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我夢の日記:
僕はトランを守りながら一般市民の避難誘導をしているが、この間にも負傷者が相次いでいる(藤宮も別の場所で避難誘導中)。
そんな時、僕は温かな感覚を感じた…壬龍?!
「エンペラの攻撃から逃れるのに咄嗟にガイア…高山殿の中に入った…許されよ。我が力がガイアの一助になればと思ってな。
光の申し子≠ヘQゾーンやディファレーター因子が浮遊する場所で完全な戦士になったとニーナ殿に言われたな。
今は戦える状態にはないが、行きたい場所に行ける力はある」(壬龍)
「我夢も博也も、変身出来なくても戦士の力は使えるって言うの?」(トラン)…僕の中で頷く壬龍。
今頃、エンペラとプレッシャーはあの移動要塞から笑って見ている…地球怪獣まで利用するなんて絶対許さない!
その時、僕とトランの目の前に壬龍の龍玉が現れた…石室コマンダー?!エンペラの要塞に乗り込んだの?!
(ここから先は壬龍の龍玉に映る光景)
「ジオルゴンとの戦いの時に『宇宙の存亡のためにプロメテウスには死んでもらう』と言ったそうだな!
全ては『プロメテウスを完全に亡き者にするため』に闇の者たちを嗾けたのか!」(石室)
「そ…それがどうしました?」(プレッシャー)
「お前はわかってない!プロメテウスとトランの父子の『宿命』には何人たりとも侵してはならないという事をな!」(石室)
「宿命?」(プレッシャー)
「永い時の輪の中で老いる事もなく死ぬ事もなく三種の神器と共に全ての歴史を見届ける、それがあの父子の『宿命』だ!
我々は、その永い時の輪の中で縁があってあの父子に出会ったまでの事!」(石室)
その時、石室コマンダーとプレッシャーをエンペラのレゾリューム光線が襲い、プレッシャーが完全消滅した。
同時に地球怪獣仲間の心を光玉に変えたもの(もちろん本物!)が飛び出し、石室コマンダーの体内に吸い込まれる。
石室コマンダーは地球怪獣仲間を救うのが先決と判断し、エンペラの要塞から地上へ瞬間移動した。