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>>130の続き)
各防衛組織の皆と合流後、トランと石室コマンダーを降ろした。
「石室コマンダー!エンペラの要塞に乗り込んだと聞いたから心配しましたよ!」(藤宮)
「すまん…だが、地球怪獣たちの心は取り返して私の中にある。壬龍は我夢の中にいるよ。
地球怪獣たちは今、ヤプールやエンペラに利用されている…取り返すまで宿してないとダメなのがきついがね」(石室)
その証拠に、石室コマンダーの身体が淡い光に包まれている。
「石室殿はかつてウルトラ戦士として戦ったと聞いたが、どうも特殊な存在のようだね」(GUYS隊長版サコミズの姿のゾフィー)
「どういう事ですか?」(カイト)
何でも、石室コマンダーが協力した戦士は今までのウルトラ作品に出ている星域の出身ではないらしい。
光の国出身ではないのは確かだが、これ以上聞くなと口止めされたとか。
「闇の奴らが私の正体を知ろうとしても無駄だ。これは私と『彼』2人だけの秘密だから。
私がエンペラの要塞に乗り込んだ時にプレッシャーともみ合いになって、プレッシャーはエンペラに完全消滅させられた。
完全消滅の寸前にメッセージを私に預けた。『最後に頼るべきは努力と根性だ。奇跡ではなく努力で手を動かせ』とな。
『例え神が相手でも、自分を信じて諦めずに道を切り開け』…彼はこう言いたかったんだ。
だからこれは我々とエンペラ軍団の、互いの正義を信じた戦いだ!」
石室コマンダーの言葉に、僕ら全員、気を引き締めた。