ゾフィーの日記 Part8

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171石室コマンダーの日記
エンマーゴの策略で闇地獄に落とされた我夢を追い、私も闇地獄に突入した(アグル=藤宮には事の次第を話すように伝えてある)。
さて、無限の闇地獄を回って漸く我夢を見つけたが…石化して倒れていた。
私の内に眠れる戦士の力での回復を試みたが上手くいかず困っていると、金髪の黒衣の青年が現れた。
「お困りのようですね、XIGの石室コマンダー」…君は、確か…
「クラウス・エッカルトです。破滅招来体に加担した時点で既に報いは受けていますので、ずっとこの世界にいます」(クラウス)
クラウスはアルケミースターズ古参のメンバーで破滅招来体に魂を売り渡してビゾームと化し、我夢に倒されたと聞いたが…
「ガイアを…我夢を助けたいのですね」とクラウスはペンダントを出し、我夢の傍に翳すと我夢の身体は元通りになった。
ペンダントは闇地獄で見つけた『光の輝石』と呼ばれる物質で作られたものとの事。
「クラウス?!何で?!それに石室コマンダーも!」(我夢)
我夢、怒りに我を忘れてはダメだ。それこそ闇の奴らの思う壺だという事を覚えておきなさい。
「ありがとうございます…すみませんでした」(我夢)
「私の勝手な思いでアルケミースターズの皆や光の申し子≠ノも迷惑をかけたと反省しています。
この『光の輝石』、闇地獄に来た時に見つけましたが、闇の者たちに渡しては大変な事になると思い、守ってきました。
これがあればエンペラを倒せるでしょう。これを託します」(クラウス)
そこで、私はクラウスから託された『光の輝石』のペンダントを首にかけた。
同時にペンダントから放たれた光の一部が我夢のエスプレンダーに吸い込まれた。
「皆さんのところへ戻るための扉を開けます」と、クラウスはルーン文字で描かれた魔法陣を張った。
「この魔法陣の扉を抜ければ皆さんのいる世界に一瞬で戻れます」(クラウス)
「ありがとう。でも、クラウスは?」
「私はここに残るよ。私に出来るのはこの闇地獄で暴れる奴らを見張る事だから…皆さんに宜しく伝えて下さい」(クラウス)
クラウスの見送りを受け、私と我夢は魔法陣の扉を抜けて一瞬で皆のところへ戻った。