Y梨県、喜祖谷高原。高級別荘が立ち並ぶ避暑地である。家族とともに避暑に訪れていた小鳥遊(たかなし)家
の令嬢、玲華は、愛犬のラッキィとともに避暑地のはずれにある吾妻湖に、朝の散歩に出掛けた。
ラッキィは2歳になる雄のポインター。白い毛並みに一面黒い班が浮かぶ、スマートな猟犬だった。
好奇心旺盛な若犬は、飼い主の制止も聞かずにグイグイと15歳の華奢な少女を引っ張ってゆく。
「あん。 ちょっと待ってよラッキィ!」
ひと気の無い湖畔に着くと、ラッキィは鼻をクンクンいわせながら、湖岸に沿って主人をある方向に導いた。
岩の陰に、直径十数メートルはありそうな金属製の巨大な物体があった。八角形のお鉢を2つ、向かい合わせに
重ねたような形だ。焼けこげた匂いのするその物体に向かって、ラッキィはワンワンとしきりに吼え続ける。
「まあ。何かしらこれ?」
世間知らずの少女には、それが何ものか、危険なものかどうかなど判断がつかない。取っ手のようなものを
引くと、ハッチが開いて階段が現われた。玲華は好奇心に駆られて、ラッキィとともにその中に入っていった。
物体の中は、機械に囲まれた銀色の空間だった。玲華は興味深そうに機械の群れを眺めたが、もちろん使い方など
わかるはずがない。突然、ラッキィが怯えたようにワンワン!とけたたましく吼えた。思わず振り返った玲華は、
どこからか漂ってきたピンク色の妖しげなガスを吸い込み、愛犬とともにその場に昏倒してしまった。
頭頂側面に赤い複眼を輝かせた、不気味な黒い影が現われた。内側に向かって長い歯が並んだ馬蹄型の口から、
ピンク色のガスが吐息のように吐き出されている。
黒い影は、床に倒れた玲華に近寄り、そっと抱き起こした。
玲華は、ラッキィのけたたましい鳴き声で目を覚ました。身体が動かない。玲華の身体は床に斜めに立った
ベッドのようなものの上に、降伏して手を挙げた時のような姿勢ではりつけられていた。両手首をリングの
ようなもので拘束され、身動きが取れない。ベッドはコイルのようなもので何重にも囲まれていた。
この時玲華は、服を脱がされ全裸にされていることに気付いた。恥ずかしさと恐怖で、ガクガクと身体が震えた。
玲華の正面には、玲華がはりつけられているのと同じ形のベッドが、もうひとつあった。ラッキィの吼え声に
ふと横を見ると、台の上に直径1メートルほどの透明の容器が3つ並んでおり、そのうちの一つにラッキィが
閉じ込められている。ラッキィは主人が目覚めたのを知ると、不安そうにアウウーーンと高く吼えた。
突然、ラッキィが怯えたように吼えた。愛犬の反対側から、黒い影が現われた。真っ黒な全身タイツを着たかの
ような、小柄で華奢な人影だった。だがその頭部はツルリとした硬質のヘルメットのようであり、鼻はなく、
頭頂側面には昆虫のような複眼が輝いていた。人間のものとは思えない、不気味な異形の姿であった。
「きゃああッ!」玲華は思わず悲鳴を上げた。
昆虫の頭部を持った怪人は、玲華のまわりをゆっくり歩き、その愛らしい顔をしげしげと眺めた。玲華は
恐怖のあまり震えが止まらなかった。怪人は怯えてけたたましく吠えるラッキィの方に近づき、空の透明の
容器のひとつを開けて、手にしたものをそっとその中に入れた。それは長さ20センチほどの、黒い角を持った
ウナギのような生き物であった。玲華が今まで、見たことも聞いたこともないような奇怪な生物だ。
昆虫の頭部を持った怪人が、機械の上にそっと手をかざした。すると、機械が明滅をはじめ、ラッキィと怪生物
が入れられた容器の内側に、まばゆいリング状の輝きが幾つも出現した。光のリングはビュンビュンと音を立てて
容器の中を上下し、ラッキィはキャウンキャウンとけたたましく悲鳴を上げた。
「やめて! やめて、ラッキィをいじめないで!!」
そして、ラッキィと怪生物の姿は次第に淡くなり、やがて容器の中から消えてしまった。そして、3つ目の容器
にまばゆい光のリングが輝くと、今まで存在しなかった奇怪な生き物が、その中に突然出現した。
「キエエエーーーン!」鋭い声でいななく体長1メートルほどのその怪生物は、白い全身がラッキィと同じ、
黒いぶちでおおわれていた。二本足で肉食恐竜のように立ち、その頭部には目の代わりに、回転する黒い鎌状の
角が2本伸びていた。
玲華は、それがラッキィの変わり果てた姿だということに気付いた。「あーん! ラッキィ! ラッキィッ!!」
玲華は泣きじゃくった。昆虫の頭部を持った怪人は満足げに頷き、手を再び装置にかざした。怪生物を入れた
容器の底がエレベーターのようにゆっくり降りてゆき、怪生物はどこかに姿を消した。
怪人は、玲華の報に向き直った。そして、玲華の正面に位置するベッドに、自らの身体をそっと横たえた。
向かい合わせの2台のベッドが少しずつ起き上がり、地面と垂直になる。怪人が手を装置にかざすと、機械が
ウィンイウィンとうなりを立てて明滅し、ベッドを取り巻くコイルの群れに激しい光の帯が走った。
「キャアアアッ!」
玲華は恐怖のあまり叫んだ。これから何が起ころうとしているのか、彼女にはまるで見当もつかなかったが、
それがとても恐ろしいことであるのは、直感でわかっていた。
「やめてェ! 帰して! おうちに帰して! おとうさーん! おかあさーんッ!」
玲華の足元に、身体を取り巻くように光のリングが幾つも現われた。リングは少しずつ上昇を始め、リングが
身体を通過するとともに、玲華の肉体は別のものに変貌していった。身体の内部をひっかき回されるような
不快感に玲華がふと自分の肉体を見ると、なんとリングが通過した部分が、目の前の昆虫怪人と同じ、真っ黒な
全身タイツのようなボディに変わってゆくではないか。脚が、腰が、胸が、どんどん人間ではないものに
変貌してゆく。「いやあああッッ!!」
向かい合ったベッドの、昆虫怪人の身体にも変化が現われていた。リングが通過した部分のプロポーションが
徐々に、女性らしい優しい体形へと変化してゆくではないか。尻が、胸が少しずつふくらみ、玲華と同じ、
15歳の未成熟の少女のボディが再現されてゆく。
10分ほどが経過した。装置が活動を停止し、ベッドに固定された小鳥遊玲華の肉体は、頭部を除いて、すっかり
昆虫怪人と同じものに変貌していた。「ああああーーん!」玲華は混乱して激しく泣きじゃくっていた。
向かい合ったベッドの昆虫怪人が、両手を顔の前に揃えて、ゆっくりとおろしてゆく。昆虫怪人の頭部が、徐々に
玲華の愛らしい顔に変わってゆく。今や2台のベッドには、玲華の頭部とプロポーションを持った黒いボディが
ふたつ、鏡に映したように向かい合っていた。
玲華の顔を得た昆虫怪人が、自分の身体を嬉しそうに見つめ、クスクス笑いながらベッドから離れた。
「・・・これが、この星でのわたしのボディなのね。・・・どうあなた、わたしたちピット星人の仲間になった気分は?」
問いかけられて、玲華は鳴きじゃくりながら、わからないといったふうに首を横に振った。
「すぐに、あなたにもわかるわ。あなたは、ピット星の電送改造機によって、ピット星人の身体に改造されたの。
もうじきあなたの心も、ピット星人として生まれ変わるわ。わたしと、あなたは一心同体。これからはずっと
一緒よ。さあ、この美しい星をわたしたちのものにして、そこでわたしたちの卵を育てましょう。」
玲華は、力無く首を横に振った。玲華の顔を持った怪人は優しく微笑み、玲華の手を取って電送改造ベッドから
床にそっとおろした。
「あなたはまだ、ピット星人としての悦びを知らないわ。さあ、わたしが教えてあげる。一緒に愛し合って、
卵を作るのよ。」
ピット星人は、女性ばかりで構成された種族であった。もちろん過去には男性のピット星人、巨大な体躯を
もった昆虫のようなボディのオスも存在していた。だが男性だけが発病する宇宙病の蔓延によって、女性だけが
生き残ってしまったのだ。
繁殖の道を絶たれたピット星人は、最初、クローン技術による単性生殖によって種族を守ろうとした。だが
クローンによる繁殖は、遺伝子の偏りによる種の劣化、脆弱化を招いた。オスがいなければ、種は遺伝子に
新しい要素を組み入れることができない。やむなくピット星人たちは、他の種族の女性を電送改造機によって
強制的にピット星人化し、新しい遺伝子を種に取り込んでゆくという技術を開発した。
互いの肉体情報を交換し合って一心同体となった、ピット星人と元・異種族の女性は、卵子を交換して互いの
子宮の中を移動し合うことにより、双方の遺伝子を持った新しい個体を生み出すことができるようになった。
地球に飛来したこのピット星人の女性もまた、最初に出会った地球人・小鳥遊玲華を強制的にピット星人化し、
卵を育てるパートナーに仕立て上げたのだ。
機械に囲まれた部屋の中、床の上に寝そべったまま、昆虫の頭部と若い女性のプロポーションを持った二体の
生き物が、激しくからまり合っていた。二体の生き物は重なり合ったまま、長く伸びた脚をからめ合い、
華奢な腕でお互いのボディを愛撫し続けている。長い歯が並んだ馬蹄型の口器を重ね合い、その中から伸びる
長い紐状の舌を互いにからませ合った。
やがて昆虫のような頭部は、15歳の地球人の少女のそれへと姿を変えた。真っ黒なボディをした玲華と、
玲華にそっくりな少女は、甘くささやき合いながらお互いの唇を吸い、激しく相手を求め合った。
ピッタリと密着させた股間には、蠕動する黒いチューブのような産卵管がお互いの子宮内部に向けて長く
管を伸ばし合っている。愛撫によって排卵行動を誘発し、互いの子宮内に無精卵を産みつけた二人の少女は、
自らの遺伝子を託された卵の中に組み込み、新しい個体として産み落とす準備をこれから行うのだ。
小鳥遊玲華がピット星人に生まれ変わってから数時間後、円盤を目撃した少年の通報で、ウルトラ警備隊の
モロボシ・ダン隊員とフルハシ隊員が、ホーク3号で吾妻湖に到着した。釣り人に異常の有無を尋ねた二人は
釣り糸にひっかかった巨大な獲物を外し、悪びれずに手を振って悠々と泳ぎ去る水着の美少女に出会った。
玲華は、吾妻湖で養殖実験中のラッキィが釣り上げられそうになったため、あわてて救出に来たのだった。
宇宙生物と電送合成され生まれ変わったラッキィは、湖底で魚を食べてどんどん巨大化していた。あと数時間も
すれば、地球侵略の尖兵としてじゅうぶん役立ってくれるだろう。
水着で逃走した玲華の後を追ったダンとフルハシは、湖岸の岩の陰に隠されたピット星人の円盤を発見した。
おそるおそる中に入った二人の前に、玲華は無邪気に姿を見せた。場違いな愛らしい少女の笑顔に、さすがの
警備隊の強者たちもふと警戒を緩めた。その隙をついて、玲華の顔を奪ったピット星人が催眠ガスを吐いた。
昏倒するダン、フルハシ、そして玲華。
正気を飛び戻したダンたちは、昏睡状態のままの玲華を、仕方なく防衛軍のメディカルルームに運ぶことに
決めた。円盤について何か目撃しているかも知れないし、吸い込んだ催眠ガスの後遺症が無いかどうか、
調べる必要があったからだ。こうしてピット星人となった玲華は、まんまと地球防衛軍基地への侵入を果たした。
「エレキング。エレキング。さあ巨大化して暴れ回るのよ!」
玲華の顔を奪ったピット星人が、湖底に潜むラッキィに命令電波を送った。たちまち巨大化し、湖畔の別荘地を
襲うラッキィ、いや宇宙怪獣エレキング。ウルトラ警備隊にスクランブルがかかり、アンヌ隊員を除く全員が
ウリトラホークで出動した。
その隙をついて、メディカルルームのベッドで眠っていた玲華が、気付かれないようそっと起き上がった。
玲華は、着ていたワンピースを脱ぎ捨て、ピット星人のボディに姿を変えた。玲華の頭部を持ったピット星人は、
フルハシの気管から採取した細胞を調べている、アンヌ隊員の背後からそっと近づき、いきなり首を締めた。
「・・・あ・・・あなた・・・・一体何をするの!・・・」
気絶するアンヌ隊員。その身体を、玲華は地球人の少女とは思えない怪力でひょいと抱え上げた。
「この女(ひと)を人質にしましょう。きっと役に立つわ。」
ピット星人玲華はアンヌを背負ったまま、猛スピードで防衛軍基地の廊下を駆け抜けた。中央司令室の前まで
来ると、玲華はアンヌを扉の脇に横たえ、自動ドアを開けて司令室の中にゆっくりと足を踏み入れた。
「何者だ!?」突然の侵入者に気付いて振り返った隊員たちは、侵入者が中学生くらいの少女であることに気付き、
一瞬あっけに取られた。その隙をついて、玲華は目にも止まらぬ速さで動き回り、隊員たちを次々と手刀で倒した。
司令室の計器盤を、手刀で破壊してゆく玲華。たちまち、警報サイレンが基地内に響き渡る。
司令室を完膚なきままに破壊したピット星人玲華は、アンヌを抱えてホーク2号の格納庫に急いだ。
だが格納庫の直前で、玲華は、防衛軍の守備部隊に取り囲まれてしまった。
「きみ! その女性(ひと)を離して、早く降伏しなさい。さもないと、発砲するぞ!」
自分に向けられた銃口が、どれも震えているのがわかる。相手が若い女の子だと知って、みな躊躇しているのだ。
玲華は不敵に微笑み、アンヌをゆっくりと床におろした。そして、両手を顔の前に揃えて、ゆっくりとおろす。
玲華の愛らしい顔が、奇怪な昆虫人間へと変貌した。「うわあっ!」
昆虫人間となった玲華が、口からピンク色のガスを吐いた。とたんにバタバタと倒れる守備部隊の隊員たち。
だが次の瞬間、ピット星人はめまいでも起こしたかのように「ウッ!」とうめいた。
ヨロヨロと揺らいだ身体をすぐに立て直したピット星人は、アンヌを抱え、ウルトラホーク2号を操縦して
防衛軍基地からまんまと逃走した。
宇宙怪獣エレキングは、ウルトラセブンのアイスラッガーで輪切りにされ、絶命した。
「エレキングが負けたわ・・・」玲華の顔を持ったピット星人は地団駄を踏んで口惜しがった。こうなれば一刻も早く
早くもうひとりのわたしと合流し、地球から逃走しなければ。
玲華の顔を持ったピット星人は、両手を顔の前でおろし本来の顔に戻った。そして、玲華の到着を待った。
玲華はちょうど、ホーク2号の格納庫前で、守備隊員たちと交戦している。ピット星人はテレパシーで玲華の
状態を確かめた。心配はいらない。すぐに包囲網を突破して、ここに舞い戻ってくるはずだ。
だが、円盤の中には既に、侵入者がいた。ピット星人の正体を知ったフルハシ隊員が、ピット星人めがけて
レーザーガンを放った。「ピュルルルルルッ!」たちまち倒れるピット星人。
だがどうしたことだろう。ピット星人の死体の頭部が、徐々に小鳥遊玲華の愛らしい顔に変わってゆくではないか。
「・・・え? なんで星人が、女の子に変わっちゃんだよ?」驚くフルハシ。
ピット星人の死体はウルトラ警備隊によって回収され、解剖された。その結果、恐るべき事実が判明した。
「DNA検査の結果、フルハシ隊員が射殺したのは宇宙人ではなく、捜索願いが出されていた小鳥遊家の令嬢、
玲華さんであることが判明いたしました。」検死解剖を行った医師が、ウルトラ警備隊の面々にこう告げた。
驚くフルハシたち。「で、でも俺が撃ったのは、間違いなく宇宙人だったんだぜ!」
「ええ。玲華さんの肉体は、宇宙人によって改造され、宇宙人と同じ構造にされていました。細胞は地球人の
玲華さんのままですが、体内組織の構造が地球人とはまったく異なる、別のものに造り変えられていたのです。
しかも玲華さんの子宮には、妊娠した痕跡が認められました。胎児がどうなったのかは、まったく不明です。」
アンヌを拉致したピット星人は、地球防衛軍によって接収された円盤をまんまと奪還し、そのまま大気圏外へと
逃走していた。玲華と一心同体だったピット星人は、玲華が射殺されたことで変身能力を失い、胎内の卵も
消失してしまっていた。
アンヌを拉致して逃げたのは、途中までは、玲華が改造されたピット星人だった。だが、本物のピット星人が
フルハシに撃ち殺されようとした瞬間、二体のピット星人は一瞬で入れ代わったのだ。玲華は、本物のピット星人
を守るための影武者として、その若い命を散らしたのだった。
ピット星人が真っ黒なボディの上に着けている、ベルト状の衣服のようなものは、ピット星の電送技術が
作り出した緊急転送ベルトであった。本物のピット星人の遺伝子を守るため、本物が生命の危険に晒されると
自動的に影武者と入れ代わる。こうやって、ピット星人は自らの身を守ってきたのだ。
円盤の中、全裸のアンヌ隊員が電送改造機に縛りつけられ、助けを求めて絶叫している。アンヌの身体を
囲む光のリングがどんどんせり上がり、アンヌの肉体をピット星人のそれに変えてゆく。
10分後、すっかりピット星人のボディに生まれ変わり、わが身の不幸にすすり泣くアンヌの前に、
アンヌの顔を奪ったピット星人が微笑みながら立った。中学生の玲華の時とは異なり、アンヌの顔をした
ピット星人のボディは、豊満な乳房がゆさゆさと揺れる、成熟した女のプロポーションに変わっていた。
「アンヌ隊員、ピット星人に生まれ変わった感想はいかが? あの女の子を使った作戦は失敗したけれど、
今度はうまくやりましょうね。地球人の男性は可愛い女の子に弱いってことがわかったんですもの。ウフフ。
さあアンヌ、今からあなたに、ピット星人としての悦びを教えてあげるわ。」
ピット星人に改造されたアンヌは、円盤の床に横たわり、もうひとりのアンヌと激しくまぐわい合っていた。
アンヌの顔が昆虫のような頭部に変わり、またアンヌの顔へと戻る。真っ黒な全身タイツをまとったかのような
豊満なボディが、激しく肉体をこすり合って、愛の交歓を行っている。やがて改造されたアンヌの子宮に、
ピット星人の新しい卵が宿った。 (おわり)