仮面ライダー電王124両目【もう一人いたような…】

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719名無しより愛をこめて
自分に関する記憶が、周りの人から無くなって行く、
ってのは所詮SFの話しなんだけど、
自分の人を知っている人がいなくなって行く、という経験はみんなもあるよな。

俺は3人兄弟だったんだけど、20歳半ば頃
立て続けに2人を事故やらなんやらで亡くした。
(当たり前だけど)俺が生まれた時から俺の事を知っていて、
俺と一緒に成長してきたいろんな記憶を、共有している人間が
一人もいなくなった訳だ。
仮面ライダーゴッコも、集めまくった怪獣消しゴムも、隠れて読んだエロ本も、
大きくなって反目してお互い口もきかなくなった事も、
みんな俺一人しか知らない事になってしまった。

ものすごい取り残された感と絶望で気が狂いそうになった。


だから、電王の「記憶を消費する」という部分には、ものすごく胸にくる物がある。

今は嫁も子供もいる。だから少しだけ気持ちも軽くなった。
だけど、もしこの世に神というものがいて、
兄弟みんなを死なせて、俺一人だけを
なぜ残したのだろうかと考えてしまう時がある。

答えはまだ分からない。