒き影」 古代怪鳥レギーラ 守護聖鳥フェニーチェ 邪悪宇宙生命体ワロガ登場  管理人
第6話 「カオス復活」 邪悪宇宙生命体ワロガ カオスロイドK登場  ◆y8iIjqTf7I
第7話 「邪悪との決着」 強化邪悪生命体カオスワロガ 邪悪生命体ワロガ カオスロイドK
      カオスヘッダー0 再生怪獣グロッシーナ 改造再生怪獣カオスグロッシーナ 登場  ◆y8iIjqTf7I
第8話 「守るべきもの」  大熊怪獣ウルサ・マジョル 小熊怪獣ウルサ・ミノル 守護聖獣ミズノエノリュウ登場
第9話 「恋するキングジョニー」破壊ロボットサタンジョニー 登場  ◆68nHv.MDYQ
第10話 「ヒューマンハンティング」  宇宙狩人チタス星人登場 防衛軍LOVE
第11話 「命照らす光」 双剣宇宙人アビア、守護聖獣トーテムトータス登場 ◆phKGr/4M5s
第12話 「暗い町」強化異生獣アラクネアグローラー 異生獣アラクネア 双体宇宙人チェーン星人登場◆cleKNy8Dnk
第13話 「交わる力」 宇宙甲殻獣イーヴァン、守護聖獣ドーン、地殻怪地底獣ティグリス 登場
3名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 21:48:32 ID:iyvgk4pF0
第二クール

第14話 「売留樽の猫」  化け猫怪獣ニャジラス 親玉化け猫怪獣ニャジラスS登場 管理人
第15話 「青龍への誓い」 破滅魔人ゾドルガ、守護聖獣ミズノエノリュウ登場  ◆phKGr/4M5s
第16話 「勇気を掴め」 宇宙帝王ヌアザ星人再生イシリス 登場  ◆cleKNy8Dnk
第17話 「戦士の撒くもの」  宇宙工作員ケダン 宇宙工作員ケーブ登場  ◆j9/XR3u/QI
第18話 「断ち切れぬ絆」 好光宇宙人スラッグ星人、嫌光宇宙人ラキズ星人、好光怪獣スラグロス 好光機械獣スラグロス?、
      怪獣輸送機スラッグサイト 登場 ◆y8iIjqTf7I
第19話 「永久なるコウサク」 時空怪獣ワームヴァイパー登場 管理人
第20話 「溶岩、相談、破滅教団」 根源灼熱魔人マグマジン(タイタン)登場 ◆phKGr/4M5s
第21話 「偽りの幻神」 根源破滅教皇イーマ キリエロイド 登場 管理人
第22話 「砂塵の友情」 殺戮凶人ボルヴァン星人 宇宙怪虫ヘルゴイ・デスコイ登場  防衛軍LOVE
第23話 「正義」 装甲宇宙人ゼイオス 大顎怪獣ガダイル登場 ◆phKGr/4M5s
第24話 「矛盾回路」  宇宙観測プログラム体ダダミュー登場  管理人
第25話 「蒼と闇」  根源破滅大魔獣ゾール 温厚地底怪獣ガルアス ウルトラマンアグル登場 ◆y8iIjqTf7I
第26話 「終わりと始まり」 根源破滅大魔獣ゾール 根源破滅大魔獣ゾール? ウルトラマンアグル登場 ◆y8iIjqTf7I
4名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 21:50:16 ID:iyvgk4pF0
第三クール(進行中)

第27話 「月に消えた隊員」 宇宙エイ ガゾドラス登場  ◆gqRrL0OhYE
第28話 「大地の闇と光」 根源破滅龍神イグゾム ウルトラマンガイア登場 管理人
第29話「超高速のバトル!」  高速怪獣ギューガ 高速合成獣ネオギューガ 宇宙球体スフィア登場 ◆gqRrL0OhYE  管理人

劇場版 ウルトラマンクライン&ウルトラマンダイナ 「アスカ再び」
第30話 「秘められし闇」 宇宙凶獣バルク 超古代凶獣ゾルグ ウルトラマンティガ登場 ◆gqRrL0OhYE  管理人
第31話 「邪悪ーベルゼブアー」
第32話 「第三惑星の聖夜」 完全生命体イフ 宇宙球体スフィア 破滅魔人ゾドルガ 合成生命体イフゴレム ウルトラマンマックス登場 管理人
第33話 「知略と決断の刻」 異生獣リザリアス 宇宙難民シュマン 宇宙難民ファルス 星喰鬼ヤパラ登場 管理人
第34話 「光紡ぐ思い」 好光再生怪獣スラグロス?  尖兵宇宙人アーサル星人 邪悪宇宙生命体ワロガ 登場 ◆y8iIjqTf7I
第35話 「悪魔の謀略」キリエロイド登場
第36話 「慈悲の戦士」 古代暴獣ゴルメデ 宇宙戦闘機獣バルキラ 宇宙傭兵バリーク ウルトラマンコスモス登場
5名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 21:53:30 ID:iyvgk4pF0
今後の予定

37 〜39話連合を倒す。

40話 ナイト新メンバー加入。森復帰。内藤行動開始。 ナグモ機関暗躍
41話  ビースト大量発生。孤門アンファンス客演
42話  孤門=ノアの解説。ニゾリオス戦。
デュナミストの絆で孤門ネクサス復活。
43話  シャンゾクの侵略。汚染されたパワースポットから流れ出した闇により四大破滅獣復活。ダーククライン誕生
44話  ダーククライン四大破滅獣フォームとの戦い
45話  ナグモ、ルルイエの再生とFプロジェクト開始。カミーラ復活
46話  ルルイエの超古代の闇との決着
47話  内藤が正体を現す。ダークルシフェル戦。スバル正体バレ
48話  ルシフェルとの最終決戦
49、50話 ゾーリック宇宙の開放が近づきそれを重く見た
デラシオン銀河連邦艦隊が地球を破壊しようとする。
51、52話 ゾーリックとその宇宙復活、最終決戦。
6名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 23:47:36 ID:hHzxLSz80
145 :評者 ◆7RHZ3iPdF. :2008/02/04(月) 17:46:01
作品名/ウルトラマンクライン:第28話
基本的には悪い点を上げ連ねて批判をするというつもりではないということを理解していただきたい。
その上で、気になった点を述べさせていただく。
『そこへ入ってくるメンバーたち。』もう少し膨らませてもいいのではないか。
『〜散らかった部屋の整理整頓をしていると、いくつもの話し声が近づいてくるのがわかった。
 まるで企業の出勤風景のような談笑が、ドアが開くと同時に流れ込む。
「おはよう。あれ? どうしたの二人とも、そんなに慌てて?」』この文が良いというわけではないが、いかがだろうか。
『ーウルトラマンー』ここは長音ではなく、ダッシュを使ってほしい。それと『。」』も小学校教科書的表記。
他作品でも指摘をさせていただいてるが、台詞途中の改行は避けた方が良い。
句点で改行と言うのは必ずしも守るべきルールではないので。むしろ読み難くなってしまうデメリットが大きいと思う。
次に、地の文に台詞を組み込むのは野暮ったい印象になる。
『天野が、「サインをもらっておけば良かった」などと言いながらいつもより〜』この文を、以下のようにアレンジしてみたが、どうだろうか?
『「サインをもらっておけば良かった!」
 天野がいつもより明るい声ではしゃぐのに、真下は軽い嫉妬を感じていた。』
さらにちょっとした言い回しで印象が変わると言う例を。
『〜闘いについて考えていた。
「こんにちは。」
誰かの挨拶を耳にし、振り向くスバル。』これを以下のように付け足してみた。
『〜闘いについて考えていた。仲間の苦戦する姿が思い浮かぶ。これから先も守れるのかという焦りに、背筋が凍る。
「こんにちは」
不意にかけられた言葉に、スバルは現実に引き戻された。』どうだろう? この話だけではスバルの気持ちは俺は理解できないが、「何を考えて(むしろ思い悩んで)いたのかが、読者に伝わるのではないだろうか?
戦闘シーンは良いと思う。仮面ライダーとウルトラマンと言う違いもあり、戦闘機中での叫びも、不自然さは少ない。
【C】良いところを活かし、改善を図ればBに化ける可能性は充分にある。ただしこの作者に限るが。
7名無しより愛をこめて:2008/04/24(木) 19:17:03 ID:s0+ABsqI0
g−10号の武装を決めておいた方がいいかな
8名無しより愛をこめて:2008/04/25(金) 02:04:49 ID:nbf4Mq3R0
今日中に前スレは使いきりそうだな
9名無しより愛をこめて:2008/04/25(金) 07:25:58 ID:zSIxKu+M0
森さんって39話で退場するけど死ぬのかな
確かに登場時はうざかったけど
結構いろいろ活躍もあったしようやくキャラも出てきた
からなるべく重症であってほしいな
10名無しより愛をこめて:2008/04/25(金) 07:55:20 ID:zSIxKu+M0
後ボルヴァン星人と鬼塚との因縁がどう決着がつくかに期待したい
11名無しより愛をこめて:2008/04/25(金) 08:25:51 ID:lV1l+HGM0
で、結局は最後自ら埋め荒らしをして新スレで仕切りなおしをしたと?
12名無しより愛をこめて:2008/04/25(金) 20:44:20 ID:vCEv0Okf0
37話をタイトル表に付け加えないといけないかな
13名無しより愛をこめて:2008/04/26(土) 21:15:07 ID:NBTuTF860
38話マダー。
14名無しより愛をこめて:2008/04/27(日) 00:39:18 ID:NQVTorC10
せっかく、ここまで進んだのだから、もし続きが出てこないなら
知り合いに書かせて、全体の調整してもいいよ。
まとめて1本としてUPすれば文句ないでしょ?

15名無しより愛をこめて:2008/04/27(日) 18:30:54 ID:RXBammQF0
そりゃ一人の人間が総括すれば纏まるんだろうけど・・・。
おれはどっちでも読めればいいけど、執筆者とかが文句言いそう。
16名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 02:36:12 ID:xFfmhlXm0
>>14
>知り合いに書かせて

自分じゃなくて他人に発注するのかよ....。
それってどうよ?

つか、そもそもどこからどこまでを1本にする気なんだ?
「全体の調整」とか、やりたいことの具体像が分からんので
まともな提案なのか、それともいつぞやの「同人誌にまとめて売りに出したい」
を蒸し返すための布石なのかもわからん。

それでは誰もレスのしようがないやんか。
17名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 15:01:49 ID:gm4rF3y40
全体の調整って複数の執筆者だと作品ごとに文章レベルとか色々とムラがある
からじゃないの?
18名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 17:23:50 ID:jGpcT6oq0
全体のレベルを下げるのは勘弁な。
19名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 17:42:41 ID:PXdUWty50
20名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 18:59:12 ID:Uh5S8iDq0
元々、アマチュアレベルの集まりだから問題なさそうだけどなw
21名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 20:00:37 ID:dW1Uwa5Q0
>>20の発言によって>>14は却下でおk?
22名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 20:08:38 ID:Uh5S8iDq0
どこがどう繋がるのか判らんが、みんなアマチュア程度なんだから
書きたい奴がやればいいじゃん。
23名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 20:36:19 ID:1dNLlhqi0
でもこの場合、またまとめサイト主が去るパターンか?
別の人間が作品まとめることになったら消えるといつも言ってるし。
24防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/28(月) 23:17:02 ID:TKIYx+0F0
4月末までって言いましたが、どうやら間に合いそうにありません
申し訳ございません
途中までできたの送って、残りを2、3日かけて仕上げるのと
期日を2、3日延期してもらうの
どちらの方法をとればよろしいでしょうか
25名無しより愛をこめて:2008/04/28(月) 23:21:51 ID:qoOz7Q+T0
>>24
途中までできたのを送るほうがいいと思う
26防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:18:33 ID:BPHRC7cL0
第38話「不屈の勇者達」殺戮凶人ボルヴァン星人 暗黒宇宙人ノアール星人 超戦闘ロボット「フェクタス」 超破壊兵器「クリムゾンボール」

薄暗い通信室で、スバルが一人、携帯電話で会話をしている
「……予備隊に、召集がかかったんだって?」
『ええ、…あ、でも大丈夫だよ、チームピースの支援をするだけだしさ』
気遣うようなスバルの言葉に、電話の相手、マイが陽気に返した
しかし、マイが無理しているのは誰にでもわかる
だが、それがわかっていても、スバルには何も言う事ができない
それは彼女が選んだ道であり、また少しでも戦力をそろえねばならない現状で自分には彼女を止める資格が無いのだから…
「マイ…」
感情が溢れ出るのを堪えて、スバルはマイの名をできるだけ声が震えない用に気をつけながら呼んだ
『ん?』
どこか涙ぐんだ声で、マイが答える
「ぁ……」
何か言おうとして、スバルは言葉が詰まった
向こうも何も言えないのか、しばらくの沈黙が流れる
「……また……」
涙を流しながら、スバルはようやく声を出した
『……ぅん』
向こうも涙ぐんだ声で、返答する
「また………会おうね」
『うん』
27防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:19:12 ID:BPHRC7cL0
日本、某所
警官やTPC隊員に誘導されて、大勢の住民達が多くの荷物を抱えて避難して行く
時折あちこちから警笛や何かを指示する声が聞こえ、避難する人々の顔は皆、暗く、沈み込んでいる
「ママ、どうして僕達逃げなくちゃいけないの?」
避難する人々と一緒に歩いていたまだ幼い少年が、一緒に歩いていた母親に無邪気な表情で尋ねた
母親は一瞬困った後、しゃがみこんで少年の目線に自分の目線をあわせ、口を開く
「宇宙人から逃げるためよ」
「宇宙人なんか、ウルトラマンクラインと、FAITHが、やっつけてくれるよ」
自信に満ちた表情で言う少年に、母親は無理矢理顔をほころばせる
「そうね、…きっと、そうよね…。だから、戦いが終わるまで、隠れていましょうね」
「うん!」
母親は元気に答えた少年と手を繋ぐと、再び人の流れに乗って歩き始めた

『迫り来る侵略宇宙人の艦隊からの攻撃に備え、我が国をはじめ世界主要各国でも避難が進んでいます。これは敵の攻撃円盤にワープ能力が確認されたためであり…』
ロサンゼルス本部休憩室
オーストラリア、南アメリカ、日本、そしてロス本部のチームがおのおのの国で集まって待機する中、日本支部ファイターの面々はスバルのディアズナビで日本のテレビ放送を見ていた
「これまでに無い、激しい戦いになりそうだな」
スバルの後ろから画面を見下ろしていたコガラシの言葉に、横のオマエザキが頷く
「あれだけの数の宇宙戦艦との戦いは、今まで例が無い、どうしても、慎重にならざる得ないのさ」
二人の会話に、イデイが俯いた
「負けたら…終わりですからね」
他の面々の表情も暗くなる
「今総監達が各国の代表人と本格的な作戦会議を行っている…、我々はいつでも宇宙へ行けるようコンディションを整えて、ウイングとマザーの修復を待とう」
周囲の面々を励ますように、オマエザキがはきはきした声で隊員達の顔を一つ一つ見つめながら、言う
「あれは作戦会議何て言わないわ」
っと、いつの間にか休憩室内に入っていきていたダイヤが、日本支部面々の話を聞いていたのか、彼等に近づきながら言った
「と、言いますと?」
コガラシは嫌な顔をしているが、オマエザキは表情を変えずに、ダイヤに聞き返す
ため息をつくダイヤ
「時間の無駄…とでも言うのかしら」
28防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:20:09 ID:BPHRC7cL0
ロサンゼルス本部会議室
机を叩く音や各国の代表達の激しい論争が部屋中に大音量で響く中、イルマは頭を抱えていた
「それでは我が国の艦隊が甚大な被害をこうむる事になってしまう!」
「各国の戦力比を考えて被害の計算をした結果適当な布陣がコレなんですと何度も言っているでしょう!」
「我が国がもっとも被害を被っていいといういいと言う理由にはならない!」
会議が始まってしばらくたつが、ずっとこんな調子である
ある国が作戦を述べれば、ある国が反対し
またある国が作戦をだせば、ある国が不満を述べる
ほとんどの国が自分達の被害を最小限に抑えようと、必死になっていた
率先して宇宙人と戦おうとしているのは、イルマとジャック・シンドー、ケンイチ・カイぐらいな物である
他にも旧防衛軍上層部の人間にもそういう戦おうという人間はちらほらいるが、後の者はほとんどいかに被害を抑えられるかと戦後の処理、それだけしか考えていない
(まずは目先の、突きつけられた刃物の様な侵略者を何とかしなければならないというのに)
各国の総監達には、恐らく迫り来るボルヴァン艦隊など、勝てるが大きな被害が出る、程度の物にしか見えていないのだろう
日本支部は今までその戦力の何倍もの敵を倒してきた
ならば今回例え敵艦隊がこちらの数を上回っていても、今度はこちらも総力戦を行うのだから、何とか勝てるだろう
それが状況を楽観視している各国代表達の考えである
しかし、その考えは断じて間違いだ
なぜなら今までの日本支部や、ウルトラマン達の勝利が、本当に奇跡に他ならないのだから
(でも………起こす努力をしなければ……、奇跡なんて起きないわ)
29防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:22:02 ID:BPHRC7cL0
ダイヤから会議の現状を聞かされた日本支部ファイター、レンジャーの面々は、唖然となっていた
「あの手ごわいボルヴァン星人が…各国の総監達には勝てる相手に見えていたなんて…」
たった一機の小型戦闘艇を撃墜するのに、ファイター、ナイト総がかりで挑んだ過去のボルヴァン星人との戦闘を思い出しながら、サクラノが呟く
ハルバートシリーズを上回るあの飛行能力、強力な光線砲、そして瞬間移動能力
自分達FAITHのメンバーだったから、あの宇宙船と互角に渡り合えたと、日本支部の面々は確信していた
もしあれがTPCの一般部隊、ブルートルネードやクリムゾンドラゴン、コスモアタッカーだったなら、あの一機に一編隊で挑んでも五分かからず全滅してしまうだろう
それだけ、ボルヴァン星人の宇宙船の戦闘能力は高いのだ
しかも今回は一機二機ではない
その小型戦闘艇が自分達の数を上回る数出現して、そこに更に、戦闘力未知数の大型戦艦が何隻もいるのだ
楽観視どころか、現状をどれだけ悲観視しても足りない位である
「やっぱり、何もわかってないんだ。総監達は…」
悔しげに下唇を噛みながら、コガラシが呟く
「……」
「……」
今度ばかりはオマエザキやスバルもフォローのしようが無い
黙り込む日本支部の隊員達
「…だが、やるしかない」
不意に口を開いたのは、オマエザキだった
「ボルヴァン星人に地球に到達されたら、人類は滅ぶだろう。…それを防げるのは、俺達だけだ」
黙ってオマエザキに視線を集めていた隊員達は、その言葉に頷く
「ところで、ダイヤチーフ、我々に何か御用だったのでは?」
オマエザキの言葉に、ダイヤは思い出したように持っていた書類をオマエザキに渡した
「あなた方のハルバートシリーズの修復が終わるわ、これは現在の修理状況のデータよ」
「恐れ入ります」
礼を言って、オマエザキは書類を受け取り、文面に目を通す
それは修理、などと言うレベルのものでは無かった
各機のパーツにそれぞれ改良が加えられ、性能は1、1倍ほど向上している
30防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:24:00 ID:BPHRC7cL0
「……機体性能にいくつか改良点が見られますが、これは」
書類に全て目を通し終えると、オマエザキはダイヤに尋ねた
「本部で特注開発した改造パーツをチェーンしたわ、各機の癖は残ったままだから、操縦する点において違和感は無いと思う」
日本支部では作れない高価で希少なパーツを使ってくれた理由を、たんたんとした態度で、ダイヤは答える
いえ、そう言う事では、と言おうとしたオマエザキは、ダイヤが微笑んでいるのに気づいた
「野暮な事は、言いっこ無しよ」
その答えに、微笑んで頷くオマエザキ
これは真っ先に救援に来てくれた日本支部の面々に対する、ダイヤなりの礼なのだ
恐らく他に来た南アメリカやオーストラリアの支部の機体にも、同様の性能の底上げが行われたのだろう
もちろん、ロス本部にしてみれば大損であるが、ダイヤはそれを気にした様子は無い
「ありがとう、ございます」
オマエザキはダイヤに深々と頭を下げた
「礼はいいの、当然の事をしたまでだと思っているから」
真顔になるダイヤ
「もうすぐ修理は終わるわ。日本支部の戦果に、期待しています」
言って、ダイヤはまっすぐなを敬礼した
オマエザキ達もそれに答え、全員、最敬礼を返す
「では、私はこれで」
ダイヤは去っていこうとして、ふと、思いだしたように足を止め、振り返った
「…あの時は、私が誤解していたわ。ごめんなさいね」
そう言うと、今度こそ、ダイヤは歩み去って行く
「いい人、でしたね」
ダイヤが去ってすぐ、コガラシが言った
悪い印象しかなかったダイヤの厚意に、彼は驚いているようである
「同じ人間だからな。話してわからない事は無いさ」
そんなコガラシに、オマエザキが優しく答えた
「…もしかしたら今まで戦ってきた宇宙人達とも、心を通わせる事はできたかもしれませんね」
不意のスバルの言葉に、全員の視線が彼に集まる
「おいおいスバル、奴等は宇宙人だぜ。文化も考え方もまるで違うんだ」
何を突然と言った調子で、イデイが言った
スバルは俯く
31防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:29:20 ID:BPHRC7cL0
ウルトラマンであるスバルは、今まで戦ってきた宇宙人達にも、人間的な感情があった事を知っている
もしかしたら、もし、もっとうまく会話できていれば、あるいは、戦わず、分かり合う事ができたのでは無いか?
「ホムラ隊員の気持ちも、わからなくは無い」
そんなスバルの心境を察したのか、大塩が優しい調子でスバルに話しかける
「確かに我々人類と、彼等が戦わなければ、それが一番最良の手段であるだろう。だが、それをするのは、倒す事よりも難しく、また、それをする上で我々とは関係の無い地球の人々に犠牲が出てしまう事だってありえる。だから我々は今、彼等と戦うしかないんだ」
大塩はそこで言葉を区切ると、目を瞑った
同じ用な事を自分に言って、火星で自分の仲間を皆殺しにされて帰ってきた男の顔を一瞬思いだし、次の言葉をためらってしまう
もし、この青年があの男の用に侵略者の非道な罠にかけられることがあったとしたら…
そこまで考え、大塩はその言葉の続きを、自分の今の悩みの答えでもある言葉の続きを思い出し、言葉を続ける
「だが、それでも分かり合う事を諦めてはいけない」
目をあける大塩
「根絶やしにするために戦うんじゃない、いつか必ず、わかりあい、どこの星の人も手を取り合って生きていく世界を信じて、その日のために戦うんだ。」
スバルは顔を上げると、まっすぐ大塩と見つめあった
その視線を大塩はしっかりと受け止める
「いつかきっと、彼等ともわかりあえる。いつかを待ちながら、きっとを確実にするために、今は、戦ってくれ、この星のために」
その言葉に、スバルは頷くしかなかった
そうだ、今は戦う事しかできない
戦わなければ、自分達が滅びるのだから
そうなれば、いつかは来ない
一つの種族だけでは決して得られない幸福が訪れる、いつか、は
32防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:29:46 ID:BPHRC7cL0
「戦いましょう、未来を諦めずに」
大塩と、周りの隊員達を見回して、スバルは言った
「ああ!」
「やってやろうぜ!!」
「よっしゃあ!!」
力強く答えるコガラシとモミジオカそして倉田
イデイに小島、天野、サクラノに神谷、スギカワラも力強く頷く
その時だった
『各ハルバートの整備、完了しました、各員は直ちに宇宙への出撃準備を開始してください、繰り返します…』
基地全体にその放送が流れ、全ての隊員の表情が引き締まる
「チームファイター、出撃!」
「「「「「了解!」」」」」
オマエザキの号令で一気に走り去るファイターの面々
「生きて帰って来いよ」
去っていく彼等の背にそう呟いて、倉田が敬礼した
それに続くように、他のレンジャーの面々も敬礼していく
「そうだ、生きて帰って来い」
小声でそう呟くと、大塩もファイターの面々に敬礼した
33防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:30:37 ID:BPHRC7cL0
暗黒の闇の中を、TPC火星守備隊特別チームの制服を着て、強力なバズーカ砲を持った一人の防衛隊員が走っていく
上空には合体したガッツイーグルと同型の戦闘機が飛んでいて、彼等は眼前の巨大な靄の様な物と戦っていた
靄は強力な光線を発射するがイーグルはそれをたやすくかわし、適確に靄にレーザーを見舞い
隊員も地上からバズーカで靄を攻撃する
苦しむ靄
「タスケテクレェ………」
弱弱しい声で、霞から声がした
しかしイーグルは容赦なくビームを見舞う
「アァ…ア…」
霞はもがきながら、更に弱弱しい声を上げる
その姿に、バズーカを構えた隊員の手が止まった
「コ…ウ…フ…ク……コ……ウ…フ…ク…スル…」
そうとぎれとぎれに言いながら、生きようもがく霞に、ガッツイーグルは攻撃を続ける
苦しむ霞の姿を見ていられなくなった隊員は通信機を取り出す
「リーダー、敵は降服しています、攻撃を中止してください」
しかし隊員の言葉を無視して、攻撃は続く
もがく霞
「リーダー!」
その叫びに、無線機から何か声が返って来て、隊員の体が硬直する
「……しかし」
しばらく硬直していた隊員は、やがて小さな、しかし力強い声で口を開いた
「しかしどんな宇宙人であろうと、必ずわかりあえるはずです!そのチャンスが、今かも知れないんです!」
隊員の力強い言葉に、無線機の向こうが沈黙する
「……リーダー」
もう一度、隊員は呟いた
霞は最早ぴくりとも動かない
34防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:30:56 ID:BPHRC7cL0
隊員は思った、勝ったのだ、勝ったのだからもう、殺す必要は無いでは無いか、と
やがて無線機から流れた言葉に隊員が喜びの声を上げようとするのと、霞から強力な熱線が発射されたのは、ほぼ同時だった
熱線は上空のガッツイーグルのβ号のコックピットを貫通し、バランスが取れなくなり急降下していくイーグルに、更に数発が撃ち込まれる
イーグルはそのまま、空中で5発もの熱線に貫かれて中の隊員を脱出させる間もなく吹き飛んだ
呆然と、地上からその光景を見つめる隊員
その呼吸は、荒くなっている
霞が、隊員の方を向いた
「あ…あ……ぁ……」
数歩、後ずさる隊員
今まで虚ろだった霞は、ゆっくりと形を成していき、やがて筋肉質な体に、コウモリの様な翼、山羊の様な頭に真っ赤な一つ目の巨大宇宙人、ボルヴァン星人の姿へと変わる
真っ暗闇だった空間も火星の赤い大地へといつの間にか変わっていた
「ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
巨大な虫が高速で羽を動かしている様な声を出しながら、一歩づつ、隊員に近づくボルヴァン星人
「あ…く…来るな、来るなぁ……ぁ…ぁ…」
隊員は恐怖で腰を抜かしてしまう
「ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
ボルヴァン星人が隊員に迫ってきた
一歩、一歩、一歩
「ひぃ…ぁぁ…ぁ…う……」
ついに目の前まで迫ったボルヴァン星人は、隊員を巨大な一つ目で見下ろしながら、足を上げる
「うぁ…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
35防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:32:13 ID:BPHRC7cL0
がばっ、と鬼塚は仮眠室のベットから跳ね起きた
「夢……か……」
そう呟いたタンクトップに隊員服のズボンと言う姿の鬼塚の体には、じっとりと汗が浮かんでいる
月と地球の間に存在する宇宙ステーション「ε2」、そこで鬼塚達日本支部チームナイトの面々は、仮眠を取ってファイターとの合流の時を待っていたのだ
仮眠室は二人一部屋で、鬼塚はバレンタインと、山本は森と、女性の高橋と里見が同室で、内藤は一人で別室に寝ている
喉の渇きを感じた鬼塚は立ち上がり、横で眠っているバレンタインを起こさない様に外に出ると、宇宙ステーションの廊下を給水機へと歩いていく
途中何度かステーションの職員とすれ違いながら休憩室に到着すると、そこには既に先客がいた
「リーダー…」
「山本」
山本は観葉植物と給水機が置かれているだけの休憩室の固定テーブルの椅子に腰かけ、一人淋しくドリンクを飲んでいる
「…眠れないのか?」
給水機から水の入った紙コップを受け取り、向かい側の椅子に腰掛けながら、鬼塚は山本に尋ねた
「………体力を温存しなければならないのは、わかっているのですが……」
俯きながら答えた山本の手は、震えている
怖いのだろう
敵は圧倒的戦闘能力のボルヴァン星人の大艦隊
勝ち目など、普通に考えればありはしない
それと戦うのだから、恐怖しない方がおかしいのであって、それは鬼塚にもよくわかっている
現に自分も今、これから戦う敵の恐怖を思い出し、目を覚ましてきた所なのだから…
そう、怖いのだ、恐ろしいのだ
傷つき、倒れ、苦しみ、そして死ぬ可能性が高いのだ
恐れているのは、山本だけではないだろう
バレンタインも、森も、里見も、チームナイトの皆が、いや、ボルヴァンと戦おうとしているFAITHの、TPCの隊員が
皆、迫り来る強大な敵に恐れ、そして苦しんでいるはずだ
「…怖いよなぁ、山本よ」
そんな事を考えながら、鬼塚は紙コップの水を飲み干すと、俯き、震えている山本に、声をかけた
唐突な鬼塚の言葉に、山本は多少うろたえたが、すぐに慌てて首を振る
「そんな事は、ありませんよ、俺は…いえ、自分は、FAITHのメンバーです」
体の震えを抑えようと無理につくろいながら、山本は鬼塚の瞳をまっすぐに見つめながら言った
36防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:32:59 ID:BPHRC7cL0
そんな山本に、鬼塚は不敵に微笑んでみせる
「怖くっていいんだよ、怖いのにここにいるんだ、立派なお前を叱るほど、俺は偉くなった憶えはない」
言って、鬼塚は再び給水機へと向かう
「立派…です…か?」
その背を不思議気に視線で追いながら、山本は困惑気味に鬼塚に尋ねた
「ああ、立派さ」
水を紙コップに汲み、再び椅子に座りながら、鬼塚は言う
「怖いのに、恐ろしいのに、FAITH何ざやめちまっても保険が降りんのに、お前はここに残ってる、立派さ」
そんな事は無いです!
そう、山本は思った
僕は怖いんですよ、TPCの、地球の代表ともいえるFAITHの一員なのに、僕は恐れを抱いているんですよ!
なのに、なのに何故、そんな事を言うんですか!
心の中でそう叫びながら、泣きそうな目で鬼塚を見つめる山本を、鬼塚は暖かい視線で受け止める
「…もし、恐怖でいざと言う時何もできないんじゃないか、そう思っているならば、心配するな」
泣きそうな山本の瞳をまっすぐに見つめながら、鬼塚は再び口を開いた
「ここまで来たお前なら、いざと言う時もしっかりやれるもんだ」
言って、鬼塚は不敵に微笑んだ
37防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:36:16 ID:BPHRC7cL0
「そんな無茶な…」
あまりの事に思わず突っ込んだ山本に、鬼塚は不敵に微笑み続ける
「逃げたかったら逃げてもいいんだぞと俺が言っても、お前は残るだろう?」
正直に言えば、鬼塚は山本達に、ナイトの面々にボルヴァンとの戦いに参戦してほしくなど無い
勝ち目の無いと言っていい戦いだ
自分の力では、彼等を守りきる事などできそうもないだろう
しかし、鬼塚には彼等を止める事などできない
人類のために、逃げずに、諦めずに戦う事、それが彼等の意思であると、鬼塚は知っているからだ
「…当然です!」
それまで泣きそうだった瞳に闘士を宿して、山本が力強い声で答えた
鬼塚が山本の返事に頷く
『日本支部チームファイターがロス本部より出発しました、日本支部のチームナイトは、出撃準備にかかってください繰り返します』
同時に、ステーション内に放送が鳴り響いき、鬼塚と山本は立ち上がる
「…行くぞ!」
「はい!」
力強い言葉を交わして、二人は駆け出す
38防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:36:44 ID:BPHRC7cL0
宇宙ステーションε3待機室
集結した日本支部のファイター、ナイトの面々が、正面にイルマが映し出された大型モニターの前に整列している
「ボルヴァン星人艦隊に対する作戦が、先ほど決定しました」
そこで、イルマは一旦区切、隊員達を見渡した
どの顔も闘士に見ている事を確認すると、イルマは再び口を開く
「交戦予定時刻は後5時間後、交戦予定位置は、ボルヴァン艦隊が次にワープアウトすると思われる火星軌道上、ポイントSSS−22。……今回の作戦の鍵を握るのは、我々日本支部です」
ごくりと、誰かが唾を飲み込んだ
「我々日本支部を中心とした戦闘隊が敵艦隊を足止めし、その間に他の部隊が敵艦隊を包囲、バルディッシュインパクトとマキシマ砲の一斉発射で勝負を決めるわ」
どう考えても無謀な作戦である
日本支部と戦闘機隊だけでは、足止めするのは難しいどころの騒ぎではないだろう
敵艦隊が自分たちを包囲しようと動いているTPC艦隊に気づかないはずがないだろう
しかし、誰一人反論を述べる者はいない
イルマの口からその作戦が出たのだ
ならば、それが現在とれる最良の策なのだと、隊員達は確信しているからである
そんな隊員達に、イルマは何だか申し訳ない気持ちになった
「……応援の部隊は、えりすぐりの精鋭部隊よ、期待してもらって構わないわ」
とってつけたようにそんな気休めを言って、イルマは隊員達に向かって、敬礼する
「無謀な作戦で、申し訳ありません。けれども、これが今の我々の練度できる最善の策です。無責任な事を言うけれど、………全員の生還を、命令します」
「イルマ総監に、敬礼!」
オマエザキの言葉で、ナイト、ファイターの面々が一斉に敬礼すていく
「出撃!」
FAITH日本支部の勇者達は一斉に格納庫の機体へと駆け出した
39防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:37:15 ID:BPHRC7cL0
宇宙空間を、ゆっくりと進むボルヴァン星人の大艦隊
その中で他の艦より一回り巨大な艦のブリッジに、ノワール星人とボルヴァン星人が佇んでいる
「いよいよですねぇ、どうです?気分は?」
正面のモニターをじっと見つめて仁王立ちしているボルヴァン星人に、横からのんきそうにノワール星人が尋ねた
「ヴヴヴゥゥゥゥゥゥゥ……………ふ…ふふふ…ふふふははははははははははははははははははは」
その質問に、突然ボルヴァン星人は人間の言葉で笑い出す
「…どうかなさいましたか?」
唐突な事に困惑するノワール星人の方向を向くと、ボルヴァン星人は手を広げる
「サイコウだよ、私に手傷を負わせた地球の連中を根絶やしにするんだ、こんなに嬉しい事は無い」
心底嬉しげに、ボルヴァン星人は言った
普段寡黙なこの宇宙人が、ここまで楽しげに、そして邪悪に喋るのだから、彼はよほど地球を攻撃するのが嬉しいのだろう
「しかし、チェーン星人は無能だな、少しばかり後ろから押してやればもう少し踏ん張るかと思えば、地球人にやられるとは」
「まぁ、彼等ではあんな物でしょう、所詮その程度の連中なのですから」
手振りを交えながら言うボルヴァンに、ノワールもどこか嬉しげにそれに応じる
「だが、我々は違う。ふふふふふふふふふふふゥ…ゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ」
羽音の様な邪悪なボルヴァンの笑い声と共に、大艦隊はワープを開始した
40防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:37:53 ID:BPHRC7cL0
日本某所避難施設
大勢の人々が、誰かが持ち込んだプラズマテレビに集まり、全チャンネルで報道されている緊急報道番組を食い入るように見つめている
『たった今、TPCが迫り来る宇宙艦隊へと総攻撃を開始しました』
モニターの向こうで緊急報道番組のアナウンサーが、渡された資料を読み始めた

無人の街中の街頭ビジョンでも、同じ映像が映し出されている
『この攻撃に伴い、敵の爆撃艇が出現する可能性があります、市民の皆様は、絶対に避難施設より外に出ず、TPC及び警察の支持にしたがって行動してください』

どこかの山中
ボルヴァン星人の攻撃を想定してか、何両ものTPCの戦車が隠蔽されて来るべき敵を待っていた
その中の戦車兵も、ラジオで同じ番組を聴いている
『繰り返し、お伝えします』

フォートアトラスへ向かう道を、一両の車が猛スピードで走っていく
そのカーラジオもまた、同じ番組を報道していた
『TPCが、宇宙艦隊へ攻撃を開始しました』

ある、避難所
同じように大勢の人が見つめるテレビで、やはり同じ番組が報道されている
『市民の皆様は、TPC、警察の支持にしたがってください………、私は報道人ですが、あえて言わせていただきます、頑張れ、TPC、頑張れ、と』
そう言って、モニターの向こうのキャスターは、頭を下げた
母に連れられて、その映像を見ていたあの少年が、避難所の天上を見上げる
「頑張れ!」
天上に向かって、いや、宇宙のTPC隊員達に向かって、少年はそう叫んだ
41防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:39:20 ID:BPHRC7cL0
ハルバートウィングを先頭に、日本支部のマザー、2機のチェスターが宇宙空間を突き進んでいく
一般の戦闘機隊は、少し送れてこちらについてきている
「見てろよボルヴァン星人!この前みてえにはいかねえからなぁ」
チェスターを操縦しながら、森が叫んだ
『元気がいいな、森ぃ』
森の叫びに、もう一機のチェスターからバレンタインが嬉しげに通信を送って来る
「はい!俺が地球を守るんですよ、これが燃えずにいられますかってんだ」
熱い台詞を言う森を、後ろから山本は頼もしげに一瞥した後、再び計器に目をやった
「ボルヴァン艦隊、ワープを開始しました!遭遇予想時間、後64秒」
『よし、ここで迎え撃つぞ』
オマエザキの命令と共に、各ハルバートがその場に停止していく
「カウントします、60、59」
それに答えるように高橋がカウントを開始する
(クライン、聞いて欲しい事があるんだ)
カウントを聞きながら、スバルはαのコックピット内で自分の中のクラインに語りかけた
「40、39、38…」
(どうした、スバル)
スバルの呼びかけに、どこか気遣うようにクラインが答える
「30、29、28…」
(この戦い……)
「20、19、18…」
(一緒に生きて帰ろう、もちろん皆も一緒に)
心の中で、クラインが微笑んだような気が、スバルはした
「10、9………」
(ああ、必ず!)
頼もしく、ウルトラマンクラインはホムラスバルに答える
「ボルヴァン艦隊、出現開始!」
高橋の叫びが通信機から聞こえるのと同時に、はるか前方に激しい稲妻が走ったかと思うと、あっという間に巨大な宇宙艦隊が姿を現した
42名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 00:39:27 ID:q7LcppEa0
>超戦闘ロボット「フェクタス」

普通に戦闘ロボットでいいんじゃないか?
43防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 00:39:40 ID:BPHRC7cL0
「出たなぁ!!」
森のチェスターが叫びと共にスパイダーミサイルを敵艦隊めがけ一斉発射し、ウイングともう一機のチェスターもミサイルを連射する
出現した瞬間だった敵の小型戦闘艇群にミサイルとビームが命中し、何機かが一気に爆発した
しかしすぐ体制を立て直した敵戦闘機群は一斉に日本支部めがけ突き進んでくる
「……行くぞぉ!」
鬼塚は叫びと共に、チェスターを発進させた
森機と、分離したウイングもそれに続く
「迎撃一斉ミサイル発射!ビーム砲、撃ちまくれ!」
普段冷静な鬼塚も、この時ばかりは叫びながらマザー内の面々に指示を下す
「了解!」
スギカワラも叫んでそれに応じると、あらん限りのミサイルとビームをボルヴァン星人の小型艇群めがけ発射する
チェスター、ウイングを追い越して敵に突っ込んでいったビームとミサイルを、しかし敵の小型艇はあの瞬間移動でたやすくかわしてしまう
更に小型艇群の何十機かが、一斉にチェスターやウイングにビームを発射してきた
「それが、どうしたあああああああああああああ!」
機体を大きく何度も回転させ、鬼塚のチェスターはそれをかわし、反撃にレーザー砲とメタルレーザーを同時に発射する
レーザーを撃っていた一機がレーザーに貫かれて、大爆発を起こした
ファイターの面々と、森機もそれぞれ攻撃をかわし、持っている武器で敵機を撃墜していく
そこでさらにマザーの後ろから幾つものミサイルとレーザーが飛んで来て、ボルヴァンの宇宙船群を襲った
少し遅れていた一般部隊が到着したのである
かなりの数のクリムゾンドラゴン、ブルートルネード、コスモアタッカーに
「コスモアタッカー各機!FAITHに遅れを取るな!俺達の腕を見せてやれ!」
レーザーを連射しながら、先頭のコスモアタッカーの隊長が後ろの隊員達に叫ぶ
激しい爆発があちこちでおき、レーザーが、ミサイルが、激しく飛び交っていく
44名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 12:44:23 ID:w0u+QWTXO
これは小説なのか?
45名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 12:59:32 ID:ZukDgoVE0
>>43
なかなか熱い展開ですね!
がんばってください!
46名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 14:15:50 ID:oC+agUdT0
>>44
このスレのどこに小説を書きますと書いてある?
47名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 14:40:20 ID:uenNnJgc0
>>44
小説でもなく脚本でもなく、イメージを文章化してるだけですよ。

>>46は、いつも現れる罵倒君なので無視。
48防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 20:46:55 ID:BPHRC7cL0
>>43
普段冷静な鬼塚、ではなく、普段冷静なオマエザキでした
申し訳ありません
49防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/29(火) 20:50:32 ID:BPHRC7cL0

かなりの数のクリムゾンドラゴン、ブルートルネード、コスモアタッカーに

の後に

宇宙戦闘機が飛んできてボルヴァン艦隊に戦いを挑んでゆく

が抜けていました
50名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 21:26:31 ID:ONf0hIvm0
防衛軍様お疲れ様です。
ところで39話は予定としてはどれぐらいかかるのでしょうか?
51名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 21:32:26 ID:w0u+QWTXO
前から何度も言われてるのに、なんでちゃんと確認してから出さないんだろう。
間違えが多過ぎだし、人はミスするんだから、出す側は念入りに誤字脱字、構成ミスを確認して欲しい。
52名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 22:00:40 ID:qhXG4cQx0
>51
君こそ確認せよ

×間違えが多過ぎ

○間違いが多すぎ
53名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 22:38:48 ID:T/3atPfk0
ついでに言うと

×前から何度も言われてるのに

○前から何度も書かれてるのに
54名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 23:29:29 ID:mEDVqN0L0
別に作品のミスじゃないからスルーすればいいのに。
55名無しより愛をこめて:2008/04/29(火) 23:38:39 ID:w0u+QWTXO
揚げ足取りで執筆者のフォローかよ。
俺の意見は間違った事言ってないと思うんだがな。
俺が書いた文章のミスは、誰にも影響ないが、クラインは作品として読まれる。

なぁなぁぶりにガッカリしたよ。
56名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 00:00:08 ID:mEDVqN0L0
>>55
もう、おまえもやめとけ。
57名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 12:26:27 ID:ZnmwiHTgO
一部の誤字脱字は、いわゆる2ちゃんねる用語みたいになってるからな
当然他ではそんなの使ってないよな。
58名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 15:48:34 ID:d3vbI5o3O
携帯だと誤変換が多いw
間違えに気付いても、訂正が面倒だからそのまま。
59名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 22:09:33 ID:SKXhKK4B0
批難するより、間違いを指摘してまとめサイトにのるまでに直す方が建設的。
つか、文句ばっかりいってないで校正作業に協力しろよ。
60防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/04/30(水) 22:19:53 ID:CQkNxagM0
>>50
すいません、まだ38話途中です
後3日程で残りが完成しますので39話の話はもう少しお待ちください
61名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 23:07:37 ID:75A+eE590
>>59
キレてる暇あったら(ry
62名無しより愛をこめて:2008/04/30(水) 23:13:37 ID:OQt5axOV0
ここは2ちゃんねる、まとめサイトなど無関係。それこそスレ違い。
63名無しより愛をこめて:2008/05/01(木) 13:55:50 ID:UKU4tIcAO
>>60
修正版はここに載せないのか?
64防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/01(木) 21:18:29 ID:zEDCirPD0
>>63
とりあえず残り投稿した後、この場で皆さんが文のおかしい箇所を指摘してくださればそれで良いかと
65名無しより愛をこめて:2008/05/02(金) 22:37:29 ID:0dTXRPK50
厳しい言い方するかもしれませんが、このスレがウルトラマンクラインのメインで
ある以上、こちらに一度は修正版を載せた上でサイトに保管するべきと思います。
66名無しより愛をこめて:2008/05/02(金) 22:51:27 ID:fyir7+iBO
修正版だけで一話あたり50レス、つまり5回くらいやり直しが出そうだな
67名無しより愛をこめて:2008/05/02(金) 23:15:39 ID:0zmNvGGJ0
修正と改悪の違いが分からない人が多いんだよな。
まあ、その辺の違いが分からないから荒らしに落ちぶれるわけだがw
68名無しより愛をこめて:2008/05/02(金) 23:43:35 ID:0dTXRPK50
改悪って
69名無しより愛をこめて:2008/05/03(土) 12:13:44 ID:oXB6wtfTO
適当な単語をもってきて適当なことを書いてるだけ
70防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:28:44 ID:dmbqpwsR0
戦いの様子を旗艦の中で眺めていたノワール星人は、ふと、思いついたようにボルヴァン星人の方を向いた
「地球の連中の戦力が少なすぎますねえ、連中、何か策を用意しているのでしょうかねぇ?」
ノワールの問いに、ボルヴァンはメインモニターを無言で作戦地図に切り替える
「これは…、敵の艦隊が我々を包囲するように動いていますな」
地図上に表示される敵艦隊の進路を見つめながら、ノワール星人は面白い物を見るように言った
「ヴヴヴヴヴ」
ボルヴァンはあの羽音の様な声で何事か述べて、モニターを操作する
地図上のTPC艦隊がボルヴァン艦隊を取り囲み、一斉に主砲を発射していく
「おや、これでは我々が負けてしまうのでは?」
わざとらしく、ノワールが心配げに作戦地図を見つめながら言う
「ヴ…」
はっ、と笑う用に肩を少し上げて、ボルヴァンがその言葉を一蹴すると共に、地図上のボルヴァン艦隊に強力なバリアの様な物が発生し、主砲の一斉射撃に耐え抜いた
さらに今度はボルヴァン艦隊から強力な光線が一斉発射され、TPCの艦隊を一気に撃沈していく
「ヴヴヴヴヴァヴァ」
ボルヴァンの言葉と共に地図上のボルヴァン艦隊はそのまま前進して地球に到達し、地球を死の星へと変えてしまった
「ボボヴァヴァヴァ」
「ええ、素晴らしい作戦ですねぇ」
どんなもんだと言わんばかりに自分の作戦を自慢するボルヴァンに、ノワールは多少呆れた様子で頷いてみせる
「ヴーン」
自信満々にボルヴァンは話を打ち切ると、作戦地図を再び戦闘の映像に戻した
「まぁ、はたしてそううまくいくかどうかは、わかりませんがねぇ」
そんなボルヴァンに、ノワールが小声でぼそりとそう呟いたが、楽しげに戦闘を見つめているボルヴァンは、そんな事には気づかない
71防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:29:37 ID:dmbqpwsR0
必死にビームを連射していたクリムゾンドラゴンがまた一機、ボルヴァン戦闘艇群の集中砲火を浴びて爆発した
最初は押していたTPCだったが、圧倒的な数に押され、徐々に不利になっていく
ボルヴァン戦闘艇への攻撃は瞬間移動でかわされては包囲されて集中砲火を受け
大型戦艦への攻撃も戦艦の張る見えない壁の前にまるで歯がたたず、近づいた戦闘機は船体から発射される無数のレーザーに撃ち抜かれて次々と爆発していった
『サクラノよりマザー、このままではもちません!』
数十機のボルヴァン戦闘艇の攻撃に避けるので手一杯のウイングγからマザーに深刻な通信が送られるが、マザーもマザーで作戦を変えられない以上それに応じる術が無い
「踏ん張ってくれ!!後10分弱で、包囲が完了する!」
スギカワラ、イデイに一般隊員だけでは手が足りず、自身も直接艦の操作を行いながら、オマエザキが隊員達に向かって必死に叫ぶ
その叫びを聞きつつ敵戦闘艇の光線をかわしながら、鬼塚は敵の旗艦と思われる他の艦より多少大きな大型戦艦を何度も攻撃していた
しかし船体から放たれるレーザーを素晴らしい操縦テクニックでかわし、スパイダーミサイルとレーザー砲を連射して先ほどから行っている攻撃は、やはりあのバリアにはじかれて敵戦艦までとどかない
「バルディッシュインパクトではたして破れるのか………」
鬼塚の頭の中に、一つの不安があった
それは、ボルヴァン艦隊が包囲を始めているTPC艦隊を全く攻撃していない、と言う点である
奴等ほどの科学力を持つ敵が、包囲艦隊に気づかないはずが無い
今まで我々の自分達の戦いを見てきただろうボルヴァン星人が、艦隊に安々バルディッシュインパクトやネオマキシマ砲を撃たせるはずも無い
なら何故、奴等は包囲艦隊を攻撃しないのだろうか
伏兵がいる?否、バルディッシュインパクトもネオマキシマ砲もあのバリアには効かないのだ
それに気がついた鬼塚は通信を送ろうとするが、敵の攻撃はそれをする事さえ許さない激しさである
72防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:29:59 ID:dmbqpwsR0
(まずい…)
バルディッシュインパクトやネオマキシマ砲を発射した後、TPCの艦船しばらく行動できなくってしまう
敵の目的は間違いなくそこを叩く事だ
その事を他の面々に伝えるべく何とか敵を振り切ろうと鬼塚は必死になるが、圧倒的数のボルヴァン軍団はその行動を許さない
刺し違えてでも通信を送るか?
一瞬そう考えた鬼塚だったが、すぐに思いとどまる
この事に気づいたのは、恐らく自分だけではないだろう
仲間を信じて、少しでも長く戦い続ける事を考えよう
そう、思ったからである

ロサンゼルス本部会議室
各国代表達と共にマザーから送られてくる映像を見ていたイルマは、鬼塚と同じ考えに至っていた
(このままでは、まずい)
心からそう感じたイルマは、すっくと立ち上がると、周囲の総監達を見回しながら、口を開く
「作戦を、変更すべきです」
突然のイルマの言葉に周囲は最初は驚いたが、しかしイルマに集まる視線は、すぐに呆れを含んだ物に変わる
「イルマ総監、何を突然無茶な事を言うんだ、今更作戦の変更なんかできんよ」
苛立った口調で、アフリカ支部総監がイルマに言い、その言葉にEU支部総監も頷く
「第一作戦は成功しつつあるのですよ、ここで作戦変更なんて、あなたの総監としての適正も、見直す必要があるかも知れませんね」
その言葉に、イルマは内心腹を立てる
(作戦が成功しつつある?ほんっとうに何もわかってないのねこの人達は…)
何を言っても無駄だ
そう確信したイルマは、無線機を取り出し、石室へと通信を始めた
73防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:30:25 ID:dmbqpwsR0
日本支部作戦室
同じようにマザーから送られてメインモニターに映し出されている戦いの様子を、石室、フブキ、グレゴリーが食い入るように見つめている
っと、そこで石室の机の上にある、イルマとのホットラインがけたたましい電子音を鳴らした
あらかじめ予測していたかの用に、石室はそれを素早く取る
「作戦の、問題点についてですね」
『各国代表は説得できなかったわ、動かせるのは私達だけよ』
まるでテレパスでも備わっているかの用に、二人の指導者はその言葉だけでお互いの状況を理解してしまう
「現在、エリーにあのバリアの解析を行わせています」
『早急に、時間が無いわ。解析完了次第、残りの判断は任せます』
「了解」
二人が通信を終えようとした瞬間、コンピュータールームにいるエリーがメインモニターに現れた
『解析完了しました』
エリーの言葉に、石室は素早く頷く
「よし、データをモニターに」
メインモニターのエリーの顔が、無数の複雑なグラフや数値などに変わる
石室はそれを無言でそれを黙読して、歯噛みした
(やはり、グランスフィア並のバリアーだ、複数の戦艦が同じバリアに力を注ぐ事で、強力なバリアを展開しているんだ…。ネオマキシマ砲では、破れない)
砲撃すれば負ける
砲撃開始まで後3分弱…
もう間に合う物ではない
しかし、石室はそんな事など構わずに、バリアの攻略法を必死に模索し始めた
その様子を見ていたフブキとグレゴリーも無言で頷き合うと、それに続く
74防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:30:47 ID:dmbqpwsR0
決して諦めてたまるか
ボルヴァンの宇宙艦隊と戦うTPC隊員達の心は一つだった
誰もが諦めずに最後の一瞬までレーザーを撃ち続け、誰もが諦めずに最後まで生きようと必死に操縦桿を取る
「僕は諦めない!!」
敵の攻撃を回避しながら、スバルが叫んだ
ウイングαは既に片方の翼が破壊され、掠った光線であちこちに火花が散っている
本来なら、もう戦える状態ではない
それでもスバルは自らの命を危険にさらしながら、αを飛ばし続ける
そして同じ用にボロボロになりながら、他の戦闘機のパイロットたちも必死で戦う
『全員、聞いてくれ!』
突如、通信機から地球にいるフブキの声が流れた
敵の攻撃を必死に回避しながら、その言葉を聞き逃すまいと耳を向ける隊員達
『敵のバリアは、ネオマキシマ砲でもバルディッシュインパクトでも恐らく破れない、誰でもいい!何とかあのバリアを消滅させるんだ!無茶な願いだが、何とかやってくれ!』
機体をもたせるのに必死の現状では本当に無茶な願いである
もちろんフブキとて無駄な事だとわかっているはずだ
だが、それでもわずかな可能性にかけずにはいられなかったのだろう
その言葉に答えるべく、スバルはボトルプリズムを取り出す
「クライン!!」
「もちろんだ!!」
激しい光がα号を包んでいき、その中からウルトラマンクラインが姿を現した
75防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/03(土) 13:32:01 ID:dmbqpwsR0
「クライン!」
「来てくれたか!」
火花を散らしているβ号のコックピットから、敵の攻撃から注意を逸らさないまま、コガラシとモミジオカが嬉しげに言う
「シェア!」
その言葉に答えるように、クラインはクライニウム光線を発射する
立ち塞がるボルヴァンの戦闘艇を一気に吹き飛ばして、戦艦に命中する光線
しかしバリアの前にクライニウム光線も弾かれてしまう
「シュワッチ!」
それでも諦めずに必死に光線を発射し続けるクラインを、数機の戦闘艇が一斉に光線で攻撃した
着弾し、苦しむクラインに、戦闘艇群は集中攻撃を浴びせていく
「ディ………シェアッ!!」
クラインは力を溜めると、光線が命中するのも構わず、体を丸めて高速回転しながらンドスライサーを連射した
四方八方に飛ぶスライサーは味方の戦闘機に上手く当たらないように飛びながら、次々とボルヴァン戦闘艇を撃墜していく
「すげぇ…」
周囲の敵をあっという間に全滅させたクラインの勇姿に、クリムゾンドラゴンに登場していた一般隊員が思わず口に出す
ある程度の数の敵を倒したクラインは、回転を止めながらフェニックスモードにチェンジすると、ボルヴァン戦艦めがけ高速で突っ込でいく
やがてその体は炎に包まれ、進路に立ち塞がった戦闘艇を簡単に吹き飛ばして、戦艦のバリアに直撃した
しかし、バリアは砕けない
激しい稲妻と衝撃がクラインを襲うが、それでもバリアを突破しようと、クラインは更に突進する
「グ……シュァァ…ァアアアアアアアアア」
水晶体が点滅を始めるが、クラインは突撃をやめない
「よせ!クライン!ばらばらになってしまうぞ!」
その様子を見ていたオマエザキは叫ぶと、何か手は無いかと必死にキーボードを叩く
「砲撃開始まで、後1分!」
切迫したイデイの声が作戦室に響きわたる
76名無しより愛をこめて:2008/05/03(土) 14:00:27 ID:PqVszQnH0
77名無しより愛をこめて:2008/05/03(土) 20:06:37 ID:3QAb6DNY0
ははは
78名無しより愛をこめて:2008/05/03(土) 21:11:26 ID:P+/84djq0
映画版のようなボリュームだな
79名無しより愛をこめて:2008/05/04(日) 17:12:21 ID:64OySo1d0
45話で登場する水の邪神クトゥゾーアのイメージ絵を描きました
http://fileman.rakurakuhp.net/UserFiles/17834/bbs139992/1209888523.bmp
8079:2008/05/04(日) 17:45:26 ID:64OySo1d0
後まとめサイトの掲示板に画像を添付した時に
ふと見たら防衛軍様が>>75の続きを投下していました。
のでこちらに添付してみます。
8179:2008/05/04(日) 17:46:28 ID:64OySo1d0
「く……」
オマエザキが唇を噛み締めた、その時だった
『諦めてたまるかああああああああああああああああああああああああああああああああ』
森の叫びと共に、チェスターがボルヴァンの戦艦に体当たりしているクラインに肉薄する
「クライン!こんな壁、ぶち破ってやろうぜ!!」
叫んで、森のチェスターは自らの機体が衝撃に壊れていくのも構わず、バリア目掛け至近距離でハルバートパニッシャーを発射した
「ジャ!?」
驚くクラインだったが、そこに更にもう一機、チェスターが加わってくる
「そうだ!我々はこんな壁に屈っしはしない!諦めは、しない!!」
鬼塚もまた、自らの機が壊れるのも構わずにパニッシャーを発射した
そこに2機を撃墜すべくボルヴァンの戦闘艇が飛んで来る
クラインがそれに気づき、慌てる前に、飛んできた戦闘艇はウイングγ、βに撃墜された
「お前等の好きにはさせねえええええええええ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
モミジオカとコガラシが、叫びながらクライン達を守る
しかし守られているチェスターも、クラインも、その衝撃に、徐々にダメージは深刻な物になっていく
「クライン!必ずこれからも、地球を守ってね」
目に涙を浮かべて、コックピットから見えるクラインの瞳をまっすぐ見つめながら、高橋は呟いた
はっとなるクライン
「俺達の事はいい!俺達はこの時のために戦って、生きてきたんだ!」
微笑んで、森が言う
首を振るクライン
「ありがとう、ウルトラマン、僕等は、幸せだった!」
山本も、無理矢理笑顔を作った
『駄目だ!』
クラインの中で、スバルは叫んだ
死んでは駄目だ!諦めては駄目だ!絶望しては駄目だ!
そうだ、自分は何のためにいるんだ
自分は何だ?
人々を絶望から救うウルトラマンだ!
ウルトラマンクラインだ!
8279:2008/05/04(日) 17:47:05 ID:64OySo1d0
防衛軍LOVE 昨日(土) 13:35
『諦めは…しない!!諦めさせは………しなああああああああああい!!』
その叫びと共に、ウルトラマンクラインのエネルギーが一気に強まった
自爆しようとしていた森の手が、止まる
「私達を…助けてくれるの?」
涙で目を潤ませた高橋の呟きと共に、クラインはボルヴァン艦隊のバリアを吹き飛ばし、そのまま前方の戦艦をぶち抜いた
「はは…かなわねえなあ…」
そう言う森の目にも、涙が浮かんでいる
「……砲撃が開始されます!」
「よおし!脱出だぁあ!」
ボロボロのチェスターがマザーへと進路を取った
「………クライン、ありがとう」
水晶体を激しく点滅させながら、心から自分達の無事に安堵したようにこちらを見るクラインにそう呟き、鬼塚もそれに続く

旗艦の艦橋
腕を組んで無言で仁王立ちしているボルヴァン星人を、ノワール星人が後ろから無表情で見つめている
「どうなさるんですか?ご自慢のバリアはもうありませんよ」
その言葉に、ボルヴァンは反応しない
「…?」
どうしたんだ?っと言った感じでその表情をノワールは覗き見ようとした瞬間、ボルヴァンは笑い出した
「ヴウウウゥウウゥゥウゥウゥゥウウウゥウウウゥウウウ」
流石に、驚くノワール星人
「こうで無ければ、面白くない」
そう呟くと、ボルヴァンは両腕をぽんっと胸の前で合わせる
「本気で、叩き潰してやろう、地球人共よ」
後ろのノワールが多少身を引くほど不気味に、ボルヴァン星人は微笑みながら言う
「……まあ、お好きにどうぞ、私は失礼します」
ついていけない、と言う風に言い残して、ノワール星人は闇の中に姿を消した
「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴゥウウウゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」
ノワールの去った艦橋に、ボルヴァンの笑い声が不気味に鳴り響く
8379:2008/05/04(日) 17:47:39 ID:64OySo1d0
防衛軍LOVE 昨日(土) 13:35
『バルディッシュインパクト最終チェックオールグリーン!』
『ネオマキシマ砲、全てスタンバイ!』
包囲艦隊の砲列が、バリアを破壊された宇宙艦隊を殲滅すべくチャージを開始する
「いよいよだ、これで決まってくれよ…」
中破したハルバートを全て格納し、一般部隊に守られたマザーの艦橋で、スバルを含めた戻って来た隊員達全員が、艦橋のメインモニターを見つめる中、森がぼそりと呟いた
その肩を、鬼塚がぽんっと叩く
「大丈夫さ、アレだけ必死にやったんだ、必ず成功する」
微笑んでそれに応じる森
「…そうですよね!」
森の言葉に呼応するように、艦隊が一斉砲撃のカウントを開始した
「10、9、8…」
誰もが緊張した面持ちで、モニターに注目する
「5、4、3、2、1……」
スバルは唾を飲み込んだ
「Discharge!!」
数十隻の宇宙艦隊から一斉に強力な破壊砲が発射され、メインモニターが真っ白に染まる
目を覆うスバル達
やがて、光が収まった後、そこには残骸と化したボルヴァン艦隊があった

ロサンゼルス本部が、艦隊の無線が、歓声と喜びに包まれる
ため息をつくイルマ
その肩を、ロブがぽんっと叩く
「お疲れ様でした」
そう言って、手をさす出すロブ
イルマはしかし首を振る
「まだ、敵の艦載機が残っています」
ああ、そうかと言った感じで、ロブが再びモニターに視線を送り………、固まった
「?……っぁ」
何だろうと自分もモニターの方を向いたイルマも、凍りつく
モニターの向こうでは、今まさに倒されたボルヴァン艦隊
…その残骸が、物凄い勢いで集結、合体を始めていた
8479:2008/05/04(日) 17:48:23 ID:64OySo1d0
防衛軍LOVE 昨日(土) 13:36
歓声はやみ、変わって驚きと息を呑む音が通信機から聞こえてくる
「……!攻撃だ!!」
しばらく呆気に取られてたオマエザキだったが、慌てて叫び、その叫びにイデイも我に返り、マザーのミサイルを発射した
他の艦隊の戦闘機からも、ビームが一気に発射される
しかし発射されたビームやミサイルが集結する残骸を吹き飛ばしても、パーツはそれを上回る速度ですぐに集まっていく

「糞!敵はこんな隠しだまをもっていたのか!」
机を叩いて、アフリカ支部総監が叫んだ
その他の総監達も、既にどこか楽観した様な表情は無い
っと、ロブの手元のホットラインが鳴り響いた
「何だ!?こんな時に………………な…に?」
こんな時に何事かとそれを取ったロブは、電話の向こうからの言葉に、更に驚愕する
「どうしました?」
余りのロブの反応に、イルマは慌てて彼に尋ねた
ロブはそれには答えず、電話の向こうの言葉を聞きながら、パネルを捜査し、メインモニターを切り変える
突然の事に困惑していた総監達だったが、画面に映し出された物を見て、息を呑み、驚愕した
英語で金星軌道上と表示された宇宙空間に、かなり巨大なヒビが入っているのだ
数十メートルや数百メートルなどとと言う生易しい物ではない
数百キロはあるだろう
日本列島ほどの大きさもある超巨大な何かが、ゆっくりと、姿を現そうとしているのだ
「神は、どこまで我々を試そうというんだ?」
誰かが、そう呟いた


つづく!
85名無しより愛をこめて:2008/05/04(日) 18:07:37 ID:HT02ALLN0
>>79
チョwこれはw
86名無しより愛をこめて:2008/05/04(日) 19:54:53 ID:ppmzgfiD0
ここで書く気はないから、ってことだよね。
87名無しより愛をこめて:2008/05/04(日) 22:43:40 ID:64OySo1d0
たぶん規制が入って書き込めなかったからじゃないかな
翌日に書こうにも
旅行の予定があるから無理みたいだし
88名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 02:11:24 ID:piY+PxfB0
年末年始もそんな理由つけてサボってたけどな。
89名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 03:25:15 ID:3M+pKv600
>>88

今回は書いているんだから関係ないだろ。

つか、サボっているって....一体、お前こそ何の貢献をしているんだ?
文句ばかりいってサボってないで、ガジェットや戦闘シーンのアイデアとか、
後でパーツとして使えそうなアイデアでも出そうぜ。
90名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 14:39:53 ID:zI0EL3U00
日本サイズの巨大ロボットか・・・。
これまでのロボット怪獣でも最大のスケールをもつ敵だね。
取りあえず森さんが無事で良かった
91防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/05(月) 17:37:39 ID:ToQH5YOW0
>>79さん、ありがとうございました
次の39話は6月の半ば(10日頃?)には仕上がってると思います
92名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 18:07:11 ID:YW3E3EdU0
年末年始は忙しいといいながら、それを過ぎても全く誰も書かなくなり、
挙句の果てに気がついたらスレが落ちてた、ってのが結構多いんだよね。
93名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 19:48:50 ID:zI0EL3U00
39話楽しみにしております。
94名無しより愛をこめて:2008/05/05(月) 20:37:30 ID:YW3E3EdU0
それまでの間放置すれば確実に落ちるな。
95名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 06:08:11 ID:IQu84cZsO
日本サイズのロボットだの、スケールばかりでかくなってもなぁ。
96名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 07:21:21 ID:zN3ieD870
>>84
>数百キロはあるだろう
>日本列島ほどの大きさもある超巨大な何かが、ゆっくりと、姿を現そうとしているのだ

日本列島は北海道から九州までも1000kmを越え、全体では3000kmあります。
数百キロの亀裂では通り抜けられません。
ヒビはどんどん拡大して数千キロになるんですよね?

1000kmだとしてもウルトラマンは2万分の1の大きさ、
我々にとっての0.1mm弱程度の物体に過ぎない、
ダイナ最終章以来のスケール差、どうするのか次の話に期待。
97名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 10:36:47 ID:U788mIev0



        ユ ニ ク ロ ン だ っ − !
98名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 11:15:40 ID:FnNsKFZ10
きっとバキューモンなみに虚弱体質なんだよw
99名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 15:56:51 ID:BOJ1KkYW0
思いつきでスケールばかり大きい敵だして、最後はあっけなく感じるんだよな。
100名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 18:00:57 ID:zPpUF/wI0
実際グランスフィアも惑星サイズ以上のサイズでありながら
ダイナの特攻で倒されたわけだしね。
歴代ウルトラマンは地球上ではパワーを抑えているけど
(そして何故かウルトラマン以上のパワー持つ強豪怪獣も)
実際には惑星破壊クラスのパワーを持っているようだ
101名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 18:47:01 ID:+CyS2wZY0
>96
小学生には難しいんでしょうきっと。
102防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/05/06(火) 19:43:55 ID:6vbHFmQQ0
>96
失礼
日本列島の「幅」の間違いでした
103名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 20:05:32 ID:zPpUF/wI0
という事は500kmぐらいと言う事ですか
ニコニコ動画の地球滅亡シリーズの隕石が400kだったから
墜落するだけで地球の全生命体がほぼ消滅しますね。

まあウルトラマンレオでも暴走した光の国が衝突しそうになったり
ブラックスターが衝突しそうになりレオの光線で破壊された事もあったから
クライン一人でも何とか対処できるでしょうけど
104名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 20:08:44 ID:+CyS2wZY0
>103
小学生には難しいんでしょうきっと。
105名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 20:11:20 ID:g/xaMZTB0
というか、日本の幅とか例えに使うにはピンとこない人多いんじゃないの?
だから、こういう流れになってるわけだし。
106名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 20:31:59 ID:V0m6CXXZO
特撮には何らかのツッコミどころというのがある
作者は意図的にそれを織り交ぜているのだよ
107名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 20:49:26 ID:sWsRBoH90
宇宙にでるとスケール感が狂うのはウルトラの伝統とも言える。

まあ、グランスフィアより小さいってんだからええがな。

グランスフィアみたいに、デカイ図体のくせにバリアでカバーしないと
光線喰らっただけで全体が崩壊しちゃう脆弱な欠点があるとかすれば
倒すことも夢じゃない。
人間でも0.1〜0.2mmの傷が脳の動脈につけば死ぬ可能性あるし。
108名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 21:05:38 ID:r9kRNFWm0
しかしボルヴァン星人はこれだけの超兵器及び艦隊を有しているとなると
デラシオン銀河連邦軍にも対抗できる戦力だよね。
元々は別の宇宙だからだろうけど(ボルヴァンは雰囲気的にネクサス宇宙だろうか)
急に対抗するとんでもない勢力が現れて
デラシオン側も対策におわれているのかな。
109名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 11:39:40 ID:HBRZm8tpO
ふつう、大きさを表現する時は幅ではなく、直径で表現する。
特撮でも幅では表現してるの観た事ないんで、直径の表現に直して欲しい。
110名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 12:14:37 ID:K1evhaaLO
やはり小学生には難しぎるようですな
111名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 14:13:10 ID:LppVXNss0
>>110
幼稚園児みたいに同じことをしつこく言い募らない!
112名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 14:29:44 ID:HBRZm8tpO
なんで>>110みたいな犬の餌にもならない罵倒荒らしが、いつまでもここにいるのだろう
113名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 16:01:03 ID:89LrpQGs0
>>112
オリジナルスレが最悪だからってさ。
114名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 17:44:16 ID:blqG/X4e0
何だ、また自作自演か。
115名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 18:44:48 ID:K1evhaaLO
豚の糞にもならないようなスレには
犬の糞にもならないレスがちょうど良い
116名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 19:37:55 ID:SgnPydys0
ID:K1evhaaLO

本日のNG推奨ID
117名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 23:18:43 ID:K1evhaaLO
過疎モードに突入
118名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 23:43:13 ID:K1evhaaLO
まあそう慌てるなよ
来月半ばまでは作品はUPされないぜ、
それまでグダグダで持たせるか、放置で落ちるの待つか。
選択肢は二つしかないぜ
119名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 00:31:37 ID:/a6lTBOK0
この自演はなに?w

餌?www
120名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 11:56:10 ID:dzDzabnzO
クラインという名には、どういう願いが込められてるの?確かメビウスの場合は、未来は無限大だかだったけど。
121名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 12:25:18 ID:9McB0DJyO
118の内容は116へのレスさ
122名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 18:34:23 ID:twJp+43L0
表裏の区別を持たない2次元曲面にはメビウスの帯がある。
メビウスの帯が2次元のテープ状のものをひねり表をたどっていくと
そのまま裏に行き着くようにしたのに対し、
クラインの壺は3次元のチューブをひねり内部をたどると
外部に行き着くようにしたものである。
また二つのメビウスの帯をそのふちに沿って貼り合わせると
クラインの壺ができる。

小学生には難しかったかな?

123名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 20:19:52 ID:dzDzabnzO
>>122
そういう事を質問してるんじゃないけど?
ネットで調べたのをコピペしておいて、あんたなんで偉そうなの?
124名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 20:41:28 ID:twJp+43L0
次元が高くなっただけなんだから、だいたい想像つくだろう。
発案者は単純な連想だけで名前つけたんだろうからさ。
願いも何もあるかよ。
125名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 20:45:52 ID:twJp+43L0
>>123
前スレの「脊髄反射」みたいな自爆がないように
説明文だけネットから引用させてもらっただけだよ。
126名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 21:01:55 ID:lM7vs/nL0
クラインの壷が物語の舞台である歪んだ世界を象徴しています。
作品に込められたテーマはたとえ異なる世界のものとでも共にわかりあえ、生きていける「共生」です。
127名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 21:49:44 ID:OoT4JmMb0
メビウスがメビウスの輪だから、単純にクラインの壷を持ってきただけ。
意味は後から無理やり考えればいい。
128名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 22:04:42 ID:twJp+43L0
わかりやすく他の例で例えるなら、
タロウという名前からジロウを連想して(持ってきて)
ウルトラマンジロウ
なんてのを作ったようなものだ。
129名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 00:55:30 ID:3oV0cOPD0
メビウスで未来は無限だとはいうものの、落ち着いてよくみりゃ
どうみても後付けで
メビウスの帯と∞無限大は元々別の概念でホントは関係ないけどな。

まあ、ええんでないの?それで。

大体、そもそもメビウスもクラインも人名だし....。
たまたまメビウス家やクライン家に有名な数学者が出ただけで...

あ、綴りがKlineでなくてclineなら「連続変化」って意味だから、
「変化し、成長し続ける未来」とかにしとけば?
130名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 01:44:29 ID:D5Q9ELg/0
さりげなくメビウスを貶してるんじゃないよ。

あきらかに、クラインはメビウスを意識してつけられた名前なんだから。
131名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 02:36:53 ID:3oV0cOPD0
>>130
>さりげなくメビウスを貶してるんじゃないよ。

なんで貶としているのさ?

おれ、メビウスもすきだよ。
ただ、無限大がどうとかの宣伝用のキャッチフレーズはどうでもいいかなと。
やっぱ、本編の中身でしょう。
132名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 09:07:48 ID:hg6WESxCO
>>120の質問から、なぜメビウスは意味こじつけと当然言い出すのかな。
ふつうにクラインの名にどんな意味が込められてるかだけ答えればいいのに。
133名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 12:20:33 ID:hSz8FuOuO
120の質問からメビウスは意味こじつけなどと誰も言ってないが
被害妄想が激しいようですな
134名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 18:49:13 ID:7wZpcHwF0
こじつけではなくて根本的に解釈を間違えている
ってことなんだよな。
これまた小学生(>132)には難しすぎるようだな。
135名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 20:02:23 ID:1KnEbNei0
どうせ過疎ってるんだから粘着する意味ないんじゃね?
136名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 21:33:04 ID:2GWwR57C0
>>132=134

相手が小学生と判ってる時点で小学生の自演てことだろ。
137名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 22:45:24 ID:7wZpcHwF0
レディスセランと、仕事で行った独国で購入したクリット神経クリームを調合してから、剥いたクリ亀頭部に神経に沿って塗り暫く放置。
もちろん開脚で、机に縛り付けた状態で。(長時間なので開いた脚が痛くならないように工夫して)
その間、凄いクリ責めのVideoを米涼似のカノに見せる。
(はっきり言って米倉より顔立ちはきれい。そんな女性でも以下のようになってしまうんですからプロ栗冥利につきます)

そんなVideoを見せられながら、媚薬が浸透してくれば必ず愛液たらたら、いや、だらだらになるので、そうなったところで
それでも亀頭周辺のみを延々に触れるか触れないくらいで焦らし責めを続ける⇒ 寸止め地獄!
すると、あのきれいな顔で『お願い。。。もうクリいじって。。。』と自分の意志で言わせてから、漸く陰核亀頭にローターをロックオン!!
すると、もの凄い声で逝きまくり、逝く度に潮(尿)噴きまくります。

それでも連続逝き(剥き栗直にローター)をやめないとどうなるか??
(但し、自身で続けるのは女性には耐えられないかも。。。です)

答え⇒腰が細かく震えてきて、その後は机ががたつくほど腰がガクブル状態続きます。
マジですよ!

但し、陰核の過密な神経系(陰核背神経=解剖学)を考えて、あてがう位置は連続逝きの最中でも微妙にずらしています。
本当に凄いことになります。
たぶんマニアック系AV(ポルチオエステでも)でもそこまではしてないですね。

実は女のカラダはそれからが面白いのですが。。。
それは神秘の世界なので、そこからは是非ご自身のご参考になさってください。
138名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 22:59:44 ID:TOVhKge5O
終了
139名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 03:23:06 ID:UvpJe1Yu0
まだ、「終了マニア」がいるのか....
クドいぞ。
140名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 08:59:40 ID:En9mebol0
「終了」にだけ反応する「終了ファン」がいるのも事実
141名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 10:50:44 ID:1zN/BriLO
どちらにしてもツマンネ
142名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 12:38:48 ID:pqqI9jXT0
オリジナルの怪人や怪獣、ヒーローとかをこの板で書いてる奴は最悪なんですか?
143名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 13:10:37 ID:En9mebol0

そこからまた自作自演を始めるんでしょう?手口はミエミエだよ。
144名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 15:54:09 ID:En9mebol0
それでは自作自演劇場スタート
145名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 18:38:37 ID:xbCJTLmR0
自作自演劇場終了
146名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 20:46:51 ID:TAOF6Sbs0
ところで平成ウルトラマンシリーズの謎で意味不明だったのが
ガイアの最終章でゾクが現れる直前街中を徘徊していた魚人
本ではあれは人々を不安にするため根源破滅招来体が演出した幻と書いてあったけど
クラインの設定ではあれは
ルルイエを崇める者達で(クトゥルフ神話でのインスマスの魚人とか)
45話にもクトゥゾーアが世界を暗雲に染める中、世界各都市に
実体化して人々を襲うというのはどうだろうか
147名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 00:07:10 ID:C6yjm9Fv0
微妙かな。
148名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 03:42:33 ID:Ib/cxwzZ0
>>146
元ネタはインスマスの魚人だろうが、それなら
ダイナのディゴンと同類じゃない?
149名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 07:16:59 ID:dkmONrB10
そのディゴンを流用したのがあの魚人だったんじゃなかったかな
でもクトゥルフファンの小中先生が魚人を出したことには
クトゥルフ的要素が根源破滅招来体にもあると思う。
150名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 12:22:20 ID:C6yjm9Fv0
なんだ、またネタのパクリ持ってきてたのかよ・・・。
151名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 15:24:57 ID:g+C1N4QS0
いあいあくとぅるふ
152名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 18:11:38 ID:UBTdtldV0
自作自演劇場終了
153名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 21:24:15 ID:DI9HAbpY0
そういえばディゴンはスヒュームの配下だったね
スヒュームは最初の予定ではスフィアだったようだが・・・。
スヒュームもゾーリックの配下だったんだろうか
154名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 12:10:41 ID:CHNalit1O
過疎った責任を一部の過激な執筆者はどう取るのだろうか。
155名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 18:19:37 ID:CRowQR0w0
長時間に及び自慰行為、宮城県在住男子高校生死亡
(2008年5月10日)
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/mental/1210261142/

昨夜、宮城県名取市在住の私立男子高校生が上半身のみ衣類を着用した死体が男子高校生の部屋から発見された。
宮城県立病院の診断によると、精巣内から過度の精子が分泌され、脳波が興奮状態に陥った時に心肺が停止したと見られる。

死亡解剖の結果、この日青年は数十回にも及ぶ自慰行為をし、性ホルモンの過剰分泌が原因で急死したという。
医学では性ホルモンの過剰分泌によっておこる症状を総称し、『テクノブレイク』と言われている。

テクノブレイクによる急死は年々増加傾向にあり、1997年の12〜16歳の少年は全体の0.01%だったのに対し、
年を増すごとに約3倍以上のペースで増え続け、本年は最高の0.3%にまで及んでいる。

近年コンピュータプログラムの発展により、ポルノ等の児童に害を及ぼす映像が流出しやすい環境になっている。
米国国議会ではテクノブレイクによる急死の増加により、ポルノ規制を強める傾向にある。

青年の親は「学校を休むことが多く、自分の部屋に閉じこもっていることが多かった」と供述している。
156名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 18:51:26 ID:Pj+s8UKM0
まあ来月半ばまで気長に待つとしましょう
157名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 21:12:18 ID:J8vpEydN0
>>154
今頃1人で続きを妄想しながら書籍化してんじゃねえの。
あの騒ぎなければもう少し作者がいたのにな。
158名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 21:33:19 ID:jf3WR/IT0
一人とか詳しいな。
どうせお前だろ。
159名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 21:51:36 ID:lqcgNAw80
160名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 21:54:50 ID:Pj+s8UKM0
そろそろ40話と
ダーククライン編がどこまで進捗しているか
聞きたいのですがどこまで進んでいますか?
161名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 22:25:01 ID:Pj+s8UKM0
個人的には
ダーククライン編は
スバルと四聖獣の絆を描いてみてはどうかと
思っているのですが

ドーン「君に試練の時が来たようだ・・・私たちの力
    相反する存在・・・ゾーリックの
    化身に勝つためには君自身の本当の心の強さが必要となる」
神主「君の守るという信念は多くの命を救ってきた。わしらも
   その戦いをじっと見つめてきた。
   だからこそその事は誇るべきことだとわしは思うよ」
フェニーチェ「自分の心の中の優しさを勇気を信じてください
       あなたの心の中にどんな闇夜でも
       羽ばたける光輝く翼があるのですから」
ミズノエノリュウ「今こそ、スバル・・・我らと汝の絆を光に代え
         共に戦おうぞ!!」
162名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 00:01:07 ID:jf3WR/IT0
連投はやめとけ。
163 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 09:12:50 ID:hcjHGxbU0
39話でナイトの3人が死んで、40話で佐藤、新メンバー2人加入なら
いつでも投下出来ますが、分からないので長いこと待ちわびてます。
164名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 09:29:25 ID:IiMq3rd+O
つーか殺すなよ
165名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 17:52:01 ID:ftflv8AP0
>>163
いつでもどうぞ

>>164
キャラ設定当初は佐藤、山田、田中、鈴木、森、高橋、山本、それから新メンバーの2人は
全員殉職するキャラのはずだったと思うけど。名前が適当なのはそのため
…まあ、佐藤や森あたりはキャラが立ってるし、殺したくない気持ちもわからなくは無いけど
166 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:05:04 ID:bSmEUNgl0
第43話 「漆黒の翼」
根源破滅凶鳥 シャンゾク登場

日本支部、格納庫。
周囲の他の機体とは一線を画する漆黒の機体に視線が集まる。
「最新鋭装備搭載の新型機体、ハルバードブラックドラゴン(BD)か……見事なものだ」
鬼塚もただただ感心している。
「まだ、これ一機しかないんですよね? よく日本に配備されることになりましたね?」
「ロブ総監の判断だ。日本が集中的に侵略されるのを考慮してくれたらしい」
「本部にもやっと理解してもらえるようになったってことですね」
イデイとオマエザキの会話にコガラシも満足げである。
「…先輩、凄いですね…」
「…ああ…」
「地味なんだよ。お前らは!!」
吉田と内藤につっこむ佐藤。
「この機体も見事ですが……バレンタイン先輩。この基地には綺麗な女性が多いですね」
「加藤、お前とは気が合いそうだな。ただ里見には手を出すなよ」
BDそっちのけで盛り上がる二人。
喜び浮かれるメンバー達の片隅で、スバルは一人真剣な面もちでBDを見つめる。
「タキヤさん…」
167 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:06:23 ID:bSmEUNgl0
中米のある遺跡。
不気味な子供は山腹に描かれている巨大な鳥の絵を凝視して呟いた。
「これが神と崇められている伝説の怪鳥か…古代から人間は空に憧れてきた。そして、空を自由に飛び回る鳥に神を見いだした」
子供は祈るようにして念を込める。
「私も鳥となろう…大いなる翼で天を駆け巡る…神の鳥に…」
大地が震え、闇が噴き出してきた。

指令室ではグレゴリーによってBDについての説明が行われていた。
「このように、BDは大気圏内ではブースターを使用出来ないので機動力が若干落ちます。その欠点を補う装備がIAMです」
そのとき、サイレンが鳴り響いた。
「メキシコでパワースポットの異常エネルギー振動を確認。現地チームが闇と接触しています」
エリーの説明と共にモニターにその様子が映される。
168 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:07:08 ID:bSmEUNgl0
遺跡から立ち上る闇。
その周囲をウイングとチェスターが飛び回る。
空に立ち込める闇は徐々に集まり、大きな鳥の姿を形成した。
凶鳥シャンゾクの翼から舞い散る羽は辺りを闇に塗り込める。
チェスターとウイングはレーザーバルカンを連射するが全て闇の中に霧散していく。

「何だあれは!?」
驚愕の光景に分析が進められる。
「立ち込める闇の影響で一定以上のエネルギーは拡散されてしまいます。光線は使い物になりません」

チェスターから放たれた無数のスパイダーミサイルがシャンゾクを取り囲む。
シャンゾクは急激な旋回を繰り返し、スパイダーミサイルの包囲網をかいくぐる。
「何!?」
標的を失ったミサイルは空中でぶつかり合って自滅した。
その爆煙を大きな翼で吹き飛ばしながら戦闘機に迫り来る。
漆黒の翼が横一閃に駆け抜けると同時に全ての戦闘機が爆発に包まれた。
169 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:08:04 ID:bSmEUNgl0
日本支部、指令室。
本部のイルマから通信が入った。
「本部から日本支部への協力要請よ。コードネーム『シャンゾク』に対して、日本支部のBDの出撃が決定したわ」
指令室に衝撃が走る。
「レーザーを無効化し、スパイダーミサイルも当たらないとなると…必然的にそうなりますか」
石室の答えを聞いたグレゴリーが解説を始める。
「シャンゾクの羽が生み出す闇はパワースポットの異常エネルギー振動に共鳴しています。もしシャンゾクが世界中のパワースポットを闇に包み込んだら…」
「ゾーリックの封印が解ける…ということですか?」
スバルの問いかけにグレゴリーは黙って頷く。
「至急、出撃を!」
「でも…誰がBDに乗るんです?」
スギカワラの一言で生じた沈黙が指令室を支配する。
それもそうだ。
最終調整が済み、配備されたばかりの世界で一つしかない最新機体。
おまけに今回の敵に対して、現状唯一対抗可能な機体。
誰にとっても荷が重い。重過ぎる。
「僕が行きます!」
全員の視線を浴び、スバルが高々と手を上げながら懇願する。
「僕に行かせてください!」
「私からもお願いします」
スバルの発言にオマエザキが続いた。
「リーダー!?」
「万が一のときは、チームリーダーの私が責任を取ります。スバルに行かせてやってください」
スバルとオマエザキの二人が頭を下げる。
それを見た石室の口が開いた。
「分かった。スバル、直ちに出撃だ!」
「了解!」
スバルは格納庫へと駆けていく。
170 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:09:58 ID:bSmEUNgl0
格納庫内、BDのコクピットに座ったスバルは機内を見渡し、目を瞑る。
すると、以前に光の中で見たタキヤの姿が蘇った。
本当に自分に彼の意志を継ぐことが出来るのか。
そこに通信が入る。オマエザキからだ。
「スバル、気分はどうだ?」
「リーダー、問題ないです」
嘘だ。
本当は今にも不安に押しつぶされそうになる。
名パイロットの後釜としての重圧は半端じゃない。
「どうしてですか?」
「ん?」
唐突なスバルの問い掛けにオマエザキは驚く。
「どうして僕をパイロットに推薦してくれたんですか?」
「前にタキヤの話をしたろ。その機体にはタキヤの思いが詰まってるんだ。それに応えられるのはお前くらいしかいない。俺はそう思った」
「リーダー…」
スバルはプレッシャーで硬くなっていた体から力が抜けたのを感じた。
「あまり気負わず…頑張れよ」
「はい! ハルバードブラックドラゴン出撃します!!」
今、漆黒の翼を大空に広げ、基地から新たな光が飛び出した。

171 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/14(水) 18:11:53 ID:bSmEUNgl0
スバルは進路を南に取り、ひたすら突き進む。
参謀からの報告によれば既に南半球の主要パワースポットはシャンゾクの闇で汚染され、残るはオーストラリア、エアーズロックのみ。
飛行を続けるBDのレーダーに何かの反応がある。
「…接近してくる!?」
海上を飛ぶBDと、その周辺の海域…」
シャンゾクの口から溢れ出た闇がスバルに迫り来る。
スバルは懐のボトルプリズムに手をかけるが、何かを考え、手を操縦桿へ戻す。
(その機体にはタキヤの思いが詰まってるんだ)
スバルの頭の中にオマエザキの言葉が、そしてクラインの光の中に見たタキヤの姿が蘇る。
「この機体は…絶対に落とさない!!」
膨大な闇がBDと激突する。
「スバル!!」
指令室のモニターの前でオマエザキが叫んだ。

「何?」
子供が驚くのも無理はない。
闇の中から聞こえてくるエンジン音。
そして、闇を突き破って再び漆黒の機体がその姿を現した。
「スバル隊員は無事です!」
指令室に歓声の嵐が巻き起こる。
スバルを救ったのはBDの驚異的な防御力とタキヤを参考にした機体への被害を最小限に押さえる技術だった。
「反撃開始だ。ウルブズ、ファイア!」
BDから放たれた複数のミサイルがシャンゾクを取り囲む。
個々のミサイルには「I am」のロゴと狼のシルエットがペイントされている。
これが最新鋭装備IAMが「ウルブズ」と呼ばれる所以の一つだ。
そしてもう一つ………
172名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 18:58:57 ID:040pluGX0
連投規制にひっかかりましたな。
173名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 20:46:38 ID:IiMq3rd+O
やれやれ
174名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 22:00:20 ID:Iop3PD+l0
おお、43話出来ていましたか。
これで来月半ばには39話が出来たら
以降も47話もほとんど完成みたいですし
そろそろ最終章の準備をしましょうか・・・。
175名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 22:04:26 ID:N1cpvotN0
完成すれば色々できるしね。
176 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:22:26 ID:TB5ZCYus0
スバルは進路を南に取り、ひたすら突き進む。
参謀からの報告によれば既に南半球の主要パワースポットはシャンゾクの闇で汚染され、残るはオーストラリア、エアーズロックのみ。
飛行を続けるBDのレーダーに何かの反応がある。
「…接近してくる!?」
海上を飛ぶBDと、その周辺の海域が巨大な影に包まれた。
スバルが頭上を見上げると、凶鳥シャンゾクが進路を南に宙を舞っている。
「ターゲット確認。追跡します!」

オーストラリアにたどり着いたスバルとシャンゾクを不気味な子供が見つめていた。
「…来ましたね」
シャンゾクの口から溢れ出た闇がスバルに迫り来る。
スバルは懐のボトルプリズムに手をかけるが、何かを考え、手を操縦桿へ戻す。
(その機体にはタキヤの思いが詰まってるんだ)
スバルの頭の中にオマエザキの言葉が、そしてクラインの光の中に見たタキヤの姿が蘇る。
「この機体は…絶対に落とさない!!」
膨大な闇がBDと激突する。
「スバル!!」
指令室のモニターの前でオマエザキが叫んだ。
177 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:23:55 ID:TB5ZCYus0
「何?」
子供が驚くのも無理はない。
闇の中から聞こえてくるエンジン音。
そして、闇を突き破って再び漆黒の機体がその姿を現した。
「スバル隊員は無事です!」
指令室に歓声の嵐が巻き起こる。
スバルを救ったのはBDの驚異的な防御力とタキヤを参考にした機体への被害を最小限に押さえる技術だった。
「反撃開始だ。ウルブズ、ファイア!」
BDから放たれた複数のミサイルがシャンゾクを取り囲む。
個々のミサイルには「I am」のロゴと狼のシルエットがペイントされている。
これが最新鋭装備IAMが「ウルブズ」と呼ばれる所以の一つだ。
そしてもう一つ………

シャンゾクはウルブズの群れを再び急旋回で回避しようとする。
しかし、ウルブズはこれまでのミサイルと違い、空中で自滅することはなかった。
ぶつかり合いそうになる前にどちらか一方がコースを変更している。
またあるミサイルはシャンゾクの急激な動きに対応して、追尾や先回りをしていく。
個別にひたすら愚直に目標を追尾しようとする通常のホーミングミサイルと異なり、IAMは常に集団で使用され、ミサイル相互に通信/判断/連携して集団で目標の逃げ道を塞ぎながら追い詰める。
完璧な猟犬、それがウルブズ。
ウルブズがシャンゾクの行動を制限することでホーミングミサイルも有効に働くようになった。
幾つものミサイルがシャンゾクを完全に包囲する。
「とどめだ!」
178 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:24:39 ID:TB5ZCYus0
数多くのミサイルが一つ、また一つと命中し、連鎖的に爆発していく。
凄まじい爆発が巻き起こり、シャンゾクの体は細かい粒子となって闇と一緒に消えていった。
「よっしゃあ!!」
「スバルがやってくれたぜ!」
興奮沸き立つ指令室。
財前とバレンタインも手を取り合って喜びを分かち合う。
「あの……」
そんな中、陰の方から吉田が地味に呟く。
「どうした? 浮かない顔して?」
「バレンタイン先輩……エネルギー振動が止まってないんですけど…?」
「何!?」
179 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:25:00 ID:TB5ZCYus0
着陸したスバルは辺りのパワースポットの調査を始めていた。
微弱ではあるが異常エネルギー振動は続いている。
「シャンゾクは確かに倒したのに…何で振動が止まらないんだ?」
「地球があるからですよ…」
聞き慣れた声に慌てて振り向くスバル。
「…ゾーリック。またお前の仕業か!」
「ノアから既に聞いているでしょう? この星に眠る存在を……大地から込み上がる我が全て!!」
歓喜の声を上げる子供に向かって、スバルは言い放つ。
「このまま…お前の好きになんかさせない。お前がどんなに強大であろうと、僕達は負けやしない!」
そんなスバルを子供は鼻で笑う。
「あなたは絶対に勝てませんよ、ウルトラマンクライン…」
「何?」
「あなたを倒すのは私ではない。あなた自身です」
子供が指を鳴らすと空にワームホールが開き、闇が噴き出してきた。
エネルギー振動に合わせて、大地からも闇が湧き上がる。
180 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:25:30 ID:TB5ZCYus0
何層にも渡るそれらの闇が、一つになろうと一点に集中し、やがて闇は人間の姿を象っていく。
着ている服の色調は黒が目立つが、どこか見慣れた青年の姿。
それは紛れもなく、つい先程までスバルが追い求めていた名パイロット、『タキヤ・ユウ』の姿だった。
スバルはかつて似たような経験をしたことを思い出した。
「君は…カオスヘッダー?」
タキヤに良く似た青年はゆっくりと首を横に振った後、スバルを真っ直ぐと見つめた。
「俺は…クライン。ウルトラマンクラインだ!」
青年は懐から取り出した黒いボトルプリズムを高々と掲げる。
青年は闇に包まれて、巨人へと姿を変えていく。
ウルトラマンクラインと酷似した闇の巨人がスバルの前に立ちはだかった。
「見たまえ…ウルトラマンクライン。あれはあなたが仲間と絆を紡ぐ一方で、排除してきた者達への思い。それが彼を産み出した…あなたの光に対する闇…ダーククライン」
子供の言葉がスバルの胸に響く。
ダーククラインは闇の小刃、ダークスライサーで辺りのパワースポットを破壊していく。
「闇に負けたりなんかするもんか…クライーン!!」
スバルはボトルプリズムを高々と掲げる。
181 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:26:57 ID:Qi2Co6/i0
光に包まれて現れたウルトラマンクラインはダーククラインと対峙する。
しかし、スバルは何かがいつもと違うことに気が付いていた。
口では上手く言い表せない妙な違和感。
スバルがその違和感の正体に気が付いたのは一歩踏み出したときだった。
戦闘も始まらぬうちに変身が解けていき、スバルは再び人間の姿に戻ってしまった。
「これは…クラインと共鳴出来てないのか…? どうして!?」
クラインは何も答えない。
「…敵前逃亡か? 情けない…」
そう言い残し、闇の中に消えていくダーククラインを前にスバルは何も出来なかった。
182 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:27:35 ID:Qi2Co6/i0
第44話 「闇の巨人」
ダーククライン 根源破滅大魔獣ゾール 根源破滅龍神イグゾム 根源破滅獣王ニグリゾス 根源破滅凶鳥シャンゾク 登場

暗がりの部屋の中でモニターと向かい合う男。
忙しなくキーボードを打ち、データをどこかへと転送していく。
その背後から子供が語りかけてきた。
「作戦は順調なようですね。流石です」
「いやいや、主ほどではありませんよ。まさかクラインの心の闇を巨人にするとは…お見事です」
「光があれば闇もある。それはあなたの方がよくご存知でしょう? ノアに対する闇なのですから…」
不敵な笑みを浮かべる子供の言葉に男の手が一瞬止まったが、何事もなかったかのように男は作業を再開する。
「今の私はもうダークザギではありません。主の忠実なしもべ、ダークルシフェルです」
「そうですかね……」
183 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:28:13 ID:Qi2Co6/i0
神々しい光の中、スバルとクラインが向かい合う。
「クライン…何故共鳴出来なかったんだ? 守るべきものを守る為なら、僕達は共に闘えるんじゃなかったのか?」
(スバル…私は…ダーククラインとは闘えない…)
「何故だ…?」
(私は君と出会う前に一人の人間の命を犠牲にしてしまった。ゾーリックの言うとおりだ。私の力が仲間と紡いだ絆の光だとすれば、ダーククラインは絆を否定する絶望の闇だ。怪獣、宇宙人、人間。私はいったいどれだけ多くの命を犠牲にしてきたか… )
「でも、君がいなければ守れない命も多くあった筈だ!」
(…その為には他の命を犠牲にしてもいいのか? 君は確か、以前に同じことを言ったゼイオスに対して、怒ってはいなかったか?)
「それは…」
(当然だ。スバル、君は素晴らしく、強い心を持っている。みんなを大切に思う優しい心を。だからこそ聖獣も力を貸してくれたんだ。私は…君のように強くはない…)
「待ってくれ! 違うんだ。クライン!!」
184 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:29:01 ID:Qi2Co6/i0
自室のベッドで目を覚ましたスバルはボトルプリズムを片手に、立ち上がって窓の外を眺めた。
月灯りに照らされた水面は微かに揺れている。
「僕だって…そんな強い訳ないじゃないか…でも……」

指令室に集められたチームファイターにフブキが指示を出していく。
「シャンゾクの侵略後、日本でも異常エネルギー振動を始めたパワースポットがある。そこで万が一に備え、チームファイターにその地点の調査をしておいてもらいたい」
「了解!」

空を駆けるウイングとBD。
「そういえば目的地はスバルさんの地元なんですよね?」
「うん。久しぶりだな…」
スギカワラの言葉に物思うスバル。
「スバル、お前休暇の度に地元に帰ってるが、結局親御さんに会えてないんだろ? ちょっと顔を見せてきたらどうだ?」
「リーダー!? しかし、任務の最中に私情は……」
「少しくらいなら構わんさ」
「リーダー…ありがとうございます!」
185 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/15(木) 16:29:38 ID:Qi2Co6/i0
田畑に囲まれた田舎の風景。
都会では珍しい大きな一軒家だが、田舎ではさも当たり前のように立ち並んでいる。
スバルは懐かしく思いながら、ある一軒の家の門をくぐった。
「ただいま!」

茶の間に座るスバル。
台所でお茶を淹れる母、マチコの後ろ姿を見て、幼い頃のことを思い出す。
怒り狂う父に対し、同じように背を向けて一人泣いていた母。
「久しぶりだね。元気にしててよかったよ……」
「なかなか顔出せなくてごめんね、母さん」
「いいんだよ、お前が元気なら。制服着てるってことは今日も本当は仕事なんだろう?」
「うん。リーダーが少しくらいなら構わないって言ってくれたから」
「そう…」
台所から出てきたマチコはスバルに茶を差し出す。
柔らかな日差しが二人を包み込んでいた。

「じゃあ、そろそろ行くね」
「気をつけてね」
門をくぐり、数歩歩いたところでスバルは振り返った。
「母さん…その後、父さんとはどう?」
「大丈夫よ……いつまでも心配してないで行ってらっしゃい!」
「行ってきます!」
駆けてゆくスバルの背中をマチコは見つめていた。
186名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 18:42:29 ID:bnqfEJsA0
43話お疲れ様です。
シャンゾクとBDのドッグファイトの描写が見事でした。
そして驚いたのはゾーリックの狙いがスバルではなく
クラインの意志そのものだった事です。
命を護るために命を奪う矛盾、アル意味ウルトラマンシリーズの
命題ともいえるこの問題にどうスバル達が答えを出すのか期待しています。
187名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 19:05:19 ID:L7GOoOLx0
ってか初代スレ主さんはどこいったの?
あの人の書く話好きだったのに
188名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 19:17:20 ID:bnqfEJsA0
仕事が忙しいのではないだろうか
結構生涯がかかっているという発言していたし
もしかしてそれが元で課長とかになったのかも
責任も重大になるだろうし
189名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 19:52:23 ID:YswG8BM0O
確かに初代のは良かったね。
やっぱり執筆者は誰でもOKにせず、実力を見極めてお願いするべきだったね。
190名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 21:47:45 ID:5ev3H3Kw0
>188
妄想が大好きだな。
191名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 22:59:50 ID:rWl7Lep5O
ウルトラマン自体が妄想だからな
やっぱりそんなの考えてる奴は最悪だな
192名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 07:32:26 ID:UZtB8bSz0
43話ミサイル「ウルフズ」の自己判断システムと連携行動
いうのがかなり強力な武装だね。
今後激しくなる根源破滅招来体との戦いでも役に立ちそう。
しかしゾーリックって性格がヤプールに似ているな。
遺跡の絵に自分の姿を変えるところとか超獣みたいだし
何よりクラインやダークザギに対するネチネチした言い方ややり方が
それそれの心に重く突き付けられるのはヤプールのやり方そのもの
(ダークザギはすぐに上手くごまかしていたけどゾーリックには見抜かれているよう
だし)本当恐ろしい敵だと思う
193名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 08:27:40 ID:g56kf36v0
WWW
194名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 15:41:47 ID:4/qo5pRJ0
ゾーリックも恐ろしいが、これからクラインに変身できるかどうか心配だよ。
どうメンタルケアをするのかが今後の展開のキーだね。
はやく立ち直ってほしいよ。
195 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:35:21 ID:IuwLon0J0
光に包まれながらウルトラマンクラインが姿を現した。
しかし、その光はいつもより弱々しく、姿も心なしか朧気に見える。
「来たな…ウルトラマンクライン!!」
空へ飛び立ったダーククラインをクラインは後追する。
ダーククラインは闇を得た右手を飛行する前方へと向け、右手から発せられた闇で自らを包み込んだ。
クラインはそのまま自分も闇の中に入っていき、やがて闇共々二人の巨人も姿を消した。

禍々しい異空間に降り立った二人の巨人。
クラインへ不気味な子供が語りかけてくる。
「クライン…ここはあなたの心の闇。そしてダーククラインはあなたの弱き心。どうだ? 己の弱き心を見せ付けられ、倒さねばならぬ気分は?」
動揺して動きが鈍ったクラインにダーククラインの闇が容赦なく降り注ぐ。
(スバル…やはり、私は……)
「クライン…君がけりをつけるんだ」
クラインの体から一つの光球が飛び出していく。
「何!?」
ダーククラインが驚く中、大地に降りた光はスバルとなり、クラインを見守る。
(スバル!? 何をしているんだ!?)
子供も驚きながらスバルに近寄る。
「驚きましたね……まさか、あなたがクラインから分離するとは…勝負を諦めましたか?」
「違う……」
スバルは母の後ろ姿を思い出した後、じっとクラインを見つめ、語りかける。
「クライン! 自分の中の闇の存在を隠してはいけないんだ。僕もそうだった。その闇ときちんと向かい合い、それを受け入れなければ……本当に闇を乗り越えることなんか出来やしない!!」
(スバル………分かった!)
クラインは決意し、気合いを込めてダーククラインと向かい合う。
196 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:36:21 ID:IuwLon0J0
昔よく友達と遊んだ田舎道をひたすらに駆け、遺跡へ向かうスバル。
そんなスバルの前に黒ずくめの青年が姿を現した。
「君は……」
「ウルトラマンクライン。今度こそ逃げずに…俺と闘え!」
青年は黒いボトルプリズムを掲げ、巨人へと姿を変えていく。
「クライン…俺はお前から産まれ、お前を倒す!!」
ダーククラインはダークスライサーを周囲のパワースポットへ乱射していく。
「クライン! 僕達も!!」
(スバル…私には……)
尚もやむことを知らないダーククラインの攻撃でパワースポットが次々と壊されて動植物が被害に遭っていく。
燃え上がる森、鳴き叫ぶ獣、鳥。
「でも…目の前の命を犠牲にするわけにはいかない。闘おう、クライン!」
スバルはボトルプリズムを取り出し、天高く掲げる。
197 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:36:57 ID:IuwLon0J0
光に包まれながらウルトラマンクラインが姿を現した。
しかし、その光はいつもより弱々しく、姿も心なしか朧気に見える。
「来たな…ウルトラマンクライン!!」
空へ飛び立ったダーククラインをクラインは後追する。
ダーククラインは闇を得た右手を飛行する前方へと向け、右手から発せられた闇で自らを包み込んだ。
クラインはそのまま自分も闇の中に入っていき、やがて闇共々二人の巨人も姿を消した。

禍々しい異空間に降り立った二人の巨人。
クラインへ不気味な子供が語りかけてくる。
「クライン…ここはあなたの心の闇。そしてダーククラインはあなたの弱き心。どうだ? 己の弱き心を見せ付けられ、倒さねばならぬ気分は?」
動揺して動きが鈍ったクラインにダーククラインの闇が容赦なく降り注ぐ。
(スバル…やはり、私は……)
「クライン…君がけりをつけるんだ」
クラインの体から一つの光球が飛び出していく。
「何!?」
ダーククラインが驚く中、大地に降りた光はスバルとなり、クラインを見守る。
(スバル!? 何をしているんだ!?)
子供も驚きながらスバルに近寄る。
「驚きましたね……まさか、あなたがクラインから分離するとは…勝負を諦めましたか?」
「違う……」
スバルは母の後ろ姿を思い出した後、じっとクラインを見つめ、語りかける。
「クライン! 自分の中の闇の存在を隠してはいけないんだ。僕もそうだった。その闇ときちんと向かい合い、それを受け入れなければ……本当に闇を乗り越えることなんか出来やしない!!」
(スバル………分かった!)
クラインは決意し、気合いを込めてダーククラインと向かい合う。
198 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:37:46 ID:IuwLon0J0
ダーククラインの放つ闇の小刃を横にかわしながら、逆に光の小刃を放つ。
刃がダーククラインの胸で弾けたのに合わせてクラインは接近し、右ストレートを叩き込む。
ダーククラインも殴りかかり、拳と拳がぶつかり合い、衝撃が走る。
「それでいいのか…クライン?」
(何だと?)
「所詮、お前は俺から…自分の闇から目を背けたいんじゃないのか? 俺を倒して、消してしまいたいだけじゃないのか?」
(それは……)
クラインが怯んだ隙にダーククラインは十字に組んだ腕から闇を解き放つ。
闇に直撃したクラインは倒れ込んでしまう。
「クライン!!」
スバルの叫びにも返事がない。
「今だ……蘇れ! 闇の使者達よ!!」
ダーククラインの呼び声に合わせて、周囲の闇が徐々におぞましい獣の姿になっていく。
「あれは……破滅獣!?」
四体の破滅獣がクラインを完全に包囲する。
「…とどめをさしましょうか」
子供の合図で四体の破滅獣がクラインに向けて、一斉に闇を放つ。
(……何故だろう。何故私は…)
199 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:38:40 ID:IuwLon0J0
闇が迫り来るそのとき。
クラインの体から眩いばかりの光が溢れ出し、破滅獣の闇を完全に打ち消した。
(…そうだ。確かゼイオスと闘ったときもそうだった……)
光に包まれながらクラインはまた立ち上がった。
(そうか…だから私は闘えるんだ!!)
光を取り戻したクラインはダーククラインと再び向き合う。
溢れ出す光は四体の破滅獣を全く寄せ付けない。
「くそ! 役立たずが!!」
ダーククラインは破滅獣に手を翳すと、彼らを闇に戻し、自分の体内に取り込んでいく。
ダーククラインの体にゾールの殻が鎧のように纏わりつき、背中からはシャンゾクの翼が生え、右腕はイグゾム、左腕はニグリゾスの姿となった。
「破滅獣など道具に過ぎない。絆などなくとも、力を手に入れることは出来る!!」
ダーククラインの全身から放たれる波動が異空間全体を大きく振るわせる。
激しい衝撃にクラインとスバルも吹き飛ばされる。
「それは違う!」
起き上がったスバルは叫ぶとボトルプリズムを取り出す。
スバルの周囲を眩い光が囲む。
「君に試練の時が来たようだ…私たちの力に相反する存在…ゾーリックの化身に勝つためには君自身の本当の心の強さが必要となる」
「君の守るという信念は多くの命を救ってきた。わしらもその戦いをじっと見つめてきた。だからこそその事は誇るべきことだとわしは思うよ」
「自分の心の中の優しさを勇気を信じてください。あなたの心の中にどんな闇夜でも羽ばたける光輝く翼があるのですから」
「今こそ、スバル…我らと汝の絆を光に代え、共に戦おうぞ!!」
「ああ…クラインは自分の闇と向き合った。今度は僕の番だ!」
白、紫、赤、青。四聖獣の光とスバルの光球が舞い上がり、再びクラインと融合する。
200 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:39:36 ID:IuwLon0J0
「四聖獣の光か…それで俺に勝てると思ってるのか?」
「ああ。僕達は負けない…」
クラインはダーククラインの胴体にパンチ、キックの連打を浴びせ、続けてクライニウム光線を放つがゾールの殻に阻まれてダメージを与えられない。
ダーククラインはシャンゾクの翼で空高く舞い上がると、イグゾムの口から闇球を放つ。
クラインはバリアを展開するが闇球はバリアを軽々と突き破って直撃した。
ダーククラインは急降下して、滑空飛行しながらニグリゾスの触手をクラインに叩きつける。
その衝撃で弾き飛ばされたクラインをダーククラインは嘲笑する。
「どうした…俺に負けないんじゃなかったのか?」
「ああ、負けないさ……」
クラインはゆっくり、ゆっくりとダーククラインへと近づいていく。
その姿勢に恐怖を感じたダーククラインは闇球を乱射するが、クラインはそれを腕で防ぎながら、ゆっくり、少しずつダーククラインへと近づいていく。
「ダーククライン。僕達は弱い存在だ…君と向き合ってみて、それがよく分かった。絆を紡ぎ、闘い続ける一方で多くの命を犠牲にしてきた…でも…でも……」
「く…来るなぁ!!」
夥しい闇球の嵐にも、クラインは止まることはない。
「犠牲にしてきた命を力を得る為の道具と考えたことなんか一度もない! 守れなかった命の意志を継いで闘い抜く……それが、命の絆だ!!」
201 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:40:23 ID:IuwLon0J0
クラインはX字にクロスした両腕に四聖獣の光を宿す。
ダーククラインも破滅獣の闇をイグゾムの口に集めていく。
ぶつかり合う光と闇。巻き起こる爆発。
異空間が消え行く中、爆発による光と闇の混沌が漂った。
混沌はやがて一つの光に収束していき、スバルはその中から生還した。
「自らの闇を克服し、光としましたか…」
子供はその光景を見て呟いた。

「スバル! 大丈夫か!!」
爆発のあった地点に集まってくるファイターのメンバー達。
「みんな!!」
スバルは満面の笑みを浮かべると仲間たちのもとへ駆けていった。

その頃、遠く離れた海の底。
見慣れぬ遺跡を包み込む膨大な闇が再び動き出そうとしていた。
続く
202 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/16(金) 16:42:20 ID:IuwLon0J0
以上で担当回終了です。
なるべくこれまでの話を参考に、まとめてみました。
203名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 19:06:46 ID:OBjlsr0i0
44話お疲れ様です。
スバルとクラインのそして四聖獣の心の絆がダーククラインという
心の闇を照らしだすシーンはとてもよかったと思います。
闇を拒むのではなく受け入れつつ尚輝きを失わないスバルの純粋さが
今後の戦いの鍵となるのでしょうか
40話の方も期待しています。
204名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 20:21:35 ID:XQGChRYgO
頑張ったねw
おつかれちゃんww
205名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 20:59:32 ID:7oKP1Ai70
お前もう帰れ!!
206名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 22:09:10 ID:Mqv2pRUB0
終了
207名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 10:08:15 ID:Uo34yDn70
文句があるなら自治スレへ行け
208名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 10:28:57 ID:rRvfvh5gO
自治スレはただのヤジウマ
209名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 10:40:23 ID:DytZylgf0
文句があるなら削除議論スレへ行け
210名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 11:42:01 ID:7l5Oj1wQ0
それよりそろそろ最終章の展開を考えたほうがいいかも
来月にはどうやら最終章に入れるようだし
ウルトラマン全員集合は何話がいいだろうか
211名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 12:18:44 ID:rRvfvh5gO
>209
文句があるなら削除依頼板へいって
不要なレスを削除してもらえ
212名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 18:24:03 ID:e0cUvB2K0
そんなこと言い出したら・・・
213名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 19:57:44 ID:08YbOaLl0
お前らさ、せっかく執筆者様が必死に書いてくれてるんだから
もっと、色々コメントさしあげろよ。
モチベーション下がって書かなくなったら、どうすんだよ。
214前スレ1 ◆1joPdXhFj2 :2008/05/17(土) 22:16:10 ID:ggBLTZ/Z0
>>160
ごめん、長いこと来てなかったら催促されてた。
えっと、単刀直入に言うと……

少なくとも向こう二ヶ月、ことによると半年ぐらい2ちゃんやる時間ないですorz

下手すりゃ訴訟沙汰になりそうなんで詳しくは言えないけど、こっちもリアル仕事の方が大変なことになってて。ごめんなさい。
何とでも言ってください。今は趣味より仕事と金の方が大事です。
215名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 22:30:12 ID:rRvfvh5gO
趣味より仕事、当然のことだよね。
他の作者諸氏も仕事忙しくて書けないんだよね
決してネタ切れで飽きたから逃走じゃないよね
216名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 22:52:30 ID:08YbOaLl0
>>214
なに、円谷から起訴されてんの?w
217名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 23:03:21 ID:mlpCOOYb0
単に飽きたから放置してるようにしか思えないが。
218名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 23:43:49 ID:e0cUvB2K0
初期スレ(過去スレ)では作品がハイペースで次々と上がっていたようだが、
昨年末あたりから「年末はどこの会社も忙しいから書けない」とかいう理由が
流行し始めたかと思うと、今度は季節に関係なく全員揃って仕事忙しいのか。
(実際に忙しいヒトは別として)、
それとも初期スレの作者は全員引きこもりで、今はまっとうな仕事を
している人たちへと作者が全員交代したとでもいうのか?
219名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 23:57:29 ID:08YbOaLl0
権利は主張しないと言いながら、書籍の話が出たとたんに権利を主張して
書かないと言い出したしな。
220名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 00:20:46 ID:KpkPfdiD0
40話、新たな書き手募集しないといけないのか・・・・
それとも35話みたいにそれぞれのパーツ毎に考えるのだったら
自分もできるけど
221名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 11:06:42 ID:cxEYSSoIO
>219
それは違うだろう。書籍に対して権利を主張ではなく、
書籍の話題そのものがウザイだけ。
222名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 11:58:46 ID:KpkPfdiD0
とりあえず今は40話のことを考えよう
ダークバルタンってマックスと戦う前は
バルタン星至上主義者だったよね
で、確かマックスのバルタン星人って昔は地球人と同じ姿で
核実験の失敗でああいう姿になったというふうに記憶しているけど
223名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 12:04:35 ID:KpkPfdiD0
後39話でのボルヴァンとの攻防で
宇宙人に対するFAITHメンバーの感情がどうしても悪い方に見がちに
なりがちでかつてバルタン星至上主義者だっだダークバルタンと
の最初の戦いでも双方で悪い風に見がちなのを(特にチームナイト辺りが)
どう対話に持っていくか・・・
224名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 15:12:48 ID:J69Ng7fI0
そういや、ティガ〜ネクサスまでの平成ウルトラでは
バルタンってマックスとコスモスに出てきてんだよな。
225名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 16:16:34 ID:KpkPfdiD0
コスモスがチャイルドバルタンだったね。
・・・・ちょっとアイデアをひらめいたんだが
タイニーバルタンがチャイルドバルタンを連れて地球を訪れるのは
どうだろうか?
本来ならいくらナグモ機関がエネルギー吸収銃で武装していたとしても
タイニーバルタンの魔法でやっつけちゃうぐらいなんて事はないはず
そこでチャイルドバルタンと一緒にムサシ達を探していたとき
チャイルドを人質に取られやむ終えず囚われてしまったとか
226名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 16:24:21 ID:BVD8hZ+H0
>> ID:KpkPfdiD0

こいつの無駄な連投もウザイな。
227名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 00:01:58 ID:cxEYSSoIO
終了
228名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 00:38:12 ID:rExzZ34j0
創作系が潰れる原因は、初期メンバーやら自治厨が仕切りだして
新人が来なくなるからなんだよな。
排他的だから末ろも知れてる。
229名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 00:49:34 ID:9jNWczT80
終了、終了と変な方向に仕切りたがったりする奴の方が最悪。
230名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 06:04:48 ID:CZ47g7yC0
終了と煽っているよりは40話の話でも考えた方が建設的
じゃないかな。
231名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 09:08:42 ID:9SgqtnI4O
あげてる奴は荒らし。
これ定説。
232名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 10:21:37 ID:hQ3iCqIXO
荒らしをスルーできない奴が最悪の荒らし
これ最強の定説
233名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 13:57:53 ID:9SgqtnI4O
もう一度、最初から作り直すか。
大風呂敷広げすぎで、グダグダになってるし、新設定でメビウスとティガが共演とか
含めて考え直そうか。
234名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 15:13:03 ID:hQ3iCqIXO
こんなもの何度やってもいっしょ
プロがつくる実作品でさえあのようになるのに、
素人がつくればなおさらのこと
235名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 20:28:54 ID:fi9k6Rfu0
スレ立て直そうかね。
236名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 20:38:41 ID:8jXC34uq0
ちょっとそれはまだ早いんじゃないか
それに同じ世界で別のFAITH支部で別のウルトラマンが
ゾーリックとは別の敵と戦っていたでもいいと思うんだ
ジェネシススレでもヘリオスという別の戦士がいるようだし
日本で東京はクラインが、その頃大阪より西では別の敵により
次元断層により区切られ別の話が展開していたとかさ
その中ではメビウスがいても良い訳だし
237名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 21:07:00 ID:oCaBHWBC0
ジェネシスなんか企画倒れな状態でまともな作品になってないじゃんか。
238名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:25:48 ID:5hAWjbXl0
あんな荒らしが立てたスレの話なんかするなよ
239名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:32:18 ID:oCaBHWBC0
ヘリオスなど論外
240名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:51:22 ID:MXy7NLDyO
241名無しより愛をこめて:2008/05/23(金) 06:28:48 ID:cmvJSMeL0
40話冒頭部だけでも自分書いてみようかな
でもシャマー星人とミジー星人の台詞が調べてもネットで検索しても
なかなか集まらなくて・・・
242名無しより愛をこめて:2008/05/23(金) 20:15:56 ID:y7FGpLeK0
>>241
DVD借りるなりしてみたら?
レンタル店に無いの?
243名無しより愛をこめて:2008/05/23(金) 20:21:53 ID:UGjXdKg8O
全部書きなよ。誰も読んでないんだからさ、
オナニーにはカッコウの条件じゃないか
244名無しより愛をこめて:2008/05/23(金) 20:28:46 ID:o9T8vmmzO
もう、同人として本出したいと言ってた奴に任せてもいい
気がしてきた。
245名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 00:11:47 ID:01R1kdPM0
そんな気さらさらないでしょ?
246名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 00:17:45 ID:nUxbOScwO
245は241へのレスだよね
247241:2008/05/24(土) 00:22:18 ID:L0aQ1UZB0
冒頭部だけなら何とか・・・
ホウジョウの背景も出したいと思っている。
248名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 12:18:10 ID:nUxbOScwO
書くなら全部じゃなきゃ
249名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 18:31:57 ID:01R1kdPM0
最後まで書いた方がいい
250名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 20:27:23 ID:zjoG//++0
以後、一部でも作品を投下していない人や書き手に認められるアイデアを出さない人は荒らしになります。
251名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 20:54:30 ID:wT4nV+ht0
書き手がいないから、書き手に認められるアイデアなんてのも
当然ありえないわけだが。
252 ◆kMr1QQsLJM :2008/05/24(土) 21:09:52 ID:b1dA4Xqb0
呼びましたか?
253名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 21:25:23 ID:wT4nV+ht0
>252
荒らしの相手をするのも荒らし。
254名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 21:37:06 ID:h19Kp0L+0
書き手が見放したというデマを潰しただけだろ。
255名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 21:42:44 ID:wT4nV+ht0
>254
荒らしの相手をするのも荒らし。
256名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 21:47:44 ID:h19Kp0L+0
>>255
その荒らしの相手をした荒らしの相手をするのも荒らし。
とか、そういうくだらないゲームをしてもしょうがないからこの辺にしとけ。
257名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 21:53:54 ID:wT4nV+ht0
>256
258名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 22:07:19 ID:nUxbOScwO
忙しくてサクヒン書けなくても
荒らしの相手してるヒマはあるんだな
259名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 23:09:40 ID:44wPMw/w0
>>258
未だに日本語が分からない奴がいたんだな。
260名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 23:27:57 ID:cU0itdtnO
世界中には日本語わからないひと何億人いるかな
261名無しより愛をこめて:2008/05/24(土) 23:35:13 ID:nUxbOScwO
じゃあ英語で書いてくれよ
何ならロシア語でもいいぞ
262名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 01:27:59 ID:KezyYnXi0
どうせならウルトラサインでよろしく。
263名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 10:36:35 ID:FvBZfHD80
犯し、犯される、少女怪人たちと淫造神。
身体だけではない、オマンコの中にも、ゴッドペニスの出す強烈な催淫効果を持つ先走りは
ドクドクと放出され、それが異形に変形したゴッドペニスの肉棒で擦り付けられ、塗り込まれていく。
少女怪人は、その絶淫を味わいながら、ゴッドペニスに奉仕を続ける。
淫虐の相乗効果でゴッドペニスの中のキンタマは極悪な精細胞を大量に生み出していく。
だが、それは少女たちに放つためではなく、、今回はもう一体のペニスの淫造人間に種付け
するためのものだ。
オタマジャクシの形をした精子の頭が異常なサイズに膨脹し、先がベロンと剥けて、生白い
色が黒紫色に変色していく。
億、兆、京、、そんな単位を凌駕するほど作り出された精子のそれぞれが、人間の精子の
何倍もの大きさと異常に肥大した頭部を兼ね備える極悪な精細胞へと変わりつつ溜まっていく。
ゴッドペニスの股下の袋が、パンパンに腫れ上がりゴッドペニスの身体が、その膨らみで
床から浮き上がったような格好になってくる。
「グピピピ!出る、、、出ちゃうの、、、イクの、、イクわ、、グピピピ〜〜〜!」
グイッとゴッドペニスの胴茎が一気に伸び、隣に映写されている巨大キノコの付け根に向かって
ぐにゃりと折れ曲がる。
ドロドロドロ、、ドロドロドロ、、ドロドロロロロ、、、、、
ゴッドペニスの胴茎内を走る、総長さが数キロにもなる輸精管は、入り組んだ経路で十分な
太さを持っているものの、無理やり伸長したために、その分だけ細くなる。
ほとんど、精子の頭と変わらない太さになったその中を、尾を暴れさせて押し出されていく大量の精子。
輸精管の中で運動能力を得て熟し切った精子は、変色した頭部を2つに割り、ゴッドペニスの
頭の先から飛び出していく。
濃灰色に見えるのは、頭の黒さと尾の白さが入り交じって見えるからだが、射出された精子は
液溜りの内部で、グルグルと渦を巻き、マーブル模様の玉状になって残っていた人間の精子と
混ざりあっていく。

264名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 17:27:36 ID:nE9I/YuH0
まとめサイト人はこの状況を放置するのか?
だったら、もうやめちまえ。
265名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 19:07:29 ID:1u1C/++Y0
>>264
もうとっくにやめて放置してるよ、まとめサイト主は。
266まとめサイト主 ◆gUyC752H3c :2008/05/25(日) 21:15:51 ID:q0tZ6Rfc0
>>264
放置しますよ。今回は相手しますが荒らしをスルーするのは常識です。
むしろスレを保守していただいたおかげで落ちることなく防衛軍氏の作品の投下を迎えられそうですし。
私はスレ主じゃありませんから作品を転載し、担当回を投下するだけです。
あなたがいくら荒らそうと私が反応する必要がないですからね。
267名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 21:27:39 ID:rPouPkNtO
こうなることは前スレ時から予測できていた。
今更騒ぎ立てるようなことではない
268名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 21:38:01 ID:nE9I/YuH0
都合が悪い意見まで荒らし扱いがデフォ。
269名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 21:40:16 ID:nE9I/YuH0
>>266
沈んでもスレ立て直せばいいだけなのに、保守がどうのと語るに落ちたな。
どうせ名無しで保守してたくせに。
270名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 21:43:11 ID:FvBZfHD80
>>6の散々な評価の作品の作者(=管理人)とは誰?
271名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 00:18:58 ID:fnNCa5i00
小説でもなければシナリオでもないと開き直る作者。
272名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 17:42:45 ID:PBZ+/kNG0
まぁ、確かに落ちてもスレッドを立て直せばいいだけだな。
273名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 18:57:14 ID:0VM0wVY20
鍛錬場でいまいちばん書ける人はダレですか。
274241:2008/05/26(月) 19:09:26 ID:STo529cL0
40話とりあえず冒頭のドルチェンコやカマチェンコ、ウドチェンコと
シャマー星人の口喧嘩をどうしようかっと苦悩しています。
でも40話全部書こうと決意しました。
275名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 20:03:22 ID:PBZ+/kNG0
口げんかのシーンをカットすればいいだけでは?
276241:2008/05/26(月) 20:23:46 ID:STo529cL0
たぶん地味ながらこつこつと頑張るミジー星人と
ふざけて小ばかにするシャマー星人はすぐ口げんかになるのでは
ないかと思いまして・・・40話の最後ではそんな彼らも
FAITHと協力してナグモ機関の陰謀と立ち向かう予定です。
277名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 20:42:35 ID:PBZ+/kNG0
予定とかいいから、早く進めてほしい。
278名無しより愛をこめて:2008/05/26(月) 20:55:23 ID:0VM0wVY20
予定とかいうのを持ち出したヤツが、作品を投下したためしがない。
279光の国の漂流者:2008/05/27(火) 08:57:06 ID:RO6Fgy0S0
最近このスレの存在を知った新参者です。
どうやら話が滞っているようですね。
ならば、私が去年某特撮誌に投稿して完全スルーされた作品を掲載したいと思います。
暇な方は是非、感想を聞かせて下さい。
280光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:12:15 ID:RO6Fgy0S0
 1−1 ウルトラマンイオ 『イントロダクション』

 漆黒の宇宙空間に時折り閃光が走り、争う声が聞こえる。それは三人のウルトラ戦士が何者かと戦っている姿だった。
 「八つ裂き光輪!」 ウルトラマン。
 「アイスラッガー!」 そしてセブン。
 「スプリット・ブレイク!」
 ウルトラマンやセブンと共に戦うもう一人は全身が黒い見知らぬウルトラ戦士である。
 三者三様の飛び道具を一斉に打ち出すウルトラ戦士の三人。
 そしてウルトラ兄弟達が戦うその相手とは、人型でまだら模様の異星人ただ一人。
 その異星人は紙の様に薄い体をくねらせ、ウルトラ兄弟の猛攻をしのいでいる。
 「ダメだ、掴み所がない。」
 セブンがアイスラッガーを受けとめながら難色を示す。
 「隊長。もう一度、もう一度だけお願いします。」
 その身を黒く染めたウルトラ戦士がウルトラマンに嘆願する。
 「何をするつもりだ、フォボス。」
 「奴を捕えます。」
 「出来るのか?」
 「今の私ならおそらく。」
 「わかった、やってみよう。」
 ウルトラマンが承諾する。フォボスと呼ばれたウルトラ戦士はセブンに向かってうなずく。
 相槌を打つセブン。そして異星人を取り囲むようにして三方向に散るウルトラ兄弟。
 「スペシウム光線!」
 ウルトラマンが口火を切って攻撃をしかける。
 「ワイド・ショット!」
 たたみかけるようにしてセブンの必殺光線。異星人は伸縮自在の体技をもって絶妙のタイミングでよける。
 「逃がさん!」
 いつの間にか異星人の真下に潜りこんでいたフォボスが異星人を捕まえた。
 が、同時にセブンの必殺光線の直撃を食らってしまう。
281光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:21:33 ID:RO6Fgy0S0
 「フォボス、無事か!?」
 セブンが安否を確認する。
 「気絶しそうだ。だが、やっと掴んだ好機、絶対に逃さん!」
 異星人はフォボスから逃れようと薄い体を四方八方に収縮させている。
 「むん!」
 フォボスが気合いを込める。すると異星人の体が徐々にフォボスの体に張り付いていく。
 「覚悟しろ。スミソナタス!」
 黒をまとっていたフォボスの体が光をおびはじめ、元々のものだと思われるウルトラ戦士独特の色調とラインが浮かびあがる。
 「メルト・ダウン!」
 フォボスの体から大量の熱が放出される。溶けていく異星人スミソナタス。
 「くっ、限界だ。」
 スミソナタスの体が溶解しきらない内に光を失うフォボス。体の体積を半分にしながらも逃げていくスミソナタス。
 「フォボス!」
 セブンが駆け寄りフォボスに肩を貸す。スミソナタスを追うウルトラマン。その時・・・。
 ギギギギィィ〜〜〜。
 何もなかった筈の宇宙空間が裂け始め、異次元の扉が出現した。その裂け目に迷わず逃げこむスミソナタス。
 「これまでか・・・。」
 追撃をあきらめ、異次元の入り口で立ち止まるウルトラマン。しかしフォボスはセブンを押し退け異次元の裂け目に足を踏み入れる。
 「待て、フォボス!その中では我々は存在すら出来ない。おそらく君も・・・。」
 フォボスを引き止めるウルトラマン。
 「私は異次元人に寄生されている、私が存在できないなら異次元人も死に絶えるはず。」
 「問題は自力で異次元人を排除できない事にある。ならば今、この時を逃す訳には行かない。」
 「しかし・・・。」 困惑するウルトラマン。
 「私がこの次元に存在する事自体が驚異なのだ!行かせてくれ・・・。」
 ウルトラマンの腕を掴み必死に訴えるフォボス。沈黙するウルトラ兄弟。
 「隊長、セブン。世話になった感謝する。ただひとつ気掛かりなのは息子の事・・・。」
 「イオか。」 セブンが答える。
 「息子には私と同じ血が流れている。私と同じ運命を辿らせたくはない。頼む!見守ってやってくれ!」
 黙ってうなずく二人。
 「光の戦士に栄光あれ!」
 フォボスは一人、異次元空間に去って行く。そして時は流れた・・・。
               −−−−−<>−−−−−
282光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:28:35 ID:RO6Fgy0S0
 地球に降り注ぐ無数の素粒子の中で、一際輝きを放つ光の中に彼は佇んでいた。
 「これが地球。なんてきれいな星なんだろう・・・。」
 澄んだ瞳で宇宙空間から、地球の姿を感慨深く見つめる青年の姿。彼はいったい何者なのであろう。
 「この星が一族が守り続けてきた星・・・。」
 「これからは僕が守らないといけない・・・かけがえのない星・・・地球・・・か・・・。」
 彼は瞳を閉じると光の粒子へと姿を変え、大気圏の中に消えて行ってしまった。
               −−−−−<>−−−−−
 所変わって、夕暮れ時の住宅街。とある総合病院の前で大声でわめき散らす初老の男。
 そしてその対応でくたくたになっている眼鏡をかけた若い男性の看護士。
 「出て来い!この人殺し!娘を返せ!」
 男は片手に金属バットを握り締め、鬼の形相で怒鳴っている。
 野次馬の姿もチラホラと伺え、なかには写メールを片手に面白半分に見物している若者の姿もあった。
 「もうお願いします、やめて下さいよ。何度説明したらわかってくれるんですか?」
 若い看護士は必死になって男の行く手を遮っている。それにたまりかねた金属バットの男は看護士のむなぐらを掴みにかかった。
 「お前じゃ話にならねぇってんだろ!この野郎、おぅ!院長だよ、院長を出せって言ってんだよ!」
 金属バットの男が看護士を押し倒した。
 「あ、あ、あなたねいい加減にしないと警察呼びますよ!あなたのやってる事は立派な営業妨害になりますからね!」
 押し倒された看護士の顔つきが変わって大声でまくしたてる、そしてすっくと立ち上がり男の鼻先まで迫り寄った。
 「何度も言ってますけど、お宅の娘さんはうちの病院で治療できるような状態じゃなかったんです!」
 「他の病院で診てもらうしかないじゃないですか!私の言ってる事間違ってますか!えぇ!」
 攻勢に転じて少し早口になる看護士。その言葉に口ごもる金属バットの男。しかし・・・。
 「応急処置位なら出来ただろが・・・。」
 金属バットの男は冷ややかな瞳でつぶやく。
 「・・・。」
 その言葉に口を開けたまま押し黙る看護士。
283光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:31:30 ID:RO6Fgy0S0
 「お前んとこの病院が応急処置をしてくれんから娘は・・・。」
 「娘は・・・死んじまったんだろぅがーー!!!」
 男はついに金属バットを振り上げ看護士に殴りかかった!
 沸き立つ野次馬!両の手で頭を守ろうとする看護士。
 カシャカシャと惨劇の瞬間を写メールで納めようとシャッターを切る若者達。
 だがしかしその時、事の一部始終を見守っていたあの「彼」が金属バットを片手で受け止め、最悪の事態を防いだ。
 「落ち着いて下さい、同じ人間同士・・・話しあえば解りあえるはずです。」
 金属バットを振り上げた男はしばらくの間、肩で息をしながら血走った目で看護士を睨みつけていた。
 「違うんだ・・・。俺は聞いたんだ。」
 少し落ち着きを取り戻した男はそう言うと金属バットを手から放し、惨劇を未然に防いだ彼の顔に目をやった。
 「・・・・・・!!!」
 何かを語りだすかに思えた男だったが彼の顔を見た瞬間、驚きの表情を見せて押し黙り、一目散に逃げ出した。
 「チェッ!つまんねぇ〜。」
 舌打ちする若者に呆然とする野次馬、そんな中、彼だけは素早く男の後を追った。
               −−−−−<>−−−−−
284光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:36:49 ID:RO6Fgy0S0
 「何を聞いたんですか?逃げないで下さい!」
 人気のない土手まで逃げた後、男は力なく座りこんだ。
 「どうして逃げるんですか?何か言いたい事があったんじゃないんですか。」
 ゼイゼイと息を切らせ、へたりこむ男の肩に手を乗せ、彼は諭すように問い正した。
 「ハァハァ、だってアンタ、ハァ、アンタ、ウルトラマンだろう。」
 男は絞り出すように呟いた。
 「・・・・・・!!!」
 男を見つめる「彼」の顔つきが変わった。
 「そういうあなたは何者です!」
 正体を見破られた彼は顔をこわばらせ、無理矢理、男の顔を自分の方へ向けた。
 「ちょっと待ってよ、ハァ、話すから、ちょっと待って。」
 そう言うと男は彼の腕を振りほどき、座り直した。
 「アンタ、俺の正体を知らないって事は捕まえに来たって訳じゃないんだな?」
 「捕まえなきゃならないような事でもしたんですか?!」
 襟首を掴み、強い口調で問い正す彼。
 「いや、してない。してないって、やる前にアンタが止めたんじゃないか。」
 彼が手を離すと男はふぅと一息ついた。
 「俺の正体はイヤー星人、この惑星での名前はナカノタツオ。アンタは?」
 「・・・有野真実(アリノシンジ)・・・です。」
 ナカノはふうんと小さくうなずいた。
 「俺らイヤー星人はね、星から星へ延々と寄生を繰り返している流れ者、渡り鳥。」
 ナカノは夕陽を見つめながら語り始めた。
285光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:40:47 ID:RO6Fgy0S0
 「俺らはね、同種族同士では繁殖する事が出来ないの。だから嫁さん探しは大変、出張。」
 「じゃあ地球には繁殖が目的で・・・。」
 シンジの問いにナカノは軽くうなずき、言葉を続けた。
 「まあね。そうでもしないと絶えちゃうから、お家が・・・。」
 ナカノがシンジに笑いかけた。シンジは、この人の良さそうなイヤー星人に心を開き始める。
 「それから困った事に俺らは両親から子供一人しか作れない種族なんだよね。だから常に子孫存続の危機にある訳。」
 「だからさ。俺の場合、娘を失っちゃったから全て終わり、ご破算。先祖代々つないできた生命の輪が途切れちゃったの。」
 「分かるかなぁ?けっこう重たい話よこれって・・・。まぁ地球人だって同じなんだと思うけどね。」
 シンジは神妙な面持ちで話を聞いている。ナカノはポケットから煙草を取りだし、火をつけた。
 「おとといの晩にね、娘が原因不明の発作を起こして救急車に担ぎこまれちゃったのよ。」
 「こんな事初めてだったけど、きっと助かると思ってたんだよね。地球人の事、信用しすぎてたな〜。」
 ナカノは首をひねってみせた。そして何かを思い出すかのように指折り数え始めた。
 「う〜ん15だったよな、15軒!15軒だよ。なんだと思う?ねぇ。」
 ナカノの問いかけにシンジは首を横に振った。
 「娘がね、たらいまわしにされた病院の数・・・ひどいよね。」
 ナカノの口調に怒気が混じった。
 「救急車の中でだんだん発作がひどくなってね、その内、震えだしちゃってさ。」
 「けいれん起こして口から泡ふいて・・・そんな状態で何時間も放っとかれて、助かると思う?死ぬよ、当たり前だろ!」
 感情をあらわにし、煙草の煙を深く吸い込んだ後で河原に投げ捨てた。
286光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:47:41 ID:RO6Fgy0S0
 「でもさ、どの道、助かんなかったと思うよ。いくら地球人になり済ましてても中身は宇宙人だからね・・・。」
 「そう思うとあきらめもついたよ・・・たださっきの病院、あそこの院長、あいつだけは許せなかった。」
 そう言ってナカノはシンジの顔を見上げた。そこには、こぼれるままの涙を拭おうともせず、静かに耳を傾ける男の顔があった。
 ナカノは少し驚きの表情を見せたが再び前を向き、喋り出した。
 「俺らはね、地球人に比べて耳がいいんだ。聞きたくない事まで聞こえてしまうのさ・・・。」
 「あの病院に着いた時に真っ先に院長の怒鳴り声が聞こえてきて、もう眠いから他の病院に回せって看護士に指示を出してたんだよ。」
 「・・・ふざけるなって思ったよ、これが命を救う仕事をしてる人間の言葉なのかってね。」
 「その言葉が耳にこびりついてて、もう居ても立ってもいられなくてね・・・。」
 「・・・気が付いたら金属バット片手にあの病院の前に立ってたって訳。て、まあこんな感じかな。」
 そこまで言うとナカノはおもむろに立ち上がり瞳を閉じた。そして一瞬眩い光を放つと本来の姿に戻っていた。
 「イカルス星人」と同じ祖先から進化したイヤー星人はイカルス星人に非常に酷似した容姿をしていた。
 大きな耳に太い首、ただイカルス星人と違うのは体の線が細く長い体毛に包まれているという点だろう。
 「ありがとうウルトラマン。最後に君に出会えて本当に良かった。君の涙が俺の心のわだかまりを全て洗い流してくれたみたいだ。」
 「・・・今はなぜだか心がとても清清しい。」
 そう言ってイヤー星人はシンジに握手を求めてきた。
 「・・・。」
 シンジは涙を振り払い、無言のまま力強く握手を返した。
287光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:53:02 ID:RO6Fgy0S0
 夕陽が沈み、星々が瞬き始めた空にイヤー星人の宇宙船が舞い降りて来た。
 「俺はこのまま娘と一緒に宇宙のどこかにいる仲間を探しに、この惑星を去ろうと思う。」
 そう言うとイヤー星人の体が宙に浮き始めた。
 「最後に一言だけ君に助言をしておくよ。地球人は善人の数だけ悪人も存在する生き物。」
 「俺のようにまともに接して嫌な目に遭う事もある。だから本当の心はどこに有るのかって事を常に考えて行動する事。」
 「まあ君ならきっとうまくいくと思うけどね。」
 無言のまま何度もうなずくシンジ。
 「何か偉そうな事言っちゃったね、じゃあ、さよなら、ありがとう。」
 宇宙船に吸い込まれるように消えていくイヤー星人の姿。 シンジは宇宙船が見えなくなるまで夜空を見上げていた。
               −−−−−<>−−−−−
288光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:56:15 ID:RO6Fgy0S0
 1−2『寄生』

 大気圏外に達したイヤー星人の宇宙船内。
 娘の亡骸を静かに見守る本来の姿に戻ったナカノ。娘は地球人の姿のままだ。
 「ごめんなぁ、お父さんお前を守ってやれなくて・・・。」
 イヤー星人ナカノがそう口にした時だった。娘の亡骸に異変が起こった。土色だった顔に赤みがもどり、呼吸をし始めたのだ。
 「さおり!沙織里!!」
 身を乗り出してカプセルの中に横たわる娘の名を連呼するイヤー星人。
 そして時を同じくして地球からの通信がとびこんできた。
 「・・・停船してください・・・あなたの船体は領空侵犯を侵しています・・・。」
 「・・・即刻停船して下さい・・・繰り返します・・・あなたの・・・。」
 耳がいいはずのイヤー星人もこの時ばかりは、この警告的な通信が耳に入っていない様子であった。
               −−−−−<>−−−−−
 一方、地球人に対して疑念を抱き始めた「ウルトラマン」アリノシンジは夜の繁華街を難しい顔つきで、さまよい歩いていた。
 (僕がイメージしてきた地球人とは大分開きがあるようだ、もっとこの星の事を学ばなくてはいけない・・・。)
 「気をつけろ!バカ野郎ぉ!」
 千鳥足の男性と肩がぶつかった。
 「す、すみません。」
 即座に謝るシンジ。そして、再び歩きだしたシンジはあるものに気づき、足を止めた。
 その視線の先にはファミリーレストラン脇のゴミ箱を漁るホームレスの姿が・・・。
 「あの、何をしてるんですか?」
 あきらかに周りの人々と様子が違う人間を不思議に思い、シンジはたまらず声を掛けていた。
 ホームレスは一瞬だけ背中をびくつかせたが、構わずゴミを漁り続ける。
 シンジはホームレスとの距離を縮める為、少し歩みを進めた。
 ホームレスはその足音に顔をあげ、シンジの顔を見つめる。そのあまりに冷たい視線にシンジは再び立ち止まった。
 (なんて目をしているんだ、まるで底知れない暗闇を見てるようだ・・・。)
289光の国の漂流者:2008/05/27(火) 10:58:58 ID:RO6Fgy0S0
 しばしの沈黙の後、何かが空を切る音が聞こえた。
 カツン!
 どこからか飛んできた空き缶がホームレスの頭に命中し、シンジの背後からゲラゲラとかん高い笑い声が聞こえてきた。
 思わず振り返るシンジ。そこには自転車に乗った二人組の男子高校生達がいた。
 「イェ〜イ、当たりイェ〜イ。」
 脳天気に手を合わせはしゃぐ高校生。ホームレスの方は頭を抱え、うずくまっている。
 「何をするんだ君達!」
 あまりの出来事に動揺し、声を震わせるシンジ。高校生の二人組は悪びれた様子もなくキョトンとしている。
 シンジはその姿に怒りを押し殺し、ホームレスの元に駆け寄った。
 「大丈夫ですか。」
 しゃがみこみ、様子を見ようとするシンジ。しかし・・・。
 「うるせぇ!どっか行けよぉ!!」
 ホームレスはまるでうるさい蝿を追い払うかのように、手を振り回した。
 「・・・・・・。」
 どうして良いのか分からず立ちつくすシンジ。そこに、またしても空を切って飛んでくる空き缶。
 ゴンッ!
 今度はシンジの肩口に当たった。飲みかけだったらしく、シンジのシャツの色がコーヒーの色に変わる。
 「だぁ〜、はずした〜。」
 「惜しっす惜しっす。」
 罪の意識が無いどころか、当人達にとっては只の遊びでしかないようだ。
 (理解できない・・・本当にこの惑星の人間を守らなくてはいけないのか?)
 真顔になったシンジは高校生に近づいていく。
 「切れてんじゃねーよ、バーカ。」
 「死ね、死ね。」
 途端に悪態をつきながら逃げ出す二人組。
 その時・・・!遥か上空で何かが光った。確認する為シンジは目をこらしてみた。
 「・・・!」
 見覚えのある物体に驚くシンジ。
 なぜなら先程宇宙へ旅立ったはずのイヤー星人の宇宙船が黒煙に包まれ墜落していくからである。
 (一体何が起こったんだ?)
 シンジは墜落先を目で追い、駆け出した。
               −−−−−<>−−−−−
290光の国の漂流者:2008/05/27(火) 11:01:54 ID:RO6Fgy0S0
 住宅街から大分離れた緑生い茂る山の中にイヤー星人の宇宙船は墜落、炎上していた。
 「ナカノさん!ナカノさん!いるなら返事して下さい!」
 シンジは炎上する宇宙船の破片を掻き分け必死になってイヤー星人を探した。
 「・・・ここだ・こ・ここにいる・・・。」
 力なく聞こえてきたイヤー星人の声。シンジは即座に反応し、声が聞こえてきた方に向かう。
 そこには計器に挟まれ、息も絶えだえのイヤー星人の姿があった。
 「しっかりして下さい!何があったんですか?」
 シンジは計器を持ち上げ脇へ放り出す。イヤー星人の腹部からはおびただしい血が流れていた。
 「やられた、レーザー衛星だ。領空侵犯って言ってたな・・・来たときはあんなの無かったのに・・・。」
 「レーザー衛星・・・。」
 シンジは愕然とした。
 何の罪もない弱者をいたぶる。先程のホームレスと高校生の構図と今の状況が何ら変わらない事に気付いたからである。
 「それよりシンジ君、喜んでくれ・・・娘が・娘が、生きていたんだ・・・。」
 そう言ってイヤー星人はカプセルを指さした。
 「もう喋るのはやめて下さい、分かりましたから。」
 シンジはイヤー星人を抱きかかえ泣いた。
 「どこまでも優しい・男だ・な・ありがとう・・・僕は・安心して・死んで・いける・・む・娘を・・・。」
 そこまで意思を伝えるとイヤー星人ナカノはこと切れた。
 「この親子が何をした・・・。誰かに危害を加えたか、存在するだけで目障りだというのか・・・。」
 深い悲しみがシンジの心を支配する。
 ガシャンッ!
 いきなりカプセルが割れ、中からナカノの娘「サオリ」が這い出てきた。振り返るシンジ、そして戦慄が走る。
291光の国の漂流者:2008/05/27(火) 11:04:03 ID:RO6Fgy0S0
 「お前は何者だ・・・。」
 シンジはそう問いかけると、イヤー星人の体を床に降ろし立ち上がった。
 「シャー、シャー。」
 サオリはすでに地球人でもイヤー星人でもなかった。
 辛うじて人間の姿を留めてはいるが露出した表皮が避け、そこから幾つもの触手が伸びている。
 そして二足歩行を完全に捨てさり、猫科の動物のように四足で獲物を狙う体制をとっていた。
 「そうか、お前が原因か。お前が体内に寄生していたから死んだという訳か。」
 サオリに寄生していたのは宇宙細菌「ダリー」
 他の惑星に寄生しなければ生きていけないイヤー星人が自らも寄生されていたとは、皮肉な話である。
 「キシャー!」
 ダリーは人間であった口から何本もの触手を伸ばし攻撃してきた。
 「うっ!!」
 一瞬たじろぎはしたものの、シンジの左腕が光を放ち、向かってきた触手を全てなぎ払った。
 「シャウンッ。」
 思わぬ反撃を喰らい、その身をひるがえすダリー。
 「言葉も理解できない化け物め!」
 力の差を知ったダリーは船内から逃げ出した。
 切断された触手を横目にしてシンジもまた、ダリーの後を追い船外へ向かった。
 「どこだ、出てこい!」
 宇宙船の周囲の雑木林に火の手が回り、燃え盛る炎の中、シンジは注意深く辺りを見回した。
 すると、ちょうど炎がとぎれた先で何やら明滅する物体を発見した。ダリーである。
 しかし、先程の姿とはまた違って今度はイヤー星人の姿でよつんばいになっている。
 そして体内の光が明滅する度にどんどん体が巨大化していく。
 どうやら地中の養分を自らの体に取り込んでいるようだ、幾つもの触手が地面に刺さっている。
 「僕は許さない、イヤー星人の親子を破滅へと追いやったお前を・・・。そして・・・地球人も!」
292光の国の漂流者:2008/05/27(火) 11:07:37 ID:RO6Fgy0S0
 シンジの目に憎しみの炎が灯る。
 「イーーーオーーー!!!」
 シンジの両腕が発光する。そして交差させながら高々と天へと突き上げた。
 薄暗い山中に、まばゆい光を伴い「ウルトラマンイオ」がその姿を現した。
 少しつりあがった瞳、うっすら髭を生やしたような頬、そして一番の特徴は斧状のとさかが三本も生えている頭部である。
 そんなイオの出現にも動ぜずダリーは機能していないはずのイヤー星人の耳をピクピクさせながら、なおも自らを巨大化させる為養分を吸収している。
 (無駄な事を。)
 イオはダリーの体を地面から引き離しにかかった。
 バリバリッ!
 ちぎれていく触手、悲鳴をあげるダリー。
 そんな事はおかまいなしにイオはダリーを後方に放り投げた。しかし驚くなかれダリーは空中で一回転すると猫のように着地を決めた。
 イヤー星人の体で四足歩行をしている為、その姿はまるで本物の猫のようである。
 (何!)
 ダリーの俊敏な動きに戸惑うイオ。その一瞬の隙を逃さず大木の幹のような太い腕で飛びかかるダリー。
 (くっ、こいつ。)
 思わぬ怪力に翻弄されるイオ。数秒の膠着状態が続いた後、ダリーの脇腹から無数の触手が伸びイオの体に素早く巻き付く。
 そしてそのまま後方に倒され、まったく身動きが取れない状態になった。
 「シャウッ。」
 ダリーは小さく鳴き、すぐさま次の行動に移る。
 イヤー星人のおしりの部分からダリー本来の尻尾と思われる部分が出てきた。鉛色で硬い鱗に覆われ、先端に鋭いハサミがついた尻尾である。
 ヒュッ、ヒュッ。
 伸縮自在とも思われる程の長い尾を振り回し、イオの顔面に狙いを定めてきた。
 (なめるな!)
 ダリーの攻撃より早く両腕を発光させ、脇腹の触手を切断。
 そして悲鳴をあげ上体をのけぞらすダリーの腹に右足をあてがい、思いきり蹴った。
 「シャオンッ!」
 もんどりうって倒れるダリー、その隙に立ち上がり間合いをとり直すイオ。睨みあう両者。
 「シャウッ!シャウッ!」
 ダリーは尻尾を使って何度も威嚇する。
 (なんだ?)
 地面でなにやらうごめく物があるのでふと目を落とすと、先程切り落とした触手がまだ動いており思い思いの方向へ逃げようとしている。
 (危険な奴だ、全てを塵に変えてやる。)
293光の国の漂流者:2008/05/27(火) 11:10:18 ID:RO6Fgy0S0
 ダリーはイオの視線が自分から離れたのを察知し、攻撃体勢に入った。
 本体はイオの足元をめがけ突進しつつ、尻尾のハサミを大きく開き、放物線を描きながら頭部を攻撃。かなりそつのない攻め方をしてきたかに見えた。
 (甘い!)
 イオは左の手刀で尻尾を切断!そして右腕でダリーの頭を脇に抱え込んだ。いわゆるヘッドロックの状態である。
 それから切断したハサミを手にするとヘッドロックを解除し、ダリーの首を挟みこむようにしてハサミを思いきり地面に突き刺した。
 自らのハサミで首を固定されて動きを封じられたダリー。前足で必死になってハサミを掻いている。
 (終わりだ!)
 イオはダリーから少し距離を取り、片足を立ててしゃがみこんだ。そして発光している両腕を高々と振り上げ、気合い一閃地中深く突き刺した。
 「メルト・ダウン!!」
 イオの体全体がスパークし、辺り一面が物凄い熱で包まれた。
 断末間の悲鳴をあげながら溶解していくダリー。むろん切断された触手やイヤー星人の宇宙船も溶けてゆく。
 イオを中心とした半径三キロの動植物が全て塵となった。戦いを終えて光を失い、ガックリと倒れこむイオ。
 ・・・そして静寂と暗闇が山に戻ってきた・・・。
               −−−−−<>−−−−−
294光の国の漂流者:2008/05/27(火) 11:14:40 ID:RO6Fgy0S0
 夜明け近くに連絡を受けた地球防衛隊「ガイズ」のユニフォームを着た隊員二名がまだ蒸せかえる山中に到着した。
 「なんだ、この有り様は。」
 「うわ、すごい・・・。」
 隊員は男女混合の二人組である。
 「放射能レベルは微量、人体への影響はないかと思われます。」
 女性隊員が地面に機器をあてがい報告する。
 「しかしこりゃただ事じゃないな。サキ、調査隊派遣の要請を頼む。」
 「わかりました、連絡します。」
 その異様な光景に圧倒され呆然とする男性隊員。女性の方は無線で連絡を取っている。
 と、そこへ一人の男性が歩いてきた。シンジである。突然現れたその姿に驚く両隊員。
 (こんな場所に、何者だ。)
 すかさず光線銃に手をやり、身構える男性隊員。
 「止まれ!何者だ!」
 ガイズ隊員の制止にまったく耳を貸さず、歩みをとめないシンジ。
 「止まるんだ!聞こえないのか!」
 ついには光線銃を抜き、構えるガイズ両隊員。その行為に顔を歪めるシンジ。
 「撃ちたいなら撃てぇ!!」
 シンジはガイズ隊員を睨みすえ、吐き捨てるように言い放った・・・。

2−1へ続く
295名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 12:22:26 ID:n19Z7R2QO
そうそう、つなぎにこういうのを入れとけば
まだスレとして成り立ってる感じだ
296名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 13:02:37 ID:7HAxe7NoO
クラインとは別物なんだからスレ立ててやれよ。
297名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 19:12:50 ID:n19Z7R2QO
この際だから大目に見ようぜ
ぐだぐだの応酬見るよりましだろ
298名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 21:02:06 ID:5usQCo1r0
それでいいなら、ジェネシスだのルシファーだのもアリってことで。
299名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 21:32:41 ID:RHQR5BNH0
ジェネシスは作品が何一つないから論外で
ルシファーは(元々の)作者を無視すれば新作が出れば読める。
300名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 00:13:49 ID:Q/ZPjptl0
でも、ここはウルトラマンクラインのスレであって、イオだの別作品を流すなら
他でやるべき。

個人的には、どっかから拾ってきた作品を垂れ流してクラインのスレを荒らしてる
だけと思ってるがな。
301名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 15:18:34 ID:FbPZ6+TCO
その前にここは特撮板だからな、
ウルトラマンクラインなどという特撮作品は存在しないから他板へ行くべきだな
302名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 17:41:31 ID:aQxiLHwOO
流す前に>>1を読み直せって事だ。
303名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 18:21:24 ID:J6vFPqKk0
男のメスが再び可憐の腰へと伸びてゆく。
可憐は今度は何をされるのか瞬時に感付いて慌てて男の手を掴もうとした。
だが逆に可憐の両手は別の男達に掴まれ動きを封じられてしまった。
男はスカートの時と同じように左手の指を彼女のパンツの右腰部分に差し込んで引っ張りメスをあてがった。
だが可憐のミニスカートを一瞬にして切り裂いた先程とは異なり今度はメスを鋸のように前後させてゆっくりゆっくり切り裂いていった。
それはあたかも処女を護る最後の砦となるべく純白の布地を切り裂いていく感触をじっくり味わいながら楽しんでいるかのようだった。
そして左側に立っていた男もメスを取り出して彼女のパンツの左側を切り裂き始めた。
(どうして?何でこんな事を・・・)
可憐の心の中での問いかけなどお構いなしに彼らは作業を続けた。
彼らは常に無言で無表情だった。
まるで神聖な儀式でもしているかのように可憐のパンツの両端を黙々と切り裂き続けていた。
可憐にはそれが不気味でたまらなく恐ろしかった。
そして無情にも彼女のパンツの両端はついに完全に切り裂かれたのだった。
正面にいた男が可憐のパンツを掴んで引き抜こうとした。
可憐は慌てて脚を閉じて必死に抵抗した。
「んああ・・・」
男の指が彼女の股間の割れ目を直になぞった。
一瞬、脚の力が緩んだその瞬間、可憐のパンツは脚の間をすり抜け引き抜かれてしまった。
男が可憐の濡れたパンツをズボンのポケットに無造作に押し込んでいくのが見えた。
(いや、返して・・・)
切り裂かれたスカートとパンツなどもはや服の役目など果たさないと知りつつも彼女は心の中でそう叫ばずにはいられなかった。

もう次の駅でなどという状況ではないのは明らかだった。
自分は今、スカートを履いていない。
下着も身に着けていない。
可憐が今日着てきた白いブラウスは裾がウエストより少し下あたりまでしかなかった。
彼女の下半身を覆い隠すものはもはや何も無かった。
受け入れ難い現実がそこにはあった。
304名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 18:22:18 ID:J6vFPqKk0
性的に完全に無防備な状態となった可憐の下半身にあらゆる方向から無数の手が伸ばされる。
お尻を撫でる者、お尻の肉を揉む者、お尻の割れ目に指を這わす者。
太ももを撫でる手、股間をまさぐる手、そして彼女の秘部に入り込もうとする指・・・。
(お兄ちゃん・・・・助けて・・・)
兄は可憐が困っている時はいつだって何処だって助けに来てくれた。
だが今回ばかりは・・・。
可憐の両手はもう解放されていたが四方八方から押し寄せる欲望の手をもはやどうする事も出来なかった。
「ん、う、んん・・・」
覆う物が無くなった恥部から溢れ出す愛液が太ももを伝って下へ流れ落ちていくのが感じとれた。
だが本当の悪夢はこのあと電車が停止した時に起こる。
彼女はそれを思うとやりきれない耐え切れない思いがこみ上げて来た。
体が女としての成長を始めてからは大好きなお兄ちゃんにさえ見せた事がない可憐の裸の下半身。
それがもうすぐ見ず知らずの人々の目に晒される。
そんな事が街の噂になったら自分は生きてゆけないしお兄ちゃんにも大きな恥をかかせるかもしれない・・・。
いっそこのまま永遠に電車の中で彼らに触られ続けているほうが・・・。
可憐の頭にはそんな思いさえよぎった。
だが無情にもその時はやってくる。
電車は徐々にスピードを落としてゆき停車した。
扉が開くと乗客がどっと波となって降りだした。
可憐も周囲を取り囲んでいた男達に押されて有無をいわせず電車の外へと連れ出されていく。
(ああ、お兄ちゃん、可憐どうすれば、どうすればいいの・・・)
どうにもならなかった。 絶望だけが待っていた。
男達は電車の扉から3メートル程離れると早足であっという間に散らばっていった。
その場に取り残される可憐、彼女はスカートも下着も履いてはいない。
周りを行く人々の足並みが一斉に止まる。 みな彼女の下半身を目を丸くして見ている。
脚が震えて力が入らなくなる。 「う、うう、お、お兄ちゃん、ううう・・・」
可憐はその場に泣き崩れた・・・。

END
305名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 21:15:17 ID:NbtT5I830
そういえばクラインの最終形態って結局どうなったんだっけ?
306名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 21:23:55 ID:HzwvcEWm0
シンプル イズ ベストってことで、そのままの姿が最終形ってことで。
307名無しより愛をこめて:2008/05/30(金) 18:35:50 ID:wv+1E5NP0
このスレの嗜好とはちょっと違うかも知れないが…
大したくなった時に小だけすませてそのあと一発抜いた
で、我慢出来ずに大済ませて小出そうとしたんだがさっきした上に抜いたから出ないわけよ
でも出そうして頑張ったら下腹部辺りがムズムズしだしたんよ
女の快感ってこんな感じじゃないかととっさに閃いて女になった気分でシコッてみたら…
やばかったよ、あんな気持ちいい自慰は久々だった
308名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 12:14:19 ID:9UPFtz+60
Q:作品ってどうやって書くの?
A:自分で調べろよカス

Q:うまく書けません><
A:繰り返しやれバカ

Q:オススメの作品教えて
A:人それぞれなんだから自分で探せクズ

Q:書き終わったけど、なんかまだ頭がふわふわしてる。やばいかも?
A:中断してラジオ体操でもしてろ。それで駄目なら病院行きやがれゴミ

Q:vipから来ましたが何か?
A:巣に帰れ

ほらよ
作ったぜばかやろう
309名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 19:44:42 ID:XoxAUT1Z0
まとめサイト人はこの状況を放置するの?
310名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 20:09:54 ID:9UPFtz+60
265 :名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 19:07:29 ID:1u1C/++Y0
>>264
もうとっくにやめて放置してるよ、まとめサイト主は。


266 :まとめサイト主 ◆gUyC752H3c :2008/05/25(日) 21:15:51 ID:q0tZ6Rfc0
>>264
放置しますよ。今回は相手しますが荒らしをスルーするのは常識です。
むしろスレを保守していただいたおかげで落ちることなく防衛軍氏の作品の投下を迎えられそうですし。
私はスレ主じゃありませんから作品を転載し、担当回を投下するだけです。
あなたがいくら荒らそうと私が反応する必要がないですからね。
311名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 20:16:36 ID:XoxAUT1Z0
なに、そのへんな言い訳・・・。
312名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 21:05:01 ID:9UPFtz+60
そのサイトも、数ヶ月更新されてないんだから放置したと思われても仕方ないな。
313名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 21:22:10 ID:4lxvC3/Q0
まとめサイトの放置がどうとか言うけど、
どうみても文句ばっかり垂れて、ネガティブな意見や批判しかしない奴が
一番の問題児なんだがな。
314名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 21:39:06 ID:XoxAUT1Z0
文句言われるのは宿命だろ。
公式でさえ文句いわれるんだから。
315名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 22:43:31 ID:qha2f7LCO
放棄してるのは明らかな事実だ
公式を引き合いに出すなよ
こちらは小学校みたいなのがやってる非公式なんだからさ
316名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 22:52:54 ID:9UPFtz+60
公式のはどちらかといえば「出る杭は打たれる」的なところだろうが

こっちは元から何も出てないんだよね。
317名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 22:58:42 ID:4lxvC3/Q0
ほらね。ネガティブな意見で雰囲気を暗くすることばかり書き込んでくる。
で、スルーすると過疎った過疎ったと。

趣味でこつこつ作り上げているとこで、公式と同列に扱おうとしても
無理があるし、どうみても文句ばっかり垂れて、
ネガティブな意見や批判しかしない奴が
一番の問題児なんだがな。
318名無しより愛をこめて:2008/05/31(土) 23:01:37 ID:XoxAUT1Z0
>>317自身はネガティブではないと言いたげだな。
319名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 12:54:42 ID:8WX6iaUKO
そうやってネガティブネガティブと愚痴を吐いてるだけ、
何か具体的な対策立てて行動しろよ。
320名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 14:50:59 ID:POpX2WW40
>>319
>何か具体的な対策立てて行動しろよ。

だから、ネガティブなことばかり言ってないで
みんなで盛り上げようぜとよびかけているんだが?
321名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 15:58:55 ID:iOXH7x8k0
>>320
みんなが・・・じゃなくて、まずは言い出しっぺが盛り上げるべきだろ。

他人をネガティブ扱いしてる癖に、あんたも結局は他人へ依存してるってことだ。
322名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 16:29:46 ID:0OBapPYS0
40話を書いているのですが
これからってところでうちのパソコンが壊れてしまって
買いなおすにしても半月ほどネットはできない状況です。
(これもインターネットカフェから書いています。)
その間にじっくり考えてみようと思っているのですが
とりあえず考えているミジーとシャマーの会話を書いてみます。
323名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 16:43:27 ID:0OBapPYS0
ドル「な〜ははははは!!見よ!この究極無敵絶対最強メカニックモンスター
   パーフェクトガラオンの巨大な威容を!!東京タワーと比べ当社比1.5
   倍ほどでっかいこのこの機体を持ってすれば例えウルトラマン・・・・
   ええっと今この地球にいるウルトラマンは何だったけ?」
カマ「ウルトラマンクラインでしょぅ・・・まったくリーダーったら
   情報にうとすぎるんだからぁ」
ドル「そう!そのクラインですら歯が立つまい!!地球に潜伏すること
   苦節10年!!・・・借金取りに追われ、襤褸アパートを転々とし
   廃品回収でこつこつ部品を集めよ〜うやく完成したこのパーフェクト
   ガラオン・・・長かった・・・だがついについにこの美しい星が
   我々のものになる時がきたのだ!!」
シャマー「はははははははは・・・感嘆にひたっているところ見ていて
     おかしいからもっとやってほしいけど・・・御馬鹿なあんたらじゃあ何百年かかろうが
     地球侵略なんて無理なんじゃないかなあ?」
324名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 16:51:27 ID:QcUhx5zt0
>317
その書き込みはどちらかというと、盛り上げようと呼びかけている
のではなく、荒らしを煽って更なる荒らしを呼び込もうとしている
内容だな。
325名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 17:50:45 ID:iOXH7x8k0
>>323
戦隊シリーズの敵でありそうなパターンなので、もう少しシリアスにしたほうがいいよ。
326名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:01:03 ID:0OBapPYS0
シリアスですか・・・。
今までのミジー星人やシャマー星人の台詞をネットやDVDで集めて
考えてみたんですがあまりシリアスすぎると違う宇宙人になってしまうし
苦節の後をとか東京タワーとか省いたほうがよろしいでしょうか
327名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:19:14 ID:POpX2WW40
いえいえ、ミジー星人がシリアスなんて、よほどのことでしょ。
凄くらしさがでていると思う。

パーフェクトガラオンも400mだし東京タワーとの比較は初めてじゃないし。

むしろ、シャマー星人がもっと断定口調で人を小馬鹿したほうがいいかも。
で、ドルチェンコが頭から湯気を出して怒るが仲間からなだめられるとか...
そんな感じでは?
328名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:30:10 ID:XrEFoSwXO
さして重要な内容じゃないから削っていいよ。
小ネタなら警備隊スレ辺りでやればいい。
329名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:33:16 ID:0OBapPYS0
シャマー星人断定口調ですね。
台詞をもっと集めて研究してみます。
ミジーの怒るシーンのアイデアありがとうございます。
とにかく早くパソコンのネット環境を直さないと・・・。
330名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:43:11 ID:iOXH7x8k0
>>327
ジミー星人がシリアスとか言ってるんじゃないよ。
クラインの話として、戦隊シリーズの敵がよくやるコントみたいなシーンは
いらないってだけ。
331名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 18:52:20 ID:POpX2WW40
>>330
戦隊シリーズの敵のことはよく知らんのだが...
つまり、ダイナやマックスのコミカルな宇宙人のテイストは
クラインでは要らないといいたいの?

どういう風に彼等の描写をするべきなのかもそっとkwsk
332名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 19:44:08 ID:iOXH7x8k0
言ったところで無駄なのは、今までの流れだからなぁ。

とりあえず、ただでさえ大風呂敷広げすぎてストーリーも散漫になってるのに
余計なコメディを入れてもな。

別にジミー星人だの入れなくてもいいわけで。
333名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 20:07:11 ID:POpX2WW40
「大風呂敷広げすぎて」って言う人が前にもいたけど
彼の主張は新設定でメビウスを出す方向で作り直せという拡大路線だった。
M78ワールドとは別でというクラインの構想からは外れるし、
新しく作り直すんなら賛同者集めて別スレでやった方がスッキリするからなあ。

そんな経緯もあるから「大風呂敷広げすぎてストーリーも散漫」ってだけじゃあなあ。
どう応対したもんだか。

そもそも言っても無駄だと諦めているようだし、今回はしょうがないね。
それにしてもネガティブだねえ。
334名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 20:36:05 ID:WOOH9OI0O
他に書き手がいないんだから、何でもいいから書いてみれば?
335名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 21:40:55 ID:QcUhx5zt0
>322
下手に予告なんかやらないで、いきなり本チャンを
書いてしまうのさ。「先に書いた者の勝ち」だろ?
こういうところは
336名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 22:01:42 ID:zl5sgJOcO
荒しはネガティブと相場が決まってるだろう
ポジな荒らしなどいるはずがない。よく考えたらわかることだ
337名無しより愛をこめて:2008/06/01(日) 23:21:59 ID:iOXH7x8k0
どーでもいいが、上手い具合にPCと携帯がフォローしあってるな。
338名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 11:54:19 ID:VNJ6+MWKO
ウルトラマンクラインにするより、ウルトラクラインにしたほうがスッキリした感じに
なると思うよ。
ウルトラセブンという前例もあるからおかしくは無い。
339名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 15:20:30 ID:XveiFXlfO
では、こことは別にウルトラクラインというスレを立てて
自分で書け
340名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 16:22:18 ID:VNJ6+MWKO
こういうアホがいる限り、ポジティブな改善案は叩かれる。
だからネガティブな意見ばかりになるのだ。

しかも上げてる所を見ると荒らしだろうがな。
341名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 18:34:36 ID:XveiFXlfO
ならば具体的なポジティブな改善案とやらを挙げてみよ
342名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 18:54:04 ID:rkLmu9/U0
おまえら、まとめて消えてろ。
343名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 19:57:38 ID:zO66u2Gg0
>91

>次の39話は6月の半ば(10日頃?)には仕上がってると思います 。

ポジティブな考え方だと1週間と少し先が楽しみってやつか。
70%くらいはできてるよな。


344名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 20:58:12 ID:XveiFXlfO
改善案などあるわけない
345名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 21:24:06 ID:ezbv5ER9O
断言しよう。改善策などない

終了
346名無しより愛をこめて:2008/06/02(月) 22:58:01 ID:rkLmu9/U0
>>343
そういうこというな。
締め切りに合わせる為に、やっつけ仕事になるだろうが!
347光の国の漂流者:2008/06/03(火) 00:22:58 ID:klVgm+jF0
クラインではない作品は別の板で流せとのご指摘でしたが

1、板の立て方が分かりません。例え立てても誰が見てくれるでしょうか。
2、ウルトラ創作を楽しむ板がここ以外見当たりません。
3、クラインは是非完結してもらいたい。書き手の皆さんにエールを。

という理由でエピソード2を流します。断っておきますが私は荒らしではありませんし、
どっかからネタをパクって流してるわけでもないです。
クラインの書き手の皆さんと同じくメビウスが盛り上がったので感化されて書いただけです。
348光の国の漂流者:2008/06/03(火) 00:29:20 ID:klVgm+jF0
 ウルトラマンイオ2−1『迷走』
 「撃ちたいなら撃てぇ!!」
 そう言い放つシンジの剣幕に硬直する男性隊員。その隊員の脇を抜け、立ち去ろうとするシンジ。
 「待ちなさい!本当に撃ちますよ!」
 女性隊員がシンジの背中に向かって照準を合わせる。その声に我に返った男性隊員があわてて制止する。
 「やめろ、一般人だったらどうするんだ!」
 「一般人なわけありません!」
 「いいからとにかく銃を降ろせ。」
 その言葉に渋々従う女性隊員。小さくうなずき、シンジに視線を戻す男性隊員。
 「きみ、お願いだ。ちょっと話を聞かせてくれないか?」
 ガイズ隊員のやり取りの中、無言のまま下山の道に向かうシンジ。そして朝もやに溶けるように姿を消した。
 「消えた?」
 「消えましたね。」
 顔を見合わせる両隊員。
               −−−−−<>−−−−−
 ガイズ・ジャパン総本部の司令室。シンジと遭遇した隊員二名が事例報告に訪れていた。
 「すると何かね、コンノ君。その男性は突然現れて、また突然消えたと、そういう解釈でいいのかね。」
 「はい・・・、まあ早い話そうなりますかね。」
 コンノと呼ばれた男性隊員の頼りない返事が返ってくる。
 「それで、その謎の男性が今回の事例に何か関係しているのではないか、とまあこういう訳だね。」
 「はい、そういう事になります。」
 コンノ隊員はにこやかに答える。
 「当たり前だ、ばか者!!」
 机を叩き一喝する司令。目をまるくするコンノ隊員、女性隊員は終始目線を床に向けている。
 「いいかね、宇宙船が墜落した現場が約三キロ四方に渡って焼け野原のようになっているんだぞ!」
 「そんな場所に偶然居あわせる人間がいると思うかね?例え宇宙人でなくとも重要参考人であるという事が、君には分からないのかね。」
349光の国の漂流者:2008/06/03(火) 00:32:49 ID:klVgm+jF0
 お目玉をもらい小さくなるコンノ隊員。その姿を見てクスクスと笑う女性隊員。
 「笑ってる場合ではないですよ、ミツウラくん。」
 「失礼しました。」
 顔をあげるミツウラ隊員。
 「で、どうなんだね君の見解は?」
 「発砲する時間はありましたので、威嚇射撃で様子を見る事は出来たと思います。」
 キッパリと言いきるミツウラ。うろたえるコンノ。
 「ほほう、では何故撃たなかったのだねコンノ君。」
 「え〜その〜何て言いますか、まさか消えていなくなるなんて思わなかったものですから・・・。」
 冷たい眼差しで見下ろす司令。
 「びびってました。」
 親指でコンノを指し、口をはさむミツウラ。
 「な、何て事言うんだよ、お前は!」
 とっさに反論するコンノ。
 「事実です。」
 「事実じゃありません、けっして事実じゃありません。」
 目くじらを立てて怒りだすコンノ。
 「れっきとした事実です。この、チキン野郎。」
 司令そっちのけで口喧嘩を始め出す二人。
 「君達いい加減にしろ!」
 司令の一喝で直立不動になる二人。
 「とにかく君達二人は実際に顔を目撃しているんだ、モンタージュを作成して必ず探し出せ。・・・わかったな!」
 「了解!」
 司令室を立ち去りながらも睨み会うコンノ、ミツウラの両名。その光景を遠目にため息をつく司令。
 「大丈夫か、あいつ等・・・。」
               −−−−−<>−−−−−
350光の国の漂流者:2008/06/03(火) 00:48:39 ID:klVgm+jF0
 市内の公立図書館。シンジは地球人の文化や歴史について学ぶべく、何十冊もの書籍を脇に置き、超速で読破していた。
 (これはヒドイ、ほとんど戦争の歴史じゃないか。)
 パラパラとめくり始めるシンジ、だんだんと険しくなる表情、そしてあるページで手が止まった。
 「か・・・核だって!」
 思わず大声を張り上げてしまったシンジ、周りの人間が一斉に振り向き、冷ややかな視線を浴びせる。
 (うっ・・・またあの嫌な目だ、やめろ、その目で見るのはよせ!)
 シンジはその場にいるのがいたたまれなくなり、書籍を片づけ出した。
 最後の一冊を戻しにきた棚で女性が棚の一番上の書籍に手を伸ばし必死に背伸びをしている。その微笑ましい姿がシンジの顔に笑みを戻していた。
 「どれを取ればいいですか?」
 「あっ、すみません。そこの、はい、それを、ありがとうございます。」
 「易学」と書かれた書籍を渡してあげるとシンジはその場を立ち去ろうとした。
 「あの、ちょっと待って下さい。」
 女性は心配そうな顔をしてシンジを呼び止めた。
 「えっ?」
 何事かと思い、振り返るシンジ。
 「あの、何かとても思いつめた顔をしています。私でよければ話を伺いますが・・・。」
 「えっ何故・・・。」
 シンジはこの不思議な女性に興味を持った。
 「私こう見えても占い師の仕事をしているんです。まだ未熟者なんですけど、大抵の事は分かるんですよ。例えばズバリあなた!」
351光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:01:27 ID:klVgm+jF0
 そう言って人さし指でシンジの顔を指す。
 (ま、まさか僕の正体を?)
 シンジはドギマギしながら次の言葉を待つ。
 「ズバリ道に迷ってますね、これから先どうすれば良いか。とても困ってます。」
 シンジはホッとして、安堵の表情を浮かべた。
 「びっくりさせないで下さいよ〜。」
 「あれ、違いました?」
 女性は予想に反した反応に苦笑いを浮かべた。
 「いえ、当たってます。すごい、どうして分かったんですか?」
 シンジは女性の両肩を掴み興奮した表情で問い正す。
 「オホンッ」
 どこからか聞こえる咳払い。
 「あ、あの〜ここでは何ですので私の仕事場に・・・。」
 恥ずかしそうにうつ向く占い師の女性。
               −−−−−<>−−−−−
 「全くコンドウさんも簡単に言ってくれるよなあ。」
 「誰かさんのとばっちりでこっちはいい迷惑です。」
 謎の男「シンジ」捜索の為、ガイズ特殊車輌に乗り事件現場から一番近い市内までやって来ていたコンノ、ミツウラの両隊員。
 「なに、また蒸し返そうって訳?」
 「いいえ、それよりもっと真剣に探して下さい。私は運転にも、集中しないといけませんので。」
 「探してるよ、たださぁ、そんな簡単に見つかる訳ないじゃない。その事を言ってんの。」
 「それはそうですけど、女の人のオシリばっか見てても見つかりませんよ。」
 「ああそうですかっと・・・。」
 コンノはカーステレオのリモコンを手にして含み笑いを浮かべる。
352光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:05:44 ID:klVgm+jF0
 ギャギャーン!!
 突如、大音量で鳴り響くカーステレオ。
 何するんですか、いい加減にして下さい。」
 しかめっ面をしてスイッチを切るミツウラ。
 「ふふふ。」
 笑いながら再度スイッチを入れる子供のようなコンノ。
 「やめて、もう、やめろって、この野郎!」
 右手でハンドルを操作しながら、左手でコンノをド突くミツウラ。
 「へへへ。」
 馬鹿になったふりをしてリモコンを離さないコンノ。
 「もう分かった。降参、降参です!」
 白旗をあげるミツウラ。ようやくスイッチを切るコンノ。
 「分かればいいんだよ、分かればさ。」
 小康状態の車内。
 「全く、いい年して恥ずかしくないんですか?」
 「あれ?今さ、降参って言わなかった?降参って。」
 「ん〜もう〜殺したい。」
 呆れ果てるミツウラ。
 「言ったでしょ、この口で!」
 ミツウラ隊員の唇をつまんで引っ張る大きな子供。
 「やめろ、事故るぞ!もう!」
 首を振りコンノの手から逃れるミツウラ。前を向き腕組みするコンノ。ようやく落ち着く車内。
 「たくぅ〜。」
 同時にぼやき、キッと睨みう両者。
 「フン!」
 同時にそっぽを向く二人。しばらくの間沈黙が続いていたがコンノが何か発見し、そわそわしはじめた。
353光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:10:45 ID:klVgm+jF0
 「あー!おー!」
 大声を出すコンノ、慌てて急ブレーキを踏むミツウラ。
 「もう一体何なの?事故るって言ってるでしょ。」
 うんざりした様子のミツウラ。
 「馬鹿、いたんだよ。アイツがいたんだって。」
 かなり慌てふためいた様子で前方を示すコンノ。
 「どこです、いないじゃないですか。」
 コンノが示す方向には確かに誰もいなかった。
 「そこの角、そこの角曲がって行った。女と一緒に・・・。」
 「女の人は綺麗でしたか?」
 「もうすんごい美人。オッパイなんかこんな大きくって、ってコラ!何を言わせるんだ。何を。」
 「なるほど。オッパイに見とれてて横に男がいたから、なんだ野郎連れか、どんな野郎だうらやましいな。」
 「・・・と思い男の顔を見たら、あの男に似ていた、という訳ですね。」
 「オい。」
 さりげなくつっこむコンノ。
 「綺麗な女の人が一緒にいた。という事で信憑性はかなり上がりましたが、八割方見間違いです。こんな簡単に見つかる訳がありません。」
 「それもそうだな、こんな簡単に見つかったら誰も苦労しないよな、って馬鹿ーーー!」
 今度はのりつっこみで激しくつっこむコンノ。
 「間違いないって、アイツだった。かなりインパクトあったからちゃんと覚えてたみたいだ。」
 「そうですか〜??まあそこまで言うなら行きましょうか。」
 「いや待て。サキは車で待機してコンドウさんの指示を仰いでくれ。俺はとりあえず尾行しながら連絡を取る。」
 「気をつけて下さい。女の方も何者かわからないですからね。」
 「おう。」
 男らしく相槌をうち、元気に飛び出して行くコンノ隊員であった。
               −−−−−<>−−−−−
354光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:13:39 ID:klVgm+jF0
 シンジと占い師の女性は、まるで仲のいいカップルのように、歩道を歩いていた。
 「あの、ミエコさん。ひとつ聞いてもいいですか?」
 「なにかしら?私に答えられる事なら何でも聞いていいわよ。」
 「えぇと、弱い者をイジメる人間ってどう思いますか?」
 「ん〜、いきなり難しい問題ね。シンジ君はどう思うの?」
 「僕は・・・僕は絶対、許せません!」
 シンジの返答に悪戯っぽい目を向けるミエコ。
 「そうね、シンジ君はそういうタイプよね。私は好きよ、そういう真っ直ぐな人って。」
 その笑顔に少し照れた様子のシンジ。
 「でも許せないからって、いじめる側をシンジ君がこらしめても果たして問題は解決するかしら?」
 「それは・・・。」
 返答に困るシンジ。
 「その場は収まるかもしれないけど、根本的には何も解決はしないわ。」
 「じゃあどうしたら・・・。」
 「いじめる側といじめられる側って実は本質は一緒なの。どちらも心が健全じゃないから問題が起きちゃうのよ。」
 「心、ですか・・・。」
 「ん〜、簡単に答えは出ないけど、表面だけに目を向けないって事が私は大事だと思うわ。」
 (本心はどこにあるのか見極める事が大事・・・。)
 シンジはイヤー星人に言われた言葉を思い出していた。
 「シンジ君、どうしたの?いきなり難しい顔して。」
 「いえ、すいません。その通りだと思います。」
 「怪しいな〜ちゃんと聞いてたの〜。」
 「聞いてます、ちゃんと聞いてましたよ。」
 クスクスと笑うミエコ。
               −−−−−<>−−−−−
355光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:15:38 ID:klVgm+jF0
 シンジとミエコを尾行するコンノは、二人が進む方向を見定めヘッドセットを装着した。
 「サキ、聞こえるか?二人は現在雑居ビルの密集しているセンター街へ向かってる。コンドウさんからの指示は?」
 「えー、司令の言葉です。でかした!コンノにしてはよくやった。そのまま尾行を続けて潜伏先まで突き止めるように、ポテチン。との事です。」
 「ポテチンってなんだよ・・・ん?コンドウさんがそんな事言う訳ないだろ、サキ、この野郎、お前。」
 「今野さん、静かに、気付かれますよ。」
 「ああ、そうだな。」
 「とにかくセンター街ですね、先回りしておきます。」
 「よし、頼む。」
 通信を終えて歩き出そうとしたコンノの前にサングラスをかけ、スーツ姿の大柄の男が立ちふさがった。不敵に笑っている。
 「ん?なんだ、お前。」
 コンノがそう言うと同時に、背後から同じ扮装の男が「ダブル・ハンマー」を今野の後頭部に打ち下ろした。
 「・・・!」
 そのまま前の男に寄りかかるようにして崩れ落ちるコンノ。
 (しまった、何者だ・・・。)
 コンノは薄れ行く意識の中、必死に大男の足を掴みにかかる。しかし、簡単に振り払われ足蹴にされて、そのまま気を失ってしまった。
 大男二人組は薄笑いを浮かべ、シンジ達の後をつけて行く・・・。
               −−−−−<>−−−−−
356光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:20:48 ID:klVgm+jF0
 2−2『分岐』
 シンジとミエコは、多くの若者が行き交うメインストリートの中の小さなビルに入って行く。
 いくつかのテナントが入っていて、その中に「熱田美恵子 占いの館」の文字が書かれている看板があった。
 「さあ、シンジ君。徹底的に占ってあげるわ。」
 シンジはなにやら占いの道具が置かれたテーブルの前に座らされた。
 「えーと、生年月日と名前は聞いたから、それじゃ手相を見せて。」
 ミエコは躊躇なくシンジの手を取り、手相を見始める。
 「運命線が大きく二つに分かれてるわね。」
 ミエコはそうつぶやくと、シンジの顔をジッと見つめる。照れて目線をそらすシンジ。
 「大体分かったわ。」
 ミエコは、テーブルの上に置かれた占い道具の中から水晶玉を手に取った。
 「これが良さそうね。」
 そして水晶玉をシンジの目の前に置き、両手をかざした。
               −−−−−<>−−−−−
 「コンノさん!コンノさん!しっかりして下さい。」
 連絡が途切れたコンノを捜し出し、必死に呼び掛けるミツウラ。
 「ん、サキ。あれ?どこだ、ここ?」
 「どこだ、じゃないって。」
 全身の力が抜け、安堵の表情を浮かべるミツウラ。
 「おぉ!そうか、俺、誰かに殴られて・・・!痛てぇ〜。あんにゃろ。」
 コンノは足蹴にされた顔に手をやった。その手をはたくミツウラ。
 「ん?」
 キョトンとした顔で再び顔を擦ろうとするコンノ、何も言わずその手をはたくミツウラ。
 「ちょっと、何すんの?怪我人だよ、俺。」
 「ばい菌が入ります。一応消毒してありますので。」
 「あ、そうなの。・・・ありがと。」
 赤くなって照れるコンノ。
357光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:23:27 ID:klVgm+jF0
 「たく〜、何やってんですか。少しでも期待した私の身にもなって下さいよ。」
 「何だ、そりゃ。お言葉ですけどね!俺だって、ただでやられた訳じゃないんです。」
 「期待はしませんが聞きましょうか。」
 その言葉にニヤリと笑うコンノ。
 「あいつ等ともみ合った時に発信機を取り付けてやった。モニターを見てみろ。」
 ミツウラは車の中から受信モニターを取り出し、電源を入れた。
 「おぉ〜、珍しく偉い!誉めてあげます。」
 「あたぼうよ。」
 得意満面のコンノ。
 「なるほど、そう遠くないですね。あれ?コンノさん、さっき誰かに殴られてって言いませんでした?」
 「ん、そうそう。サングラスかけた、こ〜んな大男がさあ、二人も。」
 「まさか発信機付けたのって・・・。」
 「ん?だからそいつ等に付けてやったんだよ。絶対追い込んで、とっちめてやるからな。」
 コンノの言葉に不機嫌モード全開になるミツウラ。
 「誰ですか、それ!」
 「いや、俺も知らない。いきなり殴られたし・・・。」
 「んも〜、結局あの男には逃げられた訳ですね!」
 「いや、そうとは限らないぞ。」
 「ん?どういう事ですか?」
 口をとんがらすミツウラ。
 「俺を襲った奴らも、あの男を追ってたみたいなんだ。」
 「へぇ〜。」
 全く気のない返事をするミツウラ。
 「おいっ、ちゃんと聞けよ。」
 コンノが食い下がろうとしたその時。
358光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:24:57 ID:klVgm+jF0
 「おーい、サキちゃーん。」
 コンノ達のいる場所へ、銃機で完全武装をした一団がやって来た。
 「あ、ゲンさんだ。ゲンさ〜ん、こっちだよ〜。」
 ミツウラはコンノには見せない満面の笑顔で、手を振った。
 「何がゲンさ〜んだ。猫なで声出しやがって。ん?サキ、お前、特機呼んだのか?」
 「当然でしょ、コンノさんブッ倒れてるし、私一人じゃ危ないじゃないですか。」
 「いや、だからって・・・。ん〜まあ正解だったかな。」
 「よう、コンノ。無事だったみたいだな。」
 ゲンさんと呼ばれたその男は「ガイズ」のユニフォームは着ておらず、後ろの完全武装の一団より少しラフな格好をしていた。
 「どうもゲンさん、お久しぶりです。」
 コンノは、ばつの悪そうな顔で頭を下げた。
 「最近これといった事件がなかったからな。お前、平和ボケしてたんじゃないか?」
 にこやかに笑うゲンさん。頭を掻くコンノ。
 「ゲンさん、聞いて下さいよ〜。こいつ、またヘマしたんですよ〜。」
 ミツウラがゲンさんに擦り寄る。
 「まあ、そう言うなって。こいつはちゃんと体張って頑張ってんだよ。そうだよな、コンノ。」
 「いや、そうなんですけどね、なかなか伝わんなくて。」
 「ん、まぁそんな事よりよ、犯人の目星はついてんのか?」
 「ええ、一応・・・。」
 一応と答えるコンノに冷たい視線を送るミツウラ。
 「なんだよ・・・。」
 全く信用されていないコンノだった。
               −−−−−<>−−−−−
359光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:28:38 ID:klVgm+jF0
 「見えたわ。」
 静かに落ち着いた口調で、ミエコは鑑定の結果を話し出した。
 「シンジ君は今、人生の岐路に立たされてるわ。一つは平坦で真っ直ぐな道。その先には小さな幸せも待ってる。」
 「・・・だけど機械の歯車のように、無味乾燥で同じ日々の繰り返し。」
 シンジは真剣な眼差しで聞いている。
 「それに何よりシンジ君自体は、その道を望んでいない。」
 シンジは小さくうなずく。
 「そしてもう一つの道は、いばらの道。突き進めば、突き進むほど苦しい修羅の道。」
 「・・・そこには幸せなんて待っていない。反逆者の烙印も押されるわ。けれども・・・。」
 シンジはゴクリと唾を飲みこんだ。
 「そこにはシンジ君が望んだ真実の未来が待っているの。」
 シンジを見つめるミエコ。しばしの沈黙。
 「そうですか、ありがとうございます。多分、ミエコさんの言うとおりだと思います。」
 険しい顔になるシンジ。
 「で、シンジ君はどっちの道を選ぶつもり?」
 その問いかけに再び訪れる沈黙。
 「分かりません。答えを出すには、まだ時間がかかると思います。」
 「そうね、簡単に答えは出せないわ。でも選択肢を誤るとシンジ君には死が待ってるわ。」
 「え・・・。」
 予想だにしないミエコの発言に、一瞬にして表情が凍りつくシンジ。
 「どういう事ですか、それは?」
 ミエコは黙ったままシンジを見つめている。
 「ねえシンジ君、ここに来る前にイジメの話をしたわよね。」
 「はい・・・。」
 「いじめられる側も、いじめる側も心が健全じゃないって言ったでしょ。」
 黙ってうなずくシンジ。
 「じゃあシンジ君から見て、この惑星の人間はどうかしら?健全と言える?」
 話の流れに不穏なものを感じ、硬直するシンジ。
360光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:31:42 ID:klVgm+jF0
 「核兵器なんて恐ろしい物を作る地球人が、とても健全な心を持っているとは言い難いわよね。」
 (なんだ。この違和感は・・・。目の前にいるのは誰だ・・・。)
 シンジは半分、夢を見せられている状態に陥った。
 「心を病んでいる地球人は、その内とんでもない兵器を作り出すわ。そしていじめられる側からいじめる側になったら・・・。」
 催眠術をかけられたような雰囲気に、シンジは目を大きく見開き必死に耐える。
 「平和に暮らしている他の星の人々を、あなた方は一体どれだけ守っていけるかしら・・・。」
 「それとも、一緒になって弱い者いじめをするつもりなのかしら。」
 「ミエコさん、あなたは一体・・・。」
 金縛りにかかったように思うように動けないシンジ。
 「鈍い男だね、アンタは・・・。」
 ミエコは悪女のような表情を浮かべ、立ち上がった。
 「こういう事さ。」
 ミエコの姿が陽炎のように、ぼんやりしながら形を変えてゆく。
 シンジがまばたきをした次の瞬間には、既に首筋に冷たいサーベルが突き立てられていた。
 「マ、マグマ星人・・・!」
 シンジは驚嘆した。ミエコの正体は残忍で凶悪、かつ悪名高いサーベル暴君「マグマ星人」だったのである。
 「赤井、黒田!」
 マグマ星人が誰かの名前を呼ぶ。すると入り口からコンノを襲った大男の二人組が入って来た。
 そしてシンジを挟みこむように陣取り、シンジの両腕を固め、身動きが取れないようにした。
 「何をする!」
 シンジはマグマ星人を睨みつける。
 「別に・・・。」
 マグマ星人はシンジの首筋からサーベルを離す。
 「ただ、あたし等はアンタにここで決断してもらいたいのさ。」
 「地球人を皆殺しにするか。それとも今までのように恩を売るか。アンタにはこの二択しか無いんだよ。」
 「そして、その答え次第ではここで死んでもらう事になるからね。」
 (地球人に恩を売る?マグマ星人の言い分だと僕らの一族は地球人の驚異から保身の為に、この星を守ってきた事になるが・・・。)
 (いや、そんな事がある訳がない!でも、しかし・・・。)
361光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:34:12 ID:klVgm+jF0
 「さあ、どうするんだい?平坦な道か?いばらの道か?」
 シンジに詰め寄るマグマ星人。
 「僕は力には屈さない!」
 シンジは猜疑心をふっ切るように力強く言い放つ。
 「あらまあ、随分と威勢のいい事。でもこの状況をわかってて言ってるのかしら?」
 大男二人が薄笑いを浮かべる。
 「戦闘経験の乏しいアンタ一人が、プロの戦争屋三人を相手にして万に一つでも勝てる見込みがあると思ってんのかい。」
 「それは関係ない!ただ僕はここで殺されたとしても、強要されて答えを出すような事はしない!」
 「ふぅ〜ん、たいした頑固者だねぇ。ならここで死ぬしかないね。赤井、黒田、離してやりな。こんな坊や私一人で充分だよ。」
 マグマ星人に促されシンジを解放する大男二人。
 「さあ、行くよ!」
 マグマ星人は右手のサーベルで、シンジの真正面から斬りかかる。素早く右に交わすシンジ。まっぷたつに寸断されるテーブル。
 「もう一つ!」
 振り下ろしたサーベルをすぐさま振り上げ、シンジの溝落ちめがけ突き刺しにくるマグマ星人。
 シンジは発光させた両腕を交差させ、間一髪サーベルを弾く。そして、がら空きになった脇腹へ素早く蹴り込んだ。
 しかしマグマ星人は体を回転させて蹴りをかわし、その反動を使って再びサーベルで攻撃。
 シンジは右足を空振りさせた状態で、側面からの攻撃を両腕で受け、思いきり壁に叩きつけられた。
 「坊やの割には、なかなかやるじゃないか。」
 マグマ星人は不敵な笑みを浮かべ、サーベルを舌舐めずりする。
 「ミエコさん・・・、一族同士が敵対しているけど僕にはあなたと戦う理由はない・・・。」
 「それでも僕を殺すというのなら!僕は振りかかる火の粉を払うまでだ!!!」
 強い意志を持った瞳でシンジが言う。
 「ほぅ、生意気だねぇ、アンタに払える火の粉だと思ってんのかい・・・?」
 「まあいいさ、アンタみたいな坊やには実力の差ってやつを見せてやらないとね。」
 マグマ星人の左手もサーベルに変化していく。そして両のサーベルが光を放ち出した。
               −−−−−<>−−−−−
362光の国の漂流者:2008/06/03(火) 01:36:42 ID:klVgm+jF0
 「ここだ、ここだ。このビルの中だ。」
 コンノ、ミツウラ、ゲンさん及び特殊機動歩兵部隊の一行はミエコの占いの館が入っているテナントビルの前までやって来ていた。
 「コンノ、なんか騒がしくないか?」
 一同が車から降りるやいなや、ゲンさんが聞き耳を立てる。
 「本当だ。何か争ってるぞ、ゲンさん踏み込みましょう!」
 「よし、お前ら!安全装置を外して隊列を整えろ。」
 ゲンさんは特殊機動歩兵部隊に指示を出す。
 「サキはコンドウさんに連絡、映像も出せるようにしてくれ。」
 「あいよ!」
 サキが威勢よくあいずちを打つ。その時・・・。
 ドガン!!!
 ガイズ一同の体勢が整わぬ内に突然テナントビルの壁が崩れ、中からシンジとマグマ星人が飛び出して来た。
 「・・・・・・!!!」
 驚く一同。
 「あいつだ・・・。」
 シンジの姿を確認したコンノがつぶやいた。
 「コンノさん、あの人、あの人。」
 ミツウラがコンノの肩を叩く。
 「ああ、わかってる、それより本部に回線を繋ぐのが先だ。」
 「コンノ、どうするんだ。男の方も普通じゃないぞ。」
 「ゲンさん、攻撃するのはちょっと待って下さい。敵性宇宙人かどうか本部に確認します。」
 「回線繋がりました。」
 ミツウラがコンノに無線を手渡す。
               −−−−−<>−−−−−
 「そんなものがいつまで持つと思ってんだい!」
 二本のサーベルで耐え間無い攻撃を繰り出すマグマ星人。シンジは腕を交差させ、必死に防御している。
 (くそ、もう持たない。)
 シンジは意を決して変身する。両腕から次第に「イオ」の姿に変貌していくシンジ。その光景を捉えるガイズのテレビカメラ。
 (あの姿はウルトラマン・・・あいつはウルトラマンなのか?)
 コンノは無線を片手に言葉を失っていた・・・。
               −−−−−<>−−−−−
 3−1へ続く
363名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 10:13:07 ID:GRtHzuFkO
そうそう、このようにポジな改善案を具体的に行動を起こすのが大切だな
ネガティブな愚痴君も見習えよ
364名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 12:08:58 ID:mihQlqGtO
だから、クラインと関係ない作品を流すな。
他の創作スレで好きなだけ流せよ。

やってる事は荒らしと変わらんだろ。
365名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 15:13:55 ID:GRtHzuFkO
それをいうならウルトラマンクラインなどという
特撮作品はない。つまり板ちがいたから他板へ行くべだな
366名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 16:05:51 ID:mihQlqGtO
>>1を無視して、他作品を流す時点で間違ってる。
作品のレベルはいいとしてもな。
やってる事は、痴漢小説を貼り付けてる奴と変わらん
367名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 19:01:48 ID:GRtHzuFkO
板違いなスレ立てるな
368名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 19:37:19 ID:vr74Nv140
そうかウルトラマンよりも痴漢小説のほうが好きなのか?
ではどうぞ。
369名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 19:40:31 ID:vr74Nv140
「いやぁっ! 離しなさい! 離してぇっ!」
泣き喚く少女を、三人の男たちが無理やり押さえつけ、引きずっていく。
暴れる手足を拘束し、猿轡を手馴れた様子で噛ませると、静かになった少女を小突き、ワゴンへと押し込んだ。
「あー、疲れた」
「いてて……ったく、参るよなあ、元お嬢様はさあ」
「ま、これからはこんな生意気な真似もできなくなるんだ、許してやろうぜ」
ワゴンの後部座席に少女を放り込んだ男たちは、彼女の太ももや胸を触りながら口々にそう言った。
にやにやと笑いながら、何一つとして自由にならない少女をあざ笑うかのように、彼女の身体を弄ぶ。
「旦那は手え出すなって言ってたけどよ」
「ま、さんざん手こずらせてくれたんだ。これくらいの役得はないとな」
「そうそう」
むーむーと言葉にならないうめき声をあげる少女を無視して、男たちは彼女の衣服を取り出したナイフで切り裂いていく。
上等な生地のセーラー服はナイフでざくざくと切り裂かれ、薄いピンク色のブラジャーが露わになった。
見知らぬ男たち――それも刃物を持った男たちに辱められる、この異常な状況に少女の身体は恐怖に竦み、カタカタと震えた。
「おお、結構あるな」
「揉みやすそうな胸だな。ちょっと味見」
男の一人が、ブラジャーをずらして少女の乳首をつまみ、口に運んでいく。
揉まれ、吸われ、舌で転がされた乳首はすっかりと充血し、慎ましく勃ち上がってふるふると震えた。
おぞましい感覚に少女は顔を歪めながらも、その快感にうっとりと頬を染める。
「大人しくなったと思ったら、感じてんのか?」
「淫乱なお嬢様だな、オイ」
「そろそろご開帳といくかぁ?」
少女の蕩けた顔を見て、男たちは好き勝手に彼女の身体を嬲っていた手を止めて囃し立てる。
屈辱に俯く少女の、縄で縛られた脚をナイフを使って自由にした男たちは、にやにやと笑いながら二人が少女の両隣に回りこみ、彼女の両脚を大きく広げさせた。
強く固定された脚をばたばたと動かして抵抗する少女の頬に、男の一人がナイフを押し当てる。
「もう諦めろよ。分かってねえみたいだからいっとくけど、アンタん家破産して、アンタは買われたの。そんで、これからアンタをご主人さまのとこに連れてくのが俺たち」
370名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 19:43:53 ID:vr74Nv140
「そそ。どうせこれから、もっともっとキツくてエグいことされるんだからさ」
「今のうちに慣れた方がいいぜ? 祥子さま?」
楽しそうに笑いながら、少女――祥子の境遇を揶揄する男たちを、きっと睨みながら、少女は自由にならない体で抵抗を続ける。
切り裂かれた黒いセーラー服とクリーム色のリボンタイの間から覗く、豊かな胸の谷間にぷつぷつし粟立った鳥肌から、物言わぬ彼女の嫌悪と恐怖が伝わった。
硬く尖った桃色の乳首を、彼女の右足を押さえている男がくりくりと摘み上げては押しつぶす。
(いや……いやよ……祐巳……お姉さま……誰か助けて!)
野卑な男たちに身体を弄ばれる恐怖に、祥子の身体はしかし確かに快感を感じ始めていた。
男性恐怖症の気がある祥子だが、性的に疎いわけではない。
それどころか、どちらかというと自分の身体がそう言ったことに貪欲だということを、「お姉さま」に教え込まれていた。
薔薇の館での背徳に耽った日々のおかげで、祥子の身体はすっかりと愛撫に慣らされている。
自分の股間から蜜が溢れ始めていることに気付いた祥子は、快感に弱い己の肉体を呪いつつ、必死で抵抗を続けた。
「ほらほら、いい加減にしろって」
「全くだぜ。っていうか、お嬢さんも感じてるんだろ? 素直に楽しめよ」
祥子の敏感な乳首は、片方は吸われ、片方はいやらしい手つきで弄ばれ、ぷっくりと大きく膨らんで刺激に震えている。
目の前のナイフを突き出した男が、からかうように彼女の太ももを撫で上げて耳元で囁く。
その言葉に、祥子は顔を真っ赤に染めて、男を睨んだ。


(ほら、祥子。こんなにして)
(……お、お姉さま……や、やめてくださいっ……)
(素直になりなさいな。気持ちいいんでしょう? 楽しみなさい)
(はあっ……あぁんっ……おねえさまあっ……こんな……汚らわしい……)
(可愛いわね、祥子。大丈夫よ、汚らわしくなんかないわ)
371名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 20:07:15 ID:r9Cq0mb5O
あ!
372名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 20:14:40 ID:YSQ+SrpW0
>>347
>>1をあと100回読め。
373名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 22:24:11 ID:GRtHzuFkO
>372
特撮板のトップに書いてあることを死ぬまで読み続けろ
374名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 22:30:05 ID:vr74Nv140
ワゴンが屋敷につくと、祥子は恥ずかしい体勢のまま、男達に抱えられて豪華な内装の廊下からある一室へと運ばれた。
沈み込むような感触の高価そうなソファに、祥子は脚を上にしたままの恥ずかしい姿勢で放置されていたが、やがてその部屋に一人の中年男性が入ってきた。
「少し遊んでもらったそうだね? ずいぶん感じやすいらしいじゃないか」
猿轡を噛まされている祥子は男の問いに無言で答えた。
きっと睨む、その視線に満足そうに頷いた男は、懐から筆とインク瓶のようなものを取り出す。
「いい声で鳴いておくれよ、祥子」
「……むっ……ほどきなさい……こんな、こんなことをして……!」
男に猿轡を外された祥子は、ようやく自由になった呼吸に、戸惑いつつも確りとした声で男を怒鳴りつけた。
お嬢様らしい威厳のある、人を動かすことになれた人間の物言いだったが、それも彼女の現在の状況からすると滑稽だった。
「何も聞いていないのかな? 小笠原家は、ちょっと投資に失敗して破産してしまったんだよ」
「そんな、そんなこと……!」
「そこを、私が助けたのさ。君と資金を交換する、という約束でね」
にやりと好色な笑みを浮かべた男の言葉に、祥子ははっと身を硬くする。
破産云々は初めて聞く話だったが、父ならばありうるかもしれない。
娘と金を交換、などというとんでもない話にも、女を物としか思っていない小笠原の男なら乗るだろう。
母は止めてくれたのだろうが、あの人も結局は父に逆らえない、小笠原の女だ。
唇を噛んだ祥子の頬をなでて、男は続ける。
「だから、ね? いい子にしなさい、祥子。君にはここの他に帰る場所などないのだから」
「うっ……ううっ……うぅうぅぅっ……」
優しげな声で、ぐりぐりとクリトリスを摘まれ、祥子は屈辱と快感と、痛みにほろほろと涙を零した。
「思ったより、随分と淫乱らしいね、君は? もうこんなにべちゃべちゃにして、はしたない」
「ひううっ! ああっ! いやっ、いやあああ!」
くちくちと、濡れそぼって赤く色づいた秘所を指でなぞり、焦らすように指の先端を彼女の蜜壷に浅く出し入れする。
さんざん弄ばれ、情欲の炎が燻る身体に、そのもどかしい愛撫は簡単に火をつけ、祥子の身体を官能に燃え上がらせていった。
375名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 22:31:51 ID:vr74Nv140
「まだまだ、何もしていないのに、ねえ?」
「ああんっ! ひっ……ひぃぃっ!」
ゆらゆらと縛られた体を揺すって、懸命に愛撫に耐える祥子の肌に、男は片手で持っていた筆をはしらせる。
柔らかな動物の毛が、彼女のすべらかな皮膚の上をなぞってやがて粘膜へと辿りつく。
祥子の淫液をたっぷりと吸い取った筆を、乳首の上で円を描くようにはしらせると、祥子は白い肌を上気させて身悶えた。
「ちょっと冷たいよ?」
「ひゃぅっ! ああっ! はぅうっ! んんんっ!」
粘液が絡んだ筆の先端を口に含み、味わうように舐め上げた後、男は筆を手にしたインク瓶の中に筆をつけ、たっぷりとソレを含ませると、もう一度祥子の牝肉へと押し当てた。
冷たい液体が、祥子の肉壁に辿りつくと、それは一転して燃え上がるように熱くなる。
「あ、あついぃぃっ! あついのぉっ! はぁぁあぁっ!」
「うんうん、媚薬だからね。熱くもなるさ」
だらしなく涎をたらして喘ぐ祥子を満足げに見やると、男は楽しそうに笑った。
筆をインク瓶につけ、媚薬をたっぷりと絡めとり、祥子の媚肉の中へと収めていく。
じゅぽ、じゅぽ、といやらしい水音が、祥子の股間からたえまなく響いた。
「いやあああっ! 抜かないでぇっ! 熱いのおっ! あつくてかゆいぃぃっ!」
「こらこら、はしたない。それでも元お嬢様かい? 祥子。まあ、牝犬の素質はあるみたいで安心したよ。言ってごらん、牝犬祥子の淫乱マンコにご主人様のチンポを入れて下さい、って。可愛くおねだりしてごらん」
ふるふると腰を振りながら、祥子は己を苛む筆を求めて咽び泣いた。
その耳元に、低く男が囁くと、祥子は熱に浮かされていた自分を恥じるように目を伏せ、唇を噛んだ。
屈辱的な、そしてとてつもなく恥ずかしい言葉を強要した男は、そんな祥子の様子を楽しそうに見つめて、ふと辺りを見回して、一つ手を叩いた。
「ここでは少し情緒が足りないな。移動しよう」
豪華な調度品がセンスよく飾られた室内の、マホガニーのテーブルに置かれた呼び鈴を鳴らし、使用人を呼びつけ何事か囁くと、男は部屋を出た。
「うううっ……はぅうっ……あああ……」
部屋の中には、祥子のすすり泣く声だけが、いつまでも、いつまでも響いていた。
376名無しより愛をこめて:2008/06/03(火) 22:35:22 ID:vr74Nv140
「おねだりしたくなったかい? 祥子」
「…………もう、離して」
部屋にやってきた男たちにさんざん嬲られつつ、裸身に近い状態の恥ずかしい姿で屋敷の中を移動させられた祥子は、異様な内装の小部屋へと連れ込まれた。
熱の冷めない自分の身体に喘ぎながら、そしてそれをからかわれながら進んだ道中での出来事は思い出したくもない。
台へと括りつけられてからも、男たちは彼女の身体を悪戯に弄び、しかしけして絶頂へとは導いてはくれなかった。
祥子にはしたない言葉を強要しつつ、途切れ途切れに懇願する祥子をあざ笑うだけで、男たちは少女の熟れた体にもどかしい刺激だけを与え続けた。
「おねだりしてごらん、祥子」
「はああんっ! だめえええ! あっ! あああ!」
ぐりぐりと乳首とクリトリスを押しつぶされ、激しい痛みとそれ以上の快感に、祥子の身体は電流を流されたのかのようにビクビクと跳ねる。
「はやく、牝犬祥子をイカせてください、って。祥子のマンコにご主人様のチンポを突っ込んでくださいって言ってごらん? もう熱くて我慢できないだろ?」
「ふううっ! さ、さちこをぉっ、い、イカせて……くださいぃぃっ!」
ゆっくりと指が祥子のひくつく内壁を撫で上げ、祥子の中の熱さと痒みを微かに和らげた。
その快感に大きく息を吐きながら、無意識に腰を揺らめかせ、指を追いかけつつ祥子は顔を真っ赤にして叫ぶ。
「こらこら。ちゃんと言いなさい。淫乱な牝犬の祥子は、ご主人様の何でイカせて欲しいの?」
「あああ! ぬ、抜かないでぇっ! 言います! いいますからあぁっ!」
呆れたように指を引き抜こうとする男に、祥子は縋りつくようにして言った。
すでに理性もプライドも媚薬に侵され始めている祥子の潤んだ瞳は、ただ純粋に快楽を請う牝の色をしている。
「め、めすいぬ、のっ! 祥子の、ま……マンコをぉっ! ご主人さまのっ! ち、チンポで……イカせてくださいぃぃぃっ!」
絶叫するように、頬を染めて祥子は哀願する。
男を見上げる彼女の不安げな仕草は、まるで主人の機嫌を伺う犬のようだ。
「まあ、いいだろう」
「ふっ……うううっ……」
鷹揚に頷いた男が、祥子の手足の拘束を解いていく。
377名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 00:10:52 ID:DC3h4Od60
ID:GRtHzuFkO(携帯)= ID:vr74Nv140(PC)


378名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 10:07:18 ID:88DFBEEqO
イオの作者は著作権利とか、当然、放棄して投稿してるんだよね。
379名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 13:19:55 ID:1pXuqiYlO
ウルトラマンメビウスの時に、類似品が出ることを見越して
円谷はウルトラマンクラインも商品登録してるんだってさ
380名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 14:05:18 ID:88DFBEEqO
それなら誰かが言ってたウルトラクラインに変えればいいだけ。
381名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 18:10:16 ID:0pnWL+zL0
本日の自演荒らし
ID:ID:1pXuqiYlO(携帯)= ID:ID:DC3h4Od60(PC)



382名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 18:12:57 ID:LiQnYH5X0
>>379

特許庁で検索した限りでは見つからなかった。
わるいけど登録コード希望。
383名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 19:06:02 ID:0pnWL+zL0
そんな古い手に.................
384名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 19:52:17 ID:p5dOsrKqO
今日はエロいのはないの?
385名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 21:31:55 ID:J9XD+gtt0
>>381
まぁ、>>377に自演見抜かれたからって、必死に他人を自演扱いするなよw
自演を見抜かれたら、そのままスルーした方がバレなくていいよwww
386名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 21:45:01 ID:ng5DttZx0
つうか書き込まなければ自然に落ちるのに…
387名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 21:54:39 ID:p5dOsrKqO
>385
そう必死になるなよ自演君、正体ばれてるぞ
388名無しより愛をこめて:2008/06/04(水) 22:11:48 ID:1pXuqiYlO
そんな必死な奴と一緒にするなよ
スルーしてれば良かったのはどっちだ?
389名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 00:06:48 ID:1pXuqiYlO
い!
390名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 00:38:06 ID:zb7Axasu0
>>386
キミは落ちるの望んでるってことだね。
391名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 08:30:38 ID:BZ8TPppFO
保守という名の晒しにも見える
392名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 12:52:31 ID:pdoOkxSEO
あ!
393名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 18:43:57 ID:pdoOkxSEO
改善案だ、テレビには再放送ってのがあるだろう
作品の再掲載はどおだ?もちろんクライン限定だ
394名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 21:26:45 ID:Ab9G7SkX0
終わってないのに再掲載する必要もないし、まとめサイトに行けば読めるだろ。
395名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 21:45:24 ID:ufliTyQq0
えっ?まだ終ってなかったのですか?
396名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 22:38:50 ID:QqQpIFsO0
クライン再出発
397名無しより愛をこめて:2008/06/05(木) 23:47:29 ID:pdoOkxSEO
↑それは素晴らしい改善案だ
398名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 01:38:17 ID:C6UODHXx0
また自演?
399名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 14:58:17 ID:zbKfGKBiO
自演でTHE END
400名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 15:31:06 ID:x4VK+8YVO
初代や新マンのデザインにセブンの胸のプロテクターを加えたデザインってあったっけ?
401名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 20:00:07 ID:hxLGAZPP0
誰もヤル気ないんだね。
402名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 20:22:00 ID:pYqDUT8w0
>>91

>次の39話は6月の半ば(10日頃?)には仕上がってると思います
403名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 20:37:30 ID:hAB1lIjJ0
イオとか書いてる奴がクラインを書けば全て解決だろ。
まとめサイト管理の人は管理だけに専念して貰えばいい。
執筆力においても、防衛軍や他の奴より格上だし。
404名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 21:53:40 ID:zbKfGKBiO
それは良い改善案だ
405名無しより愛をこめて:2008/06/06(金) 22:01:59 ID:pYqDUT8w0
♪ イオはまだ16だから
406名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 00:10:46 ID:FHEhJ6ucO
つまり改善案は無し
作品も無し
ってことで


終了
407名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 17:51:23 ID:rUSJr03D0
>>406
おまえ、前に荒らしを呼ぶ餌巻いといて、じつは釣りでしたってはしゃいでたバカだろ?
408名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 18:40:17 ID:WCV7QYX10
自演はもういいよ。
409名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 21:29:40 ID:rlwiWwLBO
>407
本日の自演バカ
410名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 22:15:31 ID:rUSJr03D0
PCと携帯の上手い連携だな。おいw
411名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 22:38:04 ID:FHEhJ6ucO
そうやって必死になれば思うツボですよ
412名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 22:48:12 ID:AONoxlXBO
>>406を叩かずに>>407を集中して叩いてるのは意図があるんだと思う。
413名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 23:02:15 ID:rlwiWwLBO
ところで自演バカは何話の作者だ?
代わりに次の話書いてやれよ
414名無しより愛をこめて:2008/06/07(土) 23:04:25 ID:rUSJr03D0
>>406=409は確定。
415名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 00:07:48 ID:6UBEEN4/O
6月10日まであと2日、作品は完成してるだろうから、
前倒しで今日にもアップされることだろう
416名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 08:16:55 ID:vzT7EHqy0
塀の中の懲りない小町は、ここが隔離スレだってさ(笑)

動物園のオリの中から見ているとも知らずに・・・
417名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 19:10:33 ID:xxqXkhct0
そんな手には乗らないw
418名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 19:36:07 ID:vzT7EHqy0
ホントに乗らないヒトならスルー
419名無しより愛をこめて:2008/06/08(日) 21:43:05 ID:xxqXkhct0
その手も使い古されてるので乗らない。
そろそろ、そうやって煽って荒らすの止めたらどうよ?
420名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 00:29:58 ID:KppCTbV5O
乗りまくってるじゃん
421名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 00:34:11 ID:KppCTbV5O
それから、荒らしバスターを気取って
結局自分も荒らしてるし
422名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 11:48:08 ID:Fb5oQ6njO
お前ら全員踊らされてるんだから黙ってスルーしとけよ。
423名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 18:15:37 ID:dFO/I03Z0
んだな。
借金してパチンコするようなものだ。

勝つかまけるかわからん。
424名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 22:34:57 ID:KppCTbV5O
明日はいよいよ新作の日
425名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 22:37:52 ID:ltPRt9yV0
ウルトラマンイオの作者は大口叩いてたけど、論破されて逃げたの?
426名無しより愛をこめて:2008/06/09(月) 22:39:23 ID:JI0yqtc7O
実はまだ何もできてません
てなオチは勘弁な
427光の国の漂流者:2008/06/09(月) 23:18:22 ID:4Tm1EG6I0
大口なんて叩いてませんけど何か?
428名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 00:29:21 ID:D6Y3/q2a0
イオとかどうでもいいから、クライン書いてほしいよ。
ここはクラインのスレだから。
429名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 07:48:56 ID:YLM6ynNdO
大口叩いてたのはイオ氏ではなく、暗いんの作者
430名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 08:07:04 ID:8c7iaRDbO
>>428
わかります。
431名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 18:28:06 ID:v2ZD2GIr0
>428
愚痴を吐けば作品が上がるとでも?
432防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:37:43 ID:P+NPgJwY0
第39話「この世界の明日へ…」超破壊兵器クリムゾンボール 殺戮凶人ボルヴァン星人 暗黒宇宙人ノアール星人 超戦闘ロボットフェクタス 殺戮凶戦機メカレーターボルヴァン 登場

金星軌道上
空間にできた数百キロもの巨大なヒビに、ある変化が現れた
徐々に「割れ」はじめたのである
まるでガラスの様に、何も無い宇宙空間が割れていくのだ
しかし宇宙空間と宇宙空間の隙間からは強烈な真っ赤な光が噴出し、向こう側に何があるかはよくわからない
ただわかるのは、すさまじい何かが、向こうの世界からこちらの世界に出てこようとしている、と言う事だけだ

火星軌道上
TPC戦闘機隊必死の攻撃をもろともせずに集結を続けていたボルヴァン艦隊の残骸はついに完全に集結を終えていた
数百メートルはあるだろう黒い球体の様なそれは
少なくともハルバートマザーよりも巨大なそれはボルヴァン艦隊の残骸が集結したにしては小さすぎるが
それは戦闘機の攻撃でパーツが消し飛んだというより密度を増して面積を減らした、と言う感じである

FAITHロサンゼルス本部、会議室
「何と言う事だ…」
映像が分割された大型モニターでそれらの光景を見ながら、各国重要人物の誰かが呟いた
集まった重要人物達の多くがただ呆然と、白昼夢でもみているかの様な表情で画面に釘付けになっていて
先ほどの呟きが室内の全員に聞き取れるほど、会議室内は静まり返っている
そんな中、イルマはモニターの向こうの敵を睨みつけるように凛と見つめながら、必死に考えをめぐらせていた
しかし、いかにイルマでも、まだ何か、完全にわかりきっていない物に対処できる程、万能では無い
下手に対処して、こちら側が痛い目にあったと言う経験をイルマは何度となくしている
だからこそ、イルマは慎重に、考えをめぐらせ、何とか適切な処置を取ろうとしていた
「金星軌道上の敵を総攻撃しましょう!」
突然の声に、はっとなるイルマ
433防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:38:04 ID:P+NPgJwY0
素早く声のした方に顔を向けると、南アメリカ支部総監、ケンイチ・カイが立ち上がっていた
唐突なカイの意見に、イルマは何とか彼の行動を止めようと立ち上がる
「しかし、敵の正体が」
「何もせずただ見ていれば、奴の思う壷、状況はまったく好転しません」
イルマの言葉が最後まで終わる前に、カイは断固とした口調でそれに返した
その言葉に、イルマははっとなる
その通りだった
アレが自然現象か何かならば、様子を見るという手も考えられるだろう
だがアレは明らかに侵略者が作った何かしろの凶悪兵器である
黙って見ていて、好転などするはずが無い
(私も…、まだまだか)
イルマは一瞬そんな事を考え苦笑したが、すぐに我に返ったように席に座りなおすと、再びあの石室とのホットラインを手に取った
その光景を無言で見ていた各国の総監達も、やがて一人、また一人と自国との回線を手にとって行く

FAITH日本支部作戦室
グレゴリーらとモニターでイルマ達と同じ映像を見ていた石室の机のホットラインがけたたましく鳴り響き、石室は素早く受話器を取る
「要撃衛星を集結させて、金星軌道上の敵への攻撃準備をはじめてちょうだい」
「了解」
イルマの言葉に待っていたように石室は答えると、さっとエリーの方を向く
「エリー、要撃衛星各機を長距離射撃モードに変えて、金星軌道上の物体に向けて置いてくれ」
「了解」
石室の指示を受け、エリーが高速でキーボードを操作し始める
434防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:38:39 ID:P+NPgJwY0
地球の衛星軌道上
TPCの保有する要撃衛星群が金星軌道上を攻撃すべく、地球のあらゆる衛星軌道上から集結を開始した
数百機以上の要撃衛星が次々と金星を攻撃するのに最も適したポイントへと集結していく

その頃火星軌道上では、FAITHとTPCによるボルヴァン艦隊集合体への必死の攻撃が続いていた
しかし日本支部の面々は先の作戦でマザー、チェスター、ウイング全て大きなダメージを受けているため、攻撃に参加する事はできない
悔しげにブリッジでモニターを見つめるイデイを除く隊員達
「糞、まるっきりびくともしない!」
「一体何でできてやがるんだ、あの塊は」
森が悔しげに叫び、スギカワラがそれに続くように呟く
「艦の修復は、どの位進んでいる?」
オマエザキもいてもたってもいられないといった調子で船内で修復作業を行っているイデイに通信を送った

あちこちから火花が飛んでいる機関室で他の一般隊員達と必死に修復作業を行いながら、オマエザキからの通信を聞くイデイ
「まだまだ時間がかかります!応急修理で戦える用にしようとしてますが、それでもまだ!」
『急いでくれ』
「了解、皆!地球の運命がかかってるぞ!気合を入れろ!」
「了解!」
イデイの掛け声に、威勢よく答える一般隊員達

「頼んだぞ」
「敵集合体に、高エネルギー反応!」
オマエザキが通信を終えた瞬間、スギカワラの叫びが室内に響き、同時に何人かが驚きの声を上げる
素早く視線をモニターに送ると、ボルヴァン艦隊集合体の球体の一点が、まるで金属が熱で融解している時のように激しく発光をはじめていた
ついにはじまった集合体の変化に、ブリッジにいた隊員達の中に緊張が走り、何人かが思わず唾を飲み込む
435防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:39:11 ID:P+NPgJwY0
発光している集合体の一点は、数百mの集合体全体から見れば多少小さいが、それでも50m程の大きさで
スギカワラの言ったとおり高温の熱を発し、激しく発光している事と相成って、まさしく金属が溶けているようであるが
しかしTPC攻撃隊の猛攻を受けているほかの場所はいくら熱線やミサイルが命中しても変化らしい変化は無く
この発光がTPCの攻撃によるダメージでない事は明らかであり
また、その部位へのTPCの攻撃も、何ら効果らしい効果は見られない

「どうすりゃいいんだよ、あんなの!」
集合体の変化を止められない事に苛立った森が叫びながらマザーの壁を叩き、他の者も悔しげな瞳でモニターを食い入るように見つめている
っとそこで通信士席のアラームがなり、座っていたスギカワラが素早く反応してインカムを取った
「はいこちらFAITHジャパンマザー…はい、了解!オマエザキリーダー!日本支部から緊急連絡です!」
言って、呼びかけられて近づいてきたオマエザキにインカムを渡すスギカワラ
オマエザキはそれを受け取ると、モニターから目を離さずに交信をはじめた
「オマエザキです…何ですって!?」
尋常で無い驚きの声に、全員の視線がオマエザキに集中する
「金星軌道上に…敵の新手!………数百キロの次元の裂け目……」
その視線の中心で驚愕を隠さず通信の内容をオマエザキが呟き、その度に誰かが目を見開き、誰かが生唾を飲み込む
「…ロシア支部とEU支部の戦艦を戻して攻撃に使うんですね?はい」
他の面々と共にオマエザキの呟きを聞いていたスバルがふと外に視線を送ると、アートオデッセイ級2、3隻と、クラーコフ級1隻が地球へ進路を取るべく反転を始めていた
恐らくロシア艦隊か、EU艦隊だろう
(あれじゃ駄目だろうな…)
離れているのでとても小さく、頼りなく見える巨大宇宙戦艦を見ながらスバルはそんな事を考えて、慌ててその思いを断ち切ろうと首を振る
(何を考えてるんだ僕は…、これじゃ、まるで……)
436名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 19:39:49 ID:v2ZD2GIr0
437防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:42:04 ID:P+NPgJwY0
『  運命  』
(!!)
水面に水滴が落ち波紋が起こるように、スバルの心にチェーン星人の言葉が蘇っていく
『クライン、この宇宙はもうどうしようもない、どんなにあがいても、あのゾーリックは倒せない…、いや、貴様と地球人が束になった程度では、今迫ってきているボルヴァン星人の艦隊にすら勝てないだろう』
背筋を何か冷たい物がよぎり、ぶるりと身震いするスバル
『ボルヴァン星人の艦隊にすら勝てないだろう』
「……そんな事は…」
心に浮かんだ言葉を打ち消すようにスバルが呟いた瞬間、視線の先のアートオデッセイ級をどこからか放たれた光線が貫いた
驚き、慌てて光線の飛んできた方向に視線を向けると、今まで発光していた球体の表面に大きな穴が空き、そこから強力な光線が発射されているではないか
「FAITHEU、アートオデッセイ級、大破!」
少し遅れて、スギカワラの切迫した声が艦橋に響き、隊員達がどよめきだす

やがて穴から発射されていた光線はやみ、今度は穴の中から人間の上半身の様な物がぬっと姿を現した
赤茶色のボディの各所に何か機械の様な物が幾つも光っていて、人間で言う頭の部分には青く輝く赤外線センサ
ーの様な物が取り付けられ、両腕にあたる部分はどちらも太く、筋肉質で、両手は巨大な銀色に輝く刃、下半身の部分、腰から下はヘビのようになっていて、それがボルヴァン艦隊集合体である球体の穴に繋がってる
穴から出てきた異形の怪物は球体と繋がっているヘビのような下半身をのばしながら、高速でTPC艦隊へと迫ってきた
各TPC艦隊と戦闘機が慌ててビーム攻撃を見舞うも、その体はあのバリアに守られていて、攻撃は怪物まで届かずその寸前で四散していく
高速で進む怪物はやがて一番手近な艦にたどり着くと、両腕の鋭い刃を艦めがけ一気に振り下ろし、アートオデッセイ級の装甲に大きなひび割れを作った
周囲から戦闘機が必死に攻撃してアートオデッセイ級を助けようとするが、ヘビのような尾にも、上半身部分にも攻撃はバリアによって届かない
さらに怪物は両の刃を艦の壁面に突き刺し、強力な放電を放ち始める
艦のあちこちで爆発がおき、バランサーが壊れたのか艦がゆっくりと横倒しのような形で回っていく
怪物はそこで刃を引き抜くと、更に地球に戻ろうとしていたロシアのクラーコフに襲い掛かった
438防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:42:57 ID:P+NPgJwY0
怪物の刃がクラーコフの装甲を安々と引き裂いていく様を、会議室のモニターが映している
「己ぃ…」
眼前で成すすべなくやられる自国の宇宙戦艦を見せられて、歯軋りするロシア総監
他の総監や各国代表も最初の様にどこか楽観したような表情は浮かべていない
ある者は怒りを胸の内に燃やしながら、ある者は侵略者の異様な能力に動揺したように、皆画面を食い入るように見つめている
「各国攻撃衛星金星軌道攻撃準備、整ったとの事です!」
その時、会議室内の通信機で各国と通話していた本部コマンダーが、奴等に目に物見せてやりましょうと言った調子で周囲に衛星群の攻撃準備が整った事を伝えてきた
総監や代表達の視線が一瞬、コマンダーに集まる
「よし!各国総攻撃で、問題ありませんな?」
ロブが周囲の総監を見渡しながら、叫ぶように言う
「異議なし!」
「我が国も異議は無い!」
「やるべきだ!異議無し!」
各国の総監、代表達が、その呼びかけに口々に異議が無い事を力強い調子で述べていく
「異議、ありません」
「よし、攻撃だ!」
最後にイルマが異議が無い事を発言し、全員の意見を聞き届けたロブが、コマンダーに向かって言った
それに頷き、コマンダーは通信機に向かって力強く言う
「攻撃、開始!」

一箇所に集結し、同じ方向に砲塔やミサイル発射口などを向けた迎撃衛星群が、各国の操作によって一斉に攻撃を開始していく
フルチャージされた巨大隕石も消し飛ばすレーザー砲が、ネオマキシマブースターを取り付けられた核ミサイルが、金星軌道上の巨大な敵目掛け次々と発射され
流星のように宇宙空間を突き進んで今しも金星軌道上の裂け目から現れようとしている巨大な物体に一斉に突き刺さるように炸裂した
巨大な爆発が連続で発生し、裂け目を激しい炎と煙が包み込んで行く
439防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:43:44 ID:P+NPgJwY0
「…効果は?」
日本支部のモニターでそれらの映像を見ていたグレゴリーが、多少焦った様子で後ろのエリーに尋ねた
「現在分析中」
そう答えたエリーは、グレゴリーに尋ねられる前から既にキーボードを高速で操作している
落ち着かない様子で、今だ煙に包まれた物体を映すモニターと、エリーを交互に見るグレゴリー
フブキやルー達も、どこか落ち着きが無い
「……解析結果でました」
やがてキーボード操作を終え、エリーがあの冷静な声で口を開いた
同時に、物体を包んだ煙が、ゆっくりと膨らんでゆく
「目標、依然健在」
エリーの言葉と共に、煙の中から超巨大な赤く光る球体が姿を現した

空間の亀裂をぶち破り、数十発の核弾頭とレーザー光線を物ともせずに現れた巨大な物体は半透明の真っ赤な物質、まるで赤い曇りガラスの様な物で構成されていて、その中心は鈍く鼓動するように明滅している
核とレーザーを受け部分に多少クレーターの様な物ができている物の、それは表面を傷つけているだけにとどまり、他に効果らしい物は見られない
圧倒的な装甲を持つこの赤い球体兵器こそがボルヴァン星人が幾多の惑星を滅ぼしてきた切り札、超破壊兵器、クリムゾンボールである
ゆっくりと煙の中から現れたクリムゾンボールはやがて徐々に、地球目指して加速を開始した
その速度はクリムゾンボールが巨大なために遅く見えるが、実際は物凄い速度であり、さらに加速を続けている

沈痛な面持ちで、加速を始めたクリムゾンボールを見つめる、ロス会議室の総監や代表達
「……何と言う」
苦痛に満ちた表情で画面を見つめながらロシア支部総監が呟いた
最早誰も言葉も無く、ある者は俯き、ある者は天を仰ぎ、またある者は頭を抱えている
「目標の……予測進路、出ました」
サブモニターを操作していたコマンダーが遠慮がちに俯いているロブに言った
「……どこに激突するんだ?」
俯いたまま、地球にぶつかる事を前提にどこか諦めを含んだ応答をするロブ
「…」
コマンダーは一瞬イルマの方を伺った後、ロブに資料を渡した
440防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:44:47 ID:P+NPgJwY0
わずかに顔を上げて資料を受け取り、書面に書かれている事を見て、ロブはため息をつく
「…君の国は、よっぽど侵略者に嫌われているようだな、ミズイルマ」
そう言って、衝突予測時刻、日本時間23時ジャスト、衝突予測地、日本、東京と英字で書かれた資料をイルマに手渡そうと顔を上げ…
ロブは一瞬硬直する
イルマの顔には、絶望も、苦痛も、浮かんでいなかった
これだけ絶望的な事態に直面してなお、その顔の闘士は、消えてはいなかったのだ
「……提案が、あります」
暗く沈みこんだ雰囲気の会議室に、冷静なイルマの声が響き、総監や各国代表達の視線が、彼女に集中する

レーザーを撃ちまくって必死に応戦していたクラーコフ級にボルヴァン艦隊集合体から生まれた怪物、フェクタスの光線が命中し、爆発が起きる
さらに加速して接近してきたフェクタスが一気にクラーコフに肉薄し、腕の刃をクラーコフの装甲に見舞う
「イデイ!まだマザーは直らねぇのか!ウイングは!」
味方がやられていく中戦えない自分に苛立っているらしく、モミジオカが通信機でイデイに叫んだ
『俺だって急いでるよ!』
イデイも焦っているのだろう、余裕の無い叫び声が、通信機から帰ってくる
「落ち着け、コガラシ、マザーやウイングが動いても、あのバリアーを破れなきゃ意味が無い」
バレンタインが苛立つコガラシをなだめようと、横から口を挟んだ
下唇を噛み、黙るコガラシ
「……地球が危ないってのに…俺達には見てる事しかできないのかよ!」
今度は森が吐き捨てるように叫ぶ
その光景を見つめながら、握りこぶしを作るスバル
(このまま黙ってやられるのを待つしかできないのか?…このまま……)
『  運命  』
また、あの言葉がスバルの脳裏に浮かぶ
首を振るスバル
(そんな事は無い!無いんだ!)
必死にそう思うスバルだったが、しかしどうする事もできないと言う現状は揺るがない
自分の両手を見つめるスバル
(どうすればいいんだ?何か…何かあるだろ?僕は…僕は一体…)
441防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:45:08 ID:P+NPgJwY0
『  運命  』
困惑するスバルの脳内に更に響くチェーン星人の声
(違う!絶対に…絶対に何か…)
救いを求めるようにボルトクラインに触れるが、しかしクラインは先の戦いのダメージが残っていて、弱り、再び戦うにはまだ時間がかかるだろう
どうする事も、できない
(そんな…)
地面に視線を落とすスバル
ハルバートは動かせず、クラインにも変身できず…
スバルにできる事は、何一つ無い
(そん…な…)
悔しさにスバルが拳をかためた、その時…
「作戦が、ある」
鬼塚の低い、毅然とした声が、艦橋内に響いた

FAITH日本支部の作戦室
イルマと石室のホットラインがけたたましく鳴り響き、通信機でどこかへ通信を送っていた石室が、通信をエリーに引き継がせ、それを取る
『金星軌道上の敵への対抗手段が決定したわ』
開口一番の言葉に、石室はしかし動じない
イルマなら何か手を編み出すと、石室は信じ、そしてその手段を、自分なりに予期していたからである
「OM−999爆弾を使うのですね?」
『流石ね』
石室の問いに、イルマは満足げに返答した

常人ならば、その兵器を使用する事など、考えても見ないし、仮に考えても、それを使う事は不可能だという結論に至る兵器
それがOM−999爆弾と言う兵器だ
その破壊力は理論上火星サイズの惑星ならば消滅させられるほどの威力を持つものの
余りに危険な事と、どの国にもそれを完成させる技術が無かったため、今までは理論上にのみ存在し、実在はしない、ほとんど架空の兵器である
442防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:46:20 ID:P+NPgJwY0
常人ならば、その兵器を使用する事など、考えても見ないし、仮に考えても、それを使う事は不可能だという結論に至る兵器
それがOM−999爆弾と言う兵器だ
その破壊力は理論上火星サイズの惑星ならば消滅させられるほどの威力を持つものの
余りに危険な事と、どの国にもそれを完成させる技術が無かったため、今までは理論上にのみ存在し、実在はしない、ほとんど架空の兵器である

そんな物を使用する作戦など、成功率は限りなく低いだろう
しかしそれでもそれを実行するのは、イルマや石室が未来を諦めていないからに、他ならない
『今現在各国で急遽パーツの製作が始まっています、日本支部は全コンピューターを起動、パーツ製作に伴う計算処理を少しでも早くするために計算処理を手伝いつつ、可能な限り戦闘準備を整えて頂戴』
イルマの指示に、石室は頷く
「既に準備を進めています」
『この戦いに人類の運命がかかっているわ、頼むわよ』
そう言って、イルマは通信を切った
「…」
画面に向かい、一瞬石室は敬礼する
「よし、全コンピューターを各国支部のサポートに回す、作業開始だ!」
「「「はい!」」」
やがて振り向いて石室の言った言葉に、グレゴリー達は返答し、一斉に作業にとりかかった

日本支部マザーの格納庫内
スクラマサクスの前に立った鬼塚が、目の前に並ぶ隊員達に、自分の作戦を述べている
そこで語られた作戦に、驚愕する隊員達
「無茶だ!そんなの…」
「そうですよ、余りにも危険すぎます!」
バレンタインが叫び、里見もそれに続く
しかし、鬼塚の決意に満ちた表情は揺るがない
「一刻も早く奴を倒さねばならない現状で、手段を選んではいられない」
そう言ってスクラマサクスに乗り込もうとする鬼塚の腕を、森が掴んだ
「無理ですよ、ウイングもチェスターも使えないならスクラマサクスで敵の体が出ている穴に突っ込んで、中で暴れて倒そう何て」
叫ぶ森の手を、振りほどく鬼塚
しかし今度はオマエザキが腕を掴んできた
「鬼塚リーダー、むざむざ死にに行くだけだ」
鬼塚は無言でそれも振りほどこうとしたが、オマエザキは手を離さない
443防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:47:38 ID:P+NPgJwY0
「なら聞こう、オマエザキリーダー、他にどういう手がある!早く奴を倒さねば、地球は…」
「あなた一人では、無理だと言っているんです」
その言葉に、はっとなる鬼塚
「皆で行きましょう、今スクラマサクスは全部で5機ある、皆でやった方が、はるかに確実性が増しますよ」
「しかし…」
それでいいのか?と鬼塚は聞こうとして、やめた
そこにいるFAITHの面々、オマエザキも、森も、バレンタインも、サクラノも、山本も、そしてスバルも
皆決意に満ちた表情で、自分を見つめている
「…一つ、頼みがある」
決意に満ちた隊員達の顔を見渡し、鬼塚は口を開く
「誰も……死なんでくれ」
思いやりと、優しさと、そして願いの篭った、鬼塚の心からの言葉だった
「「「「了解!」」」」
艦の作業を行うためこの場にいないイデイとスギカワラ、内藤を除いたファイター、ナイトの面々が、一斉に鬼塚に敬礼する
その姿に、一瞬だけ涙を流しかけた鬼塚は、しかしその涙を飲み込むと、叫んだ
「よし!行くぞ!!」

(僕達は…皆一人じゃないんだ)
スクラマサクスの中で、ふと、スバルは考える
鬼塚もスバルも、自分一人で世界を何とかしようと思っていた
しかし強い一人の力だけでは、世界は変えられないのだ
それはFAITHのリーダーでも、ウルトラマンクラインでも変わらない
大勢の人間が協力しあって、初めてこの世界に明日が訪れるのだ
(そして、この星には大勢の仲間がいる……運命になんか、負けない!)
スバルの心の中に、最早チェーン星人の声は響かなかった
444防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:48:33 ID:P+NPgJwY0
5機のスクラマサクスがマザー内から射出され、フェクタス目掛けて突き進んでいく
「あいつ等、何する気だ?」
その光景を見て、近くを飛んでいたクリムゾンドラゴンのパイロットが、思わず呟いた
宇宙空間を飛ぶスクラマサクスは余りに頼りなく、またちっぽけで
そんな物で戦いに出るなど、自殺行為以外の物には彼には見えなかったのだ
しかし勿論、FAITH日本支部の面々に、死ぬつもりは全く無い
「化け物の奴は今アメリカ軍の戦艦と交戦中だ!奴の注意がそっちに行ってる隙に、穴の中に突入する!」
鬼塚の言葉と共に、穴目掛け一気にスクラマサクスを直進させる隊員達
フェクタスはアメリカ艦隊を叩くのに夢中で、それに気づいてはいない

「駄目だ…TPCのコンピューターだけじゃ、計算が間に合わない」
モニターに表示される計算状況を見て、フブキが焦って呟く
地球にOM爆弾の影響が及ばない激突15時間前までにOM爆弾を撃ち終わり、命中させていなければならないのに、現在の速度では、計算が終わるのに18時間はかかってしまう
それでも諦めずに必死に計算を続ける石室の元に、一般隊員が大慌てで駆け込んできた
「石室コマンダー!…た…大変です!」
「どうした?何があった」
息を切らしながら言う隊員に、石室達の困惑の視線が集まる
「各国の民間企業や大学等が…一斉に…協力を申し出てきました!」
通信士の言葉に、石室の口の端に笑みが浮かぶ
「よし!すぐに計算作業に協力できるよう、体制を建てろ」
「はい!」
石室の言葉に慌てた調子で隊員は頷くと、再び今来た道を走っていく

やがて数分後、民間からの協力を得て計算速度は飛躍的に上昇し、10時間後には全てのパーツが完成する手はずが整った
445防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:49:33 ID:P+NPgJwY0
「いよいよ…か」
眼前に広がるボルヴァン艦隊集合体に空いた巨大な穴を見つめながら、モミジオカが呟く
各国の戦闘機隊とて馬鹿ではない
この穴に攻撃を加えた機は何機かいたが、全て入射角が浅く奥まで届かず
また突入しようとした機はフェクタスに感づかれ、突入する前にビームで追い散らされている
しかし小型のスクラマサクスなら、フェクタスに感づかれず、内部に入る事も不可能ではない
それに話を聞いた各国の宇宙戦闘機隊が、今必死にフェクタスの気を逸らしてくれている
「今なら!」
言ってスバルがスクラマサクスを加速させようとした瞬間、スクラマサクス群を激しいビーム攻撃が襲ってきた
生き残ったボルヴァンの戦闘機群である
何とかかわした日本支部のスクラマサクス群はビームで反撃するが、ボルヴァンの戦闘機はそれをテレポートでたやすくかわす
「畜生!こいつ等に構っている暇はねえのに」
モミジオカが苛立たしげに言った瞬間、彼のスクラマサクスをボルヴァンのビームが掠った
火を吹き、コントロールが難しくなるモミジオカとサクラノのスクラマサクス
「リーダーすいません!俺達は戦列を離れます!」
煙を上げながら逃げるスクラマサクスの中で、サクラノはオマエザキに謝る
「わかった!急げ!」
自身も敵の戦闘機の光線を必死にかわしながら答えるオマエザキ
(スクラマサクスと奴等の戦闘機じゃ性能が違いすぎる…糞!)
フェクタスの体が出ている穴に、全く近づけていない
このままではフェクタスがこちらに気づき、作戦は失敗してしまうだろう
「くっそお…」
悔しげにスバルが呟いた時、どこからかスパイダーミサイルが飛んで来て、ボルヴァンの戦闘機を撃墜した
見ると、彼方からチェスター2機とウイング1機が向かって来ている
「こいつ等は俺達に任せろ!」
通信機からの言葉と共に、ボルヴァン戦闘機に戦いを挑んでいくチェスターとウイング
すれ違った時、オマエザキは機体に星条旗が書かれているのが見えた
「感謝する!」
ウイングとチェスターが敵の気を引いている隙に、一気に加速するスクラマサクス群
そうはさせまいとボルヴァン戦闘機が後ろから攻撃を見舞おうとするが、ウイングの放ったビームに撃ち抜かれて爆発する
446防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:51:41 ID:P+NPgJwY0
フェクタスのヘビのような下半身、穴の中から出ている部分が、一瞬くねった
スバル、オマエザキ、鬼塚のスクラマサクスは急速上昇して避けるも、反応の遅れた一機、森達のスクラマサクスがくねった胴体に激突し、火花を上げながら回転して吹き飛ばされる
「森!高橋!山本!」
通信機から轟く鬼塚の絶叫
どうやら気づかれたわけではなく、単にフェクタスが急な移動を行っただけのようで、その後フェクタスの胴体に大きな動きは無いが、森達のチェスターは吹き飛ばされた勢いのまま、宇宙空間をくるくると舞い続ける
『こ…ちら山本!』
「!!!」
苦しげな山本の言葉に、一瞬ほっとし、すぐに通信機を取る鬼塚
「大丈夫か!山本!」
『森も、俺も高橋も無事です、宇宙服にも異常は見られません…ただ…スクラマのエンジンがイカれていて…機体を破棄します』
「よし!すぐ、拾いに向かう!」
鬼塚の返答と同時に、スクラマサクスから2つ、コックピットの座席が排出された
が、少ししてももう一つの座席が排出されない
「…どういう事だ?誰だ!機外に出ていないのは早く脱出しろ!」
脱出した2人に向けてスクラマサクスを移動させながら、回転しながら遠ざかっていくスクラマサクスに通信を送る鬼塚
その言葉には、焦りが感じられる
『俺…です』
通信機から途切れがちな森の声が聞こえてきた
「何をしている、何故脱出しない!」
鬼塚の頬を、冷や汗が伝っていく
「ボルヴァンの戦闘機にやられちまうぞ!急げ!」
震える手で通信機を取って、バレンタインが焦りを隠さずに通信機に向かって叫んだ
だが、森はやはり脱出しない
『コックピットと機体の間に……足が挟まりました、脱出、不能……』
「今行く!諦めるな!」
言って、スクラマサクスを進めようとする鬼塚
『駄目ですよリーダー、奴がこっちに気づいたみたいです』
その言葉にヘビのような体の先を見ると、あの怪物、フェクタスがこちらを攻撃しようと、高速で迫ってきていた
「構わん!待っていろ森!」
『駄目だ!』
森のスクラマサクスからビームが発射され、慌てて回避する鬼塚、その瞬間、迫るフェクタスが両手の刃を振り上げる
447防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:52:11 ID:P+NPgJwY0
『……皆、後を』
最後の言葉が終わる前に、フェクタスの巨大な刃が森の乗るスクラマサクスを攻撃し、刃に貫かれたスクラマサクスは爆発を起こした
「森ぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!ちっくしょおおおおおおお」
バレンタインが叫び、ビームをフェクタス目掛け発射しようとするのを、里見が手を伸ばして止める
「離せ!野朗ばらばらに吹き飛ばしてやる!」
「落ち着いて!バレンタイン!そんな事しても歯が立つ相手じゃないわ!」
「悔しくないのかよ!目の前で、目の前で仲間が」
バレンタインの言葉が終わる前に、鬼塚がスクラマサクスを加速させた
「リーダー?」
驚愕する里見を他所に、スクラマサクスは今度は減速し、その場に停止する
「ハッチを開けろ!早く!」
鬼塚の唐突な指示に里見は困惑したが、手だけはすぐに動かしてハッチを開く
「急げ!」
何かを招きいれようと、船外に手をかざす鬼塚
見ると、山本と高橋が必死にこちらに向かってきていた
はっとなる里見
森の死に心を奪われ、脱出した二人の事を失念してしまっていた
それはどうやらバレンタインも同じらしく彼もまた背筋が凍りついたような表情をしている
鬼塚は冷静だった
目の前で自分の仲間がやられたというのに、既に次に自分の成すべき事をやるべく行動を起こしたのだ
(リーダーだって…辛いはずなのに…)
山本と高橋を迎え入れ、ハッチを閉める鬼塚の背中を見つめながら、バレンタインは先程の自分の態度を恥じる
ただ感情に流され、本当にやるべき事が頭の中から消えていた、自分を…
「よし!全速力だ!」
鬼塚の叫びと共に、スクラマサクスが急発進し穴の中へと侵入する
次の瞬間今までスクラマサクスがいた場所を、フェクタスの怪光線が通り過ぎた
448防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:54:44 ID:P+NPgJwY0
迎撃システムが作動し、無数のレーザーが飛び交う中を、3機のスクラマサクスが飛んでいく
「恐らく中心部へ行けば、こいつを動力部があるはずだ、そこを叩けば!」
時折くねって体をぶつけようとしてくるフェクタスの体とレーザーの猛攻を潜り抜け、やがて3機は多少開けた場所、敵の中心部へと到達した
球体のドーム状になっている中心部内の中心には壁からのびた幾つ物柱の様な物で固定された動力炉の様な球体が存在し、フェクタスの体もそこから伸びている
「あれを叩けば!」
言って、スバルがビームを発射し、他のスクラマサクスもそれに続くが、スクラマサクスのビームでは力が足らず、艦隊中心部はびくともしていない
「糞、ここまで来て…」
悔しげに、バレンタインが歯噛みする
「諦めるな!破壊するまで撃ち続けるんだ!」
オマエザキの言葉に、更にビームを撃つ3機、しかし、やはり中心は破壊できない
「壊れろ!壊れろぉ!」
念じる用にビームを撃ちながら叫ぶスバル
しかし非情にも、スクラマサクスのエネルギーはどんどん下がっていく
「己…」
唇を噛み締め、呟く鬼塚
「リーダー……、作戦があります」
その光景を見つめていた高橋が、決意に満ちた表情で攻撃を続ける鬼塚に呼びかけた

「駄目だ…歯が立たない」
悔しげに、心底悔しげに、拳を固めながら言うコガラシ、前席のスバルも同様に悔しげな表上を浮かべている
既に、ビームのエネルギーは尽き、目の前の動力炉を破壊する術は最早無い
それならばいっそスクラマサクスをぶつけよう
そう、スバルが考えた時、彼の視界に、とんでもない物が映った
FAITHの宇宙服を着た隊員達が5人、動力炉に遊泳して取り付こうとしているのだ
449防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:55:42 ID:P+NPgJwY0
「な…アレは…」
『鬼塚リーダー!どうしたんだ』
スバルが驚くのと同時に驚愕したオマエザキの声が通信機から響きわたる
「直接こいつの中に侵入して爆弾を取り付け、破壊する」
決意の塊の様な口調で、鬼塚は言った
スクラマサクスでは入れない隙間から内部に侵入し、爆弾のプロフェッショナルである自分が強力な爆弾を設置し、動力炉を内側から破壊する
それが、高橋の立てたシンプルな、しかし大変な覚悟と、勇気を必要とする作戦だった
通信機の向こうで、息を呑む音が聞こえる
「わずかな隙間の様な物がいくつか見える、そこから入れば、中に侵入できるはずだ。スクラマサクスでは大きすぎて入れんがな」
構わず言葉を続け、部下と共に人二人分くらいの隙間に向かう鬼塚に、我に返ったオマエザキが講義しようとし、やめた
確かに、無茶だが今はそれしか手は無い

「FAITH日本支部、日本支部応答願います!日本支部!」
マザーの中に、内藤の焦った声が響く
他の通信士やスギカワラも同じように地球と交信しようとしているが、全く繋がらない
オマエザキ達がフェクタス内に侵入した直後、謎の妨害波により、各TPC、宇宙軍の艦隊は、全て地球との連絡が取れない状態に陥っていた
「駄目だ!レーザー回線も繋がらない!」
苛立った調子で、ヘッドセットを外すスギカワラ
「地球で…よっぽど我々に知られたく無い事が起きてるんだな…糞!戻りたくても戻れないってのに…」
言って、忌々しげに未だ暴れ続けるフェクタスを睨む
各TPC、宇宙軍の艦隊は最早ほとんどがフェクタスの攻撃でかなりのダメージを負っていて
地球に戻ろうとした艦は全てネオマキシマ航法をとる前に、攻撃され、地球にまだ一隻も向かえずにいる
(……頼むぜ、皆)
仲間達が入っていった巨大な穴を見つめながら、スギカワラは心の中で祈るように言った
450防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:56:52 ID:P+NPgJwY0
サンフランシスコをボルヴァン星人の物とは異なる、無数の円盤が爆撃し、町は炎の海と化している
アメリカ空軍の戦闘機が応戦しているが、戦況は芳しくない
またサンフランシスコだけではなく、カリフォルニアにも、ハワイにも、中国の長安にも、ロシアのモスクワにも、イギリスも、オーストラリアも、世界の主要な国家の空に無数の円盤群が出現し、各国の軍やTPCと激しい戦いを繰り広げていた
「ここが…正念場ね」
各国で展開される激しい戦いの有様をモニターで見ながら、イルマが呟く
敵は恐らく、OM−999爆弾の存在に気づき、その建造を妨害すべく、こうして無差別攻撃をかけてきたのだろう
宇宙へ主力を送ったため、各国の軍隊、TPCは押されている
(それでも私は、諦めない)
ただ神に勝利を祈りながら時間が過ぎるのを待つなど、イルマしない
今彼女の脳は、現存の戦力が敗北した後の事を、必死に考えていた

中心部内
直径100mほどの中心部の中に侵入した鬼塚達は、急ピッチで爆弾の取り付けを開始する
バレンタインがもって来たスーツケース状の時限爆弾が設置され、高橋がセットを行っていく
鬼塚らは高橋を背にして円陣を組み、彼女を守る体制をとっているのだが、どういうわけか、一切の妨害らしい物が無い
(おかしい…)
周囲を油断無く観察しながら、鬼塚がそう思った時
「セット、終わりました!」
嬉しげな高橋の声が響き、全員の視線が彼女に集まり

高橋の左胸を、後ろ斜め上からビームが貫いた

ゆらりと崩れる高橋
思わず山本が飛び出し、抱え上げ、固まる
即死だった
役目を終え、喜びの表情を浮かべたまま、そこで時が止まったように、何が起きたかもわからず、心臓をビームで撃ち抜かれ、死んでいる
鬼塚はほんのわずかな、刹那にも満たない時間放心し、次の瞬間ライフルをビームが飛んできた方向目掛け、発射した
コウモリのように天上に張り付き、高橋を撃ち抜いたボルヴァン星人はたやすくその攻撃をかわし、更に里見、山本、バレンタインの攻撃も素早く飛んでかわして見せる
「こいつは俺が相手する、皆行け!」
451防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:57:22 ID:P+NPgJwY0
既にカウントダウンが始まっている爆弾をちらりと見た後、全員に向かって鬼塚が叫んだ
ここで全員で星人と戦えば、全員が爆発に巻き込まれて死亡してしまい。だからと言って全員が逃げてしまえば、爆弾は星人によって解除されてしまうだろう
鬼塚は覚悟を決めると、ボルヴァン星人にライフルを向ける
「お断りしますよ、リーダー」
その横でライフルを構え、里見が言った
「!何を…」
ボルヴァンから注意を逸らさず、ライフルを構えたまま鬼塚が里見をとがめようとした時、今度はバレンタインが横に現れる
「もう、リーダーを見捨てて逃げるのはごめんですよ……もう誰も俺の前で死なせたくねぇ!」
叫び、マシンガンを連射するバレンタイン
「ヴゥン」
ボルヴァン星人は眼前に青いプラズマのようなバリアをはって攻撃を防ぐと、さらにプラズマのバリアから青い光線を発射してきた
ジャンプしてそれをかわし、物影に隠れる鬼塚達
「山本!お前は戻れ!爆弾を仕掛けた事を教える奴は絶対必要だ!」
ただ放心状態で、高橋の亡骸を抱えたままバレンタインに物陰に押し込まれた山本に、厳しい調子でバレンタインは叫ぶ
「え……ぁ…」
放心状態から立ち直った物の、どうしたらいいのか高橋を抱えたまま慌てる山本
その宇宙服のヘルメットを、バレンタインがコツンと殴る
「戻れ!…高橋落とすんじゃねえぞ!」
「!!は、はい」
我に返ったように山本は答えると、高橋の亡骸を背負い、後ろへと飛んで言った
「……いい男になれよ、山本」
去っていく山本の背にそう呟くと、バレンタインは物陰からボルヴァン目掛けマシンガンを発射し、鬼塚と里見もそれに続く
しかしビームはバリアによって無力化され、ボルヴァンまで届かない
「ゥゥゥン」
隊員達の隠れる物陰目掛けバリアから光線を発射しながら、爆弾へと接近するボルヴァン
「行け!…お前等が行った後俺がこいつを倒す」
今度はどこか淋しげに、鬼塚は言った
しかし、バレンタインも里見も、引き下がる様子はない
「こいつを倒したら戻りますよ」
そう叫んで、ボルヴァン目掛けてマシンガンを連射するバレンタイン
里見も同じくライフルを撃つ
452防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 19:58:07 ID:P+NPgJwY0
「こいつはお前等の勝てる相手じゃない!」
自身も必死にライフルを撃ちながら、鬼塚が叫ぶ
「もう死ぬな!これ以上、もうこれ以上本当に死ぬな!頼む!」
「死にませ…」
答えようとした瞬間、ビームが一閃し、バレンタインの腹から血が噴出した
「ぁ…」
鬼塚が一瞬呆け、ボルヴァンがとどめを刺そうとバレンタインに手を向けた、その瞬間
バレンタインがかっと目を見開いてバリア目掛けマシンガンを連射した
よく見ると光線はバレンタインの体を外れていて、バレンタインの服から出ているのは、よくできた血糊である
「どぉだボルヴァン!地球人様の死んだ不利はァ!」
「ヴ!?」
一瞬、身にまとったボルヴァン星の大気の中でボルヴァンが驚きの声をあげて硬直し…
その時とばかりに今度は里見が無重力を利用して高く飛び上がり、天井を蹴ってバリアの無いボルヴァンの真後ろに着地する
「ヴイィィィィィィィィ」
慌てて振り返り、放たれたボルヴァンの拳を里見は着地して身を低くしたままの態勢でかわし、そのままその胸に床を蹴って加速をつけ、懇親の正拳突きをは喰らわした
「ヴ…ギ…」
更に里見は足払いを食らわせ、巨体のボルヴァン星人のバランスを崩す
宙を回転し、頭を壁に撃ちつけるボルヴァン
「ヴィギギガァアアアアアアアアアアアアアアアア」
しかしさしたるダメージも無いようにボルヴァンは立ち上がると、怒り狂った様に里見目掛けて光線を発射してきた
身をひねってそれをかわし、里見は叫ぶ
「リーダー今です!」
里見の口の動きから危険を感じたボルヴァンがバリアのあるはずの後ろを振り向く…が、そこには異常なくバリアが張られている
ただの気を引くための嘘か?
そう思い、再びボルヴァンが里見の方を振り返ろうとしたとき、自らの体に影がかかり…
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
叫びと共に、鬼塚のライフルがボルヴァンの真上から連射された
ライフルのレーザーがボルヴァンの体に命中し、その体に火花が散って、バリアが消滅する
453防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:09:20 ID:P+NPgJwY0
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
同じように叫びながら、バレンタインがマシンガンを連射した
里見も続いてライフルを構え、連射する
無数のレーザーを喰らい、苦しむボルヴァン
(タ…スケ…テクレ)
突如、全員の脳裏に、その言葉がよぎった
しかしためらわず、銃を連射するバレンタインと里見
……鬼塚は射撃をやめている
(タスケ…テ…クレ…コウフク…スル)
脳裏をよぎる言葉に悲壮感を増した
しかしバレンタインと里見は発砲をやめない
「そんな手を人間が何度も信じると思うかよ!」
「舐めないでください!諦めろ!」
言って、二人が更に射撃を続けようとした時
鬼塚の手がのび、二人の射撃を止めた
「な…高橋と森を」
講義しようとするバレンタインを、しかし鬼塚は最後まで言わせず、手で制す
里見は声も出ない
(まだ信じると言うの?)
信じられないといった感じで自分を見つめる里見の横を通り、鬼塚は床でよろめいているボルヴァンに歩み寄っていく
「俺は優しさを失わない」
そう言って、かがみこむ鬼塚
「何度でも、信じ、手を差し伸べる」
言って、鬼塚はボルヴァンに手を差し伸べた
こちらも信じられない、と言った調子で、鬼塚に手を伸ばしていくボルヴァン

その腕が途中で刃へと変形し…

…ボルヴァンの顔面に、鬼塚の差し伸べられた手が拳となって炸裂した
454防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:10:04 ID:P+NPgJwY0
無重力なので、回転しながらボルヴァンは吹き飛んでいく
「だが、警戒もする、それが人間だ」
遠ざかっていくボルヴァンに吐き捨てるようにそう言うと、鬼塚はもう爆発が近い事を思い出し、喜びの感情が顔から溢れかかっている二人の隊員を促して、脱出を始めた
後に残ったボルヴァンは、力なく虚空を漂っている
「……が…ク…ソがぁああああああああああああああああああああ」
やがて怒りと、憎しみの塊のような叫びを上げ、ボルヴァン星人はテレポートで、その場から消え去った

「リーダー!里見さん先輩!早く乗ってください!」
中心部の外に出てみると、既にファイターの面々は先に脱出したのか姿は無かったが、山本が一人、スクラマサクスのハッチを開いて、自分達を待っていた
「バカヤロウ!山本!貴様何故…」
「帰って来るって信じてたからです!」
スクラマサクスに乗りながら叱ろうとする鬼塚よりも先に山本はそう叫ぶと、全員が乗った事を確認してハッチをすばやく閉める
「………どいつも…こいつも大馬鹿どもがぁ発進!」
叫んで、鬼塚はスクラマサクスを発進させた
同時に動力部に仕掛けられた爆弾が爆発し、炎が噴出し始める

ボルヴァン集合体とフェクタスが繋がっていたヘビ状の体が突如穴の入り口の部分で、ボロボロと崩壊した
「…何だ?あ、バリアーが!」
それに気づいたブルートルネードの隊員が一瞬その疑問を考えかけるが、フェクタスを包んでいたバリアが消滅した事に気づくと、すぐに考えるのをやめて攻撃に集中する
「鬼塚リーダー、やったんだ!」
自分達も待つ、そう言ったが、山本の断固とした態度に押し負かされて脱出してしまい、後悔していたスバルがその光景を見て、涙を流して言った
455防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:11:05 ID:P+NPgJwY0
「高橋…、見えるか、お前がやったんだぞ。お前と、森が、あの巨大な敵を倒したんだ」
艦隊の猛反撃に苦しむフェクタスを見つめながら後ろの座席で横たわる、山本から託された高橋に向かって、オマエザキは語りかける
「……ありがとう、森、ありがとう、高橋………ありがとう」
オマエザキは座席を回転させて高橋と向き合うと、最早冷たくなったその手を握った
「ありがとう」
もう一度、オマエザキが目をつぶって言った…
その言葉と共に、フェクタスが出ている穴から高速で何かが飛び出してくる
同時に、穴から巨大な火柱が上がり、ボルヴァン艦隊集合体の各所が爆発していく
「さあ、帰ろう、地球へ」
復活した日本支部のマザーのビームとミサイルが、フェクタスにとどめを刺した

456防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:13:07 ID:P+NPgJwY0
日本、某市
『金星に巨大な敵が出現し…既に8時間が経過しました…、敵は現在も地球へと接近しています………しかし、TPCは、何ら有効な打開策を展開できていません…各国のFAITH支部は円盤群からの猛攻を受け激戦状態にあり…』
避難所のテレビが、絶望的な報道を送ってくる
そのテレビを見る人々の顔も、暗い
「やっぱり、もう駄目なんだよ」
どこかの男性が、呟くように言った
誰も何か行動を起こす活力が無いため、静かな避難所にその声はよく響き、周囲の視線がその男性に集中する
中には咎めるような物もあり、男性は多少たじろいだが、やがてヤケクソになったように口を開いた
「ふぁ…FAITHもやられちまって、ウルトラマンクラインも来ないんだ、地球に残ってる戦力なんて、残りカスみたいなもんだ…もう何もかも終わりなんだよ!」
頭を抱えて、男性は泣き始める
「その通り、何もかも、終わりなのです」
突然その場にそぐわない、凛然とした声が響き、人々の目がその声のした方を見ると、そこには3人の白装束姿の男達が立っていた
奴等、の残りである、まだ活動している者達もいるのだ
「お前達が根源破滅を受け入れなかったために、何もかもが宇宙人の手によって終わらされるのだ」
「もう世界は終わる、貴様らが信じた偽りの光は全て消え、宇宙人の作った兵器によって跡形も無く消え去る」
「これがお前達の信じた世界の実態だ、ふははははははははははははははははは」
狂ったような笑いを、信者達は上げ始めた
しかし、それを止めようとする者は、誰もいない
「何もかも終わりだ!何もかも」
「終わりじゃない!」
突然の子供の声に、信者達の笑いが止まる
小学生に満たないような、あのFAITHを応援していた少年が立ち上がって、叫んでいた
「ウルトラマンクライン、きっと来てくれるもん!FAITHだって、帰って来るもん!終わりなんかじゃない!」
信者達が、憤怒の形相を浮かべる
「終わりなのだ!終わりだと言ったら!終わりなのだ!貴様のような餓鬼に、この世界の事が、わかってたまるか!」
「…いいえ終わりじゃないわ」
457防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:13:30 ID:P+NPgJwY0
今度はその横にいた母親が、毅然とした声で言う
「この子の言うとおり、諦めない限り、終わりじゃない」
怒りに体を震わせ、信者が持っていた杖を振りかぶる
「終わりだぁ!終わりなのだぁ!」
叫びと共に信者が杖を振り下ろし、母親が子供を庇う姿勢をとり…
次の瞬間、信者の頭に誰かの踵落しが後ろから炸裂していた
「子供に暴力を振るおうとするなんて、何を考えてるんだ!あんたは」
崩れ落ちる信者に向けて、赤と白の縞模様のガソリンスタンドの制服を着た男が言い放つ
たじろぐ残りの信者達に、男はじろりと視線を向ける
「まだやりますか?」
男の言葉に、信者達がうろたえた、その時
『緊急警報!緊急警報!こちらに接近する無数の円盤群が出現ました、住民の皆様はシェルターの中からでず、TPC、警察の指示にしたがって行動してください。緊急…』
低いサイレンと共に、敵円盤の接近を知らせる警報がシェルター内に響き渡った
「ふ…ははは…」
よろけりながらも踵落しを喰らった信者が立ち上がり、不気味に笑う
「うろたえろ!泣け!わめけ!逃げ惑え!」
周囲の人間を見回しながら、狂った様に信者は叫んだ
他の信者達もそれに続いて、周囲に叫び始める
「お前達を殺しに宇宙人の円盤が来たぞ!こんなシェルターなどひとたまりも無い!さあ来るしめ!怯えろ!泣き叫べ!」
しかし、周囲の人々は動じない
逆に、冷たい目線を信者達に投げかけている
最初は勢いよく叫んでいた信者達だったが、人々の態度に、声がどんどん小さくなっていき、やがて黙ってしまった
「あんな円盤なんか!怖く無い!」
あの少年が再び叫んだ
「そおだ!戦ってねえ俺達が諦めて、どうするんだ!」
「必死に俺達のために戦ってる連中が、馬鹿みたいじゃないか」
「何か…できる事は無いか?そういえば…コンピューターが必要だとか言ってたよな?」
更に少年の叫びに応じるように、周囲の人々が立ち上がっていく
どこかからノートパソコンが何機かもってこられて詳しい人間が作業を開始し、その他の者もそれを見ながら、自分のできる範囲でその行動を手伝う
「……」
体を震わせながらその光景を見つめていた信者達は、やがて走ってどこかへ逃げていった
458名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 20:21:57 ID:1ACoqoEy0
やっつけ仕事乙。
459防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:24:04 ID:P+NPgJwY0
海岸に展開した黄色い戦車隊が、来るべき敵を待ち構えている
「ひっさしぶりの実戦だからなぁ…ベンガルズ各車!一匹たりとも上陸させんじゃねえぞ!ベンガルズ魂を見せてやれ!」
『うっす!!』
隊長機からの通信に、威勢のいい声が返ってきた
それに満足げに頷くと、ベンガルズの隊長は通信を続ける
「上空のFAITH予備隊!」
『あ、はい!こちらFAITH予備隊隊長、神楽…』
「足引っ張ると思ったら、とっととどっかへ行けよ!いいな!」
要するに、危なくなったら自分の命を守る事を最優先しろ、そう、ベンガルズの隊長は遠まわしに言ったのだ
『…了解!』
それを理解したのか、返答した予備隊隊長の声が、かすかに震える
「よぉし」
予備隊隊長の返答に、ベンガルズの隊長が満足げに答えた時、遠洋に小さな点の群が見えてきた
点の数は、徐々に大きくなっていく
「…おいでなすったぞ、野朗共!気合を入れて行けぇ!」
その姿を認めたベンガルズの隊長が、再び無線機に向かって叫んだ
460防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 20:35:04 ID:P+NPgJwY0
「スバル…」
予備隊用のグレーのガッツウイングのコックピットでマイはぽつりと呟いた
しかしすぐに首を横に振ると、戦闘に集中する
『各機、戦闘開始!』
無線機から予備隊長の声が響き、仲間の機が加速して円盤群へと向かっていった

「OM兵器のパーツは、間もなく全て完成します、しかし…」
作業の進行具合を総監や代表達に報告していたロス本部のコマンダーが、手元の資料を見ながら口ごもる
「どうした?」
思わず尋ねるロブに、コマンダーは何とか言葉を続ける
「敵の妨害が激しく、ここに全てのパーツを輸送するには各国の現在の戦力では……」
コマンダーの言葉に、悔しげに俯く各国の代表、総監達
「糞ぉ……何か手は無いのか!」
苛立った調子で、ロシア支部総監が叫んだ
しかし、それに答えられる者はいない
「せめて…宇宙へ行った主力艦隊が戻れば…」
有効な意見がでず、沈黙する会議室で、弱弱しくEU支部総監が呟いた
461防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 21:00:23 ID:P+NPgJwY0
大気圏に浮かぶ宇宙船の中で、ノワール星人が不敵に微笑んでいる
「ボルヴァン、役に立ってくれましたね」
そう言って、振り返るノワール
そこには、何か不気味な色の液体で満たされた、カプセルが置かれていた
満足げにそれを一瞥した後、ノワールは再び地球に視線を戻す
「地球人、チェーン、ボルヴァン、あなた方の犠牲は新しい宇宙で、このノワール星人が必ず役に立てて見せますよ、はっははははははは」
勝利を確信し、ノワールが高笑いをし始めた、その時、地球へと迫り来る数十の飛行物体が、円盤のレーダーに映し出された
「…!」
一瞬信じられないといった調子でノワールは驚いた表情を浮かべたが、慌てて表情を元に戻すと、無理矢理余裕の笑いを浮かべる
「…まぁ、いいでしょう、どうあがいても、最後に勝つのは…私、なのですから」

ベンガルズと予備隊は、圧倒的数で押し寄せる敵の円盤群に、苦戦を強いられていた
『こちら10号車!駄目です!もう動きません!』
『7号車!被弾…脱出を…うわぁああああああああああああああ』
次々と味方がやられていく事に、さしものベンガルズ隊長も、下唇を噛み締める
「畜生、予備隊!そっちはどうなってる!」

『苦戦!もう4機は撃ち落されました!更に被害増大中!』
隊長機の苦しげな報告を無線で聞きながら、マサキは必死に敵の攻撃をかわしていた
反撃できる余裕は無く、マサキは敵からの攻撃をかわすのに手一杯である
(スバル…お前はいつも、こんなとこで戦ってたのかよ)
疲れで麻痺し始めた頭でそんな事を考えながら、マサキは何とか反撃を試みようとするが、相手の圧倒的な数と、実戦経験の足りなさから、避ける事しかできない
(くっそ……もう…)
マサキが諦めかけた瞬間、それから数十発のスパイダーミサイルが飛んで来て、円盤群を片っ端から吹き飛ばした
驚いてマサキがミサイルが飛んできた方を見上げると、そこには…
「ハ…ハルバートマザー…」
『スバル!』
マイの嬉しげな声が通信機から聞こえ、同時に上空から降下していたハルバートマザーがビームを周囲の敵に連射し、その脇を飛んでいたウイングとチェスターが、円盤群に攻撃を仕掛けていく
462名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 21:13:43 ID:v2ZD2GIr0
463名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 21:19:46 ID:1ACoqoEy0
とりあえず行の文字数を整理した方がいいな。
464防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 22:11:24 ID:P+NPgJwY0
同じように各国でも宇宙から駆けつけたFAITH、TPC主力が、一斉に敵円盤群と交戦を開始した
隊員達は皆疲れも傷も物ともせずに勇敢に敵円盤に立ち向かっていき
やがて地球を襲った大円盤群は、ボルヴァン艦隊をボロボロになりながらも全滅させ、帰って来たFAITHと、TPC、各国の主力宇宙軍によって、何とか撃退された

円盤の脅威が無くなるのとほぼ時同じくして、各国はOM爆弾のパーツを完成させ、次々とロス本部へと輸送を開始
そしてクリムゾンボール激突10時間30分前、予定ではパーツは完成すらしていないはずなのにも関らず、全てのパーツはあらゆる検査を完璧な基準でクリアし、ロス本部に集結を完了していた
大きな企業や大学だけではなく、わずかな人々が各地で立ち上がり、自分ができる事をしていった結果、予想だにしなかったスピードで、作業が進んでいったのである

「では…、最後のパーツが到着したんですね?」
マザー艦橋、日本支部との通信機を取っていたスギカワラの言葉に、その場に集結していた全隊員の表情が、ぱっと明るなっていく
「まだだ!」
全員の気を引き締めるように鬼塚が叫び、思わず止まる隊員達
「まだ、成功していない、まだなんだ」
そう言うと、鬼塚は、スギカワラから通信機を受け取り、何事か話し始めた
他の隊員達は、怪訝そうにその様子を見つめている
「よし…、ロスへ向かうぞ」
やがて通信機を置き、鬼塚の言った言葉に、一同は一瞬驚きかけたが、すぐに表情を引き締めると、それに従い、準備を始めていく

ロス本部会議室
全てのパーツを集結させ終えた事で、各国の総監達のほとんどが、安殿の表情を浮かべていた
主力部隊は帰還し、ロス本部は各国チームレンジャーによる何重もの防衛線が守っている
綱渡りの様な総力戦をしてきたのだから、ここに来て安心するのも、無理も無い
周囲の総監達を見渡しながら、しかしイルマは緊張を解かずにいる
(まだ…、何かある)
警報が鳴り響いたのは、まさにその時だった
465防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 23:01:29 ID:P+NPgJwY0
「撃てぇ!」
大塩の指示で。各国レンジャーが敷いた防衛線の最外角に展開していた日本支部のハルバートダイバーの砲が火を吹き、他の支部のダイバーの攻撃もそれに続く
一斉に発射されたナパーム弾は、しかし迫り来る敵の眼前で強力なバリアによって全て弾かれてしまい、目標まで届かない
「ヴィヴィヴァアアアアアアアアアアアアン」
反撃とばかりにそれは、手から強力な光線を発射し、各国レンジャーを攻撃する
直撃を食らったアフリカ支部のダイバーの装甲に爆発が起き、アフリカ支部のダイバーは後退していく
「ヴゥゥウウウゥウウウゥウウウゥイイイイイイイイイイイイイ」
その光景を見ながら、それ、体中にメカを内蔵して意思が消滅し、ノワール星人の兵器と化した怪物、メカレーターボルヴァンが激しい虫の羽音のような叫びを上げる
「最後になって…とんでもねぇもんが出てきやがったな…」
操縦桿を握る倉田が、圧倒的なメカレーターボルヴァンの力に、思わず呟く
「絶対にこいつをロス本部へやるわけにはいかん!」
その後ろで、大塩が全員に活を入れるように、叫んだ
はっとなって、倉田は操縦桿を握りなおす
「ファイターやナイトの…世界中の人々の努力を、こんな奴に無にはさせんぞ」
大塩の呟きと共に、再びナパーム弾が発射されるが、メカレーターボルヴァンはその攻撃をバリアで無力化し、前進していく

ロス本部へ全速で飛ぶチェスターの中で、隊員達がメカレーターボルヴァンとレンジャーの戦いを見ている
「野朗……今度こそ終わりにしてやる…」
チェスターを操縦しながら、バレンタインが呟いた
その言葉に、鬼塚が、ゆっくりと、頷く
普段とどこか違う鬼塚の態度に、里見は心配げに鬼塚の表情を伺うが、しかし、いつもと変わりない、決意と、闘士に満ちた表情をしている
しかし、その心の中では、これまでの思いが、荒らしの様に渦巻いているのだろう
だが鬼塚は、それを一切表には見せなかった
勝たねばならないから
絶対に勝たねばならないからこそ、鬼塚はあらゆる激情を胸の内に抑え、勝利のために今、冷静でいるのである
「勝ちましょう、リーダー」
鬼塚の方を向いて、里見が言った
「……当然だ!」
里見の方を向くと、鬼塚は、それに力強く返答する
466名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 23:27:02 ID:RzpEfcQCO
「あああああああああ」
467防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 23:36:28 ID:P+NPgJwY0
ロス本部会議室の端末に、ロブが必死に叫ぶ
「なんとしても守り抜いてくれ!OM−999はもう最終組み立て段階に入っていて数分で完成する!だから頑張ってくれ!」
通信回線に向かって叫ぶロブの後ろで、ロシア支部総監も叫んでいる
「祖国の英雄達よ、ここで踏ん張らねば世界が滅びる!君達の双肩に、世界の未来がかかっている!」
ロシア支部総監だけではない、中国支部総監も、EU支部総監も、他の総監達も、各国代表達もある者は自国に応援を要請し、またある者は戦っているレンジャー部隊を励ます
最早、そこにいた誰もが必死だった
「EU支部ならびにEU各国空軍の戦闘機隊が接近!参戦許可を求めています!」
コマンダーが通信機からの報告を聞きながら、ロブに叫んだ
一瞬嬉しげな表情になるロブだったが、すぐに表情を引き締め返答する
「許可する!」
「あ、日本、中国…ロシア、世界各国の支部、空軍から参戦の許可を求める声が…」
続々と入っていくる参戦許可を求める声の報告に、ロブはコマンダーに向かって叫ぶ
「全て許可する!」

日本支部のハルバートダイバーがメカレーターボルヴァンのキックに蹴り飛ばされ、宙を舞って地面に落下した
「ぐ…全員、無事か!」
電子機器類が全て壊れ、火花が散っている船内で額から血を滴らせながら、大塩が叫ぶ
「無事です!」
「な…何とか…」
倉田と、天野の声がすぐに返ってきた物の、小島と、神谷の声が返ってこない
「小島!神谷!」
照明が消え、ほぼ暗闇に等しい船内を手探りで二人を探す大塩、その間、倉田がハッチを開きにかかる
やがてわずかに開いたハッチからの光で大塩は二人の姿を確認すると、素早く呼吸を確かめた
幸い、気絶しているだけのようである
468防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/10(火) 23:37:00 ID:P+NPgJwY0
「リーダー!奴がこっちに迫ってきてます!」
ハッチの外の様子を伺っていた倉田が、流石に慌てた調子で首を引っ込めると、大塩に大声で報告してきた
それまでパニックに陥って周囲の状況に流されているだけだった天野が、その言葉で息を呑む
「焦るな!まず、二人を運び出す!ハッチ開けろ!天野、手を貸せ!ぼさっとするな!」
冷静に力強く大塩はそう叫ぶと、手近な小島の両脇から手を回して引きずる様にして抱え上げる
天野も我に返ると、神谷に近寄って同じように抱え上げた
「せい!」
懇親の力を込めた倉田の一撃で、ハッチが開かれ、隊員達がメカレーターボルヴァンが迫る地響きの中機体からはいずり出て行く
「ヴィイイイイイイイイイ」
それに気づいたハルバートボルヴァンが光線を発射し、外れた物の隊員達の周囲で激しい爆発が起きる
「ぁぁ…ぁ…」
爆発の熱と、死へと恐怖から、天野がうめき声を上げるが、それでも彼女は抱えている神谷を離そうとはせず、必死に物陰へと向かっていく
しかしさらに光線が発射され、今度は先程よりも近くで爆発する
熱風を肌で受け、苦しむ隊員達
周囲の草が燃え上がり、煙に隊員達の意識が朦朧とし始めた、その時
倉田が、空を指差して固まった
咎めようとした大塩も、指先を見て、一瞬硬直する
指の先、視線の先には……こちらに向かう、大戦闘機隊の姿があった
469名無しより愛をこめて:2008/06/10(火) 23:38:34 ID:1ACoqoEy0
ウリィィィィィィ!!

470名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 00:04:40 ID:vNTr0vcG0
>指の先、視線の先には……こちらに向かう、大戦闘機隊の姿があった

指の先、視線の先には……こちらに向かう、戦闘機の大部隊があった


こうしよう。
471防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 00:05:48 ID:P+NPgJwY0
「OM爆弾はまだ組みあがらんのか!」
メカレーターボルヴァンとの戦いを見ていたロブ総監が、焦りながらコマンダーに叫んだ
しかしコマンダーはそれに答えず、通信機に向かって応対をしている
しばらく応対を続けると、コマンダーは通信機を置いて、総監、代表達全員に向けて言った
「OM−999爆弾、発射準備、条件付で完了!」
条件、とは、迫り来るメカレーターボルヴァンの攻撃を受けなければ、と言う意味である
「よし!」
ロシア支部総監が、大声で言って、ガッツポーズする
「発射用意!!戦闘隊!全力で敵を食い止めろ!」
声が枯れんばかりの大声で、ロブが叫んだ

メカレーターボルヴァンから数百mしか離れていないロケットサイロがゆっくりと開いていく
同時にその周囲に強力なバリアが展開され、ロケットサイロを取り囲んだ
「ヴィイイイイ」
それに気づいたメカレーターボルヴァンが再び歩を進めようとするが、無数のミサイル、ビームが雨あられと飛んで来て、バリアごしに自分を押してくるためうまく進む事ができない
「ヴィァン!!」
業を煮やしたメカレーターボルヴァンは手から光線を発射してサイロを攻撃するが、バリアが光線を防ぎ、何とかしのぐ
やがてサイロの中からゆっくりと、巨大なロケットのような物が上がってきた
空へとゆっくり登っていくそのロケット型の物体の名は、OM−999
人類が協力して作り上げた、奇跡の兵器である
OM−999は上昇を続け、やがて、バリアの守れる範囲を越えた
「ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…チギュウジン、ナンガニ……ガ…ニィ…」
絶叫を上げながら、メカレーターボルヴァンは懇親の力を込めて空へと上がっていくOM−999爆弾へ光線を撃ち込む
OM−999を守るものは何も無い
会議室の全員が、その光景を見ていた大勢の人々が、息を呑んだ瞬間
一機のハルバートチェスターが、光線とOM−999の間に入って盾になり、OM−999を守った
472防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 00:35:44 ID:aEYIM9gP0
コックピットに命中はしなかったものの、激しい炎を上げて急降下していく盾になったハルバートチェスター
その間、OM−999は一気に加速し、空の彼方へと見えなくなる
「私の勝ちだ、ボルヴァン星人」
炎に包まれていくコックピットの中で鬼塚は地上で呆然としているメカレーターボルヴァンにそう言って機体の落ちる場所を調整すると、バレンタイン、里見を促して脱出装置を動かした
機体はすさまじいダメージを負っていたにも関らず脱出装置は作動し、3人を機外へと排出する
地上のメカレーターボルヴァンはしばらくOM−999の消え去った方向を呆然と見つめていたが、やがて、苦しみだし、膝から崩れ落ちた
ボルヴァン星人の体にも、改造は拒絶反応があったのである
苦しみ、もがくメカレーターボルヴァン
その体にとどめを刺すように鬼塚が乗っていたハルバートチェスターが突っ込み、大爆発を起こしてメカレーターボルヴァンの体を吹き飛ばした

これで終わった

そう、誰もが思った瞬間
「OM−999爆弾、大気圏で…制止」
爆弾の動きを観測していたコマンダーが、信じられない、と言った調子で、総監達へ報告してきた
一同の驚愕した視線がコマンダーに集まり、コマンダーが慌てて端末を操作し、メインモニターに自分の見ていた映像を映す
そこでは確かにOM−999爆弾を示す光点が大気圏内で落下もせず、上昇もせずにぴったりと制止している
「…どういう、事だ?」
ロシア支部総監がわけがわからない、と言った調子で呟いた時
がたんと言う音共に、イルマが頭を抱えた
「どうしました、ミズイルマ」
心配げに、ジャック・シンドーがイルマに尋ねてくる
「…やられましたよ」
頭を抱えたまま、搾り出すような声で、イルマがジャックに答えた
「侵略者がまだ、残っていたという事ですね?」
全てを理解したようにイルマの言葉に返したジャックの一言に、周囲の総監、代表達が凍りつく
しかし、ジャックは動じない
「ここまで来たんです、最後の最後位、奇跡を信じましょう」
周囲の総監達を見渡しながら、ジャックは言った
473防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 00:43:54 ID:aEYIM9gP0
周囲の総監達を見渡しながら、ジャックは言った
イルマが、抱えていた頭を離す
「奇跡?」
「FAITH総監として、あるまじき言動をしますが…、ウルトラマンが来てくれますよ」
言って、ジャックシンドーは微笑んだ
他力本願な、全くもって問題にならない意見である
が、最早打つ手の総監や代表達の耳には、何故かその言葉が信憑性のある、この場に最も適した言葉に聞こえた

ノワール星人の円盤が、OM−999爆弾を特殊な光線によって、空間に制止させている
「散々てこずらせてくれましたね、地球の皆さん、ですが、これで終わりです」
忌々しげに地球を見つめながら、ノワール星人は言った
FAITHが宇宙に上がるには時間がかかり、要撃衛星は円盤群との戦いであらかた倒されていて、ウルトラマンクラインはあの戦いのエネルギーの消耗が激しいだろうからまだ現れない
最早、自分の邪魔をする物は、何も無い
「散々他の惑星の侵略を受けてきたあなた方の最後が、自分達の兵器によるものだというのはとても滑稽でしょうがありません、……さようなら」
言って、ノワール星人は光線を発射するのを止めた
OM−999爆弾は重力に引かれ、ゆっくりと地球へと落ちていく
ノワールが円盤を安全地帯へ移動させようとした、瞬間
ゼノニウムカノンの一撃が、ノワール星人の円盤を木っ端微塵に吹き飛ばした

「シュワッ」
ノワール星人の円盤を消し飛ばしたウルトラマンゼノンは、そのまま一気に急降下して、落下を続けるOM−999爆弾を空中でキャッチする
「ゼァ」
そのまま、ゼノンはOMを抱えたまま大気圏を突破し、クリムゾンボールへと飛んだ
やがてクリムゾンボールが見える場所までOMを輸送すると、ゼノンはOMに特殊な光線を浴びせ、その推進装置を再び起動させると、自らはその場から飛び去って行く
ゼノンの力で推進装置が復活したOMはそのまま順調に迫り来るクリムゾンボールへ命中し…
…まるで白い惑星が誕生したのではと思わせるほどの巨大なプラズマの爆発を発生させて、クリムゾンボールを完全に消滅させた
474防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 01:28:40 ID:aEYIM9gP0
『やりました!本日未明、OM−999爆弾による攻撃により、金星軌道上に出現した巨大な兵器は完全に消滅しました、繰り返します、完全に消滅しました!危機は、去ったのです!』
喚起に溢れるニュースキャスターの声に日本中が、いや、同じ内容のニュースが流された世界中が湧き上がる
そんな中各国はTPCを通じてこれからはより一層、各国のつながりを密にしていく事を発表し、その発表は世界の人々により絶賛された

FAITH日本支部
旅支度を整えた山本を、大勢の隊員達が見送っている
各TPCはこの戦いで多くの有能な隊員を失い、特に率先して戦った南アメリカ支部では深刻な隊員不足が起き、急遽、各支部から数名、補充要員を送る事になり、それに山本は選ばれたのだ
出発前に、隊員一人一人と、山本は握手をかわしていく
「胸を張っていけ、お前は誇るべき、俺の部下だ」
森、高橋の死からまだ立ち直っていないのだろう、戦闘中には見せなかった涙を帰って来るなりぼろぼろとこぼし、泣き崩れた鬼塚が、その余韻を残したまま、力なく言った
だが、すぐに鬼塚は立ち上がるだろう
人間は立ち続けることはできないが、一度座ればまた立ち上がる事ができるのだから
「元気でね、体にだけは、気をつけて」
山本の手を優しく握って、里見が言った
里見らしい、気遣いと優しさの篭った台詞である
「死んだ不利を極めて来い」
思わず噴出す山本、真面目にやれと里見が横から小突き、やれやれと今度は顔を引き締めて、バレンタインが力強く山本の手を取った
「…達者でな」
短い言葉だったが、先輩としての、バレンタインなりの思いやりの言葉は、山本の心に深くしみこむ
「気をつけていってくださいね」
最後に内藤と握手をかわすと、山本は輸送機に乗り込んでいった
「何度でも…」
発進し、飛んでいく機体を敬礼で見送りながら、鬼塚がぽつりと呟く
「?どうしました、隊長」
呟きが聞こえたのか、バレンタインが鬼塚の方をむいて尋ねてきた
敬礼をやめ、機体の飛び去った方向を見つめながら、鬼塚は、今度ははっきりと言う
「何度でも、俺は仲間を守る誓いを立てる…」
そう言って、鬼塚はバレンタインに微笑んだ

次回へ続く
475防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 01:30:50 ID:aEYIM9gP0
ってなわけで、終わりです
大変長らくお待たせして申し訳ありませんでした


後申し訳ないのですがある場所で激突15時間前と言ってる場所を、15時間後になおしておいてください
476名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 02:12:58 ID:VW+FSwYj0
39話大作お疲れ様でした。
圧倒的なスケール感と絶望的な状況に読んでいてハラハラさせられました。
そして森さん、高橋さんの最後は悲しいけど地球を守るファイターに
相応しい最後だったと思います。書いてくださり本当にありがとうございます

後もし防衛軍様が出来るのでしたら最終章のゾーリックとの本当に
絶望的な最終決戦(最終回直前)も見てみたいです。
477名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 07:47:40 ID:NLCYA32n0
防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak 氏、乙でした。
478名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 10:43:43 ID:GERNSP84O
人の意見を華麗にスルーした防衛軍LOVEにワロタw
479名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 12:25:56 ID:OJ6A2c98O
次のはいつ頃?
480名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 16:01:09 ID:GERNSP84O
訂正は勝手にお前らがやれって事か。
ここの読者はどこまでお人好しなのだろう。
481名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 16:24:44 ID:OJ6A2c98O
まとめサイトに載せる際の訂正だろう
言われなければ読者もそんな細かなことまで考えないだろう
482名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 16:57:32 ID:GERNSP84O
だからさ、煽られたからって10日に拘りすぎだろ。
そんなの無視して、ちゃんと校正すればいいんだ。
アップした直後に間違え発見してるし、文章の訂正まで意見されてる。
483名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 17:20:30 ID:Ht71fgtY0
クラインが出てない…
484名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 17:47:48 ID:7BiUZpDZ0
ここからしばらく過疎モード
485名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 18:52:42 ID:QclehsoB0
>>481
ここに投稿する以上は、校正は後回しにせずに投稿するべきだと思うよ。
まとめサイトに保管する際に直せばいいなんて考えをするなら、「だったら最初から
まとめサイトに投稿しろよ」って話になる。
ウルトラマンイオは別作品だけど、あちらの作者はちゃんと完成した状態で投稿
してくれてるじゃないか。
486 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:06:16 ID:GMpzKMIt0
お疲れ様です。とりあえず担当回投下します。
第45話 「超古代の祭壇」
異生獣 クトゥーラ 愛憎戦士 カミーラ 闇黒魔超獣 クトゥゾーア登場

それはどこにあるのか分からない、人気のない閉ざされた研究施設。
ナグモがその施設の奥へと足を踏み入れると銀色の巨人が待ち構えていた。
巨人は隙間なく配置された見慣れぬ器具に囲まれている。
銀地に黄色いラインが通った、ウルトラマンに酷似したその巨人を見てナグモは満足げな笑みを浮かべた。
「順調なようだね。ホウジョウ君」
数人の研究員と共に器具の調整をしていたホウジョウは答える。
「はい、長官。我等が人造ウルトラマン"ゲオノイド"に手抜かりはありません。全て予定通りです」
「いよいよここまで来たか…」
「それで…長官。本当にあそこで宜しいのですか?」
「ああ、巨人を誕生させるのにあそこ以上に相応しい場所などありはしないさ」
「…そうかもしれませんね」
ホウジョウはそう言うと慌ただしく移動の準備を始めた。
それを見守るナグモの手では不可思議な紋章が刻まれた指輪が怪しく光っていた。
487 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:07:19 ID:GMpzKMIt0
シャンゾクのパワースポット汚染の影響は大きかった。
異常エネルギー振動は未だに収まらず地球規模であらゆる異変が起こっていた。

地下8千m。モホロビッチ境界面。
無数の機械人形と闇の中から生まれてくる怪獣が激しい戦闘を繰り広げていた。
「デロスは滅びる訳にはいかない。人間と分かち合える…その日が来るまで……」

深海8千m。セレファイス海溝。
海底都市を照らすリナールの清く優しい光を闇は貪欲に貪っていた。

そして指令室。
パワースポットの観測をしていたエリーが何かに気づき、報告を始める。
「パワースポットの異常エネルギー振動が急激に増大しています」
チーフは慌てて尋ねる。
「パワースポットの詳細は?」
「ニュージーランドの沖合、南緯47度9分、西経126度43分。ルルイエです」
「ルルイエ…!?」

揺れ動く大地に合わせて海面に波紋が広がる。
そしてゆっくりと忌まわしき超古代都市ルルイエが再び浮上しようとしていた。
488 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:11:23 ID:GMpzKMIt0
再浮上したルルイエに対し、総本部では役員を集めて対策が練られていた。
「至急に大々的な調査隊を繰り出すべきです!」
イルマの発言に一部の役員たちの顔が曇る。
「ミズ・イルマ…そこまで深刻に考えなくともよいのでは?」
「ええ、異常を示している地点はルルイエだけではないですし…」
数人の役員たちの様子は明らかにおかしい。
「…まさか、また裏で"彼ら"が動いているのですか?」
イルマの問いに何も答えずに下を俯く役員たち。
「やはりそうなのですね……」
「あの…本部がルルイエを特別視しないならば調査の優先権は我々、オーストラリア支部にありますよね?」
オーストラリア支部総監、ジャック・シンドーの発言に場の雰囲気が変わる。
「ええ! 単独一支部による通常の調査で十分だと思いますよ!」
役員たちからも賛同の声が上がる。
「分かりました。それではオーストラリア支部としてはルルイエや超古代の闇に詳しいイルマ日本支部総監、並びに日本支部の協力を正式に依頼したいと思いますが…皆さん異論はありませんね?」
つい先程ジャックに賛同したばかりに役員たちはその申し出を却下する訳にもいかない。
「それではルルイエの調査に関してはこれで決定ということで…」
489 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:12:13 ID:GMpzKMIt0
「イルマ総監の護衛ですか!?」
石室からの急な要請にスバルは目を丸くする。
「オーストラリア支部がルルイエの調査をすることが決定した。本部としてはあまり大々的な調査を望んでいないらしくイルマ総監がオーストラリア支部に同行する許可を得るのも大変だったらしい」
「それで…何故僕一人だけなんでしょうか?」
「先日、BDを乗りこなしていた優秀なパイロット一名のみならば本部も護衛としての同行を許可したそうだ。幸いにも今のところ日本には目立った異常はない。気をつけて行ってこい」
「了解!」

ルルイエへと向かう漆黒の機体、BD。
スバルは同乗しているイルマに話し掛ける。
「イルマ総監、ルルイエって確か世界を闇に包み込んだ邪神とティガが闘った場所でしたよね?」
「ええ…禍々しい超古代の闇に支配された呪われた地。それがルルイエ…」
イルマの表情がいつになく険しくなる。
スバルの脳裏にもかつて光となってティガと共に闘ったときのことがよぎる。
490 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:12:55 ID:GMpzKMIt0
スバルとイルマは上空からルルイエを眺める。
これまで以上に完全に浮上して海岸線もはっきりとした小さな島。
あちらこちらに現代の人間の感性では理解出来ないデザインをした建物の残骸や折れた石柱が立ち並んでいる。
デモンゾーアとの闘いの後に一度崩壊した影響からか、超古代都市は大きく変化していた。
かつてイルマたちが巨人像を見つけた遺跡や闇の神殿も見当たらなく、今はどこにあるのか全く分からなかった。
スバルはオーストラリア支部のものと思われるハルバードダイバーが並んでいる海岸線を確認するとその近くに着陸した。

「オーストラリア支部チーフのマイク・ブラウンです」
「チームレンジャーのリーダー、カール・ナイトです。宜しくお願いします」
「チームファイターのホムラ・スバルです。こちらこそ宜しくお願いします!」
流暢な日本語による丁寧な挨拶にスバルは思わず頭を下げる。
「それで状況は?」
イルマの問いにチーフはディアズナビにまとめられたデータを確認する。
「今のところ異常エネルギー振動はシャンゾクが引き起こした微弱なものしかなく、超古代怪獣と思われる生物反応もありません」
「そうですか」
イルマがほっと胸をなで下ろしたとき、チーフのナビに通信が入った。
「何!? 分かった…すぐにそちらへ向かう」
「どうしたんですか?」
スバルの問い掛けにチーフが答える。
「レンジャーの隊員が巨人の石像を見つけたそうです」
491 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:14:12 ID:GMpzKMIt0
何本もの太い石柱に囲まれた広場の中央に無残にも上半身が砕かれている巨人の石像が立っていた。
「これを見てください」
その巨人の石像に守られるように置いてあった棺のようなものも砕かれていて、その中にはルルイエの地下へと続いている階段が見られた。
「数名は地上で待機。残りは中に入るぞ!」
オーストラリア支部の隊員たちと共にスバルとイルマはルルイエの地下へと続く道を奥へと歩いていく。

その頃、ルルイエへの移動を終えていたナグモ率いる特殊研究推進部の面々は地下遺跡でプロジェクトを今まさに始めようとしていた。
「長官、宜しいでしょうか?」
ナグモが頷いたのを見て、ホウジョウは声高らかに叫ぶ。
「ゲオノイド起動!」
巨人を取り囲む機械がけたたましい音をあげ、巨人の胸に光を注ぎ込んでいく。
それまで光の灯っていなかった巨人の目や胸の水晶体が輝き始めた。
「成功だ!!」
ホウジョウの声を皮切りに研究員たちは一斉に喜びの声を上げていく。
「やりましたね、ナグモ長官!」
「ええ……」
492 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:15:21 ID:GMpzKMIt0
地下の超古代都市をさらへ奥へと進んでいく調査隊の一同。
朽ち果てた巨人像が無造作に転がっている荒れ果てた遺跡に似つかわしくない妖しい光が奥で煌めいているのが分かった。
「何だ…これは……?」
光に向かって歩き続けた調査隊員たちの目に飛び込んできたのは無数の機械に囲まれている銀色の巨人。
「まさか…人造ウルトラマン!?」
凍結されていた筈のFプロジェクトの産物を目の当たりにして驚くイルマ。
「これはこれは皆さんお揃いで。どうなさいました?」
白々しいホウジョウの言葉にイルマは熱のこもった反論をする。
「直ちに計画を中止にしなさい! あなた方は古代の過ちを繰り返すつもりですか!?」
「イルマ総監、我々のゲオノイドは完璧です。確かに並行宇宙を融合させたゾーリックは恐ろしい敵ですが各宇宙のデータが一つに集まったからこそゲオノイドは生まれた! 我々は邪神を乗り越えたのですよ!!」
熱弁を奮うホウジョウをイルマは冷ややかな目で見つめる。
「…それさえも邪神に利用されているとしたら?」
「何?」
ゲオノイドの目が赤く輝き、苦しみもがきながら暴れ出した。
身に纏わりつく闇に突き動かされるようにして力任せに周囲の機械を壊し始める。
「馬鹿な! 命令がなければ動けない筈だ!!」
ひたすらに手元の機械を操作するホウジョウ。
しかしゲオノイドは一向に止まる素振りをみせない。
493 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:16:20 ID:GMpzKMIt0
破壊を続ける巨人はそんなホウジョウの方を向いて呟く。
「私は…カミーラ…」
「カミーラ!? 何故だ……何故、滅びた筈の闇の巨人の魂が宿っているんだ!? 長官!!」
縋るような眼差しでナグモを見つめるホウジョウ。
それを見たナグモは空を仰いで笑いだす。
「ハハハハハハハハハ!! ホウジョウ君。君は実に優秀だった……私の本性を見抜けなかったこと以外はなぁ!!」
「…長官!?」
赤く血走った目を見開き、豹変したナグモにホウジョウは驚きを隠せない。
「私の家は代々、神に仕えてきた。私がFプロジェクトを進めていたのも巨人の力を神に捧げる為だ」
「神…ゾーリックのことね? あなたの先祖は超古代文明で邪神に仕えていたというの…?」
イルマの言葉に頷くナグモ。
「超古代文明、神の花によって多くの人間は快楽の中に破滅を受け入れ、その選択に従って光の巨人も宇宙へ去った。しかし一部の人間は破滅を受け入れずに神と争うことを決めた。当然その選択に従い地球に残った光の巨人もいたのだ」
ナグモは暴走を続けているカミーラを眺める。
「この地、ルルイエはかつて光の巨人が集まり神を封じていた地の一つであった。しかし我が先祖は大地に眠る神のお力を呼び覚ましてこの地を一変させ、獣と四人の巨人に力を与えた」
ナグモが説明を続ける間にもカミーラは苦悶の表情を浮かべながら暴れている。
「光の巨人も頑張ってはいたが最終的には神のお力が光の巨人との闘いに勝ち、超古代文明を滅ぼした。しかしそれでも神自身がお目覚めになることはなかった。今、私は再びこの地を神に捧げよう……今度こそ神がお目覚めになるように!!」
494 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:17:12 ID:GMpzKMIt0
ナグモは指輪をはめた手を顔の前に翳す。
手の甲には苦しむ人間の表情のような人面痣が浮かんでいる。
そしてナグモは指輪から溢れ出る闇に包まれて形を変えていく。
その闇に辺りを漂う青い光が結びつき、スペースビースト、クトゥーラへと変貌した。
「そ…そんな……」
混乱するホウジョウをよそにクトゥーラは触手でカミーラを縛り付ける。
「離せ! 私は…今度こそ……!!」
揺れ動く大地から大いなる闇が湧き上がり、クトゥーラとカミーラを包み込んだ。
大いなる闇の中、複雑に蠢く影を形成していく。
「全ては……神の為に!!」
叫び声に合わせて闇の中から現れたのは邪神クトゥゾーア。
超古代怪獣特有の黒い孔が一面に並ぶ体表に覆われ、背中からはガーゴイルのような蝙蝠の翼が生えている。
蛸や貝といった様々な海洋生物とナグモの手の甲のものと同じ人面痣が複雑に混ざり合い無数の触手を生やしたおぞましい姿。
クトゥーラの五倍はありそうな巨体の中心にはカミーラの苦悶の表情が浮かぶ。
「そんな…ちょ、長官!! 私は心からあなたを信じ、地球の為にと思ったからこそ……それなのに………ウワァァァァァァァ!!」
怒り泣き崩れるホウジョウ。
感情の赴くままにクトゥゾーアへ発砲していく。
しかしそんな微々たる攻撃が通じる相手ではない。
495 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:18:01 ID:GMpzKMIt0
クトゥゾーアが動き出すと同時にルルイエの地下空間も崩れ始めた。
「いかん! 緊急退避!!」
皆、急いで逃げていくがホウジョウはその場を離れようとしない。
「嘘だ…嘘だ……嘘だぁぁぁぁぁ!!」
泣き喚くホウジョウに瓦礫が降り注ぐ。
「危ない!」
スバルは慌ててボトルプリズムを取り出す。
眩い光がホウジョウを瓦礫から救い出して地上へと送り届けた。
その光は巨人の姿を形成していく。
「ウルトラマン…クライン……」
自分を救ってくれた巨人を見上げながらホウジョウは呟いていた。
496 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:18:42 ID:GMpzKMIt0
大地を盛り上げて地下から飛び出してきたクトゥゾーアとクラインが対峙する。
クトゥゾーアは触手の一振りでクラインを地面に叩きつける。
横たわるクラインに続けて大いなる闇を吹き付ける。
クラインは苦しみながらも立ち上がりハンドスライサーを連射するが全て触手に弾かれてしまう。
迫り来る触手をギリギリのところで何とか回避したクラインは腕を十字に組んで光線を放つ。
これまで数多くの敵を葬ってきた光線がクトゥゾーアの巨体に直撃したが僅かに火花が散っただけでクトゥゾーアは微動だにしなかった。
クトゥゾーアは触手でクラインを絡めとって動きを押さえると何度も何度もクラインを地面に叩きつけた。
さらに追い討ちをかけるように翼から激しい電流を浴びせ、口から闇を吹き付けて苦しめる。
その頃、地下から無事に脱出してきた調査隊はクトゥゾーアの圧倒的な闇に圧されるクラインの姿を目の当たりにしていた。
497 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:19:30 ID:GMpzKMIt0
激しい攻撃に追い詰められたクラインの水晶体が点滅を始める。
そのとき、クラインの心の中に誰かの声が響いてきた。
「…光が欲しい…」
今にも消えそうに小さな、でも力強い心からの訴え。
「あなたは…カミーラ?」
「光が欲しい…ティガと同じ光が……もう私は闇に支配されたくない……」
カミーラの訴えにスバルは力強く答える。
「カミーラ! 信じるんだ…自分の心を!!」
「心…?」
「誰もが皆、何かに思い悩んでいる。そんなとき、最後の最後に力になるのは…心です! 信じてください…心の中にある力を……あなたの心の中にある光を!!」
「…心…心の中にある光? 私も…光になれる…? …なりたい……私は………光に!!」
498 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:20:06 ID:GMpzKMIt0
激しい攻撃に追い詰められたクラインの水晶体が点滅を始める。
そのとき、クラインの心の中に誰かの声が響いてきた。
「…光が欲しい…」
今にも消えそうに小さな、でも力強い心からの訴え。
「あなたは…カミーラ?」
「光が欲しい…ティガと同じ光が……もう私は闇に支配されたくない……」
カミーラの訴えにスバルは力強く答える。
「カミーラ! 信じるんだ…自分の心を!!」
「心…?」
「誰もが皆、何かに思い悩んでいる。そんなとき、最後の最後に力になるのは…心です! 信じてください…心の中にある力を……あなたの心の中にある光を!!」
「…心…心の中にある光? 私も…光になれる…? …なりたい……私は………光に!!」
499 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:20:45 ID:GMpzKMIt0
クトゥゾーアの体に小さな一つの光が煌めいた。
その光を発していたのはクトゥゾーアの中心に浮かぶカミーラの顔。
何かに苦しみ、絶望していたカミーラの顔が心なしか穏やかな笑顔に変わりつつあった。
それに合わせてクラインの胸の水晶体にも光が少しずつ戻ってきた。
クラインは全身に力を込めて触手を振り解く。
無数の触手がクラインに再び襲い掛かるがクラインは輝く光輪で触手を切り崩していく。
そして全身から溢れ出る眩い光を腕に練り込み、再び十字に組んだ腕から光線を放った。
先程よりも強く優しい光がクトゥゾーアの禍々しい体を包み込む。
膨大な光の中に邪神は跡形も無く消えていった。
邪神が消え行く混沌の中から一筋の光が飛び出して天高く昇っていく。
「私も…光に…なれ……た………」
その清らかな光をクラインは優しく見守っていた。

クトゥゾーアの消滅に伴って崩れ落ちていくルルイエの古代都市。
海底隆起も収まってルルイエは再び沈み始めた。
調査隊やナグモ機関の研究者たちは慌ててそれぞれの機体に乗り込む。
「終わったんですね……」
「ええ…ルルイエの超古代の闇との闘いが……」
崩れゆくルルイエの最期をスバルとイルマはBDから見下ろしていた。
500 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:21:20 ID:GMpzKMIt0
事件が解決した暫く後。
指令室はいつものように笑顔と雑談に包まれている。
くだらない話で盛り上がりながら基地の廊下を歩くスバル、加藤、バレンタイン。

「見たな…?」
バァァァン!!
それは突然のことだった。
鳴り響く銃声。
ひしゃげた扉の下敷きになった隊員を内藤は笑いながら見ていた。
501 ◆gUyC752H3c :2008/06/11(水) 20:22:11 ID:GMpzKMIt0
第46話 「堕天使―ルシフェル―」
根源破滅堕天使ダークルシフェル登場

指令室には多くの隊員が揃っているようだった。
いつものように笑い合いながら雑談をする面々。
その部屋の隅の方では里見が花瓶に花を生けている。
そんな里見に近寄っていく男が一人。
「里見隊員!」
突然話しかけられて驚いた里見は慌てて振り返る。
「真下隊員?」
「里見隊員…ちょっとお話を…」
「真下隊員、何してるんデスカ?」
今度は真下が突然話しかけられ驚く。
「ジョニー!?」
「もしかして…天野隊員にふられたからって次は里見隊員デスカ?」
「違うよ! 別にふられてないし…頼まれて聞き込みしようとしただけだよ。だから天野くんには内緒に……」
必死に弁明する真下の後ろで里見は軽く咳払いをする。
「私に聞き込み…ですか…?」
「あっ…聞こえました…よね?」
「目的がバレてるこの状況で、ご自慢の交渉術をお使いになりますか?」
「…遠慮しておきます」
502名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 20:31:16 ID:rE0En4cMO
なにっ
503名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 21:44:32 ID:XgFzpeoP0
これちょっと酷いな・・・。
まだ防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqakの方が出来がいい。
504名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 21:45:54 ID:XgFzpeoP0
あと連投もあるな>>497-498
505防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak :2008/06/11(水) 21:50:11 ID:LPdVRok50
46話の途中に申し訳ありませんが、俺は最終章の執筆、ご遠慮させてください
39話内にクラインを登場させる事ができなかった自分の腕では、最終章を書く自信がありません
また、私はガイア以降マックスを除き直接見た事のある話が少なく、各作品のキャラを十分にいかす自信もありません
これまで散々迷惑をおかけして、勝手に去っていく事は大変申し訳ありませんが、39話で私はこのスレを降りさせてもらいます
お世話になった皆様、滑稽なレスで楽しませてくださった荒らしの皆様、ありがとうございました
どうかお体に気をつけて、お過ごしください
506名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 21:56:39 ID:OJ6A2c98O
話の長さがバラバラなんだよね
劇場版のごとく長い39話に、
かたやオバケのQ太郎の1話ぶんくらいに短い45話
507名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 22:20:05 ID:XgFzpeoP0
>>505
わざと煽るような書き方して去るなんて最悪だな。
ガッカリした。
508名無しより愛をこめて:2008/06/11(水) 22:53:02 ID:7BiUZpDZ0
46話は連投規制にひっかかったようですな。
509241:2008/06/11(水) 23:11:43 ID:VW+FSwYj0
45話お疲れ様です。闇に囚われているカミーラが最後光を取り戻し
クトゥゾーアを内側から攻撃し最後昇天していくシーンは感慨深いものが
あります。
ホウジョウが叫ぶシーンを加えてくださりありがとうございます。
何故あそこまで半狂乱になったのかは
40話で自分が出そうとしている設定では
1999年アグルと根源破滅招来体との戦いにホウジョウの家族が
巻き込まれお亡くなりになったため、ホウジョウは
宇宙人(根源破滅招来体)とウルトラマンを憎んでいるという

のを考えていたのでとても助かります。
510名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 00:10:16 ID:yvBLKyXs0
防衛軍さん別に降りなくてもいいじゃない。
39話大変面白かったですよ。普段書き込まない人でも防衛軍さんの
文章を心待ちにしている人はいます。
直して投稿なんて言ってる人がいますが、まだかまだか、
なんて急かされたら落ち着いて直してなんていられないですよね。
511名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 00:17:22 ID:w0fdV6IQ0
辞める辞めると言って辞めないのがここのデフォ。
512名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 00:44:41 ID:/5NGIDt70
もうネガティブキャンペーンとかいいから。
わがままな子供じゃあるまいし、少しは黙っててくれないかなあ。
513名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 07:43:48 ID:0tcn0ol10
◆gUyC752H3c 氏、乙です。
514名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 10:34:46 ID:5ayizQomO
>>512
ネガティブの使い方間違ってるだろ。

色々言われるのは、問題があるからだ。
515名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 11:56:35 ID:55rlZ8h90
>>514
自分が貢献するでもなく、小さなミスをあげつらったり不満や皮肉を言って
とにかく執筆者の意欲を削ごうとしているようにしか見えない輩がいるから、
彼に対して言っているんでしょ。
516名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 12:12:12 ID:5ayizQomO
読者にクラインを読む、感想、それ以外に何の貢献をしろと言うんだ。
間違えの指摘や校正依頼もネガティブ扱いはオカシイ。
517名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 15:10:44 ID:55rlZ8h90
気がついていない間違いを具体的に指摘することで作品に貢献しようというのはポジティブ。
また、こういう文章にした方がいいのでは具体的な意見を出してみるのはポジティブ。
アップした直後でもミスを見つけたら、ただちに訂正するのは真っ当。

その尻馬にのって、ただ「ちゃんと校正しろ!」とか
作者自身が「間違え発見」したから駄目だとか、
他の人に文章の改善案をだされたから駄目だとか、
あとから小さなミスをあげつらって作者を批難するだけなのはネガティブ。
518名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 15:57:55 ID:5ayizQomO
ならポジティブな書き込みもあるじゃないか。
519名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 18:25:02 ID:pGC5MsbMO
良くない箇所を指摘して良い方向にもっていこうとするのは
ポジティブだな。
反対意見を何でもすべてネガティブとする考えかたこそネガティブ
520名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 18:58:01 ID:5tjpOi+30
>>512
「ネガティブ 」という単語を持ち出すことにより、そうでもないようなことを
ネガティブに仕立て上げてるだけだろ?
521名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 19:12:02 ID:5ayizQomO
過剰反応してるのは執筆者の誰かなんだろうけど、人の意見は
謙虚に受け止めるべき。
522 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:28:25 ID:O929QaoD0
基地の一室。暗がりでモニターを見つめる一人の男。 
「期は熟した…」
暗がりにうっすらと見える男の口元は少し上がって、笑みを浮かべていた。

「……以上が今回の報告の全てです」
ミーティングルームのモニターに映る青年は石室、フブキ、グレゴリーの三幹部にそう述べた。
「来訪者も地球…いや宇宙全体に迫る危機的状況を感じているという訳か」
報告を聞いた石室の言葉には重みが感じられる。
宇宙人、破滅獣、闇の巨人。この短期間でのあまりにも大きい敵の侵略規模は報告の裏付けには充分過ぎた。
石室の心情を察してか、モニターに映る青年は答える。
「石室コマンダー。こちらも来訪者との協力体制は整っています。いつでも研究結果を提供、協力することを約束します」
「ありがとう。イラストレーター」
523 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:29:24 ID:O929QaoD0
男は暗がりで作業を続けている。
「力の変換か…」
そのとき不意に部屋の明かりが付き、誰かが飛び込んできた。
「内藤先輩…何してるんですか?」
「吉田か…」
吉田は内藤の見ていたモニターに目をやる。
そこには見慣れぬ数字や記号が並んでいた。
「先輩? それ何のデータですか…」
吉田の言葉を聞く内藤の目は赤く光っていた。

基地の廊下を歩くスバル、加藤、バレンタイン。
「…それにあそこのお店の女の子も可愛いんですよ!」
「そりゃいいな!」
加藤とバレンタインがいつものように女の話をしているのをスバルは呆れて聞いている。
「バレンタインさん…女好きなのは分かりますけど、そろそろハッキリさせたほうがいいんじゃないですか?」
「何のことだ?」
「…真下さんから聞きましたよ」
「!?」
バレンタインは驚き、少し黙ってしまった。
「…ま…まあ、そのうちにな…」
スバルの問いかけにバレンタインは全くハッキリしていない答えを返す。
スバルが呆れて何も返事を返せないでいたそのとき。
524 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:30:14 ID:O929QaoD0
バァァァン!!
それは突然のことだった。
鳴り響く銃声。
スバルたちの目の前で部屋の扉と共に一人の男が廊下に弾き飛ばされた。
「吉田!?」
慌てて駆け寄る三人。
ひしゃげた扉の下敷きになった吉田は何かで撃たれたのか酷い傷を負っている。
「吉田? どうした!! 何があった!?」
バレンタインの必死の呼びかけに吉田は小さな声で答えた。
「…ルシフェル」
そして指を指すと吉田はその場に静かに倒れ込み、目を瞑った。
「吉田ぁ!!」
バレンタインの叫びにも吉田は答えない。
吉田が指を指した方向へ目をやる三人。
そこにいたのは…
「内藤…!?」

いつもはただの地味な男であった内藤。
だが今日は違う。
目は赤く血走り、手には吉田を撃ったと思われる銃が握られている。
「何だ…今の音!?」
騒がしいことに気づいて他の皆も指令室を飛び出し、徐々にその場に集まってきた。
「内藤…お前がやったのか?」
「ええ。勿論」
バレンタインの問いに内藤はハッキリと答える。
「そろそろ行かないとな…どけ!」
内藤のハルバードガンが火を噴く。
「ぐおぉ!」
正面から喰らった加藤は力無く吹き飛ぶ。
その隙をついて内藤は一目散に走り出した。
「待ちやがれ! 内藤!!」
バレンタインやスバルたちは慌ててその後を追う。
525 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:32:12 ID:O929QaoD0
「内藤隊員。どうしました?」
「邪魔なんだよ!」
内藤は整備士たちを体から発する波動で蹴散らしながら格納庫にやって来た。
辺りの戦闘機を一通り見た後、右手から光弾を乱射する。
格納庫の所々で爆発が起こり、光弾が炸裂した機体に火花が走る。
異常事態を告げるサイレンと共に格納庫や、機体内部に設置されたモニターが次々と光を失っていく。
内藤は自分のそばに無傷で残っているチェスターに乗り込んだ。
526 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:33:01 ID:O929QaoD0
そこにスバルたちも追いついてきた。
「じゃあな…間抜けな正義の味方たち!」
内藤はそう言うと出撃していった。
「内藤…」
戸惑いを隠せないバレンタイン。
「駄目だ! メチャクチャにやられてやがる!」
そう叫ぶのは整備長。
「コマンダー。チェスター二機とBDしか飛びそうにありませんぜ!」
整備長の発言にコマンダーは顔をしかめる。
「我々に行かせてもらえませんか?」
「鬼塚リーダー…」
「内藤が何を考えてこのような行動をとったのかは分かりません。しかし、あいつは私の部下だ。自分の部下のことは…自分でけりをつけます!」
鬼塚の言葉には何とも言えない力が込められている。
「分かった…チェスター二機でチームナイトの出撃を許可する。BDは……」
「僕が行きます!」
「スバル…分かった。各員出動!!」
「了解!」

内藤の乗るチェスターは新宿上空にやって来ていた。
「この辺りか……」
同じ頃、基地にも異変が起こっていた。
「何者かが基地の回線に侵入。新宿の映像が転送されてきています」
指令室のモニターに映される内藤。
「何を企んでいるんだ?」
隊員たちは皆、モニターを凝視した。
527 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:33:52 ID:O929QaoD0
旋回を続ける内藤のチェスターに他のチェスター二機とBDも追いついてきた。
「…意外と早かったな」
「内藤! どういうつもりだ!? 何故吉田と加藤を撃った!」
「鬼塚リーダー…こういうつもりですよ!」
内藤はハルバードバニッシャーを躊躇うことなく里見とバレンタインの乗るチェスターに放つ。
「危ない!」
スバルは光に突っ込んで里見とバレンタインを上手く庇う。
優れた耐久性をもった漆黒の機体はバニッシャーを翼で切り裂いていく。
しかし内藤はその隙に鬼塚と佐藤の乗るチェスターにスパイダーミサイルを放った。
「くっ!!」
無数に飛び交うミサイルを何とか回避していくが、一つのミサイルが僅かに翼を砕いた。
二人の乗るチェスターは煙を上げる。
「リーダー!! 佐藤!!」
バレンタインの叫びも虚しくチェスターは墜落、ビルを巻き込んだ爆発を起こしながら地面を滑るように不時着していった。
「内藤……いい加減にしやがれ!」
バレンタインが放ったレーザーは内藤のチェスターの翼を絶妙にかすめる。
「くそ!!」
内藤が不時着を始めたのを見るとスバルたちもそれに続いた。
528 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:34:40 ID:O929QaoD0
新宿の大地に降り立った内藤、スバル、バレンタイン、里見。
「内藤…なんでだよ……なんでこんなことを!!」
バレンタインの叫びに内藤は薄ら笑いしながら答える。
「俺はずっとこの刻が来るのを待っていたんだよ……バレンタイン」
「待ってただと?」
「ああ、ナグモがFプロジェクトを進めていたことを考えてみろ。イルマ総監たちと対立していたナグモ機関があれだけの計画に必要な情報をどこから手に入れたと思っているんだ?」
内藤の目は赤く光り輝いている。
「ウルサの脱走やジョニーの暴走。基地内での妨害活動や宇宙人、破滅招来体への情報のリーク、扇動……」
赤く輝く眼差しがスバルたちに突き刺さる。
「みんな俺がやったことさ…全てはこの刻の為……お前たちはみんな俺の……道具だ…!」
「…ふざけるな!!」
怒りを露わにしたバレンタインは勢いに任せてハルバードガンを腰から抜く。
しかしそれより速く、内藤の手から闇の光球が放たれ、バレンタインの体を捉えた。
「バレンタインさん!?」
力無く倒れ込むバレンタインに駆け寄る里見。
「用が済んだ道具はゴミなんだよ!」
内藤はそう言うと光に包まれ、空に昇っていった。
529 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:35:25 ID:O929QaoD0
新宿の空に美しい白い翼を背に生やした光り輝く巨人がその姿を現した。
サイズがウルトラマンと変わらない程度であることを除けば、かつて東京に現れた根源破滅天使ゾグによく似た姿をしている。
「あれは…」
瓦礫の下から這い出て姿を現した鬼塚と佐藤。そして基地の皆もモニターで同じ新宿の光景を見ていた。
宙に浮かんだ美しき天使ルシフェルは地上のスバルを見つめる。
「来いよ…ウルトラマン……」
「言われなくてもそのつもりだ!! 里見さん…バレンタインさんをお願いします!」
挑発的なルシフェルの言動を受け、スバルはボトルプリズムを高く掲げる。
そばに里見がいることは分かっている。
それでもスバルは目の前の天使の非道な行いに対して自らの気持ちを抑えることが出来なかった。
「クライーン!!」
光に包まれながら空に昇っていくスバル。
そしてウルトラマンクラインもその姿を現した。
新宿の街に対峙する二人の巨人。
「スバルが…クライン……!?」
一部始終を見ていた皆に衝撃が走る。
530 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:37:49 ID:O929QaoD0
クラインはフェニックスモードにチェンジして光矢を連射するもルシフェルはその白い翼で全て叩き落とす。
そしてルシフェルは手のひらに光弾を生成するとクライン目掛けて発射する。
クラインはトータスモードにチェンジしてバリアを展開するが光弾はバリアを突き抜けた。
光弾が勢いよくクラインの胸に命中し、クラインはビルを巻き込みながら倒れる。
「どうした? もうおしまいか?」
(負けてたまるか!)
クラインは立ち上がると青い光に身を包み、ドラゴンモードへチェンジする。
全身から溢れる青く優しい光が荒れ果てた新宿の街を照らしていく。
クラインとルシフェルは共に手から光弾を撃ち合う。
衝突しあっては消えていく光弾。
そしてついにクラインの光弾がルシフェルの光弾を上回り、ルシフェルを捉えた。
「グッ…」
胸に光弾を浴びてルシフェルが苦しんだ隙をつき、クラインは青き光剣を構えて飛びかかった。
それに合わせてルシフェルも手のひらから光線を放つ。
クラインはタイガーモードにチェンジして青龍の光剣を構えたまま白虎の怪力で殴りかかる。
光線を剣で切り裂きながら突き進むクライン。もう少しでルシフェルに到達する。
しかしあと僅かというところで光剣は光線に耐えきれずに崩れ去り、光線の直撃を受けたクラインはモードチェンジも解けて倒れ込んだ。
531 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:38:52 ID:O929QaoD0
その様子を見たルシフェルが空に手を翳すと黒く捻れ曲がった異質な物体が空間を突き破ってゆっくりと降りてきた。
「…クライン、俺は始めからこの刻を待っていた」
そう言うとルシフェルは異質な物体に目をやる。
物体は赤く点滅しながらクラインの体から光を吸収していく。
「ワロガ、侵略宇宙人、スフィア、破滅招来体によるデータ収集」
物体は尚も、もがき苦しむクラインから光を奪い続ける。
「妨害活動によるクラインの光の強化…Fプロジェクトを始めとする各並行宇宙のウルトラマンに関する研究データ。そして…俺の裏切りで貴様の心に怒りや憎しみを植え付けた…全てはこの為に……」
クラインの胸の水晶体は点滅を終えて、輝きを失った。
光を奪い尽くした異様な物体は更に大きく歪み、一つの大きな闇となっていく。
「クラインの希望の光を絶望の闇へと変換し、俺の力とする為に!!」
クラインの光を元に生み出された強大な闇は全てルシフェルに降り注いでいく。
「復活の刻だぁぁぁ!!」
闇に包まれたルシフェルはその闇を体内に取り込んでいく。
闇が体内に吸い込まれるにつれて白い翼は溶けるように消え去っていった。
白く美しい天使を思わせる姿は黒く醜い悪魔を思わせる姿へと変わっていき目には邪悪な赤い光が宿った。
「全て奴の筋書き通りだったわけか…」
グレゴリーは自らの不甲斐なさを悔やみ、手元のキーボードに拳を叩きつけた。
532 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:39:42 ID:O929QaoD0
「ウオォォォ!!」
ルシフェルが雄叫びを上げると、その両肩から二本の角が生えてきた。そして首筋からは左側はファウスト、右側はメフィストの顔が飛び出してくる。
さらにルシフェルの両手の爪が長く伸び出し、鋭い鉤爪を形成する。
「闇に惹かれし天使…堕天使―ルシフェル―!」

「クライン…貴様のおかげでこの力を手に入れることが出来た。礼を言おう。だが、用が済んだ道具はゴミ…消えろ!」
地に伏すクラインへルシフェルが長い鉤爪を振りかざした、そのとき。
赤、青、白、紫の四色の光が大地から湧き上がりクラインの盾となった。
その四色の光は各々の聖獣の姿になっていく。
「守護聖獣か…お前たちもクラインの光の強化に役立ってくれたな。だが、パワースポットが本来の力を失いつつある今、貴様らも満足には闘えまい!!」
ルシフェルは闇雲に闇の光弾を乱射していく。
トーテムトータスはクラインや他の聖獣の前に飛び出して自らの体を盾としてそれらを防ぐ。
火花散るトータスの甲羅の陰からミズノエノリュウの小さな首の数々は光線を、フェニーチェは火炎を発する。
予想外の反撃にルシフェルはたじろぐ。
その隙にドーンが勢いよく飛びかかる。
しかしルシフェルはドーンの拳を平然と片手で受け止めると、そのままドーンを投げ飛ばしてしまう。
ドーンは他の聖獣を巻き込みながら弾き飛ばされた。
「ウオォォォ!!」
雄叫びを上げるルシフェルが腕を天に掲げると、空から幾筋もの闇が柱のように降り注いだ。
トータスは皆の盾となろうと飛び上がるるが強烈な闇を防ぎきれずに地面に叩き付けられる。
尚も降り続ける闇をまともに浴びたクラインと聖獣は光を完全に失い、消えていった。
533 ◆gUyC752H3c :2008/06/12(木) 19:41:00 ID:O929QaoD0
人気のない建物の一室に避難し、横になっているバレンタイン。
その顔からは明らかに血の気が失せている。
その傍らには必死にバレンタインの手当てをする里見の姿もある。
「バレンタインさん! しっかりして!!」
「里見…どうしてもお前に……言いたいことがあるんだ……」
バレンタインはそっと里見の手をとり、今にも消えそうな程小さな声で囁いた。
「こんな性格だから…今まで素直に……言えなかったんだが……俺はお前のことが…す……」
静かに目を瞑るバレンタイン。
「バレンタインさん!?」
里見の問い掛けにもバレンタインは決して答えない。
「そんな…いや……バレンタインさん!!」
一人の女性の悲しき叫び声が響く中、赤黒い殺戮者は尚も破壊を続けていく。
荒れ果てた大地に横たわるスバル。
その手からボトルプリズムが零れ落ちた。
殺戮を止める希望はもうここにはなかった。
534名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 19:55:19 ID:5tjpOi+30
一日空いてるんだから話数を入れろよ。
535名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 20:51:45 ID:Pl7hl+U60
防衛軍LOVEより酷い。
536名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 21:35:19 ID:ILc1gBx6O
スレが荒れて壊滅するのは作者、信者からするとネガティブだろうが
荒らしからすると最高にポジティブだよ
537名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 21:36:47 ID:77g0/jUb0
>>524>>535
まともに読む気ないんだから別にいいじゃん。
荒らしなんて的確な批評も出来ない屑だろ?
538名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 21:51:48 ID:Pl7hl+U60
マンセーな感想しか受け付けない相手に何を言っても無駄なのは定説。
539名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 22:28:50 ID:5tjpOi+30
そんなことより
---------------------------------------------------------------

【お知らせ】2ちゃんねるサーバ停止のお知らせ【台数半分にすっぞ】

現在順次高性狽ネサーバに置き換えを行っております。
このサーバがいつ止まるか等の情報は・・・自分で探してチョ。
CPU : Core2Quad
OS : FreeBSD 7.0R (amd64)
詳細 http://server.maido3.com/
開発日記 この通り作ると同じの自分で作れます。
http://www.maido3.com/server/zousan/
540名無しより愛をこめて:2008/06/12(木) 23:12:32 ID:kQttGO0M0
ところで最終章本当どうする?ウルトラマンシリーズの最終章は
3話が基本だし
個人的にはデラシオンで1話ゾーリック最終決戦編で2話の50話
完でいいのではないかと思うけど
541名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 07:27:59 ID:YWw2MniT0
前後編でいいと思う。
542名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 07:34:35 ID:rs8JD4uk0
そもそもルシフェル編が前後編なんだから>>540なんか無理。
これだけでもここの読み手がどれだけ馬鹿か分かる。

ここは特撮板だからな、
ウルトラマンクラインなどという特撮作品は存在しないから他板へ行くべきだな。
もっと話の分かる奴らに読んでもらいなさい。
荒らしや馬鹿な読み手は切り捨てるべきだよ。
ここは特撮板だからな、
ウルトラマンクラインなどという特撮作品は存在しないから他板へ行くべきだな
543名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 07:58:57 ID:tOrXOKruO
で、結局は校正の指摘はスルーなんだ?
544名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 10:15:12 ID:OrYhMnMxO
一話あたりの長さは適当なんだから
全体を2分割の前後編でもいいし、3分割の3部作でもよろしいし、
545名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 10:42:14 ID:sjoKV3Wj0
移転先はどうするのよ?
546名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 12:03:19 ID:tOrXOKruO
移転はしない。
ここで仲良し掲示板スタイルを変えて貰えばそれでいい。
547名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:27:55 ID:L4szkIF+0
荒らしのグダグダした書き込みしかないスタイルを仲良し掲示板スタイルというのか。
548名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:43:26 ID:BrkMTG9c0
549名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:44:17 ID:u+u4M6JX0
550名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:44:55 ID:PDm6mdSO0
551名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:45:36 ID:hjtoQOYB0
552名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 14:46:48 ID:b0bFI0VB0
553名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 15:11:42 ID:OrYhMnMxO
もうここも終わりか?
554名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 16:23:49 ID:Cgju5F1X0
>>553
>もうここも終わりか?

昭和時代の天気予報よりあたらないな。つ>138,206,227,345,406
555 ◆gUyC752H3c :2008/06/13(金) 16:30:04 ID:eRulzC1L0
第47話 「希望―クライン―」
根源破滅堕天使ダークルシフェル登場

殺戮を止める希望はもうそこにはなかった。
堕天使ルシフェルは次々と街を破壊していく。
ルシフェルを中心に新宿の空に暗雲が立ち込める。
そしてルシフェルは鉤爪を大地に刺し、その動きを止めた。
「グレゴリー…あれは?」
「どうやら何らかのエネルギーを大地に注入しているようですね…恐らくはダークフィールドを展開する際に用いる位相の介入かと…」
グレゴリーやエリーが分析を進める傍らで、基地に残ったメンバーたちは何も出来ずに立ち尽くしていた。
内藤が闇の巨人―ダークルシフェル―だったこと。
スバルがウルトラマンクラインだったこと。
そして人員、機体共に壊滅的な被害を受けたこと。
一連の出来事をまだ現実のこととして上手く飲み込めていなかったのだろう。

そのとき新宿にいる里見から基地に通信が入った。
「鬼塚リーダー、佐藤、スバル両隊員は重傷で寝込んでいます。バレンタインさんは……」
指令室に重苦しい空気が漂う。
「里見…加藤は無事だが、吉田は先程息を引き取った…内藤の攻撃の影響で今起動出来る機体はそちらのチェスターとBDだけだ。連絡するまで待機していてくれ」
「了解…」
556 ◆gUyC752H3c :2008/06/13(金) 16:30:55 ID:eRulzC1L0
指令室は沈黙に包まれていた。この状況を打破する方法が誰一人として思い浮かばないのだ。
そこに本部から通信が入った。
モニターに青年が映る。
「イラストレーター!?」
「皆さん。お話があります。クラインを…ウルトラマンを蘇らせませんか?」
「ウルトラマンを…蘇らせる?」
モニターには色々なデータが映る。
「ミッションガイア。オペレーションマックスなど過去にも様々なウルトラマン復活作戦が行われています」
怪獣たちの光が集められる映像や、特殊な機械から光が照射される映像が映される。
「我々はいつもウルトラマンに救われてきた。今こそその思いに応えるときではありませんか? まだ未来は闇に包まれてはいない…我々の手でウルトラマンを救いましょう!」
皆の脳裏にこれまでのクラインの活躍がよぎる。
「そうだ…ウルトラマンは…スバルは俺たちに黙って、ずっと俺たちの為に戦ってきたんだ…」
「やりましょう! コマンダー!!」
皆がそれぞれに思いをぶつける。
「しかし…どうやって我々の思いをスバルに届ける。機体は全て破壊されたんだぞ……」
「戦闘機はハルバードだけじゃないんですぜ」
「そうアル!」
そう言いながら整備長とゴスとルーが指令室に入ってきた。
「昔の防衛チームの機体がフォートアトラスに眠ってる。手の空いてる奴が何人か整備に回ってくれりゃ飛ばせますぜ、コマンダー!」
「開発チームも全面的に支援します」
「全力で協力するアルよ!」
皆の視線が石室に注がれる。
「分かった。皆で応えよう…スバルの…ウルトラマンの思いに! 各員準備に入れ!!」
「了解!!」
557 ◆gUyC752H3c :2008/06/13(金) 16:31:44 ID:eRulzC1L0
あれからどれだけの時間が経っただろうか。
スバルは光の中を漂っていた。
その目の前にウルトラマンクラインが姿を現した。
「クライン…僕たちは死んだのか?」
(いや…まだ死んではいない。だが私の光はほぼ全て奪われた。君の命を救うのが精一杯でもう闘う力は……)
「そうか…」
スバルは考えを巡らす。
「僕が君と一つになればいいんじゃないか? タキヤさんはそうしたんだろ?」
(スバル…それは駄目だ! 私はもう彼のような犠牲者を出したくはない……それにタキヤも君のような人間の命を奪う為に私と一つになった訳ではない…)
「でも、このままじゃあ!!」
(君は生きるべきだ……目覚めるんだ…スバル!)

スバルが目を覚ますと、そこは人気のないデパートの中だった。
普段は女性で賑わう売り場も、今は棚から崩れた商品とマネキンの残骸だけが埋め尽くしている。
スバルの傍らには鬼塚、佐藤、バレンタインも横になっていた。
558 ◆gUyC752H3c :2008/06/13(金) 16:33:25 ID:eRulzC1L0
「スバル隊員! 目を覚ましたんですね!!」
里見は喜んでスバルに駆け寄る。
「…みんなは……?」
「…リーダーと佐藤隊員は無事です……」
スバルはその続きは聞かなかった。
いや、聞きたくも信じたくなかった。先程までそばにいた人間にそのようなことが起こっているなど……
「そうだ。スバル隊員、それを勝手にお借りしてました。すみません」
里見はスバルの脇に置かれたボトルプリズムを手で指し示した。
「基地のみんなも見ていたそうです。それで……」

一方、フォートアトラスではイラストレーターの協力のもとに作戦準備が進められていた。
「それでは最終確認を行います」
イラストレーターが語り始める。
「里見隊員に協力して頂き、ホムラ・スバル隊員が所持していたウルトラマンに変身するデバイスを分析した結果、ウルトラマンクラインの光の組成の解析に成功しました」
モニターに映る数式の数々。
「これにより、かつてTLTで制作された超兵器"ウルティメットバニッシャー"を復元することが出来ました。名付けて"ウルティメットバニッシャーK"」
「現在、日本支部のチェスター機において使用可能ですがチームナイトが壊滅的被害を受けた現状では実際に使用できるのは旧式のハイパーストライクチェスターのみです」
「ウルティメットバニッシャーKでコードネーム"ダークルシフェル"に攻撃、またクラインにエネルギーを与えるのが今回の作戦です」
イラストレーターとグレゴリーの説明に頷く一同。
559 ◆gUyC752H3c :2008/06/13(金) 16:34:38 ID:eRulzC1L0
「各チーム、準備はいいな?」
「チームファイター、準備完了!」
XIGファイターST、XIGファイターGTのコクピットの中でファイターのメンバーたちが合図する。

「こちらチームピース、準備完了!」
「コマンダー、私も出撃します」
テックスピナーにはピースのメンバーやフブキチーフが乗り込んでいる。

「チームレンジャーも準備完了です!」
クロムチェスターα、β、γ、δでレンジャーのメンバーたちがスタンバイしている。

「各チーム、出撃!!」
「了解!」
メンバーを乗せた数々の機体が今大空に飛び立った。
560名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:04:10 ID:tOrXOKruO
ところで、本にする話は進んでるのか?
561名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:11:37 ID:OrYhMnMxO
>554
終わりか?
という疑問文がわからない小学生か?
562名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:25:23 ID:nbgaCHaP0
自演はもういいから。
563名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:44:08 ID:YWw2MniT0
今更自演して何の意味があるのやら
564名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:52:14 ID:7cAeMjde0
>>562自身が自演してるから他人までも自演に見えるんだろうよ。
565名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 18:59:22 ID:nbgaCHaP0
かなり手の混んだ自演だな。
566名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 19:03:52 ID:7cAeMjde0
じゃ、俺とお前(>>565)の自演てことでいいよ。
567名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 19:16:08 ID:nbgaCHaP0
バカみたいな話題でしか盛り上げられない作者も痛いな。
568名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 20:21:18 ID:qhaBAJ7k0
>>567
作者と分かるんだからお前が作者か。
自分で荒らすなんてマゾだな。
569名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 20:23:49 ID:TKrzPSBtO
誰か本にするヤツの相手もしてやれよ
570名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 20:27:12 ID:7cAeMjde0
>>569
携帯使って頑張るな。
おまえも。
571名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 21:46:55 ID:OrYhMnMxO
スレが盛り上がる時のキーワード
1自演
2ネガティブ
3本にする

盛り上がらないキーワード

クライン
572名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 22:02:11 ID:S1bEhIBU0
本にするって売るの?同人で?画もなしで?
どうせなら挿絵くらい入れないとコミケではスルーされるのでは?
573名無しより愛をこめて:2008/06/13(金) 22:32:32 ID:OrYhMnMxO
本の販売場所
秋歯原

発売日
次回補講者天国の日
574名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 08:40:12 ID:mL8yGBhdO
いや目指してるのは単行本化じゃなくて実写化だし
575名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 10:31:40 ID:US5vmRxZ0
これだから荒らしに最悪とか言われるんだよ
576名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 10:33:23 ID:MWBmonXD0
★これが日本の本当の仕組みだ★

右翼団体の正体
http://uyoku33.hp.infoseek.co.jp/

@統一教会
→日本人信者から2兆円を搾取。日本の国会議員に100人以上の秘書を送り込む。
 韓国の田舎の独身ブ男に、若い日本人女性を人身売買してまた儲ける。
A朝鮮総連
→自民党大物議員や社民党議員に賄賂を贈り、拘束。朝銀に巨額の税金を投入させる。
 その金が北朝鮮にいき、ミサイルや核開発の費用になる。
Bパチンコ屋
→年商30兆円産業で、その8割が在日系企業。日本人をバクチ漬けにして
 生活費を搾取し、その金を自民党と社民党に献金。
C創価学会
→池田大作はじめ幹部はことごとく在日朝鮮人。庶民階級を騙してお布施を集金し、
 在日の特権拡大に政治力をふるう。韓国の侮日運動を組織をあげて支援している。
D暴力団
→50%が在日(ちなみに在日の比率は0・5%)。麻薬や覚せい剤を南北祖国から
 安く仕入れて、日本人をドラッグ漬けにして金を稼いでいる。反コリア運動を
 暴力と脅しで監視し、ときには偽装右翼を演じる。
番外
在日の2大ウソ
→@「我々は戦時中に強制連行されてきた」
 A「戦時中に無理やり日本人にしておきながら、52年にその国籍を奪った」
577名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 12:22:33 ID:4Y5haUrZO

>暴力団在日50%(ちなみに在日の比率0.5%)

ってどういう意味?
578名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 14:44:52 ID:UNqb8FHM0
>>561
>終わりか?
>という疑問文がわからない小学生か?

なに、それ?

じゃ、もともと修辞的表現としての疑問文ではなく、
「自分には終わりかどうか判断できないから、誰かに教えて欲しい」
という本気の疑問だった。とか主張したいのか?

それこそ、小学生的。
579名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 14:48:02 ID:UNqb8FHM0
ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。
580241:2008/06/14(土) 16:23:27 ID:zFP5uIZI0
40話でこういうシーンを出そうと思っているのですが
内藤がナグモ機関の情報をイルマ総監に提出した後
内藤「俺はナグモ機関の情報収集のためしばらくいろいろ方面をあたってみようと
   思います。それと鬼塚チーフや仲間たちに心配はかけたくないので
   表向きは休暇扱いという事でよろしくお願いします」
イルマ「危険な任務になると思うけど頼むわ・・・・あまり無理はしないでね」
内藤「では失礼します」
そう言って総監室を出ようとする内藤をイルマが呼び止める
イルマ「内藤君・・・・・・私はあなたを信じている。
    だからあなたも一人で重責を抱え込ます仲間を頼ってもいいのよ」
イルマの真摯な眼差しに一瞬内藤は複雑な表情で見つめるが
微笑みを浮かべ答える
内藤「・・・・・ええ、ですが一人で大丈夫です。では失礼します」

内藤が敬礼をし部屋を後にした後、イルマは何かを考え込むように
手を組む。横にいた石室が彼女に声をかけた。
石室「よろしいのですか?彼がどこで情報を仕入れているか
   不可解な行動が最近見うけられますが・・・・・」
イルマ「確かにそうね・・・だから警戒は怠らないつもりよ。
    ・・・でも私はFAITH日本支部のメンバーすべてを信じたいの」

46話の展開だと無理がありますでしょうか?



まとめサイト主様に
581名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 16:39:47 ID:dEANwbUt0
>>580
無理ありすぎ。
582 ◆gUyC752H3c :2008/06/14(土) 18:06:10 ID:UWG7Tjws0
>>580
41-42話で休暇をとっていた理由になりますし、いいと思います。
それでは続きを投下します。

新宿。
ルシフェルは大地に闇を注ぎ込んでいる。
「たぶん…新宿の大きな龍脈を通して地球上の龍穴を自らの闇で染め上げるつもりなんだと思います…」
スピナーの中で黒田は皆に説明をする。
「パワースポットの情報を集めていたのも全てこの為だったという訳か…」
グレゴリーが考える中、戦闘機は確実に進んでいく。
「まもなく目的地に到着します」

大空に現れた戦闘機の姿を地上から確認するスバルと里見。
「クライン…行けるか?」
ボトルプリズムは弱々しくも微かな光を放つ。
それを見たスバルは決意を固めてボトルプリズムを握りしめた右手を高々と掲げる。
「クライーン!!」
583 ◆gUyC752H3c :2008/06/14(土) 18:06:59 ID:UWG7Tjws0
ルシフェルの闇を切り裂き、光の巨人が降り立った。
胸の水晶体は既に点滅を始めている。
「この死に損ないが!!」
ルシフェルが腕を天に掲げると、空から幾筋もの闇が柱のように降り注いでクラインと戦闘機を襲った。
疲労したクラインにはよけるだけで精一杯である。
苦戦するクラインを見て、各員が攻撃準備をする。
「大塩リーダー、ファイターとピースが先行する。その間にウルティメットバニッシャーの準備を!」
「了解!」
チーフの指示でファイターとスピナーがルシフェルを包囲する。
「攻撃開始!」
あらゆる方向から押し寄せる波状攻撃にダメージこそ少ないもののルシフェルは苛立つ。
「今だ。セットイントゥ・ハイパーストライクチェスター!!」
α、β、γ、δ。四機の戦闘機が空中で変形合体していく。
「ハアッ!!」
それを見たルシフェルは闇のエネルギー弾でチェスターを狙い撃った。
「迎撃だ。ウルティメットバニッシャーK、シュート!!」
チェスターから夥しい量の光が放たれ、ルシフェルに迫る。
ぶつかり合う光と闇。
しかし、闇の方が僅かに光を上回り、衝撃波がチェスターを襲った。
「うわぁぁぁ!」
あまりの衝撃の大きさに戸惑うレンジャーのメンバーたち。
「貴様ら如きがいくら足掻いたところで俺にかなうものか!!」
ルシフェルは大地に堂々と君臨し勝ち誇る。
584 ◆gUyC752H3c :2008/06/14(土) 18:07:46 ID:UWG7Tjws0
そのときだった。ルシフェルの背後から放たれた光線がルシフェルにまともに命中した。
「な…何…?」
よろめきながらも振り返るルシフェル。だがそこには何も見当たらない。
しかし尚も強力な光線がどこからかルシフェルに放たれていく。
「グオォ!」
連続攻撃に苦しむルシフェル。
その目の前に、今まで攻撃していた姿無き戦闘機"ハルバードチェスター"が
オプチカムフラージュを解除し、姿を現し始めた。
「馬鹿な…チームナイトは始末したはず……」
そのチェスターのコクピットに座る人物を里見は地上からでも見落とすことなどなかった。
「…バレンタインさん!?」
585 ◆gUyC752H3c :2008/06/14(土) 18:08:38 ID:UWG7Tjws0
バレンタインの乗るチェスターはルシフェルに接近する。
「内藤…まさか忘れてたんじゃないだろうなぁ…? 俺は…死んだふりのプロなんだよぉ!!」
バレンタインは至近距離からウルティメットバニッシャーKで強烈な一撃を喰らわせる。
「グオォ!」
「俺の一世一代の名演技…お前なんかに見せるのは勿体無かったぜ…」
全てが演技だった訳ではないだろう。
バレンタインは明らかに顔色が悪く、脂汗が額を流れる。
しかし度重なる攻撃にルシフェルが怯んだ隙にバレンタインはクラインに近づく。
「ウルティメットバニッシャーK、エネルギー組成調整完了。受け取れ…スバル!!」
チェスターから放たれた光がクラインの胸に直撃する。

強大な光がクラインごと辺りを包み込む。
586 ◆gUyC752H3c :2008/06/14(土) 18:09:43 ID:UWG7Tjws0
スバルはまた膨大な光の中に漂っていた。
「なんて温かい光なんだ…」
スバルの目の前に浮かぶのはどこか見覚えのある青年の姿。
「クライン…いや、タキヤさん?」
「スバル君…俺は信じていた。君のような自分の思いを継ぐ者と必ず巡り合うと。だから君も信じるんだ。光を…仲間たちの絆を…その思いが希望の光を生むんだ!」
光の中に消え行くタキヤを見つめるスバルは、自分の手に握られたボトルプリズムからこれまで以上に強い光が溢れ出ていることを感じていた。
光の中に浮かぶのはこれまでに自分を支えてくれたかけがえのない仲間たちの姿。
「絶望を断ち切る希望の光―クライン―。僕は…みんなを守りたい! クライーン!!」
587名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 18:15:44 ID:exXDM88A0


ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。
588名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 18:22:12 ID:4Y5haUrZO
続きを投下しますってそれ40話の続きなの?
589名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 18:27:21 ID:exXDM88A0
ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。
590名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 18:44:16 ID:dEANwbUt0
>>582
ちゃんと、何話の続きか書いてからアップしてくれ。
まさか文章から読み取れとか言わないよな。
そういう問題じゃないから。
591名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 20:03:18 ID:TqCfbNbL0
>>582
釣りじゃないとしたらここまでの馬鹿がいるとは…
592名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 21:31:19 ID:4Y5haUrZO
同じ話数のが日をまたぐ時は、一日の書き始めの冒頭に話数を入れる
また、前日の続きである旨のコメントを入れる
そうしないと何を書いてるかわからない。
593名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 21:44:46 ID:f3tqQ7850
◆gUyC752H3cさん。こんな馬鹿しかいないところでいくら小説書いても無駄だよ。
現状を把握すれば分かるだろ普通
594名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 21:49:11 ID:exXDM88A0

ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。


595名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 22:10:04 ID:4Y5haUrZO
ここのは小説ではない

と作者は断言しているが
596名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 22:13:34 ID:exXDM88A0
◆gUyC752H3cさん。こんな馬鹿しかいないところで
いくら「小説もどき」を書いても無駄だよ。
現状を把握すれば分かるだろ普通

ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。

597名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 22:21:15 ID:IL0vDeyk0
>>595
小説だろうとシナリオだろうと、読んでもらうことを前提にしているなら
そのくらいの配慮は当たり前。
598名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 22:36:50 ID:exXDM88A0
御免、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。
599名無しより愛をこめて:2008/06/14(土) 23:45:09 ID:UNqb8FHM0
こわれたテープレコーダーのようだ。
600名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 01:26:07 ID:lfpzEpm20
まともに文字も変換できんのか?
601名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 08:36:55 ID:0Q/B5FgvO
47話まで上がってるから残りあと3話、
スムーズに行けばこのスレもこの回(6)で終了だよね
602名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 08:52:22 ID:4vcftyee0
前スレじゃ52話までの予定だったし、そんな上手くはいかないだろ。
第一俺らが書き手を追い出した形になったから完結するかも分からないしな。
かといって俺は書くつもりは全くないが。
603名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 09:51:16 ID:A/Ij3IvQ0
ごめん、つい、我を忘れた。終了駐にかまうべきでなかった。

604名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 11:43:41 ID:6Jskb9Wb0
そう言わねえでかまえよ。
どっちにしろこのスレは終わりだよ。断言する。
605名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 11:48:28 ID:6Jskb9Wb0
>>590>>595のような日本語を理解出来ない馬鹿にいくら小説を書いても無駄。
書き手はこんな糞スレにこだわる必要はなく他のスレで小説を書く。
事実ここから去った書き手が他のスレに参加してる。
よって終了。まとめサイト主もそろそろ他の小説に切り替えたら?
606名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 12:00:48 ID:0Q/B5FgvO
小説ではない
607名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 12:21:22 ID:A/Ij3IvQ0
>605
ここを読んでみれろ

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1201187998/
608名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 12:24:57 ID:A/Ij3IvQ0
609名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 13:12:46 ID:U9yklYXv0
後3話だしみんなで35話みたいに描写を出し合い書けばなんとかなると
思います。
自分も出そうと思っています。
610名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 13:30:54 ID:A/Ij3IvQ0
40話ってまだなんだろ?コレがでないと最終章を先には出せないだろう。
611名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 13:34:17 ID:6ZMWXmvP0
小説でもなくシナリオでもなく、素人が思いついたままに書いてる文章とはいえ
読み手に判りやすく何話の続きとか注釈を入れるのが書き手のマナーだ。
612605:2008/06/15(日) 15:30:42 ID:kwPjPN0b0
A/Ij3IvQ0
読んだがこれがどうした?
61347話 ◆gUyC752H3c :2008/06/15(日) 15:34:27 ID:iIYmpwQe0
辺りを包み込んでいた強大な光が治まると同時に、その輝きを全身に纏った巨人ウルトラマンクラインが光の中から現れた。
胸の水晶体は聖なる青き輝きを取り戻していた。
クラインの様子を見たルシフェルは驚きを隠せない。
「何故だ……ゾーリックの封印に力を注がざるをえないノアの光がクラインから感じられる!!  いや、それだけではない…この光の輝きは……」
戸惑うルシフェルにクラインは猛然と立ち向かっていく。
クラインの背後には守護聖獣、そして孤門を始めとするデュナミストたちの姿が浮かぶ。
「クライン、君は光の絆を繋ぐ者だ。僕たちデュナミストの絆」
光輝くクラインの右拳がルシフェルの胸に炸裂する。
「古代から地球を護ってきた光の巨人の絆」
同じく左拳も炸裂してルシフェルは衝撃で後退する。
「地球を守護する聖獣と地球から生まれた光の絆」
クラインは畳み掛けるように回し蹴りをルシフェルの頭部に喰らわせる。
「人と人、怪獣と怪獣、怪獣と人、宇宙人と地球人…数え切れない程沢山の思いを結ぶ宇宙の命の光の絆」
クラインは光輝く拳をルシフェルの胴体に叩き込む。
「それらの絆の繋がりが石堀…ダークルシフェルやゾーリックの闇に負けるはずがない」
光り輝きながら放たれるパンチやキックの一つ一つが今まで以上に力強く、ルシフェルと肉弾戦で互角以上に渡り合う。
「何故だ…どこからそんな力が!!」
少しずつ追い詰められていくルシフェル。
とうとう鉤爪も殴り砕かれた。
「俺が…俺が……負けてたまるかあぁぁ! 闇よ…俺に力を!!」
ルシフェルは辺りに立ち込める闇を胸の前に集めていく。
それを見たクラインも同じように自分の胸元に光を集めていく。
赤、青、白、紫の四色の光にクラインの身を包む金色の光が混ざり合い、黄色い光弾となっていく。
「ウルトラマンを援護する……スバルに続け!!」
「了解!!」
全ての戦闘機がクラインの後方に回り、ルシフェルに狙いを定める。
もう目を覚ましたらしく鬼塚、佐藤、里見も地上でハルバードガンを構える。
61447話 ◆gUyC752H3c :2008/06/15(日) 15:35:17 ID:iIYmpwQe0
ルシフェルが闇を放ったのと同時にクラインも黄金の光弾を放つ。
「バニッシャーエネルギー・フルチャージ!」
「ウルティメットバニッシャーK、シュート!!」
幾つもの光が光弾と融合し、輝きを強めながらルシフェルへと向かう。
その光線はまるで黄金の龍のように突き進んでいく。
そしてルシフェルの闇を軽々と突き破ってルシフェル本体に直撃した。
「…お前たちの言う絆の強さとやらに俺はまた敗れるのか…だがお前たちの光が届かぬ影がある限り、俺はその影の中から蘇る」
ルシフェルはよろめきながらも辛うじて立ち上がる。
「最後にこの俺を倒した褒美にFAITHの隊員、内藤としてお前たちにゾーリックを倒す手がかりを教えてやろう。 "闇の中の光を見つけろ。"闇に生まれた俺には無理だが、スバル、貴様がこの真の意味に気付けばあるいは…」
苦しみ胸を押さえるルシフェル。
「クラインそして光の意志よ…せいぜいゾーリックの闇に足掻いて見せろ!! 俺が再び蹂躙する光の世界を残すためにな…ふふふ……ふはははははは………!!」
激しい爆発と共にルシフェルは消え失せ、辺りの闇も晴れて空には光が戻った。
61547話 ◆gUyC752H3c :2008/06/15(日) 15:36:17 ID:iIYmpwQe0
すっかり荒れ果てた新宿の大地に着陸する一つの戦闘機。
そこから降りてきた一人の男性は地上で今までの様子を見ていた女性に近づき、呟いた。
「…里見……ただいま…」
「バレンタインさん……バカ!!」
里見はバレンタインの胸をひたすら叩く。
「ちょっと…やめろって…一応怪我してんだから…本当に死ぬって……」
「うるさい!! 私がどれだけ泣いたと思ってるんですか!! このバカ! バカ! バカ!………」
泣き続ける里見をバレンタインは静かに抱き締める。
「…ごめん、里見」
「……生きててくれて良かった」

佐藤、鬼塚と肩を組みながらファイター、スピナー、チェスターから降りてきた他のメンバーたちのもとへ向かうスバル。
皆の笑顔に向かってスバルは一言応える。
「みんな…ありがとう」
61647話 ◆gUyC752H3c :2008/06/15(日) 15:39:59 ID:iIYmpwQe0
以上で45-47話投下終了です。
他に投下中の作品がないとはいえ、一部の方にはご迷惑をかけてしまいすみませんでした。
配慮にかけたことをお詫び申し上げます。
617名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 15:53:12 ID:ceWyVZ4I0
馬鹿に合わせてレベルを落とすようじゃあここも終わりだな。
まとめサイトは俺が新しいの作るから書き手も含めて馬鹿は出て行け。
618241:2008/06/15(日) 16:21:08 ID:U9yklYXv0
まとめサイト主様ダークルシフェル編お疲れ様です
闇の中孤独に戦わざるおえないルシフェルとみんなとの絆で立ち上がる
クラインの対比が見事でした。
それとバレンタインが本当に生きてくれて良かったと思います。
里美さんとはもう恋人関係にも見えました。

それとなんとか序盤のミジー星人達との戦いが書き終わりましたので
後で投稿してもよろしいでしょうか
619名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 16:46:44 ID:6ZMWXmvP0
ヨイショしか受け付けない風土はどうしたものか・・・。
620名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 16:59:16 ID:ibwhnSfB0
>>618
俺は今の作品がドンドン投下されていってる流れが少しでも長く続くといいと思う
だから少しずつでもいいから投下していってくれ
621名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 18:10:55 ID:A/Ij3IvQ0
40話はすでに投下されているのか?
622名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 18:19:34 ID:A/Ij3IvQ0
>>612
ここに書かれているのは小説ではない。

そんな作者が小説を書こうとすると

どんなものが出来上がるか?
623名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 18:25:39 ID:6ZMWXmvP0
小説化は本にして出したいとか言ってた奴に任せればいいんじゃね。
624名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 21:11:45 ID:BZ+8DAvt0
>>622
>>608のどこをどう読んだらそういう解釈が出来るんだ?
差し支えなければ教えてほしい。
>>608は正当な小説としての評価だし、以後の作品は>>608に挙げられた欠点を改善している。
俺の日本語読解力ではあなたと同じ結論にはたどり着けない。
あなたは何故そう思ったんだ?
625名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 21:28:43 ID:A/Ij3IvQ0
ならばその改善された作品を再び評価してもらえば?
626名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 21:37:40 ID:BZ+8DAvt0
>>625
とりあえず質問には答えろよ。
それとも自分が何したらいいのかも分からない馬鹿か?
627名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 23:06:06 ID:A/Ij3IvQ0
>差し支えなければ教えてほしい

馬鹿か?
628241:2008/06/15(日) 23:35:53 ID:U9yklYXv0
とりあえず40話冒頭部だけでもかなり長いので
念のためまとめサイトの会議室に書き込みました。
629名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 23:36:39 ID:6ZMWXmvP0
>>628
それが一番いいよ。
630名無しより愛をこめて:2008/06/15(日) 23:37:14 ID:0Q/B5FgvO
差し支えがあるからその質問には答えられない

といいたいのか?
631名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 12:03:08 ID:FPCh7BIdO
もうここに投稿やめようよ。荒らしが喜ぶだけだし、ほんとに興味ある人は
まとめサイトに来るよ。
632名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 12:28:22 ID:YCyYgT7NO
まとめサイトに直接投下でこのスレ要らないね
633名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 12:40:58 ID:UmtvRg0h0
そのまとめサイトがない場合は?
634名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 15:11:30 ID:FPCh7BIdO
ここは雑談板として残せばいい。
作品はサイトへ投稿。
これで全て丸く収まる。
635名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 18:51:28 ID:SZZMIycS0
サイトへも荒らしは入っていくよね。
636名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 19:15:07 ID:FPCh7BIdO
サイトを荒らしたらIP抜いて晒せばいいだけ。
これでクラインは守られる。
637241:2008/06/16(月) 19:48:51 ID:NKozouiJ0
40話でクライン世界の地球では

地球に違法だが潜伏している宇宙人は実はたくさんいる。無論侵略目的ならFAITHが動くが
平和に暮らす宇宙人には交渉を取り害がないのであれば滞在を許可するケースもあった。
それは地球を防衛してきたマックス、コスモスなど宇宙のウルトラマン達の活躍があったればこそ。

という設定を書いたのですが変えたほうがいいでしょうか?
マックスでネリル星人キーフが例えどんなに人体実験されようと
マスコミから侵略者だといわれようと友人の少年のために戦ったことから
DASHの長官が相手が宇宙人であろうと危険のない存在の滞在を
一時的にでも許すべきと訴えたという設定ですが
638名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 19:51:13 ID:SZZMIycS0
ネット珈琲
639名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 20:27:22 ID:47lgEJmm0
>>637
宇宙人が許可されて地球に住むにはまだ早すぎ。
640名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 21:42:58 ID:SZZMIycS0
最終回が載ってしまえば、用無しな専用サイト
641名無しより愛をこめて:2008/06/16(月) 22:40:25 ID:YCyYgT7NO
642名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 02:09:22 ID:bLBJbaae0
>>639
>宇宙人が許可されて地球に住むにはまだ早すぎ。

許可と言うか、お目こぼしという感じじゃないの?
チャタビン星人みたいにさ。
643名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 07:58:12 ID:yk0PJ4bpO
するとウルトラマンも許可を得て住んでいるのか?
644名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 10:35:07 ID:t7C9T7+YO
勝手に来て勝手に住んでる。
それで決まり。
645名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 18:31:46 ID:FIpEH4vk0
>637
害があったとしてそれを地球人が完全に取り締まることは、
相手によっては(能力的に)不可能。
交渉することさえできないだろう。
646名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 18:41:32 ID:BMWq3YuV0
>>637
あなたは質問厨ですか。
少しは自分で判断しなさい。
647名無しより愛をこめて:2008/06/17(火) 22:54:52 ID:T7uWL23RO
>>637
その発想いかにも小学生
648名無しより愛をこめて:2008/06/18(水) 19:32:54 ID:uFmyUwlB0
お知らせ】2ちゃんねるサーバ停止のお知らせ【台数半分にすっぞ】

現在順次高性能サーバに置き換えを行っております。
このサーバがいつ止まるか等の情報は・・・自分で探してチョ。
CPU : Core2Quad
OS : FreeBSD 7.0R (amd64)
詳細 http://server.maido3.com/
開発日記 この通り作ると同じの自分で作れます。
http://www.maido3.com/server/zousan/
649名無しより愛をこめて:2008/06/18(水) 19:41:02 ID:uFmyUwlB0
桐原も男だ。そして桐原はこの頃任務続きで―そうつまり、身も蓋もない言い方をすれば、溜まっているのだ。
さっきまでは車でどこか人気のない所に移動してからしようと思っていた桐原だが、
いざ車の中という安全な場所に入ってしまうと、気持ちばかりが走ってしまう。
移動なんかどうでもいい、ここだって人気はない、早く早く、と本能が叫んで止まらないのだ。
諦めたように桐原は俯き、後部座席に回った。
そこならばスモークがきいており、見られる心配がないからだ。サードを
助手席に置き、桐原は性急にズボンのベルトを緩めてゆく。
「…はぁ………」
いつのまにか額を伝っている汗は拭わないまま、手を進めた。ズボンと下着を強引にずり下げ、
今にも破裂しそうな局部に手をやる。30(―本人の言うところは29だが)にもなれば、
自慰のノウハウなど心得たもので、慣れた手つきで自身を扱き、絶頂まで追い立ててゆく。ただただ、荒い息を吐きながら。
最初は後部座席にきっちり座っていた桐原だったが、熱く激しくなるにつれ
座っているのがきつくなり、現在は広いシートに寝転がって自身を慰めている。
「うっ…く、う…」
巧みに自身を扱き、そうして絶頂が近付くにつれ、桐原の声は掠れ、甲高くなっていった。
アンダーアンカーの人間、とりわけケイタは、普段クールで悪態ばかりの桐原のこんな姿など夢にも見ていないだろう。
桐原はいつでも誰にでも隙を見せない(だからこそ、こういう時に自分をさらけ出しすぎるのだ)。
「…グ……」
桐原は早くも限界を感じていた。頭の中が段々ぼんやりと白くなってゆき、目も霞んでくる。
久々だからか、女々しさとは真逆の男臭い涙を目尻に滲ませ、ひたすらに乱暴な呼吸を繰り返して。
「っ……!」
桐原はぎゅっと目をつむり、同時に達した。途端に溢れる飽和した喜びに、自然とぼうっとしてしまう。
しかしそこは桐原、持ち前のクールさですぐさま我に返り、座席の下に置かれた
ティッシュで(おせじにも素早いとは言えないが、それでも手際よく)処理をした。
10分もすれば、そこに残ったのは言いようのない空しさと微かな香りだけとなる。
650名無しより愛をこめて:2008/06/19(木) 07:55:44 ID:9ISqvTEjO
終了
651名無しより愛をこめて:2008/06/19(木) 22:08:28 ID:dOnFk+5w0
先に45〜47話が投下されてるが、抜けてる話数分はどうなるの?
652名無しより愛をこめて:2008/06/19(木) 22:11:31 ID:vXbNwPZu0
適当。
653名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 00:01:28 ID:wRNaSUb20
まとめサイトも更新されてないし
あちらも過疎ってるし、いよいよ終わりだな。
654名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 00:09:21 ID:kIaXJ5JY0
>138,206,227,345,406,553,650,653
なんだかなーw
655名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 07:23:46 ID:lp2hkhZD0
>>651
とりあえずもう一度このスレを始めから読み直してみようか。
それでも分からないならもう一度聞いて。
656名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 12:19:00 ID:QFuzc5rPO
>>654
わざわざ探して来たのかw
天然なのか、悪意なのか知らんが暇だな。
657名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 18:27:56 ID:EhyRh8wPO
終了
658名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 18:40:41 ID:uE8KtjitO
終了と書き続ける奴もな。
暇な上に悪意丸出し
659名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 18:48:45 ID:EhyRh8wPO
終了
660名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 19:06:07 ID:GU2kbftz0
投稿された作品を、ただマンセーしてるのも悪意に満ちてる。
本当にクラインが好きなら、恐れずに不備を指摘するべき。
661名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 19:19:39 ID:8DZABubR0
そうだな、感想の最初の一言が「お疲れ様でした」だもんな。
中にはその一言しか書かないヤツもいるし。
662名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 19:29:21 ID:EhyRh8wPO
サイト直接投下の最新作に関しては
「お疲れ様」すらない
これは痛い
663名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 21:03:34 ID:uE8KtjitO
執筆の労を労うのはおかしくない。
何の具体性もないこき下ろしは荒らしと区別不能。
詰まらない揚げ足とりで偉そうに叩くのも同様。
どうころんでも作品以上に下らないからな。
だが建設的な改善案は別。
そんなとこじゃね?商売じゃなくて趣味なんだし。
664名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 21:08:52 ID:GU2kbftz0
建設的な改善案上げてもスルーだろうが。
都合が悪ければ揚げ足取りと言って取り合わない。
そりゃ、過疎化するさ。
665名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 21:28:33 ID:8DZABubR0
固定客だけでは限界がある。新規客を取り込まないとダメだな
いろんな場所で宣伝しまくれ。作品をアピールするのだ。
新作が出る見込みがないから、過去作品の再放送も利用すべきだな。

過去作品は専用サイトで読めるという意見があるが
それはあくまで固定客へのことであって、
専用サイトは通りすがりの一般人の目には留まりにくいぞ。

他に建設的な改善案があれば挙げてみろ。
666241:2008/06/20(金) 21:35:43 ID:pA0mSOv80
自分は厳しい意見お待ちしておりますよ
667名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 21:58:21 ID:Vr2qKFrCO
信者がウチワでマンセーやってる団体だから
新規客なんていらないよ
668名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 22:14:02 ID:EhyRh8wPO
それはいかにも昆布つゆだな
669名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 22:15:00 ID:GU2kbftz0
>>667
そういうこと言ったら、それこそまとめサイトでやってろ言われるぞw
670名無しより愛をこめて:2008/06/20(金) 22:16:23 ID:2wGLiz5Z0
>>665
うん、自分だけで荒らすのにつかれたからって正等っぽい事言って他所から仲間連れてこようとしても駄目だぞ
671名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 01:14:51 ID:Eg4xNc6S0
>>664
>建設的な改善案上げてもスルーだろうが。

では、建設的な具体案をどうぞ。

誤字脱字の修正案でも貢献できるぞ。

ただし、他人の誤字脱字の修正案の尻馬にのって
ただ叩くのは建設的じゃないからな。
672名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 01:32:37 ID:6NlKDuY+0
散々出尽くしてたろ。
校正しっかりやってから投稿しろとか色々とな。
それをスルーしてきたのがここの執筆者。
673名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 01:49:09 ID:Eg4xNc6S0
具体的な誤字脱字の修正案でも貢献できるぞ。

ただし、他人の誤字脱字の修正案の尻馬にのって
校正ミスしているとただ叩くのは建設的じゃないからな。
674名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 13:21:42 ID:L0ce7QQH0
叩かれてるかどうかの主観まで気にしてやらないとだめなのかよw
そんなもん、受け手次第だろうが。
675名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 16:00:20 ID:Eg4xNc6S0
ものには言い方があるJK
それだけのことでは?
676名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 17:03:32 ID:L0ce7QQH0
ようするに、>>673は我が儘な執筆者ってことだろ。
677名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 17:44:39 ID:Eg4xNc6S0
>>676
言い方も考えずにとにかく自分の不満をぶつけたいという
主張が通らないからといって、相手が作者に違いないと思い込む
その短絡的な思考はいかがなものか。
678名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 18:27:11 ID:L0ce7QQH0
作者と思われたくなければ黙ってればいいじゃない。
世間に作品を晒すんだから、何を言われようと受け止めるべき。
679名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 19:40:45 ID:Eg4xNc6S0
>>678
それはどうかなあ。

そんな理屈を押し通すなら、そっちだって
とにかく自分の不満をぶつけたいという主張をここで晒したわけだから、
それにも住人から反発がくるのも当然となってしまうわけで、
それが嫌なら君も黙らんといけなくなる。

結局、コミュケーションを成立させるためには、
ものには言い方がある、というだけのことでは?

680名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 20:06:10 ID:L0ce7QQH0
校正要求されてムカついたのは住人じゃなくて執筆者だろ。
681名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 20:13:51 ID:Eg4xNc6S0
>>680
俺は、
少しでも貢献しようと小さな構成ミスを指摘したら、
その尻馬にのって「ちゃんと校正しろ!」とかだけ偉そうに
言い出した奴にムカついたけど?
682名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 20:26:21 ID:L0ce7QQH0
尻馬に乗ってるという発想自体が捻くれてる。
校正ミスの指摘をスルーしてるから、他の奴が怒ってるんだろ。
683名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 20:32:30 ID:Eg4xNc6S0
まとめサイトにのせるときに修正すればスルーしたことにはならない。
本人も校正ミスを直した実績がある。

初めからノーミスなのが望ましいが、
プロの編集者がバックアップしているわけではないので、
その程度のことで居丈高になっているのは不思議。
普通に、ここは誤字でないかと指摘すればいいだけ。

さらに言えば、スルーと言うが
君も居丈高にならずに何か具体的な誤字脱字を指摘したの?
684名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 20:37:34 ID:Eg4xNc6S0
あとさ、そもそもスルーされた建設的な具体案って何よ?

スルーされたのって、いまさら遡ってヒーローの名前を変えろとか
そんなんじゃない?

「信者がウチワでマンセーやってる団体だから
新規客なんていらないよ」とか腐すだけでの奴の方が捻くれているけどな。

ぶつぶつ言うくらいなら
建設的な具体案をどうぞ。
685名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:02:20 ID:L0ce7QQH0
シッカリと校正してからの投稿 (何度も同じ指摘されている)

セリフ回しの改善案(執筆者はスルー)

第何話の続きかも書かずに投稿についての指摘(執筆者の謝罪もなし)

ざっと上げてもこれだけあるな。

686名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:22:42 ID:Eg4xNc6S0
>>685
>シッカリと校正してからの投稿 (何度も同じ指摘されている)

初めからノーミスなのが望ましいが、
プロの編集者がバックアップしているわけではないので、
その程度のことで居丈高になっているのは不思議。というのが俺の意見。
作者本人が後から校正ミスを正している例もある。
校正がどうでもいいと思ってスルーされたわけじゃないよな。
むしろ、作者達にも気をつけてもらうが、
俺らもシッカリと校正する手伝いをしようぜ。
そしたらまとめサイトにアップ時に完全なものとすることができる。

>セリフ回しの改善案(執筆者はスルー)

これは、具体的にどんどん改善案を言っていかないと...。治らんよ。
微妙な改善だとピンと来ないだろうし。

>第何話の続きかも書かずに投稿についての指摘(執筆者の謝罪もなし)

これは第何話か書けばさらに親切だけど、
基本的にコテハンみれば一目瞭然あんまり問題ないと思ったが、
ま、第何話か書くというのはルール化すればいいと思う。
別に相手を批難して屈服させることが目的じゃないわけだろ?
なら>613 では早速、名前欄に話数が入っている。
スルーされていない。OKじゃん。

俺の意見だって100%通ったわけじゃない。
でも、どうせマンセーとかスルーとか、反対意見は作者自身に違いないとか
言わずに具体的な改善策を言おうぜ。でないと批判のための批判にしかならない。
687名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:28:53 ID:L0ce7QQH0
だから、ここがメインなんだからここに投稿する時点で校正をシッカリしておくべき。
まとめサイトはあくまでもサブでしょ。
むしろ、本来ならここに投稿されるのは完全版になってないとオカシイ。
688名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:41:01 ID:Eg4xNc6S0
それはないものねだり。
689名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:43:49 ID:Eg4xNc6S0
何れにしても、全部が全部スルーされているわけでもないし、
なら皆のバックアップで完全なものとしていくしかないじゃないか?

それに、L0ce7QQH0なら初めから完全無欠なものを作れると
暗に言いたいわけでもないんだろ?
690名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:46:35 ID:L0ce7QQH0
まぁ、完全なものをよこせとまでは言わないが、指摘に対しての反応が良くないから
色々言われたりするんじゃないの?
そこは謙虚に受け止めるべき。
691名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 21:58:59 ID:Eg4xNc6S0
作者自身も校正ミスに気がついて後で修正したりしている。
校正する気がないわけじゃない。

何度も言うが、>613 では早速、名前欄に話数が入っているなど
具体的な指摘には改善も見られる。

別に相手を批難して屈服させることが目的じゃないし、
謝らせようとやっきなるより、俺らがバックアップしていこうぜ。

完全なものをよこせとまでは言わないなら、
そうするしかないじゃないか。

どうせマンセーとかスルーとか、反対意見は作者自身に違いないとか
いうよりは、読んでいて気持ちがいいよ。
692名無しより愛をこめて:2008/06/21(土) 22:50:42 ID:o4p6Hzcf0
今まで46話投下されたわけだが
これは描写とかが素晴らしいと思うのはある?
自分は15話がいいと思うけど
693名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 09:42:23 ID:Pwynmdqn0
集団心理や催眠術にかかりやすい国民と言える。

流行りを重視する奴らなど簡単にかかりやすいだろう。

集団心理は悪いものまで集団であれば正しいとまで勘違いさせてしまう恐ろしさがある。
694名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 10:48:20 ID:fjDONQS40
>>685
第何話の続きかも書かずに投稿についての指摘(執筆者の謝罪もなし)

>>616
以上で45-47話投下終了です。
他に投下中の作品がないとはいえ、一部の方にはご迷惑をかけてしまいすみませんでした。
配慮にかけたことをお詫び申し上げます。

「お詫び申し上げます。」→(執筆者の謝罪もなし)
>>685は日本語が読めない。よって相手にする必要なし。
695名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 12:14:43 ID:Pwynmdqn0
インターネットの情報を盲信するのはどうかと。
696名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 12:58:09 ID:Is+D5YsU0
>>694
本人乙。
697名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 13:16:34 ID:CBJ8rHEK0
>>696
でも、「謝罪もなし」が事実でなかったのは間違いないな。

こういうことがあるから、
趣味の範囲の出来事くらいでは、
他人の校正ミスを上から目線で強く批難したり、
居丈高に謝罪がない!とか批判する気になれんのよ。

高額の金銭が絡んでいたり仕事だとそうもいかんけどな。
698名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 13:39:03 ID:if/OuZEj0
ゾーリックとの最終決戦
10人のウルトラマンがゾーリックと戦う展開になるようだが
ハヌマーンの時のゴモラやテンペラー星人の時見たいに
ウルトラマンリンチにしないためにはどうすればいいだろうか
個人的にはグランドキングの時の兄弟の苦戦が参考になると
思うが、
699名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 13:55:59 ID:Pwynmdqn0
逆に、映像ならまだしも文章だけで
リンチを表現するほうが難しいかな。
700名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 17:46:29 ID:SuUi46et0
このペースで行けば年内には完結できそうかな。
そしたら書籍にできそうだね。
701名無しより愛をこめて:2008/06/22(日) 19:43:43 ID:Pwynmdqn0
ベストセラー間違いなしだよ。
702名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 00:20:52 ID:zLJS7so00
ID:CBJ8rHEK0は執筆者の誰かなんだろうなぁ・・・。
そこまで必死にレスするなんて、ただのROMってる奴はやらないだろうし。
703名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 02:46:54 ID:PAKbdjA30
>>702
>そこまで必死にレス

ほら、でも、分が悪いとやたら「作者乙」とかで
必死に誤摩化そうとレスする奴もいるくらいだから
わからんよ。
704名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 09:45:47 ID:ZpIwHWvxO
分が悪いと作者は奥に引っ込むしな。
705名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 14:36:28 ID:nxWB2Ghk0
>>704
引っ込む以前にもう誰も残ってなくね?
大半は辞めたし、まとめ主は書籍の話出たら消えるし。
706名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 16:26:01 ID:ZpIwHWvxO
公共の場使って作品作ってんだから、色々言われる覚悟があるんだと思ってた。
著作権利放棄すると言いながら、本の話でたら辞めるとか脅迫したりな。
707名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 17:27:43 ID:T/jEts6Q0
>>706
君の思い通りでなくて残念だったね。
でも特定個人の期待通りに世の中が動かないのはよくあることだよ。
708名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 17:42:33 ID:ZpIwHWvxO
作者の思い通りにならなくて

だろ。
709名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 19:17:10 ID:T/jEts6Q0
>>708
どうみても>706の思い通りになっているように見えないじゃん。
710名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 19:20:10 ID:30YDm4XJ0
っていうかお前ら、クラインスレを擁護してるようで擁護になってないよ。
ホントは荒れるの期待してくだらねー論議繰り広げてるだろ?
711名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 19:25:38 ID:3kp38JXm0
大正解
712241:2008/06/23(月) 19:27:36 ID:AK8lmhz60
私はいますよ
713名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 20:02:54 ID:kbPt78FHO
偽物乙
714名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 21:16:51 ID:nZaU4bHn0
本当に>>241
715名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 21:54:49 ID:a50oz31n0
気をつけろよ オリスレ全般にしつこく粘着してる馬鹿は
散々荒らして平気で他人に罪をなすりつけるような奴だからな
716名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 22:05:15 ID:3kp38JXm0
っていうかお前ら、クラインスレを擁護してるようで擁護になってないよ。
ホントは荒れるの期待してくだらねー論議繰り広げてるだろ?


717名無しより愛をこめて:2008/06/23(月) 22:14:13 ID:kbPt78FHO
オリスレってガイオンとかいう糞作品がどうのこうの
と言ってるスレのことだな
718名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 00:54:00 ID:764gqWAyO
で、クライン最終章には今度の劇場版みたく、グリッターティガ&メビウスや合体怪獣みたいなサプライズは無いの?
719名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 01:44:31 ID:LAlnxF3G0
合体怪獣ではないけど
ゾーリックは1000mを超える大きさで
触手がゾーリムという
根源破滅招来体版Uキラーザウルスというべき存在みたい
(ゾクがジャンボキングをモデルにしていたのに対し)
後、グリッターはもちろんレジェンド、ウルトラマンノア、巨大マックスなど
平成ウルトラマンそれぞれの最強モードが出る予定
720名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 12:30:18 ID:exnrFoyBO
オリジナルなんだからデカさじゃなく、むしろ人間体の大きさのボスとか
考えたらいいのに。
721名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 12:52:24 ID:r21/NoVmO
所詮、既存作品の真似事しか作れない作者
722名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 17:53:50 ID:IzDGZ99x0
映像のない文章だけの世界で大きさ1000mは活かしきれない。
これまでの作品を読んでいるとなおさらのこと。
723名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 19:08:15 ID:jpk5hSjl0
スケール広げすぎて自滅するパターンだな。
724名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 19:38:23 ID:Q32IY6ek0
>>723
>スケール広げすぎて自滅するパターンだな。

ダイナのグランスフィアを馬鹿にしているのか?
725名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 19:42:09 ID:jpk5hSjl0
むしろ、ダイナをバカにしてるのは設定パクったクラインの執筆者だな。
726名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 19:50:32 ID:IzDGZ99x0
>724
だから、ダイナは実写でしょ?文字だけのクラインで同じようなモノは
表現しきれないってよ。
727名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 21:22:22 ID:LAlnxF3G0
でも等身大の敵だと圧倒しているときは敵の強さを表現しやすいけど
負けだすとそれこそウルトラマンリンチになって
ウルトラマン側がいじめているように見えるし
実際テンペラー星人とか最後のあたりは逆にかわいそうと思ってしまった・・・・
大きい敵だからこそ複数のウルトラマンの活躍を英雄的に
見せられると思う
728名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 21:41:25 ID:jpk5hSjl0
複数でフルボッコって、散々使われてきたパターンだな。
729名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 22:38:49 ID:r21/NoVmO
ウルトラもライダーも戦隊も大勢集まれば
最後は結局フルボッコ
730名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 22:40:24 ID:jpk5hSjl0
クラインなんてオリジナル作るんだから、クラインが一人でボスを倒せばいいんじゃないかな。
他のウルトラマンは全員捕らわれたりればいいかも。
731名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 22:54:11 ID:uqbuCwB8O
ザぱくり
732名無しより愛をこめて:2008/06/24(火) 23:02:57 ID:LAlnxF3G0
そこはちょっと考えているんだけど
ウルトラマンシリーズ全作品でも巨大ボス(ゾーリック)
と数千以上の大量の雑魚(トビシ、バイアクへー、触手ゾーリム)が
戦場で同時に現れるのは今までなかったような気がする
グランスフィアも十体の雑魚怪獣しか出してこなかったし(しかも幻影)
733名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 00:16:04 ID:p0LtGab/0
>>725
>ダイナをバカにしてるのは設定パクったクラインの執筆者だな。

おまえ、グランスフィアの大きさ知らないだろ?
734名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 10:00:38 ID:UNyDlnbpO
大きくして強そうに見せるという、その単純な発想ですでにパクリ
というかオリジナル性が乏しいってことだろ。
735名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 10:28:30 ID:ihk9SGk/0
>大きくして強そうに見せるという、その単純な発想ですでにパクリ

大きくして強そうに見せるなんてのは、ダイナだけじゃないだろ。
んなことでパクリだとかいいだしたらキリがない。
そりゃ単なる演出上の常套手段だ。

まあ、まず
>726
>ダイナをバカにしてるのは設定パクったクラインの執筆者
と他所で戦ってくれ。
736名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 12:03:07 ID:p2n8YQp/O
開き直ったか。
そんな事なら、クラインなんてオリジナル出さずに
既存のウルトラマンだけで作るべきだったな
737名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 12:21:28 ID:ihk9SGk/0
>>736
>開き直ったか。
>そんな事なら、クラインなんてオリジナル出さずに
>既存のウルトラマンだけで作るべきだったな

いちいちパクリとかアホらしい。
大きくして強そうに見せるなんてのはよくあること。

ダイナ最終回もその一例だ。
他のウルトラマンでも大きさの数値の差こそあれやっている。

今回、ウルトラマンでおなじみのその手を使うかどうかを話しているんであって
パクリだからというのは否定の理由にならない。
738名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 13:20:46 ID:UNyDlnbpO
使おうかどうかを話してる

に対して反対意見が出たわけだろう?
賛成意見しか受け付けないのか?
ならば問答無用で使えば良いだけのこと
最初からそんな話は不要
739名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 15:41:48 ID:ihk9SGk/0
>>738

反対の理由が、大きくして強そうに見せるからパクリだ。
などというからおかしなことになる。
740名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 15:59:51 ID:UNyDlnbpO
パクリという言葉がイヤなのか
じゃあ
ありきたりの物真似作品になってしまうよ。今までにないオリジナル展開考えれば?
741名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 17:17:53 ID:rr/G/fM30
>>740
正当な議論をしようと思ったらただ反対するだけではなく
対案を出さなければならない。そしてその対案が如何に
現行案より優れているかを主張する必要がある。
それでも他者を納得させねば採用されるとは限らないのだが。
寧ろ、書き手0の現状ならやる気あるあなたが
もし書籍化希望派なら、新しいまとめサイトを作り、
書き手となり書きたいものを書けばいいと思う。
742名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 18:43:52 ID:q6yJA0yM0
>>740
反対や批判も結構だが、キチンと対案出して議論した方がいいぞ。

743名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 18:48:13 ID:p2n8YQp/O
>>741
むしろ現行案が優れてる証明が先だろ。
ボスの提案は色々出ているんだし、キミが必死で保守派になってるだけ。
744241:2008/06/25(水) 18:54:33 ID:2RfS9Yal0
ゾーリックの描写とかは私が書こうと思いますが
よろしいでしょうか
クトゥルフ神話のイメージで書きたいと思っています
745名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 18:58:53 ID:1lwwlKpe0
異論はありませんので作品を書いてください。
746241:2008/06/25(水) 19:03:45 ID:2RfS9Yal0
後小さいサイズと大きいサイズそれぞれ戦闘によって変身するというのは
どうでしょうか?例えば大きかった本体や触手ゾーリムが
ウルトラマンを追いきれなかった場合、本体のほうが一瞬で消え
触手ゾーリムが小さなゾーリック(50m)となり神速でウルトラマンに
接近し格闘する
逆にウルトラマン達が
合体光線を仕掛けると
小さなゾーリックに背後のゾーリック宇宙が寄り集まり
1000mの大きさに瞬時に復元する
747名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 19:11:02 ID:1lwwlKpe0
異論はありませんので作品を書いてください。
748名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 21:57:21 ID:30galFat0
ID:rr/G/fM30みたいな執筆者でもない第三者が特攻隊長決め込むと
余計ややこしくなる。
749名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 22:37:54 ID:FDn2mskyO
741はただの逆荒らし
750名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 00:34:42 ID:Xh7y+7qr0
最後のボスは思念体にしよう。
全宇宙を覆いつくす思念体ならスケールも大きいし、目に見えない恐怖心も
ある。
クラインも最後は思念体になって戦えばいい。
751名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 01:33:58 ID:Kl74TxvtO
>>746
日本語でおk
752名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 02:20:33 ID:t/88O5u00
>>750
kwsk....特に表現方法とかを
753名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 07:51:27 ID:lsbEd6TcO
>750
それはベストセラー間違いなしだな
754名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 10:20:37 ID:Kl74TxvtO
見事なPCと携帯の連携だ
755名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 12:55:03 ID:lsbEd6TcO
気をつけろ、連携と称して他人に罪をなすりつける
巧妙な手口の荒らしがいるからな
756名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 18:23:46 ID:6za3mz5N0
荒らしか自演かよくわからない書き込みが多いね。

もう作品に関することには触れられないのか?
757名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 19:58:23 ID:Kl74TxvtO
あるのは執筆者が自分を擁護する自演くらいだろ。
758名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 20:01:56 ID:8IG2F4d90
ニャジラスは出てほしいな
根水夫婦と最終章では仲良くなっていてほしい
759名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 20:22:29 ID:Kl74TxvtO
最終章では思念体のボスがでてきて、クラインも思念体になり双方消滅。
ニャジラスは仲直りする。

いいんじゃないかな。
760名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 22:08:30 ID:ckJBjcGh0
それいいよ、ぜひ採用してくれよ。
761名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 22:19:56 ID:6rmCAOkz0
では、そういうことで執筆者の方、宜しくお願いしますね。
762名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 22:53:34 ID:8IG2F4d90
ゾーリックはゾーリック宇宙全体の生命体の思念統合体である事は
クラインスレの最初から設定されているよ。
双方消滅はクラインがあまりに可哀想じゃないかな
なんらかの救いがある方がいい
763名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:18:20 ID:6rmCAOkz0
思念体の案は初期のものとは違って、物体化してないってことでしょ。
全宇宙を覆いつくすと書いてあるしね。
764名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:29:16 ID:UOuc2gxg0
書けないワナビがやっかんで荒らして丸投げですか
765名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:34:03 ID:ckJBjcGh0
では、そういうことで修正案を提示の上で

執筆者の方は作品のほうを、宜しくお願いしますね。
766名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:40:45 ID:6rmCAOkz0
>>764
漢字変換も出来ない言葉を使う前に犬の餌にもならない煽りは止めてね。
767名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:46:24 ID:8IG2F4d90
思念体を基本にするのは賛成だが
姿はあった方がいいな

ウルトラマンが目的にあわせてフォームを変更できるなら
ラスボスもフォームを変更するというのはかなり斬新だと思うし
思念体だからこそどのような形態もとれると思う
(しかもダメージを受けての第2形態、最終形態といった変形ではなく
目的に合わせて
フォームをたびたび変えるラスボスって特撮作品はおろか
ゲームでもあまりないような気がするし)
768名無しより愛をこめて:2008/06/26(木) 23:51:26 ID:lsbEd6TcO
ウルトラマンクラインを犬の糞よばわりとは
なんという失礼なことか
769名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:04:53 ID:GJhznCsN0
>>767
DQとFF
770名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:18:06 ID:wZLQ1owd0
DQとかFFはダメージを受けて形態変化の代表格じゃないかな

フォーム変更はクラインでいうと相手が格闘が弱点ならならタイガーモード
光線技系が弱点ならドラゴンモードとそれぞれの戦闘にあわせて
形態変化するタイプで敵が早ければどんなに攻撃力が高くても
当たらないので少し攻撃力を落としても敏捷な形態になるとか

これは最近のウルトラマンとか仮面ライダーとか主人公側だと多いけど
ラスボスでこの形式を取るのはあまりないんだよな
771名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:21:53 ID:GJhznCsN0
とりあえず、思念体は幻魔大戦の幻魔のボスがイメージでいいよ。
決まりね。
772名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:30:40 ID:A5vCKLiX0
>>771
>幻魔大戦の幻魔のボス

それはアニメ映画の方?
それとも、小説か?
まさか、漫画版じゃあるまいナ?
773名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:36:55 ID:wZLQ1owd0
幻魔大王か
クトゥルフ神話のアザトースのような存在だね
漠然としすぎて最後の戦いが一瞬で終わってしまいそうだな
ひょっとして仮面ライダーアギトとか好きだった?
774名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:45:40 ID:F5KZ9T7H0
ゾーリックの外見は大きな鼻でいいよ
775名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 00:48:51 ID:wZLQ1owd0
>>771
とりあえず幻魔大戦の資料を見つけたが・・・
tp://jp.youtube.com/watch?v=Xes24gwp4Ug
このイメージをウルトラマンでやれと
という事は一度ウルトラマン達は全員ゾーリックに飲み込まれてしまう
ことになりそうだな
776名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 01:11:45 ID:A5vCKLiX0
>>775

小説版はかなり違うよ。

幾つもの平行宇宙での戦い、下っ端は怪獣的暴力的だが、
幹部は理知的でスマートで魅力的だが悪魔的で。
そして親玉は得体のしれない思念体というのが小説版の幻魔。

小説版は最初のうちは超能力バトル(この辺だけをアニメにした)だが、
途中から人間の精神や集団心理を蝕む悪想念との暗闘になる。

幻魔の波動の影響を受けて、
仲間であるはずの人間達の間に、不審、妬み、憎悪、増長、権力欲、
色欲、支配欲などがが極端な形で噴出し始めて
魅力的だったキャラが崩壊し始め、
ぐちゃぐちゃな展開になっていくのが特徴。

そういう意味では、精神的に幻魔の波動にゾーリックに飲み込まれてしまう
わけだが。
777名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 01:23:37 ID:wZLQ1owd0
うーんなるほど
まさしくクトゥルフ系の外なる神々と出会ってしまった人間状態になるわけですね
でも、ウルトラマンでそれをやるのはちょっと・・・
ネクサスでも最後は孤門とデュナミスト達の絆により光り輝くノアになるわけですし
狂気と悪意の波動にさらされながらも必死に抵抗しようとするFAITH隊員達
とかの方がいいと思うけど
778名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 17:43:10 ID:BwIm3n/rO
まあ反対しても最終的には作者の好みで出すわけだし、
779名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 20:23:59 ID:8AEpga7e0
なんでまとめサイトが37話から更新されないの?
780名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 20:26:21 ID:BwIm3n/rO
主は逃走しました。閉鎖が近いようです
781名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 21:55:16 ID:WghrrGnf0
思念体を倒せるのは思念体だけ。
よってクラインには最終章で思念体になって無形同士の戦いをして貰う。
782名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 23:02:25 ID:jX9rjYCW0
決定
783名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 23:20:37 ID:wZLQ1owd0
ねえふと思うんだが思念体同士の戦いもありふれているよね?
仮面ライダーアギトの闇の力との最終決戦とかもろそのパターンだったし
なんで数日前までパクリと叫んでいた人は叫ばないんだろう
784名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 23:39:23 ID:A5vCKLiX0
そもそも思念体同士の戦いってどうやるのさ?
結局、ビームだのエルギーだのがぶつかるんなら肉体があった方が派手になると思うけど?

思念体同士の戦いについてkwsk
785名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 23:45:12 ID:wZLQ1owd0
調べてみたら結構あるね
ハルヒの長門さんと敵の情報思念体との情報空間での見えない戦いとか
地球へでのミューの戦いとか本当オリジナルにこだわっていた
人はどこに行ったんだが?
786名無しより愛をこめて:2008/06/27(金) 23:49:58 ID:jX9rjYCW0
そういえばディゴンはスヒュームの配下だったね
スヒュームは最初の予定ではスフィアだったようだが・・・。
スヒュームもゾーリックの配下だったんだろうか
787名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 00:05:20 ID:PRIK9hNQ0
ディゴンは後にガイア最終章で街をさ迷い歩く幻影として
登場していますしスヒュームもゾーリック配下と見て間違いないと
思います
788名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 01:03:18 ID:O2L03ncb0
>>783が思念体ネタもパクリといってるので別案よろしく。
789名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 12:50:45 ID:zLmZyHGvO
代わりの案もないようだ
あったとしても、作者は変更することはないだろう
790名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 13:28:46 ID:BMEsBJQq0
ディゴンの元ネタのインスマス人(ダゴンの眷属)は、
人間がダゴンを崇めるうちに何ヶ月もかけて次第に体が変異がおき、
同時に精神活動も鈍磨してついには魚人になりはててしまい、
海に陸にずるずると徘徊するという恐怖があるんだが、
ダイナとガイアのあれは、その辺を書く時間がなかったのが残念。
791名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 13:39:41 ID:PRIK9hNQ0
もしかするとゾーリックの宇宙って旧支配者が支配する宇宙なのかもね
792名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 15:59:09 ID:l5iqPO9B0
ゾーリックも恐ろしいが、これからクラインに変身できるかどうか心配だよ。
どうメンタルケアをするのかが今後の展開のキーだね。
はやく立ち直ってほしいよ
793名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 18:00:49 ID:dWRwyhuR0
旧支配者ってなんだよw
794名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 18:43:39 ID:Mrf040KJO
>>783
はやく代案だせよ。
パクリパクリとケチつけやがって。
ハルヒってなんだ?
お前はどんな形でもパクリとケチつけたいだけだろ。
795名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 18:47:58 ID:l5iqPO9B0
鍛錬場でいまいちばん書ける人はダレですか。
796名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 19:10:51 ID:Ddi5j9mr0
執筆者陣が関わるの嫌がってるからもう無理じゃね?
797名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 19:54:47 ID:zLmZyHGvO
798名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 20:38:02 ID:dWRwyhuR0
結局、>>783が全てダメだししてたってことか。
799名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 21:01:33 ID:PRIK9hNQ0
やっぱりラスボスって下の2作品ぐらい壮絶な絶望感が欲しいですね。
見た目だけでなく破壊力、本当に全ての味方勢力が最大戦力を投入し
死力を尽くしたにも関わらず敗北し
本当に奇跡的な弱点(それでいてさらりと伏線が秘められていた)
でぎりぎり勝利する展開にしたいですね


895 :名無しより愛をこめて:2008/06/25(水) 00:55:03 ID:WOQKK5uu0
http://jp.youtube.com/watch?v=M_lkXSmrEB8&feature=related
ジェットマンに地獄を見せ、あと1歩まで追い詰めたラゲム

http://jp.youtube.com/watch?v=O67rhLxwQ_M
圧倒的な巨体、攻撃力、防御力で
今だ最強と称え続けられているバルガイヤー
800名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 21:09:58 ID:l5iqPO9B0
それはいい。ではその案で作品をどうぞ
801名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 22:19:20 ID:dWRwyhuR0
>>799
他作品の状況をウルトラに当てはめようとしても意味ないな。
状況が違うんだから。
802名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 22:52:12 ID:BMEsBJQq0
>>793
>旧支配者ってなんだよw

ティガやダイナなんかでモチーフになっている「クトゥルフ神話」で登場する概念。
クトゥルフ神話はハワード・ラヴクラフトとそれに続く作家が書き続けているホラー作品群。
日本でもクトゥルフ神話ホラーを書いている作家がいる。

オーガスト・ダーレスの代になって導入されたのが
Great Old Ones(旧支配者)とElder God(旧神)の設定。
両者は対立関係にあり、現在は旧支配者は旧神に封印されたり、
星辰の巡りの関係で休眠状態にある。
旧支配者は今でも邪教によって信仰の対象になっているが、
関わると気がふれたり破滅することが多い。

旧支配者のなかにはウルトラファンにも聞き覚えがあるのもある。
たとえば、Ghatanothoa(ガタノソア)やDagon(ダゴン/デイコン)。
ただし、ダゴンの真のルーツは「旧約聖書」らしい。
803名無しより愛をこめて:2008/06/28(土) 23:01:02 ID:l5iqPO9B0
ネタにマジレス超かっこいい!


804名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 00:12:31 ID:Ft55wCyW0
ネタってほど出来のいいものじゃないから
ただの無知に思われても仕方ないな。
805名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 08:24:34 ID:JK4gD09uO
次の話の予定がないだけに、最終章には進めないな
いっそうのこと次の話数で最終章にして早期終了してしまえよ
806名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 12:19:37 ID:mdqoN5RV0
>>783
散々、パクリと言ってきたんだから早く代案だせよ。
807名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 12:44:51 ID:Dv1gZwoj0
脚の短さが群を抜いてますな
808名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 13:00:08 ID:ZF/LWTyS0
>>806
頭大丈夫?
809名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 13:29:06 ID:Dv1gZwoj0
洗脳されるとアホ(783)になるんだな。
810783:2008/06/29(日) 14:06:15 ID:qmiWaDfq0
いやー予想通りの反応で何より。
私は別に思念体が悪いと言ったのではなく
他の案にパクリといって貶してきた人に対して思念体案にだけ何故
パクリと言わないのか疑問を呈しただけなんだが

思念体素晴らしいではないかな?
だがいろんな意見を取り入れる事も必要だと思うぞ
811783:2008/06/29(日) 14:29:02 ID:qmiWaDfq0
自分の意見だけを通し決定と決め付けるのもよくないと思う
せっかく思念体というとても素晴らしいアイデアのベースが
君から出されたのだが受け付けない人もいる事を忘れてはいけない
のではないだろうか。このスレでは今までいろんなアイデアに対し
様々な議論を重ね、時に相手の意見を取り入れることで
受け入れられてきた。

もしパクリと言って人のアイデアを馬鹿に
する荒らしと君がまったくの別人だとしたら
素直に謝罪します。だから話し合おう
812名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 14:53:50 ID:mdqoN5RV0
>いやー予想通りの反応で何より。

後出しジャンケンで何を言ってるんだか。
813名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 15:06:02 ID:tyx8g2SsO
>>783
まぁ連投してまで弁明しなくていいよ。
ダメ出しした時点で、アンチと同じことしたんだから。
ウザイから黙ってROMしといてくれ。
814名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 15:11:37 ID:JK4gD09uO
>783
ところでアンタ作者か?ならば作品かけば?
815名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 17:16:59 ID:Dv1gZwoj0
そんなに引っ張るほどのハナシでもないが
「一発撃ったら命中する場面があった → 命中率が高すぎ」
って、ムチャな指摘じゃない?
816名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 18:11:45 ID:gviz7wUM0
>>783が他人に罪なすりつけようとしてるけど全部お前だろ。
スルーすりゃいいのに、わざわざ煽るような書き方してるしな。
817名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 18:34:54 ID:Ft55wCyW0
どうでもいいが思念体の戦闘ってどんなものを想定しているのさ。
そりゃ、先例はあるかもしれないがバリエーションがいっぱいあるからさ。
具体的な戦闘の仕方を考えないと各人のイメージが乖離するばかりで
さっぱり分からない。kwsk
818名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 22:04:15 ID:gviz7wUM0
それを考えるのが執筆者の腕の見せ所。

その前に、思念体案がハルヒだかなんだかのパクリってケチついてるから
違う案探した方がいいかもな。
819名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 22:12:46 ID:Dv1gZwoj0
世紀の大傑作を書いたと信じるぶっ飛び作家と自称する数名が
自らの作品の正等評価と復活入選を訴えるいわば妄想者による闘争です。
820名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 23:10:42 ID:qCC6eJvD0
いくら煽っても執筆者諸氏はもう出てこないよ。
821名無しより愛をこめて:2008/06/29(日) 23:19:15 ID:gviz7wUM0
出てこないなら、前に本にしてどうのと言ってた奴が統括してクライン続ければ
いいんじゃないの?

俺は読めればそれでいいし。
822名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 10:09:24 ID:JhFfOrPeO
終了
823名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 11:37:39 ID:23xrBmjbO
思念体の案は俺が出したけど、適当に言っただけだから
無視していいよ。
でも、デカさを売りにしてる原案は反対。
824名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 17:59:23 ID:zN4LPiT00
>>821
本がどうたらこうたらいってた奴は、このスレ荒らすのが目的だったんだから
話書いたりするわけないじゃん。
それに反応してここから去った執筆者たちが真に受けてしまったのも
残念だけどね。
825名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 18:05:19 ID:Lf71vqL20
>>824
だから?
826名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 18:49:45 ID:FW4ArqtU0
>824
そんなハッタリ(本にするという)など誰も真に受けてはいない。
827名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 20:04:23 ID:LEbhwTPV0
ラスボスより重要な問題がある。
ティガはどうしよう?
超ウルトラだとダイゴは変身するけど・・・・
828名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 20:11:05 ID:FW4ArqtU0
超ウルトラのパクり

と言われるのが怖いの?
829名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 20:16:04 ID:JhFfOrPeO
そんなの自分で決めろ
830名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 21:37:50 ID:SxPlpJpc0
本にしたいって提案が荒らしなのか?
それは荒らす目的で書いた本人だからこそ判るんじゃないの?
俺は普通に、そういう案もあるんだと思ってたが。
831名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 21:49:41 ID:FW4ArqtU0
本にしたところで執筆者は痛くも痒くもない。
本にするなら好きにやれ
ってとこだろ。
832名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 22:33:02 ID:eQnxV9JY0
荒らしと断言してるのは書籍化反対してる執筆者。
833名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 23:25:30 ID:HW8k3KVI0
本にしてら売れるとか何とか...そんな話だったな。

当然、同人誌即売会の事務局を通じるとかして円谷の許可をとるんだろうけど、
営利目的なら関わりになりたくないというのは理解できる。

販売使用としている奴がどれくらい信用できるか分からないのに
金が動くこと前提だからな。
834名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 23:27:07 ID:JhFfOrPeO
本気で本にしたいなら絵空事じゃなく
もっと具体性のあること書いてただろう
835名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 23:30:14 ID:eQnxV9JY0
具体的な話になる前で誰かさんがヒステリー起こしたんじゃないの?
執筆者の誰かさんは、もう書かないとか言ってたし。
836名無しより愛をこめて:2008/06/30(月) 23:56:54 ID:JhFfOrPeO
チラシの裏レベルだな
837名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 00:14:59 ID:RY7L08OZ0
っていうか、2ちゃんねる自体がチラシの裏だの便所の落書きって言われてるわけだが
838名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 13:00:06 ID:Z4ysaSTDO
本にすると言っていた奴は実写化を叫んでいたのと同一人物だろ
839名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 13:31:26 ID:D6W8v3l1O
そうなの?
それはやってた本人だから判るわけか。
普通は上げてまでぶり返さないよな。
840名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 15:50:51 ID:Z4ysaSTDO
実写化のほうはマジレスだったようだが、
素人が考えた「僕の考えたウルトラマン」がプロの製作集団に
採用されるハズもない。最初から考えたらわかることだ
841名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 21:50:43 ID:tDbaZVCn0
宣伝乙。さっさと削除依頼出しとけよ
842名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 22:44:58 ID:Z4ysaSTDO
過激
843名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 22:57:54 ID:efjET7DP0
ウルトラマンイオを投稿してくれた人が一気に最終話まで書いたらいいんじゃないかな。
あの人、一番レベル高いと思う。
844名無しより愛をこめて:2008/07/01(火) 23:26:31 ID:tDbaZVCn0
ウルトラマンジェネシスの人がいい

に1票
845元書き手 ◆cW9wr8uD4A :2008/07/02(水) 09:00:59 ID:Ezfsgvn00
あの、このスレで暴れるならまだしもここの書き手の方のトリつけて自演して
他のスレを荒らすのはやりすぎではないですか?
ここの荒らしは人としてどうかと思いますよ。

もし、私と違い、このスレを見限っていない書き手の方がまだ残っていらしたら
こんな荒らしに負けずに頑張ってください。
846名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 10:04:01 ID:b8QMzcanO
>>845
釣れますか?
847名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 17:44:51 ID:iAflUiGm0
>>>846
ライダーロワで◆kMr1QQsLJMと名乗る馬鹿が暴れてる。
まあ自演という証拠もないけど。
848名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 19:01:55 ID:GZfFkOa00
やはり作家になって印税生活だな。
849名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 19:52:22 ID:l1ERFOwp0
>>845
は? 何でそんなこと言われないといけないのか説明してもらいたい。
証拠もないのに人としてどうか? 

そこまで言うなら行ってやるよ、もう行ったけどな

仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT Version.6
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1213529559/l50
850名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 20:12:34 ID:r6gebhp20
バカを相手にするなよ。
851名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 20:21:19 ID:QyrH0E3i0
>>849
俺らには関係ないんだから無闇に怒るなって。
お前が指摘された荒らし本人なら起こりたくもなるだろうがな。
852名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 20:27:05 ID:3UZmpcn+O
怒りたくなるのはもっともだがやりすぎ

でも謝罪の1つや2つほしいのも本音なんだよな
853名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 20:44:38 ID:+fi3Ojj4O
イオ氏は「他スレでやれ」とか言われて疎外されてしまったから
いざ困った時にはもう助けてはくれないぞ
854名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 20:52:00 ID:JkTqNkuk0
>>853
あんな駄文しか書き散らせない奴に頼むくらいならこのまま終わりでいいだろう
855名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 21:02:52 ID:r6gebhp20
          ____
       / \  /\  キリッ
.     / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \   俺らには関係ないんだから無闇に怒るなって。
    |      |r┬-|    |   
     \     `ー'´   /   
    ノ            \
  /´               ヽ

            ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ !?
    / (●)  (●)    \ 
    |   (__人__)    u.   | クスクス>
     \ u.` ⌒´      /
    ノ           \
  /´               ヽ

         ____
<クスクス   /       \!??
      /  u   ノ  \
    /      u (●)  \
    |         (__人__)|
     \    u   .` ⌒/
    ノ           \
  /´               ヽ
856名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 21:03:08 ID:+fi3Ojj4O
終了
857名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 21:18:16 ID:uGkuRGjr0
>138 2008/05/09(金) 22:59:44 ID: TOVhKge5O
>206 2008/05/16(金) 22:09:10 ID: Mqv2pRUB0
>227 2008/05/19(月) 00:01:58 ID: cxEYSSoIO
>345 2008/06/02(月) 21:24:06 ID: ezbv5ER9O
>406 2008/06/07(土) 00:10:46 ID: FHEhJ6ucO
>650 2008/06/19(木) 07:55:44 ID: 9ISqvTEjO
>657 2008/06/20(金) 18:27:56 ID: EhyRh8wPO
>659 2008/06/20(金) 18:48:45 ID: EhyRh8wPO
>822 2008/06/30(月) 10:09:24 ID: JhFfOrPeO
>856 2008/07/02(水) 21:03:08 ID: +fi3Ojj4O
大変だねw
858イオっす:2008/07/02(水) 21:26:19 ID:+7wFCll60
>>843
あ、ありがとうございます。嘘でもお世辞でもうれしいです。でもすみません。
>>853
疎外されたから書かない訳ではないです。平成ウルトラマンは見てない作品の方が多くて
書く事ができないのです。頼りにならなくてすみません。
>>854
話に無駄が多いという事ですね。参考になります、ありがとうございます。

できればスレ立て本人に戻ってきてもらってスレ立て当時に抱いていた思いを
最終話にぶつけてもらいたいですが、本当にもういないんですかね?
859名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 21:29:14 ID:r6gebhp20
>>858がウルトラマンイオのスレを立てれば全て解決する。
860イオっす:2008/07/02(水) 21:59:37 ID:+7wFCll60
>>859
あの、それは続きが読んでみたい、という意味で受け取ってもいいですか?
もしそういう意味でしたら小説家になろうで投稿します。

あいかわらずネットの知識が浅くスレの立て方もわかりませんし、
スレに作品投下するのも読むのもかなり大変だというのが別スレで分かりました。

作者名は漂流者で登録してます。大きな勘違いだったらごめんなさい。
861名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 22:23:52 ID:+fi3Ojj4O
>857

終了
862名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 22:29:58 ID:GZfFkOa00
終了の追っかけマニアもいるんだな。

その粘りで作品書けばいいものができるんじゃないのか?
863名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 22:33:28 ID:tphQL55jO
ライダースレで荒らしてるという奴こそが
その追っかけ野郎だよ
864名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 23:20:06 ID:GZfFkOa00
それは違うだろう。
865名無しより愛をこめて:2008/07/02(水) 23:29:50 ID:tphQL55jO
作品に対して「終了」と書かれたことで作者をやめて
他スレを荒らすようになったんだよ、そいつは
866名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 00:40:52 ID:GZp8CUFwO
これだけ「終了」を連ねられても、奮起して作品を書こうとする作者は誰もいない
それどころか元作者が終了ログを書き連ねるという始末、
これこそまさに「****な奴は最悪」「物事を最後までやり遂げられない連中の集まり」の証明であろう。
作品に対する「小学生並」という評価もこれでうなづける。
867名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 00:46:16 ID:3yJTdj2p0
元作者って、最後に捨てセリフを吐いた彼だろ。
868名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 02:10:27 ID:GKIENHZ40
ジェネシススレいつの間にかなくなっていたんだな・・・・
869名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 07:30:35 ID:nsT4jrX20
>これだけ「終了」を連ねられても、奮起して作品を書こうとする作者は誰もいない

もはや存在しない人間が書き込みを見られるはずもないという根本的なことを理解していない。

>それどころか元作者が終了ログを書き連ねるという始末、

元書き手のIDすら読めていない。

>これこそまさに「****な奴は最悪」「物事を最後までやり遂げられない連中の集まり」の証明であろう。
作品に対する「小学生並」という評価もこれでうなづける。

一人一作品の投下でも構わないリレー企画。書き手を繋ぎとめられなかったお前らが悪い。
愚痴こぼしてる暇があったら目障りなこのスレの削除依頼でもしてこい。俺はアク禁なんだ。
870名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 07:39:43 ID:li3JD28OO
やっぱ、名称変更や昭和ウルトラのサプライズ案やボス案など
色々でてきたが、全てを初期メンバーが蹴散らして来たから
さすがに、みんなアホらしくなったのかもね。
今残ってるのは、意固地になってる初期メンバーの一部と、叩かれながらも期待して提案したりする人達くらいか。
871名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 08:08:45 ID:o8mIOX790
いまさら何を言ったところで荒らしが嫌なやわな書き手は戻ってこないさ。
新しい書き手とまとめサイトを用意しないかぎりは先に進まないということを自覚してくれ。
そうでないとこちらもつまらない。
872名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 08:19:47 ID:3yJTdj2p0
まとめサイトならすでにあるよ?
873名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 08:28:23 ID:F1il8DaBO
ライダーロワ荒らしてるのは何を勝手にこちらの住民の振りしてんだよ
874名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 09:12:18 ID:ogn3c9mZ0
>>872
管理人のいないサイトはただのゴミ
875 ◆kMr1QQsLJM :2008/07/03(木) 13:11:32 ID:IFYe5vYE0
久しぶりに来てみたら酷いことになってますね。
まさか私の偽物が他スレを荒らしていたとは。
間接的とはいえ他スレに迷惑をかけてしまった以上、書き手は辞めさせていただきます。
今までありがとうございました。
876名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 17:54:16 ID:/9odsfNM0
何だかんだ言って今のこのスレにふさわしいレスは
ズバリ

「終了」だろう。

てなことを書くと 終了追いかけウォッチャーが出てくるか?
877名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 19:36:51 ID:opxYQ46I0
>>875
一見、無責任に見えるレスですが、
本音は文句ばっか言ってる読者に嫌気がさしたわけですね。

わかります。
878名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 20:45:43 ID:GZp8CUFwO
今更どうあがいても、このスレはもうダメだな
879名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 22:21:20 ID:GKIENHZ40
ここのスレに今いる人ってどのウルトラマンが好きなんだろうか
雰囲気的にネクサスとかティガ辺り?
880名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 23:11:26 ID:0Zblmno+O
閉鎖
881名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 23:27:01 ID:GZp8CUFwO
まとめサイトのこと?
882名無しより愛をこめて:2008/07/03(木) 23:42:33 ID:opxYQ46I0
>>879
グレート
883名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 09:06:41 ID:IYD2Aq2tO
ティーチャー
884名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 10:19:29 ID:ja02ACZqO
加藤茶
885名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 19:02:52 ID:GLKBxmQj0
久々なのに残念ですがキーマカレーの時間なんでしばらく外します
押忍
886名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 20:17:41 ID:IYD2Aq2tO
このスレを見捨てて執筆者が新スレ立てる。

これはガチ。
887名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 21:30:29 ID:AhsXy6PZ0
やめる宣言をする人って、引き留めてくれる前提で宣言してるって
聞いたことがある。
888名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 21:41:48 ID:GLKBxmQj0
何度立てても同じ結果に............
889名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 22:02:21 ID:+Ln9ODnl0
>>887
その法則が当てはまらないからこのスレから書き手がいなくなったんだがな。
890名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 22:37:23 ID:ja02ACZqO
引き留めるの何とか前提に辞めるって
どこかの国の何とか言う独裁者みたいだな
891 ◆cW9wr8uD4A :2008/07/04(金) 22:37:27 ID:Mx2dma4T0
◆kMr1QQsLJM氏、わざわざ他スレまで来ていただきありがとうございました。
892名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 22:38:28 ID:AhsXy6PZ0
やっぱりROMってるだけでしょ。
893名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 22:45:05 ID:bAMFXf/4O
自分で辞める宣言して自分で引き留めの自演やるのか?
痛すぎだな
894名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 23:05:22 ID:ja02ACZqO
わかった、引き留めてくれると思い辞める宣言したものの、裏工作がまずかったために
土壇場でスルーされて、もう後には戻れない、オーマイガー
ってやつだろう
895名無しより愛をこめて:2008/07/04(金) 23:31:12 ID:E513zEvD0
2964 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2008/07/02(水) 19:04:41 ID:???C
◆cW氏は何がしたいんだ
また荒らしを増やしたいのかよ……

2965 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2008/07/02(水) 20:36:15 ID:???0
あれどこのスレなんだ?

2966 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2008/07/02(水) 20:43:38 ID:???0
クライン。

荒らしに餌をくれてやってるのも問題だが
自分はこのスレを見限ったみたいなことも言うべきじゃないよな。
7行の人ほどではないが、かなりマナーがなってない。

2967 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2008/07/02(水) 20:46:15 ID:???o
>>2965
クラインスレだよ。
俺はそこの住人だから分かるけど◆cW氏は
荒らしにクラインスレから追い出される形で執筆を止められたから
怒りが大きかったんだと思う。
文芸板や特撮板の創作関係のスレ全部荒らしてる奴がいるから多分そいつだろうね。
896名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 00:43:05 ID:C04F+4va0
やってられない名無しさん


これどこの板?
897名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 07:49:01 ID:PgbhpxWyO
レス番号2965って2ちゃんではないだろう
898名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 07:49:54 ID:SV9wGtHAO
結論として>>891の行動は両スレどちらから見ても評価できんってこったな
次はどちらにも迷惑掛けるなよ
899名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 10:24:34 ID:PgbhpxWyO
で48話は誰も書かないんだね
900名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 10:42:02 ID:JDoqx5ZlO
900
901名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 17:53:08 ID:oyLNbmPa0
書き手、読み手ともにいなくなったみたいだから埋めて終わりにしようか。
902名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 17:58:54 ID:2UEMsjYKP
もうとっくに終わってると思うが
903名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:19:00 ID:k460bM+n0
一部の執筆者が我が儘言ったから、クラインを小説化しようとした人も居なくなったみたいだしな。
904名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:26:09 ID:qQTFrD180
○ 脊髄反射

× 脊椎反射

だったよな。確か
905名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:43:18 ID:qQTFrD180
大盛りオークションでは、「こんな商品を扱って欲しい」といったリクエストをお待ちしております。
906名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:43:50 ID:k460bM+n0
まとめサイト人が次スレを立てるかどうかでやる気が判る。
907名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:44:20 ID:qQTFrD180
ピクルスは欧米に古くからある酢を使った野菜の保存食で、
いわば西洋の漬物です。
908名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:49:16 ID:PgbhpxWyO
まとめサイト自体更新してないじゃん、
やる気なし
909名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:50:45 ID:qQTFrD180
いよいよパッキン交換です。まず中央の軸に仮に先程外たハンドル部を軽くはめてください
910名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:52:49 ID:JDoqx5ZlO
910
911名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:55:34 ID:qQTFrD180
じゃあおそらく毛皮やめてからはプライベート用に変えたのだろう
912名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 18:58:44 ID:qQTFrD180
洞爺湖サミット開催につき しばらく 東京での 記者会見はお休みとさせていただきます ご了承下さいませ。
913名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:16:36 ID:PgbhpxWyO
まとめサイトももうすぐ閉鎖だよね
914名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:23:47 ID:Hoc5d1i/0
台詞と何がおこったかだけでよろしいでしょうか?
どうも小説表現は思いつくのに時間がかかりそうです
915名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:23:49 ID:kmrIuscw0
もうすぐというより約束通り書籍の話が出たからもう辞めたんだろ。
俺はやる気ないけど、やる気ある奴いるなら新しいサイト立てろって。
916名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:24:13 ID:kmrIuscw0
もうすぐというより約束通り書籍の話が出たからもう辞めたんだろ。
俺はやる気ないけど、やる気ある奴いるなら新しいサイト立てろって。
917名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:25:01 ID:qQTFrD180
もうすぐというより約束通り書籍の話が出たからもう辞めたんだろ。
俺はやる気ないけど、やる気ある奴いるなら新しいサイト立てろって。
918名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 19:30:07 ID:PgbhpxWyO
3連単か?
919名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 20:11:14 ID:qQTFrD180
時代が早すぎたな。
920241:2008/07/05(土) 20:20:28 ID:Hoc5d1i/0
私は書いていますよ。とりあえず今書いている部分を上げます


10分後・・・・地面に逆さまに埋もれてしまったガラオン
その残骸から這う這うの体で何とか脱出したドルチェンコだが
「両手を上げて頭の後ろで組むんだ!」
鬼塚「武器を捨てるんだ!抵抗しなければ手荒な真似はしない」
ダイナミックエントリーで一気に突入をかけたチームナイトに銃を構えられては
諦めるほかなかった。
それでも侵略者としての意地を貫き通そうとドルチェンコが悪態をつく。
ドル「地球侵略を3度も失敗しながらまたも強行しようとし結局失敗した私だ。
   もうミジー星にも帰れないし煮るなり焼くなり好きにするがいい!!」
バレンタイン「こいつ!!開き直りやがって・・・・随分といい度胸じゃないか!
       だが・・・さっきも言っただろう・・・抵抗しなれば手荒なまねはしないってな。」
瓦礫に半身を埋めながらも精一杯負けん気で強がっていたドルチェンコにバレンタインは
激昂しかけるがかろうじて自制するように銃を構えなおす。
バレンタインの苦悩を感じ取ったのか、ドルチェンコはふてぶてしい態度の中に
若干真摯な感情を滲ませ静かに答える。
ドル「ふん・・・・どうだか、
   だが・・・・貴様らの言葉を信じても言いというなら
   せめて・・・・カマチェンコとウドチェンコ
   こいつらだけは見逃してほしい。
   地球での生活にも私と違い、すぐに慣れ、私が侵略する事を反対したこいつらは
   危険ではないはずだ」
そしてカマとドルの事をチラリと見ると恥をかなぐり捨て頭を下げて懇願する。
自分達を庇おうとするリーダーの必死な姿を見て二人も泣きながらドルチェンコに駆け寄った。
カマ「何を言っているのよー!!リーダーを見捨てて得る平穏なんてこちらから願い下げよ」
ウド「僕ら一蓮托生ですよ。リーダー」
ドル「お・・・・お前らー!!」
3人ひしっと抱き合いおいおい泣く姿にさしものチームナイトも
ばつが悪そうに顔を見合わせた。
921241:2008/07/05(土) 20:21:48 ID:Hoc5d1i/0
里見「バレンタイン隊員少し脅しすぎですよ」
里見隊員がそう言ってバレンタインを諌めると
さしもの彼も嘆息し舌打ちした。
バレンタイン「ちえ・・・・これでも自制しているんだぜ。
       こいつらがボルヴァン星人と同じ卑劣な奴だったら俺がすかざず撃っていたのに
       ・・・・まったく調子狂うな」
微妙な雰囲気に包まれるチームナイト隊員を
軽くにらみ鬼塚がコホンと咳払いすると引き締めようと声をかける。
鬼塚「俺達は地球を守るために力を行使する。それがFAITHのセオリーだ。
   己の怒りのみで敵を撃てば
   それは怪獣と何も変わらない。」
オマエザキ「随分と穏やかな表情になったな・・・・鬼塚」
鬼塚「なに・・・・こいつらが破壊活動をあまりしなかったからな」
鬼塚が何とかとりまとめる事で気を引き締め再び銃を構え警戒態勢をとるチームナイト

一方のスバルは戦っていて不振にに思っていた事をミジー星人に問いかけた。
スバル「・・・それで僕も聞きたかったんですけど・・・ミジー星人」
ドル「・・・・ドルチェンコだ」
スバル「すいませんドルチェンコさん、君達はどうして
    市街を攻撃せず、人々を爆笑させるという回りくどい方法を取ったんだ。
    たとえハリボテとはいえあんな巨大ロボットだったら歩き回るだけで
    ビルなんて一溜まりもなかったはずなのに」
確かにスバルの言うとおりだった。400mのパーフェクトガラオンが
暴れたにしては被害はガラオンが倒れ掛かった都庁の一部と
クラインに光線で攻撃した一帯の道路が陥没したに過ぎなかった。

ドル「・・・・・・」
スバルの素朴な疑問に思わず言いよどむドルチェンコにカマチェンコが助け舟を出す。
カマ「・・・・そうね。リーダーもあたしたちも地球に10年以上住んでいるうちに愛着がでちゃったのよ」 
暮れなずむ夕日を愛しげに見上げ
女性のように穏やかに言うカマチェンコと押し黙るドルチェンコ達の姿にスバル達も
彼らがそんなに悪い奴じゃないと思ったのだ。
922名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 20:33:29 ID:k460bM+n0
>>920
だから、何話なのか位、書いとけよ。

前にも同じ指摘されてふて腐れた執筆者いたけさ。
923241:40話中盤B:2008/07/05(土) 20:42:39 ID:Hoc5d1i/0
>>922
すいません、なんかこのままでは投下する前にこのスレが終わりそうな
気がしたのでついあわててしまって執筆者がまだいる事を知らせたかったのです。
書いているのはまとめサイトに投稿したものの続きでまだ
このあと少ししか書いていませんが後1ヶ月ほどで40話ができると思います。

40話中盤B
スギカワラ「何だ、こいつらそう悪い奴じゃないじゃないか」
スバル「ええ、僕もそう思います。それに彼らが本気だったら
    僕達がボルヴァン星人と戦っている間に行動をおこしていたでしょうし」

だがそこに先ほどまでクラインに封じ込められたシャマー星人が現れると
ミジー星人を指差し嘲るように腹を抱えて笑い出した。
シャマー星人「キャハハハハハ、こいつら馬鹿なんだよ地球なんかに愛着を抱いちゃって
       まあ恥ずかしいたっらありゃしない。」

銃を構え、今度はシャマー星人を囲もうとするFAITH隊員。唐突の訪問者に表情を引き締め
包囲を狭めていく。が緊迫した空気は以外な形で破られることになる。
その包囲網をくぐり、ドルチェンコがシャマー星人に食って掛かったのだ。
ドル「何・・・・貴様もここのラーメンが美味しいし侵略するのは面倒くさくなったなって
   この前言っていたではないか!!」
シャマー「あれはあんたに帳尻を合わせていただけ」
二人が言い争いを始め長々と罵倒しあう光景に
隊員の緊迫感もどっと抜け落ちる。
鬼塚「・・・喧嘩はFAITH基地で尋問が終わってから牢獄でしてもらおう」
さすがに脱力感を感じた鬼塚が言い争いをしている二人に
声をかけようとするが・・・。

慌しい軍靴の音が響き
間に分け入るように無機質な装甲服と顔が見えないヘルメットに
身を包んだ兵士達が銃を構え乱入してきた。
924名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 21:27:28 ID:PgbhpxWyO
最終章が近づいてまだ40話?そういえば、とばされてたんだな
925名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 21:38:15 ID:k460bM+n0
後一ヶ月ほど掛かると来たかw

926名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 21:49:33 ID:qQTFrD180
>こいつら馬鹿なんだよ

あまり適切な台詞ではないな。けどテレビ番組じゃないからいいか。
927241:40話中盤C:2008/07/05(土) 21:50:39 ID:Hoc5d1i/0
見たところTPC警務局の直属部隊のようだが、彼らはFAITH隊員を邪魔だとばかり
押し退けると強引にミジー星人の確保に向かう。

オマエザキ「待ちたまえ!!ここは君達の管轄ではないはずだ。
      この件は我々FAITHが担当している、何故こんな暴挙に出るのか
      説明してもらおうか!!」
さすがにオマエザキチーフが警務局隊員に抗議するが
兵士は答えようとしない。

???「いやその必要はない・・・FAITHの諸君」
オマエザキの問いに答えたのは後続する数十人の部隊を引き連れた
めがねをかけた官僚風の男だった。

スバル「あの人は・・・・」
どこかで見たような記憶にスバルが首を傾げていると横にいたスギカワラがいやそうな顔で
こっそり耳打ちする。
スギカワラ「彼はTPC特殊研究推進部局長のホウジョウ・・・ほら去年のクリスマスの時
      faithに茶々をいれてきたいけすかない野郎さ」
言われてみれば確かにイフ来襲の時にモニターに出ていろいろ干渉しようとしてきた人物だった。
鬼塚「TPC特殊研究推進部がどんな御用でしょうか。研究に必要であるなら後で資料を提出しますので」
鬼塚が丁寧に応対するがホウジョウは無知を嘲る笑みを浮かべ鬼塚に赤いゴーグルを手渡した。
ホウジョウ「ほう・・・・宇宙人対策は君達の方がエキスパートと自覚しているから我々は必要ないと、
      だが。この特殊ゴーグルを使って周辺を見渡してみるがいい」
ホウジョウに説明されたとおりに鬼塚がゴーグルを装着し周囲を見渡すと
瓦礫のそばをこそこそと逃げ回る小人、シャマー星人の本体を見つけたのだ。
928241:40話中盤D:2008/07/05(土) 21:52:16 ID:Hoc5d1i/0
シャマー「げ!?見つかちゃったの??」
ドル「あー貴様一人だけ逃げようとしたなー!!」
言われて目の前にいたシャマー星人が幻影である事に気が付いたドルチェンコが
騙されたとばかりに大声をあげる。
駆け出そうとする彼を鬼塚は強引に抑えると
ホウジョウに一応礼を述べた。
鬼塚「情報提供には感謝する、だが後は我々の手で、身柄を確保する!!」
だが、鬼塚がチームナイトにシャマー星人確保を命令する前に
ホウジョウが特殊部隊に指令を下す。
ホウジョウ「いやその必要はない、やれ!!」

命令を受けた兵士達がビームライフルを構え、引き金を引く!!
乾いた発砲音とビームライフルの照射音が轟き、
青黒くどこか禍々しいビームの先端が、正確な軌跡を描きながらシャマー星人を貫いた。
咄嗟の事に唖然としていたスギカワラが声を荒げる!!
スギカワラ「あいつらいきなり撃ったぞ!!取り調べもまだなのに」
コガラシ「いや待て。どうやらあの銃は殺傷用ではないらしい・・・見たところパラダイズガンの一種だろうか
     だがあんなタイプは初めてお目にかかる」
一方、銃の知識に詳しいコガラシが倒れたシャマー星人の体に打ち抜かれた弾痕がないことに気が付き
自分の知識と照らし合わせて銃が麻痺専用のものだと推論していく。
しかしその彼でも次にシャマー星人におきた変化に驚きを隠せなった。

シャマー「うぎゃあああ・・・ち、ちからがす・・・吸い取られていく」
絶叫とともにシャマー星人がまるで水を吸い取られた干物のように干からびていく。
スバル「コガラシ先輩も知らないんですか?・・・・(何だろうあの銃から発生するエネルギーを僕はどこかで
    感じたことがある)」
銃から発する青黒いエネルギー光を見て何故かスバルは背筋が寒くなる感覚と既視感を感じていた。
やがてエネルギーを奪われまるで干物のようになったシャマー星人を指でつかむとホウジョウは
それをFAITH一同に見せ付ける。
929名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 21:53:11 ID:PgbhpxWyO
40話を投下するならここより、まとめサイトに直接のほうがいいよ
930241:40話中盤E:2008/07/05(土) 21:54:16 ID:Hoc5d1i/0
ホウジョウ「まったくFAITH日本支部は宇宙人に対する警戒心がなさすぎる。だからこんな子供だましな幻覚に
      騙されてしまうのだ。」
痛いところをつかれ黙り込むしかない鬼塚の横を通り、ホウジョウはミジー星人に近づく。
ドル「な・・・・なんだこの野郎」
シャマー星人が簡単にやられた事に内心びくびくしながらそれでもドルチェンコは
ホウジョウを見上げ精一杯の意地で毒づいてみせる。
だが次の瞬間ドルチェンコはホウジョウに腹部を蹴り上げられた。
「崇高なる地球を侵略する下劣な宇宙生物の分際でこの私に話しかけるな!!」
ホウジョウはそう罵ると上半身を持ち上げようとしたドルチェンコの頭に足を乗せ
思いっきりグリグリと踏みつける。
ドル「うわあ・・・い、痛い痛い頭はやめて!!本当に痛いって」
容赦なく頭部を踏みつけられたドルチェンコがあまりの痛さに絶叫する。
だがホウジョウは彼が苦しむ様子を楽しむように嘲笑を浮かべ吐き捨てた。
「そんなゴミ虫みたいな醜い顔で地球人と同等の立場にいるつもりか?野蛮な宇宙人が、笑わせてくれる」
冷たく言い放ちあざ笑うホウジョウの暴虐にFAITH隊員は眉をひそめざるおえなかった。

里見「いくら侵略者だってあの行為は酷すぎる・・・」
バレンタイン「お・・・おいそこまでしなくても」
宇宙人にさっきまで反感を持っていたバレンタインでさえ引いてしまうほどの
狂気にも似た激情を隠そうともせず
さらに足を上げ踏みつけようとするホウジョウの行為に、ついに腹を据えかねたスバルが
止めに入る
「やめろ!!彼は抵抗していないじゃないか!!」
スバルの咄嗟の行動にホウジョウは胡乱な目で睨み付けた。
ホウジョウ「なぜ止める!!こいつらは憎むべき侵略者だ!!」
怒気を込めスバルを睨み付けるホウジョウ。
彼の部下も銃の照準を一斉にスバルの頭に定める。
931241:40話中盤F:2008/07/05(土) 21:55:23 ID:Hoc5d1i/0
一触即発の事態に動いたのは鬼塚チーフだった。
鬼塚「捕虜の扱いは丁重にしてもらおう!それ以上の暴行は
   TPC憲章に反する重大な犯罪行為になるのではないか?」
静かに 彼の暴行を糾弾する鬼塚に一瞬口ごもったホウジョウは
めがねを掛けなおすと冷静さを取り戻し鬼塚の行動を揶揄するように囁いた。
ホウジョウ「捕虜?地球人ではない下等生物であるこいつらが?・・・・・
      ふ、いいだろう。だが宇宙人関連の処遇は今後、我らTPC警務局特殊研究科に
      委ねられたのだよ。
      君達にどうこう言う権限などない事を承知してもらおう」
皮肉たっぷりにそう言うと彼は部下に命じシャマー星人とドルチェンコ達に拘束具を
つけ連行していく。
カマ「いや拘束具はやめて〜vお肌に傷がついちゃうじゃな〜い」
ドル「こいつらに手を出すな!!」
そう怒気を込めて抗議するドルチェンコだが兵士達に乱暴に扱われ
強引にトラックに押し込められた。

スバル達はそれを無念そうに見続けることしかできなった・・・。
最後にホウジョウも高級車に乗り込むと別れ際スバル達に勝ち誇った表情で
見渡しながら言った。
ホウジョウ「では失礼させてもらうよ。」
高級車を先頭に軍の車両が新宿を後にする。
FAITH隊員はそれを見送ることしかできなった。

とりあえず今回はここまでです。お待たせしてどうもすいません
932名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 21:58:18 ID:qQTFrD180
>お待たせしてどうもすいません

それは完成品がUPされてから書くべきだな。中途半端なパイロット版
など不要だ。


933名無しより愛をこめて:2008/07/05(土) 22:01:35 ID:k460bM+n0
ここの執筆者は、読んで貰う前提で書いているにも関わらず校正の手抜きが多い。
まとめサイトに載る時に直せばいいと思ってるみたいだけど、あくまでもここはメイン
のはず。
934名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 00:30:26 ID:gUygfbip0
>「そんなゴミ虫みたいな醜い顔で地球人と同等の立場にいるつもりか?野蛮な宇宙人が、笑わせてくれる」

こんなセリフ、子供向け番組を前提に考えたセリフとは思えないな。
神経疑うよ。
935名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 07:42:41 ID:2QlK6R6pO
確かにそうだな。壮大な宇宙を舞台にした物語での異星人同士のやりとりではないな。
936名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 07:57:24 ID:7B8docsfO
パイロット版だから当然完成品は不適切な台詞は排除できてるよな
937名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 11:15:22 ID:z4dNq94M0
>「そんなゴミ虫みたいな醜い顔で地球人と同等の立場にいるつもりか?野蛮な宇宙人が、笑わせてくれる」

観点がずれてるな。異星人から見れば地球人の顔だって醜いゴミ虫に見えることだってあるワケだ。
938名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 14:11:07 ID:b9fy1R7J0
このスレに完成品を落としてくれればいい、むしろ、パイロット版は
まとめサイトに投稿して校正すればいい。
939名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 15:46:46 ID:z4dNq94M0
939
940名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 15:53:57 ID:blpLntcUO
940
941名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 15:57:42 ID:b9fy1R7J0
今から3の倍数の時にアホになります
942名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 15:57:45 ID:z4dNq94M0
941
943名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 15:58:23 ID:z4dNq94M0
943
944名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:00:32 ID:z4dNq94M0
944
945名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:07:02 ID:z4dNq94M0
945
946名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:17:50 ID:09dDrFZf0
>>937
ちょっと違うけど
クール星人は人間のことを昆虫みたいなもんっていってたもんな
947名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:23:26 ID:b9fy1R7J0
>>946
当時と今は世間の見方が違うだろ。
948名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:27:14 ID:z4dNq94M0
948
949名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:31:47 ID:2QlK6R6pO
異星人側からみた地球人のことを言ってるんだろ
時代は関係ないよ
950名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:34:36 ID:blpLntcUO
950
951名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:38:00 ID:eKdwb2HC0
今日中に1000まで行ってしまいそうですね
次スレお願いします
952名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:50:08 ID:z4dNq94M0
そうは問屋が放置プレイ
953名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 16:58:29 ID:Ohzw0QwTP
いらないでしょ?
954名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 17:11:05 ID:eKdwb2HC0
2 :名無しより愛をこめて:2008/04/23(水) 21:43:48 ID:iyvgk4pF0
前スレ
ウルトラマンクライン5
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1204685206/
第一クール

第1話 「光の巨人」 地底暴食怪獣デゲル登場 ◆68nHv.MDYQ
第2話 「友達の夢」 バリヤー怪獣ガギ登場管理人
第3話 「諦めない心」 肉食地底怪獣ダイゲルン登場 ◆phKGr/4M5s
第4話 「惑わすもの」 波動生命体サイコメザード登場  ◆y8iIjqTf7I
第5話 「黒き影」 古代怪鳥レギーラ 守護聖鳥フェニーチェ 邪悪宇宙生命体ワロガ登場  管理人
第6話 「カオス復活」 邪悪宇宙生命体ワロガ カオスロイドK登場  ◆y8iIjqTf7I
第7話 「邪悪との決着」 強化邪悪生命体カオスワロガ 邪悪生命体ワロガ カオスロイドK
      カオスヘッダー0 再生怪獣グロッシーナ 改造再生怪獣カオスグロッシーナ 登場  ◆y8iIjqTf7I
第8話 「守るべきもの」  大熊怪獣ウルサ・マジョル 小熊怪獣ウルサ・ミノル 守護聖獣ミズノエノリュウ登場
第9話 「恋するキングジョニー」破壊ロボットサタンジョニー 登場  ◆68nHv.MDYQ
第10話 「ヒューマンハンティング」  宇宙狩人チタス星人登場 防衛軍LOVE
第11話 「命照らす光」 双剣宇宙人アビア、守護聖獣トーテムトータス登場 ◆phKGr/4M5s
第12話 「暗い町」強化異生獣アラクネアグローラー 異生獣アラクネア 双体宇宙人チェーン星人登場◆cleKNy8Dnk
第13話 「交わる力」 宇宙甲殻獣イーヴァン、守護聖獣ドーン、地殻怪地底獣ティグリス 登場
955名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 17:12:03 ID:eKdwb2HC0
3 :名無しより愛をこめて[]:2008/03/05(水) 11:48:10 ID:H9PCT6hT0
第二クール

第14話 「売留樽の猫」  化け猫怪獣ニャジラス 親玉化け猫怪獣ニャジラスS登場 管理人
第15話 「青龍への誓い」 破滅魔人ゾドルガ、守護聖獣ミズノエノリュウ登場  ◆phKGr/4M5s
第16話 「勇気を掴め」 宇宙帝王ヌアザ星人再生イシリス 登場  ◆cleKNy8Dnk
第17話 「戦士の撒くもの」  宇宙工作員ケダン 宇宙工作員ケーブ登場  ◆j9/XR3u/QI
第18話 「断ち切れぬ絆」 好光宇宙人スラッグ星人、嫌光宇宙人ラキズ星人、好光怪獣スラグロス 好光機械獣スラグロス?、
      怪獣輸送機スラッグサイト 登場 ◆y8iIjqTf7I
第19話 「永久なるコウサク」 時空怪獣ワームヴァイパー登場 管理人
第20話 「溶岩、相談、破滅教団」 根源灼熱魔人マグマジン(タイタン)登場 ◆phKGr/4M5s
第21話 「偽りの幻神」 根源破滅教皇イーマ キリエロイド 登場 管理人
第22話 「砂塵の友情」 殺戮凶人ボルヴァン星人 宇宙怪虫ヘルゴイ・デスコイ登場  防衛軍LOVE
第23話 「正義」 装甲宇宙人ゼイオス 大顎怪獣ガダイル登場 ◆phKGr/4M5s
第24話 「矛盾回路」  宇宙観測プログラム体ダダミュー登場  管理人
第25話 「蒼と闇」  根源破滅大魔獣ゾール 温厚地底怪獣ガルアス ウルトラマンアグル登場 ◆y8iIjqTf7I
第26話 「終わりと始まり」 根源破滅大魔獣ゾール 根源破滅大魔獣ゾール? ウルトラマンアグル登場 ◆y8iIjqTf7I
956名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 17:17:57 ID:eKdwb2HC0
第三クール(進行中)

第27話 「月に消えた隊員」 宇宙エイ ガゾドラス登場  ◆gqRrL0OhYE
第28話 「大地の闇と光」 根源破滅龍神イグゾム ウルトラマンガイア登場 管理人
第29話「超高速のバトル!」  高速怪獣ギューガ 高速合成獣ネオギューガ 宇宙球体スフィア登場 ◆gqRrL0OhYE  管理人

劇場版 ウルトラマンクライン&ウルトラマンダイナ「アスカ再び」 宇宙合成巨龍スフィリム ウルトラマンダイナ登場  ◆kMr1QQsLJM
第30話 「秘められし闇」 宇宙凶獣バルク 超古代凶獣ゾルグ ウルトラマンティガ登場 ◆gqRrL0OhYE  管理人
第31話 「邪悪ーベルゼブアー」
第32話 「第三惑星の聖夜」 完全生命体イフ 宇宙球体スフィア 破滅魔人ゾドルガ 合成生命体イフゴレム ウルトラマンマックス登場 管理人
第33話 「知略と決断の刻」 異生獣リザリアス 宇宙難民シュマン 宇宙難民ファルス 星喰鬼ヤパラ登場 管理人
第34話 「光紡ぐ思い」 好光再生怪獣スラグロス?  尖兵宇宙人アーサル星人 邪悪宇宙生命体ワロガ 登場 ◆y8iIjqTf7I
第35話 「悪魔の謀略」キリエロイド登場
第36話 「慈悲の戦士」 古代暴獣ゴルメデ 宇宙戦闘機獣バルキラ 宇宙傭兵バリーク ウルトラマンコスモス登場
第37話「運命」 双体宇宙人チェーン星人 殺戮凶人ボルヴァン星人 暗黒星人ノアール星人 防衛軍LOVE ◆CNvmEXdqak
第38話「不屈の勇者達」殺戮凶人ボルヴァン星人 暗黒宇宙人ノアール星人 超戦闘ロボット「フェクタス」◆CNvmEXdqak
第39話「この世界の明日へ…」超破壊兵器クリムゾンボール 殺戮凶人ボルヴァン星人 
               暗黒宇宙人ノアール星人 超戦闘ロボットフェクタス 
               殺戮凶戦機メカレーターボルヴァン ウルトラマンゼノン 登場 ◆CNvmEXdqak
957名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 17:22:45 ID:eKdwb2HC0
第4クール(進行中)
40話「狂いし正義」知略宇宙人 ミジー星人 幻影宇宙人シャマー星人
                巨大3面ロボ獣パーフェクトガラオン
                超科学星人、ダークバルタン、タイニーバルタン、対話宇宙人メトロン星人
                怪獣兵器ウェポナイザー 電脳魔人戦艦G−0号 :241
第41話 「増殖ーマルチプリケイションー」根源破滅獣王ニグリゾス登場 ◆cW9wr8uD4A
第42話 「獣王ーニグリゾスー」 根源破滅獣王ニグリゾス登場 ◆cW9wr8uD4A
第43話「漆黒の翼」 根源破滅凶鳥 シャンゾク登場 ◆kMr1QQsLJM
第44話「闇の巨人」 ダーククライン 根源破滅大魔獣ゾール
           根源破滅龍神イグゾム 根源破滅獣王ニグリゾス 根源破滅凶鳥シャンゾク 登場
第45話「超古代の祭壇」 異生獣 クトゥーラ 愛憎戦士 カミーラ 闇黒魔超獣 クトゥゾーア登場 ◆gUyC752H3c
第46話「堕天使―ルシフェル―」 根源破滅堕天使ダークルシフェル登場 ◆gUyC752H3c
第47話「希望―クライン―」 根源破滅堕天使ダークルシフェル登場 ◆gUyC752H3c

今後の予定
48話 ゾーリック宇宙の開放が近づきそれを重く見た
デラシオン銀河連邦艦隊が地球を破壊しようとする。
49、50話 ゾーリックとその宇宙復活、最終決戦。
958名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 17:35:15 ID:b9fy1R7J0
まとめサイトの人がスレを次スレを立てるかどうかで
やる気がわかるな。
959名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 20:21:02 ID:GSriR5MA0
>>958
必死だな。いなくなった人間の話をしてる暇があったらお前が立てたらどうだ?
960名無しより愛をこめて:2008/07/06(日) 20:23:58 ID:blpLntcUO
960
961名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 01:22:17 ID:518eLFSR0
>>951
次スレ立てたよ

ウルトラマンクライン7
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1215360931/l50
962名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 11:00:36 ID:sMrDdf7vO
立てた以上は責任持って管理してくださいね。
逃げたら晒しますよ。
963名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 22:18:56 ID:LGc0q/ozO
第40話も文芸板で評価してもらおうよ
ランクはFくらいだろう
964名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 22:34:44 ID:WLzWwkPH0
>問題は最終決戦での先輩ウルトラマン達の活躍だよね
>理想としてはウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟なんだけど

>一番落ち着いている藤宮はハヤタ隊員のイメージで
>ダイゴはいろいろ苦労を背負っているから郷さんのイメージ
>アスカは血気盛んだから北斗かな
>我夢は冷静だからダンさんで


やはりパクることしか頭にないのだな。オリジナリティってのがないのか。
965名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 22:53:11 ID:nt8HIDH2O
ここはとっとと埋めるか
966名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 23:07:01 ID:QOqxHD0EO
模造品大好きなどこかの国民か?
967名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 23:37:13 ID:SqTmLtWy0
一時はウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟なんてクラインに比べれば
カスみたいな扱いしてた奴もいたのにな。
968名無しより愛をこめて:2008/07/07(月) 23:39:14 ID:QOqxHD0EO
第40話?例の台詞で評価する価値なしの却下だろう
969名無しより愛をこめて:2008/07/08(火) 14:52:32 ID:gRV+AWfbO
せっかく作品が投稿されても感想すらでない。
あってもGJと言うだけの手抜き。
まだ批判や間違いの指摘のほうがマシ。
970名無しより愛をこめて:2008/07/08(火) 15:32:15 ID:hSKQ0T1oO
そう。GJと、お疲れ様だけなんだな。つまり中身はだれも読んでないってことよ
971名無しより愛をこめて:2008/07/08(火) 20:32:09 ID:hqHhZZQL0
執筆者くせー書き込みがあるな。
972名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 07:24:00 ID:zP/gYfpY0
GJでもいいじゃん
973名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 07:38:50 ID:LHdC9yCV0
悪いところきっちりその問題点を分析批評して
良いところはGJするでいいんじゃないかな
974名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 10:30:40 ID:DquJhwUqO
褒めようがないのにGJとか言う奴は書いた本人だろ。
975名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 10:35:45 ID:HbsiJELbO
埋め
976名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 15:34:49 ID:Y+1RRCy40
>>974

さすがに、そこまで言うと、ただ憎まれ口をたたきたいだけだと思われるよ
(or 既に思われているかも)

本当に自分の批判を受けて止めてもらっていい作品を書いて欲しいという
願いを真摯に表現しなければ、君の意見は届くはずないじゃないか。
だって、そうでなければ荒しと区別つかなくなるもの。
977名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 19:15:19 ID:DquJhwUqO
良い作品には良い読者がつき、いい加減な作品にはいい加減な読者がつくと言いたいのですね。


わかります。
978名無しより愛をこめて:2008/07/09(水) 21:14:58 ID:NiEIK++50
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もうあの頃には戻れないだろ、常識的に考えて…
979名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 00:03:03 ID:HbsiJELbO
埋め
980名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 01:02:05 ID:Ez4+/ynEO
980
981名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 01:12:31 ID:25JnPJDE0
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もうあの頃には戻れないだろ、常識的に考えて…
982名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 16:44:43 ID:z2WPJLIl0
このまま終わるのか
983名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 18:38:00 ID:5ey5vxLG0
読者を裏切ったからなぁ・・・・。
984名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 21:45:56 ID:Mpx2tUgi0
>>983

というより、荒らしの完全勝利。ってだけ。
985名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 21:54:26 ID:5ey5vxLG0
読者が荒らし化した原因は、ここの自治厨のせいだけど。
986名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 22:17:34 ID:qznj8T040
裏切ったってメビウスの件?
987名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 22:40:48 ID:5ey5vxLG0
期待をってことだろ。
988名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 22:43:14 ID:qznj8T040
どういう所に期待していたのかな?
そもそもこのクラインてどういう経緯で始まったのかな?
989名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 23:07:15 ID:5ey5vxLG0
>>988
荒らすな。
990名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 23:19:59 ID:qznj8T040
>>989
自治厨乙
991名無しより愛をこめて:2008/07/10(木) 23:43:57 ID:5ey5vxLG0
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┃__,,,i‐ノ     l       執筆者   └―イ   ヽ |   ┃
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もうあの頃には戻れないだろ、常識的に考えて…
992名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 00:48:12 ID:fziRqjzL0
ウルトラマンがとかじゃなくて、2ちゃんねるで二次創作を作るスレ全般で
かならずこの手の荒れは発生し、スレを潰したがる奴が出てくる。
それは何故かというと、いわゆる専門学校の問題があげられる。

アニメーターであるとかシナリオライターであるとかの育成をうたう専門学校には
少なからず、事実上売れない現役ライター達が授業料で稼ぐためだけに共同作り
良くてアシスタントという名の雑用係兼ゴーストライター、ほとんどの人間が
数百万の授業料と引き換えに数年間学生生活を延長出来る程度のレベルのものがある。

真剣にプロを志すと豪語しつつ、無知とか調査不足とかで
そういった専門学校に当たってしまった人間にとっては、その数年間は
搾取されて拾い上げられもせず他人に見せられない空白の履歴が出来るという
人生にとって何一つ良い結果に繋がらないものとなる。
そして最初にそんなはずれ専門学校に気が付けない程度にしか
知識や教養や判断力がない以上、就職を試みてもろくな職種には巡り合えない。

――だから、彼らには許せないのだ。
「無償で」「指導者不在で」「短期間で完成に至る」
2ちゃんねる上での二次創作の成功が。
完全に逆恨みだが、そこに気がつけるほど聡明だったら
最初に詐欺まがいの専門学校には騙されていないということだろう。
993名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 01:45:50 ID:vv2FwqHOO
高部あいの下腹はエロいまで読んだ
994名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 05:16:40 ID:kZtAoE0I0
ま、まともな批評に混じって、
とにかく難癖をつけてけなして、自分の意見が受け入れられないと
書き手の態度が悪いと責め、
他から反発があると全てそれは著者自身の偽装と決めつける、
それでも旗色が悪くなるとスレ自体が排他的だからいかんと暴れる、
それだけやりたい放題にしておいて廃れたのは自分のせいではないと言い張る、
そんな矛盾しまくりだがうっとしい奴が増えたからな。
995名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 07:09:10 ID:Fnnv+pua0
まあ、つまるところ初期のスレで書き手が言ってた

荒らしに不快な気分にさせられてまで書き手を続ける必要性はない

の一言に尽きるだろ。
荒らしにムキになってかまう暇があったら他スレの書き手になった方がいいわけで。
996名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 07:46:07 ID:xBFnE+sK0
不快な気分で書きたくはないわな。
997名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 08:33:27 ID:czV5W+ZA0
どこまでを荒らしでどこまでを批評とするかなんて書き手の気分一つだけど。
998名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 10:12:28 ID:5StVvOqwO
どこで何を書くにせよ悪い評判も出るのは当たり前
実作品を作っているプロの人達は常に悪い評判にもさらされている
オナニーするならチラシの裏にでも書けばよい
999名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 10:19:24 ID:4kLBjGafO
大人気ない作者に大人気ない読者。
写真AAみたいになるのは必然だったかもな。
1000名無しより愛をこめて:2008/07/11(金) 11:54:11 ID:gGFyxDn30
1000ならオリスレの粘着死亡
10011001

♪進め ♪進め 次スレへ   ♪新スレ 始まるぞ〜

           ∧    人    /‖  ∧∧
    ♪〜 < ・∀・>( 0w0) (  ゚Д゚) 〈 ゚ Å〉  〜♪
      ゝ、,、,、ノ O┬O、( O┬O、( O┬O、( O┬O
      ≡ ◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎
⌒,,。;⌒ ,;⌒⌒ ;⌒:;.⌒⌒/   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /::. ⌒:.:⌒:;⌒
:,;:  ;;..:  :;   ,::.;  /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /., ,;.:  ,,。,, .;
:;.. .;   ; ,,。゚  ::., /   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /,,;  :: :; ;: ;;.

長き1000レスに及ぶ戦いの果て、
     このスレは無事最終回を迎えた!
だが スレッドは終わっても、ヒーローの戦いは終わらない!
     新番組「次スレ」  お楽しみに!!
                            特撮!
                      http://tv11.2ch.net/sfx/