ゾフィーの日記 Part8

このエントリーをはてなブックマークに追加
166藤宮の日記
ゾンネルとギールが犠牲になった事の怒りからガイア・スプリームヴァージョンの姿になった我夢は、なおも荒れている。
ゾンネルを撃ったGUYSの皆に悪気はないのはわかっているが、このままでは我夢は荒れ狂うだろう。
「それなら、ガイアの力をヤプールやエンペラに向けさせてはどうだ?」…ゾンネル、それにギール?!どういう事だ?
「私らの身体を取り返せないと思ったら、私らの身体を滅ぼせと言っただろう?
GUYSの皆とエンマーゴはゾンネルと私の身体を一度滅ぼしただけ。私ら地球怪獣の心は…魂は滅びてはいない」(ギール)
「身体を利用されようとも心が、魂が滅びない限り地球怪獣は生き続ける」(石室コマンダー)…なるほど!
「地球のエネルギーポイントは回復しつつあるゆえ、これ以上地球怪獣の被害が出る可能性はないと見てよかろう。
これは…エンマーゴが富士に向かっている!(龍玉で観察中の壬龍)…何だって?!
その時、傷だらけのダクミランとザムシャーがXIGのチーム・シーガルにより担ぎ込まれてきた。
「何とかエレキングの角を折ったはいいが…エンマーゴは手強すぎる」(ダクミラン)
「不覚を取った…すまぬ」(ザムシャー)
ダクミランとザムシャーを見た我夢の身体が再び輝き始めた。
「富士…エンマーゴ…殺す、殺してやる!」と叫び、我夢はフェニックスネストを飛び出した。
「今のガイアなら、エンマーゴを倒すは容易かろうがエンマーゴとやら、富士で何をするのだ?」(破滅招来体の『主』)
「富士…富士山の事か?もしこれが真ならば…」(壬龍)
我夢を追いかける!エンマーゴを倒すなら御の字だが、ガイアが暴走するなら止めなければ!
「私も行く!藤宮で止められなければ私が止める!」(石室)
「ここは藤宮様、石室様にお任せしましょうか」(シャザック)
俺はアグルに変身し、石室コマンダーを連れて富士に急行する事にした。