おにゃのこが改造されるシーン素体9人目

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213名無しより愛をこめて
「おめでとう!」「お誕生日おめでとう、ルリ子!」「ありがとう、アンヌ! みんな!」
拍手の中、赤いワンピースの清楚な女性が、見上げるほど大きな誕生祝いケーキのキャンドルを吹き消した。
ここは伊豆、入田浜の別荘地。友里アンヌは、ここに住む友人・石山ルリ子の誕生パーティーに出席していた。
「・・・まあ素敵! ありがとうアンヌ!」「そのブローチ、あなたの服にきっと似合うわよ。つけてみて!」
その時だった。ルリ子の愛犬ジョンが、玄関先でワンワン!とけたたましく吼えた。
「ルリ子、犬が狂ったように吼えてるわよ?」「心配ないわ。おおかた、近所の猫でも迷いこんだんでしょ。」
だが次の瞬間、犬の声は、キャウン! キャウン! ギャワンッ!という悲鳴に変わった。
「あら、一体どうしたのかしら!?」「行ってみましょう!」
薄暗い玄関に出たルリ子とアンヌは、凄惨な光景を前に、思わず悲鳴を上げた。「キャアアアッ!!」
ルリ子の愛犬ジョンは、何者かの手によって身体を左右にブチリと引きちぎられた、無残な死体となっていた。
「ああああっ!・・・ジョン!ジョン!!」ルリ子は愛犬の死体にしがみついて、激しく泣きじゃくり始めた。
「・・・ひ、ひどい! 許せない! 一体、誰の仕業なの! わたし、犯人を探してくる!」
アンヌがすすり泣くルリ子を残して、別荘が立ち並ぶ街の闇の中に姿を消した。
「ヴモ゙モ゙ッ!」その時、不気味な唸り声がすぐ近くに響き、ルリ子は驚いて顔を上げた。
ルリ子のすぐ目の前にあったのは、カタツムリのような目と、昆虫の触角を持った、奇怪な生物の顔だった。
「・・・キャアアアアアッ!!」
「ルリ子ッ! どうしたのルリ子!」耳をつんざく悲鳴にアンヌが別荘に駆けつけた時、ルリ子の姿はもう
そこから消えていた。アンヌは親友の名を高く叫んだ。「ルリ子ぉ! どこに行ったの、ルリ子ォッ!!」
その時アンヌは見た。暗い海の方向から夜空に向かって、六角形のベーゴマのような形の円盤が飛び立つのを。
214名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:13:05 ID:AXmPdO0b0
「・・・それでは君の見た円盤は、このタイプで間違いないんだな?」
地球防衛軍本部。参謀のタケナカが、キリヤマ隊長の立ち会いのもと、目撃者のアンヌを尋問している。
「はい。間違いありません。」
「タケナカ参謀、この円盤がいったいどうかしたんですか?」キリヤマが尋ねる。
「うむ。実はここ数ヶ月、世界各地で動物の失踪事件が続発している。最初はスイス、アルプス山中の羊の
放牧場。次いでアメリカ、ロッキー山脈の牛の牧場。そしてアフリカの自然動物園。事件が起こるたびに必ず
この円盤が、近くの住民に目撃されている。家畜だけではない。事件を照合すると、どうやら地球上のありと
あらゆる種類の動物が被害にあっていると思われる。しかも、被害にあった動物は必ずメスだということだ。」
「メスばかりをさらう宇宙人か。それでは、ルリ子さんも他の動物同様、この円盤によって誘拐されたと?」
「その可能性は高い。」
アンヌが心配そうに尋ねた。「参謀! さらわれた動物たちは、いったいどうなるんですか?」
「・・・うむ。たいへん言いにくいのだが・・・」タケナカは言葉を切った。「さらわれた動物たちの多くは翌日、
解剖された死体となって、元の場所に戻されている。キャトルミューティレーションだ。」
「えっ!」アンヌは真っ青になった。「そ、それじゃあルリ子は、ルリ子はどうなるんですか!」
「落ち着くんだアンヌ! まだ殺されたと決まったわけじゃない!」キリヤマが動揺するアンヌをなだめた。
その時、司令室からの連絡が入った。
「キリヤマ隊長。入田浜の浜辺で、失踪した石山ルリ子さんが発見されました。意識は無いものの、生命に
別状は無いもようです。」それを聞いて、アンヌは思わず安堵の息をついた。「・・・良かった、ルリ子」
キリヤマ隊長はアンヌの肩を優しく叩いて命令を下した。「よしアンヌ。迎えに行ってやれ。」
215名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:13:21 ID:AXmPdO0b0
「しっかりして! ルリ子! ルリ子!!」
砂浜の人だかりの中央で、アンヌは必死で親友の肩を揺すぶった。
ルリ子は目を見開いたまま硬直し、まるでマネキン人形のように動かない。
「衰弱がひどいようだの。早く病院に運ばねえと。」漁師のひとりがルリ子の脈を取りながら言った。
「早く救急車来ねえかなぁ。」
この時、アンヌは赤い桑の実のようなものが、ルリ子のひじの内側にくっついているのを見つけた。
「何かしら、これ?」つまんで取り除こうとしたが、まるで深い根でも張っているかのように皮膚から剥がれない。
どうやらそれは、何かの胞子のようだった。ドクン、ドクンと脈動し、徐々に大きさを増してゆくように見える。
よく見ると、ワンピースの内側、ルリ子の皮膚のいたるところに、この奇怪な胞子が根をおろしているではないか。
「・・・やだ、気持ち悪い!」アンヌは思わず顔を背けた。
と、やじ馬たちが見守る中、ひじの内側にくっついていた胞子が異常に膨れ上がってきた。
「な、何なのこれ!?」
突然、パアーーーァン! と音をたて、ふくれ上がった胞子のひとつが破裂した。中から赤い粉のようなものが
勢いよく舞い上がり、漁師やその妻たちを驚かせた。そしてルリ子の皮膚は、奇怪な緑色に染まっていった。
「・・・キャッ!」「・・・ああっ!」
突然、ルリ子を取り巻いていた人々がバタバタと倒れ始めた。倒れたのは若い海女や漁師の妻たち、つまり女性
ばかりだった。無事なのは男たちとアンヌだけ。アンヌ以外の女性は、ひとり残らず意識を失っていた。
「お、おい、どうしたんだ久恵! ひさえ!」「皆さん、しっかりして下さい! 皆さん!」
やがて、次々と到着するけたたましい救急車のサイレンが、静かな漁師町を喧騒と混乱の渦に変えた。わずか
1時間ばかりの間に、別荘客をふくめたこの町に住む、すべての女性たちが謎の昏睡状態に陥ったのだ。
そして、被害者の皮膚には必ず、不気味に脈動する赤い胞子が幾つも幾つも根をおろしていた。
216名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:13:39 ID:AXmPdO0b0
「どうなんですか博士? 女性たちに寄生している、あの赤い胞子の正体は!?」
キリヤマ隊長が、防衛軍医務主任のキタムラ博士に尋ねた。
入田浜に始まった集団女性昏倒事件、いや赤い胞子による集団感染事件は、関東南部を中心に今や爆発的な
広がりを見せていた。救急車の搬送先になった病院の看護婦たち、次いで女性患者たちが残らず感染し、
そこを拠点に感染が一気に拡大したのだ。
政府は空気感染するこの胞子を、危険度AAAの特別法定伝染病に認定。国内の全女性に対して外出禁止令を
発令したが、時すでに遅く、既に犠牲者の数は全国で数十万人を数えようとしていた。
「・・・まったく見当がつきません。地球上には存在しない、未知の菌類と思われます。・・・こいつはどうやら、
女性の皮膚に着床し、患者の細胞から女性染色体、つまりX遺伝子の対だけを吸収して成長する性質を備えて
いると思われます。患者の皮膚が緑色に変色しているのは、胞子によって染色体を抜き取られたからです。」
「女性染色体を? では、染色体を奪われた患者たちは、いったいどうなるのですか?」
「X染色体は生命維持に必要な遺伝子を直接含んでいないので、すぐに死ぬようなことはありません。けれども
細胞の分裂が阻害されるため、約15時間で生命が重篤な危険にさらされます。」
「15時間? たった15時間しかないんですか!?」
キタムラ博士は悲痛な表情でうめいた。
「はい。15時間以内にX染色体を復元させない限り、感染した順に、患者たちは間違いなく死亡します。」
「・・・そ、そんな・・・」キリヤマは頭を抱えた。そして、ふと何かに気付いたように頭を上げた。
「・・・アンヌ。そう言えばアンヌは!? アンヌ隊員は女性なのに、どうして感染しないんですか、博士?」
「わかりません。アンヌ隊員は先天的に、胞子の感染を阻害する特殊な因子を持っているとしか考えられません。」
「それでは、アンヌの身体を調べれば、胞子の感染を防ぐ手段が見つかるのはありませんか?」
「わかっています。今、医療班が総掛かりで、アンヌ隊員の身体を徹底的に検査しているところです。」
217名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:13:55 ID:AXmPdO0b0
地球防衛軍のメディカルルームで、アンヌは医療班による精密検査を受けていた。
《どうしてわたしだけ大丈夫なのか、わたしにもわからない。でもルリ子、わたしの身体であなたが助かるなら、
わたし、何だってしてみせる。どんなことにだって耐えてみせるわ。だから、早く、よくなって!》
横たわるアンヌの目に涙が光った。全身の放射線スキャンを終え、医療用の寝間着一枚のアンヌは、別室にいる
医師の指示で、ベッドからゆっくりと起き上がった。
その時だった。アンヌは治療室の隅に、黒い物体が突然出現するのを見た。
「キャッ! 何、これ!?」
どこかからテレポートしてきたらしいその物体は、一見、柔らかい岩のようだった。あるいは海生動物のホヤを
連想させもした。ゴツゴツとした隆起で一面覆われた、見るものに嫌悪感を感じさせるグロテスクな物体であった。
「ヴモ゙モ゙ォッ!」物体が奇声を上げた。音のする方向に目を落としたアンヌは、黒い物体のいちばん下端に、
カタツムリのように飛び出した緑色の目と、昆虫を思わせる長い触角を発見して驚愕した。「ひいッ!」
それは、岩のような胴体を背中に背負った、巨大なカタツムリのような形状の奇怪な怪物だった。怪物はまるで
カタツムリのように、床に密着した足をウネウネと動かしながら、アンヌの方へとじりじりと迫り寄ってくる。
「キャアアッ!!」
アンヌの叫びが部屋中にこだました。隣室の医師が驚いて押したらしい警報ベルが、基地じゅうに鳴り響いた。
ベルの響きに驚いたらしいその怪物は、床にへばり着いた巻き貝のような足を、人間のような二本足に変形させ、
床からスックと立ち上がった。怪物の身長は人間とほぼ変わらなかったが、足の付け根のあたりに頭部が位置
している。まさにこの世のものとは思えない、異形の存在だった。
怪物は「ヴモ゙モ゙モ゙モ゙ォ!」と高く吼え、緑色の目をらんらんと輝かせながらアンヌめがけて迫って来る。
「助けてぇ! 助けてダンッ!」
218名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:14:13 ID:AXmPdO0b0
「待てッ!」
アンヌに怪物が迫ろうとしたその時、モロボシ・ダン隊員が怪物の前に立ちはだかった。
「ヴモ゙モ゙モ゙モ゙ォッ!」怪物は振り向き、岩のような胴体を震わせると、頭部のはるか上方、胴体の両側から
二本の腕をズボッ、と伸ばした。まるで胴体から腕が突然生えたかのように。
貝のように白く輝く巨大な爪がついた、力強い腕だった。ダンと怪物は正面から組み合う形になったが、怪物の
怪力は、M78星雲人のダンをも圧倒した。ダンは腕をねじられ、じりじりと壁際へと追い詰められてゆく。
「くそっ!」壁に追い詰められたダンは、壁を背につけ両足をはね上げて、怪物の目を渾身の力で蹴りつけた。
「ヴモ゙モ゙モ゙モ゙ォッ!」怪物は身体を震わせると、胴体からもう一対の腕を伸ばした。「な、何ィ!?」
新しく生えた腕は、ダンの首を掴んで気付く締め上げた。「うわああああッ!!」
4本の腕に締め上げられ、ダンは気を失ってその場に倒れた。
「ダーンッ!!」絶叫するアンヌを、怪物は4本の腕で抱え上げた。そして、カタツムリのように這い進み、
部屋の隅まで移動すると、激しく抵抗を続けるアンヌと共に、突然その場から消え失せてしまった。

関東全域から、六角形のベーゴマのような形の円盤が、一斉に飛び立った。ブラコ星人の地上部隊が、各地の
病院に収容されていた女性患者たちを一斉に拉致し、彼らの母船に連れ帰ろうとしているのだ。
ウルトラホーク1号と3号が緊急出動したが、女性たちを人質にしたこの円盤編隊には、手を出すことが
できなかった。逆に円盤の群れは巧みなチームプレイでウルトラホークを翻弄し、怪光線で次々と太平洋に撃墜
してしまった。パラシュートで落下しながら悔しがる隊員たちを尻目に、円盤の編隊は大気圏の外で待機する、
葉巻型の母船に向かって、悠々と飛び去っていった。
219名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:15:31 ID:AXmPdO0b0
「・・・ん・・・ここは・・・どこ?」アンヌが目を覚ましたのは、ブラコ星人の母艦の中だった。
その部屋の中には、段差と呼べるものがなかった。部屋の中央、不思議な光が明滅する円形のスペースの上、
アンヌは床に寝かされ、両手両足を固定されていた。自分が全裸にされていることに気付き、アンヌはキャッ!と
短く叫んで思わず身をすくめた。彼女の周囲にはシャボン玉のように輝く球体が幾つも浮遊し、まるで夢の中に
いるような気分だった。
突然、赤と緑のスポットライトのようなものが、アンヌの身体を照らし出した。光が身体に当たった部分に、
ジリッとくる不快感が走る。「イヤアッ!! 苦しいッ!」
ふたつの光は奇妙な唸りを上げながら、アンヌの肉体の上を何度も、何度も往復した。
「やめてぇーッ!!」
220名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:15:45 ID:AXmPdO0b0
10分ほどして、スポットの光がようやくとぎれ、アンヌはホッと一息ついた。
部屋の自動ドアが開き、ブラコ星人が二体、カタツムリのように這って現われた。二体のブラコ星人は触角を
すり合わせるようにして何事か会話し、そのうちの一体が二本の足を伸ばしてスックと立ち上がった。
アンヌの両手両足の拘束が外れた。直立したブラコ星人はアンヌの腕をぐい、と掴んで立ち上がらせた。
「な、何をするの!?」ブラコ星人はアンヌを小突きながら、部屋の外に出るよう促した。
アンヌは右手で豊満な乳房を、そして左手で股間の淡い茂みを隠しながら、おそるおそる部屋の外に出た。
延々と続く長い廊下にも、輝く球体が幾つも浮遊している。アンヌはブラコ星人に背後から命じられるままに、
廊下に沿っておずおずと進み、広い空間に出た。巨大なホールの上を、廊下は細い橋のようにまたいで伸びている。
橋の上を進みながら、アンヌは眼下に拡がる広大なホールを見渡した。無数のベッドのようなものがホール一面に
敷き詰められており、その上には、地球から拉致されてきたらしい女性たちが、全裸で横たえられていた。
20代の若い人妻がいた。豊満な肉体の40代の熟女が、しなやかな肢体の女子高生がいた。青い果実のような
肉体の中学生もいた。老若合わせてその数は少なく見積もっても、数万人を越えているだろうと思われた。
ここは、ブラコ星人の食料である赤い胞子を、地球人の女性の肉体を培地に大量に養殖する、人間牧場であった。
《・・・あの子なんて、まだ小学生じゃない。何て、何てひどいことをするの!》アンヌの目に涙が光った。
221名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:16:01 ID:AXmPdO0b0
長い廊下を進んだ末に、アンヌは、ある部屋に入れられた。そこには、3体のブラコ星人が待ち受けていた。
部屋の周囲は奇怪なデザインの機械でぎっしりと覆われ、中央には円形の台が設置されていた。ブラコ星人たちは
アンヌを取り囲み、抵抗するアンヌを無理やり台の上に乗せ、両手両足をX字型に広げて手首足首を固定した。
「イヤあっ! 離してぇ!」
円形の台が、少しずつせり上がってゆく。アンヌは本能的に、これが手術台であることを悟った。
「や、やめて! やめてぇッ!」
いったい、この怪物たちは自分をどうしようと言うのだろう? おそらくわたしを解剖するか、あるいは改造しよう
としているのだろう。一体何のために? わからない! 怖い! 怖くて堪らない! アンヌは恐怖と不安に苛まれ、
ガクガクと全身の震えが止まらなかった。
手術台は、二本足で直立したブラコ星人たちの目の高さまで上昇すると、そこで停止した。ブラコ星人たちは
アンヌの周囲に集まり、節足動物のような触角をしきりに伸ばしてアンヌの肢体に触れ、何かを確かめるように
その表面をまさぐった。「ひいッ!」くすぐったさと言うよりもおぞましさで、アンヌの全身は思わず硬直した。
ブラコ星人の1体が壁の機器を操作すると、薄暗い光が射す天井から、2本のチューブのようなものが降りてきた。
パイプの先はまるで、巨大な針のようであった。ブラコ星人はアンヌの乳房を掴み、乳首めがけて、2本の針を
ブスリと突き刺した。「イヤあッッ!!」鋭い痛みがアンヌの胸を貫いた。
ぐおんぐおんと音が鳴り、チューブの中を何かが流れてきた。熱い粘液が乳房の中にドクリドクリと注ぎ込まれ、
組織の中に染み込んでゆく。それととともに、乳首の針はアンヌの乳房に向かって、バリッ! バリッ!と断続的な
電気パルスを送り始めた。
「・・・あッ!・・・あッ!・・・あッ!・・・」
間違いない。怪物たちは解剖ではなく、わたしの肉体を改造しようとしているんだわ。アンヌは直感した。
でもどんな改造を? わたしの身体はこれから一体どうなってしまうの!?
パルスが送られるたびに、豊満な乳房がぼよん、ぼよんと激しく揺れ、アンヌは恐怖と苦痛で激しく泣き叫んだ。
「やめて! やめてお願いッ! 助けて! 誰か助けて! お願いッ!!」
222名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:16:17 ID:AXmPdO0b0
続いて天井から、うねうねと動く無数のパイプが伸びてきた。パイプの先端はまるで、巨大なナメクジの頭部の
ようであった。粘液でぬらぬらと濡れた丸い頭部のあちらこちらから、カタツムリの触角のような突起が幾つも
幾つも、飛び出してはまた引っ込んでゆく。
ブラコ星人の一体が、その中でもひときわ太いナメクジを手に取った。太さは5センチはあるだろうか。
激しく身体をよじって暴れるアンヌを、2体のブラコ星人が両側から強い力で押さえつけた。ナメクジ状の
パイプを持ったブラコ星人は、アンヌの股間を覗き込み、胴体から現われた別の二本の腕で、そっと股間の
秘裂を押し開いた。柔らかい春草に彩られたこんもりとした恥丘の下部に、ピンク色の肉の襞が見える。
その襞のいちばん下端には、未だ何物も受け入れたことがない処女の聖地、甘酸っぱいかぐわしい匂いを放つ
肉の孔が、じんわりと蜜をこぼしながらヒクヒクと口を開閉させていた。
ブラコ星人は肉孔の位置を確認すると、手に持ったナメクジのようなパイプを、処女の膣口にそっとあてがった。
「ひッ!!」アンヌはビクリ、と身体を震わせた。おぞましさが電気のように全身を走った。
何が起ころうとしているのか、アンヌは本能的に悟った。わたしは処女を奪われようとしている。誰にも
あげなかった、誰にも許したことのなかったわたしの大切な処女が、いま、おぞましい物体によって無残に
散らされようとしている!
「イヤだぁッ!! 嫌だ嫌だ! やめて! 助けてェッ!!」
アンヌは半狂乱になって、激しく身をよじって抵抗した。だが両側から身体を押えるブラコ星人の力は強く、
どうすることもできない。やがて粘液にまみれたナメクジのようなその物体は、ズルリズルリと這うようにして、
アンヌの汚れなき処女器官の奥へと潜り込んでいった。肉の孔がメリメリと押し広げられてゆく。
「い、痛いッ! 痛い痛い! やめてぇッ!!」
鮮血が飛び散り、処女膜は無残に切り裂かれた。アンヌの頬を、涙がひとすじ伝って流れた。
こんな形で、大切な処女を奪われてしまった! その悲しさと口惜しさで、アンヌの心は張り裂けそうであった。
223名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:17:02 ID:AXmPdO0b0
アンヌの処女を奪ったナメクジ状の物体は、蠕動しながらアンヌの膣の中をゆっくりと進み、最奥部に達すると
激しくうねり、よじり、回転しながらアンヌの膣壁を縦横に這いずりまわった。快感とも不快感ともつかない
強烈な感覚が、アンヌを激しく責めたてた。
「イヤああーーッ!! やめてぇーーーッ!!」
やがて、ナメクジ状の物体は無数の触角を伸ばし、膣壁の内部に侵入を開始した。そして丸い頭部の先端に開いた
小さな穴から、パイプの中を通って流れる生暖かい粘性の液体が、アンヌの胎内にドクドク注ぎ込まれていった。
「・・・あ! ・・・ああッ! ・・・あッッ! 」
熱いものが股間から、全身に広がってゆく。そして、わたしの肉体を内部からむちゃくちゃにかき乱し、まったく
別のものげと造り変えてゆく。アンヌはあらためて、これが肉体改造手術であることを思い知らされた。
ああ、わたしは改造されてしまう。怪物に捕えられ、奇怪なナメクジに犯されて、別のものへと変わってゆく。
悲しい! 口惜しい! でも、もうどうすることもできない。わたしは今、改造されているんだ。
アンヌは絶望で激しく泣きじゃくりながら、それでも抵抗するように首を激しく振り、身をよじらせた。
224名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:17:15 ID:AXmPdO0b0
天井から無数のナメクジの群れが降りてきた。ナメクジのようなパイプはアンヌの股間を這いずり回り、
クリトリスを舐めるように刺激し、肛門の中に潜り込んでゆく。そして無数の触角をアンヌの粘膜に突き入れて、
刺激性の粘液をアンヌの肉体にドクン、ドクン、とたっぷり注ぎ込んでゆく。
そして乳房に断続的に送られるパルスも、乳首に注入される粘液の責め立ても、いっそう激しさを増してゆく。
乳房と性器を同時に責め立てる、悪魔のような改造手術。恐怖とおぞましさに、アンヌの意識は激しく乱れた。
だが何ということだろう。慣れるにしたがって苦痛と恐怖は徐々に薄らぎ、代わりに爆発的な快感が襲ってきた。
「・・・あ! ・・・駄目ッ! ・・・ああッ! ・・・ハァ、ハァ、ハアッ! ・・・駄目ッ! ・・・ああんッ! ・・・ああんッ!」
アンヌはもはや、正気を保つことができなかった。必死に理性を保とうと踏んばったが、波のように断続的に
押し寄せる快感に勝つことはできなかった。アンヌは全身を貫く熱い衝動に身を委ね、ケダモノのようになって
身をよじらせ、あえぎ狂った。一匹のメスになって改造されてゆく快楽をむさぼり味わった。
「・・・あうッ! あうッ! ああううっっッツ!!」快楽の絶頂でアンヌの意識は真っ白になり、やがて途切れた。
225名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:17:31 ID:AXmPdO0b0
アンヌは、ぼんやりとした夢の中から、少しづつ我に返った。
彼女は真っ白な何も無い部屋の中央に、天井から伸びるワイヤーで両手を縛り上げられ、膝で立っていた。
ワイヤーは伸縮する素材で、立ち上がること、尻を床につけることはできるが、その場所から動くことはできない。
やがて意識がはっきりしてくると、アンヌは自分の身体に妙な違和感を感じた。アンヌの脳裏に、おぞましい
改造手術の記憶が甦った。《そうか! わたしは、わたしは改造されてしまったんだ!》
アンヌは自分の身体を見まいと目を堅く閉じた。だが身体に感じる違和感は、ますます強くなってゆく。
勇気を振り絞り、アンヌはうっすらと目を開け、自分の身体を一瞥した。そして、絶叫した。
「いやああああッ! な、何!? この・・・身体は!?」
アンヌの胴体は、まるで古代のシャーマン(呪術師)の入れ墨のような、奇怪な文様で覆いつくされていた。
背中から脇腹、臍の周囲を通り、太股に向かって、うねる呪術的な曲線が何本も黒く浮かび上がっている。
そしてロケットのように前に突き出た豊満な乳房は、乳首を中心とした、黒い同心円状の模様をくっきりと
浮かび上がらせていた。それは蜂の腹部にも似ていたが、しきりにぶよんぶよんと激しい蠕動を繰り返している。
その動きは、同心円模様が浮かんだ半透明の皮膚のすぐ内側を、乳房いっぱいの大きさの何物かがモゾモゾと
激しく動き回っているかのようであった。アンヌの乳房は、巨大な軟体動物、それも巻き貝の一種を思わせた。
乳房の先端にあるべき乳首は消失しており、乳輪はただの黒い円であったが、その黒い円の中央が急にムクムクと
盛り上がり、まるでカタツムリが触角を伸ばすように、黒い突起がニョッキリと現われた。突起の先端がパクリ、
と小さな口を開け、ピチッ、プチッと鳴くような音を立てた。その姿も一種の軟体動物のようであった。
「いやだああッ!!」アンヌは絶望と恐怖のあまり、大声で泣き叫んだ。
226名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:17:47 ID:AXmPdO0b0
ふと股間に、熱い不思議な感覚が走り、アンヌの肉体を駆け登ってきた。涙に濡れた目で、アンヌは自分の
股間を見た。毛がすっかり抜け落ちたつるんとした恥丘の真ん中に、くっきりと割れ目が走っている。
ムズムズするような感覚とともに、その割れ目が徐々に開いていった。そしてクリトリスにあたる部分から
肉の突起がカタツムリの触角のようにニョッキリと現われ、左右に割れて、その先端にまるで人間を思わせる
緑色の目がギョロリと現われたではないか。
「キャアアアッ!!」アンヌは絶叫した。
さらにその上から、節足動物のような白い触手が二本、ニョキニョキと左右に分かれて伸びてきた。
アンヌの股間の、貝のような肉襞が、甲高い声で「ア゙エ゙エ゙エ゙ッ!」と叫び、ピンク色の膣口をパックリと
大きく開けた。そう、アンヌの下腹部は、まるでブラコ星人の顔そのものと化していたのだ。
異なる点は、通常のブラコ星人の口器が一対の触腕が付いた、地球人の唇にも似た横に開いたラッパ状の器官で
あるのに対し、アンヌの股間に出現したブラコ星人の口器は、身体の真下に向けて開いた、地球人女性の性器と
まったく変わりない形状の、縦に開く肉の割れ目であることだけであった。
アンヌの股間に生まれたブラコ星人の顔は、触角をしきりに振りながら、好奇に満ちた目で周囲をまさぐり、
「ア゙エ゙エ゙エ゙エ゙ッ!」と嬉しそうに鳴いた。
変わり果てた自分の肉体に、あまりに残酷な現実に、アンヌは激しく打ちのめされた。わたしは、わたしは
ブラコ星人によって、ブラコ星人と同じ身体に改造されてしまった! まさか、まさかこんな残酷な・・・!
アンヌは天を仰ぎ、我を忘れて首を振り、髪を振り乱しながら激しく泣きじゃくった。
「嘘よ、嘘よ、嘘よォッ! こんなのって、嘘よォ!! ・・・誰か、・・・誰か嘘だって言ってェ!」
その叫びに合わせて、アンヌの乳首はピチピチピチッと鋭く鳴き、股間は「ア゙エ゙エ゙ッ!」と悲しくうめいた。
そう、それらのおぞましい器官はもはや、アンヌと感情を共有する、アンヌの肉体の一部なのであった。
227名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:20:18 ID:AXmPdO0b0
どうしてブラコ星人が自分を、こんな身体に改造したのか、アンヌはそれを、すぐに思い知らされることになった。
部屋の扉が開き、ブラコ星人が数十体、一列に並んで這ってきた。妙にそわそわした身振りのブラコ星人たちは、
アンヌの前に一列になって並んだ。そして先頭の一体が二本足で立ち上がり、アンヌのすぐ前に立つと、触角を
震わせて、アンヌの股間から延びるブラコ星人の触角に、そっと触れ合わせた。
とたんに、アンヌの股間に電気のようなものが走った。あまりのおぞましさに、アンヌの心は凍りついた。
だがその心とはうらはらに、股間の触角は呼びかけにに応えて、嬉しそうにピクピクと動いた。
アンヌは、息が詰まるように熱い何かが股間からどんどんと上昇し、胸一杯に込み上げてくるのを感じた。
何よ、これ? なんで、なんでこんなに気持ちよくなってくるの?
ブラコ星人が胴体からヌッと腕を伸ばし、アンヌの同心円模様の乳房を掴んだ。おぞましい触感に、アンヌは
思わず身体を硬直させた。だがブラコ星人は乱暴するでなく、同心円の乳房をゆっくりと、愛しそうに揉み始めた。
「あッ! ・・・ああッ!!」胸に電流のような快楽がピリピリと走り、アンヌは思わず身体をのけぞらせた。
《この怪物は、わたしを犯すつもりなんだ! そして改造されたわたしの身体は、それに応えようとしている!》
アンヌは愕然とした。この怪物たちは、わたしを交接(セックス)の相手にするために改造したんだ。わたしは、
怪物たちの花嫁にされてしまった。嫌だ。嫌だ。こんな化け物に犯されるなんて、死んだって嫌だ。絶対に嫌だ!
だが囚われの身のアンヌには、もはやどうすることもできない。
アンヌの同心円の乳房は、揉みしだくブラコ星人の腕の動きに合わせて、ぶるんぶるんと激しい蠕動を繰り返した。
そして乳首の黒い突起が徐々に盛り上がり、先端に小さな口が開いて、ピチピチッ!と鋭く鳴き、青い粘液を
前方にピューッ! と勢いよく吹き出した。
青い粘液はブラコ星人の胴体にかかると、流れ落ちながら赤に緑にめまぐるしく発光した。液にまみれたブラコ
星人は激しく興奮し、「ヴモ゙モ゙モ゙モ゙ォッ!」と獣のように吼えて、アンヌの乳房をさらに激しく揉みあげた。
228名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:20:40 ID:AXmPdO0b0
ピューッ! ピュッ! 乳首から絶え間なく吹き出す粘液のしぶきがアンヌの顔にもかかり、頬を伝って口に入った。
それを嘗めたアンヌは、そのむせ返るように甘酸っぱい液体が、一種の媚薬であることを悟った。
《ああ・・・わたし・・・何てあさましい身体にされてしまったんだろう・・・》
あきらめと、悲しみが、アンヌの心をキリキリと締め付けた。アンヌの頬を、涙がひとすじ伝って流れた。

ブラコ星人の胴体から、もう一対の腕がニュッと現われて、アンヌの背中へと回った。そしてアンヌの、
引き締まった形の良いお尻を激しく、優しくなでさすった。「ひぃいいいッ!」
ブラコ星人の頭部がアンヌの股間に近づき、甘い声で「ヴモ゙モ゙ォッ!」と呼びかけた。アンヌの股間にある
ブラコ星人の顔も、相手を求めるような甘く切ない声でそれに応えた。「ア゙エ゙エ゙ェッ!」
ブラコ星人は腰に回した腕で、アンヌをの身体をのけぞらるようにそり返らせた。膝をつき、脚を広げ、身体を
そり返らせると、アンヌの股間に隠れたブラコ星人の口器がすっかり露わになった。貝によく似た肉の襞が、
切なく鳴きながら相手を求めている。アンヌを抱え込んだブラコ星人は、身体をアンヌに密着させ、ラッパ状の
口器でアンヌの女性器、今はブラコ星人の口器と化したそれをすっぽりと覆いつくした。
「ああああっっっッツ!」ぬめぬめしたブラコ星人の肌にとうとう触れてしまった不快感と同時に、えもいわれぬ
快感が、アンヌの股間をビリビリと流れた。
229名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:21:09 ID:AXmPdO0b0
粘液にぬめり、ぶよぶとと脹れ上がった黒い岩のような皮膚と、柔らかく張りのある若い地球人女性の白い肌。
ふたつの肌がこすれ合うその間で、ふたつのブラコ星人の顔がはげしく口器をからめ合わせていた。
カタツムリの交接のように、蠕動する粘膜と粘膜を密着させて、熱く、激しくお互いの口器を吸い尽くした。
アンヌの股間に顔をうずめたブラコ星人は、さらに口の両側に生えた触腕で、アンヌの秘所を激しくまさぐった。
そして、口器の中から触手のように長く伸びる管状の器官が現われ、アンヌの股間にぐいぐいと潜り込んできた。
それは、地球のタコが持っているものに似た、オスのブラコ星人の交接器であった。ブラコ星人の交接器は、
アンヌの股間に開いた口器、処女を失ったばかりのアンヌの膣の内部に、うねりながら侵入を開始した。
「・・・あ・・・ああッ・・・イヤっ! イヤだあッ!!」とうとう怪物に犯されてしまったことを、アンヌは知った。
アンヌは泣きじゃくりながら、首を激しく振った、絶望で、心が真っ暗に閉ざされてゆく。
ブラコ星人の交接器は、アンヌの膣の最奥部に達すると大きく膨らみあがり、激しい蠕動を開始した。
「・・・ハァハァ・・・イヤああッ!・・・はああッッ!・・・ああんッ!・・・ハァハァ・・・ああんッ!・・・ああんッ!!」
今まで味わったことがない、そして地球人の女性が決して味わうことができないような、凄まじい快楽がアンヌの
全身を電流のように貫いた。同心円の乳房を、尻を激しく揉みしだかれ、性器をオスの交接器で激しく猛々しく
満たされて、アンヌは半狂乱になってもだえよがった。
《・・・だめぇ・・・だめよォ・・・だめなの・・・だめ・・・いいえ・・・いいのよ!・・・いいの!・・・もっと!・・・もっとよ!》
230名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:21:26 ID:AXmPdO0b0
アンヌはもはや、地球人ではなかった。ブラコ星人のオスと交接する、メスのブラコ星人に過ぎなかった。
狂ったように髪を振り乱し、自分から腰をくねらせるメス。同心円の乳房を激しく蠕動させ、乳首から媚薬を
勢いよく吹き出し、交接器をオスと密着させてしきりにあえぎよがるメス。
アンヌはそんな自分のあさましい姿を、今やあきらめにも似た気持ちで受け入れていた。
もういい。もう何をしても無駄だ。わたしはもう、この怪物の仲間になってしまったんだわ。悲しい。口惜しい。
・・・でも、気持ちいい。そう、気持ちがいいの。もっと、もっと、気持ちよくして欲しい!
「もっと・・・もっとよォ・・・もっと激しくして! お願いッ!・・・ハァ・・・ハァ・・・ああああンッ!」
・・・ドピュッッツ! ジュパッッツ!
オスのブラコ星人が、交接器の先端からアンヌの胎内に、ドロリとした粘液をたっぷり注ぎ込んだ。
アンヌは気が遠くなり、思わずへなへなと腰をついた。オスのブラコ星人は交接器をアンヌの膣からすっと
引き抜き、アンヌの汗ばんだ肉体から身を離した。アンヌはハァハァと息を荒げ、肩で大きく息をした。
アンヌの股間にあるブラコ星人の口器から、青い粘性の強い液体がドロドロと流れ出し、床にこぼれ落ちた。

へたり込んだアンヌの前に、二体目のブラコ星人が立った。オスのブラコ星人の触角による呼びかけに、
アンヌの股間の頭部は再び嬉しそうに応えた。ふたたび、アンヌの全身を熱いものがこみ上げてきた。
もっと、もっとよ。もっと欲しいの。我慢できないわ!
アンヌは立ち上がり、今度は自分から腰をなまめかしく振って、ブラコ星人の愛撫を求めた。
「・・・まだよ、まだ足りないの。・・・ねえ、抱いて。わたしを抱いて! もっと激しくわたしを抱いて!!」
231名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:21:41 ID:AXmPdO0b0
ブラコ星人は、貝やタコのような軟体動物と、昆虫の、中間の性質を持つ知的生命体であった。
この星人は、ピット星人がメスだけの種族であるのと対照的に、オスだけの種族として宇宙じゅうに知られている。
むろん、昔はブラコ星人にもメスは存在した。だが宇宙旅行中、女性の染色体を養分として成長する菌類と出会い、
その美味さに魅せられたことで、ブラコ星人という種族の運命は急転した。
この菌の胞子を育てるためだけに、ブラコ星人は自らの星のすべての生物のメスを養殖培地化し、その結果すべての
生き物を絶滅させてしまった。養殖培地を失ったブラコ星人は仕方なく、なんと今度は、同族のメスを牧場として
選んだのだった。その結果、わずか1年でブラコ星人はメスのいない、オスだけの種族となってしまった。
一斉繁殖を行うブラコ星人の繁殖期は、彼らの星の公転周期で40年に1度と、比較的長周期だった。だから当面は
メスがいなくても何の不都合もなかった。
メスを失ったブラコ星人は、新たな養殖培地として、別の星に住むメスを求めて、宇宙を旅するようになった。
方々の星に住む生き物のメスを捕えては牧場化し、その種族を絶滅させるということを何度も繰り返してきた。
そして40年に1度の繁殖期、メスを失ってから最初の繁殖期が、とうとうやって来た。メスのいないブラコ星人は
この時初めて、種族存亡の危機に気付いた。そこで彼らは侵略した星のメスの中から、牧場に適しない個体、
すなわち胞子の養殖培地にならない特異体質の個体を見つけ出し、その肉体をブラコ星人のメスと同じ構造に
改造して、繁殖用途に使うことに決めた。彼らの進んだバイオテクノロジーにとっては、生物の肉体構造を
作り変えることなど造作もないことだったのだ。
そうして、新たな侵略地である地球において、彼らが初めて見いだした特異体質のメス。それがアンヌであった。
アンヌは、ブラコ星人の繁殖のためだけに捕えられ、その肉体を改造された。口器の中に生殖器を持つブラコ
星人にとって、股間に生殖器を持つ地球人のメスは改造しやすく、交接も容易な素晴らしい素材だった。
こうして改造されたアンヌは、母船に住む数千体のブラコ星人、すべての花嫁となった。すべてのブラコ星人の
オスと交接し、卵を産むことだけを目的として永遠に生かされ続ける、哀れな花嫁であった。
232名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:22:15 ID:AXmPdO0b0
1体につき地球時間で約20分。全部で10時間以上の時間をかけて、アンヌは30体のブラコ星人たちとの交接を
終えた。すっかり疲労困憊し、肩で大きく息をするアンヌは、しかし股間がまだ激しく相手を求めていることに
気がついた。アンヌはアヒル座りで座り込み、目と触角を引っ込めたまま、ブラコ星人の口器を床に密着させた。
床には青いドロリとした粘液が無数の飛沫となって飛び散って、激しい交接の儀式の痕跡をあらわにしていた。
アンヌは天井から伸びるワイアーで両腕を縛られたまま、床をズリズリと這い進んだ。そして床にこぼれる青い
粘液を、下の口で美味しそうに嘗め取った。
アンヌの腹は、30回にもわたる交接で胎内に注ぎ込まれた大量の粘液で、妊婦のように膨れ上がっていた。
やがて脹れ上がった腹がゆっくりと蠕動を始め、口器から何かを押し出そうとし始めた。「うんッ!」
アンヌが本能に従って下腹部に力を入れ、腰をゆっくり持ち上げると、ブチュルルッ!という音とともに
貝のような口が開いて、直径5センチほどの真珠のような丸い卵が、粘液の糸を長くひいて産み落とされた。
ひとつ、もうひとつ、またたく間に30個の卵を産み終わると、アンヌの腹は元どおりに小さくなっていた。
ブラコ星人たちが現われて、アンヌが生んだ卵を大切そうに回収した。アンヌは持ち去られる卵を、愛おしそうに
名残惜しそうに見送った。《・・・ああ・・・さよなら・・・わたしの・・・わたしの産んだ卵たち・・・!》
233名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:22:31 ID:AXmPdO0b0
産卵を済ませ、エネルギーを消耗し尽くしたアンヌの前に、別のブラコ星人が食事を持ってきた。
それは奇妙な容器の中に満たされた、脈動する赤い胞子だった。たった今、人間牧場から採取したばかりのものだ。
その胞子を見て、アンヌは本能的に自分のすべきことを悟った。容器の上に馬乗りになり、腰をそっとおろした。
ブラコ星人の口器に改造されたアンヌの陰唇は、巧みに動いて赤い胞子をくわえ、次々と飲み込んでいった。
膣の中に赤い胞子が飲み込まれてゆくと、そのあまりの美味しさに、アンヌの心は幸福感で満たされた。
甘いとか、辛いとかいった、地球人の基準で判断できる味ではなかった。ただただ、幸福になれる味だった。
もはやアンヌは、地球人の食べ物を必要としてはいなかった。下の口で、赤い胞子をほおばり、むさぼることが
アンヌの食事のすべてだった。アンヌはふと咥えこんだ胞子が、かつて自分の親友だった石山ルリ子の生命と
引き換えに成長したものであることに気付いた。だが、アンヌは何の感慨もなく、無造作にそれを飲み込んだ。
234名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:22:48 ID:AXmPdO0b0
アンヌはそれから毎日、一日30体のブラコ星人と交接し、産卵することを義務付けられた。産卵を済ませた
後は食事をし、ワイヤーで宙吊りにされたまま睡眠を取った。いったい今までに何千体のブラコ星人と交接し、
何万個の卵を生んだのか、アンヌにもわからなかった。ブラコ星人の花嫁として永遠の時を生きるアンヌに
とって、毎日は果てしなく続く同じ行為の繰り返しであり、時の流れはもはや彼女とは無縁のものであった。


だがある日、アンヌは部屋が激しく揺れるのを感じた。爆音が次々と轟き、部屋の外をブラコ星人の兵士たちが
あわてて移動する音が聞こえた。爆音はどんどん激しくなり、怒号、悲鳴。自分の同胞たちが無残に殺されてゆく
悲しみの波動が、アンヌの心にもじんじんと伝わってきた。そしてアンヌは、自分が産んだ数百個の愛しい卵が、
何者かの手によって焼き尽くされたことをテレパシーで知り、深い悲しみに襲われた。
ドカーーンッ! 凄まじい爆発音とともに、アンヌの正面の壁が破壊され、もうもうとした白煙の中から、
ウルトラセブンが現われた。『アンヌ、無事か!? ・・・・・・うッ!』
セブンは、ワイヤーに吊るされたアンヌの、すっかり変わり果てた姿を見て、思わず絶句した。
235名無しより愛をこめて:2008/02/14(木) 00:23:04 ID:AXmPdO0b0
地球防衛軍の大反撃作戦により、火星軌道上を周回していた侵略母船は破壊され、地球を人間牧場に変えようと
企んだブラコ星人たちは、一体残らず掃討された。母船から奪還された数百万人の地球人女性たちも、赤い胞子に
よって失われた女性染色体を、サタナイト鉱石から発せられる放射線アルファー73によって無事復元され、
次々と全快・退院していった。セブンが土星の輪から、鉱石を身を呈して持ち帰ったおかげであった。
犠牲者数10万人という大きな被害をもたらしたものの、ブラコ星人の侵略の傷跡は、ようやく癒えようとしていた。
だが、ブラコ星人によって改造されたアンヌの肉体だけは、地球の医学ではどうしても元に戻せなかった。
もはや地球人の男性とは交わることができない生殖器。地球の食べ物を受けつけなくなった消化器。そして
永遠に年を取らず死ぬこともできない肉体。アンヌは細胞のひとつひとつに至るまで、地球人とは異質の存在に
すっかり造り変えられてしまっていたのだ。

地球防衛軍日本支部、地下秘密基地の最深部にある独房に、今もアンヌは幽閉されている。
実験動物で培養された赤い胞子を毎日支給され、下の口で美味しそうにほおばった後、ブラコ星人の花嫁に
改造されたアンヌはベッドにあお向けになったまま、モゾモゾと蠕動する同心円の乳房を手で激しく揉みしだく。
ピチピチッと鳴く乳首の突起から青い粘液がビュピュッと吹き出し、アンヌの全身に降りかかる。そして全身を
媚薬まみれにしたアンヌは、触角と緑の目を股間から出したり引っ込めたりしながら、絶え間なく股間を苛む
激しい性欲、相手を失い、決して満たされることがなくなった凄まじい性欲に身を焦がしつつ、貝のように開いた
股間の口器を指でこねまわし、今日も軟体動物のように身体をくねらせて激しくよがり狂うのだった。
「欲しい!・・・欲しいの!・・・欲しいのよォ! お願いッ!・・・誰か抱いて!・・・わたしを抱いてェ!・・・あああッッ!」
                                           (おわり)