仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part2

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1 ：名無しより愛をこめて：
昨年12月に完結した仮面ライダーバトルロワイヤルの新作の開催を目指して議論等を
行うスレッドです。1stとは時系列的に繋がりのある続編ではありません。

まとめwiki
http://www8.atwiki.jp/rnext/
仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part0
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201602112/
仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part1
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1204780567/

仮面ライダーバトルロワイヤル1st関連
まとめサイト
http://home.att.ne.jp/kiwi/verde/brindex.htm
ライダーロワ用したらば掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9061/
仮面ライダーバトルロワイヤル Part9
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1197971640/l50



2 ：名無しより愛をこめて：2008/04/06(日) 21:27:58 ID:sRpMsHTl0
参加者名簿
主催者　村上峡児
【初代】4/4
○本郷猛/○一文字隼人/○死神博士/○ゾル大佐
【アマゾン】4/4
○山本大介/○モグラ獣人/○十面鬼ゴルゴス/○立花藤兵衛
【アギト】5/5
○葦原涼/○風谷真魚/○北條透/○水城史朗/○風のエル
【クウガ】5/5
○五代雄介/○一条薫/○ゴ・ガドル・バ/○ゴ・バダー・バ/○ン・ダグバ・ゼバ
【龍騎】5/5
○城戸真司/○東條悟/○香川英行/○手塚海之/○芝浦淳
【555】5/5
○木場勇治/○長田結花/○海堂直也/○北崎/○澤田亜希
【ブレイド】5/5
○剣崎一真/○橘朔也/○金居/○城光/○志村純一
【響鬼】4/4
○日高仁志/○桐矢京介/○和泉伊織/○歌舞鬼
【カブト】5/5
○天道総司/○影山瞬/○乃木怜治/○加賀美新/○風間大介
【電王】5/5
○モモタロス/○ハナ/○桜井侑斗/○デネブ/○牙王
【FIRST・NEXT】5/5
○本郷猛/○一文字隼人/○風見志郎/○三田村晴彦/○緑川あすか
3 ：名無しより愛をこめて：2008/04/06(日) 22:01:48 ID:I9KnkmsZ0
>>1乙です

参加者や主催者は既に決定し、現在は22日の本編開始に向け、
各種設定や能力制限などの議論を行っています。

これまで
・マップ
・バイクの制限
・首輪と能力制限について  
・ゼロノス関連  
・ラウズカード 
などの議題について話し合いが行われました。
議論まとめ
ttp://www8.atwiki.jp/rnext/pages/29.html 

現在の議題は「555、剣のライダーベルトの変身資格」についてです。 
4 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 17:16:56 ID:t5bbk3A40
555のベルトは前スレの

カイザはオルフェノク以外でも使えるが、変身一発なしでは灰化（変身一発を２本飲むとベルトが灰化）
デルタはオルフェノク以外でも使えるが、使用者の素質や性格によってデモンズスレートの効果を受ける。

で決定でいいのかな
5 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 18:09:26 ID:UTW82l1/0
それでいいと思う
でもこれで決定でも変身一発が出ると確定したわけではないよね？まぁ多分出ると思うけど
6 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 19:14:43 ID:XSMXtkL5O
変身道具で思い出したんだが『ネイティブの首飾り』も支給品としてアリかな？
7 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 19:54:53 ID:6DrQoc0E0
>>6
前回も出たから、ありだと思う。
けど一個じゃ意味ないよなｗ
8 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 20:16:53 ID:ucp7Q3c+0
剣の方をどうするか。
ブレイド・ギャレン・レンゲルが本人専用で、
劇場版三体は誰でも使えるって意見があったな。
9 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 20:50:20 ID:3FkY4ceO0
>ブレイド・ギャレン・レンゲル
ある程度戦闘に秀でる人物は使用可能、ってのはダメか？
本人専用ってのは惜しい気がする
10 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 20:54:43 ID:UTW82l1/0
融合係数ってやる気あればあるほど高くなるんだっけ？やる気とかとは関係ないんだっけ？
11 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 21:02:20 ID:t5bbk3A40
皆が皆変身できるのは萎える
ライダーのバーゲンセールかよ
非戦闘員がいかにして生き延びるかってのが面白いのに
12 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 21:24:19 ID:hMM1UmOZ0
>>10
もともと素質があり、テンションでそれほど左右されない(剣崎)
もともと素質があるが、テンションによって大幅に上下する(橘)
もともと素質があるが、意志薄弱で操られる(睦月)
もともと素質がなかった(桐生)

素質基本値A*テンション値 + 素質基本値B　ぐらいか？
13 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 21:29:15 ID:xUDcjHlf0
555系のようにリスク有りならまだしも、リスク付けるならオリ設定かカテゴリーAの支配くらい
しか思いつかないし、駄目なものは駄目でいいと思うな、カードも龍騎があるしね
14 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 21:55:34 ID:ucp7Q3c+0
>>11
おやっさん、珠純子、真理…
何らかの変身アイテムを得なかった人間は、早期に死んでいったな。
その中で小沢さんの奮闘ぶりが凄い。
15 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 21:58:04 ID:bD6rZMfd0
久しぶりにこのスレ見たけど、良太郎出ないんだね。
もめてたから仕方ないのかもしれないけどやっぱ寂しいな。
まとまらなかったんだね。残念。
16 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 22:04:45 ID:ucp7Q3c+0
揉めてたからと言うより、純粋に投票でハナとモモに負けただけだがね
17 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 22:05:08 ID:t5bbk3A40
>>15
イマジンの扱いをどうするか、については参加者扱いになるということで決定した
ただ、参加者投票で落選してしまった

モモタロスとハナが電王になる可能性はある
18 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 22:10:17 ID:bD6rZMfd0
そうなんだ。
それもなんかさびしいな。いいのになぁ良太郎。
最初のは途中で追いつけなくなってあとから気になったエピを拾い読みしたけど、
果たして今回はついていけるだろうか。
19 ：名無しより愛をこめて：2008/04/07(月) 22:10:58 ID:UTW82l1/0
ハナは問題無し（描写無いけど）、モモはキンとウラの描写から考えてソードフォームは可能
って感じだよね、電王勢は
20 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 00:06:12 ID:RREA3doV0
ブレイド・ギャレン・レンゲルは素質が必要だから剣崎・橘さん専用。
劇場版のベルトは擬似アンデッドだから誰でも使えるけど、
融合係数が高くなる状態（怒り・激しい闘志）じゃないと変身できないっていうのはどうだろう。
21 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 00:17:48 ID:+xULl0KH0
剣ライダーについては>>20に賛成。
22 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 00:53:23 ID:sJP8yurV0
同意
23 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 00:59:56 ID:RHeeoLmUP
制限された互換性のあるベルトは、専用や完全汎用よりずっと話が作りやすい気がします。
感情や蜘蛛の意志などの条件つきで一時的に使用可、条件を満たさなくなったら使用不可、だと
ぬるくならない程度に面白くできそうに思うのですが……。
前回も、燃えるシーンが多くありましたし。
24 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 02:48:42 ID:MV4poh2JO
今後議論するものに

・デネブの制限

以外もうないっけ
25 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 02:53:19 ID:T2F2PXuj0
今のところはなかった気はするんだが…

デネブの何話すんだ？煙幕弾はやっぱり能力発揮時のみとかそういうのかな
26 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 04:37:19 ID:cn00Q+Np0
ベルトを誰に渡すかどうかは書き手任せなの？
555のベルト全般、電王はどうするか
あとハナに電王が支給された場合は基本プラット、モモと合流でソードになるの？
27 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 09:43:30 ID:cqbh7Dcy0
本人支給てことにはなってるが、
木場も海堂もファイズになってるんだよなあ。
電王ベルトは、本人と呼べるのはモモだけだと思う。
28 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 11:20:50 ID:uNnzvXjd0
>>24-25
ジョーカー枠について話が出てたはず
29 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 13:22:30 ID:gh5+A317O
剣勢のベルトは、専用じゃない方がよくない？
レンゲルベルトに意思を奪われたり、面白そうだし。
ベルトとの相性等、前回のカブト勢のベルトと同じ扱いでよくないですか？
それとも、相性なんか無くて、ブレイドになれたら、ギャレンにもなれるのかな？
30 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 14:01:03 ID:mbofqmPd0
融合係数って設定がある以上、それを弄るとオリジナル展開になってしまうのでそれには反対する
31 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 14:02:57 ID:M1yCcKBE0
しかし剣勢以外のメンバーの融合係数は『測定されていない』
32 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 14:07:23 ID:k+zTC5NZ0 BE:572033873-2BP(1)
ぶっちゃけ融合係数なんて曖昧なんだよね。
誰がどの程度あり、また変身に必要な融合係数はどの程度か明言されていない。
せいぜい、『変身に適応できる人は少ないですよ』くらいの大枠しか決められていない。

原作で決められていないものは、書き手の裁量に任せていいんでないかね？
特撮の設定は曖昧なものが多いし、曖昧な設定に拘って幅を狭めるのもアホらしいし。
33 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 14:26:56 ID:T2F2PXuj0
確か前回は
５５５：カイザ、デルタは誰でもオッケー（ただし灰化、凶暴化←ほとんど意味なかったけど）
　　　　　　オーガ、ライオも誰でもオッケー、５５５のみオルフェのク専用、って感じだったかな
剣：誰でもオッケー

で、今回だけど。微妙だよなー、龍騎関係+カイザ、デルタ、ライオがあるし（オーガは今回は一般開放は無いし）
剣勢のベルトを本人達以外禁止にしてもさほど支障はないくらい数はある気がするんだよな
劇場版の剣勢のベルトが一般でも使えるのかどうかってくらいかなぁ、個人的に気になるのは
34 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 14:47:21 ID:mbofqmPd0
エピローグでガライが
「レンゲルには変身できなくなった。あの時は多分睦月が力を貸してくれていたんだろう」
って言ってたから全員解放じゃなくね？＞剣勢のベルト
35 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 15:05:33 ID:T2F2PXuj0
あれ、確か木野がギャレンになってたような気がしたんだけどな…
36 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 15:07:20 ID:mbofqmPd0
そういえばそうだった…
37 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 17:52:46 ID:FrW+Vm+m0
また終わった議論の話を持ち出すのか
意見があるならその議論をしてる日に出してくれ

>>4
>>20
にもう一度賛成しておく
38 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 18:45:45 ID:i3BfY3iqO
元ギャレン資格者の桐生さんはライダーシステムの不備だか融合係数が低くなったかで手(腕？)を失ったんだよね。
だから正式な資格者じゃなきゃあのバックルの扱いは難しいとは思う
それでもバックルと同スートのクイーンのカードがあれば剣ライダー以外でもギリギリ変身可能、とかは…ややこしいか
39 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 18:49:44 ID:i3BfY3iqO
ごめん…クイーンじゃなくてジャックのカードだった。
40 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 18:52:44 ID:mbofqmPd0
ライダーシステムに不備はない
41 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 18:55:52 ID:gCSQEbIH0
その場合、必要なのは資格と言うより適性じゃない？
ラストの方で橘さんがブレイドバックル持って出撃しようとしてるから互換性もありそう。

そして桐生さんがレンゲルになれたということは、
適性が低いくても、カテゴリーAの意思で変身は可能ということだろう。
42 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 23:21:27 ID:hOJ2YH9i0
低いって言っても腐ってもBOARDだったんだから、その他のライダーよりは融合係数が
高いと見るのは当然でしょ、なんでブレイド系をそこまで汎用ベルトにしたがるのかわからん
43 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 23:30:24 ID:RHeeoLmUP
逆に言えば、条件付きであっても汎用にしない理由、というかメリットはどこにありますか？
専用ベルトは着用者がいなくなればぶっちゃけゴミですし、
着用条件に絡んだ駆け引きはそれだけで話のネタになるので書き手としては有り難いのです。
44 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 23:32:51 ID:k+zTC5NZ0
『汎用』であることより、『カテゴリーＡに好き勝手される（可能性が高い）』が、魅力的なんだよね。
カイザ、デルタもそうだけど、呪われたアイテムは使いやすい。
45 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 23:49:30 ID:FrW+Vm+m0
>>43
＞専用ベルトは着用者がいなくなればぶっちゃけゴミですし、

その考えは理解できないな
なんで無理にライダーに変身させなきゃいけないんだ？
仮面ライダーを道具としてみるのはおかしいと思うぜ
無関係の人物が設定無視で変身するのは萎えるので汎用化には反対する
46 ：名無しより愛をこめて：2008/04/08(火) 23:59:04 ID:RHeeoLmUP
>>45
実際に様々な要因で基準が変動とするというのが公式設定ですよね。
ならばそれを活用する可能性は残して貰えた方が書き手としては便利で助かる、というだけです。
使わずに終わったとしても害はありませんし。
47 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:08:41 ID:XEx+UO8u0
そもそも、この段階で書き手を主張するってどうなの、そこまで書き手を前に出したいなら
トリ付で書き込めばいいんじゃない
48 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:11:22 ID:8PFQI9j20
融合計数は感情によって変化するみたいだが
ライダーとしての資質はそれとは別なんじゃないか？
49 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:30:35 ID:k4TtwwdH0
>>48
資質と融合係数は別であってる。
資質がライダーになれるかどうかの第一の門で、変身後にどこまで能力を発揮できるかが融合係数。
闘志が強いと上昇、闘志がなくなったり弱気になると低くなって序盤の橘さんみたいにﾎﾞﾄﾞﾎﾞﾄﾞになる。

資質が必要なブレイドに比べて劇場版ベルトのカテゴリーＡはデータ再現で、
元々の装着者もアンデッドに襲われてた通りすがりの一般人。
剣崎・橘みたいに選定された訳じゃないし、
融合係数が高くなる強気な人物なら誰でも変身できるんじゃないかな、と思ったんだけど。
今回のロワならスマブレが誰でも変身できるよう擬似アンデッドのデータを弄ったって事にも出来るし。
50 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:31:58 ID:jTREq91g0
剣勢だけなんだからベルトは専用にしても良いだろと思う
51 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:34:28 ID:GSq8OA4h0
デネブ
制限状態では指マシンガンは使えない。（能力発揮時には使える）
異議が出たので、再度議論予定。

何の制限もなくこういう態度なのね
死ねよ糞まとめ
52 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 00:37:10 ID:BRvWjUSH0
自分も>>20の意見に賛成派。
わかりやすくて、良いと思うのだが。
53 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:02:38 ID:IscG1qdlP
>>48
睦月がレンゲルに選ばれた過程を見る限りでは、単純に融合係数が高いと言うのが「資質」でしょう。
だから橘さんのように、係数が下がれば変身出来なくなるのでは
54 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:09:34 ID:8PFQI9j20
>>49
＞今回のロワならスマブレが誰でも変身できるよう擬似アンデッドのデータを弄ったって事にも出来るし。

その理屈が通るなら

「ゼクターのAIいじったから誰でもカブトに変身できるよ」
「カイザ改良したから灰にならないよ」

でもいいじゃんって話だよ
平成ライダーはただでさえ誰でも変身可能なの多いんだから剣は専用にしようぜ
55 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:18:12 ID:IscG1qdlP
>>54
平成ライダーでも全く制限がないのは龍騎とG3系だけでは。
他のベルトは多かれ少なかれ条件があります。
剣のベルトも然りです。
56 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:28:39 ID:8PFQI9j20
>>55
制限とかの細かい話じゃあなくて
昭和は変身機構が内蔵されてるライダーが殆どだろ？
変身条件という概念がなかった
それに対して平成ライダーは道具・条件次第では変身者が変わることもある
という意味で言ったんだよ
揚げ足取って楽しいの？
57 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:38:46 ID:dagj1ka30
>>56
言葉が荒れているって。

変身資格、は剣劇中で明言もされていなければ、設定としても存在していない。
融合係数くらいだけ。設定的にも、劇中に明言されているのも。

だったら、ロワでは剣バックルは、本人専用がいいのではないか？　と提案するくらいが無難じゃないの？
58 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:39:37 ID:k4TtwwdH0
>>54
出来るしって書いただけで、そういう設定にしようって意味じゃないけどね。
ベルト資格者をわざわざ探した剣崎達に対して通りすがりがライダーになった劇場版、
データ再現だから誰でもなれるんじゃないかな、と言いたかったわけで。

今のところ>>20賛成が多いみたいだから汎用はグレイブだけになりそうだけど、
剣ベルト全部専用じゃないと駄目なの？
59 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 01:42:02 ID:IscG1qdlP
別に揚げ足を取ったつもりはありません。単純に56のニュアンスが伝わらなかっただけです。

その道具・条件次第という「フラグ」こそが書き手的にはおいしいということなんですよ。
そのフラグを開始前から摘んでしまうことに、どれくらいのメリットがあるんでしょうか。
60 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 02:13:27 ID:jTREq91g0
悪いんだけどさ
君書き手って立場を盾にして意見推し進めようとしてない？
61 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 02:35:22 ID:+SU2783rO
別に書き手全体を指してるんだから意見の理由としちゃ問題ないだろ。独裁する必要はないけど書き手は優遇されるべきだしそのための間口は広げるべき
上の奴が言いたいのはそういうことじゃないの？
それともここにおられるすばらしい民度の方々の「これが見たくない」を意見の理由にしたいの？
62 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 02:49:13 ID:jTREq91g0
なんだいつかの携帯君か
63 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 03:13:07 ID:WKgZo3uR0
書き手は優遇されるべきもなにも始まる前の段階で「私は書き手です」って自己申告してたら自分の意見通すためとしか見えないな
フラグを開始前から摘んでしまうことに〜ってのもな。
リレー小説なんだから自分は考えつかなくても誰かがうまく料理するってのはありうること。
>>20で結論出てるだろうに
64 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 04:58:40 ID:EaNwO8vxO
じゃあ、カブトのベルトに選ばれる条件はどうすんのさ？
ブレイドを素質があるってことで、専用ベルトにするなら、ゼクターに気にいられるかどうかも、ある意味素質だし。
それに、ガタックは昔から加賀美に決まってたみたいだし、ブレイドより専用っぽくない？
カブト系ベルトも、ザビー以外は専用か？
65 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 07:03:37 ID:4USGmGQ+0
Wikiから
＞ゼクターはライダーへの変身に必要なツールであり、なおかつライダーに相応しい資格者を選別する自己判断能力を持つ昆虫コアである。

資格者を選ぶ意志を持ってるから、現資格者が死ぬなり資格を失うなりで空位になれば新しく資格者を選ぶってことはありだろう
剣の融合係数は多少はテンションで上下するとはいえ、言ってみれば固有の才能のようなもの。他作品のキャラは設定できない
ゼクターの資格は心構えとか生き様のようなものだから、展開によっては他作品のキャラでもいけそう
66 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 07:28:50 ID:EaNwO8vxO
>>65
どんな人が融合係数が高いかは、勝手に決めちゃ駄目なのに、どんな人がゼクターに選ばれるかは、勝手に決めてもいいの？
ゼクターに選ばれるよりは、融合係数が変身出来る程度に高い可能性の方が高くないか？
67 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 07:59:42 ID:hMlNs0Wb0
ザビーは確定として他をどうするかだな
ドレイク・サソード（擬態ワーム・ネイティブが変身）、
ホッパー（二つ存在しそれぞれ資格者が異なる）は可能性大、
カブト・ガタックはなんか特殊っぽいから可能性低めってところか
個人的にはカブトガタック以外は全員変身可で良いと思う

まとまらないようなら剣と併せて投票も考えた方がいいかも
68 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 10:50:15 ID:82poiEKw0
まとまらないなら書き手任せでよくね？
69 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 11:22:11 ID:koqu/it70
よくねーよ
多数意見を無視する書き手が出ないとも限らん
剣については現状を見る限り両者とも譲る気はないっぽいし
書いた後に揉めるのも書き手さんに申し訳ない
70 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 12:28:17 ID:ABqwY4pD0
ザビーはリーダー系、ドレイクは気まぐれ系、ホッパーは暗い系とかゼクターは性格で判断してるんじゃないか?
71 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 12:29:24 ID:XEx+UO8u0
>>65 話し合いじゃなく話題を逸らしながら自己をしつこく押し通りたがってるようにしか
見えない　少なくともゼクターが選ぶほうが俺は高いと思うがな　どう考えても>>20だろ
剣が汎用じゃないだけで展開がどうのいうのなら、書き手にはむいてないってこった
72 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 12:57:44 ID:EaNwO8vxO
>>70
いやいや、ブレイドの方が確率高いはず。
(数字は適当ね)例えば、融合係数100以上で変身可能としたら、剣崎は完全にぶっちぎりで高いだろうけど(300？400？)他の参加者の中に剣崎の半分程度なら素質持ってる奴いてもおかしくないだろ。
対して、カブトの方は、ガタックゼクターが加賀美を100ポイント(便宜上数値化する)好きだとして、他の参加者を50ポイント好きだから変身出来るってことはないだろ。
73 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 13:27:04 ID:GerHnHVS0
>>71安価間違ってね？

>>72
なんか最近この頻繁に読点打つやつ見る気がするが。
＞他の参加者の中に剣崎の半分程度なら素質持ってる奴いてもおかしくないだろ。
この時点で「推測」だろ。融合係数ってのは基準みたいなものだから手の加えようはない
ゼクターの方は、ゼクターが選ぶって出てるだろ。好きだとかじゃなく「資格者がいない」状態なら選んだっておかしくない
最悪三島みたいに力づくで押さえつけるってこともできる
74 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 13:35:08 ID:82poiEKw0
お前さんの言ってることも推測に過ぎないだろうに

融合係数が感情その他で上下する時点で
カブト系よりブレイド系の方が明らかに敷居は低いわな

あと、議論中に個人攻撃はやめとけ
ヒス起こしてるように見えて却って説得力が落ちる
75 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 13:47:15 ID:koqu/it70
変身資格がどうとかそれ以前に

・どっちかが折れて反対意見が消滅する
・文句を言わせないよう投票で決めて片方の主張に正当性を持たせる

のどちらかをいつかは選ばないといけないのは馬鹿でも分かるよな
相手が折れるまで反論を続けるという愚かしい考えは捨てろよ
お互い積極的に引け
76 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 13:58:54 ID:82poiEKw0
そうやって対立を煽らず、書き手に任せるって選択肢も残しとけよ
決めておかなきゃ頓挫する内容ならともかく
ここまででも書き手に任せるってことになった議題は幾つもあるだろ
77 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 14:23:35 ID:bnBri55i0
そういやゼクターって無理矢理捕まえて変身した場合どれ位おとなしくしてくれるんだろうか
変身中でも容赦なく見捨てられるのは矢車さんで分かってるし･･･
これやったのって原作では三島、ロワではジャーク将軍だったよね
78 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 14:31:44 ID:koqu/it70
そうやって思いつきでものを言って話を広げるからいつまで経っても決まらない
カブトスレで聞けば良いじゃない
79 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 15:56:27 ID:+SU2783rO
ホントに民度低いな
人格否定と議論の違いもわからぬ馬鹿ばかり
80 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 16:18:19 ID:xjTmcXh4O
正味、まとまる気がしない
多数決で決めるか？
81 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 16:21:29 ID:+SU2783rO
もう書き手任せでいいよ
あと剣諸、自重しろ
82 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 16:47:35 ID:koqu/it70
>>80
同意
83 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 17:47:30 ID:XgiwIpFg0
おかしいよなぁ…少なくとも剣ライダーのベルトについては結構まとまってたと思ったがなんで長引くんだろ
俺も>>80に同意。書き手任せで済ませるとまた長引きそうだからもうキッチリ決着つけちゃりたい
84 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 18:30:11 ID:XEx+UO8u0
多数決も何も、>>20でいいとほぼ一致してるのに一人でおかしいおかしい、俺は書き手だ
とか喚いてるだけだろ
85 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 19:52:38 ID:EaNwO8vxO
>>73
融合係数が、剣崎のみが他人の何倍も突出してる方が不自然だろ。
ゼクターが、資格者がいない状態で、資格者を選んでもおかしくないが、選ばなくてもおかしくない。
現に、ガタックは資格者がいない状態で加賀美を選ばなかったし。
86 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:03:21 ID:jTREq91g0
剣崎は常人より融合係数が突出してたから雇われたんじゃねえの？
87 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:04:01 ID:GSq8OA4h0
もうめんどくさいから投票しようよ
鎮火するとも思えんし
88 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:08:43 ID:dagj1ka30
ストップ

１．ブレイド系の変身アイテムは剣崎たち以外でも変身できる。

メリット
　・フラグが美味しい。
　・カテゴリーＡによる暴走が美味しい
デメリット
　・変身アイテムが飽和する。
　・剣の設定と矛盾している可能性が高い（劇中に明かされていないとはいえ）

２．ブレイド系アイテムは、剣崎たち本人専用

メリット
　・カテゴリーＡによる暴走がなくなる。
　・変身アイテムの飽和を避ける。
デメリット
　・剣崎たちの遺志を受け継いで変身、という状況が使えなくなる。
　・劇中では専用と明言されておらず、桐生や最終回の橘さんを見る限り、剣の設定と矛盾している可能性がある。


簡単にまとめてみる。
メリットやデメリットになっているか不安があるが、これで好きなほうの多数決でよくないか？
89 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:09:29 ID:mZa1K7J8O
>>85
本編見てないだろ？

ある程度自由な方が面白いかもしれないけどこんなにgdgd言う奴が多いなら投票でスパッと決めた方がいい。
90 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:14:03 ID:JzMTQSFU0
投票で決まるかな？

カブト→ゼクターに気に入られること
ブレイド→融合係数？（レンゲルのみカテゴリーＡの意思で変身可）

カブトにしてもブレイドにしても
ある程度納得のいく過程がかかれていたらＯＫじゃないかな
ただ、なんの脈絡もなく「実は融合係数が高かった」みたいなのはＮＧかと
たぶん剣の汎用化に反対の人は上のような展開がいやなんじゃないかな
そういう意味ではカブトの方がやりやすそうだね
場合によっては一目で気に入るということもあるだろうしさ
91 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:16:05 ID:XEx+UO8u0
じゃあ携帯は却下という事でなら　俺は>>20　カテゴリーAって言ったって本編ならともかく
ロワじゃgdgdになるだけだと思うしな
92 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:25:40 ID:2JyXkGmE0
カテゴリーＡによる暴走だけど、レンゲルのスパイダー以外、
ギャレンもブレイドも本編で描かれてなかったから、
やるとするとほぼオリジナルになるんじゃないか？
93 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 20:29:16 ID:dagj1ka30
>>92
ブレイドとギャレンの暴走は考えてなかった。
メリットの部分の、暴走部分を（レンゲル限定）にしてくれ
94 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 23:10:23 ID:L2JF2Xax0
書き手だと主張すると「ウザい、鳥付けろ」
で、困ったときは「今いる書き手が思いつかなくても誰かが思いつくかもしれないだろ」

素晴らしいご意見ですね！
95 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 23:28:03 ID:SLyieRE50
投票は日曜、それまで余計なことはせずじっとしている
でいいよね
96 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 23:41:14 ID:XEx+UO8u0
>>94　IDで書き込みくらい見てからそういう事を言おうな

ID:+SU2783rO　とかな書き手を優先しろも、書き手に任せろもこいつの戯言
97 ：名無しより愛をこめて：2008/04/09(水) 23:46:21 ID:dagj1ka30
>>96
どうでもいいよ。邪魔なのには変わらないし。
98 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 00:08:45 ID:EX48lreV0
>>97　お前も邪魔、何様だよ、お前みたいな中立気取りの自治厨が最もうざいんだよ
99 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 01:21:04 ID:qFXLKSVm0
日曜に投票で剣の話はもう終わり。
投票内容は>>88の1or2

ってことで今日は他の議論終わらすか

・デネブの制限
・ジョーカー枠について
100 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 01:40:41 ID:1rRNTSKiO
剣諸はキレると手がつけられねーな
ﾀﾞﾃﾞｨやｵﾝﾄﾞｩﾙってネタしか記憶にないｸｿライダーなのにね
101 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 03:39:41 ID:cHSCWBkK0
>>99
デネブの股間にどのくらい物が入るのか･･･とか？
102 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 07:54:34 ID:G2Lksjvi0
デネブの飴ちゃんは果たして体力回復を望めるか否かを議論するんだろう
103 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 08:30:42 ID:kkFOEb3+O
デネブってどんな能力があるんだ？
104 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 10:32:13 ID:ItiVP/Df0
指ミサイルをどこまで使用できるかって話だったろ。
それ以外にどんな異論も出てなかった筈だ。
105 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 14:38:51 ID:q9NMsjzN0
あとはデネビックバスターになれるかどうか、なれた場合変身制限にひっかかるのか

じゃなかったっけ
106 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 15:04:07 ID:kkFOEb3+O
指か・・・
本気時間は実弾
普段はゴム弾でどうだろう
107 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 17:13:21 ID:hpMbVefM0
指銃は普通に制限中は何も起こらない、でいいだろう
変にありもしない設定付け加えても面倒になるだけ

デネビックバスターは能力発揮枠、かつ赤ゼロノスがいる状態限定でどうだ
108 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 17:55:27 ID:G2Lksjvi0
なんか微妙にデネブがギャグキャラに見えてしまう

>>107に賛成かな。煙幕弾も能力発揮中のみでいいと思うけどどうかな？
109 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 19:17:28 ID:vOqAOm660
>>108
いいと思うよ
まとめて「イマジンとしての特殊能力は制限」で

イマジンつながりなんだが
モモタロスの剣については初期支給なの？
110 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 19:18:54 ID:z0Ms0LTH0
>>107
賛成。まあ、当然だわな。

>>109
前回ジェネラルシャドウのシャドウ剣が普通に支給されていたし、ＯＫだとおもう。
111 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 19:43:39 ID:cHSCWBkK0
>>109
えーっと、デネブは制限中は飴の無限放出以外はナシ、と言う事で良いのかな？
下手に何か出るようにしてもややこしいだけだし

>>102
疲れたときに当分を摂取すると心が落ち着くよね
さすがにバキの様に砂糖水飲んだだけで一気に回復なんてこた無いが
あくまでリラックスや気休め程度と言う事で
デネブの股間から飴ちゃんを垂れ流す能力は逃走中とか追っ手の妨害とかに結構使えそうだ
殺傷能力ないし
112 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 19:51:08 ID:vOqAOm660
まあ劇中では手作りだったから設定無視なんだが
栄養不足で著しく不利に〜みたいな展開は無いだろうし正直どうでもいい
113 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 19:57:57 ID:FwOPyBZz0
「無限」たって限度があるだろうが。
飴で島をおおいつくすとか…
114 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 20:08:08 ID:G2Lksjvi0
デネブの飴に夢見すぎだろ俺らｗ

えーっと日曜に剣ベルトの決戦投票で明日からは確かジョーカー議論だよな
金、土の二日で決まるかなぁ、ジョーカー。また長引きそうだ
115 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 20:11:37 ID:FwOPyBZz0
指銃から人が投擲する程度の速度で飴ちゃんが出てくるとか
116 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 20:43:56 ID:+p02h4ma0
デネブと言えばベガフォームもデネブの全力解放と見なしていいのかな？　　
117 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 21:22:50 ID:qFXLKSVm0
・[指マシンガンについて]
前レスだと指マシンガンを豆鉄砲にするか威力の著しく低い弾にするか
指から何も出せないか煙幕だけは張れるかどうかだった気がする

・[飴ちゃんについて]
無限に出せるけどデネブが自重するだろそこは

・ベガフォームとイマジン単体の全力開放を同じにするか別にするか

・デネビックバスターの扱い

こんなもんか？
118 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 23:20:05 ID:cHSCWBkK0
ベガフォームと全力解放を一緒にしたらゼロノス単体の制限時間とデネブ単体の制限時間を同時に消費する事になるな
119 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 23:27:12 ID:iSzTnlLvO
ところで北条さんと水城さんはV1とG4没収されて前作の序盤の氷川さん同様涙目なるのか
120 ：名無しより愛をこめて：2008/04/10(木) 23:41:24 ID:cPYVm5CY0
V1じゃあってもたいして活躍できなさそうではあるな。
121 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 00:07:11 ID:D5jPKzBEO
>>118
それが普通じゃないか?
以前タロスの扱いで議論した時も同じ話が出た筈だが
122 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 00:22:58 ID:mnkJ61ks0
>>118
問題あるの？
123 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 02:49:07 ID:BiBjTX7G0
ベガフォームで10分戦うよりアルタイルフォーム+デネブで戦った方がいいってことじゃね？
124 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 18:26:00 ID:MewAhEtOO
ところで、ゼロノスに変身した時のペナルティーは決まったんだっけ？
緑はペナルティー無しで、赤は一人に忘れられるでいいんだっけ？
125 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 18:30:53 ID:eiwjcTgc0
>>124
書き手任せになった
126 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 18:45:03 ID:h76p6y2m0
ベガフォームと赤ってどっちが強いんだっけ？
127 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 18:57:05 ID:5WvwzlPC0
>>126
あくまで個人的な見方ではあるんだけど
アルタイル：パワー6　防御6　スピード8
ベガ　　　　：パワー8　防御8　スピード4
ゼロ　　　　：パワー7　防御7　スピード9
こんな感じじゃないかな？とは思う
詳細書かれてる資料とか俺持ってないからあくまで個人的
128 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 19:52:10 ID:eiwjcTgc0
数値書いてるあたりアレだな

アルタイル　スピードは早いが実質最弱
ベガ　パワー強い。加えて肩バスターも使える。裏設定で透明マント使用可
ゼロ　上位フォーム。遠距離戦もこなせる

みたいな感じ。後から登場したフォームの方が強いと考えるのが普通じゃね
129 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 20:11:40 ID:h76p6y2m0
でも最終話だとベガフォームになってたじゃん（まあそれは使いすぎると佑斗が消滅するからだろうが）
ライナーだってクライマックスより弱いし
130 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 20:46:41 ID:5WvwzlPC0
>>128
wiki参考にしたもんでｗ数値は上手い具合に説明できないための妥協案

でもゼロが最強フォームならわざわざアルタイルフォームより全ての能力が上回ってるって書かず
ゼロノス最強フォームって書かない？
アルタイルって限定してるって事は多分ベガよりも強いって描写と設定資料がないからだと思ったんだが
131 ：名無しより愛をこめて：2008/04/11(金) 21:03:20 ID:Aof/JmYL0
>>129
だってカードが一枚しかないんだもの
132 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 01:23:41 ID:84ZNMU8RO
侑斗は生身で怪人と戦えるんだからアルタイルはプラットみたいなもんだろ
違いはトドメ刺す技があるかないかだけだな
133 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 01:35:48 ID:TJ+ciSSY0
電王スレでやれ
134 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 10:57:17 ID:Y7uPDGIp0
そろそろジョーカー枠の話に移った方が良くないか？
135 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 15:01:41 ID:t37g4+0W0
別にいらんだろジョーカー枠設定
北崎なんかが優遇されるかどうかは書き手さん次第で何も問題ない
136 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 15:05:57 ID:IdHv/Eu60
ジョーカーって主催者側のマーダーだっけ？
137 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 17:52:21 ID:i1ci4ECs0
ジョーカーは必要でしょ。
人数がトランプになってんだから。
138 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 17:54:50 ID:2pb/n5VV0
1stのジョーカーって神崎の手駒としてのリュウガと、もともとジョーカーっていう役割だった始がいたからじゃないのか？
今回その二人いないし特に決めなくてもいいと思う。
クウガなんて半分以上敵だし、ゲームに乗るやつは多そうだぞ
139 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 18:00:30 ID:IdHv/Eu60
555なんてほぼ全員マーダー候補だしな
140 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 18:04:26 ID:XXgmkOiw0
バトロワって設定しなくても勝手に殺し合い始めそうな連中ばかりではあるよな確かに…
主催者側の手駒って存在は結構魅力的だしあってもいいとは思うけど無くても問題はないかな
141 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 18:27:17 ID:jVwTppfG0
1stでは2人出したけど、2ndでは別に必要ないと思う。
142 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 19:32:50 ID:X7kyXiG2O
別になくてもいいでしょ。
143 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 20:39:30 ID:eRmHQoDx0
特に決める必要はないと思うが、いてもいいんじゃないかな
誰がなるとか、その辺りは書き手に委ねればいいと思う
144 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 21:17:25 ID:8x0haZds0
ホントに主張ばかりで引くことをしないな
だから民度低いとか言われるんだよ
145 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 21:21:01 ID:IdHv/Eu60
君は紛らわしいので携帯だけ使っててください

ベルト問題の投票って明日だよな？
スレ立てなくて良いのか？
146 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 21:53:13 ID:1iCZgHnJ0
テンプレに民度どうこういうやつはスルーって入れれば良かったな
147 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 21:53:58 ID:NTRFCZZR0
剣のベルトの使用条件だっけ？

1：全ベルト本人限定
2：全ベルト誰でも使用可能
3：全ベルト融合係数次第で使用可能（書き手任せ）
4：TV版ベルト本人限定、劇場版ベルト誰でも使用可能
5：TV版ベルト本人限定、劇場版ベルト融合係数次第

出てきた意見はこんなもんかな
148 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 22:07:35 ID:SUMvfNhf0
>>147
その５つで問題ないと思う
投票期間は13日(日)0:00〜23:59まで？
149 ：名無しより愛をこめて：2008/04/12(土) 23:53:06 ID:8x0haZds0
すぐ敵とみなせるから楽でいいやね
150 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 00:13:41 ID:CpoqxoSl0
>>147にちょっと手を加えさせていただきました。
ttp://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/vote/1208008158/

こちらのスレは開始までに投票が必要になったときは、使い回していただいて結構です。
151 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 00:18:00 ID:+pyXGRdg0
ああなんと、前まで使ってた板に立てちまったよ。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10909/1208013318/
どうしよう？
152 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 00:26:09 ID:+pyXGRdg0
もう>>150の方に投票入ってるし、こっちは無しで。
153 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 01:00:23 ID:NVelPM4N0
票が集まらない件
154 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 01:04:23 ID:ixp7hd550
朝になったらもっと集まるだろ
多分
155 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 08:19:01 ID:kSfA2oAQ0
ふと思ったんだが、変身は出来なくても板を出して攻撃は出来るんだが
・板を避けて変身しなければ、ベルトを武器として運用可能
・板を出す行為が変身と解釈され、板攻撃は連発できない
のどっちにすべきんだんだろうか。
156 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 08:41:11 ID:0dWqPIlu0
いやあれは変身と解釈すべき現象だろ、と思うけど変身できない（融合係数が低い）状態だと板に弾かれるんだよな
そう考えれば武器として運用は可能かもしんない
使い方が使い方だから連発できずある程度間隔あける必要はあるだろうけど
157 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 09:15:09 ID:kSfA2oAQ0
ちょっと自分で見ててわかりにくかったんで書き直すと
○変身はどの時点で変身とカウントされるのか
・ターンアップした時点か
・板をくぐってライダーになった時点か
○変身制限時のターンアップの扱い
・ターンアップ自体が不可能で、板も出ない
・板は出るが、くぐってもライダーになれない
158 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 09:33:37 ID:Tph/Q24C0
・ターンアップした時点 で　・ターンアップ自体が不可能で、板も出ない

だろこれ以上面倒にしても意味が無いだろう
159 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 12:28:14 ID:EE9yU8xyO
前回誰か制限中に使って気絶したよな、板に弾かれて


あれ何げにすごい威力だからな、レンゲルのベルトで桐生さんが右腕失ったり、レンゲルのベルトに睦月が拒まれて気絶したり
160 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 18:09:26 ID:0dWqPIlu0
前回の板の活躍
ナイトサバイブのファイナルベントから神代を守る盾の一つになった
近くにいた木野が板で吹っ飛ばされて気絶した

これくらいだと思うけど他に板が変身以外で活躍した場面あったかな？
161 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 20:59:34 ID:NVelPM4N0
そんな細かいことまで決めるのは無粋だろ・・・
162 ：名無しより愛をこめて：2008/04/13(日) 21:39:35 ID:vLkhoIpZ0
板は書き手に好きに使ってもらっていいんじゃね
別に波紋を呼ぶような要素でもない気がするし
163 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 00:48:36 ID:Sy3k0nZK0
とりあえず投票結果

「TV版ベルト本人限定、劇場版ベルト誰でも使用可能」10票
「全ベルト融合係数次第で使用可能（書き手任せ）」8票

あとは0票
164 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 01:05:15 ID:EMx96t94O
剣とかどうでもいいし
165 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 02:17:51 ID:ANql/14W0
じゃ、OP決めるか
166 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 02:35:20 ID:Lr4BZTxP0
念のため、避難所に一時投下スレと死者スレを立てておきました。
OP候補が複数ある場合を考えて、まず週末ぐらいまでを目処に一時投下スレに投下していただき、
複数出た場合は週末に投票をすればどうかと思うのですが、いかがでしょうか。
167 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 02:57:16 ID:iCCYaPcR0
とりあえずまとめを更新しよう
未更新なのはベルト制限、デネブ、ゼロノスのカードでＯＫ？
168 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 07:43:12 ID:Sy3k0nZK0
555はこうだっけ？

ファイズ：オルフェノクのみ使用可
カイザ：オルフェノクのみ使用可、変身一発二本で一般人も使用可（ベルトは灰化）
デルタ：一般人でも使用可、凶暴化の可能性あり（書き手任せ）
サイガ・オーガ：オルフェノクのみ
ライオトルーパー：一般人でも使用可
169 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 09:13:51 ID:0bcBfEo/0
>>168
カイザは

・カイザはオルフェノク以外でも使えるが、変身一発なしでは灰化（変身一発を２本飲むとベルトが灰化）

だな
170 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 12:27:29 ID:iCCYaPcR0
ログをざっと見てきたけどゼロノスとデネブは

・ゼロノス
変身による記憶消去、カードの枚数は書き手任せ
・デネブ
指銃・煙幕弾は能力発揮中のみ使用可能
デネビックバスターは能力発揮中、かつ赤ゼロノスがいる状態限定
飴は無限だけどデネブ自重

に決まったんだよな
ベガフォームに関しては>>118あたりにちょっと出てるだけなんだけど、
デネブ能力発揮中、かつ緑ゼロノスがいる状態限定、で決定でいいのか？
171 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 13:33:33 ID:EMx96t94O
ベガフォームになるメリットがないけどなｗ
それでおｋ
172 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 20:09:40 ID:3pKPqhdo0
ベガフォームになるメリットはあるとすればゼロノスの中身が動けない時に合体して代わりに動くとか
あるいは防御力が上昇するのを利用してゼロノスの中身を護るとかそういう時、かな

どっちも合体せずデネブのままでよくね！？って気がするがそれは言っちゃいけないと思うｗ
173 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 20:12:30 ID:0bcBfEo/0
>>172
まあ、デネブに合理的な行動を求めることじたい、無理だｗ
174 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 21:06:50 ID:nywD7ctJ0
見せしめは既存のキャラから出して書き手に任せるのか？
175 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 21:09:35 ID:3pKPqhdo0
誰が見せしめとして殺されるか地味に楽しみだったりする
176 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 21:36:26 ID:f2/4T1D30
当選したら確実に良太郎だっただろうなｗ
文字通り見せしめの意味を込めて得票数第一位のキャラとか面白そうだ。
177 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 22:50:22 ID:iCCYaPcR0
とりあえず分かる範囲でまとめ更新しといた
気付けばあと一週間ちょっとか
178 ：名無しより愛をこめて：2008/04/14(月) 22:58:37 ID:L3RLJG5rO
乙
楽しみだな
179 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 00:35:39 ID:a8J6A1vA0
見せしめって当選者以外から選ばれるんじゃないのか？

ちなみに前回は
見せしめに佐野満決定→リュウガ龍騎枠からジョーカー枠に移動→龍騎枠に佐野入れとくか
って感じだったけど
180 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 00:44:06 ID:toe+TqWr0
前回と同じようにするなら…三原とかが見せしめに選ばれそうだよな
181 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 00:51:13 ID:Y650KP5E0
そういえば三原投票に入ってなかったな
やっぱ影薄いのか
182 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 00:58:27 ID:Vi1E3JWO0
見せしめ含めてＯＰできてる書き手は…さすがにいないか。

>>180
ライダーなのに得票０で見せしめとか悲惨すぎるｗ
183 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 01:01:09 ID:vblFAI5IP
>>182
一応、少し前に書き上げてはあります。
基本支給品にちょっと癖があるので、最低でも修正は必要になる覚悟です。
184 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 03:59:41 ID:n56xgaE+0
俺も当選者以外から選ばれる方がいいと思うな
票が入ったって事はそれだけ人気あるんって事だし

個人的には三原が（ｒｙ
185 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 07:38:19 ID:hK2cu9J10
参加作品から見せしめが出ると、他の参加者の行動に影響が出そう。
186 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 14:21:47 ID:Gy5RWF3c0
主催者側やジョーカー、見せしめの新キャラは書き手が勝手に出しても良いんだよな
187 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 17:16:48 ID:0Y7jcz9eO
いいんじゃない？
ただ1st制限かかってるキャラは微妙だけど。
そういえば社長がロワ開催する理由とかも書き手に委ねた方がいいのかな？
188 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 17:33:37 ID:bhyeUl1b0
>>187
そのほうがいいと思う。
そこまで縛っても書きにくいだけだろうし
189 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 20:31:24 ID:Mn6ejEhl0
ゴルゴスの制限の浮遊って、イメージとしてはクロノトリガーの魔王のダッシュとか
あんな感じのイメージでいいのかな。
190 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 21:31:13 ID:wYDENU1tO
見せしめはともかく、ジョーカーを書き手任せはどうだろう。
一応、参加者だよな
191 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 21:47:54 ID:bhyeUl1b0
見せしめは書き手まかせじゃない？
前回や、他のパロロワ見る限り。

ジョーカーがいるなら、参加者ないだろう。
キャラの追加はなしの方向で。
192 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 21:57:34 ID:wYDENU1tO
191と188は同一人物みたいだけど、どっちの意見に賛成なの？
荒らしじゃないよね？
193 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:02:47 ID:bhyeUl1b0
>>192
間違えた。

参加者ない→参加者内

つまり、ジョーカーがいるなら、書き手に任せよう。ただし、参加者のうちで。キャラの追加はなし。
ジョーカーが一人もいないかもしれないし、逆にかなり参加してるかもしれない。
細かいところまで決める必要はない。逆にやりにくくなるし
194 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:03:43 ID:Q1phoMTn0
>>192
>>188はロワ開催する理由についての答えじゃね？
195 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:08:43 ID:Q1phoMTn0
む、被ったか。失礼
196 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:47:06 ID:BSwI//KY0
でOP書きたいって人はいっぱいいるだろうけど、予約合戦でもして一番早かった人がする？
197 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:49:00 ID:hK2cu9J10
書きたい人にそれぞれ投下してもらって、
投票で決めるという手もある。
198 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:53:48 ID:Vi1E3JWO0
>>197
それだ。

>>166でも同じような案が出てるし。
199 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 22:57:37 ID:Gy5RWF3c0
結局主催者側ジョーカー見せしめはどれが追加ありでどれが追加なしなのさ
200 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 23:21:54 ID:n56xgaE+0
見せしめ→追加あり（好きなキャラが死んだら揉めるかもしれないため）
主催者側→書き手任せ（参加者が主催者側に寝返る可能性もあるため）

を提案しとく
ジョーカーについては個人的には参加者から選びたい
201 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 23:22:28 ID:Q1phoMTn0
>>199
主催は微妙、前回のオーディンやケルベロスのような形もあるから今はなんともいえない。
ジョーカーは追加無しだと思う、つか追加されても困るし。
見せしめは……どうだろ？ せっかく票を得たのに速攻死亡とか可哀想過ぎるｗｗ
202 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 23:27:19 ID:wYDENU1tO
ひとりやふたりは早期に退場することは覚悟しとかなきゃいけないけどね
203 ：名無しより愛をこめて：2008/04/15(火) 23:46:52 ID:c0MJOKEgO
>>199
主催側はなぁ…>>200みたいに参加者の裏切りみたいなのはともかく
追加キャラは荒れやすいからな…無しが無難とは思うのだが
204 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 00:29:52 ID:PLJ/idsm0
オーディンとケルベロスの時ってスレはどうなったのよ？
205 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 01:03:17 ID:9Cy+Ig/80
ジョーカー＆見せしめは
ジョーカー･･･参加者の中から選ぶ(書き手任せor話し合いで決める)
見せしめ･･･参加者以外から選ぶ(OP作者に任せる)
を推しておく。

主催者側ってのは前回でいうオーディン･ケルベロスのこと?
追加キャラは無しが無難だとは思うが、有りならいっそのこと放送で投入を宣言するのもいいかも。
「○日目○時○○地区にて投入するよ。倒せたら強化アイテムが手に入るよ」
強化アイテム(例ハイパーゼクター)が入手できるなら面白いかも。

事前の話し合いは必須だけど。
206 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 10:01:15 ID:gIsVvEXn0
>>199
主催側は今はまだ決めないでいける気がする
ジョーカーは書き手任せでいいと思う
見せしめは名簿外キャラにした方が無難かな
207 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 10:13:23 ID:XGAgLcpB0
正直前回の見せしめは恐怖こそ与えたけど誰かの行動を変えるほど大げさなキャラじゃなかったしな
やっぱ見せしめは誰かの行動に影響与えない、けど参加者のうち何人かは知ってるってキャラがいいんだろうな

…いっそ同じキャラが見せしめでも（ｒｙ
208 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 11:01:24 ID:HxlYXtyCO
見せしめ…ラルクかランスの資格者(名前出てこない)とかどう？
209 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 12:05:56 ID:/mPuQpTcO
どう？て言われてもな
210 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 17:48:53 ID:hQB3dpgm0
>>207
その理屈だとやはり三原が（ｒｙ

まあ書き手任せでいいと思うけどね（勿論参加者以外から）
211 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 18:23:40 ID:dydNMHv90
当たり前だろ。なんで見せしめ決める流れになってるのかわからん
212 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 22:04:34 ID:kaHNlBxR0
見せしめ含めOPは投下された中から投票で決める、でOK？
213 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 23:26:02 ID:vBfBYiG40
それで問題ないかと。
期限はいつまで？
214 ：名無しより愛をこめて：2008/04/16(水) 23:52:04 ID:p5b6drcd0
22日から開始だから、余裕持って20日まででどうだろう
215 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 00:11:34 ID:S58RVS3J0
日曜投票の方が都合が良いから、締め切りは19日23時59分までとか
216 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 00:46:48 ID:g5wnTYlsP
>>214-215
私は書き上がっているので平気ですが、これから書かれる方にはちょっと厳しくないですか？
というか、他に書くつもりの方がどれくらいいらっしゃるのか知りたい所です。
217 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 02:03:40 ID:ksFpr6SB0
上から目線
218 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 02:03:44 ID:+2l6L5ZIO
んなもんお前に教えるわけねーだろカスが
219 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 02:10:03 ID:ZynBeYuT0
>>216
ＯＰの投下を楽しみにしています。
220 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 18:03:59 ID:mb/d+yas0
2ちゃんねる対抗板バトルロワイヤルみたいなゲームと思ったら小説か
221 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 18:12:47 ID:mb/d+yas0
ごめん、普通に面白いわ
支援
222 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 18:19:17 ID:IWHFW4WE0
そろそろテンプレもきちんと準備したほうがいいかも
予約・投下関係のルールは前回のを引き継ぎでいいよね？
223 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 20:33:06 ID:viWsVYQV0
面白いってどこで書いてるの？
224 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 20:40:07 ID:viWsVYQV0
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
三国志大戦2　低州の集い　part12 [アーケード]
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ15 [アニキャラ総合]
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三国志大戦3 配列晒しスレ9枚目 [アーケード]
フェイトちゃんの孤独な大学生活を考えるスレ14 [大学生活]

これはひどい
225 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 21:10:10 ID:KDrRTEg70
>>224
三国志以外は全部俺の常駐スレだが何か
226 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 21:37:21 ID:S58RVS3J0
オープニングは投票で決定てことだが、
締め切りはどうするべきかな。
日曜じゃ早いって意見もあるが
227 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 23:38:00 ID:+2l6L5ZIO
えろげロワ大好き孤独な大学生ｗｗｗｗｗ戦力外住人乙
228 ：名無しより愛をこめて：2008/04/17(木) 23:51:04 ID:2uW9pcNv0
http://home.att.ne.jp/kiwi/verde/brss1.htm
↑は前回のOPだが
この量なら三日で十分でしょ
229 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 00:09:49 ID:pTnu3e5uP
>>228
前回と全く同じ物・同じ長さになるとは限りませんし、
たとえ短いものでも書くのには意外と時間がかかりますから。
書かれる方に時間が必要なら、OPくらいは余裕を持たせていただけませんか。
ロワの根感に関わる，大切な部分ですしね。
230 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 00:36:33 ID:wZIr3PE90
OPで全てを決めてしまおう、という考え方はどうかと思うな
まず見せしめ、ルール説明、数名のキャラ紹介だけにして
理由付け、背景の説明なんかは二話以降にしたほうが
自由度があって後の書き手も書きやすいだろうしたいした量にならない

と思ったんだが時間に余裕ないんじゃしょうがない
231 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 02:40:55 ID:bqVhakbx0
とりあえず、いつ締めきりかを決めない？
土曜日締め切り・日曜日投票・月曜日以降正式投下・OP投下日の24時（翌日０時）予約開始、がいいと思うけど
今週（明日から）にするか、来週にするか。
232 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 03:23:22 ID:piiiGOry0
元々22日開始なのはDVD発売後だからってので決めたしな。
ここは書き手の方の意見も聞いた方がいいと思う。
233 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 03:28:11 ID:bqVhakbx0
決まってたのは「22日開始」ではなく「22日『以降』に開始」だったはず。
書き手さんの意見はぜひ聞きたい。
234 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 03:38:55 ID:60VSlEek0
そもそも22日は平日
235 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 16:43:07 ID:KiLc2IsM0
OPは２２以降に投下されて、最終投下以降５日以上空いた場合それまでに投下された作品の中から投票で決定 （つまり最短でも１話予約開始は２７日以降）
こんな感じでどーよ
236 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 18:12:43 ID:odmFOhgy0
締め切りぐらいはきっちり決めといた方が良いと思う。
しかしこれだけ時間があって、予定通りの日に開始されないってgdgdすぎる
237 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 18:14:27 ID:RfAuvMnW0
ところでやる時のタイトルは「仮面ライダーバトルロワイヤル2nd」なのか？
まとめがTHENEXT仕様だから「仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT」とか……個人的な意見でスマンが、そっちの方がかっこいい気がするｗ
238 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 19:17:34 ID:CrcTD+Ih0
2ndでいいんじゃないか？
スレ内ではほとんど2ndだったし、前回は1stの方が呼びやすいし。
239 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 19:28:33 ID:oUIppy7U0
1stもFIRSTも同じだしNEXTのがかっこよさげな気もする、OPってのは予約は
必要なのでしょうか？　鳥付けて一斉投下でいいのでしょうか？
240 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 20:12:55 ID:bqVhakbx0
リメイク劇場版がTHE FIRST、THE NEXTだから
THE NEXTのほうがライダーらしくていいな

>>239
ちょっと前読んでもらえればわかるけど、書いた人は全員一時投下スレに投下して
そこから投票できめる、ってことになると思う。
今はその投下期限と投票日を決めようとしている所。
書くつもりの書き手さんなら、日程の希望を出してみて欲しいな。
241 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 22:46:32 ID:xeEE1rHDO
＞＞238
もう確定事項です。
なぜならまとめもNEXTになってるでしょ。
これに関しては議論の余地なしですね。
242 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 23:09:26 ID:5YY1bGu70
いつのまに決定事項になったんだ携帯
243 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 23:36:50 ID:xeEE1rHDO
みんなNEXTがいいんだろ。
携帯だからってかまないでよ。
244 ：名無しより愛をこめて：2008/04/18(金) 23:42:13 ID:FHV3bttX0
はっきり言ってしまえば「どうでもいい」
245 ：242：2008/04/19(土) 00:16:07 ID:G63lp1fW0
まあ確かにどうでもいいな
違いは打つの面倒なくらいか
246 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/19(土) 00:16:38 ID:QXxyxLlHP
とりあえず一時投下スレにOP案を提出してきました。
期限については、他の書き手さんのご意見を優先したいですが
あらかじめきちんと決めておいたほうが良いと思います。

2ndとTHE NEXTはTHE NEXTに一票。
247 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 00:32:59 ID:gAH12iT3O
THE NEXTでやったら、次はどうすんのさ？
やるかどうかもわかんないけど、やるものとして考えたら、THE NEXTはまずくない？
248 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 00:35:27 ID:G63lp1fW0
>>247
ブイスリャーに決まってんだろ
249 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 00:46:45 ID:UNF1h7f/0
スレタイにもなっているし、シンプルでわかりやすい　2nd　に一票
250 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 01:00:09 ID:a1vVAknCO
なんでいつも議論しないで一票一票言ってる奴がいるのかと思ってたらお前か
251 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 01:29:21 ID:b+4jqi050
>>246
投下乙
スマートブレイン社の冷酷さと、バトルロワイアルの説明としては優秀なＯＰだと思います。
地文が綺麗で、描写も細かいのもよかったです。
ＧＪ！

the nextでいいと思います。
252 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 01:31:48 ID:GLUEA/UZ0
>>246
仮投下乙です

参加名簿は実際に選手達が目にしてるのは名前だけが載ってるものですかね？
253 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 01:58:46 ID:0HsY99CXO
おいおい、議論中に投下ってどういう神経してんだよ。
牽制になるじゃねぇか。
すぐに一票一票言いだすことといい仕切り厨の上に思慮が浅いのは最悪だな。
254 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 02:16:07 ID:Oqkm5WZ40
>>246
仮投下乙です。
他の書き手の方もＯＰが出来たら一時投下スレにお願いします。

それでＯＰ投票はいつにする？
25日までを〆切にして、26日にＯＰ投票。
27日から予約開始〜って流れはどうだろう。
255 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 03:26:56 ID:b+4jqi050
>>254
賛成
256 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 06:01:33 ID:G63lp1fW0
まあ同時に投下が筋だよな
でもやっちゃったものはしょうがない
257 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 07:51:53 ID:qU0onPxH0
>>254
投票閉め切ってから集計の結果を出すまでを考えると
投票終了即予約開始って無理なのでは
少なくとも数時間、できれば一日開けないと
（夜中の２時から予約開始、ってのは非現実的）

それ以外は賛成
258 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 12:31:50 ID:YPVubkAS0
>>246は書き手としてはしらないけど住人としてはどうなの？
いつも議論を停滞させてるのが誰か分かっただけでもよしとすべきか？
259 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 12:48:17 ID:QY7/lYbn0
>>246の何が問題なのか分からない俺ｶﾞｲﾙ
260 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 13:46:55 ID:b+4jqi050
>>259
問題はないだろう。粘着がいるだけで。反応するだけ無駄無駄
261 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 14:23:30 ID:gO3OAg110
専ブラでNGに「０」を設定すれば粘着には対処出来るけどね
262 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 19:35:46 ID:VlKY6mQzO
予約開始は22から？
263 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 22:00:17 ID:QY7/lYbn0
締切りは25日まででいいのかな。
何か書いてみるか
264 ：名無しより愛をこめて：2008/04/19(土) 23:49:24 ID:pxzrDCza0
>>259　多分、もう決まったことを無視して再び提案を出して、更に住人の同意を
得ないまま1票とか言い始めることじゃないかな、これまでも剣の資格者やその他で
そんな感じの蒸し返しがいたから、それを>>246と決め付けたって事じゃないかな
265 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 00:45:52 ID:/gndGbfp0
ごめん、誰か2ndのしたらばが何処か教えて欲しい。
266 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 00:49:15 ID:ebp/DCBP0
>>265
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/board/
はい
267 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 00:58:28 ID:/gndGbfp0
>>266
サンクス
268 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 01:57:11 ID:hmfZZe2+O
>>264
決まった事を無視して蒸し返す？
だったら1stでリュウガがオーガになったり、木野がギャレンになったことも通った以上「決まったこと」だろう。
1stと2ndは違うって言うんだったら3rdやるときも、また一から制限やらなんやらを議論すんの？
269 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 02:07:34 ID:IrxhA7Rt0
>>264
>>268
どっちも日本語でおｋ
270 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 04:43:52 ID:IWCD4feT0
1stは1st、2ndは2nd。
271 ：264：2008/04/20(日) 07:42:39 ID:Vn4I4glz0
>>268　俺がそう思ってわけじゃないのに、なんで噛み付いてんだか

>>268　俺のも理解できないんじゃお前の日本語能力のがやばいよ
272 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 09:55:28 ID:m6UQ4l4i0
>>271
やばいぞ真性だこりゃ
273 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 10:38:45 ID:hmfZZe2+O
>>270
じゃあ、3rdでは全てを一から議論するっていうことでよろしいんですね？
274 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 10:47:26 ID:IWCD4feT0
実際に2ndやって、ベルト制限とかに不満が出た人が多ければ
そりゃ議論されなおすんじゃないか、多分。
そうでなければ、1stか2ndの時と同じで良いんじゃない？→じゃあそれでって流れで
あっさり終わるかもしれないし、新ライダーとの兼ね合いでまた色々問題がでるかもしれない。
つまりその時次第。
275 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 10:56:07 ID:Vn4I4glz0
３ｒｄへの談義なんてこの時点じゃどうでもいいよ、どうせROM専なんだろうから
黙ってろよ
276 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 11:07:17 ID:IrxhA7Rt0
間が空けば荒れる法則
277 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 11:15:07 ID:m6UQ4l4i0
2ndも新規の電王だけかとおもいきや他の作品の制限までわざわざ決めたからな
278 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 12:36:11 ID:cEaqCPMf0
とりあえず落ち着こう。
まず今回のＯＰ〆切と投票、予約開始の日程を決めるんだ。

日曜の0:00から予約できるようにしたほうが、
書き手側には都合がいいと思うんだけどどうだろう。
その場合は〆切がちょっと前倒しになるけど。
279 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 13:07:41 ID:NES5NKSr0
予約の期限は前回通り一週間＋延長三日でいいかな。

あと、予約が被ったときは被ってないキャラも全員無しだよな？
280 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 16:15:09 ID:ZCOuYqNZ0
「仮面ライダー」のデータカードダス出してほしい
281 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 18:35:25 ID:m6UQ4l4i0
>>279
秒単位で被ることなんてそうそう無いと思うが、後の奴がとりやめ宣言することぐらい常識で考えたら分かるだろ
282 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 19:40:09 ID:NES5NKSr0
>>281
そうだな、失言だったよ。
でもギャルゲロワやアニロワなんかじゃもう秒単位の争いになってるから、ついなｗ
283 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 19:41:30 ID:1RGNnMxy0
>>278
0:00予約開始は自分もいいかなって思ってました。
もうある程度、内容は練れましたし。
284 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 19:43:28 ID:m6UQ4l4i0
>>282
ここはギャルゲロワでもアニロワでもねーよ
285 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 20:00:52 ID:NES5NKSr0
>>284
だけど、同じパロロワなのには変わりないだろう？

OP日程はもう締め切ってもいいと思うが……誰か今書いてる人いる？
286 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 20:03:05 ID:wmawzbWG0
あれ、25日までじゃなかったっけ？
287 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 21:21:22 ID:1RGNnMxy0
>>285
もう自分は書いてますよ。
一応、新作キャラを混ぜてます。誰とはいいませんが2人で考えてます。
288 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 21:52:28 ID:m6UQ4l4i0
>>285
パロロワだろうが他スレのことをこっちにもってくるなよ。特板でもないだろ
289 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 21:57:25 ID:fRXoVJnQ0
>>287
>>285は「OPを」書いている人がいるか聞いてるんじゃないかな。

日曜の0:00に予約開始にするなら、OP投下は金曜の24時を締め切りにして土曜に投票になるのかな。
でもそうすると、OPが本スレに投下される前に予約が開始されることになっておかしいか。
金曜の18時〆、投票を金曜18時〜土曜18時、日付が変わる前にOP本投下で０時から予約開始？
それはそれでちょっとややこしいか。

とりあえず、OP書いてるとか書くつもりって言ってた書き手さんの意見を聞きたい。
290 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 21:59:16 ID:wmawzbWG0
投票を23時締め切りにされると困る人っている？
291 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 22:27:14 ID:1RGNnMxy0
>>289
すいません・・・なんか勘違いしてました。
292 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 22:46:17 ID:wmawzbWG0
今書いてるところなんで、締め切りは金曜というのが一番有り難い。
293 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 23:07:09 ID:7q2BO8taO
予約はとりあえずOP直後だし書き手交流スレで書き手の人達で調整してもらえいいんじゃ？ば
294 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 23:28:43 ID:fRXoVJnQ0
>>292
了解です

>>293
予約の調整は、全員が上手く違うキャラを取ればいいけど……
それとも、被った所だけ予約合戦にするとか？
これも書き手さんの意見待ちかな。
295 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 23:42:01 ID:9zX88QWc0
>>294
個人的には被りは避けたいので交流スレである程度は予約予定のキャラを書いておくのも
ありかなと思うのですがどうでしょうか。
296 ：名無しより愛をこめて：2008/04/20(日) 23:57:23 ID:oQuHPOHbO
それって普通にキャラ予約することと同じでは？
書き手さん同士牽制しあう可能性もあるから…微妙だと思う。
297 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 00:01:31 ID:KDwx0GKf0
>>296
確かにそれもありますか・・。
普通に予約日まで色んなプロット練っといたほうがいいかもしれませんね。
298 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 00:10:04 ID:jbftJ5dJP
事前調整をするのはありだと思いますが、するのだったらするで
被った時の対処も含めてきちんと決めておいたほうがよい気がします。
中途半端にするくらいでしたらしないほうが無難かと。
299 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 02:42:58 ID:JRSYcqxg0
〆切は25日金曜日でいいみたいだけど投票日との調整はどうする？
問題がなければ>>289に書いてあるように金曜から土曜にかけて投票、
土曜の残り時間で集計・ＯＰ投下の流れでいいと思うんだが。
300 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 13:54:00 ID:mmxa4ldQ0
まとめサイトの参加者名簿の詳細が全然更新されないんだけどなんか別の場所で製作されてたりするのかな…
301 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 14:25:40 ID:of8vEpF60
>>300
ちょいちょい書いてるが詳細にと思うと難しいな。見てない作品もあるし。
1stに出たキャラはまとめからコピペしてもいいのか？
302 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 15:00:07 ID:mmxa4ldQ0
>>301
コピペしちゃっていいと思うけどなぁ…実際剣崎とかまんまコピペっぽいし
アマゾンのついでにゴルゴスとモグラ獣人も一応後で書くつもりではあるんだけど
303 ：名無しより愛をこめて：2008/04/21(月) 23:04:52 ID:CUYc1+pL0
>>299
投票は>>290の言うように、土曜の０時〜２３時、もしくは２２時くらいでもいいかも。
残り時間で集計・投下、日曜０時から予約開始でいいと思う。
304 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 00:29:02 ID:Y41qkgvsO
宣伝age
305 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 00:33:57 ID:L3A31SDa0
>>304
パロロワは「キャラを殺す」という特殊な趣向の企画です。
好きでない方の目につかないよう、必ずsageるようにしてください。
宣伝も不要です。ましてやageは論外です。
306 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 00:59:02 ID:yjNgdcWh0
いいかお前ら絶対に上げるなよ、絶対だぞ！１
307 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 01:02:46 ID:yPE7BGnJP
次スレはまだしばらく先ですが、テンプレ案を準備してみました。
ttp://www8.atwiki.jp/rnext/pages/39.html

過不足などありましたら、ご指摘お願いします。
308 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 09:27:13 ID:CoiX4A+90
Ignis aurum probat, miseria fortes viros.
（黄金は炎に、強きものは悲しみによって証される）
　　　　　　　　　　　　　　　　　セネカ「神慮について」

↑これが狂おしいほどに過
309 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 12:25:01 ID:Y41qkgvsO
リアル邪気眼キターwww
310 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 15:57:49 ID:yjNgdcWh0
邪気マナコが暴れだしたおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
うえｗｗｗｗうぇｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
311 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 16:20:21 ID:CoiX4A+90
なんかすまん
312 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 16:28:28 ID:vKUePLTT0
邪気眼は誰でも大なり小なり通る道だから気にするなｗ
313 ：名無しより愛をこめて：2008/04/22(火) 18:54:53 ID:l+vWvq3i0
>>307
特に問題ないかと思われます。
314 ：名無しより愛をこめて：2008/04/23(水) 02:54:38 ID:OHqMpLLD0
今こんな事言うのも何だけど志村純一はカードが有ればカリスに変身できるのかな
315 ：名無しより愛をこめて：2008/04/23(水) 02:56:53 ID:tjDz35Mp0
劇中そんな描写なかったし無しだろうな。
始と違ってカード無しで人間になってたし、同じジョーカーでも別物って事で。
316 ：名無しより愛をこめて：2008/04/23(水) 14:54:55 ID:vRVG9EWe0
結局空気読めないOP投下した書き手のせいでｇｄｇｄになったな
どーすんだおい
317 ：名無しより愛をこめて：2008/04/23(水) 15:48:18 ID:kvWLG0ct0
え、何がgdgdなんだ？
318 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 01:33:19 ID:a0LLyfiZO
結構、いいOPだと思うけどな。
タイミングは少し悪かったかも知れないけど。
319 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 01:49:53 ID:G2ijL1AxO
問題があるとすれば本人の言う様に橘さんの参戦時間を固定しちゃってる辺りか
別バージョンが本当にあるなら〆切り日に投下して欲しい
320 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 03:08:38 ID:n+y/Sc3o0
思ったんだが「招待」ってのはまずくね？
違う世界から集めてくるんだから、自発的に行ける場所にはなりようがないっていうか
321 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 09:40:06 ID:Oq8uHZ3b0
>>319
いいんじゃない。そういう後々面倒になりそうな参加者はズガンしてしまえば問題ない。
322 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 10:45:47 ID:NOO/4CUNO
参戦時期って最初にそのキャラ書いた人が決めていいんじゃなかった？
そこは別に問題はないと思うんだけど。
323 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 11:01:27 ID:BzMStRms0
キャラ書くんだから参戦時期が表示される場合もあるだろうに・・・・
また剣ヲタが暴れてんのかよ自重しろ
324 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 11:34:35 ID:gSpEev3b0
誰も暴れてないよ
お前は誰と戦ってるんだ
325 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 13:31:43 ID:BzMStRms0
>>324
剣ヲタって書いてるだろ　他人のレスも見えないのか
326 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 15:18:25 ID:NOO/4CUNO
先に仮投下された方以外にＯＰ書いてらっしゃる書き手さんって実際、何人いるんだろうか？
作品数によっては〆切延長とか対策を講じたほうが良いような…
327 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 15:24:55 ID:UoYO+2IUO
完全に牽制になっちゃいましたね
328 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 16:07:13 ID:pr7htSoL0
もともと、OPが複数出されるなんてよほどの盛況ロワでもなければ
そうそうあることじゃないと思うんだが。
前回だって一握りの書き手でどうにか回していたレベルなのに
書き手は放っといても無尽蔵に湧いて来る、みたいな夢見てる人がいないか？
329 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 16:47:29 ID:Oq8uHZ3b0
盛況ロワじゃないんならなおさら牽制のような行為は慎むべきだった
どうでもいいが325は321を324と勘違いしていないか？
330 ： ◆B4LblbYRFE ：2008/04/24(木) 17:45:54 ID:U1SL6x290
捻じ込んでみました。
とりあえず汎用性で勝負。
331 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 18:08:25 ID:kVnk11F90
OPで誰からの視点かが明かされていないのは斬新だなぁ……
332 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 19:07:05 ID:p5zOKpXQO
参加者が会場に一まとめじゃなくて一人一人、別室からスタートってのも斬新かも。何より投下乙。
333 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 20:30:13 ID:RneftOf10
投下乙です
OPで自分以外の参加者が確認できないってのは斬新だ
334 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 20:50:37 ID:HsoiRzMO0
ＧＪ！
面白かったです。
335 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 20:51:38 ID:pr7htSoL0
乙です。
「部屋」からスタートということになると
市街地とか施設からでないと出発させづらくなるという意味で
大きな縛りになりそうで心配ですが、それ以外は問題ないと思います。
336 ：名無しより愛をこめて：2008/04/24(木) 22:34:33 ID:BzMStRms0
投下乙！！俺はこっちで決まりだな
337 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 12:51:05 ID:tkd0x6nkO
ＯＰ投票って携帯でも大丈夫なの？
338 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 21:58:51 ID:QKKnCbP70
なんか２ｃｈ全体の文字がでかくなっちゃったんだけどこれどうやって直すの？
339 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 22:15:54 ID:e2fYwh000
しらねーよ死ね
340 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 22:16:04 ID:JGZoIirp0
オープニングは二つだけかな？
滑り込み投下とかは…
341 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 23:09:25 ID:TSHAv62i0
OP投票は前回と同じこちらのスレをご利用ください。
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/vote/1208008158/l50
時間はその後の処理も考えて、０時〜２３時で良いでしょうか？

日付けが変わるまでに集計・本投下が出来なかった場合は、
予約開始を少しずらさざるを得ませんが……。
少しずれ込んだくらいならば0:30か1:00から、大きくずれ込んだ場合は翌日０時から
てな感じになるでしょうか。
他に案のある方は今のうちにお願いします。
342 ：名無しより愛をこめて：2008/04/25(金) 23:39:21 ID:JGZoIirp0
投票期間はそれで良いと思いますよ。
投下自体が少ないから、集計に手間取る事はないと思います。
343 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 15:41:05 ID:vtYw60Mm0
参加者紹介がほっとんど白紙なんだけど書き手の人は大丈夫なんだろうか
344 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 19:00:12 ID:ZVpA6G5F0
そう思うなら君が書けば良いじゃないか
345 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 19:24:35 ID:vtYw60Mm0
まぁ言うだけで俺も書かないんだけどな。いざ詳細を書こうと思うと案外わからん
346 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 20:21:40 ID:0lqqxrO00
とりあえず1stまとめから前回出たキャラはコピペしてみたが…
今回初出場のキャラこそ必要だろうからあんまり意味なかったかもしれん。
347 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:16:38 ID:MJBvEcpK0
SS予約開始は今日の深夜でおｋですか？
348 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:26:36 ID:l+UsMOuc0
>>347
Opの投票終えてすぐは準備できていない書き手もいるんじゃないでしょうか。
予約開始時間については話し合われていないと思います。

個人的には、4/28 00:00 を提案します
349 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:28:01 ID:MJBvEcpK0
>>348
了解しました。
僕もまだ準備出来てないのでその時間に賛成です。
350 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:39:07 ID:4sdt20AxO
え？すぐ上の>>341で書いてあるように集計に支障が生じたりして遅くなったら予約開始日を遅らすんじゃないの？
だから特に何もなければ27日の0時から予約開始でいいかと。
351 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:47:44 ID:3d/eqXDo0
自分も27日に同意です
そもそも日曜の０時に予約開始するために投票の締め切りが２３時になった訳で…
352 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:49:12 ID:P8jltKIA0
その為に一時間空けてるはずなんだけど、短いかな？
353 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 21:56:05 ID:tsNLE9GP0
投票で投票数が同じにならない限り２７日開始で問題ないと思う
２種類投下されてからそれなりに時間も経過したし
354 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 22:00:51 ID:2VamqpWC0
いや、投票結果とＯＰ本投下なら１時間あれば十分っしょ。
いきなり１日遅らすと混乱しそうだし、２７日でいいんじゃない？
355 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 22:06:10 ID:RJmTPt2C0
27日でいいでしょ。
>>341に反対はなかったんだし。
356 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 22:59:00 ID:OQTG7DEWO
またバカがバカ話してんのかよ
357 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:02:14 ID:uJ/Da2bA0
【１】◆CIPHER0/kY氏のOP：13票
【２】◆B4LblbYRFE氏のOP：09票
ということで、◆CIPHER0/kY氏のOPが採用となりました。

日付け変更までにOP本投下が終われば、本日24時＝日曜０時から予約開始となります。
予約場所は当面このスレ（本スレ）でよいですよね？

それから、ロワの名前（2ndかNEXTか）についてですが。
237以降の流れで2nd支持が二人、NEXT支持が５人、どちらでもよいが二人。
ということで、正式名称も「仮面ライダー バトルロワイヤル THE NEXT」にしてしまってよいでしょうか。
358 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:03:56 ID:l+UsMOuc0
>>357
問題ないと思います。お疲れ様です。
359 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:06:32 ID:4sdt20AxO
集計お疲れ様でした！
予約はここでいいかと思います。
360 ： ◆B4LblbYRFE ：2008/04/26(土) 23:09:37 ID:P8jltKIA0
投票してくれた方、ありがとうございました。
他に問題なければ、0時からめでたく本編開始と。
361 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:15:20 ID:L6JpWLfLP
それではただいまから、OPを投下致します。
362 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:16:55 ID:L6JpWLfLP
　銀が様々な文化で魔術と連ねられて語られて来たのは、その白い光沢の美しさが何より一つの理由であろう。純度の高い銀の柔らかな光沢は、冷たさを帯びながらもどこかに振れる者の心を安らかにさせる穏やかさを抱いている。
　無粋な者に聞けば、単に熱伝導率の高さがそう感じさせるのだと切り捨てられるかもしれないが。
　今彼らがいるこの世界は、銀色だった。高い天井も、そこまで伸びる傷一つない壁も、磨き上げられた床すら銀色の光を放っている。だが、本物の銀が持つ暖かさはそこにはない。ただ冷たく、排他的で、無感動な輝きは紛れもなく卑金属のそれだった。
　金属の貴賎は、人の主観に基づくものだろう。では、人の心の貴賎はどうか。
　あるいはそれも、それぞれの主観に過ぎないのかもしれない。

　　　　　　　　　　＊　　　　＊　　　　＊

　招待状を手渡すと、社員らしい若い男は記念品とおぼしき大きな荷物を彼に押し付けて回廊の奥を示した。男と一瞬目が合った時、瞳の色が妙に無機質な気がして、彼はサングラスの奥で目を細めた。
　天井の高い回廊は、この建物の持ち主の格の高さをまざまざと語っている。
　真鍮製の取っ手を引くと、室内球技くらいは出来そうなほどの大広間が視界に飛び込んで来た。呆気にとられながら中へと踏み込んだ彼の背後で、扉が重々しく閉まる。
「遅いですよ、チーフ」
　志村に声を掛けられ、彼は苦笑して小さく首を振った。その背後には、退屈そうにあくびをかみ殺す三輪の姿がある。禍木が不機嫌な顔でシャンパングラスを受け取ったのは、持って来たウェイターに何か不手際を見つけたからだろうか。
「ようこそ、橘朔也さん。これで、全参加者が集まりました」
　音質の良いスピーカーに名を呼ばれ、橘は黒いスーツの襟を正して顔を上げた。


363 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:17:42 ID:L6JpWLfLP

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

　部屋の灯りが落ち、プロジェクターが壁を覆う巨大スクリーンに映像を映し出す。アールデコの雰囲気を漂わせる部屋に飾られた高価な美術品の僅かな埃までもがはっきりと見て取れた。
　仕立ての良いスーツに身を包んだ壮年の男の傍らに、黒と水色を基調としたミニスカートの若い女性がたたずんでいる。女性の作り物じみた笑顔には、どこか見る者を不安にさせる闇があった。
　男が見透かすような視線をこちらに向けた。
「あらためて、歓迎します。仮面ライダーとそのお仲間の皆さん、そしてそれ以外の……人智を超えた存在の皆さん」
　男の言葉に、辺りがざわめく。未知の存在を告げられた恐怖というよりは、秘密を暴かれた驚きに近い乾いた騒音だ。
　その反応を見越していたのか、男は口元にほのかな笑みを浮かべて続けた。
「私はスマートブレイン代表取締役の村上峡児です。今日、皆さんをお招きした理由は他でもありません」
　背後の女性が、冗談でも聞いたかのように声を殺して笑う。
「これから、皆さんに殺し合いをしてもらいます」

364 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:18:11 ID:L6JpWLfLP

「このゲームのルールはただ一つ。最後の一人が残るまで戦っていただきます」
　あまりに単純で、だからこそあまりに荒唐無稽な遊戯の掟を語る男の口調は、ごくありきたりのプレゼンテーションのように淡々としている。
「我がスマートブレイン社としては、最後の一人となった方を特別顧問としてお迎えする準備があります。入社の暁には、我が社の施設をご自由にご利用いただけることでしょう」
　それが単なるヘッドハンティングなどではないことは、現状を見れば察することが出来る。人間だけではなく、仮面ライダーや人外の存在を知り、こうして一同に集めることができる組織を普通『会社』などとは呼ばない。
　あの天王寺の後ろ盾があったBOARDですら、アンデッドの存在を研究し、対策を立てるので手一杯だったのだ。
　橘の勘繰りを裏付けるように、村上は底知れぬ笑みを浮かべて言葉を継ぐ。
「我が社は夢を実現し、不可能を可能にする会社です。優勝者は我が社の力を使って願いを叶えることすら出来る。そう言っても過言ではないでしょう」
　冷静なプレゼンテーションを遮ったのは、不躾なヤジだった。
「そんなこというけど、どうせ金しか出せないんじゃないのか」
　赤みがかった髪をした背の高い少年が、小馬鹿にしたような表情で辺りを見渡している。だがスクリーンの向うの男はその疑問を想定していたのだろう、穏やかな表情で返した。
「我々は，奇跡を起こすこともできます。例えば死者をよみがえらせることを、奇跡と言ってよいのなら、ですが」


365 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:18:39 ID:L6JpWLfLP

　不遜と言っても良いであろう回答に、一部の者が明らかに言葉を失ったのが解る。同時に嘲る声も聞こえる。続いたのは、それをあえて無視するかのような朗らかさだった。
「それでは、遊び方の説明です。ちゃんと聞いてくださいね〜」
　先ほどまで社長の傍らに控えていた女が、作り物のようなにこやかさで手にした物体を示す。
「まず皆さんには、記念品としてこのスマートブレイン特製携帯電話をプレゼントしちゃいます。あ、でも、参加者同士でのお話やメールのやりとりはできません。ごめんなさぁい」
　女は店頭販売員よろしく大げさな手つきで携帯を開閉してみせる。
「皆さんへはワンセグ放送で定期連絡をしますので、絶対に携帯電話をなくさないでくださいね。他の参加者さんの一覧などの情報も入っていますし、自分の位置が解るGPS機能も便利ですよ」
　だめ押しのようにカメラ目線で笑顔をねじ込むこの女に不安感をかき立てられない者は、よほどのお人好しと言わざるを得ないだろう。それを解っているのか、ふざけ切った口調が言葉を継ぐ。
「さらに大サービス、皆さんにはこの、とお〜っても解りやすい会場の地図も配っちゃいます」
　ディスプレイに一枚の地図が大写しになる。十キロメートル四方ほどが赤い線で囲まれていることを除けばごく普通の地図だ。
「地図の縁に書かれている赤い線が境界です。ここから先には出ちゃだめですよ。ちゃあんと警備のお兄さんたちが見張ってますし、衛星でも監視していますから、ズルをしようとした人はばれちゃいますからね」

366 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:19:02 ID:l+UsMOuc0
　　　　
367 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:19:04 ID:L6JpWLfLP
　居合わせた何人かが，反射的に広間の戸口を振り向いた。そこに居並ぶスーツ姿の男たちは、『警備のお兄さん』と言うにはほど遠い普通のサラリーマンに見える。
　その振る舞いが見えたかのように，女はくすりと笑った。
「入り口でお配りしたデイパックには、他にも二日分の食料や筆記用具など、今回のゲームを楽しくするいろんな道具が入っています。さ・ら・に、一人一人にとってもスペシャルな便利グッズも用意しました。ぜひ、中身を確かめて、上手に使ってね〜」
　胸元でわざとらしく手を振る女の姿を見ていると、すべてがくだらない冗談にも見えて来る。ある意味，くだらないことは確かだろうーーーー殺し合いを遊技かなにかのように口にすることは。
　女が後ろに下がり，再び社長を名乗る男が口を開いた。
「それでは、これから皆さんを会場にご案内します。場所は我がスマートブレインが所有するリゾートアイランドです。娯楽施設もたくさんご用意しております。どうぞ、楽しい御滞在を」
　会釈とともに映像が途切れ、集められた者達が辺りを見回す。この段に及んで初めて、橘はこの部屋に異形の姿もあったことに気がついた。人智を超えたなんとやら、とはつまり彼らのことか。と、見覚えのある男ーーーー金居と視線が合い、愕然とする。
　ざわめきの中、今だ薄暗い部屋が白い靄に包まれた。何事かとまばたいた瞬間、誰かが床に倒れる鈍い音が耳を打つ。
　麻痺性の薬物だと気づいた時には既に遅い。橘は回りの者たち同様、口元を袖で覆う間もなくその場に膝をついた。
　ああ、また騙されたのか，と内心で悔やみながら。

368 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:19:53 ID:L6JpWLfLP
　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

　まだ冷ややかな春の夜風が頬を打ち、薬物に濁った意識を現実へと引き寄せる。
　酩酊にも似た状態で重い身体を引き起こした橘は、かすむ目で辺りを見はるかし、遠く彼方にたゆたう船の姿を認めた。手に触れる地面はむき出しで、わずかに湿っている。
　乱れている服を直そうとシャツの裾を手にした時、ひんやりとした感触を覚えて首筋を手で押さえる。そこに触れる何かを邪魔に感じたがどうやって外したものか、暗いせいもあり全く見当がつかない。
　状況をつかみきれずに星空を仰ぐ彼のポケットの中で，何かがけたたましく鳴り響いた。
　反射的にそれを引き出し、開く。それが携帯電話だと理解したのはその一瞬後だ。
　内蔵スピーカーから、場違いなほど明るい女の声が流れ出す。
「はあい皆さん、注目してくださーい」
　ディスプレイには空中からの夜景が映っている。辺りにヘリが飛んでいる様子のない感じからすると、より小型な無人偵察機で撮影しているのだろうか。仕事柄そんな考えを巡らせた彼の耳に、予想を覆す台詞が飛び込んで来た。
「はい、これが現地の衛星画像です。こちらからだと、皆さんはこんな感じで見えちゃいまーす」
　夜の島を映し出す航空写真。その幾つかが、人の姿らしきものを確認出来るほどまでに拡大される。赤外線撮影独特の色味を欠いた画像の中に自分自身を発見して、橘は呆然と空を仰いだ。
　仮にも通信衛星を利用した索敵システムの開発運用に関わっていた人間として、彼はこの状況を客観的に評価することが出来る。
　現状、最新鋭の商用画像衛星を複数投入しても、せいぜい一日に一回静止画を更新するのが限界のはずだ。狭い範囲とはいえ、リアルタイムの映像更新ができるとなると軍用の偵察衛星と同等の技術。
　橘は改めて噛み締めた。最新鋭の軍事技術までも使いこなす組織を、普通『会社』とは呼ばない。これはもう、民間企業などというレベルではない。それ以上の、想像を絶するなにものかだ。
　かかる深刻さを吹き飛ばすかのように、女の声が続ける。
「ここにお姉さんの言うことを聞いてくれなかった、悪い子たちがいます。そういう人がどんなお仕置きをされちゃうか、よく見てお勉強してくださいね」
　作り声のような明るさが告げる内容は、口調と裏腹に悪辣だ。
369 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:20:24 ID:L6JpWLfLP
　映像が切り替わり、静止画像からリアルタイムの動画となった。
　今度こそ無人機の映像であろうことは、僅かなエンジン音のノイズで解る。
「……ったく、あたしはこんな馬鹿げたことのためにOLやめたわけじゃないわよ」
　聞き覚えのある声に、橘は思わず携帯電話を握る手に力を込めた。

　ーーーーここは禁止エリアです。速やかに離れてください。
　なにかが苛立たしい電子音とともに、無感動な声で警告の言葉を繰り返している。
　男はポケットから携帯電話を引っ張り出すと、地面に叩き付けた。一緒に走っていた若い女がその真似をする。一向に足を止めようとはしない彼らの背後で、携帯電話は虚しく危険を訴え続けた。
「ったく、馬鹿にしてんじゃねぇぞ、あいつら」
「そうよ。どんなに給料がよくたって、あんな気色悪い会社入ってやるもんか。……ちょっと、どきなさいよ、あんたたち」
　悪態をつきながら走る二人の目の前に、黒い影が立ちはだかる。女の方が警告もそこそこに、懐から『それ』を取り出した。
「変身ッ！」
　彼女が腰にそれを当てると，光の幕が闇にたなびく。影が即座に身を転じて避けた所を見ると、始めからその仕様を知っていたのだろう。
　女は口元に鋭い笑みを浮かべて地を蹴った。男が同じくそれに続く。
　扉の如く浮き上がる輝きに身を踊らせた二人は，一瞬でスレンダーな鎧に包まれた。そのライダーの名前を橘は知っていた。彼がその手で作ったのだから，知らないはずはない。所々に色鮮やかなプロテクターを備えた二つの身体が、取り巻く黒い影の間で跳躍した。
　音もなく散っていた桜の花片が、嵐に揉まれたかのように激しく踊り狂う。
　目の前の人影をランスが鋭い蹴りで突き放す。ラルクは一歩下がった場所からスラッシュしたカードの力を鏃に込めた。放たれた光の矢が影の一つを貫き、膝をつかせる。

370 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:21:24 ID:L6JpWLfLP
　ザマぁ、と言わんばかりのランスの身振りをからかう女の声が、携帯電話を震わせる。
「あらぁ、元気一杯。でも、いつまで続くかしらぁ」
　その嘲りに応えるように新たに来襲したバイク部隊が、二人に激しい銃撃を浴びせかけた。とっさに庇うようにラルクの前に身を投げ出したランスの身体を、トップスピードで走り抜ける兵士たちの手に握られた短剣が次々に捕える。
　苦しげに喉を鳴らしたきり、彼は地に伏せた。倒れた衝撃でベルトが外れ、露になった人の手が地面に芽吹き始めた草を握りしめる。が、すぐにその指がほどけた。
　その光景に一瞬たじろいだラルクの肩を、背後から伸びる手が掴む。彼女は弓ごと相手を振り払おうとしたが、何かに打たれたかのように武器を取り落した。その隙を見逃さず、男たちは力ずくで彼女を地面に押さえつける。
　その衝撃でバックルが弾け飛び、ライダーは元の女の姿に戻った。短く切られた髪が汗ばんだ頬に張り付き、周囲を睨み据える瞳は怒りに満ちている。
「うふ、変身したままでも良かったんですよぉ？」
　黒に赤銅色のラインが刻まれた男たち。おそらくは警備員であろう彼らが「ライオトルーパー」と名付けられていることを、橘を含めた参加者たちは知らない。ただ一つ明らかなのは、彼らが絶対的な力を持つ敵対者であるということだ。
　その証拠に、首筋につけられた奇妙な首輪らしきものから、僅かに煙が上がる。
　ーーーー違う。彼女の身体そのものが生気を失い、乾いた粘土細工のように粉を吹き始めているのだ。必死に何かを訴えようとするが、もはや声も枯れたのがかすかな喘ぎしか響かない。
「ほおら、もう限界みたいですね」
　携帯電話の小さなスピーカーから、嘲笑としか捕えられない声が聞こえて来る。
「みなさんも、自分のお喉に手を当ててみてください。そこにはまっている首輪は、お姉さんの言うことに従ってくれない困ったちゃんを、こうやってお仕置きするように出来ています。しっかり覚えておいてね」　
　どこからか舞い降ちた桜の花びらが一枚、捕えられた女の頬に触れーーーー砂の固まりを崩すがごとくその身体を打ち砕いた。


371 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:22:28 ID:L6JpWLfLP
「みなさんもこんなことになっちゃわないように、くれぐれもルールは守って殺し合ってください。お姉さんからのお願いでした」
　カメラは男たちが立ち上がったあとの地面をなおも映している。動きを止めた死体の側に残るのは一山の灰のみ、それすらも春風に吹かれて少しずつ小さくなってゆく。

　バイブ機能が使われているわけではない。だが確かに、手の中の携帯電話が震えたような感触がある。むしろ震えたのは彼の手のほうか。
　小さなディスプレイの中で砂岩のようにささくれた唇が紡いだ言葉は，橘にだけははっきりと聞こえていた。
　三輪夏美は、彼を呼んだのだ……「チーフ」、と。おそらくは、助けを求めるために。
　夜の闇に白くゆらめく花びらが人の残り香を覆い尽くし、小さな画面に漂う血の匂いを奪って行く。冷たい明るさに埋まる映像が、春の日の別れを鮮烈に思い出させた。
いや、忘れねばこそ思い出すこともないあの光景が嫌でも蘇って来る。
　生涯で最も大切な存在を失った日の記憶が。
　唇を噛み締めながら、彼は続く言葉を聞いた。
「そうそう、ちなみに、場外に出なくても、その首輪を無理に外そうとすると今みたいに灰になっちゃいますよ。
　だあれも真面目にゲームを遊んでくれなかった時は、全員まとめて灰になってもらっちゃいます。でもそんなことになったらお姉さんかなし〜い、ので、ちゃんと殺し合ってくださいね」
　子供に無害な遊びを解いて聞かせる時にこそ似合うであろう朗らかな口調が、残酷なルールを加えて紡ぐ。
「それから場内でも二時間おきに一区画ずつ、『入っちゃ行けない秘密のエリア』を設定していきます。まずは一時間後の午前一時にF-2、その後は午前三時にB-4、午前五時にA-8です。
　うっかり入り込んでしゅわしゅわ〜、なんてことにならないように、くれぐれも気をつけてくださいね」
　画面が切り替わり，女が笑顔の張り付いた顔で手を振る。
「次の放送は朝六時を予定しています。それではみなさんーーーーグッド☆ラック」
　それきり、放送は途切れた。

【禍木慎＠仮面ライダー剣 Missing Ace　死亡】
【三輪夏美＠仮面ライダー剣 Missing Ace　死亡】
372 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:24:38 ID:L6JpWLfLP

　小さな画面が映す凄惨な風景を見ていた者たちの表情は様々だ。
　彼らのうち幾人かは握りしめた携帯電話のボタンに触れ、アドレス帳の代わりに搭載された参加者名簿を目にする。

【仮面ライダー（初代）】4／4
○本郷猛／○一文字隼人／○死神博士／○ゾル大佐
【仮面ライダーアマゾン】4／4
○山本大介／○モグラ獣人／○十面鬼ゴルゴス／○立花藤兵衛
【仮面ライダークウガ】5／5
○五代雄介／○一条薫／○ゴ・ガドル・バ／○ゴ・バダー・バ／○ン・ダグバ・ゼバ
【仮面ライダーアギト】5／5
○葦原涼／○風谷真魚／○北條透／○水城史朗／○風のエル
【仮面ライダー龍騎】5／5
○城戸真司／○東條悟／○香川英行／○手塚海之／○芝浦淳
【仮面ライダー555】5／5
○木場勇治／○長田結花／○海堂直也／○北崎／○澤田亜希
【仮面ライダー剣】5／5
○剣崎一真／○橘朔也／○金居／○城光／○志村純一
【仮面ライダー響鬼】4／4
○日高仁志／○桐矢京介／○和泉伊織／○歌舞鬼
【仮面ライダーカブト】5／5
○天道総司／○影山瞬／○乃木怜治／○加賀美新／○風間大介
【仮面ライダー電王】5／5
○モモタロス／○ハナ／○桜井侑斗／○デネブ／○牙王
【仮面ライダーTHE FIRST&THE NEXT】5／5
○本郷猛／○一文字隼人／○風見志郎／○三田村晴彦／○緑川あすか

　そこにあるのは友の名、あるいは仇の名。
　それを見つめる彼らの前に、たった一つのものは等しく訪れるだろう。
373 ：オープニング〜さくらの花の咲くころに ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:25:03 ID:L6JpWLfLP
※支給品について
　携帯電話・マグライト・コンパス・地図・筆記用具・食料２日分・水500cc×3本
　以上の基本支給品とランダム支給品１〜３点が、デイパックに収納されています。
　「携帯電話」は基本的に放送・通話・メールの受信と
　自分の現在位置確認（GPS機能）、アドレス帳（簡易名簿）の機能しか使えません。
　ただし、一部の参加者に上記以外の機能がついた携帯電話が支給されている可能性があります。

※ラルクとランスのバックルは主催者により回収されました。

374 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:27:12 ID:L6JpWLfLP BE:475848263-2BP(1)
以上です。

禁止エリアは仮投下のままにしてありますが、これはまずいと言うご意見があればお願いします。
それでは、予約合戦がんばりましょう！

>>360
OP案を出していただけて、とても心強かったです。
面白いアイデアの作品だったので、同じ驚きを本編で楽しみにしています。
375 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:29:30 ID:l+UsMOuc0
投下乙！
主催者の残忍さがよく表現されているOPだと思いました。
ルール説明もスムーズでしたし、首輪の特殊性も描けていたと思います。
GJ!
376 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:38:37 ID:GhkuaFJeO
投下乙！
いよいよ開催の気運が高まってきましたね！
377 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/26(土) 23:39:02 ID:L6JpWLfLP
っと、仮投下後に頂いたご意見に関する補足です。

>>252
おっしゃる通り、「参加者が実際に見ている名簿は名前だけ」だと思います。

>>320
全員が「招待」されたとは限りません。
橘さんが招待に引っかかったのは……ほら、橘さんですから。


378 ：名無しより愛をこめて：2008/04/26(土) 23:43:31 ID:4sdt20AxO
投下乙！
導入が思わず興味を引き立てられ、素晴らしい！
スマートブレインの不気味さ、残虐性がとても感じられ良かったです。
ルール説明なども丁寧ですし、これからの本編に期待が持てます。
GJ！
379 ： ◆RIDERjbYCM ：2008/04/27(日) 00:00:00 ID:hNIucxWO0
F一文字隼人、死神博士、牙王予約します。
380 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 00:00:02 ID:uJ/Da2bA0
牙王、風谷真魚、澤田亜希を予約します。
381 ： ◆.1rxbJqrHA ：2008/04/27(日) 00:00:02 ID:MJBvEcpK0
一文字隼人（リメイク）、城戸真司予約します。
382 ： ◆6VDLcuc3FQ ：2008/04/27(日) 00:00:04 ID:GhkuaFJeO
死神博士、デネブ予約します。
383 ： ◆XIsHgatAck ：2008/04/27(日) 00:00:05 ID:4sdt20AxO
デネブ、加賀美新を予約します。
384 ： ◆B4LblbYRFE ：2008/04/27(日) 00:00:11 ID:P8jltKIA0
もういいかな。
城光と三田村晴彦を予約します。
385 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 00:00:45 ID:8sd9igkd0
うっ、被った……！
では、牙王に変えて天道総司を予約します。
386 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 00:00:55 ID:MJBvEcpK0
訂正します。
本郷猛（リメイク）、城戸真司予約します。

387 ： ◆.1rxbJqrHA ：2008/04/27(日) 00:01:40 ID:MJBvEcpK0
すいません。。鳥忘れです。
本郷猛（リメイク）、城戸真司予約します。


388 ： ◆6VDLcuc3FQ ：2008/04/27(日) 00:03:58 ID:GhkuaFJeO
デネブの予約は破棄します。

そしてモモタロスとモグラ獣人を予約します。
389 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 00:05:17 ID:wNBZwotYO
>>385
>>380
390 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 00:06:35 ID:8sd9igkd0
>>389
わかりにくかったですか？すみません。
>>385の予約を>>380で一部修正、
風谷真魚、澤田亜希、天道総司を予約です。
391 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 00:08:46 ID:yBa3bMqg0
桜井侑斗と香川英行を予約します。
392 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/27(日) 00:12:50 ID:RkCIaMNYO
>>390
失礼しました。


木場勇治、影山瞬を予約します。
393 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 00:14:24 ID:IFXonkYW0
予約状況

◆RIDERjbYCM
F一文字隼人、死神博士、牙王
◆CIPHER0/kY
天道総司、風谷真魚、澤田亜希
◆.1rxbJqrHA
本郷猛（リメイク）、城戸真司
◆6VDLcuc3FQ 
モモタロス、モグラ獣人
◆XIsHgatAck
デネブ、加賀美新
◆B4LblbYRFE 
城光、三田村晴彦
◆1/iBH5Sh82
桜井侑斗、香川英行
◆N4mOHcAfck 
木場勇治、影山瞬
394 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/27(日) 00:37:52 ID:z+M/nrB70
予約して早々になりますが質問です。
初期状態で複数の変身手段を保有するのは今回有りでしょうか？
395 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 00:47:48 ID:8sd9igkd0
前回もありましたし、特に構わないのでは。
396 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/27(日) 00:49:06 ID:z+M/nrB70
>>395
分かりました。その方向で進めさせていただきます
397 ： ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 02:48:44 ID:d8irUtjG0
山本大介、歌舞鬼を予約します
398 ： ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/27(日) 14:26:22 ID:4XaoPFjs0
剣崎一真と五代雄介を予約します
399 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 15:54:25 ID:IFXonkYW0
未予約キャラ

【仮面ライダー（初代）】
○本郷猛／○一文字隼人／○ゾル大佐 
【仮面ライダーアマゾン】
○十面鬼ゴルゴス／○立花藤兵衛 
【仮面ライダークウガ】
○一条薫／○ゴ・ガドル・バ／○ゴ・バダー・バ／○ン・ダグバ・ゼバ 
【仮面ライダーアギト】
○葦原涼／○北條透／○水城史朗／○風のエル 
【仮面ライダー龍騎】
○東條悟／○手塚海之／○芝浦淳 
【仮面ライダー555】
○長田結花／○海堂直也／○北崎
【仮面ライダー剣】
○橘朔也／○金居／○志村純一 
【仮面ライダー響鬼】
○日高仁志／○桐矢京介／○和泉伊織
【仮面ライダーカブト】
○乃木怜治／○風間大介 
【仮面ライダー電王】
○ハナ
【仮面ライダーTHE FIRST&THE NEXT】
○風見志郎／○緑川あすか 
400 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:14:40 ID:G86d+8+UP
それでは、ただいまより投下致します。
401 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:15:19 ID:G86d+8+UP
　肌寒さに目を覚ました風谷真魚は、自分が随分と狭いベッドに寝ていることに気づいて身を起こした。
　ぼんやりとした灯りに気づき、瞼をこすりながら辺りを見回す。
　レンガ風のタイルの敷き詰められた遊歩道の両脇には間口の広い建物が並んでいた。濃い紅色の花の群れを抱えたアザレアの鉢が、所々に篝火のように腰を据えている。
　その穏やかな風景を突き崩す電子音に気づき、彼女は自分の腰掛けた場所に目を落とした。ビリジアンに塗られたベンチの上で、携帯電話が不満げに振えて彼女を呼ぶ。
　おそるおそるそれを拾って開くと、場違いに明るい声が流れ出した。
　あまりにも無惨で非現実的な、処刑の実況中継だった。

　一連の放送が終わった後、冷えきった少女の手の中には何も映っていない携帯電話だけが残された。いまだに何が起こったのか実感が湧かず、呆然とベンチに座り込む。
　吹き抜ける風が身を凍えさせた。春とはいえ、まだ陽が落ちれば気温は下がる。真魚は側に落ちていたデイパックを拾い上げ、どこか風をよけられる場所を見つけようと立ち上がった。
　左右に連なる建物はどうやら何かの店らしい。探せば薄手のコートくらいは見つかるかも知れない。
　いくつか先の扉が開いているのに気づくと、彼女は急いでその隙間から中に滑り込んだ。誰かに襲われる恐怖といったものは、彼女の頭にはなかった。

402 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:15:35 ID:G86d+8+UP

　営業時間を終えたショッピングセンターの広い通路には、非常灯だけがぽつぽつと連なっている。三階建ての吹き抜けに革靴が床を鳴らす音が遠く響き、真魚自身を怯えさせた。柱の影に置かれた棕櫚の葉が、空調から吹き出す生暖かい風にせわしなく揺れる。
　彼女は置き去りにされた売り出しのハンガーから、太い毛糸で編まれた丈の長いカーディガンを取って羽織った。屋内に入ったせいで寒さは感じなくなったが、暖かさに安堵する気持ちは残っている。
　側のショーウィンドウに自分の姿を映して確認すると、首元につけられた見慣れない銀の輪が淡い照明に光った。
　そのままギャラリーの奥に向かって歩を進めた彼女の目に、倒れたベンジャミンの鉢が映る。
　彼女は特に考えるでもなく、それを起こそうと歩み寄った。
　床に当たったせいで枝がいくつか折れ、白い飾り砂が床にこぼれている。鉢を起こし、手で床の砂を掬おうとした時、彼女はそれを見つけて思わず悲鳴を上げた。
　そこにはCDの外径よりも僅かに大きいほどの、銀の輪が落ちていた。
　少女の手が、ゆっくりと首筋に伸びる。指に触れる冷たい感触に改めて怯え、床に視線を落とす。
　白い飾り砂は、それよりさらに白い色の灰にまみれている。それを眺めているだけで先ほど見せつけられた光景がまざまざとよみがえって来た。
　誰かがここで，主催者の手で始末されたのだろうか。
　愕然と膝をついたまま延ばした彼女の手が残された首輪に触れーーーー。

　二つの影の相対する光景が、意識に直接流れ込んで来る。

　　　　　二人のライダーはいずれも青い瞳を薄明かりに輝かせていた。
　　　　　黒いスーツの片方は灰色の鎧に包まれ、もう一方には黄色のラインが配されている。
　　　　　彼女の知っているアギトやギルスに比べると人工的、むしろ機械的な印象すら受ける。
　　　　　それだけに、彼女は恐怖を抱かずにはいられない。
　　　　　彼らは互いにつかみ合い、剣を振るい、互いを敵と見なして戦っていた。

　　　　　　　　　　＊　　＊　　＊

403 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:15:57 ID:G86d+8+UP

　澤田亜希は携帯電話をポケットにねじ込んだ。
　彼は他の参加者たちとは違い、強制的にこの島に連れて来られたわけではない。抗いがたい誘いを受けて自ら応じたのだ。
　このゲームに勝てば、改めて正式にラッキークローバーの一員として認める。それがスマートブレインの示した条件だった。
　与えられた道具を見るに、多少は優遇してくれようという意思も感じる。少なからず自分の働きに期待している部分もあるのだろう。
　望む所だ。自分がもはや人間ではないことを世界に知らしめ，自分で噛み締めるのに、殺戮以上の方法があるだろうか。
　他の者たちが昏睡状態のまま運ばれている船のデッキで，彼は寂然と鶴を折っていた。湿気を帯びた海風のせいか、紙がしとって折りづらい。それでも折り続けるのはおそらく感傷でしかないだろう。
　幼いころの思い出も、折られた紙に封じて燃やしてしまえば訣別出来るーーーーそう信じるかのように作業を続けることそのものが、ただの子供じみたまじないと言ってもいい。
　少年は折り上がった鶴を指に挟み、マッチを取り出して火をつけた。頭から翼まで赤い色に包まれた紙切れから手を離すと、それは残像を残して海面へと落ちて行った。
　水に落ちる前に燃え尽きたのか、それとも燃え尽きる前に水に落ちたのかは、この暗闇ではわからない。

　　　　　　　　　　＊　　＊　　＊

404 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:16:11 ID:G86d+8+UP

　スマートブレインの職員達が参加者を車に乗せて島の各所へと運び去る。誰をどこに置き去りにするかまでは彼にも知らされていなかった。全員が去ってから、ようやく彼も港に降りて歩き出す。
　空を爪で抉ったような三日月はとうに西の水平線に沈み、今は星だけが墨色の空に瑕を残していた。
　車が走り去った道路の一つに歩を進めながら、彼は軽く思いを巡らせる。
　殺すのは誰でもいい。手近な標的から潰して行けばいいのだ。時間を置けば皆仲間を見つけ、守りを固めるようになるだろう。その前に一人ずつ息の根を止め、装備を回収して自分の戦力を強化する必要がある。
　変身アイテム、強力な武器，役に立つ道具……スマートレディの言った『便利グッズ』がおおよそどのようなものであるかも、彼は聞いていた。具体的な名前や効果までは知らないが、集めれば集めるほど有利になるということは既に頭に入っている。
　リゾートと言うだけあって小奇麗だが生活感の薄い町並みに、人の姿はない。本当の戦場ならばいくらも人がいて、何の罪もないのに戦火に巻き込まれて死んで行く。それを鑑みれば、ここを戦場に選んだスマートブレインのやり方はある意味人道的とも言えた。
　オルフェノクが今更人の命を顧みることなど必要ないはずなのに。
　そんな感傷などむしろ捨てたかった。捨ててこそ真の意味でオルフェノクになれる。そう自分を言い聞かせてきたのだ。
　
　室外機の並ぶ建物の裏を歩きながら、彼は携帯を取り出して時刻を確認した。鮮血の遊戯の始まりを知らせる放送まで、あと十五分以上ある。
　照明に照らされた目の前のアスファルトには、よほど急いでいたのか車が残した黒い轍があった。
　運が良ければ、目覚める前の参加者を見つけ、手っ取り早く始末できるかもしれない。彼は開け放された搬入口から、ショッピングモールの中へと入って行った。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

405 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:16:29 ID:G86d+8+UP
　
　恐怖のあまりその場に座り込んでしまった真魚の身体に、何か柔らかいものが触れる。
　悲鳴を上げて振り返ると、せっかく起こしたばかりのベンジャミンの鉢があおりを食らってひっくり返ってしまった。その向うに、置き去りにされたデイパックが目に入る。蓋は開けっ放しで汚れており、中身は半分ほどしか残っていないようだ。
　おそるおそるそれに近づいて、中を覗き込もうとして指が触れた時、再び彼女の脳裏に昏い光景が流れ込んで来る。

　　　　　黒いジャケットとコーデュロイのパンツに身を包んだ青年が、ゆったりとギャラリーを闊歩する姿。
　　　　　と、顔を上げたその目が何かを見つけ、鋭く光る。
　　　　　男の前にたたずむのは、暗灰色の服を纏った少年だった。緩やかな衣服のラインはその体型を覆い隠し、帽子の下に見え隠れする瞳はどこか暗い影を宿している。
　　　　　少年は無言のまま、手の中に握った紙に火をつけた。人の姿をした紙切れは濁った炎に黒く縮れてゆく。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

　人気のないショウウインドーを、暗い色の影が悠然と横切ってゆく。服の色とは裏腹に、青年の醸し出す雰囲気は煌々とし、その表情に陰りはない。
　その足音は、まるで己の居場所を知らしめすかのように、吹き抜けの天井に高らかに響いていた。
　それが止まったのは、柱の影から姿を現した少年に気づいたからだ。
「何者だ」
　穏やかだが芯の強さを露にした視線が、もの問うように少年を貫く。
　少年は答える代わりに手を動かし、何かを握った。
　それが折り紙だと解ったのは、少年が点した火が僅かに辺りを照らしたからだった。
　手から離れた火の固まりが床の上に落ちる。
「そうか」
　天道は一言そう呟いて、手を高く空に掲げた。
　彼は天の道を行くもの。その道を阻む者がいれば、退けるのみ。
　太陽を背に負う甲虫が、羽を鳴らして彼の元へと駆けつける。
　その光を汚すかのように、足下の火が消えた。あとには黒いゴミ屑が心細く震えるのみだ。
　広場に据えられた時計は、十一時五十分を示している。
　
　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

406 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:16:50 ID:G86d+8+UP
　　
　真魚は脳裏に映る光景に恐怖を覚えて唇を噛んだ。

　　　　　　二つの影が互いに向きあっている。
　　　　　　一つは瞳に太陽を宿した孤高の男。もう一つは憂いに染まった手のうちに黒と黄色の携帯電話を隠した少年。
　　　　　　互いの死を求めるその手が動き、二つの人影を二つの異形へと変貌させる。

　その場に現れた二人のライダーの名を、彼女はまだ知らない。ただぼんやりと見えるその姿だけが嫌でも恐れをかき立てた。目を閉じたところで意識に直接流れ込んで来るイメージが消えるはずもなく、彼女は顔を両手で覆って震える他ない。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

　かしゃり、と軽く機械的な音が、空調のせいで乾いた空気を脆くも突き崩す。
「変身」
　青年の静かな言葉をベルトが復唱し、しなやかな身体を銀の鎧で包み始めた。
　その様子から目を離さぬまま、澤田はカイザフォンにコードを打ち込んだ。低くコマンドを囁き、ベルトに挿す。
　電子音が、夜の闇に静かに鳴った。
　冥い身を包み込む人工的で冷たい光を、天道は醒めた視線で見つめた。
「たとえ満月であっても、太陽の前ではかすむ。ましてや電球など、俺の前で輝けるはずはない」
「だったら、世界を夜にすればいい」
　澤田は冷たく返した。おそらくそれは、彼自身への言葉だったろう。
　彼は人として陽の光を浴びることを望んではいなかった。むしろ人に取って許されざるもの、死の闇に生きる者となった今、光を捨てなければ苦悩しか残らない。
　本来ならばカイザのベルトすらどうでもよかった。彼がベルトを手にしたのは、ゲームのルールを知っていたからに過ぎない。加えて彼に渡されたこのベルトが、主催者側の思惑をはっきりと語っていたからだ。
　人ならざるものとして、他の参加者を、殺せーーーーと。
　光を掲げる青年と闇に沈んだ少年。ともに天を頂かざる者たちの戦いの火蓋は切って落とされた。

407 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:17:01 ID:hNIucxWO0
408 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:17:31 ID:G86d+8+UP
　二人のライダーが握る剣は、冷たい光をその刃に乗せて夜にきらめく。と、互いに退いて距離を取るや、得物は銃と化して互いに光弾を放つ。
　アトリウムの磨りガラスに淡く映り込む暖色の非常灯は、戦士たちが点す残虐な輝きの前では子供騙しに過ぎなかった。
　再び駆け寄って剣を振り抜き、一閃を受け止める。その単純な動作が幾度か繰り返されるうち、天道は徐々にカイザを追いつめるようになっていた。
　素質で言えば人の進化系である澤田がそうそう劣るわけもない。だが慣れないカイザのベルトに加え、迫力の点で彼は明らかに圧倒されていた。
　世界のすべてを守り、己の光で照らす。天道の信念は揺るぐことなく、その覚悟は巌より堅い。一方澤田はと言えば、己が人としての生を失った後ろめたさを、八つ当たりのように己の過去にぶつけ、残った感情を卑下しているに過ぎない。
　互いの思いの確かさはあえて比べるべくもない。ゆえにその剣が宿す力にも自ずから差は現れる。
　屈辱だった。カイザフォンへの入力を鮮やかな蹴りで遮られ、体勢を立て直す間もなく刃に追われて澤田は陳列棚の裏に身を隠した。
　ゆっくりとした足取りで近づいて来る天道の踵が、置き去りにされたアタッシュケースを無造作に踏みつぶす。そこに刻まれたスマートブレインの社章は、ただの一歩であっけなくひしゃげた。
「この空の下に太陽が照らさないものはない。俺から逃げられるとは思わないほうがいい」
　嘲る類の浮ついた感情はない。ただ静かに、諭すように。その声すらも相手を怯ませるだけの迫力を持っている。
　圧倒的な格の違いを思い知らされ、澤田のはらわたは怒りに焼け付いた。だがその屈辱を刃に込める暇も与えず、天道の声が響く。
「キャストオフ」
　静かな宣言とともに、銀の鎧が弾け飛ぶ。カイザは陳列棚ともども吹き飛ばされて床に転がった。耳元で陶器の砕ける高らかな音が鳴り、白い欠片が雪のように舞い落ちる。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

409 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:18:00 ID:G86d+8+UP

　首輪とともに残された光景に、真魚は全身が怖気だつのを感じた。
　それは紛れもなく戦いの記憶であり、誰かの死へのカウントダウンだった。断片的ではあっても、それだけは疑いようがない。
　にらみ合う四つの瞳。日差しに似た色の光を纏ったライダーと、無機質な灰色のシルエット。露な戦意と、それ以上に明らかな結末に怯えながら、彼女はそれを目撃することを強いられた。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

　最後の猶予を告げるように、システムが数え上げる。
「ライダー……キック」
　静かな宣言とともに放たれた回し蹴りは、纏った光とともにカイザを横殴りに吹き飛ばした。たまらず床に打ち付けられた澤田の身体からベルトが外れ、変身が解ける。
「こんな下らないゲームとやらにつきあう義理は、おれにはない。お前もライダーなら、もっとやるべきことがあるだろう」
　ゆっくりと歩み寄る天道に対して身構えた澤田の輪郭が崩れる。その身は瞬き一つのうちに、辺りの薄闇にも似た灰色の異形と化した。
「……なるほど」
　天道がひとりごちる。その姿と振る舞いから、青年の明朗な思考は一つの結論を導き出す。
　すなわち、目の前の存在とは人と共に天を頂くこと能わない、と。
　結論を出した後の行動は素早かった。瞬時に澤田につめより、立ち上がりしなにクナイガンの斬撃を浴びせる。
　それまでの戦いが相手にとってはただの牽制に過ぎなかったことを、澤田は直ちに悟った。烈しい連打に押されながらも、日輪に似た得物を構えて振りかぶる。
　カブトは素早く身を開いて交わすと、すぐに踏み込んで力強い蹴りを叩き込んだ。
　スパイダーオルフェノクは自らの得物を掲げてそれを受け止める。
　再び距離を取った二人がにらみ合う側で、携帯電話が鳴った。
　音こそ違えど、それは真夜中を報せ、姿を変える魔法を解く非情な鐘でもある。カブトの鎧がはぎ取られ、ベルトから弾かれたゼクターが不満を訴えるように天道の回りを舞う。
　さすがに驚いて自分の腕を見つめる青年に、オルフェノクは冷たく言い放った。
「そういう、ルールなんだよ」
　それでも警戒を解かず、ゆっくりと歩み寄る。
　相手に近づき、変身して一気にとどめを刺す。拳を握りしめ、そう念ずる澤田の目の前でーーーー。
　天道が跳躍した。
410 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:18:14 ID:hNIucxWO0
411 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:18:57 ID:G86d+8+UP
　予想だにせぬ動きに身を縮こめた澤田の傍らをすり抜けて、天道が床に身を投じる。その手は、先ほど澤田から外れて弾けとんだカイザのベルトが握られていた。
　瞬時の判断とそれを行動に移す実行力は、さすがと言わざるを得ない。素早くベルトを身に着け、一度見ただけの変身を真似てみせる技もまた、天道がいかに手練かを思い知らせるものだった。
　電子音とともに光のスーツを身にまとった天道は、足を止めた澤田に自分から近寄って剣を突きつけた。
「俺は、全人類の希望をこの背に負っている。おれが求めさえすれば、すべての光は俺の手に宿る。おれが望みさえすれば、運命は絶えずおれに味方する」
　初めての変身でありながら堂々とした威風を漂わせるその言葉には、強い説得力があった。
「太陽の前に、他の光は輝かない。そういったのはあんただろう」
　しかし答える澤田の声には、どこか侮蔑の色がある。
「覚悟を決めたか。殊勝なことだ」
　光なす切っ先を突きつけられたまま、澤田は黙って構え直す。
　嘲笑うように無造作に振り下ろされる剣。澤田はあえてそれを避けもせず、握った凶器を相手の腹に叩き付ける。下から、掬い上げるように。
412 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:19:07 ID:hNIucxWO0
413 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:19:21 ID:G86d+8+UP
　引っ掛けられたカイザフォンが外れると、軽薄な音とともにベルトが弾け、天道の身体が吹き飛ばされた。
　床に叩き付けられたものの、天道は動じもせずに立ち上がる。すかさず何かを取り出そうとデイパックを掴むと、触れた場所が黒く汚れた。
　今度こそ驚いて掌を見つめる天道に、スパイダーオルフェノクは乾いた言葉を投げつけた。
「あんただって、死を超えられやしないんだ」
　ゆっくりとカイザのベルトに歩み寄り、手を伸ばして拾い上げる。
　それが友人たちにもたらした悲劇を、彼も聞いている。いや、あれは友人でもなんでもない。出来損ないが死のうがどうしようが、自分が嘆く筋合いはない。
　彼が背を向けたむこう、感触が鈍くなってゆく自分の手を見つめたまま、天道が凍り付いている。澤田はその姿を振り返ろうとはしなかった。
　縁もゆかりもない人間が死んでも胸は痛まない。
　ーーーーそれは、人間だってそうだろう。むしろ、人は愛するものの死を悼むからこそ、それ以外の人間に心を砕くことができないのだ。
　胸に浮かんだ考えに愕然とし、彼は烈しい苛立ちに唇を噛み締めた。
　感情を抱くことを。追憶に身を任せることを。あり得たかも知れない未来に思いを馳せることを。それらすべてを切り捨てようとするような息苦しい冷たさが、彼の影に渦巻いている。
　その影こそが、彼の唯一のよりどころだった。
　自分は成すべきことを知っている。怒りでも愉悦でもない、ただ自らの存在の証を立てるために成すべき行いを。
　それはーーーーヒトと言う種を塵に帰すこと。

　灰の小山の中央に残された荷物を開け、中から使えそうな支給品を抜く。手持ちの道具をすべてまとめると、彼は近くのカフェのカウンターに身を潜めた。
　時間制限がある以上、今すぐ次の獲物を狩るのは得策ではない。二時間が過ぎるまで待ち、改めて標的を探せばいい。
　むろん、向うから子羊が迷い込んで来たならばその限りではないが。
　彼は片膝を抱え、静寂の隙間を縫って響く時計の音に耳を傾けた。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

414 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:19:39 ID:G86d+8+UP

　嗚咽に似た喘ぎが思わず口をついたのは、恐怖と言うより苦痛を感じたからだった。真魚は取り落とした首輪を改めて拾い上げ、強く握りしめた。
　ここで誰かが死んだ。憶測でも妄想でもなく、全身の感覚でそれが事実であることを彼女は理解した。
　心細かった。帰るに帰れない、宛どころか目処もつかない状況に不安だけが募る。
　身を起こす力もなくその場で膝をついたまま呆然とする彼女の耳に、何かを踏みしめる音が響いた。
　顔を上げると、だぶついた服に身を包んだ少年がゆっくりとこちらへ近づいて来るのが見える。
　非常灯の影になった相手の表情ははっきりとは伺い知れない。だが、そのシルエットを彼女は知っていた。
　その身が光を纏って変身するのを、彼女ははっきりと『見た』のだから。

　目の前の少年が光を纏ったライダーに変身し、灰色の戦士に姿を変えた残虐な怪物を灰にしたーーーー戦いの断片しか見ることの出来なかった真魚は、今の状況をそう理解した。
　真実を見抜いていたら、彼女は恐怖に耐えられただろうか。この誤解は不安定な力がもたらした醜くも優しい嘘だった。
　と同時に、少年にとっては屈辱的な信頼でもある。見上げる瞳が宿した信頼を断ち切ってこそ、自分は完全になれる。
　澤田はポケットに手を突っ込むと、そこから折り紙とマッチを取り出した。
　指を弾くようにして火を点し、それを左に握った金魚に移した。
　おもむろに手を離すと、焦げ始めた紙切れがゆるい残像を描きながら灰の上に落ちる。
　真魚は反射的に手を伸ばしてその火を消した。
　その瞬間、脳裏に一つの光景が浮かび上がる。

415 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:19:50 ID:G86d+8+UP

　　　　　　二つの人影が、何かに追われて逃げている。先を行くのは黒くだぶついた服を纏った少年だ。
　　　　　　埠頭の突端、ようやく逃げ仰せた少女が彼に向かって言葉をかける。
　　　　　　「ありがとう……」と。
　　　　　　黒い髪が、潮風に吹かれて明るく揺れる。
　
　真魚は焼けこげた紙を握りしめた。顔を上げ、少年の顔を見つめる。
「澤田くん……？」
　とっさにそう口にしてしまったのは、心に届いた光景の中で少女が彼のことをそう呼んでいたからにすぎない。
　だが、その一言で澤田は完全に彼女を殺す機会を逸した。
　手を伸ばして縊れば簡単に蹴りはつくのだ。別にオルフェノクの超人的な膂力などなくても、少女の息の根を止める事は容易い。それなのに、自分の中の何かがそれを止める。
　決して感情ゆえのことではない。彼は自分にそう言い聞かせた。
　黙って自分を射すくめる視線を、真魚は不満と受け取った。明らかに年上相手にくん付けはいけなかったと感じて言い直す。
「ごめんなさい。澤田さん、ですよね」
「『くん』でいい」
　澤田は柔らかな笑顔を作った。その表情を作るのは容易い。ただ、胃の腑を抉るような苛立ちを感じるだけで。
「それ、あげるよ」
「あ……はい」
　真魚は頷いて、黒く縮れた紙を丁寧にポケットにしまい込んだ。その様子を眺めながら、澤田は心に決める。
　まずはこの少女ではなく、他の参加者を殺す。そして最後に村上の目の前で彼女を殺して見せれば、彼らも理解するだろう。自分が感情などにはとらわれていないと言うことを。
　人間と言う種族に微塵も愛着を残していない、完全なオルフェノクだ、ということを。
　
　

416 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:19:54 ID:hNIucxWO0
417 ：Fiat Lux ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:20:08 ID:G86d+8+UP
【G-5　ショッピングセンター】

【澤田亜希＠仮面ライダー５５５】
【時間軸：34話・真理再生前】
状態：全身に軽微なダメージ
　　　カイザ、スパイダーオルフェノクに２時間変身不能
装備：カイザギア
道具：基本支給品一式　通話発信可能な携帯電話　不明支給品×４（澤田と天道の二人分・本人確認済み）
　　　ライダーベルト（カブト）
基本行動方針：参加者を皆殺しにして自分が完全なオルフェノクであることを証明する。
１：風谷真魚を殺すのは最後の仕上げ。先に他の参加者を殺す。
※能力制限等のルールについて、あらかじめ大まかに知らされています。
※第一回放送を聞き損ねたため、禁止エリアを知りません。
※澤田の携帯電話は特別仕様のため、通話の発信機能が生きています。
　現在の所、通話可能な相手は主催者（村上社長・スマートレディ）のみです。

【風谷真魚＠仮面ライダーアギト】
【時間軸：31話・サイコキネシス発現後】
状態：健康、精神的ショック。激しく動揺。
装備：なし
道具：基本支給品一式x２（真魚・天道）　不明支給品x２（未確認）　首輪（天道）
基本行動方針：帰りたい。でも、どこに帰ればいい……？
１：澤田についていく。
※サイコメトリーで見えた灰色のモンスターの正体は天道＝カブトだと思っています。
※制限もしくは心理的な理由で超能力が不完全にしか発揮できません。
　現状では、サイコメトリーで読めるのは断片的なイメージだけです。

【天道総司＠仮面ライダーカブト　死亡】
※天道総司の遺体は灰化しました。

418 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 18:20:53 ID:G86d+8+UP
以上です。
矛盾点、誤字脱字などありましたらご指摘をお願いします。
419 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:29:37 ID:hNIucxWO0
投下乙です。
天道オオオオオオオ！！お前ってやつは！ｗ二度続けてカイザドライバーで死ぬとは。
そして真魚ちゃん、ヤバイよヤバイよｗｗｗ澤田もジョーカーとして参加か……どうなる事やらｗ

一発目に相応しい、上の上たるSSでした。GJ！


420 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:37:56 ID:2LapBsPr0
投下乙

いきなり天道死亡!?
予想外の展開です。
421 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:41:15 ID:g8egdi8K0
投下乙です。
うーむ、天道カイザはこうなる運命なのかｗ
422 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 18:49:34 ID:+kvugzcn0
投下乙
まさかの天道脱落…カイザは拡声器と並んでの死亡フラグかw
423 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:15:43 ID:dRscmA2J0
ここって誰でも（下手くそでも）書けるんですか？
424 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:22:39 ID:ZM/GQJnQ0
GJ！
澤田と出会って真魚ちゃんが死亡かと思いきや、天道死亡とは予想外でした
真魚ちゃんを生かしたことで澤田の行動にどのような影響が出るのか楽しみです
425 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:27:20 ID:hNIucxWO0
>>423
ルールを守った上でなら、誰でも構いませんよ。
極端に酷い物(日本語がおかしい、展開が矛盾しているetc)は認められませんが。
426 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:45:46 ID:RkCIaMNYO
>>418
乙です。まさかいきなり昼前に飛ぶとは思いませんでしたw

一つ気になったのは状態表に現在時がないことです
427 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/27(日) 19:54:07 ID:2LapBsPr0
風間大介、ハナ、緑川あすか
予約します。
428 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:55:13 ID:hNIucxWO0
>>426
文中の十一時五十分というのは星が空に浮いている描写、OPでの禁止エリア発動時刻から察するに
恐らくは昼前でなく日が変わる直前かと思われます。
429 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 19:59:48 ID:RkCIaMNYO
>>428
すいません、天道関連の描写に惹かれて午前十一時という幻覚を見てたようです…

深くお詫び申し上げます
430 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/27(日) 20:02:53 ID:G86d+8+UP
>>426、428-429
すみませんん、現在時を完全に入れ忘れました。
>>428さんのご指摘通り、終了時刻は日付けが変わった直後ですので
状態表の一行めは
【深夜】【G-5　ショッピングセンター】
となります。
混乱させて申し訳ありませんでした。
431 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:25:32 ID:QrLY2+9y0
投下乙！
語彙が豊富で、一文一文に圧倒されました。
澤田VS天道は、カイザドライバーの一人勝ちに……あれ？
これから澤田と真魚ちゃんの行方に興味がわきます。
GJ！
432 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:31:30 ID:d8irUtjG0
投下乙です！
天道…無茶しやがって
真魚ちゃんのサイコメトリーが何かの火種になりそうな予感もして続きが楽しみです！
433 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:32:14 ID:8sd9igkd0
ええと、本編始まった後の確認で申し訳ないのですが、
1stでは「変身アイテムは、デフォルト資格者がいる場合はその者に支給」というルールがあったと記憶しています。
これは今回も基本ルール、としてよろしいでしょうか。
また、基本ルールとする場合、例外はありでしょうか、絶対になしでしょうか。
ご意見を頂ければ幸いです。
なお、この点については一応、wikiのテンプレの方には先ほど追加しましたが
結論次第で改めて修正します。
434 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:35:28 ID:tyLrNjkZO
投下乙！
て！天道ーーー！！！
いやはや一話から濃密なバトルで良い意味で期待を裏切られましたね。
天道や澤田の台詞や描写も凄い上手いと思いました！
あと、マナちゃんとカイザギアwww

>>433
自分もそれでいいと思います。
435 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:49:09 ID:d8irUtjG0
前回だと変身アイテムがデフォルト資格者に支給されなかったのは乾のみですかね（ほとんど支給と同じ扱いではありましたが）
基本ルールって事でいいのでは、と思います。俺の○○返せ！って展開がいきなりあるというのも面白そうですけどｗ
436 ：『Chosen Soldier』 ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 21:57:49 ID:0czaM8SU0
――時計の針は、午前２時を回ったところだった――
本郷猛は、かつて秘密結社「ショッカー」の尖兵として
その手を悪に染めていた。
その戦いに意味などはなく、ただ命令のままに。ただ、組織の命令を受けた
人形のように。
だが、彼は変わった。「変身」したのだ。
舞い散る雪の結晶に出会う事で。空っぽの人形から、意志を持った戦士へと変わることが出来た。
今の俺はどうだろうか？本郷は思う。
何もかも、失ってしまった。大切にしていた研究も、平穏な生活も。
何もかもが、もう遠くへ消え去ってしまった。
だが、一つだけ。一つだけ失っていないものがある。
――「知らなかったぜ…俺ってマジでいい奴だったんだな。」――
唯一の「友」がすべてを失くしたこの胸の中で輝き続けていることに気付く。
今はどこで何をしているのかふと、思い返す。

□

風見志郎、一文字隼人と共にショッカーの作戦を潰した本郷が目を覚ました場所は、
異質な空間だった。
周りには複数の人間、異人。中には不気味な雰囲気を放つ者までいる。
−どう考えても、普通じゃない。なんなんだ、一体！？−
悪い予感は的中した。主催者らしき男が言うには、ここに集まった連中で
殺し合いをしろ…という。生き残れば、願いはどんなものでも叶える。
本郷は静かに拳を握った。その甘美な筈の願いは、彼には何の意味もないからだ。
彼にとって「命」に代えられるものなど何もない。その命を弄ぶ、このゲーム。
中には殺し合いに乗る参加者もいるだろう。だが、必ず自分と同じ意志を持った人間もいる筈だ。
「戦いを止める。何であろうと、俺は、こんな事は必ず阻止してみせる」
本郷の答えは、最初から決まっていた。
美しい命を守る――それが彼の唯一残された使命なのだから。

437 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:58:52 ID:QrLY2+9y0
支援
438 ： ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 21:59:06 ID:0czaM8SU0
□

「…あ！！」
ふらつきながら歩く本郷の前方から大声が聞こえた。
どうやら、この先の道には先客がいたらしい。
一人ではないことが、普通ならば安堵できる筈だ。
だが、今の状況では向こう側にいる人間が必ずしも自分と同じ側に
立っていると考えるのは早計過ぎる。
闇夜の月に照らされて男の輪郭がぼんやりと見えてきた。
警戒もせず、男はこちらへ走ってくる。
「おーい！！おいってば！」
本郷はこの男の大声に、大げさに後ずさる。
「え……あ…あの、」
本郷が言葉を言い終えるまでもなく、ポケットを指差し再び男は興奮した
様子で飛びついてきた。
「このデッキ！？やっぱりあんた仮面ライダーだな！！
それにこいつは…蓮の。ナイトのデッキだろ…。
どうしてあんたがこれを持ってるんだ？
そういや、俺のは…この変なベルトが入ってたんだけどさ。
何に使うんだ、これ？まさか姿勢矯正ベルトとかじゃないだろうし…」
439 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 21:59:52 ID:IFXonkYW0
支援
440 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:00:13 ID:ZM/GQJnQ0
　
441 ：『Chosen Soldier』 ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 22:00:19 ID:0czaM8SU0
彼は俺が基本支給品から取り出した物に目がいったようだ。
彼の持っていた支給品の中には、銀色に光るベルトが見える。
これが何に使うのかはよく分からない。まさか、ダイエット器具か何かだろうか。
俺には黒色の薄いこのカードケースに何の意味があるのかは知らないが、彼には
これが何なのかが分かるらしい。
「仮面…ライダー？何のことか分からないですけど…これはこの支給品に
入っていただけで。あ、僕は本郷…本郷猛っていいます。よ、宜しく。」
彼は僕がこの戦いに巻き込まれた経緯を説明すると、何とか理解したようでそのまま黙ってしまった。
しかし、なんでこんなところで俺は見知らぬ相手に自己紹介をしてしまってるんだろう。
自分でも、何故かはよく分からない。
自己紹介を済ませると、今度は俺のことを警戒しているらしい。
なんだか、丁寧に挨拶したのが逆に疑われてるらしい。
俺は男の肩を叩き、小さく首を振った。
「心配しないで下さい。僕は、あなたと戦う意志はないですから。」
男はその言葉を聞くと、飛び上がり俺に顔を近づけた。
――ち、近い。顔が、近い。
「ほ、本当！？そうだよな！！俺もなんでこんなところに来たかはわかんないけどさ。でも、よく分からないけど止めたいんだ。
俺は、こんな戦いは・・・そうだ。自己紹介しなきゃな。
俺は城戸真司！」
興奮したように茶髪の青年、城戸は語り始めた。自分が何者で、何をしてきたのか。
話を聞くに、彼も仮面ライダーという戦士に変身して怪物たちと戦っているらしい。
俄かには信じられない話だが、こちらも似たようなことをしてきている以上、完全に作り話とも思えない。

442 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:01:05 ID:ZM/GQJnQ0
　
443 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:01:10 ID:hNIucxWO0
444 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:01:56 ID:2qkHTy7F0
支援
445 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:01:58 ID:Z2DE2e7g0

446 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:02:03 ID:8sd9igkd0
　
447 ：『Chosen Soldier』 ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 22:02:15 ID:0czaM8SU0
「で、本郷さんには協力して欲しいだよ。ライダーの戦いを止める為に！！
こんなことで争うなんて間違ってるだろ！！絶対に・・・あんなことを、ライダー同士の戦いを繰り返しちゃいけないんだよ。いろいろあったけど・・・俺も。
そのデッキも、俺の友達のなんだ。そいつ、無愛想で強情で、でもほっとけなくて。
俺、そいつと約束したんだ。絶対、死なないってさ。だから、力を貸して欲しいんだ。」
彼の瞳は、真っ直ぐ自分を見据えていた。そこに、迷いは無い。
俺は彼を信じる事にした。絶対に、彼を死なせはしない。
「僕にも、あなたと同じような親友がいました。あいつも、強情で口は悪いけど・・・でも僕にとってはかけがえの無い親友です。会えたらいいですね、また・・・その人と。」
お互いに、同じ思いを馳せる友がいる。
ならば、その友に再び会えるように行き抜くだけだ。

□

城戸真司は、暴走するミラーモンスターの大群へ突撃する間際からの記憶を失くしていた。
気が付けば、そこへ見知らぬ者達が集められた場所。
自分が何故、ここにいるかさえ分からないまま勝手にゲームの内容が説明された。
「２人」の命を見せしめにして。
真司は、少なくともライダー達の戦いにも「願い」がありそれが自分だけの力でどうにか出来ないことはこれまでの戦いで分かっていた。
だが、それでも結衣の命を賭けた行動を見た真司にはあの２人の「死」がとてつもなく
許せなかった。
――結衣ちゃんは・・・もう誰も傷付けたくないから。だから、自分を・・・――
「結衣ちゃん、蓮。俺、もう誰も死なせないよ。絶対に。」
真司は、親友達の名を呟きゲームの舞台へと進んでいった。


448 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:02:34 ID:hNIucxWO0
449 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:02:47 ID:ZM/GQJnQ0
　
450 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:02:50 ID:8sd9igkd0
　
451 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:03:38 ID:2qkHTy7F0

452 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:03:48 ID:ZM/GQJnQ0
　
453 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:04:53 ID:IFXonkYW0
　
454 ：『Chosen Soldier』 ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 22:05:25 ID:0czaM8SU0
城戸さんが言うには、彼は過去にもこの争いに似たものを経験しているらしい。
彼の親友、秋山蓮。彼と約束した「絶対に死なない」という約束。
俺は、彼の言葉に心底感動していた。こんな状況でも、目の辺りから涙が溢れそうになるのを
堪えている自分がいる。滑稽だと自分でも思う。
だが、そんな自分が自分で嫌いにはなれない。むしろ、そんな不器用な自分を変えずに生きてこれたことを誇りに思う。
「…確かに。僕も、ずっと戦ってきました。自分を追う奴等と。
僕は、その中で沢山の命を守る為に同時に奪っても来た。今回は、出来れば…命を奪いたくはない。」
城戸さんは小さく頷くと先に道を歩き出した。
――彼も、僕も。こんな戦いは止めなきゃならない。絶対に――
本郷は、照らされる月夜を見上げながら不意に友を思った。
――今はお前はどこで何をしてる？
俺がいなくても一人で・・・いや、大丈夫だよな。
お前は、不死身だって。俺は、お前の言葉を信じるよ――
「一文字・・・元気でいてくれよ。」
本郷は夜道を歩きながら、友の名を呟いた。
455 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:05:46 ID:hNIucxWO0
456 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:05:50 ID:d8irUtjG0
　
457 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:06:14 ID:8sd9igkd0
　
458 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:07:09 ID:ZM/GQJnQ0
　
459 ：『Chosen Soldier』 ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 22:07:24 ID:0czaM8SU0
【本郷猛＠仮面ライダーTHE−NEXT】
【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：A-3　大学前】
[時間軸]：THE−NEXT終盤（ショッカー基地壊滅後）
[状態]：健康
[装備]：なし
[道具]：ディパック（ナイトのデッキ）
[思考・状況]
１：男（城戸真司）と共に行動する。
２：戦いを止める。

【城戸真司＠仮面ライダー龍騎】
【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：A-3　大学前】
[時間軸]：劇場版終盤（レイドラグーンへの特攻直前）
[状態]：健康
[装備]：龍騎のデッキ
[道具]：ディパック（デルタギア）
[思考・状況]
１：本郷と出会ったことによる安心と決意。
２：戦いを止める。
460 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:07:45 ID:hNIucxWO0
461 ： ◆luN7z/2xAk ：2008/04/27(日) 22:08:56 ID:0czaM8SU0
投下終了です。何だがgdgdな点もあり申し訳ないです。
次から気を付けます。ご指摘頂いた書き手の方、ありがとうございました。
462 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/27(日) 22:10:06 ID:2LapBsPr0
ＧＪ！
それぞれの性格がよく書けていると思います。
ただ、本郷さんが親友のことを考えているというのはいいですけど、恋人の方も…。
463 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:11:14 ID:2LapBsPr0
鳥入れたままだった…。
464 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:13:29 ID:QrLY2+9y0
投下乙！
なんと言う主人公お人好しコンビw
でもデルタギアの影がよぎる！
GJ！

>>462
メール欄にはsageを入れてください。
それ以外だと、ageてしまい、荒れる可能性が高くなりますので

465 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:13:55 ID:hNIucxWO0
投下乙！
本郷と真司、やっぱり二人は主人公だな……うん、素直にかっこいいｗ
そして一文字のことしか気にかけない本郷に泣いた。上で言われてる通り明日香の事や、志郎も……
各々がうまーく表されていて見事。GJ！
466 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:14:15 ID:d8irUtjG0
投下乙です。
ちょっと頼りないけど正義と信念を持ったこのコンビの行く末はかなり気になります！
しかし場所が場所なだけに人が集まりそうですね、良くも悪くも
467 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:14:43 ID:8sd9igkd0
投下乙です！

天然主人公コンビが出会ってしまった……！
城戸の勢いが彼らしくて吹いてしまいました。
協力体制が築けたのは一安心ですが、どう転がるか、先が気になります。

所で仮投下のほうにも書いたのですが、新しいトリップも検索でかなりヒットします。
もっと解りにくい鳥キーを使った方がよいのではないかと。老婆心ながら。


>>462さん
2chでは、メール欄に気軽にメールアドレスは入れない方がいいかもしれません。
代わりに、必ずsageと半角小文字で入れてくださると助かります。
468 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:20:18 ID:ZM/GQJnQ0
乙です
気が合いそうですが色々不安も残る二人が今後どうなるのか、楽しみです
469 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:27:36 ID:2qkHTy7F0
投下乙！
木戸と本郷、良いコンビだなぁ。
どっちも人のために命を直ぐに投げ出しそうで危なっかしいｗ
それぞれ一文字と優衣の事を思う本郷と木戸の心理描写が良い感じだと思います。

あと、デイパックではなく、基本支給品の方がいいかと思います。
470 ： ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:37:24 ID:d8irUtjG0
投下します
471 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:38:09 ID:2qkHTy7F0
支援！
472 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:38:28 ID:d8irUtjG0
走る！走る！！走る！！！
跳ぶ！跳ぶ！！跳ぶ！！！

赤と緑のまだら模様の腰蓑に何かの顔を模したようなベルト。
ただそれだけを身につけ森林地帯を疾走する彼こそ6番目の仮面ライダー、山本大介ことアマゾンその人である！
辺りを警戒しつつ素早く、五感を研ぎ澄ませつつ素早く、アマゾンは今森林を所狭しと駆け抜ける。
多少休めそうな木の根本を見つけるとようやく彼は体を休めるためその場にうずくまった。
突然音がなった大きな袋は驚いてすぐ捨てた。そして未だ残る本来は自分にないもの…
首に嵌められた銀の物体に手を触れる。首に嵌められたその姿は囚人かあるいはペットといった所か。
気が付いてから何度外そうと思った事か。しかし…

―これはキケンだ―

本能が、アマゾンの勘がその行為を止めていた。
触れていると寒気を感じたので首輪の事は忘れ考える事にする。
これからどうすればいいのか、ここはどこなのか？
1時間ほど前にも同じ考えをし、結局は自分がいる森林地帯の地形を身体で覚える事にしたのだ。
だがそれもすぐに終わる。少し走ればすぐに開けたような場所に出てくる。森林地帯はさほど広くはなかった。
わかった事と言えば湖の場所ややたら硬い道や鉄と木を組み合わせた道が森林地帯を横切っている事。
唯一救いがあるとすれば傷の手当てに使える薬草をいくつか見つける事が出来た事だが…
結局は何も進んでなどいないのだ。アマゾンの考える先に答えは見つからない。
長老バゴーの言うとおり東京にきて、そしてこれだ。
これからどうすれば？何をすれば？それらは全て自分で決めなければならない事はアマゾンでもわかる、が。
少し疲れた身体を休め、それから考えよう…ただの問題の先延ばしではあったがアマゾンには今はこれが精一杯の判断だった。

突然の足音に思わず飛びのく、音は自分が休んでいた木のすぐ近くからした。
ここまで近づかせた自分の迂闊さを呪いつつ相手を威嚇する。
相手は戸惑った様子を見せつつも隙は見せていない。
「ちょ、ちょい待ち！俺はやり合うつもりはないぜ」
男だった。毛皮で覆われたような服は見るからに…暖かそうだった。
473 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:39:43 ID:ZM/GQJnQ0
　
474 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/27(日) 22:39:45 ID:0czaM8SU0
ご感想ありがとうございます。反省点は次に生かしたいと思います。
次の方の投稿も読者として楽しみにしています。
>>467
鳥の件、ご指摘ありがとうございます。変更しておきました。
475 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:39:57 ID:d8irUtjG0
どういった巡り合わせなんだろうねぇ…

響鬼とやりあって、やられて。あげくヒトツミに食われて。
終わったと思ったら訳の分からん広間だ。
ちょっと辺りを見れば響鬼や威吹鬼もいやがって思わず近くにあった岩の影に隠れたわけだが…岩？
「貴様、何をしておる」
「い、岩が喋った！？あー、いやわるかったな。ていうか岩かと思ったぜ？少しはダイエットしたらどうだ？」
「貴様、このワシを愚弄するか！ワシの名は…」
赤い岩が喋り終わる前に灯りが無くなり突然男が空間に現れた。
だがどこか立体感がない。どういうカラクリなんだろうかこれは。
男はまるで気にする事なく淡々と告げた。殺し合い、と。
そして勝ち残れば何でも一つ願い事が叶う。訳の分からない単語ばかりだったがその二つだけは理解できた。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

眠らされて、気が付いて。で、音が鳴ってるわけだが、このパカパカする箱。
「はあい皆さん、注目してくださーい」
突然の声に辺りを見渡すが誰もいない、どうもこの箱から声が出ているようだ
「これどうなってんだぁ？さっきの男といい、こんなカラクリ見たことねぇ。音式神にもねぇぞこんなの。おい！どうなんだよ、おい！」
と、いじってる間にも箱の中はどんどん動いていて、最後には中の小人の女が灰になった。
「すげぇもんだな。他の場所の状況を映してるってところか？」

映された映像よりもその技術事態に感心している歌舞鬼であったが最後の説明だけは聞き逃さなかった。
「みなさんも、自分のお喉に手を当ててみてください。そこにはまっている首輪は、お姉さんの言うことに従ってくれない困ったちゃんを、
　　こうやってお仕置きするように出来ています。しっかり覚えておいてね」
ハッとして首に嵌められた首輪の存在にようやく気づく。思わず唾を飲み込み、喉仏が首輪と触れた。
「みなさんもこんなことになっちゃわないように、くれぐれもルールは守って殺し合ってください。お姉さんからのお願いでした」
「…ラジャー」
476 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:40:25 ID:0czaM8SU0
　
477 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:40:34 ID:QrLY2+9y0
478 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:40:38 ID:2qkHTy7F0

479 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:40:44 ID:d8irUtjG0

「殺し合ってください、か」
言い聞かせるように呟きつつデイパックを漁る。
地図に銀色の硬い物が二つ。液体の入った透明な少し柔らかい物。
いずれも見たことも聞いたこともない物ばかりだったが一つだけ見知った物があり歌舞鬼は驚いた。
「ハッ、これは嫌味のつもりかねぇ？」
それは一見するとただの派手な三節棍だが組み合わせると音撃武器に、そして歌舞鬼が鬼達と村人を仲違いさせる策略の為に用いた西鬼の武器。烈節であった。
しばらく眺めた後、烈節をデイパックに仕舞い歌舞鬼はぶらぶらと歩き出す。
「願い事、願い事、願い事…」
魔化魍に成り切れなかった自分はどうするべきか。再び鬼として人を護るか？いっそ願い事で完全な魔化魍とでもなろうか？
鬼となるならただ利用するだけ利用して、自分だけ助かればいい。そんな大人をも護らなければならない。
魔化魍になればいずれは何もしらない子供を殺めてしまう事もあるだろう。
歌舞鬼にはどちらも御免被りたい。
ならば自分にとっての願い事はなんなのか？歌舞鬼には決められない。
決断しない事は逃げなのかもしれない。歌舞鬼は心と同じく逃げるように、隠れるように森林地帯へと足を踏み入れた。

森林地帯は遠目でみた限り、というより地図で確認した限りだと１町ほどの大きさだろうか。
入っちゃい行けない秘密のえりあ、つまりは進入禁止。入ればこの首輪が起動して灰となってしまうことだろう。
入らなければ問題はない、放送毎に進入禁止の場所は説明されるのでそれを聞き逃さなければいいだけなのだ。
歌舞鬼さん専用地図♪と書かれた地図を片手に歌舞鬼は森林地帯を探索していた。
「わざわざ俺に合わせて地図を作ってくれてるあたり…有り難いというか不気味という、か？」
気配を感じて目線を地図から目の前に向けると牙を光らせた『獣』がこちらを睨んでいた。
一瞬迷ったが歌舞鬼は戦わず、話し合う事にした。自分から見知らぬ相手に仕掛けるほど歌舞鬼は無謀ではない。
「ちょ、ちょい待ち！俺はやり合うつもりはないぜ」
獣と一瞬錯覚するほどの迫力を持つ男だった。独特の腰蓑くらいしか身に着けてないその身体は…見るからに寒そうだった。
480 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:41:43 ID:0czaM8SU0
支援
481 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:41:46 ID:8sd9igkd0
　
482 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:41:53 ID:ZM/GQJnQ0
　
483 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:41:53 ID:d8irUtjG0
「なぁ、まずは話し合おう！そうだ、名前！自己紹介だ！コミュニケーションには名前が欠かせん！
　俺の名前は歌舞鬼！人を護る事が仕事の『鬼』だ！」
鬼という言葉に反応するか、歌舞鬼はとりあえずそれが見たかったのだが獣男は相変わらずこちらを睨んでいる。
「あー、な、なぁ？名前教えてくれよ？こんな訳の分からない所で始めて会った者同士なんだ。名前くらいは知っておきたいぜ？」
歌舞鬼が一歩進めば獣男は一歩後ろへ。歌舞鬼が一歩下がれば獣男はそのまま。
必死に会話を交わそうとする歌舞鬼の気持ちをよそに両者の距離は少しずつ開き始めていた。
しかし獣男と会話をしようと努力していくうちに歌舞鬼には一つの疑問が浮かびつつあった。

こいつもしかして、言葉がわからない…？

反応に変化が無いのだ。あるいは理解できるのかもしれないがそれよりも警戒心が勝っているというか…
こういう時はまずは警戒心を解くことから始めなければならない。もっとも、その為に会話を試みたのだが。
歌舞鬼は気を取り直し何か使えるものは無いかと懐を漁る。村の報酬代わりの小さな紫芋が残っていた。
紫芋を取り出すと獣男の目線は明らかに紫芋を見つめていた。
―使える…っ！―
歌舞鬼は紫芋を交渉の材料にする事にした。
「ほら、こっち来たらこれやるからよ！いや、来なくていい、こっちから行く！だから逃げるなよ？」
芋を突き出しながら徐々ににじり寄るその姿はかなり滑稽であったが当の本人は本気なのだから笑えない。
一歩、また一歩。ゆっくりと、あくまで獣男の注意を紫芋に向けさせたまま、近づく。
もはや歌舞鬼と獣男の距離は無いに等しかった。

484 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:42:11 ID:8sd9igkd0
　
485 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:42:41 ID:ZM/GQJnQ0
　
486 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:43:02 ID:d8irUtjG0
　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

「よく食うなぁ、お前」
懐にあった村の報酬の紫芋は全て獣男の胃袋に納められていた。
全てを食べ終わると獣男は歌舞鬼とまた距離を取った。が、座り込んだところを見ると逃げ出す気はないようだった。
「まぁ、落ち着いた所でだな…名前教えてくれるか？なーまーえ」
「…アマゾン」
「あまぞん？また変てこな名前だな。まっ、俺も人の事は言えんが」
獣男、いやアマゾンは言葉の意味がわかったのか睨みつつも答えを返してくれた。
言葉がわからない、というのは事実だがどうやら話せないだけでこちらの意思等は通じる様だ。
会話を繰り返していけば自然と言葉を覚えていくだろう、歌舞鬼はなんとなくそう思った。

数分の沈黙を破るように歌舞鬼はアマゾンに自分の考えを伝える事にした。
「なぁ、アマゾンよぉ。とりあえずしばらく一緒にいねぇか？」
はっきりいって邪魔にしかならないだろう、だがそれでも歌舞鬼はそう言わずにはいられなかった。
見た目は立派な大人のくせに中身は動物、見方を変えればアマゾンは大きい赤子だ。
放っておけないと感じたのは子供好きの性格からなのか鬼としての使命感から来ているのかは歌舞鬼にもわからなかった。
こちらの意思は通じてるはずだが答えないアマゾンを見て歌舞鬼は決断する。
「よし決まり！アマゾン、俺と一緒にこい！嫌だと言うなら俺が勝手について行く！いいな！」
「…アウ？」
「アウじゃねぇ、こういう時はラジャーって言うんだ。あー、まぁ、ともかく動くぞ。
　と、その前に聞きたい事があるんだがアマゾンよぉ。お前のコレはどこにあるんだ？」
自分のデイパックを指差しつつアマゾンに尋ねる。周りを見渡したがデイパックらしき物はどこにもない。
「…ウウ！」
しばらく頭を捻っていたが意思が通じたのかアマゾンが先導する様に動き出す。
とりあえずはアマゾンについていきアマゾンのデイパックを回収しよう。無いよりはマシだ。
歌舞鬼は森林を苦ともせず進むアマゾンを見失わないよう歩みを進めた。
487 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:43:31 ID:QrLY2+9y0
488 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:43:43 ID:ZM/GQJnQ0
　
489 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:44:00 ID:d8irUtjG0
歌舞鬼の心は未だ鬼と魔化魍の間で揺れ動いてはいたがアマゾンという護るべきものの存在のおかげで迷いをしばし忘れることができた。
アマゾンは歌舞鬼と行動を共にする事を決めた。決めたのは歌舞鬼でありアマゾンは結局自分で決断していなかったが。

歌舞鬼は知らない。アマゾンが『鬼』となる事ができ、護られる側では無く護る側だという事を。
アマゾンは知らない。歌舞鬼が『鬼』を捨て、本来護るべき人達に、仲間達に刃を向けたことを。

490 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:44:04 ID:8sd9igkd0
　
491 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:44:10 ID:2qkHTy7F0

492 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:44:23 ID:QrLY2+9y0
493 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:44:32 ID:ZM/GQJnQ0
　
494 ：人か？野獣か？密林にいた凄い奴！ ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:44:45 ID:d8irUtjG0
【山本大介＠仮面ライダーアマゾン】 【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：E-7　湖の近く】
[時間軸]：アマゾン本編1話終了後
[状態]：健康。胃袋に少し満足感
[装備]：ギギの腕輪、コンドラー
[道具]：治療用の植物
[思考・状況]
１：カブキと行動を共にする。
２：カブキを自分のデイパックを捨てた場所（D-9エリア）まで案内する。
[備考]
※１：事前の説明を理解しておらず何故この状況に陥ったのかわかっていません。
※２：言葉は人と会話をしていけば自然と覚えます。
※３：コンドラーはナイフやロープ代わりになります。
※４：ギギの腕輪を奪われるとアマゾンは死にます。

【歌舞鬼＠劇場版仮面ライダー響鬼】 【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：E-7　湖の近く】
[時間軸]：響鬼との一騎打ちに破れヒトツミに食われた後
[状態]：健康
[装備]：変身音叉・音角、音撃棒・烈翠
[道具]：基本支給品、歌舞鬼専用地図、音撃三角・烈節＠響鬼
[思考・状況]
１：アマゾンと行動を共にする
２：アマゾンを護る
３：響鬼に会ったらその時は…
[備考]
※１：歌舞鬼専用地図はアルファベットの部分が歌舞鬼にもわかるよう当て字の漢字が使われているだけです

[その他共通事項]
アマゾン＝山本大介である事を知りません
アマゾンのデイパックはD-9エリアに放置されています
495 ： ◆deggScNisI ：2008/04/27(日) 22:45:59 ID:d8irUtjG0
以上です。改行多すぎ、文長すぎと言われて変な所で区切って読みづらくなってしまいました…申し訳ないです
誤字、脱字、矛盾点とうあればご指摘のほどよろしくおねがいします
支援してくださった方々ありがとうございました
496 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:48:06 ID:sGxgtfqS0
投下乙！
歌舞鬼はどう転ぶかわからんなぁ…
497 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:52:20 ID:8sd9igkd0
乙です！
ワイルドコンビ、意外とリズムは合いそうですね。
しかしお互いの誤解がどんな展開に繋がるのか、すごく気になります。
この先が楽しみです。

っていうかアマゾン餌付けされんなｗｗｗｗ
498 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:53:05 ID:0czaM8SU0
投下乙です！！
アマゾンが1話からの参戦ということで言葉を喋れないことが
どう転ぶのか楽しみです。
499 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 22:54:47 ID:QrLY2+9y0
投下乙！
歌舞鬼の行く末が気になりました。
でもまあ、一話のアマゾンじゃたしかに歌舞鬼の保護対象だw
GJ!
500 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:06:40 ID:ZM/GQJnQ0
乙です
意外と息が合いそうなｗ二人に期待
アマゾンは言葉を学んでいくことでどのような変化が起こるのか気になります
501 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:12:08 ID:AyG9f0zt0
投下乙です。
野生&現代不慣れな二人が、この先どんな騒動を起こす事になるのか楽しみです。
あと、アマゾンの餌付けには爆笑！
餌付けされる仮面ライダーってw
502 ： ◆SozLWwNPjU ：2008/04/27(日) 23:20:51 ID:oCdXtiZmO
携帯からでも参加してよろしいでしょうか？

よろしければ、本郷猛(0)、一文字隼人(0)、ゴ・ガドル・バを予約したいのですが。
503 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:36:47 ID:JvH2Y9F80
香川英行、桜井侑斗投下します
504 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:37:35 ID:hNIucxWO0
>>502
携帯でも特に構いません。執筆、頑張ってください。
505 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:38:56 ID:JvH2Y9F80
　歳は30を過ぎて、普段は理知的で常に冷静な表情を保つ
天才科学者、香川英行は呆気にとられた表情をして
段崖にて夜闇の海原を前に
立ち尽くした。
　脳裏をよ切るのは、ついさ先程までの出来事。
　自分は神崎志郎の目的とライダーバトルを阻止の
為に動いていた。その過程で神崎唯の抹殺を狙い、
城戸真司らと対立し―。その果てに密かに恐れてい
た愛弟子東條悟の暴走に見舞われて…。デストワイ
ルダーに引きずられ、あと数メートルで串刺しにならんとする
自分。香川が覚えているのはそこまでだった。
　なぜ今の様な状態に至ったのか、現時点では分かりそうもない。
　それでも彼は持ち前の冷静さを取り戻しつつあった。香川の信念は
変わらない。此処が大勢の命を踏みにじる殺し合いの場なら、全力で
打破を目指すだけだ。『大を救う為には小の犠牲をいとわない』という
リアリズムを胸に秘めて。　

506 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:39:07 ID:QrLY2+9y0
　　　　　　
507 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:39:13 ID:Z2DE2e7g0

508 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:39:46 ID:8sd9igkd0
　
509 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:40:00 ID:JvH2Y9F80
☆　　☆　　☆

(クソッ、何がどうなってんだッ)
　海にほど近い民家で、桜井侑斗は心中で激しく毒付いた。カイとの
最終決戦を終え、本来の時代に帰る筈だったのに気が付けばこの狂気の
フィールドへの「招待」である。未来の自分からゼロノスカードを託され、
ゼロノスな変身し、この世のものとは信じがたいイマジンと戦い続ける
という数奇な運命を体験した侑斗ではあるが、このような事態に陥る
ことなど予想出来ようか。　名簿にある繋がり深い者達の名前。家族同然だった
デネブ、未来の
愛娘ハナ、戦友野上良太郎と共に電王として戦い抜いたモモタロス。
そして野望の果て消滅した筈の牙王。野上良太郎の名前がなかった
ことだけは、ー侑斗らしく顔には出さなかったが彼の救いになった。
普段大小様々な不幸に見舞われた彼を、運命の神がいるのならば、ここぞ
という時に救ったのだろうか。
　万感の思いをはせつつ、逸る気持ちを抑えながら、支給品を確認
し、思案する。
(確かに使いきったゼロノスカードが６枚もか…。支給品も謎ならさっき
のあいつは一体…)
　侑斗がもう一つ気にかけたのは、先の会場で見た一人の少年のことだ。
状況が状況だけにハッキリ覚えている訳ではないが…。彼は確かに自分
と同じ顔をしていた。それが何を意味するのだろうか。
　思考に更ける侑斗が潜んでいた民家が唐突にノックされた。

510 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:40:44 ID:9b0A593B0
511 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:40:59 ID:hNIucxWO0
　
512 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:41:58 ID:JvH2Y9F80
　香川の支給品はあるてんにおいては、当たりの部類に入っていたかも
知れない。携帯のGPSに付随された首輪探知機能である。適用範囲
は500メートルだがそれでも十分だった。
「この民家ですか」
　香川は自分に最も近くにいる参加者に接触を図ることにした。もちろん
リスクは決して少なくない。だが今の香川一人の力ではバトルロワ
イアルを潰し得ないし、万が一この先にいる人物が殺し合いに乗った
者ならば―。オルタナティブ・ゼロの力を使いその芽を刈り取る覚悟
と自信もあった。
　ついに香川はその人物がいるであろう部屋のドアをノックした。
「！？　誰だッ？」
　中から聞こえたのは二十歳前後と思われる若い男の声。
「清明院大学の香川英行です。この殺し合いには乗っていません。
貴方もそのつもりなら私に協力して頂けないでしょうか」
　そう言うと保険として片手にデッキをにぎりドアを開け、そして見た。
腰にベルトを巻きカードを構える桜井侑斗の姿を。
「最初に言っておきます。俺も殺し合いをするつもりはありません」

☆　　☆　　☆

　両人が相手が殺人者である場合を想定したので、緊張が走ったが、
互いに殺し合いの阻止が目的のため、戦闘を仕掛けあうこともなく、
情報交換が行われた。
「なるほど。すなわち貴方は回数限定でゼロノス、私達の知るライダ
ーにも似た存在に変身し、イマジンなる怪物と戦った。そしてこの場
にいるデネブ、ハナさん、モモタロスは信頼でき、牙王は殺し合いを
行う可能性がある、と」
513 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:41:58 ID:QrLY2+9y0
　　　　　　
514 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:42:04 ID:d8irUtjG0
　
515 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:42:57 ID:8sd9igkd0
　
516 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:43:38 ID:9b0A593B0
517 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:44:04 ID:hNIucxWO0
　
518 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:44:12 ID:JvH2Y9F80
　香川の確認に侑斗は普段遣う機会の少ない敬語で答えた。
「そうなりますね。で、東條悟、コイツが危険人物って訳ですか」
　香川は黙って頷いた。互いから聞き出した情報は各々大きく浮き世
ばなれしていたが、そのことは自身に当てはまるためなんとか信じることが
出来た。もちろん二人は全てのことを語った訳ではない。香川は
『大を救う為に小を犠牲』にする信念を侑斗に説いたがそのために
一人の少女を殺めようとしたことは語らなかった。侑斗はカードの
枚数は伝えたが、それが未来の自分に関する記憶と引き替えだとは
言わない。そのことで誰かに同情の目で見られるのは厭だったし、
そもそも未来の自分はもう消えた筈だから――。
(まずは好感触といった所でしょうか。そして興味深いのは『ゼロ
ライナー』の存在。何らかの条件が揃えば主催への反撃と脱出の手段
になりうる……と言うのは現時点では希望的観測が過ぎますね…)
(カード、いや命を失わないですむ相手だったのは幸運だった。そして
早いとこデネブ達と合流しないとだな。デネブ、勝手にくたばんなよ…)

☆　　☆　　☆

　二人は民家を離れ北へと足を進める。大学の施設に興味を感じた
香川の提案だった。
　侑斗はふと天を仰ぎ見る。星空。その中にはベガ、アルタイル、
デネブの輝きも見えた。しかし侑斗にはそれがひどく冷たく、人工的で
限りない闇に支配された何かに思えた。
519 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:44:40 ID:QrLY2+9y0
　　　　　
520 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:45:05 ID:hNIucxWO0
　
521 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:45:08 ID:8sd9igkd0
　
522 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:45:18 ID:JvH2Y9F80
【香川英行＠仮面ライダー龍騎】
【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：E-2　大学へ伸びる道路】
[時間軸]：東條悟に殺害される直前
[状態]：健康
[装備]：なし
[道具]：ディパック（オルタナティブゼロのデッキ） 、首輪探知携帯
[思考・状況]
１：殺し合いの阻止
２：大学へ向かいつつ考察を行う
３：東條を警戒

【桜井侑斗＠仮面ライダー電王】
【１日目　現時刻：深夜】
【現在地：E-2　大学へ伸びる道路】
[時間軸]：最終回直後
[状態]：健康
[装備]：なし
[道具]：ディパック　ゼロノスカード6枚
[思考・状況]
１：殺し合いの阻止
２：香川と行動しつつ仲間との合流を目指す
３：自分と同じ顔をした少年（桐矢）への疑問
523 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:46:41 ID:JvH2Y9F80
投下終了です。矛盾点とうのご指摘がありましたらお願いします
524 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:49:16 ID:v3KUy++H0
投下乙です。
教授と侑斗の組み合わせってのもまた不思議な感じだｗ
525 ：闇の中で唯一光る ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:49:19 ID:JvH2Y9F80
途中で送信してしまった。orz
支援してくださった方々ありがとうございました。
526 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:51:02 ID:hNIucxWO0
投下乙。
侑斗のカード枚数が心配だったけれど、六枚か。それくらいあれば追加パックが出てくるまでしばらく持ちそう。
そして教授は聡明だな。この頭のよさを活かして首輪解除や脱出フラグに向けて、第二の小沢さんになってくれる事を祈ろう！
最後の星の描写が上手いと思いました。GJ！

後、少しばかり改行の位置が引っかかりました。単語の途中や、一文の中では極力改行しない方がいいと思います。
527 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:51:09 ID:QrLY2+9y0
投下乙
侑斗と香川教授、二人の組み合わせが今後どうなるか、気になりました。
大人な香川さんと侑斗、教師と生徒みたいな関係になりそうですねw
それにしても首輪探知機……なんという死亡フラグ……
GJ!

あ、あと改行が特殊で、少し読みづらいと思いました。
「、」か「。」で改行してもらった方が、読みやすいと思います。
528 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:54:42 ID:d8irUtjG0
投下乙です
先生と生徒って関係がですねほとんどｗ東條の失敗を糧に香川教授が動きまくりそうですね
ゼロノスカードは丁度良い枚数に感じますね。香川と組んでる間なら無駄遣いも無さそうだし…
529 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/27(日) 23:55:12 ID:JvH2Y9F80
ご指摘、感想ありがとうございました。大いに参考にして改善したいと思います。
530 ：名無しより愛をこめて：2008/04/27(日) 23:59:56 ID:8sd9igkd0
投下乙でした。
どちらも思考は真っ当な正義の味方なのに、隠し事をしてしまう慎重さが
あだにならないとよいのですが。この先が楽しみかつ心配です。

他の方への指摘にもあったと思いますが、「ディパック」は「基本支給品」のほうが解りやすいかと思います。
それから、改行が非常に読みづらいです。
wikiに収録された時に一定の幅で自動改行されますので、
「一行が長過ぎます」のエラーがでない限りは文章の途中で改行しないほうが
読みやすくなるんじゃないかと思います。


>>502
投下に問題がないのでしたら、携帯からでも構わないと思います。
楽しみにしています。
531 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 00:07:37 ID:ZM/GQJnQ0
乙です
それぞれ重要な点を伏せての接触から勘違い等が生まれそうで期待
教授は首輪探知機もあるし、首輪解析するかな？
それと誤字がありましたので指摘させていただきます

>>505
＞脳裏をよ切るのは、ついさ先程までの出来事。
「さ」が余計です
また、「よ切る」ではなく「過ぎる」だと思われます

>>509
＞ゼロノスな変身し、
「な」ではなく「に」ではないでしょうか？

今後の投下に期待しています
532 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 00:07:55 ID:RM8dIHUhO
皆様投下乙！

天道は早くも脱落……だが一話だけでもその存在感はびんびん伝わったぜ！澤田組の今後にも期待。
あと情景描写能力凄いですね、見習いたいです。

本郷たちは正義漢コンビ結成かｗこれからくるであろう試練にどう立ち向かうか期待。

アマゾン組はなんという野性の王国。揺れ動くカブキの心にアマゾンがどう影響を与えるのか。二人の成長が楽しみです。

ユウトは香川先生と組んだか。結構正義感の強いやつだけど反目するか仲間になるか……？
533 ： ◆6VDLcuc3FQ ：2008/04/28(月) 00:32:24 ID:RM8dIHUhO
海堂直也を追加で予約します。
534 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 00:45:36 ID:KxBaNwpp0
未予約キャラ 

【仮面ライダー（初代）】 
○ゾル大佐  
【仮面ライダーアマゾン】 
○十面鬼ゴルゴス／○立花藤兵衛  
【仮面ライダークウガ】 
○一条薫／○ゴ・バダー・バ／○ン・ダグバ・ゼバ  
【仮面ライダーアギト】 
○葦原涼／○北條透／○水城史朗／○風のエル  
【仮面ライダー龍騎】 
○東條悟／○手塚海之／○芝浦淳  
【仮面ライダー555】 
○長田結花／○北崎 
【仮面ライダー剣】 
○橘朔也／○金居／○志村純一  
【仮面ライダー響鬼】 
○日高仁志／○桐矢京介／○和泉伊織 
【仮面ライダーカブト】 
○乃木怜治
【仮面ライダーTHE FIRST&THE NEXT】 
○風見志郎
535 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 05:53:08 ID:bwDPI97+O
こらえきれず
橘朔也　ゾル大佐予約です
536 ： ◆fymgDXLZRA ：2008/04/28(月) 08:30:22 ID:bVc+Jwuh0
手塚海之○長田結花○乃木怜治 を予約します
初めて書くけどよろしく
537 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:30:08 ID:MT7dw+Fp0
なんかもうアレな作品になっちゃったけど投下します。
538 ：歪んでいる時間の道 ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:30:45 ID:MT7dw+Fp0
優れた軍人であることは、必ずしもこの戦場で生き残ることを意味しない。
彼は組織の中で生きることに適応していた。
逆に言えば、組織が無くなった時、彼は…どう、行動するのだろう。

あの船の中で何が行われているのか、彼は全く知らなかった。
胸ポケットに入れられた小さな小箱がけたたましく鳴っているのはわかったが、
彼はそれが何なのかわからなかった。それが「開く」ということさえ。
従って、彼はスマートレディの放送を『聞いていた』に過ぎない。

ゾル大佐‐彼は『軍人』である。
ショッカーという組織の『歯車』の中で生きることに適応した『部品』である。
従って、彼は「指揮系統」を必要としている。

今、彼には「指揮系統」がない。それが彼を、何よりも怯えさせている。
少なくとも、何人か「部下」が必要である。そして、「行動原理」も。

殺し合い‐当然である。
だが、何のために？
彼は混乱していた。状況が把握できなかったために。

隣で嗚咽している男がいる。何か光るものを見つめている。
それが先ほど鳴っていた小箱であることに気づく。
しかし、大佐はその男がなぜ嗚咽しているのかわからない。
(この男は…「それ」を使いこなしているのか…)
偶然である。隣の男は…橘朔也、であった。
(部下、になるのか？)
彼はこう考えた。
(この「小箱」の使い方を知る、という意味で、こいつは利用できる)
539 ：歪んでいる時間の道 ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:31:32 ID:MT7dw+Fp0
橘は混乱していた。
橘は状況を全て把握していた。把握していたが故に、混乱していた。
呼ばれたあと、うつろな目で立ち上がり、どこかへ‐それがどこか、彼自身にもわからない‐行こうとする。
築いたものがもろくも崩れ去った今、彼の脳内は恐怖のみが支配していた。
ニゲル
それだけが、今の彼の意思だった。
彼のタイムスタンプは2007年である。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ゾル大佐は彼の経験から、ある程度人を見る目を持っていた。
先ほどの男は研究員であろう。あまり戦闘力は持っていないようだ。
彼は情報を必要としていた。切実に。
この戦いが何なのか。ケイタイ、とは何か。
先ほどの男が教えてくれる、それは確信であった。

大佐は、身を潜めて「協力者」の候補を目で追う…
彼の目を引いたのは、先ほどの男であった。
放心状態であたりを見回す『協力者候補』を「確保」するのは、赤子の手をひねるようなものだった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
橘は背後の気配に気づく暇もなく、首筋をつかまれていることに気づいた。
「私がショッカーの大幹部ゾル大佐だ。私はこの戦いに勝利するために、貴様の知識を必要としている。
　逆らうなら首を折る。逆らわなければ命は助けよう」
橘は仕方なく首を縦に振る。今ここで死んでしまっては何にもならない。
「お前の名前は」
「橘　朔也だ」声が恐怖でかすれているが、何とか答える。
むしろ直接的な命の危険が、彼に判断力を少し取り戻させた。しかし、次の背後からの問いに、彼は言葉を失う。
「橘、ケイタイとは何だ」
540 ：歪んでいる時間の道 ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:32:08 ID:MT7dw+Fp0
……え？
「橘、ケイタイとは何だ」背後からの‐ゾル大佐の‐声は、あくまでも真面目だ。
携帯電話…を　知らない？
それと同時に、周囲を見回して、自分達がいかに無防備かを知る。砂浜だ。
「ここでは場所がまずい」そう、呟いた。
「なぜだ」
「蜂の巣だ」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ゾル大佐は焦っていた。無理も無い。軍人としての指揮系統-存在意義-を失っている彼には、いつもの彼と比べて冷静さが欠けていた。
ここでは場所がまずい…確かにそうだ。身を隠すものが何もない。
自分が捕らえた人間の判断力に、ほんの少し感心するとともに、自分が冷静さを失っていたことに気づく。
橘をつかんでいた手を離す。よく考えれば、この男以外に現在の『協力者候補』はいないのだ。
「身を隠す場所か…心当たりはあるのか？」
「コンビニなら、多分、大丈夫だろう」橘の息は荒い。
コンビニ‐またしても、大佐の知らない言葉だ。
「案内しろ」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
橘は、ゾル大佐の膂力と身のこなしに恐怖を覚える。
しかし、同時にコンビニエンス・ストアも携帯電話も知らない彼に滑稽さも覚える。
そして、殺し合いの最中に、コンビニエンスストアへ２人でいく、という日常的な行動を取るというミスマッチさに苦笑する。
それが橘に冷静さを取り戻させる。まずは生き残ること。できれば、ゾル大佐と手を組むこと。
生き残ることが、２人の死を弔うこと。なんとなく、そう思う。
橘がコンビニを選んだのは、半ば本能的なものである。食料があり、水や飲料もある。

コンビニエンスストアの自動ドアが開く。大佐の驚く声が聞こえる。
(…なんだこいつ、いつの時代から来たんだ…)
ゾル大佐が自動ドアや店内の様子に混乱している最中に、橘は弁当コーナーへ行き、目的の物を２人分みつける。
目の前の光景が「店」であることを認識できないゾル大佐。
今なら、ギャレンに変身してゾル大佐を倒すことも出来るだろう。しかし…
彼は、こう、言った。
「あっちに寿司があった。ウニもあったぞ」
541 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 10:32:31 ID:vD/AaX320
542 ：歪んでいる時間の道 ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:32:39 ID:MT7dw+Fp0
【G-2　倉庫街と水族館の間のコンビニエンスストア】

【橘朔也＠仮面ライダー剣】
【時間軸：Missing Ace世界(詳細不明)】
状態：健康
装備：ギャレンバックル
道具：基本支給品一式(特殊支給品は未確認)
基本行動方針：とりあえず生き残る
１：寿司を食って、あとレトルト食品とかを確保しておく。
※ゾル大佐の体力に敬意を払っているとともに、コンビニや携帯を知らないことに不審感を覚えています。
※部下の死は、とりあえず眼前の状況に対処するために忘れています。

【ゾル大佐＠仮面ライダー(初代)】
【時間軸：不明】
状態：健康、文明による精神的ショック。指揮系統がないための動揺(軍人として)。
装備：なし
道具：基本支給品一式(特殊支給品は未確認)
基本行動方針：未定
１：橘に『ケイタイ』や『コンビニ』について教えてもらう。
※基本支給品の携帯電話の使用方法を知りません(昭和の人ですので)。
　従って、名簿は確認していません。

543 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:39:07 ID:bwDPI97+O
以上です
初SSで何か尻切れらしくなってしまったが私は謝らない。
544 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 10:45:08 ID:TQyeR/gj0
投下乙
ゾル大佐カルチャーショック…黒電話の時代だしな。
橘さんはウニかよｗ
545 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 10:57:42 ID:lDiXlTWrO
どうでもいいことだけどコンビニってナマモノNGだったような…
546 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/28(月) 10:58:28 ID:MT7dw+Fp0
>>545
ウニがあるかどうかは分からんけど寿司はありますよ
ソースはうちの近くのファミマ
547 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 10:58:33 ID:ZwqGLjIHO
前回の昭和勢には無かった点だな。
橘さん…また悪い病気がWWW
548 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 11:35:33 ID:GtdRVxvh0
昭和勢には、現代の知識がないのか
それは困るねｗ
携帯をいじっているうちに使い方が分かるようになるかもしれないが･･･
それでは、まるでサルの知能検査ｗ

そういえば、鉄腕アトムで、アトムがびゅ〜んと空を飛んでいて、
急に御茶ノ水博士に連絡したくなり、民家の二階の窓から入って、
「すみません、電話貸してください」

百万馬力で七つの威力を持っても、通信機能もなく、携帯電話も普及していない･･･
549 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 11:53:21 ID:1oKNiMxMO
いじっていくうちに使い方を把握したカブキ
音にびびって捨てたアマゾン
ラジオ的なものかと勘違いしたゾル大佐

なんか妙にほのぼのする奴らだなW
550 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 12:56:11 ID:9dRgw+rR0
投下乙です
なんというダディクオリティｗｗｗｗ

>>548
1970年代だと、今の子機よりずっと重くて大きい無線電話が博覧会で展示される位だっけ
1960年代終盤にはやったスタートレックの通信機が折りたたみ式携帯電話のモデルだって言うから
ある程度想像つく奴がいてもおかしくないけど
同時に想像つかない奴がいるのも当然って感じなのかな
ともかくそれぞれの個性が出て面白い
551 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:47:00 ID:3KJHUauh0
投下します。
552 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:53:05 ID:3KJHUauh0
彼女、緑川あすかはただずっと考えていた。

　戦いに対する恐怖のこともだが、何よりも、「殺さなければならない相手」のことをずっと考えていた。

　本郷猛─自分の婚約者を奪った男。絶対に殺さなければならない。
　だが困った事がある。名簿にはその名前が2つあった。まあ、彼のところには前に何度も仕事の関係で取材したことがあったから、顔を見ればわかるだろう。
　だけど、彼はスポーツ万能青年だ。誰かと協力しなければ絶対に勝ち目はない。今の支給品も微妙だ（剣みたいなものがあるが本当に剣なのか…?）
553 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:53:33 ID:3KJHUauh0
　そっと歩いていいところに辿り着いた。ここまで、特に誰にも会わなかったのは幸運だ。

　工場。ここなら何かいいものが手に入るかもしれない。隠れる場所もたくさんある。近くにガソリンスタンドがあるから、ここはきっとA-5エリアだろう。

　喉は渇いているが、誰かから奪うまでに絶対に何かを飲んではいけない。減らしてはいけない。自分には、人より多く飲み物が支給された。だけどだめだ。飲み物や食べ物はとても貴重だ。

　そんなことを考えながらこっそりと歩いていた。

　すると、工場の中から謎の2人組みが見えた。性別などは陰になってわからないが、何かを探しているようにキョロキョロしている。その手は、地図のようなもの。

　地図に何か書いてあるのだろうか。とにかく、小さいものを探しているようには見えない。

　見ていると、こっちに来た。隠れていても、あわてて隠れようとしてしまった。

「痛っ!!」

　尻に何か刺さった。工場に落ちていた釘だ。何かに使えると思って取ってきたのが悪かったのか。

「誰かいるんですか?」

　影の1人は男の声で何か言った。
554 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:55:58 ID:3KJHUauh0
「僕は殺し合いには乗ってません。出てきてくれませんか?」
　そう感じる。声がとても優しい。とても演技には思えない。
「もう1人…」
　あすかは口を開いた。
「もう1人いるんでしょ?　誰?」
「ああ…ハナさんのことか」
「あの…ハナです。あなたは?」
　ハナという女性の全身が少し見えた。暗くてもよくわかる凄く変な格好だ。まるで戦国時代のお姫様。
「緑川…あすかです」
　男性はあすかを見てぼーっとしている。
「あの、あなたは?」
「あ、すみません。つい見とれてしまって…風間大介です」
　あすかは特に嬉しくなかった。この間婚約者が殺されてとても悲しいときだ。
「あの…何か探してるんですか?」
　あすかはなるべく女っぽい可愛い声で言った。これこそ演技だ。
「ええ。僕の支給品は移動車両のありかが書かれている地図だったんです。この辺にバイクがあるみたいなんですけど…」
　地図を見ると、ところどころに『バ』とか『車』とか書かれていた。
555 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:57:06 ID:3KJHUauh0
「でも、流石に3人でバイクに乗るのはきついですね。もう1台、近くにあるみたいなので探しましょう」
「3人?」
「あ…ああ、すみません。どうですか?　あなたも僕たちと組みませんか?」
　あすかはずっと大介の腕や足を見て、筋肉を確認し、
「はい。私でよければ…」
　と答えた。これも演技の可愛い声だ。
　大介の説明によると地図で一番近いのはここから数km離れた道路だ。
「あ、風間さん、ハナさん。本郷猛という男に気をつけてください。彼は私の婚約者を殺害した犯人です。トラックを手で持ち上げたり、すごいパワーの持ち主です」
「そうだ風間さん、緑川さん。私も危険人物を1人知ってるわ。『牙王』という男よ。『モモタロス』、『桜井侑斗』、『デネブ』はまあまあ信用できるわ」
「じゃあ僕も言っておきますね。『天道総司』、『加賀美新』はまあまあ信用できます。『影山瞬』には気をつけてください」
　いつの間にか、歩きながらの会話に変わっていた。そして、ガソリンスタンドでバイクを見つけた。レースで使うようなかっこいいバイクだった（大介はこのバイクを見たとき、少し懐かしい感じがしたという）。
「あと10分くらい歩けばもう1つのバイクです。取られていなければですけど。あ、バイクの使い方わかりますか?」
「だいたい…」
556 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 17:58:52 ID:3KJHUauh0
　大介はあすかに対する口数が多いが、ハナに対してはあまり話しかけない。ハナはまるで空気のようだった。
「そうだ。さっき拾ったフルフェイスのヘルメットいります?　これなら銃弾とかも少しは防げると…」
「いいんですか?　ありがとうございます」
　あすかはヘルメットを被った。1人だけ仮面を被っていると少し恥ずかしい。
「あすかさん、支給品は何でしたか?　使い方なども知っていれば教えるんですけど」
「あ、これです」
　デイパックをあけると、持ち手に変なものがついた剣（?）とオロナミンCという飲み物が2本出てきた。ビンの表面はあまり冷たくない。
「風間さんは?」
「この地図と、斧です。今はハナさんが持っています」
「そういえば、ハナさんの支給品は?」
「洗濯ばさみと紙でっぽうよ」
「………」
　どちらも武器の名前はついているが、それで人殺しはできないだろう。
「あと5分くらいで着きそうですね」
　大介は話題をそらすために言った。一応、ドレイクのことは黙っておいた。
557 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 17:58:52 ID:MT7dw+Fp0
支援
558 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 17:59:23 ID:C7NjyRh30
　
559 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 18:02:57 ID:3KJHUauh0
【風間大介@仮面ライダーカブト】
【1日目　深夜（2時頃）】
【時間軸:ゴンと別れた後】
【現在地:A-4道路】
【状態】:健康
【装備】:ドレイクグリップ、ドレイクゼクター
【道具】:支給品一式、移動車両ネタばれ地図、ハリケーン@仮面ライダーTHE NEXT
【思考・状況】
基本行動方針:脱出する
1.2人を守り、移動車両を探す
2.本郷猛、牙王を倒す
3.脱出派と合流
4.影山瞬に気をつける
※ハリケーンは使わずに、手で押しています
※ネタばれ地図には、バイクは『バ』、自動車は『車』、その他ある場合は『?』と書かれています

【ハナ@仮面ライダー電王】
【1日目　深夜（2時頃）】
【時間軸:劇場版・千姫と入れ替わっているとき】
【現在地:A-4道路】
【状態】:健康
【装備】:冥府の斧@仮面ライダーアギト
【道具】:支給品一式、洗濯ばさみ、紙でっぽう
【思考・状況】
基本行動方針:脱出する
1.2人と行動し、仲間を探す
2.本郷猛、牙王、影山瞬に気をつける
560 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 18:03:51 ID:3KJHUauh0
【緑川あすか@仮面ライダーTHE FIRST】
【1日目　深夜（2時ごろ）】
【時間軸:本郷を疑っている時（トラック事故は見た）】
【現在地:A-4道路】
【状態】:尻が少し痛い
【装備】:デンカメンソード@仮面ライダー電王、釘数本、フルフェイスのヘルメット
【道具】:支給品一式、オロナミンC2本（ぬるめ）
【思考・状況】
基本行動方針:本郷殺害後、脱出するか生き残る
1.2人と行動し、仲間を探す
2.牙王、影山瞬に気をつける
3.風間大介、ハナが使えない人間ならば殺害し、生き残りやすくなる
561 ：そういう・アスカ・腹黒え ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 18:08:24 ID:3KJHUauh0
以上です。初SSなのでおかしなところがあるかもしれません。
それから、552、553はあいているところがありますがつめてください。
552、553の間は1行空けて下さい。
それから、
>>そっと歩いていいところに辿り着いた
は
>>足音を立てないよう、そっと歩いていると、いいところにたどりついた
に修正してください。

ちなみに、タイトルの由来はあるアニメのキャラクターです。
562 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 18:09:15 ID:3KJHUauh0
すみません。タイトル入れたままでした。
>>561は除外してください。
563 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/28(月) 18:22:12 ID:3KJHUauh0
質問なんですけど、自動車って登場させていいんですかね?
一般的な車類のことなんですけど…。
バイクの1つとして扱いますか?
564 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 18:59:15 ID:Tvrry7TT0
投下乙！
あすかが怖いな……参戦時期によってこうまでも違うとは。
風間さんが何気にハーレムで羨ましいｗハリケーンを渡すセンスも好きだｗｗｗ
あとハナが風間さんに空気扱いされたのには吹いたｗｗｗ


それで指摘なのですが、時間は２時頃といったようにあまり特定しない方がいいと思います。
そのほうが後の人に優しいと思いますので。

個人的にはネタばれ地図などで位置を確定しない方がいいかと思うのですが……。
自動車はどうでしょう？バイクの数が制限なのでその制限がなくなるような……そもそもバイクはマップに配置でしたっけ？
全部自分の個人的な考えですので他の人もお願いします。
565 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:26:55 ID:tDpOKxQ20
投下並びに支援の皆様、乙です。

これより投下したいと思います。
少々長いので支援を頂けると嬉しいです。
566 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:27:30 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　
567 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:28:49 ID:WTCVODwx0
　　　　　　
568 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:32:47 ID:tDpOKxQ20
　「一体どういうつもりだ、スマートブレインは…」
　唐突に殺し合いを要求され、リゾートアイランドとされる場に飛ばされ、携帯で見せられたのは二人の人間の死―
　この冗談にもならない一連の流れが終わり、しばしの沈黙後に放たれた第一声がそれだった。我ながら平凡な一言だと思う。
　これは現実だ。そう自分に言い聞かせると、面識ある女に説明された、デイ・パックの中身を確認する。
　といっても辺り一面には漆黒が広がり、この状態ではろくに確認もできない。
　既に取り出し、先ほどの惨劇を自分に見せつけた携帯を明かりにする。
　最初に出てきたのはマグライト。これを光源として再びパックを見ると、出てくるのは飲食物、筆記用具…説明通りだ。更にコンパスと地図。
　いわゆる「必需品」という物ばかりなのだが、一つ明らかにこれらと比べて違和感を醸し出す物が存在した。
　「これは、カードかな？」
　自問してみるが、言うまでもなくカードだ。しかし硬い。人に投げつければ刺さってしまうかもしれない程だ。
　よく見ると隅には◆の字が確認できた。一見凝ったトランプの様だが、「FUSION」といった文字や、＋2400といった数字もある。
　まるでトレーディング・カードだ。用途は分からないが、とりあえず持っていた方が良いに越したことがないのは理解できる。
　そして最後に、自分自身の意思をハッキリさせなくてはならない。脱出を目指すか、言われるがまま殺し合いに参加するか。
569 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:34:12 ID:9dRgw+rR0
　
570 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:37:09 ID:tDpOKxQ20
　ここで「殺し合いには乗らない」と即決できない自分の弱さが憎い。
　葛藤するが、それは頭の中に自分とよく似た存在、乾巧が描かれたことで終了する。
　彼は今苦しんでいる。オルフェノクと人間の狭間で。
　名簿に彼やその名前達の名前は無かった。が、今の彼の相談相手になれるのは、
　似た苦しみを味わっている自分やその仲間だけだ。
　だがその仲間の名前は名簿に記されてしまっている。ならば答えは簡単だ。
　「殺し合いを止め、ここから脱出する」
　一連の確認を終え、荷物を持ち歩きだす。コンパスを頼りに、まずは東を目指す。
　理由は二つ。自分の現在地はH−1。この空間の西端にあたる。
　そしてこの地の東に都市部が存在する点。仲間達と合流するには、人が集まるであろう都市部に行くのが一番だからだ。グズグズしている暇は無い。
　マグライトで足元を確保しつつ、土を踏みしめるように歩を進めた。
571 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:37:24 ID:9dRgw+rR0
　
572 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:38:16 ID:tDpOKxQ20
◆
　「………くそ、移動手段があれば」
　影山瞬は、思わずぼやいた。暗闇の中ガソリンスタンドに着いたにも関わらず、肝心の乗り物が無いのだ。
　1時間程前、彼は放送で説明された、『入っちゃ行けない秘密のエリア』が自分の現在地だと知り自分の運の無さを嘆いた。
　その上、彼はデイ・パックの中に「とってもスペシャルな便利グッズ」の姿を認めることができなかった。
　尤も、彼の想定した「殺傷能力を持つ武器」「自らの姿を戦闘に適した姿へと変えるツール」が存在しなかっただけで、支給はされているのだが。
　散々な思いで南下してきた結果が、これだった。
　我慢にも限界というものがある。今の彼には、この世の全てが敵に思えた。
　ザビーの資格者となってから目立った戦果は上げられず、任務は失敗続き。
　挙句の果てには敵であるカブト―天道総司が自分の上司になり、今度は訳の分からない連中の命令で殺し合いを強制され、死ぬかもしれない―
　冗談では無かった。彼はこんな場所で野垂れ死にする気は毛頭無いのだから。
　極限まで追い詰められた彼の精神状態で導き出せた結論はただ一つ。
　「この戦いに、勝ち残ってやる…」
　そうとなれば早速行動に移す。先手必勝という言葉の如く。
　この南には倉庫街があった。身を隠しておくには丁度良い場所といえる。
　いきなり参加者が集まるであろう市街地の中央に出向く必要はない。
　まずは殺し合わせ、自分自身は安全な場所で倒せる敵のみを確実に狙う。
　これが彼にとって参加者達に求める理想系――パーフェクト・ハーモニーなのだ。
573 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:39:09 ID:WTCVODwx0
　　　　　　
574 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:39:40 ID:tDpOKxQ20
◆

　歩き出してどのくらい経っただろうか。
　道なりに進まず、真東に進んで来たのだから、そろそろ倉庫街の筈だ。
　ここまで歩く間、携帯を確認してみたが、あのどうしようもなく人を不快に陥れる女の言う通り、通話やメールの送信はできない様だった。
　もう一つ自分が保有している携帯電話、ファイズフォンの通話機能も遮断されている様だ。
　そのままただ真っ直ぐに進むと、前方に僅かだが光が感じられる。
　気付けば辺りは暗闇に包まれた倉庫街その場所であり、光はその中の一角から漏れているようだ。
　中に人がいるのか、いるならそれは味方か、敵か――
　様々な推測が脳内を駆け巡り、その光へと自分を歩ませるのが分かった。

　「すみません、誰かいますか？」
　倉庫の壊れかかった戸を開け、まずは一言。しかし、反応は無い。
　何歩か進み、辺りを見回す。無造作に放置された機材やダンボールに目がいく。
　緊張を解いた瞬間、室内の明かりが弱まり、何かが飛び回る音が体を駆け抜けた。
　移動する音の向かう方向、右斜め後ろを振り向く。
　スーツのような何かを着た小柄の男が一人。右手には……蜂が握られている。
　そして―

　「変身！」

　蜂が左腕へと移動し、

　――HENSHIN――

　電子音が鳴り響いた。
575 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:40:21 ID:rDBtPCXLP
　
576 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:40:38 ID:C7NjyRh30
　
577 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:40:43 ID:9dRgw+rR0
　
578 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:40:56 ID:tDpOKxQ20
◆
　
　(狙い通りっていうのは、正にこういうことかな…)
　口元が微笑を浮かべていることが分かる。
　伊達にシャドウの隊長を務めている訳じゃない。
　幾度も実践してきたように、己の気配を絶つ。
　獲物はごくごく普通の姿をした青年。
　神経を研ぎ澄ませ、相手から見て右後ろから接近する。
　静かに合図を送る。苦を共にしてきた相棒に。
　室内の明かりをいくつか壊しながら、自らの右掌に相棒―ザビーゼクターが収まる。
　それを左手首に取り付け……
　
　「変身！」
　
　―HENSHIN―
　
　左手首周辺から装甲が順に形成され、俺はザビーへとその姿を変える。
　男には明らかに動揺が見えた。始めからこの隙を突くのが狙いだ。
　一撃で、倒す。そう念じながら右腕を突き出していく。
　ザビーのパンチは、クリーンヒットすればワームすら粉砕する威力を持つ。
　こんな人間一人、訳無い筈だ。
　それなのに…男はそれを、回避した。
　普通の人間なら、こちらの変身を目にした時点でこちらには十分な期間の隙が生じる。
　だがこいつは動揺を早期に断ち切った。まるで奇襲が、日常茶飯事であるかのように、だ。
579 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:41:25 ID:rDBtPCXLP
　
580 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:41:39 ID:C7NjyRh30
　
581 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:41:56 ID:9dRgw+rR0
　
582 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:42:15 ID:tDpOKxQ20
　間合いをとった男は銀色のトランクを開き、中からベルト状の何かと、円柱型の物体を取り出した。
　更に素早い動きで、腰に取り付ける。どこと無くカブトのそれに似ている。
　もっとも、カブト―天道なら、予めベルトを装備しておくだろうが。
　この瞬間、ゼクターの出現を警戒するが、その気配も、音も感じられなかった。
　その事実を確認した次の瞬間、更に距離を広げた男は、左側のポケットから携帯を取り出す。
　しかしその形状は俺が支給された物とは異なる。その存在を疑問視する間は無く。
　
　――Standing by――
　
　男は携帯を開き何かを入力し、更にこの電子音声が鳴り止むより早くそれを閉じた。そして――
　「変身」
　
　―Complete―
　
　ベルトの時点で大体の予想はついていたが、やはりこいつもライダー。
　だが男を包み始めたのは装甲ではなく真紅の光線で、それが更に輝くことでライダーが出現した。
　ZECTの新型か、それともこの闘いを開いたスマートブレインとかいう組織のライダーか、また別の物なのか?
　(そんなことはどうだって良い。こいつは…参加者は、俺の敵だ！)
　そう心に決め、構えを取り直した。
583 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:42:24 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　
584 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:43:12 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　　　　
585 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:43:25 ID:tDpOKxQ20
◆

　お互いの右腕から放たれた渾身の一撃が、相手の首輪の少し上、左頬を包む装甲を軋ませる。
　
　片や、兄の様に慕った男の示した完全な調和を目指す洗練された構えから突き出される拳。
　
　対して、以前の自分が味わった苦しみに囚われている友に道を示すために纏った姿からの攻撃。
　
　この二人に共通するのは、本当の自分をまだ導き出せていないところだろうか。
　故に彼らは揺るぎ無き信念を既に確立している者達に敗れ、時に躍らされる。
　そこで自分を強く持てないから、何度も終わらないジレンマから抜け出すこともない。
　そんな自身を否定するかの如く、両者の攻防は一撃毎に重みを増していくのだ。
　
　変身してどの位経っただろうか――木場は冷静に思考する。
　攻撃の停止を求める前に変身したのがミスだったのは誰が見ても明白だった。
　ワンクッション挟まなかったことが彼を影山に敵と認識させ、その後の説得は全て聞き流された。
　勿論彼とてこの状況で説得を続けられる程温くは無い。
　戦闘状態での説得が無理ならば、その能力を奪えば良い。そう方針転換する。
　幾度かファイズとして戦う内に、ようやく体にスーツが馴染んできたことを彼は感じ取っていた。
　そして動きが鋭くなったことで、木場はより正確に戦力差を計ることが可能となる。
　認めたくは無かったが、一撃の重さ、それに耐える防御力でファイズが明らかに劣る。
　それならば、とファイズの脚が地面を蹴る。素早い跳躍で背後を奪うと、後頭部目掛けて左の拳を突き付け―――
586 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:43:57 ID:Tvrry7TT0
　
587 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:44:17 ID:rDBtPCXLP
　
588 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:44:28 ID:C7NjyRh30
　
589 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:44:43 ID:tDpOKxQ20


　――Cast off――

　―――られることは無かった。目の前で弾け飛んだ白銀の装甲が視界を遮り、本能的に両腕を防御態勢へと移行させた。
　辺りの瓦礫はその破片、もしくはそのアクションにより狂わされた疾風に吹き飛ばされ。
　
　そして眼前に現れたのは、先程までの「蜂の巣」では無く、その中に潜んでいた「蜂」そのものだ。
　一呼吸置く間も無いまま、彼を死へと誘うべく、影山なりの完全調和の最終章が幕を開けた。
590 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:45:12 ID:9dRgw+rR0
　
591 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:45:33 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
592 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:45:55 ID:tDpOKxQ20
　――Clock up――
　
　姿を消した「蜂」はファイズが次の瞬間に到達するよりも早く体を刺し始める。
　一点を襲う痛みは、膝を付くことすら許さずに一瞬で体全体を飲み込み、やがて来る最期を予感させる。
　この時木場は、本来ならば左手首に存在する筈の対抗手段が姿を消していた事実を呪った。
　だがそれから然程間を空けず、自身が次の瞬間へと到達したという事実にも気付いた。
　目の前に再び現れた「蜂」は、一瞬の躊躇の後、向かって右側の毒針を突き出してくる。
　この一撃が命運を分けることを把握するや否や、ファイズは前方へ踏み込む。
　避ける時間が無いなら、防ぐ自身が無いなら、攻撃そのものを阻止すれば良い。
　ギリギリの間合いから踏み込み、右拳を打ち上げる。首輪の前を抜け顎へと直撃した一閃は、彼を死から遠ざけた。
　更に左足で胸板を蹴り飛ばす。ここまで相手に合わせるかのように、全撃を腕で行ってきたことが、結果的に吉と出た格好となる。
　そのままザビーが立ち上がるより早く、ポインターが右足首に取り付けられ――
593 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:45:58 ID:rDBtPCXLP
　
594 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:46:19 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　
595 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:46:40 ID:C7NjyRh30
596 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:46:56 ID:9dRgw+rR0
　
597 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:47:36 ID:tDpOKxQ20
◆

　(あれ、どうして俺は……)
　朦朧とする意識の中、状況を整理する。
　キャストオフで隙を作り、クロックアップへと繋げ、痛め付けたところでライダースティングをチャージ。
　そこで終わる筈が、独立していた時間の流れがいつもより早く元に戻り、最後の一発が回避された。
　そこで逆に一発もらい、続けざまに蹴り飛ばされて……
　
　ようやく焦点が合う。が、そこに広がったのは見たく無かった光景だった。
　
　――Exceed charge――
　
　ベルトから出現した光が、僅かな明るさを保つ倉庫全体を輝かせ、右足へ到達する。
　間違いない。俺はこの光景を今まで目にしている。
　苦難の日々を取り込んだ、頭の端末からその情報を探し出していくと、一つの経験が検索にヒットする。


　『――ライダー……キック』
　そうだ。ライダーキック。今の工程は正にそれだ。ならどうする?
　――突っ込むな。体中がそう働き掛けているのが分かる。
　当然だ。今まで何度そうやって爆散したワームを見てきた?
　間合いを広げ、死角から一撃で仕留るしかない。
　「クロックアッ……」
　左手がベルトに添えられるよりも、早く……奴の右足は突き出された。
598 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:48:06 ID:rDBtPCXLP
　
599 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:48:42 ID:9dRgw+rR0
　
600 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:48:44 ID:WTCVODwx0
　　　　　　
601 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:49:05 ID:tDpOKxQ20
　そしてそれと同時に眼前で花開く真紅。身動きが取れない。
　跳躍する敵。その態勢は飛び蹴り以外の何者でもない。
　何となくだが自分の末路が読めた。理由は定かじゃないが、前世、或は夢中の自分辺りがこんな攻撃を受けたことがあるのかもかも知れない。
　でもこんな場所で死にたく無い。ZECTに、自分の居場所に帰りたい。
　辛うじて動く左手の動きを再開させ、スライドさせる。再び空間の流れが変わることを実感する。
　神様はまだ俺を見捨ててはいないようだ。そのまま右手を懸命に左手首へ向かわせる。
　こうしている間も、銀色のライダーはこちらへとスローモーションで距離を縮めている。
　そんな中でようやく再開を果たす両手。キャストオフの際と逆の手順を踏む。
　
　――Put on――
　
　普段と何も変わらない機械音に、どうしようもなく感動を覚えるのは何故なのだろうか。
　再び集まった金属片は俺を護る鋼の鎧となり、真紅の突入を阻止する。弾き飛ばされる銀色。
　「俺の……勝ちだ！」
　

　再び間合いを詰め、渾身の殴撃を放とうとしたその瞬間、無常にも携帯が鳴り響く。
　次の瞬間には相棒がブレスから離れた。
　それはあちらも同様なようで、険しい顔をした青年がその姿を現した。
602 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:49:34 ID:rDBtPCXLP
　
603 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:49:56 ID:9dRgw+rR0
　
604 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:50:32 ID:tDpOKxQ20
◆
　
　「どういうことだ！？」
　影山は激昂する。ようやく、この戦いに自分の手で終止符を打つところだったのだ。それを阻止されたことで、昇華しつつあった苛立ちが再燃する。
　消化不良のザビーゼクターが再びブレスに収まるが、変身する様子は無い。
　「落ち着いてください、話し合いましょう」
　一方の木場は、戦闘が自分のベストとする展開で終結したことに安堵した。
　少しずつ影山へと向かって歩を進める。
　「クッ……こんなところで、死んでたまるか！」
　相手の話は何も聞こえていない割に、影山はどこにそんな力が残されていたのか、と言わんばかりの勢いで正面に見える腰へ手を伸ばすと、白銀のベルトを引き剥がす。
　「ザビーが駄目なら、こいつで」
　ファイズフォンを開く影山。ご丁寧にコードは表示されている。
　素早くコードを入力し、再びそれをベルトに収めようとする。
　木場の顔に馬を模る紋様が出現するが、彼はそれをすぐに打ち消す。
　何故ならば。
605 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:50:54 ID:rDBtPCXLP
　
606 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:51:11 ID:9dRgw+rR0
　
607 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:52:21 ID:tDpOKxQ20


　――Error――
　
　影山瞬に、このベルトはどう足掻いても扱えないのである。
　吹き飛ぶ彼に木場が近づき。
　「とりあえず、話を聞いてくれませんか」



◆
　
　「……つまり、影山君はZECTという組織に所属するエリート部隊長で、その……蜂、ザビーゼクターで変身するってことなんですね」
　「そういうことだ。それと、敬語は鬱陶しいだけだ。タメ口でいい。それより、主催者がお前と同じオルフェノクって奴なのは間違いないな？」
　話し始めてからこの男……木場が危害を加えることはなかった。
　こいつや主催者の村上は、オルフェノクとかいうワームとは違う元人間で、だからこのベルトを使い、ファイズというライダーに変身できる。ただ一つ疑念が残った。
　「じゃあ何でお前は、オルフェノクに変身しなかったんだ」
608 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:52:52 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　
609 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:53:01 ID:C7NjyRh30
　
610 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:53:30 ID:tDpOKxQ20
　オルフェノクがワームに近い能力を有しているなら、俺を殺すのは簡単な筈だ。だがこいつはそれをしない。
　「……俺は、この殺し合いに乗らない。この島から脱出したいと思っている」
　そう簡単に信じられるか、と言い返してやろうとも思ったが、真剣な顔を見る限り本気のようだ。
　「脱出するにしても、何か心当たりはあるのか？」
　「主催者の村上社長は同じ世界の人間だ。仲間達と合流して、彼を倒すことができれば…」
　本気で言っているのだろうか。主催者を倒す。そんなことが簡単にできれば苦労なんてしない。正直戸惑ったが、この闘いに勝ち残るよりはマシな選択肢かも知れない。
　「誰か協力できそうな人間はいるのか？」
　携帯で名簿を開き、尋ねてみる。
　「海堂と、長田さんは俺と同じ様に、スマートブレインと敵対しているオルフェノクだ。信頼できる」
　示された指先を目で追う。同じ様に知り合いを紹介しようと思うが、天道に頼るのは気が引ける。
　「加賀美って奴なら使えるかも知れない」
　と素っ気無く話すと、水を取り出し、口に含む。
　「とりあえず休ませてくれ。俺は疲れているんだ」
　自分を偽れない奴は付き合い憎いけど、信頼はできるんだよな……
611 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:53:37 ID:rDBtPCXLP
　
612 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:54:08 ID:9dRgw+rR0
　
613 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:54:38 ID:tDpOKxQ20
【木場勇治＠仮面ライダー555】
【1日目　現時刻:黎明】
【現在地:H-2 倉庫街南東の小倉庫】
【時間軸:39話・巧捜索前】
【状態】:全身に疲労。外傷は特に無し。ファイズに約2時間変身不可。
【装備】:ファイズギア
【道具】:支給品一式、ラウズカード(◆J）
【思考・状況】
基本行動方針:主催者及びスマートブレインの打倒、脱出
1.影山と共に海堂・長田・加賀美の捜索
2.首輪の解除
3.事情を知らない者の前ではできるだけオルフェノク化を使いたくない

【影山瞬＠仮面ライダーカブト】
【1日目　現時刻:黎明】
【現在地:H-2 倉庫街南東の小倉庫】
【時間軸:33話・天道司令官就任後】
【装備】:ザビーゼクター、ブレス
【道具】:支給品一式、不明支給品（確認済）
【思考・状況】
基本行動方針:木場に協力し、脱出
1.木場の行動に協力する。
2.単独行動は避ける。
3.自分に使用可能な武器・変身ツールの確保
※午前1時過ぎの時点でG-2のガソリンスタンドに乗り物はありませんでした。
※不明支給品は彼に戦力として見なされていません。
614 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 19:56:03 ID:rDBtPCXLP
　
615 ：流されやすい者達 ◆N4mOHcAfck ：2008/04/28(月) 19:57:09 ID:tDpOKxQ20
とりあえず投下終了です。
支援してくださった皆様ありがとうございました。
最初タイトル抜けたり散々でしたね…
矛盾点、気になった点等ありましたらお願いします。


それと>>613の影山の状態表に抜けがありました。
【状態】:全身に疲労。外傷は特に無し。ザビーに約2時間変身不可。
616 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 20:00:19 ID:WTCVODwx0
投下乙！
流されやすいわ、たしかにw
妙なコンビ結成、バトル面白かったです。GJ!
617 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 20:07:21 ID:9dRgw+rR0
お二人とも投下乙です。

>>◆eQMz0gertsさん
ハーレムキターｗｗｗｗ
しかし腹黒にハナタロス……女子が数少ないのに両手に花な大介はその時点で幸運を使い果たしたかも？

まず指摘ですが、大介の一人称は「私」ではなかったでしょうか。
>>553の中ほど、「2人組み」は「二人組」（送り仮名なし）ですね。

バイクは支給品の場合、「鍵が荷物には言っていて実物はスタート地点におかれている」
と言う意見があったような気がします。
そのせいか、私はそんな感じでイメージしてました。
特に問題もない（というか、デイパックに入れるより自然）と思うのですが、どうでしょう。

ただ、バイクネタバレ地図は個人的にちょっとマズい気が。
数が限られているので、残数が少なくなったとき他チームが出しづらくならないかな……。
車は、個人的には一台限りであればありかなと思います。前回もGトレーラーがありましたし。
合わせ技で、自動車の場所が乗っていた地図にするのはどうでしょう。
ただ、私個人の見解なので、他の方のご意見も伺いたいです。

余談ですが、展開的な質問・相談がある場合は先に避難所の談話室↓で聞いてみたりとか、
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/board/1206716260/l50
仮投下スレ↓を使ってみて頂けるといいかもしれません。
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/board/1208107695/l50
ついでに一度ブラウザで見ると誤字脱字も結構見つかって便利です。←経験

>>◆N4mOHcAfckさん
この軟弱野郎どもは……w
二人とも状況と思い込みで敵にも味方にもネタキャラにもなりうるタイプだけに、
今後が楽しみなコンビ結成でした。バトルも堪能させていただきました。GJ!

一つだけ誤字発見。一番最後の行、「付き合い憎い」は「付き合いにくい（付き合い難い）」ですね。
618 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 20:20:02 ID:3KJHUauh0
>>568-613
ＧＪ！
この2人のコンビはかなり面白そうです。

>>564そうですね。
時間を特定しないようにします。
まとめでは
【1日目　深夜（2時ごろ）】
を
【1日目　深夜】
に変更してもらえるとありがたいです。

ネタばれ地図の位置確定は、あすかを本郷に近づけられそうだからなんですけどダメですかね?
619 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 20:24:51 ID:3KJHUauh0
>>617
確かにバイクネタばれ地図はヤバイですね。
途中で燃やしてくれるとありがたいんですけど…。

なんか誤字や問題点が多くてごめんなさい。
620 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 20:43:21 ID:WTCVODwx0
>>619
wikiで気軽に一人称や誤字は直せるんで、気軽に修正が可能です。
地図は問題が大きいと◆eQMz0gerts氏の判断したときでいいと思います。
621 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:29:25 ID:4aAT0+quO
投下したみなさんGJ！初っぱなからドキがムネムネするぜ！


ところでクロックアップなんですけど、一度の戦闘で複数回使用ってのはどうなんでしょう？
あれを連続でやられるとカブト組以外は厳しいような…

前回は一度の戦闘で一回とかじゃありませんでした？
勘違いなら申し訳ない…
622 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:31:34 ID:RM8dIHUhO
投下乙！

大介ハーレムやったね！でもハナはゴンよりよっぽど乱暴だぜ。
あすかさんは真っ黒だし波乱が起こりそうだ。

影山と木場の揺れ動くバトルもお見事。この二人は落ちたら果てしないからなぁｗ
623 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:38:00 ID:yDlRuf1v0
カブト本編で連続クロックアップが出来るのかは知らないけど
ロワでは出来ない場合でも、装着者はそれが出来ないとは知らないわけだから
再度クロックアップしようとしてもおかしくは無い。
投下された物の中では、結局クロックアップは阻まれたから
出来るか出来ないか不明なままだが。
624 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:43:18 ID:WTCVODwx0
>>621
前回はCUの回数制限はなしですね。
その代わり、一回のCUの時間が短くなっていたはずです。
前回を見れば、CU使っても勝てるものではない、とご理解いただけるかと。
625 ： ◆XIsHgatAck ：2008/04/28(月) 21:45:50 ID:bfmK4fVnO
>>613
投下乙！
影山と木場、確かに揺れやすい二人だw
のっけから白熱バトルに大興奮ですwww
奇妙な仲間になった二人のこれからに期待！


さて、自分が予約していたデネブと加賀美ですが諸事情により、鳥を変えて投下します。
IDは変わりますが◆j4QFVZJTiの鳥が自分のです。
それでは投下します。
626 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:46:49 ID:gVXDQdVM0
支援
627 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:47:16 ID:rDBtPCXLP
　
628 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:47:39 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　
629 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:48:00 ID:Tvrry7TT0
エリアA-7の山岳部を走る人影が一つ。
人影は辺りをキョロキョロと見回しながら、乾いた大地を蹴り、走り回る。
現在の時刻は深夜、少し肌寒い風が吹きあれ、太陽は沈み、辺りはすっかりと暗くなっている。
また、その人影もまた漆黒の色を帯び、周囲の色に同化していた。
人影の名はデネブ。
どことなく武蔵坊弁慶のような出で立ちで黒を基調としたボディ、カラスを連想させるような金色の顔を持った者だ。
勿論、デネブは人間ではない。
西暦2007年の世界にやって来た遠い未来の世界の住人、イマジンの一人。
イマジンは契約した人間の一番大事な思い出が眠る時代へ飛び、その歴史を改変する。
そして歴史を改変する事で過去と自分達の世界を繋げ、自分達に都合の良い世界を構築する事。
それがイマジンの目的であり、最優先事項。
だが、デネブにはそんな目的はない。

「侑斗〜？ どこに居るんだ！？ 侑斗〜〜〜？」

デネブはイマジンを束ねる存在、カイに対し反抗を行った一人の男に共感し、カイを裏切り、彼に協力する事を決めた。
その男の名は桜井、桜井侑斗。
桜井と契約したデネブは彼の頼みで、ゼロライナーという時代を駆ける列車に乗り、過去の時代へ跳んだ。
目的は過去の桜井侑斗と契約し、彼と共にイマジンの侵攻を止める事。
便宜上、本来の世界の桜井侑斗を桜井と呼び、過去の桜井侑斗を侑斗と呼んでいたデネブ。
そしてデネブは侑斗と共に迫り来るイマジンに対し、闘い続けた。
あるときは侑斗と肩を並べ闘い、またある時は侑斗と一体化し、デネブは闘った。
更にその闘いは未だ続いていた筈――――であった。
630 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:48:34 ID:WTCVODwx0
　　　　　
631 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:49:03 ID:WTCVODwx0
　　　　　　
632 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:49:08 ID:rDBtPCXLP
　
633 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:50:08 ID:rDBtPCXLP
　
634 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:50:25 ID:Tvrry7TT0
「はぁ、はぁ……ふぅ疲れた、ちょっと休憩。
確か、夕食を作ってたところだったんだけど、可笑しいな〜〜〜？
ここは一体……」

だが、今、デネブが直面している現実は違う。
突然、見知らぬ部屋で眼を覚ましたかと思うと、二人の男女が殺し合いを行えと言い、得体の知れないガスによって気を失った。
そして気がついてみればこんな見たこともない島に取り残され、眼に入ってきたのは悪趣味な映像。
まるで電王やゼロノスのように変身を行った二人の男女が破れ、灰となり地へ還っていく衝撃的な内容。
デネブにとって二人は見知らぬ人間ではあるが、彼ら二人がもうこの世には存在しない事には心を痛め、黙祷を行った。
そして、デネブはある決意を固めた。
それは絶対にこの殺し合いには乗らず、スマートブレイン社という組織の野望を潰す事。
デネブは必要以上に闘いを、ましてや命の取り合いなど当然したくはない。
また、スマートブレインという会社に入社など、デネブが望むものとは程遠い。
デネブが望むものは侑斗と共に闘い、時の運行を守る事。
その目的を、使命といっていいものを為すためにはここから脱出しなければならない。

そのためにデネブは行動を開始した。
先程、支給されたデイパックから名簿を取り出し、先ずは知り合いが居ないかと確認したデネブ。
其処に記されていた名前の中でデネブが知っている名前は彼自身のものを含めて、五つ。
信用できる名前は桜井侑斗、モモタロス、ハナの三人。
取り敢えずこの三人、特に侑斗との合流を達成するためにデネブは駆け出していた。
現在は一旦立ち止まり、少し息を激しくさせながら道端に座り込むデネブ。
だが、デネブにはどうしても解決できない疑問があった。

「しかし……なんで、この人の名前があるんだろうな……。
うぅん、全然わからない……」
635 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:50:59 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　　　　　　
636 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:51:33 ID:WTCVODwx0
　　　　
637 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:51:41 ID:Tvrry7TT0
両腕で頭を抱え込み、デネブは真剣に悩む。
自分が何故こんな場所にいるかという問題も勿論、わからない。
更にデネブは名簿に記された名前から、余計に謎を見つける羽目となっていた。
デネブの疑問の種となっている名前。
それは牙王という名前が名簿に存在している事について。
以前、デンライナーを奪い、神の路線を狙った牙王。
そんな牙王は既に侑斗の友達、野上良太郎こと電王によって倒されたはずである。
だが、先程デネブが確認した携帯の名簿にはしっかりと彼の名が記されており、もう一度確認してもやはり記載されていた。
これはどういうことなのだろう？
もしや、牙王が生きていたのだろうか？
只でさえこんな所に連れて来られ、混乱気味だったデネブには全く見当が付かない。

「そ、それよりも今は侑斗との合流が先だ！ ん？ そういえば……」

頭をブンブンと振り、余計な事は考えずに今は侑斗との合流を目指そうと立ち上がるデネブ。
だが、デネブはふと何かを思い出したかのように動きを止めた。
やがてデネブはある方向へ視線を向ける。
デネブの視線が向かう先は彼が肩に担いでいた何も変哲のないデイバック。
もう一度腰を落とし、デネブは礼儀正しく地に正座し、デイバックをそそくさと漁り始める。

「確か、あの女の人はこの中に役に立つものが入っていると言ってたなぁ……」

この殺し合いのために、参加者にランダムで配られたと思われしき支給品。
デネブはその支給品の存在を思い出し、確認を行っておこうと考えた。
もしかすればバイクのように侑斗との合流が容易に行えるものが入っているかもしれない。
そんな、甘い考えを抱きながらデイバックを漁っていたデネブは遂に支給品を探し当てる。
同封されていた説明書を手に取り、熱心にデネブは読み始めた。
638 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:51:54 ID:rDBtPCXLP
　
639 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:52:34 ID:rDBtPCXLP
　
640 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:53:18 ID:Tvrry7TT0
「ふむふむ……お、おおおぉ！ こ！これはぁ！？」

両手で掴み、デネブは真っ暗な空に向けて探し当てた支給品を掲げる。
その動作、声質からしてさも嬉しそうな様子を醸し出すデネブ。
そう。実際デネブはとても嬉しがっていた。
この支給品なら直ぐにでも、侑斗と合流できる可能性がある。
いや、出来なかったとしても侑斗にとってプラスな事には間違いないだろう。
そんな事をデネブは満足げに確信していたから。

◇　　◆　　◇

「はぁ、はぁ、やっと着いた」

依然、両の脚をせわしなく動かし、走り続けるデネブ。
デネブが行う呼吸はかなり荒い。
恐らく、ここに来るまでかなりの速度で走り続けていたのだろう。
心なしかデネブに疲労の色がうっすらと見える程だ。
だが、デネブは立ち止まろうとはしない。
そのまま、目的の場所へ、下の景色がよく見下ろせる場所までデネブは自らの歩を進め続ける。

「よし！ ここなら大丈夫だ！」

一旦立ち止まり、デネブは大声を上げる。
そんなデネブが居る場所はかなり高さがあるように見える。
ここから落ちる事になれば、死ぬ事はなさそうだが怪我は免れないだろう。
だが、デネブが浮かぶ表情は果てしなく明るい。
そう。デネブはとても喜んでいたので当然だ。
何故なら、デネブはここである事を行おうと思い、そのためにやってきたのだから。
ふと、デイパックを再び漁り始めるデネブ。
勿論、ほどなくしてデネブの両腕には先程確認した支給品が握られる事になった。
641 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:54:01 ID:rDBtPCXLP
　
642 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:54:11 ID:Tvrry7TT0
その支給品を右腕に持ち替え、デネブはそれを自分の口元に持っていき――

「こんな夜遅くに申し訳ない！ 」

大声を上げて、デネブは地上に向かって話を始めた。


「う〜ん、ちゃんと聞こえてるかな？ 聞こえてなかったらどうしよう……。
まぁいいか！ あ、失礼失礼。申し訳ない」

その声の大きさは今までのデネブのそれに較べて格段に大きい。
答えはデネブが今現在、自分の口元に持ってきているものが示している。
デネブの支給品は音を拡張する機能を持つ物。

「俺の名前はデネブと言います！ ほんの少しだけで良いから、俺の話を聞いて欲しい！ ちょっとうるさいかもしれないけど、それは謝る。ごめん！」

そう。いうまでもなく拡声器であった。
デネブの大声が周囲に響き、そして木霊する。
そしてデネブは依然、喋り続ける。

「という事で皆、桜井侑斗という男の子を知らないか！？
もし、これから侑斗に会った時は、デネブが此処で……エリアA-7で待っていると伝えて欲しい！
ぶしつけなお願いだけど、どうかお願いします！！」

デネブは拡声器を使う事で侑斗の名前を出す事に決めた。
狙いは勿論、侑斗との合流を早める事。
拡声器を使う事では勿論、自分の声の響きやすさは変わるが声質事態が変わる事はない。
そのため、自分の声がもし侑斗の元へ届けばきっと真っ先に駆けつけてくれるだろう。
そして、デネブには未だ目的はあった。
643 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:54:12 ID:WTCVODwx0
　　　　
644 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:54:13 ID:9uKI4ZBK0

645 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:55:06 ID:WTCVODwx0
　　　　　
646 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:55:08 ID:rDBtPCXLP
　
647 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:55:15 ID:Tvrry7TT0
「あ、そうだ。あと、侑斗のコトだけど……えーと、うーっと、ど、どう言えばいいのかな！？
椎茸が食べれなくて、いつも俺は侑斗にどうにか椎茸を食べてもらおうと細かく刻んだり、つくねの中に入れて頑張って……いや？ これは関係ないかも。
兎に角、侑斗に会う時は注意してくれ！」

それは侑斗の事を他の参加者に知らせる事。
自分がいう桜井侑斗なる人物が、他の参加者にわからなければどうしようもないからだ。
だが、いざ侑斗の特徴を言う機会になって急にしどろもどろし始めるデネブ。
実の所、自分が話す内容はしっかりと考えずにデネブは行動を決行していた。
只、一刻も早く侑斗と合流しよう。
その強い思いのあまり、現在のデネブはあまり冷静な状態であるとはいえない。
兎に角、何も言わないのは不味いと思い、デネブは話を続ける。

「侑斗はとっても――――――お！ おわぁ！？ だ！誰！？モ、モガモガ…………」

『侑斗はとっても素直ではないので、侑斗が酷い事を言っても気を悪くしないで接して欲しい』。
そんな事を未だ知らぬ参加者にご丁寧にも伝えようとするデネブ。
だが、急にデネブの様子は一変し、彼の話は終わりを告げる。
それは何故か？
拡声器を思わず足元に落とし、必死に身体を動かそうと、声を出そうと悪戦苦闘するデネブ。
だが、後からがっちりといつの間にか近寄ってきた何者かに、身体を押さえられ、上手く行えない。
更にご丁寧な事に声が出ないように口元を手で押さえつけられている。
思わずデネブの身体に緊張が走る。
これからこの顔も名前も知らない人に自分は何をされるのだろうか？
そんな事に思考を寄せていたデネブにふと誰かの声が響く。

「落ち着け！ 俺は味方だ！」

声質からして、侑斗より年上、20代くらいといった青年がデネブに叫ぶ。
よく状況が掴めないが、どうやら先方は自分に用があるらしい事をデネブは焦りながら悟る。
648 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:56:03 ID:Tvrry7TT0
「俺は加賀美新！ 頼む、俺の話を聞いてくれ！」

加賀美新。
自分に話しかけた青年の名が加賀美新という名前である事を、デネブはようやく知る事になった。

◇　　◆　　◇

「そうか〜確かに俺の行動は危険だったかもしれない。
いや〜ありがとう〜〜〜加賀美〜！ お前は優しい！
お前のような人と出会えて俺はほんとーに嬉しい！！」
「いや、俺の方こそ手荒な真似をして悪かったよ、デネブ。
だからそれ以上、謝るなって！ 別に俺は大した事はしていないから」

デネブと加賀美が腰を下ろし、互いに向き合い、話をしている。
簡潔に自己紹介は済ませており、互いの名前くらいはお互いもう知っている。
正座をしながら何度も何度も頭を下げるデネブ。
それは加賀美がデネブに拡声器による呼びかけを中断させた行為に対してのものだ。

この殺し合いにはどんな参加者が集められているかはわからない。
そもそも、殺し合いをさせようという目的で自分達は集められたのだ。
スマートブレインという奴らが、人を殺す事に快感を覚えるような凶暴な参加者をこの殺し合いに呼んでいてもおかしくはない。
そんな参加者が先程のデネブの声を聞いたらどうするか？
きっと、良い獲物が居たとでも思い、デネブを襲いにくるかもしれない。
そのため、加賀美はデネブにあまり目立つような事はしないように説得し、デネブは彼の話に納得した。
元より、少し混乱気味だったデネブは加賀美に押さえつけられた事で、幸運にも少し落ち着く事も出来ている。
そのため、案外すんなりと加賀美の話に納得し、今はこうして加賀美にお礼を述べているといった感じだ。
依然、何度も頭を上げ下げしているデネブに、加賀美が立ち上がりながら彼に制止を呼びかける。
しかし、それでもデネブは一向にやめようとはしない。
やがて、数十秒が過ぎた後、やっとデネブはお辞儀を止め、ふと思い出したように口を開く。
649 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:56:18 ID:rDBtPCXLP
　
650 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:56:28 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　　
651 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:57:13 ID:Tvrry7TT0
「しかし、不思議だなぁ……ワームもZECTもマスクドライダーシステムもハイパーゼクターっていうのも聞いたコトない。
特にそのハイパーゼクターはそんなに凄いのに全く知らないぞぉ……。
それと、何より加賀美はこんなかわいい鍬形虫で変身できるなんて……。
おわぁ！ ガタックゼクターが飛んだ！！ お〜い、戻って来て……イタタタタ！
頭をつつかないでくれ〜〜〜結構痛いからやめてくれ〜〜〜〜〜」

デネブと加賀美は既に互いの名前、知り合い、自分達の事について話し合っている。
そのため加賀美からワーム、ZECT、マスクドライダーシステム、ハイパーゼクターそして彼がガタックゼクターで変身を行える事を知った。
必要以上に相手を疑わない二人の性格も関係していたのだろう。
情報交換は驚くほどスムーズにいき、またデネブは加賀美にガタックゼクターを暫し抱かせて貰っていた。
勿論、先程のとてつもなく長いお辞儀の間も、デネブはずっとガタックゼクターを両手で握り締めていた。
ガッチリとデネブの無駄にゴツイ両手に長い間挟まれていたガタックゼクター。
お辞儀を止め、少し気と力が緩んだデネブ。
その隙をガタックゼクターは見逃すわけもなく、羽を羽ばたかせる駆動音を撒き散らし、一目散に上空へ飛翔。
今まで散々自分に苦渋を舐めさせてくれた、にっくきデネブに対し、ガタックゼクターが逞しいホーンで攻撃している。
思わず立ち上がり、頭を両手で隠し、その攻撃から慌てながら逃げ回るデネブ。
その様子を見て、加賀美は少し呆れ顔を浮かべ、笑い声を上げる。

「こっちもイマジンだとか、時の運行とか、ゼロライナーなんて知らないぜ。
それにその死んだはずの牙王ってヤツも気になるけど……まぁ、それは今考えても仕方ないさ。
それよりも……」

また、当然加賀美もデネブから彼の事について聞いた。
イマジン、時の運行、ゼロライナー等加賀美には全く覚えなどない。
デネブがそのイマジンの一人とわかったがいまいちイマジンがなんたるかを良く理解出来ていない加賀美。
だが、加賀美はあまり物事を深く考えるのは苦手の方で、考える暇があれば行動を決行するタイプ。
今もデネブの周りを飛び回るガタックゼクターを呼び戻し、加賀美はこれからの行動について思考を走らせる。
652 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:59:01 ID:rDBtPCXLP
　
653 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 21:59:22 ID:Tvrry7TT0
(それよりも今、俺がやるコトは……)

加賀美の脳裏に移るのは自分達に殺し合いをしろと言った二人の男女。
スマートブレインという聞いた事もない会社の人間と言っていた名も知らない女性、そして責任者と思われる村上峡児。
彼らは言っていた。
どんな奇跡でも、死者ですらも蘇らせる事が出来ると。
彼らの言葉が本当かどうかはわからないが、実際にデネブの話からすると牙王という男は確かに死に、そして名簿に載っていたという。
自分をいつの間にかあの会場に拉致した事も考えると、死者の蘇生も出来る程の技術力はあってもおかしくないかもしれない。
まさかとは思いたいが彼らの言葉を聞いて、褒美に釣られた参加者も少なからずいるだろう。
勿論、加賀美には彼らが言っていた褒美などには、スマートブレインの特別顧問という地位には興味はない。
他の人を殺してまで手に入れる価値などないから。
加賀美は己の欲望を叶えるために、力を――『戦いの神』と謳われる力を求めたわけではないからだ。
ガタックゼクターを呼び戻し、右手に収まったそれに視線を向け、加賀美は思う。

(あのスマートブレインを叩き潰す事だ……！もうあいつらは既に二人の人を殺した……、お前達は俺が絶対に許さない！
力のない人達を守り、天道達やデネブの仲間達と合流する。
そしてあいつらを倒す……これが、今、俺がやるべきコトのハズだ！)
654 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:59:23 ID:WTCVODwx0
　　　　　　　　　
655 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 21:59:46 ID:rDBtPCXLP
　
656 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 22:00:02 ID:Tvrry7TT0
先程、変身し、スマートブレインに立ち向かい、そして灰となって殺された二人の男女。
自分達、ZECT製のマスクドライダーシステム以外にもあんな変身機能があった事に加賀美は驚いたが、問題はそこではない。
重要なのは彼らが理不尽にもスマートブレインに殺された事。
あの凄惨な映像を見て、加賀美の決意は更に強まった。
一刻も早く、スマートブレインを叩き潰し、此処から脱出しなければならない。
勿論、殺し合いを望まない人々は一人でも保護する事も忘れずに。
だが、そのためには仲間が必要なのも事実。
配られた名簿を見て、自分の知り合い、天道総司、風間大介、影山瞬の三人を確認した加賀美。
影山とははっきりいって良好な関係ではないが、この状況ではきっと向こうも対立する気はないだろう。
恐らく協力を頼めそうなこの三人と合流を目的に加賀美はエリアA-7を探索していた。
そんな時、先程のデネブの声を聞き、何事かと思い、デネブに接触した。
一見人間ではなく、かといってワームのように生物的でもないデネブ。
異質とも言えるデネブの風貌に加賀美は少し接触を躊躇ったが、彼を見過ごすわけにもいかず、結局は接触。
結果的にデネブとのコンタクトは成功し、同行する事になったのは良い収穫だっただろう。
やがて、意を決したように加賀美は立ち上がり、未だ頭を下げていたデネブに声を掛ける。

「取り敢えず今は此処から離れるぜ、デネブ！ 俺達の知り合い以外にもきっとこんなふざけた事に我慢できない人は居る！
一刻も早く、その人達と合流しよう！」

侑斗が先程のデネブの放送を聞き、此方へ来る可能性もあるかもしれない。
しかし、拡声器を使ったといっても、デネブが発する声がエリア全域にも届くわけなく、侑斗に先程の放送が伝わった可能性は恐らく低いだろう。
それに先程加賀美が考えたように危険人物がデネブを狙い、此処を襲撃する可能性もある。
よって加賀美は一先ず、此処は離れ、場所を変える事を考えた。
既にデネブの知り合いの名前は教えてもらっている。
その中でも桜井侑斗なる人物は特にデネブと仲が良いらしい。
侑斗の名前を深く心に留め、加賀美はデネブに手を差し伸べる。
657 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:00:33 ID:WTCVODwx0
　　　　　　
658 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:00:37 ID:9uKI4ZBK0

659 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:00:42 ID:rDBtPCXLP
　
660 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:01:42 ID:rDBtPCXLP
　
661 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 22:01:51 ID:Tvrry7TT0
「おお！ 了解、加賀美！ 一緒に頑張ろう！！」

差し伸べられた手に気づき、デネブが大声を上げながら加賀美に応える。
デネブも加賀美に悪い印象などはない。
また、碌に人を疑う事も知らないデネブは加賀美の手をしっかりと握り締め、彼に近寄る
加賀美の間近で両の脚で立ち上がったデネブ。
改めて見ると身長は加賀美よりも大きいデネブに、加賀美はいいようのない頼りがいを覚えた。
今までの言動からすると加賀美には、ちょっと抜けている感じはあるが、デネブが悪い人物には見えない。

(俺は運が良いな。デネブはどうやら頼りになる……この調子で仲間を集めていけば、絶対にスマートブレインを倒せる！)

初めて出会った参加者がデネブのような人物で、加賀美は己の幸運さをかみ締める。
心の中で希望という灯火を一段と燃やし、加賀美は大空に広がる暗い空に視線を滑らせる。
どこまでも続いていきそうで、果てしなく暗く、今にも吸い込まれそうな漆黒の空。
その大空を見て、お世辞にも気分が良くなるとは言えないだろう。
だが、その大空を見る事で加賀美の気が滅入る事はない。
何故なら、加賀美にはデネブという仲間が居るから。

「あ、そうだ。ちょっと待ってくれ、加賀美」
662 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 22:02:55 ID:Tvrry7TT0
「？ どうした？」

そう。何か言い忘れた事があるらしく、ごそごそと腹の辺りから――腹巻から何かを探しているデネブが居るからだ。

「えーと、確かここに……お！ あったあった！！」

自分と同じくこの殺し合いに反発し、自分と共に闘うと決意したデネブが。

「はい！ お近づきの印にデネブキャンディーだ！ これからもよろしく♪」
「あ、ああ……ありがとう…………」

デネブが……居るから…………。


【デネブ＠仮面ライダー電王】
【１日目　深夜】
【現在地：少し大きな山の上A-7】
[時間軸]:28話開始時辺り(牙王戦終了辺り)
[状態]:健康。
[装備]:拡声機
[道具]:基本支給品一式　不明支給品(未確認)0〜2個
[思考・状況]
１：侑斗と合流し、この殺し合いを止め、スマートブレインを倒す。
２：一時此処を離れ、加賀美と共に行動する。
３：天道総司、風間大介、影山瞬、桜井侑斗、モモタロス、ハナ、そしてこの殺し合いに反発する仲間との合流。また、牙王に警戒。
４： 牙王の名前がある事に疑問
[備考]
※デネブの声は恐らく周囲一エリアに届いたと思われますが具体的な範囲は不明です
※能力発動時以外は指からは一切の銃弾類は出せません。また、その事に気づいていません
※これから具体的に何処へ行くかは後の方にお任せします。
※デネブキャンディーは何故かスマートブレインに没収されませんでした。
663 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:03:01 ID:rDBtPCXLP
　
664 ：Action−DENEB ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 22:03:39 ID:Tvrry7TT0
【加賀美新＠仮面ライダーカブト】
【１日目　深夜】
【現在地：少し大きな山の上A-7】
[時間軸]:34話終了後辺り
[状態]:健康。
[装備]:ガタックゼクター、ライダーベルト(ガタック)
[道具]:基本支給品一式　不明支給品(確認済み)1〜3個。
[思考・状況]
１：この殺し合いを止め、スマートブレインを倒す
２：一時此処を離れ、デネブと共に行動する。
３：天道総司、風間大介、影山瞬、桜井侑斗、モモタロス、ハナ、そしてこの殺し合いに反発する仲間との合流。 また、牙王に警戒
４：
[備考]
※これから具体的に何処へ行くかは後の方にお任せします。
665 ： ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/28(月) 22:05:16 ID:Tvrry7TT0
投下終了です。
多くの支援どうもありがとうございます！
また、投下に時間がかかって申し訳ない。
それでは感想やご指摘など待ってます。
666 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:08:57 ID:WTCVODwx0
投下乙！
デネブww　しょっぱなから拡声器ｗｗｗ
加賀美といいアホコンビ結成、おめでとう！
見事、電王の空気が出ていました。
GJ!
667 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:11:31 ID:9dRgw+rR0
投下乙です。

デwネwブw自w重wwww
突っ込みを確保したのはいいがそいつもネタに定評がある男じゃないか。
この先の珍道中に大いに期待です。GJ!
668 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/28(月) 22:13:36 ID:C7NjyRh30
デネブ最高ですね！つい笑ってしまいました。乙です！

風見志郎（R）、立花藤兵衛、葦原涼予約します。
669 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:14:22 ID:nZDi+LI90
投下乙です。
超お人よしのダブル・コンボ。
拡声器を使うし、食べ物を疑わずにほいほい食べるし、
ここだけ何やら、空気が違っているようなw
ＧＪでした。
670 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:14:36 ID:RM8dIHUhO
投下乙

拡声器キタ！デネブらしすぎるｗ
かがみが新たな突っ込みとなってくれることを期待します
671 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:22:02 ID:xSvLz+Oa0
投下乙です！
デネブのロワ第一声が想像通りで吹いたｗ
そしてギャグしつつもしっかり火種となりそうなものがある辺り怖いですね
A-7って事は侑斗本人には聞こえて無さそうですね
672 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:25:30 ID:ygLxW6O+O
投下乙＆ＧＪです。
拡声器使い出したところで「デネブらめえぇぇぇ！」とハラハラしましたｗ
善人過ぎる二人の今後、更にハラハラしそうで楽しみです。
673 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 22:30:23 ID:ScOJKuw50
善人コンビ頑張ってほしい
674 ：名無しより愛をこめて：2008/04/28(月) 23:40:12 ID:j1ytZDGPO
デネブはらはらさせすぎ！
加賀美でよかった本当に


続きにﾜｸﾃｶせざるをえない
675 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 00:12:56 ID:qq4HMSU80
ン・ダグバ・ゼバ、水城史朗、金居、桐矢京介を予約します。
676 ： ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 00:19:14 ID:Mm9xXeSX0
東條悟、芝浦淳を予約します
677 ： ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/29(火) 01:08:42 ID:3QWbzJnm0
すいません、追加で志村純一を予約します
678 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 01:21:36 ID:ArRB+kPYO
皆さん投下乙！
……なんというか、カブト勢www
危険なハーレム作ってる大介、エラーで吹っ飛ぶ影山、
デネブと会話する加賀美とか全部違和感ねえw

>>623
本編でも前作でもクロックアップは同一戦闘中複数回使用されてるぞ
今回の話でも描写見る限り一度阻止された後で
プットオン前に再使用してるみたいだし
679 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 02:33:57 ID:T2xggdxG0
こういう場に居ると違う作品の人物を違和感なく絡められる書き手の想像力に驚嘆せざる負えない

今更だけど影山の前世(?)ってウサギだったよね
たしか草加にゴルドスマッシュの試し打ちに使われた
680 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 02:50:06 ID:ArRB+kPYO
そういやそうだな
だから今回クリスマ喰らいかけた時デジャヴ感じてたのかw
681 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/29(火) 06:57:59 ID:S2quxZDPO
携帯から。交流スレ向きですが。

そういえば携帯って「電池切れ」とか「機種」とか決まってないですよね
これらの方針が確認できたら使えるネタがありそう
682 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 08:19:35 ID:GQGXpmAi0
>>619-620
談話室の方に理由を書きましたが、今回のバイク数の制限と他の支給品を考えると
燃やすでは手遅れな気がします。
できれば、向うでもう少し議論できませんか。

>>681
スマブレの想定した使い方（放送受信・GPS・名簿）として使っている分には
ロワ終了まで問題なく持つんじゃないでしょうか。
逆に香川教授の持ってる首輪探知機能などのオプションを使いまくれば
相当早く消費する、と考えるのが自然でしょうね。
機種というか形状はキャラに合わせて自由に決めていいと思います。
683 ： ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 09:27:10 ID:t4+3Qmvl0
参加します。
北條透、風のエル、イブキ（和泉伊織）予約します。
684 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 10:06:49 ID:uHasz5TP0
未予約キャラ

【仮面ライダーアマゾン】  
○十面鬼ゴルゴス
【仮面ライダークウガ】  
○一条薫／○ゴ・バダー・バ  
【仮面ライダー555】  
○北崎  
【仮面ライダー響鬼】  
○日高仁志

順調に進んでますね。
685 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 10:15:48 ID:srOJKVDF0
投下ラッシュに予約ラッシュで感想が追いつかない…！嬉しい悲鳴だ
ひとまずデネブｗｗ拡声器フラグが一体どうなるのか…ｗ
それともライダーロワでは拡声器フラグは成立しないフラグが立つのかｗ

>>553
＞その手は、地図のようなもの。
その手「には」ではないでしょうか？
686 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 12:09:19 ID:o8HCX/2u0
投下乙です！
まるで東映の人がデネブを書いているような出来栄えでした。
拡声器…前光太郎みたいにいけばいいけど…。

>>685
wikiで一部修正しておきました。
ネタばれ地図はあれでいいでしょうか?
ニセモノありということで…。
687 ： ◆CIPHER0/kY ：2008/04/29(火) 12:38:33 ID:DIB7y8rrP
＞また、地図に表記されていないことはありません。
偽物よりここがきわどい気がします。
「ダミーあり、支給品も表示、抜け落ちあり」（あくまで配置場所案）程度なら
影響を抑えられそうですが、どうですか。

というわけで、日高仁志、ゴ・バダー・バ、風間大介、緑川あすか、ハナを予約します。
地図についての詳細は結論を待ちます。
688 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 12:43:27 ID:o8HCX/2u0
>>687
じゃあ抜けありにしておきます。
間違い多くてすみません。
マシンデンバードとか主催者側として危ない支給品ならば抜けてそうなので抜けありで。
689 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/29(火) 16:13:35 ID:6zU7r4310
>>617
指摘ありがとうございます。
感想下さった皆様にも感謝しております。

>>687
バイク所有グループとバダーが…これはまさかｗ
690 ： ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:48:11 ID:t4+3Qmvl0
ええと、これから投下したいのですが、長いので支援お願いします。
691 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:53:26 ID:6zU7r4310
692 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:54:25 ID:t4+3Qmvl0
最初はたちくらみだと思った。

久々に降り立ったロンドン。事件の調査の為遠征し、仕事が一段落着いたところでふと元同僚の顔が浮かんだ。
彼女は警察を辞職し、この地で大学教授なり、今もってあの強気な目を輝せ講義をしているとのこと。
もし会いに行けば、嫌そうな態度を隠そうともせず、けれども口の端を上品に上げて迎えてくれるのは容易に想像できる。当然その口からは流れるように挑発・嫌味・悪口雑言etcと出てくるのは経験上明らかで。まあ、その点はお互い様である。
心のどこかで、あのやりとりを懐かしみつつ彼女の在籍している大学講堂に入った瞬間、視界がぐらついた。
暗転。
そうして気付いた時には、見知らぬ場所で見知らぬ携帯を通して、見知らぬ二人があっさりと命を散らす映像だった。しかも通常起こりえない死に方で。
「もし、この首輪がなかったらアンノウンの仕業かと勘繰っていたところですね…」
知らず内に思考が喉をついて漏れた。首に感じる冷たい違和感に手を触れ、現実であることを再認識する。


北條透は警察機構のエリートである。
その頭の中には警察が要注意とマークしている組織のリストが記憶としてあり、いつでも引き出せる。
だが、その詳細の中にスマートブレインなる会社名を確認することは出来なかった。
聞いたことのない社名。非人道的な行い。そして非現実的な機能を持つ首輪。
摘発するには充分すぎる証拠がいまここにあり、その渦中に自分がいる。
「まったく…こんな大きい仕事を処理するのに何日、いや何ヶ月かかるか…」
冷静になるための一時的な逃避として、脱出してからの算段を打ち切った。今はすべきは自分の地盤を固めることである。
693 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:55:29 ID:t4+3Qmvl0

放り出された場所は川沿い。いち早く身を隠すために移動した。しばらくすると路線が、その先には整備された道路が見えた。
開けた場所は避け、道路に並走するように点在する街灯の、その光の輪が自分に届かない草むらに身を潜めた。
この位置なら自分の姿は見えず、けれどもその灯りの恩恵に授かることは出来る。
若干暗めの光量に目を細め、手にした携帯を開く。

集めるべきは情報と協力者。携帯をいじり、参加者リストを小さなディスプレイに浮かべ顔をしかめた。
面識のある者の名の中に、風谷真魚と記されていた。
彼女は予知能力があるとはいえ、ただの一般市民だ。こんな日常から隔絶された状況でいつまで耐えられるか。出来る限り早くあの少女を保護しなくては。
次いで協力者となりえそうな葦原涼。ただ彼とは以前、確執があり良好な間柄ではないのは重々承知している。その点に関しては不安があるが、とにかく顔を見知っているというだけで殺しあうことはなく、話し合いに持ち込めるだろう。
二人以外には知っている名は無かった。その少なさに残念さと安堵と、複雑な想いがよぎった。
電池の残量を考え、携帯を閉じる。参加者の名前は頭に入った。

ならば次は現在位置。そっと辺りを見渡し、特徴となりうる地形・建物と今まで自分が歩いた場所を考慮しながら地図でおおよそ位置の見当をつける。
B-7エリア。研究所と書かれた場所の近くらしい。
あの主催者側が用意した施設に、脱出の手がかりがあるとは思えないが…他に役に立つものがあるかもしれない。
当面の食料は持たされたデイパックに入っているとはいえ、先が見えない今、手に入れて損はない。
そもそも自分に支給された、あのふざけた態度の女が言っていたであろう、スペシャルアイテムとやらが、気に入らない。
複雑に色線の入った、ＣＤの規格から外れた厚みの円盤。一体に何の役に立つのか。
幸先の悪さを覚えつつ、北條透は道路沿いに移動を始めた。スマートブレインの思惑を阻止するために。

○　○　○
694 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:55:34 ID:6zU7r4310
695 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:56:55 ID:t4+3Qmvl0
風のエルは戸惑っていた。
主催者側の意志は理解した。が、それはなんら自分に関係ない。今なすべきことは、自らの子らを消すため瞑想に入った主を護ることだ。なのにこんな場所にいたのでは使命が果たせない。
光球に姿を変え主の元へ還ろうとし、それは成し得なかった。いまだ自分はここにいる。
まるでその様を笑うかのように、首の冷たい感触が不快感を煽る。
還れない。望むものが出来る。主の傍へ。ならば…。
風をその翼に孕み、風のエルは夜を飛ぶ。どこかいつもと違う感覚を覚えながら。

○　○　○

夜の闇でもひっそり白く浮かび、厭世的にそびえる建物が見えた。道路と違い、手入れを怠ったのか、荒れた印象を覚える。
侵入は容易いだろうと、一歩踏み出した瞬間、北條は何者かに強引に腕を捕まえられ地面に転がされた。
冷静になったつもりがなりきれていなかった。一瞬の気の緩みを全身で後悔し、続くであろう痛みを覚悟した彼に、届いたのは突風と言葉。

「いきなりすみません。でも、危ないところでしたね」

まだ若い、おそらく自分より年下の青年が、中腰で背中を向けている。いや、先を睨んでいる。
点々と続く光の輪。その環の一つにいる誰かを。純白の翼。鋭利な嘴を街灯に照らさせ、優雅さすら感じる佇まいでこちらを見据えている人型の鳥を。

「徒人の子らよ。我が主の下へ還るために、悪いが死んでもらう」
「…僕にも、帰りたい場所があります。だから、死ぬわけにはいかない」
「普通に会話している場合ですかッ！？」

青年の主張に北條は転がったままの姿勢で突っ込みを入れる。

「言葉が通じるなら、まず話をします」
「ですが…！」
「アギトでない者を殺すのは忍びないが、せめて楽に…」

男とも女ともつかない声で、一方的な最後の宣告がなされる。
696 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:57:30 ID:GQGXpmAi0
　
697 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:57:42 ID:6zU7r4310
698 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:58:32 ID:DIB7y8rrP
　
699 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:58:34 ID:t4+3Qmvl0
アギト。北條の耳が聴き慣れた音を捉えるやいなや、またも視界が急速に回る。
青年が北條を抱えて横っ飛びに転がったのである。耳の傍で盛大に鳴る葉擦れに重なり、風切音が頭上を通過する。
三半規管が程よくシェイクされ、起き上がりに時間がかかる。青年はといえば、もう体勢を立て直している。
ふらついているとはいえ、思考は冴え渡る。アギトの単語から、相手の正体がクリアに結びつく。

「ヤツはアンノウンです！普通の人間では太刀打ち出来ません、逃げましょう！」
「いえ、あの速さだと追いつかれる…仕方ない」

この暗がりで相手を視認しているのか、隙の無く視線を巡らせながら、青年はジャケットから笛を取り出した。
笛の音が広がる。小さな竜巻が空気を裂きながら青年を包みこむ。

「ハッ！」

気合一閃。手刃で風を文字通り断ち切る。そこには青年の姿はなく、そうまるで…

「鬼…」

草まみれの北條を残し、青年、いや鬼は道路へ跳んだ。
現実という文字をここまで無視した状況の数々に、もしこの場に、かの才媛がいたらどう言うだろう。
答えはでなかった。

○　○　○
700 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:59:16 ID:GQGXpmAi0
　
701 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:59:21 ID:6zU7r4310
702 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:59:22 ID:srOJKVDF0
　
703 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 16:59:27 ID:t4+3Qmvl0
風と風がぶつかり合う。

風のエルの動揺が広がる。
見据えた人間からはアギトの因子を感じ取ることはなかった。
だが、姿を変えこうして戦いの力を得ている。ただそれだけでも危険だ。早く主に伝えなくてはならない。
体術はそこそこのようだが、武器もなく、防戦一方。とはいえ、正確に自分のいる位置を捉えてはいる。
遠距離から弓で射る方が安全に事が運ぶだろう。
だが風のエルは未知の者に対してより確実に、直接爪で貫き殺すことを選んだ。幾度か対峙し、攻撃し、追い込む。

威吹鬼は空気の流れを読み、距離を取る。瞬間、体が反射的にさらに飛び退がる。
自分のいた一瞬後の空間を鋭利な爪が貫く。勢いを載せて繰り出される蹴りを辛うじて腕で防ぐ。
近接戦より中距離戦を得意とする威吹鬼には不利な相手。音撃管もなく加えて先ほど助けた彼は叫んでいた。アンノウンと。
もし音撃管があったとしても、清めの音が効くかどうかもわからない。かといってこのままいたずらに体力を消耗するわけにいかない。
一か八か。
またも突いて来た攻撃を身を低くして避け、素早く印を結び怪人の懐に半身を捻りこみ、解き放つ。

「なっ！？」

眼前に突如現れた炎の鳥に怪人は隙を見せる。そのまま回転の勢いに乗り風を纏わせた回し蹴り、鬼闘術・旋風刃を頭に叩きつける。
一度弾み、吹っ飛んだ相手に、威吹鬼は警戒しつつも近寄る。

「何をしているんですか！？早くトドメを！」

怪人のさらに先、草まみれの男が街灯の下で叫んでいる。怪人が地を蹴り、彼に向かう。
まずい！
威吹鬼が駆け出した瞬間、体が一瞬輝き、変身が解けた。
704 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:59:43 ID:uHasz5TP0
　
705 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 16:59:52 ID:srOJKVDF0
　
706 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:00:13 ID:t4+3Qmvl0
「えっ？」

困惑に気を逸らされた。走っても間に合わない。再び印を切る。
慌てた彼が逃げようとして、脚をもつれさせ転ぶ。
怪人の繰り出した攻撃は急に目測を失い、街灯に衝撃が走る。衝撃は騒音となり、がいぃぃぃっん！と辺りに騒音を響かせ、発動した炎の鳥が怪人に飛び掛ったのはその音と同時だった。

「くぅ…！」

不利と判断したのか、怪人はふらつきながらも夜の闇へと姿を消した。


○　○　○


「正直、助かりました。協力していただけて心強いです」
「いえ、こちらこそ。同じ考えの人に出会えてちょっと安心しました」

戦い終わって、二人は自己紹介も程ほどに、研究所に移動した。
笛の音やら金属音やらで散々大きな音をたて、誰か、それこそまた殺し合いにのる者が近くに来てはたまらない。
建物に入ってすぐの、とりあえず適当に選んだ部屋で各々の状況と情報を交換し合う。
最初こそ北條も、青年ことイブキ──「和泉伊織です。呼ぶ時はイブキでお願いします」と言われた──を多少警戒もしていたが、殺人者かどうかもしれない人間を助けるためにあっさり戦いに向かった姿に、どこかの誰かを思い出したのだ。

「…こんな状況下でも笑っていられるあたりとか、似てますね」
「え？何か？」
「何でもありませんよ。ただの独り言です」

イブキとて不思議だった。変身した人間を目の当たりにし、冷静でいられるものはそう多くない。好奇心が勝って尋ねてみると「似たような知り合いがいるので」と彼の知りうる変身するものの情報付きで返ってきた。
無事に帰れたら紹介してもらって、猛士にスカウトしてみようか。
無事に帰れたら──想い人の香須実と、弟子のあきらの姿が浮かぶ。あの怪人も帰りたい場所があったのだろう。
北條から危険な存在と言われても、どこか、話し合う余地があるんじゃないかと考える自分がいる。そして、猛士の一員として人々の安全を護る使命から、倒すべきと考える自分も。なるべくなら、犠牲者は出したくない。
707 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:01:01 ID:srOJKVDF0
　
708 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:01:01 ID:t4+3Qmvl0
「イブキさん？」
「あ、すみません。えっと、葦原涼さんと風谷真魚さん。この二人と早急に会う必要があると」
「ええ。それと日高仁志さんと、保護対象の桐矢京介さんですね」
「はい。風谷さんと同じく、桐矢くんもまだ学生です。この状況は酷だと思うので…」

助けるべき人間がいる。それだけで、取り乱さずにいられるのは市民を護る職務についているからだろうか。
だが、違和感はある。先ほどの戦闘時。思っていたよりも怪人が吹き飛ばなかったこと。
何より変身が自然と解けたこと。鬼になるのも、その姿を解くのも意志による判断だ。
無論戦いの最中に変身が解ける事態もある。だがそれは当人の意識がなくなった瞬間を指し、イブキはそんな状態に陥ってなどいない。
通常時と違う条件があるなら、それはひとつ。首輪だ。だが確証がもてない。もう一度変身をして確かめた方がはやいか。

「北條さん、ちょっとこれから実験をしたいんですが」

北條としてはこの研究所を探索し、何か役に立つものを手に入れたかったが、真剣な表情のイブキに承諾せざるを得ない何かを感じた。
笛をかざし吹こうと口をつけた瞬間──

『こんな夜遅くに申し訳ない！ 』

機械で増幅した声が聞こえた。

「馬鹿がいるー！！」
「いやツッコミ入れてる場合じゃないでふが！？」
709 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:01:15 ID:DIB7y8rrP
　
710 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:01:32 ID:t4+3Qmvl0
思わず叫んだ北條の口を慌ててイブキがふさぎ、ふさぎつつ大声を出してるイブキの口を北條がふさいだ。
大の男二人が、互いの手を互いの口に押し当ててる滑稽な姿を知らず、声はなおも続く。
声の主はデネブと名乗る。どうも【さくらいゆうと】──名簿にあった桜井侑斗だろう──という椎茸嫌いの男の子を探しているらしい。

『侑斗はとっても――――――お！ おわぁ！？ だ！誰！？モ、モガモガ…………』

最後に機械音特有の耳障りなハウリングを残して声は途絶えた。

「…あんな放送かまして、格好の的じゃないですか」
「A-7エリアっていってましたね。山のほうか…すごく近い」

二人は地図を広げつつ確認する。

「どう思います？声の…デネブって人」
「ただの、子供が迷子なってテンパってる保護者。それ以上でも以下でもありません」
「あ、やっぱり…」
「全く、高校生以下の子供まで参加させるなんて…スマートブレインめ」

【男の子】の【嫌いな食べ物】を事細かに説明されたせいで、桜井侑斗の印象に小学生のイメージが定着している。
当人が聞いたら、その後の展開推して知るべし、である。

「誰かに口をふさがれたようですが…心配ですね」
「僕、様子を見てきます」
「殺人にのった人が来るかもしれないのに？　今から言っても間に合わないかもしれないのに？　危険すぎます」
711 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:02:17 ID:srOJKVDF0
　
712 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:02:42 ID:6zU7r4310
713 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:02:53 ID:t4+3Qmvl0
射抜くように問い掛ける北條に、イブキは迷わず答える。

「それが、僕の仕事です。人を助けるのが猛士の仕事なんです」
…どうにも、似ていると思った人物を北條は間違えたようだ。あのヘラヘラした津上翔一ではない。
皮肉をいっても通じない。不器用で、まっすぐな、故に危なっかしい…氷川誠の方に似ているらしい。

「……仕方ありませんね。私もついていきますよ」
「北條さん！」
「ただし、捜索は一時間ほど。危ないと思ったらすぐここに引き返します。いいですね？」

口を開けば悪口しか聞こえない彼女、小沢澄子の声が聞こえた気がする。
――ふーん、あんたも結構やるじゃない。
幻聴と解っていても北條は返した。
――私も、警察官ですからね。

二人は研究所内に荷物を隠し、やや頼りない星明りの下、かわいそうな保護者を探しに歩き出す。
もしイブキが、変身の実験を出来ていたら――
もし北條のスペシャルアイテムにイブキが気付いていたら――
この先の話は少し違ったものになっただろう。
714 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:03:53 ID:6zU7r4310
715 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:03:55 ID:srOJKVDF0
　
716 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:03:54 ID:t4+3Qmvl0
「でもなんで変身したのになんで服が無事なんだろう？」
「何か言いました？」

【北條透＠仮面ライダーアギト】
【１日目　深夜】
【現在地：研究所ちかくB-7】
[時間軸]:最終話
[状態]:健康。
[装備]:なし。
[道具]:基本支給品一式　ディスクアニマル（アサギワシ）不明支給品(確認済み)1〜3個。
[思考・状況]
１：イブキについていく（デネブを探す）
２：研究所内を探索する
３：葦原涼・風谷真魚・日高仁志・桐矢京介、そしてこの殺し合いに反発する仲間との合流。また風のエルに警戒。
４：無事に戻った暁にはスマートブレインを摘発する
[備考]
※デイパックはイブキの物と一緒に研究所内に隠しました。
717 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:04:53 ID:srOJKVDF0
　
718 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:05:46 ID:t4+3Qmvl0
【和泉伊織（イブキ）＠仮面ライダー響鬼】
【１日目　深夜】
【現在地：研究所ちかくB-7】
[時間軸]:35話付近
[状態]:健康。若干戦闘による疲労。
[装備]:変身鬼笛・音笛 勾玉
[道具]:基本支給品一式　不明支給品(確認済み)1〜3個。
[思考・状況]
１：デネブを探す
２：葦原涼・風谷真魚・日高仁志・桐矢京介、そしてこの殺し合いに反発する仲間との合流。また風のエルに複雑な心境。
３：変身で本来起き得ないことが起きたために、首輪に疑いを持ちました
[備考]
※デイパックは北條透の物と一緒に研究所内に隠しました。
※勾玉は念のため腕にくくりつけて持っています。
[備考の備考]
※変身しても服が無事なのはそこだけ映画設定としてご了承ください。
719 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:06:16 ID:t4+3Qmvl0
○　○　○

風のエルは困惑していた。
未知の力を持つ者に。そして、通常の力を出せなかった最後の一撃に。
常ならば、あの程度の細さの街灯など切り裂くことが可能だ。なのに出来なかった。
風のエルは知らない。それが首輪による制限であることを。

還らねば。主のもとへ。早く、はやく。こんな不可解な地と人のいる場所からはやく。

【風のエル＠仮面ライダーアギト】
【１日目　深夜】
【現在地：D-7あたりを疾走中】
[時間軸]:48話
[状態]:困惑。頭にかなりの痛み
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式　不明支給品(未確認)1〜3個。
[思考・状況]
１：アギト以外の未知の力に動揺しています。
２：能力の制限に戸惑っています。
３：とにかく還る。
[備考]
※デネブの放送は距離と精神的動揺から聞こえていません
720 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:07:16 ID:GQGXpmAi0
　
721 ：それが仕事な人たち ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:08:04 ID:t4+3Qmvl0
以上です。
ご指摘、または今後の展開でこれはまずいだろう
という点ございましたら宜しくお願いします。
722 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:11:14 ID:S2quxZDPO
変身や能力発揮制限は明記したほうがいいと思います
二人ともかっこいい…
しかしデネブw
723 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:14:05 ID:6zU7r4310
>>721
乙です。
エルが前作の水同様面白いキャラになりそうですね
そして早速デネブの放送が反映されてるｗｗｗ

724 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:24:00 ID:srOJKVDF0
ＧＪ！
早速のデネブｗ
結構良いコンビですが拡声器の元へ行くとなると果たして…
風のエルもまたどうなるか楽しみです
725 ： ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 17:24:52 ID:t4+3Qmvl0
>>722
すみません、抜け落ちてました。

イブキの備考に
※以降二時間は威吹鬼に変身できません
※勾玉は火力が低く（服の表面を焦がす程度）、距離も数メートル程度しか飛べません。回数制限は不明。

風のエルの備考に
※二時間は爪や羽による攻撃能力は真価を発揮でません。
※同様に二時間は移動手段としての浮遊しかできません。

の追加をお願いします。
726 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:45:00 ID:FEMQC2QMO
デネブワロスｗｗ
そしてユウトお気の毒
今回も面白いエピソードで満足です
しかしお互いの荷物を確認しなかったのはやはりデネブのせいでしょうか
入っていた物が物だけに結構痛いなぁ
荷物置いてっちゃったし
何気にトラブルメーカーだなぁ、デネブ
727 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:58:07 ID:DIB7y8rrP
>>725
ええと、変身関係は、状態表の状態のところに
状態：健康　鬼に２時間変身不能
とか
状態：肩に傷　２時間能力発揮不可
とか、そんな感じで入れてください。

それから、「基本支給品」をわざわざデイパックから出す理由はないと思います。
現実的に、持ち運びにくいですし。
続きを書かれる方に影響が出ますので、理由がなければデイパックのまま持って行くか、
身軽になるためであれば基本支給品をデイパックごと置いて行くほうがよいのでは。
728 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 17:59:58 ID:o8HCX/2u0
投下乙です。
デネブに対する北條のいきなりのツッコミに吹きました。
「馬鹿がいるー!!」
ロワでここまで吹いたのは初めてです。

>>725修正しておきました。
729 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:02:21 ID:kq2oFwQ90
投下乙！
デネブの放送を聞いたのがこの二人とはw
北条さんが北条さんらしくてマジ最高！！
イブキさんwwwその台詞、露出魔ｗｗｗｗｗ
GJ！
730 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:12:56 ID:kq2oFwQ90
>>725
あ、あとすでにいくつか指摘も入っていますが、

[備考の備考]

は、備考欄にまとめていいと思います。
デイバック、状態表の書き方は>>727さんと同じ意見です。
731 ： ◆YKv3FgET0g ：2008/04/29(火) 18:19:59 ID:t4+3Qmvl0
>>727さん
>>730さん
修正の状態表を避難所の投下スレに書き込みました。
備考の備考が直ってないだけで、あとは指摘どおりに修正した…つもりです。
何度もすみません。

>>728さん
お手を煩わせて申し訳ありません…。
732 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:25:33 ID:kq2oFwQ90
>>731
乙です。
新作を楽しみにしています。
733 ： ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:50:39 ID:Mm9xXeSX0
作品投下いたします
734 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:51:24 ID:kq2oFwQ90
　　　
735 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:52:11 ID:Mm9xXeSX0
眠りから気が付いて呆然としていたのはほんの数分。
気合を入れて東條悟はまず真っ先に名簿を確認した。
強制的に眠らされる直前、あの広間で見かけた人物が本当に東條の知る人物なのかを確認する為だ。
見間違いを願う気持ちが半分、本物であってほしいという気持ちが半分。
名簿の中に広間で見かけた顔と一致する名前があった。東條がもっとも大事な人の名が。
「先生…生きて、いや、帰ってきてくれたんだぁ」
思わず涙がこぼれる。本当に、東條は嬉しいのだ。
「先生…僕、英雄になります。皆殺して、最後に先生を殺して…僕は英雄に、強い英雄になりますから…
　だから、それまで死なないで下さい。先生は必ず僕が殺しますから…」
東條の願い事は唯一つ、皆に好かれる英雄になる事。
以前のライダーバトルは仮に勝ち残ったとしても英雄になれるか確証はなかった。
だが今回は違う。あやふやな言い方ではなく、はっきりと財力で、権力で、科学の力で報酬を約束してくれたのだ。
東條にとってこれほど頼もしい事はない。必ず勝ち残り、そして英雄になる。
できれば先生と最後の二人になって、先生を仕上げとして英雄になりたい。東條はそう願った。
様々な思いが東條の心を駆け巡る中、手の中の携帯から音が鳴り名簿画面からどこかの上空の画面に切り替わった。
736 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:52:42 ID:srOJKVDF0
　
737 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:53:14 ID:Mm9xXeSX0

芝浦淳のテンションはかなり高くなっていた。
あのゾルダのエンドオブワールドで吹っ飛ばされたかと思えばあの広間、そして新たなゲームの説明。
しかも人数は以前のライダーバトルを遥かに超えている、名簿を確認すると５４名もの名前があった。
５４！それだけの大人数でこんなゲームを楽しめる！テンションも自然と上がるというものだ。
「５４かぁ、これだけの大人数でライダーバトルなんてしたら…面白いだろうなぁ♪」
鼻歌まで歌いだしつつデイパックの中を漁る。まずは自分の状態を知ることが不可欠だ。
事前の説明通り地図に飲食料に筆記用具は見つかった。問題はゲームを楽しくするという道具だが…
「これは…アドベントカードか？」
炎と翼が描かれた見たこともないようなカードだ。ガイのデッキでは使えそうにない。
「これしかないの〜？まったく、ハズレもいいとこだよ」
高めのテンションが少しさがりほどよい高さになったところで何かが鳴り響いた。
身体をまさぐるうちにポケットの中から携帯を確認し、画面を開いた。男女が映っていた。
738 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:53:24 ID:srOJKVDF0
　
739 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:54:04 ID:Mm9xXeSX0
　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

惨劇と警告が一通り終わったところで芝浦は息をついた。
「へぇ〜、首輪はまさしく飼いならす為の首輪か。位置を把握する程度の物かと思ってたけどなぁ」
人が灰化するという異常な現象を目の当たりにしても芝浦のテンションは下がらない。
芝浦にとっては５４から５２になった程度の事なのだ。
「逃げ出すような奴は英雄になれないってことだね…」
東條には死んだ二人がとても哀れな存在に思えた。
こんなチャンス滅多に無いのにそこからわざわざ逃げ出すなんて正気の沙汰じゃない、東條にはそう思えた
「まぁこれはゲーム開始の合図ってとこだと思うけど、あんたはどうよ？」
芝浦はポケットからガイのデッキを取り出しながらアスファルトの上にペットボトルを置き、
５メートルほど離れた所にいる東條に声をかける。
「いいよ、僕はいつでも。安心してよ、楽に殺してあげるから」
タイガのデッキを取り出し、芝浦と同じようにペットボトルを傍に放りつつ、東條は芝浦を睨みつける。

二人の鏡の世界のライダーが送り込まれた地点はほぼ同じ場所であった、まるで戦闘を促すかのように。

「ふーん…俺と同じタイプなんだ。あの映像の二人を見るとどうも別のタイプのライダーもいるみたいでさ。
　あんたがそうだったらちょっとめんどくさいかなって思ってたけど…」
自らの強さを誇示するかのごとく、力強く右腕を曲げ…
「変身！」
鏡の世界から出現したＶバックルにデッキを差し込むと多重の虚像が重なり合って一つとなる。
甲冑を身に纏ったようなサイの化身、仮面ライダーガイがそこにはいた。
「同じなら全然問題ないね。だって慣れてるし、それにあんた弱そうだもん」

「別に君がどう思おうと関係ないね、僕が強いことに変わりはないし。それに…」
左腕を前へと突き出し、右手にはデッキを持って…
「変身！」
鏡の世界から出現したＶバックルにデッキを差し込むと多重の虚像が重なり合って一つとなる。
白と青の色彩が美しいトラの化身、仮面ライダータイガがそこにはいた。
「それに、君って多分脱落したライダーでしょ？そんなライダーに負けるわけないよ」
740 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:54:25 ID:srOJKVDF0
　
741 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:55:16 ID:kq2oFwQ90
　　　　　　
742 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:55:33 ID:Mm9xXeSX0
「脱落？何言っちゃってるわけ？英雄だかなんだか言ってたからちょっとアレかなぁ〜？とか思ってたけどさ
　間違いだった。ちょっとどころか完全に頭いかれちゃってるよね、おたく」
頭を指差しつつ取り出したカードを左肩のメタルバイザーにベントインする。
――STRIKE VENT――
電子音声が鳴り響きガイの右腕にメタルゲラスの頭を模した手甲、メタルホーンが装備された。

「そっか、知らないならいいよ。でも君のモンスターは僕が知る限りでは他の人と契約してたけどね」
仮面の下で冷たい笑みを浮かべつつ斧の形をした召喚機、デストバイザーにカードをベントインする。
――STRIKE VENT――
電子音声が鳴り響きタイガの両腕にデストワイルダーの腕を模した手甲、デストクローが装備された。

一瞬のにらみ合いの後タイガがガイへと一気に詰め寄る。
「ハァッ！」
カウンター気味に突き出したメタルホーンの一撃がタイガの装甲を抉る。
しばしふらつき少し距離をおいたかと思えば再びタイガはガイへと一気に駆け寄ってきた。
「馬鹿が！」
またカウンターを狙ってガイがメタルホーンを突き出すのとタイガが飛び上がるのは同時であった。
突き出されたメタルホーンを足場代わりに両腕のデストクローがガイの装甲に傷を残す。
743 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:55:49 ID:srOJKVDF0
　
744 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:56:24 ID:Mm9xXeSX0
「へぇ、やるじゃん」
ガイが感嘆の声をあげ、二人のライダーは再び距離を置いた。
タイガの両腕にはいつのまにかデストクローが装備されていない。
「当たり前じゃない、僕は英雄になるんだもの。浅倉なんかに負けた君に負けるはずないよ」
「！？なんで俺が浅倉に負けたなんて言うかな？浅倉なんて只の殺人狂じゃないか。
　あんなのに負けたなんて言われると嘘でもむかつくんだけどな」
突然の言葉に流石のガイも驚きを隠せない、驚きはすぐに怒りへと変わったが。
「事実さ。だって君とよく似たモンスターを使ってる所、僕見たもの。
　君のモンスターは契約者が死んだらさっさと鞍替えするってわけだね」
話しつつ新たなカードをデストバイザーにベントインする。
――ADVENT――
内心タイガはほくそ笑んでいた。
相手の隙を誘い契約モンスターのデストワイルダーに背後を襲わせ一気に攻勢をかける。
タイガは正面からの戦法も得意としていたが奇襲戦法も得意なのだ。
（あとはトドメだけだ…っ！）
タイガがそう確信しガイの背後にデストワイルダーの爪が迫ったところで電子音声が鳴り響いた。
――CONFINE VENT――
電子音声と共にデストワイルダーは虚空へと消え去った。
745 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:56:52 ID:kq2oFwQ90
　　　　　
746 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:56:54 ID:srOJKVDF0
　
747 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 18:57:32 ID:Mm9xXeSX0
タイガは一瞬自分の目を疑った。が、すぐに一つの可能性に気づき素早く別のカードをベントインする。
「こういうカードもある…って聞けよ人の話」
ガイが得意げに話す間にもタイガは新たなカードをベントインしていた。
――RETURN VENT――
（リターン…復帰！？）
ガイが咄嗟に振り向いてメタルホーンを突き出せたのは半ば奇跡に近かったかもしれない。
背後に迫っていたデストワイルダーはガイの一撃で吹っ飛ばされていた。

「驚いたな、コンファインベントに対抗するカードがあったんだ。まぁ、無くても不思議ではないけどさ…」
「僕も使うの初めてだったけどよかったよ、ちゃんと使えて」
コンファインベントで困惑させ、その間に一撃。それがガイの戦法だったのだろう。
今のガイは明らかに狼狽えている。少なくともタイガにはそう見えた。
「トドメ刺しちゃうね？ダラダラやっててもしょうがないし」
タイガが再びデストバイザーにカードをベントインさせようとした所で信じられないものが飛んで来た。
メタルホーンだ。ガイのメタルホーンがデストバイザーをセットしかけたカード毎吹き飛ばしたであった。
狼狽えていたのが嘘のように素早い動きだ。タイガはガイに踊らされたというところだろうか。
748 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:58:11 ID:srOJKVDF0
　
749 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:58:37 ID:Mm9xXeSX0
「君みたいなタイプ見るたびに思ってたけどさ〜。
　そういうバイザーが身体と一体化してないライダーって明らかにやばいよね〜？こういう時」
ミラーワールドのライダーはバイザーにカードをベントインして初めて様々な能力を発動させる。
カードとバイザーはある意味命綱なのだ。カード事態は全てのライダーが腰にセットされており本体と離れることはまずない。
だがバイザーは違う。一部のライダー、即ちタイガ等はバイザーが身体と一体化していないため本体と離れてしまうのだ。
「こういう時どう？相手を追い込んで、さぁラストだって時に逆転されて、好きなように殴られるの。惨めだよねぇ〜、あんた」
タイガが狼狽えた隙を逃さずガイはタイガに殴る蹴るの暴虐を一気に加える。タイガが倒れこんでもそれは続いた。
「くっ、デストワイルダー！ぼやぼやするな、早く助けろ！」
「させるかよ」
必死に助けを求めるタイガを嘲笑するかのようにガイの冷たい声と共に電子音声が響いた。
――ADVENT――
主を救わんとようやく立ち上がり駆け出すデストワイルダーをメタルゲラスが妨害した。
本来ならデストワイルダーの方がメタルゲラスをＡＰで多少は上回っているのだがガイの一撃でダメージを負っており二匹はほぼ互角であった。
その光景を確認してからガイは再びタイガへの暴虐を再開した。
「はは、どうだ？もう助けがないっていうこの状況、あんた今すっげー情けない顔してるだろ？仮面の下が透けて見えるぜ」
顔面を踏みにじられ、暴言をの嵐を浴びせられ、タイガはもう限界だった。
「ん？」
ふと見るとデストワイルダーから粒子が噴出していた、多少ダメージを負っているとはいえいくらなんでも早すぎる。
その状況に目を奪われたせいかガイの攻撃が緩んだ。ほんの一瞬だがタイガには充分な間であった。
ガイの攻撃から転がるように抜け出し、放り出されていたデストバイザーを手に取りカードをベントインする。
――FINAL VENT――
「はぁはぁ…これで、殺してあげるよ…。やれ！デストワイルダー！」
750 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:58:52 ID:kq2oFwQ90
　　　　
751 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:59:04 ID:srOJKVDF0
　
752 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 18:59:34 ID:Mm9xXeSX0
主の声を聞き、メタルゲラスを吹き飛ばし、粒子を噴出しながらデストワイルダーはガイへと迫る。
「最後の…最後に、逆転すれば、それでいいんだ。これで終わりだ！」
タイガが勝利の雄たけびを挙げつつデストワイルダーが獲物を引きずってくるのを待ち構える。
ガイは迫り来るデストワイルダーを気にも留めず冷静に左肩のメタルバイザーにカードをベントインした。
――CONFINE VENT――
無情な電子音声が鳴り響きデストワイルダーは虚空へと姿を消した。
「カードは一枚だけじゃない…ってね」
デストクローを装備して待ち構えていたタイガはがっくりと膝をつく。もはや万策は、尽きた。
「英雄なんて不相応なもん目指す奴はこんなもん、か。
　生かしておいてもこのゲーム楽しませてくれるとは思えないし。…もう死になよ」
口では余裕を演じつつ焦りながらガイは最後のカードをベントインする。
メタルゲラスから粒子が噴出しているのだ。先ほどのデストワイルダーといいどうも制限がかけられているらしい。
――FINAL VENT――
メタルホーンを右腕に装備したガイを背負い、メタルゲラスがタイガへと突進する。
「KILL YOU」
勝利を確信し呟くと同時にガイは見た。
タイガがデストバイザーを杖代わりにフラフラと立ち上がり、カードをベントインするその瞬間を。
そして聞いた。凍てつく電子音声を。
――FREEZE VENT――
753 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:00:18 ID:srOJKVDF0
　
754 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 19:00:39 ID:Mm9xXeSX0
狙ったわけではない。ただ最後の最後まで残ったのがこれだから、だからタイガはベントインした。

だから、今この瞬間、全てはカードの法則通り…

――FREEZE VENT――

メタルゲラスは瞬間的に凍りつき…

「なっ！？うぉわぁっ！」

メタルゲラスの突進エネルギーをそのまま受け継いだ形になったガイは放り出され…

デストバイザーを振りぬくタイガをガイは見た。

その状況はさながら野球のようでもあり…ガイはタイガの横を通り抜けた。

芝浦の頭と芝浦の身体はそうして別れた。

　　　　　　　　　　＊　　　＊　　　＊

「はぁ…はぁ…や、やっぱり僕は強くなってる…これなら、英雄に、なれる…」
息も絶え絶えに東條は芝浦のデイパックとガイのデッキを回収する。中の確認は後回しにしておく。
ついでに芝浦の首輪も回収しておく、これをもっていると自分で殺したという実感がふつふつと湧いてきたからだ。
「…そうだ、皆の首輪をこうやって集めるのも悪くないかも。ふ、ふふふ…」

東條は優勝へと歩き出した。英雄になる為に。その為に人を殺すのだ。迷い等ない。
「先生に首輪を見せたら、どんな顔するかなぁ？ふふふ…」

迷いは多分、無い。

【芝浦淳＠仮面ライダー龍騎　死亡】
※芝浦淳の首と身体はH-4エリア道路近くに放置されています
755 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:00:47 ID:kq2oFwQ90
　　　　　
756 ：犀虎の十分間 ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 19:01:28 ID:Mm9xXeSX0

【東條悟＠仮面ライダー龍騎】
【１日目　深夜】
【現在地：H-4道路近くで休憩中】
[時間軸]:４４話終了後。
[状態]:疲労大。タイガに２時間変身不能。
[装備]:タイガのデッキ
[道具]:基本支給品×２、特殊支給品（未確認）、サバイブ烈火＠龍騎、ガイのデッキ、芝浦の首輪
[思考・状況]
１、全員殺して勝ち残り、名実共に英雄となる
２、できれば最後の仕上げは先生（香川）にしたい
３、殺した奴の首輪をコレクションするのも面白い
備考
１、東條はまだ芝浦の特殊支給品（サバイブ烈火）を確認していません
757 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:01:44 ID:srOJKVDF0
　
758 ： ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 19:02:24 ID:Mm9xXeSX0
以上です。>>752で名前欄抜けてました…申し訳ないです
誤字、脱字、矛盾点とうあればご指摘のほど宜しくお願いします
支援してくださった方々ありがとうございました
759 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:11:50 ID:kq2oFwQ90
>>758
投下乙
いきなりの龍騎式ライダーバトル勃発。
この二人なら納得ですね。

指摘としましては、仮投下してから最低、一日は置いた方がいいかと。
特に意見を求めるときは。
760 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:13:44 ID:Mm9xXeSX0
>>759
次回からそうします。正直気が逸りました…申し訳ないです
761 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:17:01 ID:KIJXSXqXO
乙
哀れ、偶然盾にされて死んだ芝浦は偶然引き当てられたフリーズベントで殺されましたとさ…
762 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:35:47 ID:srOJKVDF0
乙
天道に続く死亡者ですが、天道とは違い死体が残っていることが今後どのように影響するのか気になります
また東條の首輪コレクションは、首輪研究には役立ちそうですが…
色々とロワを引っ掻き回してくれそうで楽しみです
763 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:37:35 ID:vBFRlSzj0
乙です！
コンファインＶＳリターンベントは一度見たかったｗｗ
764 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 19:37:52 ID:T2xggdxG0
>カード事態は全てのライダーが腰にセットされており本体と離れることはまずない
の部分ですが
カード「自体」は全てのライダー「の」腰にセットされており本体と離れることはまずない
だと思うのですがどうでしょう
765 ： ◆deggScNisI ：2008/04/29(火) 19:43:41 ID:Mm9xXeSX0
仮投下したんだから待てばよかったと本気で後悔しております…
>>764
まったくもってそのとおりです。まとめサイトの方の文章は直しておきました
他にも誤字脱字ありましたら、ごめんなさい
766 ： ◆B4LblbYRFE ：2008/04/29(火) 20:10:32 ID:uHasz5TP0
◆deggScNisIさん、投下乙です。
本編では会うことのなかった二人ですが、
ゲーム感覚と英雄志望、狂気対決と言ったところでしょうか。
しかしゲラスが止まってガイだけすっ飛ぶとは、微妙にマヌケな構図に……

城光と三田村晴彦、現在執筆中です。　今暫くお待ち下さい。
767 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/29(火) 21:04:19 ID:o8HCX/2u0
>>766
頑張ってください。応援しています。

本郷猛（R）、城戸真司、十面鬼ゴルゴス
予約します。

現在未予約キャラ
○ゾル大佐
○山本大介
○一条薫
○風谷真魚／○北條透／○風のエル
○東條悟／○香川英行
○木場勇治／○北崎／○澤田亜希
○橘朔也
○和泉伊織／○歌舞鬼
○影山瞬／○加賀美
○ハナ／○桜井侑斗／○デネブ
768 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 21:04:57 ID:o8HCX/2u0
ハナは予約されてましたね。
769 ： ◆j4QFVZJTi. ：2008/04/29(火) 22:08:28 ID:7ka8F2Io0
お二方投下GJです!

>>717
北条さんがとても知的で、且つ彼らしくて凄い良かったと思います。
風のエルVSイブキも緊迫感があってワクワクしました！
あとデネブの放送をもう利用させて貰えて嬉しいです。その筆の速度には脱帽ものですねｗ

>>756
ガイVSタイガ、龍騎のドリームマッチ……ドキドキしますねｗ
まさに龍騎の真骨頂ともいえるカードを駆使したバトル、お見事です！
勝ち残った東條がこの先どうなるか気になりますね〜。


では、北崎、一条薫、桜井侑斗、香川英行を予約します。
770 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:16:29 ID:DIB7y8rrP
ただいまより、 ◆6VDLcuc3FQさんの作品の代理投下を行います。
771 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:17:06 ID:DIB7y8rrP
「言っとくがなぁ！俺に前フリはねぇぞ！最初から最後まで、徹底的にクライマックスなんだよ！」
「ちゅちゅ〜ん。勘弁してくれよう。オレにはもう何がなんだか……」
目の前に広がる光景を遠目で確認したとき、海堂直也はまず最初にチンピラのケンカかな、と思った。
街灯一つないさびれた林道である。
周囲を照らすものと言えば僅かな月明かりのみで、左右に伸びる木々の群れはその身を真っ黒に染め上げどこまでも闇を広げている。
乱暴な声でやかましくがなり立てているのは全身を真っ赤な衣装に包んだ人間、のような背格好をした見たこともない怪人。
胸ぐらを掴まれ怯えたようにちゅんちゅん鳴いているのが、こちらも多少くすんではいるが全身真っ赤のさつまいものような姿の、やはり怪人。
どう見ても、どちらも人間ではあり得ない。

だからといって海堂と同じオルフェノクなのかと言うとそれも違うように思える。あんな派手な色をしたオルフェノクは見たことがない。
一度死んだ人間の中である特定の因子を持った人間だけがなる存在。様々な動物の特性と強大な力を持った人類の進化系、それがオルフェノクであるとされている。
もっとも、そこまで大仰な話になると海堂にはいまいちぴんとこない。もともとむらっ気があり気の向くままに暮らしてきたのだ。
人類の上位に立つべき存在と言われても、そんなことで命令された通り手当たり次第に人間を襲う気にはなれなかった。
だから、まぁ、海堂は従わないことにした。オルフェノクになりたての頃の話である。
木場勇治、長田結花といった同居人を放っておけなかったというのもある。あいつらは甘ちゃんで危なっかしくて自分がいないとどうなるか分かったものじゃない。
少なくとも、海堂自身はそう思っている。
ともかく、海堂たち三人は自分を中心に紆余曲折を経ながらも今日まで何とか戦ってきたのだ。
今回このような催しのために自分たちを無理やり誘拐した巨大企業、スマートブレインの魔の手から。

772 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:17:39 ID:7ka8F2Io0
　
773 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:17:53 ID:DIB7y8rrP
「ちゅちゅ〜ん。ああ、兄さん助けてくれよぉ。ただでさえ何がどうなってるのか分からないのに、こいつがオレをいじめるんだよぉ」
赤鬼、よくみると何か角みたいなのが生えてるし一応そう呼ぶことにする、の手を振り払ってさつまいもがこちらににじり寄ってくる。

「ああ！？こんな暗ぇ中で穴ぼこ掘ってやがった奴が何言ってやがる！おかけでつまずいちまっただろうが！」
「だからそれについちゃ悪かったってぇ。心細かったからつい……」
「うるせぇっ！オレは今気が立ってるんだよ！」
海堂の足元で助けを請うように蹲ったさつまいもは、近くで見るとモグラにとてもよく似ていた。
そこでぴんときた。なるほど穴掘りか。やはりこいつはモグラなのだ。はい、俺様天才。
思えばモグラはちゅんちゅん鳴くものだったような気もする。
「ま、ま。落ち着けって。けんかしてる場合はじゃな〜いだろうが。ちゅうか俺様に全部話してみ。な？」
勝手に気を良くした海堂は見ず知らずの他人のけんかを仲裁することにした。この前照夫という少年を助けてえらく誉められたことも関係しているかも知れない。

「あぁん！？何だてめぇは！？今まさにコーヒーをこう、ぐぐぅっと飲み干そうとした瞬間に、こんなとこ連れてこられた俺の気持ちがぁ！お前には分かるってのか！」
怒声を投げつけながら赤鬼が平べったい小綺麗な剣を海堂の目の前に突きつける。気づかなかったがずっと持っていたらしい。
まぁまぁまぁと手をかざして早口に赤鬼をなだめながら海堂は浴びせられる言葉を分析する。
自分の足にすがりついてる巨大モグラのためにもこの場を収めなくてはならない。
だいじょうぶ、俺様超知性的。
つまりこの赤鬼は混乱しているのだ。いきなり誘拐されたとあっては無理もない。
心なしか目もとが潤んでいるようにも見える。同情を誘うつぶらな瞳だ。
海堂は確信した。こいつは悪いやつなんかじゃない。情を持って説得すればきっと分かってくれる。
共にスマートブレインを倒す、のはいきなりはちょっとしんどいので何なら一緒に家に帰るだけでもい。
とにかく、真心だ。愛情だ。

そう考えた海堂は、全霊の愛を込めて赤鬼の頬をビンタした。
774 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:18:26 ID:DIB7y8rrP

「馬鹿ぁ」
「おわっ！何しやがる！？」
叩かれたところを押さえながら赤鬼がばたばたと後ずさる。全身で慌てているこ
とを表現しているかのようだ。
驚くのも仕方ないと言えるがこれは赤鬼を冷静にさせるためには必要な行為だ。時には荒療治も必要なのだ。
何、ここで混乱した頭に畳み掛けるように説得すれば赤鬼も血の気が引いて晴れて仲間入りとなる。
「痛いか。痛いなら良く聞け。いいか俺達はな……ってあれぇ危なぁい！？」
そうはならなかった。
「ア・タ・マきた〜〜もう！もう我慢できねぇ！何なんだよ一体！俺の訳分からなさは最高にクライッマックスだぜぇっ！」
あろうことか赤鬼は海堂の説得もむなしく剣を振り上げ襲いかかってきた。あり得ない。
「うおっ！おっ！ちょやめ！やっめ！」
重厚な風切り音と共に降り下ろされる攻撃を、右に左に大袈裟な動作でかわす。よけるのに邪魔になったモグラは蹴飛ばした。
耳を掠める剣風にひやりとした快感を覚えつつも、海堂は説得をあきらめてはいなかった。

「待てっちゅ〜てるだろうが！俺様に心を開き……」
「うるせぇ！行くぜ行くぜ行くぜぇっ！」
海堂は説得をあきらめた。我ながら状況に即した的確な切り替えの速さだ。
もとよりこいつとは相容れない、そういう運命だったのだ。悲しいがそう割りきる他ない。
赤鬼が一際大きな振りを空ぶった隙に思い切り飛び退いて距離をとる。
そうして海堂は心なし体を丸めると赤鬼目掛けて真剣な表情をとった。
「へっ、やるじゃねぇか！何だか楽しくなってきやがったぜ」
集中し、オルフェノクの力を解放しようとする。海堂の皮膚から浮かび上がるように蛇の異形が姿を現した。
「ようし分かった！特別に見せてやろうじゃねぇか！」
うって変わって陽気になっている赤鬼の言葉には構わず蛇を模した灰色の異形、スネークオルフェノクへと姿を変えた海堂は前方の敵へ猛然と走り出した。
「分からない奴には……」
一息に距離を詰め。
「八つ当たりで考えた俺の必殺技！パート……！」
「お仕置きだぁ！」
がら空きになっていた赤鬼の胴を掴むとあさっての方向へ向けて天高く放り投げた。
775 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:19:13 ID:uHasz5TP0
　
776 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:19:33 ID:DIB7y8rrP

「ああ〜〜あ〜〜〜〜」
綺麗に宙を舞った赤鬼は水泳でもしているかのように手をばたばたともがかせながら、星明かりの中どこぞへと消えていった。
「ありゃあだめだな〜。ちょっと期待外れだったぁ。俺様反省」
変身を解いた海堂が赤鬼の飛んで行った方向を手で仰ぎ見ながら呟く。
思いのほか気持ち良く吹っ飛んで行ったが、それぐらいの方が反省しやすいだろう。
「殺しあえぇなんて言われたくらいで簡単に言う通りにするか。おい、お前、だいじょぶか」
いつの間にかそばでちょこんと小さくなっていたモグラに手を振る。かなりひどく汚れているが、これといった怪我はないようだ。
「助かったよぉ、兄さん。あんた強いんだねぇ」
「あ？あったりまぇだろうが。ほれ、褒めたいならもっと言って良いぞ。ほれ」
素直に誉められて悪い気はしない。というか、とても良い気分だ。
「いや〜〜助かったよほんと。俺はもうおしまいかと」
「うんうん、俺様にまっかせない。ちゅうか、お前は一体なんなの？」
満面の笑顔で頷きながら、海堂は同時に質問も行う。
オルフェノクにはとても見えないモグラの化け物はえっへんとばかりに胸を張って答えた。

「オレはモグラ獣人！ゲドンを倒すためにアマゾンと一緒に戦う、正義の獣人だよぉ！」
777 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:19:55 ID:DIB7y8rrP
「あ〜良く分からん。何だぁ、ゲドンって？」
聞いたことのない言葉に戸惑った海堂は、手を耳に当てて分からないことをアピールする。
「悪事ばっかり働くそりゃあもう酷い連中さぁ！オレもゲドンに作られたんだけど、あんまり酷いから裏切ったんだ」
「なるほど、ちょっと分かった。苦労したんだな、お前も」
つまりは、犯罪組織のようなものだろう。それもスマートブレインのように表は出ないタイプの。海堂はそのように理解した。
「そうなんだよぉ、いや兄さん話せるね。さっきのあいつもきっとゲドンの新獣人だよ。早くアマゾンに知らせないと」
「アマゾン？誰だそりゃ。そんなやつはここにはいねーぞ」
一人で狼狽しはじめたモグラに海堂は言った。
ちゅ、と不思議そうな顔をするモグラに説明する。スマートブレインのこと。現在の状況のこと。そして与えられた道具と携帯電話の名簿機能のこと。
もっとも状況に関しては海堂も五十歩百歩だ。見せしめに殺された二人の映像を見せたらモグラは青くなって震えていた。
「分かったか。も一度確認してやったが。アマゾンなんて名前は載ってなぁい。分かったらあきらめろ。な」
確認に取り出した携帯電話をしまいながら海堂が言う。恐怖映像に加え頼りの人物がいないと知ったモグラは目に見えてしょぼくれていた。
「そんなぁ……アマゾォン……」
ちゅーん、と悲しげに一鳴きする。その様子が海堂の心をざらつかせた。
んー、とかあー、とか言いながら手をぶらふらさせる。

778 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:20:09 ID:DIB7y8rrP
そして、こらえきれなくなったかのように乱暴に頭をかきむしると海堂は抱き締めんば
かりの勢いでモグラの肩を掴んだ。

「ようし、分かった！俺様が、何とかしてやる」
「ちゅ！？ほ、本当かい！？」
「とりあえず、できるとこまで」
「いやぁ、俺は嬉しいよ！こんないい人に会えるなんて俺はよっぽどついてるんだなぁ！」
「うむ、そうやって喜ばれると俺様も嬉しい。とりあえずあれだ。獣人か？危険だってことは良く分かった。さっきの奴にもっかい会ったらとっちめてやる。他の連中にも伝えてやる」
「おお〜！」
見上げるモグラの小さな瞳からは今や不安の色は完全になくなった。代わりに冷静に今後の方針を話す海堂への尊敬の念に満たされている。
「よし、そうと決まったら歩くぞ。ここは暗くて寂しくてかなわん。お前は俺に〜ついてこい！」
「あいよ！見てろよ、ゲドン。それに、スマートブレイン！」
海堂が無意味に跳びはねながら走り、モグラはその後ろをわたわたと追いかける。
人間以上に人間らしい感情を持った二人の人外の道行きがこうして始まった。
根拠など一切持たずとも、少なくとも今だけはその足取りに希望が溢れていた。


◇


モモタロスは暗い暗い森の中、柔らかい腐葉土に上半身を突っ込んだ姿勢で足だけばたばたともがかせていた。
「ん〜〜ん〜〜んん〜〜！！」
誰の手も借りずに自力で抜け出すには、もう少し時間がかかりそうだった。
779 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:20:22 ID:uHasz5TP0
　
780 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:20:28 ID:h1d2Ty4h0
781 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:21:09 ID:DIB7y8rrP
【１日目　深夜】
【F-7　森の中】
【モモタロス＠仮面ライダー電王】
【時間軸】28話開始時辺り(牙王戦終了辺り)
【状態】いら立ち。不可解な状況への混乱
【装備】ディスカリバー@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式（不明支給品×２）
【思考・状況】０：ぬ、抜けねぇ！？
１：何とかして状況を把握する
２：モグラ獣人と海堂への借りをかえす
※支給品を細かく確認していません。よって携帯電話の内容もまだ見ていません。

782 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:21:31 ID:7ka8F2Io0
　
783 ：出るか？モモ獣人の必殺技！ ◇6VDLcuc3FQ（代理）：2008/04/29(火) 22:21:47 ID:DIB7y8rrP
【１日目　深夜】
【F-7　道路】
【海堂直也＠仮面ライダー555】
【時間軸】34話前後
【状態】健康　オルフェノクに２時間変身不能
【装備】なし
【道具】支給品一式（不明支給品×３）
【思考・状況】
１：モグラ獣人と一緒に行動してやる。できる範囲で。
２：モモタロスに会ったらとっちめる
３：モモタロスの危険性を会った奴に伝える
※モモタロスを獣人だと誤解しています


【１日目　深夜】
【F-7　道路】
【モグラ獣人＠仮面ライダーアマゾン】
【時間軸】ゲドン崩壊前
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式（不明支給品×３）
【思考・状況】
１：海堂についていく
２：アマゾンに会いたい
※モモタロスを獣人だと誤解しています
※携帯電話の内容を自分の目で確認してはいません

784 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:22:17 ID:DIB7y8rrP
以上で代理投下終了です。
支援してくださった皆様、ありがとうございました。
785 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:27:08 ID:7ka8F2Io0
代理投下乙です！
モグラ獣人に萌えた！ｗモモタロスとの会話が面白すぎですｗ
海道も海道らしく、どこか適当な性格が上手く描写されてて良かったです！
というか投げ飛ばされたモモタロスの落ちには笑いましたｗｗｗ
GJ!
786 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:33:42 ID:kq2oFwQ90
投下乙！
モモwww　海道さんが凄く海道さんらしくて素敵！
モグラww　ああ、かわゆいｗ
モモはもーｗ
GJ!
787 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:40:17 ID:0IZImwo70
投下＆代理投下乙です。
いきなり、ギャグワールドに突入したような、
モモタロスとモグラ獣人の会話が、妙にツボw
それに海道が加わると、こうなるんですね。
腐葉土に生えているモモタロスが、何ともシュール。
ＧＪでした。
788 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 22:52:18 ID:eV8tRJR+O
投下乙！なんという愉快な人外ズｗｗｗ

まだ始まったばかりだがロワなのにここ数日の和みようは何なんだｗ
789 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:02:23 ID:Mm9xXeSX0
投下乙！
モグラかわいいよモグラ
モモかわいいよモモ
海堂かわいいよ海堂
なんで皆可愛いんだｗというか今回のロワのほぼのぼ具合は異常

アマゾン勢はモグラとアマゾンが保護対象、おやっさんも実質保護対象…これでいいのかアマゾン勢ｗ
790 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:28:47 ID:ArRB+kPYO
今回のロワ、死人が出ない回は毎回何かしらネタ要素がwwwこれで良いのか?w
791 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:39:30 ID:p7NYnQY90
投下乙です
モモｗ
それにしてもギャグ分が多いですね

>>621
制限は速さと時間(１０秒くらいだったかな？)
もし制限するなら回数じゃなくて乃木と同じ使用間隔の制限ですね

>>314
確かジョーカーと同種のベルトをつけてたと思うので可能かと
792 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:40:54 ID:rsvhKjYC0
一時の和みパートは悲劇のスパイスに…
793 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:42:21 ID:bfVhoAHP0
犬神家状態のモモタロスｗｗｗｗｗ
自作にも期待！
794 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 23:50:19 ID:NFW/jRvy0
ン・ダグバ・ゼバ、水城史朗、金居、桐矢京介投下します
795 ：蠢く甲蟲 ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 23:51:22 ID:NFW/jRvy0
（ハアッ、ハアッ、何で、何でこんな目に！）
　少年桐矢京介は必死に逃げ回っていた。この世で最も恐ろしいとすら言える存在から
逃げ延びるために。
　事の起こりは数分前、あきらに少々際どいやり方でかねてから気になった事を問いただそうとした
帰り道、彼もまた突然に殺し合いの場に投げ込まれてしまった。恐怖から冷静な判断力を失った彼は、
ひたすら響鬼の姿を求めて彷徨っていた。暗闇に包まれた市街地は果てしなく不気味に思えた。
　そして美しい白服を着た一種神々しい青年に遭遇したのだ。桐矢は、彼に何かを話しかけようとして…。
次の瞬間、青年は心底幸せそうに笑い、言い放った。
「究極の闇を、始めようか」
青年は魔化魍を思わせる白色の異形に姿を変え、桐矢に掌を向けた。
「！！！？？？」
生存本能からか、反射的に桐矢は逃げ出そうと走り出し、そして気の動転、もしくは天性の運動音痴
ぶりゆえか、十歩踏み出したところで無様に転倒した。異形、すなわちン・ダグバ・ゼバの掌から
放たれた「それ」は倒れた桐矢の上を通り過ぎ、彼の前方にあった街路樹を炎上させた。桐矢は
目の前の光景に戦慄し蒼白になりながらも、飛び起きおき走り出した。一分一秒でも生き永らえる
ために。


　桐矢は懸命に逃げる。ダグバとの距離は三十メートル程にはなっただろうか。だが彼の生存への
努力を裏切るが如く、すぐ後ろに火柱が上がった。
　究極の闇をもたらす存在であるダグバにとっては、殺戮を行うこと、それ自体が彼の存在意義と
言って過言ではない。数万人規模の大量虐殺を行う彼は、五十人程しか人のいないこの空間に一抹の
物足りなさを感じていた。だがダグバに他にどのような選択肢があるというのか？究極の闇を齎す物は、
究極の闇を齎すしかないではないか。
796 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:51:35 ID:GQGXpmAi0
　
797 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:52:42 ID:kq2oFwQ90
　　　　　
798 ：蠢く甲蟲 ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 23:52:54 ID:NFW/jRvy0
　だが目の前の少年を追い詰めるダグバには、一つ気がかりなことがあった。自分の能力に関する
違和感である。本来彼は無闇に獲物を追い詰め嬲るような殺害方法はとらない。極めて高い精度の
発火能力に物を言わせ一瞬で命を奪うのだ。だが今はどうだろう。一思いに焼き殺そうとした少年は、
情けない形ではあるが、最初の一撃を回避し、三十メートル以上離れられると既に能力の射程は
不足を露呈したのだ。
「僕一人だけが笑顔になれる力は駄目なのかな？」
ダグバは村上に向けてか、それとも独り言か、小さく呟いた。
☆　　☆　　☆　　
　ダグバから懸命に逃げようと試みた桐矢はまたも転倒してしまった。振り返れば後方には数箇所
火柱が上がり、悠々とダグバが接近してくるのが分かった。燃え上がる炎は彼の父親の最期を連想
させる。ダグバは歩きながら無情にも再び掌を桐矢に向ける。
（そんな！ここで死ぬのか！？誰か……！安達君！父さん！）
桐矢の心の中であげる悲鳴は半ば支離滅裂なものとなっていた。
☆　　☆　　☆　　
　　パンッ　　パンッ


　乾いた銃声が響き、ダグバは僅かに、本当に僅かにだがよろめいた。
「逃げろ！早く！」
　銃声の主はライフルを構えた自衛官、水城史朗であった。
　重大機密計画プロジェクトG4、そのG4システムの正装着員である彼の正義感は聊か歪んでいたのかも
知れない。装着員の命をやがては奪うG4。またその性能を最大限発揮するためには超能力者が非人道的
待遇を受けている事実。だがそれらの事実を前にしつつも彼はアンノウン排除のためプロジェクトG4の人柱
となることに躊躇いはなかった。
799 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:53:02 ID:DIB7y8rrP
　
800 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:53:26 ID:DIB7y8rrP
　
801 ：蠢く甲蟲 ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 23:53:33 ID:NFW/jRvy0
　そんな彼も今回の殺し合いに参加者として「招待」されてしまった。水城に支給されたのは対未確認生命体装備
である神経断裂弾とそれを撃ちだすライフルだった。水城は比較的小規模の商業ビルに身を隠して、
ライフルに弾丸を装てんする。地図を確認し、今後の方針を考えながら。
　そのときだった。逃げ惑う少年の悲鳴を聞き、付近に炎が上がる気配感をじたのは。
　ビルから飛び出し、ライフルを構えて事が起こっている現場に水城は急行した。そして今にも殺されそうな
少年を救うべく、炎の主である怪物に向け発砲した。プロジェクトG4に関わってからとは違う、真に
人間としての正義感から、彼はこの行動を採った。
　ダグバの動きが緩んだほんの僅かな一瞬に、桐矢は最後の力を振り絞るかのように立ち上がり、
そしてまた駆け出した。水城とは目を合わせる余裕すらなかった。
　水城は再び怪物に向けて発砲を続けた。怪物は水城へ向き直る。
「第0号……！」
　その姿は水城には見覚えがあった。かつて日本中を恐怖のどん底へ叩き込んだ最強最悪の未確認生命体。
だが水城は臆することなくライフルの狙いを弱点とされるベルトのバックルに定めた。




　水城の神経断裂弾はダグバのバックルを捕らえることはなかった。水城が引き金を絞るよりコンマ数秒早く、
ダグバの炎が彼を捉えたのだ。
　ダグバの炎は一般に認知されている火あぶりと違い数瞬で人を死に至らしめる即死性の高いものだ。
　水城は自分の呆気ない脱落を悟り、最後の意識の中で思った。
（さっきの少年は、逃げ切ってくれたのか……？）
かつて大量殺戮を実行し、この場においてもそれを繰り返そうとするダグバに対して思った。
（なあ、もう…いいだろうッ…！）
と。
802 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:53:37 ID:kq2oFwQ90
　　　　　　　　
803 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:53:45 ID:DIB7y8rrP
　
804 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:54:14 ID:DIB7y8rrP
　
805 ：蠢く甲蟲 ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/29(火) 23:54:20 ID:NFW/jRvy0
☆　　☆　　☆
　ダグバは変身をとき水城の死体に少しだけ目をやった。先ほどの少年は見失ってしまったらしい。
だが彼がそのことに頓着する必要もない。ダグバは次なる獲物を求め歩き出した。この時点では、
彼は気がつかなかったようだ。自分たちを監視していたもう一つの存在に。


　ダグバが現場を立ち去って十数分後、水城の死体の元へある人物が姿を現した。
（フン、人間はその弱さも省みず、つまらない情に流される。そしてその結果がこれだ）
内心そう呟き、水城の支給品を調べる、鋭い眼光を眼鏡の奥に秘める男。金居、その正体を始祖の不死生物、
ギラファアンデッドという。
　殺し合いに強制参加させられた彼がまず飛ばされたのは放送局だった。施設の中を軽く調べてみたが、
彼の興味を引くものは特になかった。金居は次に建物の屋上に向かい、テレビ塔へ登った。高所から
一度このフィールドを見たいと思ったからである。アンデッドたる彼は視力にも相応の自信があった。
さほど期待できないが何らかの情報が発見できるかもしれない。塔の階段を中ほどまで登ったところで、
彼は見てしまった。
　眼下の市街地で逃げ惑う少年と炎を放ちながら迫る怪物。一人の男が少年を庇い殺されるまでの
一連の顛末を。
　怪物が完全に立ち去ったことをしっかりと確認し、彼はタワーから降り現在に至る。
（そして人間は相変わらず小器用だな。弱さを補うためにこんな物を作る）
大きな破損がないことを確認したライフルを含む水城の支給品を回収し、炭となった水城から黒く
煤けた首輪を失敬した。
（いずれはこの首輪についても考える時期も来るだろう。回収して損などない。さて、今後の方針は…）
　殺し合いに乗り、人間を皆殺しにすること自体、金居には倫理的躊躇いはなかった。だが彼は、
スマートブレインから与えられる地位などなんら興味を引かなかったし、そもそも主催者の甘言を鵜呑みに
するのは危険極まりないだろう。先ほどの怪物やBOARDのライダーなど一筋縄ではいかない存在もある。
派手に動くのは身の破滅を意味するだろう。
806 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:54:26 ID:DIB7y8rrP
　
807 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:54:41 ID:lkee5QPp0
808 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:54:50 ID:DIB7y8rrP
　
809 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:55:14 ID:DIB7y8rrP
　
810 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:55:23 ID:kq2oFwQ90
　　　　　　　　　　　
811 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:55:28 ID:DIB7y8rrP
　
812 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:55:48 ID:DIB7y8rrP
　
813 ：名無しより愛をこめて：2008/04/29(火) 23:57:28 ID:DIB7y8rrP
　
814 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 00:01:27 ID:NLnjtby70
815 ：蠢く甲蟲 ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/30(水) 00:04:04 ID:ziCpDpld0
…大変申し訳ございません。投下中にファイルの一部が消えてしまいました。
後日改めてまとめの方の掲示板に再投下させてもらってもよろしいでしょうか？
816 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 00:07:12 ID:ereBgoQDP
うわあ、それは災難ですね。
再投下は、期限内であれば後日こちらにでも仮投下スレの方にでも、構わないと思いますが。
期限を過ぎるようでしたら、あらためて延長申請や相談などをしてみてください。
817 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 00:07:25 ID:Z/ErcApt0
>>815
了解です。気を落とさずに。
ただ、改行は気をつけたほうがいいと思います。少し、読みにくかったです。
818 ： ◆1/iBH5Sh82 ：2008/04/30(水) 00:13:30 ID:ziCpDpld0
>>816>>817
お言葉ありがとうございます。
再投下は仮投下スレにて行うつもりですが、住人の方々にご迷惑をおかけしたこと
改めてお詫び申し上げる次第です。
819 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 00:18:19 ID:qWkYowG10
>>818
完全版の投稿、楽しみにしてます！他の方の作品も楽しく読ませて頂きました。
自分の投下分は、明日には出来そうなのでもう1度推敲の後、投下させて頂きます。
820 ： ◆fymgDXLZRA ：2008/04/30(水) 11:44:38 ID:Lveo0uE10
予約破棄します
821 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 13:20:35 ID:Kaimb/JW0
現在未予約キャラ
○ゾル大佐
○山本大介／○モグラ獣人
○一条薫
○風谷真魚／○北條透／○風のエル
○東條悟／○香川英行／○手塚海之
○木場勇治／○北崎／○澤田亜希／○海堂直也／○長田結花
○橘朔也
○和泉伊織／○歌舞鬼
○影山瞬／○加賀美 ／○乃木怜治
○モモタロス／○桜井侑斗／○デネブ

こんなとこでしょうか
822 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 16:57:35 ID:Yl/P/Xhy0
ただいまより投下します。
823 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 16:58:45 ID:Yl/P/Xhy0
　実は、このバトルトワイアルには、「招かれざる客人」が2人いた。
　1人はスマートレディのちょっとしたミス。もう1人は知らぬ間に自分の兄に"ついてきた"のだ。
　大至急、それを役立てるための準備が行われた。そいつの参戦により、死亡者が増加する可能性があるのだ。つまり、一種のジョーカーなのだ。
　しかし、そのジョーカー役の招かれざる客人でない、もう一人は、はっきり言って「いらない者」だった.
そいつは、部下に厳しくしすぎたあまり、部下のうち2人に逃げられてしまったのだ。
　そのうえ、そいつの好物は「血」。オルフェノクにだってちゃんと血はある。食われたり逃げられたりだったら最悪だ。　
　オルフェノクの寿命は長くない。だから、生きている間に全てを支配しなければならないのだ。そのために、そいつには、主催者にとって、死んでもらわなければならない相手となっていた。
824 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:00:05 ID:Yl/P/Xhy0
□　

（携帯とやらの使い方はよくわからない。まさか、これはこのワシを爆発させるための爆弾ではないのか…？）
「まさかわれわれゲドンをよく思わない連中の仕業ではないか〜」
　彼の今の、足となる部分、９人の犯罪者の顔と脳が埋め込まれている人面岩の１つの顔が言った。
「そうに違いない〜」
　奴らの策略に乗るものか。彼は、携帯電話をその辺に投げると、軽く宙に浮いた。
「何だ？　高く浮く事が出来ない…ッ！」
　それはその首に巻かれている銀色の首輪のせいなのだが、そんなことには気付かなかった。彼にとって、これは「爆弾」「首輪」それ以外の認識はあまりなかった。
　実は、彼はつい先ほどまで、２つの爆弾を抱えていたといっても過言ではない。
　あの携帯電話は、直接的な爆弾ではないが、放送の時間になると、放送の代わりにある女性歌手の歌が流れる。「Chiharu」の「Platinum Smile」。ある異世界では、この歌を聞いたために殺された人たちがいたという。
　とりあえず、彼は支給品の確認を始めた。彼が生きていくうえで必要な食べ物。それは「血」。いや、一般的には飲み物なんだが。
　スマートブレインの義理、というところか、彼のデイパックには飲み物としてちゃんと血が入っていた。輸血などに使えそうだが、何型かは書いていない。使うのはきついだろう。
　他には、板。赤い線が書かれたカード程度の大きさのものだ。それが3枚。それと、今度はちゃんとしたカード。ムカデの絵が描かれている。トランプなのだろうか。
825 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 17:00:59 ID:J1y3K44P0
s
826 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:01:49 ID:Yl/P/Xhy0
　それにしても武器が無い。ふざけているのだろうか。マシな武器をよこせ、といったところだ。
　あともうひとつ。洗面器。
「このワシを侮辱しているのか！」
　この時、これが支給されたことより、この名前が気に入らなかった。彼の名は「十面鬼ゴルゴス」なのだ。10と1000だと1000の方が大きい。まるでこんなふざけたものに負けているようで腹が立った。
「こんなもの！！」
　このくらい小さいものなら、移動手段としての浮遊で充分つぶせる。
　ドン！という音と共に、その付近が少しゆれたような気がした。
　洗面器は、そこで壊れた（ちなみに、この洗面器はスマートブレインの嫌がらせで支給された）。
　浮遊のせいで、十面鬼は、木に頭をぶつけ、そのまま気絶してしまった。
（くっそ〜！）

□

『こんな夜遅くに申し訳ない！ 』

　突然、大きな声がして、十面鬼は目を覚ました。もうしばらく経っている。
（いててて…なんだ…頭がいたい…それにしても、ワシはなんで寝ていたんだ…思い出せない…）

『う〜ん、ちゃんと聞こえてるかな？ 聞こえてなかったらどうしよう……。
まぁいいか！ あ、失礼失礼。申し訳ない』

　その声が頭にジンジン響く。だが、大声を出す気力もない。

『俺の名前はデネブと言います！ ほんの少しだけで良いから、俺の話を聞いて欲しい！ ちょっとうるさいかもしれないけど、それは謝る。ごめん！』
827 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:03:22 ID:Yl/P/Xhy0
『という事で皆、桜井侑斗という男の子を知らないか！？
もし、これから侑斗に会った時は、デネブが此処で……エリアA-7で待っていると伝えて欲しい！
ぶしつけなお願いだけど、どうかお願いします！！』

（男の子…!?　これにはまさか子供も参加しているのか…!?　うまい血が飲める…ハッハッハッ!!）

『あ、そうだ。あと、侑斗のコトだけど……えーと、うーっと、ど、どう言えばいいのかな！？
椎茸が食べれなくて、いつも俺は侑斗にどうにか椎茸を食べてもらおうと細かく刻んだり、つくねの中に入れて頑張って……いや？ これは関係ないかも。
兎に角、侑斗に会う時は注意してくれ！』

　これで確信した。この参加者の中にはきっと子供がいる。椎茸が嫌いなやんちゃな男の子が…。
『侑斗はとっても――――――お！ おわぁ！？ だ！誰！？モ、モガモガ…………』
……十面鬼は思った。放送で「でねぶ」はきっと誰かに何かをされた。そんな危険なところに小さな男の子が行くわけが無い。
　あのロビーでも、男の子なんていたか覚えていない。覚えているのは十面鬼を岩と勘違いして隠れてきたあの人間くらいだ（実は彼は人間ではないが）。

□

「ちょっとのど渇いてきたな〜」
　大学内に何か道具がないか調べていた彼ら2人は、かなり喉が渇いていた。
　校庭の水道も出ない。仕方がないが、ペットボトルの水で我慢しよう。城戸真司はデイパックを開けて、ペットボトルを探した。
「あれ?　このデイパック、二重になってる…」　
　そう、彼のデイパックには隠しポケットがあった。
「何だコレ？　え…と」
　城戸は袋に書いてある説明を本郷にわかるように読み上げた。
　『ザンブロンゾのウロコ』。袋の上の部分にはそう書いてあった。まるで商品のようなカッコイイ書体で書いてある。
　『これはショッカーの怪人、『ザンブロンゾ』のウロコでできていまーす☆』。
「うん？　ショッカー？」
828 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:05:11 ID:Yl/P/Xhy0
　本郷は城戸が見ていたそれを横から見て言った。
「僕もショッカーにずっと追われていたんですけどこんなもの初めて見ました。一文字なら知ってるかもしれません」
「へぇ〜。ま、いいや。ちょっとトイレに行きたくなったから、水飲んでトイレにいってくるから荷物持っててくれ！。…校舎の中だと迷うし、その辺でやってくるから」
　城戸がそう言って去ってゆくと本郷は優しく笑顔を見せた。なんであの人はこんな状況でもあんなに元気なんだろう…。自分に、第2の友ができるとしたら、ああいう人がいいな。

□

「丁度この辺でしておくか…」
　城戸はチャックを下ろし、赤い岩（！）の前で力を抜いた。
「うん？　…なんだ貴様は…あ！　貴様！　この…貴様！」
「え！　…あんた人だったの！？」
「貴様、このワシになんということを！」
　赤い岩。それは十面鬼だったのだ。ぼーっとしていると犬にかけられたことはないだろうか？　十面鬼は今、そんな気分なのだ。その上、短気で、ゲドンの首領としての威厳がある彼が、こんなことをする相手に怒らないはずがなかった。

　辺りは突然、さっきよりも少し暗くなった。さっきは見えたものも、今は見えない。本当に木や塀があるのだろうか。
「なんだこれ…！　急に暗…」
　人は死ぬ寸前に、今までの出来事が走馬灯のように頭に浮かぶという。だが、彼はその危険を一瞬も察知できなかった。親友との約束のことも、頭の少し端によっかかっていた程度だった。
　ドン！という音は本郷に聞こえたのだろうか…？　
　十面鬼ゴルゴスの体重は、城戸真司の、友との約束すらも重かったのかもしれない。もちろん、プライドや怒りが、十面鬼ゴルゴスを重くしていたわけでもあるのだが。

□
829 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:06:47 ID:Yl/P/Xhy0
「城戸さん…帰り遅いな…ひょっとして、大…？」
　一応、本郷は様子を見に行くことにした。もちろん、さっき城戸が置いたデイパックを左肩にかけて（両肩にかけてるんだから相当肩のこる状態だ）。
「あ…！」
　城戸は校庭の隅でペチャンコになっていた（圧殺されたんだろう）。それも…血がほとんど無い。
「一体誰の仕業なんだ…！？　城戸さん！　あなた、戦いを止めるんじゃなかったんですか！？　死なないって約束したんじゃなかったんですか！？　城戸さん！　答えてください！」
　本郷の目から滴がこぼれおちた。理想の親友。いつでも元気な理想の親友。それはあまりにもはかなく散った。
「うん…？」　
　城戸の手には何かが握られていた。カードデッキだ。右手は潰されていなかったのだ。
　自分が死んでも、誰かが戦いを止めてくれる。そう信じていたのだろう。その思いは、十面鬼の体重よりも重く、これはある種、本郷を親友と認めた証だったのかもしれない。
　そして本郷はもう1つ、何かに気付いた。携帯電話。
　落ちていたのだ。その辺に。開いてみると、自分や城戸のものと内容が微妙に違う。　
『第1回放送の時間になると、歌が聞けるようになりまーす。たまには生き抜きも必要ですよ〜。』　名簿のかわりに、画面にはそう表示されていた。

□

　包帯を巻いた女はその男を見ていた。じっと。
　彼女はどこにでも現れる。自分の姿を偽った魔女の歌声が聞こえれば、復讐のために、何度でも。

【城戸真司@仮面ライダー龍騎　死亡】
830 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:08:24 ID:Yl/P/Xhy0
【十面鬼ゴルゴス@仮面ライダーアマゾン】 【1日目　深夜】
【C-3エリア内を浮遊して移動中】
【時間軸】 第5話以降（人の顔が赤）
【状態】 城戸の血により満腹。頭が痛い（制限による体力低下）。2時間能力発揮不可。
【装備】 ガガの腕輪、人面岩
【道具】 基本支給品（飲み物は血。何型かはあとの書き手さんにおまかせします）、ゼロノスのカード（赤）×3、ラウズカード（ハートの10）
【思考・状況】 基本行動方針：血をたくさん手に入れる
1.「さくらいゆうと」の捜索（A-7エリア以外にいると考えています）。
2.なるべく若い人間を殺害して血を飲む。

【本郷猛@仮面ライダーTHE FIRST】
【1日目　深夜】
【B-3　大学の校庭の隅】
【時間軸】 NEXT終盤（ショッカー基地壊滅後）
【状態】 城戸の死にショック。身体的には健康。
【装備】 Vバックル（龍騎、ナイト）@仮面ライダー龍騎、デルタギア@仮面ライダー555、ザンブロンゾのウロコ@仮面ライダー・初代（数は不明・袋、説明書つき）
【道具】 基本支給品×2（本郷R、城戸・水は少し減っています）、「Chiharu」の「Platinum Smile」@仮面ライダーTHE NEXT（携帯のオプション機能・ただし名簿なし・第1回放送以降でないと聴けない・第1回放送時刻に自動で鳴る）
【思考・状況】 基本行動方針：城戸を殺害した犯人を捜す
1.城戸の墓をつくる。
2.一文字R、緑川など信頼できる人間を探す。
3.戦いを止める。
831 ：ゴルゴスの仕業だ！ ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:12:48 ID:Yl/P/Xhy0
【風見ちはる幽体@仮面ライダーTHE NEXT】
【1日目　深夜】
【どこか】
【時間軸】風見志郎と同等
【状態】包帯で顔を巻かれているが健康。制限なし。幽体。
【道具】なし
【思考・状況】
基本行動方針：自分のニセモノの歌が鳴ればそいつを殺す。
※本体がどこにあるのかは不明。
※招かれざる客人は彼女です。
※また、不死の制限は、首輪ではなく、この世界で行われていると考えられます。
832 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:15:19 ID:Yl/P/Xhy0
以上です。
本郷の説明は
【本郷猛@仮面ライダーTHE NEXT】
にしておいてください。

その他、誤字脱字修正点等があれば教えてください。

Chiharuは「書き手が新たなるキャラクターを加えても良い」と聞いたので登場させました。
833 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 17:19:54 ID:Yl/P/Xhy0
何か問題があれば修正します。
834 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/30(水) 17:24:11 ID:J1y3K44P0
城戸…あっけなさすぎる…

ゴルゴスは途中までコミカルだったのにマーダーっぽくなりますね。
しかし城戸は出したまま押しつぶされたということになるのでしょうか…。
835 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 17:41:25 ID:JWYt9MUO0
はっきりいってこんな突拍子もなく新キャラを出すべきではないと思います。
836 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 17:42:56 ID:seVy5sB20
◆eQMz0gertsさんの作品の破棄を要求します。

「書き手が新たなるキャラクターを加えても良い」などと言うルールはありません。
むしろこれは投票結果を無にする行為であり、重大なルール違反です。
837 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 17:43:51 ID:JWYt9MUO0
>>>836
賛成です。
これを認めたら収集がつかない恐れがありますし。
838 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 17:44:10 ID:uvnvBmqLO
同感だな
相談するべきだった様に思う
839 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:02:21 ID:Yl/P/Xhy0
すみませんでした。
今すぐwikiで修正します。
840 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:05:09 ID:Yl/P/Xhy0
破棄ではなく、修正という形にさせてはいただけませんか？
勝手な願いだということはわかっていますが…。
841 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:08:07 ID:MIEXN1/+0
また幽体とか難しいものを・・・
折角書いたんだと思うけどさ、激しいバランスブレイカーに
なりそうじゃない？838さんの通り相談するべきではないのか？
842 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:11:54 ID:DgmaC03JO
あと一瞬のうちに圧殺された城戸がデッキを持っていたことも矛盾しているように感じるのですが。
843 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:12:19 ID:qvxAgwBK0
いやまあ焦らずに。
まずは他の人の意見を読んで、修正案なりを提示しては。
844 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:14:00 ID:Yl/P/Xhy0
自分で言うのもなんなのですが、Chiharu登場に関することを全部修正したら、特に何の問題もないと思います。

ルールは誤解していました。よく読んでおくべきでした。すみません。
自分なりに頑張って書いたので、どうか許してはくれませんか？
それと、次からは、ちゃんと仮投下に投下してからにします。
845 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/30(水) 18:14:39 ID:J1y3K44P0
一応、予約期限は　2008/05/06（火）21:04:19　
書き手スレで議論ということで。

個人的には、この段階で新キャラを出す必然性が見当たらないです。
846 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:21:04 ID:/SjXanBF0
破棄だろう。常識的に考えて。
最初だからこそ、そこら辺はシビアに行くべき。
847 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:24:46 ID:Z/ErcApt0
>>846
落ち着け。まずは修正したものを見てからだ。


>>844
修正版を一度仮投下してください。
このままでは通しにするのは難しいと思われます。
頑張ってください。
848 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:26:23 ID:Y5j5qV6BO
はっきり言っちゃうと空気読めない新参書き手は来るなってこと。
新参が来なくても、このロワはまわる。
849 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:28:23 ID:PFI53EZY0
>>842
城戸はパンツの中にデッキをしまってるんだよ。
だから、片手にナニを、もう片手にデッキを持って立ちションしてたってわけだ。

・・・新キャラ追加含め、ここまで脳内補完しながら読むのもつらいものがあるな。
氏には悪いけどやっぱ破棄かな・・・
850 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:30:23 ID:Yl/P/Xhy0
>>847
とりあえず、あなたに従っていいんですね?
一応、修正すべき点や新しい描写などの付け加えをしておきます。
今wikiにあるものも問題点は修正されていますが、あれで完璧ではないと考えてください。

>>842
「なんだこれ…！　急に暗…」
　人は死ぬ寸前に、今までの出来事が走馬灯のように頭に浮かぶという。だが、彼はその危険を一瞬も察知できなかった。親友との約束のことも、頭の少し端によっかかっていた程度だった。
　ドン！という音は本郷に聞こえたのだろうか…？　
　十面鬼ゴルゴスの体重は、城戸真司の、友との約束すらも重かったのかもしれない。もちろん、プライドや怒りが、十面鬼ゴルゴスを重くしていたわけでもあるのだが。
という文なので、いれづらかったのです。
暗くなったと同時に、危険を感じて、辺りに鏡がないのにカードデッキを構えてしまったみたいな感じです。
わかりにくいので修正しておきます。
851 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/30(水) 18:32:35 ID:J1y3K44P0
>>850
おちついて、推敲後、避難所の仮投下スレに仮投下を。


>>848
私も新参ですが…。
852 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:33:04 ID:gvLwOOpr0
とりあえず挙がったツッコミを何とか出来るなら修正でいいと思います

あとwiki収録流石に早すぎじゃないか
こういうことが起きる可能性もあるんだから少し間を置くべきでは
853 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:35:54 ID:nWk3+7Kt0
>>850
失礼、危険を感じてカードデッキを出したのなら

>だが、彼はその危険を一瞬も察知できなかった。
という文に少し矛盾すると思われます。
854 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:39:20 ID:XGCXOv3h0
下手な人でも上手い人でもウェルカム。みんなでワイワイやれればいい。
でも、リレーだってことを忘れて矛盾丸出しだったり空気もルールも読めない子は勘弁な！

ってだけだと思うんですが……悪いですが、今回の件は「空気読めなさすぎ」としか言いようが無いです、個人的に。
855 ： ◆SBNext.HzA ：2008/04/30(水) 18:40:10 ID:seVy5sB20
ただいま投下された作品に関する修正要求・NG議論は、以下の議論スレで行ってください。
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/board/1206716199/l50

>>◆eQMz0gertsさん
誤字脱字以外の大幅な修正、特に修正要求やNG議論が出ている場合の修正案は、
いきなりwikiに手を入れるのではなく、
まず仮投下スレに提出し、問題がないという判断を受けてからwikiを訂正するようにしてください。
856 ：847：2008/04/30(水) 18:41:30 ID:Z/ErcApt0
>>850
修正版を除きましたが、正直修正が足りません。

・Chiharuの登場することが決定した支給品の登場

一番の問題に対応しておりません。
何より、wikiに乗せるのはどうかと思います。
正直、修正要求に逃げているように見えますので、心象が良くありません。
前回の修正要求にも対応が不十分でしたし、一度修正版を仮投下、再度確認をしていただく、がマナーではないのでしょうか？
再度、修正要求、対応しない場合は破棄を要求します。
857 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:41:48 ID:/SjXanBF0
折角細かい議論までして開始したロワですもんね。
守るべきルールはしっかり守りましょう。
858 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:42:55 ID:Z/ErcApt0
>>855
リロードが足りませんでした。
申し訳ありません。
859 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:48:55 ID:Yl/P/Xhy0
>>856まだ修正版は投下していません。
860 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:49:44 ID:YEJVEh27O
なんだ城戸のふざけた死に方は…
まさかライダーロワでキャ◯テンを見るとは思わなかったぜ
861 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:54:17 ID:Yl/P/Xhy0
>>860
そんなに酷かったですか？

自分が本質的に空気の読めない人間だということを凄く実感しました。
実感させていただき、ありがとうございます。
今までの自分が凄くアホみたいです。
862 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:55:56 ID:Z/ErcApt0
>>861
失礼しました。
しかし、wikiに乗せるものは、基本無事に通った作品である、ということを忘れずに。
863 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:56:14 ID:JWYt9MUO0
>>859
いえ、そうではなくこれからの対応などについて一言を。
864 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:57:03 ID:qvxAgwBK0
＞◆eQMz0gerts
とにかく、修正に関するあれこれは>>855の方で話してはどうでしょうか。
865 ： ◆eQMz0gerts ：2008/04/30(水) 18:57:36 ID:Yl/P/Xhy0
>>863
とりあえず、明日までには仮投下スレに修正版を投下したいと思っています。
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
866 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:58:10 ID:qvxAgwBK0
おっと、無意味にageてしまった。
落ち着け俺
867 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 18:59:07 ID:L4DEihbTO
新キャラは明らかな違反。
破棄が妥当でしょう
868 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/30(水) 19:00:35 ID:J1y3K44P0
◆eQMz0gerts氏は修正との宣言を出してます。
予約期限は　2008/05/06（火）21:04:19　
以下議論は下記スレでお願いします
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/board/1206716199/l50
869 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:06:19 ID:JWYt9MUO0
>>868
乙です。
しかし、貴方も無闇に鳥をつけるべきではないと思いますよ。
つける必要性もありませんし。
870 ： ◆N4mOHcAfck ：2008/04/30(水) 19:11:03 ID:uaLy6uLv0
まあ本スレでのこの話はここまでにしましょう。
流れを変える意味でも
手塚海之、乃木怜治を予約させていただきます。
871 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:11:21 ID:MIEXN1/+0
ルールを誤解している上に仮投稿や相談もなし
あげく修正すればおｋみたいなのってどうなの？

破棄を希望します
872 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:22:47 ID:Kaimb/JW0
まぁ、落ち着いて。このスレでこの話題に触れるのはとりあえず今は控えようじゃないか
873 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:34:09 ID:seVy5sB20
ちょっと出遅れましたが、参加者紹介MADが完成しましたのでどうぞ。
マシンパワーの事情で一部がっかり画質なのはすみません。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3150101
874 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:36:51 ID:Z/ErcApt0
>>873
乙！　凄くやる気が出るｗ
875 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:53:43 ID:MIEXN1/+0
>>873
かっこよかったですよ。
乙でした〜
876 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 19:56:51 ID:7AYIXj3E0
>>873
乙です！アヌビスｗｗ
877 ： ◆KumaMHUi7g ：2008/04/30(水) 20:21:02 ID:J1y3K44P0
山本大介、歌舞鬼、モモタロスを予約します。

>>869
了解しました。
878 ： ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:31:29 ID:rOMf5pf20
>>873
乙！
議論中ですが投下してもいいですか？
879 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:32:23 ID:Z/ErcApt0
>>878
もち！　支援！
880 ： ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:35:40 ID:rOMf5pf20
五代雄介、剣崎一真、志村純一
投下します
881 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:35:41 ID:mCJFasRQ0
ドキドキしたよ
モチベーシュン上がるねぇ
882 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:36:46 ID:mCJFasRQ0
>>881は>>873に対してです
883 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:37:12 ID:rOMf5pf20
□

「殺し合い・・・か。バトルファイトじゃあるまいし、人間同士で戦うことなんてできるか」
BOARDの文字が入ったジャケットを着た青年が呟く。
アンデッドを封印するため日夜戦い続けるライダー、剣崎一真は憤っていた。
先ほど携帯電話を通じて見た光景が思い浮かぶ。
人を助けるためにライダーになったのに、人が殺されるのをただ見ていることしかできなかったのだから。
「俺は絶対に殺し合いに乗ったりはしない。そして必ず、こんなことを仕組んだやつらを倒す！」
悪に屈せず宣言するその姿は、まさしく仮面ライダー。
首元の首輪に触れ、苦々しく思いながらも支給品を確認する。
今いる場所は地図でいうとD-3の丘陵地帯のようだ。
デイバッグの中にあったのは見慣れたブレイバックルと数枚のラウズカード、そして一振りの剣だった。
柄の部分が機械的で、何かをはめ込むようになっている。
だがその何かは入っておらず、他はいくらかの食料と水、先の携帯電話のみ。
剣として以外の使い道はなさそうだと思ったそのとき、ふと思い立ったのは殺された二人のライダー。
彼らが使ったベルト、あれは自分のライダーシステムに酷似していた。
だがライダーシステムはブレイド、ギャレン、レンゲルの三つしか存在しないはず。
主催者は仮面ライダーとそのお仲間、と言っていた。
つまりBOARD以外のライダーもいるということだろうか？
思考の海に沈みかけた瞬間、耳に轟音が飛び込んできた。
彼は剣を掴み駆け出した。まさにその轟音の渦中へと。
884 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:37:15 ID:Z/ErcApt0
　　　　
885 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:38:44 ID:rOMf5pf20
□

彼は二つの顔を持っている。
一つは仮面ライダーグレイブ。
甦ったアンデッドを封印するため、橘朔也によって制作された新たなライダーシステムの装着者。
もう一つの顔は最強のアンデッドたるジョーカー、その写し身ともいえるアルビノジョーカー。
己が目的を成すため、人間と偽り人間の中でアンデッドを封印していた男。

「さて、どうするかな。禍木と三輪は死んだようだし」

同僚だった二人の死にも心揺らぐことはなかった。どのみち、いずれ殺す予定だったのだから。
どう動くか決めかねていた矢先、視界に一人、動く影を捉える。
協力するという考えより何より先に、足は動いていた。
駆け出すその姿はすでに人ではない。
闘争本能の赴くままに戦う、白いジョーカーだった。
886 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:38:55 ID:Z/ErcApt0
　　　　　
887 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:40:33 ID:rOMf5pf20
□

それほど距離はなかったのだろう、剣崎はほどなく轟音の響いた場所に辿り着いた。
生い茂った木々が薙ぎ倒され、今もなお響く音が戦闘しているのだろうと伺わせる。

「おい！　誰かいるのか！？」

叫ぶ剣崎、だが答える声の代わりに飛んできたのは鋭く尖った石だった。
慌てて剣で弾くも、石は次々に飛んでくる。
　石を弾くことに集中していた剣崎は、そのために後ろから近づいてくる人影に気づかず押し飛ばされる。

「ッ！？　誰だッ！」
「静かに！　こっちです！」

その青年は剣崎の手を引き大木の影に滑り込んだ。
石の投擲も止まり、とたんに静寂が辺りを包む。
　ひとまず安全を確認し、剣崎は青年に向き直る。

「お前は・・誰だ？」
「あ、申し遅れました。俺はこういう者です」

差し出されたのは名刺。そこには「2000の技を持つ男・五代雄介」とあった。

「なんで名刺・・・。まあいいや、俺は剣崎一真。この殺し合いには乗っていない」
「剣崎さん、ですね。俺ももちろんこんな殺し合いなんて認めません。なんとかしてここから皆を助け出しましょう」
「ああ、でも話は後だ。今は・・・ッ！？」

身を隠していた大木が真っ二つに切り裂かれる。
慌てて身を引いた二人の前に白い異形が立ち塞がった。
888 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:41:04 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　　　　
889 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:41:08 ID:rOMf5pf20
「白い・・・ジョーカー！？」
「あいつを知ってるんですか、剣崎さん！？」
「ああ、だが始は黒い・・・ッ！」

話す間もなくその手の鎌で斬りかかってくる白いジョーカー、隙を見せると危険だと認識する。

「五代、下がってろ！　こいつは俺が・・・五代？」

いつの間にか五代は剣崎の前に出ていた。まるで剣崎を庇うように。

「五代、そいつは素手でなんとか出来る相手じゃない！　俺が相手をする！」

剣崎が叫ぶも彼は退く様子もなく。

「剣崎さん、大丈夫です。俺、こういうの慣れてますから！」
　
一瞬振り向き、笑顔とともに親指を立てる。その顔には緊張こそあれど怯えはなかった。

「戦うのは好きじゃない、けど！　こいつが誰かを襲って笑顔を奪うのなら、俺は戦う！」

　五代の腰にベルトが出現し、右手を突き出した。

「だから、見ててください！　俺の、変身ッ！」
　
突き出した右手を腰だめにした左手の上で組み、両腕を広げる。
閃光が走り、その光が収まった後立っていたのは柔和な顔の青年ではなく、剣崎の記憶にある姿に酷似した異形。
金色の角、赤い複眼、赤い躯。
「クウガ」と呼ばれる超古代人類リントの戦士だった。
890 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:42:16 ID:rOMf5pf20
□

変身した五代がジョーカーに突進する。
疾走の勢いを乗せたパンチを見舞い、続けざまにラッシュを浴びせる。
動きが止まったところにキックを仕掛けようと距離を取る、だが敵は遅滞なく距離を詰めてきた。
振りかぶられた鎌が光を反射し、視認すら困難なスピードで振り下ろされた。
一閃はクウガの左腕に食らいつき、引き裂いていく。

「ぐっ！　効いてないのか！？　それなら！」
　
溢れる鮮血にも怯まず、クウガは腕を広げる。
　ベルトから金色の光が迸り、新たな姿へと・・・ならず、光が掻き消える。

「金のクウガになれない！？」

クウガの動きが止まる。その隙を見逃さずジョーカーが突っ込んでくる。
反応の遅れたクウガに避けること叶わず、まさにその身が斬り裂かれようとしたそのとき。

「五代ッ！」

剣崎の構える剣がジョーカーの鎌を打ち払った。

「剣崎さん！　あ、ありがとうございます。でも危険です、ここは俺が！」
「五代、俺もお前と同じだ。誰かを守るためにライダーになった。だから」
891 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:42:25 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　　
892 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:43:08 ID:rOMf5pf20
五代の声に答えず、意を告げる。
そう、自分にライダーの資格があるなら、ここで五代だけに戦わせるわけにはいかない。
何よりも敵はジョーカー、友と同じ姿を持つ敵。見過ごすことはできない。
ブレイバックルにカテゴリーエースのカードを滑り込ませると、現出したカードがベルトの形をとる。

「だから、俺も戦う！　変身ッ！」

『Turn Up』

電子音声とともにバックルからオリハルコンエレメントが飛び出す。
輝くゲートをくぐり抜け、仮面ライダーブレイドが戦場に現れた。

□

「剣崎さん・・・？剣崎さんもクウガになれるんですか！？」
「クウガ？　いや、話は後だ。行くぞ五代！」

ブレイドは右手にブレイラウザー、左手に奇妙な剣を構えジョーカーと対峙する。
　その隣にクウガが並び立ち、戦況は２対１。
だがジョーカーに怯んだ様子はなく、むしろブレイドの参戦にますます戦意が増したようにさえ見える。
ブレイドが斬りかかるも、ジョーカーは事もなく剣を受け止め、カウンターの蹴りを見舞う。
最強のアンデッドたるジョーカーの能力は、キングフォームではないブレイドやマイティフォームのクウガを遙かに超越している。
ジョーカーとの交戦経験のある剣崎にははっきりとそれが理解できた。
893 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:43:42 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　
894 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:44:22 ID:rOMf5pf20
「くっ、カードも９までしかないのに！」
　
どうやら主催者はラウズカードの数にも細工したようで、本来なら１３枚あるはずのラウズカードも今は９までしかなかった。
　ブレイド最強のコンボ、ライトニングソニックも使えない。他のコンボでは力不足。
　どうするかと思案する剣崎に五代が囁く。

「剣崎さん、あいつの動きを止められますか？」
「何か手があるのか？」
「ええ、まあ。ただあいつの速い動きについていくのが難しいんです」
「・・・よし、それなら俺が動きを止める。少し時間をくれ、その後は頼む」
「はい。行きましょう！」

サムズアップと共にクウガが駆け出す。ブレイドは左手の剣を置き、ラウザーを展開する。
　選んだカードはスペードの４と９、タックルボアとマッハジャガー。
　カードをラウズ、「ジャガーマッハ」が発動する。
見れば、クウガがジョーカーに格闘を仕掛けている。だが地力で勝るジョーカーが徐々にクウガを圧倒する。
895 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:45:06 ID:rOMf5pf20
そこにブレイドが飛び込む。カードの力で一時的に高速化したブレイドがジョーカーを翻弄する。
正面からと見せかけ、左手の剣を投げる。
ジョーカーが剣を払う一瞬に背後に回り、もう一枚のカードをラウズ。
発動した「ボアタックル」で、ジョーカーを宙に押し上げる。

「今だ、五代！」

カードの効果が切れ、何故か通常より重い疲労を感じながらも剣崎は叫ぶ。
　クウガは空中にいるジョーカーに狙いを定め、駆け出す。その右足は雷をまき散らし、踏み出すたびに大地に光を刻みつけている。

「オリャァァァァァァァァァァァァッ！」

クウガが飛んだ。空中で一回転し、その勢いの全てを右足に乗せ、ジョーカーに叩きつけ
る。

「ガァァァァァァァァァァッッ！」
　
獣のような叫びを残し、ジョーカーが吹き飛ぶ。その胸には紋章のような光が焼き付いている。

「やったか！？」

剣崎が五代に駆け寄る。彼も疲労が激しいようで、息が荒くなっている。
肩を貸し、立ち上がらせたところでジョーカーも立ち上がる。
　だがたしかにダメージはあったようだ。そのまま踵を返し、走り去っていく。

「待て！」

追おうとするクウガ、だが。

「待つのはお前だ、五代！」
896 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:45:33 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　　　　
897 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:45:42 ID:qWkYowG10
支援
898 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:45:53 ID:rOMf5pf20
剣崎に制止される。

「その左手、早く手当てしないと危険だ。やつもあれだけのダメージならしばらく動けないはず。今は追うな！」
「剣崎さん、でも！」

言い募ろうとする五代、だが唐突に変身が解け、崩れ落ちる。

「あ、あれ？　なんで急に変身が？」
　
五代の言葉からするに、自分の意志で変身を解いたわけではないらしい。
重すぎる疲労といい、不可解だと感じた剣崎の変身もまた、解除された。

「俺も？　なんなんだ、一体」

戸惑いつつも五代の傷に応急処置を施す。プロのライダーとして、一通りのことはできる。
「すいません、剣崎さん。本当なら俺よりもあいつを追いたいのは剣崎さんなのに」
「いいさ、人を助けるのがライダーの仕事だからな」
　
そう言って、剣崎は親指を立ててみせる。
　それを見た五代も、笑ってサムズアップを返したのだった。

□

「ぐ・・・くそっ！　何なんだこれは！」
　
剣崎と五代というライダーから辛くも逃げ延びた志村純一、彼もまた今は人間の姿に戻っていた。
　生命力に優れるアンデッドの姿ならさして問題はなかったが、この人間の姿になって疲労とともに押し寄せたのが体内を駆け巡る未知のエネルギーだった。
　彼は知る由もないが、クウガの蹴りによって体内に叩き込まれた封印エネルギー。
899 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:47:01 ID:rOMf5pf20
それは彼のような「人でないもの」には猛毒と言える力だった。
　幸い、そのエネルギーは時間とともに消えていくようであったが、焼けつくようなこの痛みにはしばらく悩まされそうだった。

「それにしても・・・チーフから聞いたブレイド、そして見たこともないアンデッド。いや、クウガと言っていたか」
　
この場に集められたのは自分が知るライダーシステムの適応者だけではないようだ。
　ジョーカーの力を持ってすれば・・・その慢心がこの体たらく。
　どうやら方針を変えなければならないようだ。
　そう、ここに来るまでと同じ、自らを人間と偽ること。
　幸いにしてさっきの二人には人間の自分は見られていない。
　もう一つの顔、グレイブとして集団の中に潜り込み、数が少なくなった頃にジョーカーとして裏切る。
　演技には自信がある。加えて禍木と三輪の死も役立つことだろう。
　彼らのシステムとほぼ同規格のグレイブを持ち、仲間を殺されたという背景もあるならば、ほとんどの人間は容易く騙すことができる。
　同情は目を曇らせ、共感を呼ぶ。これは純粋な戦力以上のアドバンテージ足りうる。

「まずは・・・市街地に行くか。チーフと合流できればいいが・・・」
　
上司たる橘朔也。彼ほど扱いやすい人間も中々いない。
他にもお人好しがいれば、と願い歩き出す。
最後に立っているのは自分だけだ、と確信を抱えて。


【志村純一＠仮面ライダー剣・劇場版】
【１日目　深夜】
【D-4　丘陵地帯】
【時間軸】剣崎たちに出会う前
【状態】封印エネルギーによる痛み（数時間で消滅）、疲労、ジョーカーに２時間変身不能
【装備】グレイブバックル
【道具】支給品一式（未確認支給品×１）
900 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:47:52 ID:rOMf5pf20
【思考・状況】
基本行動方針：人間を装い優勝する
１：市街地で集団に紛れ込む
２：橘チーフに合流
３：誰にも悟られず、かつ安全な状況でならジョーカー化して参加者を殺害する

【剣崎一真＠仮面ライダー剣】
【１日目　深夜】
【D-3　丘陵地帯】
【時間軸】キングフォーム習得後（３６話終了後）
【状態】疲労、ブレイドに２時間変身不能
【装備】ブレイバックル、サソードゼクター（名前、本来の用途は知らない）
【道具】支給品一式、ラウズカードA〜９
【思考・状況】
基本行動方針：殺し合いを止め、人を助ける
１：五代の手当て、情報交換
２：仲間と合流（名簿は未確認）
３：白いジョーカーを倒す
※サソードゼクターに認められていないため、ゼクターは現れません。
901 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:47:56 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　　
902 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:48:13 ID:rOMf5pf20
【五代雄介＠仮面ライダークウガ】
【１日目　深夜】
【D-3　丘陵地帯】
【時間軸】３３話「連携」終了後
【状態】左腕に裂傷（処置中）疲労、クウガに２時間変身不能
【装備】
【道具】支給品一式（未確認支給品×２）
【思考・状況】
基本行動方針：殺し合いを止め、みんなの笑顔を守る
１：剣崎と情報交換
２：仲間と合流（名簿は未確認）
３：白い未確認生命体を倒す
４：なんで金のクウガになれなかったのかな・・・？
※第四回放送まで、ライジングフォームには変身不能
※ドラゴン、ペガサス、タイタンフォームには変身可能。ただし物質変換できるものは鉄の棒、拳銃など「現実に即したもの」のみで、サソードヤイバーやドレイクグリップなどは変換不能。
903 ：「誰か」のためのライダー ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 20:49:18 ID:rOMf5pf20
投下終了

支援ありがとうございました
904 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:52:54 ID:mCJFasRQ0
うへ、直前に割り込んでたスマソ
905 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:53:47 ID:Z/ErcApt0
投下乙です。
剣崎と五代さんコンビ……似たものコンビですねw
志村はステルスマーダーの道へ。
これから波乱が起きそうで期待大です。！　GJ！

それにしても剣崎にサソードゼクターって、皮肉かこんちくしょうww
906 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:56:02 ID:qWkYowG10
投下乙です！
五代と剣崎、共に自己犠牲なラストを迎えたキャラだったので
何だか似たもの同士に見えますね。共闘は燃えました！！
907 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 20:57:44 ID:XGCXOv3h0
うわああああ五代かっこいい、これだよ、これ！俺が期待してたのは！
超GJ！　読んでて凄い面白かったです。しかも志村あの強戦力でステルスとか……wktkがとまらねぇ
これからについても、内容に付いても、ナイスです、是非また書いてください
908 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:03:08 ID:J1y3K44P0
地図更新。
いきなり熱いです…志村ステルスって…。

しかし橘さんを正当に評価しているとはｗ
909 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:05:12 ID:mCJFasRQ0
改めて書き込みます
五代も剣崎もかっこええ！
前作見たくあっさり死亡とか無くて良かったー
>>905
今回とは関係ないとは言え前作で剣崎を殺したのは神代でしたねぇ、確かに皮肉が効いてるかもｗ
ちなみにサソードゼクターではなくヤイバーの方ですがね
910 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:06:22 ID:vVskPhJR0
投下乙です。
志村がこの経験を糧にして、良いステルスになりそうですね。
剣崎と五代のコンビは、お互いに相手を護るために、
自分が前に出ようするのが、凄く彼ららしかったです。
ＧＪでした。
911 ： ◆VvWRRU0SzU ：2008/04/30(水) 21:06:34 ID:m2R+hmYD0
ID変わってますが、感想ありがとうございます。

それと一つ間違いがありました。>>894でライトニングソニックは使えないって書きましたが、９あれば使えましたね。
書いてる途中では８までだったのでそのまま残ってました、すいません
912 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:08:17 ID:hQGQgPhb0
GJ！ 戦闘描写も緊迫感があってドキドキしました。
志村の動向も気になりますね…！

少し気になったのですが、ブレイドのラウズカードがA〜9までなら、
5+6+9の組み合わせであるライトニングブラストが使えるのでは？
何か他の理由で剣崎が使えないと判断したのならすいません。
913 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:09:11 ID:hQGQgPhb0
うおリロ忘れてた…了解です。
914 ： ◆SBNext.HzA ：2008/04/30(水) 21:14:33 ID:seVy5sB20
志村ｗ騙す気満々ｗｗｗｗ
本編で見事なステルスをやらかしてただけに、動き出したら怖いですね。
熱血主人公コンビも油断ならないぞ。頑張れ！

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ここで一つ、報告です。
実は昨日、支給品一覧のページに、原作設定とはことなり、かつ今回のロワの制限とも矛盾する
説明文が書き加えられていたのですが、
その方のIPと、◆eQMz0gertsさんの本日の作品を収録・加筆していたIPが一致しました。
そのため、該当するIPからの編集を暫定的にブロックしています。
今後は、このような行為のないようお願い致します。

また、スレ立て用のテンプレを若干弄りました。
新スレの時期が迫っていますので、よろしければ確認をお願い致します。
書き手用ガイドラインにも、一般的な進行ルールを追加致しました。
こちらも、確認の上、問題点があればご指摘頂ければ幸いです。
915 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:14:38 ID:uX5KSccz0
投下ＧＪです。
剣崎と五代がかっこいい！
志村は橘さんを利用する気満々のようですが、彼を利用しようとするのは、負けフラグのような気がしますｗ
ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞｻﾖｺ的な意味で
916 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:29:47 ID:PMv/3Zx10
いやはや早速犠牲者が出る中、あちこちで凸凹チームが続出・・・・
これは今後が楽しそう。
917 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:36:25 ID:N2X/x8Pp0
乙です！
今更ながらタイトルでうるうるしてきたぜ…
918 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 21:37:07 ID:3MfTDo0I0
立ちションしてて殺されてしまう仮面ライダーは初めて見ました。
919 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:17:58 ID:qWkYowG10
風見志郎（R）、立花藤兵衛、葦原涼投下します。
920 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:18:55 ID:krRGEu9l0

921 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:19:08 ID:qWkYowG10
「そう簡単には、死なせてくれないというわけか。」
自分の掌を見つめる。今はまだ、綺麗なままだ。
流星が、流れ落ちる様を見ながら葦原涼はふと、思い返した。
自分は確かに一度、死んだ筈だ。だが、今こうして命を与えられて再び生きている。
死ぬ前と違う部分があるとすれば、この首に巻かれた「違和感」だ。
目覚めた先で言われた言葉は、「ここにいる者達と殺し合いをしろ」。
どういう理由であれ、自分にはそんな事は出来ない。
人間に絶望をした事はある。だが、だからといってそれが殺し合いをする理由にはならない。だが、戦おうとする相手には…この力を使うしかない。
主催者から与えられた支給品に目を通す。少量の食料、水。
あとは、用途不明のベルトだけだ。何かに使える可能性もある以上、持っておいて損はなさそうだ。一通り状況を確認した涼は、決意を固めた。
俺の力で、救いを求める人を救う。たとえ、その人に自分の姿を拒絶されたとしても。
冷たい風が、頬を殴る。涼は、しっかりと地に足跡を刻みながら歩を進めた。

□

「何が殺し合いだ…まったく!」
壮年の男、立花藤兵衛は何が何だか分からない状況に落とされても尚、その正義感だけは熱く燃やし続けていた。
仮面ライダー1号、2号、そしてV３の親のような存在として共に悪の組織と対峙してきた彼には、主催者であるスマートブレインもその同類にしか見えなかった。
「こんな時に、猛や隼人…志郎がいてくれたらなぁ。そういや…あの、アマゾンとかっていう奴はどうしちまったんだ？この場所にはいないみたいだが…」
藤兵衛は、この場所に連れて来られるまでに一緒にいた青年、アマゾンと呼ばれる男を思い出していた。
確かに変わった奴だったが、出来ればこんな場所にはいて欲しくない。
ましてやあいつと殺し合いなんざまっぴらだと。
「お前が死んじちまったら、マサヒコが悲しむんだからな…元気でいるんだぞ。アマゾン。」

922 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:19:58 ID:krRGEu9l0

923 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:20:31 ID:qWkYowG10
――「心配はいらない。何故なら…あんたはここで死ぬんだからな。悪く思わないでくれ。」――
声がした方向へ振り向いた先にいたのは、1人の男だった。人形のように、表情がない。
歳はアマゾンとそれほど変わりもない。茶髪の髪と切れ長の目が、精悍な顔立ちを印象付ける。だが、その言葉からは明らかな敵意が見て取れた。
「おいおい！物騒なこと言うんじゃねぇ。俺は誰とも戦うつもりはねぇんだぞ。
それに若いモンが威勢がいいからって、人生の先輩に向かってなぁ…」
藤兵衛が言葉を言い終えるまでもなく男は、ベルトが回転すると同時に強化服とマスクを装着した。男が変身したその姿に、藤兵衛はつい言葉を漏らしてしまった。
「仮面ライダー…V3！？お前…志郎！！風見志郎か！？」
その姿はかつて藤兵衛が共に戦った青年・仮面ライダーV3＝風見志郎に似ていた。
「仮面ライダー？それに、何故俺の名前を知っている…？
何の事かは知らないが、これから死ぬあんたに聞いても意味はない。
安心しろ。楽に死ねるように一撃で殺してやる。」
だが、青年から放たれる言葉は藤兵衛が知るV3のそれとは大きく違う。
まるで自分の意志を持たない人形のように、V3に似た”怪人”は藤兵衛の首を片腕で締め上げながら一気に持ち上げていく。
凄まじい力が藤兵衛の体力を一気に奪っていこうとする。だが、その中でも自分はこの男に教えたいと思った。この青年に似た戦士の事を。仮面ライダーV３の勇姿を。
「お、おい…お前がどこから来たかは知らん。だが…お前とよく似た男をわしはよく知ってんだ。名前は、風見…風見志郎!!そ、そいつは親と”妹”を殺されても…その復讐を捨ててでも悪と戦った。お前は、そいつとよく似てる。
もしお前に仮面ライダーとしての魂があるんなら、こんな事は…止めろ!!うぅ…ち、ちくしょうめ……」
どうやら、彼の言うことに嘘はないようだ。このままでは、本当に殺されてしまう。
気が遠のいていく。だが、藤兵衛の言葉を聞いた後からだろうか。
心無しか、男の力はゆっくりと緩まっていくようにも感じられた。
――アマゾン、志郎、隼人、猛…すまん。もう駄目かもしれんな――
生を諦め様とした瞬間、後方でバイクの爆音が聞こえた気がした。

924 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:20:50 ID:Z/ErcApt0
925 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:21:33 ID:qWkYowG10
いや、気がしたのではない。実際に、”彼”はやって来た。
藤兵衛を締め上げる怪人を吹き飛ばし、バイクに乗った男はその姿を現した。
「よせ。その人を離さなければ、お前を…倒す!」
バイクから降りた男、葦原涼は敢然と立ち塞がった。
「今度は、どうやらまともみてぇだな。おい、若いの！！
そいつを止めてくれ！！」
藤兵衛はギルスの姿に、かつての戦士達を重ね合わせていた。
ギルスは藤兵衛に「仮面ライダー」と呼ばれた事に違和感は感じてはいたが、
その名前は嫌いでもなかった。何よりも、今は自分を必要としてくれる人間に出会えて充足感の方が大きい。
「CHIHARU…俺は、どうすればいい。」
吹き飛ばされた男は、そう呟き何故か変身を解いた。
呆然と顔を見合わせる涼と藤兵衛を余所に、志郎は心の中で深く葛藤していた。

□

風見志郎が気が付いた時には、既に見知らぬ場所。
見知らぬ者達との殺し合い。そして窮屈な首輪。
全てがお膳立てされた後であった。
愛する妹、CHIHARUの真実を知った後。志郎はショッカーから与えられた
充足感と、CHIHARUへの哀しみの狭間で葛藤していた。
――「今のお前はただの人形だ。」――
――「CHIHARUは自分の力で一生懸命輝いてた！！でも、お前は自分の力では輝けなかったってことじゃねぇか！！」――
放り出された世界で、志郎はCHIHARUの親友の言葉、そして裏切り者の男・一文字隼人の言葉を思い出していた。
――俺は、どうすればいい？――
悩んだ結果、ゲームから生き残る事を決めた。それはまた、他人を殺すと決めたと同じ事でもあった。
だが、志郎の手の中ではまだピンクの腕時計が光る。
妹が残してくれた大切なプレゼントだ。ショッカーとなった今でも、これだけは
大切に持ち続けていた。
その時計が彼に何かを伝えようとするように、針を小刻みに震わせていた。

926 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:22:17 ID:Z/ErcApt0
927 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:22:50 ID:ereBgoQDP
　
928 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:23:30 ID:ereBgoQDP
　
929 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:23:41 ID:qWkYowG10
□

「風見志郎か…だが、信用出来ない。現に、あいつはあんたを殺そうとしていた。」
葦原涼は、憮然とした表情で立花藤兵衛へ言葉を返した。
志郎は戦いを放棄した。その事で藤兵衛は志郎の心の葛藤を感じ取り、涼へ
「停戦協定」を結ぶように提案したのだ。
だが、涼には簡単には受け入れられない。この男は、未遂とはいえ一度は殺し合いに乗ろうとした。
その事が、後々厄介になる可能性だってある。
だが、あくまで藤兵衛は志郎の「心変わり」を信じたいと言った。
しかし、当の志郎はその提案に無言で俯いているだけだ。
藤兵衛は、志郎の肩を叩き睨み付ける彼の瞳から目を逸らさずに、語り始めた。

「今までのお前に、何があって…そういう力を持てたかは知らん。
だが、わしは知ってるんだ。お前によく似た男達をな。
あいつ等は、自分達が人間でなくなっても、たとえ家族を失ったとしても。
誰の為でもなく、他人の為に報われもせん戦いをした。
なぁ、志郎。お前も、失った物もあれば得た物もあるんじゃないか？」
涼にはこの壮年風の男、立花藤兵衛と名乗った老人が嫌いにはならなかった。
むしろ、こういう昔気質で人情味のある人間は好きだ。
何より、今の言葉が涼の心を大きく揺さぶっていた。
この人なら、自分の異形の姿を認めてくれるのではないか。
恩師にも、恋人にも拒絶された力を。
（あんたなら、俺の気持ちを分かってくれるのか…？）
だが、それを素直に現す事は涼にとっては苦手だった。
930 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:25:22 ID:qWkYowG10
「あんた、お人好しが過ぎるな。こんな奴を庇っても、何の意味もない。
風見志郎。お前がどういう奴かは知らないし、知りたくもない。
だが、お前が持っている力はお前が使い道を決めろ。
迷っていても始まらない……その手で殺すのか。守るのか。決めるのは、お前だ。」
そう言うと、志郎の頬を一発殴り付けた。
「…何をする！！貴様…」
不意に殴られた志郎は、言葉少なに言い返した。
涼は、志郎を睨み付けたまま微動だにしない。
「お前が、この人にやった事の借りを返しただけだ。
今度、もしお前が本気で戦うというのなら…俺が全力で相手をしてやる。」

そう言うと、涼は藤兵衛を一瞥しそっぽを向いてしまった。
そんな涼を見て、藤兵衛もまた、葦原涼と名乗るこの青年を気に入った。
不器用そうで、いて根はいい奴だ。そう、藤兵衛は直感した。
「そういうお前も、あいつが戦いを止めたら何もしなかった。
口は悪そうだが、気に入ったぞ。お前と一緒に行動する。
俺は決めた！！あと、こいつともな。な、志郎！！」
志郎、と呼ばれ風見志郎は面倒臭そうに顔を上げた。
初めて会ったときよりも、いくらかは人間臭い表情ではある。
「俺は確かに風見志郎だ。だが、あんたのいう仮面ライダーV3じゃない。」
拗ねた子供のように答える志郎を見て、藤兵衛は微笑んだ。
まるで子を見守る父のように。
「確かに。まだ、お前は仮面ライダーじゃない。
だが、必ずわしがお前を仮面ライダー、いやV3にしてやる。絶対に、な。
まずは仲間を探すぞ！！さっとさと動かないと朝が来ちまう
からな。」
――もう1人の風見志郎に、仮面ライダーの称号を与える事を決めた男・立花藤兵衛。
再び与えられた命を賭けて、他者を守る事を決めた男・葦原涼。
未だ、妹と組織の狭間で葛藤する男・風見志郎。
3人の歩く先。見えるのは闇か、光か。

931 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:26:18 ID:Z/ErcApt0
932 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:26:59 ID:qWkYowG10
□　

藤兵衛「さぁーて。まずは情報収集だ！それにしても、このバイク。やけに派手だな。お前のか？」
涼「俺のじゃない。」
藤兵衛「しかし、凄いデザインだな…作った奴の顔が見てみたい。」
涼「俺もだ。」



【風見志郎＠仮面ライダーTHE-NEXT】
【1日目　現時刻:黎明】
【現在地:C-5　採掘場】
【時間軸:】THE−NEXT中盤・CHIHARU失踪の真実を知った直後
【状態】: 健康。2時間変身不可。
【装備】:なし
【道具】:支給品（詳細不明）、ピンクの腕時計
【思考・状況】
1.出会った参加者（藤兵衛、涼）とは馴れ合うつもりはない。
あくまで利用する為に今は行動を共にする。
2．戦いに対する迷い。ショッカーに対する忠誠心への揺らぎ。
3.藤兵衛、涼の言葉にかつての琴美、一文字に投げかけられた言葉を思い出す。
深い葛藤。
933 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:27:00 ID:ereBgoQDP
　
934 ：仮面ライダーの称号 ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:27:26 ID:qWkYowG10
【葦原涼＠仮面ライダーアギト】
【1日目　現時刻:黎明】
【現在地:C-5　採掘場】
【時間軸:】第27話 死亡後
【状態】: 健康
【装備】:ジャングラー（採掘場で入手）
【道具】:支給品一式、ホッパーゼクターのベルト
【思考・状況】
1.殺し合いには加担しない。脱出方法を探る。
2．立花藤兵衛を信頼。行動を共にする。風見志郎への警戒心。いつでも戦う覚悟はある。
3.自分に再び与えられた命で、救える者を救う。
戦おうとする参加者には容赦しない。

【立花藤兵衛＠仮面ライダーアマゾン】
【1日目　現時刻:黎明】
【現在地:C-5　採掘場】
【時間軸:】アマゾン本編、初登場頃（ジャングラー製作前）
【状態】: 首に軽傷（圧迫による痣）、その他は健康
【装備】：なし
【道具】:支給品（詳細不明）
【思考・状況】
1.殺し合いはしない。あくまで戦いの阻止、脱出を目指す。その為に、まずは
情報を集める。今置かれた状況を理解する。
2．自分の知る男と同じ名前、同じ姿を持つ風見志郎を仮面ライダーにする。
葦原涼を信頼。協力して脱出方法を探す。
3.同じ目的を持つ仲間を探す為に移動。

935 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 22:28:14 ID:qWkYowG10
投下終了です。支援ありがとうございました！
ご指摘、訂正箇所などありましたらお願いします。
936 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:30:39 ID:Z/ErcApt0
投下乙！
葦原さんに風見社長……
風見志郎とV3の姿に反応するおやっさん。
なかなか感慨深い話でした。GJ！
937 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:35:39 ID:seVy5sB20
投下乙です。
風見社長はどう動くのか……とりあえず涼に殴られるのは確定と見たw
おやっさんには前回の雪辱を果たしてほしいところです。
938 ： ◆HlLdWe.oBM ：2008/04/30(水) 22:38:26 ID:NLnjtby70
投下乙です
おやっさんがかっこいいよ
悩む二人に頼れる大人
三者のやり取りにグッときました


長田結花を予約します
939 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:39:05 ID:xHikAZDN0
投下乙
今度はおやっさん即退場はしなさそうだｗ
涼にホッパーのベルトってのもｗやさぐれ経験あるしぴったりだ

NEXT見たいけどいつ行っても貸し出し中なんだよな・・・
940 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 22:48:43 ID:3Pqrkv8R0
投下乙！
ギルスにジャングラーとはまたｗ
941 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:02:18 ID:9kM7NgNY0
投下乙です
おやっさん、「仮面ライダーを育てた者」としての活躍が期待できそうですね！

どうでもいいことかもしれないですが、志郎はCHIHARUの兄なんだから
「CHIHARU」じゃなくて普通に「ちはる」でいいんじゃないですか？
兄が妹を芸名で呼ぶのに違和感を感じたので。
942 ： ◆aj6Zn5J.vQ ：2008/04/30(水) 23:31:26 ID:qWkYowG10
感想、ご指摘ありがとうございます。
>>941
本名がちはる、って事をど忘れしてました。
申し訳ありません。WIKIの方で訂正しておきます。
943 ： ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:34:50 ID:nWk3+7Kt0
これより、牙王、一文字隼人、死神博士投下します。
944 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:36:13 ID:24di5Od+0
　
945 ： ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:38:09 ID:nWk3+7Kt0
----

我想フ。

コノ世ハ何カガオカシイ、ト。

コノ世は何カガズレテイルト。

故ニ、我想フ――――、

----

「……バトルロワイアル、ねぇ。」

一人、町の中で愚痴る男……一文字隼人。その手に握られているのは、無骨なデザインの刀。

｢剣……か。余り趣味じゃないんだけれどな。｣

『それ』は遡る事戦国時代、一人の刀鍛冶が師の為に打った唯一にして最高の一本。
後に時代を超えて師の下に辿り着き窮地を救った『それ』は、猛士の刀と呼ばれた。
尤も、本来この刀が存在している世界に隼人は存在しておらず、その事を彼が知る由もないのだが。
他に使えそうな物は愛用の特殊マスクと、改造人間としての己が肉体。
そして……自分のすぐ傍に放置されていた、赤を基調とした奇妙なバイク。
何故放置してあったのかはさて置き、燃料自体は満タンらしい。しばらくは移動手段として使えそうだ。
燃料が切れたときは、何処かで補給するしかない。バイクが放置されているんだ、ガソリンスタンドだって設置しているだろう。
兎に角、剣の方は今の自分に必要ない物だ。そう思い刀と入れ違いにデイパックから携帯電話を取り出し、名簿を開く。
軽く眼を通すも……見知った名は自分と同じ改造人間の本郷猛、そして愛する女性こと緑川あすかの二名のみ。

(後は……こいつ、か。)


――――自分と同じ名、一文字隼人。
946 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:38:33 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　
947 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:38:53 ID:nWk3+7Kt0

◆

隼人の後ろからその姿をじっと見つめる老人が一人。
その顔に刻まれたしわは、遠くから見てもただならぬ雰囲気を漂わせていた。

「フッ、あの男、見かけによらず隙を見せんな。」

一言呟き、右手の鞭を軽く撓らせる。
マントを棚引かせて笑うその姿は、一種の死神のようにも見えた。


そして、二人をまた別の場所から見つめる男性も一人。
片手には骨のついた肉を、もう一つの手には金色のパスを持っている。
目線を落とし、手に持ったその肉にかぶりつく。

――――これから、皆さんに殺し合いをしてもらいます。

あの男は確かにそういった。時を越える列車を得て、神の路線を進むべき、この俺に。
言いなりになるのは多少癪だが、今はどうでもいい――――ただ、喰らい尽くすだけだ。
軽く男は辺りを見回す。視界に入るのは建物や荒野、鬱蒼と木々が茂る森に青々しい海。

「……まァ、また探すのも悪かねぇか。」

確証はない……でも男は信じていた。
この箱庭のどこかに――――――“アレ”がある、と。

◆
948 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:39:13 ID:vi40md890
　
949 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:39:29 ID:ereBgoQDP
　
950 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:39:32 ID:24di5Od+0
　
951 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:39:33 ID:nWk3+7Kt0
普通に考えれば同姓同名の別人なのだろうが……正直、自分でも珍しい名前だと思っている。
本郷の方も然りだ。故に益々分からなくなっていく。彼奴等は一体何なのか。
本当に同姓同名の他人なのか、それとも唯の偽者か、それとも常識で測れない何かか。

(考えても仕方がない、か。)

早々に考える事を放棄する。考えたところで、分からないものは分からないまま。
本来自分は考え事には向いていない。ああいうのはそれこそ本郷にでもさせておけばいい。
他に考えるべき事は――――この首に嵌っている面倒な機械。
軽く手で弄ってみる。それほど重量もなく、本当に起動するのかと疑いたくなるほどだ。
しかし、指先にじわりと広がっていく冷たさは、間違いなく本物だった。
何より全身が灰にされる場面を画面越しにだがこの目で見ている。信じずにはいられないだろう。
触ってみたところフレームに使われているのは金属、そこに用途不明の穴と突起が一つずつ。
この突起は赤いランプのような物だ。ついさっき、あの二人が死ぬときに目障りにも光っていた。
大方、未知の技術か何かを使ってこの首輪を管理しているのだろう、となれば解除には機械に詳しい人物が必要になる。

……自分の常識？

思わず隼人は苦笑する。常識から外れた体になって、常識から外れた奴らのウジャウジャ居る戦いに巻き込まれて、今更常識も何もある物か。
兎も角、目で見ずに分かるのはこの程度。後はサンプルがあればもっと手っ取り早いが……それは後々どうにか探し出すしかない。
ちらりと、脳裏を見せしめにされた死体が掠めていく。正確には、『元は死体だった物』だが。
全身が灰になっており、後には役目を終えた首輪しかない……こっそり持って行くか？
……いや、やめて置くべきだ。放送の最後で禁止エリアがどうとか言っていた……つまり、あそこも禁止エリアになっている可能性が高い。
わざわざ自分からそこに踏み込んでいくのはよほどの馬鹿かもしくは一種の病人しか居ないだろう。
携帯を操作して現在位置を調べる。どうやら、病院があることから察するにここは下方、G-4エリアらしい。
一先ずは禁止エリアでなくて安心だが、いつまでもここに居られる訳でもない。
幸いこちらには徒歩よりは速い足がある。禁止エリアに引っかかる事はないだろう。
952 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:40:09 ID:vi40md890
　
953 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:40:12 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　
954 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:40:16 ID:nWk3+7Kt0
――――――さて、首輪についてはこの辺にしとくか。
首輪を弄っていた手を下ろし、全身の感覚を背後の建物に集中させる。
一人、いる。しばらく前から居たようだが……何も仕掛けてこない。機を窺っているのか？

(……ここに呼ばれた以上、何かしらあると考えて間違いなさそうだな。)

一秒――――十秒――――三十秒――――一分。両者共に何の反応も起こさない。

「ククク……そこに居るんだろ、出て来いよ。」

耐えられなくなったのか、一文字が振り向かずに呼びかけた。その顔に浮かぶは余裕の表情。
ザッ、と地を踏みしめる音が一つである事から、いるのは一人だけだろう。

「俺としてはそっちの顔を見てみたいんだがね？」
「構わん、見たければ好きにするがよい。」

まさに即答だった。一秒もかからずに返ってきた答えに内心笑みを零し、ゆっくりと隼人は振り返った。

「……ッ！」

絶句。そこに立っていたのは、隼人もよく見覚えのある人物であり、かつ思いもよらない人物だった。
彼がまだショッカーに居た頃、三幹部として君臨していたその顔は片時も忘れたことがない。

「驚いたぜ……まさかあんたもここに居るとはな。」
「……？ 小僧、何処かでわしと会ったか？」

声をかけたが、その反応にはどこか歯切れの悪いものがある。その返答だけで隼人は異変を感じ取った。

――――何かが、おかしい。
955 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:40:19 ID:ereBgoQDP
　
956 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:40:57 ID:nWk3+7Kt0
幾ら見た目が年老いているとは言え、仮にも秘密結社ショッカーの幹部。呆けて自分の顔を忘れた……というのは考え辛い。
かといって、嘘を言っているようには見えない。というか、嘘をつく理由がない。

「オイオイ、人のこと改造しておいて、今更はい忘れましたなんて言わせないぜ？」

歩みながら近寄っていく。すると、疑問しか浮かべていなかった老人の眉がピクリと反応した。

「……小僧、名をなんと言う？」
「一文字隼人だ。ショッカーの幹部ってのは、自分が改造したやつのことも覚えてられないのかね？」

先ほどのお返しとばかりに、こちらも即答する。その言葉には軽く……いや、たっぷりと皮肉を込めて。


「……」――――――――――そして老人は、


「…………」――――――――――俯いて黙りこくったかと思えば、


「……ククク……」――――――――――声を押し殺したような笑いを出し、


「……ハァァァッ！！」――――――――――その手で、持った鞭を振るい上げた。

957 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:41:01 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　　　
958 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:42:02 ID:vi40md890
　
959 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:42:03 ID:nWk3+7Kt0
「ウォッ！？」

紙一重。もう少し反応が遅れればただでは済まなかっただろう。
一瞬でバイクに飛び乗り、エンジンを起動させて鞭の範囲内から逃げ出す隼人。

「チッ、外したか。」

その老人は舌打ちをした後、鞭を一振りし手元へと回収する。

「おい、これは何の冗談だ？」

対する隼人は紅いバイク、カブトエクステンダーに跨りながら明らかな怒りの表情を見せた。

「バカめ！貴様が一文字だと？嘘をつく相手を間違えたな！！
　わしの知る一文字隼人はもっと屈強な男だ。貴様のような軟弱男などではないわッ！！」

一文字隼人。自分の名を持つもう一人の男……この爺さんの言っている事が正しいのならば、そいつは確かに存在するらしい。
ついでに言えば、そいつに会ったことのあるこの爺さんは俺のよく知る爺さんとは別の爺さんらしい。よくわからない話だが。
960 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:42:50 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　
961 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:42:51 ID:nWk3+7Kt0

「しかし……」

だが、老人は顎に手を当てて考えるような仕草をする。
そして、言葉を一言一言選びながらこう言った。

「何処で知ったのかは知らんが、このわしがショッカーの幹部である事を知ったからには……死んでもらうぞ、小僧。」

瞬間、場の空気ががらりと一変する。
今まで談笑していたものから、殺意を込めた鋭い空気へと姿を変えた。

「冥土の土産に見せてやろう……ショッカー大幹部、死神博士の……｣

おもむろにマントのホックを外し、端を両手で掲げる。
そのまま自分の体を隠すように被り、瞬時に払いとって下の姿を見せた。
だが……中から出てきた姿は死神博士ではなかった。
全身に這い寄る触手や、純白の体表の中に見せるおぞましさは並の改造人間にはなく、距離のある隼人もそれは感じ取っていた。

「……真の姿をッ！来い小僧、この俺、イカデビルが相手だァッ！」

左腕から触手を変化させた鞭を唸らせ、隼人の方へと突撃して行く。
962 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:43:07 ID:24di5Od+0
　
963 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:43:18 ID:nWk3+7Kt0

「おお怖い、あいつもやっぱり改造人間だったのか。」

言葉の内容とは裏腹に、隼人は恐れを微塵も抱いていなかった。
自分の上に立つ存在の改造人間、その力は未知数だ。少なくとも、今まで戦ってきた奴らとは比べ物にならない。
しかしここで退いては何が改造人間だ。いつか本郷に言ったように自分にも言い聞かせる。「もっと自信を持て、俺は改造人間じゃないか」、と。
冷静に二人の距離を計算し、出た結果は実に七十メートル。これだけ開いていれば、行動を終える前に向こうが着くことはあるまい。

――――羽織ったジャンパーのチャックを開け、腰に手を据える。

――――中心には紅く輝く風車。左の手でハンドルを握り、右の手で、ベルトを起動させる。

――――刹那、全身が濃緑色のスーツに覆われた。背中にある鷲を模したマークは、激戦のためか薄く剥がれ落ちている。

――――愛のために組織を裏切り、仲間と共に戦う事を選んだ戦士。仮面ライダー二号がそこにいた。

「グッ！？」

隼人の変化に伴いイカデビルが前進を止め、直後に鞭での攻撃に切り替えた。
鞭は真っ直ぐ飛んでいき、カブトエクステンダーの角に巻きついた。

「ククク……どうやら改造を受けたというのは本当のようだな……しかぁしッ！」

イカデビルが天を指差す。空から迫るは、怪しく光る幾つもの流星。

「本物の一文字はこんな物では終わらなかったぞォ！」

合図を出し、二号めがけて流れ星が続けざまに降り注ぐ。
二号はバイクを全速力で発進させようとするが、イカデビルの鞭がそれを許さない。
アクセルベタ踏みでハンドルを切るが、鞭によって阻まれてイカデビルの周囲をぐるぐると回るだけだ、動きは期待できそうにもない。
964 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:43:36 ID:ereBgoQDP
　
965 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:43:37 ID:vi40md890
　
966 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:43:48 ID:nWk3+7Kt0

「……拙い！」

咄嗟に二号は考える。バイクを降りて逃げるのは無理だ、間に合わない。かといってバイクは動かない……。
……ならば、こうするしかない！

「ウォォォォォォォッ！！」
「何！？」

突然バイクから飛び立ったかと想うと、二号はイカデビルへと飛び蹴りを放った。
イカデビルは少し驚いたようなそぶりを見せるが、即時に対処法を取る。ここに来る以前、仮面ライダー一号に打ち勝ったあの技を。

「キック殺しッッ！！」

二号の蹴りを掴み、力の限り明後日な方向へと投げ飛ばす。結果、二号のキックは力をぶつける場所を失って宙を舞う。
そのまま地に叩きつけられ、身動きが取れなくなって所で鞭が飛んできてエンド……のはずだった。

「かかったな。」

仮面の上から表情など分かるはずはない。だが、確実に隼人は不敵な笑みを浮かべていた。
何を馬鹿な、と振り返って嘲笑おうとした時、イカデビルは見てしまった。

――――メラメラと燃えながら、自分に迫ってくる真っ赤な流星を。

「やったか……？」

数秒後、二号は左腕を押さえながら立ち上がった。どうやら落下の際衝撃を肩代わりしてもらったらしい。
隕石の落下した場所は、炎が燃え上がり煙を出している。イカデビルの生存は……微妙としか言いようがない。
967 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:44:02 ID:24di5Od+0
　
968 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:44:06 ID:ereBgoQDP
　
969 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:44:07 ID:Z/ErcApt0
　　　　　　
970 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:44:20 ID:nWk3+7Kt0

「ゥゥゥゥゥゥウウウウオオオオオォォォォォォ！！」

直後、地の底から響くような唸り声と共にイカデビルが炎の中から出てきた。
流石に自分の能力で死ぬほど間抜けでもなければ、弱くもない。
だったら、拙い……と思案する。幾ら爆発に巻き込まれたといえ向こうはほぼ外傷無し。
そして自分は左腕が使い物にならないと来た、どちらが優勢かは、火を見るより明らかだ。

(今度こそ、万事休すか。)

隼人が自らの活躍に眼を向け、その意識を閉じようとした瞬間――――それは、やってきた。

「よぉ、楽しそうな事やってるじゃねえか。」

殺し合いの場には不釣合いなほどよく響く声。声質からして、壮年の男性のものだろう。
二人が困惑するのも構わず、声の主は自分のペースでことを進めていった。

｢俺も混ぜてくれよ……変身。｣
――GAOH-FORM――
971 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:44:39 ID:ereBgoQDP
　
972 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:45:05 ID:24di5Od+0
　
973 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:45:07 ID:vi40md890
　
974 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:45:22 ID:mCJFasRQ0
おやっさんの導く者としての活躍に期待ですね
今回はどこまで残れるのやら不安でもありますが
ただ、おやっさんがどこでギルスの事を仮面ライダーと呼んだのか判らなかったんですが僕の見落としでしょうか
975 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:45:47 ID:nWk3+7Kt0
電子音声が流れ、それを合図に声の気配がぱったりと消え去る。
構えを解かずに、周囲に気を配る二号。だが、それらしい気配は何処にもない。

｢変身……貴様も仮面ライダーか！？｣

対照的に、イカデビルは右手の鞭を振り乱し、声の主を探す。
右か、左か、前か、後ろか――――――

｢何処を見ている？｣

――――――上かッ！
イカデビルが天を見上げて叫ぶ。その先には星空をバックに飛ぶ何者かの影。
すぐさまその場から跳躍し、後方の建物に飛び込む。
二号はすぐさま腕に力を入れるが、直後にこれが無意味である事を悟る。

ゴォンッ！！

イカデビルの跳躍からワンテンポ遅れて、轟音と共に金色の異形が地面ごとその場所を抉り取る。
後もう少し動くのが遅かったらどうなっていた事か……イカデビルは背筋が冷えるのを感じた。
二号も飛び出さなくて正解だった。あの勢いと威力をまともに受けては、幾ら改造人間といえどただではすまない。

｢……フン。｣

片手で剣を引き抜き、その異形が二号とイカデビルを交互に見比べ、首の骨を鳴らす。
金色の外装、全身に散りばめられた牙の意匠。その名は――――――

｢どうした？始めないのならこっちから行かせてもらうぜ？｣


――――――その名は、牙王。その牙は、全てを喰らうためにこそ存在する。

976 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:45:48 ID:ereBgoQDP
　
977 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:45:58 ID:Z/ErcApt0
　　　　　
978 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:46:28 ID:nWk3+7Kt0
【深夜】【市街地G-4エリア　病院の付近】

【死神博士＠仮面ライダー(初代)】
【１日目　現時刻:深夜】
【現在地：市街地G-4】
[時間軸]：一号に勝利後。
[状態]：若干疲労、擦り傷程度の傷多数、イカデビルに変身中。　
[装備]：鞭
[道具]：支給品一式、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]
基本行動方針：打倒本郷、及び一文字。
１：目の前の男を倒す。
２：仮面ライダーを倒す。
３：ゾル大佐？そいつは後回しでいい！
※F隼人の事を一文字だとは信じていません。
※流れ星は一戦闘に六発まで使用可、威力はバイクがあれば割と余裕に回避できる程度。
　尚、キック殺しは問題なく使えます。

979 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:46:45 ID:vi40md890
　
980 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:46:50 ID:nWk3+7Kt0
【一文字隼人＠仮面ライダーTHE FIRST】
【１日目　現時刻:深夜】
【現在地：市街地G-4】
[時間軸]：FIRST終了後。
[状態]：左腕に強い衝撃、仮面ライダー二号に変身中、カブトエクステンダー起動中。
[装備]：特殊マスク、カブトエクステンダー＠仮面ライダーカブト
[道具]：支給品一式、猛士の刀＠仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
[思考・状況]
行動方針：バトルロワイアルからの脱出
１：誰だこの男は？
２：老紳士に対処。
３：本郷、及びあすかとの合流。
４：俺や本郷と同じ名前……偽者か、それとも？
５：余裕があれば首輪を回収に行く。
[備考]
※死神博士の事を自分を改造した老紳士だと思っています。
※FIRST終了後の参戦のため、風見志郎の存在を知りません。
※カブトエクステンダーはキャストオフできないため武装のほとんどを使えません。
　今の所、『カブトの資格者』のみがキャストオフできます。
※猛士の剣は現在誰が持っても切れ味の悪いただの剣ですが、
　本来の持ち主である日高の手に渡れば、あるいは――――？
※首輪について：
　金属製のフレームに吸音用の穴と紅いダイオードが一つ。詳細不明。
　さほど重くなく、表面にはスマートブレインのロゴがプリントされている。　
　無理に外そうとしたり禁止エリアに入ると起動、装着者は灰になる。
981 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:46:53 ID:24di5Od+0
　
982 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:47:01 ID:ereBgoQDP
　
983 ：我想フ――――、 ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:47:19 ID:nWk3+7Kt0
【牙王＠仮面ライダー電王】
【１日目　現時刻:深夜】
【現在地：市街地G-4】
[時間軸]：最終決戦前。
[状態]：健康、仮面ライダー牙王に変身中。
[装備]：ガオウガッシャー
[道具]：マスターパス、支給品一式、ランダム支給品×1〜3、食べかけの骨付き肉
[思考・状況]
基本行動方針：全て喰らい尽くした上で優勝
１：おもしろいじゃねえか。
２：手始めに目の前の二人を片付ける。
３：ガオウライナーを取り戻して村上も喰う。
※会場のどこかに時の列車(予想ではガオウライナー)が隠されていると推測しています。




投下終了。初っ端から考察させてみた。
ご意見感想誤字脱字等ありましたら、よろしくお願いします。
984 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:47:42 ID:ereBgoQDP
　
985 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:49:52 ID:Z/ErcApt0
投下乙！
やべー一文字かっけー！
死神博士との良クロスオーバーが最高！
かっこいいよ、死神も一文字も！
牙王も存在感がなみじゃねｗ
GJ!
986 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:50:19 ID:Z/ErcApt0
>>983
あ、あと時の列車が会場内にある、というのはマズイのではないでしょうか？
987 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:52:10 ID:vi40md890
投下お疲れ様でした
牙王の存在感が抜群でカッコよかったです！
一文字と死神博士のバトルも本当に上手く書けてて本当に素晴らしかったです！
988 ： ◆RIDERjbYCM ：2008/04/30(水) 23:52:13 ID:nWk3+7Kt0
>>986
一応、時の列車は牙王の推測でしかないので実際にあるかどうかは後続の書き手さんに任せます。
……もともとは牙王がジョーカーになるプロットもあったのは内緒だ！
989 ：名無しより愛をこめて：2008/04/30(水) 23:52:41 ID:ereBgoQDP
乙です！
牙王が浅倉に被る……手強いマーダーになりそうですね。

>>986
実際に出さなければ問題ないのでは。
出すといろいろややこしいことになりますし……すべてはこの先の展開次第ですが。

新スレを立てておきました。
仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT Version.3
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1209566468/
990 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:01:36 ID:GBhrNfYr0
>>974
ぎゃー！また割り込んじゃった
重ね重ねすいません

>>986
ガオウライナーはインフィニティのチケットが無いとまともに動かないんじゃないでしょうか、もともと神の路線専用らしいですから
マスターパスだけでは神の路線は開けませんし
だからといって有ってイイ理由にはなりませんが
991 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:04:57 ID:1tnw4G5O0
乙です！！
いよいよ牙王も死神博士も動き出しましたね！
このバトルは今後に影響しそうですし、続きが楽しみです！！
992 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:25:18 ID:iaKQzzNjO
投下乙！
一文字かっこいいー！！
死神博士とのバトルも緊張感あって熱い！
牙王も迫力満点でいいですね。
GJ
993 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:28:15 ID:Q7F5+bsv0
>>865
ところで、前回の話「そういう・アスカ・腹黒え」でのデイバックに関する修正はどうなったのでしょうか？
994 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:43:22 ID:kTxzztv30
ここまで本文をwikiに収録。
NG議論中ですので、ナンバリング・前後ナビの編集はしていません。
時の列車については、必要であれば議論スレで詰めましょう。


995 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:45:18 ID:kTxzztv30
>>993
デイパックの件は◆YKv3FgET0gさんの「それが仕事な人たち」ですね。
仮投下スレの方に指摘が上がっていますので、◆YKv3FgET0gさんのご回答をお待ちします。
996 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:50:09 ID:DyK+NN2F0
うめ
997 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:52:18 ID:DyK+NN2F0
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ ヽ、＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 入ノ:.:.＞-ﾆヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ:.:::::::.:/￣￣ﾆヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　ト、＿,ｨ‐＝=-:.:.:.::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　iト、___／::∧:.:.:.:.:.:.:.:| 　　　埋めるでぇ
　　　　　　　　　　　　　　　　　Lｒ−--t-'-ｔﾃ-、:.::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　| i/ニヽ,ｊ|　/　{　ヽｊ
　　　　　　　　　　　　　　∧∧} ﾘ〃 `-'＿＿ヽ,:.∧∧ｲィｨﾐ
　　　　　　　　　　　　≦　　　　ヾー-‐'´:.:.∠　　　　　　　　 ≧
　　　　　　　　　　 ≦　　　　　 ≧:.:.:.:.:.:.:.:.:Z　　　　　　　　　　 ≧　　　　　 __
　　　　, ﾍ、　＿ ＜　　　　　　　 ≧ー―≦　　 入　　　　　 ＿ ≦、　　,ｲ　ヽ、
　　　//　／　　≦＿　＿＿＿＿Ｚ　ﾝww＞wｗwwﾐｗw∠　　　　 ヽｲ　　ヽ、 ＼
　　// , '　　　 ＜ﾆ)　/ヽ=＝il　o　i|/　　　　　　　　　　　　ミ　　　　 ｒ=ヽ、　ヽ,　 ',
　//　iイi _ ,／＜二) {//:.:.:::||　　 ｌ|　　　　　　　　　　　　　　ﾐﾆﾆヽ、|ｌ　　 i|　　i　 |
　| ｌ　|l　//し/ / L＿」:.:.:.ノ|ｌ　o　l|　　　　　　　　　　　　　　ﾐ　|:.:.:.ヾ、　　ｌ|−-|＿!
　￣　|iﾘ:.:.:.:.:しし'⌒　 ￣￣`ー-‐'ｌ　　　　　　　　　　　　　ミ　 |:.:.:.:.:.:}}　　ﾘ
　　　　i|:.:.:.:.ﾐ　　　　　　　　　　　　ﾘゝwwwwwwwwwwwwヾ　ノ:.:.:.:.:.:.:i|　／
998 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:52:56 ID:Q7F5+bsv0
>>995
すいません。間違えました。
深くお詫び申し上げます。
999 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:53:05 ID:DyK+NN2F0
　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　 |:.:.:|
　 ヽ、　　　　　　　　／|iヽ |:.:.:|　　　　　　　　/ヽ、
　　 ＼ヽ　　 ﾄ、　 /　 || 　|:.:.::ト、　　　　　ｒ'´{　　|
　　　　＼ヽ、ヽヽ,ｲ　　||__/:.:.:.|/._ヽ、　　 /∨∠}）|
　　　　　 ＼:.ヽゝヽ_, -',/:.:.:.:.:.:|/　　i　　∧　　　} /
　　　　　　/,ヽ::`‐ヾ oi|{:.:.:.:.:.:.:|　i|　|　 /`−イ´/
　　　　　（＞　＼:::::ヾ_i|:.:.:.:.:∠~/ヽ |_/　　　　∠＿　　埋めるけどいいよね？答えは聞いてない！
　　　　　 ヽ、__ノ`‐、::ヽ、:::/| i〃 ,ィ＝＝=イ-――'
　　　　　　　ヽ　ヾ、 ＼::::::::{_〃ｒ'´（´ ）i　i　iｊヽ￣ヽ、
　　　　　　　　}i　　 ヾ==ゝ='-'´ ⌒￣{`-'‐'‐'　iヽ、 ヽ
　　　　　　　　}＿ ／ ／／7/￣ヽ ／ ヽ、__ /　 ﾄ、 i}
　　　　　　<￣／ ／∠／　　　／i　　 i　　　　　| | /
　　　　　　 ヽ イﾐ|ニレ'|　　／　　{　 |i ヾ、　　 ///
　　　　　　　 }　ト|三レ'|　/　　　／ヽ|i i　 ＼　イ
　　　　　　　 iヾト|ニレ'⌒`ヽ／　／　 `‐-―`‐|
　　　　　　　/ヽ{/|ニ|{ i　　 i}　／　　　　　　　 i
　　　　　　 /　ヾi_|ニ|ヾﾆ‐'∠＿＿＿＿　　　 /
　　　　　　/　　 ＼|ニ|_／　　　　　　　 `ヽ、/
　　　　　 ,'　　　ｒﾐ└‐┘　　　　　　　　　　/
1000 ：名無しより愛をこめて：2008/05/01(木) 00:53:15 ID:amegQ25K0
1000ならライダーロワは、今回も大成功。
1001 ：１００１：

♪進め　♪進め　次スレへ　　　♪新スレ　始まるぞ〜

　　　　　　　　　　 ∧　　　　人　　　 ／‖　　∧∧
　　　　♪〜　＜ ・∀・＞（　0w0） （　 ﾟДﾟ） 〈　ﾟ　Å〉　 〜♪
　　 　 　ゝ､,､,､ノ O┬O､(　O┬O､(　O┬O､(　O┬O
　 　　　 ≡ ◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎-ヽJ┴◎
⌒,,｡;⌒ ,;⌒⌒ ;⌒:;.⌒⌒/ 　 /|￣￣￣￣￣/ 　 /::. ⌒:.:⌒:;⌒
:,;:　　;;..:　　:;　　　,::.;　　/ 　 /|￣￣￣￣￣/ 　 /.,　,;.:　 ,,｡,, .;
:;..　.;　　　;　,,｡ﾟ　　::.,　/ 　 /|￣￣￣￣￣/ 　 /,,;　 :: :; ;:　;;.

長き1000レスに及ぶ戦いの果て、
　　　　　このスレは無事最終回を迎えた！
だが スレッドは終わっても、ヒーローの戦いは終わらない！
　　　　　新番組「次スレ」　　お楽しみに！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　特撮！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://tv11.2ch.net/sfx/